JP2003043708A - 電子写真感光体、電子写真装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

電子写真感光体、電子写真装置及びプロセスカートリッジ

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JP2003043708A
JP2003043708A JP2001229898A JP2001229898A JP2003043708A JP 2003043708 A JP2003043708 A JP 2003043708A JP 2001229898 A JP2001229898 A JP 2001229898A JP 2001229898 A JP2001229898 A JP 2001229898A JP 2003043708 A JP2003043708 A JP 2003043708A
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electrophotographic
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charging
toner
electrophotographic photosensitive
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Shinji Takagi
進司 高木
Hiroyuki Omori
弘之 大森
Hirofumi Kumoi
郭文 雲井
Haruyuki Tsuji
晴之 辻
Hiroshi Saito
宏 齊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴースト、カブリ、濃度ムラ等の画像欠陥の
ない安定した画像を得られる電子写真装置、電子写真感
光体及びプロセスカートリッジを提供する。 【解決手段】 感光体、帯電手段、情報書込手段、現像
手段、転写手段、該帯電手段より上流に位置し感光体面
上の現像剤を帯電する現像剤帯電量制御手段、該制御手
段より上流かつ転写手段より下流に位置し現像剤像を転
写材に転写した後の感光体面上の残留現像剤像を均一化
する残留現像剤像均一化手段とを有し、現像剤像転写後
の残留現像剤像を該均一化手段で均一化し、その均一化
された残留現像剤を該制御手段で正規極性に帯電処理
し、該帯電手段で感光体面を帯電すると同時に適正帯電
量にする電子写真装置において、感光体表面に対する1
μmの深さまでの押込試験の際の弾性変形仕事量We
が、変形全体での仕事量Wtに対して35%〜60%で
ある電子写真装置、電子写真感光体及びプロセスカート
リッジ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体、
クリーナーレスの転写方式電子写真装置及びプロセスカ
ートリッジに関し、より詳しくは、転写工程後の電子写
真感光体上に残余する現像剤(トナー)を現像装置にお
いて現像兼クリーニングで像担持体上から除去・回収
し、再利用するようにしてクリーニング装置を廃したク
リーナーレス方式の電子写真装置、それに用いられる電
子写真感光体及びプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、転写型の電子写真方式を用いた複
写機・プリンタ・ファクシミリ等の転写方式電子写真装
置は、回転ドラム型を一般的とする像担持体である電子
写真感光体、その電子写真感光体を所定の極性・電位に
一様に帯電処理する帯電装置(帯電工程)、帯電処理さ
れた電子写真感光体に静電潜像を形成する情報書き込み
手段としての露光装置(露光工程)、電子写真感光体上
に形成された静電潜像を現像剤であるトナーにより顕像
化する現像装置(現像工程)、上記トナー画像を電子写
真感光体面から紙等の転写材に転写する転写装置(転写
工程)、転写工程後の電子写真感光体上に多少ながら残
余するトナーを除去して電子写真感光体面を清掃するク
リーニング装置(クリーニング工程)、転写材上のトナ
ー画像を定着させる定着装置(定着工程)等から構成さ
れており、電子写真感光体は繰り返して電子写真プロセ
ス(帯電・露光・現像・転写・クリーニング)が適用さ
れて作像に供される。
【0003】転写工程後の電子写真感光体上に残余する
トナーは、クリーニング装置により電子写真感光体面か
ら除去されてクリーニング装置内に溜って廃トナーとな
るが、環境保全や資源の有効利用等の点からそのような
廃トナーは発生しないことが望ましい。
【0004】そこで、クリーニング装置にて回収されて
いる転写残トナー、いわゆる廃トナーを現像装置に戻し
て再利用する電子写真装置がある。また、クリーニング
装置を廃し、転写工程後の電子写真感光体上の転写残ト
ナーを現像で電子写真感光体上から除去・回収し、再利
用するようにしたクリーナーレス方式の電子写真装置が
ある。
【0005】現像兼クリーニングは、転写後の電子写真
感光体上の転写残トナーを次工程以降の現像工程時、す
なわち引き続き電子写真感光体を帯電し、露光して静電
潜像を形成し、該静電潜像の現像工程過程時にかぶり取
りバイアス(現像装置に印加する直流電圧と電子写真感
光体の表面電位間の電位差であるかぶり取り電位差Vb
ack)によって、トナーで現像されるべきではない電
子写真感光体面部分上(非画像部)に存在する転写残ト
ナーは現像装置に回収されて次工程以降の静電潜像の現
像に再利用されるため、廃トナーを無くし、またメンテ
ナンスに手を煩わせることも少なくすることができる。
また、独自のクリーニング手段を有する、所謂クリーナ
ーレスであることで電子写真装置の小型化にも有利であ
る。
【0006】a)上述したような、転写工程後の電子写
真感光体上の転写残トナーを現像装置において現像兼ク
リーニングで除去・回収し、再用するクリーナレス方式
の電子写真装置において、電子写真感光体の帯電装置が
電子写真感光体に当接して電子写真感光体面を帯電処理
する接触帯電装置であるときには、電子写真感光体上の
転写残トナーが電子写真感光体と接触帯電装置の接触ニ
ップ部である帯電部を通過する際に、転写残トナー中の
特に帯電極性が正規極性とは逆極性に反転しているトナ
ーが接触帯電装置に付着して接触帯電装置を許容以上に
トナー汚染させて帯電不良の原因となってしまう。
【0007】すなわち、現像剤としてのトナーには、量
的には少ないけれども、帯電極性がもともと正規極性と
は逆極性に反転しているトナーが混在している。また、
帯電極性が正規極性のトナーであっても転写バイアスや
剥離放電等に影響されて帯電極性が反転するものや、除
電されて帯電量が少なくなるものもある。
【0008】従って、転写残トナーには、帯電極性が正
規極性のもの、逆極性の反転トナー、帯電量が少ないも
のが混在しており、その内の反転トナーや帯電量が少な
いトナーが電子写真感光体と接触帯電装置の接触ニップ
部である帯電部を通過する際に接触帯電装置に付着し易
い。
【0009】b)また、電子写真感光体上の転写残トナ
ーを現像装置の現像兼クリーニングにて除去・回収する
ためには、帯電部を通過して現像部に持ち運ばれる電子
写真感光体上の転写残トナーの帯電極性が正規極性であ
り、かつその帯電量が現像装置によって電子写真感光体
の静電潜像を現像できるトナーの帯電量であることが必
要である。反転トナーや帯電量が適切でないトナーにつ
いては、電子写真感光体上から現像装置に除去・回収で
きず、不良画像の原因となってしまう。
【0010】c)上記a)の接触帯電装置へのトナーの
付着は、転写部から帯電部へ持ち運ばれる、帯電極性が
正規極性のもの、逆極性のもの、帯電量が少ないものが
混在している電子写真感光体上の転写残トナーをトナー
帯電量制御手段によって正規極性へと帯電付与して帯電
極性を正規極性に揃えると共に帯電量を均一化すること
により防止することができる。
【0011】しかしながら、接触帯電装置へのトナーの
付着を防止するためにトナー帯電量制御手段によって帯
電付与された転写残トナーは、電子写真感光体の静電潜
像を現像できるトナーの帯電量に比べて大きいため、現
像装置において現像兼クリーニングにて除去・回収され
にくいのである。このような場合、電子写真感光体に残
留するトナーは次の画像へと重なり、不良画像を起こし
てしまうのである。
【0012】また、近年のユーザニーズの多様化に伴
い、写真画像等といった高印字率な画像の連続印字動作
や、カラー化に伴い電子写真感光体上への多重現像方式
等により、一度に大量の転写残トナーの発生により、上
述のような問題を更に助長させてしまうのである。
【0013】そこで、転写工程後の像担持体上の転写残
現像剤を現像兼クリーニングで除去・回収し再用するク
リーナーレス方式の電子写真装置について、帯電手段へ
の転写残現像剤の付着を防止すると共に、現像手段での
転写残現像剤の回収も効率的になされるようにするため
に現像剤像転写後の電子写真感光体上に残留する残留現
像剤像を前記残留現像剤像均一化手段で均一化し、その
均一化された電子写真感光体上の残留現像剤を前記現像
剤帯電量制御手段で正規極性に帯電処理し、前記帯電手
段で前記電子写真感光体面を帯電すると同時に、適正帯
電量にすることで帯電不良や不良画像を防止することが
できた。
【0014】しかしながら一方、このように帯電制御の
複雑な電子写真プロセスにおいてクリーナーレスシステ
ムが上手く動作しても、前記残留現像剤像均一化手段や
前記現像剤帯電量制御手段に転写残現像剤が蓄積され、
電子写真感光体の持つ弾性分の割合によっては、融着や
表面傷、面粗れが発生し、それらに起因した画像不良
(濃度薄、濃度ムラ、黒スジ等)を引き起こす要因とな
っていた。
【0015】
【発明が解決しようとしている課題】本発明の目的は、
転写残現像剤を現像兼クリーニングで除去・回収し再利
用するクリーナーレス方式の電子写真装置において、帯
電手段への転写残現像剤の付着を防止すると共に、現像
手段での転写残現像剤の回収も効率的になされ、ゴース
ト、カブリ、濃度ムラに起因する画像欠陥がない電子写
真装置、該電子写真装置に用いられる電子写真感光体及
びプロセスカートリッジを提供することにある。
【0016】
【問題を解決するための手段】本発明に従って、電子写
真感光体と、電子写真感光体を帯電する帯電手段と、帯
電処理された電子写真感光体に静電潜像を形成する情報
書き込み手段と、静電潜像に現像剤を供給し静電潜像を
可視化する現像手段と、可視化した現像剤像を転写材に
転写する転写手段と、該帯電手段より上流に位置してい
て、電子写真感光体面上の現像剤を帯電する現像剤帯電
量制御手段と、該現像剤帯電量制御手段より上流かつ該
転写手段より下流に位置していて、該現像剤像を転写材
に転写した後の電子写真感光体面上に残留する残留現像
剤像を均一化する残留現像剤像均一化手段と、を有し、
現像剤像転写後の電子写真感光体上に残留する残留現像
剤像を該残留現像剤像均一化手段で均一化し、その均一
化された電子写真感光体上の残留現像剤を該現像剤帯電
量制御手段で正規極性に帯電処理し、該帯電手段で電子
写真感光体面を帯電すると同時に適正帯電量にする電子
写真装置において、一定環境(22.5℃/50%R
H)における該電子写真感光体の表面に対する1μmの
深さまでの押し込み試験の際の弾性変形仕事量Weが、
変形全体での仕事量Wtに対して35%〜60%である
電子写真感光体を用いることを特徴とする電子写真装置
が提供される。
【0017】また、本発明に従って、上記電子写真装置
に用いられる電子写真感光体及びプロセスカートリッジ
が提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を更
に詳細に説明する。
【0019】本発明においては、転写工程後の電子写真
感光体上の転写残現像剤(転写残トナー)を現像手段に
おいて現像兼クリーニングで除去・回収し、再用するク
リーナーレス方式の電子写真装置、具体的には、転写残
現像剤の電子写真感光体上の分布を均一化し、転写残現
像剤のトリボを、現像剤帯電量制御手段で正規極性に帯
電処理し、帯電手段で適正帯電量にする系で、一定環境
(22.5℃/50%RH)における該電子写真感光体
の表面に対する1μmの深さまでの押し込み試験の際の
弾性変形仕事量Weが、変形全体での仕事量Wtに対し
て35%〜60%である必要がある。
【0020】弾性変形仕事量Weが35%未満である
と、現像剤帯電量均一化手段や現像剤帯電量制御手段
(例えばファーブラシ)と電子写真感光体との接触部で
生じる電子写真感光体傷や面粗れが激しく、それらに起
因する画像不良が生じてしまう。また、弾性変形変形量
Weが60%を超えると、電子写真感光体が十分な弾性
分を持ち、良好な耐摩耗性が得られるが、転写されなか
ったトナーが像担持体面に押しつけられることによって
発生する「トナー融着」に関して、融着トナーが電子写
真感光体表面から削り取られずに蓄積し、それが原因と
なって濃度薄等の画像不良を引き起こすことになる。
【0021】本発明の押し込み試験、所謂表面皮膜物性
試験は、ドイツ・フィッシャー社製硬度計フィッシャー
スコープH100を用い、22.5℃/50%RHの環
境下で行った。当試験は、薄膜、硬化皮膜、有機皮膜等
の硬度の解析が可能であり、下地は、ガラスプレート、
アルミニウム板又はアルミニウムシリンダー等で特に限
定されるものではない。測定においては、形状が四角錐
で対面角度が136°に規定されているダイヤモンド圧
子を使用し、設定荷重を段階的にかけて皮膜に押し込ん
でいったときの、荷重をかけた状態での押し込み深さを
電気的に検出して読み取り、硬さ値Hは試験荷をその試
験荷重で生じた圧痕の表面積で除した比率で表示され
る。また、ユニバーサル硬さ値HUは設定最大押し込み
深さでの硬さ値で表される。
【0022】硬度計で測定したときの例を図1に示す。
点Aが測定開始点である。A→Bが圧子の押し込みに対
応する曲線であり、点Bは最大設定押し込み深さに到達
したときの点である。図1は3μmの深さまで達してい
る例であるが、本発明においては最大設定押し込み深さ
は1μmに設定する。B→Cの曲線が、圧子を押し込ん
だ後の「戻り」に対応する曲線である。点Dは点Bから
横軸に垂線を引いたときの横軸との交点である。この図
において曲線AB、直線BD、横軸で囲まれる部分の面
積が、押し込みにおけるトータルの仕事量Wtに相当す
る。同様に、曲線BC、直線BD、横軸で囲まれる部分
の面積が弾性変形仕事量Weに相当する。
【0023】次に、本発明に係わる電子写真感光体につ
いて詳しく説明する。
【0024】本発明における電子写真感光体の層構成
は、導電性支持体上に電荷発生材料と電荷輸送材料を同
時に含有する単一層からなる感光層を有する層構成と、
導電性支持体上に電荷発生材料を含有する電荷発生層と
電荷輸送材料を含有する電荷輸送層を積層する感光層を
有する層構成があるが、電子写真特性的には積層する方
が好ましい。
【0025】図3は導電性支持体上に電荷発生材料を含
有する電荷発生層と電荷輸送材料を含有する電荷輸送層
を積層する感光層を有する層構成を示している。導電性
支持体上1aの表面に、光の干渉を抑え、上層の接着性
を向上させる下引き層1bと、電荷発生層1cと、電荷
輸送層1dの3層を下から順に塗り重ねた構成をしてい
る。
【0026】本発明に用いられる有効な電荷発生材料と
しては、例えば以下のような物質が挙げられる。これら
の電荷発生材料は、単独で用いてもよく、2種類以上組
み合わせてもよい。
【0027】 (1)モノアゾ、ビスアゾ、トリスアゾ等のアゾ系顔料 (2)インジゴ、チオインジゴ等のインジゴ系顔料 (3)金属フタロシアニン、非金属フタロシアニン等の
フタロシアニン系 (4)ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミド等のペリレ
ン系顔料 (5)アンスラキノン、ピレンキノン等の多環キノン系
顔料 (6)スクアリリウム色素 (7)ピリリウム塩、チオピリリウム塩類 (8)トリフェニルメタン系色素 (9)セレン、非晶質シリコン等の無機物質
【0028】電荷発生材料を含有する層、すなわち電荷
発生層は前記のような電荷発生材料を適当な結着樹脂に
分散し、これを導電性支持体上に塗工することにより形
成することができる。また、導電性支持体上に蒸着、ス
パッタ及びCVD等の乾式法で薄膜を形成することによ
っても形成することができる。
【0029】上記結着樹脂としては広範囲な結着樹脂か
ら選択でき、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリエス
テル樹脂、ブチラール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビ
ニルアセタール樹脂、ジアリルフタレート樹脂、アクリ
ル樹脂、メタクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール
樹脂、シリコーン樹脂、ポリスルホン樹脂、スチレン−
ブタジエン共重合体樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹
脂、尿素樹脂及び塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂
等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
これらは、単独又は共重合体ポリマーとして1種又は2
種以上混合して用いてもよい。
【0030】電荷発生層中に含有する樹脂は、80質量
%以下が好ましく、特には40質量%以下が好ましい。
また、電荷発生層の膜厚は5μm以下が好ましく、特に
は0.01μm〜2μmをもつ薄膜層とすることが好ま
しい。また、電荷発生層には種々の増感剤を添加しても
よい。
【0031】電荷輸送材料を含有する層、すなわち電荷
輸送層は、電荷輸送材料と適当な結着樹脂とを組み合わ
せて形成することができる。ここで電荷輸送層に用いら
れる結着樹脂としては、前記電荷発生層に用いられてい
るものが挙げられるが、優れた耐摩耗性や電気特性を有
するポリカーボネート樹脂やポリアリレート樹脂が好ま
しい。更には、トナー融着が良化するという観点からシ
リコーン変性ポリカーボネート樹脂をも含有することが
好ましい。
【0032】電荷輸送材料としては、1種類単独で用い
ても2種類以上組み合わせてもよく、また他の構造の電
荷輸送材料〔例えば、ピレンやアントラセン等の多環芳
香族化合物、カルバゾール系、インドール系、オキサゾ
ール系、チアゾール系、オキサジアゾール系、ピラゾー
ル系、ピラゾリン系、チアジアゾール系及びトリアゾー
ル系化合物等の複素環化合物、トリアリールメタン系化
合物あるいは、これらの化合物からなる基を主鎖又は側
鎖に有するポリマー(例えば、ポリ−N−ビニルカルバ
ゾールやポリビニルアントラセン等)〕等と組み合わせ
てもよい。
【0033】結着樹脂と電荷輸送材料との配合割合は、
結着樹脂100質量部あたり電荷輸送材料を10〜50
0質量部とすることが好ましい。電荷輸送層は、上述の
電荷発生層と電気的に接続されており、電界の存在下で
電荷発生層から注入された電荷キャリアを受け取ると共
に、これらの電荷キャリアを表面まで輸送できる機能を
有している。この電荷輸送層は電荷キャリアを輪送でき
る限界があるので、必要以上に膜厚を厚くすることがで
きないが、5μm〜40μmが好ましく、特には10μ
m〜30μmの範囲が好ましい。
【0034】また、電子写真感光体表面層にシリコーン
系粉末潤滑剤、例えば東亜合成化学工業(株)製の「商
品名:アロンGS−101CP」を含有することが好ま
しい。
【0035】このような電荷輸送層を形成する際は、適
当な有機溶媒を用い、浸漬コーティング法、スプレーコ
ーティング法、スピンナーコーティング法、ローラーコ
ーティング法、マイヤーバーコーティング法及びブレー
ドコーティング法等のコーティング法を用いて行うこと
ができる。
【0036】次に、本発明のクリーナーレス電子写真装
置について説明する。
【0037】図2は本発明に従う電子写真装置の概略構
成を示す模式図である。本例の電子写真装置は、転写方
式電子写真プロセス利用、接触帯電方式、反転現像方
式、クリーナーレス、最大通紙サイズがA3サイズのレ
ーザビームプリンタである。
【0038】a)帯電手段 2は感光ドラム1の周面を一様に帯電処理する帯電手段
としての接触帯電装置(接触帯電器)であり、本例は帯
電ローラ(ローラ帯電器)である。
【0039】この帯電ローラ2は、芯金2aの両端部を
それぞれ不図示の軸受け部材により回転自在に保持させ
ると共に、押し圧ばね2eによって感光ドラム方向に付
勢して感光ドラム1の表面に対して所定の押圧力を持っ
て圧接させており、感光ドラム1の回転に従動して回転
する。感光ドラム1と帯電ローラ2との圧接部が帯電部
(帯電ニップ部)aである。
【0040】帯電ローラ2の芯金2aには、電源S1よ
り所定の条件の帯電バイアス電圧が印加されることによ
り回転感光ドラム1の周面が所定の極性・電位に接触帯
電処理される。本例において、帯電ローラ2に対する帯
電バイアス電圧は直流電圧(Vdc)と交流電圧(Va
c)とを重畳した振動電圧である。
【0041】帯電ローラ2の長手長さは320mmであ
り、図3の層構成を示す模式図のように、芯金(支持部
材)2aの外回りに、下層2bと、中間層2cと、表層
2dを下から順次に積層した3層構成である。下層2b
は帯電音を軽減するための発泡スポンジ層であり、中間
層2cは帯電ローラ全体として均一な抵抗を得るための
導電層であり、表層2dは感光ドラム1上にピンホール
等の欠陥があってもリークが発生するのを防止するため
に設けている保護層である。
【0042】図3において、2fは帯電ローラクリーニ
ング部材であり、本例では可撓性を持つクリーニングフ
ィルムである。このクリーニングフィルム2fは、帯電
ローラ2の長手方向に対し平行に配置されかつ同長手方
向に対し一定量の往復運動をする支持部材2gに一端を
固定され、自由端測近傍の面において帯電ローラ2と接
触ニップを形成するよう配置されている。支持部材2g
が電子写真装置の駆動モーターによりギア列を介して長
手方向に対し一定量の往復運動駆動されて帯電ローラ表
層2dがクリーニングフィルム2fで摺擦される。これ
により帯電ローラ表層2dの付着汚染物(微粉トナーや
外添剤等)の除去がなされる。
【0043】b)情報書き込み手段 3は帯電処理された感光ドラム1の面に静電潜像を形成
する情報書き込み手段としての露光装置であり、本例は
半導体レーザを用いたレーザビームスキャナである。不
図示の画像読み取り装置等のホスト装置から電子写真装
置側に送られた画像信号に対応して変調されたレーザ光
を出力して回転感光ドラム1の一様帯電処理面を露光位
置bにおいてレーザ走査露光L(イメージ露光)する。
このレーザ走査露光Lにより感光ドラム1面のレーザ光
で照射されたところの電位が低下することで回転感光ド
ラム1面には走査露光した画像情報に対応した静電潜像
が順次に形成されていく。
【0044】c)現像手段 4は感光ドラム1上の静電潜像に現像剤(トナー)を供
給し静電潜像を可視化する現像手段としての現像装置
(現像器)であり、本例は二成分磁気ブラシ現像方式の
反転現像装置である。
【0045】4aは現像容器、4bは非磁性の現像スリ
ーブであり、この現像スリーブ4bはその外周面の一部
を外部に露呈させて現像容器4a内に回転可能に配設し
てある。4cは非回転に固定して現像スリーブ4b内に
挿設したマグネットローラ、4dは現像剤コーティング
ブレード、4eは現像容器4aに収容した二成分現像
剤、4fは現像容器4a内の底部側に配設した現像剤攪
拌部材、4gはトナーホッパーであり、補給用トナーを
収容させてある。
【0046】現像容器4a内の二成分現像剤4eは、ト
ナーと磁性キャリアの混合物であり、現像剤攪拌部材4
fにより攪拌される。トナーは、磁性キャリアとの摺擦
により負極性に摩擦帯電される。
【0047】現像スリーブ4bは、感光ドラム1との最
近接距離(S−Dgapと称する)を350μmに保た
せて感光ドラム1に近接させて対向配設してある。この
感光ドラム1と現像スリーブ4aとの対向部が現像部c
である。現像スリーブ4bは、現像部cにおいて感光ド
ラム1の進行方向とは逆方向に回転駆動される。この現
像スリーブ4bの外周面に該スリーブ内のマグネットロ
ーラ4cの磁力により現像容器4a内の二成分現像剤4
eの一部が磁気ブラシ層として吸着保持され、該スリー
ブの回転に伴い回転搬送され、現像剤コーティングブレ
ード4dにより所定の薄層に整層され、現像部cにおい
て感光ドラム1の面に対して接触して感光ドラム面を適
度に摺擦する。現像スリーブ4bには、電源S2から所
定の現像バイアスが印加される。本例において、現像ス
リーブ4bに対する現像バイアス電圧は直流電圧(Vd
c)と交流電圧(Vac)とを重畳した振動電圧であ
る。
【0048】而して、回転する現像スリーブ4bの面に
薄層としてコーティングされ、現像部cに搬送された現
像剤中のトナー分が現像バイアスによる電界によって感
光ドラム1面に静電潜像に対応して選択的に付着するこ
とで静電潜像がトナー画像として現像される。本例の場
合は感光ドラム1面の露光明部にトナーが付着して静電
潜像が反転現像される。
【0049】現像部cを通過した現像スリーブ4b上の
現像剤薄層は、引き続く現像スリーブの回転に伴い現像
容器4a内の現像剤溜り部に戻される。
【0050】現像容器4a内の二成分現像剤4eのトナ
ー濃度を所定の略一定範囲内に維持させるために、現像
容器4a内の二成分現像剤4eのトナー濃度が不図示の
例えば光学式トナー濃度センサーによって検知され、そ
の検知情報に応じてトナーホッパー4gが駆動制御され
て、トナーホッパー内のトナーが現像容器4a内の二成
分現像剤4eに補給される。二成分現像剤4eに補給さ
れたトナーは攪拌部材4fにより攪拌される。
【0051】d)転写手段・定着手段 5は転写装置であり、本例は転写ローラである。この転
写ローラ5は感光ドラム1に所定の押圧力をもって圧接
させており、その圧接ニップ部が転写部dである。この
転写部dに不図示の給紙機構部から所定の制御タイミン
グにて転写材(被転写部材や記録材)Pが給送される。
【0052】転写部dに給送された転写材Pは、回転す
る感光ドラム1と転写ローラ5の間に狭持されて搬送さ
れ、その間、転写ローラ5に電源S3からトナーの正規
帯電極性である負極性とは逆極性である正極性の転写バ
イアス、本例では+2kVが印加されることで、転写部
dを狭持搬送されていく転写材Pの面に感光ドラム1面
側のトナー画像が順次に静電転写されていく。
【0053】転写部dを通ってトナー画像の転写を受け
た転写材Pは、回転感光ドラム1面から順次に分離され
て定着装置6(例えば熱ローラ定着装置)へ搬送されて
トナー画像の定着処理を受けて画像形成物(プリントや
コピー)として出力される。
【0054】本例の電子写真装置はクリーナーレスであ
り、転写材Pに対するトナー画像転写後の感光ドラム1
面に若干量残留する転写残トナーを除去する専用のクリ
ーニング装置は具備させていない。転写後の感光ドラム
1面上の転写残トナーは、引き続く感光ドラム1の回転
に伴い帯電部a、露光部bを通って現像部cに持ち運ば
れて、現像装置3により現像兼クリーニング(回収)さ
れる(クリーナーレスシステム)。
【0055】本実施例においては、現像装置4の現像ス
リーブ4bは前述したように現像部cにおいて、感光ド
ラム1面の進行方向とは逆方向に回転させており、これ
は感光ドラム1上の転写残トナーの回収に有利である。
【0056】感光ドラム1面上の転写残トナーは感光部
bを通るので露光工程はその転写残トナー上からなされ
るが、転写残トナーの量は少ないため、大きな影響は現
れない。
【0057】ただ、前述のように、転写残トナーには帯
電極性が正規極性のもの、逆極性のもの(反転トナ
ー)、帯電量が少ないものが混在しており、その内の反
転トナーや帯電量が少ないトナーが帯電部aを通過する
際に帯電ローラ2に付着することで帯電ローラが許容以
上にトナー汚染して帯電不良を生じることになる。
【0058】また、感光ドラム1面上の転写残トナーの
現像装置3による現像兼クリーニングを効果的に行わせ
るためには、現像部cに持ち運ばれる感光ドラム上の転
写残トナーの帯電極性が正規極性であり、かつその帯電
量が現像装置によって感光ドラムの静電潜像を現像でき
るトナーの帯電量であることが必要である。反転トナー
や帯電量が適切でないトナーについては、感光ドラム上
から現像装置に除去・回収できず、不良画像の原因とな
ってしまう。
【0059】また、近年のユーザニーズの多様化に伴
い、写真画像等といった高印字率な画像等の連続の印字
動作等により、一度に大量の転写残トナーの発生によ
り、上述のような問題を更に助長させてしまうのであ
る。
【0060】そこで本発明においては、転写部dよりも
感光ドラム回転方向下流側の位置において、感光ドラム
1上の転写残トナーを均一化するための、転写残トナー
(残留現像剤像)均一化手段8を設け、この転写残トナ
ー均一化手段8よりも感光ドラム回転下流側で、帯電部
aよりも感光ドラム回転方向上流側の位置において、転
写残トナーの帯電極性を正規極性である負極性に揃える
ためのトナー(現像剤)帯電量制御手段7を設けてい
る。
【0061】転写残トナー均一化手段8を設けることに
より、転写部dからトナー帯電量制御手段7へ持ち運ば
れる感光ドラム1上のパターン状の転写残トナーはトナ
ー量が多くても、そのトナーが感光ドラム1面に分散安
定化され、非パターン化されるので、トナー帯電量制御
手段7の一部にトナーが集中することがなくなり、該ト
ナー帯電量制御手段7による転写残トナーの全体的な正
規極性帯電化処理が常に十分になされて、転写残トナー
の帯電ローラ2への付着防止が効果的になされる。転写
残トナー像パターンのゴースト像の発生も現に防止され
る。
【0062】本発明においては、前記転写残トナー均一
化手段均一化手段の印加電圧が0V〜+500Vの範囲
内であることが好ましく、印加電圧が負になるとトナー
帯電量制御手段におけるトナー帯電量制御が有効に行わ
れず、帯電ローラの汚れやゴーストの発生が起きる。+
500Vを超えると、帯電部aにおける負の帯電が十分
に行われず、帯電不良によるカブリが生じてしまう。
【0063】本実施例では、上記の転写残トナー均一化
手段8とトナー帯電量制御手段7は、適度の導電性を持
ったブラシ状部材、好ましくはファーブラシであり、ブ
ラシ部を感光ドラム1面に接触させて配設してある。f
は転写残トナー均一化手段8と感光ドラム1面の接触部
である。eはトナー帯電量制御手段7と感光ドラム1面
の接触部である。
【0064】本発明における、ブラシの電子写真感光体
に対する「侵入量」とは、感光ドラム1がこの電子写真
装置に装着されていない状態でのブラシの先端と感光ド
ラム1の表面に相当する位置との距離であり、その侵入
量は0.5〜2.0mmが好ましく、0.5mm未満で
は転写残トナーの均一化や、トナーの正規極性帯電化が
効果的になされ難く、2.0mmを超えると感光体に対
する押し圧が高まり、感光体の傷・削れが促進され易く
なってしまう。
【0065】転写残トナー均一化手段8はアース接地又
は必要に応じてバイアス電圧が印加されており、トナー
帯電量制御手段7には負極性の電圧が電源S4より印加
されている。
【0066】転写部dにおける転写材Pに対するトナー
画像転写後の感光ドラム1上に残留の転写残トナーは引
き続く感光ドラム1の回転で転写残トナー均一化手段8
と感光ドラム1との接触部fに至り、一旦転写残トナー
均一化手段8に吸引する。ここで、転写残トナー均一化
手段8が抱え得るトナー量には限界があるため、飽和状
態に達した後は徐々にトナーが離脱して感光ドラム1面
に付着して搬送されるが、感光ドラム1面におけるトナ
ーの付着状態、すなわち感光ドラム1面に付着するトナ
ーの分布は均一化されるのである。
【0067】転写残トナー均一化手段8で均一化された
感光ドラム面上の転写残トナーは引き続く感光ドラム1
の回転でトナー帯電量制御手段7と感光ドラム1との接
触部eに至り、このトナー帯電量制御手段7を通過する
感光ドラム1上の転写残トナーはその帯電極性が正規極
性である負極性に揃えられる。
【0068】転写残トナーの帯電極性を正規極性である
負極性に揃えることにより、更に下流に位置する帯電部
aで、該転写残トナーの上から感光ドラム1面上を帯電
処理する際に、感光ドラム1への鏡影力を大きくし、転
写残トナーの帯電ローラ2への付着を防止するのであ
る。
【0069】このために転写残トナーに必要な帯電量は
現像時のトナー帯電量と比較すると、2.2倍以上必要
である。
【0070】ここで、トナー帯電量制御手段7への印加
電圧と、トナー帯電量制御手段7を通過後のトナー帯電
量の関係を図4に示す。トナー帯電量制御手段7に電圧
を印加させていないときは、上述したように、転写残ト
ナーには画像部の負極性トナー、非画像部の正極性トナ
ー、転写の正極性の電圧に影響され極性が正極性に反転
してしまったトナーが含まれるため、帯電量は不定であ
る。また、トナー帯電量制御手段7に電圧を印加させて
いくことにより、トナー帯電量制御手段7を通過後のト
ナー帯電量を増加していき、ある値以上において飽和し
ていることが分かる。
【0071】次に、帯電部aに転写残トナーが侵入前の
転写残トナー量を1としたときの、転写残トナー帯電量
と帯電ローラ2への付着量の関係を表したグラフを図5
に示す。転写残トナーの帯電量を大きくすることによっ
て、付着量が低下していることが分かる。また、このと
きの転写残トナーの帯電ローラ2への付着による帯電不
良画像の発生は、−55μC/g以下の転写残トナーの
帯電量の時に発生した。
【0072】よって、転写残トナーの帯電ローラ2への
付着を防止し、帯電不良画像の発生を抑制するために
は、転写残トナーの帯電量を、現像時のトナー帯電量と
比較すると、2.2倍以上必要であることが分かる。
【0073】次に、現像工程における転写残トナーの回
収について述べる。
【0074】現像装置4は上述したとおりで、現像と同
時に転写残トナーを清掃するクリーナーレス方式であ
る。ここで、残トナーが現像装置4に回収されるための
帯電量との関係を表1に示す。
【0075】
【表1】
【0076】感光ドラム1上の転写残トナーが現像装置
4に回収されるためのトナー帯電量は、現像時のトナー
帯電量(−25μC/g)と比較すると0.5〜1.8
倍であることが必要である。
【0077】しかしながら、上述したように帯電ローラ
2へのトナー付着を防止するために、トナー帯電量制御
手段7によって−70μC/gと負極性に大きく帯電さ
れた転写残トナーを、現像装置4において回収させるた
めには、除電を行う必要がある。
【0078】ここで帯電量が−70μC/gの感光ドラ
ム上のトナーが、帯電ローラ2を通過した後のトナー帯
電量と、帯電ローラ2への印加交流電圧のVppとの関
係を図6に示す。交流電圧のVppを大きくするにつ
れ、受電されていることが分かる。
【0079】帯電ローラ2には感光ドラム1の周面を帯
電処理するために、交流電圧が印加されていることによ
り、転写残トナーは交流除電されるのである。現像工程
においては、トナーが現像されるべきではない感光ドラ
ム1上の転写残トナーは、上記の理由で現像装置4に回
収される。
【0080】かくして、転写部dから帯電部aへ持ち運
ばれる感光ドラム1上の転写残トナーのトリボをトナー
帯電量制御手段7で正規極性である負極性に揃えて帯電
処理することで転写残トナーの帯電ローラ2への付着を
防止しつつ、帯電ローラ2で感光ドラム1を所定の電位
に帯電すると同時に、上記のトナー帯電量制御手段7で
正規極性である負極性に帯電処理された転写残トナーの
帯電量を、現像装置4によって感光ドラムの静電潜像を
現像できる適切な帯電量に制御することで現像装置での
転写残トナーの回収も効率的になされるもので、これに
より、帯電不良や不良画像がなく、しかもクリーナーレ
スシステムのメリットを生かした電子写真装置を提供で
きる。
【0081】
【実施例】以下、実施例に従って本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるも
のではない。なお、実施例中の「部」は「質量部」を意
味する。
【0082】(実施例1)10%の酸化アンチモンを含
有する酸化スズで被覆した酸化チタン粉体50部、レゾ
ール型フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20
部、メタノール5部及びシリコーンオイル(ポリジメチ
ルシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体、平均分
子量3,000)0.002部を1mmφガラスビーズ
を用いたサンドミルで2時間分散して導電層用塗料を調
製した。アルミニウムシリンダー(φ30mm)上に、
導電層用塗料を浸漬塗布し、140℃で30分間乾燥さ
せ、膜厚が20μmの導電層を形成した。
【0083】次に、導電層上に6−66−610−12
四元系ポリアミド共重合体5部をメタノール70部/ブ
タノール25部を混合溶媒に溶解した溶液を浸漬塗布、
乾燥して、膜厚が1μmの下引き層を形成した。
【0084】次に、CuKα特性X線回折におけるブラ
ッグ角(2θ±0.2°)の7.4°及び28.2°に
強いピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン
結晶3.5部とポリビニルブチラール樹脂(商品名:エ
スレックBH−S、積水化学工業社製)1部をシクロヘ
キサノン120部に添加し、1mmφガラスビーズを用
いたサンドミルで3時間分散し、これにメチルエチルケ
トン120部を加えて希釈して電荷発生層用塗料を調製
した。下引き層上に、この電荷発生層用塗料を浸漬塗布
し、100℃で10分間乾燥し、膜厚が0.15μmの
電荷発生層を形成した。
【0085】次に、電荷輸送材料として下記式(1)で
示される化合物10部、
【0086】
【化1】 ポリカーボネート樹脂(商品名:パンライトL−125
0、帝人化成製)10部を、モノクロロベンゼン50部
/ジクロロメタン10部の混合溶媒に溶解した。この塗
料を前述の電荷発生層の上に浸漬法で塗布し、110℃
で1時間乾燥し、膜厚が22μmの電荷輸送層を形成し
た。
【0087】この様にして作製した電子写真感光体の表
面を1μmの深さまでの押し込み試験における弾性変形
仕事量Weを測定したところ、47.9%であった。こ
の電子写真感光体を、図2に示されるクリーナーレス画
像形成方法を用いた電子写真装置に装着し、連続500
0枚の通紙耐久を行い、画像評価を行った。図2におい
て、帯電ローラ2に対する帯電バイアス電圧は直流電圧
(Vdc)と交流電圧(Vac)とを重畳した振動電圧
である。また、残留現像剤像均一化手段8に+400V
の電圧を印加し、ファーブラシを用いた残留現像剤像均
一化手段と残留現像剤帯電量制御手段の感光体に対して
の侵入量は1.5mmとした。結果は表2に示す。
【0088】(実施例2)実施例1において、式(1)
で示される電荷輸送材料を7部にした以外は、実施例1
と同様にして電子写真感光体を作製した。この電子写真
感光体の弾性変形仕事量Weは49.8%であった。こ
の電子写真感光体を前記の電子写真装置に装着し、50
00枚の通紙耐久を行い、画像評価を行った。結果は表
2に示す。
【0089】(実施例3)実施例1において、式(1)
で示される電荷輸送材料を15部にした以外は、実施例
1と同様にして電子写真感光体を作製した。この電子写
真感光体の弾性変形仕事量Weは41.7%であった。
この電子写真感光体を前記の電子写真装置に装着し、5
000枚の通紙耐久を行い、画像評価を行った。結果は
表2に示す。
【0090】(実施例4)実施例1において、ポリカー
ボネート樹脂の代わりに下記式(2)の構成単位からな
るポリアリレート樹脂を10部使用したこと以外は、実
施例1と同様にして電子写真感光体を作製した。この電
子写真感光体の弾性変形仕事量Weは47.7%であっ
た。この電子写真感光体を前記の電子写真装置に装着
し、5000枚の通紙耐久を行い、画像評価を行った。
結果は表2に示す。
【0091】
【化2】
【0092】(実施例5)実施例4においてポリアリレ
ート樹脂10部の代わりに、下記式(3)、(4)及び
(5)の構造単位からなるシリコーン変性ポリカーボネ
ート共重合体を1部、式(2)の構成単位からなるポリ
アリレート樹脂を9部とした以外は、実施例4と同様に
して電子写真感光体を作製した。この電子写真感光体の
弾性変形仕事量Weは47.4%であった。この電子写
真感光体を前記の電子写真装置に装着し、5000枚の
通紙耐久を行い、画像評価を行った。結果は表2に示
す。
【0093】
【化3】
【0094】(実施例6)実施例5においてシリコーン
系粉末潤滑剤(商品名:アロン GS−101CP)を
0.1部添加した以外は、実施例5と同様にして電子写
真感光体を作製した。この電子写真感光体の弾性変形仕
事量Weは47.0%であった。この電子写真感光体を
前記の電子写真装置に装着し、5000枚の通紙耐久を
行い、画像評価を行った。結果は表2に示す。
【0095】(実施例7)式(1)で示される電荷輸送
材料を2部、下記式(6)で示される電荷輸送材料を8
部にした以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体
を作製した。この電子写真感光体の弾性変形仕事量We
は47.7%であった。この電子写真感光体を前記の電
子写真装置に装着し、5000枚の通紙耐久を行い、画
像評価を行った。結果は表2に示す。
【0096】
【化4】
【0097】(比較例1)前記電子写真装置において、
残留現像剤像均一化手段を搭載せずに、実施例1と同様
の電子写真感光体を用いて5000枚の通紙耐久を行
い、画像評価を行った。結果は表2に示す。
【0098】(比較例2)前記電子写真装置において、
現像剤帯電量制御手段を搭載せずに、実施例1と同様の
電子写真感光体を用いて5000枚の通紙耐久を行い、
画像評価を行った。結果は表2に示す。
【0099】(比較例3)実施例1において、式(1)
で示される電荷輸送材料を50部にした以外は、実施例
1と同様にして電子写真感光体を作製した。この電子写
真感光体の弾性変形仕事量Weは33.3%であった。
この電子写真感光体を前記電子写真装置に装着し、50
00枚の通紙耐久を行い、画像評価を行った。結果は表
2に示す。
【0100】(比較例4)実施例1において、式(1)
で示される電荷輸送材料を4部にした以外は、実施例1
と同様にして電子写真感光体を作製した。この電子写真
感光体の弾性変形仕事量Weは62.9%であった。こ
の電子写真感光体を前記の電子写真装置に装着し、50
00枚の通紙耐久を行い、画像評価を行った。結果は表
2に示す。
【0101】(比較例5)実施例1において、電荷輸送
層にポリテトラフルオロエチレン樹脂微粉末(商品名:
ルブロンL−2、ダイキン工業(株)製)を10部添加
した以外は、実施例1と同様にして電子写真感光体を作
製した。この電子写真感光体の弾性変形仕事量Weは3
0.4%であった。この電子写真感光体を前記の電子写
真装置に装着し、5000枚の通紙耐久を行い、画像評
価を行った。結果は表2に示す。
【0102】
【表2】
【0103】<その他> 1)転写残トナー均一化手段8とトナー帯電量制御手段
7は、固定のファーブラシであることが好ましいが、ブ
ラシ回転体、弾性ローラ体及びシート状部材等の任意の
形態の部材にすることができる。
【0104】2)像担持体は体積抵抗が109〜1014
Ω・cmの電荷注入層を設けた直接注入帯電性のもので
あってもよい。電荷注入層を用いていない場合でも、例
えば電荷輸送層が上記の抵抗範囲のある場合も同様の効
果が得られる。表層の体積抵抗が約1013Ω・cmであ
るアモルファスシリコン電子写真感光体でもよい。
【0105】3)可撓性の接触帯電部材は帯電ローラの
ほかに、ファーブラシ、フェルト、布等の形状、材質の
ものも使用可能である。また、各種材質のものの組み合
わせでより適切な弾性、導電性、表面性、耐久性のもの
を得ることもできる。
【0106】4)接触帯電部材や現像部材に印加する振
動電界の交番電圧成分(AC成分、周期的に電圧値が変
化する電圧)の波形としては、正弦波、矩形波又は三角
波等の適宜使用可能である。直流電源を周期的にオン/
オフすることによって形成された矩形波であってもよ
い。
【0107】5)像担持体としての電子写真感光体の帯
電面に対する情報書き込み手段としての露光手段は実施
例のレーザ走査手段以外にも、例えば、LEDのような
固体発光素子アレイを用いたデジタル露光手段であって
もよい。ハロゲンランプや蛍光灯等を原稿照明光源とす
るアナログ的な画像露光手段であってもよい。要する
に、画像情報に対応した静電潜像を形成できるものであ
ればよい。
【0108】6)像担持体は静電記録誘電体等であって
もよい。この場合は該誘電体面を一様に帯電した後、そ
の帯電面を除電針ヘッドや電子銃等の除電手段で選択的
に除電して目的の画像情報に対応した静電潜像を書き込
み形成する。
【0109】7)静電潜像のトナー現像方式・手段は任
意である。反転現像方式でも正規現像方式でもよい。
【0110】一般的に、静電潜像の現像方法は非磁性ト
ナーについてはこれをブレード等でスリーブ等の現像剤
担持搬送部材上にコーティングし、磁性トナーについて
はこれを現像剤担持搬送部材上に磁気力によってコーテ
ィングして搬送して像担持体に対して非接触状態で適用
し静電潜像を現像する方法(1成分非接触現像)と、上
記のように現像剤担持搬送部材上にコーティングしたト
ナーを像担持体に対して接触状態で適用し静電潜像を現
像する方法(1成分接触現像)と、トナー粒子に対して
磁性のキャリアを混合したものを現像剤(2成分現像
剤)として用いて磁気力によって搬送して像担持体に対
して接触状態で適用し静電潜像を現像する方法(2成分
接触現像)と、上記の2成分現像剤を像担持体に対して
非接触状態で適用し静電潜像を現像する方法(2成分非
接触現像)との4種類に大別される。
【0111】8)転写手段は実施形態例のローラ転写に
限られず、ブレード転写、ベルト転写、その他の接触転
写帯電方式であってもよいし、コロナ帯電器を使用した
非接触転写帯電方式でもよい。
【0112】9)転写ドラムや転写ベルト等の中間転写
体を用いて、単色画像形成ばかりでなく、多重転写等に
より多色、フルカラー画像を形成する電子写真装置にも
本発明は適用できる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
転写工程後の像担持体上に転写残現像剤を現像兼クリー
ニングで除去・回収し再利用するクリーナーレス方式の
電子写真装置について、帯電手段への転写残現像剤の付
着を防止すると共に、現像手段での転写残現像剤の回収
も効率的になされ、ゴースト、カブリ、濃度ムラ等の画
像欠陥がなく、しかもクリーナーレスシステムのメリッ
トを生かした電子写真装置、該電子写真装置に用いられ
る電子写真感光体及びプロセスカートリッジを提供する
ことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィッシャー硬度計における測定チャート例を
示す図である。
【図2】本発明の電子写真装置の概略構成を示す模式図
である。
【図3】電子写真感光体と帯電ローラの層構成を示す模
式図である。
【図4】トナー帯電量制御手段に対する印加電圧と転写
残トナーの帯電量の関係図である。
【図5】転写残トナーの帯電量と帯電ローラに対するト
ナー付着量の関係図である。
【図6】帯電ローラを通過した後のトナー帯電量と印加
交流電圧のVppとの関係図である。
【符号の説明】
1 電子写真感光体(感光ドラム) 2 帯電手段(帯電ローラ) 3 露光手段(レーザビームスキャナ) 4 現像装置 5 転写ローラ 6 定着装置 7 トナー帯電量制御手段(現像剤帯電量制御手段) 8 転写残トナー均一化手段(残留現像剤均一化手段) S1〜S5 バイアス電圧印加電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 507 G03G 21/00 21/00 15/08 507B (72)発明者 雲井 郭文 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 辻 晴之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 齊藤 宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H068 AA03 AA06 AA28 BB25 BB27 BB32 FA27 FC01 2H077 AA37 AC11 AC16 AD02 AD06 BA09 2H134 GA01 GB02 HF13 KG01 KG03 KG08 KH01 KH09 MA02 MA16 QA01 2H200 GA16 GA23 GA31 GA41 GB37 HA02 HA28 HB12 HB48 LA01 LA38 NA03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体と、電子写真感光体を帯
    電する帯電手段と、帯電処理された電子写真感光体に静
    電潜像を形成する情報書き込み手段と、静電潜像に現像
    剤を供給し静電潜像を可視化する現像手段と、可視化し
    た現像剤像を転写材に転写する転写手段と、該帯電手段
    より上流に位置していて、電子写真感光体面上の現像剤
    を帯電する現像剤帯電量制御手段と、該現像剤帯電量制
    御手段より上流かつ該転写手段より下流に位置してい
    て、該現像剤像を転写材に転写した後の電子写真感光体
    面上に残留する残留現像剤像を均一化する残留現像剤像
    均一化手段と、を有し、現像剤像転写後の電子写真感光
    体上に残留する残留現像剤像を該残留現像剤像均一化手
    段で均一化し、その均一化された電子写真感光体上の残
    留現像剤を該現像剤帯電量制御手段で正規極性に帯電処
    理し、該帯電手段で電子写真感光体面を帯電すると同時
    に適正帯電量にする電子写真装置において、一定環境
    (22.5℃/50%RH)における該電子写真感光体
    の表面に対する1μmの深さまでの押し込み試験の際の
    弾性変形仕事量Weが、変形全体での仕事量Wtに対し
    て35%〜60%である電子写真感光体を用いることを
    特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 前記帯電手段は接触帯電方式である請求
    項1に記載の電子写真装置。
  3. 【請求項3】 前記帯電手段に振動電界を印加する請求
    項1又は2に記載の電子写真装置。
  4. 【請求項4】 電子写真感光体の表面層がポリアリレー
    ト樹脂を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の電子
    写真装置。
  5. 【請求項5】 更に、表面層がシリコーン変性ポリカー
    ボネート樹脂を含有する請求項4に記載の電子写真装
    置。
  6. 【請求項6】 電子写真感光体の表面層がシリコーン系
    粉末潤滑材を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の
    電子写真装置。
  7. 【請求項7】 前記残留現像剤像均一化手段の印加電圧
    が0V〜+500Vの範囲内である請求項1〜6のいず
    れかに記載の電子写真装置。
  8. 【請求項8】 前記残留現像剤像均一化手段と残留現像
    剤帯電量制御手段が、固定系のファーブラシを用いる請
    求項1〜7のいずれかに記載の電子写真装置。
  9. 【請求項9】 前記ファーブラシの電子写真感光体に対
    しての侵入量が、残留現像剤均一化手段と残留現像剤帯
    電量制御手段と共に0.5〜2.0mmである請求項8
    の電子写真装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の電子
    写真装置において用いられ、かつ、一定環境(22.5
    ℃/50%RH)において、表面に対する1μmの深さ
    までの押し込み試験の際の弾性変形仕事量Weが、変形
    全体での仕事量Wtに対して35%〜60%である電子
    写真感光体。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の電子写真感光体
    を、帯電手段、補助帯電手段及び現像手段からなる群よ
    り選択される少なくとも一つの手段と共に一体に支持
    し、電子写真装置本体と着脱自在であることを特徴とす
    るプロセスカートリッジ。
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