JP2550219B2 - 2本針ミシンの制御装置 - Google Patents

2本針ミシンの制御装置

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JP2550219B2 JP2339226A JP33922690A JP2550219B2 JP 2550219 B2 JP2550219 B2 JP 2550219B2 JP 2339226 A JP2339226 A JP 2339226A JP 33922690 A JP33922690 A JP 33922690A JP 2550219 B2 JP2550219 B2 JP 2550219B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、2本の縫い針を有する2本針ミシンの糸
切り動作を制御する糸切り制御装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 現在、2本針ミシンでは、ミシン上軸の回転に同期し
て昇降する針棒に対し、2本の縫い針をレバー操作など
によってそれぞれ独立に連動、遮断させ得るような機構
を備えたものが提案されており(特公昭57−33076号公
報参照)、縫製中に、一方の縫い針を針棒から遮断し、
上死点に保持させた状態で、他方の縫い針のみを作動さ
せ、縫目を途中から1本に変更するといった動作が可能
となっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の2本針ミシンにあっては、同時
に2本の縫目を形成し、その縫製動作終了時に糸切り動
作を実行した場合には、両縫い針に挿通されている糸は
共に切断されるが、途中で一本の縫目形成を停止させた
場合には、縫製動作が終了した時点で糸切り動作を行っ
ても、途中で縫目形成を停止させた側の糸は切断されず
に残るという問題があった。
すなわち、糸切り機構は、通常、針板の下方に設けら
れており、針板下方に導出される糸を捕捉して切断する
ようになっているため、途中で一方の縫い針の動作を停
止させた場合には、縫い針と共に糸が針板上に位置する
こととなり、糸切り機構が作動してもこの糸の切断は行
われない。
このため、作業者は、一方の糸を手作業にて切断しな
ければならず、作業能率の低下を招くという不都合が生
じた。
この発明は、上記従来技術の問題点に着目してなされ
たもので、2本針ミシンにおいて縫製中に一方の縫い針
を停止させたとしても、糸切り機構によって2本の糸を
切断させることができるミシンの糸切り制御装置の提供
を目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は、ミシン主軸に同期して回転する針棒に対
して連動、遮断可能に保持される2本の縫い針を、所定
の遮断指令に応じて適宜独立に遮断させる遮断駆動手段
と、針板下方に設けられた糸切断機構を所定の切断指令
に応じて作動させる糸切り駆動手段とを備えた2本針ミ
シンにおいて、前記針棒が上死点に達した時点で所定の
信号を出力する上死点検出手段と、前記針棒が下死点に
達した時点で所定の信号を出力する下死点検出手段と、
前記糸切り指令が入力された直後に前記上死点検出手段
から送出される信号を受けて前記遮断駆動手段の作動を
解除し、両縫い針を針棒に連動させて上死点から同時に
下降させる第1の制御手段と、前記糸切り指令入力と同
時に前記下死点検出手段から送出された信号数のカウン
ト動作を開始する計数手段と、前記計数手段によるカウ
ント値が予め設定した値に達すると同時に、前記糸切り
駆動手段を作動させる第2の制御手段と、を備えたもの
である。
[作用] 上記のように構成されたこの発明においては、縫製動
作中に一方の縫い針を停止させて縫製動作を行い、縫製
動作終了時など、所定のタイミングで糸切り指令が入力
されると、その直後に針棒が上死点に達した時点で、停
止状態にあった一方の縫い針が針棒に連結され、他方の
縫い針と同時に作動を開始する。そして、前記糸切り指
令入力後、針棒が予め設定した回数だけ下死点に達する
と、それに応じて糸切り機構が作動する。これにより、
両糸は針板下方で糸切り機構により切断される。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図面と共に説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図であ
り、図中1はCPU2,ROM3,RAM4、及び入力装置5などから
なる周知のマイクロコンピュータであり、前記CPU2は後
述の制御動作を行う第1の制御部(第1の制御手段)2
a、及び第2の制御部(第2の制御手段)2bを実質的に
備えると共に、種々の判別動作を行う判別部(判別手
段)2c、及び計数動作を行うカウンタ(計数手段)2dと
しての機能も備える。
また、6はミシン主軸の1回転に応じて所定数のパル
スを出力するエンコーダであり、その出力パルスは前記
第1,第2の制御部2a,2b及びカウンタ2dに入力されてい
る。
7はミシン主軸の回転に同期して昇降する針棒の上死
点、及び下死点を検出する磁気センサ(上死点検出手
段、下死点検出手段)である。この磁気センサ7はミシ
ン主軸の近傍に設けられ、ミシン主軸に180゜の間隔を
介して貼着した磁性体を検出することにより、針棒の上
死点及び下死点を検出するようになっており、その検出
信号は前記CPU2の判別回路2cに入力される。
8a,8bは縫い針遮断ソレノイド(遮断手段)であり、
これらのソレノイド8a,8bは、2本針ミシンの各縫い針
と針棒との間にそれぞれ介在させた周知の連動機構を制
御するものであり、このソレノイド8a,8bがオンするこ
とにより、前記連動機構を介して針棒と縫い針とを遮断
し、ソレノイド8a,8bがオフすることにより同連動機構
を介して針棒と縫い針とを連結させるようになってい
る。なお、前記連動機構は、前記従来技術にて挙げた特
公昭57−33076号公報と同一であるので、ここでは、そ
の説明を省略する。
また、9は針板下方に設けられる糸切り機構を作動さ
せる糸切り作動ソレノイド(糸切り駆動手段)であり、
CPU2の判別部2cから送出される駆動信号によってオンと
なり、糸切り機構を作動させるようになっている。
なお、10は前記ミシン主軸を回転させるミシンモータ
である。
以上の構成に基づき、次に第2図のフローチャートに
基づき作用を説明する。
糸切り信号が入力されると、カウンタ2dが磁気センサ
7からの下位置検出信号のカウント動作を開始すると共
に(ステップ1,2)、判別部2cが、第1の制御部2aの出
力状態に基づき一対の遮断ソレノイド8a,8bのうち一方
のソレノイドがオフ状態になっているか否かの判断、す
なわち、片針縫いが行なわれているか否かの判断を行う
(ステップ3)。
そして、片針縫いが実行されていると判断された場合
には、さらに磁気センサ7から上位置検出信号が出力さ
れたか否かの判断を行い(ステップ4)、上位置検出信
号が入力された時点で、第1の制御部が、オン状態とな
っているソレノイドをオフ状態に切り替える。これによ
り、上死点で停止していた一方の縫い針も針棒に連結さ
れ、他方の縫い針と同時に上死点から下降を開始する
(ステップ5)。
この後、判別部2cはカウンタのカウント値Aが予め定
めた設定値A0(ここでは、A0≧2)に達したか否かの判
断を行う(ステップ6)。そして、カウント値がA0に達
していれば、第2の制御部2bが所定のタイミングで糸切
りソレノイド9を作動させる(ステップ7)。ここで、
糸切りソレノイド9を作動させる所定のタイミングと
は、縫い針と共に針板下方に導出された上糸がミシン釜
によって捕捉されてミシン釜中を移動するタイミングを
意味し、このタイミングで、糸切り機構を作動させるこ
とにより、両縫い糸は、確実に糸切り機構に捕捉され、
切断される。
なお、ステップ3において、2本の縫い針が共に動作
していると判断された場合には、ステップ7へ移行し、
前述のタイミングで糸切り機構を作動させ、両糸を切断
する。
また、この実施例では、前記設定値A0の値をA0≧2と
したため、糸切り指令から糸切り動作が開始されるまで
の間に、停止状態にあった縫い針に挿通される一方の上
糸は少なくとも1回下糸と結節されることとなる。この
ため、糸切り動作時において、前記一方の上糸はその端
部を結節によって保持されることとなり、糸切り機構に
よって捕捉された際に、糸には適度な張力が発生し、捕
捉された糸が糸切り機構から外れたりすることもなく、
より確実に糸を切断することができる。
但し、上記のように糸切り機構によって捕捉した糸が
外れるということは多少懸念されるが、設定値をA0=1
としても、糸切り機構が針板の下方に導出される以上、
かなりの確立をもって糸の切断を行うことができ、前記
設定値A0は、所望の値に設定可能である。
なお、上記実施例においては、第1,第2の制御手段、
判別手段、計数手段としての機能をCPU2を用いて実現し
た場合を例にとり説明したが、上記手段を、電子回路、
シーケンス回路などを用いて実現することも可能であ
り、この発明は、特に上記実施例に限定されるものでは
ない。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明に係る2本針ミシンの
糸切り制御装置によれば、一方の縫い針を途中で停止さ
せて縫製動作を行った場合にも、2本の糸を共に糸切り
機構によって切断することができ、作業能率を大幅に向
上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は同実施例における糸切り制御動作を示すフローチャー
トである。 図において 1……マイクロコンピュータ 2……CPU 2a……第1の制御部(第1の制御手段) 2b……第2の制御部(第2の制御手段) 2c……カウンタ(計数手段) 7……磁気センサ(上死点検出手段,下死点検出手段) 8a……遮断ソレノイド(遮断駆動手段) 8b……遮断ソレノイド(遮断駆動手段) 9……糸切りソレノイド(糸切り駆動手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシン主軸の回転に同期して昇降する針棒
    と、 前記針棒に対して連動、遮断可能に保持される2本の縫
    い針を、適宜独立に遮断させる遮断駆動手段と、 針板下方に設けられた糸切断機構を所定の切断指令に応
    じて作動させる糸切り駆動手段とを備えた2本針ミシン
    において、 前記針棒が上死点に達した時点で所定の信号を出力する
    上死点検出手段と、 前記針棒が下死点に達した時点で所定の信号を出力する
    下死点検出手段と、 前記糸切り指令が入力された直後に前記上死点検出手段
    から送出される信号に応じて前記遮断駆動手段の作動を
    解除し、両縫い針を針棒に連動させて上死点から同時に
    下降させる第1の制御手段と、 前記糸切り指令入力と同時に前記下死点検出手段から送
    出された信号数のカウント動作を開始する計数手段と、 前記計数手段によるカウント値が予め設定した値に達す
    ると同時に、前記糸切り駆動手段を作動させる第2の制
    御手段と、を備えたことを特徴とする2本針ミシンの糸
    切り制御装置。
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