JP2002301284A - ミシンの布送り装置 - Google Patents

ミシンの布送り装置

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JP2002301284A
JP2002301284A JP2001108657A JP2001108657A JP2002301284A JP 2002301284 A JP2002301284 A JP 2002301284A JP 2001108657 A JP2001108657 A JP 2001108657A JP 2001108657 A JP2001108657 A JP 2001108657A JP 2002301284 A JP2002301284 A JP 2002301284A
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Kiyoshi Matsuzawa
清志 松沢
Fumio Wada
文夫 和田
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主モータの停止により送り歯が送り変換期間
における針板上に位置した時期に、送り変換モータに大
きな負荷がかかる送りピッチ等の変換を行っても、大電
流や大容量のモータドライバを用意することなく対処可
能としたミシンの布送り装置である。 【解決手段】 ミシンの布送り装置の構成要素である送
り変換手段の送り変換モータ(ステッピングモータ)
を、ミシンの主モータが停止中もしくは駆動開始時に駆
動するときは、送り歯が針板上に浮上し押さえ足により
押しつけられていて、送り変換モータにとって負荷が大
きい状態となっているので、送り変換モータに大きなト
ルクを得るために、主モータ駆動中のときの速度(最大
2ms、最小0.8msの間でパルスレートを変化して
30パルスで駆動)よりも遅い速度(パルスレート2m
sで30パルス)で駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンの布送り装
置に関し、特に布送り量や送り方向の変換に使用するス
テッピングモータの制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用ミシンにおいて、直線縫い
や模様縫い等における布の送り量(ピッチ)や送り方向
の送り変換は、ミシンの機枠に一定固定軸線を中心に回
動可能に支持した送り調節器をステッピングモータによ
り回動変位し、その回動位置に対応して送り歯の水平方
向上の位置や送り方向を変更することで行っている。
【0003】ミシンは、機枠の水平アーム内に一定固定
軸線を中心に回動自在に支持した主軸を備え、主軸をミ
シンモータ(主モータ)により回転し、その主軸の回転
により上下動する針に連動して送り歯を四送り運動によ
り針板上に出没させて、押さえ足により針板との間で押
さえられた布を一定方向に送りながら、針と針板下の釜
との協同作用により針の上糸と釜内のボビンの下糸とで
結び目を形成させて、布を送り方向に沿って縫う。
【0004】ミシンの布送り装置は、主軸の回転を変換
して送り歯の水平往復運動を得る送り伝達機構と、主軸
の回転を変換して送り歯の上下往復運動を得る送り上下
動機構とによって、送り歯の四送り運動を作り出してい
る。布送りピッチは、送り伝達機構の途中に配設した送
り変換手段のステッピングモータ(パルスモータ)で調
節器を回動して傾け、その傾き量により送り歯の位置を
変えて制御される。同様に、送り方向の変更は、調節器
の傾きの方向により送り歯の位置および移動方向を変え
ることで制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ミシンの主
軸には主軸の回転位置(回転位相)を検出する位相セン
サが設置されていて、針が針板下に入る主軸回転位相1
10゜と針板上に十分に出る280゜を検出している。
この110゜〜280゜は、図6(a)に示すように、
針下位置で送り変換期間(A)と定め、280゜〜36
0゜(0゜)〜110゜は、針上位置で針振り期間
(B)と定めている。
【0006】しかしながら、この位相センサの110
゜、280゜の信号と送り歯の沈下、浮上の位相とは、
図6(b)に示すようにずれている。ミシンの制御部
(CPU)は、ミシン運転中、基本的に、110゜〜2
80゜を送り変換期間と認識し、280゜〜360゜
(0゜)〜110゜を針振り期間と認識して、110゜
の信号で送り変換ステッピングモータを駆動して、送り
歯が針板上に浮上する260゜までに送り歯の位置移動
を完了し、実際に260゜で送り歯が浮上して、変換後
の送り量で布を送り、280゜で針を振る針振りステッ
ピングモータを駆動する。
【0007】したがって、上記の主軸回転位相260゜
〜280゜の間で主モータを停止したときは、制御CP
Uは送り変換期間と判断するので、たとえば布送り方向
を逆転するためにリバーススイッチをONすると、次の
1針目(針落ちするまで)に逆送りの縫い目を形成させ
るために、主軸位相260゜〜280゜の間で直ぐに送
り変換ステッピングモータを駆動して、送り歯を逆送り
位置まで移動する。
【0008】しかしながら、主軸位相260゜〜280
゜の間では送り歯が針板より浮上しているために、押さ
え足が送り歯を押しつけていて、送り変換ステッピング
モータにとっては重い負荷がかかる格好となっている。
これをなくすには、実際に送り歯が浮上する約260゜
を検出するセンサを別に使用して、260゜を送り変換
期間の終期とし、260゜〜280゜の間での送り変換
を禁止すればよいが、そのようにすると、260゜検出
センサの設置のために、コストアップやスペース的なデ
メリットが生じる。
【0009】このようなことから、従来は、送り変換ス
テッピングモータに対し重い負荷がかかるような格好に
なっても大丈夫なように、ステッピングモータが脱調し
ないだけの大電流と大容量のモータドライバを用意する
ことにより対処していた。
【0010】以上のような負荷の問題は、主軸回転位相
260゜〜280゜の間で主モータが停止している際
に、布送りピッチの変換を行う場合にも生じる。なお、
ミシン運転中の送り変換は、送り歯が針板下に沈下して
いる110゜〜260゜の期間に行うことから、押さえ
足による負荷の問題は発生しない。
【0011】本発明の課題は、主モータの停止により送
り歯が送り変換期間における針板上に位置した時期に、
送り変換モータに大きな負荷がかかる送りピッチや送り
方向の変換を行っても、大電流や大容量のモータドライ
バを用意することなく対処することを可能としたミシン
の布送り装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、たとえば図1に示すように、主
モータ12による主軸7の回転により上下動する針26
に連動して針板上に四送り運動により出没して、押さえ
足により針板との間で押さえられた布を一定方向に送る
送り歯10と、その布送り量および送り方向を変換する
送り変換モータ(ステッピングモータ22)を有する送
り変換手段19と、主軸7の回転位相の検知により送り
変換手段19による送り変換期間を検出して、送り変換
を許可する送り変換期間信号を出力する主軸位相検知手
段(主軸回転位相センサ30)とを備えたミシンの布送
り装置において、主モータが停止中もしくは駆動開始時
に送り変換モータを駆動するときは、送り変換モータを
主モータの駆動中よりも低速で駆動することを特徴とす
る。
【0013】ここで、主モータが停止中もしくは駆動開
始時に送り変換モータを駆動するとは、主モータの停止
により主軸回転位相のたとえば260゜〜280゜の間
で停止した送り歯に対し、送りのピッチ変換や送り方向
の変換のために、主モータが停止している間または主モ
ータの駆動開始の間に、送り変換モータを駆動して送り
歯を変換位置に移動することである。主軸回転位相のた
とえば110゜〜280゜の間は、針下位置で送り変換
期間であるが、主軸回転位相と針板に対する実際の送り
歯の沈下、浮上の位相はずれており、送り変換を行うと
きは、110゜で送り変換モータを駆動して送り歯を移
動し、送り歯が浮上する260゜までに駆動を終える。
したがって、送り変換期間における260゜〜280゜
の間の時期は、送り歯が針板上に位置していて押さえ足
が送り歯を押しつけており、送り歯を移動すると、送り
変換モータに大きな負荷がかかる格好になっている。
【0014】請求項1記載のミシンの布送り装置によれ
ば、主モータが停止中もしくは駆動開始時に送り変換モ
ータを駆動するときは、送り変換モータを主モータの駆
動中よりも低速で駆動するので、送り変換モータに大き
なトルクが得られる。したがって、押さえ足が送り歯を
押しつけて大きな負荷がかかる格好になっていても、送
り歯を変換位置に無理なく移動することができる。また
送り変換モータのドライバに印加する駆動パルスのパル
スレート(周波数)を小さくすることにより、送り変換
モータに容易に低速、大トルクを得ることができるの
で、送り変換モータに大電流や大容量のモータドライバ
を用意する必要がなく、大きな負荷下での送り変換をコ
ストアップを生じることなく容易に実行できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳細に説明する。本発明にかかる布送り装置
は、図1に示す送り歯10、送り歯10による布送り量
および送り方向を変換する送り変換ステッピングモータ
22を備えた送り変換手段19、および主軸回転位相セ
ンサ30等を具備してなる。
【0016】本発明にかかる布送り装置が設置されるミ
シン1は、水平アーム1a内に一定固定軸線を中心に回
動自在に支持した主軸7を有し、主軸7は、図1の左方
部に針棒8を上下動するための針棒駆動機構を連結し、
機枠から突出する右方部にハンド・プーリー9を固定
し、さらにこれらの中間に送り歯10を水平移動させる
ための偏心カム11を固定するとともに、ベッド1b内
に設置したミシンモータ12にベルト13を介して連動
し、一方向に連続回転するように設ける。
【0017】送り歯10は、主軸7に連動し、針棒8の
上下動に同期して回転する上下送り軸14の偏心部15
に遊嵌する二又部と、水平送り軸16の垂直腕部17の
上端と連結する連結部を備えた送り台18の中間に固定
し、偏心部15の回動および垂直腕部17の揺動との協
調作用により四送り運動して、図示しない針板上面に載
置した布を一方向に移動するように作動する。
【0018】水平送り軸16は、針棒8の上下動に同期
する揺動方向が送り変換手段19により変更可能となっ
ている。すなわち、上端に偏心カム11を包持する二又
部20aを形成し、かつ中間に案内ピン20bを主軸7
と平行に植設した連動リンク20の下端を、水平送り軸
16の右端に固定した水平腕21の後端と回動可能に連
結し、また胴部1c内には、送り変換ステッピングモー
タ(パルスモータ)22を出力軸22aが案内ピン20
bと平行なるように支持し、出力軸22aの一端には案
内ピン20bに回動可能に支持した角駒23を嵌合案内
するための案内溝24aを形成した調節器24を固定す
る。そして調節器24と送り歯10との関係は、図2に
示すように、右下りに傾斜した状態で布送り方向が
「正」となり、右上がりに傾斜した状態で「逆」とな
り、水平の状態では送り歯10の水平移動が停止する。
なお、図2に表示した数字の「+」は「正送り」を、
「−」は「逆送り」を表し、「0〜4」までの数字は送
りピッチの大きさを表したものである。
【0019】このミシンは、布送り変換期間および針振
り期間を検出するための主軸回転位置検出器としての主
軸位相センサと、ステッピングモータ22の原点として
調節器24の傾きが図2の「0」に一致する状態(案内
溝24aの水平状態)を検出する原点検出器と、布送り
ピッチを変更するための送りダイヤル37を備えてい
る。
【0020】主軸位相センサ30は、主軸7に固定しか
つ円周の略半分を大径部25aとし、その他の部分を大
径部25aよりも回動中心からの径が短い小径部25b
とした回動板25と、回動板25に対向して機枠に支持
した検出器27とからなる。検出器27は、小径部25
bに対向している間(小径部の中心角は170゜で、主
軸7の回転位相110゜〜280゜に対応)は論理的に
高いレベルの信号(送り変換を許可する送り変換期間信
号)を発生し、大径部25aに対向している間(大径部
の中心角は190゜で、主軸の回転位相280゜〜36
0゜(0゜)〜110゜に対応)は論理的に低いレベル
の信号(針振りを許可する針振り期間信号)を発生す
る。
【0021】主軸回転位相110゜〜280゜は、先の
図6に示すように、針26が針板上に位置している期間
で、針振り期間に定められ、ジクザク縫いをするとき
は、この間に針振りステッピングモータ(パルスモー
タ)32(図3)により、布送り方向に対して直角方向
への針26の移動(揺動)、すなわち針振りを行う。主
軸回転位相280゜〜360゜(0゜)〜110゜は針
26が針板下に位置している期間で、送り変換期間に定
められ、送りピッチや送り方向を変更するときは、この
間に送り変換手段19により送り歯10の移動量や移動
方向の変換を行う。
【0022】原点検出器は、ステッピングモータ22の
出力軸22aに固定し放射状の切欠きを形成した図示し
ない円板と、調節器24の溝24aの傾きが水平となっ
たときに上記切欠きに対向して原点信号を発生する検出
器とからなっている。
【0023】図3に示すように、ミシンの制御部(CP
U)35は、上記の主モータ12、送り変換ステッピン
グモータ(送り変換STM)22、針振りステッピング
モータ(針振りSTM)32、主軸センサ30、および
マトリクススイッチ(押しボタン3、6、31等のスイ
ッチ類)の各部を制御する。
【0024】ここで、押しボタン3を押圧して所定の針
振り模様を選択すると、針棒8が針振りステッピングモ
ータを介してその選択模様の初期位置にセットされると
ともに、調節器24が送り変換ステッピングモータ22
を介して図2における右下がりの初期位置にセットされ
る。この状態から実行・停止ボタン6を押圧してミシン
1を運転すれば、主軸7が回動し、針26が針板上方に
位置している間に揺動されるとともに、送り歯10が布
を正送りするように作動して、所定の模様を縫製する。
【0025】押しボタン3により直線模様を選択する
と、針棒8の揺動が所定の位置に固定されるとともに、
調節器24が送りダイヤル37の設定位置に対応する右
下がりの状態に固定される。この状態から実行・停止ボ
タン6を押してミシン1を運転すれば、布は図1のミシ
ン後方に正送りされる。
【0026】さて、従来技術の項で述べたように、主軸
位相センサ30の110゜、280゜の信号と送り歯1
0の沈下、浮上の位相とはずれており、110゜の信号
で送り変換ステッピングモータを駆動し、送り歯が針板
上に浮上する260゜までに駆動を完了し、実際に26
0゜で送り歯が浮上して、変換後の送り量で布を送る。
このため、主軸回転位相260゜〜280゜の間で主モ
ータを停止したときは、実際には送り歯が針板上に浮上
しているが、制御CPU35は送り変換期間と判断し、
たとえば布送り方向逆転のために逆送りボタン31を押
すと(リバーススイッチON)、次の1針目(針落ちす
るまで)に逆送りの縫い目を形成させるために、主軸位
相260゜〜280゜の間で直ぐに送り変換ステッピン
グモータを駆動して、送り歯を逆送り位置まで移動す
る。このとき、図示しない押さえ足が送り歯を押しつけ
ており、送り変換ステッピングモータ22にとっては重
い負荷がかかる格好となっている。
【0027】そこで、本発明の布送り装置では、主軸回
転位相260゜〜280゜の間で主モータ12が停止し
ているとき(停止していた主モータの駆動開始時を含
む)に、送り変換ステッピングモータ22を駆動して送
り量もしくは送り方向を変換する際は、ステッピングモ
ータ22の駆動を、主モータの駆動中のステッピングモ
ータの速度よりも遅い速度で行うようにした。
【0028】本実施の形態では、具体的には、送り変換
ステッピングモータ22を30個のパルスで駆動する場
合、主モータ回転中の送り変換時は、図4(a)に示す
ように、ステッピングモータ22のドライバに対し、パ
ルスレート(周波数)を500pps〜1250pps
(パルス幅で最大2msから最小0.8ms)の間で変
化させて短時間で30パルス印可し、ステッピングモー
タを速い速度で加減速しているのに対し、主モータ停止
中の送り変換時には、図4(b)に示すように、ドライ
バに500pps(パルス幅で2ms)のパルスレート
のまま変えずに長い時間で30パルス印可して、ステッ
ピングモータを遅い速度で定速駆動する。
【0029】ステッピングモータのパルスレートとモー
タトルクとの間には、図5に示すような関係があり、パ
ルスレートが大きいほど大きなモータトルクが得られ
る。したがって、本実施の形態のように、パルスレート
500ppm(パルス幅0.2ms)で30パルス印可
して送り変換ステッピングモータ22を遅い速度で駆動
するようにすれば、押さえ足が送り歯を押しつけて送り
変換ステッピングモータ22に大きな負荷がかかるよう
な格好になっていても、ステッピングモータ22に容易
に大きなトルクを得て、送り歯を送り変換位置に無理な
く移動することができる。この故に、従来のように、送
り変換モータに大電流や大容量のモータドライバを用意
する必要がなく、大きな負荷下での送り変換をコストア
ップを生じることなく容易に実行できる。
【0030】また主モータ停止中もしくは駆動開始時荷
送り調整を開始するに当たって、主軸の回転位相が針降
り上昇する送り歯位置にある場合について説明したが、
送り調整開始後の送り調整期間中に主軸の回転位相がこ
の送り歯位置に達する場合にも、送り変換モータを低速
で駆動しても、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0031】以上の実施の形態では、ミシンの主軸回転
位相の110゜〜280゜を送り変換期間、280゜〜
360゜(0゜)〜110゜を針振り期間としたが、こ
れは絶対的な数値ではなく、ミシンの具体的構成によっ
て適宜変わり得る数値であり、本発明は、1個の主軸回
転位相センサによって送り変換期間および針振り期間を
検出するものならば、いずれにも適用することができ
る。また、主モータ停止中もしくは駆動開始時に送り量
調整を行う場合であって、送り調整期間中に送り歯が押
さえ足により圧力を受けることを判別して、送り変換モ
ータを低速で駆動するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、主モータ
が停止中もしくは駆動開始時に送り変換モータを駆動す
るときに、押さえ足が送り歯を押しつけて大きな負荷が
かかる格好になっていても、送り歯を変換位置に無理な
く移動することができる。また送り変換モータのドライ
バに印加するパルスのパルスレートを小さくしてパルス
幅を大きくすることにより、送り変換モータに容易に低
速、大トルクを得ることができるので、送り変換モータ
に大電流や大容量のモータドライバを用意する必要がな
く、大きな負荷下での送り変換をコストアップを生じる
ことなく容易に実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の布送り装置が設置されたミシンの外観
および内部を示す斜視図である。
【図2】図1のミシンの調節器と送り歯との関係を示す
説明図である。
【図3】図1のミシンの制御系を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の一実施の形態における主モータ停止時
の送り変換ステッピングモータの駆動法を主モータ回転
中のステッピングモータ駆動法と対比して示す説明図で
ある。
【図5】ステッピングモータのパルスレートとモータト
ルクとの関係を示す説明図である。
【図6】ミシンの主軸回転位相と送り歯の沈下、浮上の
関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ミシン 7 主軸 10 送り歯 12 主モータ 19 送り変換手段 22 送り変化ステッピングモータ 24 調節器 25 主軸回転位相センサ 26 針
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 AA07 CB04 CE01 CE23 DE06 DE14 DE27 DE31 DE33 JA03 JA07 QA04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主モータによる主軸の回転により上下動
    する針に連動して針板上に四送り運動により出没して、
    押さえ足により針板との間で押さえられた布を一定方向
    に送る送り歯と、その送り歯の布送り量および送り方向
    を変換する送り変換モータを備えた送り変換手段と、前
    記主軸の回転位相の検知により前記送り変換手段による
    送り変換期間を検出して、送り変換を許可する送り変換
    期間信号を出力する主軸位相検知手段とを備えたミシン
    の布送り装置において、 前記主モータの停止中もしくは駆動開始時に前記送り変
    換モータを駆動するときは、前記送り変換モータを前記
    主モータの駆動中よりも低速で駆動することを特徴とす
    るミシンの布送り装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006263177A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Juki Corp ミシン
CN103628259A (zh) * 2012-08-24 2014-03-12 兄弟工业株式会社 缝纫机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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