JP2000250239A - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置

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JP2000250239A JP11047127A JP4712799A JP2000250239A JP 2000250239 A JP2000250239 A JP 2000250239A JP 11047127 A JP11047127 A JP 11047127A JP 4712799 A JP4712799 A JP 4712799A JP 2000250239 A JP2000250239 A JP 2000250239A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 380〜500nmの波長域で感度の波長依
存性が小さく、高い感度特性を有し、かつ感度の環境依
存性の小さな電子写真感光体を提供し、またこの感光体
と短波長レーザーを使用することによって、実用的で安
定した高画質な出力画像が得られる電子写真装置及びプ
ロセスカートリッジを提供することにある。 【解決手段】 半導体レーザーの発振波長が380〜5
00nmの範囲にある露光光源で使用される電子写真感
光体において、電子写真感光体に用いられる電荷発生材
料が特定の構造を有するアゾ顔料又は多環キノン顔料と
フタロシアニン化合物とを含有する電子写真感光体、こ
の電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電
子写真装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体、こ
の電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電
子写真装置に関し、詳しくは画像の高解像度化が可能な
短波長の半導体レーザーに適した電子写真感光体、この
電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子
写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、レーザープリンター等に代表され
るレーザーを光源として使用している電子写真装置にお
いて使用されているレーザーは、800nm付近あるい
は680nm付近に発振波長を有する半導体レーザーが
主流である。近年、出力画像の高画質化のニーズが高ま
りかつ、高解像度化に向けた様々なアプローチがなされ
ている。レーザーの波長もこの高解像度化に深く関わっ
ており、特開平9−240051号公報にも記載されて
いる様に、レーザーの発振波長が短くなるほど、レーザ
ーのスポット径を細くすることが可能となり、高解像度
の潜像形成が可能となる。
【0003】レーザー発振波長の短波長化には、いくつ
かの手法が挙げられる。一つは、非線形光学材料を利用
し、第2高調波発生(SHG)を用いてレーザー光の波
長を2分の1にするものである(特開平9−27524
2号公報、特開平9−189930号公報、特開平5−
313033号公報等)。この系は、一次光源として、
既に技術が確立し高出力可能なGaAs系LDやYAG
レーザーを使用することができるため、長寿命化や大出
力化が可能である。
【0004】もう一つは、ワイドギャップ半導体を用い
るもので、SHG利用のデバイスと比べ、装置の小型化
が可能である。ZnSe系半導体(特開平7−3214
09号公報、特開平6−334272号公報等)や、G
aN系半導体(特開平8−88441号公報、特開平7
−335975号公報等)を用いたLDが、その発光効
率の高さから、以前から多くの研究の対象となってい
る。
【0005】しかし、これらのLDは素子構造、結晶成
長条件、電極等の最適化が難しく、結晶中の欠陥等によ
り、実用化に必須である室温での長時間発振が困難であ
った。しかし、基盤等の技術革新が進み、1997年1
0月には日亜化学工業から、GaN系半導体を用いたL
Dで1150時間連続発振(50℃条件)が報告される
等、実用化が目前に迫っている状態である。
【0006】一方、従来のレーザーを用いた電子写真装
置に使用される電子写真感光体では、700〜800n
m付近の波長域に大きな吸収帯を持ち実用的な感度特性
を発現する材料が用いられてきた。
【0007】具体的には、無金属フタロシアニン、銅フ
タロシアニン、特開昭62−67094号公報、特開昭
61−239248号公報等に記載の結晶形を有するオ
キシチタニウムフタロシアニン等が挙げられる。しか
し、従来のこうした長波長レーザー用の電荷発生材料
は、380〜500nm付近にはフラットな吸収帯がな
く、かつ十分な吸収がないため、こうした波長域でフラ
ットでかつ十分な感度が得られない。
【0008】特開平9−240051号公報には、40
0〜500nmのレーザーに適した感光体として、α型
チタニルフタロシアニン(特開昭61−239248号
公報に記載)を用いた単層ないしは電荷発生層を最表面
層とした積層感光体が開示されているが、本発明者らの
検討によれば、この材料を用いた場合、こうした波長域
でフラットでかつ十分な感度が得られないことがわかっ
た。また、高温高湿・低温低湿等の環境下によって感度
の変化が生じることがわかった。
【0009】本発明者らは、電荷発生材料としてフタロ
シアニンと特定の構造を有するアゾ顔料又は多環キノン
顔料を用いることによって、これらの問題を解決できる
ことを見出した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、38
0〜500nmの波長域で感度の波長依存性が小さく、
高い感度特性を有し、かつ感度の環境依存性の小さな電
子写真感光体を提供し、またこの感光体と短波長レーザ
ーを使用することによって、実用的で安定した高画質な
出力画像が得られる電子写真装置及びプロセスカートリ
ッジを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、半導体
レーザーの発振波長が380〜500nmの範囲にある
露光光源で使用される電子写真感光体において、電子写
真感光体に用いられる電荷発生材料が下記一般式(1)
で示されるアゾ顔料又は下記一般式(3)〜(5)で示
される多環キノン顔料と下記一般式(9)で示されるフ
タロシアニン化合物とを含有する電子写真感光体、この
電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子
写真装置が提供される。
【0012】
【化15】
【0013】式中、Arは直接あるいは結合基を介して
結合していてもよい、置換基を有してもよい芳香族炭化
水素環基又は複素環基を表し、Cpはフェノール性水酸
基を有するカプラー残基を表し、Cpの少なくとも一つ
は下記一般式(2)で示されるカプラー残基である。n
は1〜3の整数を表す。ただし、−N=N−Cpが同一
ベンゼン環に複数個結合することはない。
【0014】
【化16】
【0015】式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、シ
アノ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カ
ルバモイル基又はニトロ基を示し、R2はアルキル基又
はアリール基を示し、R3はハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基、シアノ基又はニトロ基を示す。jは
0、1、2を示し、j=2の時、R3は相異なる基であ
ってもよい。
【0016】
【化17】
【0017】
【化18】
【0018】
【化19】
【0019】上記各式中、Xはハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、アシル基又はカルボキシル基を示し、n
は0〜4の整数、mは0〜6の整数を示す。
【0020】具体的には、Arとしてはベンゼン、ナフ
タレン、フルオレン、フェナンスレン、アントラセン、
ピレン等の芳香族炭化水素環、フラン、チオフェン、ピ
リジン、インドール、ベンゾチアゾール、カルバゾー
ル、アクリドン、ジベンゾチオフェン、ベンゾオキサゾ
ール、オキサジアゾール、チアゾール等の芳香族複素
環、更に上記芳香族環を直接あるいは芳香族性基又は非
芳香族性基で結合したもの、例えば、トリフェニルアミ
ン、ジフェニルアミン、N−メチルジフェニルアミン、
ビフェニル、ターフェニル、ビナフチル、フルオレノ
ン、フェナンスレンキノン、アンスラキノン、ベンズア
ンスロン、ジフェニルオキサジアゾール、フェニルベン
ズオキサゾール、ジフェニルメタン、ジフェニルスルホ
ン、ジフェニルエーテル、ベンゾフェノン、スチルベ
ン、ジスチリルベンゼン、テトラフェニル−p−フェニ
レンジアミン、アゾベンゼン、アゾキシベンゼン、テト
ラフェニルベンジジン等から誘導される有機基が挙げら
れる。
【0021】上記結合基を介して結合してよい芳香族炭
化水素基又は芳香族複素基が有してもよい置換基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基又はブチル基等の
アルキル基、メトキシ基、エトキシ基又はプロポキシ基
等のアルコキシ基、ジメチルアミノ基又はジエチルアミ
ノ基等のジアルキルアミノ基、フッ素原子、塩素原子又
は臭素原子等のハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、シア
ノ基、ハロメチル基等が挙げられる。
【0022】また一般式(2)におけるR1、R2及びR
3において、ハロゲン原子としては、臭素原子、塩素原
子等が挙げられ、アルコキシカルボニル基としては、メ
トキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等が挙げら
れ、カルバモイル基としては、カルバモイル基、フェニ
ルカルバモイル基等が挙げられ、アルキル基としては、
メチル基、エチル基、プロピル基等が挙げられ、アルコ
キシ基としては、メトキシ基、エトキシ基等が挙げら
れ、アリール基としては、フェニル基、トリル基、メト
キシフェニル基、クロロフェニル基等が挙げられる。
【0023】また一般式(1)中、Cpにおいて一般式
(2)で示されるカプラー残基以外に共存してもいフェ
ノール性水酸基を有するカプラー残基の好ましい例とし
て、下記一般式(8)で示されるカプラー残基が挙げら
れる。
【0024】
【化20】
【0025】式中、R4及びR5は水素原子、置換基を有
してもよいアルキル基、アリール基、又は複素環基を示
す。また、R4及びR5は窒素原子を介して環状アミノ基
を形成していてもよい。Zは酸素原子又は硫黄原子を示
し、mは0又は1を示す。
【0026】R4及びR5のアルキル基としてはメチル
基、エチル基、プロピル基等の基、アリール基としては
フェニル基、ナフチル基、アンスリル基等の基、複素環
基としてはピリジル基、チエニル基、カルバゾリル基、
ベンゾイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基等の基、窒
素原子を環内に含む環状アミノ基としてはピロール基、
ピロリン基、ピロリジン基、ピロリドン基、インドール
基、インドリン基、カルバゾール基、イミダゾール基、
ピラゾール基、ピリゾリン基、オキサジン基、フェノキ
サジン基等が挙げられる。
【0027】置換基としては、メチル基、エチル基又は
プロピル基等のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基又
はプロポキシ基等のアルコキシ基、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子又はヨウ素原子等のハロゲン原子、ジメチ
ルアミノ基又はジエチルアミノ基等のジアルキルアミノ
基、フェニルカルバモイル基、ニトロ基、シアノ基又は
トリフルオロメチル等のハロメチル基等が挙げられる。
【0028】前記フタロシアニン化合物は、下記一般式
(9)で示される。
【0029】
【化21】
【0030】式中、X9〜X12は塩素又は臭素を示し、
w、x、y、zは0〜4の整数を示す。Mは水素原子あ
るいは任意の2価の基を示す。
【0031】Mは2個の水素原子あるいはいかなる2価
の基でもよく、またいかなる結晶型のフタロシアニンを
用いてもよいが、その中でもM=H2、Cu、TiO、
HOGa、ClGaが好ましい。
【0032】また、その中でも更に好ましいフタロシア
ニン化合物は、χ型無金属フタロシアニン、ε型銅フタ
ロシアニン、α型オキシチタニウムフタロシアニン、C
uKαの特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.
2°)が、9.0°、14.2°、23.9°、27.
2°に強いピークを有し、27.2°が最も強いピーク
である結晶型のオキシチタニウムフタロシアニン(例え
ば、特開平3−12897号公報に記載;図1)、9.
5°、9.7°、15.0°、24.1°、27.2°
に強いピークを有し、27.2°が最も強いピークであ
る結晶型のオキシチタニウムフタロシアニン(例えば、
特開平1−17066号公報に記載;図2)、9.3
°、10.6°、13.2°、15.1°、26.3°
に強いピークを有する結晶型のオキシチタニウムフタロ
シアニン(例えば、特開昭62−67094号公報に記
載;図3)、7.6°、10.2°、22.5°、2
5.3°、28.6°に強いピークを有する結晶型のオ
キシチタニウムフタロシアニン(例えば、特開昭61−
239248号公報に記載;図4)、7.4°、16.
6°、25.5°、28.2°に強いピークを有する結
晶型のクロロガリウムフタロシアニン(例えば、特開平
5−98181号公報に記載;図5)、7.4°、2
8.2°に強いピークを有する結晶型のヒドロキシガリ
ウムフタロシアニン(例えば、特開平5−263007
号公報に記載;図6)である。
【0033】その中でも、特にCuKαの特性X線回折
におけるブラッグ角(2θ±0.2°)が、27.2°
に最も強いピークを有する結晶型のオキシチタニウムフ
タロシアニン、7.4°及び28.2°に強いピークを
有する結晶型のヒドロキシガリウムフタロシアニンが好
ましい。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0035】以下に本発明に用いられる、アゾ顔料の具
体的な化合物例を列挙する。構造式は、一般式(1)の
Ar、Cpに相当する部分のみを記載した。なお、nが
2、3の場合でCpが相異なる場合はCp1、Cp2及
びCp3としてその構造を示した。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】以下に、本発明に用いられる多環キノン顔
料の具体的な化合物例を列挙する。
【0043】
【表7】
【0044】
【表8】
【0045】
【表9】
【0046】
【表10】
【0047】
【表11】
【0048】
【表12】
【0049】以下に、本発明に用いられるフタロシアニ
ン化合物の具体例を列挙する。
【0050】一般式(9)のMに相当する部分のCuK
αの特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2
°)を示した。
【0051】
【表13】
【0052】次に、本発明の電子写真感光体について詳
しく説明する。
【0053】感光体の構成は、図7、図8及び図9に示
される様な公知のいかなる構成であってもかまわない。
特開平9−240051号公報には、図7の様な導電性
支持体上に電荷発生層、電荷輸送層の順に積層した感光
体では、380〜500nmの光は電荷輸送材料に吸収
され、電荷発生層まで光が届かないため、原理上感度を
示さないとあるが、必づしもその様なことはなく、電荷
輸送層に使用される電荷輸送材料としてレーザーの発振
波長に透過性のある電荷輸送材料を用いれば、本構成の
感光体でも十分な感度が得られ使用可能である。
【0054】以下に導電性支持体上に電荷発生層と電荷
輸送層を積層した機能分離型感光体について述べる。
【0055】電荷発生層は、本発明のフタロシアニン顔
料とアゾ顔料又は多環キノン顔料と混合して形成する
が、それぞれ個別に積層して形成してもよい。上記フタ
ロシアニン顔料とアゾ顔料又は多環キノン顔料を混合す
る場合(図10)、フタロシアニン顔料/アゾ顔料又は
多環キノン顔料の混合比は、好ましくは9/1〜2/8
(重量%)である。
【0056】電荷発生層は、上記混合比で混合した顔料
を適当なバインダー樹脂と溶剤と共にサンドミル等によ
って分散するか、あるいは個別に分散した液を所定の混
合比に成るように調製して得られる液を塗布することに
よって形成される。その膜厚は、好ましくは5μm以
下、より好ましくは0.1〜1μmの薄膜層である。
【0057】また、上記フタロシアニン顔料と上記アゾ
顔料又は上記多環キノン顔料を個別に積層する場合の層
構造は、アゾ顔料又は多環キノン顔料を含む電荷発生層
が電荷輸送層と接する形態の場合(図11及び図1
3)、フタロシアニン顔料を含む電荷発生層が電荷輸送
層と接する形態の場合(図12及び図14)にいずれで
もよいが、後者の層構造の形態の方が好ましい。各層の
膜厚は、好ましくは5μm以下、より好ましくは0.1
〜1μmである。
【0058】この際用いられるバインダー樹脂として
は、広範な絶縁性樹脂あるいは有機光導電性ポリマーか
ら選択されるが、ポリビニルブチラール、ポリビニルベ
ンザール、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリエ
ステル、フェノキシ樹脂、セルロース系樹脂、アクリル
樹脂、ポリウレタン等が好ましく、これらのバインダー
樹脂は置換基を有してもよく、置換基としてはハロゲン
原子、アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、シアノ
基、トリフルオロメチル基等が好ましい。また、バイン
ダー樹脂の使用量は、電荷発生層中の含有率で好ましく
は80重量%以下、より好ましくは40重量%以下であ
る。
【0059】また、使用する溶剤は、前記のバインダー
樹脂を溶解し、後述の電荷輸送層や下引き層を溶解しな
いものから選択することが好ましい。具体的には、テト
ラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類、
シクロヘキサノン、メチルエチルケトン等のケトン類、
N,N−ジメチルホルムアミド等のアミン類、酢酸メチ
ル、酢酸エチル等のエステル類、トルエン、キシレン、
クロロベンゼン等の芳香族類、メタノール、エタノー
ル、2−プロパノール等のアルコール類、クロロホル
ム、塩化メチレン、ジクロロエチレン、四塩化炭素、ト
リクロロエチレン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類等が
挙げられる。
【0060】電荷輸送層は、電荷発生層の上又は下に積
層され電界の存在下にて電荷発生層から電荷キャリアを
受け取り、これを輸送する機能を有している。電荷輸送
層は、電荷輸送材料を必要に応じて適当なバインダー樹
脂と共に溶剤中に溶解した塗布液を塗布することによっ
て形成され、その膜厚は一般的には5〜40μmが好ま
しく、15〜30μmがより好ましい。
【0061】電荷輸送材料は、電子輸送性材料と正孔輸
送性材料があり、電子輸送性材料としては、例えば、
2,4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,5,7
−テトラニトロフルオレノン、クロラニル、テトラシア
ノキノジメタン等の電子吸引性材料やこれらの電子吸引
性材料を高分子化したもの等が挙げられる。
【0062】正孔輸送材料としては、例えば、ピレン、
アントラセン等の多環芳香族化合物、カルバゾール系、
インドール系、オキサゾール系、チアゾール系、オキサ
ジアゾール系、ピラゾール系、ピラゾリン系、チアジア
ゾール系、トリアゾール系化合物等の複素環化合物、ヒ
ドラゾン系化合物、スチリル系化合物、ベンジジン系化
合物、トリアリールメタン系化合物、トリフェニルアミ
ン系化合物、あるいは、これらの化合物からなる基を主
鎖又は側鎖に有するポリマー(例えば、ポリ−N−ビニ
ルカルバゾール、ポリビニルアントラセン等)が挙げら
れる。
【0063】また、これらの電荷輸送材料は1種又は2
種以上組み合わせて用いることができる。電荷輸送材料
が成膜性を有していない時には、適当なバインダー樹脂
を用いることができる。具体的には、アクリル樹脂、ポ
リアリレート、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリ
スチレン、アクリロニトリル−スチレンコポリマー、ポ
リアクリルアミド、ポリアミド、塩素化ゴム等の絶縁性
樹脂あるいはポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニ
ルアントラセン等の有機光導電性ポリマー等が挙げられ
る。
【0064】ただし、図7の構成の感光体に使用する場
合は、前述の通り使用する半導体レーザーの発振波長に
対して透過性のある電荷輸送材料やバインダー樹脂を選
択する必要がある。
【0065】導電性支持体の材質としては、例えば、ア
ルミニウム、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレ
ス、バナジウム、モリブデン、クロム、チタン、ニッケ
ル、インジウム、金や白金等が挙げられる。また、これ
らの金属又は合金を真空蒸着法によって被膜形成したプ
ラスチック(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート及びアク
リル樹脂等の支持体)や導電性粒子(例えば、カーボン
ブラック、銀粒子等)を適当なバインダー樹脂と共に上
記のようなプラスチック、金属又は合金上に被覆した支
持体あるいは導電性粒子をプラスチックや紙に含浸させ
た支持体等を用いることができる。形状としては、ドラ
ム状、シート状及びベルト状等が挙げられる。
【0066】導電性支持体と感光層の間にバリヤー機能
と接着機能を有する下引き層を設けることもできる。ま
た、感光層を外部からの機械的及び化学的悪影響から保
護すること等を目的として、保護層を設けることもでき
る。なお、感光層には必要に応じて酸化防止剤や紫外線
吸収剤等の添加剤を使用してもかまわない。
【0067】次に、本発明の電子写真装置について説明
する。
【0068】本発明の電子写真装置は、前述の電子写真
感光体と380〜500nmの発振波長を有する半導体
レーザーを用いた像露光手段、帯電手段、現像手段、及
び転写手段から構成される。
【0069】図15に本発明の電子写真感光体を有する
プロセスカートリッジを用いた電子写真装置の概略構成
を示す。
【0070】図15において、11はドラム状の本発明
の電子写真感光体であり、軸12を中心に矢印方向に所
定の周速度で回転駆動される。感光体11は、回転過程
において、一次帯電手段13によりその周面に正又は負
の所定電位の均一帯電を受け、次いで、スリット露光や
レーザービーム走査露光等の露光手段(不図示)から出
力される目的の画像情報の時系列電気デジタル画像信号
に対応して強調変調された露光光14を受ける。こうし
て感光体11の周面に対し、目的の画像情報に対応した
静電潜像が順次形成されていく。
【0071】形成された静電潜像は、次いで現像手段1
5によりトナー現像され、現像されたトナー像は、不図
示の給紙部から感光体11と転写手段16との間に感光
体11の回転と同期して取り出されて給紙された転写材
17に、感光体11の表面に形成担持されているトナー
画像が転写手段16により順次転写されていく。
【0072】トナー画像の転写を受けた転写材17は、
感光体面から分離されて像定着手段18へ導入されて像
定着を受けることにより画像形成物(プリント、コピ
ー)として装置外へプリントアウトされる。
【0073】像転写後の感光体11の表面は、クリーニ
ング手段19によって転写残りトナーの除去を受けて清
浄面化され、更に前露光手段(不図示)からの前露光光
20により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用
される。なお、一次帯電手段13が帯電ローラー等を用
いた接触帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要
ではない。
【0074】本発明においては、上述の電子写真感光体
11、一次帯電手段13、現像手段15及びクリーニン
グ手段19等の構成要素のうち、複数のものをプロセス
カートリッジとして一体に結合して構成し、このプロセ
スカートリッジを複写機やレーザービームプリンター等
の電子写真装置本体に対して着脱自在に構成してもよ
い。例えば、一次帯電手段13、現像手段15及びクリ
ーニング手段19の少なくとも一つを感光体11と共に
一体に支持してカートリッジ化して、装置本体のレール
22等の案内手段を用いて装置本体に着脱自在なプロセ
スカートリッジ21とすることができる。
【0075】また、露光光14は、電子写真装置が複写
機やプリンターである場合には、原稿からの反射光や透
過光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化し、
この信号に従って行われるレーザービームの走査、LE
Dアレイの駆動及び液晶シャッターアレイの駆動等によ
り照射される光である。
【0076】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。なお実施例中の「部」は重量部を示す。
【0077】(実施例1−1)アルミニウム支持体上に
メトキシメチル化ナイロン(重量平均分子量3200
0)5部とアルコール可溶性共重合ナイロン(重量平均
分子量29000)10部をメタノール95部に溶解し
た液をマイヤーバーで塗布し、乾燥後の膜厚が1μmの
下引き層を形成した。
【0078】次に、アゾ顔料P1−4 2.5部とフタ
ロシアニン顔料F−1 2.5部をシクロヘキサノン9
5部にブチラール樹脂(ブチラール化度63モル%、重
量平均分子量35000)2.5部を溶かした溶液に加
え、サンドミルを用いて5時間分散した。この液を下引
き層上にマイヤーバーで塗布し、乾燥することによっ
て、膜厚が0.25μmの電荷発生層を形成した。
【0079】次いで、下記構造式(10)で示される電
荷輸送材料5部
【0080】
【化22】 とポリカーボネートZ樹脂(数平均分子量20000)
5部をモノクロルベンゼン40部に溶解した溶液を電荷
発生層上にマイヤーバーで塗布し、乾燥することによっ
て、膜厚が20μmの電荷輸送層を形成した。
【0081】この様にして作成した電子写真感光体を、
静電複写紙試験装置(川口電機製:EPA−8100)
を用いて、以下の様に評価した。結果を表1−1に示
す。
【0082】(感度)温度23℃/湿度50%の環境下
で、感光体の表面電位を−700Vになる様にコロナ帯
電器で帯電し、次いでモノクロメータで分離した400
nmの単色光で露光し、表面電位が−350Vまで減衰
するのに必要な光量を測定し、感度(E1/2)を求め
た。同様に、450nm、500nmの単色光における
感度を測定した。
【0083】(感度の環境依存性)高温高湿度環境下
(35℃/85%)、低温低湿度環境下(15℃/10
%)において、同様に400nmの単色光を照射し感度
(E1/2)を求めた。
【0084】(実施例1−2〜1−8)実施例1−1で
用いた電荷発生材料を表1−1に記載の顔料に代えた以
外は、実施例1−1と同様に電子写真感光体を作成し、
評価した。結果を表1−1に示す。
【0085】(比較例1−1)電荷発生材料を実施例1
−1の混合顔料の代わりにα型オキシチタニウムフタロ
シアニンF−9 5部を用いた以外は、実施例1−1と
同様に電子写真感光体を作成し、評価した。結果を表1
−1に示す。
【0086】(比較例1−2)電荷発生材料を実施例1
−1の混合顔料の代わりにフタロシアニン顔料F−35
部を用いた以外は、実施例1−1と同様に電子写真感光
体を作成し、評価した。結果を表1−1に示す。
【0087】(実施例2−1)実施例1−1で用いた電
荷発生材料をアゾ顔料P2−5 2部とフタロシアニン
顔料F−1に代えた以外は、実施例1−1と同様に電子
写真感光体を作成し、評価した。結果を表2−1に示
す。
【0088】(実施例2−2〜2−8)実施例2−1で
用いた電荷発生材料を表2−1に記載の顔料に代えた以
外は、実施例2−1と同様に電子写真感光体を作成し、
評価した。結果を表2−1に示す。
【0089】(比較例2−1)電荷発生材料を実施例2
−1の混合顔料の代わりにα型オキシチタニウムフタロ
シアニンF−9 5部を用いた以外は、実施例2−1と
同様に電子写真感光体を作成し、評価した。結果を表2
−1に示す。
【0090】(比較例2−2)電荷発生材料を実施例2
−1の混合顔料の代わりにフタロシアニン顔料F−35
部を用いた以外は、実施例2−1と同様に電子写真感光
体を作成し、評価した。結果を表2−1に示す。
【0091】
【表14】
【0092】
【表15】
【0093】(実施例1−9)実施例1−1で用いたア
ゾ顔料P1−4をP1−6に代え、電荷輸送材料を下記構
造式(11)の化合物に代えた以外は、実施例1−1と
全く同様に電子写真感光体を作成し、同様に評価した。
これらの結果を表1−2に示す。
【0094】
【化23】
【0095】(実施例1−10〜1−16)実施例1−
9で用いた電荷発生材料を表1−2に記載の顔料に代え
た以外は、実施例1−9と同様に電子写真感光体を作成
し、評価した。結果を表1−2に示す。
【0096】(比較例1−3)電荷発生材料を実施例1
−9の混合顔料の代わりにα型オキシチタニウムフタロ
シアニンF−9 5部を用いた以外は、実施例1−9と
同様に電子写真感光体を作成し、評価した。結果を表1
−2に示す。
【0097】(比較例1−4)電荷発生材料を実施例1
−9の混合顔料の代わりにフタロシアニン顔料F−35
部を用いた以外は、実施例1−9と同様に電子写真感光
体を作成し、評価した。結果を表1−2に示す。
【0098】(実施例2−9)実施例2−1で用いたア
ゾ顔料P2−5をP2−8に代え、電荷輸送材料を上記構
造式(11)の化合物に代えた以外は、実施例2−1と
全く同様に電子写真感光体を作成し、同様に評価した。
これらの結果を表2−2に示す。
【0099】(実施例2−10〜1−16)実施例2−
9で用いた電荷発生材料を表2−2に記載の顔料に代え
た以外は、実施例2−9と同様に電子写真感光体を作成
し、評価した。結果を表2−2に示す。
【0100】(比較例2−3)電荷発生材料を実施例2
−9の混合顔料の代わりにα型オキシチタニウムフタロ
シアニンF−9 5部を用いた以外は、実施例2−9と
同様に電子写真感光体を作成し、評価した。結果を表2
−2に示す。
【0101】(比較例2−4)電荷発生材料を実施例2
−9の混合顔料の代わりにフタロシアニン顔料F−35
部を用いた以外は、実施例2−9と同様に電子写真感光
体を作成し、評価した。結果を表2−2に示す。
【0102】
【表16】
【表17】
【0103】(実施例1−17)実施例1−1と同様に
下引き層を形成した。
【0104】次に、アゾ顔料P1−4 5部をシクロヘ
キサノン95部にブチラール樹脂(ブチラール化度63
モル%、重量平均分子量35000)2.5部を溶かし
た溶液に加え、サンドミルを用いて20時間分散した。
また、フタロシアニン顔料F−6(ヒドロキシガリウム
フタロシアニン)5部をシクロヘキサノン95部にブチ
ラール樹脂(ブチラール化度63モル%、重量平均分子
量35000)2.5部を溶かした溶液に加え、サンド
ミルを用いて20時間分散した。
【0105】アゾ顔料の分散液を前記下引き層上にマイ
ヤーバーで塗布し、乾燥することによって膜厚が0.1
μmのアゾ顔料層を形成し、この上に更にヒドロキシガ
リウムフタロシアニンの分散液を同様に塗布、乾燥し膜
厚が0.1μmのヒドロキシガリウムフタロシアニン層
を形成した。
【0106】次いで、実施例1−1と同様に電荷発生層
を形成し、実施例1−1と同様に電子写真感光体を作成
し、評価を行った。結果を表1−3に示す。
【0107】(実施例1−18)実施例1−17におい
て、アゾ顔料層とヒドロキシガリウムフタロシアニン層
の塗布順を代えて、電荷発生層の層構造を逆にした以外
は、実施例1−17と同様に電子写真感光体を作成し、
評価した。結果を表1−3に示す。
【0108】(実施例1−19)実施例1−17で作成
したアゾ顔料の分散液とヒドロキシガリウムフタロシア
ニンの分散液を、2:8(重量%)で混合した分散液を
用いた以外は、実施例1−17と同様に電子写真感光体
を作成し、評価した。結果を表1−3に示す。
【0109】(実施例1−20〜22)実施例1−19
において、アゾ顔料の分散液とヒドロキシガリウムフタ
ロシアニンの分散液の混合比を表1−3に記載の様に変
更した以外は、実施例1−19と同様に電子写真感光体
を作成し、評価した。結果を表1−3に示す。
【0110】(実施例2−17)実施例1−17で用い
たアゾ顔料P1−4をP2−5に代えた以外は、実施例1
−17と同様に電子写真感光体を作成し、評価を行っ
た。その結果を表1−3に示す。
【0111】(実施例2−18)実施例2−17におい
て、アゾ顔料層とヒドロキシガリウムフタロシアニン層
の塗布順を代えて、電荷発生層の層構造を逆にした以外
は、実施例2−17と同様に電子写真感光体を作成し、
評価した。結果を表2−3に示す。
【0112】(実施例2−19)実施例2−17で作成
したアゾ顔料の分散液とヒドロキシガリウムフタロシア
ニンの分散液を、2:8(重量%)で混合した分散液を
用いた以外は、実施例2−17と同様に電子写真感光体
を作成し、評価した。結果を表2−3に示す。
【0113】(実施例2−20〜22)実施例2−19
において、アゾ顔料の分散液とヒドロキシガリウムフタ
ロシアニンの分散液の混合比を表2−3に記載の様に変
更した以外は、実施例2−19と同様に電子写真感光体
を作成し、評価した。結果を表2−3に示す。
【0114】
【表18】
【0115】
【表19】
【0116】(実施例1−23、24及び比較例1−
5、6)実施例1−1〜1−8及び比較例1−1、2で
作成した感光体の電荷発生層と電荷輸送層の構成を逆に
した感光体を作成し、実施例1−1と同様に感度を測定
した。ただし、電荷輸送材料は下記構造式(12)の化
合物に代え、帯電極性はプラスとした。これらの結果を
表1−4に示す。
【0117】(実施例2−23〜2−24及び比較例2
−5、6)実施例2−1〜2−8及び比較例2−1、2
で作成した感光体の電荷発生層と電荷輸送層の構成を逆
にした感光体を作成し、実施例2−1と同様に感度を測
定した。ただし、電荷輸送材料は下記構造式(12)の
化合物に代え、帯電極性はプラスとした。これらの結果
を表2−4に示す。
【0118】
【化24】
【0119】
【表20】
【0120】
【表21】
【0121】以上の結果から本発明に用いる電子写真感
光体は、比較例の感光体に比べ短波長レーザーの発振波
長領域での感度が非常に優れ、フラットである上に、環
境変動に対する感度の変動が小さいことがわかる。
【0122】(実施例1−25)10%酸化アンチモン
を含有する酸化スズで被覆した酸化チタン粉体50部、
レゾール型フェノール樹脂25部、メチルセルソルブ2
0部、メタノール5部及びシリコーンオイル(ポリジメ
チルシロキサンポリオキシアルキレン共重合体、平均分
子量3000)0.002部を1mmφガラスビーズを
用いたサンドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を
調製した。アルミニウムシリンダー上に、上記塗料を浸
漬塗布し、140℃で30分間乾燥させ、膜厚が20μ
mの導電層を形成した。
【0123】この導電層上に、6−66−610−12
四元系ポリアミド共重合体樹脂5部をメタノール70部
/ブタノール25部の混合溶媒に溶解した溶液をディッ
ピング法で塗布乾燥し、膜厚が0.8μmの下引き層を
設けた。
【0124】次に、アゾ顔料P1−4 5部とフタロシ
アニン顔料F−1 5部及びポリビニルブチラール樹脂
(商品名:エスレックBM−S、積水化学社製)5部を
シクロヘキサノン100部に溶解した液に添加し、1m
mφのガラスビーズを用いたサンドミルで5時間分散
し、これに100部の酢酸エチルを加えて希釈し、これ
を下引き層上に塗布した後、100℃で10分間乾燥し
て、膜厚が0.2μmの電荷発生層を形成した。
【0125】次に、下記構造式(13)で示される電荷
輸送材料9部とビスフェノールZ型ポリカーボネート樹
脂(数平均分子量20000)10部をモノクロルベン
ゼン60部に溶解した溶液を作成し、電荷発生層上にデ
ィッピング法により塗布した。これを110℃の温度で
1時間乾燥して、膜厚が20μmの電荷輸送層を形成
し、電子写真感光体を作成した。
【0126】
【化25】
【0127】この様にして作成した電子写真感光体を、
パルス変調装置を搭載しているキヤノン製プリンターL
BP−2000改造機(光源として日立金属株式会社製
全固体青色SHGレーザーICD−430/発振波長4
30nmを搭載。また、反転現像系で600dpi相当
の画像入力に対応できる帯電−露光−現像−転写−クリ
ーニングからなるカールソン方式の電子写真システムに
改造)に装着し、暗部電位Vd=−650V、明部電位
Vl=−200Vに設定し、1ドット1スペース画像と
文字(5ポイント)画像の出力し、画像評価をN/N、
H/H、L/Lの3環境下で行った。結果を表1−5に
示す。
【0128】(実施例1−26〜32)電荷発生材料と
して表1−5に示す顔料を用いた以外は、実施例1−2
5と同様に電子写真感光体を作成し、画像評価を行っ
た。結果を表1−5に示す。
【0129】(比較例1−7)実施例1−25で用いた
評価機の光源を発振波長780nmのGaAs系半導体
レーザーに代えた以外は、実施例1−25と同様に電子
写真感光体を作成し、画像評価を行った。結果を表1−
5に示す。
【0130】(比較例1−8及び9)電荷発生材料とし
て実施例1−25の混合顔料の代わりに表1−5に示す
顔料を用いた以外は、実施例1−25と同様に電子写真
感光体を作成し、画像評価を行った。結果を表1−5に
示す。
【0131】(実施例2−25)実施例1−25で用い
たアゾ顔料P1−4をP2−5に代えた以外は、実施例1
−25と同様に電子写真感光体を作成し、実施例1−2
5と同様に画像評価を行った。その結果を表2−5に示
す。
【0132】(実施例2−26〜32)電荷発生材料と
して表2−5に示す顔料を用いた以外は、実施例2−2
5と同様に電子写真感光体を作成し、画像評価を行っ
た。結果を表2−5に示す。
【0133】(比較例2−7)実施例2−25で用いた
評価機の光源を発振波長780nmのGaAs系半導体
レーザーに代えた以外は、実施例2−25と同様に電子
写真感光体を作成し、画像評価を行った。結果を表2−
5に示す。
【0134】(比較例2−8及び9)電荷発生材料とし
て実施例2−25の混合顔料の代わりに表2−5に示す
顔料を用いた以外は、実施例2−25と同様に電子写真
感光体を作成し、画像評価を行った。結果を表2−5に
示す。
【0135】
【表22】
【0136】
【表23】
【0137】これらの結果から、本発明の電子写真装置
は、ドットの再現性や文字の再現性に優れ高解像度の出
力画像が得られることがわかる。
【0138】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、フタロシアニン顔料と特定の構造を有するアゾ顔料
又は多環キノン顔料を用いることにより、380〜50
0nm付近の短波長の半導体レーザーの発振波長領域に
おいて、感度の波長依存性が小さく、高い感度特性を有
し、かつ感度の環境依存性が小さい電子写真感光体が提
供され、またこの電子写真感光体と上記半導体レーザー
を組み合わせることにより、高解像度の画像形成が可能
で繰り返し使用にも安定して使用しうる電子写真装置及
びプロセスカートリッジが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体に用いられるオキシチ
タニウムフタロシアニンのCuKαの特性X線回折図で
ある。
【図2】本発明の電子写真感光体に用いられるオキシチ
タニウムフタロシアニンのCuKαの特性X線回折図で
ある。
【図3】本発明の電子写真感光体に用いられるオキシチ
タニウムフタロシアニンのCuKαの特性X線回折図で
ある。
【図4】本発明の電子写真感光体に用いられるオキシチ
タニウムフタロシアニンのCuKαの特性X線回折図で
ある。
【図5】本発明の電子写真感光体に用いられるヒドロキ
シガリウムフタロシアニンのCuKαの特性X線回折図
である。
【図6】本発明の電子写真感光体に用いられるクロロガ
リウムフタロシアニンのCuKαの特性X線回折図であ
る。
【図7】本発明の電子写真装置に使用される電子写真感
光体の層構造(電荷発生層上に電荷輸送層)の例を示す
断面図である。
【図8】本発明の電子写真装置に使用される電子写真感
光体の層構造(電荷輸送層上に電荷発生層)の例を示す
断面図である。
【図9】本発明の電子写真装置に使用される電子写真感
光体の層構造の例を示す断面図である。
【図10】本発明の電子写真装置に使用される電子写真
感光体の層構造(感光層が単一層)の例を示す断面図で
ある。
【図11】本発明の電子写真装置に使用される電子写真
感光体の層構造(アゾ顔料又は多環キノン顔料を含む電
荷発生層が電荷輸送層と接する)の例を示す断面図であ
る。
【図12】本発明の電子写真装置に使用される電子写真
感光体の層構造(フタロシアニン顔料を含む電荷発生層
が電荷輸送層と接する)の例を示す断面図である。
【図13】本発明の電子写真装置に使用される電子写真
感光体の層構造(アゾ顔料又は多環キノン顔料を含む電
荷発生層が電荷輸送層と接する)の例を示す断面図であ
る。
【図14】本発明の電子写真装置に使用される電子写真
感光体の層構造(フタロシアニン顔料を含む電荷発生層
が電荷輸送層と接する)の例を示す断面図である。
【図15】本発明の電子写真感光体を有するプロセスカ
ートリッジを有する電子写真装置の概略構成の例を示す
図である。
【符号の説明】
a 導電性支持体 b 感光層 c 電荷発生層 d 電荷輸送層 e 電荷発生材料 f バインター樹脂 g 電荷輸送層/バインダー樹脂 1 電荷輸送層 2 フタロシアニンとアゾ顔料を混合して電荷発生層 3 導電性支持体 4 アゾ顔料を含む電荷発生層 5 フタロシアニン顔料を含む電荷発生層 11 感光体 12 軸 13 帯電手段 14 露光光 15 現像手段 16 転写手段 17 転写材 18 定着手段 19 クリーニング手段 20 前露光光 21 プロセスカートリッジ 22 レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H068 AA19 AA21 BA37 BA38 BA39 BA42 BA43 BA51 BA53 FB05 FC05 2H071 BA04 BA13 DA03 DA06 DA08 DA13 DA15

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザーの発振波長が380〜5
    00nmの範囲にある露光光源で使用される電子写真感
    光体において、該電子写真感光体に用いられる電荷発生
    材料がフタロシアニン顔料と下記一般式(1)で示され
    るアゾ顔料とを含有することを特徴とする電子写真感光
    体。 【化1】 (式中、Arは直接あるいは結合基を介して結合してい
    てもよい、置換基を有してもよい芳香族炭化水素環基又
    は複素環基を表し、Cpはフェノール性水酸基を有する
    カプラー残基を示し、Cpは下記一般式(2)で示され
    るカプラー残基である。nは1〜3の整数を示す。ただ
    し、−N=N−Cpが同一ベンゼン環に複数個結合する
    ことはない) 【化2】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、カ
    ルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル
    基又はニトロ基を示し、R2はアルキル基又はアリール
    基を示し、R3はハロゲン原子、アルキル基、アルコキ
    シ基、シアノ基又はニトロ基を示す。jは0、1、2を
    示し、j=2の時、R3は相異なる基であってもよい)
  2. 【請求項2】 半導体レーザーの発振波長が380〜5
    00nmの範囲にある露光光源で使用される電子写真感
    光体において、該電子写真感光体に用いられる電荷発生
    材料がフタロシアニン顔料と下記一般式(3)、一般式
    (4)又は一般式(5)で示される多環キノン顔料とを
    含有することを特徴とする電子写真感光体。 【化3】 【化4】 【化5】 (上記各式中、Xはハロゲン原子、ニトロ基、シアノ
    基、アシル基又はカルボキシル基を示し、nは0〜4の
    整数、mは0〜6の整数を示す)
  3. 【請求項3】 前記半導体レーザーの発振波長が400
    〜450nmの範囲にある請求項1又は2に記載の電子
    写真感光体。
  4. 【請求項4】 前記フタロシアニン顔料が下記一般式
    (6)で示されるオキシチタニウムフタロシアニンであ
    る請求項1〜3のいずれかに記載の電子写真感光体。 【化6】 (式中、X1〜X4は塩素又は臭素を示し、k、l、m、
    nは0〜4の整数を示す)
  5. 【請求項5】 前記フタロシアニン顔料が、下記一般式
    (7)で示されるガリウムフタロシアニンである請求項
    1〜3のいずれかに記載の電子写真感光体。 【化7】 (式中、X5〜X8は塩素又は臭素を示し、q、r、s、
    tは0〜4の整数を示す。Zは水酸基又は塩素を示す)
  6. 【請求項6】 前記フタロシアニン顔料が、CuKαの
    特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2°)の
    27.2°に最も強いピークを有するオキシチタニウム
    フタロシアニンである請求項4に記載の電子写真感光
    体。
  7. 【請求項7】 前記フタロシアニン顔料が、CuKαの
    特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2°)の
    7.4°及び28.2°に強いピークを有するヒドロキ
    シガリウムフタロシアニンである請求項5に記載の電子
    写真感光体。
  8. 【請求項8】 感光体が導電性支持体上に少なくとも電
    荷発生層と電荷輸送層がこの順に積層されている請求項
    1〜7のいずれかに記載の電子写真感光体。
  9. 【請求項9】 少なくとも導電性支持体上に感光層を有
    する電子写真感光体と、レーザー光を光源とした露光装
    置を有する電子写真装置において、レーザーの発振波長
    が380〜500nmの範囲にあり、かつ該感光層の電
    荷発生材料がフタロシアニン顔料と下記一般式(1)で
    示されるアゾ化合物を共に含有することを特徴とする電
    子写真装置。 【化8】 (式中、Arは直接あるいは結合基を介して結合してい
    てもよい、置換基を有してもよい芳香族炭化水素環基又
    は複素環基を表し、Cpはフェノール性水酸基を有する
    カプラー残基を示し、Cpは下記一般式(2)で示され
    るカプラー残基である。nは1〜3の整数を示す。ただ
    し、−N=N−Cpが同一ベンゼン環に複数個結合する
    ことはない) 【化9】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、カ
    ルボキシル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル
    基又はニトロ基を示し、R2はアルキル基又はアリール
    基を示し、R3はハロゲン原子、アルキル基、アルコキ
    シ基、シアノ基又はニトロ基を示す。jは0、1、2を
    示し、j=2の時、R3は相異なる基であってもよい)
  10. 【請求項10】 少なくとも導電性支持体上に感光層を
    有する電子写真感光体と、レーザー光を光源とした露光
    装置を有する電子写真装置において、レーザーの発振波
    長が380〜500nmの範囲にあり、かつ該感光層の
    電荷発生材料がフタロシアニン顔料と下記一般式
    (3)、一般式(4)又は一般式(5)で示される多環
    キノン顔料を共に含有することを特徴とする電子写真装
    置。 【化10】 【化11】 【化12】 (上記各式中、Xはハロゲン原子、ニトロ基、シアノ
    基、アシル基又はカルボキシル基を示し、nは0〜4の
    整数、mは0〜6の整数を示す)
  11. 【請求項11】 前記半導体レーザーの発振波長が40
    0〜450nmの範囲にある請求項9又は10に記載の
    電子写真装置。
  12. 【請求項12】 前記フタロシアニン顔料が下記一般式
    (6)で示されるオキシチタニウムフタロシアニンであ
    る請求項9〜11のいずれかに記載の電子写真装置。 【化13】 (式中、X1〜X4は塩素又は臭素を示し、k、l、m、
    nは0〜4の整数を示す)
  13. 【請求項13】 前記フタロシアニン顔料が下記一般式
    (7)で示されるガリウムフタロシアニンである請求項
    9〜11のいずれかに記載の電子写真装置。 【化14】 (式中、X5〜X8は塩素又は臭素を示し、q、r、s、
    tは0〜4の整数を示す。Zは水酸基又は塩素を示す)
  14. 【請求項14】 前記フタロシアニン顔料が、CuKα
    の特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2°)
    の27.2°に最も強いピークを有するオキシチタニウ
    ムフタロシアニンである請求項12に記載の電子写真装
    置。
  15. 【請求項15】 前記フタロシアニン顔料が、CuKα
    の特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2°)
    の7.4°及び28.2°に強いピークを有するヒドロ
    キシガリウムフタロシアニンである請求項13に記載の
    電子写真装置。
  16. 【請求項16】 感光体が導電性支持体上に少なくとも
    電荷発生層と電荷輸送層がこの順に積層されている請求
    項9〜15のいずれかに記載の電子写真装置。
  17. 【請求項17】 請求項1〜8のいずれかに記載の電子
    写真感光体を、該電子写真感光体を帯電させる帯電手
    段、静電潜像の形成された電子写真感光体をトナーで現
    像する現像手段、及び転写工程後の感光体上に残余する
    トナーを回収するクリーニング手段からなる群より選ば
    れた少なくとも一つの手段と共に一体に支持し、電子写
    真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセス
    カートリッジ。
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