JP4821984B2 - ミシン - Google Patents

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Description

本発明は、昇降用アクチュエータによって押え足が取着される押え棒を昇降駆動可能なミシンに関し、特にフリーモーションでキルト縫製を行う際の縫製停止中に押え足が加工布を押える布押え位置に移動するように構成したものに関する。
従来、ミシンにおいては、ベッド部に設けた送り歯を前後動させて加工布を送りながら縫製を行う実用縫製のほか、送り歯をベッド部の上面から突出させずに、操作者が手動で加工布を自由に移動させながら縫製を行う、所謂フリーモーションでキルト縫製を行えるようにしたものがある。フリーモーションでキルト縫製を行う際には、押え足が取着される押え棒を上昇させて、押え足が加工布より所定小距離だけ離隔した位置を保持し、ベッド部の上面に載置した加工布を手動で自由に移動可能にしている。
例えば、特許文献1の刺繍縫製可能なミシンには、押え足が取着される押え棒を押え棒駆動ステッピングモータによって昇降させる昇降機構が開示され、刺繍縫製中に押え足が加工布より所定小距離だけ離隔した位置を保持するように、制御装置によって昇降機構が制御されている。
特開2006−20757号公報
しかし、特許文献1のミシンは、刺繍縫製中だけでなく縫製停止中においても、押え足は所定小距離だけ離隔した位置を保持するように制御されるため、このミシンにおいて、フリーモーションでキルト縫製の実行中に一時的に縫製を停止する際、操作者が意図せずに加工布と接触した場合や、又、大きな加工布の場合はその自重により、加工布に位置ズレが生じ、それ故、縫製再開時に加工布の縫製位置、即ち縫目がずれてしまう。
そこで、縫製再開時に加工布の縫製位置がずれるのを防止する為に、縫製の一時停止中は縫針を下方の針下位置にして加工布に縫針を貫通させておくことも考えられるが、大きな加工布の場合には加工布の自重によりその端部が下方に引っ張られて、加工布に貫通させた縫針が曲がったり、加工布の針落ち穴が広がって加工布が傷む虞がある。
また、縫製を一時停止する際に押え上げレバーの手動操作により押え足を下降させて、押え足で加工布を押えるようにすることも考えられるが、縫製を停止する毎に手動で押え足を下降させるのは操作者にとって面倒であり、作業能率も低下してしまう。
さらに、間欠的に加工布を押える一般的なキルト押えを使用する場合も、縫針が上方の針上位置にあるときは押え足が加工布を押えないため、前記の場合と同様に、縫製の一時停止時に加工布に位置ズレが生じる虞があり、その場合、縫製再開時に加工布の縫目がずれてしまう。
本発明の目的は、フリーモーションでキルト縫製を行う際において、作業能率を低下させることなく、縫製再開時に加工布の縫製位置がずれるのを防止することである。
請求項1のミシンは、押え足が取着される押え棒を昇降駆動する昇降用アクチュエータと、この昇降用アクチュエータを制御する制御手段とを備えたミシンにおいて、縫製の動作状態に関わらず前記押え足が下降して加工布を押える布押え位置を保持するように前記制御手段によって前記昇降用アクチュエータを制御する第1モードと、縫製動作中は前記押え足が加工布から所定小距離だけ上方へ上昇した小距離上昇位置を保持し、且つ縫製停止中は前記押え足が前記布押え位置に移動するように前記制御手段によって前記昇降用アクチュエータを制御する第2モードと、前記第1モードと前記第2モードとを択一的に切換え可能なモード切換手段と、縫製模様又は縫製模様群を選択するものであって前記モード切換手段としても兼用される模様選択手段とを備え、前記第1モードは実用模様の縫製を行う実用縫製モード、前記第2モードはフリーモーションでキルト縫製を行うフリーモーションキルト縫製モードに夫々設定されていることを特徴とする。
このミシンでは、モード切換手段により実用縫製モードである第1モードに切換えた場合、制御手段は縫製の動作状態に関わらず押え足が下降して加工布を押える布押え位置を保持するように昇降用アクチュエータを制御する。一方、モード切換手段によりフリーモーションキルト縫製モードである第2モードに切換えた場合、制御手段は縫製動作中は、押え足が加工布から所定小距離だけ上方へ上昇した小距離上昇位置を保持し、且つ縫製停止中は押え足が下降して布押え位置に移動するように昇降用アクチュエータを制御する。
フリーモーションでキルト縫製を行う場合、第2モードに切換えて縫製を開始すると、押え足が小距離上昇位置に移動し、縫製動作中は押え足がその小距離上昇位置を保持するように制御される。ここで、縫製動作を停止すると、押え足が布押え位置まで下降し、縫製停止中は押え足がその布押え位置を保持するように制御される。それ故、縫製停止中に操作者が加工布に接触した場合にも、加工布が位置ズレしないので、縫製再開後に加工布の縫目がずれるのを防止することができる。
請求項のミシンは、請求項1の発明において、前記制御手段は、前記第2モードのときに縫製停止状態から動作を再開した場合、前記押え足が前記布押え位置から前記小距離上昇位置に移動するように前記昇降用アクチュエータを制御することを特徴とする。
請求項のミシンは、請求項1又は2の発明において、前記ミシンは、縫製を始動及び停止させる為の操作入力手段を有し、前記制御手段は、前記操作入力手段からの入力信号に基づいて前記押え足を移動させるように前記昇降用アクチュエータを制御することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1モードと、第2モードと、これら第1モードと第2モードとを択一的に切換え可能なモード切換手段とを備えたので、モード切換手段により第1モードに切換えた場合、縫製の動作状態に関わらず押え足が下降して加工布を押える布押え位置を保持するので、実用模様の縫製などの通常の縫製を行うことができる。
一方、モード切換手段により第2モードに切換えた場合、縫製動作中は押え足が加工布から所定小距離だけ上方へ上昇した小距離上昇位置を保持するので、手動で加工布を送ることができ、フリーモーションでのキルト縫製に適する。この第2モードにおいては、縫製停止中は押え足が布押え位置に移動するので、縫製停止中に操作者が加工布に接触してもまた加工布の自重が作用しても加工布が位置ズレしないので、縫製再開後に加工布の縫目がずれるのを防止することができる。
さらに、縫製停止中に押え足を自動で布押え位置に移動させるので、縫製を停止する毎に操作者が手動で押え足を下降させる必要がなく作業能率も低下しない。
シンは、縫製模様又は縫製模様群を選択するものであってモード切換手段としても兼用される模様選択手段を備え、第1モードは実用模様の縫製を行う実用縫製モード、第2モードはフリーモーションでキルト縫製を行うフリーモーションキルト縫製モードに夫々設定されているので、模様選択手段において所望の縫製模様や縫製模様群を選択することでモードを自動で切換えることができ、このようなモード切換えを簡単な操作で行うことができる。
請求項の発明によれば、制御手段は、第2モードのときに縫製停止状態から動作を再開した場合、押え足が布押え位置から小距離上昇位置に移動するように昇降用アクチュエータを制御するので、縫製再開時に操作者が手動で押え足を上昇させる必要がなく、作業能率が向上する。
請求項の発明によれば、ミシンは、縫製を始動及び停止させる為の操作入力手段を有し、制御手段は、操作入力手段からの入力信号に基づいて押え足を移動させるように昇降用アクチュエータを制御するので、フリーモーションでキルト縫製を行う場合において、押え足の移動を簡単な操作で行うことができる。
本発明のミシンは、実用模様の縫製を行う実用縫製モードである第1モードと、フリーモーションでキルト縫製を行うフリーモーションキルト縫製モードである第2モードと、模様選択手段で模様を選択することで第1モードと第2モードとを択一的に切換え可能なモード切換手段とを備え、第1モードに切換えたとき、縫製の動作状態に関わらず押え足が下降して加工布を押える布押え位置を保持するように制御し、一方、第2モードに切換えたときは、縫製動作中は押え足が加工布から所定小距離だけ上方へ上昇した小距離上昇位置を保持し、且つ縫製停止中は押え足が下降して布押え位置に移動するように構成したものである。
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、ミシンMは、ベッド部1と、ベッド部1の右端部から立設された脚柱部2と、脚柱部2の上端からベッド部1に対向するように左方へ延びるアーム部3とを有する。ベッド部1の針板1aの下側には、送り歯(図示略)を上下動させる送り歯上下動機構(図示略)と、送り歯を前後動させる送り歯前後動機構(図示略)と、下糸ボビン(図示略)を着脱自在に装着する釜機構(図示略)と、少なくとも上糸を切断する自動糸切り機構(図示略)等が設けられている。
ベッド部1のフリーアーム部分には、刺繍枠を用いて刺繍縫製する為の刺繍枠駆動機構17が着脱可能に装着される。刺繍枠駆動機構17は、刺繍枠(図示略)をX方向(左右方向)とY方向(前後方向)に夫々独立に駆動する。尚、フリーモーションでキルト縫製を行う際、刺繍枠駆動機構17は取外される。
ベッド部1において刺繍枠駆動機構17を取外したときに露出する側壁には送り歯上下レバー(図示略)が設けられ、送り歯上下レバーの手動操作により、送り歯をベッド部1の上面から突出させて送り歯で加工布の送り動作を行う作用位置と、送り歯をベッド部1の上面から突出させずに送り歯で加工布の送り動作を行わない不作用位置とに切換える。
このミシンMにおいては、後述のモード切換手段としての操作用タッチパネル6Aにより、実用模様の縫製を行う実用縫製モードとしての第1モードと、フリーモーションでキルト縫製を行うフリーモーションキルト縫製モードとしての第2モードとを択一的に切換え可能に構成されている。実用模様の縫製を行う場合、送り歯上下レバーの手動操作により送り歯が作用位置に切換えられ、一方、フリーモーションでのキルト縫製を行う場合は、送り歯上下レバーの手動操作により送り歯が不作用位置に切換えられる。
脚柱部2の前面には、大型でカラーの液晶ディスプレイ(以下、単にカラーディスプレイという)5が設けられ、このカラーディスプレイ5には、メニュー画面や模様群選択画面や実用模様選択画面20(図5参照)やキルト模様選択画面21(図6参照)等が表示される。
このカラーディスプレイ5の前面には、透明電極からなる複数のタッチキー6をマトリックス状に設けた操作用タッチパネル6A(模様選択手段に相当する)が設けられている。実用模様選択画面20とキルト模様選択画面21においては、タッチキー6を指で押圧操作することにより、カラーディスプレイ5に表示された複数の縫製模様の中から任意の縫製模様を選択できるようになっている。図5に示す実用模様選択画面20において縫製模様が選択された場合は第1モードに切換えられる。一方、図6に示すキルト模様選択画面21において縫製模様が選択された場合は、第2モードに切換えられる。
アーム部3には、ミシンモータ9(図4参照)で回転駆動される左右方向に延びる主軸(図示略)と、この主軸を手動操作で回転可能なハンドプーリ10と、下端に縫針4を装着した針棒11を上下動させる針棒駆動機構(図示略)と、針棒11を布送り方向と直交する方向に揺動させる針棒揺動機構(図示略)と、天秤(図示略)を針棒11の上下動に調時して上下動させる天秤駆動機構(図示略)と、下端部に押え足12が取着された押え棒13を昇降させる昇降機構14(図3参照)等が設けられている。アーム部3の前側には、縫製作業の始動と停止を指令するスタート・ストップスイッチ16(操作入力手段に相当する)等、各種スイッチが設けられている。
次に、昇降機構14について説明する。
図3に示すように、昇降機構14は、針棒11の後側に配設されてミシン機枠に昇降可能に支持された押え棒13と、その下端部分に取着された押え足12を昇降させるものであり、この昇降機構14は、押え棒13の上端側部分に昇降可能に外嵌されたラック形成部材30と、押え棒13の上端に固定された止め輪31と、押え棒13を昇降駆動する為の押え棒駆動ステッピングモータ32(昇降用アクチュエータに相当する)と、その出力軸に連結された駆動ギヤ32aと、駆動ギヤ32aに噛合する中間ギヤ33と、押え棒13の中段部に固定された押え棒抱き34と、ラック形成部材30と押え棒抱き34の間の押え棒13に外装されラック形成部材30と押え棒抱き34を連結する押えバネ35等を備えている。
中間ギヤ33は小径のピニオン33aを一体的に有し、そのピニオン33aがラック形成部材30のラックに噛合している。押え棒抱き34の直ぐ右側には、手動操作により押え棒13を昇降させる押え上げレバー36が設けられ、押え棒13のすぐ左側には、押え足12の高さ位置を検出する為のポテンショメータ37が設けられている。
ポテンショメータ37の回動軸から右方向に延びたレバー部37aは、押え棒抱き34の左方に突出する突出部34aの上面に当接し、押え棒13と押え棒抱き34の昇降移動に応じて揺動して回動軸を回動させることにより、その抵抗値が変化するように構成されており、この抵抗値に基づいて制御装置C(図4参照)により押え足12の高さ位置が検出される。
制御装置Cからの指令により押え棒駆動ステッピングモータ32を駆動すると、その駆動力が中間ギヤ33、ピニオン33aに伝達されてラック形成部材30を昇降移動させ、押えバネ35に生じる弾性力を介して押え棒13が昇降移動し、押え足12を上限位置と下限位置の範囲において昇降させることが可能となる。
次に、ミシンMの制御系について説明する。
図4に示すように、制御装置Cは、CPU40とROM41とRAM42とを含むマイクロコンピュータと、マイクロコンピュータにデータバスなどを介して接続された入力インターフェース43及び出力インターフェース44等を有する。
入力インターフェース43には、スタート・ストップスイッチ16と、ポテンショメータ37と、操作用タッチパネル6A等が接続されている。出力インターフェース44には、ミシンモータ9と押え棒駆動ステッピングモータ32とカラーディスプレイ5が夫々駆動回路45〜47を介して電気的に接続されている。
ROM41には、実用縫製する為の制御プログラムと、刺繍データに基づいて刺繍縫製する為の制御プログラムと、モードに応じて押え棒駆動ステッピングモータ32を制御する押え足昇降制御の制御プログラムと、カラーディスプレイ5に各種情報を表示させる為の表示制御プログラムと、カラーディスプレイ5に表示される複数の縫製模様の中から任意の縫製模様を選択する模様選択制御プログラム等が予め格納されている。
制御装置Cにより押え足昇降制御プログラムが開始されると、スタート・ストップスイッチ16からの入力信号に基づいて、押え足12を移動させるように押え棒駆動ステッピングモータ32を制御する。具体的には、第1モードに切換えられた場合、縫製の動作状態に関わらず押え足12が下降して加工布を押える布押え位置を保持するように押え棒駆動ステッピングモータ32を制御し、一方、第2モードに切換えられた場合は、縫製の動作中には押え足12が加工布から所定小距離だけ上方へ上昇した小距離上昇位置を保持し、且つ縫製停止中は押え足12が下降して布押え位置に移動するように押え棒駆動ステッピングモータ32を制御する。
ROM41に設けられた縫製データメモリには、複数の縫製模様の縫製データが予め記憶され、ミシンMにて縫製処理を行う際には、選択された縫製模様の縫製データが、この縫製データメモリから読み出されてRAM42のデータメモリに格納される。RAM42には、縫製に供する縫製データがROM41の縫製データメモリから読み込まれて記憶されるデータメモリと、種々のワークメモリが設けられている。
次に、制御装置Cで実行される押え足昇降制御のフローチャートについて、図7に基づいて説明する。但し、図中Si(i=1,2・・・)は各ステップを示す。
ミシンMの電源をオンすると、カラーディスプレイ5にメニュー画面が表示される(S1)。メニュー画面には、実用模様群選択キー及びキルト模様群選択キー等が表示され、メニュー画面上に表示された実用模様群選択キーが押圧操作されて実用模様選択画面20が選択された場合(S2;Yes)、カラーディスプレイ5に実用模様選択画面20が表示される(S3)。
この実用模様選択画面20においては、タッチキー6の押圧操作により、ROM41の縫製データメモリに予め記憶された複数の実用模様が個別に選択される。ここで、何れかのタッチキー6を押圧操作して何れかの実用模様が選択されると(S4;Yes)、RAM42に格納されているモードフラグFmが1に設定され(S5)、第1モードが設定される。尚、初期状態では第1モードに設定されているものとする。
一方、メニュー画面上に表示されたキルト模様群選択キーが押圧操作されてキルト模様選択画面21が選択された場合は(S2;No)、カラーディスプレイ5にキルト模様選択画面21が表示される(S6)。このキルト模様選択画面21においては、タッチキー6の押圧操作により、ROM41の縫製データメモリに予め記憶された複数のキルト模様が個別に選択される。ここで、何れかのタッチキー6を押圧操作して何れかのキルト模様が選択されると(S7;Yes)、RAM42に格納されているモードフラグFmが0に設定され(S8)、第2モードに切換えられる。
モードフラグFmの設定が終了すると、押え棒駆動ステッピングモータ32の駆動により、押え棒13と共に押え足12が下降して加工布を押える布押え位置に移動する(S9)。次に、スタート・ストップスイッチ16をオンし縫製を開始すると(S10;Yes)、RAM42に格納されているモードフラグFmが1であるか否かが判定され(S11)、モードフラグFmが1である場合(S11;Yes)、つまり、第1モードが設定されている場合は、制御装置Cからの指令により、押え足12が布押え位置を保持するように押え棒駆動ステッピングモータ32が制御される。
一方、モードフラグFmが0である場合(S11;No)、つまり、第2モードが設定されている場合には、制御装置Cからの指令により、押え棒駆動ステッピングモータ32が駆動されて押え棒13と共に押え足12を上昇させる。押え足12を上昇させている間、ポテンショメータ37と制御装置Cにより押え足12の高さ位置を検出し、押え足12が加工布から所定小距離(例えば1mm)だけ上方へ上昇した小距離上昇位置に到達すると(S12)、押え足12がその小距離上昇位置を保持するように押え棒駆動ステッピングモータ32が制御される。
次に、スタート・ストップスイッチ16をオンし縫製を停止すると(S13;Yes)、RAM42に格納されているモードフラグFmが1であるか否かが判定され(S14)、モードフラグFmが1である場合(S14;Yes)、つまり、第1モードが設定されている場合は、押え足12が布押え位置を保持するように押え棒駆動ステッピングモータ32が制御され、S10へ繰り返し実行される。
一方、モードフラグFmが0である場合(S14;No)、つまり、第2モードが設定されている場合には、制御装置Cからの指令により、押え棒駆動ステッピングモータ32が駆動されて押え棒13と共に押え足12が下降し、押え足12が布押え位置に移動し(S15)、その位置を保持するように押え棒駆動ステッピングモータ32が制御される。尚、第2モードが設定されている場合にも、S10へ繰り返し実行され、スタート・ストップスイッチ16をオンし縫製を再開した場合は(S10;Yes)、押え足12が上昇して布押え位置から小距離上昇位置に移動するように押え棒駆動ステッピングモータ32が制御される。
次に、以上説明したミシンMの作用、効果について説明する。
フリーモーションでキルト縫製を行う場合、キルト模様選択画面21でタッチキー6を押圧操作して何れかのキルト模様を選択すると自動的に第2モードに切換えられる。
縫製を開始すると、押え足12が小距離上昇位置に移動し、縫製動作中は押え足12がその小距離上昇位置を保持するように制御される。ここで、縫製動作を停止すると、押え足12が布押え位置まで下降し、縫製停止中は押え足12がその布押え位置を保持するように制御される。それ故、縫製停止中に操作者が加工布に接触した場合や加工布の自重が作用しても、加工布が位置ズレしにくくなり、縫製再開後に加工布の縫製位置、即ち縫目がずれるのを防止することができる。
このように、ミシンMは、縫製の動作状態に関わらず押え足12が下降して加工布を押える位置を保持する第1モードと、縫製動作中、押え足12が小距離上昇位置を保持し、且つ縫製停止中は押え足12が下降して布押え位置に移動する第2モードと、これら第1モードと第2モードとを択一的に切換え可能な操作用タッチパネル6Aを備えたので、第1モードに切換えた場合、縫製の動作状態に関わらず押え足12が下降して加工布を押える布押え位置を保持するので、実用模様の縫製などの通常の縫製を行うことができる。
一方、第2モードに切換えた場合、縫製動作中は押え足12が加工布から所定小距離だけ上方へ上昇した小距離上昇位置を保持するので、手動で加工布を送ることができ、フリーモーションでのキルト縫製に適する。この第2モードにおいては、縫製停止中は押え足12が布押え位置に移動するので、縫製停止中に操作者が加工布に接触してもまた加工布の自重が作用しても加工布が位置ズレしないので、縫製再開後に加工布の縫目がずれるのを防止することができる。
さらに、縫製停止中に押え足12を自動で加工布を押える位置に移動させるので、縫製を停止する毎に操作者が手動で押え足12を下降させる必要がなく作業能率も低下しない。タッチキー6の押圧操作による縫製模様の選択に連動してモード切換えが行われるので、操作用タッチパネル6Aにおいて所望の縫製模様を選択することでモードを自動で切換えることができ、このようなモード切換えを簡単な操作で行うことができる。
さらに、制御装置Cは、第2モードのときに縫製停止状態から動作を再開した場合、押え足12が布押え位置から小距離上昇位置に移動するように押え棒駆動ステッピングモータ32を制御するので、縫製再開時に操作者による押え上げレバー36の手動操作によって押え足12を上昇させる必要がなく、作業能率が向上する。
さらに、縫製を始動及び停止させる為のスタート・ストップスイッチ16を有し、制御装置Cは、スタート・ストップスイッチ16からの入力信号に基づいて押え足12を移動させるように押え棒駆動ステッピングモータ32を制御するので、フリーモーションでキルト縫製を行う場合において、押え足12の移動を簡単な操作で行うことができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1]上記実施例において、アーム部3の前側などにモード切換えスイッチを設け、タッチキー6の押圧操作によりモードを切換える代わりに、モード切換えスイッチの手動操作によりモードを切換えるように構成してもよい。
2]上記実施例において、メニュー画面で縫製模様群を選択した段階でモード切換えを行うように構成してもよい。この場合、図8に示すように、ミシンMの電源をオンすると、カラーディスプレイ5にメニュー画面が表示され(S21)、このメニュー画面で実用模様選択画面20が選択された場合(S22;Yes)、RAM42に格納されているモードフラグFmが1に設定され(S23)、第1モードが設定されて、カラーディスプレイ5に実用模様選択画面20が表示される(S24)。
一方、メニュー画面でキルト模様選択画面21が選択された場合は(S22;No)、モードフラグFmが0に設定され(S26)、第2モードが設定されて、カラーディスプレイ5にキルト模様選択画面21が表示される(S27)。尚、以降の処理に関しては、図7と同様であるので説明を省略する。
3〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能で、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
本発明の実施例に係るミシンの斜視図である。 ミシンの正面図である。 昇降機構の透視正面図である。 ミシンの制御系を示すブロック図である。 実用模様選択画面の表示例を示す図である。 キルト模様選択画面の表示例を示す図である。 押え足昇降制御プログラムのフローチャートである。 変形例の図7相当図である。
C 制御装置
M ミシン
6A 操作用タッチパネル
12 押え足
13 押え棒
16 スタート・ストップスイッチ
32 押え棒駆動ステッピングモータ

Claims (3)

  1. 押え足が取着される押え棒を昇降駆動する昇降用アクチュエータと、この昇降用アクチュエータを制御する制御手段とを備えたミシンにおいて、
    縫製の動作状態に関わらず前記押え足が下降して加工布を押える布押え位置を保持するように前記制御手段によって前記昇降用アクチュエータを制御する第1モードと、
    縫製動作中は前記押え足が加工布から所定小距離だけ上方へ上昇した小距離上昇位置を保持し、且つ縫製停止中は前記押え足が前記布押え位置に移動するように前記制御手段によって前記昇降用アクチュエータを制御する第2モードと、
    前記第1モードと前記第2モードとを択一的に切換え可能なモード切換手段と、
    縫製模様又は縫製模様群を選択するものであって前記モード切換手段としても兼用される模様選択手段とを備え
    前記第1モードは実用模様の縫製を行う実用縫製モード、前記第2モードはフリーモーションでキルト縫製を行うフリーモーションキルト縫製モードに夫々設定されている、
    とを特徴とするミシン。
  2. 前記制御手段は、前記第2モードのときに縫製停止状態から動作を再開した場合、前記押え足が前記布押え位置から前記小距離上昇位置に移動するように前記昇降用アクチュエータを制御することを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記ミシンは、縫製を始動及び停止させる為の操作入力手段を有し、
    前記制御手段は、前記操作入力手段からの入力信号に基づいて前記押え足を移動させるように前記昇降用アクチュエータを制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
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