JP6636694B2 - ボーダー模様の模様データ作成プログラム及びミシン - Google Patents

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Description

本発明は、ボーダー模様の模様データを作成するためのプログラム及びそのプログラムを利用したミシンに関する。
従来、刺繍が可能なミシンは、刺繍用の模様データが与えられ、その模様データに基づいて模様の刺繍を行う。例えば、一連の模様が繋がる模様、所謂ボーダー模様を縫製する場合は、初めに1つの模様の縫製し、その模様と隣り合うように次の模様の縫製を行うことを複数回繰り返している。刺繍の縫製には、布地を保持する刺繍枠が必要である。刺繍枠より大きな模様を縫製する場合には、ユーザは、刺繍枠を布地の縫製が終了した箇所から取り外し、隣接する未縫製の部分に付け替える必要がある。
縫製済みの模様と隣り合う新たな模様を縫製し、連続した1つの形状に縫製するためには、刺繍枠の付け替え後、刺繍開始位置を調整する必要がある。刺繍開始位置をユーザの感覚だけで合わせると、刺繍された模様と隣り合う新たな模様との位置が合わなくなることがあった。
従来の刺繍方法では、刺繍開始位置の調整を正確に行うために、模様データに位置合わせデータが含められている。そして、模様と共に位置合わせ目印を縫製することで、その目印を基準とした隣接する模様の縫製の開始を可能とする。このような模様の位置合わせを支援する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−219596号公報
模様データに位置合わせデータを含める場合には、模様データの外周の四隅に位置合わせデータを配置する。これにより、上下左右のいずれの方向においても、新たな模様を位置合わせを行いつつ配置できる。この位置合わせデータを含めた模様を縫製した場合には、模様の四隅に位置合わせ目印が縫製される。この模様の右隣に新たな模様を縫製する場合には、右側の2つの目印を利用して隣の模様の位置合わせを行う。つまり、模様の左側に縫製された目印は利用されない。
更に、ある一つの模様が刺繍枠内に3つ配置可能な場合において、その模様を6つ繋げて縫製するためには、刺繍枠の張り替え作業が1回必要となる。従来技術では、個々の模様の四隅に目印を設けていたため、刺繍枠内に収まる3つの模様のそれぞれに位置合わせ目印が存在する。そのため、模様の位置合わせには不要な目印が布地に縫製されることになり、縫い実行の際に余計な針落ちとなっていた。その結果、縫製終了後に、布地から多数の目印を除去する作業が必要となる問題があった。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたもので、位置合わせ用の目印を任意の位置に配置したボーダー模様の模様データを作成するためのプログラム及びそのプログラムを有するミシンを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明は、表示手段を備え、新規模様の作成を行うミシンであって、前記新規模様の基になる模様を縫製するための刺繍データと、その模様を前記表示手段に表示するための画像データとを記憶する模様データ記憶手段と、前記模様の画像データに基づいて前記表示手段上に模様の表示を行う模様表示手段と、前記模様の連なる複数の方向の中からいずれかの方向を指定する模様つなぎ方向指定部と、前記模様と組み合わせる目印を縫製するための刺繍データと、その目印を前記表示手段に表示するための画像データとを記憶する目印データ記憶手段と、前記目印の画像データに基づいて前記表示手段上に目印の表示をおこなう目印表示手段と、前記模様に対する前記目印の配置位置を前記模様の四隅の基準位置に指定し、前記目印のうち前記模様を繋げる側の2つの配置位置を前記模様の四隅の基準位置から移動するように調整する目印配置位置指定部と、前記模様の目印配置位置に前記目印を表示させた目印付き模様を複製する目印付き模様複製部と、複製元の前記目印付き模様と、複製した目印付き模様が有する前記目印を重複するように配列して表示する目印付き模様を表示させる表示制御部と、複数の前記目印付き模様に含まれる前記目印を前記表示手段上から削除する目印削除部と、を備え、前記新規模様は、前記模様をある方向に並べた模様であることを特徴とする。
記模様を連なる方向に応じて、前記模様に対して表示する前記目印を変更するものでも良い。
前記目印削除部は、削除対象となる前記目印を非表示とすることで、前記前記表示手段上から削除させても良い。
前記模様及び前記目印は、それぞれレイヤーに分割して表示手段に表示させても良い。
前記表示手段に表示された新規の模様の刺繍データを、その新規模様を構成する前記模様及び前記目印を表示する画像データに対応する刺繍データとから作成しても良い。
また、新規模様を構成する模様を縫製するための刺繍データと、その模様を表示手段に表示するための画像データとを記憶する模様データ記憶手段と、前記模様と組み合わせる目印を縫製するための刺繍データと、その目印を前記表示手段に表示するための画像データとを記憶する目印データ記憶手段と、前記模様と前記目印を表示する表示手段を制御するコンピュータの制御プログラムであって、前記コンピュータに、模様の画像データに基づいて前記表示手段上に模様を表示させる模様表示処理と、前記模様の連なる複数の方向の中からいずれかの方向を指定する模様つなぎ方向指定処理と、前記表示手段に表示された前記模様に対する前記目印の配置位置を前記模様の四隅の基準位置に指定し、前記目印のうち前記模様を繋げる側の2つの配置位置を前記模様の四隅の基準位置から移動するように調整する目印配置位置指定処理と、前記目印の画像データに基づいて前記表示手段上に目印の表示をおこなう目印表示処理と、前記模様の目印配置位置に前記目印を表示させた目印付き模様を複製する目印付き模様複製処理と、複製元の前記目印付き模様と、複製した目印付き模様が有する前記目印を重複するように表示する目印付き模様を表示させる目印付き模様表示処理と、複数の前記目印付き模様に含まれる前記目印を前記表示手段上から削除する目印削除処理と、を実行させ、前記新規模様は、前記模様をある方向に並べた模様であることを特徴とする模様データの作成プログラムも本発明の一態様である。
本発明によれば、目印データを模様データの任意の位置に配置することより、不要な目印の縫製を行なわず、簡単な手法でボーダー模様の縫製を可能とすることができる。
第1の実施形態のミシン全体を示す斜視図である。 第1の実施形態のミシンのプログラム記憶部と演算部の関係を示すブロック図である。 第1の実施形態の制御部の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の模様刺繍制御部の機能を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態で表示ディスプレイに表示される模様A、目印B、目印付き模様C、ボーダー生成用の模様D、ボーダー模様Eを示す図である。 表示ディスプレイに表示される編集用ダイアログを示す図である。 第1の実施形態の模様データ生成部の機能を示す機能ブロック図である。 模様Aが表示された表示ディスプレイの表示例を示す画面構成図である。 第1の実施形態におけるボーダー模様の作成手順を示すフローチャートである。 模様Aと選択済み枠Fが表示された表示ディスプレイの表示例を示す画面構成図である。 編集用ダイアログが表示された表示ディスプレイの表示例を示す画面構成図である。 編集用ダイアログのプレビュー画面の表示例を示す図である。 横方向に連なることが指定された場合の模様Aと目印Bとを関係を示した図である。 編集用ダイアログが表示された表示ディスプレイの表示例を示す画面構成図である。 編集用ダイアログのプレビュー画面の表示例を示す図である。 模様Aと選択済み枠Fが表示された表示ディスプレイの表示例を示す画面構成図である。 ボーダー生成用の模様Dが表示された表示ディスプレイの表示例を示す画面構成図である。 編集用ダイアログが表示された表示ディスプレイの表示例を示す画面構成図である。 ボーダー模様Eが表示された表示ディスプレイの表示例を示す画面構成図である。 目印Bの配置位置の違いによる模様Aと模様A1との位置関係を示す図である。
[1.第1の実施形態]
[1−1.構成]
(1.概略構成)
図1は、本実施形態のミシンを示す斜視図である。図1において、布送り方向をY方向、布送り方向に直交する方向をX方向、垂直方向をZ方向とする。図1に示す様に、ミシン1は、針棒2を有する。針棒2は、上糸を通す針を支持する部材である。針には、糸供給源から上糸が供給される。ミシン1の内部において、針棒2の下方には、下糸が巻かれたボビンを収納する不図示の釜が配置される。釜は、剣先で針により布を貫通した上糸を捕捉する。針棒2と釜は、ミシンモータ61からの駆動力により駆動する。
刺繍枠3は、布に張力を与えるための布の固定部である。刺繍枠3は、布送り方向(図1のY方向)及び布送り方向に直交する方向(図1のX方向)に水平移動可能な構成である。刺繍枠3は、X・Yモータ62からの駆動力により駆動する。
ミシン1は、コンピュータミシンである。コンピュータミシンとは、制御プログラムに応じてミシンの各部の制御を行うミシンである。ミシン1は、図2に示す様に制御プログラム記憶部51と、演算部4とを備える。
制御プログラム記憶部51には、模様刺繍プログラム511と模様データ作成プログラム512が記憶される。模様刺繍プログラム511は、模様の刺繍を行う場合のプログラムである。模様刺繍プログラム511には、以下の処理が記載されている。
(a)模様データの読み出し処理
(b)ミシンモータに対する制御処理
(c)X・Yモータに対する制御処理
模様データ作成プログラム512は、模様データの作成を行う場合のプログラムである。模様データ作成プログラム512は、模様データの作成を行うために以下の処理が記載されている。
(a)模様データの読出し処理
(b)模様形状表示処理
(c)編集用ダイアログ読出し処理
(d)編集用ダイアログ表示処理
(e)目印付きデータ読出し処理
(f)目印表示処理
(g)模様データ変換処理
(h)模様データ記憶処理
演算部4は、所謂CPUである。演算部4は、模様刺繍プログラム511や模様データ作成プログラム512に従ってミシンの各部の制御を行うことにより、後述する制御手段8が構成される。
(2.構成)
図3はミシン1の構成図である。ミシン1は、記憶手段5、模様刺繍手段6、操作手段7、制御手段8とから構成される。
記憶手段5は、HDD等である。記憶手段5は、制御プログラム記憶部51、模様データ記憶部52、目印データ記憶部53、編集用データ記憶部54を有する。
模様データ記憶部52は、模様データ521を記憶する。模様データ521は、刺繍データ521aと、画像データ521bとから構成される。刺繍データ521aは、位置合わせデータ、色替えコマンド、及び縫いデータが針数と対応付けて構成されているデータである。
位置合わせデータとは、縫い目を形成する座標を示すデータである。色替えコマンドとは、糸を変更するタイミングを指示するコマンドである。縫いデータとは縫いを実行する際の刺繍枠3をX方向、Y方向に移動させる移動量や糸の調子を指定するデータである。画像データ521bとは、模様データを表示部72に表示する際に使用するデータである。画像データ521bは、模様データの縫い上がり等の状態を表す。
目印データ記憶部53は、目印データ531を記憶する。目印データ531は、刺繍模様データと同様に刺繍データ531aと表示部72に表示する際に使用する画像データ531bとを含むデータである。
編集用データ記憶部54は、編集用ダイアログデータ541を記憶する。編集用データ記憶部54には、以下のデータが記憶される。
(a)模様を連ねる方向を指定する際に使用する編集用ダイアログのデータ541a
(b)模様データが追加される目印データの位置を調整する際に使用する編集用ダイアログのデータ541b
(c)目印データを削除する際に使用する編集用ダイアログのデータ541c
模様刺繍手段6は、ミシンモータ61、X・Yモータ62を有する。ミシンモータ61は、針棒2を上下方向に揺動させるための駆動力や下釜を回転される駆動力を発生させる。X・Yモータ62は、刺繍枠3をXY方向に移動させる駆動力を発生させる。
操作手段7は、タッチパネル71を備える。タッチパネル71は、ミシンの表面部に配置される。タッチパネル71は、表示部72と入力部73から構成される。表示部72は、画像表示用のデータに基づいて画像の表示を行う。入力部73は、指やタッチペンなどが接触した表示部72の座標データを出力する。
制御手段8は、模様刺繍制御部81と、模様データ作成制御部82とを有する。
(1−1)模様刺繍制御部81の構成
模様刺繍制御部81は、模様刺繍プログラム511に従いミシンの各部の制御を行う。模様刺繍制御部81は、以下の部を備える。
(a)模様データ読み出し部811
(b)ミシンモータ制御部812
(c)X・Yモータ制御部813
模様データ読み出し部811は、模様データ記憶部52から模様データ521を読み出す。ミシンモータ制御部812は、模様データ521に従いミシンモータ61に制御信号を出力する。X・Yモータ制御部813は、模様データ521に従いX・Yモータ62に制御信号を出力する。
(1−2)模様刺繍制御部81の機能
図4は、模様刺繍制御部81の動作を示す機能ブロック図である。図4に示すように、模様データ読み出し部811は、模様データ記憶部52から模様データ521を読み出す。ミシンモータ制御部812は、模様データ521の中から刺繍データ521aを抽出する。そして、刺繍データ521aに基づいてミシンモータ61に対して制御信号を出力する。ミシンモータ61では、入力した制御信号に基づいて運転を行う。同様に、X・Yモータは、刺繍データ521aに基づいてX・Yモータの制御を行う。
(2−1)模様データ作成制御部82の構成
模様データ作成制御部82は、模様データ作成プログラム512に従い新たな模様の模様データの作成を行う。模様データ作成制御部82は、図3に示す様に以下の構成を備える。
(a)模様形状表示制御部821
(b)編集用制御部822
(c)模様データ変換部823
模様形状表示制御部821は、模様データ記憶部52から模様データ521を読み出す。そして、読み出した模様データ521から画像データ521bを抽出する。模様形状表示制御部821は、図5に示す通り、画像データ521bを基に表示部72に模様Aを表示させる。同様に、模様形状表示制御部821は、目印データ記憶部53から目印データ531を読み出す。そして、読み出した目印データ531から画像データ531bを抽出する。模様形状表示制御部821は、画像データ531bを基に表示部72に模様Aの四隅を基準位置として目印Bを表示させる。すなわち、表示部72には、模様Aと目印Bが混在して表示される。
ここで、模様形状表示制御部821は、模様Aと目印Bをそれぞれ異なるレイヤーに分割して表示することもできる。これにより後述する目印の移動や削除を該当する目印が表示されるレイヤーを移動したり、削除したりすることで対応することができる。
編集用制御部822は、編集用データ記憶部54から編集用ダイアログデータ541を読み出して、編集用ダイアログデータ541に含まれるデータ541a〜514cに対応した編集用ダイアログを表示部72に表示させる。
模様データ変換部823は、表示部72に表示された模様Eを表示させる画像データ522bを刺繍データ522aに変換する。
(a)模様形状表示制御部821
図7に示す様に、模様形状表示制御部821は、模様データの読み出し部821a、模様データ表示制御部821b、模様つなぎ方向指定部821c、目印データ配置位置指定部821d、目印データ読み出し部821e、目印データ表示制御部821f、目印付き模様複製部821g、目印付き模様表示制御部821h、目印削除部821iから構成される。
模様データの読み出し部821aは、模様データ記憶部52から模様データ521を読み出す。模様データ表示制御部821bは、模様データ521に含まれる画像データ521bを抽出する。模様データ表示制御部821bは、画像データ521bに基づいて、表示部72に模様Aを表示させる。
模様つなぎ方向指定部821cは、模様Aを連ねる方向の指定を行う。模様Aを左右方向に連ねる場合には「左右」、上下方向に連ねる場合には「上下」とする。また、模様Aを上下方向に1つ且つ左右方向に1つとする場合は「コーナー」、模様Aを連ねて上円弧とする場合には「上円弧」、下円弧とする場合には「下円弧」であると指定する。
目印データ配置位置指定部821dは、表示部72の模様Aに対して目印Bを配置する位置を指定する。前述の通り、目印Bの配置位置はとして、模様Aの四隅が基準位置として予め指定されている。目印データ配置位置指定部821cは、予め指定されている基準位置から、ユーザからの入力に応じた位置に目印Bの配置位置を変更する。
目印データ読み出し部821eは、目印データ記憶部53から目印データ531を読み出す。目印データ531は、刺繍データ531aと表示部72(図8) に表示用の画像データ531bとを含む。
目印データ表示制御部821fは、目印データ531に含まれる画像データ531bを抽出する。目印データ表示制御部821fは、目印データ配置位置指定部821dが指定した位置に目印Bを表示する。
目印付き模様複製部821gは、模様Aに対して目印Bを配置した目印付きの模様Cを複製する。すなわち、目印付きの模様Cから、目印付きの模様C1を複製する。複製するデータは、模様Aの画像データ521bと目印Bの画像データ531bを複製することで行う。
目印付き模様表示制御部821hは、複製した模様Aの画像データ521bと目印Bの画像データ531bを基に表示部72に目印付きの模様C1の表示を行う。目印付きの模様C1の表示位置は、目印付きの模様Cの目印と目印付きの模様C1の目印が重なる場所とする。これにより、表示部72上に、複製元の目印付き模様Cと、複製した目印付き模様C1とが配列して表示される。
目印削除部821iは、表示部72上に表示した目印付きの模様Cや、目印付きの模様C1が有する目印Bの削除を行う。削除する目印は、ボーダー模様の刺繍時に使用しない場所に表示される目印である。削除の方法は、ユーザの選択、または、一定のルールの元に判別し削除対象とても良い。
(b)編集用制御部822
編集制御部822は、編集用ダイアログ読み出し部822aと編集用ダイアログ表示制御部822bとから構成される。編集用ダイアログ読み出し部822aは、タッチパネル71の入力部73から出力される座標信号を受け付ける。編集用ダイアログ読み出し部822aは、座標信号に応じた編集用ダイアログデータ541を読み出す。編集用制御部822は、読み出した編集用ダイアログデータ541に含まれるデータ541a〜514c編集用ダイアログデータ541に基づいて、表示部72に編集用ダイアログ10〜12を表示させる。
図6は、表示部72に表示される編集用ダイアログの一例を示す図である。図6(a)は、模様を連ねる方向を選択するための編集用ダイアログ10である。編集用ダイアログ10は、プレビュー表示領域10a、つなぎ方向の指定用ボタン10b、処理終了ボタン10cから構成される。プレビュー表示領域10aには、模様Aのつなぎ方向を模様Aと、模様Aに隣接する模様A1の位置関係を表示する。
つなぎ方向の指定用のボタン10bは、模様Aのつなぎ方向を指定するボタンである。つなぎ方向の指定用のボタン10bとして、模様Aのつなぎ方向を左右とするボタン10d、模様Aのつなぎ方向を上下方向とするボタン10e、模様Aのつなぎ方向を上下方向に1つ且つ左右方向に1つとするボタン10f、模様Aのつなぎ方向を上円弧とするボタン10g、模様Aのつなぎ方向を下円弧とするボタン10hが用意される。処理終了ボタン10cは、模様Aをつなぐ方向をボタン10d〜10hで指定したつなぎ方向とし、処理を終了するボタンである。
図6(b)は、連ねる模様Aの間隔を調整するための編集用ダイアログ11である。編集用ダイアログ11は、プレビュー表示領域11a、間隔の調整用の矢印ボタン11b、処理終了ボタン11cから構成される。図6(c)は、模様Aに対して付した配置した目印Bを削除するため編集用ダイアログ12である。編集用ダイアログ12は、プレビュー表示領域12a、削除する目印の選択用のチェックボックス12b、削除選択ボタン12c、削除実行ボタン12dから構成される。
(c)模様データ変換部823
模様データ変換部823は、表示部72上で作成した模様Eの画像データ552aを刺繍データ552aに変換する。そして、表示部72に表示された模様の画像データ552aと、模様データ変換部823で変換した刺繍用データ553aとを組み合わせて、模様Eの模様データ552として模様データ記憶部52に記憶する。
(2−2)模様データ作成制御部82の機能
図7は、模様データ作成制御部82の動作を示す機能ブロック図である。模様データ作成制御部82は、刺繍データ521aや531aから直接新たな模様の刺繍データ522を作成しない。代替として、模様データ作成制御部82は、表示部72上で、画像データ521bに基づく模様Aと、画像データ531bに基づく目印Bとを図5に示す様に組み合わせる。組み合わせた画像を目印付き模様データCとする。そして、表示部72上に、目印付き模様データCを複数配置して模様Dとする。この生成用データDの中から刺繍時に不要な目印Bを削除する。これにより、新たな模様形状を有する模様データEが表示部72上で作成される。そして、模様データEの模様データ522として刺繍データ522aと画像データ522bとを記憶する。
模様形状表示制御部821は、タッチパネル71からの入力部73からの信号を受け付ける。ユーザが模様Aを選択した場合には、画像データ521bに基づく模様Aを表示部72に表示する。
図8は、表示部72上に、画像データ521bに基づく模様Aを表示した状態を示す図である。表示部72は、模様表示領域72aとコマンド表示領域72bとで構成される。
模様表示領域72aには、模様Aや、目印B、目印付き模様C、模様D、模様データEが表示される。
コマンド表示領域72bには、「位置合わせデータ追加」「位置合わせデータ削除」「模様コピー」と表示されたコマンドボタン72b1〜72b3が表示される。ユーザがコマンドボタン72b1〜72b3を押すことで、各コマンドボタン72b1〜72b3に対応する編集用ダイアログが、表示部72に表示される。「位置合わせデータ追加」のコマンドボタン72b1は、編集用ダイアログ11を表示させる。「位置合わせデータ削除」のコマンドボタン72b2は、編集用ダイアログ12を表示させる。
模様データ変換部823は、表示部72に表示された新たな模様Eの画像から、刺繍データ522aを作成する。すなわち、表示部72上で新たな模様Eを作成した場合、表示部72に表示された模様Eは画像データ522bに基づいて表示される。そのため、この画像データ522bを、刺繍データ522aとして読み込んでも模様Eの刺繍を行うことはできない。なぜなら、画像データ522bには、模様Eの刺繍を行う際に必要な、位置合わせデータ、色替えコマンド、及び縫いデータが含まれていないためである。
そこで、模様データ変換部823は、画像データ522bを作成する際に使用した模様Aや目印Bの刺繍データ521aや531aを参照し、変更、追加、削除等を行って、刺繍データ522aとする。刺繍データ522aは、画像データ522bと関連付けられて模様データ522として模様データ記憶部52に記憶される。
また、模様データ変換部823は、生成後の刺繍データ522aにおいて、模様Aの刺繍データ521aに基づくデータであるか、または目印Bの刺繍データ531aに基づくデータであるかの区別をつけても良い。データの区別の方法としては、片方のデータにフラグを付しておく方法が考えられる。
[1−2.作用]
本実施形態のミシンの動作について説明する。
本実施形態では、説明の為に新たな模様形状を有する模様データEを、ボーダー模様を作成するための模様データとする。すなわち、模様データEは、模様Aを横に3つ並べた形状を有する。模様Eの大きさは、横に並べた模様Aが刺繍枠3内に収まるサイズとする。また、模様Eの四隅には、目印Bが配置される。図5(a)は、模様データ521の画像データ521bにより表示部72に表示される模様Aを示す。図5(b)は目印データ531の画像データ531bにより表示される目印Bを示す。図5(c)は、模様Aの所定の位置に目印Bを配置した目印付き模様Cを示す。図5(d)は、目印付き模様Cを複数並べた模様Dを示す。図5(e)は、模様Dより不要な目印Bを削除したボーダーの模様データEを示す。
(1)刺繍モード
刺繍モードにおいて、針の針穴に上糸を通し、下糸が巻かれたボビンが内釜に収納された状態で、ユーザは、ミシン1の縫い開始ボタンを押す。すると、模様刺繍制御部81は模様刺繍プログラム511に従い、予め設定された縫いの速さに応じてミシンモータ61を回転させる。ミシンモータ61で発生する駆動力により針棒上下し縫い目が形成される。
また、模様の刺繍を縫う場合には、針棒2を上下動させて縫い目を形成するだけでなく、模様データ521の刺繍データ521aの内容に従って刺繍枠3の移動を制御する。
(2)模様データ作成モード
図9は、本実施形態のミシンにおけるボーダー模様Eの模様データ522の縫製手順を示すフローチャートである。模様データ作成モードにおいて、ミシンでは、ボーダー模様Eの模様データ522を作成するために、以下の手順を経る。
(a)模様Aの選択
(b)模様Aのつなぎ方向の指定
(c)目印Bの追加
(d)目印Bの配置位置の調整
(e)目印付き模様Cの作成
(d)目印付き模様Cの複製
(e)不要な目印Bの削除
(a)模様Aの選択
ボーダー模様Eの刺繍データを作成するために、連ねる模様Aの選択を受け付ける(S01)。すなわち、ユーザは、ミシン1を操作し、模様データ記憶部52に記憶される模様の中から、任意の模様を選択する。
ここでユーザが選択した模様は、図5(a)の模様Aとする。ユーザが模様Aを選択すると、模様データ表示制御部821bは、画像データ521bに基づいて模様Aを表示部72に表示する。図8は、ユーザが選択した模様Aを模様表示領域72aに表示した表示部72を示す図である。
(b)模様つなぎ方向指定
模様Aを連ねてボーダー模様Eを作成する場合には、模様Aを連ねる方向を指定する必要がある。そこで、模様つなぎ方向指定部821cは、ユーザの指定を受け付けて模様Aを連ねる方向、即ち模様つなぎ方向を指定する(S02)。
ユーザは、模様Aを連ねる方向を指定するために表示部72に表示された模様Aを選択する。表示部72はタッチパネルである。ユーザは表示部72に表示されている模様Aをタッチすることで模様Aの選択をする。模様Aの選択を行うと、図10の様に模様Aの周囲が選択済み枠Fで囲われる。
模様Aを選択した状態で「位置合わせデータ追加」のコマンドボタン72b1を押すと、編集用ダイアログ10が表示部72の最前面に展開、所謂ポップアップする。図11は、ダイアログ10がポップアップした状態の表示部72を示す図である。
模様Aを左右方向に複数配置し、ボーダー模様Eとする場合(S02の横配置)には、模様つなぎ方向を左右とするボタン10dを選択する。模様Aを上下方向に配置しボーダー模様Eとする場合(S02の縦配置)には、模様つなぎ方向を上下とするボタン10eを選択する。模様Aを上下方向と、左右方向それぞれ1つずつ配置しボーダーとする場合(S02のコーナー配置)には、模様つなぎ方向を模様の上方向と左方向とするボタン10fを選択する。
模様のつなぎ方向を指定するボタン10d〜10hにより指定すると、プレビュー表示領域10aに、模様Aと模様Aに隣接する模様A1とが表示される。図11のプレビュー表示領域10aには、模様つなぎ方向を左右方向とするボタンを選択した場合の模様Aと模様A1とが表示されている(S03)。図12(a)は、模様つなぎ方向を上下方向とするボタンを選択した場合のプレビュー表示領域10aを示す図であり、図12(a)に示すように、プレビュー表示領域10aには模様Aを縦方向に並べた場合の模様Aと模様A1とが表示されている(S04)。図12(b)は、模様つなぎ方向を上方向と左方向とした場合のプレビュー表示領域10aを示す図である。図12(b)に示すように、プレビュー表示領域10aに模様Aがコーナーを形成するように配置した場合の模様Aと模様A1とが表示されている(S05)。以上の手順で模様のつなぎ方向の指定をすることができる。
(c)目印Bの追加
表示部72上で模様Aを連ねる場合に、模様Aだけでは隣接する模様A1の位置を決定することが困難である。そこで、模様A1の位置合わせに使用する目印Bを追加する(S06)。これにより、模様Aと模様A1とを並べる場合に、隣に配置する模様A1の位置を決めやすくなる。
模様つなぎ方向の指定をすると、模様Aを並べた場合のプレビューがプレビュー表示領域10aに表示される。プレビュー表示領域10aには、模様Aに目印Bが追加されて表示される(S06)。すなわち、模様つなぎ方向の指定がされると、目印データ配置位置指定部821dは、模様Aの四隅を目印配置位置の基準位置と指定する。目印データ表示制御部821fは、目印配置位置に画像データ531bに基づいた目印Bの表示を行う。
ここで、配置する目印Bは、模様Aのつなぎ方向に合わせた目印Bとする。すなわち、図13に示す様に、模様Aのつなぎ方向が左右の場合には、目印Bは、左辺目印B1と、右辺目印B2とから構成される目印とする。左辺目印B1とは、模様Aの左上と左下に配置される目印である。右辺目印B2は、模様Aの右上と右下に配置される右辺目印B2に配置される目印である。
(d)目印Bの配置位置の調整
目印Bが基準位置に配置された模様Aを複数連ねた場合には、模様Aと隣に配置される模様A1とは、隙間なく配置される。ユーザが、模様Aと模様A1との間隔を広げたボーダー模様Eを作成したい場合には、目印Bの配置位置を調整することで対応する(S07)。
目印Bの配置位置の調整は、プレビュー表示領域10aに模様Aと模様A1とが表示している状態で、模様つなぎ方向を決定するボタン10cを押すと、ダイアログ10が閉じて、新たなダイアログ11が展開、ポップアップする。新たにポップアップしたダイアログ11は、模様Aと模様A1をつないだ状態をプレビューとして表示するプレビュー表示領11aと、目印Bの配置位置を調整するための矢印ボタン11bが配置される。
図14は、編集用ダイアログ11がポップアップした状態の表示部72を示す図である。図14に示す様に、編集用ダイアログ11が、模様表示領域72aとコマンド表示領域72bの前面に表示される。
図14の編集用ダイアログ11には、目印Bの配置位置を調整する矢印ボタン11bとして左右の矢印が配置される。例えば、模様Aと、右横に配置する模様A1との間隔を広げたい場合には、右矢印11bを押す。これにより、模様Aの右上と右下に配置される右辺目印B2の位置が右に移動する。この移動した模様Aの右上と右下に配置される右辺目印B2と、模様A1の左上と左下に配置される左辺目印B1とが重なるように模様A1が配置される。そのため、模様A1は、模様Aとの間隔を広げた状態で配置される。図15は、右矢印を押して、右辺目印B2の位置を移動させて、模様Aと模様A1との間隔を広げた場合のプレビュー表示領域11aを示す図である。以上のように、目印Bの配置位置の調整を行うことができ、これにより模様Aと模様A1との間隔の調整を行う。
(e)目印付き模様Cの作成
模様Aのつなぎ方向と模様Aと模様A1との間隔を決定することで、目印Bの配置位置が決定する。ユーザが、目印Bの配置位置の決定ボタン11cを押すと、ダイアログ11が閉じる。そして、図16に示すように、表示部72の模様表示領域72aに、模様Aに目印Bを付した目印付き模様Cが配置される。
ボーダー模様Eは、模様Aを任意の間隔で複数個連ねた模様である。故に、ボーダー模様は、目印付き模様Cを複製し、それを指定した模様つなぎ方向に並べることで生成する。
1つの目印付き模様Cが作成できると、この目印付き模様Cを複製することでボーダー模様Eを作成する。目印付き模様Cの複製には、コマンド表示領域72bに配置される「模様コピー」のボタン72b3を選択することで行う。「模様コピー」のボタン72b3を押すことで模様コピー処理が開始される。
模様コピー処理では、目印付き模様Cの複製を行う。そして、複製した目印付き模様C1を目印付き模様Cの隣に配置する。配置する方向は、模様つなぎ方向である。模様Aのつなぎ方向が右方向である場合には、目印付き模様Cの右辺目印B2と目印付き模様C1の左辺目印B1とを重ね合わせ、目印付き模様Cに対して目印付き模様C1を配置する。これにより、ユーザは、目印付き模様Cと目印付き模様C1との位置の調整を行うことなく、ボーダー生成用模様Dの作成を行うことができる。
(e)不要な目印Bの削除
次にボーダー生成用模様Dから不要な目印Bの削除を行う(S10)。図17において、目印付き模様Cの右上と右下、或いは目印付き模様C1の左上と左下の目印Bは、目印付き模様Cに対して目印付き模様C1を配置する場合には、必要な目印Bである。しかしながら、ボーダー模様Eを縫製する場合には使用しない。そこで、目印付き模様C、目印付き模様C1、目印付き模様C2の配置の終了後に、ボーダー模様を縫製する際に使用しない目印Bの削除を行う。
使用しない目印Bの削除は、削除する目印Bを有する目印付き模様C,C1,C2を選択し、目印Bの削除処理を実行することで行う。目印B削除処理は、「位置合わせデータ削除」のコマンドボタン72b2を選択すること開始される。
例えば、目印付き模様C2の左上と左下の位置合わせ目印Bの削除をする場合には、目印付き模様C2に対して目印Bの削除処理を実行する。目印Bの削除処理が開始されると、初めに編集用ダイアログ12が表示部72の最前面にポップアップする。図18は、編集用ダイアログ12がポップアップした状態の表示部72を示す図である。
目印付き模様C2の左上と左下の目印Bを削除するには、ユーザはプレビュー表示領域12aに表示されるチェックボックス12bのうち、左上と左下のチェックボックスにチェックを付ける。そして、削除確定削除選択ボタン12cを選択することで、チェックを付けた位置の目印Bを削除対象として選択することができる。その後、削除実行ボタン12dを押すことで、削除対象となった目印付き模様C2の左上と左下の目印Bを削除することができる。この処理を、目印付き模様C、C1、C2が有する目印Bに対して行うことで、ボーダー模様Eを縫製する際に不要な目印Bを削除することができる。以上の手順で、表示部72上でボーダー模様Eを作成することでできる。図19は、ボーダー模様Eを表示した表示部72を示す図である。
そして、表示部72に表示されたボーダー模様Eを示す画像データ522bから刺繍データ522aを作成する。刺繍データ522aと画像データ522bとを関連付けて模様データ記憶部52に記憶する。
[1−5.効果]
以上の様な本実施形態のミシンにおいては、以下の(1)〜(7)のような効果を奏することが可能である。
(1)本実施形態のミシンでは、1つの模様データ521から、刺繍枠3のサイズに合わせたボーダー模様Eの模様データ522を作成することができる。そのため、ボーダー模様の縫製を行う際には、不要な目印Bを縫製することが無く、余計な針落ちを抑制することができる。また、不要な目印Bを縫製する必要が無いため、縫製終了後に、布地から多数の目印Bを除去する作業が発生しない。
また、ボーダー模様の模様データ522を、模様データ521と目印データ531とから生成することができる。そのため、様々なパターンのボーダー模様の模様データを記憶しておく必要が無いため、記憶容量を抑えることが可能となる。
(2)また、ボーダー模様の模様データの編集は、模様データ521の刺繍データ521aや目印データ531の刺繍データ531aを直接編集するのではない。代わりに、模様表示手段である模様データ表示制御部と、目印表示手段である目印データ表示制御部により、表示部72に模様Aや目印Bを表示させる。このため、ユーザが模様の状態を目で見ながら編集をすることで、作成するボーダー模様の模様データをイメージし易くなる。
(3)本実施形態では、模様つなぎ方向指定部821cを備える。模様つなぎ方向指定部により、模様Aのつなぎ方向を指定し、このつなぎ方向に応じた目印Bの配置を行う。すなわち、図13に示す様に、つなぎ方向が左右方向の場合には、左辺の目印B1と、右辺の目印B2とを組とする。これにより、目印Bの配置位置を調整する場合や、目印Bを削除する場合に、組となる目印Bのいずれかを指定するだけで良くなる。
(4)本実施形態の模様形状表示制御部821は、模様Aと模様Bをそれぞれ異なるレイヤーに分割して表示する。表示部72上で、模様Aに対して目印Bを配置する場合には、模様Aのレイヤーに目印Bのレイヤーを重ねる。これにより、目印Bの位置を変更する場合には、特段変わった画像処理を行う必要が無く目印Bのレイヤーを移動させるだけで足りる。また、目印Bを削除する場合には、そのレイヤーを非表示にすれば良い。
(5)本実施形態では、模様データ変換部823が、表示部72に表示されたボーダー模様Eの画像データ522bを、刺繍データ522aに変換する。この際、ボーダー模様の模様Eに含まれる目印Bを単に、模様の一部として刺繍データ522a変換するのではなく、目印Bであることを示すフラグをつけて刺繍データ522aに変換する。これにより、刺繍データ522aのフラグを検索することで、刺繍データ522aがボーダー模様の刺繍データであることを判別することができる。
[2.他の実施形態]
以上のように本発明の実施形態を説明したが、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。そして、この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、本実施形態では、目印Bとして「+」形状としたが、目印Bの形状はこれに限られない。例えば、「|」「―」「×」などの、模様Aと模様A1との位置を確認しやすい形状であれば、その形状は拘らない。
1…ミシン
2…針棒
3…刺繍枠
4…演算部
5…記憶手段
51…制御プログラム記憶部
511…模様刺繍プログラム
512…刺繍データ作成プログラム
52…模様データ記憶部
521…模様データ
521a…刺繍データ
521b…画像データ
522…模様データ
522a…刺繍データ
522b…画像データ
53…目印データ記憶部
531…目印データ
531a…刺繍データ
531b…画像データ
54…編集用データ記憶部
541…編集用ダイアログデータ
514a〜c…データ
6…模様刺繍手段
61…ミシンモータ
62…X・Yモータ
7…操作手段
71…タッチパネル
72…表示部
73…入力部
8…制御手段
81…刺繍模様制御部
811…模様データ読み出し部
812…ミシンモータ制御部
813…X・Yモータ制御部
82…模様データ作成制御部
821…模様形状表示制御部
821a…模様データ読み出し部
821b…模様データ表示制御部
821c…模様つなぎ方向指定部
821d…目印データ配置位置指定部
821e…目印データ読み出し部
821f…目印データ表示制御部
821g…目印付き模様複製部
821h…目印付き模様表示制御部
821i…目印削除部
822…編集用制御部
822a…表示ダイアログ読み出し部
822b…表示ダイアログ表示制御部
823…模様データ変換部
10…編集用ダイアログ
10a…プレビュー表示領域
10b、10d、10e、10f…つなぎ方向の指定用のボタン
10c…処理終了ボタン
11…編集用ダイアログ
11a…プレビュー表示領域
11b…間隔の調整用の矢印ボタン
11c…処理終了ボタン
12…編集用ダイアログ
12a…プレビュー表示領域
12b…チェックボックス
12c…削除選択ボタン
12d…削除実行ボタン

Claims (6)

  1. 表示手段を備え、新規模様の作成を行うミシンであって、
    前記新規模様の基準になる模様を縫製するための刺繍データと、その模様を前記表示手段に表示するための画像データとを記憶する模様データ記憶手段と、
    前記模様の画像データに基づいて前記表示手段上に模様の表示を行う模様表示手段と、
    前記模様の連なる複数の方向の中からいずれかの方向を指定する模様つなぎ方向指定部と、
    前記模様と組み合わせる目印を縫製するための刺繍データと、その目印を前記表示手段に表示するための画像データとを記憶する目印データ記憶手段と、
    前記目印の画像データに基づいて前記表示手段上に目印の表示をおこなう目印表示手段と、
    前記模様に対する前記目印の配置位置を前記模様の四隅の基準位置に指定し、前記目印のうち前記模様を繋げる側の2つの配置位置を前記模様の四隅の基準位置から移動するように調整する目印配置位置指定部と、
    前記模様の目印配置位置に前記目印を表示させた目印付き模様を複製する目印付き模様複製部と、
    複製元の前記目印付き模様と、複製した目印付き模様が有する前記目印を重複するように配列して表示する目印付き模様を表示させる表示制御部と、
    複数の前記目印付き模様に含まれる前記目印を前記表示手段上から削除する目印削除部と、
    を備え、
    前記新規模様は、前記模様をある方向に並べた模様であることを特徴とするミシン。
  2. 前記模様を連なる方向に応じて、前記模様に対して表示する前記目印を変更することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記目印削除部は、削除対象となる前記目印を非表示とすることで、前記表示手段上から削除することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のミシン。
  4. 前記模様及び前記目印は、それぞれレイヤーに分割して表示手段に表示されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のミシン。
  5. 前記表示手段に表示された新規の模様の刺繍データを、
    その新規模様を構成する前記模様及び前記目印を表示する画像データに対応する刺繍データとから作成することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のミシン。
  6. 新規模様を構成する模様を縫製するための刺繍データと、その模様を表示手段に表示するための画像データとを記憶する模様データ記憶手段と、
    前記模様と組み合わせる目印を縫製するための刺繍データと、その目印を前記表示手段に表示するための画像データとを記憶する目印データ記憶手段と、
    前記模様と前記目印を表示する表示手段を制御するコンピュータの制御プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記模様の画像データに基づいて前記表示手段上に模様を表示させる模様表示処理と、
    前記模様の連なる複数の方向の中からいずれかの方向を指定する模様つなぎ方向指定処理と、
    前記表示手段に表示された前記模様に対する前記目印の配置位置を前記模様の四隅の基準位置に指定し、前記目印のうち前記模様を繋げる側の2つの配置位置を前記模様の四隅の基準位置から移動するように調整する目印配置位置指定処理と、
    前記目印の画像データに基づいて前記表示手段上に目印の表示をおこなう目印表示処理と、
    前記模様の目印配置位置に前記目印を表示させた目印付き模様を複製する目印付き模様複製処理と、
    複製元の前記目印付き模様と、複製した目印付き模様が有する前記目印を重複するように表示する目印付き模様を表示させる目印付き模様表示処理と、
    複数の前記目印付き模様に含まれる前記目印を前記表示手段上から削除する目印削除処理と、
    を実行させ、
    前記新規模様は、前記模様をある方向に並べた模様であることを特徴とする模様データの作成プログラム。
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