JP2013169319A - 縫製データ作成装置、および縫製データ作成プログラム - Google Patents

縫製データ作成装置、および縫製データ作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】加工布の両面側から見た場合に見栄えのよいサテン模様を加工布に縫製することが可能な縫製データを作成する縫製データ作成装置、および縫製データ作成プログラムを提供する。
【解決手段】刺繍データ作成装置は、刺繍ミシンが加工布にサテン縫いの模様(サテン模様)を縫製するための縫製データを作成する。刺繍データ作成装置は、模様を示す画像を細線化することによって中心線を特定する。刺繍データ作成装置は、特定した中心線と画像の輪郭線が交差する点を、縫製を開始する針落ち点(開始点)、および縫製を終了する針落ち点(終了点)として特定する(S73、S79)。縫製データ作成装置は、開始点と終了点までの間をサテン縫いで縫製する縫製データを作成する(S83)。
【選択図】図10

Description

本発明は、ミシンが加工布の両面に見栄えのよい縫製を行うことが可能な縫製データを作成する縫製データ作成装置、および縫製データ作成プログラムに関する。
従来、ジグザグミシン又は刺繍ミシンによって加工布に縫製されるサテン縫いの模様(以下、「サテン模様」という。)は、加工布の表面側に上糸のみが露出し、裏面側に上糸および下糸が露出するように縫製される。このため、加工布の表面側は、上糸が略密着した模様となり見栄えがよく美しいが、加工布の裏面側は、上糸および下糸が混在して見栄えが悪い。特に、上糸と下糸で異なる色の糸を使用する刺繍縫製の場合、それが顕著である。ここで、例えば特許文献1では、上糸の張力を下糸の張力に比べて強くしてサテン模様を縫製することで、加工布の表面側に露出する上糸を極小とし、略下糸のみを露出させる技術が開示されている。この技術を応用し、逆に、下糸の張力を上糸の張力に比べて強くしてサテン模様を縫製すれば、加工布の裏面側に露出する下糸が極小となり、略上糸のみが露出することになる。よって、加工布の裏面側から見た場合であっても、表面側から見たサテン模様であるかのような見栄えのよい美しいサテン模様を、加工布に縫製することが可能となると考えられる。
特開昭63−238899号公報
上述の技術を用いる場合であっても、加工布の裏面側から見たサテン模様の見栄えを良くするためには、サテン模様の両側の針落ち点から上糸を均等に引き出す必要がある。上糸が均等に引き出されない場合、上糸と下糸が交わる点である交絡点が片側に寄ってしまうので、見栄えが悪くなるからである。従って、サテン縫いの両側の針落ち点から上糸を均等に引き出すためには、縫製を開始する針落ち点および終了する針落ち点(以下、「縫製開始点、縫製終了点」という。)を、サテン模様の両側の針落ち点の略中央に配置する必要がある。
しかしながら上述の技術では、縫製開始点および縫製終了点については何ら考慮されておらず、サテン模様の形状によっては、加工布の裏面側から見た場合に、見栄えのよいサテン模様を加工布に縫製することができないことが予想される。
本発明の目的は、加工布の裏面側から見た場合であっても、表面側から見たサテン模様であるかのような見栄えのよい美しいサテン模様を加工布に縫製することが可能な縫製データを作成する縫製データ作成装置、および縫製データ作成プログラムを提供することである。
本発明の第一態様に係る縫製データ作成装置は、加工布に縫製される模様である縫製模様の元となる画像を取得する第一取得手段と、前記第一取得手段によって取得された前記画像を細線化することによって、前記画像の中心線を特定する第一特定手段と、前記第一特定手段によって特定された前記中心線と前記画像の輪郭線とが交差する第一点および第二点、又は前記第一点および前記第二点の近傍の点を、それぞれ、サテン縫いによって前記縫製模様を縫製する場合の針落ち点の開始点および終了点とする第二特定手段と、前記第二特定手段によって特定された前記開始点から前記終了点までの間をサテン縫いによって縫製するための縫製データを作成する作成手段とを備えている。
第一態様によれば、開始点および終了点は、中心線の近傍に少なくとも配置されることになる。従って、開始点から終了点に向けて延びる下糸は、サテン模様の両側の針落ち点から上糸を均等に引き出すことができる。従って、均整の取れた美しい模様が加工布に縫製される。このように縫製データ作成装置は、加工布の裏面側であっても均整の取れた美しい模様を加工布に縫製することが可能な模様データを容易に作成することができる。
本発明の第二態様に係る縫製データ作成装置は、加工布に縫製される模様である縫製模様をミシンが縫製するための縫製データである既存縫製データを取得する第二取得手段と、前記第二取得手段によって取得された前記既存縫製データの元となる画像又は前記既存縫製データに基づいて作成される画像を細線化することによって、前記画像の中心線を特定する第一特定手段と、前記第一特定手段によって特定された前記中心線と前記画像の輪郭線とが交差する第一点および第二点、又は前記第一点および前記第二点の近傍の点を、サテン縫いによって前記縫製模様を縫製する場合の針落ち点の開始点および終了点とする第二特定手段と、前記第二取得手段によって取得された前記既存縫製データに含まれる前記開始点および前記終了点を、前記第二特定手段によって特定された前記開始点および前記終了点に変更する変更手段とを備えている。
第二態様によれば、第一態様と同様の効果を奏することができる。またユーザは、既存の縫製データを利用して新たに縫製データを作成することができるので、既存の縫製データを有効的に活用することができる。
第一態様又は第二態様において、前記第一特定手段は、前記画像を、細線化によって前記中心線を特定することが可能な複数のブロックに分割し、前記中心線を前記ブロック毎に特定してもよい。これによって縫製データ作成装置は、複雑な形状の画像から開始点および終了点を容易に特定し、特定した開始点および終了点に基づいて縫製データを作成することができる。
第一態様において、前記作成手段は、前記開始点および前記終了点の少なくとも一方について止縫いデータを作成する止縫いデータ作成手段を備えていてもよい。止縫いデータ作成手段により作成された止縫いデータに基づいて止縫いが行われることで、開始点および終了点の近傍で上糸及び下糸は加工布に強く固定される。従って縫製データ作成装置は、上糸及び下糸の端部がほつれ難い縫製模様を加工布に縫製するための縫製データを適切に作成できる。
第二態様において、前記変更手段は、前記既存縫製データに止縫いデータが含まれている場合、前記第二特定手段によって特定された前記開始点および前記終了点に対応するよう前記止縫いデータを変更してもよい。これによれば、第一態様と同様の効果を奏することができる。また、既存の縫製データを有効的に活用することができる。
本発明の第三態様に係る縫製データ作成プログラムは、縫製データ作成装置のコンピュータに、加工布に縫製される模様である縫製模様の元となる画像を取得する取得ステップと、前記取得ステップによって取得された前記画像を細線化することによって、前記画像の中心線を特定する第一特定ステップと、前記第一特定ステップによって特定された前記中心線と前記画像の輪郭線とが交差する第一点および第二点、又は前記第一点および前記第二点の近傍の点を、それぞれ、サテン縫いによって前記縫製模様を縫製する場合の針落ち点の開始点および終了点として特定する第二特定ステップと、前記第二特定ステップによって特定された前記開始点から前記終了点までの間をサテン縫いによって縫製することで、前記加工布に前記縫製模様を縫製するための縫製データを作成する作成ステップとを実行させる。第三態様によれば、第一態様と同様の効果を奏することができる。
第三形態において、前記第一特定ステップは、前記画像を、細線化によって前記中心線を特定することが可能な複数のブロックに分割し、前記中心線を前記ブロック毎に特定するようにしてもよい。これによれば、第一態様と同様の効果を奏することができる。
第三形態において、前記作成ステップは、前記開始点および前記終了点の少なくとも一方について止縫いデータを作成する止め縫いデータ作成ステップを含むようにしてもよい。これによれば、第一態様と同様の効果を奏することができる。
縫製データ作成装置1の電気的構成を示すブロック図である。 刺繍ミシン3の外観図である。 サテン模様を示す図である。 加工布の表面側のサテン模様110を示す図である。 加工布の裏面側のサテン模様110を示す図である。 下糸114の張力を強くして縫製した場合の加工布の裏面側のサテン模様120を示す図である。 加工布の裏側面から見たサテン模様130を示す図である。 メイン処理を示すフローチャートである。 解析処理を示すフローチャートである。 作成処理を示すフローチャートである。 画像150を示す図である。 画像156を示す図である。 画像161を示す図である。 画像171を示す図である。 分割模様172〜178を示す図である。 画像150から作成されたサテン模様148を示す図である。
縫製データ作成装置1の構成について、図1を参照して説明する。縫製データ作成装置1は、後述の刺繍ミシン3(図2参照)によって縫製対象物に刺繍模様を縫製するための縫製データを作成する装置である。縫製データは、刺繍模様の縫製が行われる場合の針落ち点の位置を示す座標情報(以下、「位置座標」という。)が含まれる。縫製対象物は、例えば加工布(図示せず)である。
縫製データ作成装置1は、例えばパーソナルコンピュータ等の汎用型の装置である。縫製データ作成装置1はCPU11を備える。CPU11は、縫製データ作成装置1の制御を司るコントローラである。CPU11は、RAM12、ROM13、および入出力(I/O)インタフェイス14と接続する。RAM12は、各種のデータを一時的に記憶する。ROM13は、BIOS等を記憶する。I/Oインタフェイス14は、データの受け渡しの仲介を行う。I/Oインタフェイス14は、ハードディスク装置(HDD)15、マウス22、ビデオコントローラ16、キーコントローラ17、CD−ROMドライブ18、メモリカードコネクタ23、およびイメージスキャナ装置25と接続する。縫製データ作成装置1は、外部機器又はネットワークと接続するための外部インタフェイスを備えてもよい。
ビデオコントローラ16はディスプレイ24と接続する。キーコントローラ17はキーボード21と接続する。CD−ROMドライブ18にはCD−ROM54を挿入することができる。例えば、縫製データ作成プログラムのセットアップ時には、縫製データ作成プログラムを記憶するCD−ROM54がCD−ROMドライブ18に挿入される。そして、縫製データ作成プログラムが読み込まれ、HDD15に記憶される。メモリカードコネクタ23にはメモリカード55を挿入することができる。CPU11は、メモリカード55に記憶された情報の読み取り、および、メモリカード55への情報の書き込みを行うことができる。
HDD15には、模様データ、設定情報、縫製データ、プログラム等が記憶される。
模様データは、刺繍される模様の元となる画像を示すデータである。設定情報は、後述するメイン処理で使用される各種設定値を示す情報である。縫製データは、縫製データ作成プログラムをCPU11が実行することによって作成されるデータである。プログラムは、CPU11によって実行される縫製データ作成プログラムを含む複数のプログラムである。
図2を参照して、刺繍ミシン3について簡単に説明する。刺繍ミシン3は、縫製データ作成装置1で作成された縫製データに基づいて刺繍模様を縫製する。図2に示すように、刺繍ミシン3は、ベッド部30、脚柱部36、アーム部38、および頭部39を備える。ベッド部30は、縫製者に対して左右方向を長手方向として延びている。脚柱部36は、ベッド部30の右端部から上方へ延びる。アーム部38は、脚柱部36の上端から左方へ延びる。頭部39は、アーム部38の左端に連結している。
ベッド部30上には、刺繍が施される加工布(図示せず)を保持する刺繍枠41を配置可能である。刺繍枠41は、Y方向駆動部42とX方向駆動機構(図示せず)によって、装置固有のXY座標系で示される所定位置に移動される。X方向駆動機構は、本体ケース43内に収容されている。刺繍枠41が移動されるのと合わせて、縫針44が装着された針棒35と釜機構(図示せず)とが駆動される。これらによって、加工布上に刺繍模様が縫製される。Y方向駆動部42、X方向駆動機構、および針棒35は、刺繍ミシン3に内蔵された制御装置(図示せず)によって制御される。制御装置は、CPU等から構成される。
刺繍ミシン3の脚柱部36の側面には、メモリカードスロット37が搭載されている。メモリカードスロットには、メモリカード55を着脱可能である。例えば、縫製データ作成装置1で作成された縫製データは、メモリカードコネクタ23(図1参照)を介してメモリカード55に記憶される。縫製データが記憶されたメモリカード55は、メモリカードスロット37に装着される。メモリカード55に記憶された縫製データは読み出されて、刺繍ミシン3に縫製データが記憶される。刺繍ミシン3の制御装置(図示せず)は、メモリカード55から読み出した縫製データに基づいて刺繍動作を実行する。このようにして、刺繍ミシン3は、縫製データ作成装置1で作成された縫製データに基づき、刺繍模様を加工布に縫製することができる。
刺繍ミシン3は、サテン縫いの模様(以下、「サテン模様」という。)を加工布に縫製することができる。刺繍ミシン3は、加工布の表面側だけでなく裏面側から見た場合も見栄えのよいサテン模様を加工布に縫製するために、下糸の張力を上糸の張力よりも強くする。加えて縫製データ作成装置1は、均整のとれた美しいサテン模様を縫製することが可能なように、縫製開始点および縫製終了点の位置を決定し、縫製データを作成する。刺繍ミシン3は、縫製データ作成装置1によって作成された縫製データに基づいて縫製を行うことによって、加工布の表面側だけでなく裏面側から見た場合にも見栄えがよく、且つ、上糸と下糸の交絡点がサテン模様の片側に寄ってしまうことのない、均整のとれた美しいサテン模様を加工布に縫製できる。以下詳説する。
サテン模様とは、図3に示すように、ジグザグ縫目の送り量(縫目ピッチ)を小さくして上糸113を略密着させて縫製する模様である。しかし、以下に述べる説明が分かり難くなる事を避ける為、図4〜図7では、送り量をある程度拡大したサテン模様を模式的に図示する。図4、図5に示すサテン模様110は、上糸113及び下糸114の張力が従来の(通常の)設定値であるときに、加工布(図示せず)に縫製されたサテン模様の一例である。図4は加工布の表面側のサテン模様110を示し、図5は加工布の裏面側のサテン模様110を示す。図4に示すように、加工布の表面側のサテン模様110は、上糸113のみが露出し、左右の複数の針落ち点111、112を上糸113が繋ぐ縫目となる。一方、図5に示すように、加工布の裏面側のサテン模様110は、上糸113及び下糸114の両方が露出し、上糸113が左右の針落ち点111、112から内側に少し引き込まれ(引き出され)ており、その上糸113の間を下糸114が繋ぐ縫目となる。なお、図5では、上糸113と下糸114の区別を明確にする為に、上糸113を実線で示し、下糸114を破線で示す。ここで、上糸113と下糸114が交わる点を交絡点という。また、サテン模様の左右方向については、加工布の裏面側から見たときには左右が反対になる。
ところで本実施形態では、下糸114の張力を従来の設定値よりも強くしてサテン模様を縫製する。すると、図6に示すように、加工布の裏面側のサテン模様120は、上糸113の引き込まれる(引き出される)量が多くなり、上糸113と下糸114の交絡点が、左右の針落ち点111、112の略中央位置となる。つまり、下糸114が紙面上下方向に略直線状に延びた縫目となる。ここで、実際のサテン模様は上述したように送り量が小さいので、左右の針落ち点111、112の紙面上下方向の間隔は狭く略密接した状態である。この為、下糸114は略密着した上糸113によって殆ど隠れてしまい、略上糸113のみが露出している模様であるかのように見える。
さて、上述のサテン模様120において、左右の針落ち点111、112の何れか一方が縫製開始点であるとする。例えば図6において、紙面右上側の針落ち点111が縫製開始点だとすると、加工布の裏面側の上糸113と下糸114の交絡点は紙面右上側の針落ち点111近傍に位置することになる。即ち、縫製開始点近傍では、上糸113の引き出される量が左右の針落ち点111、112で異なり、上糸113と下糸114の交絡点は、左右の針落ち点111、112の略中央位置ではなく縫製開始点近傍に片寄った位置となる。また、縫製終了点が左右の針落ち点111、112の何れか一方にある場合についても同様に、上糸113と下糸114の交絡点は、縫製終了点近傍に片寄った位置となる。この為、縫製開始点及び縫製終了点の近傍ではサテン模様120の見栄えが悪くなる。
これに対し、図7に示すサテン模様130は、製開始点135及び縫製終了点136を、左右の針落ち点131、132の中央位置に設定して縫製したものである。図7に示すサテン模様130は、加工布の裏面側から見たものである。このように、縫製開始点135及び縫製終了点136を、左右の針落ち点131、132の中央位置に設定しておけば、縫製開始点135近傍及び縫製終了点136近傍であっても、上糸133と下糸134の交絡点は片寄ることなく左右の針落ち点131、132の中央に位置する。よって、加工布の裏面側においても均整のとれた美しいサテン模様130が形成できる。
本実施形態において、縫製データ作成装置1は、均整のとれた美しいサテン模様の縫製が可能なように、縫製開始点及び縫製終了点(以下、開始終了点という。)の位置を最適化した縫製データを作成する。作成された縫製データは、下糸の張力を強くしてサテン模様を縫製する刺繍ミシン3に使用される。刺繍ミシン3によってサテン模様の縫製が実行される場合、下糸は、左右の針落ち点から上糸を均等に引き出す。従って、加工布の裏面側は、略上糸のみが露出し、且つ均整のとれた美しいサテン模様が縫製される。
図8から図10を参照し、縫製データ作成装置1で実行されるメイン処理について説明する。メイン処理は、サテン模様を縫製するための縫製データの作成処理を開始させる指示が入力された場合、HDD15(図1参照)に記憶された縫製データ作成プログラムに従って、CPU11が実行する。
CPU11は、サテン模様の元となる画像を示す模様データをHDD15から読み出すことによって、模様データを取得する(S11)。CPU11は、取得した模様データをRAM12に記憶する。例えばCPU11は、HDD15に記憶された模様データによって示される画像の一覧を、ディスプレイ24に表示してもよい。ユーザは、ディスプレイ24に表示された画像の中から所望する画像を選択し、キーボード21を用いて選択した画像を入力してもよい。CPU11は、入力された画像を示す模様データを、HDD15から読み出すことによって、模様データを取得してもよい。また例えばユーザは、マウス22を用いて図形を入力してもよい。CPU11は、入力された図形を示すデータを、模様データとして取得してもよい。また例えばユーザは、イメージスキャナ装置25を用いて画像を取り込んでもよい。CPU11は、取り込まれた画像を示すデータを、模様データとして取得してもよい。
CPU11は、開始終了点の位置座標を特定するために、取得した模様データによって示される画像を解析する処理(解析処理、図9参照)を実行する(S13)。図9に示すように、CPU11は、取得した模様データによって示される画像を二値化する(S31)。CPU11は、二値化した画像に対して細線化処理を実行し(S33)、二値化した画像の中心線の特定を行う(S35)。細線化処理とは、二値化した画像のうち黒い領域を周囲から削り、幅1ピクセル分の中心線を取り出す処理をいう。
例えば図11に示すように、取得された模様データによって示される画像150の輪郭線の形状が長方形である場合、細線化処理によって、対向する短辺151、152の中点を通る直線状の中心線153が特定される。また例えば図12に示すように、取得された模様データによって示される画像156の輪郭線の形状が菱形である場合、鋭角の頂点157、158を通る直線状の中心線159が特定される。また、例えば図13に示すように、取得された模様データによって示される画像161の輪郭線の形状が正方形である場合、対向する辺の中点を結ぶ直線状の中心線162、163、および、対向する頂点を結ぶ直線状の中心線164、165が特定される。
図9に示すように、細線化処理によって少なくとも1本の中心線を特定することができた場合(S37:YES)、CPU11は画像を分割しない。CPU11は、S35で特定した中心線と、画像の輪郭線との交点を、第一点および第二点として特定する(S39)。中心線を複数本特定した場合、CPU11は、一本の中心線を選択し、第一点および第二点を特定する。CPU11は、特定した第一点および第二点の座標情報を、RAM12に記憶する。解析処理は終了し、処理はメイン処理(図8参照)に戻る。
例えば図11に示す画像150に基づき、中心線153が特定された場合、画像150の輪郭線のうち短辺151と中心線153との交点が、第一点154として特定される。画像150の輪郭線のうち短辺152と中心線153との交点が、第二点155として特定される。また例えば図13に示す画像161の中心線162〜164が特定された場合、予めHDD15に設定情報として記憶された所定条件に基づき、一本の中心線が選択される。例えば中心線162が選択された場合、画像161の輪郭線と中心線162との交点166が第一点として特定され、交点167が第二点として特定される。
なお、上述における所定条件は、例えば、加工布に対する角度を規定してもよいし、第一点と第二点との間の距離を規定してもよい。本実施形態では、第一点と第二点との間の距離が最も長くなる中心線が選択されるとする。また、ユーザが中心線を選択できるようにしてもよい。
一方、図9に示すように、細線化処理によって中心線を特定することができない場合(S37:NO)、CPU11は、画像を複数に分割する(S41)。処理はS33に戻る。CPU11は、分割した画像(以下、「分割画像」という。)のそれぞれの輪郭線に対して細線化処理を実行し(S33)、中心線の特定を行う(S35)。
例えば図14に示すように、画像171の輪郭線の形状が、6つの鋭角頂点を有する星型である場合、CPU11は細線化処理によって中心線を特定することができないと判断する(S37:NO、図9参照)。この場合、CPU11は、図15に示すように、画像171を、6つの鋭角頂点を含む三角形状の分割画像172〜177、および、正六角形状の分割画像178に分割する。CPU11は、分割画像172〜178のそれぞれに対して細線化処理を実行することによって(S33、図9参照)、中心線181〜187を特定することができる(S35、図9参照)。
図8に示すように、解析処理(S13)によって中心線、第一点、および第二点を特定した後、CPU11は、特定した中心線、第一点、および第二点に基づいて針落ち点を決定し、縫製データを作成する処理(作成処理、図10参照)を実行する(S15)。図10を参照し、作成処理について説明する。CPU11は、S11(図8参照)で取得された模様データによって示される画像を参照する。なお、S41(図9参照)で画像を分割している場合、CPU11は、分割画像のうち一つを参照する。CPU11は、S39(図9参照)で特定した中心線および第一点に基づき、開始点を以下のようにして特定する。
図11の画像150を参照して具体的に説明する。解析処理(図9参照)によって、中心線153、第一点154および第二点155が特定されたとする。CPU11は、第一点154から画像150の内側に、中心線153に沿って所定距離X分離間した点を特定する。次にCPU11は、特定した点を通り、中心線153と直交する線分と、画像150の輪郭線との交点1541、1542を特定する。そしてCPU11は、特定した交点1541、1542間の幅を算出する。以下、第一点に基づいて特定された幅を、「開始幅」という。
図10に示すように、CPU11は、開始幅1543(図11参照)が所定の閾値以上であるかを判断する(S71)。開始幅1543が所定の閾値以上である場合(S71:YES)、CPU11は、第一点154(図11参照)を開始点として特定する(S73)。処理はS77に進む。一方、開始幅1543が所定の閾値未満である場合(S71:NO)、CPU11は、交点1541、1542(図11参照)間に挟まれた画像150の輪郭線上の線分のうち、第一点154を含む線分上の任意の点を、開始点として特定する(S75)。処理はS77に進む。
開始幅1543が所定の閾値以上である場合、開始点の位置によってはサテン模様が歪んでしまう可能性がある。その理由は、本実施形態では、下糸の張力を通常(従来)よりも強くして縫製を行うので、加工布が比較的柔らかい材質であるような場合には、加工布が下糸で引っ張られて位置がずれることがあるからである。このように、開始幅1543が所定の閾値以上である場合、開始点の位置がサテン模様の縫製に影響する場合がある。一方、開始幅1543が所定の閾値未満である場合、開始点の位置がサテン模様の縫製に及ぼす影響は小さい。従ってCPU11は、開始幅1543が所定の閾値以上である場合にのみ、上糸が下糸によって針落ち点から均等に引き出されるように、第一点を開始点として特定する。
次に、CPU11は、開始点を特定した場合の方法と同様の方法で、終了点を特定する。図11に示すように、CPU11は、第二点155から画像150の内側に、中心線153に沿って所定距離X分離間した点を特定する。次にCPU11は、特定した点を通り、中心線153と直交する線分と、画像150の輪郭線との交点1544、1545を特定する。そしてCPU11は、特定した交点1544、1545間の幅を算出する。以下、第二点に基づいて特定された幅を、「終了幅」という。
図10に示すように、CPU11は、終了幅1546(図11参照)が所定の閾値以上であるかを判断する(S77)。終了幅1546(図11参照)が所定の閾値以上である場合(S77:YES)、CPU11は、第二点155(図11参照)を終了点として特定する(S79)。処理はS83に進む。一方、終了幅1546が所定の閾値未満である場合(S77:NO)、CPU11は、第二点155を含む線分上の任意の点を、終了点として特定する(S81)。処理はS83に進む。
終了幅1546が所定の閾値以上である場合、開始幅1543が所定の閾値以上である場合と同様、終了点の位置がサテン模様の見栄えに大きく影響する。一方、終了幅1546が所定の閾値未満である場合、終了点の位置がサテン模様の見栄えに及ぼす影響は小さい。従ってCPU11は、終了幅1546が所定の閾値以上である場合にのみ、上糸が下糸によって針落ち点から均等に引き出されるように、第二点を終了点として特定する。
なお、開始幅1543が所定の閾値未満である場合の開始点の任意の位置は、第一点154を含む線分と他の輪郭の線分との交点であってもよいし、ユーザがキーボード21を用いて入力してもよい。終了幅1546が所定の閾値未満である場合の終了点の任意の位置についても同様にすればよい。
次に、CPU11は、特定した開始終了点に基づいて、その間をサテン縫いで縫製する縫製データを作成する(S83)。例えば図11の長方形の画像の場合は、図16に示すように、CPU11は、複数の針落ち点を長辺149上に等間隔に配置する。針落ち点の間隔は、予め設定されている値でもよいし、ユーザが入力してもよい。CPU11は、配置した針落ち点の位置を示す座標を、位置座標として特定する。CPU11は、特定した位置座標を含む縫製データを作成する(S83)。なお、図16は、説明を分かり易くする為に、上記の縫製データに基づいて縫製したサテン模様148として示す。
次に、CPU11は、特定した開始終了点に対して止縫いデータを作成する(S85)。止縫いは、開始終了点の上糸及び下糸の糸端の解れを防止する為に行われる周知の縫い方である。例えば、開始終了点近傍の数針分(2〜3針分)の縫目を二重に形成する、或いは開始終了点近傍の略同じ位置に微小縫目を数針分(2〜3針分)形成する。止縫いデータは、上記の縫目を形成するデータである。ここで、縫製模様の形状によっては、開始点又は終了点の近傍にサテン模様の針落ち点が集中する場合がある。このような場合においては、必ずしも止縫いデータを作成する必要はない。
S41(図9参照)で画像を分割している場合、CPU11は、全ての分割画像に対応する縫製データを作成したか判断する(S87)。縫製データが作成されていない分割画像が残っている場合(S87:NO)、該当する分割画像に対応する縫製データを作成するために、処理はS71に戻る。一方、全ての分割画像に対応する縫製データを作成した場合(S87:YES)、作成処理は終了し、処理はメイン処理(図8参照)に戻る。図8に示すように、作成処理(図7参照)の終了後、作成された縫製データ及び止縫いデータは、刺繍ミシン3がサテン模様の縫製を行うことが可能な縫製データとして、HDD15に記憶される(S17)。メイン処理は終了する。
なお、HDD15に記憶された縫製データは、メモリカードコネクタ23(図1参照)に挿入されたメモリカード55(図1参照)に記憶される。縫製データが記憶されたメモリカード55は、刺繍ミシン3(図2参照)のメモリカードスロット37(図2参照)に装着される。刺繍ミシン3の制御装置は、メモリカード55に記憶された縫製データを読み出し、刺繍ミシン3に縫製データを記憶する。刺繍ミシン3の制御装置は、メモリカード55から読み出した縫製データに基づいて刺繍動作を実行する。刺繍ミシン3の制御装置は、下糸の張力を上糸の張力よりも強くする。これによって、表面側からだけでなく裏面側から見た場合にも見栄えの良いサテン模様が加工布に縫製される。また縫製データには、細線化処理によって特定された中心線に基づいて開始終了点が特定されるので、均整の取れた美しいサテン模様が加工布に縫製される。
以上説明したように、縫製データ作成装置1は、刺繍ミシン3によって縫製されるサテン模様の開始終了点が中心線の近傍に配置するように、縫製データを作成する。作成された縫製データに基づいて刺繍ミシン3がサテン模様の縫製を行った場合、開始点から終了点に向けて延びる下糸は、両側の針落ち点の略中央に配置する。このため下糸は、両側の針落ち点から上糸を均等に引き出すことができる。従ってサテン模様は、均整の取れた形状になる。このように縫製データ作成装置1は、均整の取れた美しいサテン模様を刺繍ミシン3が加工布に縫製できる縫製データを作成することができる。
また縫製データ作成装置1は、開始点および終了点の少なくとも一方について止縫いデータを作成する止縫いデータを作成する。作成された止縫いデータに基づいて刺繍ミシン3がサテン模様を加工布に縫製した場合、開始点および終了点の近傍で上糸及び下糸は加工布に強く固定される。このように縫製データ作成装置1は、上糸及び下糸の端部がほつれ難いサテン模様を加工布に縫製することが可能な縫製データを作成することができる。
なお、縫製データ作成装置1は、必要に応じて画像を分割し、分割画像のそれぞれから中心線を適切に特定することができる。従って縫製データ作成装置1は、複雑な形状の画像から開始点および終了点を容易に特定し、特定した開始点および終了点に基づいて縫製データを作成できる。
なお、S11の処理を行うCPU11が本発明の「第一取得手段」に相当する。S13の処理を行うCPU11が本発明の「第一特定手段」に相当する。S73、S75、S79、S81の処理を行うCPU11が本発明の「第二特定手段」に相当する。S83、S85の処理を行うCPU11が本発明の「作成手段」に相当する。S11の処理が本発明の「取得ステップ」に相当する。S13の処理が本発明の「第一特定ステップ」に相当する。S73、S75、S79、S81の処理が本発明の「第二特定ステップ」に相当する。S83、S85の処理が本発明の「作成ステップ」に相当する。
なお本発明は上述の実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。上述の実施形態において、縫製データ作成装置1は、HDD15に記憶された模様データによって示される画像を解析することによって、第一点、第二点、および中心線を特定し、縫製データを作成した。これに対し、縫製データ作成装置1は、従来周知のサテン模様を縫製するための縫製データ(以下、「既存縫製データ」という。)に含まれる開始終了点の位置座標を、上述した方法によって特定される開始終了点の位置座標に置き換えることによって、既存縫製データを変更しても良い。詳細には以下のとおりである。
通常縫製データが、HDD15に予め記憶されているとする。CPU11は、既存縫製データをHDD15から読み出すことによって、既存縫製データを取得する(S11、図8参照)。なお既存縫製データは、メモリカードコネクタ23に挿入されたメモリカード55に記憶されていてもよい。CPU11は、メモリカード55に記憶された既存縫製データを読み出すことによって、既存縫製データを取得してもよい。CPU11は、取得した既存縫製データの元となる画像を細線化する、又は既存縫製データに基づいて作成される画像を細線化することによって、中心線、第一点、および第二点を特定する(S13、図8参照)。CPU11は、特定した中心線、および第一点に基づき、開始点を特定し(S73、S75、図10参照)、特定した中心線、および第二点に基づき、終了点を特定する(S79、S81、図10参照)。CPU11は、特定した開始終了点を示す位置座標によって、既存縫製データに含まれている開始終了点を変更する。これによってユーザは、既存の縫製データを利用して新たに縫製データを作成することができるので、既存の縫製データを有効的に活用することができる。なお上述の変形例において、既存縫製データを取得する処理を行うCPU11が、本発明の「第二取得手段」に相当し、既存縫製データに開始終了点を変更する処理を行うCPU11が、本発明の「変更手段」に相当する。
上述では、縫製データ作成装置1が作成した縫製データに基づき、刺繍ミシン3が縫製を行うことによって、加工布にサテン模様が形成された。これに対し、刺繍ミシン3の制御装置が、上述の縫製データ作成装置1の代わりに縫製データを作成してもよい。また、刺繍ミシン3の制御装置は、作成した縫製データに基づき、Y方向駆動部42(図2参照)、X方向駆動機構(図示せず)、針棒35(図2参照)、釜機構(図示せず)等を駆動することによって、刺繍枠41(図2参照)に保持された加工布にサテン模様を縫製してもよい。これによって、縫製データ作成装置1を用いることなく、刺繍ミシン3単独で、均整のとれた美しいサテン模様を加工布に縫製することが可能となる。
上述では、開始幅および終了幅を所定の閾値と比較することによって、開始終了点の特定方法が決定された(S73、S75、S79、S81参照)。しかし、開始終了点の特定方法はこの方法に限定されない。例えば、両側の針落ち点間の距離の平均値を算出し、算出した平均値と所定の閾値とを比較することによって、開始終了点の特定方法を決定してもよい。
中心線に基づいて特定される開始終了点の位置は中心線上に限定されない。例えば、中心線から所定長以内の任意の点を開始終了点として特定してもよい。
1 縫製データ作成装置
3 刺繍ミシン
11 CPU
148 サテン模様
133 上糸
134 下糸

Claims (8)

  1. 加工布に縫製される模様である縫製模様の元となる画像を取得する第一取得手段と、
    前記第一取得手段によって取得された前記画像を細線化することによって、前記画像の中心線を特定する第一特定手段と、
    前記第一特定手段によって特定された前記中心線と前記画像の輪郭線とが交差する第一点および第二点、又は前記第一点および前記第二点の近傍の点を、それぞれ、サテン縫いによって前記縫製模様を縫製する場合の針落ち点の開始点および終了点とする第二特定手段と、
    前記第二特定手段によって特定された前記開始点から前記終了点までの間をサテン縫いによって縫製するための縫製データを作成する作成手段と
    を備えたことを特徴とする縫製データ作成装置。
  2. 加工布に縫製される模様である縫製模様をミシンが縫製するための縫製データである既存縫製データを取得する第二取得手段と、
    前記第二取得手段によって取得された前記既存縫製データの元となる画像又は前記既存縫製データに基づいて作成される画像を細線化することによって、前記画像の中心線を特定する第一特定手段と、
    前記第一特定手段によって特定された前記中心線と前記画像の輪郭線とが交差する第一点および第二点、又は前記第一点および前記第二点の近傍の点を、それぞれ、サテン縫いによって前記縫製模様を縫製する場合の針落ち点の開始点および終了点とする第二特定手段と、
    前記第二取得手段によって取得された前記既存縫製データに含まれる前記開始点および前記終了点を、前記第二特定手段によって特定された前記開始点および前記終了点に変更する変更手段と
    を備えたことを特徴とする縫製データ作成装置。
  3. 前記第一特定手段は、
    前記画像を、細線化によって前記中心線を特定することが可能な複数のブロックに分割し、前記中心線を前記ブロック毎に特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の縫製データ作成装置。
  4. 前記作成手段は、
    前記開始点および前記終了点の少なくとも一方について止縫いデータを作成する止縫いデータ作成手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の縫製データ作成装置。
  5. 前記変更手段は、
    前記既存縫製データに止縫いデータが含まれている場合、前記第二特定手段によって特定された前記開始点および前記終了点に対応するよう前記止縫いデータを変更することを特徴とする請求項2に記載の縫製データ作成装置。
  6. 縫製データ作成装置のコンピュータに、
    加工布に縫製される模様である縫製模様の元となる画像を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得された前記画像を細線化することによって、前記画像の中心線を特定する第一特定ステップと、
    前記第一特定ステップによって特定された前記中心線と前記画像の輪郭線とが交差する第一点および第二点、又は前記第一点および前記第二点の近傍の点を、それぞれ、サテン縫いによって前記縫製模様を縫製する場合の針落ち点の開始点および終了点として特定する第二特定ステップと、
    前記第二特定ステップによって特定された前記開始点から前記終了点までの間をサテン縫いによって縫製することで、前記加工布に前記縫製模様を縫製するための縫製データを作成する作成ステップと
    を実行させるための縫製データ作成プログラム。
  7. 前記第一特定ステップは、
    前記画像を、細線化によって前記中心線を特定することが可能な複数のブロックに分割し、前記中心線を前記ブロック毎に特定することを特徴とする請求項6に記載の縫製データ作成プログラム。
  8. 前記作成ステップは、
    前記開始点および前記終了点の少なくとも一方について止縫いデータを作成する止縫いデータ作成ステップを含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の縫製データ作成プログラム。
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