JPS5916064Y2 - ミシンの制御装置 - Google Patents

ミシンの制御装置

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JPS5916064Y2
JPS5916064Y2 JP2101481U JP2101481U JPS5916064Y2 JP S5916064 Y2 JPS5916064 Y2 JP S5916064Y2 JP 2101481 U JP2101481 U JP 2101481U JP 2101481 U JP2101481 U JP 2101481U JP S5916064 Y2 JPS5916064 Y2 JP S5916064Y2
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JP
Japan
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signal
sewing machine
output
input
thread
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JP2101481U
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JPS56169862U (ja
Inventor
剛 渋谷
生規 藤井
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ジューキ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この発明はミシンの縫合中において、糸切れが生じた場
合に、ミシンの駆動を遮断して空縫いを防止するように
したミシンの制御装置に関するものである。
従来、この種の制御装置に関しては種々のものが知られ
ているが、特に縫い糸の張力の有無に関連してそれぞれ
の信号を発生する検知手段から糸切れによる信号が発せ
られるとミシンの駆動を遮断するようにしたものにおい
て、ミシンの縫い始めに縫い糸が被縫物上に縫合される
までは縫い糸に張力が生じないために糸切れ状態と同様
の現象が生じ、このため上記検知手段から糸切れの信号
が発せられてミシンの駆動と同時にその駆動を遮断する
ので、実質的にミシンの駆動が不可能となり、従って縫
い目形酸ができなくなる等の欠点があり、この欠点を除
くためにミシンの駆動操作前に上記検知手段の作動を不
可能とするか、あるいはそれらが作動してもミシンの駆
動を遮断しないような操作をしてミシンを数計駆動し、
縫い目形酸により縫い糸に張力が生ずると上記操作を解
除して糸切れを検知し得るように操作しなければならず
、従ってそれらの操作に手間がかかつて作業能率が低下
する等の欠点があった。
この考案はミシンの縫い始めにおいて、縫い糸が被縫物
上に縫合されて縫い糸に張力が生じるまで、上記検知手
段が作動してもミシンの駆動に影響をおよぼさないよう
にした制御手段を備えて上記欠点を防止し、操作性に優
れた上記制御装置を得ることを目的とするものである。
以下この考案の実施例を図面により説明すると、ミシン
あご部1上面に支持体2を固定し、これにミシンの送り
方向に平行な軸3を回動可能に貫通支持する。
ミシン前面部に突出する上記軸3の一端(第1図の右端
)に細棒から戒る作動杆4の一端を固定し、作動杆4の
他端部にミシンの上糸Tを挿通するための案内部5を形
成する。
一方、ミシン背面部に突出する上記軸3の他端(第1図
の左端)には、一端部に錘6を形成した揺動体7の他端
部を錘6が上記作動杆4の案内部5と同一方向となるよ
うに固定する。
この揺動体7は錘6の重力により常には上記軸3の軸心
から垂直に垂れ下がっており、このとき作動杆4も上記
軸心から垂直に垂れ下がってその案内部5は第2図の実
線で示すように、天秤8と針9間に挿通した上糸Tを案
内するためにミシンあご部1前側面に設置した案内片1
0の下方で、且つ案内片10と針9の針孔間を通る直線
よりも右方(第2図)に位置している。
そして、案内片10と針9間の上糸Tをその案内部5に
挿通すれば、縫い目形戊前において案内部5は上記揺動
体7の錘6の作用で上記した位置に位置したままである
が、ミシンの駆動により被縫物上に縫い目形成が行われ
ると上糸Tに張力が生じ、このため案内片10と針9間
の上糸Tが一直線になるので作動杆4の案内部5は上記
錘6の作用に抗して左方向く第2図の二点鎖線)に移動
し、軸3の回動によって揺動体7の錘6も同方向に移動
する。
上記錘6のミシンあご部1後側面との対向面にマグネッ
ト11を設置し、ミシンあご部1の後側面には錘6の重
力により揺動体7が垂下状態にあるとき、錘6の上記マ
グネット11に一定の間隔で対向する無接点スイッチ1
2を設置する。
この無接点スイッチ12は後に詳述するが、上記マグネ
ット11が対向するときにはマグネット11の磁束の影
響をうけて一定の信号を発生すると共に、上糸Tの張力
による上記錘6の移動によりマグネット11が対向しな
くなると上記信号とは別の信号を発生するものである。
次に第3図の電気回路図を中心にこの考案の作用を説明
するが、この回路図の説明においては、回路を形成して
いる各部の入出力電圧が高電圧の場合は1信号、低電圧
の場合はO信号として説明する。
図中Nは複数の入力信号のうち一つでも0信号が入力す
ると1信号を出力し複数の入力信号のすべてが1信号の
場合は0信号を出力するナンド回路で、特に針棒が上死
点で停止するとき、N1は常に1信号を出力し、N2は
0信号を出力するようにセットされている。
■は0信号の入力に対し1信号を出力し1信号の入力に
対しO信号を出力するインバーター回路、S、W、は上
記した無接点スイッチ12で上記錘6に設置したマグネ
ット11が対向するときはマグネット11の磁束の影響
をうけて1信号を出力しマグネット11が対向しないと
きはO信号を出力する。
S 、W2はミシンの駆動停止操作に関連してそれぞれ
の信号を発生するスイッチでミシンの駆動操作、例えば
ペダルの踏み込み等によりO信号を出力しミシンの停止
操作により1信号を出力する。
Dlは第一遅延回路で入力信号が1から0に変わると一
定時間遅れてO信号を出力し0から1に変わると一定時
間遅れて1信号を出力する。
D2は第二遅延回路で入力信号が1からOに変った場合
にのみ一定時間遅れてOの信号を出力する。
なお、入力から出力まで゛の時間は第一遅延回路Dlの
方が第二遅延回路D2よりも長いものとする。
MTは糸切りマグネットで0信号の入力により作動し1
信号の入力により不作用となる。
この糸切りマグネツ)MTが作動すると未切断機構(図
示しない)の一連の行程により針板下面で縫い日系が切
断されるのであるが、ここではその説明を省略する。
MBはモーター・ブレーキ・マグネットでO信号の入力
により作動してミシンの駆動モーター回転を停止するも
のである。
Aはミシン駆動機構でl信号の入力時には駆動可能状態
に制御されるが0信号が入力するとその駆動が遮断され
る。
L、SWはミシンの回転に同期して回転するリング・ス
イッチで、外周の一部に切欠部を有し、その外周には互
いに約180°隔った主接点Xと下接点Yがリング・ス
イッチに接するように配置され、切欠部と主接点Xとが
一致するとミシンの針棒は上死点に位置すると共に主接
点Xに接続する回路には1信号が入り、主接点Xがリン
グ・スイッチL、SWの外周に接するときはリング・ス
イッチL、SWに結線した接地線の作用により0信号が
入る。
また下接点Yも上記切欠部と一致すれば下接点Yに接続
する回路に1信号が入り、リング・スイッチL、SWの
外周に接するときはO信号が入る。
まずミシンが上停止状態においてはN3にはすべて1信
号が入力しているので0信号を出力し、従ってN5から
は1信号が出力し、インバータItを介してモーター・
ブレーキ・マグネットMBにはO信号が入力して駆動モ
ーターを停止制御している。
そこで、ミシンを駆動操作すれば、N2はS、W2から
の0信号入力により1信号を出力するのでN1はO信号
を出力し、従ってN3は1信号を出力する。
またN4も1信号出力するのでN5はO信号を出力し、
インバーター11を介してモーター・ブレーキ・マグネ
ツ)MBには1信号が入力して駆動モーターに対する回
転停止を解除する。
またN8にはN1からO信号が入力するので1信号を出
力し、このため糸切りマグネツ)MTは不作動状態にな
っている。
次に糸切れ検知機構について説明する。
まず、ミシンの上停止時においては、S。W2からの1
信号により第一遅延回路Dlに0信号が入力していると
共に0信号を出力しており、このためNto及びインバ
ーターI3を介してN1□には0信号が入力しているの
で1信号を出力し、従ってミシンが駆動可能状態に制御
されている。
そこでミシンを駆動操作すれば、駆動初期状態において
は上糸Tに張力が生じていないために作動杆l。
及び揺動体7が垂下状態にあり、このため上記マグネッ
ト11との対向により無接点スイッチS。
Wlから1信号が出力されるが、第一遅延回路Dlの作
用により、この回路D1からの出力信号が一定時間音ら
ないためにNIOにはO信号が入力し、インバーター■
3を介してNilの一方にO信号が入力して、ミシンの
駆動機構Aには何の影響も与えず、ミシンは駆動状態を
維持する。
そして被縫物に数計の縫い目形成が行われると上糸Tに
張力が生じて作動杆4が上記したように第2図の二点鎖
線の位置へ移動し、これに伴って錘6のマグネット11
が上記無接点スイッチ12(S、Wl)に対向しなくな
るため、S、Wから0信号が出力される。
そしてほぼ同時に上記第一遅延回路D1からの出力信号
がOから1に変わり、このときN1がらの0信号出力に
よりインバーター■4を介してN工。
の一方に1信号が入力しているためにNIOから0信号
が出力し、インバーターI3を介してN1□の一方には
l信号が入力している。
この状態で上糸Tが切れると上記作動杆4が錘6の作用
により垂下状態に復帰(第2図の実線状態)するのでマ
グネット11が無接点スイッチ12(S 、Wl)に対
向し、このため無接点スイッチ12(S 、Wl)から
の出力信号がOから1に変わるのでNilからO信号が
出力し、駆動機構Aはその駆動を遮断される。
次にミシンを停止操作すれば、第一遅延回路Dlには0
信号が入力するが遅延作用のため出力信号が変わらすN
IOの一方には1信号が入力している。
一方、N9にはリング・スイッチL、SWの慣性回転に
よりO及び1信号が交互に入力し、従ってO及び1信号
を交互に出力しており、第二遅延回路D2にはO及び1
信号が交互に入力している。
しかし第二遅延回路D2の作用により一定時間後に出力
信号が1から0に変わるので゛あるが、リング・スイッ
チL、SWの1回転の時間が第二遅延回路D2の遅延時
間よりも短いと第二遅延回路D2の出力信号が変わる前
に入力信号が変わるので第二遅延回路D2からの出力信
号は変らない。
そしてミシンの回転速度低下により、上記リング・スイ
ッチL、SWの1回転の時間が第二遅延回路D2の遅延
時間よりも長くなると第二遅延回路D2からの出力信号
が1からOに変わり、Nlからの1信号出力によるイン
バーター■4を介してNIOにO信号が入力し、インバ
ーター■3を介してNllの一方にO信号が入力する。
そして上記N1からの信号出力によってリング・スイッ
チL、SWの切欠部と主接点Xとが一致するとN3から
0信号が出力するのでN5からは1信号が出力し、これ
によりインバーター■1を介してモーター・ブレーキ・
マグネッ)MBが作動してミシンの回転を停止し、ミシ
ン針棒は上死点で停止する。
また、上記したように第二遅延回路D2がらのO信号出
力によりN6から1信号が出力し、上記N1からの1信
号出力によってN8からO信号が出力するので糸切りマ
グネツ)MTが作動して縫い糸が切断される。
この縫い糸の切断により上糸Tの張力がなくなって糸切
れ状態と同様の現象が生じ、従って無接点スイッチSW
、から1信号が出力するが、上記したようにインバータ
ー■3からN1□の一方にO信号が入力しているためN
ilからの出力信号は変らず、ミシンの駆動機構Aに何
の影響も与えないので、次の新たな縫い目形成を可能状
態に維持する。
以上この考案は縫い糸の張力の有無に関連してそれぞれ
の信号を発生する検知手段と、ミシンを駆動及び停止す
るように操作することに関連してそれぞれの信号を発生
する操作手段と、ミシン駆動の操作信号及び糸切れによ
る検知手段の信号に関連作動してミシン駆動を遮断する
遮断手段とを備えたミシンの制御装置において、ミシン
駆動の操作信号の発生から縫い目形成による検知手段の
信号発生までは遮断手段を不作用にする制御手段を備え
たことにより、ミシンの縫い始めにおいて、縫い糸が被
縫物上に縫合されて縫い目形成信号が発生するまでミシ
ン駆動を遮断する遮断手段が作用しないために、従来の
ようにミシンの駆動と同時に糸切れ検知手段等の作用に
よりミシンの駆動が遮断されることがなく、常に確実に
縫い目形成を行うことができると共に、糸切れが生じる
と直ちにミシン駆動が遮断されるので、被縫物を空縫い
することがなく、従って被縫物上に針の突き刺した跡が
つくことがなく、さらに従来のように面倒な操作をする
必要もなく、安全性及び操作性に優れる等の効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図はミシン面部から見た正面図、第2図は第1図の
右側面図でミシン頭部の一部を示す、第3図は電気回路
図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 縫い糸の張力の有無に関連してそれぞれの信号を発生す
    る検知手段と、ミシンを駆動及び停止するように操作す
    ることに関連してそれぞれの信号を発生する操作手段と
    、ミシン駆動の操作信号及び糸切れによる検知手段の信
    号に関連作用してミシン駆動を遮断する遮断手段と、ミ
    シン駆動の操作信号の発生から縫い目形酸による検知手
    段の信号発生までは遮断手段を不作用による制御手段と
    を備えたミシンの制御装置。
JP2101481U 1981-02-17 1981-02-17 ミシンの制御装置 Expired JPS5916064Y2 (ja)

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JP2101481U JPS5916064Y2 (ja) 1981-02-17 1981-02-17 ミシンの制御装置

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JP2101481U JPS5916064Y2 (ja) 1981-02-17 1981-02-17 ミシンの制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS56169862U JPS56169862U (ja) 1981-12-15
JPS5916064Y2 true JPS5916064Y2 (ja) 1984-05-11

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