JP3980175B2 - ミシンの布切りメス制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、被縫製物上に布切りメスを降下させて被縫製物を切断する布切り手段を制御するミシンの布切りメス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
被縫製物上に布切りメスを降下させて被縫製物を切断する布切り装置を備えたミシンとして、例えば、ボタン穴かがりミシンがある。
ボタン穴かがりミシンは、ボタン穴形成用のボタン穴部の周囲を周回するようにかがり縫いし、更に、このかがり縫いの最中に布切りメスを駆動してボタン穴を形成するミシンである。
【0003】
布切りメスを駆動する布切り装置は、例えば、図2に示すように、下端部に布切りメス16を取り付けたメス取付け板31、支軸35aを中心に回動自在に設けられメス取付け板31を上下に駆動する駆動アーム35、ミシンの上軸6にリンクされ上軸6の回転を伝達して一端部を常に高速に上下動させているメス駆動アーム36、このメス駆動アーム36に着脱可能に設けられたメス駆動フック37、このメス駆動フック37と上記メス駆動アーム36とを連結/非連結とする作動手段としてのメス下降シリンダ75等から構成される。
【0004】
このような布切り装置によれば、常時は、メス下降シリンダ75のプランジャ(作動部)75aが押し出されて、メス駆動フック37とメス駆動アーム36とが非連結とされ、それにより布切りメス16が上方で停止しているが、メス駆動の指令の出力に基づき、メス下降シリンダ75のプランジャ75aが引き戻されると共に、バネ37bの作用でメス駆動フック37が引かれて、その係合凹部37aがメス駆動アーム36に係合される。そして、メス駆動アーム36の上下運動が、メス駆動フック37および駆動アーム35に伝達されて、メス取付け板31を布上に下降させる。
【0005】
従来の布切り装置は、布切りメスの降下位置を固定位置としており、布送りが被縫製物を所望の位置に送ったタイミングで布切り装置を駆動させることで、布切りメスを被縫製物の所望の個所に落すように制御されている。
例えば、ボタン穴かがりミシンのような所定の縫製パターンで縫製を行うサイクルミシンにおいては、縫い始めからの針数(針落ち回数)に基づき、この針数が所定回数になったタイミングで布切り装置を駆動させることで、被縫製物の所望の個所を切断するように制御されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の布切り装置では、メス下降シリンダ75に駆動出力を行ってからプランジャが前進してメス駆動フック37がメス駆動アーム36に係合するまでの間にタイムラグがあり、このタイムラグの間の布送りにより布切りメスが降下する位置が所望の個所からずれるといった問題があった。
また、ミシンの回転数が高速になると布送りの送りスピードも速くなるのに対して、上記タイムラグはミシンの回転数によらずほぼ一定であるため、このタイムラグに起因する上記メス降下位置のずれ量が、ミシンの回転数によってばらついてしまい布切りメスの降下位置を一定に制御することが難しいといった課題を生じさせていた。
【0007】
また、このような駆動系のタイムラグに起因するメス降下位置のずれといった問題は、上記の布切り装置の構成に限られず、例えば、ソレノイドやエアーピストンの駆動を直に布切りメスに伝達して布を切断する構成の布切り装置でも生じるものであった。
【0008】
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、駆動系のタイムラグに起因するメス降下位置のずれを解消し、ミシンの回転数が任意に変化する縫製作業においてもメス降下位置を一定にすることの可能なミシンの布切りメス制御装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、被縫製物上に布切りメスを降下させて被縫製物を切断し、ボタン穴を形成するする布切り手段と、電気的な制御により作動部を動作させ、この作動部の動作に基づき前記布切り手段を駆動させる作動手段と、ミシンの回転スピードを検出する回転数検出手段と、前記作動手段の作動部を動作させて前記布切り手段の駆動制御を行うと共に、縫い始めを基準として、入力データに基づき設定された針数に合わせて前記布切りメスを降下すべく、前記回転数検出手段の検出出力に基づいて前記作動部の始動タイミングを補正する制御手段とを備えた構成とした。
【0010】
この請求項1記載の発明によれば、回転数検出手段によりミシンの回転スピードを検出すると共に、この回転スピードに基づいて布切りメスを作動させる作動部の始動タイミングを補正し、この補正した始動タイミングで前記作動部を作動させて布切りメスを降下させるので、上記の補正により、作動部の動作にかかるタイムラグに起因した布切りメスの降下位置のずれを補正することが出来ると共に、ミシンの回転スピードに基づくメス降下位置のずれも補正することが出来る。
【0011】
ここで、回転数検出手段は、実際にミシンの上軸の回転を検出して回転スピードを検出する検出手段としても良いし、例えば、設定データに基づきミシンの回転スピードが決定されるようなミシンの場合では設定データを検出する(読み込む)ことでミシンの回転スピードを検出する検出手段としても良い。
また、作動手段は、例えば、ソレノイドや、電磁弁とエアーピストンとの組み合わせ、或いは、モータなどにより構成可能である。
作動手段の作動部の動作に基づき布切り手段が駆動する構成は、例えば、作動部の動作を直に布切り手段に伝達して布切り手段を駆動する構成としても良いし、作動部の動作により別の駆動体に布切り手段をリンクさせることで布切り手段を駆動する構成としても良い。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のミシンの布切りメス制御装置において、前記制御手段は、縫製データに基づいて作成されたメス駆動タイミング針数からミシン回転スピードに対応する補正針数を減算した針数で前記作動部を始動させる構成とした。
【0013】
この請求項2記載の発明によれば、補正針数を減算した針数で前記作動部を始動させるので、ミシンの回転スピードが任意のタイミングで変化するミシンにおいても、布切りメスを駆動する瞬間の回転スピードに合わせて補正し、布切りメスを所望の個所に降下させることが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図1〜図12の図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の実施の形態の布切りメス制御装置を備えたボタン穴かがりミシンの概観を示す斜視図である。
このボタン穴かがりミシン1は、昇降運動を行うと共に布送り方向とほぼ直行する方向に往復動(針振り運動)を行うミシン針9、布を挟んで保持すると共に布送り方向に前後動して布を送る布押さえ15および布保持板14、布押さえ15の上側で上糸を切断する上糸切り鋏み80、布切りメス16を布上に降下させてボタン穴を形成する布切り装置、設定データの入力等を行う操作パネル(図示略)、並びに、上記布切り装置を含めボタン穴かがりミシン1を制御する本実施の形態の制御装置(図3)等を備えてなる。
このボタン穴かがりミシン1によれば、ミシン針9を左右に振りながら縫製が行われ、例えば図8に示すように、ボタン穴部Hを周回するように、順次、左平行部A、第1閂止め部B、右平行部C、第2閂止め部Dと縫製を行って、被縫製物にボタン穴かがりを形成していくと共に、上記縫製の途中、所定の針数に布切り装置が駆動され、ボタン穴部Hに布切りメス16が落とされて所定の個所にボタン穴が形成されるようになっている。
【0015】
図2には、ボタン穴かがりミシン1に備わる布切り装置(布切り手段)の斜視図を示す。
布切り装置は、下端部に布切りメス16を取り付けたメス取付け板31、支軸35aを中心に回動自在に設けられメス取付け板31を上下に駆動する駆動アーム35、ミシンの上軸6にリンクされ上軸6の回転を伝達して一端部を常に高速に上下動させているメス駆動アーム36、このメス駆動アーム36に着脱可能に設けられメス駆動アーム36の上下駆動を駆動アーム35に伝達するためのメス駆動フック37、このメス駆動フック37と上記メス駆動アーム36とを連結/非連結とする布切りメス下降シリンダ(例えばソレノイド)75等から構成される。
【0016】
そして、常時は、メス下降シリンダ75のプランジャ75aが押し出されて、メス駆動フック37とメス駆動アーム36とが非連結とされ、それにより布切りメス16が上方で停止した状態にされる。が、メス駆動の指令に基づきメス下降シリンダ75のプランジャ75aが引き戻されると、バネ37bの作用によりメス駆動フック37が引かれて、その係合凹部37aをメス駆動アーム36に係合させる。そして、メス駆動アーム36の上下運動が、メス駆動フック37および駆動アーム35と伝達されて、メス取付け板31を布上に下降させる。
この布切り装置においては、布切りメス16の降下位置は固定されており、布送りにより布を所定量送ったタイミングで布切りメス16を降下させることで、布の所望の位置を切断することが出来る。
【0017】
図3には、ボタン穴かがりミシン1の回路構成のブロック図を示す。
ボタン穴かがりミシン1の制御装置は、同図に示すように、CPU(Central Processing Unit )100、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)101、各パルスモータの回転量をカウントするY送りカウンタ103、基線送りカウンタ104、および針振り送りカウンタ105、布切りメスの駆動数をカウントする布切りメスカウンタ106、各パルスモータの駆動を行うY送りパルスモータドライバ111、基線送りパルスモータドライバ112、および針振送りパルスモータドライバ113、各種センサーや各駆動部のドライバおよび操作パネル110等とCPU100とを接続するI/Oインターフェース109、ミシンを駆動するミシンモータ5の駆動制御を行うミシンモータドライバ115、ミシンモータ5の回転量を上軸6の回転角度としてコード付けするミシンモータエンコーダ119、糸調子器19の上糸張力VCM(ボイスコイルモータ)60を駆動するアクティブテンションドライバ120、布押さえ15を上昇させる押さえ上昇ソレノイド122を駆動する押さえ上昇ソレノイド駆動回路121、布切りメス16を下降させる布切りメス下降シリンダ75を駆動する布切りメス下降シリンダ駆動回路123、並びに、所定の割り込み条件(各パルスモータの回転量を示すカウンタ値、布の送り位置、上軸6の回転角度など)によりCPU100に割り込み信号を出力する割り込みコントローラ108等から構成される。
【0018】
Y送りパルスモータ20は、布押さえ15と布保持板14とをY方向に移動させるモータで、基線送りパルスモータ40はミシン針9の針振りの基線位置を変更するモータ、針振送りパルスモータ41はミシン針9の針振り量を変更するモータである。つまり、この基線送りパルスモータ40と針振送りパルスモータ41によりミシン針9の針落ち位置をX方向に変化させる。
【0019】
上記ミシンモータドライバ115には、ミシンモータ5の他、ミシン針9が上方位置にあることを検出する針上位置センサ116、布押さえ15や布保持板14の基準位置を検出する送り基準位置センサ117、上軸6の回転角度を検出するTG(Tacho Generator)発生器118等が接続されている。これら、針上位置センサ116やTG(Tacho Generator)発生器118は、ミシンの回転スピードを検出する回転数検出手段としても機能する。
I/Oインターフェース109には、操作パネル110や各駆動部のドライバや駆動回路のほか、布切りメス16の下降を検知するメス下降検知スイッチ34、布押さえ15の下降を検知する押え下降検知スイッチ28、布送り(布押さえ15と布保持板14)が原点位置にある状態を検出するY送り原点センサ26、針振り機構の基線位置が原点にあることを示す基線送り原点センサ57、針振り機構の振り幅が原点にあることを示す針振送り原点センサ58、布押さえ15の下降を指示する押さえスイッチ124、並びに、ミシンモータ5の駆動スタートを指示するスタートスイッチ125などが接続されている。
【0020】
CPU100は、RAM102の所定領域を作業領域としてROM101に記憶されている制御プログラムに従い、操作パネル110からのデータや、接続された各種センサーから検出信号を入力したり、各ドライバを介して各種駆動部の制御を行う。
ROM101には、操作パネル110を介して入力された縫製データに基づいてボタン穴かがりの縫製を実行する縫製処理のほか、布切りメス16の駆動タイミングを演算するメス駆動タイミング演算処理や、縫製中に実際に布切りメス16を駆動させる駆動処理などの制御データや制御プログラムが記憶されている。これら布切りメス16に関する演算処理や駆動処理については後に詳述する。
【0021】
この実施の形態の糸調子装置を備えたボタン穴かがりミシン1は、上記のように構成され、次に示すように、布切り装置を含むボタン穴かがりミシン1の駆動制御が行われて、ボタン穴かがりを縫製するボタン穴かがり処理が行われるようになっている。
【0022】
すなわち、ユーザーはボタン穴かがりミシン1を起動すると、先ず、縫製パターンの各部の長さなどの設定データを操作パネルから入力する設定入力処理を行う。
次いで、布をセットし図示略の縫製キーをオン操作すると、先ず、入力された設定データに基づき、図8に示すようなボタン穴かがりの縫製パターンが演算され、次いで、布切りメス16を降下させるタイミングであるメス駆動針数(縫い始めからの針落ち数)の演算が行われる。
【0023】
ここで演算されるメス駆動針数とは、布切りメス16が降下して布を実際に切断するタイミングを示すものである。図8に示すように、ボタン穴の布切り長さ「a」が、布切りメスのサイズ「L1」よりも大きい場合には、布切りメス16は複数回落とされることとなり、上記メス駆動針数も複数個演算される。
【0024】
縫製パターンとメス駆動針数の演算が完了したら、演算された縫製パターンに基づき、順次、左平行部A、第1閂止め部B、右平行部Cとかがり縫いが行われていく。縫製中、上記演算されたメス駆動針数に布切りメス16が落とされて布のぼたん穴部Hが切断され、ボタン穴が形成される。その後、順次、残りの右平行部C、第2閂止め部Dのかがり縫いが行われ、ボタン穴かがりが形成される。上記布切りメス16を駆動させる際には、上記メス駆動針数に達するよりも所定タイミングだけずれた早いタイミングで、布切りメス16を作動させるメス下降シリンダ75に駆動信号が出力される。詳細には、上記メス駆動針数に達するよりも所定タイミングだけ早く、CPU100からI/Oインターフェース109を介して布切りメス下降シリンダ駆動回路123に布切りメス下降シリンダ75を始動させる制御信号が出力される。
【0025】
ここで、メス下降シリンダ75の始動タイミングとメス駆動針数との時間差は、メス下降シリンダ75のプランジャ75aの動作にかかるタイムラグを補正するためのもので、この時間差を示す針数「α」として、ボタン穴かがりミシン1の上軸6の回転スピードに対応して予めROM101中に記憶されている(図12参照)。
つまり、プランジャ75aの動作にかかるタイムラグを補正する針数「α」分だけ早くメス下降シリンダ75を始動させることで、メス下降シリンダ75が始動してプランジャ75aが引き戻されると共にメス駆動フック37が引かれて、メス駆動フック37の係合凹部37aがメス駆動アーム36に係合するまでのタイムラグが補正され、演算されたメス駆動針数となるタイミングで、メス駆動フック37とメス駆動アーム36が係合して布切りメス16が布上に下降される。
【0026】
縫製が完了したら、例えばペダル操作により上糸切り鋏み80を作動させて上糸を切断すると共に、針板下に設けられた図示略の糸切りメスを作動させて下糸を切断し、布押さえ15を上げて1個のボタン穴かがりが完了する。
【0027】
以下に、ボタン穴かがりミシン1の制御部により行われる上記メス駆動タイミングの演算処理や布切りメス16の作動制御等を含んだボタン穴かがり処理の処理手順について詳述する。
図4は、ボタン穴かがりミシンの制御部により行われるボタン穴かがり処理のゼネラルフローの処理手順を示すフローチャートである。
このボタン穴かがり処理は、例えば、ボタン穴かがりミシン1を起動とともに開始される。
ボタン穴かがりミシン1が起動すると、先ず、ステップS1において、縫製パターンの各設定データを入力する操作パネル設定処理のサブルーチン処理を行ってステップS2に移行する。
【0028】
ステップS2では、操作パネル110の縫製キーがオン状態か否かを判定してオン状態であればステップS3に移行するが、オフ状態であればステップS1に戻って操作設定処理を繰り返す。
縫製キーが押されてステップS3に移行すると、該ステップS3で縫製パターンや布切りメス16の作動タイミングの演算等を行う縫製データ作成のサブルーチン処理を行って、ステップS4に移行する。
ステップS4では、例えばRAM102中のエラーフラグを読み込んで、前段のステップでエラーが記録されているか否かを判定して、エラーの記録がなければそのままステップS6に移行し、エラーの記録があればステップS5に移行して操作パネル110の表示部に対応するエラー表示を行いボタン穴かがり処理を中断する。
【0029】
ステップS6では、押さえ上昇ソレノイド駆動回路121に布押さえ15を下降させる信号出力を行ってステップS7に移行する。
ステップS7では、Y送りパルスモータ20、基線送りパルスモータ40、針振り送りパルスモータ41の微動、および、Y送り原点センサ26、基線送り原点センサ57、針振り送り原点センサ58の検出出力を基に、布送り機構と針振り機構の各原点検索を行ってステップS8に移行する。
ステップS8では、ミシン針9が縫い始めの第1針落ち位置の上方に位置するように、Y送りパルスモータ20、基線送りパルスモータ40、針振り送りパルスモータ41を駆動して、ステップS9に移行する。
【0030】
ステップS9では、押さえ上昇ソレノイド駆動回路121に布押さえ15を上昇させる信号出力を行ってステップS10に移行する。
ステップS10では、縫製キーのオン操作が行なわれたか判定して、オン状態のあればそのままステップS11に移行し、オフ状態であればステップS1に戻る。
ステップS11では、押さえスイッチ124がオン状態か否かを判定して、オン状態であればそのままステップS12に移行するが、オフ状態であればステップS10に戻ってステップS10,S11の処理を繰り返す。
押さえスイッチ124が押されてステップS12に移行すると、該ステップで押え下降検知スイッチ28の検出出力を読み込んで、布押さえ15が上昇していれば、ステップS13に移行して布押さえ15を下降させる出力を行ってステップS15に移行する。が、布押さえ15が下降していれば、ステップS14に移行して布押さえ15を上昇させる出力を行って再びステップS10からの処理に戻る。
【0031】
ステップS15では、押さえスイッチ124のオン操作が行なわれたかを判定して、オン状態であればそのままステップS16に移行するが、オフ状態であればステップS14に移行して布押さえ15を上昇させてステップS10からの処理に戻る。
ステップS16では、縫製スタートを指示するスタートスイッチ125がオン操作されたか否かを判定して、オン操作されずにオフ状態のままであれば、ステップS15からの処理を繰り返し、オン操作された場合にステップS17に移行する。
ステップS17では,ステップS3の縫製データ作成処理で作成された縫製データに従い、ミシンモータ5を駆動して1個のボタン穴かがりの始めから終わりまでの縫製、布切りメス16の駆動、並びに、各縫製タイミングで糸調子器19に設定された張力を掛ける縫製処理を行い、その後、ステップS18に移行する。
【0032】
ステップS18では、例えばRAM102中のエラーフラグを読み込んで、前段のステップでエラーが記録されているか否かを判定して、エラーの記録がなければそのままステップS19に移行し、エラーの記録があればステップS20に移行して操作パネル110の表示部に対応するエラー表示を行いボタン穴かがり処理を中断する。
【0033】
ステップS19では、糸切り時の張力に対応する信号をアクティブテンションドライバ120に出力し、糸調子器19に設定された糸切り時張力を掛けてステップS21に移行する。
ステップS21では、上糸切り鋏み80を作動させてミシン糸を切断し、その後、布押さえ15を上昇させる糸切り・押え上げ処理を行ってステップS22に移行する。
ステップS22では、押え下降検知スイッチ28の検出出力を読み込んで、布押さえ15の上昇を確認した後、ステップS23に移行して、アクティブテンションドライバ120に信号出力を行って糸調子器19の張力を開放し、その後、ステップS10に戻って、再び、ステップS10からの処理を繰り返す。
【0034】
図5には、図4のゼネラルフロー中のステップS3により行われる縫製データ作成サブルーチンフローチャートを示す。
この縫製データ作成処理では、設定入力された縫製パターン各部の長さデータなどに基づき、先ず、ステップS31で縫製パターンの演算を行い、次いで、ステップS3にで布切りメス16を下降させるメス駆動タイミングの演算を行い、ゼネラルフロー(図4)に戻る。
【0035】
図6には、図5の縫製データ作成処理のステップS32で行われるメス駆動タイミング演算処理のフローチャートを、図7には、このメス駆動タイミング演算処理で使用されるメス駆動針数Mnパラメータを説明する図表を示す。
このメス駆動タイミング演算処理は、布切りメス16の駆動回数「n」、および、各駆動回数「1」〜「n」に対応した布切りメス16を降下させるタイミングである駆動針数「M1」〜「Mn」(図7参照)を演算する処理である。
このメス駆動タイミング演算処理が開始されると、先ず、パターン演算処理(図5:ステップS31)で作成した縫製パターンから右平行部の開始位置までの針数を変数Mに代入してステップS42に移行する。
【0036】
その後、ステップS43からステップS51の各演算処理により、縫製パターンの各部の変数を説明する図8に示すように、設定入力された「布切り長さデータ(a)」と布切りメス16の「メスサイズデータ(L1)」に基づき、布切り長さ「a」のボタン穴をあける布切りメス16の駆動回数「n」と、1回目からn回目までの布切りメス16の駆動針数「M1」〜「Mn」とが演算される。
【0037】
図9には、図4のゼネラルフローのステップS17で行われる縫製サブルーチンのフローチャートを示す。
この縫製処理が開始されると、順次、「残針数」パラメータにパターン演算処理で演算された縫製パターンの総針数を割り当てる処理(ステップS61)、ミシンモータ5を駆動させるミシン起動出力(ステップS62)を行い、ステップS63に移行する。
ステップS63では、ミシンの状態が回転中か否かを判定し、回転中であればステップS64に移行するが、回転中でなけば回転状態になるまで待機する。
その後、ミシンの状態が停止するまで、ステップS64〜ステップS71の高速ループ処理を繰り返し、このループ処理の繰り返しの中で実際の縫製処理を行っていく。
【0038】
即ち、ステップS64では、ミシンの回転状態を監視してミシンが停止した場合にこのループを抜ける処理を行う。
ステップS65では、TG発生器118に基づく上軸6の回転角度を監視して、所定の回転角度になったタイミングでステップS66に移行する。そして、ステップS66において、Y送りパルスモータ20、基線送りパルスモータ40、針振り送りパルスモータ41を駆動して、演算して得た縫製パターンに従って針落ち位置を移動させていく。つまり、このステップS65,S66の処理により、縫製パターンに従って布が送られ実際の縫製が行われていく。
ステップS67では、針上位置センサ116の出力に基づき針棒8が所定位置より上方に上がった場合に、ステップS68に移行し、該ステップで布切りメス16の駆動処理を含む針上げ位置割込処理のサブルーチン処理を行う。
ステップS69では、送り基準位置センサ117からの出力により送り基準割り込み信号が入力された場合にステップS118に移行し、該ステップで布送りが基準位置にきた場合の設定処理を、ステップS71では、針数カウントが布切りメス16の駆動回数である場合に、布切りメス16の駆動チェック等を行う。
【0039】
図10には、図9の縫製処理のステップS68で行われる針上位置割込処理サブルーチンのフローチャートを示す。
この針上位置割込処理では、先ず、残りの針数を示す残針数パラメーターに「1」ディクリメントする処理(ステップS81)、縫い始めからの針数を示す針数パラメータに「1」インクリメントする処理(ステップS82)を順次行って、ステップS83に移行する。
ステップS83では、残針数パラメータが「0」になったか否かを判定し、「0」になった場合にミシン停止の出力(ステップS84)を行い、「0」でない場合にはステップS85のメス駆動処理のサブルーチンを行って、図9の縫製処理に戻る。
【0040】
図11には、図10の針上位置割込み処理のステップS85で行われるメス駆動処理のフローチャートを示す。
このメス駆動処理に移行すると、先ず、ステップS91で、次に布切りメス16を降下させるメス駆動針数「Mn」を読み込んで、現時点の針数が「Mn-5」(即ち現時点の針数がメス駆動針数の5針前)になったかを判定し、なっていなければステップS101にジャンプするが、なったならばステップS91に移行する。
現時点の針数がメス駆動針数の5針前になってステップS92に移行した場合には、ステップS92〜ステップS95の分岐処理で、次のメス駆動針数「Mn」と、次の次のメス駆動針数「Mn+1」との針数差が1針であればミシンスピードを「400回転」に(ステップS96)、針数差が2針であればミシンスピードを「1000回転」に(ステップS97)、針数差が3針であればミシンスピードを「2000回転」に(ステップS98)、針数差が4針であればミシンスピードを「3000回転」に(ステップS99)、それ以外であればミシンスピードを「4000回転」に(ステップS100)して、ステップS101に移行する。
【0041】
つまり、このステップS91〜S100の処理により、次のメス駆動タイミングとその次のメス駆動タイミングとの差により、布切りメス下降シリンダ75の動作にかかる時間を確保するようにミシンスピードを下げる処理を行っている。
【0042】
ステップS101では、現時点の針数が「Mn-R(所定の値:例えば10など)」になったかを判定し、なっていなければステップS103にジャンプするが、なったならばステップS102に移行する。ステップS102では、ミシンスピードを設定入力されたメス駆動時スピード(例えば0回転〜4000回転)に落としてステップS103に移行する。
【0043】
ステップS103では、ミシンモータドライバ115から現時点のミシンの回転スピードを示す信号を読み込んで、メス駆動タイミングの補正針数を示す「針数α」と「ミシンスピード」との対応図表である図12に示すように、現時点のミシンの回転スピードに対応する「針数α(メス駆動タイミングの補正針数)」をROM101から取得して、ステップS104に移行する。
ステップS104では、現時点の針数が「Mn−α(メス駆動タイミングの補正針数)」になったかを判定し、なっていなければこのサブルーチンを終了して針上位置割込み処理(図10)に戻るが、針数が「Mn−α」になったならば、ステップS105で布切りメス下降シリンダ75を駆動させる処理を行い、ステップS106で布切りメス16の駆動回数を示すパラメータ「n」を「1」インクリメント更新して、このサブルーチンを終了する。
【0044】
つまり、上記ステップS103〜S105の処理により、メス駆動針数「Mn」に合わせて布切りメス16を降下すべく、メス下降シリンダ75を駆動させる直前にミシンモータドライバ(回転数検出手段)115からのミシンの回転スピードを示す信号を読み込み、ここで検出されたミシンの回転スピードに応じてメス下降シリンダ75の始動タイミングを補正し、補正されたタイミング(針数「Mn−α」)でメス下降シリンダ75を始動させる処理を行っている。
【0045】
以上のように、この実施の形態のボタン穴かがりミシン1の制御装置(ミシンの布切りメス制御装置)によれば、回転数検出手段として機能する針上位置センサ116やTG発生器118によりミシンの回転スピードを検出すると共に、この回転スピードに基づいて布切りメス16を作動させる布切りメス下降シリンダ75の始動タイミングを補正し、この補正した始動タイミングでメス下降シリンダ75を作動させるので、この補正により、メス下降シリンダ75のプランジャ75aの動作にかかるタイムラグに起因する布切りメス16の降下位置のずれを補正することが出来ると共に、ミシンの回転スピードに基づくメス降下位置のずれも補正することが出来る。
また、メス駆動処理(図11)のステップS103〜S105の処理において、布切りメス16を駆動する直前にミシンの回転スピードを検出して、この検出された回転スピードに応じてタイミング補正を行っているので、ミシンの回転スピードが任意のタイミングで変化するミシンにおいても、布切りメス16を駆動する瞬間の回転スピードに合わせて補正し、布切りメスを所望の個所に降下させることが出来る。
【0046】
なお、本発明のミシンの布切りメス制御装置は、この実施の形態のボタン穴かがりミシン1の制御装置に限られず、例えば、この実施の形態では、ミシンの制御装置に布切りメス制御装置の機能を付加した形態で説明したが、布切りメス制御装置をミシンの制御装置と別体に設けて、布切りメスのみを制御するものとしても良い。また、布切りメスの駆動タイミングやその補正タイミングを針数を単位に説明してきたが、針数を単位にせず、時間や上軸の回転角度や送り位置を単位にタイミングをとるようにしても良い。
また、回転数検出手段は、この実施の形態で示したように、実際にミシンの上軸の回転を検出して回転スピードを検出する検出手段としても良いし、その他、例えば、設定データに基づきミシンの回転スピードが決定されるようなミシンの場合では設定データを検出する(読み込む)ことでミシンの回転スピードを検出する検出手段としても良い。
【0047】
また、布切りメス16を備えた布切り装置の構成として、作動手段としての布切りメス下降シリンダ75の作動により、別の駆動手段(メス駆動アーム36)の駆動力を布切りメス16に伝達させることで布切りメス16を降下させる構成を示したが、このような構成に限られず、例えば、ソレノイドやエアーピストン等の作動手段の駆動を直に布切りメスに伝達して布を切断する構成の布切り装置であっても、本発明は同様に作用するものである。
その他、この実施の形態で示した細部構造および処理手順の細部は、発明の主旨に逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0048】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、回転数検出手段によりミシンの回転スピードを検出すると共に、この回転スピードに基づいて布切りメスを作動させる作動部の始動タイミングを補正し、この補正した始動タイミングで前記作動部を作動させて布切りメスを降下させるので、上記の補正により、作動部の動作にかかるタイムラグに起因した布切りメスの降下位置のずれを補正することが出来ると共に、ミシンの回転スピードに基づくメス降下位置のずれも補正することが出来る。
【0049】
請求項2記載の発明によれば、補正針数を減算した針数で前記作動部を始動させるので、ミシンの回転スピードが任意のタイミングで変化するミシンにおいても、布切りメスを駆動開始すべき瞬間の回転スピードに合わせて補正し、布切りメスを所望の個所に降下させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の布切りメス制御装置を備えたボタン穴かがりミシンの概観を示す斜視図である。
【図2】同、ボタン穴かがりミシンに備わる布切り装置の構成を示す斜視図である。
【図3】同、ボタン穴かがりミシンの回路構成を示すブロック図である。
【図4】ボタン穴かがりミシンの制御部により行われるボタン穴かがり処理のゼネラルフローの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】図4のゼネラルフロー中にある縫製データ作成サブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図6】図5の縫製データ作成処理中にあるメス駆動タイミング演算サブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図6のメス駆動タイミング演算処理のメス駆動針数Mnを説明する図表である。
【図8】縫製パターンの各部の長の変数を説明する図である。
【図9】図4のゼネラルフロー中にある縫製サブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図10】図9の縫製処理中にある針上位置割込み処理サブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図11】図10の針上位置割込み処理中にあるメス駆動処理サブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図12】図11のメス駆動処理中にある針数αとミシンスピードとの対応を示す図表である。
【符号の説明】
1 ボタン穴かがりミシン
16 布切りメス
31 メス取付け板(布切り手段を構成)
35 駆動アーム(布切り手段を構成)
36 メス駆動アーム(布切り手段を構成)
37 メス駆動フック(布切り手段を構成)
75 布切りメス下降シリンダ(作動手段)
75a プランジャ(作動部)
100 CPU(制御手段)
118 TG発生器(回転数検出手段)
Claims (2)
- 被縫製物上に布切りメスを降下させて被縫製物を切断し、ボタン穴を形成する布切り手段と、
電気的な制御により作動部を動作させ、この作動部の動作に基づき前記布切り手段を駆動させる作動手段と、
ミシンの回転スピードを検出する回転数検出手段と、
前記作動手段の作動部を動作させて前記布切り手段の駆動制御を行うと共に、
縫い始めを基準として、入力データに基づき設定された針数に合わせて前記布切りメスを降下すべく、前記回転数検出手段の検出出力に基づいて前記作動部の始動タイミングを補正する制御手段とを備えたことを特徴とするミシンの布切りメス制御装置。 - 前記制御手段は、
縫製データに基づいて作成されたメス駆動タイミング針数から、ミシン回転スピードに対応する補正針数を減算した針数で、前記作動部を始動させることを特徴とする請求項1記載のミシンの布切りメス制御装置。
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-
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