JP2018015426A - ミシンとミシンの制御方法 - Google Patents

ミシンとミシンの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】押えていた布を解放する場合に、布が傷つき難いミシンとミシンの制御方法を提供する。【解決手段】ミシンは、針板、布押え、布押えモータを備える。針板は布を支持する。布押えは針板上方で上下動する。布押えモータは、布押えを、押圧位置と離隔位置の間で移動する。押圧位置にある布押えは、針板との間で布を押える。離隔位置にある布押えは、布から上方に離隔する。布押えモータが駆動停止している状態で、作業者は、押圧位置にある布押えが押える布を掴んで上方へ付勢する。布押えは押圧位置から上方へ移動する。CPUは、布押えが押圧位置から所定の移動量分、上方へ移動したか否かを判断する(S31)。CPU41は、布押えが所定の移動量分、上方へ移動したと判断した場合(S31:YES)、布押えモータを駆動して、布押えを離隔位置まで移動する。【選択図】図10

Description

本発明は、ミシンとミシンの制御方法に関する。
布を押えるミシンが公知である。特許文献1に開示のミシンは、ワークホルダ、回動モータ、X軸モータ、Y軸モータを備える。ワークホルダは、下フレームと上フレームを有する。作業者は縫製対象となる布を下フレームに載置する。上フレームは、下フレームに対して回動可能に連結する。上フレームは、下フレームとの間で布を押える押圧位置と、下フレームに載置した布を解放する解放位置の間で回動する。上フレームが押圧位置にて布を押えることで、ワークホルダは布を保持する。回動モータは上フレームを押圧位置と解放位置の間で回動する。X軸モータは、複数の動力伝達部材を介してワークホルダに連結する。同様にY軸モータは、複数の動力伝達部材を介してワークホルダに連結する。複数の動力伝達部材は、ラック、ピニオン、複数個のローラを含む。X軸モータとY軸モータが夫々駆動することで、ワークホルダは布を保持した状態でX軸方向とY軸方向に移動し、ミシンは布を縫製する。
X軸モータとY軸モータの駆動停止時、作業者は、ワークホルダが保持した布を手で引っ張ることで、ワークホルダをX軸方向とY軸方向に移動する。ワークホルダの移動量が閾値を超えた場合、ミシンが回動モータを駆動制御し、下フレームは押圧位置から解放位置に回動する。ミシンは布を解放して取出し可能とする。
特開2005−102792号公報
上記ミシンでは、ワークホルダの移動時、複数の動力伝達部材が動作する。故に、ワークホルダが移動するために必要となる力は、増大する可能性がある。故に、作業者が布を引っ張る力が増大し、布が傷つく可能性がある。
本発明の目的は、押えていた布を解放する場合に、布が傷つき難いミシンとミシンの制御方法を提供することである。
本発明の第一態様のミシンは、布を載置する載置部と、前記載置部の上方に設け、前記載置部との間で前記布を押える押圧位置と、前記布から上方に離隔する離隔位置との間を上下動する布押えと、前記布押えを上下動する布押えモータと、前記布押えの上下位置を検出する第一検出部と、前記載置部の上方で上下動可能に設けた針棒を有し、前記布押えが前記押圧位置にて押えた前記布を、前記針棒に装着した縫針で縫製する縫製機構と、前記縫製機構を駆動する駆動手段と、前記布押えモータと前記駆動手段を駆動制御する制御部とを備えたミシンにおいて、前記制御部は、前記布押えモータと前記駆動手段が夫々駆動停止している場合に、前記第一検出部の検出結果に基づき、前記布押えが前記押圧位置から上方へ移動したか否かを判断する移動判断部と、前記布押えが上方へ移動したと前記移動判断部が判断した場合、前記駆動手段の停止状態を維持し、前記布押えモータを駆動制御して前記布押えを前記離隔位置に移動する布押え制御部とを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、布押えが押圧位置にあり、且つ駆動手段が停止している場合に、上方を向く外力が、布を押えている布押えに作用すると、布押えは上方へ移動する。例えば、作業者が、布押えが押圧位置にて押えた布を、掴み且つ上方へ付勢することで、上方を向く外力は布押えに作用する。布押えに上方を向く外力が作用すると、布押え制御部は布押えを離隔位置に自動的に移動する。ミシンは布を解放する。布押えが押圧位置から離隔位置に移動する場合に、布に過度な力が作用し難い。故に、ミシンは、押えていた布を解放する場合に、布を傷つき難くできる。
前記ミシンにおいて、前記布押えが前記押圧位置から上方へ移動する移動量に対応する閾値が入力される閾値入力部を備え、前記制御部は、前記閾値入力部に入力された前記閾値を受付ける閾値受付部を備え、前記移動判断部は、前記閾値受付部が受付けた前記閾値に対応する移動量分、前記布押えが上方へ移動したか否かを判断してもよい。この場合、布押えが離隔位置へ向けて移動したと移動判断部が判断する為に必要となる布押えの移動量を、作業者は自在に調節できる。作業者が比較的小さい閾値を閾値入力部に入力すれば、作業者の手動による布押えの移動量が小さくなり、布は傷つき難くなる。作業者が比較的大きい閾値を閾値入力部に入力すれば、ミシンは作業者の意図に反して布押えを離隔位置に移動し難い。故にミシンは布を解放する操作性を向上できる。
前記ミシンにおいて、前記押圧位置にある前記布押えが前記載置部との間で前記布を押える荷重を検出する荷重検出部を備え、前記制御部は、前記布押えが前記押圧位置から上方へ移動する移動量に対応する閾値を、前記荷重検出部が検出した荷重が大きくなる程、小さく設定する閾値設定部を備え、前記移動判断部は、前記閾値設定部が設定した前記閾値に対応する移動量分、前記布押えが上方へ移動したか否かを判断してもよい。布押えが離隔位置へ向けて移動したと移動判断部が判断する為に必要となる布押えの移動量は、布押えが載置部との間で布を押える力が大きい程、小さくなる。故に、布押えが載置部との間で布を押える荷重が、比較的大きい場合、布押えの上方へ向けた移動量は小さいので、布は傷つき難い。
前記ミシンにおいて、前記布押え制御部による駆動制御モードを、前記布押え制御部が前記布押えモータの駆動制御を実行しない停止モード、又は、前記布押え制御部が前記布押えモータの駆動制御を実行する実行モードに設定する指示が入力されるモード入力部を備え、前記制御部は、前記モード入力部に入力された前記駆動制御モードを受付けるモード受付部を備え、前記布押え制御部は、前記モード受付部が前記停止モードを受付けた場合、前記移動判断部の判断結果に関わらず、前記布押えモータの駆動制御を行わず、前記モード受付部が前記実行モードを受付けた場合、前記布押えモータを駆動制御し、前記布押えを前記離隔位置に移動してもよい。モード受付部が、停止モードを受付けた場合、押圧位置にあった布押えが上方へ移動しても、布送りモータは駆動しない。故に、作業者が布押え制御部による駆動制御モードを停止モードにすることで、ミシンは、作業者の意図に反して布押えを離隔位置に移動して、布を解放しない。故にミシンは、布を解放する操作性を更に向上できる。
前記ミシンにおいて、前記載置部は、前記縫針が進入可能な針穴を有する針板を装着したベッド部であり、前記縫針の上下位置を検出する第二検出部と、前記駆動手段により前記縫針を前記針穴に進入する進入位置に移動する指示である縫針下降指示が入力される縫製指示入力部とを備え、前記制御部は、前記縫針下降指示が前記縫製指示入力部に入力されたか否かを判断する縫製指示判断部と、前記縫針下降指示が入力されたと前記縫製指示判断部が判断した場合、前記第二検出部の検出結果に基づき、前記駆動手段を駆動制御して前記縫針を前記進入位置に移動して停止する縫製移動部とを備え、前記布押え制御部は、前記縫製移動部が前記縫針を前記進入位置にて停止した後、前記布押えが上方へ移動したと前記移動判断部が判断した場合に、前記布押えモータを駆動制御して前記布押えを前記離隔位置に移動してもよい。縫製指示判断部が、縫針下降指示が入力されたと判断した場合、縫製移動部が縫針を進入位置に移動する。布押え制御部は、縫針が布に刺さった状態で、布押えを離隔位置に移動する。該時、作業者は縫針を中心に布を回動でき、ミシンは、回動後の布を縫製する時の縫製開始位置が理想的な位置からずれるのを抑制できる。故にミシンは縫製品質の劣化を防止できる。
前記ミシンにおいて、前記載置部よりも上側まで上下方向に延びる脚柱部と、前記脚柱部から前記載置部と対向して延び、前記針棒を上下動可能に支持するアーム部と、前記布押えを装着した下端部を有し、前記アーム部にて上下動可能に支持した下押え棒と、前記下押え棒から上方に延び、前記下押え棒に対して上下動可能に係合し、前記布押えモータの駆動力を得て上下動する上押え棒と、前記下押え棒と前記上押え棒に連結し、前記上押え棒の上下位置に応じた下方向きの付勢力を前記下押え棒に付与する付勢手段とを備え、前記下押え棒は、前記上押え棒の上下動に伴い上下動することで、前記布押えを前記押圧位置と前記離隔位置との間で移動してもよい。ミシンは、布押えが押圧位置にて布を押える力を調節できる。布押えは、ミシンの縫製速度に応じた適正な押圧荷重で、布を押えることができる。布押えの押圧荷重が大きくても、布押えに押圧位置から上方へ向けた外力が作用すると、布押え制御部が布押えを離隔位置に自動的に移動する。故に、布押えの押圧荷重の適正化と、押えていた布の傷つきの抑制を両立できる。
本発明の第二態様に係るミシンの制御方法は、布を載置する載置部と、前記載置部の上方に設け、前記載置部との間で前記布を押える押圧位置と、前記布から上方に離隔する離隔位置との間を上下動する布押えと、前記布押えを上下動する布押えモータと、前記布押えの上下位置を検出する第一検出部と、前記載置部の上方で上下動可能に設けた針棒を有し、前記布押えが前記押圧位置にて押えた前記布を、前記針棒に装着した縫針で縫製する縫製機構と、前記縫製機構を駆動する駆動手段とを備えたミシンの、前記布押えモータと前記駆動手段を駆動制御する制御方法であって、前記布押えモータと前記駆動手段が夫々駆動停止している場合に、前記第一検出部の検出結果に基づき、前記布押えが前記押圧位置から上方へ移動したか否かを判断する移動判断工程と、前記移動判断工程で前記布押えが上方へ移動したと判断した場合、前記駆動手段の停止状態を維持し、前記布押えモータを駆動制御して前記布押えを前記離隔位置に移動する布押え制御工程とを備えたことを特徴とする。上記構成によれば、第一態様のミシンと同様の効果を奏する。
ミシン1の正面図。 布押え53が押圧位置にあるミシン1の左側面図。 頭部5の内部の正面図。 ミシン1の電気的構成のブロック図。 縫製処理の流れ図。 選択対象となる布押え移動量を表示する表示部48の正面図。 選択対象となる布押えモータ32の駆動制御モードを表示する表示部48の正面図。 布押え53が離隔位置にあるミシン1の左側面図。 ミシン1が布9を縫製する説明図。 ミシン1の布押え処理の流れ図。 布押え53が押圧位置から離隔位置へ移動する説明図。 布押え53が押圧位置から布押え移動量移動したミシン1の左側面図。 ミシン1が布9を縫製する別の説明図。 布押え53が押圧位置から離隔位置へ移動する別の説明図。 ミシン101の左側面図。 データテーブル110のデータ構成図。 ミシン101の布押え処理の流れ図。 ミシン201の左側面図。 ミシン201の頭部5の内部の正面図。
以下、本発明の実施形態を図面を参照し説明する。以下説明は図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。
図1、図2を参照しミシン1の構成を説明する。ミシン1はベッド部2、脚柱部3、アーム部4を備える。ベッド部2は、作業台(図示略)の開口に装着し、左右方向に延びる。ベッド部2は上面に針板7を装着する。作業者は、ベッド部2と針板7に布9(図11参照)を載置する。針板7は針穴8(図11参照)と送り歯穴14を備える。針穴8は平面視円形状である。送り歯穴14は前後方向に長径を有し、針穴8の左方、後方、右方、前方の夫々にある。脚柱部3はベッド部2右端から上方に延びる。アーム部4は脚柱部3上端から左方に延び、ベッド部2上面と対向する。アーム部4は上面右部に操作部46(図4参照)を固定する。操作部46は操作ボタン47と表示部48を備える。作業者は、表示部48を見ながら操作ボタン47を操作して各種指示を入力する。図1では、操作部46の図示を省略する。
アーム部4は内部に上軸11と主モータ31(図4参照)を備える。上軸11は左右方向に延び、上軸プーリを介して主モータ31に連結する。上軸プーリは上軸11右端部に固定する。アーム部4は左端部に頭部5を備える。頭部5はアーム部4から下方に突出し、針板7に上方から対向する。頭部5は針棒16を上下動可能に支持する。針棒16の下端部は頭部5から下方に突出する。針棒16は上下動機構を介して上軸11に連結する。針棒16は、上軸11の回動に伴って、針板7上方で上下動する。針棒16は下端に縫針10を装着する。縫針10は目孔に挿通した上糸6(図3参照)を保持する。縫針10は、針棒16と共に上下動する。以下、縫針10の可動範囲上端を「針上位置」(図2参照)と称し、縫針10の可動範囲下端を「針下位置」(図14参照)と称す。針上位置にある縫針10下端は、布9上方にある。針下位置にある縫針10下端は、針板7の針穴8に進入する。
ベッド部2は内部に回転釜、糸切機構、布送り機構を備える。回転釜は、針板7下方に設け、下糸を巻回したボビンを収容する。回転釜は主モータ31の動力を得て回転し、針下位置近傍の縫針10が保持する上糸6を捕捉する。糸切機構は、固定刃、可動刃、糸切ソレノイドを備える。可動刃は糸切ソレノイドに連結する。糸切ソレノイドが駆動することで、可動刃は固定刃に対して移動し、糸切機構は上糸6と下糸を切断する。
布送り機構は送り歯13、送り台、上下送り軸、水平送り軸、連結部材を備える。送り歯13は送り歯穴14に対応して設け、送り台と一体的に揺動可能である。送り歯13上端は凹凸状である。送り台は送り歯13を支持する揺動可能な台である。上下送り軸はベッド部2内部にて左右方向に延びる。上下送り軸は右端部に下軸プーリを固定する。下軸プーリは、脚柱部3内部を通過するタイミングベルトを介して、上軸プーリに連結する。故に上下送り軸は主モータ31(図4参照)の駆動力を得て回動する。上下送り軸左端部は、リンク機構を介して送り台に連結する。上下送り軸が回動すると、送り台は送り歯13と一体的に上下方向に揺動する。水平送り軸は、上下送り軸の前方で、上下送り軸と平行に延びる。水平送り軸左端部は、リンク機構を介して送り台に連結する。連結部材は、送り台と下軸プーリの間となる左右方向位置に設ける。連結部材は、上下送り軸に回動可能に連結し、且つ水平送り軸に固定する。故に水平送り軸は、上下送り軸の回動に伴って回動する。水平送り軸が回動することで、送り台は送り歯13と一体的に前後方向に揺動する。故に布送り機構では、主モータが駆動することで、上下送り軸と水平送り軸が回動し、送り歯13が送り台と一体的に揺動する。揺動する送り歯13上端は、送り歯穴14にて出没する。
図2、図3に示す如く、頭部5は、上糸6の供給経路の上流側から順に、副調子装置26、主調子装置27、糸案内24、上流側ガイドフック28、天秤23、下流側ガイドフック29(図1参照)を備える。副調子装置26は、頭部5前面の右上部に設ける。主調子装置27は、副調子装置26下方で、頭部5前面に設ける。副調子装置26と主調子装置27は夫々、上糸6に張力を付与する。副調子装置26は、糸供給源からの上糸6の繰出しが作業者の意図に反して生じるのを抑制する。主調子装置27は、ミシン1の縫製に伴って上糸6に作用する張力を、適正化する。天秤23は副調子装置26左方に設ける。天秤23は主モータ31の駆動に伴って上下動する。糸案内24は天秤23下方に設ける。糸案内24は主調子装置27を経由した上糸6を、天秤23に向けて折り返して案内する。上流側ガイドフック28は主調子装置27上方に設ける。上流側ガイドフック28は、糸案内24が案内した上糸6を天秤23に向けて案内する。下流側ガイドフック29(図1参照)は、上流側ガイドフック28左方に設ける。下流側ガイドフック29は、天秤23を通った上糸6を針棒16に向けて案内する。
アーム部4は布押え機構50を備える。布押え機構50は支持部材61、布押えモータ32、上ホルダ57、下ホルダ58、布押え棒55、バネ59を備える。支持部材61は正面視L字状の板状である。支持部材61下端部はアーム部4上面に固定する。布押えモータ32は、支持部材61上部の右面に固定したパルスモータである。布押えモータ32の出力軸は、支持部材61上部から左方に突出する。布押えモータ32は出力軸にモータギヤ32Aを固定する。上ホルダ57は、頭部5上部に固定した上下方向に沿う筒状である。下ホルダ58は、頭部5下部に固定した上下方向に延びる筒状である。下ホルダ58は上ホルダ57と同軸である。
布押え棒55は上押え棒51と下押え棒52を有する。上押え棒51は上下方向に延びる柱状である。上押え棒51は大径部51Aと小径部51Bを有する。大径部51Aは上ホルダ57に上下動可能に嵌る。大径部51Aは、モータギヤ32Aの後方にて、頭部5から上方に突出する。大径部51Aは外周面前部に歯部51Cを有する。歯部51Cは上下方向に延び、モータギヤ32Aと噛み合う。故に上押え棒51は、布押えモータ32の駆動力を得て、上下動する。小径部51Bは、頭部5内部にて大径部51A下端から下方に延びる。小径部51Bは大径部51Aと同軸である。小径部51Bは大径部51Aよりも直径が小さい。小径部51Bは下端部近傍に一対のピン63を備える。一対のピン63は、頭部5内部にて小径部51B外周面から突出する。一対のピン63は上押え棒51の軸線を基準に互いに対称である。
下押え棒52は上下方向に延びる筒状であり、上押え棒51と同軸である。下押え棒52は下ホルダ58にて上下動可能に支持する。下押え棒52は上押え棒51の下方に延び、頭部5から下方に突出する。下押え棒52上端は頭部5内部にて上方へ開放する。上押え棒51が下押え棒52の上端に上下動可能に嵌る。下押え棒52は、座金64と一対の係合孔66を有する。座金64は上下方向に厚さを有する板状であり、下押え棒52の外周面上端に固定する。一対の係合孔66は夫々、座金64下方にて下押え棒52外周面に形成し、上下方向に長径を有する。上押え棒51の一対のピン63は夫々、一対の係合孔66に上下動可能に挿入する。故に、上押え棒51と下押え棒52は互いに係合する。
バネ59は、布押え棒55を内側に挿入した上下方向に沿うコイルバネであり、大径部51A下端と座金64に接触する。故にバネ59は上押え棒51と下押え棒52に連結する。バネ59は、下方を向く付勢力を、上押え棒51の上下位置に応じて下押え棒52に付与する。
下押え棒52は下端部54を備える。下端部54は布押え53を装着する。布押え53は針板7上方にあり、下押え棒52と一体的に上下動する。布押え53は、離隔位置(図8参照)と押圧位置(図2参照)の間を上下動する。布押え53が離隔位置にある場合、下押え棒52は可動範囲上端にあり、上押え棒51の一対のピン63は夫々、下押え棒52の一対の係合孔66上端に接触する(図8参照)。離隔位置にある布押え53は、布9から上方に離隔する。布押え53が押圧位置にある場合、下押え棒52は可動範囲下端にある。押圧位置にある布押え53は、針板7との間で布9を押える。尚、該場合、一対のピン63の一対の係合孔66に対する相対位置は、後述の如く、作業者が膝レバー37を回動することで、変化する。本実施形態では、押圧位置と離隔位置の離隔距離は一例として20mmである。
下押え棒52は押え上げレバーに連結する。押え上げレバーは、頭部5背面部に回動可能に設ける。作業者は、押え上げレバーを手動で回動することで、下押え棒52を離隔位置と押圧位置の間で上下動する。
ミシン1は膝レバー37を備える。膝レバー37はベッド部2の前側に設け、前後方向に延びる軸線を中心に回動可能である。膝レバー37は押え上げ機構に連結する。押え上げ機構は脚柱部3、アーム部4の内部に設け、下押え棒52に接続する。作業者は、膝レバー37を膝で回動することで、下押え棒52を離隔位置と押圧位置の間で上下動する。
ミシン1は作業台下方に制御装置30(図4参照)を備える。制御装置30は踏込式のペダル36(図4参照)に接続する。作業者は、ペダル36を踏込むことで、布9の縫製指示をミシン1に入力する。作業者はペダル36をつま先側又は踵側に操作する。制御装置30はペダル36の操作方向と操作量に応じてミシン1の動作を制御する。作業者がペダル36をつま先側に踏込む程、制御装置30は主モータ31の回転数を増大し、ミシン1の縫製速度を速める。
図4を参照し、ミシン1の電気的構成を説明する。制御装置30はCPU41を備える。CPU41はミシン1の動作を制御する。CPU41はROM42、RAM43、記憶装置44、I/Oインターフェース(以下、I/Oと称す)45と接続する。ROM42は後述の縫製処理(図5参照)等、各種処理を実行する為のプログラム等を記憶する。RAM43はプログラムを実行する為に必要な各種値を一時的に記憶する。記憶装置44は不揮発性記憶装置である。
I/O45は駆動回路81〜83に接続する。CPU41は駆動回路81を駆動制御し、主モータ31を駆動する。CPU41は駆動回路82を駆動制御し、布押えモータ32を駆動する。ミシン1は、主エンコーダ71と布押えエンコーダ72を備える。主エンコーダ71は、主モータ31の出力軸の回転角位相と回転速度を検出する。故に主エンコーダ71は縫針10の上下位置を検出する。主エンコーダ71は検出結果をI/O45を介してCPU41に出力する。布押えエンコーダ72は、布押えモータ32の出力軸の回転角位相と回転速度を検出する。故に布押えエンコーダ72は、布押え53の上下位置を検出する。布押えエンコーダ72は検出結果をI/O45を介してCPU41に出力する。CPU41は、駆動回路83を駆動制御し、操作部46の表示部48に各種情報を表示する。
I/O45は操作ボタン47、ペダル36に接続する。CPU41は、作業者が操作ボタン47に入力した各種指示を検出する。CPU41はペダル36の操作方向と操作量を取得し、取得結果に応じて主モータ31を駆動する。
図5〜図14を参照し、縫製処理を説明する。図11、図12、図14では、布9を実際よりも厚くして図示する。縫製処理では、ミシン1は布9を縫製する。縫製処理は布押え処理を含む。布押え処理では、布押えモータ32が駆動停止している間に、布押え53が押圧位置から上方へ所定の移動量(以下、布押え移動量と称す。)移動すると、CPU41は布押えモータ32を駆動して布押え53を離隔位置に移動する。布押え移動量は、押圧位置と離隔位置の離隔距離よりも短い。尚、図11(a)では、布押え移動量分移動した布押え53を二点鎖線で図示し、図11(b)、図14(b)では、布押え移動量分移動した布押え53を実線で図示する。布押え移動量は、図11(a)の寸法Lに相当する。図11(b)では、離隔位置にある布押え53を二点鎖線で図示する。
縫製処理開始前、布押え53は離隔位置にあり、縫針10は針上位置にある(図8参照)。該状態で作業者は、ベッド部2と針板7に布9を載置する。作業者が操作ボタン47を操作してミシン1の電源を投入すると、CPU41は、ROM42から縫製処理を実行するプログラムを読出し、処理を開始する。
図5に示す如く、CPU41は布押え移動量を受付ける(S1)。図6に示す如く、例えばCPU41は、選択対象となる複数の布押え移動量を表示部48に表示する。選択対象となる布押え移動量は、一例として「0.2mm」、「0.4mm」、「0.8mm」、「1.6mm」である。作業者が操作ボタン47を介して例えば「0.2mm」を選択すると、CPU41は布押え移動量として「0.2mm」を受付ける(S1)。
CPU41は布押えモータ32の駆動制御モードを受付ける(S3)。駆動制御モードは、停止モードと実行モードを含む。停止モードでは、CPU41は布押え処理で布押えモータ32の駆動制御を実行しない。実行モードでは、CPU41は布押え処理で布押えモータ32の駆動制御を実行する。図7に示す如く、例えばCPU41は、駆動制御モードの選択対象となる「停止モード」と「実行モード」を、表示部48に表示する。作業者が操作ボタン47を操作して例えば「実行モード」を選択すると、CPU41は「実行モード」の設定指示を受付ける(S3)。
図5に示す如く、CPU41は、布押え53の下降指示が入力されたか否かを判断する(S5)。例えば作業者は、操作ボタン47を操作して布押え53の下降指示を入力する。布押え53の下降指示の入力がない場合(S5:NO)、CPU41は処理をS23に移行する。
布押え53の下降指示の入力があった場合(S5:YES)、CPU41は、布押えモータ32を駆動して布押え53を離隔位置から押圧位置に移動する(S7)。図2、図8に示す如く、布押えモータ32が駆動することで、上押え棒51と下押え棒52は一体的に下方に移動し、布押え53は離隔位置から下方へ移動する。上押え棒51の一対のピン63は夫々、一対の係合孔66上端に接触した状態を維持する。布押え53が押圧位置に到達した時、下押え棒52と布押え53は、下方へ移動不能となる。布押えモータ32が更に駆動すると、上押え棒51は下方に移動し、一対のピン63は夫々一対の係合孔66上端から下方に離隔する。上押え棒51が下押え棒52に対して下方に相対移動する程、大径部51A(図3参照)は下方に移動し、バネ59の弾性変形量は増大する。故に、バネ59が布押え53に付与する付勢力は、増大する。例えばCPU41は、一対のピン63が一対の係合孔66上端から僅かに離隔した時、布押えモータ32を駆動停止する。上押え棒51は停止する(図2参照)。CPU41は、布押えエンコーダ72の検出結果を取得することで、上押え棒51の上下位置を精度良く制御できる。
図5に示す如く、CPU41は縫製開始指示が入力されたか否かを判断する(S9)。CPU41は、ペダル36の検出結果を取得することで、縫製開始指示が入力されたか否かを判断する。例えば、作業者がペダル36を踏込まなかった場合、CPU41は縫製開始指示が入力されていないと判断し(S9:NO)、処理をS23に移行する。作業者がペダル36を踏込んだ場合、CPU41は、縫製開始指示が入力されたと判断し(S9:YES)、主モータ31を駆動して、縫製を実行する。(S11)。
図2、図9に示す如く、主モータ31が駆動することで、縫針10、回転釜、天秤23、送り歯13は夫々動作する。縫針10が、針上位置から針下位置に移動して布9に刺さった後、回転釜は、縫針10が保持する上糸6を捕捉して下糸と絡める。天秤23は、縫針10の針下位置から針上位置への移動に伴って上方へ移動し、下糸と絡んだ上糸6を針板7上に引き上げる。ミシン1は布9に縫目を形成する。送り歯13は、送り歯穴14から上方に突出し、布9を後方へ送る(図9(a)の矢印A)。主モータ31の駆動に伴って、縫針10、回転釜、天秤23、送り歯13が上記動作を繰り返すことで、ミシン1は布9を縫製する。
ミシン1は、例えば、布9の一端部に直線状の縫目を形成する(図9(a)、(b)参照)。作業者がペダル36の踏込みを止めると、CPU41は主モータ31の駆動停止し、ミシン1は縫製を終了する(S11)。縫製終了時、縫針10は針上位置にある。
図5に示す如く、CPU41は、縫針下降指示が入力されたか否かを判断する(S13)。例えば作業者は、操作ボタン47を操作して縫針10の下降指示を入力する。CPU41は、縫針下降指示の入力があった場合(S13:YES)、CPU41は処理をS15に移行する。縫針下降指示の入力がない場合(S13:NO)、縫針10は針上位置を維持し、CPU41は布押え処理を実行する(S17)。
図9〜図12を参照し、縫針10が針上位置にある場合の布押え処理を説明する。図10に示す如く、CPU41は、S1で設定した布押え移動量分、布押え53が押圧位置から上方へ移動したか否かを判断する(S31)。CPU41は、布押えエンコーダ72の検出結果を取得することで、布押え53が布押え移動量分、移動したか否かを判断する。該時、布押えモータ32は駆動停止している。
例えば、作業者は、縫製後の布9を掴み上方へ付勢する(図11(a)、(b)参照)。故に上方を向く外力Fが布押え53に作用する。作業者は、布9を介して布押え53と下押え棒52を、バネ59(図12参照)の付勢力に抗して手動で上方へ移動する。バネ59の弾性変形量が増大し、バネ59は上押え棒51を上方へ付勢する。故に上押え棒51は、バネ59の付勢力で上方へ移動する。即ち作業者は手動でモータギヤ32Aを回転する。CPU41は、布押えエンコーダ72の検出結果を取得する。布押えエンコーダ72の検出結果に対応する布押え53の移動量は、寸法L(図11(a))に相当する。故にCPU41は、布押え53の押圧位置からの上方への移動量を取得する。CPU41は、取得した布押え53の移動量が、S1で設定の布押え移動量以上か否かを判断する(S31)。CPU41が取得した布押え53の移動量が、布押え移動量未満である場合(S31:NO)、CPU41は布押え処理を終了する。
布押え53の上方への移動量が、布押え移動量以上になると(S31:YES)、CPU41は、S3で受付けた駆動制御モードが、実行モードであるか否かを判断する(S33)。作業者がS3で実行モードを選択した場合(S33:YES)、CPU41は、布押えモータ32を駆動し、布押え53を離隔位置まで移動する(S35)。布押えモータ32が駆動を開始すると、布押えモータ32のモータギヤ32Aは、作業者の手動に代えて電動で回転する。上押え棒51は、下押え棒52に対して上方へ相対移動する(図示略)。一対のピン63が一対の係合孔66上端に接触した後、上押え棒51は、下押え棒52、布押え53と一体的に、布押えモータ32の駆動力によって、上方へ移動する。CPU41は、布押えエンコーダ72の検出結果に基づき、布押え53が離隔位置に移動するまで、布押えモータ32を駆動する。布押え53が離隔位置に移動した時(図8、図11(c)参照)、CPU41は布押えモータ32を駆動停止する(S35)。CPU41は布押え処理を終了する。ミシン1は押えていた布9を解放し、作業者は縫製後の布9を取り出す(図9(c)参照)。
図5に示す如く、CPU41は、布押え53が離隔位置にあるか否かを判断する(S21)。CPU41は、布押え53を離隔位置に移動した場合(S35)、布押え53が離隔位置にあると判断し(S21:YES)、処理をS5に移行する。作業者は、縫製を終了する場合、布押え53の下降指示を入力しない(S5:NO)。
CPU41は、縫製終了指示が入力されたか否かを判断する(S23)。例えば作業者が操作ボタン47を操作してミシン1の電源を切る指示を入力すると、CPU41は縫製終了指示が入力されたと判断する。縫製終了指示の入力があった場合(S23:YES)、CPU41は縫製処理を終了して、ミシン1の電源を切る。
尚、作業者は、布押え53が針板7との間で押えた縫製前の布9を、位置調整可能である。布押え53が押圧位置に移動した後(S7)、縫製開始指示の入力がなく(S9:NO)、縫製終了指示の入力がない場合(S23:NO)、CPU41は、布9を縫製することなく、布押え処理を実行する(S17)。作業者が布押え53を布押え移動量分、手動で移動した時(S31:YES)、CPU41は、布押え53を離隔位置に移動する(S35)。ミシン1は、押えていた布9を解放し、作業者は、縫製前の布9の配置位置を調整できる。布押え53が離隔位置にあるので(S21:YES)、CPU41は処理をS5に移行する。
図5、図10、図13、図14を参照し、作業者が別の布9を縫製する場合を説明する。該場合、作業者は、布9の一端部と、一端部と接続する別の端部に、縫製する。作業者は、取り出した縫製後の布9に代えて、別の布9を針板7とベッド部2に載置した後、布押え53の下降指示を入力する(S5:YES)。
図5、図13、図14に示す如く、CPU41が布押え53を押圧位置に移動した後(S7)、作業者は縫製開始指示を入力する(S9:YES)。ミシン1は、布9の一端部に沿って縫目を形成する(図13(a)、(b)参照)。作業者はペダル36の踏込を止め(S11)、縫針下降指示を入力する(S13:YES)。
CPU41は、主モータ31を駆動して、縫針10を針上位置から針下位置に移動する(S15)。CPU41は、主エンコーダ71の検出結果を取得することで、縫針10が針下位置に移動した時に主モータ31を駆動停止する。縫針10は布9に刺さる(図14(a)参照)。
CPU41は布押え処理を実行する(S17)。作業者は布9を掴んで上方へ付勢する。布9は、縫針10が刺さった状態で、下押え棒52と一体的に上方へ移動する(図14(a)、(b)参照)。CPU41は、布押え53が布押え移動量分、押圧位置から上方へ移動したと判断すると(S31:YES)、布押え53を離隔位置に移動する(S33:YES、S35)。作業者は布9の上方への付勢を止める(図14(c)参照)。作業者は、縫針10が刺さった布9を回動する(図13(b)の矢印B方向)。布9は、縫針10が刺さった位置を中心に回動する。
図5、図10、図13に示す如く、布押え53が離隔位置にあるので(S21:YES)、CPU41は処理をS5に移行する。布押え53の下降指示の入力により布押え53が離隔位置から押圧位置に移動した後(S5:YES、S7)、作業者は縫製開始指示を入力する(S9:YES)。ミシン1は、布9を後方へ送りながら(図13(c)の矢印C)、布9の別の端部に縫目を形成する(S11)。作業者は縫針下降指示を入力せず(S13:NO)、CPU41は布押え処理を実行する(S17)。CPU41が布押え53を離隔位置に移動した後(S35)、作業者は縫製後の布9を取り出す(図13(d)参照)。
図5、図10を参照し、布押えモータ32の駆動制御モードが停止モードである場合の縫製処理を説明する。作業者は、布押え移動量を設定し(S1)、停止モードを設定する(S3)。CPU41はS5〜S9を実行し、布押え53を押圧位置に移動した状態で縫製開始指示の入力を待機する(S9:NO、S23:NO、S17、S21:NO、S9)。例えば、縫製する布9が段差部を有する場合、作業者は膝で膝レバー37を回動して布押え53を僅かに上昇させた状態で縫製する。該場合、CPU41が上記待機状態であるにも関わらず、作業者が誤って膝レバー37(図4参照)を回動すると、S17の布押え処理で布押え53は、作業者の意図に反して、S1で設定の布押え移動量分、押圧位置から上方へ移動する(S31:YES)。しかし、布押えモータ32の駆動制御モードが停止モードであるので(S33:NO)、CPU41は布押え53を離隔位置に移動せずに、布押え処理を終了する。故にミシン1は、作業者が停止モードを設定すれば、押えていた布9を作業者の意図に反して解放しない。
以上の如く、作業者は、縫製後の布9を掴み上方へ付勢する。上方を向く外力Fが布押え53に作用し、布押え53は押圧位置から上方へ移動する。CPU41は、布押え53が布押え移動量分、押圧位置から上方へ移動したと判断すると(S31:YES)、布押え53を離隔位置に移動する(S35)。即ち、作業者が、布押え53を押圧位置から手動で上方へ移動した後、ミシン1は、自動的に布押え53を離隔位置に移動して、布9を解放する。作業者の手動による布9の上方への移動量は、押圧位置と離隔位置の離隔距離よりも小さい。故に、作業者の手動により布9に作用する力は、増大しにくい。また作業者は、布押え53と針板7で挟んでいる布9を、水平方向に引っ張る必要がない。故にミシン1は、布押え53で押えていた布9を解放する場合に、布9を傷つき難くできる。
CPU41は、選択対象となる複数の布押え移動量を表示部48に表示する(S1)。作業者は自在に閾値を選択できる。布押え移動量は、布押え53が押圧位置から上方へ移動したか否かをCPU41が判断する為に必要となる閾値である。CPU41は、作業者が選択した閾値に対応する布押え移動量分、布押え53が上方に移動したか否かを判断する(S31)。作業者が、布押え移動量として「0.2mm」又は「0.4mm」を選択して閾値を小さく設定すると(S1)、作業者の手動による布9の移動量は、小さくなる。例えば、布押え53の押圧力を大きくする時、布押え移動量の閾値を小さく設定すれば、ミシン1は、作業者が布9を大きく移動しなくても布押え53を離隔位置に移動できる。一方、作業者が、布押え移動量として例えば「0.8mm」又は「1.6mm」を選択すれば(S1)、布押え53の押圧力が小さく、少しの外力で布押え53が押圧位置から上方へ移動しても、ミシン1は布押え53を離隔位置に移動しない(S31:NO)。ミシン1は、押えていた布9を作業者の意図に反して解放しない。故にミシン1は布9を解放する操作性を向上できる。
作業者が布押えモータ32の駆動制御モードを停止モードに設定した場合(S3)、布押え53が布押え移動量分移動しても(S31:YES)、CPU41は布押え53を離隔位置へ移動しない(S33:NO)。ミシン1は、押えていた布9を作業者の意図に反して解放しない。故にミシン1は、布9を解放する操作性を更に向上できる。
作業者が操作ボタン47を操作して縫針10の下降指示を入力した場合(S13:YES)、CPU41は縫針10を針上位置から針下位置に移動する(S15)。CPU41が布押え53を離隔位置に移動した場合(S35)、作業者は、縫針10が刺さっている位置を中心に布9を回動できる。ミシン1は、布9の別の端部を縫製する時の縫製開始位置が、理想的な位置からずれるのを抑制できる。故に、作業者が、例えば布9の一端部と別の端部とに沿って縫製する場合でも、ミシン1は縫目の外観を良好にでき、縫製品質の劣化を防止できる。
布押え53が押圧位置にある場合、バネ59は、上押え棒51の上下位置に応じて、押圧位置にある布押え53を下方に付勢する。故に、作業者がミシン1の縫製速度に応じて膝レバー37を回動することで、ミシン1は布押え53の押圧荷重を適正化できる。また、布押え53の押圧荷重が大きい場合でも、布押え移動量は、離隔距離と押圧位置の離隔距離よりも小さい。過度の力は、作業者の手動により上方へ移動する布9に作用し難い。故に、ミシン1は、縫製条件に応じた布押え53の押圧荷重の適正化と、押えていた布9の傷つきの抑制を両立できる。
以上説明にて、ベッド部2は本発明の載置部の一例である。布押えエンコーダ72は本発明の第一検出部の一例である。上軸11、送り歯13、回転釜、針棒16、天秤23は本発明の縫製機構の一例である。主モータ31は本発明の駆動手段の一例である。操作ボタン47は本発明の閾値入力部、モード入力部の一例である。バネ59は本発明の付勢初段の一例である。布押えエンコーダ72は本発明の第二検出部の一例である。ペダル36は発明の縫製指示入力部の一例である。
S31を実行するCPU41は本発明の移動判断部の一例である。S35を実行するCPU41は本発明の布押え制御部の一例である。S1を実行するCPU41は本発明の閾値受付部の一例である。S3を実行するCPU41は本発明のモード受付部の一例である。S13を実行するCPU41は本発明の縫製指示判断部の一例である。S15を実行するCPU41は本発明の縫製移動部の一例である。S31は本発明の移動判断工程の一例である。S35は本発明の布押え制御工程の一例である。
本発明は上記実施形態に限定しない。S1でCPU41が、表示部48に、選択対象となる複数の布押え移動量を表示する代わりに、作業者は、操作ボタン47を操作して所望の布押え移動量を入力してもよい。CPU41は、作業者が入力した数値を、布押え移動量として受付ける。布押え移動量は、「0.2mm」、「0.4mm」、「0.8mm」、「1.6mm」に限らず、例えば布押えモータ32の出力軸の回転量でもよい。布押え移動量は、予め記憶装置44等に記憶した固定値でもよい。該場合、ミシン1は、S1の処理を省略すればよい。
S3の処理は省略してもよい。該場合、駆動制御モードは実行モードのみであればよく、CPU41は常に布押え処理で布押えモータ32の駆動制御を実行すればよい。
送り歯13は、主モータ31の動力を得て揺動する代わりに、例えば、別のモータ(以下、布送りモータと称す)の動力を得て揺動してもよい。該時、布送りモータは、例えば、水平送り軸と上下送り軸との間に設け、リンク機構を介して水平送り軸に連結する。布送りモータが主モータ31と同期して駆動することで、上下送り軸と水平送り軸が互いに連動して回動し、送り歯13は揺動する。布送りモータは、上下送り軸に連結してもよい。
ミシン1は、布押え53で押えた布9を送り歯13で送る構成を有する代わりに、左右方向と前後方向とに移動可能な布保持体を備えてもよい。布保持体は例えば、下枠、上枠、エアシリンダを備える。下枠は布9を支持する。上枠は、下枠に上方から対向して上下動可能である。エアシリンダは、上枠を、挟持位置と解放位置の間で上下動する。挟持位置にある上枠が下枠との間で布9を挟むことで、布保持体は布9を保持する。解放位置にある上枠が布9から上方に離隔することで、布保持体は布9を解放する。作業者は、上枠の挟持位置から上方への移動量である枠体移動量を設定する。枠体移動量は、挟持位置と解放位置の離隔距離よりも小さい。CPU41は、上枠が枠体移動量分、挟持位置から上方へ移動したと判断した場合、エアシリンダを駆動して、上枠を解放位置まで上昇すればよい。
図15〜図17を参照し、本発明の第二実施形態であるミシン101を説明する。以下説明では、ミシン1と同一部材については、図面中で同じ符号を用いて図示し、説明を省く。
図15に示す如く、ミシン101は、ミシン1が有する構成に加えて、荷重検出部105を備える。荷重検出部105は、バネ59下端と座金64との間で挟んで設ける。荷重検出部105は、バネ59が座金64に付与する下向きの付勢力を検出する。荷重検出部105は例えば公知のセルゲージである。布押え53が押圧位置にある場合、荷重検出部105の検出荷重は、布押え53の押圧荷重である。荷重検出部105は、CPU41(図4参照)と電気的に接続し、検出した押圧荷重をCPU41に出力する。
図16に示す如く、ミシン101の記憶装置44(図4参照)は、データテーブル110を記憶する。データテーブル110は、四つに分類した押圧荷重の範囲(以下、荷重範囲と称す)と、各荷重範囲に対応する布押え移動量を含む。データテーブル110では、例えば、「R2」より大きく且つ「R3」以下となる荷重範囲は、布押え移動量「0.4mm」に対応する。データテーブル110では、荷重範囲が大きくなる程、荷重範囲に対応する布押え移動量は小さくなる。
第二実施形態の縫製処理を説明する。第二実施形態での縫製処理は、S1とS3を実行しない点と、S17とは異なる布押え処理を実行する点を除き、第一実施形態の縫製処理(図5参照)と同一である。以下、第二実施形態の布押え処理のみを、図17を参照して説明する。CPU41が、第二実施形態の布押え処理を実行する場合、布押え53は押圧位置にある。
CPU41は、荷重検出部105の検出結果を取得することで、押圧荷重を取得する(S52)。CPU41は、データテーブル110を参照し、S52で取得した押圧荷重を含む荷重範囲を特定する。CPU41は特定した荷重範囲に対応する布押え移動量を設定する(S54)。例えば、荷重検出部105が検出した荷重が「R2」よりも大きく且つ「R3」以下となる場合(S52)、CPU41は、布押え移動量として「0.4mm」を設定する(S54)。
CPU41は、布押え53が押圧位置から離隔位置に向けて、S52で設定の布押え移動量分、移動したか否かを判断する(S56)。CPU41は、第一実施形態同様、布押えエンコーダ72の検出結果を取得することで、布押え53が布押え移動量分、移動したか否かを判断する。CPU41は、布押え53が布押え移動量分、移動していないと判断した場合(S56:NO)、布押え処理を終了する。CPU41は、布押え53が布押え移動量分、移動したと判断した場合(S56:YES)、布押え53を離隔位置まで移動して(S58)、布押え処理を終了する。
以上の如く、データテーブル110では、荷重範囲が大きくなる程、荷重範囲に対応する布押え移動量は小さくなる。作業者が布9の解放を所望する場合に布押え53の押圧荷重が大きくても、布押え移動量は小さくなる。作業者の手動による布9と布押え53の移動量は小さいので、ミシン101は布9を傷つき難くできる。
尚、記憶装置44は、データテーブル110を記憶する代わりに、布押え53の押圧荷重と布押え移動量を関係づける関係式を記憶してもよい。関係式では、押圧荷重が増大する程、布押え移動量が小さくなる。CPU41は、S52で取得した布押え53の押圧荷重を、関係式に代入することで、布押え移動量を取得する(S54)。
第二実施形態において、S54を実行するCPU41は本発明の閾値設定部の一例である。S56を実行するCPU41は本発明の移動判断部の一例である。S58を実行するCPU41は本発明の布押え制御部の一例である。S56は、本発明の移動判断工程の一例である。S58は、本発明の布押え制御工程の一例である。
図18、図19を参照し、本発明の第三実施形態であるミシン201を説明する。以下説明では、ミシン1と同一部材については、図面中で同じ符号を用いて図示し、説明を省く。
図18、図19に示す如く、ミシン201のアーム部4は布押え機構150を備える。布押え機構150は、上記実施形態の布押え機構50と異なり、バネ59を備えない。布押え機構150の布押え棒155は、上押え棒51と下押え棒152を有する。下押え棒152は、一対の係合孔166を有する点で上記実施形態の下押え棒52と異なる。一対の係合孔166は夫々、座金64下方にて下押え棒152外周面に形成し、一対のピン63より僅かに大きい径を有する。故に、上押え棒51と下押え棒52は互いに係合し、略一体的に上下動する。
ミシン201の布押えモータ32は、布押え53が押圧位置にある場合、布押え53に下向きの駆動力を付与することで布押え53に押圧荷重を加える。故に布押え53に加わる押圧荷重は、布押えモータ32の駆動量で変化する。
第三実施形態の縫製処理、布押え処理は、S1が異なる点を除き、第一実施形態の縫製処理(図5参照)、布押え処理(図10参照)と同一である。ミシン201では、図5のS1の処理で、CPU41が布押え移動量を受付ける代わりに布押えモータ32の駆動量を受付ける。ミシン201の記憶装置44(図4参照)は、ミシン101と同様にデータテーブル110(図16参照)を記憶する。ミシン201の記憶装置44は更に、布押えモータ32の駆動量と布押え53の押圧荷重とを対応付けたテーブルを記憶する。ミシン201は、該テーブルとデータテーブル110とを参照することで、布押え移動量を設定できる。CPU41は、布押え移動量の設定を、布押えモータ32の駆動量を受付けた時に行えばよい。
1、101、201 ミシン
2 ベッド部
3 脚柱部
4 アーム部
7 針板
8 針穴
9 布
10 縫針
11 上軸
13 送り歯
16 針棒
23 天秤
31 主モータ
32 布押えモータ
36 ペダル
41 CPU
47 操作ボタン
51 上押え棒
52 下押え棒
53 布押え
54 下端部
59 バネ
72 布押えエンコーダ
105 荷重検出部

Claims (7)

  1. 布を載置する載置部と、
    前記載置部の上方に設け、前記載置部との間で前記布を押える押圧位置と、前記布から上方に離隔する離隔位置との間を上下動する布押えと、
    前記布押えを上下動する布押えモータと、
    前記布押えの上下位置を検出する第一検出部と、
    前記載置部の上方で上下動可能に設けた針棒を有し、前記布押えが前記押圧位置にて押えた前記布を、前記針棒に装着した縫針で縫製する縫製機構と、
    前記縫製機構を駆動する駆動手段と、
    前記布押えモータと前記駆動手段を駆動制御する制御部と
    を備えたミシンにおいて、
    前記制御部は、
    前記布押えモータと前記駆動手段が夫々駆動停止している場合に、前記第一検出部の検出結果に基づき、前記布押えが前記押圧位置から上方へ移動したか否かを判断する移動判断部と、
    前記布押えが上方へ移動したと前記移動判断部が判断した場合、前記駆動手段の停止状態を維持し、前記布押えモータを駆動制御して前記布押えを前記離隔位置に移動する布押え制御部と
    を備えたことを特徴とするミシン。
  2. 前記布押えが前記押圧位置から上方へ移動する移動量に対応する閾値が入力される閾値入力部を備え、
    前記制御部は、前記閾値入力部に入力された前記閾値を受付ける閾値受付部を備え、
    前記移動判断部は、前記閾値受付部が受付けた前記閾値に対応する移動量分、前記布押えが上方へ移動したか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記押圧位置にある前記布押えが前記載置部との間で前記布を押える荷重を検出する荷重検出部を備え、
    前記制御部は、前記布押えが前記押圧位置から上方へ移動する移動量に対応する閾値を、前記荷重検出部が検出した荷重が大きくなる程、小さく設定する閾値設定部を備え、
    前記移動判断部は、前記閾値設定部が設定した前記閾値に対応する移動量分、前記布押えが上方へ移動したか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  4. 前記布押え制御部による駆動制御モードを、前記布押え制御部が前記布押えモータの駆動制御を実行しない停止モード、又は、前記布押え制御部が前記布押えモータの駆動制御を実行する実行モードに設定する指示が入力されるモード入力部を備え、
    前記制御部は、前記モード入力部に入力された前記駆動制御モードを受付けるモード受付部を備え、
    前記布押え制御部は、
    前記モード受付部が前記停止モードを受付けた場合、前記移動判断部の判断結果に関わらず、前記布押えモータの駆動制御を行わず、
    前記モード受付部が前記実行モードを受付けた場合、前記布押えモータを駆動制御し、前記布押えを前記離隔位置に移動することを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のミシン。
  5. 前記載置部は、前記縫針が進入可能な針穴を有する針板を装着したベッド部であり、
    前記縫針の上下位置を検出する第二検出部と、
    前記駆動手段により前記縫針を前記針穴に進入する進入位置に移動する指示である縫針下降指示が入力される縫製指示入力部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記縫針下降指示が前記縫製指示入力部に入力されたか否かを判断する縫製指示判断部と、
    前記縫針下降指示が入力されたと前記縫製指示判断部が判断した場合、前記第二検出部の検出結果に基づき、前記駆動手段を駆動制御して前記縫針を前記進入位置に移動して停止する縫製移動部と
    を備え、
    前記布押え制御部は、前記縫製移動部が前記縫針を前記進入位置にて停止した後、前記布押えが上方へ移動したと前記移動判断部が判断した場合に、前記布押えモータを駆動制御して前記布押えを前記離隔位置に移動することを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載のミシン。
  6. 前記載置部よりも上側まで上下方向に延びる脚柱部と、
    前記脚柱部から前記載置部と対向して延び、前記針棒を上下動可能に支持するアーム部と、
    前記布押えを装着した下端部を有し、前記アーム部にて上下動可能に支持した下押え棒と、
    前記下押え棒から上方に延び、前記下押え棒に対して上下動可能に係合し、前記布押えモータの駆動力を得て上下動する上押え棒と、
    前記下押え棒と前記上押え棒に連結し、前記上押え棒の上下位置に応じた下方向きの付勢力を前記下押え棒に付与する付勢手段と
    を備え、
    前記下押え棒は、前記上押え棒の上下動に伴い上下動することで、前記布押えを前記押圧位置と前記離隔位置との間で移動することを特徴とする請求項1〜5の何れか一つに記載のミシン。
  7. 布を載置する載置部と、前記載置部の上方に設け、前記載置部との間で前記布を押える押圧位置と、前記布から上方に離隔する離隔位置との間を上下動する布押えと、前記布押えを上下動する布押えモータと、前記布押えの上下位置を検出する第一検出部と、前記載置部の上方で上下動可能に設けた針棒を有し、前記布押えが前記押圧位置にて押えた前記布を、前記針棒に装着した縫針で縫製する縫製機構と、前記縫製機構を駆動する駆動手段とを備えたミシンの、前記布押えモータと前記駆動手段を駆動制御する制御方法であって、
    前記布押えモータと前記駆動手段が夫々駆動停止している場合に、前記第一検出部の検出結果に基づき、前記布押えが前記押圧位置から上方へ移動したか否かを判断する移動判断工程と、
    前記移動判断工程で前記布押えが上方へ移動したと判断した場合、前記駆動手段の停止状態を維持し、前記布押えモータを駆動制御して前記布押えを前記離隔位置に移動する布押え制御工程と
    を備えたことを特徴とするミシンの制御方法。
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