JP2014039775A - ミシン - Google Patents

ミシン Download PDF

Info

Publication number
JP2014039775A
JP2014039775A JP2012184727A JP2012184727A JP2014039775A JP 2014039775 A JP2014039775 A JP 2014039775A JP 2012184727 A JP2012184727 A JP 2012184727A JP 2012184727 A JP2012184727 A JP 2012184727A JP 2014039775 A JP2014039775 A JP 2014039775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cloth
feed amount
condition
feed
cpu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012184727A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Kato
雅史 加藤
Toru Takemura
徹 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2012184727A priority Critical patent/JP2014039775A/ja
Priority to CN201310315322.0A priority patent/CN103628259B/zh
Publication of JP2014039775A publication Critical patent/JP2014039775A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

【課題】主軸モータの駆動を停止した状態で、容易に布の送り量を一時的に変更し且つ元に戻すことが可能なミシンを提供する。
【解決手段】ミシンのCPUはペダルの踏み込みを検出したか判断する(S13)。ペダルの踏み込みを検出した場合(S13:YES)、CPUは主軸の回転に同期して所定の送り量で布を送るための布送りモータの駆動条件である第一条件で、布送りモータを駆動する。CPUはペダルの踏み込みを検出しない場合(S13:NO)、第一ボタンと第二ボタンの操作に基づいて送り量を特定する(S14)。CPUは特定した送り量で布を送るための布送りモータの駆動条件である第二条件を決定する(S21)。CPUは布送りモータの駆動条件を第一条件から第二条件に変更する。CPUは第二条件で布送りモータを駆動し、布送り機構はS14で特定した送り量で布を送る。
【選択図】図7

Description

本発明は、布の送り量を調整することが可能なミシンに関する。
布を送る送り歯の移動軌跡を変更する送り量調節機構を備えるミシンがある。特許文献1が開示するミシンは、送り歯の移動軌跡をステッピングモータの回転角度により変更する。該ミシンは、ステッピングモータの回転角度を操作レバーの操作量に基づき算出する。操作レバーの操作量は、ポテンショメータにより読み込む。該ミシンは、操作レバーの操作に応じて布の送り量を変更することができる。ミシンは、操作パネルにより設定した送り量の上限値と下限値を操作レバーの操作量と対応付ける。該ミシンは、操作レバーによる布の送り量の変更量を調整できる。
特開2004−329394号公報
主軸モータの駆動を停止し、プーリーを手動で回転して縫製を行う場合に、一時的に布の送り量を変更したいという要求がある。特許文献1が開示するミシンでは、主軸モータの駆動が停止している間は、布の送り量を変更する為に操作レバーの操作をしながら、プーリーを手動で回転操作する必要があるので操作しにくいという問題点がある。
本発明の目的は、主軸モータの駆動を停止した状態で、容易に布の送り量を一時的に変更し且つ元に戻すことが可能なミシンを提供することである。
本発明に係るミシンは、主軸を回転駆動する主軸モータと布送り機構を駆動する布送りモータを備えたミシンであって、前記主軸モータの駆動による前記主軸の回転に同期して所定の送り量で布を送る為の前記布送りモータの駆動条件である第一条件で前記布送りモータを駆動する駆動部と、前記主軸モータが駆動しているか否か判断する判断部と、前記主軸モータが駆動していないと前記判断部が判断した場合、第一操作機構の操作に基づいた布の送り量を特定する特定部と、前記特定部で特定した前記送り量で布を送る為の前記布送りモータの駆動条件である第二条件を決定する決定部と、前記駆動部が駆動する前記布送りモータの駆動条件を、前記第一条件から前記第二条件に変更する第一変更部と、前記第一変更部が駆動条件を前記第二条件に変更した後、第二操作機構に対する所定の操作を検出した場合、前記駆動部が駆動する前記布送りモータの駆動条件を、前記第二条件から前記第一条件に変更する第二変更部とを備えている。
本発明のミシンは、主軸モータが駆動していない状態で第一操作機構に対する操作を検出した場合、布送りモータの駆動条件を第一条件から第二条件に変更する。ミシンは、主軸モータが駆動していない状態で第二操作機構に対する所定の操作を検出した場合、布送りモータの駆動条件を第二条件から第一条件に戻す。故にミシンは、主軸モータが駆動していない状態で、布送りモータの駆動条件を一時的に第一条件から第二条件に変更できるので、布の送り量を一時的に変更できる。またミシン1は、主軸を手動で回転すると同時に操作可能な第一操作機構を備えているので、作業者は手動で主軸を回転しながら布の送り量を容易に変更できる。
本発明のミシンは、前記第一操作機構の操作と前記送り量とを関連付けて記憶した記憶部を備え、前記特定部は、前記第一操作機構の操作に関連する前記送り量を、前記記憶部を参照して特定してもよい。ミシンは、第一操作機構に対する操作に応じた送り量を容易に特定できる。
本発明のミシンの前記特定部は、前記第一操作機構の操作の度毎に所定量ずつ送り量を変化することで前記送り量を特定してもよい。操作者は、第一操作機構に対する操作を繰り返し行うことで、送り量を段階的に変更できる。
本発明のミシンは、前記主軸を内部に有するアーム部と、前記アーム部に接続し、前記主軸とともに回転するプーリーを一端部側に有する脚柱部とを備えてもよい。前記第一操作機構は、前記プーリーと略同一高さ且つ前記脚柱部の前記一端側に設けてもよい。操作者は、プーリーを手動で操作しながら第一操作機構を容易に操作できる。故に操作者は、プーリーを操作しながら布の送り量を容易に変更できる。
本発明のミシンは、前記主軸を内部に有するアーム部と、前記アーム部に接続し、前記主軸とともに回転するプーリーを一端部側に有する脚柱部とを備えてもよい。前記第一操作機構は、前記プーリーに設けてもよい。操作者は、プーリーを手動で操作しながら第一操作機構を容易に操作できる。故に操作者は、プーリーを操作しながら布の送り量を容易に変更できる。
本発明のミシンの前記第一操作機構は膝上げレバーであってもよい。操作者は、プーリーを手動で操作しながら膝上げレバーを容易に操作できる。故に操作者は、プーリーを操作しながら布の送り量を容易に変更できる。
本発明のミシンの前記第一操作機構は、前記主軸モータを駆動する為の第一ペダルとは別の第二ペダルであってもよい。操作者は、プーリーを手動で操作しながら第二ペダルを容易に操作できる。故に操作者は、プーリーを操作しながら布の送り量を容易に変更できる。
本発明のミシンの前記第二操作機構は、前記主軸モータを駆動する為の第一ペダルであってもよい。前記所定の操作は、前記主軸モータを駆動する為に前記第一ペダルを踏む操作であってもよい。操作者は、第一ペダルの踏み込みを解除して主軸モータの駆動を停止し、第一操作機構を操作して布の送り量を変更した後、第一ペダルを再度踏み込むことで、布の送り量を元に戻すことができる。故に操作者は、主軸モータの駆動再開と連動して布の送り量を元に戻すことができる。
本発明のミシンの前記第二操作機構は、縫製糸を切断する為の糸切りスイッチであってもよい。前記所定の操作は、前記縫製糸を切断する為の前記糸切りスイッチの操作であってもよい。操作者は、縫製作業の終了時の糸切り操作に連動して、布の送り量を元に戻すことができる。故に操作者は、縫製糸の切断後、元の布の送り量で縫製作業を再開できる。
ミシン1の斜視図。 ミシン本体10の斜視図。 縫針8及び針板15近傍の拡大斜視図。 布送りモータ23、布送り機構32、動力伝達機構35を左斜め後方から見た斜視図。 ミシン1の電気的構成を示すブロック図。 テーブル471の模式図。 メイン処理のフローチャート。 送り量特定処理のフローチャート。 駆動処理のフローチャート。 テーブル作成処理のフローチャート。 第一変形例における送り量特定処理のフローチャート。 第二変形例におけるミシン本体10の斜視図。 第二変形例における送り量特定処理のフローチャート。 第三変形例におけるミシン本体10の斜視図。 第四変形例におけるミシン1の斜視図。 第四変形例における送り量特定処理のフローチャート。 第五変形例におけるミシン1の斜視図。 第五変形例における送り量特定処理のフローチャート。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1〜図4を参照しミシン1の構成について説明する。図1の上側、下側、右側、左側、表側、裏側は夫々ミシン1の上側、下側、右側、左側、前側、後側である。
ミシン1はミシン本体10とミシンテーブル20を備える。ミシン本体10はベッド部2、脚柱部3、アーム部4を備える。ベッド部2はミシン本体10の土台となる。ベッド部2はミシンテーブル20上面の矩形穴201に上方から装着する。脚柱部3はベッド部2右端から鉛直上方に延びる。アーム部4は脚柱部3上端から左方に延びる。アーム部4はベッド部2上面に対向する。アーム部4は左端部下方に押え足17を備える。押え足17はベッド部2上面に設けた針板15と対向する。アーム部4は内部に針棒7を保持する。針棒7は下端に縫針8(図3参照)を装着する。針棒7と縫針8は主軸14の回転に従って上下に往復移動する。主軸14は脚柱部3とアーム部4内を左右方向に延びる。アーム部4は左端部前方に天秤9を備える。天秤9は針棒7に連動して上下動する。
ミシン本体10はベッド部2下方に制御装置16を備える。制御装置16はロッド21を介して踏み込み式のペダル22に接続する。作業者は、ペダル22をつま先側又は踵側に操作する。制御装置16はペダル22の操作方向と操作量に応じてミシン本体10の動作を制御する。
図2に示すように、脚柱部3は前面上部に操作部11を備える。操作部11はパネル表示部111と複数の操作キー112を備える。パネル表示部111は各種情報を表示する。作業者は複数の操作キー112を操作し各種指示をミシン1に入力できる。複数の操作キー112は第一ボタン113と第二ボタン114を備える。上側に頂点を向けた三角形が第一ボタン113に表記してある。下側に頂点を向けた三角形が第二ボタン114に表記してある。パネル表示部111は操作部11の略中央に配置する。複数の操作キー112はパネル表示部111の周囲に配置する。第一ボタン113と第二ボタン114は脚柱部3の前面上部の右側に設ける。後述するプーリー13は、第一ボタン113、第二ボタン114と略同一高さ且つ脚柱部3の右側面から右方向に延びる。故に、第一ボタン113、第二ボタン114とプーリー13は近接する。
脚柱部3は右側面にモータカバー31を備える。モータカバー31は主軸モータ30を覆う。主軸モータ30は主軸14の右端部に設ける。主軸モータ30の出力軸(図示略)左端は主軸14の右端部と接続する。主軸モータ30が駆動すると主軸14は回転する。主軸モータ30の出力軸(図示略)右端はプーリー13と接続する。モータカバー31は右側面に円形の開口部311を有する。プーリー13は開口部311から右方へ突出する。プーリー13は、軸線方向を左右方向に向けた円筒形を有する。作業者がプーリー13を手動で回転することで主軸14は回転する。
図3に示すように、ベッド部2は上面左端に針板15を備える。針板15は略中央部に針穴18を有する。縫針8の下端は下降時に針穴18を通過する。針板15は針穴18の左方、前方、後方、右方の夫々に送り歯穴19を備える。送り歯穴19は前後方向に長い長方形状の穴である。ベッド部2は針板15の下方に釜機構(図示略)、布送り機構32を備える。
図4を参照し布送りモータ23、布送り機構32、動力伝達機構35について説明する。図4の上側、下側、左側、右側、表側、裏側は夫々ミシン本体10の上側、下側、後側、前側、左側、右側である。W1は、送り歯33の近傍を示す。布送りモータ23は布送り機構32の右方に配置してある。布送りモータ23の布送り出力軸24はモータ本体から左方に延びる。布送りモータ23はステップモータであり、布送り出力軸24を所定角度の範囲で回動することができる。布送りモータ23は布送り機構32を前後方向に移動する。
布送り機構32は送り台34、送り歯33を備える。送り台34は針板15の下方に位置し且つ針板15に対し平行である。送り台34は上面の中心近傍に送り歯33を備える。送り歯33は送り歯穴19の位置に対応する。送り歯33は前後方向に長い。送り歯33の前後方向の長さは送り歯穴19の長さより短い。送り歯33は押え足17(図3参照)との間で布を挟む為の凹凸を上部に備える。
動力伝達機構35は、水平送り軸36、第一腕部37、作用腕部38、第二腕部39、接続部40を備える。水平送り軸36は布送りモータ23の左上方でベッド部2に回動可能に支持してある。水平送り軸36は左右方向に延びる。第一腕部37は一端を布送り出力軸24に直交して連結する。作用腕部38は一端を水平送り軸36の右端近傍に直交して連結する。第二腕部39は、第一腕部37の他端と作用腕部38の他端の各々に回動可能な状態で連結する。接続部40は水平送り軸36の左端近傍から上方へ延びる。接続部40は布送り機構32の送り台34の前端部に回動可能に連結する。
動力伝達機構35の作用について説明する。布送りモータ23は布送り出力軸24を所定角度の範囲で回動する。布送り出力軸24は図4の状態の時、回動範囲の中間位置に位置する。布送り出力軸24が回動範囲の中間位置に位置している場合、第一腕部37と第二腕部39が互いに上下方向に一直線になる。作用腕部38の他端部は可動範囲の上端に位置し、接続部40の上端部は可動範囲の前端に位置する。故に、布送り機構32は可動範囲の前端に位置する。
布送り出力軸24が図4の状態から左側面視時計回りに回動すると、第一腕部37と第二腕部39の接続部は前方に移動する。第一腕部37と第二腕部39が互いに屈曲し、作用腕部38の先端部は下降する。故に、水平送り軸36は左側面視反時計回りに回動し、接続部40の上端部は後方に移動する。従って、布送り機構32は後方に移動する。布送り出力軸24が回動範囲の一端部に達すると、作用腕部38の先端部は可動範囲の下端に移動し、布送り機構32は可動範囲の後端に移動する。
布送り出力軸24が反転し左側面視反時計回りに回動すると、第一腕部37と第二腕部39の接続部は後方に移動する。第一腕部37と第二腕部39が成す角度の内、小さい方の角度は徐々に大きくなる。故に、作用腕部38の先端部は上昇し、布送り機構32は前方に移動する。布送り出力軸24が回動範囲の中間位置(図4に示す位置)に達すると、布送り機構32は可動範囲の前端に戻る。布送り出力軸24が更に左側面視反時計回りに回動すると、第一腕部37と第二腕部39が互いに屈曲し、作用腕部38の先端部は下降する。故に、布送り機構32は後方に移動する。布送り出力軸24が回動範囲の他端部に達すると、作用腕部38の先端部は可動範囲の下端に移動し、布送り機構32は可動範囲の後端に移動する。以上のように、布送り出力軸24が回動範囲の一方の端部から他方の端部まで回動する毎に、布送り機構32は水平に一往復揺動する。
ミシン本体10は布送り機構32の後方に上下送り軸27を備える。上下送り軸27はベッド部2に回動可能に支持してあり、左右方向に延びる。上下送り軸27は水平送り軸36に対して平行に位置する。上下送り軸27は右端部にプーリー25を備える。プーリー25はタイミングベルト(図示略)を介して主軸14(図1参照)に連結してある。故に、主軸14と上下送り軸27は同期を保持した状態で回動する。上下送り軸27は左端に偏心カム28を備える。偏心カム28は、上下送り軸27の回動に伴って布送り機構32を上下動する。ミシン本体10では、針棒7と縫針8が上下に一往復する間に送り歯33と送り台34は上下に一往復する。即ち、ミシン本体10では縫針8の上下動と送り歯33の上下動は機械的に同期する。
送り台34が上昇すると、送り歯33は送り歯穴19(図3参照)から針板15の上方に突出し、押え足17との間に布を挟む。布が所定の厚み以下であれば、送り歯33が針板15の上方に位置している間、縫針8は布に刺さらない。縫製の実行中、ミシン本体10は主軸モータ30の出力軸と布送りモータ23の布送り出力軸24の回転角位相を監視する。ミシン本体10は主軸モータ30と布送りモータ23の同期をとり、送り歯33が針板15の上方に位置している間に布送りモータ23を駆動する。故に、布は縫針8が刺さっていない状態で前後方向に移動する。送り台34が下降すると、送り歯33は針板15の下方に位置する。送り歯33が針板15の下方に位置すれば、送り歯33が前後方向に移動しても布は移動しない。縫針8は、送り歯33が針板15の下方に位置している間に布に縫い目を形成する。以上のように、ミシン1は、布送り機構32の水平方向(本実施形態では前後方向)の駆動と縫針8の駆動を別のモータで実行する。故に、ミシン1は縫製中に送り歯33の水平方向の移動量を自由に制御できる。
図5を参照しミシン1の電気的構成について説明する。ミシン1の制御装置16はCPU44を備える。CPU44はミシン1の制御を司る。CPU44はROM45、RAM46を内部に備える。CPU44は、EEPROM(登録商標)47、I/Oインターフェース(以下「I/O」という。)48とバスを介して接続する。ROM45は後述するメイン処理(図7参照)、駆動処理(図9参照)、テーブル作成処理(図10参照)を実行する為のプログラム等を記憶する。RAM46はプログラムを実行する為に必要な各種値を一時的に記憶する。EEPROM47は各種値を記憶する不揮発性の記憶装置である。
I/O48はペダル22、複数の操作キー112、駆動回路51、52、53、主軸エンコーダ55、布送りエンコーダ56に電気的に接続する。CPU44はペダル22の操作方向と操作量を取得する。CPU44は複数の操作キー112から作業者による操作指示を取得する。駆動回路51はパネル表示部111を駆動する。駆動回路52は、CPU44から入力するトルク指令信号に応じて主軸モータ30を駆動する。ミシン1は主軸モータ30の回転速度と回転角位相を検出する為の主軸エンコーダ55を備える。主軸エンコーダ55は主軸モータ30の回転速度と回転角位相の検出結果をI/O48に出力する。駆動回路53は、CPU44から入力する布送り駆動信号に応じて布送りモータ23にパルス信号を出力することで、布送りモータ23を駆動する。ミシン1は布送りモータ23の布送り出力軸24の回転速度と回転角位相を検出する為の布送りエンコーダ56を備える。布送りエンコーダ56は布送りモータ23の布送り出力軸24の回転速度と回転角位相の検出結果をI/O48に出力する。
ミシン1のCPU44はペダル22の踏み込みを検出した場合、ペダル22の踏み込みの程度に応じた回転速度で主軸モータ30を回転駆動し、主軸14を回転する。ミシン1は、主軸14の回転速度に同期して予め設定した送り量(以下、「通常送り量」という。)で布送りモータ23を駆動する。以下、通常送り量で布を送る為の布送りモータ23の駆動条件を第一条件という。第一条件は通常送り量で布を送る為の布送りモータ23の出力軸24の回転角度範囲を含む。CPU44が布送りモータ23を第一条件で駆動することで、布送り機構32は通常送り量で布を送る。EEPROM47は通常送り量と第一条件を記憶する。
作業者は、ペダル22の踏み込みを解除して主軸モータ30の駆動を停止した状態でプーリー13を手動で回転して主軸14を回転することで縫製を行う場合がある。プーリー13を手動で回転して主軸14の回転速度を調整することで、形成する縫目が微調整できる。例えば作業者が布端近傍に向けて縫製を行う場合、プーリー13を手動で回転して微調整することで、布端の手前の所望の位置で確実に停止できる。作業者は、プーリー13を手動で回転して縫製を行う場合に、布端の手前の所望の位置まで縫製する為に送り量を一時的に変更したいという要求がある。例えば作業者が曲折する布の端部に沿って縫製を行う場合、曲折部分の手前で送り量を一時的に変更できれば、曲折部分の布の端部に沿った位置に縫目を形成できる。
本実施形態では、作業者が主軸モータ30の駆動を停止した状態で第一ボタン113又は第二ボタン114を押下することで送り量を変更する。ミシン1は、変更した送り量(以下、「変更送り量」という。)で布送りモータ23を駆動する。以下、変更送り量で布を送る為の布送りモータ23の駆動条件を第二条件という。第二条件は、変更送り量で布を送る為の布送りモータ23の布送り出力軸24の回転角度範囲を含む。CPU44が布送りモータ23を第二条件で駆動することで、布送り機構32は変更送り量で布を送る。
CPU44は布送りモータ23の駆動条件を第二条件の時にペダル22の踏み込みを検出した場合、布送りモータ23の駆動条件を第二条件から第一条件に変更し、送り量を変更送り量から通常送り量に戻す。CPU44が布送りモータ23を第一条件で駆動することで、布送り機構32は再び通常送り量で布を送る。故に作業者は、送り量を通常送り量から変更送り量に一時的に変更することができるので、指定した位置に縫針8を刺して縫目を形成できる。
図6を参照し、EEPROM47に記憶したテーブル471について説明する。テーブル471は、第一ボタン113と第二ボタン114の操作と送り量を対応付けて記憶する。CPU44は第一ボタン113と第二ボタン114の押下の検出に応じてインデックスを特定する。CPU44は特定したインデックスに対応する送り量を変更送り量として設定する。例えば、作業者が第一ボタン113を1回押下すると、CPU44はインデックスを1加算し、該インデックスに対応する送り量を変更送り量として設定する。作業者が第二ボタン114を1回押下すると、CPU44はインデックスを1減算し、該インデックスに対応する送り量を変更送り量として設定する。尚、インデックスの10〜14は、操作者がテーブル作成処理(図10参照)で任意に設定可能であり、図6では空欄の状態である。
図7から図10を参照し、ミシン1が実行する処理について説明する。ミシン1のCPU44はROM45に記憶しているプログラムに従って、メイン処理(図7参照)、駆動処理(図9参照)、テーブル作成処理(図10参照)を実行する。CPU44はメイン処理、駆動処理、テーブル作成処理を並列して実行する。RAM46は変数として、現時点送り量、現時点駆動条件、第一インデックス、第二インデックスを記憶する。現時点送り量は現時点での送り量を示し、通常送り量又は変更送り量である。現時点駆動条件は布送り機構32が現時点送り量で布を送る為の布送りモータ23の駆動条件を示し、第一条件又は第二条件である。第一インデックスと第二インデックスはテーブル471のインデックスを示す。ミシン1の電源がオンとなると、CPU44はメイン処理、駆動処理、テーブル作成処理を開始する。
図7を参照しメイン処理について説明する。CPU44はEEPROM47に記憶した通常送り量を読み出し、現時点送り量としてRAM46に記憶することで、現時点送り量を初期化する。CPU44は現時点送り量に基づき第一条件を現時点駆動条件としてRAM46に記憶することで、現時点駆動条件を初期化する(S11)。CPU44は現時点送り量である通常送り量に対応したインデックスを第一インデックスに記憶することで第一インデックスを初期化する(S12)。通常送り量に対応したインデックスは例えば4であり、送り量は2.0mmである。
CPU44はペダル22の踏み込みを検出したか判断する(S13)。ペダル22の踏み込みを検出した場合(S13:YES)、処理はS13に戻る。尚、ペダル22の踏み込みを検出した場合、CPU44はメイン処理と並行する駆動処理(図9参照、後述)で、ペダル22の踏み込み量に応じた回転速度で主軸モータ30を駆動し(S33、後述)、針棒7と縫針8を上下に往復移動する。CPU44は駆動処理(図9参照)で、RAM46に記憶した現時点駆動条件(第一条件)で布送りモータ23を駆動する(S37、後述)。布送り機構32は、現時点送り量(通常送り量)で布を送る。故に作業者は、ペダル22を踏み込むことで、通常送り量で布を送りながら縫製を行うことができる。
ペダル22の踏み込みを検出しない場合(S13:NO)、CPU44はメイン処理と並行する駆動処理(図9参照、後述)で主軸モータ30を回転しない。故に、CPU44は主軸モータ30の駆動が停止したと判断する。尚、主軸モータ30の駆動が停止したかをCPU44が判断する方法は変更できる。例えば駆動回路52は、主軸モータ30の駆動状態を示す信号をCPU44に出力してもよい。CPU44は該信号を検出することで、主軸モータ30が駆動しているか否かを判断してもよい。
CPU44は第一ボタン113と第二ボタン114の操作に応じて現時点送り量を特定する処理(送り量特定処理)を実行する(S14)。図8を参照し、送り量特定処理について説明する。CPU44は第一ボタン113の押下を検出したか判断する(S43)。第一ボタン113の押下を検出した場合(S43:YES)、CPU44はRAM46に記憶した第一インデックスに1を加算して更新する(S45)。CPU44はテーブル471のうち第一インデックスに対応する送り量を変更送り量とする。CPU44は変更送り量を現時点送り量として設定し、RAM46に記憶する(S51)。送り量特定処理は終了し、処理はメイン処理(図7参照)に戻る。
CPU44は第一ボタン113の押下を検出しない場合(S43:NO)、第二ボタン114の押下を検出したか判断する(S47)。第二ボタン114の押下を検出した場合(S47:YES)、CPU44はRAM46に記憶した第一インデックスから1を減算して更新する(S49)。CPU44はテーブル471のうち第一インデックスに対応する送り量を変更送り量とする。CPU44は変更送り量を現時点送り量として設定し、RAM46に記憶する(S51)。送り量特定処理は終了し、処理はメイン処理(図7参照)に戻る。CPU44が第二ボタン114の押下を検出しない場合(S47:NO)、送り量特定処理は終了し、処理はメイン処理(図7参照)に戻る。
図7に示すように、送り量特定処理(S14)の終了後、CPU44はRAM46に記憶した現時点送り量を送り量特定処理(図8参照)で変更したか判断する(S15)。該判断は、現時点送り量と通常送り量との比較により判断する。現時点送り量を変更した場合(S15:YES)、CPU44は布送り機構32が現時点送り量(変更送り量)で布を送るように布送りモータ23を駆動する為の駆動条件である第二条件を、現時点送り量に基づいて決定する(S21)。具体的には、CPU44は布送り機構32の移動範囲の前端と後端との間の距離が現時点送り量と一致するように、布送りモータ23の布送り出力軸24の回転角度を決定する。CPU44は決定した第二条件を、現時点駆動条件としてRAM46に記憶する(S22)。
CPU44は主軸エンコーダ55から主軸14の回転角位相を取得する。CPU44は布送りエンコーダ56から布送り出力軸24の回転角位相を取得する。CPU44は取得した主軸14の回転角位相と現時点送り量に基づき、布送り機構32の位置を算出する。算出する位置は、主軸14の回転に同期して布送り機構32が現時点送り量で布を送る為の布送り機構32の初期位置である。CPU44は算出した位置に布送り機構32を配置する為の布送りモータ23の布送り出力軸24の回転角度を算出する。CPU44は算出した回転角度に布送り出力軸24が回転するように駆動回路53に布送り駆動信号を出力し布送りモータ23を駆動する(S23)。布送り機構32は算出した位置に移動する。処理はS14に戻る。
RAM46に記憶した現時点送り量を送り量特定処理(図8参照)で変更していない場合(S15:NO)、CPU44は主軸エンコーダ55から取得した回転角位相に基づき回転速度を算出する。CPU41は、算出した回転速度に基づいて主軸14が回転しているか判断する(S17)。取得した回転速度が0でない場合、CPU44は主軸14が回転していると判断する(S17:YES)。主軸モータ30の駆動は停止している(S13:NO)ので、作業者がプーリー13を手動で回転することで主軸14は回転している。CPU44は前述と同様の方法で、布送りモータ23を駆動する為の駆動条件を決定する(S18)。現時点送り量として通常送り量を記憶している場合、CPU44は第一条件を決定する。現時点送り量として変更送り量を記憶している場合、CPU44は第二条件を決定する。CPU44は決定した駆動条件(第一条件又は第二条件)を現時点駆動条件としてRAM46に記憶する(S22)。CPU44は布送り機構32の位置を算出し、算出した位置に布送り機構32が移動するように、布送りモータ23を駆動する(S23)。処理はS14に戻る。
主軸エンコーダ55から取得した回転速度が0である場合(S17:NO)、CPU44は主軸14が回転していないと判断する。CPU44はペダル22の踏み込みを検出したか判断する(S19)。ペダル22の踏み込みを検出しない場合(S19:NO)、CPU44は処理をS14に戻す。ペダル22の踏み込みを検出した場合(S19:YES)、処理はS11に戻り、布送りモータ23の駆動条件を第二条件から第一条件に戻す。
図9を参照し駆動処理について説明する。CPU44はペダルの踏み込みを検出したか判断する(S31)。ペダル22の踏み込みを検出した場合(S31:YES)、CPU44はペダル22の踏み込み量に応じた回転速度で主軸モータ30が駆動するように、駆動回路52にトルク指令信号を出力する(S33)。主軸モータ30はペダル22の踏み込み量に応じた回転速度で駆動する。主軸モータ30の駆動に伴い主軸14が回転し、針棒7と縫針8は上下に往復移動する。処理はS35に進む。ペダル22の踏み込みを検出しない場合(S31:NO)、処理はS35に進む。
CPU44は主軸エンコーダ55から取得した回転速度に基づき、主軸14が回転しているか判断する(S35)。主軸エンコーダ55から取得した回転速度が0でない場合、CPU44は主軸14が回転していると判断する(S35:YES)。CPU44はRAM46に記憶した現時点駆動条件(第一条件又は第二条件)で布送りモータ23を駆動する為の布送り駆動信号を特定し、駆動回路53に出力する(S37)。布送りモータ23は布送り機構32を駆動し、布送り機構32は現時点送り量(通常送り量又は変更送り量)で布を送る。処理はS31に戻る。主軸エンコーダ55から取得した回転速度が0である場合、CPU44は主軸14が回転していないと判断する(S35:NO)。処理はS31に戻る。
図10を参照しテーブル作成処理について説明する。CPU44はテーブル471(図6参照)の作成、変更を開始する操作を操作キー112から受け付けたか判断する(S101)。テーブル471の作成、変更を開始する操作を受け付けていない場合(S101:NO)、処理はS101に戻る。テーブル471の作成、変更を開始する操作を受け付けた場合(S101:YES)、CPU44はRAM46に記憶した第二インデックスに1を記憶して初期化する(S102)。CPU44は第一ボタン113の押下を検出したか判断する(S103)。第一ボタン113の押下を検出した場合(S103:YES)、CPU44は第二インデックスに1を加算して更新する(S109)。処理はS110に進む。第一ボタン113の押下を検出しない場合(S103:NO)、CPU44は第二ボタン114の押下を検出したか判断する(S105)。第二ボタン114の押下を検出した場合(S105:YES)、CPU44は第二インデックスから1減算して更新する(S107)。処理はS110に進む。第二ボタン114の押下を検出しない場合(S105:NO)、処理はS110に進む。
CPU44は第二インデックスを決定する操作を操作キー112から受け付けたか判断する(S110)。第二インデックスを決定する操作を受け付けていない場合(S110:NO)、処理はS103に戻る。第二インデックスを決定する操作を受け付けた場合(S110:YES)、処理はS111に進む。
CPU44は第一ボタン113の押下を検出したか判断する(S111)。第一ボタン113の押下を検出した場合(S111:YES)、CPU44はテーブル471のうち第二インデックスに対応する送り量に0.1(mm)を加算して更新する(S117)。処理はS119に進む。第一ボタン113の押下を検出しない場合(S111:NO)、CPU44は第二ボタン114の押下を検出したか判断する(S113)。第二ボタン114の押下を検出した場合(S113:YES)、CPU44はテーブル471のうち第二インデックスに対応する送り量から0.1(mm)減算して更新する(S115)。処理はS119に進む。第二ボタン114の押下を検出しない場合(S113:NO)、処理はS119に進む。
CPU44はテーブル471の作成、変更を終了する操作を操作キー112から受け付けたか判断する(S119)。テーブル471の作成、変更を終了する操作を受け付けていない場合(S119:NO)、処理はS103に戻る。テーブル471の作成、変更を終了する操作を受け付けた場合(S119:YES)、処理はS101に戻る。尚、メイン処理、駆動処理、テーブル作成処理の各処理はミシン1の電源がオフとなると終了する。
以上説明したように、ミシン1のCPU44は主軸モータ30が駆動していない状態で第一ボタン113と第二ボタン114に対する操作を検出した場合(S43、S47、図8参照)、布の送り量を変更し(S51、図8参照)、布送りモータ23の駆動条件を第一条件から第二条件に変更する(S22、図7参照)。CPU44は主軸モータ30が駆動していない状態でペダル22を踏み込む操作を検出した場合(S19、図7参照)、布送りモータ23の駆動条件を第二条件から第一条件に変更する(S11、図7参照)。故にミシン1は、主軸モータ30が駆動していない状態で、布送りモータ23の駆動条件を一時的に第一条件から第二条件に変更できるので、布の送り量を通常送り量から変更送り量に一時的に変更できる。
CPU44は第一ボタン113と第二ボタン114の操作内容に応じた変更送り量を、テーブル471を参照して特定できる(S45、S49、図8参照)。故にCPU44は第一ボタン113と第二ボタン114の操作内容に応じて容易に変更送り量を特定し、第二条件を決定できる(S21、図7参照)。
CPU44は主軸モータ30の駆動が停止した状態で布送りモータ30の駆動条件を第一条件から第二条件に変更した後、ペダル22の踏み込みを検出した場合(S19、図7参照)、布送りモータ30の駆動条件を第二条件から第一条件に戻す(S11、図7参照)。故に操作者は、ペダル22の踏み込みを解除して主軸モータ30の駆動を停止し、第一ボタン113と第二ボタン114を操作して布の送り量を変更した状態で、ペダル22を再度踏み込むことで、布の送り量を変更送り量から通常送り量に戻すことができる。ミシン1は、主軸モータ30の駆動再開と連動して、送り量を変更送り量から通常送り量に戻すことができる。
ミシン1は第一ボタン113と第二ボタン114を、脚柱部3の上部前面のうち右側に設ける。第一ボタン113と第二ボタン114はプーリー13と略同一高さに配置し、第一ボタン113、第二ボタン114とプーリー13とは近接する。故に操作者は、プーリー13を右手で回転しながら、同時に右手で第一ボタン113、第二ボタン114を容易に操作できるので、プーリー13を操作して縫製速度を調整しながら布の送り量を容易に変更できる。
CPU44がテーブル作成処理(図10参照)を実行することで、操作者はテーブル471に記憶した変更送り量を変更できる。故に操作者は、使用頻度が高い変更送り量を第一ボタン113と第二ボタン114を使用して迅速に設定できるように、テーブル471を変更することができる。操作者はミシン1の利便性を高めることができる。
尚、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。上記実施形態では、CPU44はテーブル471を参照して変更送り量を特定した(図8参照)。変更送り量の特定方法は変更できる。例えばCPU44は作業者が第一ボタン113と第二ボタン114を押下する度毎に、変更送り量を所定量ずつ変化してもよい。図11を参照し第一変形例における送り量特定処理について説明する。メイン処理(図7参照)と駆動処理(図9参照)は上記実施形態と同一である。
CPU44は第一ボタン113の押下を検出したか判断する(S53)。第一ボタン113の押下を検出した場合(S53:YES)、CPU44はRAM46に記憶した現時点送り量に0.1(mm)を加算して更新する(S55)。送り量特定処理は終了し、処理はメイン処理(図7参照)に戻る。CPU44は第一ボタン113の押下を検出しない場合(S53:NO)、第二ボタン114の押下を検出したか判断する(S57)。第二ボタン114の押下を検出した場合(S57:YES)、CPU44はRAM46に記憶した現時点送り量から0.1(mm)減算して更新する(S59)。送り量特定処理は終了し、処理はメイン処理(図7参照)に戻る。第二ボタン114の押下を検出しない場合(S57:NO)、送り量特定処理は終了し、処理はメイン処理(図7参照)に戻る。
メイン処理(図7参照)においてCPU44は布送り機構32が現時点送り量で布を送るように布送りモータ23を駆動する為の駆動条件である第二条件を、現時点送り量に基づいて決定する(S21)。CPU44は決定した第二条件を現時点駆動条件としてRAM46に記憶する(S22)。駆動処理(図9参照)においてCPU44はRAM46に記憶した現時点駆動条件で布送りモータ23を駆動する為の布送り駆動信号を特定し、駆動回路53に出力する(S37)。布送りモータ23は布送り機構32を駆動し、布送り機構32は現時点送り量で布を送る。
以上説明したように、CPU44は第一ボタン113の押下を検出する度毎に、RAM46に記憶した現時点送り量に0.1mmずつ加算して更新する。CPU44は第二ボタン114の押下を検出する度毎に、RAM46に記憶した現時点送り量から0.1mmずつ減算して更新する。従来のミシンでは、送り量の上限値と下限値を操作レバーの操作量と対応付ける為に、上限値と下限値を別途操作パネルにより設定する必要があった。故に従来のミシンは布の送り量を一時的に変更する操作が煩雑であった。これに対して上記実施形態では、操作者は第一ボタン113と第二ボタン114を押下する操作を繰り返し行うことで、布の送り量を段階的に変更できる。故に操作者は、布送り量を簡単な操作によって設定できる。
上記実施形態では、ミシン1は第一ボタン113と第二ボタン114を備えていた。ミシン1は、第一ボタン113と第二ボタン114の代わりにジョグダイヤル115を備えてもよい。図12は、第二変形例におけるミシン本体10を示している。操作部11はパネル表示部111と複数の操作キー112に加えてジョグダイヤル115を備える。ジョグダイヤル115は上下方向に回転可能な回転式の選択スイッチである。ジョグダイヤル115は脚柱部3の前面上部の右側且つプーリー13と略同一高さに設けてある。ジョグダイヤル115とプーリー13は近接する。CPU44はジョグダイヤル115の回転方向及び回転量を検出できる。ジョグダイヤル115は、所定回転量毎に回転方向及び回転量をCPU44に出力する。
図13を参照し第二変形例における送り量特定処理について説明する。メイン処理(図7参照)と駆動処理(図9参照)は上記実施形態と同一である。CPU44はジョグダイヤル115が上方向に回転したか判断する(S63)。ジョグダイヤル115が上方向に回転した場合(S63:YES)、CPU44はRAM46に記憶した現時点送り量にジョグダイヤル115の回転量に応じた値を加算して更新する(S65)。本変形例では、ジョグダイヤル115が所定量回転する毎に0.1(mm)ずつ加算する。送り量特定処理は終了し、処理はメイン処理(図7参照)に戻る。CPU44はジョグダイヤル115が上方向に回転していない場合(S63:NO)、ジョグダイヤル115が下方向に回転したか判断する(S67)。ジョグダイヤル115が下方向に回転した場合(S67:YES)、CPU44はRAM46に記憶した現時点送り量からジョグダイヤル115の回転量に応じた値を減算して更新する(S69)。本変形例では、ジョグダイヤル115が所定量回転する毎に0.1(mm)ずつ減算する。送り量特定処理は終了し、処理はメイン処理(図7参照)に戻る。ジョグダイヤル115が下方向に回転していない場合(S67:NO)、送り量特定処理は終了し、処理はメイン処理(図7参照)に戻る。
以上説明したように、CPU44はジョグダイヤル115が上方向に所定量回転する度毎に、RAM46に記憶した現時点送り量に0.1mmずつ加算して更新する。CPU44はジョグダイヤル115が下方向に所定量回転する度毎に、RAM46に記憶した現時点送り量から0.1mmずつ減算して更新する。故に操作者は、ジョグダイヤル115を繰り返し回転する操作を行うことで、送り量を段階的に変更できる。
ミシン1は脚柱部3の上部前面のうち右側にジョグダイヤル115を設ける。ジョグダイヤル115はプーリー13と略同一高さに配置し、ジョグダイヤル115とプーリー13とは近接する。故に操作者は、プーリー13を右手で回転しながら、同時に右手でジョグダイヤル115を容易に操作できるので、プーリー13を操作して縫製速度を調整しながら送り量を容易に変更できる。
尚、ジョグダイヤル115の操作に応じて送り量を変更する方法は変更できる。例えばCPU44はテーブル471(図6参照)を参照することで送り量を変更してもよい。具体的には次の通りである。CPU44はジョグダイヤル115が上方向に所定量回転した場合、RAM46に記憶した第一インデックスに1を加算して更新する。CPU44はジョグダイヤル115が下方向に所定量回転した場合、RAM46に記憶した第一インデックスから1を減算して更新する。CPU44はテーブル471のうち第一インデックスに対応する送り量を変更送り量とする。CPU44は変更送り量を現時点送り量としてRAM46に記憶する。
上記第二変形例におけるジョグダイヤル115の配置は変更できる。図14は、第三変形例におけるミシン本体10を示す。ジョグダイヤル115は脚柱部3(モータカバー31)の右側面且つ円筒形のプーリー13の内側の取付板1151に設けてある。ジョグダイヤル115は上下方向に回転可能である。取付板1151はプーリー13から独立し、主軸14に相対回転可能に設けてある。操作者はプーリー13の右側からプーリー13の内側に指を挿入することでジョグダイヤル115を操作できる。故に操作者は、プーリー13を右手で回転しながら、同時に右手でジョグダイヤル115を更に容易に操作できる。尚、ジョグダイヤル115はプーリー13に直接設けてもよい。ミシン1は、ジョグダイヤル115の代わりに第一ボタン113と第二ボタン114を備えてもよい。
ミシン1は膝上げレバー116を備えてもよい。CPU44は膝上げレバー116の操作に応じて送り量を特定してもよい。図15は、第四変形例におけるミシン1を示す。膝上げレバー116は制御装置16の下方に設けてある。膝上げレバー116はパッド1161と連結部材1162を備える。連結部材1162は制御装置16から下方に延びる。パッド1161は連結部材1162の下端に設けてある。膝上げレバー116は、連結部材1162の上端を軸として左右に揺動可能である。作業者は、パッド1161を膝に当てて操作することで、膝上げレバー116を左右に揺動できる。押え足17(図1参照)は膝上げレバー116の揺動に連動して上下動する。
図16を参照し第四変形例における送り量特定処理について説明する。メイン処理(図7参照)と駆動処理(図9参照)は上記実施形態と同一である。CPU44は揺動範囲の右端まで膝上げレバー116が揺動したか判断する(S71)。揺動範囲の右端まで膝上げレバー116が揺動した場合(S71:YES)、CPU44は押え足17を上方に移動する。CPU44はRAM46に記憶した第一インデックスに1を加算して更新する(S73)。CPU44はテーブル471のうちRAM46に記憶した第一インデックスに対応する送り量を変更送り量として設定し、現時点送り量としてRAM46に記憶する(S75)。送り量特定処理は終了し、処理はメイン処理(図7参照)に戻る。揺動範囲の右端まで膝上げレバー116が揺動していない場合(S71:NO)、送り量特定処理は終了し、処理はメイン処理(図7参照)に戻る。
以上説明したように、CPU44は膝上げレバー116の操作に対応した変更送り量を、テーブル471を参照して特定する。操作者は、膝上げレバー116を操作しながらプーリー13を右手で容易に回転できるので、プーリー13を操作して縫製速度を調整しながら送り量を容易に変更できる。
また操作者は、押え足17を上方に移動する操作と連動して送り量を変更できる。例えば操作者は、ペダル22の踏み込みを解除して縫製作業を一旦中断する。操作者は膝上げレバー116を右側に移動して押え足17を上方に移動すると同時に布の送り量を変更する。操作者は膝上げレバー116を左側に移動して押え足17を下方に移動する。操作者はプーリー13を手動で回転することによって、変更送り量で布を送る状態で縫製作業を再開できる。
尚、膝上げレバー116の操作に応じて送り量を変更する方法は変更できる。例えばCPU44は第一ボタン113の操作を検出し、且つ膝上げレバー116が揺動した場合にRAM46に記憶した第一インデックスを1加算して更新し、第二ボタン114の操作を検出し、且つ膝上げレバー116が揺動した場合にRAM46に記憶した第一インデックスを1減算して更新してもよい。例えばCPU44は揺動範囲の右端まで膝上げレバー116が揺動する度毎に、RAM46に記憶した現時点送り量に0.1mmずつ加算して更新してもよい。例えばCPU44は第一ボタン113の操作を検出し、膝上げレバー116が揺動した場合にRAM46に記憶した現時点送り量に0.1mmずつ加算して更新し、第二ボタン114の操作を検出し、膝上げレバー116が揺動した場合にRAM46に記憶した現時点送り量に0.1mmずつ減算して更新してもよい。
ミシン1はペダル22に加えてペダル62を備えてもよい。CPU44はペダル62の操作に応じて送り量を特定してもよい。図17は、第五変形例におけるミシン1を示す。制御装置16はロッド61を介して踏み込み式のペダル62に接続する。ペダル62はペダル22の右側に設けてある。作業者は、ペダル62をつま先側又は踵側に操作する。図示省略するが、ペダル62は、ペダル22と同様にI/O48に電気的に接続する。CPU44はペダル62の操作方向と操作量を取得する。
図18を参照し第五変形例における送り量特定処理について説明する。メイン処理(図7参照)と駆動処理(図9参照)は上記実施形態と同一である。CPU44はペダル62のつま先側の踏み込みを検出したか判断する(S83)。ペダル62のつま先側の踏み込みを検出した場合(S83:YES)、CPU44はRAM46に記憶した第一インデックスに1を加算して更新する(S85)。CPU44はテーブル471のうち第一インデックスに対応する送り量を変更送り量として設定し、現時点送り量としてRAM46に記憶する(S91)。送り量特定処理は終了し、処理はメイン処理(図7参照)に戻る。
CPU44はペダル62のつま先側の踏み込みを検出しない場合(S83:NO)、ペダル62の踵側の踏み込みを検出したか判断する(S87)。踵側の踏み込みを検出した場合(S87:YES)、CPU44はRAM46に記憶した第一インデックスから1を減算して更新する(S89)。CPU44はテーブル471のうち第一インデックスに対応する送り量を変更送り量として設定し、現時点送り量としてRAM46に記憶する(S91)。送り量特定処理は終了し、処理はメイン処理(図7参照)に戻る。踵側の踏み込みを検出しない場合(S87:NO)、処理はメイン処理(図7参照)に戻る。
以上説明したように、CPU44はペダル62の操作に対応した変更送り量を、テーブル471を参照して特定する。操作者は、踏み込み式のペダル62を操作しながらプーリー13を手動で容易に回転できるので、プーリー13を操作して縫製速度を調整しながら送り量を容易に変更できる。
尚、ペダル62の操作に応じて送り量を変更する方法は変更できる。例えばCPU44はペダル62のつま先側の踏み込みを検出する度毎に、RAM46に記憶した現時点送り量に0.1mmずつ加算して更新してもよい。CPU44はペダル62の踵側の踏み込みを検出する度毎に、RAM46に記憶した現時点送り量から0.1mmずつ減算して更新してもよい。CPU44はペダル62のつま先側又は踵側の踏み込み量に応じて現時点送り量を増加又は減少して更新してもよい。
上記実施形態では、CPU44はペダル22の踏み込みを検出した場合、布の送り量を変更送り量から通常送り量に変更した(S19、図7参照)。布の送り量を通常送り量に変更する方法は変更できる。例えばCPU44は糸切り信号を検出した場合(S19:YES、図7参照)、縫製糸を切断すると同時に、布の送り量を変更送り量から通常送り量に変更してもよい(S11、図7参照)。糸切り信号は、操作者がペダル22を踵側に踏み込むことで出力する。故に操作者は、縫製作業の終了時の糸切り操作に連動して、布の送り量を元に戻すことができる。故に操作者は、縫製糸の切断後、ミシン1に対する操作を行わなくても、元の布の送り量(通常送り量)で縫製作業を再開できる。
尚、S37の処理を行うCPU44が本発明の「駆動部」として機能する。S13の処理を行うCPU44が本発明の「判断部」として機能する。S14の処理を行うCPU44が本発明の「特定部」として機能する。S21の処理を行うCPU44が本発明の「決定部」として機能する。S22の処理を行うCPU44が本発明の「第一変更部」として機能する。S11の処理を行うCPU44が本発明の「第二変更部」として機能する。第一ボタン113と第二ボタン114、ジョグダイヤル115、膝上げレバー116、ペダル62が本発明の「第一操作機構」として機能する。ペダル22が本発明の「第二操作機構」、「糸切りスイッチ」として機能する。テーブル471を記憶したEEPROM47が本発明の「記憶部」として機能する。
1 ミシン
2 ベッド部
3 脚柱部
4 アーム部
10 ミシン本体
11 操作部
13 プーリー
14 主軸
22、62 ペダル
23 布送りモータ
30 主軸モータ
44 CPU
45 ROM
46 RAM
47 EEPROM
113 第一ボタン
114 第二ボタン
115 ジョグダイヤル
116 膝上げレバー

Claims (9)

  1. 主軸を回転駆動する主軸モータと布送り機構を駆動する布送りモータを備えたミシンであって、
    前記主軸モータの駆動による前記主軸の回転に同期して所定の送り量で布を送る為の前記布送りモータの駆動条件である第一条件で前記布送りモータを駆動する駆動部と、
    前記主軸モータが駆動しているか否か判断する判断部と、
    前記主軸モータが駆動していないと前記判断部が判断した場合、前記主軸を手動で回転すると同時に操作可能な第一操作機構の操作に基づいた布の送り量を特定する特定部と、
    前記特定部で特定した前記送り量で布を送る為の前記布送りモータの駆動条件である第二条件を決定する決定部と、
    前記駆動部が駆動する前記布送りモータの駆動条件を、前記第一条件から前記第二条件に変更する第一変更部と、
    前記第一変更部が駆動条件を前記第二条件に変更した後、第二操作機構に対する所定の操作を検出した場合、前記駆動部が駆動する前記布送りモータの駆動条件を、前記第二条件から前記第一条件に変更する第二変更部と
    を備えたことを特徴とするミシン。
  2. 前記第一操作機構の操作と前記送り量とを関連付けて記憶した記憶部を備え、
    前記特定部は、
    前記第一操作機構の操作に関連する前記送り量を、前記記憶部を参照して特定することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記特定部は、
    前記第一操作機構の操作の度毎に所定量ずつ送り量を変化することで前記送り量を特定することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  4. 前記ミシンは、
    前記主軸を内部に有するアーム部と、
    前記アーム部に接続し、前記主軸とともに回転するプーリーを一端部側に有する脚柱部とを備え、
    前記第一操作機構は、前記プーリーと略同一高さ且つ前記脚柱部の前記一端部側に設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のミシン。
  5. 前記ミシンは、
    前記主軸を内部に有するアーム部と、
    前記アーム部に接続し、前記主軸とともに回転するプーリーを一端部側に有する脚柱部とを備え、
    前記第一操作機構は、前記プーリーに設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のミシン。
  6. 前記第一操作機構は膝上げレバーであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のミシン。
  7. 前記第一操作機構は、前記主軸モータを駆動する為の第一ペダルとは別の第二ペダルであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のミシン。
  8. 前記第二操作機構は、前記主軸モータを駆動する為の第一ペダルであり、
    前記所定の操作は、前記主軸モータを駆動する為に前記第一ペダルを踏む操作であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のミシン。
  9. 前記第二操作機構は、縫製糸を切断する為の糸切りスイッチであり、
    前記所定の操作は、前記縫製糸を切断する為の前記糸切りスイッチの操作であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のミシン。
JP2012184727A 2012-08-24 2012-08-24 ミシン Pending JP2014039775A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012184727A JP2014039775A (ja) 2012-08-24 2012-08-24 ミシン
CN201310315322.0A CN103628259B (zh) 2012-08-24 2013-07-24 缝纫机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012184727A JP2014039775A (ja) 2012-08-24 2012-08-24 ミシン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014039775A true JP2014039775A (ja) 2014-03-06

Family

ID=50209692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012184727A Pending JP2014039775A (ja) 2012-08-24 2012-08-24 ミシン

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2014039775A (ja)
CN (1) CN103628259B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017192512A (ja) * 2016-04-19 2017-10-26 ブラザー工業株式会社 ミシン

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002301284A (ja) * 2001-04-06 2002-10-15 Juki Corp ミシンの布送り装置
JP2004329394A (ja) * 2003-05-02 2004-11-25 Juki Corp ミシンの送り装置
JP4552406B2 (ja) * 2003-09-16 2010-09-29 ブラザー工業株式会社 ミシンの駆動制御装置及びその駆動制御プログラム
JP4509627B2 (ja) * 2004-03-30 2010-07-21 Juki株式会社 ミシン
JP4364115B2 (ja) * 2004-12-03 2009-11-11 Juki株式会社 ミシン

Also Published As

Publication number Publication date
CN103628259A (zh) 2014-03-12
CN103628259B (zh) 2016-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4665619B2 (ja) ジグザグミシン
JP2014195491A (ja) 切断針回転装置及びミシン
JP2006187417A (ja) ミシン
CN104514096B (zh) 缝纫机及缝纫机的控制方法
JP2009100991A (ja) ミシン及びフリーモーション縫製用止め縫い処理プログラム
CZ20001672A3 (cs) Řídicí ústrojí ąicího stroje na knoflíkové dírky
JP2000312785A (ja) 穴かがり縫いミシン
JP2016150035A (ja) ミシンとミシンの制御方法
JP6601163B2 (ja) ミシンとミシンの制御方法
US8897907B2 (en) Data generating device, sewing machine and non-transitory computer-readable medium storing control program for data generating device
JP2014039775A (ja) ミシン
JP2014155678A (ja) ミシン及びミシンの制御プログラム
JP2016193019A (ja) ミシン
CN105568567B (zh) 缝纫机和缝纫机的控制方法
JP2012165849A (ja) ミシン及びミシンの糸切り方法
JP2012176182A (ja) ミシン
JP6343957B2 (ja) ミシン
JP3096146B2 (ja) ミシン
JP2008295734A (ja) パターン縫いミシン
JP2010179014A (ja) ミシン及び糸張力設定プログラム
JP6318525B2 (ja) ミシン及びミシンの制御方法
US20130247805A1 (en) Upper feed device and sewing machine
JP4598315B2 (ja) ボタン穴かがりミシン
JP2016220781A (ja) ミシンとミシンの制御方法
JP2002045584A (ja) 電子制御ミシン