JP3041045U - ミシンにおける針折れや糸切れ等の検出装置 - Google Patents

ミシンにおける針折れや糸切れ等の検出装置

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JP3041045U
JP3041045U JP1997001761U JP176197U JP3041045U JP 3041045 U JP3041045 U JP 3041045U JP 1997001761 U JP1997001761 U JP 1997001761U JP 176197 U JP176197 U JP 176197U JP 3041045 U JP3041045 U JP 3041045U
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sewing machine
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JP1997001761U
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正剛 竹岸
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株式会社アップライト
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、高速縫製を行なう電動ミシンにおけ
る針折れや糸切れを検出する装置を提供する。 【解決手段】電動ミシンの主駆動軸の弾み車に定点を設
定して、この定点が該弾み車の回転の際に最高位の位置
にあることを検知するセンサーAと、ミシン針の先端が
最高位の位置(上死点)にあることを検出するセンサー
Bと、前記ミシン針の上下運動により上糸が引っ張られ
るのに従って回転するプーリーの回転量を検知するセン
サーCと、センサーA、B、Cからの出力信号を演算処
理して、ミシンの稼働停止等の制御を行なう制御回路と
から成ることを特徴とするミシンにおける針折れや糸切
れ等の検出装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、高速縫製を行なう電動ミシンにおける針折れや糸切れを検出する装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
実開昭60−30780号公報には、縫製時の糸の移動に従動して回転を行な う回転板の回転を、センサーにより糸の供給量信号として電気的に検知し、目と びなどにより生じる供給量の変化を異常変動として判断し、警報による報知、或 いはミシンの稼働の停止を行なう装置が開示されている。
【0003】 実開昭63−107690号公報には、針の上下位置に対応する主軸の所定回 転位置を格別に検知する2つの位置検知手段を備え、それぞれの位置検知手段に よる信号の不一致によりミシンの稼働の正常状態と異常状態とを判断し、異常状 態と判断したときにミシンの稼働を停止する装置が開示されている。
【0004】 実開平7−39783号公報には、発行器と受光器とからなる光センサーをミ シン針の周辺に配置しておき、作業者の手等の移動体がミシン針に近づきたとき にこれを検知し、ミシン針の往復動を停止させる安全装置を有する多頭式自動刺 繍機が開示されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
高速縫製を行なう電動ミシンでは、針折れや糸切れなどが生じた場合、作業者 の目視判断では発見が遅れるので、縫製不良のまゝミシンが稼働してしまうこと になる。針折れ事故のときに、そのままミシンが稼働されると折れたミシン針が 思わぬ事故を引き起こしたり、或いは、布地を傷めたりすることがある。糸切れ 事故では、縫製が行なわれないままミシンが稼働されるので、特に高速縫製を行 なう電動ミシンでは布地の送り量が大きいので、、布地を糸切れ事故位置に復帰 させること自体でもかなりの煩雑さがある。このようなことから、特に高速縫製 を行なう電動ミシンでは、針折れや糸切れなの事故が生じた場合に、これを速や かに検知してミシンの稼働を緊急停止することが要請される。
【0006】 本考案に係るミシンにおける針折れや糸切れ等の検出装置は、上記課題を解決 することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るミシンにおける針折れや糸切れ等の検出装置は、電動ミシンの 主駆動軸の弾み車に定点を設定して、この定点が該弾み車の回転の際に最高位の 位置にあることを検知するセンサーAと、ミシン針の先端が最高位の位置(上死 点)にあることを検出するセンサーBと、前記ミシン針の上下運動により上糸が 引っ張られるのに従って回転するプーリーの回転量を検知するセンサーCと、セ ンサーA、B、Cからの出力信号を演算処理して、ミシンの稼働停止等の制御を 行なう制御回路とから成ること、ミシン針の針折れ検知が、センサーAの出力 と、センサーBの出力の比較で行なわれること、糸切れ検知が、上糸切れの検 知であり、センサーAないしセンサーBによるミシン稼働の検知時における、セ ンサーCによる上糸の供給量の異常であること、をそれぞれ特徴とする。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案に係るミシンにおける針折れや糸切れ等の検出装置を、添付の図面に従 って詳細に説明する。
【0009】 図1は、本考案に係るミシンにおける針折れや糸切れ等の検出装置が組み込ま れた電動ミシンを概略図で示すものであり、このミシンにはA、B、Cの三つの センサーが組み込まれている。
【0010】 センサーAは、弾み車1に関連して設けられており、弾み車1に定点を設定し ておき、その定点が回転時に最高位の位置にあることを検出する。センサーAと して磁気センサーを用いる場合には、弾み車1の一部に小さな永久磁石を取り付 けておき、この永久磁石が最高位の位置に回転して来たときにセンサーで検知さ せる。センサーAが光学センサーである場合には、薄板で形成された公知のエン コーダーなどを弾み車1に直接又は間接的に取り付けて利用する。
【0011】 センサーBはミシン針2に関連して設けられており、上下に往復動するミシン 針2が最高位の位置(上死点)にあることを検知する。弾み車1に設定された定 点の最高位の位置と、ミシン針2の最高位の位置とは同期している。従って、セ ンサーAが弾み車1の定点が最高位の位置にあることを検知したとき、センサー Bがミシン針2が最高位の位置にあることを検知すれば、ミシン針2が存在し、 ミシン針2の針折れ事故が生じていない正常稼働状態と判断される。これに対し て、センサーAが弾み車1の定点が最高位の位置にあることを検知したとき、セ ンサーBがミシン針2が最高位の位置に存在しないことを検知した場合はミシン 針2の針折れ事故が生じた異常稼働状態と判断される。
【0012】 尚、ミシン針2の最高位の位置は針の先端位置で認定されるが、先端周辺であ ることを包含する。センサーBとして、光センサーなどの他にどのような種類の センサーを利用するかによって差が生じるが、針の最高位の位置における針の先 端周辺位置に標準を合わせてセンサーを配置しておけば、針が正常であれば、セ ンサーは常に針の存在を検知しており、針折れ事故により針の先端が欠損した場 合にだけ、針の不存在を検知することになるからである。
【0013】 センサーAとセンサーBから発信される情報信号(例えば、パルス信号)は、 図示しない制御回路に入力されて比較演算され、電源スイッチやブレーキ等の制 御機器へ出力される。
【0014】 センサーCは、ミシン糸供給機構、例えばプーリー3に関連して設けられる。 プーリー3は、ミシン針2の上下運動により引っ張られるミシン糸の移動により 回転されるから、ミシン針2の上下運動と連動している。センサーCを、上述し たセンサーAと同様の構成とすることにより、上糸の供給量をプーリー3の回転 量として検出することができる。そして、当然のことながら、上糸の正常な供給 量はミシン針2の運動回数と所定の関数関係が成り立っている。従って、センサ ーA並びセンサーBによりミシン針2が正常であることが検出されているときに センサーCによる糸の供給量に変動が生じたことが検知されると、上糸の供給不 良即ち糸切れが生じたことになる。上糸が切断されたときには、弾み車1の回転 及びミシン針2の上下運動が行なわれているにも拘らず、糸送りが行なわれない からである。
【0015】 尚、針折れ事故の場合にも、折れた位置によっては正常な上糸送りができなく なることで、針折れを検知することが可能である。
【0016】 センサーA〜Cにより、針折れ、上糸切れが検知された場合には、警報音や警 報ランプによる報知、ミシンの駆動停止、制動などの制御が行なわれる。急激な 制動が布地に影響を与える虞がある場合には、段階的に制動するように構成して もよい。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係るミシンにおける針折れや糸切れ等の検出装置によれば、針折れや 糸切れ事故が生じた場合に、速やかにこれを検知し、ミシンの稼働停止などの制 御を行なうことが可能であるから、作業者の目視による場合と比較し、事故状態 のままミシンを稼働させる時間を著しく短縮させることができるので、頭記した 考案の目的が達成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を組み込んだミシンの概略図
【符号の説明】
A−センサー B−センサー C−センサー 1−弾み車 2−ミシン針 3−プーリー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動ミシンの主駆動軸の弾み車に定点を設
    定して、この定点が該弾み車の回転の際に最高位の位置
    にあることを検知するセンサーAと、ミシン針の先端が
    最高位の位置(上死点)にあることを検出するセンサー
    Bと、前記ミシン針の上下運動により上糸が引っ張られ
    るのに従って回転するプーリーの回転量を検知するセン
    サーCと、センサーA、B、Cからの出力信号を演算処
    理して、ミシンの稼働停止等の制御を行なう制御回路と
    から成ることを特徴とするミシンにおける針折れや糸切
    れ等の検出装置。
  2. 【請求項2】ミシン針の針折れ検知が、センサーAの出
    力と、センサーBの出力の比較で行なわれることを特徴
    とする請求項1に記載のミシンにおける針折れや糸切れ
    等の検出装置。
  3. 【請求項3】糸切れ検知が、上糸切れの検知であり、セ
    ンサーAないしセンサーBによるミシン稼働の検知時に
    おける、センサーCによる上糸の供給量の異常であるこ
    とを特徴とするミシンにおける針折れや糸切れ等の検出
    装置。
JP1997001761U 1997-02-28 1997-02-28 ミシンにおける針折れや糸切れ等の検出装置 Expired - Lifetime JP3041045U (ja)

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