JP2002174920A - 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置

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JP2002174920A JP2001296761A JP2001296761A JP2002174920A JP 2002174920 A JP2002174920 A JP 2002174920A JP 2001296761 A JP2001296761 A JP 2001296761A JP 2001296761 A JP2001296761 A JP 2001296761A JP 2002174920 A JP2002174920 A JP 2002174920A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電荷発生物質としてフタロシアニンを用い、
優れた電子写真特性としての高感度を維持しつつゴース
トのない画像を供給し、直流接触帯電の不均一による黒
スジなどの発生がなく、電子写真感光体の耐印刷寿命が
長く、高品質の画像を安定して供給できる電子写真感光
体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供す
ることにある。 【解決手段】 支持体の表面粗さの最大高さ(Rmax
D)が1.2μm≦RmaxD≦5.0μm、10点平
均粗さ(Rz)が1.2μm≦Rz≦3.0μm、算術
平均粗さ(Ra)が0.15μm≦Ra≦0.5μm、
凹凸の平均間隔(Sm)が30μm<Sm≦80μmの
範囲であり、かつ、電荷発生層がフタロシアニン化合物
を含有し、電荷輸送層の膜厚が9〜18μmで、かつ、
電子写真感光体の1cmあたりの静電容量(C)が1
30pF以上である電子写真感光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体、
該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび
電子写真装置に関し、より詳しくは、特定の電荷発生
層、特定の膜厚を有する電荷輸送層、特定の表面粗さを
有する支持体を有し、特定の静電容量を有する電子写真
感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッ
ジおよび電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置において使用される電子写
真感光体として、近年、コストの低さ、電子写真感光体
設計の自由度の高さ、無公害性などから、電荷発生物質
などに有機光導電性物質を用いた有機電子写真感光体が
広く利用されるようになってきている。
【0003】有機光導電性物質である電荷発生物質は、
その物質によって電子写真感光体の感光波長域を自由に
選択することが可能であり、例えば、特開昭61−27
2754号公報や特開昭56−167759号公報に開
示されたアゾ顔料は可視領域で高感度を示すものであ
り、また、特開昭57−19576号公報や特開昭61
−228453号公報で開示された物質は赤外領域まで
感度を有している。
【0004】これら電荷発生物質のうち、赤外領域に感
度を示すものは、デジタル的に静電潜像形成を行うレー
ザービームプリンター(以下、LBPと略す。)やLE
Dプリンターに使用され、その需要頻度は高くなってき
ている。
【0005】プリンター装置は、レーザービームプリン
ターおよびLEDプリンターが最近の市場の主流になっ
ており、技術の方向として、従来、240・300dp
iであったものが、400・600・1200dpiと
高解像度になってきている。
【0006】また、複写機においても高機能化が進んで
おり、そのため急速にデジタル化の方向に進みつつあ
る。デジタル機は、静電潜像をレーザーで形成する方法
が主流であり、プリンター同様、高解像度の方向に進ん
できている。
【0007】デジタル的に静電潜像形成を行う場合に用
いられる電子写真感光体としては、(1)暗所で適当な
電位に帯電できること、(2)暗所において電荷の散逸
が少ないこと、(3)光照射によって速やかに電荷を散
逸できること、などが挙げられる。特に、(3)につい
ては、赤外領域に感度を有することが必要である。
【0008】フタロシアニン化合物は赤外領域に高い感
度を有するものが多く、電子写真感光体の電荷発生物質
として広く用いられている。特に、近年、赤外領域に高
感度を有する材料としてオキシチタニウムフタロシアニ
ンが広く用いられている。また、特開平5−18861
5号公報にはクロロガリウムフタロシアニンを用いた電
子写真感光体が、特開平5−249716号公報にはヒ
ドロキシガリウムフタロシアニンを用いた電子写真感光
体がそれぞれ開示されている。
【0009】これらのフタロシアニン化合物を電荷発生
物質として用いた電子写真感光体は、非常に高感度であ
りかつ赤外領域にまで感度を有しているが、これはフタ
ロシアニンの量子効率が良く、発生キャリアーが多いと
いうことである。発生キャリアーが多い理由は、現在研
究が進んでいる段階でまだ明らかになっていないが、酸
素や不純物による影響が大きいとされている。
【0010】しかしながら、このように大量のキャリア
ーが生成した場合、電荷輸送層に注入したホールと同数
のエレクトロンが速やかに支持体側に抜け出ないと、電
荷発生層中にエレクトロンが残存しやすくなり、一種の
メモリーとして電位変動を起こしやすくなる。
【0011】原理的には電荷発生層中に残されたエレク
トロンが何らかの理由で電荷発生層と電荷輸送層との界
面に進行し、界面近傍のホール注入のバリアー性を下げ
るものと思われる。
【0012】実際に、フタロシアニン化合物を電荷発生
物質として電子写真感光体に用いた場合、連続プリント
時の明部電位および残留電位の低下として現れる。例え
ば、現在プリンターでよく使用されている暗部電位部分
を非現像部とし明部電位部分を現像部分とする現像プロ
セス(いわゆる反転現像系)で使用した場合、前プリン
ト時に光が当たった箇所の感度が速くなり、次プリント
時に全面黒画像を取ると、前プリント部分が黒く浮き出
る、いわゆるゴースト現象が顕著に現れてしまう。
【0013】特に、電荷発生層の接着層として中間層な
どを使用した電子写真感光体はこの現象が著しく、低温
低湿などの環境下では、電荷発生層および中間層のエレ
クトロンに対する体積抵抗が上がるためエレクトロンが
電荷発生層中に充満しやすく、さらにゴースト現象が発
生しやすいという欠点があった。
【0014】フタロシアニン化合物を電荷発生層に含有
する積層型の電子写真感光体を反転現像電子写真プロセ
スで使用すると、上述したような問題が発生する。そこ
で、従来では、帯電圧が低下する電子写真感光体1回転
目のプロセスは、画像形成には使用せず(いわゆる空回
転)、帯電圧が安定する2回転目以降から画像形成に使
用するか、あるいは、帯電前露光により除電を行うこと
により、このような問題を回避しているのが現状であっ
た。従来の比較的プリント速度の遅い(例えば、A4紙
10枚/分以下)反転現像方式のプリンターなどにおい
ては、帯電器の帯電制御能力に余裕ができるためにこの
ような現像が顕著に現れないこと、また、コンピュータ
ーなどからのデータ転送に時間を要することなどから1
回転目を空回転とするプロセスにしても特に支障は生じ
なかったのであるが、近頃のデジタルコピアなど、直接
原稿をコピーする場合には、1回転目を空回転とすると
コピー速度の高速化に大きな支障となるという問題があ
る。
【0015】また、帯電前露光を行う場合、帯電電位を
十分に減衰させるためには、露光量は像露光量の数倍〜
20倍程度必要なため、前露光による電子写真感光体の
劣化や、連続プリント時の暗部電位・明部電位の変動が
大きくなるなどの弊害もあり、積層型の電子写真感光体
の1回転目から画像形成を行うことができる電子写真装
置および画像形成方法の開発が要望されていた。
【0016】一方、電子写真方法において、電子写真感
光体に帯電・露光・現像・転写・定着・クリーニングな
どの基本的プロセスを行うことにより画像を得る際、帯
電プロセスは、以前はほとんど、金属ワイヤーに高電圧
(DC5〜8kV)を印加することにより発生するコロ
ナにより帯電するというプロセスであった。
【0017】しかし、この方法ではコロナ発生時にオゾ
ンやNOxなどのコロナ生成物により電子写真感光体表
面を変質させ画像ボケや劣化を進行させたり、ワイヤー
の汚れが画像品質に影響したりして、画像白抜けや黒ス
ジを生じるなどの問題があった。特に、感光層が有機光
導電体を主体として構成される有機電子写真感光体は、
セレン電子写真感光体やアモルファスシリコン電子写真
感光体などの無機電子写真感光体に比べて化学的安定性
が乏しく、コロナ生成物にさらされると化学反応(主に
酸化反応)が起こり劣化しやすい傾向にある。したがっ
て、コロナ帯電下で繰り返し使用した場合には、前述の
劣化による画像ボケや感度の低下による濃度薄が起こ
り、耐印刷(耐複写)寿命が短くなる傾向にあった。
【0018】また、コロナ帯電では電力的にも電子写真
感光体に向かう電流がその5〜30%にすぎず、ほとん
どがシールド板に流れ帯電手段としては効率の悪いもの
であった。
【0019】このような問題を解決するために、コロナ
放電器を利用しないで接触帯電させる方法が、例えば、
特開昭57−178267号公報、特開昭56−104
351号公報、特開昭58−40566号公報、特開昭
58−139156号公報および特開昭58−1509
75号公報などに開示されている。
【0020】具体的には、電子写真感光体表面に1〜2
kV程度の直流電圧を外部より印加した導電性弾性ロー
ラーなどの帯電手段を接触させることにより電子写真感
光体表面を所定の電位に帯電させるものである。
【0021】特に近年、接触帯電方法は多数の電子写真
装置に搭載され、帯電方法の主流になっており、そのほ
とんどは導電性ローラーに電圧印加する方法が用いられ
ている。
【0022】この接触帯電方法は帯電の効率は良いもの
の、導電性ローラーなどの帯電手段が直接電子写真感光
体に接するため、電子写真感光体内部のわずかな欠陥部
位や不均一な部位に対して放電絶縁破壊を起こすことが
知られている。
【0023】現在、主流の単一波長の半導体レーザーを
用いた電子写真装置の場合、電子写真感光体の支持体表
面が平滑面であるとレーザー光の干渉といわれる現象を
生じ、画像上にいわゆる干渉縞を生ずる。この干渉縞を
防止するためには、支持体を粗面化する必要があるが、
この粗面化は電子写真感光体内部の欠陥と同様、絶縁破
壊を発生する大きな要因となるため、支持体の粗さ、電
子写真感光体の膜厚、電界強度、帯電方法などを適正化
する必要がある。
【0024】接触帯電方法は、直流電圧のみを印加する
方法と、直流電圧に交流電圧を重畳する方法とがある
が、後者の方法が広く用いられている。その理由として
は、帯電の不均一性および直接電圧を印加することによ
る電子写真感光体の放電絶縁破壊の発生が原因として挙
げられる。帯電の不均一性により、被帯電面の移動方向
に対して直角な方向に、長さ2〜200mm、幅0.5
mm以下程度のスジ状の帯電ムラを生じてしまうもの
で、正現像方式の場合に起こる白スジ(ベタ黒またはハ
ーフトーン画像に白いスジが現れる現象)、または反転
現像方式の場合に起こる黒スジといった画像欠陥にな
る。
【0025】このような問題点を解決して帯電の均一性
を向上させるために、直流電圧に交流電圧を重畳して帯
電手段に印加する方法が提案されたのである(特開昭6
3−149668号公報)。
【0026】直流電圧に交流電圧を重畳する帯電方法
は、直流電圧(VDC)に交流電圧(VAC)を重畳す
ることによって脈流電圧を印加して均一な帯電を行うも
のであり、この帯電方式の場合、帯電の均一性を保持し
て、正現像方式における白ポチ、反転現像方式における
黒ポチ、かぶりといった画像欠陥を防ぐためには、重畳
する交流電圧が、直流電圧の2倍以上のピーク間電位差
(VP−P)をもっていることが必要である。
【0027】しかしながら、画像欠陥を防ぐために、重
畳する交流電圧を上げていくと、脈流電圧の最大印加電
圧によって、電子写真感光体内部のわずかな欠陥部位に
おいて放電絶縁破壊が起こってしまう。特に、電子写真
感光体が絶縁耐圧の低い有機電子写真感光体(OPC)
の場合には、この絶縁破壊が著しい。この場合、正現像
方式においては接触部分の長手方向にわたって画像が白
ヌケし、反転現像方式においては黒オビが発生してしま
う。さらに、ピンホールがある場合、そこの部位が導通
路となって電流がリークして帯電手段に印加された電圧
が降下してしまうという問題点があった。
【0028】さらに、帯電時に交流電圧を重畳すると、
直流電圧のみの場合に比べて帯電時の放電電流が増える
ため、電子写真感光体表面層の摩耗量が増加するなど、
電子写真感光体の耐久性が低下するという問題があり、
電荷発生層上に電荷輸送層を積層した電子写真感光体の
場合、寿命は電荷輸送層の膜厚を厚くすることで確保し
ている。
【0029】しかしながら、電荷輸送層の膜厚を厚くす
ると、静電潜像の再現性が低下しデジタル機では露光ス
ポット1ドットの再現性が悪くなり、より高精細に向か
っているデジタル機においては画質と寿命の両立が難し
いのが現状である。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電荷
発生物質としてオキシチタニウムフタロシアニンやヒド
ロキシガリウムフタロシアニンなどのフタロシアニンを
用い、優れた電子写真特性としての高感度を維持しつつ
ゴーストのない画像を供給する電子写真感光体、プロセ
スカートリッジおよび電子写真装置を提供することにあ
る。
【0031】また、帯電手段として直流接触帯電を採用
したときも、帯電の不均一による、長さ2〜200m
m、幅0.5mm以下程度の黒スジ(被帯電面の移動方
向に対して直角な方向)、黒ポチなどの発生がなく、電
子写真感光体の耐印刷寿命が長く、高品質の画像を安定
して供給できる電子写真感光体、プロセスカートリッジ
および電子写真装置を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明にしたがって、支
持体上に電荷発生層および電荷輸送層をこの順に有する
電子写真感光体において、該電荷発生層がフタロシアニ
ン化合物を含有し、該電荷輸送層の膜厚が9μm以上1
8μm以下であり、かつ、該電子写真感光体の1cm
あたりの静電容量(C)が130pF以上であり、か
つ、該支持体の表面粗さの最大高さ(RmaxD)、1
0点平均粗さ(Rz)、算術平均粗さ(Ra)および凹
凸の平均間隔(Sm)が下記条件を満たすことを特徴と
する電子写真感光体が提供される。
【0033】1.2μm≦RmaxD≦5.0μm 1.2μm≦Rz≦3.0μm 0.15μm≦Ra≦0.5μm 30μm<Sm≦80μm また、本発明にしたがって、上記電子写真感光体を有す
るプロセスカートリッジおよび電子写真装置が提供され
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0035】まず、本発明に用いられる電子写真感光体
の構成について説明する。
【0036】本発明の電子写真感光体は、支持体上に電
荷発生物質としてフタロシアニン化合物を含有する電荷
発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層とをこの順
に積層した層構成である。
【0037】また、本発明に用いられる電子写真感光体
の支持体の表面粗さに関しては次のとおりである。
【0038】まず、最大高さ(RmaxD)は、1.2
μm以上5.0μm以下であるが、特には1.2μm以
上4.5μm以下が好ましい。
【0039】また、10点平均粗さ(Rz)は、1.2
μm以上3.0μm以下であるが、特には1.2μm以
上2.0μm以下が好ましい。
【0040】また、算術平均粗さ(Ra)は、0.15
μm以上0.5μm以下であるが、特には0.15μm
以上0.3μm以下が好ましい。
【0041】また、凹凸の平均間隔(Sm)は、30μ
mより大きく80μm以下であるが、特には31μm以
上80μm以下が好ましい。
【0042】なお、表面粗さの測定は、JIS B 0
601(1994)に準じ小坂研究所表面粗さ計サーフ
コーダーSE3500を用い、カットオフを0.8m
m、測定長さを8mmで行い、算術平均粗さ(Ra)、
10点平均粗さ(Rz)、凹凸の平均間隔(Sm)はJ
IS B0601−1994での設定における値を示
し、最大高さ(RmaxD)はRmax DINを示
す。
【0043】このような表面粗さを有する支持体は、ア
ルミニウムまたはアルミニウム合金などの表面を、ホー
ニング加工、センターレス研削もしくは切削などの粗面
化処理をすることで得られる。本発明において、上記粗
面化処理のうちいずれを用いてもよく、2種以上の粗面
化処理を組み合わせることも可能であるが、生産性など
からホーニング処理が有利である。
【0044】ホーニング処理としては、乾式および湿式
での処理方法があるが、いずれを用いてもよい。湿式ホ
ーニング処理は、水などの液体に粉末状の研磨材を懸濁
させ、高速度で支持体表面に吹き付けて粗面化する方法
であり、表面粗さは吹き付け圧力、速度、研磨材の量、
種類、形状、大きさ、硬度、比重および懸濁温度などに
より制御することができる。同様に、乾式ホーニング処
理は、研磨材をエアーにより、高速度で支持体表面に吹
き付けて粗面化する方法であり、湿式ホーニング処理と
同じように表面粗さを制御することができる。これら湿
式または乾式ホーニング処理に用いる研磨材としては、
炭化ケイ素、アルミナ、鉄およびガラスビーズなどの粒
子が挙げられる。
【0045】センターレス研削とは、支持体の表面を砥
石で研削する機械を用いた粗面化方法である。このセン
ターレス研削盤は、表面を研削する砥石とこの砥石と略
平行に離間して設けられて該支持体を前進させる調整車
とを備えており、これらに挟まれた該支持体は調整車の
わずかな傾きによって前へ進力を与えられ、供給側から
排出側へ進行しつつ砥石により研削されるようになって
いる。砥石は、該支持体の進行方向に対してわずかな角
度だけ排出側が狭くなるように傾いており、これによっ
て該支持体の表面が研削される。
【0046】切削とは、切削液を供給しながら、支持体
表面をダイヤモンドなどからなるバイトにより切削加工
する方法である。切削に用いられる旋盤は被切削材であ
る支持体に回転を与えるための主軸台と、これに相対し
て支持体の他端を支えるための心押台があり、さらに、
バイトを取付けて送りを与えるための往復台(刃物台)
が載っている。こうした旋盤でバイトを使用し、支持体
を切削する時のバイト各部の角度、切削速度、送りなど
の作業条件は、切りくず生成機構、切削抵抗、切削温
度、バイト寿命、切削仕上面粗さなどに影響を及ぼす。
【0047】また、支持体の表面粗さを上記数値範囲と
することで、単一波長レーザーを用いても干渉縞が現れ
ず、耐久試験においても絶縁破壊を起こらないことも判
明した。
【0048】支持体上には、必要に応じて、接着機能お
よびバリアー機能を有する中間層を設けることができ
る。中間層の材料としては、ポリアミド、ポリビニルア
ルコール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、
カゼイン、ポリウレタンおよびポリエーテルウレタンな
どが挙げられる。これらは、適当な溶剤に溶解して塗布
される。中間層の膜厚は0.05〜5μmが好ましく、
特には0.3〜1μmが好ましい。
【0049】支持体あるいは中間層の上には電荷発生層
が形成される。本発明に用いられる電荷発生物質として
のフタロシアニン化合物には、無金属フタロシアニン
や、銅塩化インジウム、塩化ガリウム、オキシチタニウ
ム、亜鉛、バナジウムなどの金属およびその酸化物塩化
物の配位したフタロシアニン顔料などが挙げられる。
【0050】これらの中でも電子写真特性、画質の点
で、無金属フタロシアニン、オキシチタニウムフタロシ
アニン、ヒドロキシフタロシアニン、および、クロロガ
リウムなどのハロゲン化ガリウムフタロシアニンが好ま
しく、特にはオキシチタニウムフタロシアニンおよびヒ
ドロキシガリウムフタロシアニンが好ましい。
【0051】またさらに、オキシチタニウムフタロシア
ニンの中でも、CuKαの特性X線回折におけるブラッ
グ角(2θ±0.2°)の9.0°、14.2°、2
3.9°および27.1°に強いピークを有するオキシ
チタニウムフタロシアニンが好ましく、ヒドロキシガリ
ウムフタロシアニンの中でも、CuKαの特性X線回折
におけるブラッグ角(2θ±0.2°)の7.4°およ
び28.2°に強いピークを有するヒドロキシガリウム
フタロシアニンが高感度であり特に好ましい。
【0052】上記電荷発生層には、フタロシアニン化合
物以外の電荷発生物質を、全電荷発生物質に対して50
質量%まで含有させることも可能である。例えば、セレ
ン−テルル、ピリリウム、チアピリリウム系染料、アン
トアントロン、ジベンズピレンキノン、トリスアゾ、シ
アニン、ジスアゾ、モノアゾ、インジゴ、キナクリドン
および非対称キノシアニン系の各顔料などが挙げられ
る。
【0053】電荷発生層は、前記電荷発生物質を質量比
で0.3〜4倍量のバインダー樹脂および溶剤とともに
ホモジナイザー、超音波分散、ボールミル、振動ボール
ミル、サンドミル、アトライター、ロールミルまたは液
衝突型高速分散機などを使用して十分分散し、分散液を
塗布、乾燥させて形成される。電荷発生層の膜厚は5μ
m以下が好ましく、特には0.1〜2μmが好ましい。
【0054】電荷発生層の上には電荷輸送層が形成され
る。本発明の電荷輸送層の膜厚は9μm〜18μmであ
る。電荷輸送層の膜厚が9μmより薄い場合、電子写真
感光体の帯電能が十分でなく、18μmより厚い場合に
は、帯電安定性が低下し帯電ムラが発生する。
【0055】電荷輸送層は、主として電荷輸送物質とバ
インダー樹脂とを溶剤中に溶解させた塗料を塗布、乾燥
して形成する。用いられる電荷輸送物質としては、トリ
アリールアミン系化合物、ヒドラゾン化合物、スチルベ
ン化合物、ピラゾリン系化合物、オキサゾール系化合
物、トリアリルメタン系化合物およびチアゾール系化合
物などが挙げられる。
【0056】これらは、質量比で0.5〜2倍量のバイ
ンダー樹脂と組み合わされ、塗布、乾燥して電荷輸送層
を形成する。
【0057】電荷輸送層のバインダー樹脂としては、電
子写真感光体の機械的強度の向上のために、下記式
(1)で示される繰り返し構造単位を有するポリアリレ
ート樹脂を単独であるいはポリカーボネート樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリメタクリル酸エステル、ポリスチレ
ン樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂などの樹脂、ポ
リ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセン
のような有機光導電性ポリマーなどと混合して用いるこ
とが好ましい。
【0058】
【外2】
【0059】(式中、Xは炭素原子または単結合(こ
の際のRおよびRはなし)を示し、R〜Rは水
素原子、ハロゲン原子、置換されてもよいアルキル基ま
たはアリール基を示し、RおよびRは水素原子、ハ
ロゲン原子、置換されてもよいアルキル基、アリール基
またはRとRが結合することによって形成されるア
ルキリデン基を示し、R〜R10は水素原子、ハロゲ
ン原子、置換されてもよいアルキル基またはアリール基
を示す。) 電荷輸送層に上記ポリアリレート樹脂を用いれば、電子
写真感光体の機械的摩耗が非常に少なくすることができ
るため、直流接触帯電方式を採用した場合において、帯
電均一性を格段に向上させるために電荷輸送層の膜厚を
9〜18μmとしても、電子写真感光体の寿命低下を抑
えることができる。すなわち、直流接触帯電方式を採用
した系において、帯電安定性と感光体寿命をより高次元
で両立することができる。
【0060】式(1)で示される構成単位の具体例を表
1に示すが、本発明はこれらに限られるものではない。
【0061】
【表1】
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】
【表5】
【0066】この中でも特に、(1)−1、(1)−
2、(1)−3、(1)−10、(1)−15および
(1)−23が好ましい。また、本発明の電子写真感光
体においては、式(1)で示される構成単位が同一のも
ので構成される重合体でも、2種類以上の式(1)で示
される別種の構成単位からなる共重合体でもよい。
【0067】なお、本発明においては、ポリアリレート
の粘度平均分子量は10,000〜200,000であ
ることが好ましく、特には、15,000〜100,0
00であることが好ましい。
【0068】また、電荷発生物質としてフタロシアニン
化合物を用いた電子写真感光体において顕著に生じるゴ
ースト現象を防止する方法を鋭意検討した結果、電荷輸
送層の膜厚を9〜18μmとすることに加えて、電子写
真感光体の1cmあたりの静電容量(C)が130p
F以上とすることでゴースト現象を抑制できることを見
いだした。
【0069】すなわち、ゴーストの発生は露光の履歴を
受けることによって感光層中に発生した大量のキャリア
ーが感光層中に残留することによって、次サイクルにお
いて露光履歴部電位の上昇や、残留キャリアーの吐き出
しによる帯電電位の低下によって引き起こされるが、電
子写真感光体の電荷輸送層の膜厚を9〜18μmとし、
かつ、電子写真感光体の1cmあたりの静電容量
(C)が130pF以上とすることで、電荷輸送層と電
荷発生層との界面近傍のホールの注入性を上げ、かつ、
電荷発生層から支持体側へのエレクトロンの抜けを良く
することで残留キャリアーを減らし、ゴーストの発生を
抑制することができることを見いだしたのである。
【0070】さらには、電子写真感光体にかかる電界強
度を3.3×10〜8.1×10 V/cmとしたと
きにゴースト発生抑制効果がより一層顕著になるため好
ましい。
【0071】また、電荷輸送層の膜厚が9〜18μm
で、かつ、電子写真感光体の1cmあたりの静電容量
(C)が130pF以上である本発明の電子写真感光体
は、帯電方式として直流接触帯電方式を採用した場合に
おいて、帯電の不均一による、長さ2〜200mm、幅
0.5mm以下程度のスジ(被帯電面の移動方向に対し
て直角な方向)などの発生を抑制できることも見いだし
た。
【0072】電子写真感光体に対し、帯電手段を接触さ
せて帯電を行う接触帯電方式は、電子写真感光体と帯電
手段との接触部近傍の微小空間において、パッシェン則
にしたがう空隙破壊放電によって行われる。一般に電子
写真装置では、電子写真感光体にドラム状またはベルト
状のものなどを用いるが、いずれも帯電手段に対して回
転または移動させながら帯電させている。すなわち、電
子写真感光体と帯電手段の接触した位置を境界として、
上流側と下流側とに分けられ、各々の上流側または下流
側の両微小空間で帯電が行われる。この時、パッシェン
則にしたがう空隙破壊放電がなされるが、このような帯
電メカニズムの性格上、電子写真感光体の比誘電率、膜
厚、静電容量(C)、帯電手段の抵抗値、印加電圧など
の多数の要因が関与して均一に帯電させることは容易で
ない。その対策の1つとして、交流電圧を重畳した脈流
電圧によって印加する方法が提案されている。
【0073】しかしながら、本発明の電子写真感光体
は、帯電は直流電圧のみの印加によってでも、脈流電圧
によって印加した場合と同様に均一に帯電できるもので
ある。
【0074】すなわち、電荷輸送層の膜厚を9〜18μ
m、かつ、電子写真感光体の1cm あたりの静電容量
(C)を130pF以上にすることにより、スジ画像な
どの原因であると考えられる逆方向の電場の生成を安定
に抑制でき、全体としての帯電特性は脈流電圧によって
印加した場合と同様に、スジ画像などがない均一な帯電
を行うことができたと考えられる。
【0075】直流接触帯電方式を採用すれば、交流電圧
の重畳させる方式を採用したときに生じる上記弊害も生
じない。
【0076】なお、本発明においては、帯電手段の帯電
能力の観点から、電子写真感光体の1cmあたりの静
電容量(C)が500pF以下であることが好ましく、
特には350pF以下であることが好ましい。
【0077】次に、本発明の電子写真感光体を有する電
子写真装置について説明する。
【0078】図1を参照しながら電子写真装置の概略を
説明する。
【0079】図1に示す電子写真装置は、電子写真感光
体26に接触配置された帯電手段である帯電ローラー2
1により電子写真感光体を直流電圧のみにより一様に帯
電する。帯電に次いで、レーザー光で画像部分を露光す
ることにより静電潜像を形成し、現像手段22により可
視画像(トナー画像)とした後に、電圧を印加した転写
ローラー27によりトナー像を転写材28に転写する。
像転写後の電子写真感光体26の表面は、クリーニング
ブレード29を有するクリーニング手段30によって転
写残りトナーの除去を受けて清浄面化された後、繰り返
し画像形成に使用される。なお、本発明の電子写真装置
においては、前露光手段からの前露光光による電子写真
感光体表面の除電処理を行う必要はない。
【0080】なお、現像手段22は、規制ブレード2
3、現像ローラー24、供給ローラー25などを有す
る。
【0081】また、電子写真感光体26と、必要に応じ
て、帯電手段21、現像手段22やクリーニング手段3
0を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在のプロ
セスカートリッジ31とすることもできる。
【0082】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例などに
何ら限定されるものではない。なお、実施例中の「部」
は「質量部」を意味する。
【0083】<電子写真感光体の製造例1>熱間押し出
しにより得たA3003の外径30.5mm、内径2
8.5mm、長さ260.5mmアルミニウム素管(E
D管)を準備した。液体(湿式)ホーニング装置(不二
精機製造所製)を用いて、下記条件にて液体ホーニング
処理を行った。 ・液体ホーニング条件 研磨材砥粒=球状アルミナビーズ (商品名:CB−A30S 昭和電工株式会社製) 懸濁媒体=水 研磨材/懸濁媒体=1/9(体積比) アルミニウム管の回転数=1.67s−1 エアー吹き付け圧力=0.165MPa ガン移動速度=13.3mm/s ガンノズルとアルミニウム管の距離=180mm ホーニング砥粒吐出角度=45° 研磨液投射回数=1回 表面粗さの測定は、JIS B 0601に準じ小坂研
究所表面粗さ計サーフコーダーSE3500を用い、カ
ットオフを0.8mm、測定長さを8mmで行った。ホ
ーニング後のシリンダー表面粗さは、RmaxD=3.
0μm、Rz=1.6μm、Ra=0.24μm、Sm
=34μmであった。
【0084】次に、この上に、N−メトキシメチル化ポ
リアミド樹脂(商品名:トレジンEF−30T 帝国化
学(株)社製)3部および共重合ポリアミド樹脂(商品
名:アミランCM8000 東レ製)1部をメタノール
40部/n−ブタノール20部の混合溶媒に溶解した溶
液を浸漬法で塗布し、膜厚が0.65μmの中間層を形
成した。
【0085】次に、CuKαの特性X線回折におけるブ
ラッグ角(2θ±0.2°)の9.0°、14.2°、
23.9°および27.1°に強いピークを有するオキ
シチタニウムフタロシアニン(TiOPc)4部とポリ
ビニルブチラール(商品名:エスレックBM2 積水化
学製)2部およびシクロヘキサノン60部を直径1mm
ガラスビーズを用いたサンドミル装置で4時間分散した
後、エチルアセテート100部を加えて電荷発生層用分
散液を調製した。これを浸漬法で塗布し、膜厚が0.3
μmの電荷発生層を形成した。
【0086】次に、電荷輸送層を形成するために、電荷
輸送層用の塗料を調製した。バインダー樹脂として、構
成単位例(1)−2で示されるポリアリレート樹脂(エ
ステル基同士がm−位およびp−位の繰り返し構造単位
が50%ずつである共重合体)10部と下記構造式のア
ミン化合物9部、
【外3】
【0087】下記構造式のアミン化合物1部
【外4】
【0088】をモノクロロベンゼン50部/ジクロロメ
タン50部の混合溶媒に溶解した。この塗料を浸漬法で
塗布し、120℃で2時間乾燥し、膜厚が9μmの電荷
輸送層を形成した。このようにして電子写真感光体を作
製した。
【0089】<電子写真感光体の製造例2>製造例1に
おいて、電荷輸送層の膜厚を14μmとした以外は、製
造例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
【0090】<電子写真感光体の製造例3>製造例1に
おいて、電荷輸送層の膜厚を18μmとした以外は、製
造例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
【0091】<電子写真感光体の製造例4>製造例3に
おいて、電荷輸送層のバインダー樹脂を構成単位例
(1)−15(エステル基同士がm−位およびp−位の
繰り返し構造単位が50%ずつである共重合体)に代え
た以外は、製造例3と同様にして電子写真感光体を作製
した。
【0092】<電子写真感光体の製造例5>製造例1に
おいて、電荷輸送層の膜厚を20μmとした以外は、製
造例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
【0093】<電子写真感光体の製造例6>製造例1に
おいて、電荷輸送層の膜厚を25μmとした以外は、製
造例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
【0094】<電子写真感光体の製造例7>製造例1に
おいて、電荷輸送層の膜厚を8μmとした以外は、製造
例1と同様にして電子写真感光体を作製した。
【0095】<電子写真感光体の製造例8>製造例3に
おいて、電荷輸送層のバインダー樹脂をポリスチレンと
した以外は、製造例3と同様にして電子写真感光体を作
製した。
【0096】(実施例1〜4および比較例1〜4)製造
例1〜8の電子写真感光体を表2に示すように用い、図
1に示されるような除電処理を有さず、接触帯電の構成
を有するヒューレットパッカード製LBP「レーザージ
ェット4000」(プロセススピード94.2mm/
s)をDC帯電に改造し、以下のプロセス条件を設定し
て評価を行った。 電子写真感光体暗部電位 −600V 電子写真感光体明部電位 −150V 現像バイアス −350V(直流電圧のみ) 評価は、15℃/10RH%の環境下で初期画像評価を
行った。画像の評価以下のように行った。プリント画像
書き出しから電子写真感光体1回転の部分に25mm角
の正方形のベタ黒部を並べ、電子写真感光体2回転目以
降に1ドットを桂馬パターンで印字したハーフトーンの
テストチャートでゴーストを評価した。また、プリント
全面に1ドットを桂馬パターンで印字したハーフトーン
のテストチャートおよびベタ黒画像により帯電ムラによ
る黒スジ、黒ポチ、干渉縞の評価を行った。次いで、A
4サイズ紙に面積比率4%印字の文字パターンで150
00枚の連続画出し試験を行い、画像評価を行った。評
価結果を各製造例の支持体の表面粗さと共に表2に示
す。
【0097】なお、評価は、画像不良、すなわち、ゴー
スト、黒スジ、黒ポチ、干渉縞またはカブリが A:まったく観測されない、 B:ほとんど観測されない、 C:わずかに観測される、 D:観測される、 E:はっきり観測される、 と5段階とした。
【0098】なお、本発明における静電容量(C)は、
図2に示した静電容量測定装置を用い以下の手順によっ
て求めた。
【0099】静電容量(C)を測定したいサンプル(電
子写真感光体)と、静電容量既知(C)のコンデンサ
ーを図2のように接続して、所定の直流電圧が印加され
たコロナ帯電器でサンプルを帯電させる。 <1> SWをOFFの状態にして、表面電位計でサン
プルの表面電位を測定する。このときの測定値をV
する。 <2> 次にSWをONの状態にして、再び表面電位計
でサンプルの表面電位を測定する。このときの測定値を
とする。 <3> 静電容量(C)の計算方法は以下のとおりであ
る。 V=Vo+V=q/C+q/C ・・・(1) V=q/C ・・・(2) 上記(1)、(2)式よりqを消去すると C=[(V−V)/V]・C となる。そして、測定された静電容量(C)をサンプル
の表面積で割ることにより、単位面積あたりの静電容量
(C)が求められる。
【0100】実施例1〜4および比較例1〜4の評価条
件および評価結果を表2に示す。
【0101】
【表6】
【0102】<電子写真感光体の製造例9>製造例2に
おいて、エアー吹き付け圧力を0.11MPaとし、電
荷発生層を以下のように代えた以外は、製造例2と同様
にして作製した。
【0103】CuKαの特性X線回折におけるブラッグ
角(2θ±0.2°)の7.4°および28.2°に強
いピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン
(HOGaPc)結晶3.5部とポリビニルブチラール
(商品名:エスレックBM2積水化学製)1部およびシ
クロヘキサノン60部を直径1mmガラスビーズを用い
たサンドミル装置で3時間分散した後、シクロヘキサノ
ン50部と酢酸エチル130部を加えて希釈し、電荷発
生層用塗料を調製した。中間層上にこの電荷発生層用塗
料を浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が
0.2μmの電荷発生層を形成した。
【0104】<電子写真感光体の製造例10>製造例2
において、電荷発生層を以下のように代えた以外は、製
造例2と同様にして作製した。
【0105】CuKαの特性X線回折におけるブラッグ
角(2θ±0.2°)の7.4°および28.2°に強
いピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン
(HOGaPc)結晶3.5部とポリビニルブチラール
(商品名:エスレックBM2積水化学製)1部およびシ
クロヘキサノン60部を直径1mmガラスビーズを用い
たサンドミル装置で3時間分散した後、シクロヘキサノ
ン50部と酢酸エチル130部を加えて希釈し、電荷発
生層用塗料を調製した。中間層上にこの電荷発生層用塗
料を浸漬塗布し、100℃で10分間乾燥して、膜厚が
0.2μmの電荷発生層を形成した。
【0106】<電子写真感光体の製造例11>製造例9
において、ガンノズルとアルミニウム管の距離を150
mmとした以外は、製造例9と同様にして電子写真感光
体を作製した。
【0107】<電子写真感光体の製造例12>液体ホー
ニング条件を下記のようにした以外は、製造例9と同様
にして電子写真感光体を作製した。 ・液体ホーニング条件 研磨材砥粒=ジルコニアビーズ(商品名:ジルブラスト
B120 マテリアルサイエンス株式会社製) 懸濁媒体=水 研磨材/懸濁媒体=1/9(体積比) アルミニウム切削管の回転数=1.67s−1 エアー吹き付け圧力=0.05MPa ガン移動速度=13.3mm/s ガンノズルとアルミニウム管の距離=180mm ホーニング砥粒吐出角度=45° 研磨液投射回数=1回 <電子写真感光体の製造例13>製造例12において、
エアー吹き付け圧を0.06MPa、ガン移動速度18
mm/sとした以外は、製造例12と同様にして電子写
真感光体を作製した。
【0108】<電子写真感光体の製造例14>液体ホー
ニング条件を下記のようにした以外は、製造例9と同様
にして電子写真感光体を作製した。 ・液体ホーニング条件 研磨材/懸濁媒体=2/8(体積比) エアー吹き付け圧力=0.35MPa ガン移動速度=18mm/s ガンノズルとアルミニウム管の距離=150mm <電子写真感光体の製造例15>製造例9において、エ
アー吹き付け圧力を0.38MPa、ガンノズルとアル
ミニウム管の距離を150mmとした以外は、製造例9
と同様にして電子写真感光体を作製した。
【0109】<電子写真感光体の製造例16>液体ホー
ニング条件を下記のようにした以外は、製造例9と同様
にして電子写真感光体を作製した。 研磨材/懸濁媒体=2/8(体積比) エアー吹き付け圧力=0.38MPa ガン移動速度=10mm/s ガンノズルとアルミニウム管の距離=130mm <電子写真感光体の製造例17>液体ホーニング条件を
下記のようにした以外は、製造例7と同様にして電子写
真感光体を作製した。 エアー吹き付け圧力=0.05MPa ガン移動速度=10mm/s ガンノズルとアルミニウム管の距離=200mm <電子写真感光体の製造例18>製造例7において、エ
アー吹き付け圧力を0.38MPa、ガン移動速度を2
5mm/sとした以外は、製造例7と同様にして電子写
真感光体を作製した。
【0110】<電子写真感光体の製造例19>液体ホー
ニング条件を下記のようにした以外は、製造例7と同様
にして電子写真感光体を作製した。 エアー吹き付け圧力=0.02MPa ガン移動速度=8.0mm/s ガンノズルとアルミニウム管の距離=200mm ホーニング砥粒吐出角度=90° <電子写真感光体の製造例20>製造例9において、エ
アー吹き付け圧力を0.02MPaとした以外は、製造
例9と同様にして電子写真感光体を作製した。
【0111】<電子写真感光体の製造例21>製造例9
において、エアー吹き付け圧力を0.35MPa、ガン
ノズルとアルミニウム管の距離を150mmとした以外
は、製造例9と同様にして電子写真感光体を作製した。
【0112】<電子写真感光体の製造例22>製造例9
において、研磨材砥粒をステンレスビーズ(商品名:B
PS150(SUS304) 伊藤機工株式会社製)に
し、エアー吹き付け圧力を0.04MPa、ガンノズル
とアルミニウム管の距離を150mmとした以外は、製
造例9と同様にして電子写真感光体を作製した。
【0113】(実施例5〜10および比較例5〜12)
製造例9〜22の電子写真感光体を表3のように用い、
ヒューレットパッカード製LBP「レーザージェット4
000」(プロセススピード94.2mm/s)をDC
帯電に改造し、以下のプロセス条件を設定して評価を行
った。 電子写真感光体暗部電位 −600V 電子写真感光体明部電位 −150V 現像バイアス −350V(直流電圧のみ) 電子写真感光体容量 185pF 電界強度 4.29×10 評価は、15℃/10RH%の環境下で初期画像評価を
行った。画像の評価以下のように行った。プリント画像
書き出しから電子写真感光体1回転の部分に25mm角
の正方形のベタ黒部を並べ、電子写真感光体2回転目以
降に1ドットを桂馬パターンで印字したハーフトーンの
テストチャートでゴーストを評価した。また、プリント
全面に1ドットを桂馬パターンで印字したハーフトーン
のテストチャートおよびベタ黒画像により帯電ムラによ
る黒スジ、黒ポチおよび干渉縞の評価を行った。次い
で、A4サイズ紙に面積比率4%印字の文字パターンで
15000枚の連続画出し試験を行い、画像評価を行っ
た。
【0114】実施例5〜10および比較例5〜12の評
価条件および評価結果を表3に示す。
【0115】
【表7】
【0116】<電子写真感光体の製造例23>製造例2
において、電荷発生層を以下のように代えた以外は、製
造例2と同様にして作製した。
【0117】CuKαの特性X線回折におけるブラッグ
角(2θ±0.2°)の7.4°および28.2°に強
いピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン結
晶3.5部とポリビニルブチラール(商品名:エスレッ
クBM2 積水化学製)1部およびシクロヘキサノン6
0部を直径1mmガラスビーズを用いたサンドミル装置
で3時間分散した後、シクロヘキサノン50部と酢酸エ
チル130部を加えて希釈し、電荷発生層用塗料を調製
した。中間層上にこの電荷発生層用塗料を浸漬塗布し、
100℃で10分間乾燥して、膜厚が0.2μmの電荷
発生層を形成した。
【0118】<電子写真感光体の製造例24>製造例2
3において、電荷輸送層のポリマーを構成単位例(1)
−3と構成単位例(1)−23(エステル基同士がm−
位およびp−位の繰り返し構造単位が50%ずつである
共重合体)とをモル分率50:50で共重合させたポリ
アリレート樹脂(重量平均分子量95000)に代えた
以外は、製造例23と同様にして電子写真感光体を作製
した。
【0119】<電子写真感光体の製造例25>製造例2
3において、電荷輸送層の膜厚を16μmとした以外
は、製造例23と同様にして電子写真感光体を作製し
た。
【0120】<電子写真感光体の製造例26>製造例2
3において、電荷輸送層のポリマーをビスフェノールZ
型ポリカーボネート(商品名:ユーピロンZ−200
三菱ガス化学(株)製)に代えた以外は、製造例23と
同様にして電子写真感光体を作製した。
【0121】<電子写真感光体の製造例27>製造例2
3において、ヒドロキシガリウムフタロシアニンを無金
属フタロシアニン(無金属Pc)に代えた以外は、製造
例23と同様にして電子写真感光体を作製した。
【0122】(実施例11〜17および比較例13、1
4)製造例23〜27の電子写真感光体を用い、電子写
真感光体の暗部電位を表4のように変えることにより、
電子写真感光体にかかる電界強度を変え、実施例1との
評価を行った。
【0123】次いで、A4サイズ紙に面積比率4%印字
の文字パターンで15000枚の連続画出し試験を行
い、画像評価を行った。
【0124】実施例11〜17および比較例13、14
の評価条件および評価結果を表4に示す。
【0125】
【表8】
【0126】以上、表2〜4より明らかなように、本発
明における電子写真感光体および該電子写真感光体を用
いた電子写真装置によれば、複雑なプロセスを要するこ
となく、高画質な画像を長期間安定して供給することが
できる。
【0127】また、高い耐久性を維持しつつ高画質を達
成するためには、電荷発生物質としては、ヒドロキシガ
リウムフタロシアニンが最も好ましいこともわかる。
【0128】
【発明の効果】本発明によれば、帯電不均一による黒ス
ジ、黒ポチ、干渉縞、ゴーストのない高画質の画像を長
期間安定して供給する電子写真感光体および電子写真装
置を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体を有する電子写真装置
の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の電子写真感光体の静電容量を測定する
装置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
21 帯電ローラー 22 現像手段 23 規制ブレード 24 現像ローラー 25 供給ローラー 26 電子写真感光体 27 転写ローラー 28 転写材 29 クリーニングブレード 30 クリーニング手段 31 プロセスカートリッジ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/02 102 G03G 15/02 102 (72)発明者 高木 則行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H068 AA13 AA19 AA28 AA35 AA37 AA52 AA54 AA58 BA38 BB27 BB51 CA32 FA27 FC01 2H200 FA16 GA16 HA03 HA29 HB12 HB22 HB46 MB01 NA02 NA09

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に電荷発生層および電荷輸送層
    をこの順に有する電子写真感光体において、該電荷発生
    層がフタロシアニン化合物を含有し、該電荷輸送層の膜
    厚が9μm以上18μm以下であり、かつ、該電子写真
    感光体の1cmあたりの静電容量(C)が130pF
    以上であり、かつ、該支持体の表面粗さの最大高さ(R
    maxD)、10点平均粗さ(Rz)、算術平均粗さ
    (Ra)および凹凸の平均間隔(Sm)が下記条件を満
    たすことを特徴とする電子写真感光体。 1.2μm≦RmaxD≦5.0μm 1.2μm≦Rz≦3.0μm 0.15μm≦Ra≦0.5μm 30μm<Sm≦80μm
  2. 【請求項2】 前記最大高さ(RmaxD)が下記条件
    を満たす請求項1に記載の電子写真感光体。 1.2μm≦RmaxD≦4.5μm
  3. 【請求項3】 前記10点平均粗さ(Rz)が下記条件
    を満たす請求項1または2に記載の電子写真感光体。 1.2μm≦Rz≦2.0μm
  4. 【請求項4】 前記算術平均粗さ(Ra)が下記条件を
    満たす請求項1〜3のいずれかに記載の電子写真感光
    体。 0.15μm≦Ra≦0.3μm
  5. 【請求項5】 前記凹凸の平均間隔(Sm)が下記条件
    を満たす請求項1〜4のいずれかに記載の電子写真感光
    体。 31μm≦Sm≦80μm
  6. 【請求項6】 前記フタロシアニン化合物がオキシチタ
    ニウムフタロシアニンある請求項1〜5のいずれかに記
    載の電子写真感光体。
  7. 【請求項7】 前記オキシチタニウムフタロシアニンが
    CuKαの特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±
    0.2°)の9.0°、14.2°、23.9°および
    27.1°に強いピークを有するオキシチタニウムフタ
    ロシアニンである請求項6に記載の電子写真感光体。
  8. 【請求項8】 前記フタロシアニン化合物がヒドロキシ
    ガリウムフタロシアニンである請求項1〜5のいずれか
    に記載の電子写真感光体。
  9. 【請求項9】 前記ヒドロキシガリウムフタロシアニン
    がCuKαの特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±
    0.2°)の7.4°および28.2°に強いピークを
    有するヒドロキシガリウムフタロシアニンである請求項
    8に記載の電子写真感光体。
  10. 【請求項10】 前記電荷輸送層が下記式(1)で示さ
    れる繰り返し構造単位を有するポリアリレート樹脂を含
    有する請求項1〜9のいずれかに記載の電子写真感光
    体。 【外1】 (式中、Xは炭素原子または単結合(この際のR
    よびRはなし)を示し、R〜Rは水素原子、ハロ
    ゲン原子、置換されてもよいアルキル基またはアリール
    基を示し、RおよびRは水素原子、ハロゲン原子、
    置換されてもよいアルキル基、アリール基またはR
    が結合することによって形成されるアルキリデン基
    を示し、R〜R10は水素原子、ハロゲン原子、置換
    されてもよいアルキル基またはアリール基を示す。)
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の電
    子写真感光体と、帯電手段、現像手段およびクリーニン
    グ手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段
    とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在である
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  12. 【請求項12】 帯電手段を有する請求項11に記載の
    プロセスカートリッジ。
  13. 【請求項13】 前記帯電手段による前記電子写真感光
    体の帯電時に、該電子写真感光体にかかる電界強度が
    3.3×10〜8.1×10V/cmである請求項
    12に記載のプロセスカートリッジ。
  14. 【請求項14】 前記帯電手段が接触帯電手段である請
    求項12または13に記載のプロセスカートリッジ。
  15. 【請求項15】 前記電子写真感光体が前記接触帯電手
    段により直流電圧のみで帯電される請求項14に記載の
    プロセスカートリッジ。
  16. 【請求項16】 前記接触帯電手段が帯電ローラーであ
    る請求項14または15に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  17. 【請求項17】 請求項1〜10のいずれかに記載の電
    子写真感光体、帯電手段、現像手段およびクリーニング
    手段を有することを特徴とする電子写真装置。
  18. 【請求項18】 前記帯電手段による前記電子写真感光
    体の帯電時に、該電子写真感光体にかかる電界強度が
    3.3×10〜8.1×10V/cmである請求項
    17に記載の電子写真装置。
  19. 【請求項19】 前記帯電手段が接触帯電手段である請
    求項17または18に記載の電子写真装置。
  20. 【請求項20】 前記電子写真感光体が前記接触帯電手
    段により直流電圧のみで帯電される請求項19に記載の
    電子写真装置。
  21. 【請求項21】 前記接触帯電手段が帯電ローラーであ
    る請求項19または20に記載の電子写真装置。
  22. 【請求項22】 前記接触帯電手段による前記電子写真
    感光体の帯電前に前露光光による前記電子写真感光体表
    面の除電処理を行う前露光手段を有さない請求項19〜
    21のいずれかに記載の電子写真装置。
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