JP2005300742A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 除電手段を有さず、直流電圧のみを用いて電子写真感光体の帯電を行い、転写材にトナー像を直接転写する場合であっても、前記のような白スジの発生を十分に防止することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 除電手段を有さず、電子写真感光体と帯電、露光および現像装置を含む画像形成ユニットが転写材搬送経路に沿って配置され、前記電子写真感光体がこれに接触配置された帯電部材に直流電圧のみを印加することによって帯電され、前記画像形成ユニットの電子写真感光体上に現像されたトナー像が、搬送される転写材に直接転写されることで画像を形成する画像形成装置であって、かつ前記電子写真感光体が、23℃/50%RHの環境下で表面を+500Vになるように帯電した場合の一分後の暗減衰量が15V以下であり、かつ前記電子写真感光体の電荷輸送層の膜厚d、電荷輸送層のバインダー樹脂の比誘電率ε、感光体暗部電位の絶対値Vが、d÷ε×V≧3000の関係となる事を特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図1
【解決手段】 除電手段を有さず、電子写真感光体と帯電、露光および現像装置を含む画像形成ユニットが転写材搬送経路に沿って配置され、前記電子写真感光体がこれに接触配置された帯電部材に直流電圧のみを印加することによって帯電され、前記画像形成ユニットの電子写真感光体上に現像されたトナー像が、搬送される転写材に直接転写されることで画像を形成する画像形成装置であって、かつ前記電子写真感光体が、23℃/50%RHの環境下で表面を+500Vになるように帯電した場合の一分後の暗減衰量が15V以下であり、かつ前記電子写真感光体の電荷輸送層の膜厚d、電荷輸送層のバインダー樹脂の比誘電率ε、感光体暗部電位の絶対値Vが、d÷ε×V≧3000の関係となる事を特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、詳しくは特定の電子写真感光体を用い、特定の方法で帯電・転写工程を行う電子写真方式を用いた画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置に使用される電子写真感光体としては、導電性支持体上にセレンあるいはセレン合金を主体とする光導電層を設けたもの、酸化亜鉛や硫化カドミウム等の無機系光導電性材料をバインダー樹脂中に分散させたもの、及び非晶質シリコン系材料等を用いたものが一般に知られているが、近年ではコストの低さ、電子写真感光体設計の自由度の高さや、無公害等の理由から有機系電子写真感光体が広く利用されるようになってきている。
上記画像形成装置は、一般的には次のような構成、およびプロセスを有するものである。すなわち、感光体表面を帯電手段で所定の極性および電位に一様に帯電させ、帯電後の感光体表面を、像露光により選択的に除電することにより静電潜像を形成させた後、現像手段で該静電潜像にトナーを付着させることにより、潜像をトナー像として現像し、トナー像を転写手段で被転写体に転写させることにより、画像形成物として排出させる。
近年では帯電手段として接触帯電方式が多数の画像形成装置に搭載され、帯電手段の主流になっており、そのほとんどは導電性ローラに電圧を印加するローラ帯電が用いられている。その方式としては、直流電圧のみを印加する直流方式と、特許文献1に記載されるような直流電圧に交流電圧を重畳して印加する交流重畳方式とがある。
交流重畳方式によれば、感光体表面を一様に帯電できる利点がある反面、微小空隙において放電が発生するため、感光体表面にダメージを与え、感光体の摩耗量が増大し、感光体の寿命が短くなってしまう。
これに対して直流方式によれば、交流重畳方式と比較して、微小空隙において発生する放電のエネルギーが小さいため、感光体へのダメージも少なく、感光体の長寿命化を達成することができる。従って、感光体の長寿命化の観点からは、直流方式で感光体を帯電することが望ましい。
しかしながら、特に直流方式で感光体を帯電する場合には、以下に示す課題があった。
即ち、直流方式では、交流重畳方式と比較して、帯電能力が劣るため、帯電直前の感光体表面電位の影響を受けやすく、暗部電位が不均一な状態となってしまう欠点がある。特に、前露光プロセスなどの除電工程を持たない場合では、感光体表面の急峻な電位の変化が緩和されることなく次サイクルの帯電工程に至ることにより、前サイクルでの感光体表面電位の乱れがそのまま次サイクル時に画像不良となって現れてしまうことがある。
特に中間転写体を用いず、電子写真感光体上のトナー像を直接転写材に転写するプロセスにおいては、転写材搬送経路に沿って搬送される転写部に転写材の先端が突入した瞬間に、転写部材から電子写真感光体に流れる転写電流値が減少するためにこの部分のみ感光体表面電位が周辺部位よりも高くなる。多くのプリンターで用いられている暗部電位部分を非現像部とし、明部電位部分を現像部とする反転現像方式では、この転写材先端の突入の部分に対応する部分が次サイクルでの画像形成の際に白スジとなって画像不良を発生してしまうという課題があった。従来の技術では、前露光によって除電を行うことで、この問題を回避しているが、前露光を行う場合には、帯電電位を十分に減衰させる必要があるために露光量は像露光光量の数倍以上必要となり、この結果前露光による電子写真感光体の劣化や連続プリント時の暗部電位及び明部電位の変動が大きくなる等の弊害があり、除電手段を持たずに、白スジ不良を防止できる画像形成装置の開発が望まれている。
特開昭63−149668号
本発明は、除電手段を有さず、直流電圧のみを用いて電子写真感光体の帯電を行い、転写材にトナー像を直接転写する場合であっても、前記のような白スジの発生を十分に防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の点を鑑みて種々検討した結果、電子写真感光体に直流電圧のみを印加して帯電し、前記電子写真感光体上に現像されたトナー像が、搬送される転写材に直接転写されることで画像を形成する画像形成装置において、前記電子写真感光体が、23℃/50%RHの環境下で表面を+500Vになるように帯電した場合の帯電一分後の暗減衰量が15V以下である電子写真感光体を用い、かつ前記電子写真感光体の電荷輸送層の膜厚d、誘電率ε、感光体暗部電位の絶対値Vが下記式(1)の関係となる範囲に規定することにより、白スジ画像不良を十分に防止できることを見出し、本発明を完成するに至った。
d÷ε×V≧3000 ・・・・・・・・(1)
この画像形成装置によれば、白スジ画像の発生を十分に防止することが可能となり、良好な出力画像を得ることが可能となる。
この画像形成装置によれば、白スジ画像の発生を十分に防止することが可能となり、良好な出力画像を得ることが可能となる。
さらに前記電子写真感光体における電荷輸送層のバインダー樹脂と電荷輸送材料との配合割合が、バインダー樹脂100重量部に対して電荷輸送材料10〜50重量部であることが好ましい。
本発明の画像形成装置は転写工程と帯電工程の間に、前露光などの除電手段を持たないため、転写材の先端が突入した瞬間に転写電流値が急激に変動したことによって生じた急峻な電位の変化が緩和されること無く次サイクルの帯電工程に移行する。その結果、電位の変化点では周辺部位よりも高電位となり、これが画像の白スジが発生する原因となる。原理的には転写工程後の転写材先端突入部とその他の周辺部との間の電位差を小さくすることで白スジの発生を防止することができる。負に帯電した感光体21Yからトナーを転写する目的で、転写ローラ23には正の転写電圧が印加されているため、転写部位では転写ローラ23から感光体21Yへの正電荷注入が起こる。ここで電子写真感光体の電荷輸送層の膜厚d、誘電率ε、感光体暗部電位の絶対値Vを、d÷ε×V≧3000の関係とすることで、転写ローラからの放電開始電圧を大きくし、同時に感光体暗部電位を高くとることで潜像コントラストに対する電位変化量の割合を小さくすることで、白スジを低減することが出来る。さらに23℃/50%RHの環境下で表面を+500Vになるように帯電した場合の帯電一分後の暗減衰量が15V以下である電子写真感光体を用いることより、電荷輸送層のバルク中に注入される正電荷が少なくなるために転写工程による感光体の正電荷疲労を低減し、この結果として転写材の先端が突入した瞬間に転写電流値が急激に変動したことにより生じる白スジ画像を十分に防止することが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、電子写真感光体に直流電圧のみを印加して帯電し、前記電子写真感光体上に現像されたトナー像が搬送される転写材に直接転写されることで画像を形成する画像形成装置であっても、白スジ画像不良を十分に防止することが可能となる。
本発明の画像形成装置はいかなる方式の物であっても良いが、転写材をベルトによって搬送し、4色を順次重ねてフルカラー画像を形成するタンデム方式の画像形成装置ではフルカラー画像を高速で出力できる一方で、転写ローラと電子写真感光体との間にベルトが介在することにより紙先端が転写部に突入する時の転写電流の乱れが起こりやすく、また白スジの位置が4色同じ位置に重なる事によって単色の場合よりも顕著に白スジが発生しやすい傾向があるので、本発明が有効に作用し好ましい。
図1に本実施の形態に係る画像形成装置を示す。同図は、タンデム方式の4色フルカラー画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。各画像形成ユニットUY、UM、UC、UKは全て同一構成であるため、ここではUYを代表例として説明する。
図1において、20Yは電子写真感光体、帯電手段、現像手段を一体に構成し、このユニットを画像形成装置本体に着脱自在としたプロセスカートリッジである。又、22Yは接触タイプの帯電器(帯電ローラ)であり、これは感光体21Yの表面を均一に帯電処理する。
25は画像露光装置であって、これは感光体21Yを露光して静電潜像を形成するものである。一方、現像に供されるトナー26は現像ユニットに蓄積されている。現像ユニット内で適度な攪拌により電荷付与されたトナーは現像ローラ29表面に付着し、現像ローラ29に与えられた現像バイアス電圧及び感光体表面電位の作り出す電界の作用により、静電潜像に応じたトナー像を感光体21Y上に形成することができる。そして、この顕像化された感光体21Y上のトナー像は、感光体21Yの回転に伴って転写搬送ベルト24と感光体21Y間で形成される転写部へ搬送される。
転写部では転写搬送ベルト24を介して転写ローラ23が感光体21Y方向に圧接配置されており、転写ローラ23は転写搬送ベルト24の搬送に伴って従動回転する。その後、転写材は、各色のトナー像が転写部に到達するタイミングに合わせて転写搬送ベルト24によって転写部に搬送され、転写ローラ23に予め設定された所定のバイアスが印加されることによってトナー像が転写材上に順次転写され、最終的にフルカラートナー像が形成される。尚、転写ローラ23には導電性の弾性ローラが使用されている。
次に本発明に用いられる電子写真感光体の構成について説明する。本発明における電子写真感光体は、感光層が電荷輸送材料と電荷発生材料を同一の層に含有する単層型であっても、電荷輸送層と電荷発生層に分離した積層型でもよいが電子写真特性的には積層型が好ましい。使用する導電性基体は導電性を有するものであればよく、アルミニウム、ステンレスなどの金属、あるいは導電層を設けた金属、紙、プラスチックなどが挙げられ、形状はシート状、円筒状などがあげられる。
LBPなど画像入力がレーザー光の場合は散乱による干渉縞防止、または基盤の傷を被覆することを目的とし必要に応じて導電層を設けてもよい。これはカーボンブラック、金属粒子などの導電性粉体をバインダー樹脂に分散させて形成することができる。導電層の膜厚は3〜40μm、好ましくは10〜30μmが適当である。
その上に接着機能を有する中間層を設ける。中間層の材料としてはポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、カゼイン、ポリウレタン、ポリエーテルウレタン、などが挙げられる。これらは適当な溶剤に溶解して塗布される。中間層の膜厚は0.05〜5μm、好ましくは0.3〜1μmが適当である。
中間層の上には電荷発生層が形成される。本発明に用いられる電荷発生物質としては、セレン−テルル、ピリリウム、チアピリリウム系染料、フタロシアニン、アントアントロン、ジベンズピレンキノン、トリスアゾ、シアニン、ジスアゾ、モノアゾ、インジゴ、キナクリドン、非対称キノシアニン系の各顔料が挙げられる。機能分離型の場合、電荷発生層は前記電荷発生物質を0.3〜4倍量の結着剤樹脂および溶剤とともにホモジナイザー、超音波分散、ボールミル、振動ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミルおよび液衝突型高速分散機などの方法でよく分散し、分散液を塗布、乾燥させて形成される。電荷発生層の膜厚は5μm以下、好ましくは0.1〜2μmが適当である。
電荷輸送層は、主として電荷輸送材料とバインダー樹脂とを溶剤中に溶解させた塗料を塗工乾燥して形成する。用いられる電荷輸送材料としては、トリアリールアミン系化合物、ヒドラゾン化合物、スチルベン化合物、ピラゾリン系化合物、オキサゾール系化合物、トリアリールメタン系化合物、チアゾール系化合物などが挙げられる。
これらの中で特に好ましい電荷輸送材料を下記に挙げるが、本発明においては
これらの化合物に限定されるものではない。
これらの化合物に限定されるものではない。
これらの電荷輸送物質はバインダー樹脂と組み合わされ塗工、乾燥し電荷輸送層を形成する。バインダー樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、スチレン−メタクリル共重合体樹脂、メタクリル樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂等が挙げられる。これらのバインダー樹脂は、単独又はこれらの構造単位を有する2種以上の共重合体あるいはブロック共重合体でもよく、あるいは他のシリコーン(シロキサン)等の構造単位を有する化合物との共重合体あるいはブロック共重合体でもよい。また、2種以上の異なるバインダー樹脂のブレンドでもよい。電荷輸送層の膜厚は5〜40μm、好ましくは15〜30μmが適当である。本発明において、バインダー樹脂の比誘電率の測定は次の方法で行った。アルミニウムシート上に、バインダー樹脂を溶解した溶液をマイヤーバーで塗布、乾燥し、膜厚が10μmのバインダー樹脂膜を作成し、この膜上に電極として金を真空蒸着した。このサンプルを、インピーダンスアナライザー「4192A−LF」(横河HP製)で、交流周波数1KHzでの比誘電率を測定した。
導電性基体には、ED管アルミニウム(30mmφ)の表面を、アルミナ球状微粉末を用いて液体ホーニング法により粗面化処理したものを用いた。その導電性基体の上に、6−66−610−12四元系ポリアミド共重合体樹脂5部をメタノール70部/ブタノール25部の混合溶媒に溶解した溶液をディッピング法で塗布、乾燥し、膜厚が1μmの中間層を設けた。次に、CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°の9.0°、14.2°、23.9°および27.1°に強いピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン10部と、例示化合物(11)0.1部およびポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業社製)5部をシクロヘキサノン250部に添加し、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミルで1時間分散し、これに250部の酢酸エチルを加えて希釈し、これを中間層上に塗布した後100℃で10分間乾燥して膜厚が0.16μmの電荷発生層を形成した。
次に、例示化合物B-1で示される構造を有する電荷輸送物質5部と、電荷輸送層樹脂としてポリスチレン(重量平均分子量80000、比誘電率ε=2.5)10部を、モノクロロベンゼン70部に溶解した溶液を作製し、電荷発生層上にディッピング法により塗布した。これを110℃の温度で1時間乾燥し、膜厚が15μmの電荷輸送層を形成し、ドラム形状の電子写真感光体を得た。
この電子写真感光体を図1に示した画像形成装置に装着し以下のプロセス条件に設定して評価を行った。
電子写真感光体暗部電位 −500V
電子写真感光体明部電位 −150V
現像バイアス −350V(直流電圧のみ)
評価は、低温低湿(15℃、10%RH)および高温高湿(30℃、80%RH)の環境下で初期画像評価を行った。画像の評価は以下の様に行った。プリント全面に1ドットを桂馬パターンで印字したハーフトーンのテストチャートにより白スジ画像の評価を行った。評価結果を表5に示す。
電子写真感光体明部電位 −150V
現像バイアス −350V(直流電圧のみ)
評価は、低温低湿(15℃、10%RH)および高温高湿(30℃、80%RH)の環境下で初期画像評価を行った。画像の評価は以下の様に行った。プリント全面に1ドットを桂馬パターンで印字したハーフトーンのテストチャートにより白スジ画像の評価を行った。評価結果を表5に示す。
実施例1において、例示化合物B-1で示される構造を有する電荷輸送物質を例示化合物C-2に変更した以外は、実施例1と同様にして実施例2の電子写真感光体を作製した。この電子写真感光体を実施例1と同様の方法により評価を行った。評価結果を表5に示す。
実施例1において、例示化合物B-1で示される構造を有する電荷輸送物質を例示化合物D-2に変更した以外は、実施例1と同様にして実施例3の電子写真感光体を作製した。この電子写真感光体を実施例1と同様の方法により評価を行った。評価結果を表5に示す。
実施例1において、電荷輸送層の膜厚を18μmに変更した以外は、実施例1と同様にして実施例4の電子写真感光体を作製した。この電子写真感光体を実施例1と同様の方法により評価を行った。評価結果を表5に示す。
実施例1において、電荷輸送層樹脂をポリカーボネート樹脂(重量平均分子量46000、比誘電率ε=3.0)に変更し、電荷輸送層の膜厚を18μmに変更した以外は実施例1と同様にして実施例5の電子写真感光体を作成した。この電子写真感光体を実施例1と同様の方法により評価を行った。評価結果を表5に示す。
実施例1において、電荷輸送層樹脂をポリサルホンGF-130(テイジンアコモエンジニアリングプラスチックス社製、比誘電率ε=3.7)に変更し、電荷輸送層の膜厚を22.5μmに変更した以外は実施例1と同様にして実施例6の電子写真感光体を作成した。この電子写真感光体を実施例1と同様の方法により評価を行った。評価結果を表5に示す。
実施例1において、電荷輸送層樹脂をポリサルホンGF-130(テイジンアコモエンジニアリングプラスチックス社製、比誘電率ε=3.7)に変更し、電荷輸送層の膜厚を18μmに変更し以外は実施例1と同様にして実施例7の電子写真感光体を作成した。この電子写真感光体を、感光体暗部電位を−650Vに変更した以外は実施例1と同様の方法により評価を行った。評価結果を表5に示す。
実施例6において、電荷輸送層の膜厚を18μmに変更した以外は実施例6と同様にして比較例1の電子写真感光体を作成した。この電子写真感光体を実施例1と同様の方法により評価を行った。評価結果を表5に示す。
実施例1において、式1で示される構造を有する電荷輸送物質を6部とした以外は実施例1と同様にして比較例2の電子写真感光体を作成した。この電子写真感光体を実施例1と同様の方法により評価を行った。評価結果を表5に示す。
一方、図1の装置において、反転現像装置を取り外し、換わりに電位測定プローブを取り付け改造した。これに前記実施例1〜7、比較例1〜2電子写真感光体を取り付けて、23℃/55%RHの環境下で電子写真感光体を周速度94.2mm/secで回転させながら帯電ローラにDC電圧を印加し、感光体の表面電位を+500Vとなるように帯電した。5秒間帯電を行った後に電子写真感光体の回転とDC電圧の印加を停止し1分後の暗減衰量を測定した。この結果を表5に示す。
21 電子写真感光体
22 帯電ローラ
23 転写ローラ
24 静電搬送ベルト
25 露光装置
26 トナー
27 定着装置
22 帯電ローラ
23 転写ローラ
24 静電搬送ベルト
25 露光装置
26 トナー
27 定着装置
Claims (2)
- 除電手段を有さず、電子写真感光体と帯電、露光および現像装置を含む画像形成ユニットが転写材搬送経路に沿って配置され、前記電子写真感光体がこれに接触配置された帯電部材に直流電圧のみを印加することによって帯電され、前記電子写真感光体上に現像されたトナー像が、搬送される転写材に直接転写されることで画像を形成する画像形成装置において、前記電子写真感光体が、23℃/55%RHの環境下で表面を+500Vになるように帯電した場合の一分後の暗減衰量が15V以下であり、かつ前記電子写真感光体の電荷輸送層の膜厚d、電荷輸送層のバインダー樹脂の比誘電率ε、感光体暗部電位の絶対値Vが下記式(1)の関係となる事を特徴とする画像形成装置。
d÷ε×V≧3000 ・・・・・・・・(1) - 前記電子写真感光体における電荷輸送層のバインダー樹脂と電荷輸送材料との配合割合が、バインダー樹脂100重量部に対して電荷輸送材料10〜50重量部であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007164089A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-06-28 | Kyocera Mita Corp | 積層型電子写真感光体および画像形成装置 |
JP2012047959A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
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2004
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