JP2005348871A - 二本針縫ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】煩雑な操作を要せずに、二本針縫いと片針縫いとの切り替えが可能なミシンを実現する。
【解決手段】二本針縫ミシン(ミシン1)において、上軸7aの駆動により上下動する一対の針棒(5l、5r)のうち、針棒停止入力手段によりいずれか一方の針棒の上下動を停止させる指示を入力することに応じて、針棒停止手段が一方の針棒の上下動を停止させるとともに、上下動可能な他方の針棒の上下動に基づく針数を、他方の針棒が角部停止するまで針数計数手段が計数し、その計数した針数を針数記憶手段に記憶するティーチングを行う。そして、他方の針棒の角部停止後に、針数記憶手段に記憶されている針数分、針数上下動制御手段が他方の針棒を上下動させるリプレイを行い、そのリプレイ後、停止解除制御手段が一方の針棒の上下動の停止を解除し、二本針縫いに切り替わるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、二本針縫ミシンに係り、特に、二本針縫いと片針縫いとの切り替えが可能な二本針縫ミシンに関する。
従来、二本針縫ミシンにより、布のコーナー部において縫製方向の角度が変化する角縫いを行う場合には、図4に示すように、コーナー部付近のAの位置まで2本の縫い針で二本針縫いを行い縫い進む。そして、例えば、A位置から右針のみの片針縫いを行うように、左針停止の操作を行い、左針棒を上方に退避させるように停止させ、右針のみの片針縫いを行って、図4の場合、Bの位置まで2針分縫い進む。
次いで、布押さえを退避位置に上昇させて、布を所定の角度(図4の場合、90°)回転させた後、布押さえを布押さえ位置に下降させて、再度片針縫いを行う。図4の場合、右針のみの片針縫いを行って、Cの位置まで2針分縫い進む。そして、左針停止を解除し、Cの位置から再び2本の縫い針で二本針縫いを行い縫い進む。
このように、二本針縫いと片針縫いとを切り替えて縫製を行う二本針縫ミシンが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このような二本針縫ミシンにおいて片針縫いを行う際に、マニュアルモードとティーチングモードとを選択することができるミシンがある。
マニュアルモードは、一方の針の動作を停止させる操作を行うとともに、作業者が他方の針による片針縫いの針数を調整するように縫製を行い、その後、一方の針の停止を解除する操作を行い、二本針縫いに切り替えるというものである。
ティーチングモードは、一方の針の動作を停止させて、他方の針による片針縫いを行う際に、片針縫いを開始してから布押さえが上下動されるまでの片針縫いの針数をカウントして記憶するティーチングを行うとともに、布押さえが上下動された後にティーチングにより記憶した針数分の片針縫いを行うリプレイを行った後、自動的に一方の針の停止が解除されて二本針縫いに切り替わるというものである。つまり、ティーチングモードにおいて角縫いを行う場合、縫製方向の角度を変更する前後の片針縫いの針数を自動的に合わせることができる。
特開平5−177077号公報
しかしながら、上記従来技術の場合、二本針縫ミシンにおいてティーチングを行うためには、一方の針の動作を停止させて片針状態にする操作を行った後、ティーチングモードかマニュアルモードかを選択するための操作を行う必要がある。
そのため、作業者の負担を減らすように、片針縫いの針数の調整や、片針縫いから二本針縫いに切り替えることを自動で行うティーチングモードを行うために、作業者はその選択の操作を行わなければならないので、ティーチングモードを主として使用する作業者にとっては一手間余分な操作が必要となるために、ティーチングモードの有用性が薄れてしまうということがあった。
本発明の目的は、煩雑な操作を要せずに、二本針縫いと片針縫いとの切り替えを可能とする二本針縫ミシンを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、二本針縫ミシンであって、縫い針を保持するとともに、ミシン主軸の駆動により上下動する一対の針棒と、一対の針棒のうち、いずれか一方の針棒の上下動を停止させる指示を入力する針棒停止入力手段と、針棒停止入力手段により入力された指示に基づき、一方の針棒の上下動を停止させる針棒停止手段と、針棒停止入力手段により、一方の針棒の上下動を停止させる指示が入力されたことに伴い、上下動可能な他方の針棒の上下動に基づく針数を、他方の針棒が角部停止するまで計数する針数計数手段と、針数計数手段により計数された針数を記憶する針数記憶手段と、他方の針棒の角部停止後に、針数記憶手段に記憶されている針数分、他方の針棒を上下動させる針数上下動制御手段と、針数上下動制御手段により、他方の針棒が上下動された後に、一方の針棒の上下動の停止を解除する停止解除制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、二本針縫ミシンは、針棒停止入力手段により、一対の針棒のうち、いずれか一方の針棒の上下動を停止させる指示が入力されると、針棒停止手段がその指示に伴い、一方の針棒の上下動を停止させる。また、針棒停止入力手段により、一方の針棒の上下動を停止させる指示が入力されたことに伴って、上下動可能な他方の針棒が片針縫いを行う際に、その他方の針棒の上下動に基づく針数を、角部停止するまで針数計数手段が計数し、その計数した針数を針数記憶手段に記憶する。そして、他方の針棒の角部停止後に、針数上下動制御手段が、針数記憶手段に記憶されている針数分、他方の針棒を上下動させる片針縫いを行うとともに、その片針縫い後、停止解除制御手段が、一方の針棒の上下動の停止を解除して、二本針縫いに切り替わるようになっている。
ここで、角部停止とは、二本針縫ミシンにより、被縫製物のコーナー部において縫製方向の角度が変化する角縫いを行う場合に、縫製方向の角度を変えるように被縫製物の向きを変えるために、縫製を一時停止する際に針棒も一時停止させることである。つまり、角部停止の際に、被縫製物の向きを変えることにより、縫製方向の角度を変えて、被縫製物のコーナー部における角縫いが可能となる。
つまり、二本針縫ミシンにおいて、針棒停止入力手段により、一方の針棒の上下動を停止させる指示を入力することに伴って、その他の選択や設定の指示を入力せずに、上下動可能な他方の針棒が片針縫いを行う際に、その他方の針棒の上下動に基づく針数を、角部停止するまで針数計数手段が計数し、その計数した針数を針数記憶手段に記憶するティーチングが行われる。
そして、他方の針棒の角部停止後に、ティーチングにより計数され記憶された針数に応じて、針数上下動制御手段がリプレイとなる片針縫いを行うとともに、その片針縫い後、停止解除制御手段が、一方の針棒の上下動の停止を解除して、二本針縫いに切り替える。
このように、この二本針縫ミシンは、針棒停止入力手段による一方の針棒の上下動を停止させる指示を入力することに伴って、他方の針棒の片針縫いにおけるティーチングとリプレイが可能となるので、煩雑な操作を要せずに、二本針縫いと片針縫いとの切り替えが可能となる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の二本針縫ミシンにおいて、針数計数手段が針数の計数を実行するか否かを選択する選択手段を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の作用を奏するとともに、選択手段による選択に応じて針数計数手段が針数の計数を実行するか否かを切り替えることができる。
つまり、選択手段により、針数計数手段が針数を計数することを選択されている場合には、針棒停止入力手段により、一方の針棒の上下動を停止させる指示が入力されたことに伴い針数を計数し、ティーチングを行うとともにリプレイを行う片針縫いが可能になる。
一方、選択手段により、針数計数手段が針数を計数しないことを選択されている場合には、針数計数手段は針数を計数しないので、ティーチングやリプレイを行わずに、マニュアル操作による片針縫いが可能になる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の二本針縫ミシンにおいて、針数記憶手段が記憶した針数を消去する針数消去手段を備え、針数消去手段により、針数記憶手段に記憶された針数が消去されている場合、針数上下動制御手段は実行されず、針棒は任意の上下動の開始が可能となることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の作用を奏するとともに、針数消去手段は、針数記憶手段が記憶した針数を消去することができる。そして、針数記憶手段に記憶された針数が消去されている場合、針数上下動制御手段は実行されず、針棒は任意の上下動の開始が可能となるので、ティーチングに伴う針数の計数を行った後でも、マニュアル操作による片針縫いが可能になる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の二本針縫ミシンにおいて、一対の針棒の下方に配置される針板上で被縫製物を支持する布押さえと、布押さえが上方の退避位置へ移動すること、又は布押さえが退避位置から下方の針板側へ移動することを検知する布押さえ移動検知手段と、を備え、布押さえ移動検知手段が、布押さえの移動を検知したことに基づき、針棒が角部停止したと判断する判断手段を備えることを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明と同様の作用を奏するとともに、布押さえ移動検知手段が、布押さえが上方の退避位置へ移動すること、又は布押さえが退避位置から下方の針板側へ移動することを検知したことに基づき、判断手段は、針棒が角部停止したと判断する。
つまり、角部停止の際に、被縫製物の向きを変えるためには、布押さえが被縫製物を針板2aで支持しないように、布押さえを退避位置に移動させる必要があるので、布押さえが上方の退避位置への移動や、下方の布押さえ位置へ戻るの移動に基づき、ミシンの針棒が角部停止したと見立てることができ、角部停止であると判断する基準とすることができる。
よって、布押さえが上下に移動することを布押さえ移動検知手段が検知することにより、角部停止を好適に判断することができるので、他方の針棒の片針縫いにおけるティーチングからリプレイへの切り替えを好適に行うことができる。
請求項1記載の発明によれば、二本針縫ミシンは、針棒停止入力手段により、一対の針棒のうち、いずれか一方の針棒の上下動を停止させる指示が入力されると、針棒停止手段がその指示に伴い、一方の針棒の上下動を停止させる。また、針棒停止入力手段により、一方の針棒の上下動を停止させる指示が入力されたことに伴って、上下動可能な他方の針棒が片針縫いを行う際に、その他方の針棒の上下動に基づく針数を、角部停止するまで針数計数手段が計数し、その計数した針数を針数記憶手段に記憶する。そして、他方の針棒の角部停止後に、針数上下動制御手段が、針数記憶手段に記憶されている針数分、他方の針棒を上下動させる片針縫いを行うとともに、その片針縫い後、停止解除制御手段が、一方の針棒の上下動の停止を解除して、二本針縫いに切り替わるようになっている。つまり、二本針縫ミシンにおいて、針棒停止入力手段により、一方の針棒の上下動を停止させる指示を入力することに伴って、その他の選択や設定の指示を入力せずに、上下動可能な他方の針棒が片針縫いを行う際に、その他方の針棒の上下動に基づく針数を、角部停止するまで針数計数手段が計数し、その計数した針数を針数記憶手段に記憶するティーチングが行われる。そして、他方の針棒の角部停止後に、ティーチングにより計数され記憶された針数に応じて、針数上下動制御手段がリプレイとなる片針縫いを行うとともに、その片針縫い後、停止解除制御手段が、一方の針棒の上下動の停止を解除して、二本針縫いに切り替える。
従って、二本針縫ミシンは、針棒停止入力手段による一方の針棒の上下動を停止させる指示を入力することに伴って、他方の針棒の片針縫いにおけるティーチングとリプレイが可能となるので、煩雑な操作を要せずに、二本針縫いと片針縫いとの切り替えが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、選択手段による選択に応じて針数計数手段が針数の計数を実行するか否かを切り替えることができる。つまり、選択手段により、針数計数手段が針数を計数することを選択されている場合には、針棒停止入力手段により、一方の針棒の上下動を停止させる指示が入力されたことに伴い針数を計数し、ティーチングを行うとともにリプレイを行う片針縫いが可能になる。一方、選択手段により、針数計数手段が針数を計数しないことを選択されている場合には、針数計数手段は針数を計数しないので、ティーチングやリプレイを行わずに、マニュアル操作による片針縫いが可能になる。
請求項3記載の発明によれば、針数消去手段は、針数記憶手段が記憶した針数を消去することができる。そして、針数記憶手段に記憶された針数が消去されている場合、針数上下動制御手段は実行されず、針棒は任意の上下動が可能となるので、ティーチングに伴う針数の計数を行った後でも、マニュアル操作による片針縫いが可能になる。
請求項4記載の発明によれば、布押さえ移動検知手段が、布押さえが上方の退避位置へ移動すること、又は布押さえが退避位置から下方の針板側へ移動することを検知したことに基づき、判断手段は、針棒が角部停止したと判断する。つまり、角部停止の際に、被縫製物の向きを変えるためには、布押さえが被縫製物を針板2aで支持しないように、布押さえを退避位置に移動させる必要があるので、布押さえが上方の退避位置への移動や、下方の布押さえ位置へ戻るの移動に基づき、ミシンの針棒が角部停止したと見立てることができ、角部停止であると判断する基準とすることができる。
よって、布押さえが上下に移動することを布押さえ移動検知手段が検知することにより、角部停止を好適に判断することができるので、他方の針棒の片針縫いにおけるティーチングからリプレイへの切り替えを好適に行うことができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は二本針縫ミシンの全体構成を説明するための概略図、図2は二本針縫ミシンの制御系を示す概略構成ブロック図である。
図1に示すように、二本針縫ミシン1(以下、ミシン1)は、ミシン脚卓T上に載置され、上面に針板2aが設けられたベッド部2(破線部分)と、ベッド部2の上方においてベッド部2と略平行に延在するアーム部3と、ベッド部2の一端部側に立設されてアーム部3の一端部側を支持する胴部4と、を有している。
また、図1、図2に示すように、このミシン1は、アーム部3の他端部から下方に延出して上下動自在な一対の針棒5l、5rと、針棒5l、5rにそれぞれ装着された縫い針6l、6rと、アーム部3の他端部から針板2aに向けて延出する上下動可能な布押さえ9と、アーム部3内に配されるミシン主軸としての上軸7a(図2参照)を回転駆動する駆動手段としてのミシンモータ7と、上軸7aの回転駆動により針棒5l、5r及び縫い針6l、6rを上下動させる針上下動機構(図示省略)と、その針上下動機構と同期してベッド部2上に載置される被縫製物の送り動作を行う送り機構(図示省略)と、ミシン1全体の動作を統合制御する縫製制御手段としての制御装置8と、を有している。
さらに、ミシン1は、踏込み量によってミシンモータ7の回転速度を調節する操作ペダル10と、ミシン1の各種設定入力や各種縫製モードを選択入力するための各種スイッチを有する操作パネル11と、ミシン1における二本針縫いと片針縫いとを切り替えるための針棒停止入力手段としての針棒選択入力キー12と、を有している。
このミシン1は、針棒5l、5rの先端に保持する縫い針6l、6rを、ミシンモータ7の駆動に伴い回転駆動される上軸7a(針上下動機構)を介して上下動させながら、図示しない送り機構により被縫製物を所定の方向(布送り方向)に送ることで、被縫製物に縫い目を施すものである。特に、針棒5l、5rをともに駆動させて2本の縫い針6l、6rにより、2筋の縫い目を形成する二本針縫いと、どちらか一方の針棒を駆動させてどちらか一方の縫い針により、1筋の縫い目を形成する片針縫いとを切り替えて行うことができるミシンである。
なお、ベッド部2の上部に配設される針板2aの上面に平行であって、ミシン1のアーム部2及びベッド部3の長手方向に沿った方向を左右方向(Y軸方向)とし、針板2aの上面に平行であって左右方向と直交する方向を前後方向(X軸方向)とし、針棒5l、5r(縫い針6l、6r)が上下動する方向を上下方向(Z軸方向)として以下の説明を行うものとする。
図示しない針上下動機構は、ミシンモータ7により回転される上軸7aの回転駆動力をクランク機構、カム機構等を用いて上下往復運動(針棒上下駆動力)に変換し、針棒5l、5rを上下移動させて、縫い針6l、6rを上下動させるようになっている。
図示しない送り機構は、ミシンモータ7により回転される上軸7aの回転駆動力を、リンク機構やベルト機構のような伝達機構を介して図示しない下軸に伝達し、その下軸が周知の送り歯を動作させることで、針棒の上下移動と同期するように、針板2a上に載置される被縫製物を布送り方向に送るようになっている。
なお、針上下動機構や送り機構は、従来周知の技術と同様の構成であるので、ここでは詳述しない。
布押さえ9は、縫製時に被縫製物を針板2aの上面へ押圧するように支持する布押さえ位置と、針板2aの上方へ退避して被縫製物を支持しない退避位置とに切り替えられるように、上下動可能に備えられている。
この布押さえ9には、図2に示すように、布押さえ9が布押さえ位置から上方の退避位置へ移動すること、又は、布押さえ9が退避位置から下方の針板側の布押さえ位置へ移動することを検知する布押さえ移動検知手段としての布押さえ上下検出センサ9aが備えられている。
この布押さえ上下検出センサ9aとしては、布押さえ9が手動レバーの操作により上下される場合には、布押さえ9やその手動レバーの位置を検出する位置センサを適用することができ、また、布押さえ9がソレノイドなどを用いることで電気的(自動的)に上下される場合には、その電気的信号のオン/オフを検出するセンサを適用することができる。
また、図2に示すように、針棒5l、5rには、それぞれ針棒停止手段としての左針棒制御ソレノイド55l、右針棒制御ソレノイド55rが備えられている。
左針棒制御ソレノイド55lは、後述する針棒選択入力キー12(左針棒制御キー12l)により入力された指示信号に基づき、針上下動機構による針棒上下駆動力を、左針棒5lに伝達するか否かを切り替えることができる。
右針棒制御ソレノイド55rは、後述する針棒選択入力キー12(右針棒制御キー12r)により入力された指示信号に基づき、針上下動機構による針棒上下駆動力を、右針棒5rに伝達するか否かを切り替えることができる。
制御装置8は、図2に示すように、ミシン1の後述する各処理を実行するための処理プログラム又は処理データが書き込まれているROM82と、処理プログラムに従って各処理を実行するCPU81と、CPU81の各種処理データを記憶するRAM83と、を有している。また、RAM83には、種々のワークメモリやカウンタなどが設けられており、処理におけるワークエリアとしても使用される。
また、制御装置8は、図示していない入力インターフェースを介してミシンモータ7、そのミシンモータ7の回転数を検出するエンコーダ13、布押さえ9の上下移動を検出する布押さえ上下検出センサ9a、ミシンモータ7の回転数を調節する操作ペダル10、各種設定の入力と各種情報の表示を行う操作パネル11、針棒の動作を切り替える左針棒制御ソレノイド55lと右針棒制御ソレノイド55r、針棒の動作を切り替えるための指示入力を行う針棒選択入力キー12等が接続されている。
操作ペダル10は、その踏量に応じた信号を出力し、制御装置8のCPU81はその信号出力に応じた回転数でミシンモータ7を回転駆動する。なお、ミシンモータ7はその電源出力回路を介して制御装置8と接続され、駆動電流値の制御により回転数制御が行われる。
エンコーダ13は、ミシンモータ7の回転数を検出するとともに、検出したミシンモータ7の回転数から針棒が上下動(上下一往復)した回数である針数を検出する。
布押さえ上下検出センサ9aは、布押さえ9が布押さえ位置から上方の退避位置へ移動したことや、布押さえ9が退避位置から下方の針板側の布押さえ位置へ移動したことを検知し、その検知信号を制御装置8に出力する。
操作パネル11は、例えば、液晶表示機構部とタッチパネル機構部とからなり、複数の操作キーや操作スイッチ、各種設定値等を表示するとともに、タッチパネル式の操作入力が可能となっている。
この操作パネル11は、選択手段として機能するように選択キー(図示省略)を有している。この選択キーは、ミシン1が、後述する針数計数手段を実行するか否かの選択を入力するための操作キーである。この選択キーが押下されたことに伴う選択信号は制御装置8に出力される。選択キーが押下される度に、針数計数手段を実行するとの選択信号と、針数計数手段を実行しないとの選択信号とが、交互に出力される。
つまり、この選択キーが押下されて、針数計数手段を実行するとの選択信号が制御装置8に出力されると、制御装置8は、後述するティーチングモードによる縫製を行うための設定に切り替わる。そして、針数計数手段(制御装置8)が、片針縫いを開始してから布押さえ9が上下動されるまでの片針縫いの針数を計数し、ティーチングモード時のリプレイを可能とするようになっている。
また、選択キーが押下されて、針数計数手段を実行しないとの選択信号が制御装置8に出力されると、制御装置8は、後述するマニュアルモードによる縫製を行うための設定に切り替わる。この場合、針数計数手段(制御装置8)は、片針縫いの針数を計数しないので、作業者は、片針縫いの針数を調整するように縫製を行い、マニュアルモードの縫製を行うようになっている。
針棒選択入力キー12は、左針棒制御キー12lと、右針棒制御キー12rと、選択手段としての縫製モード切替キー12cとを有している。これら左針棒制御キー12l、右針棒制御キー12r、縫製モード切替キー12cが押下されたことに伴う指示信号は制御装置8に出力される。
左針棒制御キー12lは、左針棒制御ソレノイド55lを動作させることで、左針棒5lに対する針棒上下駆動力の伝達を切り替えて、左針棒5lを上下動させるか否かを選択するための選択入力キーである。この左針棒制御キー12lが押下される度に、左針棒5lを上下動させるための指示信号と、左針棒5lを上下動させないための指示信号とが、交互に出力される。
右針棒制御キー12rは、右針棒制御ソレノイド55rを動作させることで、右針棒5rに対する針棒上下駆動力の伝達を切り替えて、右針棒5rを上下動させるか否かを選択するための選択入力キーである。この右針棒制御キー12rが押下される度に、右針棒5rを上下動させるための指示信号と、右針棒5rを上下動させないための指示信号とが、交互に出力される。
縫製モード切替キー12cは、ティーチングモードとマニュアルモードとを切り替えるための選択手段としての選択入力キーである。この縫製モード切替キー12cが押下される度に、ティーチングモードに切り替えるための指示信号と、マニュアルモードに切り替えるための指示信号とが、交互に出力される。
また、縫製モード切替キー12cは、ティーチングモードにおいて、針数計数手段としての制御装置8が計数し、針数記憶手段としてのRAM83に記憶されている針数を消去させるための入力キーでもある。
ここで、ティーチングモードとマニュアルモードについて説明する。
ティーチングモードは、左右どちらか一方の針棒(縫い針)の動作を停止させて、他方の針棒の縫い針による片針縫いを行う際に、片針縫いを開始してから布押さえ9が上下動されるまでの片針縫いの針数をカウントして記憶するティーチングを行うとともに、布押さえ9が上下動された後にティーチングにより記憶した針数分の片針縫いを行うリプレイを行った後、自動的に一方の針棒(縫い針)の停止が解除されて二本針縫いに切り替わるというものである。
マニュアルモードは、一方の針棒(縫い針)の動作を停止させる操作を行うとともに、作業者が他方の針棒の縫い針による片針縫いの針数を調整するように縫製を行い、その後、一方の針棒(縫い針)の停止を解除する操作を行い、二本針縫いに切り替えるというものである。
つまり、操作パネル11の選択キーや、縫製モード切替キー12cの操作により、ティーチングモードが選択されている場合には、片針縫いを開始してから布押さえ9が上下動されるまでの片針縫いの針数を計数する(カウントする)ように、後述する針数計数手段を実行するようになっている。
一方、操作パネル11の選択キーや、縫製モード切替キー12cの操作により、マニュアルモードが選択されている場合には、後述する針数計数手段を実行せず、作業者が針数を調整するマニュアル縫製を行うようになっている。
また、制御装置8のROM82には、針上下動機構や送り機構を制御し、所定の縫製を行うための縫製制御プログラムが記憶されている。そして、この制御装置8は、その縫製制御プログラムに基づき、ミシン1が所定の形状を有する縫い目を形成するようになっている。
特に、制御装置8は、針棒選択入力キー12の左針棒制御キー12lや右針棒制御キー12rが押下されたことに伴う、一方の針棒の上下動を停止させる指示信号に基づき、左針棒制御ソレノイド55lや右針棒制御ソレノイド55rを動作させ、対応する針棒の上下動を停止する制御を行う。
また、制御装置8は、針棒選択入力キー12の左針棒制御キー12lや右針棒制御キー12rが押下されたことに伴う、一方の針棒の上下動の停止を解除させる指示信号(針棒を上下動させる指示信号)に基づき、左針棒制御ソレノイド55lや右針棒制御ソレノイド55rを動作させ、対応する針棒の上下動を可能にする制御を行う。
また、制御装置8は、針数計数手段として、針棒停止入力手段としての左針棒制御キー12lや右針棒制御キー12rにより、一方の針棒(例えば、左針棒5l)の上下動を停止させる指示が入力されたことに伴い、上下動可能な他方の針棒(例えば、右針棒5r)の上下動に基づく針数を、他方の針棒が角部停止するまで計数する制御を行う。
また、制御装置8は、針数計数手段としての制御装置8が計数した針数を、針数記憶手段としてのRAM83に記憶する制御を行う。
また、制御装置8は、針数上下動制御手段として、針数記憶手段としてのRAM83に記憶されている針数分、他方の針棒の角部停止後に、他方の針棒(例えば、右針棒5r)を上下動させるリプレイを行う制御を行う。
また、制御装置8は、停止解除制御手段として、針数上下動制御手段としての制御装置8により、他方の針棒(例えば、右針棒5r)を所定の針数分、上下動させた後(リプレイ後)に、一方の針棒(例えば、左針棒5l)の上下動の停止を解除する制御を行う。
また、制御装置8は、判断手段として、布押さえ上下検出センサ9aが検知した布押さえ9の移動(布押さえ9が布押さえ位置から上方の退避位置への移動や、布押さえ9が退避位置から下方の針板側の布押さえ位置への移動)に基づき、ミシン1の針棒が角部停止したと判断する制御を行う。
なお、針棒の角部停止とは、二本針縫ミシン(ミシン1)により、被縫製物(布)のコーナー部において縫製方向の角度が変化する角縫いを行う場合に、縫製方向の角度を変えるように被縫製物の向きを変えるために、縫製を一時停止する際に針棒も一時停止させることである。この角部停止の際に、被縫製物の向きを変えるためには、布押さえ9が被縫製物を針板2a上で支持しないように、布押さえ9を退避位置に移動させる必要があるので、布押さえ9の移動に基づき、ミシン1の針棒が角部停止したと見立てることができ、判断基準とすることができる。
また、制御装置8は、針数消去手段として、縫製モード切替キー12cの押下信号に基づき、ティーチングモードにおいて、針数計数手段としての制御装置8が計数し、針数記憶手段としてのRAM83に記憶されている針数を消去する制御を行う。
次に、本実施の形態におけるミシン1の動作について、図3に示すフローチャートに基づき説明する。
ミシン1が起動した初期状態において、ミシン1は、左針棒5lと右針棒5rとがともに動作する二本針縫いを行う状態に設定されており、二本針縫いが可能となっている(ステップS101)。
針棒選択入力キー12の左針棒制御キー12lと右針棒制御キー12rのいずれか一方(例えば、左針棒制御キー12l)が押下され、一方の針棒(例えば、左針棒5l)の上下動を停止させる指示信号を制御装置8が検知すると(ステップS102;Yes)、制御装置8は対応する針棒制御ソレノイド(例えば、左針棒制御ソレノイド55l)を動作させ、対応する針棒(例えば、左針棒5l)を退避させて上下動を停止させる(ステップS103)。
一方、制御装置8が、針棒選択入力キー12が押下された指示信号を検知しないと(ステップS102;No)、ステップS101へ戻り、二本針縫いを行う状態を維持する。
次いで、制御装置8は、ミシン1がティーチングモードに設定されているか否かを判断する(ステップS104)。
制御装置8が、ミシン1はティーチングモードに設定されていると判断すると(ステップS104;Yes)、ステップS105へ進む。一方、制御装置8が、ミシン1はティーチングモードに設定されていないと判断すると(ステップS104;No)、ステップS112へ進む。
ステップS105では、上下動可能な他方の針棒(例えば、右針棒5r)が片針縫いを行う際の針数を、制御装置8が計数するとともに、計数した針数をRAM83に記憶するティーチングを行う(ステップS105)。
そして、制御装置8が、布押さえ上下検出センサ9aが布押さえ9が移動したことに基づく検知信号を検出すると(ステップS106;Yes)、制御装置8は、角部停止したと判断し、ステップS107へ進む。一方、制御装置8が、布押さえ上下検出センサ9aが布押さえ9が移動したことに基づく検知信号を検出しないと(ステップS106;No)、ステップS105へ戻り、片針縫いとその針数の計数を続ける。
ステップS107では、針棒選択入力キー12の縫製モード切替キー12cが押下されたことに伴う指示信号の有無を制御装置8が判断する。
制御装置8が、針棒選択入力キー12の縫製モード切替キー12cが押下されたことに伴う指示信号を検知すると(ステップS107;Yes)、制御装置8は、RAM83に記憶されている針数を消去し(ステップS108)、マニュアルモードによる縫製を行うようにステップS114へ進む。
一方、制御装置8が、針棒選択入力キー12の縫製モード切替キー12cが押下されたことに伴う指示信号を検知しないと(ステップS107;No)、ステップS109へ進む。
ステップS109では、ティーチングによってRAM83に記憶された針数に基づき、上下動可能な他方の針棒(例えば、右針棒5r)を上下動させるリプレイを行う(ステップS109)。
そして、制御装置8は、RAM83に記憶された針数分、その針棒が片針縫いを行ったか否かを判断する(ステップS110)。
制御装置8が、針数分の片針縫いをその針棒が行ったと判断すると(ステップS110;Yes)、ステップS111へ進む。一方、制御装置8が、針数分の片針縫いをその針棒が行っていないと判断すると(ステップS110;No)、ステップS109へ戻り、片針縫いのリプレイを続ける。
そして、ステップS111では、制御装置8は、停止されている一方の針棒(例えば、左針棒5l)の上下動停止を解除するように、その針棒に対応する針棒制御ソレノイド(例えば、左針棒制御ソレノイド55l)を動作させて、一方の針棒(例えば、左針棒5l)の上下動を可能にする(ステップS111)。
次いでステップS101へ戻り、左針棒5lと右針棒5rとがともに動作する二本針縫いを行う。
また、ステップS112では、針棒選択入力キー12の縫製モード切替キー12cが押下されたことに伴う指示信号の有無を制御装置8が判断する。
制御装置8が、針棒選択入力キー12の縫製モード切替キー12cが押下されたことに伴う指示信号を検知すると(ステップS112;Yes)、制御装置8は、ミシン1をティーチングモードに切り替えて(ステップS113)、ステップS105へ進む。
一方、制御装置8が、針棒選択入力キー12の縫製モード切替キー12cが押下されたことに伴う指示信号を検知しないと(ステップS112;No)、ステップS114へ進む。
ステップS114では、マニュアルモードとして、作業者が片針縫いの針数を調整するように縫製を行う(ステップS114)。
そして、制御装置8は、針棒選択入力キー12の左針棒制御キー12lと右針棒制御キー12rのいずれか一方(例えば、左針棒制御キー12l)が押下され、一方の針棒(例えば、左針棒5l)の上下動の停止を解除させる指示信号を制御装置8が検知すると(ステップS115;Yes)、ステップS111へ進み、制御装置8は、停止されている一方の針棒(例えば、左針棒5l)の上下動停止を解除するように、その針棒に対応する針棒制御ソレノイド(例えば、左針棒制御ソレノイド55l)を動作させて、一方の針棒(例えば、左針棒5l)の上下動を可能にする(ステップS111)。そして、ステップS101へ戻り、左針棒5lと右針棒5rとがともに動作する二本針縫いを行う。
一方、制御装置8が、針棒選択入力キー12が押下された指示信号を検知しないと(ステップS115;No)、ステップS114へ戻り、マニュアルモードにおける片針縫いを続ける。
このように、ミシン1において、予めティーチングモードを選択し、設定しておくことにより(図3、ステップS104)、一方の針棒(例えば、左針棒5l)の上下動を停止させる指示信号が入力されたことに基づき(図3、ステップS103)、他方の針棒(例えば、右針棒5r)の片針縫いによるティーチングモードの縫製に切り替わる(図3、ステップS105)。
つまり、片針縫いのための指示信号を入力することにより、そのまま片針縫いによるティーチングモードの縫製に切り替わるので、従来のように、片針縫いのための指示信号を入力した後、さらにティーチングモードを実行するという選択、指示の操作を行う必要がない。
よって、ティーチングモードを設定しておくことにより、ティーチングモードを主に使用する作業者にとって、煩雑な操作となっていたティーチングモードを実行するための選択、指示の操作を簡略することができる。
このように、ミシン1は、煩雑な操作を要せずに、二本針縫いと片針縫いとの切り替えが可能となっている。
また、ミシン1は、選択手段としての選択キーを有する操作パネル11や、選択手段としての縫製モード切替キー12cを備えており、ティーチングモードとマニュアルモードとを切り替えることができるので、ティーチングモードの縫製ばかりでなく、マニュアルモードの縫製も行うことができ、汎用性のあるミシンとなっている。
特に、ミシン1は、マニュアルモードに設定されていても、速やかにティーチンクモードへの変更が可能となっている(図3、ステップS112、S113)。
また、ミシン1はティーチングモードにおいて、片針縫いの針数を計数するティーチングを行った後でも、その針数を消去することにより、リプレイを行わずにマニュアルモードへの変更が可能となっている(図3、ステップS107、S108)
このように、本発明にかかるミシン1は、煩雑な操作を要せずに、二本針縫いと片針縫いとの切り替えが可能なミシンであるといえる。
なお、本発明の適用は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明に係るミシンの全体構成を説明するための概略図である。 ミシンの制御系を示す概略構成ブロック図である。 本発明に係るミシンの動作を示すフローチャートである。 二本針縫ミシンにおける、二本針縫いと片針縫いとの切り替えに関する説明図である。
符号の説明
1 ミシン(二本針縫ミシン)
2a 針板
5l 左針棒(針棒)
5r 右針棒(針棒)
55l 左針棒制御ソレノイド(針棒停止手段)
55r 右針棒制御ソレノイド(針棒停止手段)
6l、6r 縫い針
7 ミシンモータ
7a 上軸(ミシン主軸)
8 制御装置(針数計数手段、針数上下動制御手段、停止解除制御手段、針数消去手段、判断手段)
81 CPU
82 ROM
83 RAM(針数記憶手段)
9 布押さえ
9a 布押さえ上下検出センサ(布押さえ移動検知手段)
10 操作ペダル
11 操作パネル(選択手段)
12 針棒選択入力キー(針棒停止入力手段)
12l 左針棒制御キー(針棒停止入力手段)
12r 右針棒制御キー(針棒停止入力手段)
12c 縫製モード切替キー(選択手段)
13 エンコーダ

Claims (4)

  1. 縫い針を保持するとともに、ミシン主軸の駆動により上下動する一対の針棒と、
    前記一対の針棒のうち、いずれか一方の針棒の上下動を停止させる指示を入力する針棒停止入力手段と、
    前記針棒停止入力手段により入力された指示に基づき、一方の針棒の上下動を停止させる針棒停止手段と、
    前記針棒停止入力手段により、一方の針棒の上下動を停止させる指示が入力されたことに伴い、上下動可能な他方の針棒の上下動に基づく針数を、当該他方の針棒が角部停止するまで計数する針数計数手段と、
    前記針数計数手段により計数された針数を記憶する針数記憶手段と、
    前記他方の針棒の角部停止後に、前記針数記憶手段に記憶されている針数分、当該他方の針棒を上下動させる針数上下動制御手段と、
    前記針数上下動制御手段により、前記他方の針棒が上下動された後に、前記一方の針棒の上下動の停止を解除する停止解除制御手段と、
    を備えることを特徴とする二本針縫ミシン。
  2. 前記針数計数手段が針数の計数を実行するか否かを選択する選択手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の二本針縫ミシン。
  3. 前記針数記憶手段が記憶した針数を消去する針数消去手段を備え、前記針数消去手段により、前記針数記憶手段に記憶された針数が消去されている場合、前記針数上下動制御手段は実行されず、針棒は任意の上下動の開始が可能となることを特徴とする請求項1又は2に記載の二本針縫ミシン。
  4. 前記一対の針棒の下方に配置される針板上で被縫製物を支持する布押さえと、
    前記布押さえが上方の退避位置へ移動すること、又は前記布押さえが退避位置から下方の針板側へ移動することを検知する布押さえ移動検知手段と、を備え、
    前記布押さえ移動検知手段が、前記布押さえの移動を検知したことに基づき、前記針棒が角部停止したと判断する判断手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の二本針縫ミシン。
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