JP2002143585A - ミシンの主軸検出装置 - Google Patents

ミシンの主軸検出装置

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JP2002143585A
JP2002143585A JP2000344550A JP2000344550A JP2002143585A JP 2002143585 A JP2002143585 A JP 2002143585A JP 2000344550 A JP2000344550 A JP 2000344550A JP 2000344550 A JP2000344550 A JP 2000344550A JP 2002143585 A JP2002143585 A JP 2002143585A
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Hiroshi Horimoto
浩 堀本
Nobuyoshi Kawate
宣佳 川手
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一枚の遮蔽板とその光センサーにより針振り
信号と送り信号を得られ、しかも主軸の回転方向も判別
できるミシンの主軸検出装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 遮蔽板の両端エッジを針振り開始位置と
送り調整開始位置に対応したもとし、遮蔽板を検出する
センサーを遮蔽板の回転方向に沿って2個配置するよう
にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はミシン主軸の回転
角度を検出する主軸検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に主軸検出装置の機構部分は、主
軸に装着された扇形の遮蔽板と、この遮蔽板を中心にし
て対向配置した投光部及び受光部よりなる光センサーと
から構成されている。この遮蔽板はその主軸の所定角度
に配置したエッジが形成されており、このエッジが投光
部及び受光部の間を通過すると、このエッジの通過に伴
って光センサーから出力される信号の切替りを判別する
ことにより、その主軸の所定角度を検出するものであ
る。
【0003】本縫いミシンの主軸の一回転は、その回転
に同期して上下動する針が上死点に有る位置を基準にし
て零度とし、主軸が回転して下死点に移動すると180
度の回転となり、更に回転して再度上死点に移動した位
置を360度としている。これに従って、従来の上記遮
蔽板は主軸の長手方向に沿って2枚配置され、第一の遮
蔽板は、一端の第1エッジを針振り装置の針振りモータ
の針振り開始位置である297度とし、他端の第2エッ
ジを布送り装置の送り量調節用モータの作動開始位置で
ある120度に配置されている。この第1の遮蔽板に対
向配置した光センサから出力される信号は、第1エッジ
の通過により信号が反転して針振り信号となり、第2エ
ッジの通過により送り信号となる。
【0004】また第2の遮蔽板は主モータによる針の上
下停止位置制御や針数をカウントするために、一端の第
1エッジを針上停止位置(25度)とし他端の第2エッジ
を針下停止位置(140度)に配置されている。この第2
の遮蔽板に対向配置した光センサから出力される信号
は、第1エッジの通過により信号が反転して針上信号と
なり、第2エッジの通過により針下信号となる。
【0005】図7は、主軸が下死点180度から上死点
0度を通過して再度下死点に一回転する間に、それぞれ
の光センサから出力される信号を示すタイミングチャー
トである。ジグザグ模様を縫製する場合には、主モータ
により主軸を回転させて針を上下に移動するとともに、
針が布上に移動している間に針振りモータを駆動して針
を一縫目分横方向に移動することで針振りし、針が布に
貫通している間の布送り停止中に送り量調節用モータを
駆動して次の送り量の設定が行われる。即ち、図7は針
振りモータと送り量調節用モータの駆動開始位置が、主
軸一回転中に交互に行われることを示している。
【0006】主モータの起動時に針が基準位置として、
例えば上記第2遮蔽板の第2エッジを検出して針下位置
(140度)で停止していたときに、スタートスイッチ
が操作されて、主モータで主軸を回転して縫製開始する
場合には、主軸の回転により前記第1の遮蔽板の第1エ
ッジ(297度)が最初に光センサーを通過し、次に第
2エッジ(120度)が通過し、以降第1エッジと第2エ
ッジが交互に光センサを通過するから、光センサがエッ
ジを検出するたびに、自動的に針振りデータの読み出し
及び針振りモータの駆動と、送りデータの読み出し及び
送り量調節用モータの駆動を1縫目づつ交互に行なうよ
うにしていた。
【0007】ところで、ジグザグ模様を縫製途中でミシ
ンを一時停止させて、ミシンに布を再セットしたり、布
を回転させて移動したときに、主軸に連結されたプーリ
ーを手回して布上に針を降下させて布に対する針の縫目
位置を確認し、さらにプーリーを1,2回転させて試し
に1,2縫目形成したい場合がある。このとき、主軸を
主モータの回転方向と同じ正方向に手回した場合には、
上記主軸を主モータで駆動した場合と同様に、第1の遮
蔽板のエッジを光センサが検出するたびに、針振り信号
と送り信号が交互に出力されているものとして針振りモ
ータ又は送り量調節用モータの駆動を交互に行なうよう
にしても差し支えない。
【0008】しかしながら、作業者がプーリーを逆回転
させた場合は、第1の遮蔽板の第1エッジと第2エッジ
が光センサを通過する順番が正回転とは反対になる。即
ち、上記ミシンが針下位置(140度)で停止している時
に、プーリーを逆回転させた場合は、送り量調節位置で
ある上記第2エッジ(120度)が最初に光センサーを通
過することとなり、この場合も針振りモータを駆動する
と、まだ布から針が抜け上がっていない状態で針振り移
動するために針折れが発生する危険性がある。また、同
様に逆回転して主軸297度を検出ていながら送り調節
モータを作動させると主軸の布送り期間中であるために
送り調節機構を損傷する危険性がある。
【0009】そのために、従来より、手動でプーリーが
回転されたときは、回転方向が正回転か逆回転かを判別
していた。回転方向が正回転の場合には、選択された模
様の針振りデータや送りデータを読み出して、針振りモ
ータや送り量調節用モータを駆動制御するのに対して、
回転方向が逆回転の場合にはこれらのデータの読み出し
を禁止するようにしている。
【発明が解決しようとする課題】
【0010】この回転方向を検出する方法として、従来
は前記主軸検出装置の2枚の遮蔽板に配置されたそれぞ
れの光センサを使うことにより行なっていた。例えばミ
シンが前回の縫製終了時に針下停止位置(140度)で停止
していたとする。作業者がミシン停止中に手動でプーリ
ーを回転させると、第1遮蔽板の光センサから出力され
る信号が反転してエッジを検出したと判別される。その
時、図7に示すように第2遮蔽板の光センサが第2遮蔽
板を検出して0信号が出力されていれば、針振り開始位
置(297度)を検出したことになり主軸の回転方向が正回
転と判別することができ、またこの時1信号が出力され
ていれば送り調節開始位置(120度)を検出したことにな
り主軸の回転方向が逆回転と判別できる。
【0011】しかしながら、従来の主軸検出装置は主軸
に二枚の遮蔽板と、それぞれの遮蔽板に検出器を備える
ものであったために、コストの増加と、二枚の遮蔽板を
配置できる広いスペースを確保する必要があるという問
題点があった。本願の目的は、一枚の遮蔽板とその光セ
ンサーにより上記機能を得られるミシンの主軸検出装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、針を上下動させる主軸と、
主軸を回転させる主モータと、前記主軸によって駆動さ
れる布送り歯の送り量を設定する送り調節用モータと、
前記針を送り方向と直交する方向に針振りする針振り装
置の針振りモータと、主モータの駆動による針の上下移
動に伴って、前記送り調節用モータにより設定される送
り量と針振りモータにより駆動される針振り量を含む縫
製データを記憶した記憶手段とを備えたミシンにおい
て、主軸とともに回転して、主軸の回転角度が前記針振
りモータの針振り開始位置に関連する位置を示す第1エ
ッジと、主軸の回転角度が送り調節用モータの作動開始
位置に関連する位置を示す第2エッジを備えた遮蔽板
と、前記遮蔽板のエッジの検出時期に差を持たせて対向
配置した第1検出部と第2検出部を備え、第1検出部では
前記遮蔽板の第1エッジ又は第2エッジが通過したとき
にこれを検出して針振り信号又は送り信号を出力するも
のであり、第2検出部では前記第1検出部が第1エッジ又
は第2エッジを検出した時に前記遮蔽板の有無を検出す
る検出手段と、前記第1検出部から針振り信号または送
り信号が出力された時に、第2検出部で遮蔽板の有無の
検出に関連して主軸の回転方向が正回転か逆回転かを判
別する制御手段とを備えた。
【0013】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の第1検出部と第2検出部は遮蔽板の回転方向に沿っ
て配置する。また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の遮蔽板の第1検出部と第2検出部が一体形成され
る。また、請求項4記載の発明は、請求項1記載の制御
手段は主モータが駆動していない場合に作動するもので
あり、主モータの駆動によって主軸が回転している場合
には第1検出部の検出により針振りモータまたは送り調
節用モータを作動するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態により説明する。図1は、本発明に係る一実施形態の
ミシンの外観を示した斜視図である。同図において、1
0はミシン本体であり、このミシン本体10には、主軸
により駆動される布送り装置(図示しない)とこの布送
り装置により針板11から上方に出没して布送りする布
送り歯12を備えたミシンベット13と、このミシンベ
ッド13に立設され先端部に主軸の回転により上下動す
る針14とこの針14を前記布送り方向に直交する方向
に針振りする針振り装置(図示しない)を備えたミシン
ヘッド15とを有している。16は前記主軸を手回し可
能に連結したプーリーである。
【0015】21はミシンヘッド15の作業者側に配置
した模様選択のためのタッチスイッチであり、複数の模
様表示位置に対応して複数配置され、所望の模様が表示
されたスイッチを押圧操作することにより模様選択する
ことができる。22a〜22fは、各模様選択スイッチ
の上方に配置した表示ランプであり、押圧された模様選
択スイッチ21の上方に配置された一の表示ランプが点
灯して選択模様を表示するようになっている24はスタ
ート信号又はストップ信号が出力されるミシンのスター
トストップスイッチ、25は主軸に装着した遮蔽板、2
6はこの遮蔽板25を検出するために遮蔽板25を中間
に挟んで投光部と受光部が対向配置するように一体形成
された光センサー(検出手段)である。この遮蔽板25
と光センサー26により主軸検出装置27の機構部分を
構成する。
【0016】図2はこの主軸検出装置27の平面図であ
り、主軸28に対して遮蔽板25は扇形をなし、その一
端の第1エッジ25aを前記針振り装置の針振り開始位置
を示し主軸28に対して297度とし、他端の第2エッ
ジ25bを布送り装置の送り調整開始位置を示し主軸2
8に対して120度に設定されている。また光センサー
26は受光部がセンサA(第1検出部)26aとセンサB
(第2検出部)26bの2個で形成され、それぞれ前記
遮蔽板25の回転方向に沿って配列され、図3に示す投
光部26cと遮蔽板25を介して対向配置している。こ
れらセンサA26aとセンサB26bを前記遮蔽板の回
転方向に沿って配列することにより、エッジの検出時期
に差を持たせ、後述するように、これによって回転方向
の検出及びエッジの識別ができるようにしている。セン
サA26a及びセンサB26bは、前記遮蔽板25が矢
印で示す正方向に回転して第1エッジ25aから第2エ
ッジ25bが通過する間は遮蔽板25により遮蔽される
ため、図3に示す光センサー26の駆動回路により、O
UTPUTA、Bから1信号が出力され、また、第2エ
ッジ25bから第1エッジ25aが通過する間は遮蔽板
25がなく投光部26cからの検出光を受光してOUT
PUTA、Bから0信号が出力される。
【0017】また図4に示すように、主軸28が正回転
して297度を通過すると、遮蔽板25の第1エッジ2
5aがセンサA26aを通過して遮蔽板25により検出
光を遮蔽するためにOUTPUTAの信号が反転して1
信号が出力されることで針振り装置の針振り開始位置を
示す針振り信号を判別するとともに、センサB26bは
まだ遮蔽板25がないため検出光を受光して0信号が出
力される。
【0018】さらに主軸28が正回転して120度を通
過すると、遮蔽板25の第2エッジ25bがセンサA2
6aを通過して遮蔽板25がなくなるため検出光を受光
してOUTPUTAの信号が反転して0信号が出力され
ることで布送り装置の送り調整開始位置を示す送り信号
を判別するとともに、センサB26bはまだ遮蔽板25
により検出光を遮蔽するために0信号が出力される。
【0019】なお、この遮蔽板25の配置は両エッジに
対して第2図と反対に第2エッジ25bから第1エッジ
25aが通過する間で形成されていてもよく、また光セ
ンサーが遮蔽板のある無しを検出した時に出力する信号
が図4と逆の論理になっていてもよい。図5は本発明に
係るミシンの制御ブロック図であり、30はCPU、3
1は前記模様選択のためのタッチスイッチ21により選
択可能な模様の送り量とジグザグ縫いの針振り量を含む
模様データが記憶されている記憶手段としての模様デー
タROMであり、32は前記主軸検出装置27の作動プ
ログラム及びミシンの模様選択プログラム及び選択模様
の縫製制御プログラム等が格納されたプログラムROM
であり、33は上記プログラムの実行により発生するデ
ータを記憶するためのRAMである。これら、CPU3
0〜RAM33により、制御手段が構成されている。
【0020】この制御手段に対する入力部としては上記
光センサー26とミシンの操作スイッチのほかに、パル
スカウンター39が入力インターフェースを介して接続
されている。また、制御手段からの出力部としては、表
示ランプ22の他に、駆動回路を介して、主軸28を駆
動する主モータ34、布送り装置の送り量を設定するた
めの送り調節用モータ35、針振り装置の針振りを行な
う針振りモータ36が出力インターフェースを介して接
続されている。37は前記主モータ34の回転軸に装着
されたパルス発生器であり、主モータ1回転中所定のパ
ルス数を発生するものであり、前記パルスカウンター3
9によりカウントされる。
【0021】以上の構成に対して、次に本発明の作用を
図6のフローチャートに基づいて説明する。ミシンを電
源オンして、作業者が布送りとともに針振り装置が駆動
されるジグザグ模様をタッチスイッチ21で選択したと
する。スタートストップスイッチ24を操作してジグザ
グ縫いを縫製して、再度、スタートストップスイッチ2
4を操作して、主軸28が針下位置(140度)でミシ
ン停止されたものとする。このとき、センサA26a及
びセンサB26bの出力はともに0信号である(図
4)。
【0022】S1でスタートスイッチ24を監視し、オ
ンでなければS2に進む。S2で主軸検出装置27のセ
ンサA26aの出力信号を監視する。作業者が手動でプ
ーリー16を回してセンサA26aの出力信号が0から
1に変化した場合は針振り開始位置と仮定してS3に進
む。信号に変化がなければS1に戻る。S3ではセンサ
B26bの信号を確認し、信号が0であるときは正方向
回転による針振り信号としてS4に進む。信号が1の場
合は送り信号であり手回しによる逆方向回転としてS1
に戻る。S4では模様データROM31から選択模様の
針振りデータが読み出され、駆動回路を通じて針振りモ
ータ36を1針分駆動する。
【0023】S5でスタートスイッチ24を監視し、オ
ンでなければS6に進む。S6で主軸検出装置27のセ
ンサA26aの出力信号を監視する。作業者が手動でプ
ーリー16を回してセンサA26aの出力信号が1から
0に変化した場合は送り開始位置と仮定してS7に進
む。信号に変化がなければS5に戻る。S7ではセンサ
B26bの信号を確認し、信号が1であるときは正方向
回転による送り信号としてS8に進む。信号が0の場合
は針振り信号であり手回しによる逆方向回転としてS5
に戻る。S8では模様データROM31から選択模様の
縫製データから布送り量が読み出され、駆動回路を通じ
て送り調節モータ35により送り量が設定され、主軸2
8により布送りされる。
【0024】また、スタート時にS1でミシンスタート
スイッチ24のオン操作を検出するとS9に進む。S9
で主モータ34に電力が供給され針下位置(140度)
で停止していた主軸28を駆動する。S11でミシンス
タートスイッチ24の再オン(停止指令)を監視し、オ
ン操作を検出するとS12に分岐し、針下位置で停止す
るために停止予約をセットする。S11でミシンスター
トスイッチ24のオン操作を検出しないときはS13に
進み、S13ではセンサA26aの0信号の変化を監視
する。信号が0から1に変化したとき、即ち遮蔽板25
の第1エッジ25aを検出して主軸28が297度とな
ったとき、針振り信号としてS14に進み、そうでなけ
ればS11に戻る。この場合は主軸28が主モータ34
に依って駆動されているためセンサB26bにより回転
方向を確認する必要がない。S14では模様データRO
M31から選択模様の針振りデータが読み出され、駆動
回路を通じて針振りモータ36を1針分駆動する。
【0025】S15でミシンスタートスイッチ24の再
オン(停止指令)を監視し、オン操作を検出するとS1
6に分岐し、針下位置で停止するために停止予約をセッ
トする。S15でミシンスタートスイッチ24のオン操
作を検出しないときはS17に進み、S17ではセンサ
A26aの1信号の変化を監視する。信号が1から0に
変化したとき、即ち遮蔽板25の第2エッジ25bを検
出して主軸28が120度となったとき、送り信号とし
てS18に進み、そうでなければS15に戻る。この場
合も主軸28が主モータ34に依って駆動されているた
めセンサB26bにより回転方向を確認する必要がな
い。S18では模様データROM31から選択模様の縫
製データから布送り量が読み出され、駆動回路を通じて
送り調節モータ35により送り量が設定され、主軸28
により布送り装置が駆動して布送りされる。
【0026】S19では停止予約の有無を確認する。停
止予約がなければS11に戻り、停止予約が設定されて
いればS20に進む。S20では主モータを減速して低
速にしたところで、センサA26aによる遮蔽板25の
第2エッジ25bを監視する。信号が1から0に変化し
て主軸28が120度となったら、パルス発生器37の
出力パルスをカウントするパルスカウンタ37を作動し
て、その計数値が主軸140度に相当する所定の値にな
った時点でS21に進む。パルス発生器37は、例えば
主モータ34に連結され主軸1回転に160パルスを発
生させ、主モータ起動中の回転数制御に用いられる。S
21では主モータ34の電力を断ち主軸28を下位置
(140度)で停止させ、S1に戻る。
【0027】なお、上記実施例ではセンサA26aとセ
ンサB26bの検出時期に差を生じさせるために、セン
サの配列方向を回転方向にしたが、これに限定されるも
のではなく、他の実施例として、例えば、センサの配列
を遮蔽板の回転中心からの経方向に沿って配列するとと
もに遮蔽板のエッジに段差を持たせる形状にしてもよ
く、またはセンサを回転方向と経方向の中間の斜めに配
置して遮蔽板をセンサの検出時期に差を生じさせる形状
にしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のミシンの
主軸検出装置は、従来用いられた2枚の遮蔽板の一方で
ある、針下位置と針上位置を示すとともに主軸の回転方
向を検出する遮蔽板を廃止して遮蔽板を一枚とし、検出
器を一個に統合したことにより、ミシンのコストを低減
することができた。また、遮蔽板を一枚とし、検出器を
一個に統合したことにより、配置スペースが少なくて済
み、ミシンをコンパクトにまとめることができるように
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すミシンの斜視図。
【図2】 本発明の一実施例を示す主軸検出装置の平面
図。
【図3】 本発明の一実施例を示す主軸検出装置の検出
回路図。
【図4】 本発明の一実施例を示す主軸検出装置のタイ
ミングチャート。
【図5】 本発明の一実施例を示す主軸検出装置の制御
ブロック図。
【図6】 本発明の一実施例を示すフローチャート。
【図7】 従来の主軸検出装置のタイミングチャート。
【符号の説明】
10:ミシン本体 11:針板 12:布送り歯 14:針 16:プーリー 21:模様選択タッチスイッチ 22a〜22f:表示ランプ 24:スタートストップスイッチ 25:遮蔽板 25a:第1エッジ 25b:第2エッジ 26:光センサー(検出手段) 26a:センサA(第1検出部) 26b:センサB(第2検出部) 26c:投光部 27:主軸検出装置 28:主軸 30:模様データROM(記憶手段) 32:プログラムROM 33:RAM 34:主モータ 35:送り調節用モータ 36:針振りモータ 37:パルス発生器 39:パルスカウンター
フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 AA07 CB04 CE01 CE23 CE25 DB03 GD03 GD22 GF02 GF03 JA02 JA03 LA02 LA64 LA67 LA82 LA88 LB01 NA05 NA14 NA62 NA67 NA71 NB02 NB05 NC02 NC03 QA04 QA05 QA06 QA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針を上下動させる主軸と、 主軸を回転させる主モータと、 前記主軸によって駆動される布送り歯の送り量を設定す
    る送り調節用モータと、 前記針を送り方向と直交する方向に針振りする針振り装
    置の針振りモータと、 主モータの駆動による針の上下移動に伴って、前記送り
    調節用モータにより設定される送り量と針振りモータに
    より駆動される針振り量を含む縫製データを記憶した記
    憶手段とを備えたミシンにおいて、 主軸とともに回転して、主軸の回転角度が前記針振りモ
    ータの針振り開始位置に関連する位置を示す第1エッジ
    と、主軸の回転角度が送り調節用モータの作動開始位置
    に関連する位置を示す第2エッジを備えた遮蔽板と、 前記遮蔽板のエッジの検出時期に差を持たせて対向配置
    した第1検出部と第2検出部を備え、第1検出部では前記
    遮蔽板の第1エッジ又は第2エッジが通過したときにこ
    れを検出して針振り信号又は送り信号を出力するもので
    あり、第2検出部では前記第1検出部が第1エッジ又は第
    2エッジを検出した時に前記遮蔽板の有無を検出する検
    出手段と、 前記第1検出部から針振り信号または送り信号が出力さ
    れた時に、第2検出部で遮蔽板の有無の検出に関連して
    主軸の回転方向が正回転か逆回転かを判別する制御手段
    とを備えたことを特徴とするミシンの主軸検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の第1検出部と第2検出部は遮
    蔽板の回転方向に沿って配置してあることを特徴とする
    請求項1記載のミシンの主軸検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の遮蔽板の第1検出部と第2検
    出部が一体形成されていることを特徴とする請求項1又
    は2記載のミシンの主軸検出装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の制御手段は主モータが駆動
    していない場合に作動するものであり、主モータの駆動
    によって主軸が回転している場合には第1検出部の検出
    により針振りモータまたは送り調節用モータを作動する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のミ
    シンの主軸検出装置。
JP2000344550A 2000-11-13 2000-11-13 ミシンの主軸検出装置 Abandoned JP2002143585A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102162177A (zh) * 2011-05-10 2011-08-24 浙江美机缝纫机有限公司 带有针位安全检测传感器的套结机、控制方法及其感应片
CN103710907A (zh) * 2014-01-03 2014-04-09 南通纺织职业技术学院 一种缝纫机控制方法
CN109778434A (zh) * 2019-03-25 2019-05-21 浙江众邦机电科技有限公司 一种用于缝纫机开机找上针位的装置及方法

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