JP2583787B2 - 感光体 - Google Patents

感光体

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Description

【発明の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本発明は感光体、特に電子写真感光体に関するもので
ある。
ロ.従来技術 電子写真感光体用の感光材料としては従来、セレン、
酸化亜鉛、酸化チタン、硫化カドミウムなどの無機系光
導電性物質が主に用いられており、その中で最近は、ア
モルファスシリコン等の研究・開発も盛んに行われてい
る。
他方、有機光導電性物質(OPC)を使用する感光材料
は、無機系光導電性物質に比べて一般に毒性が弱く、か
つ可撓性や軽量性、製膜性、コスト等において有利であ
ることから、最近注目されてきている。
いずれの電子写真感光体に於いても電荷の発生と輸送
という両機能を分離して各層にもたしめた機能分離型感
光体は、この各々の機能を独立して設定することが可能
で、感光体設計上、選択の幅が広がり有利である。
また、機能分離型感光体では、電子写真諸特性を向上
させることができ、感度、繰り返し特性、機械強度等の
点で優れる。
かかる電子写真感光体は、一般に電子写真複写機、プ
リンター等に広く用いられている。例えば、コンピュー
タの端末に半導体レーザーを光源とするプリンターが用
いられている。こうしたプリンターに組む込む電子写真
感光体は近赤外領域に高感度をもたなくてはならない。
また、半導体レーザー使用のプリンターに、白色光を
光源として複写機能をもたせた装置の開発も進められて
いる。
この場合、感光体では、まず、プリンター機能に適応
するために近赤外領域に高感度を有し、かつ複写機能に
適応するために可視光領域の光に高感度でなければなら
ない。即ち、上記の如きプリンター機能と白色光を光源
とした複写機能との両機能を備えた装置に適用できる電
子写真感光体の開発が要請されている。
例えば、特開昭47−37543号、同55−22834号、同54−
79632号、同56−116040号公報等によりすでに知られて
いるビスアゾ化合物を含有する感光体としては、短波長
及び中波長域で比較的良好な感度を示すが、長波長域で
の感度が低く、半導体光源を用いるレーザプリンターに
は用いることができなかった。
現在広く使用されているガリウム−アルミニウム−ヒ
素(Ga−Al−As)系発光素子は発振波長が750nm以上で
あり、このような長波長域に感度を有する有機系感光体
としては、例えば、特公昭49−4338号、特開昭58−1826
39号、60−19151号公報に記載されているx、τ、
τ′、η、η′型無金属フタロシアニン化合物が挙げら
れる。
しかし、このような長波長域に高感度を有する電子写
真感光体は、中波長域から短波長域での光感度が充分で
はなく、白色光源等を光源とする複写機能には対応でき
なかった。
前述のように、可視光用電子写真感光体及び半導体レ
ーザー光用電子写真感光体は、それぞれ単独では比較的
良好な性能が得られているが、短波長域から長波長域ま
で幅広く感度を有する感光体は現在得られていない。
更に、最近、電子写真複写機、プリンターの高速化に
伴い、複写プロセスに要する時間が著しく短縮されると
共に、複写回数も増大し、感光体の高感度化、高耐久化
が要求されてきている。
ハ.発明の目的 本発明の目的は、可視光から近赤外領域に亘って高感
度の分光感度特性を有し、プリンター機能と白色光を光
源とする複写機能との両機能を備えた装置に適用でき、
かつ繰り返し特性に優れている複写プロセスの高速化に
対応できるような感光体を提供することである。
ニ.発明の構成及びその作用効果 本発明は、フタロシアニン系化合物と下記一般式
〔I〕で表される化合物とを含有する層を有することを
特徴とする感光体に係るものである。
一般式〔I〕 X1及びX2は、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、置
換若しくは未置換のアルキル基、置換若しくは未置換の
アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基又は
置換若しくは未置換のアミノ基を表し、X1及びX2のうち
少なくとも1つはハロゲン原子を表す。
p及びqはそれぞれ1又は2の整数を表し、且つ、p
が2のときはX1は互いに同一の又は異なる原子若しくは
基であってよく、qが2のときはX2は互いに同一の又は
異なる原子若しくは基であってよい。
Aは下記一般式〔II〕で表わされる基を表す。
一般式〔II〕 (式中、Arは少なくともフッ素化炭化水素基を有する
芳香族炭素環基又は芳香族複素環基を表す。Zは置換若
しくは未置換の芳香族炭素環又は置換若しくは未置換の
芳香族複素環を形成するに必要な非金属原子群を表
す。) m及びnはそれぞれ1を表す。〕 本発明によれば、フタロシアニン系化合物と一般式
〔I〕で表される化合物とをキャリア発生物質として含
有する層を設けている点に顕著な特徴を有する。
即ち、フタロシアニン系化合物は、例えば第1図に示
すような分光感度スペクトルを有しており(τ型無金属
フタロシアニン)、その感光波長域は主として長波域に
亘り、780nm付近に吸収ピークを有している。
しかし、フタロシアニン系化合物は長波長域に良好な
光感度を有するものではあるが、前述したように、これ
のみでは白色光源等を光源とする複写機には対応できな
かった。
この対策として、他のキャリア発生物質を併用して中
波長、短波長側を増感することも考えられるが、問題は
組み合わせるべきキャリア発生物質の選択であって、こ
の選択によっては、かえってフタロシアニン系化合物の
長波長側の本来の光感度が損なわれるおそれもある。ま
た、かかる選択については必ずしも一律的な選択手段が
あるというものでもなく、数多くの化合物の中から実験
の積み重ねによって決定しているのが実情といえる。
ここにおいて、本発明者は、フタロシアニン系化合物
と一般式〔I〕で表される化合物とを併用することによ
り、満足できる結果の得られることを見出した。
即ち、一般式〔I〕で表される化合物は、例えば第1
図に示すような分光感度スペクトルを示すものであるが
(後述の例示アゾ化合物No.71)、これとフタロシアニ
ン系化合物(τ型無金属フタロシアニン)とを併用する
ことにより、第1図に示すように600nm以下の短波長側
を著しく増感しつつ、フタロシアニン系化合物本来の良
好な長波長側の光感度を保持することが可能となった
り、また、繰り返し使用時も電位の履歴を小さくでき
た。
なお、実施例の項で後述する、比較アゾ化合物とτ型
無金属フタロシアニンとの併用の例を第1図に示す。こ
れによると、長波長側、短波長側共に相当に感度が低下
していることが解る。
これによれば、可視域で主たる分光感度が必要な複写
機(例えば蛍光灯、ハロゲンランプ、キセノンランプ等
の画像信号−アナログ信号)として好適となり、かつ可
視光領域中の長波長側あるいは赤外域で主たる分光感度
が必要なプリンター(例えば発光ダイオード、He−Neレ
ーザー等の気体レーザー、半導体レーザー等の画像信号
=デジタル信号)として好適となる。この意味で、アナ
ログ/デジタルの両方式を夫々実現できる。
また、本発明においては、比較的厚い「多環キノン系
化合物等をキャリア発生物質として含有する層」を形成
しても感光体としての特性が良好であり、従って段ム
ラ、液ダレ、凝集などの製造時の塗布欠陥の発生が少な
く生産上有利である。
以下、具体的な構成について述べる。
フタロシアニン系化合物と一般式〔I〕で表される化
合物との層中の含有量比は、重量比(フタロシアニン系
化合物:一般式〔I〕で表される化合物)で、(100:
0)〜(10:100)の範囲内であるのが好ましく、(100:5
0)〜(50:100)の範囲内であるのが更に好ましい。
一般式〔I〕のX1及びX2により表わされるハロゲン原
子としては、塩素原子、臭素原子、フッ素原子、沃素原
子を挙げることができる。
本発明のビスアゾ化合物はX1及びX2のうち、少なくと
も一方がハロゲン原子を有している。
X1及びX2で表されるアルキル基としては炭素原子数1
ないし4個の置換若しくは未置換のアルキル基が好まし
く、このようなアルキル基の例としては、例えばメチル
基、エチル基、β−シアノエチル基、iso−プロピル
基、トリフルオロメチル基、t−ブチル基等が挙げられ
る。
またX1及びX2で表わされるアルコキシ基は、炭素原子
数が1ないし4個の置換若しくは未置換のアルコキシ基
が好ましく、このようなアルコキシ基の例としては、メ
トキシ基、エトキシ基、β−クロルエトキシ基、sec−
ブトキシ基等が挙げられる。
更にまた、X1及びX2で表わされる置換若しくは未置換の
アミノ基としては、例えばアルキル基、アリール基(好
ましくはフェニル基)等で置換されたもの、例えばN−
メチルアミノ基、N−エチルアミノ基、N,N−ジメチル
アミノ基、N,N−ジエチルアミノ基、N−フェニルアミ
ノ基、N,N−ジフェニルアミノ基や、更にはアシル基で
置換されたアセチルアミノ基、p−クロルベンゾイルア
ミノ基等が挙げられる。
前記一般式〔I〕においてp及びqは、それぞれ、
0、1又は2を表わすが、p及びqは同時に0となるこ
とはなく、好ましくはp=1、q=0又はp=1、q=
1の場合である。
更にまたp又はqが2のときは、X1又はX2は、それぞ
れ同一又は異なる基をとることができる。
また、前記一般式〔I〕において、Aは下記一般式
〔II〕で表わされる。
一般式〔II〕 式中、Arはフッ素化炭化水素基を少なくとも1個有す
る芳香族炭素環基又は芳香族複素環基を表わすが、前記
フッ素化炭化水素基の炭素原子数1ないし4のフッ素化
炭化水素基が好ましく、例えば、トリフルオロメチル
基、ペンタフルオロエチル基、テトラフルオロエチル
基、ヘプタフルオロプロピル基等が挙げられる。このう
ちさらに好ましいフッ素化炭化水素基はトリフルオロメ
チル基である。また、前記芳香族炭素環基の例としては
フェニル基、ナフチル基、アンスリル基等が挙げられ、
好ましくはフェニル基である。さらに前記芳香族複素環
基としては、例えば、カルバゾリル基、ジベンゾフリル
基等が挙げられる。さらにまた前記芳香族炭素環基及び
芳香族複素環基において前記フッ素化炭化水素基以外の
置換基としては、例えば、炭素原子数1ないし4個の置
換及び未置換のアルキル基、例えばメチル基、エチル
基、イソプロピル基、t−ブチル基、トリフルオロメチ
ル基等;置換及び未置換のアラルキル基、例えばベンジ
ル基、フェネチル基等;ハロゲン原子、例えば塩素原
子、臭素原子、フッ素原子、沃素原子;炭素原子数1〜
4個の置換若しくは未置換のアルコキシ基、例えばメト
キシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、t−ブトキシ
基、2−クロルエトキシ基等;ヒドロキシ基;置換若し
くは未置換のアルールオキシ基、例えばp−クロルフェ
ノキシ基、1−ナフトキシ基等;アシルオキシ基、例え
ばアセチルオキシ基、p−シアノベンゾイルオキシ基
等;カルボキシル基、そのエステル基、例えばエトキシ
カルボニル基、m−ブロモフェノキシカルボニル基;カ
ルバモイル基、例えばアミノカルボニル基、t−ブチル
アミノカルボニル基、アニリノカルボニル基等;アシル
基、例えばアセチル基、o−ニトロベンゾイル基等;ス
ルホ基、スルファモイル基、例えばアミノスルホニル
基、t−ブチルアミノスルホニル基、p−トリルアミノ
スルホニル基;アミノ基、アシルアミノ基、例えばアセ
チルアミノ基、ベンゾイルアミノ基等;スルホンアミド
基、例えばメタンスルホンアミド基、p−トルエンスル
ホンアミド基等;シアノ基;ニトロ基等が挙げられる。
これら置換基のうち、好ましいものは炭素原子数1ない
し4個の置換・未置換のアルキル基、例えばメチル基、
エチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、トリフルオ
ロメチル基等;ハロゲン原子、例えば炭素原子、臭素原
子、フッ素原子、沃素原子;炭素原子数1ないし4個の
置換・未置換のアルコキシ基、例えばメトキシ基、エト
キシ基、t−ブトキシ基、2−クロルエトキシ基等;ニ
トロ基;シアノ基等である。
前記一般式〔II〕において、Zは置換・未置換の芳香
族炭素環、または置換・未置換の芳香族複素環を形成す
るに必要な原子群であって、具体的には例えば置換・未
置換のベンゼン環、置換・未置換のナフタレン環、置換
・未置換のインドール環、置換・未置換のカルバゾール
環等を形成するのに必要な原子群を表わす。
これらの環を形成するのに必要な原子群の置換基とし
ては、例えばArの置換基として挙げたような一連の置換
基が列挙されるが、好ましくはハロゲン原子(塩素原
子、臭素原子、弗素原子、沃素原子)、スルホ基、スル
ファモイル基(例えばアミノスルホニル基、p−トリル
アミノスルホニル基等)である。
本発明の前記一般式〔I〕で表わされるビスアゾ化合
物は、好ましくは下記一般式〔III〕、〔IV〕、
〔V〕、〔VI〕で表わされる。
一般式〔III〕 一般式〔IV〕 一般式〔V〕 一般式〔VI〕 式中、X1a、X1b、X2aおよびX2bは、それぞれ水素原
子、ハロゲン原子、置換若しくは未置換のアルキル基、
置換若しくは未置換のアルコキシ基、ニトロ基、シアノ
基、ヒドロキシ基又は置換若しくは未置換のアミノ基を
表わし、X1a、X1b、X2aおよびX2bのうち、少なくとも1
つはハロゲン原子である。X1aおよびX1b、並びにX2a
よびX2bは、それぞれ互いに同一又は異なる基であって
もよい。
Ar′は前記一般式〔I〕におけるArと同義である。
Yは前記一般式〔I〕におけるZの置換基と同義であ
る。
下記に本発明の前記一般式〔I〕で示されるビスアゾ
化合物の具体例について述べるがこれによって本発明の
ビスアゾ化合物が限定されるものではない。
前記一般式〔I〕で表わされるビスアゾ化合物は、公
知の方法により容易に合成することができる。
合成例1(例示化合物No.71の合成) 2,7−ジアミノ−4−ブロム−9−フルオレノン2.89g
(0.01モル)を塩酸10ml、水20mlに分散し、5℃以下に
保ちつつ亜硝酸ナトリウム1.40g(0.02モル)を水5mlに
溶かした溶液を滴下した。同温度でさらに1時間攪拌を
つづけた後、不溶物を濾過除去し、濾液に六弗化燐酸ア
ンモニウム4.6gを水50mlに溶かした溶液を加えた。析出
したテトラゾニウム塩を濾取し、N,N−ジメチルホルム
アミド(DMF)100mlに溶解した。5℃以下に保ちなが
ら、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸−3−トリフルオ
ロメチルアニリド6.62g(0.02モル)をDMF200mlに溶か
した溶液を滴下した。
ひきつづき5℃以下に保ちながらトリエタノールアミ
ン6g(0.04モル)をDMF30mlに溶解したものを滴下し、
5℃以下で1時間、室温で4時間攪拌した。反応後析出
晶を濾取し、DMF洗浄、水洗浄して乾燥し、目的物8.71g
を得た 理論値 C=60.5%、H=2.77%、N=8.63% 実測値 C=60.1%、H=2.95%、N=8.72% 合成例2(例示化合物No.219の合成) 2,7−ジアミノ−4−ブロム−9−フルオレノン2.89g
(0.01モル)を塩酸10ml、水20mlに分散し、5℃以下に
保ちつつ亜硝酸ナトリウム1.40g(0.02モル)を水5mlに
溶した溶液を滴下した。同温度でさらに1時間攪拌をつ
づけた後、不溶物を濾過除去し、濾液に六弗化燐酸アン
モニウム4.6gを水50mlに溶かした溶液を加えた。析出し
たテトラゾニウム塩を濾取し、N,N−ジメチルホルムア
ミド(DMF)100mlに溶解した。5℃以下に保ちながら、
2−ヒドロキシ−3−(3′−トリフルオロメチルフェ
ニルカルバモイル)ベンゾ〔a〕カルバゾール8.40g
(0.02)モルをDMF200mlに溶かした溶液を滴下した。
ひきつづき5℃以下に保ちながらトリエタノールアミ
ン6g(0.04モル)をDMF30mlに溶解したものを滴下し、
5℃以下で1時間、室温で4時間攪拌した。反応後析出
晶を濾取し、DMF洗浄、水洗浄して乾燥し、目的物5.2g
を得た。
理論値 C=63.6%、H=2.87%、N=9.73% 実測値 C=63.4%、H=2.97%、N=10.01% 本発明の他の化合物も前記合成例1と同様にそれぞれ
対応するアミノ化合物を用いてジアゾニウム塩を作り、
次いで2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸−置換アニリド
又は2−ヒドロキシ−3−(置換フェニルカルバモイ
ル)ベンゾ〔a〕−置換・未置換カルバゾールと反応さ
せて作ることができる。
次に、「フタロシアニン系化合物」について述べる。
有機系光導電材料の一つであるフタロシアニン系化合
物は、他のものに比べ感光域が長波長域に拡大している
ことが知られている。そしてα型のフタロシアニン化合
物が結晶形の安定なβ型のフタロシアニン化に変わる過
程で各種結晶形のフタロシアニン化合物が見出されてい
る。
「フタロシアニン系化合物」は無金属フタロシアニン
化合物、金属フタロシアニン化合物の一方又は両方を組
み合わせて使用でき、また、これらのそれぞれにおいて
金属、無金属の各々のフタロシアニン化合物に属する単
数又は複数のフタロシアニン化合物が使用できる。無金
属フタロシアニン化合物には、例えばα、β、γ、τ、
τ′、η、η′、X型無金属フタロシアニン化合物等が
挙げられる。無金属フタロシアニン化合物は、感度、帯
電安定性に優れているという特長がある。これらのうち
の無金属フタロシアニンのいくつかの特性値を示すと表
1のようになる。
なお、これらの無金属フタロシアニン化合物は特公昭
59−4338号公報、特開昭60−19154号公報、特開昭58−1
82639号公報に詳細に記載されている。
無金属フタロシアニンとしては第2図に示す如きX線
回折スペクトルを有するものがある。即ち、この無金属
フタロシアニンは図示するように、GuKα(1.541 Å)
のX線に対するブラック角度(但し、誤差は2θ±0.2
度)は7.5、9.1、16.7、17.3、22.3度にピークを有し、
ブラッグ角度22.3度にτ型にない特徴的なピークを有す
る。また、その赤外線吸収スペクトルの特徴は、第3図
のように、746cm-1、700〜750cm-1の間に3つのピー
ク、1318cm-1、1330cm-1に強度の等しいピークがある。
また、第4図に示すように、CuKα(1.541Å)のX線
に対するブラッグ角度2θ(但し、誤差は2θ±0.2
度)が7.7、9.3、16.9、17.5、22.4、28.8度に主要なピ
ークを有するX線回折スペクトルを有し、かつこのX線
回折スペクトルの上記ブラッグ角度9.3度のピークに対
するブラッグ角度16.9度のピークの強度比が0.8〜1.0で
あり、かつ上記ブラッグ角度9.3度のピークに対するブ
ラッグ角度22.4及び28.8度のそれぞれのピークの強度比
が0.4以上である無金属フタロシアニンを用いることが
できる。このフタロシアニンは、第2図のものに比べ
て、ブラッグ角度28.8度に特徴的なピークを有する。
このフタロシアニンは、第4図から明らかなように、
第5図に示したτ型無金属フタロシアニンについては、
上記前者の強度比に対応するブラッグ角度9.2度のピー
クに対するブラッグ角度16.9度のピークの強度比が0.9
〜1.0であるが上記後者の強度比については一方のブラ
ッグ角度を持たないため強度比を求められないのと異な
り、また、第2図に示した無金属フタロシアニンについ
ては上記前者の強度比に対応するブラッグ角度9.1度の
ピークに対するブラッグ角度16.7度のピークの強度比が
0.4〜0.6であるのが上記後者の強度比に対してはブラッ
グ角度28.8度に対応するピークがなくてその強度比を求
められないのと異なる。
また、第4図の無金属フタロシアニンの赤外線吸収ス
ペクトルは第6図に示すように、700〜760cm-1の間に72
0±2cm-1が最も強い4本の吸収帯、1320±2cm-1、328
8±3cm-1に特徴的な吸収を有するものが望ましく、τ
型無金属フタロシアニンが上記したように700〜760cm-1
の間に752±2cm-1が最も強い4本の吸収帯を有し、132
0〜1340cm-1、に1本でなく2本の吸収帯を有するのと
異なる。また、この無金属フタロシアニンは、第2図の
無金属フタロシアニンの赤外線吸収スペクトルとは700
〜760cm-1のピークの強度比が異なり、また1330cm-1
吸収帯を有さず、3288±3cm-1に特徴的な吸収を有する
点て異なる。
また、第4図の無金属フタロシアニンの可視、近赤外
線吸収スペクトルは第7図に実線で示すように、770nm
以上、790nm未満に吸収極大があることが望ましく、破
線で示すτ型無金属フタロシアニンが790〜820nmに吸収
極大を持ち、多くは約810nmに吸収極大を持つものと異
なる。
これらの無金属フタロシアニン化合物はその結晶形が
安定で、アセトン、テトラヒドロフラン、トルエン、酢
酸エチル、1,2−ジクロロエタン等の有機溶剤に浸漬し
たり、例えば200℃に50時間放置したり、さらにはミリ
ング等の機械的歪力を加えてもその結晶形の転移が起こ
り難く、感光体の繰り返し使用に対する電位安定性等に
も優れており、好ましい。なおこれは特願昭61−295784
号明細書等に詳細に記載されている。
無金属フタロシアニンは次の構造式からなっており、
その熱力学的状態で各種のものに分けられる。
金属フタロシアニン化合物も特公昭49−4338号公報等
に詳細に記載されている。また、例えばε型銅フタロシ
アニンや特願昭62−241938号記載のチタニルフタロシア
ニン等も挙げられる。
特に半導体レーザーに好適なフタロシアニン系化合物
を例示する。
以上の如きフタロシアニン系化合物は公知の方法によ
り合成することができるが、市販品として入手すること
もできる。
電子写真感光体の構成は種々の形態が知られている
が、電子写真感光体はそれらのいずれの形態をもとり得
る。
通常は、第8図〜第13図の形態である。第8図及び第
9図では、導電性支持体1上に前述のフタロシアニン系
化合物及び一般式〔I〕で表される化合物と必要に応じ
てキャリア輸送物質を含有するキャリア発生層2と、後
述するキャリア輸送物質を主成分として含有するキャリ
ア輸送層3との積層体より成る感光層4A、4Bを設けてお
り、第8図と第9図では、キャリア発生層2とキャリア
輸送層3の積層順が異なる。第10図及び第11図に示すよ
うにこれらの感光層4A、Bは、導電性支持体上に、接着
層、バリア層などの中間層5を介して設けてもよい。こ
のように感光層を二層構成としたときに最も優れた電子
写真特性を有する感光体が得られる。また、第12図及び
第13図に示すように前記フタロシアニン系化合物及び一
般式〔I〕で表される化合物をキャリア輸送物質を含有
する層6中に分散せしめて成る感光層4Dを導電性支持体
1上に直接、あるいは中間層5を介して設けてもよい。
また最表面層として保護層を設けてもよい。
本発明の構成において、「フタロシアニン系化合物及
び一般式〔I〕で表される化合物をキャリア発生物質と
して含有する層」は、第8図〜第13図においては、キャ
リア発生層2、感光層4Dに該当するものである。
キャリア発生層2、感光層4Dは、導電性支持体1、若
しくはキャリア輸送層3上に直接、あるいは必要に応じ
て接着層若しくはバリヤ層などの中間層5を設けた上に
例えば次の方法によって形成することができる。
M−1)フタロシアニン系化合物及び一般式〔I〕で表
されるアゾ化合物を一緒に或いは別々に適当な溶媒に溶
解した溶液を、或いは必要に応じてバインダー樹脂を加
え混合溶解した溶液を塗布する方法。
M−2)フタロシアニン系化合物及び一般式〔I〕で表
されるアゾ化合物を一緒に或いは別々にボールミル、ホ
モミキサ等によって分散媒中で微細粒子(好ましくは粒
径5μm以下、更に好ましくは1μm以下)とし、必要
に応じてバインダー樹脂を加え混合分散した分散液を塗
布する方法。
キャリア発生層の形成に使用される溶媒あるいは分散
媒としては、n−ブチルアミン、ジエチルアミン、エチ
レンジアミン、イソプロパノールアミン、トリエタノー
ルアミン、トリエチレンジアミン、N,N−ジメチルホル
ムアミド、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキ
サノン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホル
ム、1,2−ジクロロエタン、1,2−ジクロロプロパン、1,
1,2−トリクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、ト
リクロロエチレン、テトラクロロエタン、ジクロロメタ
ン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、ジメチルスルホキシド、メチルセロソルブ等が挙げ
られる。
また、キャリア輸送層は上記キャリア発生層と同様に
して形成することができる。
キャリア発生層あるいはキャリア輸送層の形成に用い
られるバインダー樹脂は任意のものを用いることができ
るが、疎水性で、かつ誘導率が高く、電気絶縁性のフィ
ルム形成性高分子重合体を用いるのが好ましい。このよ
うな高分子重合体としては、例えば次のものを挙げるこ
とができるが、これらに限定されるものではない。
P−1)ポリカーボネート P−2)ポリエステル P−3)メタクリル酸 P−4)アクリル樹脂 P−5)ポリ塩化ビニル P−6)ポリ塩化ビニリデン P−7)ポリスチレン P−8)ポリビニルアセテート P−9)スチレン−ブタジエン共重合体 P−10)塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体 P−11)塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 P−12)塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重
合体 P−13)シリコン樹脂 P−14)シリコン−アルキッド樹脂 P−15)フェノールホルムアルデヒド樹脂 P−16)スチレン−アルキッド樹脂 P−17)ポリ−N−ビニルカルバゾール P−18)ポリビニルブチラール P−19)ポリビニルフォルマール これらのバインダー樹脂は、単独であるいは2種以上
の混合物として用いることができる。
キャリア発生層において、キャリア発生物質とバイン
ダーとの重量比は好ましくは100:0〜1000である。キャ
リア発生物質の含有割合がこれより少ないと光感度が低
く、残留電位の増加を招き、またこれより多いと暗減衰
及び受容電位が低下する。
形成されるキャリア発生層の膜厚は、好ましくは0.01
〜10μmである。
また、前記のようにして形成されるキャリア輸送層に
おいて、キャリア輸送物質はキャリア輸送層中のバイン
ダー樹脂100重量部当り20〜200重量部が好ましく、特に
好ましくは30〜150重量部である。
また、形成されるキャリア輸送層の厚さは、好ましく
は5〜50μm、特に好ましくは5〜30μmである。
キャリア輸送物質としては、特に制限はないが、例え
ばオキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、チア
ゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、トリアゾール誘
導体、イミダゾール誘導体、イミダゾロン誘導体、イミ
ダゾリジン誘導体、ビスイミダゾリジン誘導体、スチリ
ル化合物、ヒドラゾン化合物、ピラゾリン誘導体、アミ
ン誘導体、オキサゾロン誘導体、ベンゾチアゾール誘導
体、ベンズイミダゾール誘導体、キナゾリン誘導体、ベ
ンゾフラン誘導体、アクリジン誘導体、フェナジン誘導
体、アミノスチルベン誘導体、ポリ−N−ビニルカルバ
ゾール、ポリ−1−ビニルピレン、ポリ−9−ビニルア
ントラセン等から選ばれた一種又は二種以上が例示され
る。
キャリア輸送物質としては、光照射時発生するキャリ
アの支持体側への輸送能力が優れている外、前記フタロ
シアニン系化合物及び一般式〔I〕で表されるアゾ化合
物との組合せに好適なものが好ましく用いられ、かかる
電荷輸送物質として好ましいものは下記一般式(A)、
(B)及び(C)で表わされるものが挙げられる。
一般式(A) 但し、Ar1、Ar2、Ar4はそれぞれ置換又は未置換のア
リール基を表わし、Ar3は置換又は未置換のアリーレン
基を表わし、R6は水素原子、置換若しくは未置換のアル
キル基、又は置換若しくは未置換のアリール基を表わ
す。
このような化合物の具体例は特開昭58−65440号の第
3〜4項及び同58−198043号の第3〜6頁に詳細に記載
されている。
一般式(B) 但し、R7は置換・未置換のアリール基、置換・未置換
の複素環基であり、R8は水素原子、置換・未置換のアル
キル基、置換・未置換のアリール基を表わし、詳細には
特開昭58−134642号及び同58−166354号の公報に記載さ
れている。
一般式(C) 但し、R9は置換・未置換のアリール基であり、R10
水素原子、ハロゲン原子、置換・未置換のアルキル基、
置換・未置換のアルコキシ基、置換・未置換のアミノ
基、ヒドロキシ基であり、R11は置換・未置換のアリー
ル基、置換・未置換の複素環基を表わす。これらの化合
物の合成法及びその例示は特公昭57−148750号公報に詳
細に記載されており、本発明に援用することができる。
本発明のその他の好ましいキャリア輸送物質として
は、特開昭57−67940号、同59−15252号、同57−101844
号公報にそれぞれ記載されているヒドラゾン化合物を挙
げることができる。
感光体に用いられる導電性支持体としては、合金を含
めた金属板、金属ドラム又は導電性ポリマー、酸化イン
ジウム等の導電性化合物や合金を含めたアルミニウム、
パラジウム、金等の金属薄層を塗布、蒸着あるいはラミ
ネートして、導電性化された紙、プラスチックフィルム
等が挙げられる。接着層あるいはバリヤ層などの中間層
としては、前記バインダー樹脂として用いられる高分子
重合体のほか、ポリビニルアルコール、エチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースなどの有機高分子物質
または酸化アルミニウムなどが用いられる。
本発明の感光層には有機アミン類を添加することがで
き、特に2級アミンを添加するのが好ましい。
かかる2級アミンとしては、例えばジメチルアミン、
ジエチルアミン、ジ−nプロピルアミン、ジ−イソプロ
ピルアミン、ジ−nブチルアミン、ジ−イソブチルアミ
ン、ジ−nアミルアミン、ジ−イソアミルアミン、ジ−
nヘキシルアミン、ジ−イソヘキシルアミン、ジ−nペ
ンチルアミン、ジ−イソペンチルアミン、ジ−nオクチ
ルアミン、ジ−イソオクチルアミン、ジ−nノニルアミ
ン、ジ−イソノニルアミン、ジ−nデシルアミン、ジ−
イソデシルアミン、ジ−nモノデシルアミン、ジ−イソ
モノデシルアミン、ジ−nドデシルアミン、ジ−イソド
デシルアミン等を挙げることができる。
又かかる有機アミン類の添加量としては、キャリア発
生物質の1倍以下、好ましくは0.2倍〜0.005倍の範囲の
モル数とするのがよい。
感光層には、オゾン劣化防止の目的で酸化防止剤を添
加することができる。
かかる酸化防止剤の代表的具体例を以下に示すが、こ
れに限定されるものではない。
(I)群:ヒンダードフェノール類 ジブチルヒドロキシトルエン、2,2′−メチレンビス
(6−t−ブチル−4−メチルフェノール)、4,4′−
ブチリデンビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノー
ル)、4,4′−チオビス(6−t−ブチル−3−メチル
フェノール)、2,2′−ブチリデンビス(6−t−ブチ
ル−4−メチルフェノール)、α−トコフェロール、β
−トコフェロール、2,2,4−トリメチル−6−ヒドロキ
シ−7−t−ブチルクロマン、ペンタエリスチルテトラ
キス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート〕、2,2′−チオジエチレンビ
ス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサンジオールビス
〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕、ブチルヒドロキシアニソール、
ジブチルヒドロキシアニソール、1−〔2−{(3,5−
ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ニルオキシ}エチル〕−4−〔3−(3,5−ジ−tert−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキ
シ〕−2,2,6,6−テトラメチルピペリジルなど。
(II)群:パラフェニレンジアミン類 N−フェニル−N′−イソプロピル−p−フェニレン
ジアミン、N,N′−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジ
アミン、N−フェニル−N−sec−ブチル−p−フェニ
レンジアミン、N,N′−ジイソプロピル−p−フェニレ
ンジアミン、N,N′−ジメチル−N,N′−ジ−t−ブチル
−p−フェニレンジアミンなど。
(III)群:ハイドロキノン類 2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン、2,6−ジドデ
シルハイドロキノン、2−ドデシルハイドロキノン、2
−ドデシル−5−クロロハイドロキノン、2−t−オク
チル−5−メチルハイドロキノン、2−(2−オクタデ
セニル)−5−メチルハイドロキノンなど。
(IV)群:有機硫黄化合物類 ジラウリル−3,3′−チオジプロピオネート、ジステ
アリル−3,3′−チオジプロピオネート、ジテトラデシ
ル−3,3′−チオジプロピオネートなど。
(V)群:有機燐化合物類 トリフェニルホスフィン、トリ(ノニルフェニル)ホ
スフィン、トリ(ジノニルフェニル)ホスフィン、トリ
クレジルホスフィン、トリ(2,4−ジブチルフェノキ
シ)ホスフィンなど。
これらの化合物はゴム、プラスチック、油脂類等の酸
化防止剤として知られており、市販品を容易に入手でき
る。
これらの酸化防止剤はキャリア輸送層に添加してよ
い。その場合の酸化防止剤の添加量はキャリア輸送物質
100重量部に対して0.1〜100重量部、好ましくは1〜50
重量部、特に好ましくは1〜25重量部である。
キャリア発生層には感度の向上、残留電位乃至反復使
用時の疲労低減等を目的として、一種又は二種以上の電
子受容性物質を含有せしめることができる。
ここに用いることのできる電子受容性物質としては、
例えば、無水コハク酸、無水マレイン酸、ジブロム無水
マレイン酸、無水フタル酸、テトラクロル無水フタル
酸、テトラブロム無水フタル酸、3−ニトロ無水フタル
酸、4−ニトロ無水フタル酸、無水ピロメリット酸、無
水メリット酸、テトラシアノエチレン、テトラシアノキ
ノジメタン、o−ジニトロベンゼン、m−ジニトロベン
ゼン、1,3,5−トリニトロベンゼン、パラニトロベンゾ
ニトリル、ピクリルクロライド、キノンクロルイミド、
クロラニル、ブルマニル、ジクロロジシアノパラベンゾ
キノン、アントラキノン、ジニトロアントラキノン、2,
7−ジニトロフルオレノン、2,4,7−トリニトロフルオレ
ノン、2,4,5,7−テトラニトロフルオレノン、9−フル
オレニリデン〔ジシアノメチレンマロノジニトリル〕、
ポリニトロ−9−フルオレニリデン−〔ジシアノメチレ
ンマロノジニトリル〕、ピクリン酸、o−ニトロ安息香
酸、p−ニトロ安息香酸、3,5−ジニトロ安息香酸、ペ
ンタフルオロ安息香酸、5−ニトロサリチル酸、3,5−
ジニトロサリチル酸、フタル酸、メリット酸、その他の
電子親和力の大きい化合物を挙げることができる。
電子受容性物質の添加量は、重量比でキャリア発生物
質:電子受容性物質=100:(0.01〜200)、好ましくは1
00:(0.1〜100)である。
電子受容性物質はキャリア輸送層に添加してもよい。
かかる層への電子受容性物質の添加量は重量比でキャリ
ア輸送物質:電子受容性物質=100:(0.01〜100)、好
ましくは100:(0.1〜50)である。
また本発明の感光体には、その他、必要により感光層
を保護する目的で紫外線吸収剤等を含有してもよく、ま
た感色性補正の染料を含有してもよい。
第14図には、本発明の感光体11を用いた画像形成装置
の一例を示している。ここで、26は分離電極、27はクリ
ーニングブレード、28は除電ランプ、21は長波用光源、
22は短波用(可視光)光源、20は帯電極、23は現像器、
25は転写電極である。
また、光源21、22に使用可能な光源としては、白色
光、レーザー光(半導体レーザー、He−Neレーザー)LE
D等があげられる。
現像器23は、正転現像法、反転現像法のいずれでもよ
い。除電ランプ28は、正転現像時、反転現像時のいずれ
においても有効である。
画像形成に際しては、まず白色光源を使用する場合
は、20で帯電された感光体は22で像露光され、23で現像
される。これを25の転写極で紙24に転写し、26の分離極
で紙を分離する。残ったトナーは27でかき落とす。
一方、レーザー光源を用いた場合は、20で帯電された
感光体は21のレーザー光源で像露光され、23で現像され
る。これを25の転写極で紙24に転写し、26の分離極で紙
を分離する。残ったトナーは27でかき落とす。
この記録装置のように、ドラム状の像担持体を用いる
ものにあっては、レーザー光源による像露光は、第15図
に示したようなレーザービームスキャナによるものが好
ましい。
第15図のレーザービームスキャナの動作を次に述べ
る。
半導体レーザー41で発生されたレーザービームは、駆
動モータ42により回転されるポリゴンミラー43により回
転走査され、f−θレンズ44を経て反射鏡45により光路
を曲げられて像担持体23の表面上に投射され輝線46を形
成する。47はビーム走査開始を検出するためのインデッ
クスセンサで、48、49は倒れ角補正用のシリンドリカル
レンズである。50a、50b、50cは反射鏡でビーム走査光
路及びビーム検知の光路を形成する。
走査が開始されるとビームがインデックスセンサ47に
よって検知され、信号によるビームの変調が図示省略し
た変調部によって開始される。変調されたビームは、帯
電器20により予め一様に帯電されている像担持体上を走
査する。レーザービーム51による主走査と像担持体の回
転による副走査によりドラム表面に潜像が形成されてゆ
く。
また、像担持体がベルト状のように平面状態をとり得
る記録装置にあっては、像露光をフラッシュ露光をする
こともできる。
以下に実験例を説明するが、これに先立って第4図、
第6図及び第7図に示す特性をもつ無金属フタロシアニ
ン化合物Aの合成例、τ型無金属フタロシアニン化合物
の合成例及びチタニルフタロシアニンの合成例を示す。
(無金属フタロシアニン化合物Aの合成例) リチウムフタロシアニン50gを0℃において十分攪拌
した濃硫酸の600mlに加える。次いでその混合物はこの
温度において2時間攪拌される。次いでできた溶液は粗
い焼結されたガラス濾斗を通して濾過されて、4リット
ルの氷と水の中へ攪拌しながら徐々に注入される。数時
間放置した後に、その混合物は濾過され、得られた塊り
は中性になるまで水で洗浄される。ついでその塊は最終
的にメタノールで数回洗浄されかつ空気中で乾燥させら
れる。この乾燥された粉末は24時間連続抽出装置中でア
セトンによって抽出されかつ空気中で乾燥させられて青
い粉末となる。
上記においてリチウムに対して塩の残渣を保証するた
めに析出は反復される。このようにして30.5gの青い粉
末が得られた。この得られたものは、そのX線回折図形
がすでに出版されている資料に記載されているα型フタ
ロシアニン化合物のX線回折図形と一致していた。
このようにして得られた金属を含まないα型フタロシ
アニン化合物30gを直径13/16インチのボールで半分満た
された内容積900mlの磁製ボールミル中に仕込み、約80r
pmで164時間ミリングした。その後テトラヒドロフラ
ン、1,2−ジクロロエタン等の有機溶剤200mlをボールミ
ル中に加え、24時間再度ミリングした。このミリングし
た後の分散液について有機溶剤の除去及び乾燥を行い、
無金属フタロシアニン化合物A28.3gを得た。
(τ型無金属フタロシアニン化合物の合成例) α型無金属フタロシアニン化合物(ICI製モノライト
ファーストブルGS)を加熱したジメチルホルムアルデヒ
ドにより3回抽出して精製した。この操作により精製物
はβ型に転移した。次にこのβ型無金属フタロシアニン
化合物の1部分を濃硫酸に溶解し、この溶液を氷水中に
注いで再沈澱させることにより、α型に転移させた。こ
の再沈澱物をアンモニア水、メタノール等で洗浄後10℃
で乾燥した。次に上記により精製したα型無金属フタロ
シアニン化合物を磨砕助剤及び分散剤とともにサンドミ
ルに入れ、温度100±20℃で15〜25時間混練した。この
操作により結晶形がτ型に転移したのを確認後、容器よ
り取り出し、水及びメタノール等で磨砕助剤及び分散剤
を十分除去した後乾燥して鮮明な青味を帯びたτ型無金
属フタロシアニンの青色結晶を得た。
(チタニルフタロシアニンの合成例) フタロジニトリル40gと4塩化チタン18g及びα−クロ
ロナフタレン500mlの混合物を窒素気流下240〜250℃で
3時間加熱攪拌して反応を完結させた。その後濾過し、
生成物であるジクロロチタニウムフタロシアニンを収得
した。得られたジクロロチタニウムフタロシアニンと濃
アンモニア水300mlの混合物を1時間加熱環流し、目的
物であるチタニルフタロシアニン18gを得た。生成物は
アセトンにより、ソックスレー抽出器で充分洗浄を行っ
た。
この生成物を質量スペクトル分析したところ、チタニ
ルフタロシアニン(M+576)を主成分とし、クロル化チ
タニルフタロシアニン(M+610)を少量含むものであっ
た。
実施例1 ポリメチルメタクリレート(エルバサイト−2010、デ
ュポン社製)2.0gを1,2−ジクロロエタン100mlに溶解し
た後、キャリア発生物質CGM2としてτ型無金属フタロシ
アニン又は前記チタニルフタロシアニン1.0gを加えサン
ドグラインダにより10時間分散した。これをA液とす
る。
次に上記メタクリル酸樹脂1gを1,2−ジクロロエタン1
00mlに溶解させた後、キャリア発生物質CGM1として例示
アゾ化合物(No.71)2gを混合し、サンドグラインダで1
0時間分散した。これをB液とする。
上記A液10mlとB液50mlを攪拌混合し、これをキャリ
ア発生層形成用塗布液とし、Al蒸着をほどこしたポリエ
ステルベース上にワイヤーバーで塗布し、乾燥後膜厚約
0.2μmの電荷発生層を形成した。
次に下記組成のキャリア輸送層形成用塗布液を用い、
ドクターブレードにより乾燥後膜厚約20μmの電荷輸送
層を形成し上記の電荷発生層上に積層し、感光体を得
た。
この得られた感光体を試料No.1とする。
次に、試料No.1において、使用されるキャリア発生物
質又はその併用比を表−3に示す様に変えた以外は試料
No.1と同様にして試料No.2〜8を作製した。
こうして得られた感光体試料No.1〜8の特性評価試験
を以下の様にして行った。
〔感度試験〕
静電帯電試験装置EPA−8100(川口電機(株)製)を
用いて、感光体表面電位が初期電位から半減するのに必
要な露光量E1/2(lux・sec)を測定した。
〔繰り返し特性試験〕
上記静電帯電試験装置EPA−8100を用いて、帯電→露
光→除電を100回繰り返した時の1回目と100回目の帯電
電位の変化量ΔV0→100(V)を測定した。
〔長波長光感度測定〕
前述のEPA−8100を用いる測定系において光源にタン
グステンランプを使用し、モノクロメータを通し特に問
題とする780nm±1nmの波長の光に対する露光量E1/2(Vcm
2/erg)を測定した。これは値の大きい方が感度がよ
い。
表−3の結果から、実施例の感光体は比較感光体に比
べて、白色光に対する感度、半導体レーザ光源に対する
感光及び繰り返し特性の全ての点において、優れた性能
を示していることが明らかである。
実施例 2 使用されるキャリア発生物質の組合せを表−4に示す
様に変え、さらにキャリア輸送層形成用塗布液に用られ
るポリカーボネート樹脂をユーピロンZ−200(三菱ガ
ス化学(株)製)に代える以外は実施例−1と同様にし
て試料No.9〜12を作製し、これらの試料について実施例
−1と同様に特性評価試験を行い、得られた結果を表−
4に示す。
表−4の結果から、実施例の感光体は、白色光に対す
る感度、半導体レーザ光に対する感度及び繰り返し特性
の全ての点において、優れた性能を示すことがわかる。
実施例−3 使用されるキャリア発生物質の組合せを表−5に示す
様に変え、さらにキャリア輸送層形成用塗布液に用いら
れるポリカーボネート樹脂をユーピロンZ−200(前
出)に代え、キャリア輸送物質を に代える以外は実施例−1と同様にして試料No.13〜15
を作製し、これらの試料について実施例−1と同様な特
性評価試験を行い、得られた結果を表−5に示す。
表−5の結果から、実施例の感光体は白色光に対する
感度、半導体レーザ光に対する感度及び繰り返し特性の
全ての点において、優れた性能を示すことがわかる。
実施例−4 使用されるキャリア発生物質の組合せを表−6に示す
様に変え、さらにキャリア輸送層形成用塗布液に用いら
れるポリカーボネート樹脂をユーピロンZ−200(前
出)に代え、キャリア輸送物質を に代える以外は実施例−1と同様にして試料No.16〜18
を作製し、これらの試料について実施例−1と同様な特
性評価試験を行い、得られた結果を表−6に示す。
表−6の結果から、実施例の感光体は白色光に対する
感度、半導体レーザ光に対する感度及び繰り返し特性の
全ての点において、優れた性能を示すことがわかる。
実施例−5 アルミニウムを蒸着したポリエチレンテレフタレート
シート状導電性基体上に、塩化ビニル−酢酸ビニル−無
水マレイン酸共重合体(エスレックMF−10:積水化学工
業社製)よりなる厚さ約0.1μmの中間層を形成した。
次いで、下記組成のキャリア輸送層形成用塗布液を前
記中間層上に塗布、乾燥して15μm厚のキャリア輸送層
を形成した。
次に、ポリカーボネート樹脂(パンライトL−1250、
帝人化成(株)製)5gを1,2−クロロエタン200mlに溶解
した後、キャリア発生物質CGM2としてτ型無金属フタロ
シアニン化合物10gを混合し、サンドグラインダーで10
時間分散した。これをA液とする。
次に上記ポリカーボネート樹脂1gを1,2−クロロエタ
ン120mlに溶解した後、キャリア発生物質CGM1として例
示アゾ化合物No.(71)2gを混合し、サンドグラインダ
ーで10時間分散した。これをB液とする。
上記のA液200mlとB液20mlとを攪拌混合して得た分
散液に、下記キャリア輸送物質4g添加し、更にモノクロ
ロベンゼン20mlを加えてキャリア発生層形成用塗布液と
した。この塗布液を前記キャリア輸送層上にスプレー塗
布し、膜厚5μmのキャリア発生層を形成した。
こうして得られた感光体を試料No.19とする。
次に試料No.19において、使用されるキャリア発生物
質又はその含有量を表−7に示すように変え、その他は
試料No.19と同様にして試料No.20〜23を作製した。これ
らの各試料について実施例−1と同様な特性評価を行
い、得られた結果を表−7に示す。
表−7の結果から、実施例の感光体は白色光に対する
感度、半導体レーザ光に対する感度及び繰り返し特性の
全ての点において、優れた性能を示すことがわかる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を例示して説明するためのものであって、 第1図は感光体の吸収スペクトル、 第2図は無金属フタロシアニンのX線回折スペクトル
図、 第3図は無金属フタロシアニンの赤外吸収スペクトル
図、 第4図は他の無金属フタロシアニンのX線回折スペクト
ル図、 第5図はτ型無金属フタロシアニンのX線回折スペクト
ル図、 第6図は他の無金属フタロシアニンのX線回折スペクト
ル図、 第7図は無金属フタロシアニンの二例の近赤外吸収スペ
クトル図、 第8図、第9図、第10図、第11図、第12図、第13図はそ
れぞれ感光体の構成例について示す断面図、 第14図は画像形成装置の構成概略図、 第15図は像露光のためのレーザービームスキャナの構成
概要図、 である。 なお、図面に示す符号において、 1……導電性支持体 2……キャリア発生層 3……キャリア輸送層 4A、4B、4D……感光層 5……中間層 6……電荷輸送物質を含有する層 11……感光体 21、22……光源 23……現像器 28……除電ランプ 41……レーザー 51……レーザービーム である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フタロシアニン系化合物と下記一般式
    〔I〕で表される化合物とを含有する層を有することを
    特徴とする感光体。 一般式〔I〕 〔X1及びX2は、それぞれ、水素原子、ハロゲン原子、置
    換若しくは未置換のアルキル基、置換若しくは未置換の
    アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基又は
    置換若しくは未置換のアミノ基を表し、X1及びX2のうち
    少なくとも1つはハロゲン原子を表す。 p及びqはそれぞれ1又は2の整数を表し、且つ、pが
    2のときはX1は互いに同一の又は異なる原子若しくは基
    であってよく、qが2のときはX2は互いに同一の又は異
    なる原子若しくは基であってよい。 Aは下記一般式〔II〕で表される基を表す。 一般式〔II〕 (式中、Arは少なくともフッ素化炭化水素基を有する芳
    香族炭素環基又は芳香族複素環基を表す。Zは置換若し
    くは未置換の芳香族炭素環又は置換若しくは未置換の芳
    香族複素環を形成するに必要な非金属原子群を表す。) m及びnはそれぞれ1を表す。〕
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