JP2800369B2 - ミシンの布送り方向逆転制御装置 - Google Patents

ミシンの布送り方向逆転制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ミシンの布送り方向を逆転させる布送り方
向逆転制御装置に関する。
[従来の技術] ミシンには、加工布の縫製開始時或は縫製終了時に止
め縫いを行えるようにするため、外部からの指令によっ
て布送り装置による布送り方向を逆転させる逆転装置が
備えられている。
また逆転装置には、止め縫いを行う際に逆転前の縫目
と逆転後の縫目がずれるのを防止するため、逆転装置の
応答遅れ,ミシン針を駆動する上軸の回転速度等を考慮
して、逆転装置への駆動信号の出力タイミングを制御す
る制御装置を備えたものもある。
即ちこの種の装置では、第7図に示す如く、外部から
布送り方向の逆転指令が入力されると、予め設定された
駆動信号出力タイミングの決定基準となるミシン針の位
置(基準針位置)Aから実際に駆動信号を出力する迄の
時間TONを、上軸の回転速度と逆転装置の応答時間Tsと
に基づき算出し、その後ミシン針が上記基準針位置に達
すると計時を開始し、その計時結果がTONとなった時点
t1で駆動信号を出力することにより、所定の針位置(図
では針下位置)で布送り方向を逆転させている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、逆転装置の応答時間Tsは、装置自体の特性
のばらつきや経時変化,或はミシン本体への組み付けの
ばらつき或は経時変化等によって、設計時の値から外れ
ることことがある。そしてこのように応答時間が設計時
の値からずれると、逆転装置の逆転タイミングを所定の
針位置に制御できなくなってしまう。
つまり例えば第7図に示す如く、逆転装置としての逆
転ソレノイドの応答時間が設計時の値Tsより長いTS2と
なった場合、上記従来の制御では、布送り方向の逆転を
所定の針位置で実行できなくなり、この結果止め縫いを
行った際に、逆転前の縫目と逆転後の縫目がずれて、加
工布が見栄えの悪いものとなってしまう。
そこで本発明は、逆転装置自体或は逆転装置のミシン
への組み付け誤差等により、逆転装置の逆転タイミング
を所望の位置に制御できない場合に、簡単な調整作業で
逆転タイミングを所望の位置に変更できる布送り方向逆
転制御装置を提供することを目的としてなされた。
[課題を解決するための手段] 即ち上記目的を達するためになされた本発明は、第1
図に例示する如く、ミシンの布送り方向を逆転させる逆
転装置と、上軸の所定の回転角度毎に検出信号を発生す
る回転角センサと、所定の針位置を検出する針位置セン
サと、布送り方向の逆転指令を入力するための逆転指令
入力部と、該逆転指令入力部を介して布送り方向の逆転
指令が入力されると、上記針位置センサ及び回転角セン
サからの検出信号に基づき上記逆転装置の駆動信号を出
力する駆動信号出力手段と、該駆動信号出力手段からの
駆動信号を受けて上記逆転装置を駆動する駆動手段と、
を備えたミシンの布送り方向逆転制御装置において、上
記駆動信号出力手段が、駆動信号出力タイミングの決定
基準となる上軸の回転位置を設定するための回転位置設
定部と、上記針位置センサ及び回転角センサからの検出
信号に基づき、上記回転位置設定部を介して設定された
上軸の回転位置を検出する回転位置検出手段と、該回転
位置検出手段にて上軸の回転位置が検出された後駆動信
号を出力する迄の時間又は時間相当量を、上記回転角セ
ンサからの検出信号に基づき得られる上記上軸の回転速
度に応じて算出する駆動信号出力時間算出手段と、上記
回転位置検出手段の検出結果及び駆動信号出力時間算出
手段の算出結果に基づき上記駆動信号の出力タイミング
を決定し、上記駆動信号を発生する駆動信号発生手段
と、を備えたことを特徴としている。
[作用] このように構成された本発明の布送り方向逆転装置に
おいては、回転位置検出手段が、回転位置設定部にて設
定された駆動信号出力タイミングの決定基準となる上軸
の回転位置を、針位置センサ及び回転角センサからの検
出信号に基づき検出し、駆動信号出力時間算出手段が、
回転角センサからの検出信号に基づき得られる上軸の回
転速度に基づき、回転位置検出手段にて上軸の回転位置
が検出された後駆動信号を出力する迄の時間又は時間相
当量を算出し、駆動信号発生手段が、基準回転位置検出
手段の検出結果及び駆動信号出力時間算出手段の算出結
果に基づき逆転装置への駆動信号の出力タイミングを決
定する。
即ち、本発明では、回転位置設定部を操作することに
より、駆動信号の出力タイミングの決定基準となる上軸
の回転位置を外部から設定できるようにされており、駆
動信号出力手段からはこの設定された上軸の回転位置を
基準に駆動信号が出力される。
[実施例] 以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
まず第2図は本発明が適用されたミシン2の外観図、
第3図はその制御系の概略構成図である。
第2図に示す如く、ミシン2の下方には、踏板4が設
けられている。踏板4は、制御装置6の内部に設けられ
た踏込みユニット8に連結されており、踏込ユニット8
からは、踏板4を前方に踏み込むと起動信号と踏込指令
が発生され、踏板4を後方に踏み込むと糸切指令が発生
される。踏込ユニット8からの各種指令信号は、制御装
置6に入力され、ミシン2の駆動源となるモータ10の回
転制御やベッド12内に設けられた布送り装置の布送り方
向を逆転させる第3図に示す逆転ソレノイド13の駆動制
御を実行するのに使用される。尚モータ10は、ベッド12
内に設けられた図示しない下軸を直接回転駆動すると共
に、ベルト14を介してミシンプーリ16を回転させること
によりアーム18内に設けられた図示しない上軸を回転駆
動する。
一方アーム18には、操作板20が設けられている。第3
図に示すように、操作板20には、逆転ソレノイド13を駆
動する止め縫いの設定及び止め縫いを行う際の針数の設
定を行なうための止め縫い設定部22を始めとする各種縫
製モード設定部,その設定状態を表示する表示パネル2
6,逆転ソレノイド13の駆動タイミングの基準となる基準
針位置の設定を行うための基準針位置設定部24が備えら
れ、これら各種設定部を操作して、ミシン2を所望の状
態で駆動できるようにされている。尚本実施例では基準
針位置設定部24は3つの切替スイッチ(ディップスイッ
チ)から構成されており、各切替スイッチのオン・オフ
状態の組み合せにより、基準針位置を上軸の45度回転角
度毎に設定できるようにされている。
またアーム18内には、第3図に示す如く、上軸の回転
からミシン針の上端(針上)及び下端(針下)を検出す
る針位置センサ28と、上軸の所定の回転角度毎にパルス
信号を発生する回転センサ30が備えられている。これら
センサ28,30からの検出信号は、上記踏込ユニット8か
らの指令信号や操作板20に設けられた各種設定部からの
信号と共に制御装置6に入力される。
制御装置6は、これら入力信号を入力すると共に、操
作板20の表示パネル26,逆転ソレノイド13を駆動する逆
転ソレノイド駆動回路32,及びモータ10を駆動するモー
タ駆動回路34に駆動信号を出力する入出力ポート6a,CPU
6b,ROM6c,及びRAM6dを中心とする周知のマイクロコンピ
ュータにより構成されている。
次にこのように構成された制御装置6において実行さ
れる本発明にかかわる主要な処理である、止め縫い処理
及び基準針位置切替処理について、第4図及び第5図の
フローチャートに沿って説明する。
まず第4図に示す止め縫い処理は、止め縫い設定部22
を介して前止め縫いが設定されている場合に踏込みユニ
ット8から起動指令が入力されたとき、或は止め縫い設
定部22を介して後止め縫いが設定されている場合に踏込
みユニット8から糸切指令が入力されたときに実行され
る処理で、まずS100において、ミシン2の上軸が、止め
縫い設定部22により設定された針数分回転して、布送り
方向の切替タイミングになったか否かを判断する。そし
て布送り方向の切替タイミングになったと判断される
と、S110に移行して、回転センサ30からの出力パルスに
より算出される上軸の回転速度に基づき、予め設定され
ている基準針位置から逆転ソレノイド駆動回路32に駆動
信号を出力するまでの時間TONに相当する上軸の回転角
度を求め、この回転角度に対応した回転センサ30からの
パルス数を算出する。
このようにS110にてパルス数が算出されると、今度は
S120に移行して、このパルス数をカウンタにセットし、
S130にて針位置センサ28及び回転センサ30からの信号に
基づき針位置が基準針位置になったか否かを判断する。
即ち、本実施例では、針位置センサ28は針上及び針下を
検出するものであるため、このS130においては、基準針
位置が針上又は針下でない場合には、針位置センサ28に
て針上或は針下が検出された後回転センサ30から出力さ
れるパルス数に基づき基準針位置を検出する。
こうしてミシン針が基準針位置になったと判断される
と、今度はS140に移行して、回転センサ30からのパルス
信号が入力されたか否かを判断することによりパルス信
号の入力を待ち、パルス信号が入力されるとS150に移行
して、S120にてパルス数をセットしたカウンタをデクリ
メントし、続くS160にて、このカウンタの値が0になっ
たか否かを判断する。即ちこのS140〜S160では、回転セ
ンサ30からパルス信号が入力される度にカウンタをデク
リメントすることにより、基準針位置からの経過時間を
計時しているのである。
そしてS160にて、カウンタが0であると判断される
と、基準針位置から所定時間経過し、布送り方向の逆転
タイミングになったとして、S170に移行し、逆転ソレノ
イド駆動回路34への駆動信号を出力(又は出力停止)
し、逆転ソレノイド13をON(又はOFF)させる。
そして続く180では、加工布の止め縫いが終了したか
否かを判断し、止め縫い終了であればそのまま処理を終
了し、止め縫い終了でなければ再度S100に移行する。即
ち、止め縫いは布送り方向の逆転→正転→逆転,或は正
転→逆転→正転を行うことにより実現されるため、S100
〜S180の処理は複数回実行される。
次に第5図の基準針位置切替処理は、操作板20に設け
られた基準針位置設定部24が操作されたときに実行され
る処理で、処理が開始されるとまずS200を実行して、基
準針位置設定部24に設けられた3つの切替スイッチの設
定状態を読み込む。そして続くS210では、これら各切替
スイッチの設定状態に対応した基準針位置を第6図に示
すマップを用いて算出し、S220にて、その算出結果に応
じて基準針位置を更新し、処理を終了する。
このように本実施例では、操作板20に設けられた基準
針位置設定部の切替スイッチを操作することにより、基
準針位置を45度単位,即ち8分解能で設定できるように
されている。このため第7図に破線で示す如く、逆転ソ
レノイド13の応答速度が初期値からずれたとしても、基
準針位置を変更することにより、布送り方向逆転時の針
位置を所望の位置にすることが可能となる。
尚本実施例では、基準針位置の変更をディップスイッ
チを用いて行うようにしたが、可変抵抗器等を用いれば
無段階で変更することも可能である。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明の布送り方向逆転装置によ
れば、逆転装置を駆動する駆動信号の出力タイミングを
決定する上軸の回転位置を、外部から設定できるように
しているため、逆転装置の劣化等によって、その応答時
間が変化したとしても、布送り方向逆転時の針位置を所
望の位置にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を例示するブロック図、第2図は
実施例のミシンを表す外観図、第3図はミシンの駆動装
置の構成を表すブロック図、第4図は制御回路で実行さ
れる止め縫い処理を表すフローチャート、第5図は同じ
く制御回路で実行される基準針位置基切替処理を表すフ
ローチャート、第6図は基準針位置設定部に設けられた
切替スイッチの設定状態から基準針位置を求めるための
マップを表す説明図、第7図は従来装置及び実施例の逆
転制御の動作を説明するタイムチャート、である。 4……踏板、6……制御装置 13……逆転ソレノイド、24……基準針位置設定部 28……針位置センサ、30……回転センサ 32……逆転ソレノイド駆動回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシンの布送り方向を逆転させる逆転装置
    と、 上軸の所定の回転角度毎に検出信号を発生する回転角セ
    ンサと、 所定の針位置を検出する針位置センサと、 布送り方向の逆転指令を入力するための逆転指令入力部
    と、 該逆転指令入力部を介して布送り方向の逆転指令が入力
    されると、上記針位置センサ及び回転角センサからの検
    出信号に基づき上記逆転装置の駆動信号を出力する駆動
    信号出力手段と、 該駆動信号出力手段からの駆動信号を受けて上記逆転装
    置を駆動する駆動手段と、 を備えたミシンの布送り方向逆転制御装置において、 上記駆動信号出力手段が、 駆動信号出力タイミングの決定基準となる上軸の回転位
    置を設定するための回転位置設定部と、 上記針位置センサ及び回転角センサからの検出信号に基
    づき、上記回転位置設定部を介して設定された上軸の回
    転位置を検出する回転位置検出手段と、 該回転位置検出手段にて上軸の回転位置が検出された後
    駆動信号を出力する迄の時間又は時間相当量を、上記回
    転角センサからの検出信号に基づき得られる上記上軸の
    回転速度に応じて算出する駆動信号出力時間算出手段
    と、 上記回転位置検出手段の検出結果及び駆動信号出力時間
    算出手段の算出結果に基づき上記駆動信号の出力タイミ
    ングを決定し、上記駆動信号を発生する駆動信号発生手
    段と、 を備えたことを特徴とするミシンの布送り方向逆転制御
    装置。
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