JPH11333169A - ミシンの布切りメス制御装置 - Google Patents

ミシンの布切りメス制御装置

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JPH11333169A
JPH11333169A JP14344898A JP14344898A JPH11333169A JP H11333169 A JPH11333169 A JP H11333169A JP 14344898 A JP14344898 A JP 14344898A JP 14344898 A JP14344898 A JP 14344898A JP H11333169 A JPH11333169 A JP H11333169A
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knife
cloth
cutting knife
sewing machine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明の目的は、駆動系のタイムラグに起
因するメス降下位置のずれを解消し、ミシンの回転数が
任意に変化する縫製作業においてもメス降下位置を一定
にすることの可能なミシンの布切りメス制御装置を提供
することである。 【解決手段】 被縫製物上に布切りメスを降下させて被
縫製物を切断する布切り手段と、電気的な制御により作
動部を動作させ、この作動部の動作に基づき前記布切り
手段を駆動させる作動手段と、ミシンの回転スピードを
検出する回転数検出手段と、前記作動手段の作動部を動
作させて前記布切り手段の駆動制御を行うと共に、所定
の針数に合わせて前記布切りメスを降下すべく、前記回
転数検出手段の検出出力に基づいて前記作動部の始動タ
イミングを補正する(ステップS103〜S105)制
御手段とを備えた布切りメス制御装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被縫製物上に布
切りメスを降下させて被縫製物を切断する布切り手段を
制御するミシンの布切りメス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被縫製物上に布切りメスを降下させて被
縫製物を切断する布切り装置を備えたミシンとして、例
えば、ボタン穴かがりミシンがある。ボタン穴かがりミ
シンは、ボタン穴形成用のボタン穴部の周囲を周回する
ようにかがり縫いし、更に、このかがり縫いの最中に布
切りメスを駆動してボタン穴を形成するミシンである。
【0003】布切りメスを駆動する布切り装置は、例え
ば、図2に示すように、下端部に布切りメス16を取り
付けたメス取付け板31、支軸35aを中心に回動自在
に設けられメス取付け板31を上下に駆動する駆動アー
ム35、ミシンの上軸6にリンクされ上軸6の回転を伝
達して一端部を常に高速に上下動させているメス駆動ア
ーム36、このメス駆動アーム36に着脱可能に設けら
れたメス駆動フック37、このメス駆動フック37と上
記メス駆動アーム36とを連結/非連結とする作動手段
としてのメス下降シリンダ75等から構成される。
【0004】このような布切り装置によれば、常時は、
メス下降シリンダ75のプランジャ(作動部)75aが
押し出されて、メス駆動フック37とメス駆動アーム3
6とが非連結とされ、それにより布切りメス16が上方
で停止しているが、メス駆動の指令の出力に基づき、メ
ス下降シリンダ75のプランジャ75aが引き戻される
と共に、バネ37bの作用でメス駆動フック37が引か
れて、その係合凹部37aがメス駆動アーム36に係合
される。そして、メス駆動アーム36の上下運動が、メ
ス駆動フック37および駆動アーム35に伝達されて、
メス取付け板31を布上に下降させる。
【0005】従来の布切り装置は、布切りメスの降下位
置を固定位置としており、布送りが被縫製物を所望の位
置に送ったタイミングで布切り装置を駆動させること
で、布切りメスを被縫製物の所望の個所に落すように制
御されている。例えば、ボタン穴かがりミシンのような
所定の縫製パターンで縫製を行うサイクルミシンにおい
ては、縫い始めからの針数(針落ち回数)に基づき、こ
の針数が所定回数になったタイミングで布切り装置を駆
動させることで、被縫製物の所望の個所を切断するよう
に制御されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の布切り装置では、メス下降シリンダ75に駆動出力
を行ってからプランジャが前進してメス駆動フック37
がメス駆動アーム36に係合するまでの間にタイムラグ
があり、このタイムラグの間の布送りにより布切りメス
が降下する位置が所望の個所からずれるといった問題が
あった。また、ミシンの回転数が高速になると布送りの
送りスピードも速くなるのに対して、上記タイムラグは
ミシンの回転数によらずほぼ一定であるため、このタイ
ムラグに起因する上記メス降下位置のずれ量が、ミシン
の回転数によってばらついてしまい布切りメスの降下位
置を一定に制御することが難しいといった課題を生じさ
せていた。
【0007】また、このような駆動系のタイムラグに起
因するメス降下位置のずれといった問題は、上記の布切
り装置の構成に限られず、例えば、ソレノイドやエアー
ピストンの駆動を直に布切りメスに伝達して布を切断す
る構成の布切り装置でも生じるものであった。
【0008】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたもので、駆動系のタイムラグに起因するメス降下
位置のずれを解消し、ミシンの回転数が任意に変化する
縫製作業においてもメス降下位置を一定にすることの可
能なミシンの布切りメス制御装置を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、被縫製物上に布切りメスを
降下させて被縫製物を切断する布切り手段と、電気的な
制御により作動部を動作させ、この作動部の動作に基づ
き前記布切り手段を駆動させる作動手段と、ミシンの回
転スピードを検出する回転数検出手段と、前記作動手段
の作動部を動作させて前記布切り手段の駆動制御を行う
と共に、所定の針数に合わせて前記布切りメスを降下す
べく、前記回転数検出手段の検出出力に基づいて前記作
動部の始動タイミングを補正する制御手段とを備えた構
成とした。
【0010】この請求項1記載の発明によれば、回転数
検出手段によりミシンの回転スピードを検出すると共
に、この回転スピードに基づいて布切りメスを作動させ
る作動部の始動タイミングを補正し、この補正した始動
タイミングで前記作動部を作動させて布切りメスを降下
させるので、上記の補正により、作動部の動作にかかる
タイムラグに起因した布切りメスの降下位置のずれを補
正することが出来ると共に、ミシンの回転スピードに基
づくメス降下位置のずれも補正することが出来る。
【0011】ここで、回転数検出手段は、実際にミシン
の上軸の回転を検出して回転スピードを検出する検出手
段としても良いし、例えば、設定データに基づきミシン
の回転スピードが決定されるようなミシンの場合では設
定データを検出する(読み込む)ことでミシンの回転ス
ピードを検出する検出手段としても良い。また、作動手
段は、例えば、ソレノイドや、電磁弁とエアーピストン
との組み合わせ、或いは、モータなどにより構成可能で
ある。作動手段の作動部の動作に基づき布切り手段が駆
動する構成は、例えば、作動部の動作を直に布切り手段
に伝達して布切り手段を駆動する構成としても良いし、
作動部の動作により別の駆動体に布切り手段をリンクさ
せることで布切り手段を駆動する構成としても良い。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載のミ
シンの布切りメス制御装置において、前記制御手段は、
前記回転数検出手段からの検出出力を読み込み、この検
出出力に基づき前記作動部を動作させるべき前記作動部
の動作タイミングかを判断する構成とした。
【0013】この請求項2記載の発明によれば、ミシン
の回転スピードを検出して、この検出された回転スピー
ドに応じて動作すべきタイミングかを判断して補正を行
うので、ミシンの回転スピードが任意のタイミングで変
化するミシンにおいても、布切りメスを駆動する瞬間の
回転スピードに合わせて補正し、布切りメスを所望の個
所に降下させることが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図12の図面を参照しながら説明する。図
1は、この発明の実施の形態の布切りメス制御装置を備
えたボタン穴かがりミシンの概観を示す斜視図である。
このボタン穴かがりミシン1は、昇降運動を行うと共に
布送り方向とほぼ直行する方向に往復動(針振り運動)
を行うミシン針9、布を挟んで保持すると共に布送り方
向に前後動して布を送る布押さえ15および布保持板1
4、布押さえ15の上側で上糸を切断する上糸切り鋏み
80、布切りメス16を布上に降下させてボタン穴を形
成する布切り装置、設定データの入力等を行う操作パネ
ル(図示略)、並びに、上記布切り装置を含めボタン穴
かがりミシン1を制御する本実施の形態の制御装置(図
3)等を備えてなる。このボタン穴かがりミシン1によ
れば、ミシン針9を左右に振りながら縫製が行われ、例
えば図8に示すように、ボタン穴部Hを周回するよう
に、順次、左平行部A、第1閂止め部B、右平行部C、
第2閂止め部Dと縫製を行って、被縫製物にボタン穴か
がりを形成していくと共に、上記縫製の途中、所定の針
数に布切り装置が駆動され、ボタン穴部Hに布切りメス
16が落とされて所定の個所にボタン穴が形成されるよ
うになっている。
【0015】図2には、ボタン穴かがりミシン1に備わ
る布切り装置(布切り手段)の斜視図を示す。布切り装
置は、下端部に布切りメス16を取り付けたメス取付け
板31、支軸35aを中心に回動自在に設けられメス取
付け板31を上下に駆動する駆動アーム35、ミシンの
上軸6にリンクされ上軸6の回転を伝達して一端部を常
に高速に上下動させているメス駆動アーム36、このメ
ス駆動アーム36に着脱可能に設けられメス駆動アーム
36の上下駆動を駆動アーム35に伝達するためのメス
駆動フック37、このメス駆動フック37と上記メス駆
動アーム36とを連結/非連結とする布切りメス下降シ
リンダ(例えばソレノイド)75等から構成される。
【0016】そして、常時は、メス下降シリンダ75の
プランジャ75aが押し出されて、メス駆動フック37
とメス駆動アーム36とが非連結とされ、それにより布
切りメス16が上方で停止した状態にされる。が、メス
駆動の指令に基づきメス下降シリンダ75のプランジャ
75aが引き戻されると、バネ37bの作用によりメス
駆動フック37が引かれて、その係合凹部37aをメス
駆動アーム36に係合させる。そして、メス駆動アーム
36の上下運動が、メス駆動フック37および駆動アー
ム35と伝達されて、メス取付け板31を布上に下降さ
せる。この布切り装置においては、布切りメス16の降
下位置は固定されており、布送りにより布を所定量送っ
たタイミングで布切りメス16を降下させることで、布
の所望の位置を切断することが出来る。
【0017】図3には、ボタン穴かがりミシン1の回路
構成のブロック図を示す。ボタン穴かがりミシン1の制
御装置は、同図に示すように、CPU(CentralProcess
ing Unit )100、RAM(Random Access Memory)
102、ROM(Read Only Memory)101、各パルス
モータの回転量をカウントするY送りカウンタ103、
基線送りカウンタ104、および針振り送りカウンタ1
05、布切りメスの駆動数をカウントする布切りメスカ
ウンタ106、各パルスモータの駆動を行うY送りパル
スモータドライバ111、基線送りパルスモータドライ
バ112、および針振送りパルスモータドライバ11
3、各種センサーや各駆動部のドライバおよび操作パネ
ル110等とCPU100とを接続するI/Oインター
フェース109、ミシンを駆動するミシンモータ5の駆
動制御を行うミシンモータドライバ115、ミシンモー
タ5の回転量を上軸6の回転角度としてコード付けする
ミシンモータエンコーダ119、糸調子器19の上糸張
力VCM(ボイスコイルモータ)60を駆動するアクテ
ィブテンションドライバ120、布押さえ15を上昇さ
せる押さえ上昇ソレノイド122を駆動する押さえ上昇
ソレノイド駆動回路121、布切りメス16を下降させ
る布切りメス下降シリンダ75を駆動する布切りメス下
降シリンダ駆動回路123、並びに、所定の割り込み条
件(各パルスモータの回転量を示すカウンタ値、布の送
り位置、上軸6の回転角度など)によりCPU100に
割り込み信号を出力する割り込みコントローラ108等
から構成される。
【0018】Y送りパルスモータ20は、布押さえ15
と布保持板14とをY方向に移動させるモータで、基線
送りパルスモータ40はミシン針9の針振りの基線位置
を変更するモータ、針振送りパルスモータ41はミシン
針9の針振り量を変更するモータである。つまり、この
基線送りパルスモータ40と針振送りパルスモータ41
によりミシン針9の針落ち位置をX方向に変化させる。
【0019】上記ミシンモータドライバ115には、ミ
シンモータ5の他、ミシン針9が上方位置にあることを
検出する針上位置センサ116、布押さえ15や布保持
板14の基準位置を検出する送り基準位置センサ11
7、上軸6の回転角度を検出するTG(Tacho Generato
r)発生器118等が接続されている。これら、針上位
置センサ116やTG(Tacho Generator)発生器11
8は、ミシンの回転スピードを検出する回転数検出手段
としても機能する。I/Oインターフェース109に
は、操作パネル110や各駆動部のドライバや駆動回路
のほか、布切りメス16の下降を検知するメス下降検知
スイッチ34、布押さえ15の下降を検知する押え下降
検知スイッチ28、布送り(布押さえ15と布保持板1
4)が原点位置にある状態を検出するY送り原点センサ
26、針振り機構の基線位置が原点にあることを示す基
線送り原点センサ57、針振り機構の振り幅が原点にあ
ることを示す針振送り原点センサ58、布押さえ15の
下降を指示する押さえスイッチ124、並びに、ミシン
モータ5の駆動スタートを指示するスタートスイッチ1
25などが接続されている。
【0020】CPU100は、RAM102の所定領域
を作業領域としてROM101に記憶されている制御プ
ログラムに従い、操作パネル110からのデータや、接
続された各種センサーから検出信号を入力したり、各ド
ライバを介して各種駆動部の制御を行う。ROM101
には、操作パネル110を介して入力された縫製データ
に基づいてボタン穴かがりの縫製を実行する縫製処理の
ほか、布切りメス16の駆動タイミングを演算するメス
駆動タイミング演算処理や、縫製中に実際に布切りメス
16を駆動させる駆動処理などの制御データや制御プロ
グラムが記憶されている。これら布切りメス16に関す
る演算処理や駆動処理については後に詳述する。
【0021】この実施の形態の糸調子装置を備えたボタ
ン穴かがりミシン1は、上記のように構成され、次に示
すように、布切り装置を含むボタン穴かがりミシン1の
駆動制御が行われて、ボタン穴かがりを縫製するボタン
穴かがり処理が行われるようになっている。
【0022】すなわち、ユーザーはボタン穴かがりミシ
ン1を起動すると、先ず、縫製パターンの各部の長さな
どの設定データを操作パネルから入力する設定入力処理
を行う。次いで、布をセットし図示略の縫製キーをオン
操作すると、先ず、入力された設定データに基づき、図
8に示すようなボタン穴かがりの縫製パターンが演算さ
れ、次いで、布切りメス16を降下させるタイミングで
あるメス駆動針数(縫い始めからの針落ち数)の演算が
行われる。
【0023】ここで演算されるメス駆動針数とは、布切
りメス16が降下して布を実際に切断するタイミングを
示すものである。図8に示すように、ボタン穴の布切り
長さ「a」が、布切りメスのサイズ「L1」よりも大き
い場合には、布切りメス16は複数回落とされることと
なり、上記メス駆動針数も複数個演算される。
【0024】縫製パターンとメス駆動針数の演算が完了
したら、演算された縫製パターンに基づき、順次、左平
行部A、第1閂止め部B、右平行部Cとかがり縫いが行
われていく。縫製中、上記演算されたメス駆動針数に布
切りメス16が落とされて布のぼたん穴部Hが切断さ
れ、ボタン穴が形成される。その後、順次、残りの右平
行部C、第2閂止め部Dのかがり縫いが行われ、ボタン
穴かがりが形成される。上記布切りメス16を駆動させ
る際には、上記メス駆動針数に達するよりも所定タイミ
ングだけずれた早いタイミングで、布切りメス16を作
動させるメス下降シリンダ75に駆動信号が出力され
る。詳細には、上記メス駆動針数に達するよりも所定タ
イミングだけ早く、CPU100からI/Oインターフ
ェース109を介して布切りメス下降シリンダ駆動回路
123に布切りメス下降シリンダ30を始動させる制御
信号が出力される。
【0025】ここで、メス下降シリンダ75の始動タイ
ミングとメス駆動針数との時間差は、メス下降シリンダ
75のプランジャ75aの動作にかかるタイムラグを補
正するためのもので、この時間差を示す針数「α」とし
て、ボタン穴かがりミシン1の上軸6の回転スピードに
対応して予めROM101中に記憶されている(図12
参照)。つまり、プランジャ75aの動作にかかるタイ
ムラグを補正する針数「α」分だけ早くメス下降シリン
ダ75を始動させることで、メス下降シリンダ75が始
動してプランジャ75aが引き戻されると共にメス駆動
フック37が引かれて、メス駆動フック37の係合凹部
37aがメス駆動アーム36に係合するまでのタイムラ
グが補正され、演算されたメス駆動針数となるタイミン
グで、メス駆動フック37とメス駆動アーム36が係合
して布切りメス16が布上に下降される。
【0026】縫製が完了したら、例えばペダル操作によ
り上糸切り鋏み80を作動させて上糸を切断すると共
に、針板下に設けられた図示略の糸切りメスを作動させ
て下糸を切断し、布押さえ15を上げて1個のボタン穴
かがりが完了する。
【0027】以下に、ボタン穴かがりミシン1の制御部
により行われる上記メス駆動タイミングの演算処理や布
切りメス16の作動制御等を含んだボタン穴かがり処理
の処理手順について詳述する。図4は、ボタン穴かがり
ミシンの制御部により行われるボタン穴かがり処理のゼ
ネラルフローの処理手順を示すフローチャートである。
このボタン穴かがり処理は、例えば、ボタン穴かがりミ
シン1を起動とともに開始される。ボタン穴かがりミシ
ン1が起動すると、先ず、ステップS1において、縫製
パターンの各設定データを入力する操作パネル設定処理
のサブルーチン処理を行ってステップS2に移行する。
【0028】ステップS2では、操作パネル110の縫
製キーがオン状態か否かを判定してオン状態であればス
テップS3に移行するが、オフ状態であればステップS
1に戻って操作設定処理を繰り返す。縫製キーが押され
てステップS3に移行すると、該ステップS3で縫製パ
ターンや布切りメス16の作動タイミングの演算等を行
う縫製データ作成のサブルーチン処理を行って、ステッ
プS4に移行する。ステップS4では、例えばRAM1
02中のエラーフラグを読み込んで、前段のステップで
エラーが記録されているか否かを判定して、エラーの記
録がなければそのままステップS6に移行し、エラーの
記録があればステップS5に移行して操作パネル110
の表示部に対応するエラー表示を行いボタン穴かがり処
理を中断する。
【0029】ステップS6では、押さえ上昇ソレノイド
駆動回路121に布押さえ15を下降させる信号出力を
行ってステップS7に移行する。ステップS7では、Y
送りパルスモータ20、基線送りパルスモータ40、針
振り送りパルスモータ41の微動、および、Y送り原点
センサ26、基線送り原点センサ57、針振り送り原点
センサ58の検出出力を基に、布送り機構と針振り機構
の各原点検索を行ってステップS8に移行する。ステッ
プS8では、ミシン針9が縫い始めの第1針落ち位置の
上方に位置するように、Y送りパルスモータ20、基線
送りパルスモータ40、針振り送りパルスモータ41を
駆動して、ステップS9に移行する。
【0030】ステップS9では、押さえ上昇ソレノイド
駆動回路121に布押さえ15を上昇させる信号出力を
行ってステップS10に移行する。ステップS10で
は、縫製キーのオン操作が行なわれたか判定して、オン
状態のあればそのままステップS11に移行し、オフ状
態であればステップS1に戻る。ステップS11では、
押さえスイッチ124がオン状態か否かを判定して、オ
ン状態であればそのままステップS12に移行するが、
オフ状態であればステップS10に戻ってステップS1
0,S11の処理を繰り返す。押さえスイッチ124が
押されてステップS12に移行すると、該ステップで押
え下降検知スイッチ28の検出出力を読み込んで、布押
さえ15が上昇していれば、ステップS13に移行して
布押さえ15を下降させる出力を行ってステップS15
に移行する。が、布押さえ15が下降していれば、ステ
ップS14に移行して布押さえ15を上昇させる出力を
行って再びステップS10からの処理に戻る。
【0031】ステップS15では、押さえスイッチ12
4のオン操作が行なわれたかを判定して、オン状態であ
ればそのままステップS16に移行するが、オフ状態で
あればステップS14に移行して布押さえ15を上昇さ
せてステップS10からの処理に戻る。ステップS16
では、縫製スタートを指示するスタートスイッチ125
がオン操作されたか否かを判定して、オン操作されずに
オフ状態のままであれば、ステップS15からの処理を
繰り返し、オン操作された場合にステップS17に移行
する。ステップS17では,ステップS3の縫製データ
作成処理で作成された縫製データに従い、ミシンモータ
5を駆動して1個のボタン穴かがりの始めから終わりま
での縫製、布切りメス16の駆動、並びに、各縫製タイ
ミングで糸調子器19に設定された張力を掛ける縫製処
理を行い、その後、ステップS18に移行する。
【0032】ステップS18では、例えばRAM102
中のエラーフラグを読み込んで、前段のステップでエラ
ーが記録されているか否かを判定して、エラーの記録が
なければそのままステップS19に移行し、エラーの記
録があればステップS20に移行して操作パネル110
の表示部に対応するエラー表示を行いボタン穴かがり処
理を中断する。
【0033】ステップS19では、糸切り時の張力に対
応する信号をアクティブテンションドライバ120に出
力し、糸調子器19に設定された糸切り時張力を掛けて
ステップS21に移行する。ステップS21では、上糸
切り鋏み80を作動させてミシン糸を切断し、その後、
布押さえ15を上昇させる糸切り・押え上げ処理を行っ
てステップS22に移行する。ステップS22では、押
え下降検知スイッチ28の検出出力を読み込んで、布押
さえ15の上昇を確認した後、ステップS23に移行し
て、アクティブテンションドライバ120に信号出力を
行って糸調子器19の張力を開放し、その後、ステップ
S10に戻って、再び、ステップS10からの処理を繰
り返す。
【0034】図5には、図4のゼネラルフロー中のステ
ップS3により行われる縫製データ作成サブルーチンフ
ローチャートを示す。この縫製データ作成処理では、設
定入力された縫製パターン各部の長さデータなどに基づ
き、先ず、ステップS31で縫製パターンの演算を行
い、次いで、ステップS3にで布切りメス16を下降さ
せるメス駆動タイミングの演算を行い、ゼネラルフロー
(図4)に戻る。
【0035】図6には、図5の縫製データ作成処理のス
テップS32で行われるメス駆動タイミング演算処理の
フローチャートを、図7には、このメス駆動タイミング
演算処理で使用されるメス駆動針数Mnパラメータを説
明する図表を示す。このメス駆動タイミング演算処理
は、布切りメス16の駆動回数「n」、および、各駆動
回数「1」〜「n」に対応した布切りメス16を降下さ
せるタイミングである駆動針数「M1」〜「Mn」(図7
参照)を演算する処理である。このメス駆動タイミング
演算処理が開始されると、先ず、パターン演算処理(図
5:ステップS31)で作成した縫製パターンから右平
行部の開始位置までの針数を変数Mに代入してステップ
S42に移行する。
【0036】その後、ステップS43からステップS5
1の各演算処理により、縫製パターンの各部の変数を説
明する図8に示すように、設定入力された「布切り長さ
データ(a)」と布切りメス16の「メスサイズデータ
(L1)」に基づき、布切り長さ「a」のボタン穴をあ
ける布切りメス16の駆動回数「n」と、1回目からn
回目までの布切りメス16の駆動針数「M1」〜「Mn
とが演算される。
【0037】図9には、図4のゼネラルフローのステッ
プS17で行われる縫製サブルーチンのフローチャート
を示す。この縫製処理が開始されると、順次、「残針
数」パラメータにパターン演算処理で演算された縫製パ
ターンの総針数を割り当てる処理(ステップS61)、
ミシンモータ5を駆動させるミシン起動出力(ステップ
S62)を行い、ステップS63に移行する。ステップ
S63では、ミシンの状態が回転中か否かを判定し、回
転中であればステップS64に移行するが、回転中でな
けば回転状態になるまで待機する。その後、ミシンの状
態が停止するまで、ステップS64〜ステップS71の
高速ループ処理を繰り返し、このループ処理の繰り返し
の中で実際の縫製処理を行っていく。
【0038】即ち、ステップS64では、ミシンの回転
状態を監視してミシンが停止した場合にこのループを抜
ける処理を行う。ステップS65では、TG発生器11
8に基づく上軸6の回転角度を監視して、所定の回転角
度になったタイミングでステップS66に移行する。そ
して、ステップS66において、Y送りパルスモータ2
0、基線送りパルスモータ40、針振り送りパルスモー
タ41を駆動して、演算して得た縫製パターンに従って
針落ち位置を移動させていく。つまり、このステップS
65,S66の処理により、縫製パターンに従って布が
送られ実際の縫製が行われていく。ステップS67で
は、針上位置センサ116の出力に基づき針棒8が所定
位置より上方に上がった場合に、ステップS68に移行
し、該ステップで布切りメス16の駆動処理を含む針上
げ位置割込処理のサブルーチン処理を行う。ステップS
69では、送り基準位置センサ117からの出力により
送り基準割り込み信号が入力された場合にステップS1
18に移行し、該ステップで布送りが基準位置にきた場
合の設定処理を、ステップS71では、針数カウントが
布切りメス16の駆動回数である場合に、布切りメス1
6の駆動チェック等を行う。
【0039】図10には、図9の縫製処理のステップS
68で行われる針上位置割込処理サブルーチンのフロー
チャートを示す。この針上位置割込処理では、先ず、残
りの針数を示す残針数パラメーターに「1」ディクリメ
ントする処理(ステップS81)、縫い始めからの針数
を示す針数パラメータに「1」インクリメントする処理
(ステップS82)を順次行って、ステップS83に移
行する。ステップS83では、残針数パラメータが
「0」になったか否かを判定し、「0」になった場合に
ミシン停止の出力(ステップS84)を行い、「0」で
ない場合にはステップS85のメス駆動処理のサブルー
チンを行って、図9の縫製処理に戻る。
【0040】図11には、図10の針上位置割込み処理
のステップS85で行われるメス駆動処理のフローチャ
ートを示す。このメス駆動処理に移行すると、先ず、ス
テップS91で、次に布切りメス16を降下させるメス
駆動針数「Mn」を読み込んで、現時点の針数が
「Mn-5」(即ち現時点の針数がメス駆動針数の5針
前)になったかを判定し、なっていなければステップS
101にジャンプするが、なったならばステップS91
に移行する。現時点の針数がメス駆動針数の5針前にな
ってステップS92に移行した場合には、ステップS9
2〜ステップS95の分岐処理で、次のメス駆動針数
「Mn」と、次の次のメス駆動針数「Mn+1」との針数差
が1針であればミシンスピードを「400回転」に(ス
テップS96)、針数差が2針であればミシンスピード
を「1000回転」に(ステップS97)、針数差が3
針であればミシンスピードを「2000回転」に(ステ
ップS98)、針数差が4針であればミシンスピードを
「3000回転」に(ステップS99)、それ以外であ
ればミシンスピードを「4000回転」に(ステップS
100)して、ステップS101に移行する。
【0041】つまり、このステップS91〜S100の
処理により、次のメス駆動タイミングとその次のメス駆
動タイミングとの差により、布切りメス下降シリンダ7
5の動作にかかる時間を確保するようにミシンスピード
を下げる処理を行っている。
【0042】ステップS101では、現時点の針数が
「Mn-R(所定の値:例えば10など)」になったかを
判定し、なっていなければステップS103にジャンプ
するが、なったならばステップS102に移行する。ス
テップS102では、ミシンスピードを設定入力された
メス駆動時スピード(例えば0回転〜4000回転)に
落としてステップS103に移行する。
【0043】ステップS103では、ミシンモータドラ
イバ115から現時点のミシンの回転スピードを示す信
号を読み込んで、メス駆動タイミングの補正針数を示す
「針数α」と「ミシンスピード」との対応図表である図
12に示すように、現時点のミシンの回転スピードに対
応する「針数α(メス駆動タイミングの補正針数)」を
ROM101から取得して、ステップS104に移行す
る。ステップS104では、現時点の針数が「Mn−α
(メス駆動タイミングの補正針数)」になったかを判定
し、なっていなければこのサブルーチンを終了して針上
位置割込み処理(図10)に戻るが、針数が「Mn−
α」になったならば、ステップS105で布切りメス下
降シリンダ75を駆動させる処理を行い、ステップS1
06で布切りメス16の駆動回数を示すパラメータ
「n」を「1」インクリメント更新して、このサブルー
チンを終了する。
【0044】つまり、上記ステップS103〜S105
の処理により、メス駆動針数「Mn」に合わせて布切り
メス16を降下すべく、メス下降シリンダ75を駆動さ
せる直前にミシンモータドライバ(回転数検出手段)1
15からのミシンの回転スピードを示す信号を読み込
み、ここで検出されたミシンの回転スピードに応じてメ
ス下降シリンダ75の始動タイミングを補正し、補正さ
れたタイミング(針数「Mn−α」)でメス下降シリン
ダ75を始動させる処理を行っている。
【0045】以上のように、この実施の形態のボタン穴
かがりミシン1の制御装置(ミシンの布切りメス制御装
置)によれば、回転数検出手段として機能する針上位置
センサ116やTG発生器118によりミシンの回転ス
ピードを検出すると共に、この回転スピードに基づいて
布切りメス16を作動させる布切りメス下降シリンダ7
5の始動タイミングを補正し、この補正した始動タイミ
ングでメス下降シリンダ75を作動させるので、この補
正により、メス下降シリンダ75のプランジャ75aの
動作にかかるタイムラグに起因する布切りメス16の降
下位置のずれを補正することが出来ると共に、ミシンの
回転スピードに基づくメス降下位置のずれも補正するこ
とが出来る。また、メス駆動処理(図11)のステップ
S103〜S105の処理において、布切りメス16を
駆動する直前にミシンの回転スピードを検出して、この
検出された回転スピードに応じてタイミング補正を行っ
ているので、ミシンの回転スピードが任意のタイミング
で変化するミシンにおいても、布切りメス16を駆動す
る瞬間の回転スピードに合わせて補正し、布切りメスを
所望の個所に降下させることが出来る。
【0046】なお、本発明のミシンの布切りメス制御装
置は、この実施の形態のボタン穴かがりミシン1の制御
装置に限られず、例えば、この実施の形態では、ミシン
の制御装置に布切りメス制御装置の機能を付加した形態
で説明したが、布切りメス制御装置をミシンの制御装置
と別体に設けて、布切りメスのみを制御するものとして
も良い。また、布切りメスの駆動タイミングやその補正
タイミングを針数を単位に説明してきたが、針数を単位
にせず、時間や上軸の回転角度や送り位置を単位にタイ
ミングをとるようにしても良い。また、回転数検出手段
は、この実施の形態で示したように、実際にミシンの上
軸の回転を検出して回転スピードを検出する検出手段と
しても良いし、その他、例えば、設定データに基づきミ
シンの回転スピードが決定されるようなミシンの場合で
は設定データを検出する(読み込む)ことでミシンの回
転スピードを検出する検出手段としても良い。
【0047】また、布切りメス16を備えた布切り装置
の構成として、作動手段としての布切りメス下降シリン
ダ75の作動により、別の駆動手段(メス駆動アーム3
6)の駆動力を布切りメス16に伝達させることで布切
りメス16を降下させる構成を示したが、このような構
成に限られず、例えば、ソレノイドやエアーピストン等
の作動手段の駆動を直に布切りメスに伝達して布を切断
する構成の布切り装置であっても、本発明は同様に作用
するものである。その他、この実施の形態で示した細部
構造および処理手順の細部は、発明の主旨に逸脱しない
範囲で適宜変更可能である。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、回転数検
出手段によりミシンの回転スピードを検出すると共に、
この回転スピードに基づいて布切りメスを作動させる作
動部の始動タイミングを補正し、この補正した始動タイ
ミングで前記作動部を作動させて布切りメスを降下させ
るので、上記の補正により、作動部の動作にかかるタイ
ムラグに起因した布切りメスの降下位置のずれを補正す
ることが出来ると共に、ミシンの回転スピードに基づく
メス降下位置のずれも補正することが出来る。
【0049】請求項2記載の発明によれば、検出された
回転スピードに応じて動作すべきタイミングかを判断し
て補正を行うので、ミシンの回転スピードが任意のタイ
ミングで変化するミシンにおいても、布切りメスを駆動
開始すべき瞬間の回転スピードに合わせて補正し、布切
りメスを所望の個所に降下させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の布切りメス制御装置を
備えたボタン穴かがりミシンの概観を示す斜視図であ
る。
【図2】同、ボタン穴かがりミシンに備わる布切り装置
の構成を示す斜視図である。
【図3】同、ボタン穴かがりミシンの回路構成を示すブ
ロック図である。
【図4】ボタン穴かがりミシンの制御部により行われる
ボタン穴かがり処理のゼネラルフローの処理手順を示す
フローチャートである。
【図5】図4のゼネラルフロー中にある縫製データ作成
サブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図6】図5の縫製データ作成処理中にあるメス駆動タ
イミング演算サブルーチンの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図7】図6のメス駆動タイミング演算処理のメス駆動
針数Mnを説明する図表である。
【図8】縫製パターンの各部の長の変数を説明する図で
ある。
【図9】図4のゼネラルフロー中にある縫製サブルーチ
ンの処理手順を示すフローチャートである。
【図10】図9の縫製処理中にある針上位置割込み処理
サブルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図11】図10の針上位置割込み処理中にあるメス駆
動処理サブルーチンの処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図12】図11のメス駆動処理中にある針数αとミシ
ンスピードとの対応を示す図表である。
【符号の説明】
1 ボタン穴かがりミシン 16 布切りメス 31 メス取付け板(布切り手段を構成) 35 駆動アーム(布切り手段を構成) 36 メス駆動アーム(布切り手段を構成) 37 メス駆動フック(布切り手段を構成) 75 布切りメス下降シリンダ(作動手段) 75a プランジャ(作動部) 100 CPU(制御手段) 118 TG発生器(回転数検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被縫製物上に布切りメスを降下させて被
    縫製物を切断する布切り手段と、 電気的な制御により作動部を動作させ、この作動部の動
    作に基づき前記布切り手段を駆動させる作動手段と、 ミシンの回転スピードを検出する回転数検出手段と、 前記作動手段の作動部を動作させて前記布切り手段の駆
    動制御を行うと共に、所定の針数に合わせて前記布切り
    メスを降下すべく、前記回転数検出手段の検出出力に基
    づいて前記作動部の始動タイミングを補正する制御手段
    とを備えたことを特徴とするミシンの布切りメス制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記回転数検出手段か
    らの検出出力を読み込み、この検出出力に基づき前記作
    動部を動作させるべき前記作動部の動作タイミングかを
    判断することを特徴とする請求項1記載のミシンの布切
    りメス制御装置。
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Cited By (5)

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