JP4860178B2 - ミシン - Google Patents

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Description

本発明は、ミシンに係り、特に刺繍などのパターン形成縫いを行うミシンに関する。
従来、刺繍ミシン等のように送り歯を用いず布を水平方向(X−Y方向)に搬送させながら縫製を行うミシンにあっては、布が縫針との摩擦により縫針とともに上昇してばたつくのを防止するため、縫針の上昇時に布の貫通部周辺を下方に押さえつける中押さえ装置が搭載されている。
この中押さえ装置は、通常、縫針が布から上昇する際に中押さえにより布を下方に押さえつけ、縫針が布から完全に上昇したあとは中押さえが縫針とともに上昇するようになっている。
このような中押さえ装置として、中押さえを上下動させる揺動体の揺動支点を変位させるように調整し、針板からの中押さえ高さ(下死点高さ)を調整可能としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
そして、近年においては、縫製を行う布などの素材の厚みに対応して、縫製動作中に中押さえの上下移動量を調整することで、効率的な縫製を可能とする中押さえ装置が開発されている。このような中押さえ装置では、下死点高さに関する中押さえ高さデータと縫い目データとが縫製データとして用いられているために、縫製中においても下死点高さを調整できるようになっている。
特開昭63−296783号公報
ここで、中押さえ装置では、縫い仕様により針棒高さを変化させて調整することもあるが、調整後の針棒高さによっては、針棒の下端が中押さえの下死点高さよりも下に位置する場合もある。図17は、縫針201が布202を貫通した際に、中押さえ203と針棒204とが干渉していない状態を表しているが、図18は、縫針201よりも短い縫針201aが布202aを貫通した際に、中押さえ203と針棒204とが衝突した状態を表している。この図18に示すように、短い縫針201aが針棒204に取り付けられると、針棒204の下端は、点線Pの位置まで下がらなければならないが、実際には中押さえ203の下死点高さの方が高いために、その移動が妨げられ、中押さえ103と衝突することになる。針棒と中押さえとが衝突すれば、中押さえ又は針棒が破損するおそれもあった。
本発明の課題は、中押さえと針棒との干渉を抑制することで、中押さえ又は針棒の破損を防止することである。
請求項1記載の発明におけるミシンは、
長さの異なる縫針が装着可能な針棒と、
前記針棒に支持された縫針を縫製物から抜く際に縫製物を針板に向けて押さえつける中押さえと、
軸回りに回転することにより、前記縫針を上下動させて前記針棒を上下動させるとともに、前記中押さえを前記縫針の上下動方向に沿って上下動させる主軸と、
前記主軸を駆動させる主軸駆動モータと、
軸回りに回転することにより、前記中押さえが下死点に到達したときの針板からの高さを調節する調節軸と、
前記調節軸を駆動させる調節軸駆動モータと、
前記中押さえの下死点高さ及び当該下死点高さを制限するための制限値が入力可能な操作手段と、
前記操作手段に入力された前記下死点高さ及びX移動量Y移動量を含む縫い目データと、前記制限値とを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記下死点高さ及び縫い目データを基に、前記主軸駆動モータ及び前記調節軸駆動モータを制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記制限値と、前記操作手段に入力された前記下死点高さとを比較して、前記下死点高さが前記制限値を越える場合には、前記制限値を、入力された下死点高さとして前記記憶部に記憶させることを特徴としている。
請求項2記載の発明におけるミシンは、
長さの異なる縫針が装着可能な針棒と、
前記針棒に支持された縫針を縫製物から抜く際に縫製物を針板に向けて押さえつける中押さえと、
軸回りに回転することにより、前記縫針を上下動させて前記針棒を上下動させるとともに、前記中押さえを前記縫針の上下動方向に沿って上下動させる主軸と、
前記主軸を駆動させる主軸駆動モータと、
軸回りに回転することにより、前記中押さえが下死点に到達したときの針板からの高さを調節する調節軸と、
前記調節軸を駆動させる調節軸駆動モータと、
前記中押さえの下死点高さ及び当該下死点高さを制限するための制限値が入力可能な操作手段と、
前記操作手段に入力された前記下死点高さ及びX移動量Y移動量を含む縫い目データと、前記制限値とを記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記下死点高さ及び縫い目データを基に、前記主軸駆動モータ及び前記調節軸駆動モータを制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記制限値よりも、前記下死点高さが大きい場合には、前記制限値を、入力された下死点高さとし前記調節軸駆動モータを制御することを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のミシンにおいて、
前記針棒は、短い縫針を装着した場合、長い縫針を装着したときよりもその下死点位置を低く設定可能であることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、操作手段に下死点高さが入力された際に当該下死点高さが制限値を越えていると制御手段は、この制限値を入力された下死点高さとして記憶部に記憶させるので、縫製中に中押さえの下死点高さが制限値を越えることを防止できる。これによって縫製中においては中押さえが針棒の下端よりも低く位置するために、中押さえと針棒とが干渉することがなく、中押さえ又は針棒の破損が防止されることになる。
請求項2記載の発明によれば、下死点高さが制限値よりも大きい場合には、制御手段が下死点高さを制限値として調節軸駆動モータを制御しているので、縫製中に中押さえの下死点高さが制限値を越えることを防止できる。これによって、縫製中においては中押さえが針棒の下端よりも低く位置するために、中押さえと針棒とが干渉することがなく、中押さえ又は針棒の破損が防止されることになる。
[第1の実施の形態]
(電子サイクルミシンの全体構成)
本発明の第1の実施の形態を図1〜図16に基づいて説明する。
本実施形態において、ミシンとして電子サイクルミシンを例に説明する。電子サイクルミシンは、縫製を行う縫製物である布を保持する布保持部としての保持枠を有し、その保持枠が縫針に対し相対的に移動することにより、保持枠に保持される布に所定の縫製データ(縫い目パターン)に基づく縫い目を形成するミシンである。
ここで、後述する縫針108が上下動を行う方向をZ軸方向(上下方向)とし、これと直交する一の方向をX軸方向(左右方向)とし、Z軸方向とX軸方向の両方に直交する方向をY軸方向(前後方向)と定義する。
電子サイクルミシン100(以下、ミシン100)は、図1に示すように、ミシンテーブルTの上面に備えられるミシン本体101と、ミシンテーブルTの下部に備えられ、ミシン本体101を操作するためのペダルR等により構成されている。
(ミシンフレーム及び主軸)
図1に示すように、ミシン本体101は、外形が側面視にて略コ字状を呈するミシンフレーム102を備えている。このミシンフレーム102は、ミシン本体101の上部をなし前後方向に延びるミシンアーム部102aと、ミシン本体101の下部をなし前後方向に延びるミシンベッド部102bと、ミシンアーム部102aとミシンベッド部102bとを連結する縦胴部102cとを有している。
このミシン本体101は、ミシンフレーム102内に動力伝達機構が配され、回動自在で前後方向に延びる主軸2(図4参照)及び図示しない下軸を有している。主軸2はミシンアーム部102aの内部に配され、下軸(図示省略)はミシンベッド部102bの内部に配されている。
主軸2は、本発明に係る主軸駆動モータとしての主軸モータ2a(図14参照)に接続され、この主軸モータ2aにより回動力が付与される。また、下軸(図示省略)は、図示しない縦軸を介して主軸2と連結しており、主軸2が回動すると、主軸2の動力が縦軸(図示省略)を介して下軸側へ伝達し、下軸が回動するようになっている。
主軸2の前端には、主軸2の回動によりZ軸方向に上下動する針棒108aが接続されており、その針棒108aの下端には、図2に示されるように、縫針108が交換自在に備えられている。これにより、長さの異なる縫針108を針棒108aに装着できることになる。ここで、縫針108の長さが異なる場合、短い縫針108を装着した針棒108aの方が長い縫針108を装着した針棒108aよりもその下死点位置が低くなって、確実に布を貫通させるようになっている。つまり、長さの異なる複数の縫針108のうち、最も短い縫針108を装着した針棒108aの下死点位置は最も低い位置となる。
なお、主軸モータ2aの駆動取出軸又は主軸2にエンコーダ2b(図14参照)が設けられている。エンコーダ2bは主軸モータ2aの主軸の回転角度を検知するものであり、例えば、主軸モータ2aの主軸が1°回転するごとにパルス信号を制御装置(制御手段)1000に出力するようになっている。また、主軸2の1回転に伴い、針棒108aは1往復の運動を行う。
また、下軸(図示省略)の前端には、釜(図示省略)が設けられている。主軸2とともに下軸が回動すると、縫針108と釜(図示省略)との協働により縫い目が形成される。
なお、主軸モータ2a、主軸2、針棒108a、縫針108、下軸(図示省略)、釜(図示省略)等の接続構成は従来公知のものと同様であるので、ここでは詳述しない。
(中押さえ装置)
図3に示すように、ミシンアーム部102aの内部には、縫製物としての布のばたつきを押さえる中押さえ装置1が配設されているとともに、図1及び図2に示すようにミシンベッド部102b上には、針板110が配設されている。ここで、中押さえ装置1には、縫針108の上下動による布の浮き上がりを防止するために、針棒108aの上下動と連動して上下動し、縫針108の周囲の布を針板に向けて押さえつける中押さえ29が設けられている。
また、針板110の上方には、後述する保持枠111と、縫針108とが配置されている。この縫針108は、中押さえ29の先端に形成された貫通孔を貫通するように配置されている。
保持枠111は、ミシンアーム部102aの前端部に配される取付部材113に取り付けられており、その取付部材113にはミシンベッド部102b内に配置されたX軸モータ76a及びY軸モータ77aが駆動手段として連結されている(図14参照)。そして、保持枠111は、布を保持しながらX軸モータ76a及びY軸モータ77aの駆動に伴って移動することで、縫針108の上下動方向に対して直交する方向(水平方向)に布を搬送するようになっている。保持枠111の移動と、縫針108や釜(図示省略)の動作が連動することにより、布に所定の縫製パターンデータの縫い目データに基づく縫い目が形成される。
また、保持枠111は、布押さえ(図示省略)と下板(図示省略)とからなっており、取付部材113はミシンアーム部102a内に配置された布押さえモータ79bの駆動により上下駆動が可能であり、布押さえ下降時に下板との間で布を挟持し保持するようになっている。
ペダルRは、ミシン100を駆動し、針棒108a(縫針108)を上下動させたり、保持枠111を動作させたりするための操作ペダルとして作動する。すなわちペダルRには、ペダルRが踏み込まれたその踏み込み操作位置を検出するための、例えば、可変抵抗等から構成されるセンサが組み込まれており、当該センサからの出力信号がペダルRの操作信号として後述する制御装置1000に出力され、制御装置1000はその操作位置、操作信号に応じて、ミシン100を駆動し、動作させるように構成されている。
中押さえ装置1は、図3〜図5に示すように、先端に縫針108が設けられた針棒108aを上下方向に駆動させる主軸2に設けられている。主軸2には偏心カム3が固定され、この偏心カム3には接続リンク4が連結されている。接続リンク4には揺動軸抱き5が連結され、揺動軸抱き5には揺動軸6の一端部が連結されている。
図3〜図5に示すように、揺動軸6の他端部には中押さえ29の上下方向D1の移動量を調節する中押さえ調節腕7の基端部が固定されている。中押さえ調節腕7には溝カム7aが形成されている。この溝カム7aは弧状の長孔になっており、この溝カム7aの所望の位置と第1リンク8の一端部とが調節ナット9と段ねじ10とにより回動自在に固定される。この固定位置は揺動軸6の軸芯線と交差する位置からこの交差位置より中押さえ調節腕7の一端側の所定位置の範囲までの間に形成され、この範囲内で所望に調節することができる。
第1リンク8の他端部は、第2リンク11の長さ部分と段ねじ12とで回動自在に連結されている。また、調節ナット9が係合する溝カム7aは、中押さえ29が上下往復運動の下死点にあるときに、段ねじ12の軸芯を中心とした円弧の一部となる。第2リンク11の背面側には位置決めリンク13が連結されている。
位置決めリンク13は、その中央部近傍で段ねじ14によりミシン筐体としてのミシンフレーム102に回動自在に取り付けられ、段ねじ14の位置は、中押さえ29が下死点にあるときの段ねじ12の位置と一致する。
位置決めリンク13の一端部には、ばね掛13aが形成され、また、ミシンフレーム102には、ばね掛15aが固定され、この両ばね掛間にはコイルばね16が架け渡されて、ばね掛13aが取り付けられた位置決めリンク13の一端部を下方に引き下げるように付勢する。すなわち、コイルばね16は、中押さえ揺動部としての第2リンク11における第3リンク20との接続部位P1が上方に移動した際に、接続部位P1を下方に向けて付勢する付勢手段として機能する。位置決めリンク13の他端部にはストッパ17が連結されており、第2リンク11の一端部及び位置決めリンク13の他端部と一つの段ねじ18で連結されている。また、ストッパ17は、段ねじ14で位置決めリンク13とともにミシンフレーム102に回動自在に取り付けられている。ストッパ17の一端部17aの上方には、ストッパ17の上方への回動を規制するように規制部材19が設けられている。なお、この規制部材19は、ミシンフレーム102の一部で代用してもよい。そして、第1リンク8、第2リンク11、位置決めリンク13により、中押さえ揺動機構M1が構成される。
第2リンク11の他端部には、第3リンク20の一端部が段ねじ21により回動自在に連結されている。第3リンク20の他端部には、第4リンク22の一端部が段ねじ23により第3リンク20の長手方向に対して直列となるように回動自在に連結されている。この第3リンク20と第4リンク22とで中押さえリンク部材24が構成される。
第4リンク22の他端部には、リンク中継板25が段ねじ26により連結されている。リンク中継板25には中押さえ棒抱き27が固定されており、中押さえ棒抱き27には上下方向に延びる中押さえ棒28が保持されている。中押さえ棒28の下端部には、縫製時に布地を針板に押さえ付ける中押さえ29が取り付けられている。中押さえ棒28の上端部にはコイルばね30が設けられており、ボルト31及びナット32により中押さえ棒抱き27に取り付けられている。
段ねじ23は、角駒33及び案内部材34とともに第3リンク20と第4リンク22とを連結している。すなわち、第4リンク22の正面側には案内部材34が設けられ、この案内部材34の正面側には角駒33が設けられており、第3リンク20、第4リンク22、角駒33、案内部材34を一つの段ねじ23で連結している。
角駒33は、段ねじ23と、第3リンク20と第4リンク22の連結部P3との隙間をうめるスペーサの役割を果たしており、各リンクのがたつきを防ぎ、各部材を円滑に駆動させる。
案内部材34には、略三角形状の板材であり、上端部34tが段ねじ35によりミシンフレーム102に回動自在に取り付けられている。案内部材34の下端部近傍には、上下方向に長尺な長孔34aが形成されている。この長孔34aは、段ねじ23のねじ部の径より若干大きな幅に形成され、この長孔34aに段ねじ23が挿通されている。すなわち、案内部材34は、第3リンク20と第4リンク22の連結部P3を中押さえ29の上下方向D1に移動可能とし、かつ、第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2を横切る方向D3への移動を規制する。
また、案内部材34には、当該案内部材34を第3リンク20と第4リンク22との直列方向に横切る方向へ移動させる移動手段としての移動リンク36の一端部が段ねじ37により長孔34aの上部近傍で回動自在に連結されている。移動リンク36の他端部には偏心カム38が連結されており、この偏心カム38には、軸回りに回転することにより中押さえ29が下死点に到達したときの針板110からの高さ(中押さえ高さ)を調節する調節軸39の一端部が連結されている。調節軸39の他端部には、ベアリング40、かさ歯車41を介して調節軸駆動モータとしての中押さえモータ42が連結されている。すなわち、中押さえモータ42の駆動が、調節軸39、偏心カム38、移動リンク36の順に伝達されて、移動リンク36が案内部材34を移動させるので、この中押さえモータ42と案内部材34とこれらの間で動力を伝達する各構成が、中押さえモータ42を駆動源として中押さえ29の高さを調整するようになっている。
かさ歯車41には、かさ歯車43が噛み合わされており、中押さえモータ42の駆動を調節軸39の軸方向に直交する方向D5に出力することができるようになっている。かさ歯車43の後端にはベアリング44、中押さえ昇降カム45等が同軸上に連結されている。
中押さえ昇降カム45は、図6〜図8に示すように、回動中心を通る中心線を境に一方は、回動中心から外周面までの距離がほぼ同一の円弧状に形成され(以下、維持部45aという。)、他方は、回動中心から外周面までの距離が、維持部45aにおける回動中心から外周面までの距離よりも大きく、かつ、滑らかに変化する形状(以下、変化部45bという。)とされている。
中押さえ昇降カム45は、中押さえ29を縫製終了後の退避高さ位置P5に上昇させる中押さえ上げ部材46を昇降させるものであり、中押さえ上げ部材46の一端部に設けられた円筒状のコロ47の外周面に中押さえ昇降カム45の外周面が当接するようになっている。すなわち、中押さえ昇降カム45の維持部45aがコロ47に当接している際には、中押さえ上げ部材46は上昇しないが(図6参照)、中押さえ昇降カム45の変化部45bがコロ47に当接している際には、中押さえ上げ部材46が上昇するようになっている(図7及び図8参照)。すなわち、中押さえ昇降カム45、中押さえ上げ部材46、コロ47により、中押さえ退避機構M2が構成されている。
中押さえ上げ部材46は、その中腹部でピン48によりミシンフレーム102に回動自在に取り付けられている。中押さえ上げ部材46は、その他端部が中押さえ棒抱き27の下方に位置するように設けられており、中押さえ昇降カム45の変化部45bがコロ47に当接して中押さえ上げ部材46の他端部が上昇することにより、中押さえ棒抱き27を上昇させ、中押さえ29を退避高さ位置P5に上昇させることができる(図8参照)。また、ミシンフレーム15には、中押さえ上げ部材46よりも上方に位置するようにばね掛49が設けられており、このばね掛49にコイルばね50の一端部が架けられ、他端部が中押さえ上げ部材46の一端部近傍に架けられている。これにより、中押さえ上げ部材46の一端部を常に上方に付勢するようになっている。
次に、上述の構成を有する中押さえ装置1の動作について、図3から図8に基づき説明する。
主軸モータ2aを駆動させて、主軸2や偏心カム3を回動させると、接続リンク4の先端は主軸2の軸線に略直交する方向(第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3)に揺動し、接続リンク4に連結された揺動軸抱き5も同方向に揺動する。揺動軸抱き5が揺動することにより、揺動軸6も揺動するため、第1リンク8の一端部が揺動支点となって第1リンク8の他端部が揺動軸6の軸線に略直交する方向(第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3)に揺動する。第1リンク8の他端部の揺動に伴い、第2リンク11の他端部は第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に揺動し、第2リンク11の他端部に連結された第3リンク20及び第4リンク22は、その直列方向(上下方向)D2に揺動する。第3リンク20及び第4リンク22の揺動に伴い、第4リンク22に連結された中押さえ棒28は上下方向D1に沿って下方に移動するため、中押さえ29も上下方向に移動する。つまり、主軸2が軸方向に回動することによって、中押さえ29が縫針108の上下動方向に沿って上下動するようになっている。
次に、上述の構成を有する中押さえ装置1による中押さえ高さ位置P4の調節動作について、図3から図9に基づき説明する。
後述する制御装置1000のCPU73が制御プログラムを実行することにより、中押さえモータ42は、後述するEEPROM72に記憶された縫製パターンデータや中押さえ高さデータに基づいて駆動を始める。
中押さえモータ42の駆動は、かさ歯車41、ベアリング40を介して調節軸39に伝達され、調節軸39は回動を始める。調節軸39の回動により、偏心カム38も回動し、移動リンク36は、調節軸39の軸線に略直交する方向(第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3)に揺動する。移動リンク36の揺動により、案内部材34は第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3に揺動する。
このとき、図9に示すように、案内部材34の長孔34aで連結された第3リンク20と第4リンク22の連結部P3の段ねじ23は、そのねじ部分が長孔34aによって、第3リンク20と第4リンク22の直列方向D2に対して横切る方向D3への移動が規制されているため、揺動により伝達される力を逃がす場所が無くなり、段ねじ23は長孔34aに沿って上方に移動し、段ねじ23の案内部材34に追随した移動に伴って、直列に並んで連結されていた第3リンク20と第4リンク22同士がなす角度θが変化し、中押さえリンク部材24は、略く字状になる。中押さえリンク部材24が略く字状になると、中押さえリンク部材24の両端部間の距離L、言い換えると、第3リンク20の一端部と第4リンク22の他端部との間の距離Lが短くなり、中押さえ29は上下方向D1に沿って上方に移動する。これにより、中押さえ29の針板からの中押さえ高さ位置P4を調節することができる。
(ミシンの制御系:全体概要)
また、ミシン100(ミシン本体101)は、図1、図10に示すように、作業者がミシンに対する各種設定操作や、各種データ等の入力操作を行うための操作パネル(操作手段)74aを有している。この操作パネル74aとミシン本体101とは、図示しない有線又は無線の回線により接続されている。
操作パネル74aは、ミシンの各種設定、各種データの入力の操作が可能な複数の操作キー群と、各種設定状態等を表示するデータ表示部74d等を備えている。
図10に示すように、操作パネル74aには、データ表示部74d、準備キー74e、リセットキー74f、+/前進キー74g、−/後退キー74h、パターンナンバーキー74i、X拡大縮小率キー74j、Y拡大縮小率キー74k、スピードキー74l、中押さえ高さキー74m、プログラムキー(「Pr1」,「Pr2」,「Pr3」,「Pr4」)74o、及びミシンや各キーの動作状態等を示すLED90、91等が設けられている。
データ表示部74dには、LED91が点灯している箇所、キーに対応した各種データ番号や、データ数値等が表示される。
準備キー74eは、+/前進キー74gや−/後退キー74hなどにより変更されたデータや数値を確定する操作などを行うためのキーである。
リセットキー74fは、+/前進キー74gや−/後退キー74hなどにより変更されたデータや数値をリセットする操作などを行うためのキーである。
+/前進キー74g、−/後退キー74hは、各種データ番号やデータ数値の変更(順送り;+、逆送り;−)を行う操作のためのキーである。
パターンナンバーキー74iは、例えば、予め設定されて記憶されている縫製パターンデータによる縫製を行う際に、所望する縫製パターンデータを選択するため、その縫製パターンデータに対応する縫製パターンデータを呼び出したり、その縫製パターンNo.を表示したりするためのキーである。なお、縫製パターンデータについては後述する。
X拡大縮小率キー74j、Y拡大縮小率キー74kは、縫製パターンを実行する際に、そのパターンのX軸成分とY軸成分とをそれぞれ拡大縮小率の設定入力及び表示を行うためのキーである。
スピードキー74lは、縫製時の主軸スピードの設定入力及び表示を行うためのキーである。
中押さえ高さキー74mは、縫製時の中押さえ装置1の中押さえ29の高さの設定入力及び表示を行うためのキーである。
プログラムキー(「Pr1」,「Pr2」,「Pr3」,「Pr4」)74oは、縫製パターンデータ、拡大縮小率、主軸スピード、中押さえ高さ等が組み合わされた、カスタマイズな縫製を行うためのデータ(プログラムパターンデータ)を選択するためのキーである。
なお、操作パネル74aにおいて各種キーを介して設定入力された縫製データ、プログラムパターンデータなどの各種データは、後述する制御装置1000に出力され、後述するEEPROM72に記憶される。
(ミシンの制御系:縫製パターン)
ここで、縫製パターンについて説明する。
縫製パターンは、縫製を行う際の運針パターンであって、その運針パターンを実行するために、保持枠111を移動させる際のX方向移動量、Y方向移動量のデータ(針落ち位置を示す縫い目データ)が複数組み合わされてなる縫製パターンデータで表されるものである。実際の縫製パターンデータと、運針パターンの一例を、図11、図12に示す。原点位置(0,0)から図11に示すパターンNo.1の縫製パターンデータに従い運針が行われると、図12に示す運針が行われ、縫い目が形成される。
なお、図11に示す縫製パターンデータにおいて、空送り1、空送り2、空送り3・・・縫い16、縫い17は、保持枠111を移動させる際のX方向移動量、Y方向移動量のデータ(パラメータ)である。つまり、縫製時におけるX軸モータ76aとY軸モータ77aの回転駆動量がこれらにより決定される。
そして、「空送り」においては針棒108a(縫針108)は動作せず、保持枠111のみが移動し、「縫い」においては保持枠111とともに針棒108a(縫針108)が動作し、縫い目を形成するようになっている。
また、「糸切り」は糸切り装置(図示省略)、「終了」はミシン100の動作に対するコマンドであるとともに、その動作に対する数値設定は不要となるので、数値データは設定されない(図11では(0)と表記)。
また、「中押さえ高さ」は、中押さえ装置1の動作に対するコマンドであるとともに、その動作に対する数値データを含むものである。
即ち、「中押さえ高さ」の設定値によって、主軸モータ2aの回転角度で規定される縫針108の下死点の位相(180°)における中押さえ29の高さ、即ち、中押さえモータ42の回転角度位置が決定される。
なお、図11,12のX移動量、Y移動量、中押さえ移動量の数値データにおける表記は10倍表記であり、例えば、「15」は、「1.5mm」を示している。
(ミシンの制御系:プログラムパターン)
次いで、プログラムパターンについて説明する。
プログラムパターンデータは、図13に示すように、縫製を行う任意の縫製パターンデータが選択され、当該縫製パターン中の各「空送り」、「縫い」コマンドのX移動量、Y移動量を増減させるX拡大縮小率とY拡大縮小率が数値設定され、縫製時の主軸モータ2aの回転速度である主軸スピード、縫製中の基準となる中押さえ29の下死点高さ(ただし、縫製パターンに中押さえ高さが設定されている場合には縫製パターンを優先する)が数値設定され、縫製中の基準となる中押さえ29の上下動振幅の補正量(ただし、縫製パターンに中押さえ振幅の補正量が設定されている場合には縫製パターンを優先する)が数値設定されている。
そして、プログラムパターンデータの実行の際には、選択されたプログラムパターンに記録されている縫製パターンについて、X移動量、Y移動量が調整され、設定された主軸スピード、中押さえ高さ、振幅調整量で縫製が実行される。
また、後述する制御装置1000では、EEPROM72に対して四つのプログラムパターンデータを記憶することができ、前述した操作パネル74aのプログラムキー(「Pr1」,「Pr2」,「Pr3」,「Pr4」)74oによりそれぞれ呼び出すことができる。
(ミシンの制御系:制御装置)
ミシン100は、図14に示すように、上述した各部、各部材の動作を制御するための制御装置1000を備えている。
制御装置1000は、図14に示すように、ROM70、RAM71、EEPROM72及びCPU73を備えている。
ROM70(PROM)には、ミシン100(ミシン本体101)の制御プログラムや制御データ、各種縫製に関するデータが格納され、記憶されている。
RAM71には、種々のワークメモリやカウンタなどが設けられており、縫製動作中やデータ処理中のワークエリアとして使用され、ROM70やEEPROM72から読み出したプログラムやデータ等を一時的に記憶するものである。
EEPROM72は、入力された各種データや各種パラメータを記憶する。
特に、EEPROM72は、本発明に係る記憶部であり、操作パネル74aを介して入力された、複数の縫い目データが組み合わされてなる縫製パターンデータ(例えば、図11のパターンNo.1の縫製パターンデータ等)やプログラムパターンが記憶されるようになっている。
また、EEPROM72は、X拡大縮小率やY拡大縮小率のデータ、主軸スピードデータ、中押さえ高さデータ等を記憶している。
また、EEPROM72は、それら縫製パターンデータ、X拡大縮小率やY拡大縮小率のデータ、主軸スピードデータ、中押さえ高さデータ等が組み合わされた縫製データとしてのプログラムパターンデータ(例えば、図13のプログラムパターンデータ「Pr1」,「Pr2」,「Pr3」,「Pr4」)等を記憶している。
そして、EEPROM72は、針棒108aに最も短い縫針108が装着された際の針棒108aの下死点位置を制限値として記憶している。この制限値は、最も低い位置にある針棒108aの下端位置よりも中押さえ29の下死点高さが高くならないように設定された値である。
CPU73は、RAM71を作業領域(ワークエリア)としてROM70に格納された制御プログラムに基づく各種の動作処理、演算処理等を行うものである。
また、CPU73は、インターフェース74を介して操作パネル74aに接続されており、操作パネル74aから入力されるデータに基づき縫製パターンデータの選択及び変更等を行う。ここで、中押さえ29の下死点高さの入力時、操作パネル74aに制限値よりも高い値が入力されると、CPU73は制限値がデータ表示部74dに表示されるようにLED91を制御するとともに、制限値を入力値として設定する。
また、CPU73は、インターフェース74を介して布押さえスイッチ74b及びスタートスイッチ74cと接続されており、布押さえスイッチ74b及びスタートスイッチ74cから指示信号が入力された場合に、前述の縫製パターンデータ等に基づき、ミシン100の各部に縫製を行わせる処理を行う。
また、CPU73は、インターフェース75を介して、主軸モータ2aを駆動する主軸モータ駆動回路75bに接続され、主軸モータ2aの回転を制御することにより、駆動機構(例えば、縫針108が取り付けられた針棒108a、主軸2等)の動作を制御する。なお、主軸モータ2aはエンコーダ2bを備えており、主軸モータ2aを駆動する主軸モータ駆動回路75bにおいて、エンコーダ2bから主軸モータ2aの一回転ごとに出力されるZ相信号が、インターフェース75を介してCPU73に入力され、この信号によって、CPU73は主軸2の一回転における原点(0°位置)を認識できる。また、エンコーダ2bからは、主軸モータ2aの回転角度における1°ごとに出力されるA相信号が、インターフェース75を介してCPU73に入力され、前述したZ相信号を基準にA相信号のパルス数をカウントして、CPU73は主軸2の現在回転角度を認識できる。
なお、主軸モータ2aには、例えば、サーボモータを適用することができる。
また、CPU73は、インターフェース76及びインターフェース77を介して、縫製すべき布を保持する保持枠111に備えられるX軸モータ76a及びY軸モータ77aをそれぞれ駆動するX軸モータ駆動回路76b及びY軸モータ駆動回路77bが接続され、保持枠111のX軸方向及びY軸方向の動作を制御する。
また、CPU73は、インターフェース78を介して、主軸モータ2aによる上下動とは別に中押さえ29の高さ位置を調節する中押さえモータ42を駆動する中押さえモータ駆動回路78bが接続され、中押さえ装置1の動作を制御する。
また、CPU73は、インターフェース79を介して、布押さえ(図示省略)を上下に移動する布押さえモータ79aを駆動する布押さえモータ駆動回路79bが接続され、布押さえの動作を制御する。
なお、X軸モータ76a及びY軸モータ77a、中押さえモータ42、布押さえモータ79aには、例えば、パルスモータを適用することができる。
また、CPU73は、インターフェース80を介して、保持枠111の原点位置を検出するためのX軸原点センサ80a及びY軸原点センサ80bに接続され、保持枠111が原点位置に戻っているか否かを示す信号が入力されて、該信号に基づく制御を行う。
また、CPU73は、インターフェース80を介して、中押さえ装置1の中押さえ29の原点位置を検出するための中押さえ原点センサ80cに接続され、中押さえ装置1の中押さえ29が正規の配置に位置しているか否かを示す信号が入力されて、該信号に基づく制御を行う。
また、CPU73は、インターフェース80を介して、布押さえ(図示省略)の原点位置を検出するための布押さえ原点センサ80dに接続され、布押さえが原点位置に戻っているか否かを示す信号が入力されて、該信号に基づく制御を行う。
(本縫いミシンの全体的な動作説明)
次に、本発明に係るミシン100の動作について、図15に示すフローチャートに基づき説明する。
まず、ミシン100の主電源(図示省略)がオン操作されて、ミシン100が起動した状態において、プログラムキー(「Pr1」,「Pr2」,「Pr3」,「Pr4」)74oが押下された信号を制御装置1000が検出すると(ステップS101;Yes)、制御装置1000は、EEPROM72に記憶されているプログラムパターンデータから押下されたプログラムキー74oに応じた所定のプログラムパターンデータを選択して取り出し、RAM71に展開して設定する(ステップS102)。
そして、制御装置1000が、プログラムキー74oが押下された信号を検出しない場合(ステップS101;No)、或いはステップS102におけるプログラムパターンの設定後に、ステップS103に移行する。
次いで、パターンNo.キー74i、X拡大縮小率キー74j、Y拡大縮小率キー74k、スピードキー74l、中押さえ高さキー74mが押下された信号を制御装置1000が検出すると(ステップS103;Yes)、制御装置1000は、押下されたキーが中押さえ高さキー74mであるか否かを判定する(ステップS104)。ここで、中押さえ高さキー74mが押下されたと判定すると(ステップS104;Yes)、制御装置1000は中押さえ29の下死点高さの入力値の上限を制限値未満までと設定する(ステップS105)。
そして、中押さえ高さキー74mが押下されていないと制御装置1000が判定した場合、或いはステップS105における動作後に、ステップS106に移行する。
ついで、制御装置1000は、各キーに応じた設定内容や設定データをデータ表示部74dに表示し、対応するLED91を点灯する(ステップS106)。
そして、制御装置1000が、パターンNo.キー74i、X拡大縮小率キー74j、Y拡大縮小率キー74k、スピードキー74l、中押さえ高さキー74mが押下された信号を検出しない場合(ステップS103;No)、或いはステップS106における動作後に、ステップS107に移行する。
次いで、+/前進キー74g、−/後退キー74hが押下された信号を制御装置1000が検出すると(ステップS107;Yes)、制御装置1000は、データ表示部74dに表示されている設定内容、設定データの更新を行う(ステップS108)。ここで、中押さえ29の下死点高さの設定時においては、制限値以上の値が入力されたとしても、制御装置1000は制限値を入力された下死点高さとして、データ表示部74dに表示されている設定内容、設定データの更新を行うことになる。
そして、制御装置1000が、+/前進キー74g、−/後退キー74hが押下された信号を検出しない場合(ステップS107;No)、或いはステップS108における設定の更新後に、ステップS109に移行する。
次いで、制御装置1000は、準備キー74cが操作されるか否かを監視し、制御装置1000が、準備キー74cが押下された信号を検出しない場合(ステップS109;No)、ステップS101へ戻る。一方、制御装置1000が、準備キー74cが押下された信号を検出すると(ステップS109;Yes)、ステップS108において更新された設定を確定し、ステップS110へ進む。
そして、制御装置1000は、中押さえの高さ(下死点高さ)のデータが変更されているか否かを判断する(ステップS110)。制御装置1000が、中押さえ高さのデータが変更されていると判断すると(ステップS110;Yes)、制御装置1000は、変更された新たな中押さえ高さのデータをパターンデータに書き込む(ステップS111)。一方、制御装置1000が、中押さえ高さのデータが変更されていないと判断した場合(ステップS110;No)、或いはステップS111におけるデータの書き込み後に、ステップS112に移行する。
次いで、制御装置1000は、ステップS102において選択されて設定されたプログラムのパターンNo.やX拡大縮小率、Y拡大縮小率、ミシン速度、中押さえ高さが変更されていると判断すると(ステップS112;Yes)、変更された新たなプログラムパターンのデータをEEPROM72に書き込み(ステップS113)、ステップS114へ進む。一方、制御装置1000が、プログラムが変更されていないと判断すると(ステップS112;No)、ステップS114へ進む。
次いで、制御装置1000は、布押さえモータ79aを駆動し、布押さえ(図示省略)を布押さえ原点センサ80dの検出位置まで移動させる原点検索を行う(ステップS114)。なお、布押さえの原点位置は布押さえ下降位置である。
更に、制御装置1000は、中押さえモータ42を駆動し、中押さえを中押さえ原点センサ80cの検出位置まで移動させる原点検索を行う(ステップS115)。なお、中押さえの原点位置は、中押さえ上昇位置である。
更に、制御装置1000は、X軸モータ76a、Y軸モータ77aを駆動し、保持枠111をX軸原点センサ80a、Y軸原点センサ80bの検出位置まで移動させる原点検索を行った後、選択された縫製パターンデータの縫い始め位置まで保持枠111を移動させる(ステップS116)。
そして、制御装置1000は、布押さえモータ79aを駆動し、布押さえ(図示省略)を上昇させる(ステップS117)。
次いで、制御装置1000は、布押さえSW74bが押下されたか否かを判断する(ステップS118)。
制御装置1000が、布押さえSW74bが押下された信号を検出しない場合(ステップS118;No)、ステップS118へ戻る。一方、制御装置1000が、布押さえSW74bが押下された信号を検出した場合(ステップS118;Yes)、布押さえモータ79aを駆動し、布押さえ(図示省略)を下降させる(ステップS119)。
また、制御装置1000は、布押さえSW74bが押下されたか否かを判断する(ステップS120)。
制御装置1000が、布押さえSW74bが押下された信号を検出した場合(ステップS120;Yes)、布押さえモータ79aを駆動し、布押さえ(図示省略)を上昇させて(ステップS121)、ステップS118へ戻る。一方、制御装置1000が、布押さえSW74bが押下された信号を検出しない場合(ステップS120;No)、ステップS122へ進む。
次いで、制御装置1000は、スタートSW74cが押下されたか否かを判断する(ステップS122)。
制御装置1000が、スタートSW74cが押下された信号を検出しない場合(ステップS122;No)、ステップS120へ戻る。一方、制御装置1000が、スタートSW74cが押下された信号を検出した場合(ステップS122;Yes)、縫製動作処理を行い(ステップS123)、その処理終了後にステップS124に移行する。
そして、制御装置1000は、X軸モータ76a、Y軸モータ77aを駆動し、保持枠111を縫い終わり位置から縫い始め位置まで移動させる(ステップS124)。
更に、制御装置1000は、布押さえモータ79aを駆動し、布押さえ(図示省略)を上昇させ(ステップS125)、ステップS118へ戻り、縫製動作が繰り返される。
以上のように、第1の実施の形態におけるミシン100によれば、操作パネル74aに下死点高さが入力された際に当該下死点高さが制限値を越えていると制御装置1000が、この制限値を入力された下死点高さとしてEEPROM72に記憶させるので、縫製中に中押さえ29の下死点高さが制限値を越えることを防止できる。前述のように制限値は、ミシン100に装着される複数の縫針108のうち、最も短い縫針108に対応して設定されている。これによって縫製中においては中押さえ29が針棒108aの下端よりも低く位置するために、中押さえ29と針棒108aとが干渉することがなく、中押さえ29又は針棒108aの破損が防止されることになる。
[第2の実施の形態]
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。ここで上述の第1の実施の形態では、中押さえ29の下死点高さが制限値よりも大きくならないように、中押さえ29の下死点高さが入力される際に制限する場合について説明しているが、この第2の実施の形態では、縫製動作処理時に中押さえ29の下死点高さを制限している。このため、図15のフローチャートのステップS104、ステップS105及びその部分にかかる説明は、この第2の実施の形態においては省略する。また、以下の説明で第1の実施の形態と同一の部分においては同一の符号を付してその説明を省略する。
以下、図15のフローチャートのステップS121における縫製動作処理について、図16に示すフローチャートに基づき説明する。
ミシン100は、ステップS101で選択されたプログラムパターンデータ中の縫製パターンデータや、ステップS102で選択された縫製パターンデータにおける複数の縫い目データに基づき縫製を行う。
まず、制御装置1000は、選択されている縫製パターンデータの縫い目データが「空送り」データであるか否かを判断する(ステップS201)。
制御装置1000が、縫い目データが「空送り」データであると判断すると(ステップS201;Yes)、制御装置1000は、X軸モータ76a、Y軸モータ77aを、「空送り」データのX移動量、Y移動量に基づいて駆動し、保持枠111を移動させる(ステップS202)。
そして、制御装置1000が、縫い目データが「空送り」データでないと判断した場合(ステップS201;No)、或いはステップS202における動作後に、ステップS203に移行する。
次いで、制御装置1000は、選択されている縫製パターンデータの縫い目データが「終了データ(終了コマンド)」であるか否かを判断する(ステップS203)。
制御装置1000が、縫い目データが「終了データ(終了コマンド)」であると判断すると(ステップS203;Yes)、縫製動作処理(サブルーチン)を終了し、メインルーチンへ戻る。一方、制御装置1000が、縫い目データが「終了データ(終了コマンド)」でないと判断すると(ステップS203;No)、ステップS204へ進む。
次いで、制御装置1000は、縫製パターンデータの中押さえ高さデータが制限値を越えているか否かを判断する(ステップS204)。中押さえ高さデータが制限値を越えている場合(ステップS204;Yes)には、制御装置1000はステップS205に移行して中押さえ高さデータを制限値に変更する。
中押さえ高さデータが制限値を越えていない場合(ステップS204;No)、或いはステップS205の動作後には制御装置1000はステップS206に移行する。
そして、制御装置1000は、縫製パターンデータ中の中押さえ高さデータに応じて中押さえモータ42を動作させて、中押さえ29を所定の高さに下降させて配置し(ステップS206)、ステップS207へ進む。
次いで、制御装置1000は、設定されているミシン速度に応じて、ミシン速度指令を主軸モータ駆動回路75bに出力し、ミシン回転指令をオンとして、ミシン100の主軸2を回動させ、針棒108a(縫針108)を動作させる(ステップS207)。
その後、制御装置1000は、設定されているミシン速度に応じて、ミシン速度指令を主軸モータ駆動回路75bに出力し、ミシン回転指令をオンとして、ミシン100の主軸2を回動させ、針棒108a(縫針108)を動作させる(ステップS207)。
次いで、制御装置1000は、針下信号の入力があるか否かを判断する(ステップS208)。制御装置1000は針下信号の入力がない場合(ステップS208;No)にはステップS208に戻って、針下信号の入力がある場合(ステップS208;Yes)に移行する。
次いで、制御装置1000は、選択されている縫製パターンデータの縫い目データが「糸切りデータ(糸切りコマンド)」であるか否かを判断する(ステップS209)。
制御装置1000が、縫い目データが「糸切りデータ(糸切りコマンド)」であると判断すると(ステップS209;Yes)、ステップS216へ進む。
一方、制御装置1000が、縫い目データが「糸切りデータ(糸切りコマンド)」でないと判断すると(ステップS209;No)、ステップS210へ進む。
次いで、制御装置1000は、選択されている縫製パターンデータの縫い目データが「縫い」データであってXY駆動タイミングであるか否かを判断する(ステップS210)。制御装置1000はXY駆動タイミングでない場合(ステップS210;No)にはステップS210に戻り、XY駆動タイミングである場合(ステップS211;Yes)にはステップS211に移行する。
制御装置1000は、X軸モータ76a、Y軸モータ77aを、「縫い」データのX移動量、Y移動量に基づいて駆動し、保持枠111を移動させて、縫針108(針棒108a)との協働により、縫い目を形成する(ステップS211)。
そして、制御装置1000は、次データが中押さえデータであるか否かを判断する(ステップS212)。制御装置1000は、次データが中押さえデータでないと判断した場合(ステップS212;No)にはステップS208に移行し、次データが中押さえデータであると判断した場合(ステップS212;Yes)にはステップS213に移行する。
次いで、制御装置1000は、次データの中押さえ高さデータが制限値を越えているか否かを判断する(ステップS213)。中押さえ高さデータが制限値を越えている場合(ステップS213;Yes)には、制御装置1000はステップS214に移行して中押さえ高さデータを制限値に変更する。
中押さえ高さデータが制限値を越えていない場合(ステップS213;No)、或いはステップS214の動作後には制御装置1000はステップS215に移行する。
そして、制御装置1000は、縫製パターンデータ中の中押さえ高さデータに応じて中押さえモータ42を動作させて、中押さえ29を所定の高さに下降させて配置し(ステップS215)、ステップS208へ戻る。
ステップS216において、制御装置1000は、糸切り装置(図示省略)に糸切り指令を出力して糸切りを行うとともに、ミシン回転指令をオフとして、ミシン停止指令を出力し(ステップS216)、縫針108が針上位置で停止するまでウエイトする(ステップS217)。
制御装置1000が、主軸2が停止し、ミシン100が停止したと判断すると(ステップS217;Yes)、制御装置1000は、中押さえモータ42を動作させて、中押さえ29を所定の高さに上昇させて待機位置に配置し(ステップS218)、ステップS201へ戻る。
以上のように、第2の実施の形態に係るミシン100によれば、下死点高さが制限値よりも大きい場合には、制御装置1000が下死点高さを制限値として中押さえモータ42を制御しているので、縫製中に中押さえ29の下死点高さが制限値を越えることを防止できる。これによって、縫製中においては中押さえ29が針棒108aの下端よりも低く位置するために、中押さえ29と針棒108aとが干渉することがなく、中押さえ29又は針棒108aの破損が防止されることになる。
なお、第1及び第2の実施の形態においては、制限値が予めEEPROM72に記憶されている場合について説明したが、操作パネル74aから新たに制限値を入力することで、EEPROM72に記憶された制限値を変更させることも可能である。針棒108aの装着後に微調整が行われて、予め記憶されていた制限値よりも針棒108aの下死点位置が低くなった場合であっても、その都度新たな制限値を記憶させることができ、中押さえ29と針棒108aとの衝突を防止できる。
また、以上の実施の形態においては、記憶手段、中押さえ高さ記憶手段として、EEPROM72を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、記憶手段として、その他の記憶装置(磁気的記録媒体、光学的記録媒体、半導体メモリなど)を備えるようにしてもよい。
また、XY機構ではなく、一軸駆動や円弧駆動等のような駆動機構であってもよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明にかかるミシンを示す斜視図である。 本発明にかかるミシンの保持枠や中押さえの近傍を示す拡大斜視図である。 中押さえ装置の中押さえ高さ調節前の正面図である。 中押さえ装置の分解斜視図である。 中押さえ装置の他の分解斜視図である。 中押さえの退避機構(退避前)を説明する側面図である。 中押さえの退避機構(退避中)を説明する側面図である。 中押さえの退避機構(退避後)を説明する側面図である。 中押さえ装置の中押さえ高さ調節後の正面図である。 ミシンの操作パネルを示す平面図である。 ミシンにおける縫製パターンデータを示す説明図である。 縫製パターンデータに基づく運針(縫い目形状)を示す説明図である。 ミシンにおけるプログラムパターンデータを示す説明図である。 ミシンの制御装置を示すブロック図である。 本発明にかかるミシンの動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかるミシンの縫製処理動作を示すフローチャートである。 従来のミシンの中押さえ及び針棒の最下端位置における位置関係を示す説明図である。 従来のミシンの中押さえ及び針棒の最下端位置における位置関係を示す説明図である。
符号の説明
1 中押さえ装置
2 主軸
2a 主軸モータ(主軸駆動モータ)
29 中押さえ
34 案内部材
39 調節軸
42 中押さえモータ(調節軸駆動モータ)
70 ROM
71 RAM
72 EEPROM(記憶部)
73 CPU
76a X軸モータ
77a Y軸モータ
100 電子サイクルミシン(ミシン)
108 縫針
111 保持枠
113 取付部材
1000 制御装置(制御手段)

Claims (3)

  1. 長さの異なる縫針が装着可能な針棒と、
    前記針棒に支持された縫針を縫製物から抜く際に縫製物を針板に向けて押さえつける中押さえと、
    軸回りに回転することにより、前記縫針を上下動させて前記針棒を上下動させるとともに、前記中押さえを前記縫針の上下動方向に沿って上下動させる主軸と、
    前記主軸を駆動させる主軸駆動モータと、
    軸回りに回転することにより、前記中押さえが下死点に到達したときの針板からの高さを調節する調節軸と、
    前記調節軸を駆動させる調節軸駆動モータと、
    前記中押さえの下死点高さ及び当該下死点高さを制限するための制限値が入力可能な操作手段と、
    前記操作手段に入力された前記下死点高さ及びX移動量Y移動量を含む縫い目データと、前記制限値とを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記下死点高さ及び縫い目データを基に、前記主軸駆動モータ及び前記調節軸駆動モータを制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記制限値と、前記操作手段に入力された前記下死点高さとを比較して、前記下死点高さが前記制限値を越える場合には、前記制限値を、入力された下死点高さとして前記記憶部に記憶させることを特徴とするミシン。
  2. 長さの異なる縫針が装着可能な針棒と、
    前記針棒に支持された縫針を縫製物から抜く際に縫製物を針板に向けて押さえつける中押さえと、
    軸回りに回転することにより、前記縫針を上下動させて前記針棒を上下動させるとともに、前記中押さえを前記縫針の上下動方向に沿って上下動させる主軸と、
    前記主軸を駆動させる主軸駆動モータと、
    軸回りに回転することにより、前記中押さえが下死点に到達したときの針板からの高さを調節する調節軸と、
    前記調節軸を駆動させる調節軸駆動モータと、
    前記中押さえの下死点高さ及び当該下死点高さを制限するための制限値が入力可能な操作手段と、
    前記操作手段に入力された前記下死点高さ及びX移動量Y移動量を含む縫い目データと、前記制限値とを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記下死点高さ及び縫い目データを基に、前記主軸駆動モータ及び前記調節軸駆動モータを制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記制限値よりも、前記下死点高さが大きい場合には、前記制限値を、入力された下死点高さとし前記調節軸駆動モータを制御することを特徴とするミシン。
  3. 請求項1又は2記載のミシンにおいて、
    前記針棒は、短い縫針を装着した場合、長い縫針を装着したときよりもその下死点位置を低く設定可能であることを特徴とするミシン。
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