JP2590257B2 - ミシンの布送り制御装置 - Google Patents

ミシンの布送り制御装置

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JP2590257B2 JP1082487A JP8248789A JP2590257B2 JP 2590257 B2 JP2590257 B2 JP 2590257B2 JP 1082487 A JP1082487 A JP 1082487A JP 8248789 A JP8248789 A JP 8248789A JP 2590257 B2 JP2590257 B2 JP 2590257B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、針板から出没する送り歯により布を直交
する二方向へ移動させ得るようにしたミシンの布送り制
御装置に関する。
〔従来の技術〕 周知のように、ミシンの送り歯は、上下運動と水平運
動とを合成した所謂四運動を行ない布を針の昇降に同期
して搬送するようになっている。
現在、この四運動のうち水平運動に二個のパルスモー
タを用い、それらパルスモータを適宜駆動することによ
り、水平運動の方向を前後左右に変向し得るようにした
ものが知られる。すなわち周知の送り歯をして、一方の
パルスモータにより縦方向の移動を行ない、他方のパル
スモータにより、横方向の移動を行なうようにしたもの
が知られており、このミシンによれば、送り歯の水平運
動の方向を、適宜変更でき、布を通常の縦方向のみなら
ず横方向及び斜めにも、搬送可能となり、種々の模様を
形成することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、通常の縦方向への直線縫いのみを対象とし
たミシンにおいては、縫製終了後、布を逆方向に送り、
縫目終端に重ねて縫目を形成させる所謂、返し縫い機能
が設けられており、この返し縫い機能は、現在、上述の
模様形成ミシンにも適用されている。
しかしながら、模様形成ミシンに適用されている現在
の返し縫い機能は、通常のミシンに設けられているもの
と同様に縦直線縫い及びジグザグ模様(針振モータを駆
動)のみを対象としたものであるため、横直線縫いに対
して返し縫いを実行させた場合には、第6図に示すよう
に横直線模様STの終端部から縦方向(矢符a方向)に縫
い目ST1が形成されてしまい、返し縫いの目的である糸
抜け防止効果が全くないばかりか、外観が著しく損わ
れ、かえって縫製品質の低下を招く結果となった。
この発明は、前記従来技術の問題点に着目して成され
たもので、縦直線縫いだけでなく、横直縫いにおいて
も、適正に返し縫いを行なうことができるミシンの提供
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、布搬送用の送り歯を横方向へ水平移動さ
せる第1の駆動手段と、縦方向へ水平移動させる第2の
駆動手段とを備えると共に、模様選択手段にて選択され
た模様に応じて前記駆動手段を制御する制御手段とを備
え、前記制御手段を、前記模様選択手段にて選択された
模様に応じて前記第1,第2の駆動手段に対し所定の駆動
データを送出するデータ送出手段と、 選択された模様が横直線模様であるか縦直線模様であ
るかを判別すると共に所定の入力手段により返し縫い指
令が入力されたか否かを判別する判別手段と、横直線模
様が選択されかつ返し縫い指令が入力されたと判断もさ
れた時点で、第1の駆動手段による送り歯の移動方向を
180度反転させるよう前記データ送出手段からの駆動デ
ータを変換する第1のデータ変換手段と、縦直線模様が
選択されかつ返し縫いデータが入力されたと判別された
時点で、第2の駆動手段による送り歯の形成方向を180
度反転させるよう前記データ送出手段からの駆動データ
を変換する第2のデータ変換手段とにより構成したもの
である。
〔作用〕
この発明においては、横直線縫いが終了し、作業者に
より返し縫い指令が入力されると、判別手段がこれを判
別し、その判別結果に基づき第1のデータ変換手段がデ
ータ送出手段からの駆動データを変換して第1の駆動手
段に送り、第1の駆動手段は入力された変換駆動データ
に基づき送り歯の移動方向を180度反転させ、模様の終
端に重ねて返し縫いを行なう。また、縦直線縫いの返し
縫いにおいては。、判別手段の判別結果に基づき第2の
データ変換手段が駆動データの変換を行ない、第2の駆
動手段が送り歯の移動方向を180度反転させるため、こ
の場合にも模様の終端に重ねて適正な返し縫いが行なわ
れる。
〔発明の実施例〕
まず、この発明の一実施例を第1図ないし第3図に基
づき説明する。
第1図はこの実施例の全体構成を示すブロック図であ
る。図において、SW1,SW2は予め設定された形成可能な
種々の模様の中から所望の模様を選択する手段としての
模様選択スイッチである。この実施例では、第2図に示
すようにミシンアームmの一面に、各模様表示D1,D2
毎に一個のスイッチが設けてあり、各スイッチを押圧す
ることにより、それらスイッチに対応する模様表示デー
タが後述の制御手段へ送出される。SW0はミシンアーム
mに設けられた返し縫いスイッチであり、このスイッチ
SW0を押圧することにより、制御手段へ返し縫い指令デ
ータが送出される。
また、M1は送り歯Cを縦方向(第2図中、矢符a1,a2
にて示す)へ水平移動させる第1の駆動手段としてのパ
ルスモータ、M2は同じく送り歯Cを横方向(第2図中、
矢符b1,b2にて示す)へ水平移動させる第2の駆動手段
としてのパルスモータであり、これら2個のパルスモー
タM1,M2は、それぞれ縦送り駆動回路1,横送り駆動回路
2によりそれぞれ駆動される。なお、M3は図外の縫い針
を矢符b1,b2方向へ揺動させる針振りモータで、針振り
駆動回路3によって駆動される。
4は前記各駆動回路1,2,3を制御する制御手段として
の制御装置である。この制御装置4において、5は前記
模様選択スイッチSW1,SW2…より送出された模様表示デ
ータに対応する所定の駆動データを発生する駆動データ
発生器(駆動データ発生手段)である。この駆動データ
発生器5には、パルス発生器PGからミシン上軸の回転に
同期して送出されるパルスが入力されており、このパル
スに基づき駆動データ発生器5は1針毎に駆動データを
送出する。6は前記模様表示データに基づき、選択され
た模様を判別すると共に、前記返し縫い指令が送出され
たか否かを判別する判別手段としての模様判別器であ
り、返し縫い指令が入力された時、選択されている模様
が横直線模様であれば横送りデータ反転回路(第1のデ
ータ変換手段)7に反転指令を送出し、縦直線模様であ
れば縦送りデータ反転回路(第2のデータ反転手段)8
へ反転指令を送出する。また前記横送りデータ反転回路
7及び縦送りデータ反転回路8は前記反転指令を受けて
作動するようになっており、各反転回路7,8は、作動時
には駆動データ発生器5からの駆動データを、所定のデ
ータに変換して各駆動回路1,2へそれぞれ送出し、非作
動時には、前記駆動データをそのまま各駆動回路1,2へ
送出するようになっている。
なお、駆動データ発生器5より送出される駆動データ
は、パルスモータM1,M2の回転方向を決定するデータで
あり、前記各反転回路7,8より送出される変換データ
は、力された駆動データの表す回転方向と逆方向の回転
を表すデータとなる。
次に、上記構成を有する模様縫いミシンの動作を説明
する。
模様形成時には、駆動データ発生器5が模様選択スイ
ッチSW1,SW2…にて選択された模様に応じて駆動データ
を各データ反転回路7,8を介し各駆動回路1,2に送出し、
各駆動回路1,2はそれぞれ、駆動データに基づき所定の
方向へパルスモータM1,M2を回転させる。これにより、
送り歯Cは、周知の昇降機構により針板B(第2図参
照)により出没すると共に、前記各パルスモータM1,M2
により水平方向へ移動し、布を搬送する。なお、パルス
モータM1,M2が同時に作動すれば、送り歯Cは斜めに移
動するため、縫い目は斜めに形成され、パルスモータM1
のみが駆動されれば縫い目は矢符b1又はb2方向に、パル
スモータM2のみが駆動されれば矢符a1又はa2方向に形成
されることとなる。また、各縫い目の形成方向は、一針
毎に駆動データ発生器5より送出される駆動データによ
り制御される。
そして、所定の模様が形成され、作業者が返し縫いス
イッチSW0をONすると、模様判別器6がこれを判別し、
それまで選択されていた模様が横直線模様であるか、縦
直線模様であるかを判別する。
ここで、横直線模様が選択されていた場合には、模様
判別器6から横送りデータ反転回路7に反転指令信号が
入力され、同反転回路7は作動状態となる。その結果、
データ発生器5より出力される駆動データは、横送りデ
ータ反転回路7にて変換され、横送り駆動回路2に入力
される。これにより、横送り駆動回路2は模様形成時に
対し逆方向にパルスモータM2を回転させて送り歯Cの水
平移動方向を180度反転させて送り歯Cの水平移動方向
を180度反転させ、布の移動方向を逆転させる。その結
果、第3図(a)に示すように模様STaの終端部にはこ
れと重なり合うようにして縫い目STa1が行なわれる。
なお、この返し縫いは作業者が返し縫いスイッチSWa
を押圧している期間だけ行なわれるようにしても良い
し、所定針分の縫いが行なわれた時点で自動的に停止さ
せるようにしても良く、いずれにしてもその制御は周知
の手段により容易に実現し得る。
一方、前述の反転信号入力された時点で、選択された
模様が縦直線模様であると判別された場合には、模様判
別器6は縦送り駆動回路1へ返し縫い指令信号を送出す
る。これにより縦送り駆動回路1は作動状態となり、変
換データを縦送り駆動回路1に送出するため、パルスモ
ータM1は模様形成時とは逆方向に回転し、送り歯Cの水
平送り方向が逆転して、布は逆方向に搬送される。従っ
て、第3図(b)に示すように、縦直線模様STbに対し
ても適正な返し縫い目STb1が形成される。
ところで、上記実施例においては、各駆動回路1,2,3
を制御する制御装置4を5〜8により構成した場合を例
にとり説明したが、この制御装置4に替えて、第4図に
示すように周知のCPU10を用いることも可能である。こ
の場合、返し縫いスイッチSW0が押えられると、CPU10
は、選択された模様が横直線模様であるか、縦直線模様
であるかを判別し(ステップ1)、横直線模様であれば
さらに模様形成時の布搬送方向が右であるか左であるか
を判別する(ステップ2)。そして、布搬送方向が左で
あると判別された場合には、布を右方へ搬送すべくパル
スモータM2を駆動回路2により回転させ、返し縫いを行
ない(ステップ3)、 また、逆布搬送方向が右であると判別された場合に
は、布を右方へ搬送させるべくパルスモータM2を駆動
し、左方への返し縫いを行なう(ステップ4)。
一方、ステップ1にてそ選択された模様が縦直線であ
ると判別された場合には、布手前(第2図中、a2方向)
へ送るべくパルスモータM2を回転させ、返し縫いを行な
う(ステップ5)。
なお、縦直線模様を形成する場合には、布は手前から
前方へ(a1方向へ)送り出されるのが一般的であるた
め、この実施例では特に縦直線模様における布搬送方向
が前方であるか否かを判別せず、常に一定方向(a1
向)へ返し縫いを行なうようにしたが、布搬送方向を判
別し、それに応じて返し縫いを行なうようにしても良
い。
〔発明の効果〕
以上説明したとおり、この発明によれば、送り歯によ
り少なくとも布を針板上の直交する二方向へ搬送し得る
ようにした模様のいずれに対しても、模様終端に確実に
縫い目が重なる適正な返し縫いを施すことが可能とな
り、優れた縫製品質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る一実施例の全体構成を示すブロ
ック図、第2図は同実施例における模様形成ミシンの外
観斜視図、第3図は同実施例により横直線模様及び縦直
線模様に返し縫いを施した状態を示す説明平面図、第4
図はこの発明に係る他の実施例を示すブロック図、第5
図は第4図に示したものの返し縫い制御動作を示すフロ
ーチャート、第6図は従来の模様形成ミシンにより横直
線模様に返し縫いを施した状態を示す説明平面図であ
る。 1……縦送り駆動回路(第2の駆動手段) 2……横送り駆動回路(第1の駆動手段) 4……制御装置(制御手段) 5……駆動データ発生器(データ送出手段) 6……模様判別器(判別手段) 7……横送りデータ反転回路(第1のデータ変換手段) 8……縦送りデータ反転回路(第2のデータ変換手段) 10……CPU(制御手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】布搬送用の送り歯を、針の昇降に同期して
    針板上面から出没させると共に、送り歯水平移動手段に
    より水平方向へ移動させることにより、前記針板上に載
    置された布を針板上の直交する二方向へ移動させ、少な
    くとも横直線模様及び縦直線模様を形成し得るようにし
    た模様形成ミシンであって、 前記送り歯水平移動手段を、横方向へ水平移動させる第
    1の駆動手段と、縦方向へ水平移動させる第2の駆動手
    段とにより構成すると共に、所定の模様選択手段にて選
    択された模様に応じて前記各駆動手段を制御する制御手
    段を設け、 前記制御手段は、前記模様選択手段にて選択された模様
    に応じて前記第1,第2の駆動手段に対し、所定の駆動デ
    ータを送出するデータ送出手段と、 選択された模様が横直線模様であるか縦直線模様である
    かを判別すると共に、所定の入力手段により返し縫い指
    令が入力されたか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段により横直線模様が選択され、かつ返し縫
    い指令が入力されたと判別された時点で、第1の駆動手
    段による送り歯の移動方向を180度反転させるよう前記
    データ送出手段からの駆動データを変換する第2のデー
    タ反転手段とより成ることを特徴とするミシンの布送り
    制御手段。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US8186290B2 (en) 2007-03-20 2012-05-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sewing machine and computer-readable recording medium with recorded sewing machine control program

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