JP2682706B2 - 模様縫いミシン - Google Patents

模様縫いミシン

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JP2682706B2
JP2682706B2 JP1237993A JP23799389A JP2682706B2 JP 2682706 B2 JP2682706 B2 JP 2682706B2 JP 1237993 A JP1237993 A JP 1237993A JP 23799389 A JP23799389 A JP 23799389A JP 2682706 B2 JP2682706 B2 JP 2682706B2
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pattern
feed pitch
sewing
sewn
sewing machine
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寿之 岩田
伸之 都筑
英男 安井
保久 横溝
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ジューキ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スカラップ縫い模様の如き所定の針数で構
成された1つの単位模様を繰り返して縫製する模様縫い
ミシンに関し、特に該単位模様の折り返し点等で布のじ
わ、模様変形等が生じるのを簡単に防止できるミシンに
関するものである。
〔従来の技術〕
従来からスカラップ縫いは第6図に示す様なガードル
製品等に用いられている。従来からスカラップ縫いにお
いては、第6図中に矢印Aで示す左右対称に折り返して
対称模様を縫製する縫製部分が実際の縫製作業で問題と
なっている。
即ち、該縫製部分は第7図に示す様に、折り返し点a
に直前のスカラップ模様B1の縫終り点が一致してスカラ
ップ模様左右対称に縫製される事は、縫製生地の性質や
生地の送り時のスベリ等により極めて困難とされてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
現状では、折り返し点aまでスカラップ模様を縫製し
て折り返すべき所を、第8図に示す様にスカラップ模様
を変更できない為に、b点まで縫製してから折り返して
いる。この為に、所望の縫製模様よりcだけ縫製が余分
になり、全体的に縫いパターンが不自然な形状となる欠
点を有する。
また、上記の点を避ける為に縫製中に縫製者が布地を
引張り伸ばしたりして、スカラップ模様の縫終り点を折
り返し点に一致させることも行われている。しかし、ス
カラップ模様の送りピッチが不均一に変化され、この場
合にも全体的に縫いパターンが不自然な形状となった
り、布じわを生じたり、縫い上がりが変形したりする等
の欠点を有する。
本発明はこの点を改良するもので、縫いパターン崩れ
を生じることがなく奇麗な縫いパターンを縫製すること
がき、更に布じわも生じることがない模様縫ミシンを提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、所定の針数で1つの単位模様を予め構成
し、該単位模様を繰り返して縫製し、被縫製物の中心線
に対して、対称的な縫製パターンを形成する模様縫いミ
シンにおいて、現在の送りピッチを検出する送りピッチ
検出手段と、送りピッチの変更量を指示する指示手段
と、前記送りピッチ検出手段および指示手段の出力に基
づいて調整用の送りピッチ量を演算する演算手段と、被
縫製物の前記中心線と交差し且つこの中心線に対して対
称に、連続して縫製される、2つの調整用の単位模様の
縫い位置を判定する判定手段と、前記判定手段の判定に
基づいて前記2つの調整用の単位模様を前記演算手段に
よる調整用の送りピッチで縫製し、該2つの調整用の単
位模様の縫製後は元の送りピッチで縫製するように制御
する制御手段とを備えることとした。
〔作用〕
したがって、縫製パターンを折り返し点で対称に折り
返し縫製する場合に、所定の折り返し点から縫製パター
ンがずれることなしに単位模様を縫製でき、布じわを生
じることもなく、縫製品質が著しく向上する。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第1図
は本発明の一実施例の要部ブロック構成図を示す。第1
図において、1は現在の送りピッチの1/2の送りピッチ
を指示する1/2送りピッチスイッチを示し、2は現在の
送りピッチの1/3の送りピッチを指示する1/3送りピッチ
スイッチを示し、3は現在の送りピッチの2倍の送りピ
ッチを指示する2倍送りピッチスイッチを示し、5は現
在の送りピッチの3倍の送りピッチを指示する3倍送り
ピッチスイッチを示し、6は送りピッチを現在の送りピ
ッチにリセットするリセットスイッチを示す。
これら各々のスイッチはインターフェース7を介して
マイクロプロセッサで構成される制御部9内の演算回路
10に接続されている。
また、第1図中11は一般的なミシン機構を示し、この
ミシン機構11には送りピッチを制御するパルスモータ12
が接続され、このパルスモータ12にはパルスモータの駆
動回路13が接続されている。この駆動回路13には現在の
パルスモータの位相から現在の送りピッチを検出する一
般的な送りピッチ検出回路15が接続されている。
この送りピッチ検出回路15の出力は前記演算回路10に
接続されている。この演算回路10の出力は送りピッチ指
示回路16に接続され、この送りピッチ指示回路16の出力
は前記駆動回路13に接続されている。
また、第1図中17は単位模様、即ちスカラップ模様の
各縫い目の針振り位置を決定する模様カムの縫始め点に
設けられたセンサを示し、このセンサ17の出力は前記イ
ンターフェース7およびスカラップ模様の縫製数を判別
する模様数判別回路18を介して前記送りピッチ指示回路
16に接続されている。
また、第1図中19は前記制御部9の処理を制御するた
めのプログラムが記憶されたメモリを示す。
第3図は前記模様カムを用いた一般的な模様縫いミシ
ンの概略図を示し、第4図は前記センサ17の該模様カム
への取り付位置の説明図を示す。
即ち、第4図でセンサ17は模様カム体20に形成された
単位模様の各縫目の針振り位置を決定する溝21内の前記
単位の模様の縫始め点に対応する位置にフォトトランジ
スタを利用する光学系センサを設けたものである。した
がって、センサ17は該カム溝21内に嵌合した軸22が単位
模様の縫始め点を通過した時にセンサ出力信号を出力
し、このセンサ出力は単位模様の縫製数および単位模様
の縫始め点の検出に利用される。
〔動作〕
この様に構成した本発明の一実施例の動作を説明する まず、第3図および第4図を用いて単位模様の縫製動
作の概略を説明する。尚、詳細については特公昭58−47
193号公報に開示されている。
ミシンを始動し下軸30が駆動源に連動して時計方向に
回転すると、上軸31がタイミングベルト32を介して下軸
30と同期し時計方向に回転する。従って、針棒33がクラ
ンク34を介して上軸31の1回転ごとに1上下動すると共
に、カム体20がウオーム35及びウオームホイール36を介
して下軸30の1回転ごとに反時計方向に単位模様の縫い
目分の1縫い目づつ回転し、作動体38の軸22に対するカ
ム体20の溝21の位相が変化するから針40が針孔41より抜
け上つている期間中に作動体38が上下に移動する。軸42
を第4図実線の位置に固定配置した状態において、作動
体38が上方に移動すると、揺動体43が軸44を中心に反時
計方向に回動するが、軸45は変更リンク46に連結してい
る為軸42を中心とする円弧R1に沿って斜右上方に移動す
る。従って、軸45に連結している揺動体43が軸44を中心
に回動しつつ右方に移動し、針棒支持体47が右方に移動
されるから針40は右方に振られ、第5図に示す単位模様
のS1点に結節を形成する。また、作動体38が下方に移動
すると、揺動体43が軸44を中心に時計方向に回動するか
ら軸45は円弧R1に沿って斜左下方に移動する。従って、
揺動体43が左方に移動し、針棒支持体47が左方に移動さ
れるから針40は左方に振られ、第5図のS2点に結節を形
成する。以下、同様にしてカム体20が1回転することに
より第5図に示すS1点からSn点までの単位模様が形成さ
れ、ミシンが駆動している間は該単位模様を繰り返し縫
製する。
この状態で、前記センサ17からは繰り返し縫製される
各単位模様(即ち、スカラップ模様)の各々の縫始め点
情報が出力され模様数判定回路18にこの情報が入力され
該回路18で逐次縫製された単位模様数が計数される。こ
こで、前記模様判定回路18には前記折り返し点aまでに
縫製されるべき単位模様数が予め初期設定されている。
また、スカラップ模様の送りピッチは初期設定されて
おり、この送りピッチは送りピッチ指示回路16に保持さ
れ該送りピッチに対応して駆動回路13がパルスモータ12
を回転させミシン機構11が該送りピッチでスカラップ模
様を縫製する。送りピッチ検出回路15はパルスモータ12
の位相角度を監視し現在の送りピッチを検出している。
この状態で、縫製者は第7図で説明した折り返し点a
の近くまでスカラップ模様を縫製した時に、折り返しス
カラップ模様(即ち、調整用スカラップ模様B1)(第7
図参照)を前記折り返し点aで縫い終る様に前記各スイ
ッチ1、2、3および5、6の内から調整用スカラップ
模様に対する最適な送りピッチを指示する。例えば、所
定ピッチで初期設定されている送りピッチを1/2スイッ
チ1で1/2の送りピッチに変更することを指示する(第
2図ブロック50、以下単に「ブロック」と言う)。
これにより、演算回路10では送りピッチ検出回路15の
出力と該スイッチ1からの指示値により調整用の送りピ
ッチを演算し、送りピッチ指示回路16がこれを保持す
る。前記模様数判定回路18はセンサ17からのセンサ出力
の入力数と前記初期設定値から調整用スカラップ模様B1
の縫始め点を判定し、調整用スカラップ模様B1の縫始め
点を検出した場合は前記送りピッチ指示回路16に前記調
整用の送りピッチの読出信号を与える。この読出された
調整用の送りピッチに対応して駆動回路13がパルスモー
タ12を駆動し、ミシン機構11は送りピッチを調整用の送
りピッチに設定し、調整用スカラップ模様B1が該調整用
の送りピッチで縫製される(ブロック52)。更に、模様
数判定回路18は続くセンサ出力信号があった場合にも前
記調整用の送りピッチの読出信号を前記送りピッチ指示
回路16に与え次のスカラップ模様B2(第7図参照)もス
カラップ模様B1と同一の送りピッチで縫製させる。
これは、縫製模様いの均整をとるためである。模様数
判定回路18はスカラップ模様B1およびB2の縫始め点を検
出した後は送りピッチ指示回路16への読出信号を出力せ
ず、送りピッチ指示回路16から駆動回路13に調整前の送
りピッチが指示される(ブロック90、91)。
また、前記模様数判定回路18の動作を簡略化する為
に、ミシンの操作者に目視により調整用スカラップ模様
B1の直前のスカラップ模様B3(第7図参照)の縫製中を
判別させ、このスカラップ模様B3の縫製中に前記スイッ
チ群1、2、3および56により前記所望の調整用の送り
ピッチを指示させ、このスイッチの入力タイミングを利
用して前記模様数判定回路18がこのスイッチ入力の直後
の前記センサ17からのセンサ出力信号を調整用スカラッ
プ模様B1の縫始め点と判定する様に構成しても良い。
〔効果〕
以上説明したように本発明によれば、所定の針数で1
つの単位模様を予め構成し、該単位模様を繰り返して縫
製し、被縫製物の中心線に対して、対称的な縫製パター
ンを形成する模様縫いミシンにおいて、現在の送りピッ
チを検出する送りピッチ検出手段と、送りピッチの変更
量を指示する指示手段と、前記送りピッチ検出手段およ
び指示手段の出力に基づいて調整用の送りピッチ量を演
算する演算手段と、被縫製物の前記中心線と交差し且つ
この中心線に対して対称に、連続して縫製される、2つ
の調整用の単位模様の縫い位置を判定する判定手段と、
前記判定手段の判定に基づいて前記2つの調整用の単位
模様を前記演算手段による調整用の送りピッチで縫製
し、該2つの調整用の単位模様の縫製後は元の送りピッ
チで縫製するように制御する制御手段とを備えることと
した。
したがって、縫製パターンを折り返し点で対称に折り
返し縫製する場合に、所定の折り返し点から縫製パター
ンがずれることがなく、布じわを生じることもなく、縫
製品質を著しく向上することができる等の優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の要部ブロック構成図。 第2図は本発明一実施例のフローチャート。 第3図および第4図は本発明一実施例のカム体およびセ
ンサの説明図。 第5図は単位模様の縫製状態を示す説明図。 第6図スカラップ縫いの説明図。 第7図は折り返し縫いの説明図。 第8図は従来装置による折り返し縫いの説明図。 1……1/2倍送りスイッチ 2……1/3倍送りスイッチ 3……2倍送りスイッチ 5……3倍送りスイッチ 6……リセットスイッチ 10……演算回路 11……ミシン機構 12……パルスモータ 13……駆動回路 15……送りピッチ検出回路 16……送りピッチ指示回路 17……センサ 18……模様数判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横溝 保久 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジューキ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−86998(JP,A) 特開 昭62−22684(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の針数で1つの単位模様を予め構成
    し、該単位模様を繰り返して縫製し、被縫製物の中心線
    に対して、対称的な縫製パターンを形成する模様縫いミ
    シンにおいて、 現在の送りピッチを検出する送りピッチ検出手段と、 送りピッチの変更量を指示する指示手段と、 前記送りピッチ検出手段および指示手段の出力に基づい
    て調整用の送りピッチ量を演算する演算手段と、 被縫製物の前記中心線と交差し且つこの中心線に対して
    対称に、連続して縫製される、2つの調整用の単位模様
    の縫い位置を判定する判定手段と、 前記判定手段の判定に基づいて前記2つの調整用の単位
    模様を前記演算手段による調整用の送りピッチで縫製
    し、該2つの調整用の単位模様の縫製後は元の送りピッ
    チで縫製するように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする模様縫いミシン。
JP1237993A 1989-09-13 1989-09-13 模様縫いミシン Expired - Lifetime JP2682706B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2623522B2 (ja) * 1985-07-20 1997-06-25 ブラザー工業株式会社 ミシンにおける縫目ピツチ制御装置
JPS6486998A (en) * 1987-09-30 1989-03-31 Juki Kk Apparatus for stopping at fixed position for sewing machine

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