JPH06178887A - ミシンの自動返し縫い制御装置 - Google Patents

ミシンの自動返し縫い制御装置

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JPH06178887A
JPH06178887A JP35256092A JP35256092A JPH06178887A JP H06178887 A JPH06178887 A JP H06178887A JP 35256092 A JP35256092 A JP 35256092A JP 35256092 A JP35256092 A JP 35256092A JP H06178887 A JPH06178887 A JP H06178887A
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義彦 窪田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切り換え操作手段によりぺダルの前踏み操作
に拘らず自動返し縫いにおける終了縫い目の位置を当初
の設定値の位置で止めることを可能とし、熟練度を必要
とせずに、縫製品質の向上を図る。 【構成】 従来のミシンの自動返し縫い制御装置におい
て、切り換え信号を発生するための手動操作可能とした
切り換え操作手段14と、この切り換え信号の発生に関
連して、カウンター11が所定数の検知信号を計数する
時にぺダル3の前踏み操作に拘らずミシンを停止するよ
うモータ駆動手段6に作用する制御手段15とを備えて
なるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンの自動返し縫い
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ミシンによる縫製において、被縫製物、
例えば、作業着のポケット等の力のかかる所の縫い始め
には、返し縫いがよく行われることが知られている。こ
の縫い始め返し縫いとは、ぺダルを前踏みしてミシンを
始動する時に、予め設定された所定針数の正方向縫い目
と逆方向縫い目、または逆方向縫い目のみを形成すると
いうものである。この所定針数の逆方向縫い目の形成に
ついて以下簡単に説明する。モータが駆動されるとミシ
ン主軸が回転し、この主軸の回転を駆動源として針の上
下動、送り歯の送り運動が行われる。この送り歯と主軸
との間には送り量調節機構が配設されており、通常は送
り歯に正方向の所定量の送り運動を与えるようになって
いるが、逆送りソレノイドが付勢されると同機構が作用
して送り歯に逆方向の所定量の運動を与えるようになっ
ている。従って返し縫い時には、逆送りソレノイドが所
定針数の間付勢されて逆方向縫い目が形成される。そし
て、この返し縫い終了時にぺダルがそのまま前踏み状態
にある場合には引き続き停止することなく正方向縫い目
が形成され、ぺダルが解放状態になるまで通常の縫い目
が形成されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ミ
シンにおいては、以下の問題点がある。すなわち、返し
縫いを行った後に引き続き通常の縫製を、例えば図6に
示されるように返し縫いの方向に対してある角度をもっ
た方向にして行う場合には、返し縫いの端Dから縫い始
めることが望ましいが、返し縫い終了前にぺダルを解放
して縫い目形成をDの位置で止めるには熟練度がかなり
必要とされ、従って熟練工以外では縫い目を返し縫いの
端Dで止めることが難しく、図6に示されるように正方
向の縫い目Cが余分に形成されてしまい、所望の縫い目
列、例えばE等を返し縫いの端Dから引き続いて形成で
きず、縫製品質が低下するといった問題点があった。な
お、図6においては図が煩雑になるために、返し縫い時
の逆方向縫い目列Bが正方向縫い目列Aから離れている
が、実際には縫い目列は下からA、B、Cの順に重なっ
ている。
【0004】そこで本発明は、縫製品質を向上でき、し
かも、熟練度が必要とされないミシンの自動返し縫い制
御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のミシンの自動返
し縫い制御装置は、上記目的を達成するために、図1に
示される如く、ミシン主軸1を設定された速度で回転ま
たは停止するよう連結されたモータ2と、前記ミシン主
軸1を停止する解放位置からの踏み込み操作量に対応し
て前記ミシン主軸1の回転速度を設定するためのぺダル
3と、このぺダル3の踏み込み量を検出するぺダル踏み
込み量検出手段4と、前記ぺダル3の前踏みに関連して
ミシンを駆動し、解放に関連して停止する信号を送出す
る速度制御手段5と、この速度制御手段5からの信号に
より前記モータ2の駆動、停止を行うモータ駆動手段6
と、前記ミシン主軸1に連動して送り歯8に正方向また
は逆方向の所定送り量の送り運動を与える送り手段7
と、電気的な作用により前記送り歯8の送りを逆方向に
設定する逆送り手段9と、前記ミシン主軸1の所定回転
角を検出して検知信号を発生する針上下位置検知手段1
0と、前記検知信号を計数するカウンター11と、返し
縫いの針数を設定する返し縫い針数設定手段12と、前
記ぺダル3の前踏み操作によるミシン起動後にカウンタ
ー11が予め設定された所定数の検知信号を計数する
間、前記逆送り手段9を作用する縫い始め返し縫い制御
手段13とを有し、縫い始め時に所定針数の返し縫い
後、引き続きぺダル操作による通常の縫い目形成を行う
ミシンにおいて、切り換え信号を発生するための手動操
作可能とした切り換え操作手段14と、この切り換え信
号の発生に関連して、前記カウンター11が前記所定数
の検知信号を計数する時にぺダル3の前踏み操作に拘ら
ずミシンを停止するよう前記モータ駆動手段6に作用す
る制御手段15とを備えていることを特徴としている。
【0006】
【作用】このような手段におけるミシンの自動返し縫い
制御装置によれば、切り換え操作手段14がオンにされ
ると、ぺダル3の前踏み操作に拘らず制御手段15が返
し縫い終了時にミシンが停止するようモータ駆動手段6
に作用し、自動返し縫いにおける終了縫い目の位置が当
初の返し縫いを終了する設定値の位置で止められるよう
になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明の一実施例を示すミシンの自動返し
縫い制御装置の概略構成図である。同図に示される如
く、該ミシンの自動返し縫い制御装置は、ミシンヘッド
22と、このミシンヘッド22内に介挿され、回転自在
なミシン主軸1と、この主軸1をプーリー30a,30
b、ベルト31を介して設定された速度で回転または停
止させる主軸モーター2と、主軸1の所定回転角を検出
することにより針30が針板32を境として上下何れか
の位置にあるかを検出する、すなわち針30が被縫製物
に刺さっているか否かを検出すると共に何針縫ったかを
計数させ得る針上下位置検知手段10と、主軸1の回転
速度を検出するミシン速度検出手段16と、主軸1に連
動して送り歯8に正方向または逆方向の所定送り量の送
り運動を与えると共に送り量の調節もし得る送り手段7
と、送り歯8の送りを逆方向に設定する逆送りソレノイ
ド9b及びこの逆送りソレノイド9bを電気的に作用す
るソレノイド付勢手段9aより構成される逆送り手段9
と、ミシン主軸1を停止する解放位置からの踏み込み操
作量に対応して主軸1の回転速度を設定するためのぺダ
ル3と、このペダル3の踏み込み量を検出するぺダル踏
み込み量検出手段4と、返し縫いを行うか否かを設定す
る返し縫い動作設定手段17と、返し縫いの針数を設定
する返し縫い針数設定手段12と、ペダル3が前踏みさ
れているか否かに拘束されずに自動返し縫いを終了縫い
目の位置で停止させるための切り換え信号を発生する手
動操作可能な切り換え操作手段14と、この切り換え操
作手段14,ぺダル踏み込み量検出手段4,針上下位置
検知手段10,ミシン速度検出手段16,返し縫い動作
設定手段17及び返し縫い針数設定手段12からの信号
に応答して、モーター2並びに逆送り手段9に信号を送
出するコントローラー20を備えている。
【0008】ここで、ぺダル踏み込み量検出手段4,針
上下位置検知手段10,ミシン速度検出手段16,返し
縫い動作設定手段17及び返し縫い針数設定手段12は
公知の構造のものであり、切り換え操作手段14も単に
スイッチがオンされると通電され、オフされると通電が
解除されるという周知構造のものである。また、主軸1
の回転運動を針30の上下運動(直線運動)に変換する
機構、送り手段7、逆送りソレノイド9b及びソレノイ
ド付勢手段9aより構成される逆送り手段9も公知の構
造であるために、ここでの説明は省略する。
【0009】上記モーター2並びに逆送り手段9に信号
を送るよう司る前述のコントローラー20は、図1にお
ける針上下位置検知手段10からの信号により針数の計
数を行うカウンター11と、ぺダル3の前踏み操作によ
るミシン起動後に返し縫い動作設定手段17において返
し縫いを行うと予め設定されている場合には、カウンタ
ー11からの検知信号と返し縫い針数設定手段12にお
いて予め設定された所定数の信号とを第1比較手段13
aにより比較し、この第1比較手段13aからの信号に
より逆送りとして設定された針数の間は逆送りソレノイ
ド制御手段13bにより逆送り手段9に逆送り信号を送
出する返し縫い制御手段13と、カウンター11からの
検知信号と返し縫い針数設定手段12において予め設定
された所定数の信号とを第2比較手段15aにより比較
し、カウンター11からの検知信号と針数設定手段12
において予め設定された所定針数に対応した針数とが一
致したら一致信号を発生し、この一致信号を受けて所定
数制御手段15bから停止信号を送出する制御手段15
と、ぺダル踏み込み量検出手段4並びにミシン速度検出
手段16からの信号に応答して速度制御信号をモータ駆
動手段6に送出すると共に、返し縫い動作設定手段17
からのオン信号を受信した場合には返し縫い動作中は主
軸1を通常縫い時の速度より遅い一定速度で回転させる
信号を送出し、切り換え操作手段14からのオン信号を
受信した場合にはぺダル踏み込み量検出手段4からの信
号に拘束されずに制御手段15からの停止信号を優先し
て送出し、しかも停止信号を受信した後に設定された返
し縫いの終了縫い目数になった信号を第1比較手段13
aから受信した場合には、針上下位置検知手段10から
の針下信号によりモータ駆動手段6にブレーキ信号を送
出し当初設定された縫い目の位置で且つ針30が布に刺
さった状態で主軸1を止める信号を送出する速度制御手
段5と同様の機能を達成できるよう構成されているマイ
クロコンピューターである。なお、図1における実線の
矢印は電気信号線を、点線の矢印は機械的な連結により
動作を伝播する線をそれぞれ示している。上記コントロ
ーラー20内のROMには、上記機能を達成できるプロ
グラムが書き込まれ、各設定値やデータテーブルが記憶
処理される。ROMに書き込まれたプログラムをフロー
チャートで示すと図3のようになる。
【0010】以下プログラムに従い本装置の作動を説明
する。プログラムがスタートすると、まずステップ1に
おいて、返し縫い動作設定手段17がオンか否かを判定
し、オフならば自動返し縫いを行わないのでオンになる
までこの判定を繰り返し、オンならば自動返し縫いを開
始するとしてステップ2へ進み、ステップ2において、
切り換え操作手段14がオンか否かを判定し、オンなら
ばステップ4へ進み、一方オフならばステップ3へ進
み、ステップ3において、通常の自動返し縫い制御を行
う。ここで、通常の自動返し縫い制御とは、ミシン始動
前に予め、何針分自動返し縫いを行うかという設定値を
返し縫い針数設定手段12において入力しておき、自動
返し縫いが行われると、返し縫い動作中は主軸1は通常
縫い時の速度より遅い一定速度で回転されると共に、針
の上下位置が針上下位置検知手段10により検出され、
縫い目数がカウンター値として加算されて、このカウン
ター値と予め設定された返し縫い時の縫い方向を逆転す
る設定値とが図1に示される第1比較手段13aにおい
て比較されて等しくなると、送り歯8の送り方向が逆送
り手段9、送り手段7により逆転され、そしてこのカウ
ンター値と予め設定された返し縫いを終了する設定値と
が第1比較手段13aにおいて比較されて等しくなる
と、縫製者がペダル3を踏んでいない場合には、自動返
し縫いが終了したとして、主軸モーター2が停止され、
それに連動して送り手段7も停止され、一方縫製者がペ
ダル3を踏んでいる場合には、カウンター値と予め設定
された返し縫いを終了する設定値とが等しくなっても、
引き続いて縫製の意志在りとみて、一定速度が解除され
てぺダル踏み込み量検出手段4において検出される踏み
込み量に応じた速度で正方向の通常の縫製が行われると
いうものである。そして、ステップ2において、この通
常の自動返し縫い制御が終了したら、次の縫製を行うべ
く、このフローは終了する。
【0011】一方、ステップ2においてオンと判定され
たならば、ステップ4へ進み、ステップ4において、ペ
ダル4がオンか否かを判定し、オフならば自動返し縫い
が始まっていないとしてオンになるまでこの判定を繰り
返し、オンならば自動返し縫いを開始し、ステップ5に
進み、ステップ5において、主軸1の速度(回転数でも
勿論可)をミシン速度検出手段16により検出し、返し
縫い動作中は主軸1を通常縫い時の速度より遅い一定速
度で回転するよう制御する。ここで、上述の通常の自動
返し縫いと同様に、針の上下位置が針上下位置検知手段
10により検出され、縫い目数がカウンター値として加
算されて、このカウンター値と予め設定された返し縫い
時の縫い方向を逆転する設定値とが比較されて等しくな
ると、送り歯8の送り方向が逆送り手段9、送り手段7
により逆転される。そしてステップ6に進み、ステップ
6において、上記返し縫いを終了する設定値の変更を行
う。
【0012】ここで、主軸1の速度または回転数と針数
との関係は、例えば図4に示される通りであり、返し縫
いを終了する設定値を、例えば8針とした場合には、点
線で示される減速モードとなり、予め、例えば、6針目
で主軸モーター2に停止信号を送れば、回転数は一点鎖
線で示されるように減速し、所望の8針目近辺で自動返
し縫いが終わるということがわかる。すなわち、主軸1
は返し縫い時には一定速度で回転しているので、返し縫
いの設定針数が予めわかれば、一点鎖線で示される減速
モードに従った縫い目終点がわかることになる。従っ
て、このステップ6においては、上記返し縫いを終了す
る設定値を、自動返し縫いの終点を当初の返し縫いを終
了する設定値とし得る減速線(図4に示される一点鎖
線)の、減速開始の針数の値(図4における6針目)に
設定変更する。
【0013】そして、ステップ7に進み、ステップ7に
おいて、上述の変更された返し縫いを終了する設定値と
実際にカウントされるカウンター値との比較を図1に示
される第2比較手段15aにおいて行い、一致しない場
合には、ここで主軸モーター2を停止させても、止め縫
いの端が所望の位置まで到達しないと判断して、一致す
るまでこの判定を繰り返し、一致した場合には、ここで
主軸モーター2を停止させれば、止め縫いの端が所望の
位置辺りで止まると判断して、ステップ8に進み、ステ
ップ8で主軸モーター2を停止して減速モードに入り、
ステップ9に進み、ステップ9において、針数が当初設
定した返し縫いを終了する針数になったか否かを図1に
示される第1比較手段13aからの信号により判定し、
当初設定した返し縫いを終了する針数になっていない場
合には設定針数になるまで判定を繰り返し、設定針数に
なったらステップ10に進み、ステップ10において、
針30が下位置に在るか否か、すなわち針30が布に刺
さっているか否かを判定し、針30が下位置にない場合
にはそのまま主軸1を惰性で回転させ、針30が下位置
に在る場合にはステップ11に進み、ステップ11にお
いて、モータ2にブレーキをかけてその針位置において
針30を停止させる。すると主軸モーター2に連動する
送り歯8の送り動作も同時に停止する。
【0014】その後、ステップ12に進み、ステップ1
2においては、ペダル3がオフか否かを判定し、オンの
場合には次の縫製を行えないためにオフになるまでこの
判定を繰り返し、オフの場合にはステップ13に進み、
ステップ13において、再度ペダル3がオンか否かを判
定し、オフの場合には次の縫製を行なう意志がないとし
てオンになるまでこの判定を繰り返し、オンの場合には
次の縫製を行う意志が在るとしてこのフローは終了す
る。
【0015】このように本実施例においては、切り換え
操作手段14をオンすればぺダル3の踏み込みに拘らず
自動返し縫いを当初の設定値の位置で止めることが可能
となっており、しかも終了時の針30の位置を下位置で
止めるようにしているので、通常縫製を自動返し縫いを
行った縫い目方向に対してある角度をもった方向で引き
続き行う場合には、針30が布を押さえることとなり、
確実に止め縫いの端から縫い始めることができるように
なっている。
【0016】図5は本発明の他の実施例を示すミシンの
自動返し縫い制御装置の全体構成図であり、この実施例
の装置が先の実施例のそれと違う点は、コントローラー
20内の速度制御手段5に持たせていた機能の一部をぺ
ダル制御手段5a及び所定数停止制御手段15cに持た
せた点である。ここで、ぺダル制御手段5a及び所定数
停止制御手段15cはそれぞれぺダル踏み込み量検出手
段4、ミシン速度検出手段16、針上下位置検知手段1
0並びに切り換え操作手段14からの信号に応答し、ぺ
ダル制御手段5aにおいては、切り換え操作手段14か
らオン信号が受信されない場合には所定数停止制御手段
15cからの信号に優先して速度制御手段5bに加減速
度信号、停止信号を送出し、一方所定数停止制御手段1
5cにおいては、切り換え操作手段14からオン信号を
受信した場合にはぺダル制御手段5aからの信号に優先
して速度制御手段5bに定速度信号、停止信号を送出す
るものである。このように本実施例においては、コント
ローラー20内の速度制御手段5に持たせていた機能の
一部をぺダル制御手段5a及び所定数停止制御手段15
cに持たせるようにしているので、先の実施例と同様な
効果を期待できるというのはいうまでもない。
【0017】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記各実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明のミシンの自動
返し縫い制御装置によれば、切り換え操作手段によりぺ
ダルの前踏み操作に拘らず自動返し縫いにおける終了縫
い目の位置を当初の設定値の位置で止めることが可能と
なるので、熟練度を必要とせずに、縫製品質の向上が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す自動返し縫い制御装置
の概略構成図である。
【図3】図2中のコントローラー内に記憶されているプ
ログラムのフローチャートである。
【図4】回転数と針数との関係を表した線図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す全体構成図である。
【図6】従来技術を示す自動返し縫いの縫い目を表す図
である。
【符号の説明】
1 ミシン主軸 2 モータ 3 ぺダル 4 ペダル踏み込み量検出手段 5 速度制御手段 6 モータ駆動手段 7 送り手段 8 送り歯 9 逆送り手段 10 針上下位置検知手段 11 カウンター 12 返し縫い針数設定手段 13 縫い始め返し縫い制御手段 14 切り換え操作手段 15 制御手段 17 返し縫い動作設定手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシン主軸を設定された速度で回転また
    は停止するよう連結されたモータと、 前記ミシン主軸を停止する解放位置からの踏み込み操作
    量に対応して前記ミシン主軸の回転速度を設定するため
    のぺダルと、 このぺダルの踏み込み量を検出するぺダル踏み込み量検
    出手段と、 前記ぺダルの前踏みに関連してミシンを駆動し、解放に
    関連して停止する信号を送出する速度制御手段と、 この速度制御手段からの信号により前記モータの駆動、
    停止を行うモータ駆動手段と、 前記ミシン主軸に連動して送り歯に正方向または逆方向
    の所定送り量の送り運動を与える送り手段と、 電気的な作用により前記送り歯の送りを逆方向に設定す
    る逆送り手段と、 前記ミシン主軸の所定回転角を検出して検知信号を発生
    する針上下位置検知手段と、 前記検知信号を計数するカウンターと、 返し縫いの針数を設定する返し縫い針数設定手段と、 前記ぺダルの前踏み操作によるミシン起動後にカウンタ
    ーが予め設定された所定数の検知信号を計数する間、前
    記逆送り手段を作用する縫い始め返し縫い制御手段とを
    有し、 縫い始め時に所定針数の返し縫い後、引き続きぺダル操
    作による通常の縫い目形成を行うミシンにおいて、 切り換え信号を発生するための手動操作可能とした切り
    換え操作手段と、 この切り換え信号の発生に関連して、前記カウンターが
    前記所定数の検知信号を計数する時にぺダル前踏み操作
    に拘らずミシンを停止するよう前記モータ駆動手段に作
    用する制御手段とを備えていることを特徴とするミシン
    の自動返し縫い制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2551317A1 (en) 2011-07-28 2013-01-30 Nitto Denko Corporation Pressure-sensitive adhesive sheet
CN109853142A (zh) * 2019-02-28 2019-06-07 杰克缝纫机股份有限公司 一种缝纫机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2551317A1 (en) 2011-07-28 2013-01-30 Nitto Denko Corporation Pressure-sensitive adhesive sheet
CN109853142A (zh) * 2019-02-28 2019-06-07 杰克缝纫机股份有限公司 一种缝纫机

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