JP2623567B2 - 2本針ミシンの制御装置 - Google Patents

2本針ミシンの制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は2本針ミシンの制御装置に関する。
(従来の技術) 従来、2本針角縫いミシンによって角部の縫製を行う
場合、例えば第5図に示すように、加工布角部の一側縁
Waに沿い2本針縫い状態で平行な縫目S0を形成した後に
角部内側の針を休止させ、角部外側の針による1本針縫
い状態で布送り方向Fに沿って角部の一側縁Waに所定数
の縫目S1を形成し、その後、前記縫目S1の形成に関与し
た1本針を頂点P0において加工布Wに貫通させた状態
で、当該1本針を中心に加工布Wを回転させて角部の他
縁側Wbを布送り方向に沿って配置し、次いで、前記角部
の一側縁Waに対する縫目数と同数の縫目S2を1本針縫い
状態で形成した後に2本針縫い状態で切換えるようにし
ていた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、この従来の縫製方法においては、第5図に
示すように、角部において2本針縫い状態から1本針縫
い状態への切換えが実行される縫製開始位置L1が理想的
な位置Liからずれたままの状態で縫製が行われた時、他
縁側Wbに沿う縫目S2の形成を終了して2本針縫い状態に
復帰した後、復帰した針によって最初に形成される縫目
S3が角部内側の理想的な縫製軌跡lから大きくずれるた
め、縫目全体が見苦しくなるという問題があった。
(発明の目的) この発明は上記の問題点を解消するためになされたも
のであって、その目的は角部における1本針縫い状態の
縫製開始位置が理想的な位置からずれた状態で縫製が実
行されても、特に休止状態から復帰した針によって形成
される縫目の軌跡を理想的な軌跡に近づけて見栄えの良
い縫目を容易に形成することが可能な2本針ミシンの制
御装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明においては、1
本針縫い状態にて布送り方向に沿って角部の一側に形成
する縫目数を予め設定する縫目数設定手段と、前記縫目
数設定手段により設定された縫目数だけ1本針縫い状態
で角部の一側に縫目を形成させるとともに、前記角部の
他側に前記角部の一側に対する縫目数よりひとつ少ない
縫目を1本針縫い状態で形成した後に2本縫い状態に切
換える制御手段とを設けたものである。
(作用及び効果) 従って、この発明によれば、角部一側の1本針縫目数
を予め設定しておくだけで、角部の縫製開始位置が理想
的な位置からずれた状態で縫製が実行されても、特に休
止状態から復帰した針によって形成される縫目の軌跡を
理想的な軌跡に近づけて見栄えの良い縫目を形成するこ
とができる。
(実施例) 以下、この発明を具体化した実施例における2本針角
縫いミシンの構成について説明する。
第1図に示すように、ミシンテーブル1上に載置され
たミシンアーム2には下端にそれぞれ針3,4を有する一
対の針棒5,6が左右に所定間隔をおいてそれぞれ上下動
可能に支持され、ミシン主軸7の回転に伴って上下動さ
れる。両針棒5,6は第2図に示す針切換えエアシリンダ
のための電磁バルブ8を含む針切換え装置(図示略)を
介して針棒駆動機構(図示略)に連係され、切換え装置
の作動に基づき、加工布Wに平行な縫目を形成する2本
針縫い状態と、角部において何れか一方の針3,4を休止
させて縫目を形成する1本針縫い状態とに切換えられ
る。なお、前記切換え装置については本件出願人による
特公昭60−22957号公報に記載のものとほぼ同一である
ので、必要ならばそれを参照されたい。
又、テーブル1の下面に配設されたミシンモータ9は
ベルト10を介して前記ミシン主軸7に連結され、操作ペ
ダル11の踏み込み操作に基づいて回転される。ミシンア
ーム2には針3,4の上下位置を検出するための針位置検
出器12が設けられ、ミシン主軸7の回転に伴って針位置
検出信号を出力する。ミシンアーム2前面の操作パネル
上には、加工布Wの一側縁Waに沿って1本針縫い状態で
形成する縫目数を設定するための縫目数設定手段として
の縫目数設定キー13及び1本針縫い状態の設定時に休止
させる針3,4を選択するための休止針選択キー14がそれ
ぞれ設けられるとともに、設定キー13の操作によって設
定された1本針縫い縫目数を表示するための数値表示部
15が設けられている(第2図参照)。
この実施例のミシンの制御装置は第2図に示す制御手
段としてのCPU16を備え、そのCPU16には前記針位置検出
器12からの検出信号,各キー13,14からの入力信号,操
作ペダル11の操作に基づくモータ制御信号及び電磁バル
ブ制御信号が入力インターフェース17を介して入力され
る。CPU16は前記各キー13,14の操作によって入力される
縫目数及び休止針のデータを記憶するためのRAM18を備
えるとともに、ミシン全体の制御プログラムを記憶した
ROM19を備えている。
そして、CPU16はROM19の制御プログラム及びRAM18の
記憶データに基づき、出力インターフェース20及び各駆
動回路21,22,23を介してミシンモータ9,針切換え装置の
電磁バルブ8及び数値表示部15の作動を制御する。
さて、上記のように構成されたミシンにおいて、第4
図に示す加工布Wの角部に沿って縫目を形成する場合に
は、予め休止針選択キーを14を操作して角部の縫製時に
おける休止針(左側の針3とする)を選択するととも
に、縫目数設定キー13を操作して1本針縫い状態で縫製
すべき縫目数N(この実施例では2)を置数する。する
と、CPU16はこれらのデータをRAM18に記憶する。次い
で、操作ペダル11を前踏み込み操作すれば、それに応答
してCPU16はミシンを運転し、加工布Wの一方の側縁Wa
に沿って平行な縫目S0を形成する。そして、第4図に示
す1本針縫い状態の縫製開始位置L1までの縫製が終了し
た時点で操作ペダル11の踏み込みを解除すればミシンの
運転が停止される。
引き続き、例えば操作ペダル11の後ろ踏み込み操作や
図示しないひざスイッチ等によって電磁バルブ制御信号
が入力されると、CPU16はそれに応答して、針切換え装
置の電磁バルブ8を作動させ、先に選択された左側の針
3を休止させて、右側の針4による1本針縫い状態を設
定する。その後、CPU16はミシンの運転を再開させ、針
位置検出器12から発生する針数パルスをカウントしなが
ら先に設定された縫目数Nに応じて縫目S1を形成させ
る。
そして、設定縫目数N分の縫目S1の形成を終了した
後、CPU16はその縫目形成に関与した右側の針4を角部
の頂点P0において針下位置に停止させ、加工布Wに貫通
させる。この状態で、作業者は布押え(図示略)を上昇
させた後、前記針4を中心にして加工布Wを第4図の反
時計方向へ回動させ、加工布Wの他縁側Wbを布送り方向
Fに沿って配置する。
次に、作業者は布押えを下降させて操作ペダル11を前
踏み込み操作すると、CPU16は1本針縫い状態でミシン
の運転を再開させる。そして、CPU16は右側の針4のみ
により、加工布Wの他方の側縁Wbに沿って前記設定縫目
数Nよりひとつ少ない縫目が形成された時、前記針切換
え装置の電磁バルブ8を作動させて左側の針3の休止状
態を解除させ、2本針縫い状態に切り換える。そして、
ミシンを2本針縫い状態で運転させる。
この時、前記設定縫目数Nと同数の縫目S2の内、最後
に形成される縫目S2aの針落下点が理想的な縫製軌跡l
上に位置するように、各縫目S2が右側の針4のみによっ
て形成され、かつ前記縫目S2aの形成と同時に、縫目S3
の針落下点が理想的な縫製軌跡l上に位置するように左
側の針3によって縫目S3が形成される。引き続き、2本
針縫い状態で平行な縫目S4が形成される。
従って、この実施例においては、角部における1本針
縫い状態の縫製開始位置L1が理想的な位置Liからずれた
状態で縫製が実行されても、特に休止状態から復帰した
針3によって形成される縫目S3の軌跡を理想的な軌跡l
に近づけ、かつその縫目S3を短くして全体的に見栄えの
良い縫目を形成することができる。
一方、第4図に示すように、角部における1本針縫い
状態の縫製開始位置L1が理想的な位置Liに合致した状態
で縫製が行われる場合においては、左側の針3が休止位
置から復帰して最初に縫目を形成する位置が、1本針縫
い状態に切換えられる直前に形成した縫目S0aの針落下
位置P1と一致する。従って、右側の針4による縫目S1,S
2の形成に前後して、前記針落下位置P1において左側の
針3による縫目形成動作が2度行われた後、2本の針3,
4によって平行な縫目S4が形成される。この場合、両針
3,4によって形成される縫目のすべてが理想的な縫製軌
跡l上に配列されるため、最も見栄えが良くなることは
言うまでもない。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではは
く、布端検機能を備えた2本針角縫いミシンに具体化し
たりすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した2本針角縫いミシンの正
面図、第2図はミシンの制御装置を示すブロック図、第
3図及び第4図は縫製例を示す説明図、第5図は従来の
角縫い方法による縫製例を示す説明図である。 3,4……針、W……加工布、Wa,Wb……側縁、F……布送
り方向、S0〜S4……縫目、13……縫目数設定手段として
の縫目数設定キー、16……制御手段としてのCPU。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右に間隔をおいて配置された2本の針
    (3,4)により加工布(W)に平行な縫目(S0,S4)を形
    成する2本針縫い状態及び角部においてその何れか一方
    の針を休止させて縫目(S1,S2)を形成する1本針縫い
    状態とを選択設定可能とし、1本針縫い状態で布送り方
    向(F)に沿って角部の一側(Wa)に所定数の縫目(S
    1)を形成した後、その縫目形成に関与した1本針を中
    心に加工布(W)を回転させて角部の他側(Wb)を布送
    り方向(F)に沿って配置し、前記角部の他側(Wb)に
    1本針縫い状態で所定数の縫目を形成した後に、2本針
    縫い状態に切換えて角部の他側(Wb)に対する縫製を続
    行するための2本針ミシンにおいて、 前記1本針縫い状態にて布送り方向に沿って角部の一側
    (Wa)に形成する縫目数を予め設定する縫目数設定手段
    (13)と、 前記縫目数設定手段(13)により設定された縫目数だけ
    1本針縫い状態で角部の一側(Wa)に縫目を形成させる
    とともに、前記角部の他側(Wb)に前記角部の一側(W
    a)に対する縫目数よりひとつ少ない縫目(S2)を1本
    針縫い状態で形成した後に2本針縫い状態に切換える制
    御手段(16)と を備えた2本針ミシンの制御装置。
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