JP4220882B2 - 自動縫製ミシン - Google Patents
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Description
このような自動縫製ミシンには、複数個のボタン穴かがり縫いの縫い目形状に関する縫い目データが記憶されているとともに、その複数個の縫い目形状のうち、所望する縫い目形状をいくつか組み合わせたパターン(縫製パターン)が登録されている。そして、自動縫製ミシンは選択されたパターンに応じて、被縫製物に複数の縫い目を連続して形成するようになっている。
そして、自動縫製ミシンは、縫い目データ記憶手段に記憶されている縫い目を形成するための複数の縫い目データのうち、所定の縫い目データを、その縫い目を形成する順に組み合わせた縫製パターンを縫製パターン記憶手段に記憶しており、布に縫製パターンに応じた複数の縫い目を所定の間隔で連続して形成するようになっている。
特に、この自動縫製ミシンは、縫製パターン記憶手段に記憶されている縫製パターンにおいて組み合わされている縫い目データのうち、所望する縫い目データを選択手段によって選択することができ、縫製制御手段が選択手段により選択された縫い目データに基づく縫い目を形成するように縫製手段を制御することができる。
よって、自動縫製ミシンは、所望する縫い目データを選択手段によって選択し、個々の縫い目毎に試し縫いを行うことができる。従って、従来の自動縫製ミシンのように、試し縫いとして縫製パターンに基づく複数の縫い目(全ての縫い目)を形成することがなくなり、縫製作業時間や、縫製に使用する糸などの無駄を省くことができるようになる。
また、自動縫製ミシンの判断手段は、縫い目データ記憶手段に記憶されている複数の縫い目データが、縫製パターン記憶手段に記憶されている縫製パターンに含まれているか否かを判断する。そして、自動縫製ミシンは、縫い目データを表示部に表示する際、判断手段により判断された結果を視認可能に表示するようになっている。
よって、自動縫製ミシンにおいて、縫い目データ記憶手段に記憶されている複数の縫い目データが、縫製パターンとして組み合わされて使用されているか否かを容易に確認することができる。つまり、その縫い目データが、自動縫製を行う際の縫製パターンに使用されている縫い目データであるか否かを認識しやすくなる。
よって、自動縫製ミシンは、縫製パターンとして組み合わされている縫い目データを、その縫い目を形成する順に切り替えることにより、縫製パターンとして組み合わされている複数の縫い目データから所望する縫い目データを選択しやすく、個々の縫い目データ毎の試し縫いを容易に行うことができる。
よって、自動縫製ミシンは、縫製パターンとして組み合わされている縫い目データを、その縫い目を形成する順に切り替える際に、重複している縫い目データを全て表示するような無駄がなくなり、速やかな縫い目データの選択が可能になる。
よって、自動縫製ミシンは、布に縫製パターンに応じた複数の縫い目を連続して形成するばかりでなく、縫製パターンにおいて組み合わされている縫い目データのうち、選択手段により選択された縫い目データに基づく縫い目のみを形成することができる。
従って、自動縫製ミシンは、所望する縫い目データを選択手段によって選択し、個々の縫い目毎に試し縫いを行うことができ、従来の自動縫製ミシンのように、試し縫いとして縫製パターンに基づく複数の縫い目(全ての縫い目)を形成する必要がなく、縫製作業時間や、縫製に使用する糸などの無駄を省くことができるようになる。
また、自動縫製ミシンにおいて、縫い目データ記憶手段に記憶されている複数の縫い目データが、縫製パターンとして組み合わされて使用されているか否かを容易に確認することができる。そして、その縫い目データが、自動縫製を行う際の縫製パターンに使用されている縫い目データであるか否かを認識しやすくなる。
本実施形態において、自動縫製ミシンとしてインデキサーと呼ばれる穴かがりミシンを例に説明する。この穴かがりミシンは、縫製を行う布にメスにより切込み穴をあけ、その切込み穴の周囲に穴かがり縫い目を施すことにより、その布にシャツなどにおけるボタン穴を形成するミシンである。そして、その布を布移送手段が所定量移送し、縫製を繰り返すことにより、所定の間隔で複数の穴かがり縫い目を形成することができるミシンである。
ここで、後述する縫い針8が上下動を行う方向をY軸方向(上下方向)とし、これと直交するように後述する布移送装置2が布を移送する方向をX軸方向(左右方向)とし、Y軸方向とX軸方向の両方に直交する方向をZ軸方向(前後方向)と定義する。
なお、ミシン本体1を設置する向きは、図1に示されている向きに限らないこととする。
上軸(図示省略)は、ミシンモータ5(図4参照)に接続され、このミシンモータ5により回動力が付与される。また、下軸(図示省略)は、図示しない縦軸を介して上軸と連結しており、上軸が回動すると、上軸の動力が縦軸(図示省略)を介して下軸側へ伝達し、下軸が回動するようになっている。
上軸(図示省略)の前端には、上軸の回動により上下動する縫い針棒(図示省略)が接続されており、その縫い針棒の下端には、図2に示されるように、縫い針8が設けられている。また、下軸(図示省略)の前端には、釜(図示省略)が設けられている。上軸とともに下軸が回動すると、縫い針8と釜(図示省略)との協働により縫い目が形成される。
なお、縫製手段としての上軸(図示省略)、ミシンモータ5、縫い針棒(図示省略)、縫い針8、下軸(図示省略)、釜(図示省略)等の接続構成やその縫製動作は従来公知のものと同様であるので、ここでは詳述しない。
布押さえ部11は、ミシンアーム部2aの前端部に配される取付板13に取り付けられており、その取付板13には布押さえ部移動手段としての布押さえ部アクチュエータ14(図4参照)が設置されている。そして、例えば、布押さえ部アクチュエータ14がON状態となると布押さえ部11が布押さえ位置に移動し、布押さえ部アクチュエータ14がOFF状態となると布押さえ部11が退避位置に移動するようになっている。
布押さえ部11の布押さえ位置とは、布押さえ部11が布を布保持板10に支持するように押さえ、その布がずれないようにして、縫製を行うための配置である。
布押さえ部11の退避位置とは、布押さえ部11が布を布保持板10に支持することを解除するために上昇する配置である。この配置において、布保持板10と布押さえ部11の間に布を載置したり、取り出したりすることが行われる。また、布押さえ部11が退避位置に移動している間に、後述する布移送装置20が布を移送することを行う。
なお、布押さえ部アクチュエータ14は、布押さえ部11の位置制御が可能なアクチュエータであり、例えば、パルスモータやサーボモータなどを適用することができる。
図3に示されるように、布搬送部20aは、布をミシンテーブルTの上面に押さえるクランプ部材25と、クランプ部材25を上下に移動させる図示しないシリンダを備えている。
また、布搬送部20aを支持する支持部21は、ミシンテーブルTに平行に備えられる横支持部材22と、横支持部材22の両端から下方(ミシンテーブルTの内部側)に延出するように配設される縦支持部材23、23と、縦支持部材23、23の下端部に掛け渡されるラック部材24とにより構成されている。
また、布送り用パルスモータ26は、支持部21のラック部材24と係合するピニオン部材27をそのモータ軸に備えている。
なお、第2の布搬送部20bは、第1の布搬送部20aと同様の構成である。そして、第1及び第2の布搬送部20a、20bは各パルスモータ26の駆動によって同期して動作するようになっている。
各ガイド部30a、30bは、ミシンテーブルTの上面にその長手方向を布送り方向(X軸方向)に沿って配置されており、それぞれガイド移動部31a、31bによって布送り方向と直交する方向(前後方向、Z軸方向)へ移動可能とされている。
第1のガイド部30aはガイド移動部31aのラック部材32aに固定され、このラック部材32aはガイド移動部31a内に配置されているパルスモータ33(図4参照)によって回転される図示しないピニオン部材と噛み合うように配置されている。このパルスモータ33の動作に伴いそのピニオン部材が回転すると、ラック部材32aが前後(Z軸方向)に移動し、ガイド部30aが前後、Z軸方向に移動するようになっている。そして、布移送装置20がミシンテーブルTの上面を移送、搬送する布等に応じて、各ガイド部30a、30bが配置される位置が変更可能となっている。
なお、第2のガイド部30bは、第1のガイド部30aと同様の構成である。そして、第1及び第2のガイド部30a、30bはそのパルスモータ33の駆動によって同期して移動するようになっている。
操作パネル40において、例えば、ミシンスタートスイッチが押下されて、操作入力されたミシンを動作させるための駆動信号は、後述する制御部100(CPU101)に出力される。
また、操作パネル40において設定入力された各種データは、後述する制御部100に出力され、後述するEEPROM104に記憶される。
この操作パネル40により設定、入力される主要なパラメータ、データとしては、例えば、穴かがり縫い目を形成する間隔やその間隔に応じて布移送装置20が布を移送する距離(送り量)、形成する穴かがり縫い目の数、布や穴かがり縫い目に応じて布ガイド装置30の各ガイド部30a、30bが配置される位置、布切り長さ、メス巾、左右メス溝巾、かがり巾、かん止め長さ、かん止め巾、縫いピッチ、かん止め部ピッチ、布切り穴と閂止めの間のスキマ長さ、メス落ち左右位置、針数、糸張力、ミシンスピード等があり、それらを操作パネル40により設定入力可能となっている。
この制御部100は、CPU101、ROM102、RAM103、EEPROM104及びI/Oインターフェース105を備えている。CPU101には、バスを介して、ROM102、RAM103、EEPROM104及びI/Oインターフェース105が接続されている。
RAM103には、種々のワークメモリやカウンタなどが設けられており、縫製動作中のワークエリアとして使用される。
EEPROM104は、記憶手段として、入力された設定値である各種パラメータ、例えば、穴かがり縫い目を形成する間隔やその間隔に応じて布移送装置20が布を移送する距離(送り量)、形成する穴かがり縫い目の数、布や穴かがり縫い目に応じて布ガイド装置30の各ガイド部30a、30bが配置される位置、布切り長さ、メス巾、左右メス溝巾、かがり巾、かん止め長さ、かん止め巾、縫いピッチ、かん止め部ピッチ、布切り穴と閂止めの間のスキマ長さ、メス落ち左右位置、針数、糸張力、ミシンスピード等が記憶される。
また、EEPROM104は、縫製パターン記憶手段として、例えば、99種類の縫い目データのうち、所定の縫い目データをいくつか組み合わせた縫製パターンを記憶する。この縫製パターンは、縫い目データに基づく縫い目を形成する順に組み合わされており、各縫い目データを組み合わせることにより、様々な縫い目形状の穴かがり縫い目を所定の間隔で連続して形成するためのパターンデータである。EEPROM104は、例えば、No.1からNo.99までの99種類の縫製パターンを記憶することができる。そして、穴かがりミシンMは、各縫製パターンに基づき、99種類のパターンで複数の穴かがり縫い目を形成することができるようになっている。
さらに、ミシンモータドライバ5aには、縫い針8が上昇したことを検知する縫い針上位置センサ5cが接続されている。これにより、縫い針8により縫い目が形成される際の縫い針数が、制御部100によりカウントされるようになっている。
特に、制御部100は、縫製制御手段として、後述する選択手段としての単独縫いモード切替キー70や切替キー73の操作により選択された縫い目データに基づく縫い目を形成するように縫製手段を制御し、その選択された縫い目のみを試し縫いする動作を穴かがりミシンMに行わせる。
また、制御部100は、判断手段として、縫い目データ記憶手段(EEPROM104)に記憶されている複数の縫い目データが、縫製パターン記憶手段(EEPROM104)に記憶されている縫製パターンに含まれているか否かを判断する制御を行う。
また、制御部100は、布移送手段である布移送装置20を制御し、布を移送するタイミングに関する制御を行う。
まず、穴かがりミシンMの主電源がONにされたことに基づき、穴かがりミシンMの操作パネル40に、所定の縫製パターンに基づく縫製を行うための初期画面(図6参照)が表示される(ステップS101)。
図6に示される表示画面(初期画面)の左上には、縫製パターン番号51が表示されている。また、表示画面の略中央には、6つの縫い目データ番号61,62,63,64,65,66が上から順に表示されている。
また、表示画面の右上には、試し縫いを行う際に、各縫い目データに基づきその縫い目を単独で形成するための単独縫いモードへ切り替えるための単独縫いモード切替キー70が表示されている。この単独縫いモード切替キー70は選択手段として、縫製パターンにおいて組み合わされている縫い目データのうち、試し縫いを行うため縫い目データを選択するための操作キーとして機能する。
また、表示画面の左下には、各種データの設定を行うための表示画面と、縫製を開始するミシンスタートスイッチが表示される表示画面(縫製画面)とを切り替えるための準備キー71が表示されている。
図7に示される表示画面(単独縫いモード画面)の左上には、縫い目データ番号61aが表示されている。また、表示画面の略中央には、縫い目形状を模した表示図形80が表示されており、その表示図形80の周囲には、布切り長さデータ81、右メス溝巾データ82、左メス溝巾データ83、かがり巾データ84、糸張力データ85がそれぞれ表示されている。
設定の変更後、設定変更確定キー87を押下すると、単独縫いモード表示画面に戻る。この場合、先の表示画面における布切り長さデータ81が設定変更されているので、図9に示される表示画面(単独縫いモード表示画面)が表示される。
なお、設定の変更は布切り長さのみに限らず、右メス溝巾、左メス溝巾、かがり巾、糸張力についても、同様の操作により各データの変更は可能である。
そして、制御部100が、操作パネル40において表示されている表示画面(縫製モード画面)における試し縫い実行キー72が押下された信号を検出しない場合、制御部100はこの表示画面(縫製モード画面)状態を維持する(ステップS106;No)。一方、制御部100が、操作パネル40において表示されている試し縫い実行キー72が押下された信号を検出すると(ステップS106;Yes)、制御部100は縫製制御手段として所定のプログラムに基づき、縫い目データNo.1に応じた縫い目のみを形成する試し縫いの動作を穴かがりミシンM(ミシン本体1)の各部に行わせる(ステップS107)。そして、ステップS105に戻る。
よって、本発明に係る穴かがりミシンMは、従来の自動縫製ミシンのように、記憶、登録された縫製パターンに基づく複数の縫い目(全ての縫い目)を形成するような試し縫いを行わなくてもよくなり、縫製作業時間や、縫製に使用する糸などの無駄を省くことができる。
穴かがりミシンMの操作パネル40には、図10に示されるような、所定の縫製パターンにおける縫い目データの縫製モード画面が表示される(ステップS201)。
なお、ここでは、縫製パターンNo.1における縫い目データNo.1の縫製モード画面が表示されている。
切替キー73の右切替キー73aは、縫製パターンにおいて組み合わされている縫い目データを、その縫い目を形成する順に正送りする切替キーであり、右切替キー73aが押下されるたびに縫製パターンNo.1においては、縫い目データNo.1,No.2,No.3,No.4,No.5,No.6,No.1・・・の順に、各縫い目データの基づく縫製モード画面に切り替えられる。
切替キー73の左切替キー73bは、縫製パターンにおいて組み合わされている縫い目データを、その縫い目を形成する順に逆送りする切替キーであり、左切替キー73aが押下されるたびに縫製パターンNo.1においては、縫い目データNo.1,No.6,No.5,No.4,No.3,No.2,No.1・・・の順に、各縫い目データの基づく縫製モード画面に切り替えられる。
なお、ここでは、縫製パターンNo.1における縫い目データNo.2の縫製モード画面が表示されている。
なお、縫い目データが切り替えられる処理の流れは、図11に示されるフローチャートと同様であるので、この操作についても図11に示されるフローチャートに基づき説明する。
穴かがりミシンMの操作パネル40には、図13に示されるような、所定の縫製パターンにおける縫い目データの縫製モード画面が表示される(ステップS201)。
この縫製パターンNo.2は、縫い目データNo.1,縫い目データNo.1,縫い目データNo.2,縫い目データNo.3,縫い目データNo.2の順に、5個(3種類)の縫い目を所定の間隔(送り量)で布に形成するためのものである。
(73a、73b)が表示されている。
この切替キー73は、前述のように、縫製パターンにおいて組み合わされている縫い目データのうち、試し縫いを行うため縫い目データを切り替え、選択するための操作キーとして機能する。
ただし、この縫製パターンNo.2のように、縫製パターンに縫い目を形成する順が異なるように同一の縫い目データが重複して含まれている場合、制御部100の表示切替制御手段に基づく処理により、切替キー73の操作によって、操作パネル40における縫い目データの表示を切り替える際、その縫製パターンにおいて重複する複数の同一の縫い目データがある場合には、縫い目を形成する順が先の縫い目データのみを表示して、その後の同一の縫い目データを表示せずにとばすように切り替えるようになっている。
つまり、縫製パターンNo.2において、縫い目データは、縫い目データNo.1,縫い目データNo.1,縫い目データNo.2,縫い目データNo.3,縫い目データNo.2の順に、5つあるが、1番目と2番目において縫い目データNo.1が重複しているので、1番目における縫い目データNo.1のみが表示されるようになる。また、3番目と5番目において縫い目データNo.2が重複しているので、3番目における縫い目データNo.2のみが表示されるようになる。
そのため、切替キー73の右切替キー73aが押下されるたびに縫製パターンNo.2においては、縫い目データNo.1,No.2,No.3,No.1・・・の順に、各縫い目データの基づく縫製モード画面に切り替えられる。また、切替キー73の左切替キー73bが押下されるたびに縫製パターンNo.2においては、縫い目データNo.1,No.3,No.2,No.1・・・の順に、前記右切替キー73aの場合と逆の順序で表示されるように、各縫い目データの基づく縫製モード画面に切り替えられる。
なお、ここでは、縫製パターンNo.2における3番目の縫い目データNo.2の縫製モード画面が表示されている。
特に、縫製パターンにおいて縫い目を形成する順が異なるように同一の縫い目データが重複して含まれている場合に、その重複している縫い目データのうち、縫い目を形成する順が先の縫い目データのみを表示するように切り替えることができるので、速やかに所望する縫い目データを選択することができる。つまり、重複しているデータを全て表示するような無駄がなくなり、速やかなデータの選択が可能になる。
穴かがりミシンMの操作パネル40には、図16に示されるような、所定の縫製パターンにおける縫い目データの単独縫いモード画面が表示される(ステップS301)。
なお、ここでは、縫製パターンNo.3における縫い目データNo.2の単独縫いモード画面が表示されている。図16に示される表示画面(単独縫いモード画面)の左上には、縫い目データ番号62aが表示されている。
その縫い目データ一覧画面の下側半分の画面は、さらに4分割されており、その4分割画面74・・・には、それぞれ縫い目データNo.1、No.2、No.3、No.4が表示されている。
そして、図17に示されるように、縫い目データ一覧画面における下側半分の4分割画面74・・・において表示されるその縫い目データが、縫製パターン記憶手段に記憶されている縫製パターンに含まれているか否か区別するための所定のマークが、各4分割画面74・・・に表示される。本実施の形態の縫い目データ一覧画面における4分割画面74・・・においては、所定のマークとして星印74aの有無により区別するようになっている。
つまり、制御部100が判断手段として、縫い目データ記憶手段(EEPROM104)に記憶されている複数の縫い目データのうち、縫製パターン記憶手段(EEPROM104)に記憶されている縫製パターンに含まれていると判断した縫い目データを区別することができるように、所定のマークとしての星印74aを、縫い目データが表示される4分割画面74・・・に表示するようになっている。
本実施の形態においては、図17に示されるように、この4分割画面74・・・において、星印74aが表示されている縫い目データ(図17に示される縫い目データ一覧画面における、縫い目データNo.2、No.3、No.4)が、EEPROM104における縫製パターン記憶手段に記憶されている縫製パターンに含まれていることを示している。
よって、穴かがりミシンMにおいて、自動縫製を行う際の縫製パターンに使用されている縫い目データであるか否かを認識しやすい。
従って、縫製パターンにおける縫い目データを変更する際や、新たな縫製パターンとして縫い目データを組み合わせる際に、その縫い目データの使用頻度等を参考にすることにより、その変更や組み合わせをスムーズに行うことができるようになるなどのメリットがある。
また、以上の実施の形態においては、穴かがりミシンMのミシン本体1が形成するボタン穴の長手方向(Z軸方向)と布移送方向(X軸方向)が直交しているものを例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ボタン穴の長手方向と布移送方向とを一致させるように、ミシン本体1が設置されている穴かがりミシンMでもよい。
2 ミシンフレーム
5 ミシンモータ(縫製手段)
8 縫い針(縫製手段)
10 布保持板
20 布移送装置(布移送手段)
30 布ガイド装置
40 操作パネル(表示部、選択手段、切替手段)
70 単独縫いモード切替キー(選択手段、切替手段)
73 切替キー(切替手段)
100 制御部(縫製制御手段、表示切替制御手段、判断手段)
104 EEPROM(縫い目データ記憶手段、縫製パターン記憶手段)
M 穴かがりミシン(自動縫製ミシン)
T ミシンテーブル
Claims (3)
- 布が載置される布保持板と、
前記布保持板の上面に載置される布に縫い目を形成する縫製手段と、
前記布保持板の上面に載置される布を所定の方向に移送する布移送手段と、
前記縫い目を形成するための縫い目データを複数記憶する縫い目データ記憶手段と、
前記縫い目データ記憶手段に記憶されている複数の縫い目データのうち、所定の縫い目データを、その縫い目を形成する順に組み合わせた縫製パターンを記憶する縫製パターン記憶手段と、
を備え、布に前記縫製パターンに応じた複数の縫い目を連続して形成する自動縫製ミシンであって、
前記縫製パターン記憶手段に記憶されている前記縫製パターンにおいて組み合わされている縫い目データのうち、所望する縫い目データを選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された縫い目データに基づく縫い目を布に形成するように、前記縫製手段を制御する縫製制御手段と、
前記選択手段により選択された縫い目データを表示する表示部と、
前記縫い目データ記憶手段に記憶されている複数の縫い目データが、前記縫製パターン記憶手段に記憶されている前記縫製パターンに含まれているか否かを判断する判断手段と、を備え、
前記縫い目データ記憶手段に記憶されている複数の縫い目データを、前記表示部に表示する際、前記判断手段によって判断された結果を視認可能に表示することを特徴とする自動縫製ミシン。 - 前記表示部に表示する縫い目データを、前記縫製パターンにおける縫い目を形成する順に切り替える切替手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の自動縫製ミシン。
- 前記縫製パターン記憶手段に記憶されている前記縫製パターンに、同一の縫い目データが重複して含まれている場合、
前記切替手段によって前記表示部における縫い目データの表示を切り替える際、その縫製パターンにおいて重複する縫い目データは1回のみ表示するように切り替える表示切替制御手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の自動縫製ミシン。
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