JP2002164125A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002164125A
JP2002164125A JP2000359738A JP2000359738A JP2002164125A JP 2002164125 A JP2002164125 A JP 2002164125A JP 2000359738 A JP2000359738 A JP 2000359738A JP 2000359738 A JP2000359738 A JP 2000359738A JP 2002164125 A JP2002164125 A JP 2002164125A
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connector
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Application number
JP2000359738A
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English (en)
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Hirotaka Noguchi
紘敬 野口
Kenji Inoue
研二 井上
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Priority to EP20010309634 priority patent/EP1209770B1/en
Priority to DE60103839T priority patent/DE60103839T2/de
Priority to US09/993,776 priority patent/US6572400B2/en
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
    • H01R13/641Means for preventing incorrect coupling by indicating incorrect coupling; by indicating correct or full engagement

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検知部材を備えたコネクタにおける組付作業
性を改善する。 【解決手段】 雌ハウジング20には、雄ハウジング1
0のロック突部14に係止可能なロックアーム33が設
けられ、その上面には、前後に移動可能な検知部材50
が組み付けられている。検知部材50は、本体部51の
後側にヒンジ52により指掛け操作部53が連結された
形態とされており、指掛け操作部53に後方から指を掛
けた状態で、検知部材50の移動方向に向かって下り勾
配となる向きへ押し込み操作可能とされている。ロック
アーム33の上面のうち後部には、待機位置に配された
検知部材50の指掛け操作部53が載置されるととも
に、その押し込み方向に沿って下り勾配となるように傾
斜する案内傾斜面44が形成されている。指掛け操作部
53は、検知部材50が待機位置から検知位置に移動さ
れるのに伴って、案内傾斜面44に摺接されることで、
その移動動作が円滑に案内される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、嵌合検知機能を備
えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、嵌合検知機能を備えたコネクタの
一例として、特開平3−285280号公報に記載され
たものが知られている。このコネクタは、図9及び図1
0に示すように、互いに嵌合される雄雌のハウジング
1,2を備え、雌ハウジング1には、雄ハウジング2側
のロック部3に係止可能なロックアーム4が撓み変形可
能に設けられるとともに、後方から雌ハウジング1の上
面に沿って前後に移動可能な検知部材5が待機位置に組
み付けられる。検知部材5には、ロックアーム4に沿っ
て延出するとともに、そのロック孔6の孔縁に係止可能
な検知アーム7が設けられており、この検知アーム7が
ロックアーム4に連動して撓み変形されることで、両ハ
ウジング1,2の嵌合前や嵌合途中に検知部材5が待機
位置から前方へ移動するのが規制可能とされている(図
10(a),(b)参照)。そして、両ハウジング1,
2が正規嵌合に至ると、ロックアーム4のみが復帰して
そのロック孔6の孔縁にロック部3が係止すると共に、
ロック部3の下面に当接した検知アーム7が撓んだまま
とされて、ロックアーム4との係止状態が解除される
(図10(c)参照)。その後、検知部材5を前方へ押
し込んで検知位置へ移動させる(図10(d)参照)。
すなわち、検知部材5の移動の可否によって両ハウジン
グ1,2が半嵌合か正規嵌合かを検知することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記コネク
タにおいて嵌合作業を行う際には、通常は片手で雌ハウ
ジング1の後端から導出した電線8を一纏めにしてその
電線束8を握った状態で雌ハウジング1を雄ハウジング
2に嵌合させるようにしている。一方、検知部材5を検
知位置へ押し込む際には、電線8を握った手を一旦離し
た後に、検知部材5の後端面を後方から両ハウジング
1,2の嵌合方向と平行な方向に沿って真っ直ぐに押し
込むようにしている。
【0004】このように、両ハウジング1,2の嵌合作
業と検知部材5の押し込み作業は、不連続な2アクショ
ンの作業となっているため、作業性が芳しくない。そこ
で、図10(c)に示すように、嵌合作業が終わった後
に電線8を握った状態のまま引き続いて余った親指Aに
よって斜め後ろ上方から検知部材5を押し込もうとする
と、その押し込み方向(矢線Yの方向)は、移動時に検
知部材5が摺接される雌ハウジング2の上面とは大きく
交差する向きとなるため、検知部材5をスムーズに移動
させるのが難しく、作業性を改善するには至らなかっ
た。本発明は上記のような事情に基づいて完成されたも
のであって、検知部材を備えたコネクタにおける組付作
業性を改善することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な
一対のコネクタハウジングのうち、一方のコネクタハウ
ジングの上面には、両コネクタハウジングが嵌合される
途中では撓み変形され、正規嵌合に至ると弾性復帰して
他方のコネクタハウジングに係止して前記両コネクタハ
ウジングを嵌合状態に保持可能なロックアームが両コネ
クタハウジングの嵌合方向に沿って延出して設けられ、
このロックアームの上面側には、その上面に沿って後側
の待機位置と前側の検知位置との間を移動可能とされる
とともに、前記両コネクタハウジングが正規嵌合に至る
までは前記ロックアームまたは前記一方のコネクタハウ
ジングに係止されることで、前記待機位置に留められ、
正規嵌合に至るとその係止状態が解除されて前記検知位
置側への移動が許容される検知部材が組み付けられてい
るものにおいて、前記検知部材には、移動時に指を掛け
て押し込み操作可能な指掛け操作部が設けられるととも
に、前記検知部材が移動される過程で前記指掛け操作部
が摺接される前記ロックアームの上面には、前記指掛け
操作部を前記検知部材の移動方向に向かって下り勾配と
なる向きに沿って押し込むのに伴って前記指掛け操作部
を案内可能とされるとともに、その押し込み方向に沿っ
た下り勾配となるように傾斜した案内傾斜面が設けられ
ている構成としたところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記検知部材が本体部の後側に前記指掛け操
作部がヒンジによって連結される構成となっている一
方、前記案内傾斜面が前記ロックアームの上面における
後端側にのみ形成されて、その前側には嵌合方向に沿っ
て略平行な平行面が形成されており、前記指掛け操作部
は、前記検知部材が前記待機位置のときは前記案内傾斜
面上に配され、前記検知位置のときは前記平行面上に配
されるようになっているとともに、前記案内傾斜面側か
ら前記平行面側へ移動される過程で、常に案内傾斜面ま
たは平行面との接点を保つように前記ヒンジによって前
記本体部に対して回動変位可能とされているところに特
徴を有する。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記指掛け操作部は、押し込
み途中の段階では前記ヒンジにより前記本体部に対して
遊動可能とされており、前記指掛け操作部と前記一方の
コネクタハウジングとには、前記検知部材が前記検知位
置に至るのに伴って互いに係合することで、前記指掛け
操作部を前記本体部に対して遊動不能な状態に拘束可能
な遊動規制手段が設けられているところに特徴を有す
る。
【0008】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載のものにおいて、前記ロックアーム
の側方には、ロックアームを保護する保護壁が突設され
ており、この保護壁は、前記検知部材が前記待機位置に
配されたときに、前記指掛け操作部が前記保護壁の上方
へ突出し、前記検知部材が前記検知位置に配されたとき
に、前記指掛け操作部が前記保護壁と同じかあるいはそ
れよりも下側に位置するような高さに設定されていると
ころに特徴を有する。
【0009】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>両コネクタ
ハウジングを嵌合させる際には、例えば一方のコネクタ
ハウジングの後端側から導出した電線を片手で握った状
態で一方のコネクタハウジングを他方のコネクタハウジ
ングに嵌合させるようにして行う。両コネクタハウジン
グが嵌合される途中に検知部材を押し込んだ場合には、
検知部材がロックアームまたは一方のコネクタハウジン
グに係止しているため検知位置側への移動が規制されて
待機位置に留められる。両コネクタハウジングが正規嵌
合したら、嵌合作業に引き続いて、例えば電線を握って
いない指を指掛け操作部に掛けて検知部材の移動方向に
向かって下り勾配となる向きへ押し込む。検知部材が検
知位置側へ移動する過程では、指掛け操作部が押し込み
方向に沿った下り勾配となる案内傾斜面によって案内さ
れることで移動動作が円滑なものとなる。このように、
両コネクタハウジングの嵌合作業に引き続いて自然に検
知部材を押し込むことができるから、一連の組付作業性
が良好なものとなる。
【0010】<請求項2の発明>検知部材が待機位置か
ら検知位置に移動される過程で、指掛け操作部が案内傾
斜面上から平行面上に移動するのに伴って、ヒンジによ
り指掛け操作部が本体部に対して回動変位されること
で、指掛け操作部が常に案内傾斜面または平行面に摺接
されるから、移動動作を円滑に案内することができる。
【0011】<請求項3の発明>検知部材を待機位置か
ら押し込む途中の段階では、指を掛けた指掛け操作部の
遊動が許容されている。検知部材が検知位置に達する
と、遊動規制手段によって指掛け操作部が本体部に対し
て遊動不能に拘束されるから、作業者は検知部材が検知
位置に達したことを感得し易くなる。
【0012】<請求項4の発明>検知部材が待機位置に
あるか検知位置にあるかを外観によって識別することが
できるから、検知部材の押し込み作業を確実に行うこと
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図1
ないし図8によって説明する。本実施形態のコネクタ
は、図1に示すように、雄コネクタハウジング10(以
下、単に雄ハウジング10という)に対して、ロックア
ーム33を備えた雌コネクタハウジング20(以下、単
に雌ハウジング20という)が嵌合されるものであり、
このうち雌ハウジング20側に検知部材50が組み付け
られるようになっている。なお、以下では両ハウジング
10,20における嵌合面側を前方とする。また、上下
方向の記載については、図1、図2、図5、図6及び図
7を基準とする。
【0014】雄ハウジング10は、図1及び図2に示す
ように、機器と一体的に形成されるとともに、前方へ突
出する筒状のフード部11を備えている。フード部11
の奥面からは、タブ状の雄端子金具12が複数本(8
本)前方へ突出して設けられている。また、フード部1
1の奥面からは、各雄端子金具12間を仕切るように略
格子状のリーク防止リブ13が突設されており、その前
端位置が雄端子金具12の前端よりも前方に設定されて
いる。フード部11の上面には、雌ハウジング20側の
ロックアーム33が係止可能なロック突部14が上方に
突出して設けられている。なお、このロック突部14
は、後記するロックアーム33の前端部よりも高く形成
されており、その後側には、フード部11の外面よりも
僅かに嵩高となる張出部が形成されている。ロック突部
14の両側方には、レール状のガイドリブ15が一対設
けられ、嵌合時に両ガイドリブ15間に進入されるロッ
クアーム33の進入動作を案内可能となっている。ま
た、フード部11の外側面には、雌ハウジング20側の
ガイド凹部内に進入して嵌合作業を案内可能なガイドリ
ブ16が一対突設されている。
【0015】雌ハウジング20は、雄ハウジング10の
フード部11の内側に嵌合可能な端子収容部21と、フ
ード部11の外側に嵌合可能な外筒部22とを備えてい
る。端子収容部21内には、電線Wに接続された雌端子
金具23を後方から挿入可能なキャビティ24が上下2
段、幅方向に4本ずつ、雄ハウジング10側の雄端子金
具12と対応した位置にそれぞれ並んで設けられてい
る。端子収容部21は、その前半部分が各キャビティ2
4毎に分離して形成されている。雌端子金具23は、雄
端子金具12と導通接続可能な箱型の接続部25と、被
覆の端末にゴム栓26を嵌着した電線Wにゴム栓26ご
とかしめ接続されるバレル部27とを前後に備えてい
る。雌端子金具23は、キャビティ24内に収容される
と、キャビティ24の下面側から突設されたランス28
に係止されることでその抜け止めが図られ、ゴム栓26
がキャビティ24の内周面に密着することでキャビティ
24内が防水される。各電線Wは、端子収容部21の後
端から後方外部へと導出されている。端子収容部21の
前面側には、各ランス28の下方に確保された空間内に
進入してランス28の撓み変形を規制可能な撓み規制部
29を有するフロントリテーナ30が被せ付けられてい
る。このフロントリテーナ30の前面には、雄ハウジン
グ10側のリーク防止リブ13を受け入れ可能な略格子
状の受け溝31が設けられている。また、端子収容部2
1の外周面におけるフロントリテーナ30の後側には、
ゴムリング32が嵌着されており、このゴムリング32
の外周面には、嵌合される雄ハウジング10のフード部
11の内周面が密着して、両ハウジング10,20間の
防水が図られるようになっている。
【0016】端子収容部21の上面における幅方向の中
央には、シーソー状のロックアーム33が突設されてい
る。このロックアーム33は、端子収容部21の上面と
連結される支持部34から両ハウジング10,20の嵌
合方向に沿って前後に延出するアーム部35が設けられ
る構成となっており、支持部34を中心としてアーム部
35が図示上下方向に沿って弾性的に揺動変位可能とさ
れている。また、このアーム部35の後部は、前側と比
べて幅広に形成されている(図3参照)。ロックアーム
33における前端部下面がテーパ状に形成されること
で、両ハウジング10,20を嵌合させる過程でロック
アーム33の前端部が雄ハウジング10側のロック突部
14に乗り上げる動作を案内可能とされ、この乗り上げ
動作に伴ってロックアーム33が弾性的に揺動変位され
るようになっている(図5参照)。ロックアーム33の
前部側には、上下に貫通するロック孔36が設けられて
おり、両ハウジング10,20が正規嵌合されるとこの
ロック孔36内に雄ハウジング10側のロック突部14
が進入可能とされるとともに、ロック突部14の後端面
がロック孔36の前側の孔縁に係止されるようになって
いる(図6参照)。なお、このロック状態では、ロック
アーム33の前端部がロック突部14の後側の張出部に
当接することで、ロックアーム33はやや撓んだ状態に
保持されるようになっている。
【0017】外筒部22は、図1及び図2に示すよう
に、端子収容部21に対して長さ方向の中央よりも後ろ
寄りの位置に連結されるとともに、端子収容部21にお
ける上面の所定領域(ロックアーム33及びその周囲)
を除いた外周面を取り囲む略筒状に形成され、その上部
には、ロックアーム33を挟むようにして一対の保護壁
37が設けられている。両保護壁37は、側方から視て
ロックアーム33の全域を覆う大きさに形成され、その
後端位置がロックアーム33の後端よりも後方に突出し
た位置となっている。両保護壁37の前端上部には、架
橋壁38が架け渡すように連結して設けられている。ま
た、ロックアーム33における幅広状の後部両側面から
は、図3に示すように、一対の補強部39が側方へ突設
されており、その前方への延出端が両保護壁37にそれ
ぞれ連結されている。保護壁37と補強部39との連結
部分の長さ方向における位置がロックアーム33の支持
部34とほぼ同じ位置とされることで、ロックアーム3
3は、揺動変位する際に中央の支持部34に加えて両側
の補強部39によっても支持されるようになっており、
大きな弾性力が得られるようになっている。
【0018】外筒部22の下部後端面(ロックアーム3
3とは上下反対の位置)からは、指掛け部40が後方へ
突出して設けられている。この指掛け部40の下面に
は、雌ハウジング20を雄ハウジング10に嵌合させる
際に、雌ハウジング20の後端から導出する電線Wを束
ねた手のうちの前側の指B(例えば人差し指B)を掛け
ることができるようになっている(図5参照)。この指
掛け部40は、後端部下面が後ろ下がり状に突出するよ
うに形成されることで、指Bを引っ掛けやすくなってい
る。また、この指掛け部40は、上面が端子収容部21
の下面に連結されている。
【0019】ロックアーム33の上面側には、後方から
検知部材50が組み付けられるようになっている。検知
部材50は、おおまかには本体部51の後側に薄肉状の
ヒンジ52によって指掛け操作部53が連結される構成
となっており、指掛け操作部53に指A(例えば親指
A)を掛けて操作することで、後側の待機位置と、前側
の検知位置との間をロックアーム33の上面に沿って前
後に移動可能とされている。また、本体部51よりも指
掛け操作部53の方がやや幅が小さく形成されている。
【0020】本体部51は、図3に示すように、一対の
ガイドアーム54と、その間に配される一本の係止アー
ム55とがそれぞれ両ハウジング10,20の嵌合方向
に沿って前後に延出して形成されるとともに、これら3
本のアーム54,55の後端部を連結して構成されてい
る。両ガイドアーム54は、間にロックアーム33の幅
寸法程度の間隔を空けて配設されており、共に中央の係
止アーム55に接近する向きに撓み変形可能とされてい
る。両ガイドアーム54の側面における前端位置と後端
位置には、後ろ止め突起56と、前止まり突起57とが
それぞれ側方へ突出して設けられている。これら両突起
56,57は、検知部材50をロックアーム33上に組
み付けるのに伴って、両保護壁37に凹み形成されたガ
イド溝41内にそれぞれ進入されて、検知部材50の前
後への移動動作を案内可能となっている。係止アーム5
5は、上下方向、すなわちロックアーム33の変位方向
に沿う向きに弾性変形可能とされており、前端下面に
は、下方に突出する係止突部58が設けられている。
【0021】雌ハウジング20に対して検知部材50を
待機位置に組み付けると、ガイドアーム54は、後ろ止
め突起56がガイド溝41の途中に突設されたストッパ
突起42に係合されることで一旦撓み変形された後に復
帰して、図4に示すように、後ろ止め突起56の後端面
がストッパ突起42の前端面に係止される。なお、後ろ
止め突起56の前端面は、ガイドアーム54を撓み方向
へ案内するようにテーパ状に形成されている。また、ガ
イドアーム54は、自然状態のロックアーム33とは高
さ位置が異なっているため、撓み変形時にロックアーム
33と非干渉となっている。一方、係止アーム55は、
図2に示すように、係止突部58がロック孔36内に進
入するとともに、係止突部58の前端面がロック孔36
の前側の孔縁に係止される。これにより、検知部材50
は、待機位置から前後に移動するのが規制されるように
なっている。また、待機位置では、前止まり突起57の
前端部がガイド溝41内に進入されている(図4参
照)。検知部材50が待機位置に配された状態で、ロッ
クアーム33が弾性的に揺動変位すると、ロックアーム
33の上面に当接された状態の係止アーム55も連動し
て弾性変形され、ロックアーム33と同じ方向に同じ変
位量だけ変位されるようになっている(図5参照)。ま
た、ガイドアーム54は、図4に示すように、幅方向に
ついてロックアーム33と保護壁37との間の位置に配
されているため、上方へ揺動変位するロックアーム33
とは非干渉となっている。
【0022】両ハウジング10,20が正規嵌合され、
ロックアーム33のロック孔36内にロック突部14が
進入した状態では、係止アーム55の係止突部58がロ
ック突部14上に乗り上げて、係止突部58とロック孔
36との係止状態が解除されるようになっている(図6
参照)。この状態から検知部材50が前方の検知位置に
移動されると、ガイドアーム54の前止まり突起57の
前端面がストッパ突起42の後端面に係止される(図8
参照)。一方、係止アーム55の係止突部58がロック
アーム33の前端部の前方に配されて、係止突部58の
テーパ状の後端面59がロックアーム33の前端面に係
止される(図7参照)。これにより、検知部材50は検
知位置から前後に移動するのが規制されるようになって
いる。ここで、係止突部58は、後部に対して前部が大
きく下方へ突出する段付き状に形成されており、検知位
置では、係止突部58の後部下面がロックアーム33の
前端部上面に当接しており、係止アーム55はロックア
ーム33と同様にやや撓んだ状態に保たれるようになっ
ている。係止突部58の前部後端面59は、テーパ状に
形成されることで、ロックアーム33の前端面との係止
状態は、検知部材50に対して所定以上の後ろ向きの力
が作用した場合に解除される、いわゆるセミロックとな
っている。また、検知位置では、ガイドアーム54と係
止アーム55の前端部が共に保護壁37の下方に進入さ
れている。
【0023】さて、ロックアーム33の上面は、図2及
び図3に示すように、幅広状の後部を除いた領域が、ロ
ックアーム33が自然状態のとき嵌合方向に対して略平
行な平行面43として形成され、幅広状の後部の全域が
嵌合方向に対して後ろ上がり状に傾いた案内傾斜面44
として形成されており、これら平行面43と案内傾斜面
44とが連続するように繋げられている。そして、上記
した検知部材50が待機位置に配されたときに、本体部
51が平行面43上に配され、指掛け操作部53が案内
傾斜面44上に配されるようになっている。指掛け操作
部53は、薄肉状のヒンジ52が屈曲することで本体部
51に対して回動変位可能とされており、待機位置で指
掛け操作部53は、図2に示すように、ヒンジ52がや
や屈曲するとともに下面が案内傾斜面44に当接される
ことで、本体部51に対して回動した姿勢に支持されて
いる。詳しくは、指掛け操作部53の下面は、ヒンジ5
2の弾性によって前部側が案内傾斜面44から僅かに浮
いており、後部側のみが案内傾斜面44に当接された状
態となっている。このため、本体部51に対する指掛け
操作部53の傾斜角度は、案内傾斜面44の傾斜角度よ
りも僅かに小さくなっている。指掛け操作部53の後端
面は、ロックアーム33の後端面に対して所定角度(本
体部51に対する指掛け操作部53の傾斜角度)だけ傾
いており、図2における斜め上方を向いている。また、
指掛け操作部53の後端下部は、ロックアーム33の後
端よりもやや後方へ突出しており、後端上部の角部分
は、保護壁37よりも上方に突出して配されている。従
って、待機位置に配された検知部材50は、側方から視
認可能とされている。
【0024】上述したように、両ハウジング10,20
の嵌合作業を行う際には、図5に示すように、雌ハウジ
ング20の後端から導出する電線Wを後側の3本の指C
で束ねつつ、前側の指B(例えば人差し指B)を下側の
指掛け部40に引っ掛けるようにしている。この状態で
上側に配される指A(例えば親指A)については待機位
置とされた検知部材50の指掛け操作部53における上
側の角部分から後端面にわたる領域に添えるようにして
いる。そして、検知部材50を移動させる際には、指掛
け操作部53に掛けた指Aをそのまま図6に示す矢線Y
方向に沿って振り下ろすようにしている。この指Aの振
り下ろし方向、すなわち検知部材50の押し込み方向
は、検知部材50の移動方向に向かって下り勾配となる
向きであり、なおかつ案内傾斜面44に沿った向きとな
っている。
【0025】検知部材50が検知位置に配されたとき、
指掛け操作部53は、図7に示すように、その全域が平
行面43上に配されるようになっている。このとき、指
掛け操作部53は、下面が嵌合方向と平行な平行面43
に当接されており、ヒンジ52は真っ直ぐに延びた状態
となっている。なお、指掛け操作部53が案内傾斜面4
4上から平行面43上に移動される過程では、ヒンジ5
2が屈曲した形状から真っ直ぐな形状に変形されること
で、指掛け操作部53は本体部51に対して回動変位さ
れて、常にロックアーム33の上面との接点が保たれる
ようになっている。また、検知位置で指掛け操作部53
の上面である解除用操作面60は、下面に対して後ろ上
がり状に傾斜するように形成されており、検知位置から
待機位置側へ移動させる操作がし易くなっている。なお
解除用操作面60の下面に対する傾斜角度は、案内傾斜
面44の傾斜角度よりも大きく設定されている。また、
指掛け操作部53の後端上部の角部は、保護壁37の上
面と面一となる位置かあるいは若干下側に配されてい
る。従って、検知位置に配された検知部材50は、側方
から視て保護壁37により完全に隠されるようになって
いる。
【0026】指掛け操作部53の側面には、一対の遊動
規制突部61が側方へ突出して設けられている。この遊
動規制突部61は、指掛け操作部53の全長にわたって
形成されるとともに、ヒンジ52が真っ直ぐに延ばされ
た状態で、嵌合方向に対して平行なレール状に形成され
ている。また、遊動規制突部61は、その突出端が前方
の後ろ止め突起56及び前止まり突起57とほぼ同じ位
置に設定されている。そして、検知部材50が検知位置
に移動されるのに伴って、ガイド溝41内に進入され
て、指掛け操作部53の本体部51に対する遊動を規制
できるようになっている。つまり、指掛け操作部53
は、検知位置に至るまでの間は、ヒンジ52により本体
部51に対して遊動可能とされており、検知位置に至る
と共に雌ハウジング20に拘束されるようになってい
る。なお、これら遊動規制突部61及びガイド溝41が
特許請求の範囲に記載した遊動規制手段に相当してい
る。
【0027】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。検知部材50を雌ハウ
ジング20に対して待機位置に組み付けた状態で、雌ハ
ウジング20を雄ハウジング10に嵌合させる。このと
き、雌ハウジング20を片手で持って雄ハウジング10
に嵌合させるには、例えば雌ハウジング20の後端から
導出する電線Wを後側の3本の指Cで一纏めに束ねると
ともに、人差し指Bを下方から指掛け部40に引っ掛
け、且つ親指Aを指掛け操作部53の上端の角部から後
端面にわたる領域に添えた状態で嵌合作業を行う(図5
参照)。
【0028】雌ハウジング20の端子収容部21と外筒
部22との間に雄ハウジング10のフード部11が嵌合
されると、雄端子金具12がキャビティ24内に前方か
ら挿入されるとともに、リーク防止リブ13がフロント
リテーナ30の受け溝31内に進入される。そして、ロ
ックアーム33の前端部がロック突部14上に乗り上げ
るのに伴って、図5に示すように、ロックアーム33が
支持部34を中心として弾性的に揺動変位され、前側が
上方へ、後側が下方へ変位される。このロックアーム3
3の揺動変位に連動して、検知部材50の係止アーム5
5が上方へ弾性変形してロックアーム33と同じ変位量
だけ変位される。この状態では、係止突部58の前端面
がロック孔36の前側の孔縁に係止しているので、仮に
検知部材50を前方へ押し込んだとしても、検知部材5
0の前方への移動動作は規制されるようになっている。
これにより両ハウジング10,20が半嵌合であること
を検知できる。
【0029】両ハウジング10,20が正規深さまで嵌
合されると、図6に示すように、両端子金具12,23
が正規の接続状態に至ると共に、ロックアーム33の前
端部がロック突部14の後側に達して、ロックアーム3
3が弾性復帰し、ロック孔36内にロック突部14が進
入されて、ロック孔36の前側の孔縁にロック突部14
の後端面が係止される。これにより、両ハウジング1
0,20は正規の嵌合状態から離間不能に保持される。
このとき、フード部11の上面とロックアーム33の下
面とが衝合するのに伴う衝合音が発生されるので、作業
者は両ハウジング10,20が正規嵌合されたことを感
得し易くなっている。なお、ロックアーム33は自然状
態までは復帰せず、やや撓んだ状態で保持されている。
一方、係止アーム55は、係止突部58がロック突部1
4に乗り上げて、弾性変形されたままになっており、先
に弾性復帰したロックアーム33のロック孔36に対し
て係止突部58が完全に解離される。またこの正規嵌合
状態では、フード部11の前端内周面がゴムリング32
をやや圧縮した状態で密着して、両ハウジング10,2
0間の防水が図られるとともに、リーク防止リブ13が
受け溝31内に嵌合されることで、隣り合う組の雄雌両
端子金具12,23同士が隔離されて、キャビティ24
間の防水が図られる。
【0030】嵌合作業に引き続いて、指掛け操作部53
に掛けた親指Aを図6に示す矢線Y方向に沿って振り下
ろして検知部材50を前方へ押し込むと、ロックアーム
33との係止状態が解除された検知部材50が前方へ移
動される。この移動過程では、本体部51が平行面43
上を真っ直ぐに前方へ移動するのに対し、指掛け操作部
53は、前方に向かって下り勾配となる案内傾斜面44
に沿って円滑に移動される。このとき、指掛け操作部5
3は、ヒンジ52により本体部51に対して回動変位さ
れることで、常にその下面が案内傾斜面44との接点を
保ちつつ移動される。そして、指掛け操作部53の後端
が平行面43上に至ると、指掛け操作部53は、ヒンジ
52が真っ直ぐに延びる状態まで本体部51に対して回
動変位され、その下面の全域が平行面43に当接され
る。つまり、指掛け操作部53は、待機位置から検知位
置に至るまでの間、常にロックアーム33の上面である
案内傾斜面44及び平行面43に摺接されて、その移動
動作が案内されるようになっている。
【0031】検知部材50が検知位置に達すると、図8
に示すように、前止まり突起57がストッパ突起42に
係止されて、それ以上の前方への移動動作が規制される
とともに、図7に示すように、係止突部58がロックア
ーム33の前端部の前方に達し、係止アーム55が弾性
復帰して、係止突部58のテーパ状の後端面59がロッ
クアーム33の前端面に係止される。これにより、検知
部材50は検知位置から後側へセミロック状態で抜け止
めされる。このとき、図8に示すように、遊動規制突部
61がガイド溝41内に進入されることで、指掛け操作
部53は、本体部51に対して遊動不能な状態に拘束さ
れる。この指掛け操作部53は、検知位置に至るまでの
間は本体部51に対して遊動が許容されているから、作
業者は指掛け操作部53の遊動が規制されたのを感得す
ることで、検知部材50が検知位置に至ったことが判
る。しかも、検知部材50の指掛け操作部53は、検知
位置に至るまでの間は保護壁37の上方に突出してい
て、検知位置に至ると側方から視て保護壁37によって
完全に隠されているから、検知部材50の指掛け操作部
53を側方から視認できるか否かによっても検知部材5
0を検知位置まで押し込んだかどうかを確認することが
でき、押し込み作業を確実に行うことができる。なお、
係止アーム55は、図7に示すように、ロックアーム3
3と同様にやや撓んだ状態に保持されている。また、係
止アーム55及びガイドアーム54の前端部が架橋壁3
8の下方に進入した状態となっている。
【0032】一方、メンテナンスなどの事情により両ハ
ウジング10,20を取り外す場合には、解除用操作面
60に指を掛けつつ所定以上の力で後方へ向けて押圧操
作すると、係止突部58のテーパ状の後端面59とロッ
クアーム33の前端面との係止状態が解除されつつ、検
知部材50が後退変位されて、係止アーム55が弾性変
形される(図6参照)。検知部材50を待機位置まで移
動させた後、引き続いて、解除用操作面60を下方へ押
圧して、ロックアーム33が支持部34を中心に前側を
上方へ後側を下方へ揺動変位させて、ロック突部14と
の係止状態が解除させてから(図5参照)、両ハウジン
グ10,20を引き離すようにする。
【0033】以上説明したように本実施形態によれば、
検知部材50の移動時に指掛け操作部53が摺接される
案内傾斜面44は、指掛け操作部53を押し込む方向
(図6に示す矢線Y方向)に沿って下り勾配となるよう
に傾斜して形成されることで、検知部材50の移動動作
を円滑に案内できるようになっているから、両ハウジン
グ10,20の嵌合作業に引き続いて自然に検知部材5
0を押し込むことができ、一連の組付作業性が良好なも
のとなる。
【0034】しかも、指掛け操作部53は、ヒンジ52
により本体部51に対して回動変位可能とされること
で、指掛け操作部53が案内傾斜面44から平行面43
に至る過程で常にロックアーム33の上面に摺接される
から、移動動作を円滑に案内することができる。
【0035】さらには、指掛け操作部53は、検知位置
に至るまでの間は、ヒンジ52により常に本体部51に
対して遊動が許容される一方、検知位置に至ると、指掛
け操作部53から突設された遊動規制突部61がガイド
溝41内に進入して、指掛け操作部53の本体部51に
対する遊動状態が規制されるから、作業者は検知部材5
0が検知位置に達したか否かを感得し易くなる。
【0036】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、嵌合作業時に雌ハウジン
グを持つ手のうち、後側の3本の指で電線を束ねて、人
差し指を指掛け部に掛け、親指を検知部材の指掛け操作
部に掛けるようにした場合を示したが、各指の配置はこ
れに限らず、例えば、電線を人差し指以外の指で束ねつ
つ、人差し指を検知部材の指掛け操作部に掛けるように
してもよく、またそれ以外にも各指の配置を作業者が適
宜変更することができる。
【0037】(2)上記した実施形態では、両ハウジン
グが正規嵌合に至るまでの間、係止アームがロックアー
ムに係止されることで検知部材が待機位置に留められる
場合について示したが、検知部材がロックアームではな
く雌ハウジングに係止される形態のものも本発明に含ま
れる。
【0038】(3)上記した実施形態では、雄ハウジン
グが機器と一体的に形成されたものについて示したが、
例えば雄ハウジングが機器から導出した電線の端末部分
に設けられるタイプのものであったり、また雄ハウジン
グが中継コネクタであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る両ハウジングと検知
部材の斜視図
【図2】雄ハウジングと検知部材を待機位置に組み付け
た雌ハウジングの側断面図
【図3】雌ハウジングと検知部材の平面図
【図4】検知部材を雌ハウジングに対して待機位置に組
む付けた状態を示す平面図
【図5】両ハウジングを嵌合させる途中の状態を示す側
断面図
【図6】両ハウジングが正規に嵌合された状態を示す側
断面図
【図7】検知部材を検知位置へ移動させた状態を示す側
断面図
【図8】検知部材を検知位置へ移動させた状態を示す平
面図
【図9】従来例の斜視図
【図10】従来例の側断面図
【符号の説明】
10…雄ハウジング(他方のコネクタハウジング) 20…雌ハウジング(一方のコネクタハウジング) 33…ロックアーム 37…保護壁 41…ガイド溝(遊動規制手段) 43…平行面 44…案内傾斜面 50…検知部材 51…本体部 52…ヒンジ 53…指掛け操作部 61…遊動規制突部 A…指

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジ
    ングのうち、一方のコネクタハウジングの上面には、両
    コネクタハウジングが嵌合される途中では撓み変形さ
    れ、正規嵌合に至ると弾性復帰して他方のコネクタハウ
    ジングに係止して前記両コネクタハウジングを嵌合状態
    に保持可能なロックアームが両コネクタハウジングの嵌
    合方向に沿って延出して設けられ、このロックアームの
    上面側には、その上面に沿って後側の待機位置と前側の
    検知位置との間を移動可能とされるとともに、前記両コ
    ネクタハウジングが正規嵌合に至るまでは前記ロックア
    ームまたは前記一方のコネクタハウジングに係止される
    ことで、前記待機位置に留められ、正規嵌合に至るとそ
    の係止状態が解除されて前記検知位置側への移動が許容
    される検知部材が組み付けられているものにおいて、 前記検知部材には、移動時に指を掛けて押し込み操作可
    能な指掛け操作部が設けられるとともに、前記検知部材
    が移動される過程で前記指掛け操作部が摺接される前記
    ロックアームの上面には、前記指掛け操作部を前記検知
    部材の移動方向に向かって下り勾配となる向きに沿って
    押し込むのに伴って前記指掛け操作部を案内可能とされ
    るとともに、その押し込み方向に沿った下り勾配となる
    ように傾斜した案内傾斜面が設けられていることを特徴
    とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記検知部材が本体部の後側に前記指掛
    け操作部がヒンジによって連結される構成となっている
    一方、前記案内傾斜面が前記ロックアームの上面におけ
    る後端側にのみ形成されて、その前側には嵌合方向に沿
    って略平行な平行面が形成されており、 前記指掛け操作部は、前記検知部材が前記待機位置のと
    きは前記案内傾斜面上に配され、前記検知位置のときは
    前記平行面上に配されるようになっているとともに、前
    記案内傾斜面側から前記平行面側へ移動される過程で、
    常に案内傾斜面または平行面との接点を保つように前記
    ヒンジによって前記本体部に対して回動変位可能とされ
    ていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記指掛け操作部は、押し込み途中の段
    階では前記ヒンジにより前記本体部に対して遊動可能と
    されており、 前記指掛け操作部と前記一方のコネクタハウジングとに
    は、前記検知部材が前記検知位置に至るのに伴って互い
    に係合することで、前記指掛け操作部を前記本体部に対
    して遊動不能な状態に拘束可能な遊動規制手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記ロックアームの側方には、ロックア
    ームを保護する保護壁が突設されており、 この保護壁は、前記検知部材が前記待機位置に配された
    ときに、前記指掛け操作部が前記保護壁の上方へ突出
    し、前記検知部材が前記検知位置に配されたときに、前
    記指掛け操作部が前記保護壁と同じかあるいはそれより
    も下側に位置するような高さに設定されていることを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコ
    ネクタ。
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