JP2007289336A - ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】ミシンにおいて保持される被縫製物に対する縫い針の針先の位置を確認しやすくすることができるミシンを実現する。
【解決手段】ミシン100を停止して主軸2の回転を止めた状態において縫製パターンを設定する際に、操作パネル300を操作することによって、中押さえ退避機構M3による中押さえ29の退避を解除するとともに、中押さえ高さ調節機構M4を駆動させて中押さえ29の高さを可動範囲の最上点と最下点とに切り替えることなどによって、針板110上の保持枠111に保持されている被縫製物に対する縫い針108の針先位置を確認することや、中押さえ29と保持枠111とが接触してしまわないように確認することを可能にした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミシンに係り、特に中押さえ装置を備えるミシンに関する。
従来、被縫製物である布が縫い針との摩擦により縫い針と共に上昇してばたつくのを防止するため、縫い針の上昇時に布の針貫通部周辺を下方に押さえつける中押さえ装置が設けられているミシンがある。
中押さえ装置は、縫い針が布から上昇する際に中押さえにより布を下方に押さえ付け、縫い針が布から完全に上昇した後は中押さえが縫い針と共に上昇するようになっている。(例えば、特許文献1参照。)。
また、図16に示す中押さえ装置500は、上軸502の回転運動を偏心カム503によって揺動運動に変換するととともに、その揺動を複数のリンク(504〜509)などを介して中押さえ510に伝達することによって、その中押さえ510を上下動させるようになっている。
この中押さえ装置500は、図17に示すように、偏心カム503が図中左側となる配置において中押さえ510を下死点に移動させ、また、図18に示すように、偏心カム503が図中右側となる配置において中押さえ510を上死点に移動させる。この際、ネジ部材511によって軸支されているリンク507とリンク512のそれぞれの一端部はミシンフレームの壁面520に当接しており、各リンク(507、512)は、ミシンフレームの壁面520を支点とするように揺動するようになっている。
なお、上軸502の回転運動は、ミシンの縫い針を上下動させる駆動力としても利用されるようになっている。
また、ミシンが停止した状態において、ミシンの針板上面の布保持部への布の出し入れを行いやすいように、縫い針(図示省略)は上軸502の回動によって上方の退避位置に移動されるとともに、図19に示すように、中押さえ510は、中押さえ上げ部材530によって上方に引き上げられている。この中押さえ510が引き上げられる際、ネジ部材511によって軸支されているリンク507とリンク512のそれぞれの一端部はミシンフレームの壁面520から離間するとともに、リンク512の他端部とミシンフレームとを連結している引っ張りバネ513が延伸されるようになっている。なお、この引っ張りバネ513は、中押さえ510の先端部(下端部)が布を下方に向かって付勢する付勢力を付与するためのものである。
そして、このミシンが停止した状態において、縫い針の針先をミシンの布保持部に保持されている布の表面に近付けるようにして、その布に対する縫い針の針落ち位置を確認する作業を行うことがある。
特開平7−178272号公報
しかしながら、上記従来技術の場合、中押さえ510が中押さえ上げ部材530によって上方に引き上げられている状態において、縫い針を退避位置から下方に移動させて縫い針の針先を布の表面に近付けるるために、プーリ501を手回しすることにより上軸502を回転させる際、延伸された引っ張りバネ513による収縮力によって、縫い針を上方に押し戻すように、上軸502に逆方向の回転力が作用することとなるので、縫い針の針先を布の表面に近付けることは困難であった。
また、中押さえ上げ部材530による中押さえ510の引き上げを解除した状態で、縫い針の針先を布の表面に近付けた場合、縫い針の上下動と同期して上下動する中押さえ510が、縫い針の針先を覆ってしまうので、縫い針の針先の位置を視認しにくく確認できないことがある問題があった。
本発明の目的は、ミシンにおいて保持される被縫製物に対する縫い針の針先の位置を確認しやすくすることができるミシンを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、主軸の回転により上下動する縫い針と、被縫製物を針板上に保持する保持枠と、縫製時に被縫製物を針板側に押さえつける中押さえと、縫い針の上下動と連動するように、主軸の回転により中押さえを上下動させる中押さえ上下動機構と、中押さえ上下動機構に接続されて、中押さえを針板側に付勢する付勢機構と、中押さえの上下動経路における中押さえの高さを調節する中押さえ高さ調節機構と、ミシン停止時に付勢機構による付勢力に反して中押さえを退避位置に上昇させる中押さえ退避機構と、入力操作により縫製パターンを設定する縫製パターン設定手段と、を備え、縫製パターン設定手段により設定された縫製パターンに基づいて縫製を行うミシンにおいて、縫製パターン設定手段による縫製パターンの設定時に、入力操作により中押さえ退避機構による中押さえの退避を解除するとともに、中押さえ高さ調節機構を駆動させて中押さえの高さを可動範囲の最上点と最下点とに切り替える中押さえ高さ切替手段を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ミシンは、ミシンを停止して主軸の回転を止めた状態において入力操作により縫製パターンを設定する際に、所定の入力操作に基づき、中押さえ退避機構による中押さえの退避を解除するとともに、中押さえ高さ調節機構を駆動させて中押さえの高さを可動範囲の最上点と最下点とに切り替えることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミシンにおいて、縫製パターン設定手段により設定された縫製パターンを記憶する縫製パターン記憶手段を備え、その縫製パターン記憶手段に記憶されている縫製パターンに基づいて、縫い針の被縫製物に対する針落ち位置を確認する際に、中押さえ高さ切替手段によって中押さえ退避機構による中押さえの退避を解除するとともに、中押さえ高さ調節機構を駆動させて中押さえの高さを可動範囲の最上点と最下点とに切り替えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の作用を奏するとともに、ミシンは、ミシンを停止して主軸の回転を止めた状態において、縫製パターン記憶手段に記憶されている縫製パターンに基づいて縫い針の被縫製物に対する針落ち位置を確認する際に、所定の入力操作に基づき、中押さえ退避機構による中押さえの退避を解除するとともに、中押さえ高さ調節機構を駆動させて中押さえの高さを可動範囲の最上点と最下点とに切り替えることができる。
請求項1に記載の発明によれば、ミシンは、ミシンを停止して主軸の回転を止めた状態において入力操作により縫製パターンを入力しつつ、被縫製物を縫製パターンに従ってX方向、Y方向に移動する際に、被縫製物上に縫い針を降下させて縫い位置を確認しやすくするために、所定の入力操作に基づき、中押さえ退避機構による中押さえの退避を解除するとともに、中押さえ高さ調節機構を駆動させて中押さえの高さを可動範囲の最上点と最下点とに切り替えることができる。
つまり、ミシンにおいて、中押さえ退避機構による中押さえの退避が解除された状態においては、付勢機構による付勢力が、中押さえを針板から離間させる方向に主軸を回転させるように作用することはないので、その中押さえと連動して上下動する縫い針に対しても針板から離間させる方向に力が作用することはない。
従って、縫製パターンを設定する際に、主軸を所定方向に手動回転させることによって、縫い針を退避位置側から下方に移動させて、縫い針の先端部を針板の上面に近付けることができるので、中押さえ高さ調節機構により中押さえを最上点に移動させた配置で、縫い針の先端部を針板の上面に近付けることによって、針板上の保持枠に保持されている被縫製物に対する縫い針の針先位置を視認しやすくすることができ、縫い針の針落ち位置を確認することができる。
また、中押さえ高さ調節機構により中押さえを最下点に移動させた配置において、中押さえと保持枠とが接触してしまわないように調整することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ミシンは、ミシンを停止して主軸の回転を止めた状態において、縫製パターン記憶手段に記憶されている縫製パターンに基づいて縫い針の被縫製物に対する針落ち位置を確認する際に、所定の入力操作に基づき、中押さえ退避機構による中押さえの退避を解除するとともに、中押さえ高さ調節機構を駆動させて中押さえの高さを可動範囲の最上点と最下点とに切り替えることができる。
つまり、ミシンにおいて、中押さえ退避機構による中押さえの退避が解除された状態においては、付勢機構による付勢力が、中押さえを針板から離間させる方向に主軸を回転させるように作用することはないので、その中押さえと連動して上下動する縫い針に対しても針板から離間させる方向に力が作用することはない。
従って、縫製パターンに基づいて縫い針の被縫製物に対する針落ち位置を確認する際に、主軸を所定方向に手動回転させることによって、縫い針を退避位置側から下方に移動させて、縫い針の先端部を針板の上面に近付けることができるので、中押さえ高さ調節機構により中押さえを最上点に移動させた配置で、縫い針の先端部を針板の上面に近付けることによって、針板上の保持枠に保持されている被縫製物に対する縫い針の針先位置を視認しやすくすることができ、縫い針の針落ち位置を確認することができる。
また、中押さえ高さ調節機構により中押さえを最下点に移動させた配置において、中押さえと保持枠とが接触してしまわないように調整することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係るミシンの実施の形態について詳細に説明する。
なお、本実施形態では、ミシンとして電子サイクルミシンを例に説明する。
電子サイクルミシンは、縫製を行う被縫製物である布を保持する保持枠を有し、その保持枠が縫い針に対し相対的に移動することにより、保持枠に保持される布に所定の縫製データ(縫製パターン)に基づく縫い目を形成するミシンである。
ここで、後述する縫い針108が上下動を行う方向をZ軸方向(上下方向)とし、これと直交する一の方向をX軸方向(左右方向)とし、Z軸方向とX軸方向の両方に直交する方向をY軸方向(前後方向)と定義する。
電子サイクルミシン100(以下、ミシン100という。)は、図1に示すように、ミシンテーブルTの上面に備えられるミシン本体101と、ミシンテーブルTの下部に備えられミシン本体101を操作するためのペダルRや、ミシンテーブルTの上部に備えられユーザによる入力操作を行うための操作パネル300等を備えている。
(ミシンフレーム及び主軸)
図1、図2に示すように、ミシン本体101は、外形が側面視にて略コ字状を呈するミシンフレーム102を備えている。このミシンフレーム102は、ミシン本体101の上部をなし前後方向に延びるミシンアーム部102aと、ミシン本体101の下部をなし、前後方向に延びるミシンベッド部102bと、ミシンアーム部102aとミシンベッド部102bとを連結する縦胴部102cとを有している。
このミシン本体101は、ミシンフレーム102内に動力伝達機構が配され、回動自在で前後方向に延びる主軸2(図4参照)及び図示しない下軸を有している。主軸2はミシンアーム部102aの内部に配され、下軸(図示省略)はミシンベッド部102bの内部に配されている。
主軸2は、主軸モータ2a(図8参照)に接続され、この主軸モータ2aにより回動力が付与される。また、下軸(図示省略)は、縦軸(図示省略)を介して主軸2と連結されており、主軸2が回動すると、主軸2の動力が縦軸を介して下軸側へ伝達し、下軸が回動するようになっている。
主軸2の前端には、主軸2の回動によりZ軸方向に上下動する針棒108aが接続されており、その針棒108aの下端には、縫い針108が交換可能に備えられている。つまり、主軸2の回動により縫い針108はZ軸方向に上下動する。
ミシンアーム102aには、縫い針108の上下動による布の浮き上がりを防止するために、針棒108aの上下動と連動して上下動し、縫い針108の周囲の布を下方に押圧する中押さえ29を有する中押さえ装置1(図3参照)が設けられている。なお、中押さえ装置1の本体はミシンアーム部102aの内部に配設されており、縫い針108は、中押さえ29の先端側に形成されている貫通孔に挿通されて備えられている。
また、図1、図2に示すように、ミシンベッド部102b上には、針板110が配設されており、この針板110の上方に保持枠111及び縫い針108が配置されるようになっている。
保持枠111は、ミシンアーム部102aの前端部に配される取付部材113に取り付けられており、その取付部材113にはミシンベッド102b内に配置されたX軸モータ(図示省略)及びY軸モータ(図示省略)に連結されている。
保持枠111は、針板110上で被縫製物である布を保持し、X軸モータ及びY軸モータの駆動に伴い、保持した布を保持枠111ごと前後左右方向に移動するようになっている。保持枠111の移動と、縫い針108や釜(図示省略)の動作が連動することにより、布に所定の縫製パターンデータの縫い目データに基づく縫い目が形成される。
また、保持枠111は、布押さえ(図示省略)と下板(図示省略)とを備えており、取付部材113はミシンアーム102a内に配置された布押さえモータ(図示省略)の駆動により上下駆動が可能であり、布押さえの下降時に下板との間で布を挟持し保持するようになっている。
ペダルRは、ミシン100を駆動させ、針棒108a(縫い針108)を上下動させたり、保持枠111を動作させたりするための操作ペダルとして作動する。すなわちペダルRには、ペダルRが踏み込まれたその踏み込み操作位置を検出するためのセンサが組み込まれており、センサからの出力信号がペダルRの操作信号として後述する制御装置200に出力され、制御装置200はその操作位置、操作信号に応じて、ミシン100を駆動し、動作させるように構成されている。
また、ミシン100には、ユーザによる操作入力を行うための操作パネル300が設けられており、操作パネル300に入力された各種データや操作信号は、後述する制御装置200に出力される。
なお、操作パネル300は、液晶表示パネルとその液晶表示パネルの表示画面上に設けられたタッチパネルとを備えて構成されており、液晶表示パネルに表示される各種操作キー等をタッチ操作することにより、タッチパネルがタッチ指示された位置を検出し、検出した位置に応じた操作信号を後述する制御装置200に出力するようになっている。
(中押さえ装置)
中押さえ装置1は、図3〜図5に示すように、縫製時に布を針板110側に押さえ付ける中押さえ29と、主軸2の回転により上下動する縫い針108に合わせて中押さえ29を上下動させる中押さえ上下動機構M1と、中押さえ29を針板110側に付勢する付勢機構M2と、中押さえ29を縫製終了後に退避高さ位置に上昇させる中押さえ退避機構M3と、中押さえ29の高さを調節する中押さえ高さ調節機構M4と、を備えている。
中押さえ上下動機構M1は、先端に縫い針108を備える針棒108aを上下方向に駆動させる主軸2(図4参照)の回動により、中押さえ29を上下動させるようになっている。
図4に示すように、主軸2には偏心カム3が固定され、その偏心カム3には接続リンク4が連結されている。接続リンク4には揺動軸抱き5が連結され、揺動軸抱き5には揺動軸6の一端部が連結されている。
揺動軸6の他端部には、図5に示すように、中押さえの上下方向D1の移動量を調節する中押さえ調節腕7の基端部が固定されている。中押さえ調節腕7には溝カム7aが形成されている。この溝カム7aは弧状の長孔になっており、この溝カム7aの所望の位置で第1リンク8の一端部が調節ナット9と段ねじ10により軸支されている。この軸支位置は、溝カム7aに沿って調節可能となっている。
第1リンク8の他端部は、図5に示すように、第2リンク11の長手方向略中間に段ねじ12より回動自在に連結されている。ここで、調節ナット9が係合する溝カム7aは、中押さえ29が上下往復運動の下死点にあるときに、段ねじ12の軸心を中心とした円弧の一部となるように形成されている。
そして、第2リンク11の一端部は、後述する位置決めリンク13に軸支されている。第2リンク11の一端部が、位置決めリンク13に軸支されることで、通常の縫製時に中押さえ29が上下動を行う際には、引っ張りばね16の弾性力により第2リンク11の一端部が規制部材19に押し当てられた状態を維持する。そして、中押さえ29が、予定された下死点位置まで下降できないような障害、例えば、布の段差等に押し当てられた場合等には、引っ張りばね16の弾性力に抗して位置決めリンク13が回動を行い、第2リンク11の一端部の支点が引っ張りばね16に抗して下降することで中押さえ29を上方に逃がすことが可能となっている。これにより、中押さえ29の破損が防止される。
第2リンク11の他端部は、図5に示すように、第3リンク20の一端部に段ねじ21により回動自在に連結されている。第3リンク20の他端部には、第4リンク22の一端部が段ねじ23により第3リンク20の長手方向に対して直列となるように回動自在に連結されている。そして、本実施形態では、この第3リンク20と第4リンク22とで中押さえリンク部材24が構成されている。
第4リンク22の他端部には、リンク中継板25が段ねじ26により連結されている。リンク中継板25には中押さえ棒抱き27が固定されており、中押さえ棒抱き27には上下方向に延びる中押さえ棒28が保持されている。中押さえ棒28の下端部には、縫製時に布地を針板110側に押さえ付ける中押さえ29が取り付けられている。中押さえ棒28の上端部には押圧ばね30が設けられており、ボルト31及びナット32により中押さえ棒抱き27に取り付けられている。押圧ばね30は、中押さえ29が縫製時に縫い針108と同期して上下動を行う際に、中押さえ29を下方に押圧する。
そして、本実施形態では、第1リンク8、第2リンク11、第3リンク20、第4リンク22等により、中押さえ上下動機構M1が構成されている。
段ねじ23は、角駒33及び案内部材34とともに第3リンク20と第4リンク22とを連結している。すなわち、第4リンク22の正面側には案内部材34が設けられ、この案内部材34の正面側には角駒33が設けられており、第3リンク20、第4リンク22、角駒33及び案内部材34が一つの段ねじ23で連結されている。
角駒33は、段ねじ23と、第3リンク20と第4リンク22の連結部Pとの隙間を埋めるスペーサの役割を果たしており、各リンクのがたつきを防ぎ、各部材を円滑に駆動させる機能を備えている。
案内部材34は、略F字状の板材であり、上端部34tが段ねじ35によりミシン筐体(ミシンフレーム102)に回動自在に取り付けられている。案内部材34の下端部近傍には、上下方向に長尺な長孔34aが形成されている。この長孔34aは、内側に角駒33がスライド可能に嵌めこまれており、案内部材34は、第3リンク20と第4リンク22の連結部Pを中押さえ29の上下方向D1に移動可能とし、かつ、第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2を横切る方向D3への移動を規制している。
また、図5に示すように、案内部材34には、当該案内部材34を第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2を横切る方向D3に移動させる移動リンク36の一端部が、段ねじ37により長孔34aの上部近傍に回動自在に連結されている。移動リンク36の他端部には偏心カム38が連結されており、この偏心カム38には可変軸39の一端部が連結されている。
可変軸39の他端部は、図4に示すように、ベアリング40、かさ歯車41を介して駆動手段としてのモータ42に連結されている。つまり、モータ42の駆動が、可変軸39、偏心カム38、移動リンク36の順に伝達され、移動リンク36が案内部材34を移動させるようになっている。
モータ42は、パルスモータが採用されており、正逆方向に回動自在であるとともに、その回動量及び駆動のタイミングが制御装置200により制御可能となっている。
そして、移動リンク36と案内部材34と角駒33等が、中押さえ29の高さを調節する中押さえ高さ調節機構M4として機能する。
位置決めリンク13は、その中央部近傍で段ねじ14によりミシン筐体としてのミシンフレーム102に回動自在に取り付けられ、段ねじ14の位置は、中押さえ29が下死点にあるときの段ねじ12の位置と一致するようになっている。
位置決めリンク13の一端部は、ミシン面部側に向かって略コ字状に折り返されており、折り返された先端部にはばね掛13aが形成されている。本実施形態における位置決めリンク13は、その一端のばね掛け13aが、当該位置決めリンク13の回動中心である段ねじ14付近まで折り返されており、回動中心からばね掛け13aまでの距離が短くなるように形成されている。ばね掛け13aには引っ張りばね16の一端(上端)が連結されており、引っ張りばね16の他端(下端)は、ミシンフレームに固定されているばね掛15に連結されている。
引っ張りばね16は、ばね掛13aが形成されている位置決めリンク13の一端部を下方に引き下げるように付勢する。すなわち、引っ張りばね16は、第2リンク11における第3リンク20との接続部位が上方に移動した際に、その接続部位を下方に引き下げるようにして中押さえ29を下方に付勢する。つまり、引っ張りばね16と位置決めリンク13が、中押さえ29を針板110側に付勢する付勢機構M2として機能する。
なお、付勢機構M2は、位置決めリンク13が第2リンク11に連結されることによって中押さえ上下動機構M1に接続されている。
位置決めリンク13の他端部にはストッパ17が連結されており、第2リンク11の一端部と位置決めリンク13の他端部とが一つの段ねじ18によって連結されている。また、ストッパ17は、段ねじ14で位置決めリンク13とともにミシンフレーム102に回動自在に取り付けられている。ストッパ17の一端部17aの上方には、当該ストッパ17の一端部の上方への移動を規制するように規制部材19が設けられている。なお、この規制部材19は、ミシンフレーム102の一部で代用してもよい。
図4に示すように、かさ歯車41には、かさ歯車43が歯合されており、モータ42の駆動を可変軸39の軸方向と直交する方向D4に出力することができるようになっている。かさ歯車43の後端にはベアリング44、中押さえ昇降カム45等が同軸上に連結されている。
中押さえ昇降カム45は、軸方向端面に図示しない溝を有する溝カムである。
中押さえ昇降カム45は、その溝がカム部となっており、当該中押さえ昇降カム45の回動範囲の半分は、回動中心から溝までの距離がほぼ同一の円弧状に形成され(以下、維持部という)、残る半分は、回動中心から溝までの距離が、その維持部における回動中心から溝までの距離よりも大きく、かつ、滑らかに変化する形状(以下、変化部という)となっている。
この中押さえ昇降カム45は、中押さえ29を縫製終了後の退避位置に上昇させる中押さえ上げ部材46の一端部46aを上下に昇降させるものであり、当該中押さえ昇降カム45の溝の内部には、中押さえ上げ部材46の他端部に設けられた円筒状のコロ47が摺動自在に嵌合されている。そして、コロ47が中押さえ昇降カム45の維持部に沿って移動する際には、中押さえ上げ部材46の一端部46aは昇降しないが、コロ47が中押さえ昇降カム45の変化部に沿って移動する際には、中押さえ上げ部材46の一端部46aが昇降するようになっている。
このような溝カムである中押さえ昇降カム45の図示しない溝の内側にはコロ47を介して押さえ上げ部材46の他端部が係合しているので、中押さえ昇降カム45が回転を行わない限り中押さえ上げ部材46は揺動を行うことがなく、一定の状態を維持することが可能となっている。そして、中押さえ昇降カム45、中押さえ上げ部材46及びコロ47により、中押さえ退避機構M3が構成されている。
中押さえ上げ部材46は、その中腹部で軸部材すなわちピン48によりミシンフレーム102に回動自在に取り付けられて支持されている。かかる中押さえ上げ部材46は、その一端部46aが中押さえ棒抱き27の下方に位置するように設けられており、コロ47が中押さえ昇降カム45の変化部に沿って移動し、中押さえ上げ部材46の一端部46aが上昇することで中押さえ棒抱き27を上昇させ、中押さえ29を退避位置に上昇させることができるようになっている。
(縫製時における中押さえの動作)
次に、上記構成を有する中押さえ装置1の中押さえ上下動機構M1の動作について説明する。
主軸モータ2aの駆動により主軸2を回転させて偏心カム3を回動させると、接続リンク4の先端は主軸2の軸線に略直交する方向(第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3)に揺動し、接続リンク4に連結された揺動軸抱き5も同方向に揺動する。その揺動軸抱き5が揺動することにより、揺動軸6も揺動するため、第1リンク8の一端部が揺動支点となって第1リンク8の他端部が揺動軸6の軸線に略直交する方向(第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3)に揺動する。第1リンク8の他端部の揺動に伴い、第2リンク11の他端部は第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に揺動し、第2リンク11の他端部に連結された第3リンク20及び第4リンク22は、その直列方向(上下方向)D2に揺動する。第3リンク20及び第4リンク22の揺動に伴い、第4リンク22に連結された中押さえ棒28は上下方向D1に沿って下方に移動するため、中押さえ29が上下方向に移動する。また、主軸2の回転により縫い針108が上下動するので、その縫い針108の上下動と連動するように中押さえ29は上下動する。
なお、主軸2の回転により上下動する縫い針108と連動するように、中押さえ上下動機構M1により上下動する中押さえ29のストロークは0〜4〔mm〕であり、主軸2の角度が0°のときに4mm(上死点)、主軸2の角度が180°のときに0mm(下死点)となるように上下動する。
(中押さえ装置による中押さえの高さの調節動作)
次に、上記構成を有する中押さえ装置1の中押さえ高さ調節機構M4による中押さえ29の高さの調節動作について説明する。
モータ42の駆動は、かさ歯車41、ベアリング40を介して可動軸39に伝達され、可動軸39は回動を始める。可動軸39の回動により、偏心カム38も回動し、移動リンク36は、可動軸39の軸線に略直交する方向(第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3)に揺動する。移動リンク36の揺動により、案内部材34は第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3に揺動する。
このとき、図6(a)、(b)に示すように、案内部材34の長孔34aで連結された第3リンク20と第4リンク22の連結部Pの段ねじ23(角駒33)は、そのねじ部分が長孔34aによって、第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3への移動が規制されているため(図6(a)参照)、揺動により伝達される力を逃がす場所が無くなり、段ねじ23(角駒33)は長孔34aに沿って上方に移動し、段ねじ23(角駒33)の案内部材34に追随した移動に伴って、直列に並んで連結されていた第3リンク20と第4リンク22同士がなす角度が変化し、中押さえリンク部材24は、略く字状になる(図6(b)参照)。中押さえリンク部材24が略く字状になると、中押さえ29は上下方向D1に沿って上方に移動する。これにより、中押さえ29の針板110からの中押さえ29の高さを調節することができる。
なお、中押さえ高さ調節機構M4によって高さ調節される中押さえ29の高さの範囲は0〜7〔mm〕であり、案内部材34の揺動により中押さえリンク部材24が最も屈曲された際(例えば、図6(b)の状態)に可動範囲の最上点である7mmとなり、中押さえリンク部材24が一直線状となった際(例えば、図6(a)の状態)に可動範囲の最下点である0mmとなる。
(中押さえ装置による中押さえの退避動作)
次に、上記構成を有する中押さえ装置1の中押さえ退避機構M3により、縫製終了後に中押さえ29を退避位置に移動させるときの動作について説明する。
モータ42の駆動は、かさ歯車41やかさ歯車43を介して中押さえ昇降カム45に伝達され、中押さえ昇降カム45の回動に伴いコロ47が中押さえ昇降カム45の溝における変化部に沿って移動し、中押さえ上げ部材46の一端部46aが上昇する。
このとき、図7に示すように、中押さえ上げ部材46の一端部46aが中押さえ棒抱き27を押し上げて、中押さえ29を退避位置に上昇させる。
この中押さえ上げ部材46が中押さえ棒抱き27を上昇させる際、中押さえリンク部材24(第3リンク20、第4リンク22)が連結されている第2リンク11が揺動することに伴い、位置決めリンク13が揺動することで、付勢機構M2の引っ張りばね16を引き伸ばすこととなる。つまり、中押さえ退避機構M3は、付勢機構M2による付勢力に反して中押さえ29を退避位置に上昇させている。そして、中押さえ退避機構M3により中押さえ29が退避位置に移動されている状態では、付勢機構M2の引っ張りばね16による縫い針108を上方に押し戻すように主軸2を回転させる付勢力の作用によって、プーリ(図示省略)を手回しすることで主軸2を手動回転させて、縫い針108を退避位置側から下方に移動させることが困難となっている。
なお、中押さえ退避機構M3によって退避位置に上昇される中押さえ29の高さは、例えば、主軸2の角度が53°のときに針板110の上面から20mmの位置である。この際、縫い針108の先端部の高さは針板110の上面から17mmの位置となる。
(制御装置)
次に、ミシンの制御装置200について説明する。
図8に示すように、制御装置200は、ミシン100の各部の動作や縫製パターン等の設定に関する処理プログラムに従って各種制御や処理を実行するCPU201と、処理プログラムを展開してCPU201の作業エリアとなるRAM202と、各種処理を実行するための処理プログラムや処理データ等が記憶されるROM203と、を備えている。
ROM203には、ユーザによる操作パネル300の入力操作により縫製パターンを設定する機能を実現させる縫製パターン設定プログラム203aが記憶されている。すなわち、CPU201が縫製パターン設定プログラム203aを実行することにより、制御装置200は、ユーザによる操作パネル300の入力操作に基づいて縫製パターンを設定する縫製パターン設定手段として機能する。なお、縫製パターン設定手段としてのCPU201により設定された縫製パターンに関する縫製パターンデータ203cは、縫製パターン記憶手段としてのRAM202やROM203に記憶され格納されている。
また、ROM203には、ユーザによる操作パネル300の入力操作により中押さえ退避機構M3による中押さえ29の退避を解除するとともに、中押さえ高さ調節機構M4を駆動させて中押さえ29の高さを可動範囲の最上点と最下点とに切り替える機能を実現させる中押さえ高さ切替プログラム203bが記憶されている。すなわち、CPU201が中押さえ高さ切替プログラム203bを実行することにより、制御装置200は、ユーザによる操作パネル300の入力操作に基づいて中押さえ退避機構M3による中押さえ29の退避を解除するとともに、中押さえ高さ調節機構M4を駆動させて中押さえ29の高さを可動範囲の最上点と最下点とに切り替える中押さえ高さ切替手段として機能する。なお、中押さえ29の可動範囲の最上点や最下点に対応する高さに関する中押さえ高さデータ203dは、ROM203に記憶され格納されている。
また、CPU201が中押さえ高さ切替プログラム203bを実行することにより、中押さえ高さ切替手段としての制御装置200は、縫製パターン記憶手段(RAM202、ROM203)に記憶されている縫製パターンデータに基づいて、縫い針108の被縫製物に対する針落ち位置を確認する際に、中押さえ退避機構M3による中押さえ29の退避を解除するとともに、中押さえ高さ調節機構M4を駆動させて中押さえ29の高さを最上点と最下点とに切り替える機能を実現させる。
(中押さえの動作制御)
次に、本発明に係るミシン100における中押さえ装置1の中押さえ29の動作制御について、図9、図10に示すフローチャートに基づき説明する。
まず、操作パネル300が所定の本体入力モードとなっている状態において、所定の機能選択キーが押下されると(ステップS101;Yes)、所定の機能が実行されて(ステップS102)、ステップS101に戻る。
所定の機能選択キーが押下されず(ステップS101;No)、所定の数値入力キーが押下されると(ステップS103;Yes)、入力された数値設定が行われて(ステップS104)、ステップS101に戻る。
一方、所定の数値入力キーが押下されず(ステップS103;No)、制御装置200が所定のデータ設定キーが押下されたと判断すると(ステップS105;Yes)、ステップS106へ進む。
また、制御装置200が所定のデータ設定キーは押下されていないと判断すると(ステップS105;No)、ステップS121(図10)へ進む。
ステップS106において、操作パネル300には、図11に示すような、縫製パターンデータを作成し設定するためのデータ設定画面が表示される(ステップS106)。
そして、制御装置200は、操作パネル300の8方向キー301が押下されたか否かを判断する(ステップS107)。
制御装置200が、8方向キー301が押下されたと判断すると(ステップS107;Yes)、保持枠111と縫い針108(中押さえ29)との相対位置を変化させるように、制御装置200は保持枠111をその8方向キー301に応じた方向に移動させるとともに、操作パネル300に表示される縫い針108の位置に対応するカーソルKを移動させる(ステップS108)。
一方、制御装置200が、8方向キー301は押下されていないと判断すると(ステップS107;No)、ステップS107に戻る。
次いで、制御装置200は、操作パネル300の決定キー302が押下されたか否かを判断する(ステップS109)。
制御装置200が、決定キー302が押下されたと判断すると(ステップS109;Yes)、操作パネル300に表示されるカーソルKの位置に関する座標データを縫製データとしてRAM202などに記憶する(ステップS110)。
一方、制御装置200が、決定キー302は押下されていないと判断すると(ステップS109;No)、ステップS107に戻る。
次いで、制御装置200は、操作パネル300の中押さえ上下キー303がユーザの操作により押下されたか否かを判断する(ステップS111)。
制御装置200が、中押さえ上下キー303が押下されたと判断すると(ステップS111;Yes)、ステップS114へ進む。
一方、制御装置200が、中押さえ上下キー303は押下されていないと判断すると(ステップS111;No)、制御装置200は、操作パネル300の確定キー304が押下されたか否かを判断する(ステップS112)。
制御装置200が、確定キー304が押下されたと判断すると(ステップS112;Yes)、制御装置200は、複数の縫製データ(座標データ)を縫製パターンデータとして関連付けるようにしてRAM202などに記憶し(ステップS113)、縫製パターンデータ作成処理を終了して、ステップS101に戻る。
一方、制御装置200が、確定キー304は押下されていないと判断すると(ステップS112;No)、ステップS107に戻る。
ステップS114において、制御装置200は、3進カウンタC=C+1との処理を行う(ステップS114)。
なお、3進カウンタCの初期値はC=0である。そして、3進カウンタCがC=0であり、ミシンが停止している主軸2の停止時であって主軸2の角度が53°である状態において、縫い針108の先端部は、図12に示すように、針板110の上面から17〔mm〕の高さに位置しており、中押さえ29は中押さえ退避機構M3により針板110の上面から20〔mm〕の高さである退避位置に上昇されている。
このように、縫い針108や中押さえ29と、針板110との間にスペースを確保することによって、布を保持枠111に装着しやすくなっている。
次いで、制御装置200は、3進カウンタCがC=1であるか否かを判断する(ステップS115)。
制御装置200が、3進カウンタCがC=1であると判断すると(ステップS115;Yes)、制御装置200は、中押さえ退避機構M3による中押さえ29の退避を解除するとともに、中押さえ高さ調節機構M4を動作させて、中押さえ29を最上点に移動させるように切り替えて(ステップS116)、ステップS107に戻る。
ここで、中押さえ29の退避が解除されて、中押さえ高さ調節機構M4により中押さえ29が最上点に移動された配置は、図13(a)に示すように、縫い針108の先端部が針板110の上面から17〔mm〕の高さに位置した状態であって、中押さえ29が針板110の上面から10〔mm〕の高さに位置する状態である。なお、主軸2の角度が53°であって、中押さえ高さ調節機構M4により中押さえ29が最上点に移動された配置においては、中押さえ29のストロークに伴う3〔mm〕と中押さえ29の最上点である7〔mm〕とが加算されて、中押さえ29が針板110の上面から10〔mm〕の高さに位置している。
そして、中押さえ退避機構M3による中押さえ29の退避動作が解除された状態では、付勢機構M2の引っ張りばね16による縫い針108を上方に押し戻すように主軸2を回転させる付勢力は作用しないため、プーリ(図示省略)を手回しすることで主軸2を手動回転させることによって、縫い針108を退避位置側から下方に移動させて、縫い針108の先端部を針板110の上面に近付けることが可能になるので、図13(b)に示すように、縫い針108の針先を布の表面や針板110の上面に対して所望する距離に近接させることができる。なお、プーリが手回しされたことにより主軸2の角度が100°〜110°となって、中押さえ高さ調節機構M4により中押さえ29が最上点に移動された配置においては、中押さえ29のストロークに伴う2〔mm〕と中押さえ29の最上点である7〔mm〕とが加算されて、中押さえ29が針板110の上面から9〔mm〕の高さに位置している。
このように、縫い針108の針先を針板110の上面に近付けて、縫い針108の針先が布の表面に近接した状態にして、8方向キー301を操作することにより保持枠111と縫い針108との相対位置を変化させることによって、その保持枠111に保持されている布に対する縫い針108の針先位置を視認しやすくなり、縫い針108の針落ち位置を確認しやすくなる。
一方、制御装置200が、3進カウンタCがC=1でないと判断すると(ステップS115;No)、制御装置200は、3進カウンタCがC=2であるか否かを判断する(ステップS117)。
制御装置200が、3進カウンタCがC=2であると判断すると(ステップS117;Yes)、制御装置200は、中押さえ退避機構M3による中押さえ29の退避を解除するとともに、中押さえ高さ調節機構M4を動作させて、中押さえ29を最下点に移動させるように切り替えて(ステップS118)、ステップS107に戻る。
ここで、中押さえ29の退避が解除されて、中押さえ高さ調節機構M4により中押さえ29が最下点に移動された配置は、図13(c)に示すように、中押さえ29が針板110の上面から2〔mm〕の高さに位置する状態である。なお、主軸2の角度が100°〜110°であって、中押さえ高さ調節機構M4により中押さえ29が最下点に移動された配置においては、中押さえ29のストロークに伴う2〔mm〕と中押さえ29の最下点である0〔mm〕とが加算されて、中押さえ29が針板110の上面から2〔mm〕の高さに位置している。また、中押さえ退避機構M3による中押さえ29の退避動作が解除された状態では、プーリ(図示省略)を手回しすることで主軸2を手動回転させることによって、縫い針108を退避位置側から下方に移動させることが可能になっているので、縫い針108の先端部の高さ位置は、所望する距離にすることができる。
このように、中押さえ29の先端(下端)を針板110の上面に近付けるように保持枠111に近接させた状態にして、8方向キー301を操作することにより保持枠111と中押さえ29(縫い針108)との相対位置を変化させることによって、中押さえ29と保持枠111とが接触してしまわないように確認することができる。
一方、制御装置200が、3進カウンタCがC=2でないと判断すると(ステップS117;No)、制御装置200は、3進カウンタCをリセットしてC=0とする(ステップS119)。
そして、制御装置200は、中押さえ退避機構M3等を駆動させ、中押さえ上げ部材46によって中押さえ29を退避位置に上昇させるとともに、中押さえ29や縫い針108の配置を図12に示す状態に切り替えて(ステップS120)、ステップS107に戻る。
また、図10に示すフローチャートにおけるステップS121において、制御装置200は、所定のパターン確認キーが押下されたか否かを判断する(ステップS121)。
制御装置200が、所定のパターン確認キーが押下されたと判断すると(ステップS121;Yes)、ステップS122へ進む。
一方、制御装置200が、所定のパターン確認キーは押下されていないと判断すると(ステップS122;No)、ステップS134へ進む。
ステップS122において、操作パネル300には、図15に示すような、縫製パターンデータに基づく縫製パターンを確認するためのパターン確認画面が表示される(ステップS122)。なお、このパターン確認画面において、RAM202やROM203に記憶され格納されている複数の縫製パターンデータの中から、所望する縫製パターンデータを選択して呼び出すことが可能になっている。
そして、制御装置200は、操作パネル300の前進後退キー305が押下されたか否かを判断する(ステップS123)。
制御装置200が、前進後退キー305が押下されたと判断すると(ステップS123;Yes)、制御装置200は、選択されている縫製パターンデータの縫製パターン形状に沿うように、その縫製パターンデータにおける針落ち位置に関する座標データに基づいて、保持枠111と縫い針108(中押さえ29)との相対位置を変化させるように、保持枠111を移動させる(ステップS124)。
一方、制御装置200が、前進後退キー305は押下されていないと判断すると(ステップS123;No)、ステップS123に戻る。
次いで、制御装置200は、操作パネル300の中押さえ上下キー303がユーザの操作により押下されたか否かを判断する(ステップS125)。
制御装置200が、中押さえ上下キー303が押下されたと判断すると(ステップS125;Yes)、ステップS127へ進む。
一方、制御装置200が、中押さえ上下キー303は押下されていないと判断すると(ステップS125;No)、制御装置200は、操作パネル300の確定キー304が押下されたか否かを判断する(ステップS126)。
制御装置200が、確定キー304が押下されたと判断すると(ステップS126;Yes)、縫製パターン確認処理を終了して、ステップS101(図9)に戻る。
一方、制御装置200が、確定キー304は押下されていないと判断すると(ステップS126;No)、ステップS123に戻る。
ステップS127において、制御装置200は、3進カウンタC=C+1との処理を行う(ステップS127)。
なお、3進カウンタCの初期値はC=0である。そして、3進カウンタCがC=0であり、ミシンが停止している主軸2の停止時であって主軸2の角度が53°である状態において、縫い針108の先端部は、図12に示すように、針板110の上面から17〔mm〕の高さに位置しており、中押さえ29は中押さえ退避機構M3により針板110の上面から20〔mm〕の高さである退避位置に上昇されている。
このように、縫い針108や中押さえ29と、針板110との間にスペースを確保することによって、布を保持枠111に装着しやすくなっている。
次いで、制御装置200は、3進カウンタCがC=1であるか否かを判断する(ステップS128)。
制御装置200が、3進カウンタCがC=1であると判断すると(ステップS128;Yes)、制御装置200は、中押さえ退避機構M3による中押さえ29の退避を解除するとともに、中押さえ高さ調節機構M4を動作させて、中押さえ29を最上点に移動させるように切り替えて(ステップS129)、ステップS123に戻る。
ここで、中押さえ29の退避が解除されて、中押さえ高さ調節機構M4により中押さえ29が最上点に移動された配置は、図13(a)に示すように、縫い針108の先端部が針板110の上面から17〔mm〕の高さに位置した状態であって、中押さえ29が針板110の上面から10〔mm〕の高さに位置する状態である。なお、主軸2の角度が53°であって、中押さえ高さ調節機構M4により中押さえ29が最上点に移動された配置においては、中押さえ29のストロークに伴う3〔mm〕と中押さえ29の最上点である7〔mm〕とが加算されて、中押さえ29が針板110の上面から10〔mm〕の高さに位置している。
そして、中押さえ退避機構M3による中押さえ29の退避動作が解除された状態では、付勢機構M2の引っ張りばね16による縫い針108を上方に押し戻すように主軸2を回転させる付勢力は作用しないため、プーリ(図示省略)を手回しすることで主軸2を手動回転させることによって、縫い針108を退避位置側から下方に移動させて、縫い針108の先端部を針板110の上面に近付けることが可能になるので、図13(b)に示すように、縫い針108の針先を布の表面や針板110の上面に対して所望する距離に近接させることができる。なお、プーリが手回しされたことにより主軸2の角度が100°〜110°となって、中押さえ高さ調節機構M4により中押さえ29が最上点に移動された配置においては、中押さえ29のストロークに伴う2〔mm〕と中押さえ29の最上点である7〔mm〕とが加算されて、中押さえ29が針板110の上面から9〔mm〕の高さに位置している。
このように、縫い針108の針先を針板110の上面に近付けて、縫い針108の針先が布の表面に近接した状態にして、前進後退キー305を操作することにより保持枠111と縫い針108との相対位置を変化させることによって、その保持枠111に保持されている布に対する縫い針108の針先位置を視認しやすくなり、縫い針108の針落ち位置を確認しやすくなる。
一方、制御装置200が、3進カウンタCがC=1でないと判断すると(ステップS128;No)、制御装置200は、3進カウンタCがC=2であるか否かを判断する(ステップS130)。
制御装置200が、3進カウンタCがC=2であると判断すると(ステップS130;Yes)、制御装置200は、中押さえ退避機構M3による中押さえ29の退避を解除するとともに、中押さえ高さ調節機構M4を動作させて、中押さえ29を最下点に移動させるように切り替えて(ステップS131)、ステップS123に戻る。
ここで、中押さえ29の退避が解除されて、中押さえ高さ調節機構M4により中押さえ29が最下点に移動された配置は、図13(c)に示すように、中押さえ29が針板110の上面から2〔mm〕の高さに位置する状態である。なお、主軸2の角度が100°〜110°であって、中押さえ高さ調節機構M4により中押さえ29が最下点に移動された配置においては、中押さえ29のストロークに伴う2〔mm〕と中押さえ29の最下点である0〔mm〕とが加算されて、中押さえ29が針板110の上面から2〔mm〕の高さに位置している。また、中押さえ退避機構M3による中押さえ29の退避動作が解除された状態では、プーリ(図示省略)を手回しすることで主軸2を手動回転させることによって、縫い針108を退避位置側から下方に移動させることが可能になっているので、縫い針108の先端部の高さ位置は、所望する距離にすることができる。
このように、中押さえ29の先端(下端)を針板110の上面に近付けるように保持枠111に近接させた状態にして、前進後退キー305を操作することにより保持枠111と中押さえ29(縫い針108)との相対位置を変化させることによって、中押さえ29と保持枠111とが接触してしまわないように確認することができる。
一方、制御装置200が、3進カウンタCがC=2でないと判断すると(ステップS130;No)、制御装置200は、3進カウンタCをリセットしてC=0とする(ステップS132)。
そして、制御装置200は、中押さえ退避機構M3等を駆動させ、中押さえ上げ部材46によって中押さえ29を退避位置に上昇させるとともに、中押さえ29や縫い針108の配置を図12に示す状態に切り替えて(ステップS133)、ステップS123に戻る。
ステップS134において、制御装置200は、縫製実行キーが押下されたか否かを判断する(ステップS134)。
制御装置200が、縫製実行キーは押下されていないと判断すると(ステップS134;No)、ステップS101(図9)に戻る。
一方、制御装置200が、縫製実行キーが押下されたと判断すると(ステップS134;Yes)、ペダルRなどの操作に伴う縫製を実行し(ステップS135)、ミシンの動作制御を終了する。
このように、ミシン100は、ミシンを停止して主軸2の回転を止めた状態において、操作パネル300を操作して縫製パターンデータを設定したり、所定の記憶手段に記憶されている縫製パターンデータに基づいて縫い針108の布に対する針落ち位置を確認したりする際に、操作パネル300の中押さえ上下キー303を押下することによって、中押さえ退避機構M3による中押さえ29の退避動作を解除するとともに、中押さえ高さ調節機構M4を動作させて、中押さえ29をその可動範囲の最上点(7mm)と最下点(0mm)に移動させるように切り替えることができる。
つまり、中押さえ退避機構M3による中押さえ29の退避が解除された状態においては、プーリ(図示省略)を手回しして主軸2を手動回転させることによって、縫い針108を退避位置側から下方に移動させて、縫い針108の先端部を針板110の上面に近付けることができるので、中押さえ高さ調節機構M4により中押さえ29を最上点に移動させた配置で、縫い針108の先端部を針板110の上面に近付けることによって、保持枠111に保持されている布に対する縫い針108の針先位置を視認しやすくなり、縫い針108の針落ち位置を確認することができる。
また、中押さえ高さ調節機構M4により中押さえ29を最下点に移動させて、中押さえ29を針板110の上面に近付けることによって、保持枠111に対する中押さえ29の位置を確認して、中押さえ29と保持枠111とが接触してしまわないように調整することができる。
このように、ミシン100は、ユーザが操作パネル300を操作することによって、中押さえ高さ調節機構M4を駆動させて中押さえ29をその可動範囲の最上点と最下点に移動させて切り替えることが可能であるとともに、その際にプーリ(図示省略)を手回しして主軸2を手動回転させることによって、縫い針108を退避位置側から下方に移動させることができるので、保持枠111に保持されている布に対する縫い針108の針落ち位置を確認することや、中押さえ29と保持枠111とが接触しないことを確認することができる。
従って、ミシン100において縫製パターンデータを設定する際に、保持枠111に保持されている布に対する縫い針108の針落ち位置を確認することによって、好適に縫製パターンデータを作成することができる。また、ミシン100において縫製パターンデータを設定する際や、その縫製パターンデータを確認する際に、中押さえ29と保持枠111とが接触してしまわないように調整することが可能になる。
なお、以上の実施の形態においては、縫製パターンデータをRAM202やROM203に記憶するとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ミシン100の制御装置200に外付け可能な周知の記憶手段(例えば、フラッシュメモリなど)に縫製パターンデータを記憶するようにしてもよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明に係るミシンを示す斜視図である。 ミシンの保持枠や中押さえの近傍を示す拡大斜視図である。 ミシンの中押さえ装置を示す側面図である。 中押さえ装置の分解斜視図である。 中押さえ装置の分解斜視図である。 中押さえ装置の中押さえの高さ調節に関する説明図である。 中押さえ装置の中押さえの退避位置への移動に関する説明図である。 本発明に係るミシンの制御装置を示すブロック図である。 本発明に係るミシンの中押さえ装置の動作制御を示すフローチャートである。 本発明に係るミシンの中押さえ装置の動作制御を示すフローチャートである。 ミシンの操作パネルにおける表示画面の一例を示す説明図である。 中押さえ装置の中押さえの退避位置を示す説明図である。 中押さえ装置の中押さえの最上点を示す説明図であり、縫い針が上方に配されている状態(a)と、縫い針が下方に配されている状態(b)を示している。 中押さえ装置の中押さえの最下点を示す説明図である。 ミシンの操作パネルにおける表示画面の一例を示す説明図である。 従来の中押さえ装置を示す斜視図である。 従来の中押さえ装置の動作に関する説明図である。 従来の中押さえ装置の動作に関する説明図である。 従来の中押さえ装置の動作に関する説明図である。
符号の説明
1 中押さえ装置
2 主軸
8 第1リンク
11 第2リンク
13 位置決めリンク
16 引っ張りばね
20 第3リンク
22 第4リンク
24 中押さえリンク部材
27 中押さえ棒抱き
29 中押さえ
33 角駒
34 案内部材
36 移動リンク
45 中押さえ昇降カム
46 中押さえ上げ部材
47 コロ
100 ミシン
110 針板
111 保持枠
102 ミシンフレーム
200 制御装置(縫製パターン設定手段、中押さえ高さ切替手段)
201 CPU
202 RAM(縫製パターン記憶手段)
203 ROM(縫製パターン記憶手段)
300 操作パネル
M1 中押さえ上下動機構
M2 付勢機構
M3 中押さえ退避機構
M4 中押さえ高さ調節機構

Claims (2)

  1. 主軸の回転により上下動する縫い針と、
    被縫製物を針板上に保持する保持枠と、
    縫製時に前記被縫製物を針板側に押さえつける中押さえと、
    前記縫い針の上下動と連動するように、前記主軸の回転により前記中押さえを上下動させる中押さえ上下動機構と、
    前記中押さえ上下動機構に接続されて、前記中押さえを針板側に付勢する付勢機構と、
    前記中押さえの上下動経路における当該中押さえの高さを調節する中押さえ高さ調節機構と、
    ミシン停止時に前記付勢機構による付勢力に反して前記中押さえを退避位置に上昇させる中押さえ退避機構と、
    入力操作により縫製パターンを設定する縫製パターン設定手段と、
    を備え、前記縫製パターン設定手段により設定された縫製パターンに基づいて縫製を行うミシンにおいて、
    前記縫製パターン設定手段による縫製パターンの設定時に、入力操作により前記中押さえ退避機構による前記中押さえの退避を解除するとともに、前記中押さえ高さ調節機構を駆動させて前記中押さえの高さを可動範囲の最上点と最下点とに切り替える中押さえ高さ切替手段を備えることを特徴とするミシン。
  2. 前記縫製パターン設定手段により設定された縫製パターンを記憶する縫製パターン記憶手段を備え、
    前記縫製パターン記憶手段に記憶されている縫製パターンに基づいて、前記縫い針の前記被縫製物に対する針落ち位置を確認する際に、前記中押さえ高さ切替手段によって、前記中押さえ退避機構による前記中押さえの退避を解除するとともに、前記中押さえ高さ調節機構を駆動させて前記中押さえの高さを可動範囲の最上点と最下点とに切り替えることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
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