JP2004103551A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】検知部材の耐久性を高める。
【解決手段】検知部材50には撓み係止片58が突設される。両ハウジング10,20が嵌合されると、ロックアーム30が傾動し、係合部38により検知部材50が後方に戻される。この状態では検知部材50が押し込めず、それを以て半嵌合状態が検知される。正規嵌合されると、ロックアーム30が復動して被係止部35が係止部15の裏側に嵌まってロックされる。このとき、撓み係止片58の頭部59が係止部15のテーパ状のガイド面15Bの直前に対向する。したがって検知部材50を押し込むと、ガイド面15Bで案内されて撓み係止片58を撓み変形させつつ検知位置まで押し込まれる。これを以て両ハウジング10,20が正規嵌合したことが検知される。撓み係止片58が撓み変形するのは、嵌合検知を行うべく検知部材50が押し込まれたときに限られる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、嵌合検知機能を備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、嵌合検知機能を備えたコネクタの一例として、特開平3−280370号公報に記載されたものが知られている。
これは、図22(A)に示すように、一対のハウジング1,2の一方に弾性的に傾動可能なロックアーム3が、他方に係止部4がそれぞれ設けられ、両ハウジング1,2が正規嵌合された場合に、ロックアーム3に設けられた被係止部3Aに係止部4が係止することで両ハウジング1,2がロックされるようになっている。また、上記のロックアーム3に沿って検知部材5が進退可能に装着されており、この検知部材5に、ロックアーム3の被係止部3Aを受けつつこれに当たるストッパ7を先端に備えた撓み変形可能な検知アーム6が設けられた構造となっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平3−280370号公報
【0004】
そして両ハウジング1,2の嵌合途中では、係止部4を通過することでロックアーム3並びにストッパ7を介して検知アーム6が一体的に撓み変形し、この嵌合途中で検知部材5が押し込まれると、ストッパ7が被係止部3Aに当たっていることで押し込みが規制され、これを以て両ハウジング1,2が半嵌合状態にあることが検知される。一方、両ハウジング1,2が正規嵌合されると、同図(B)に示すように、ロックアーム3が復動しつつその被係止部3Aが係止部4に係止してロックされるとともに、ストッパ7に対する被係止部3Aの規制が解除されることで、検知アーム6すなわち検知部材5の押し込みが許容され、これを以て両ハウジング1,2が正規嵌合されたことが検知されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに上記従来のものでは、嵌合状態の検知を行うべく検知部材5を押し込んだ場合に検知アーム6が撓み変形することはやむを得ないにしろ、両ハウジング1,2の嵌合操作時にロックアーム3が傾動した場合にも、それに伴って検知アーム6が撓み変形する構造となっているため、それだけ検知アーム6が撓み変形する時間が余分に取られ、変形の支点部分等に過剰な負荷が掛かる結果となって耐久性に劣るという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、検知部材の耐久性を高めるところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングを備え、一方のコネクタハウジングにはロックアームが、他方のコネクタハウジングには、前記ロックアームの被係止部に係止可能な係止部がそれぞれ設けられ、両コネクタハウジングは前記ロックアームを弾性的に傾動させつつ嵌合され、正規嵌合に至ると前記ロックアームが復動してその被係止部に前記係止部が係止することにより両コネクタハウジングがロックされるようになっているとともに、前記一方のコネクタハウジングには検知部材が進退可能に装着され、この検知部材の待機位置側から前方の検知位置に向けての押し込みの可否により両コネクタハウジングの嵌合状態を検知するようにしたコネクタにおいて、前記検知部材には撓み係止片と当接手段とが設けられ、前記撓み係止片は、両コネクタハウジングの嵌合前から嵌合初期には元位置にある前記ロックアームの被係止部と対向してこの検知部材の押し込みを規制し、また前記当接手段は、両コネクタハウジングの嵌合途中で傾動している前記ロックアームと対向して同検知部材の押し込みを規制するように機能し、かつ前記係止部には、前記ロックアームが復動して前記被係止部に係止した場合に前記撓み係止片と対向し、前記検知部材が押し込まれた場合に前記撓み係止片を当てて撓み変形させつつその押し込みを許容するガイド面が形成されている構成とした。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記当接手段には、前記両コネクタハウジングの嵌合途中で前記ロックアームが傾動する際にこのロックアームと係合し、前記検知部材を前記撓み係止片と前記被係止部とによる押込み規制位置から待機位置へ後退移動させるカム面が設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記一方のコネクタハウジングには戻り規制部が形成されているとともに、前記検知部材には撓み規制片が形成されており、前記検知部材が前記撓み係止片と前記被係止部とによる押込み規制位置にある状態では、前記撓み規制片と前記戻り規制部とが当接することで、前記検知部材の待機位置側への後退が規制され、前記両コネクタハウジングの嵌合過程では、傾動する前記ロックアームの係合により前記撓み規制片が弾性撓みしつつ前記戻り規制部から解離することで、前記検知部材の待機位置側への後退が許容されるようになっているところに特徴を有する。
【0008】
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記当接手段が、前記撓み規制片と、前記一方のコネクタハウジングに形成された当接部とからなり、前記ロックアームが傾動している半嵌合状態で前記検知部材を押し込んだときには、前記ロックアームに押された前記撓み規制片が前記当接部に当接して撓み規制されることで、前記検知部材の押込みが規制されるようにしたところに特徴を有する。
【0009】
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記検知部材には、前記検知部材が検知位置まで押し込まれた場合に、前記ロックアームを傾動操作するための操作部の裏側に入り込んでその傾動を規制する規制面が形成されているところに特徴を有する。
【0010】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
検知部材が待機した状態で両コネクタハウジングが嵌合され、ロックアームが傾動するまでは、撓み係止片がロックアームの被係止部に当たるので、元位置にある検知部材の押し込みが規制される。両コネクタハウジングは、途中からロックアームを傾動させつつ嵌合され、この嵌合途中で検知部材が押し込まれると、当接部が傾動しているロックアームに当たることで押し込みが規制され、これを以て両コネクタハウジングが半嵌合状態にあることが検知される。一方、両コネクタハウジングが正規嵌合されると、ロックアームが復動しつつその被係止部が係止部に係止してロックされ、このとき係止部のガイド面が撓み係止片と対向する。したがって検知部材が押し込まれると、撓み係止片がガイド面に当たってそれに沿うように撓み変形しつつ検知位置への押し込みが許容され、これを以て両コネクタハウジングが正規嵌合されたことが検知される。
検知部材に備えられた撓み係止片は、嵌合状態を検知すべく押し込み操作された場合にのみ撓み変形する構造であるから、変形の支点部分等に過剰な負荷が掛かることが回避され、もって耐久性を高めることができる。
【0011】
<請求項2の発明>
両コネクタハウジングが嵌合されることに伴ってロックアームが傾動した場合に、ロックアームがカム面と係合することで、検知部材を撓み係止片と被係止部とによる押込み規制位置から待機位置へ後退させる。そのため嵌合状態の検知を行う場合に、検知部材を大きなストロークで押し込むことができ、嵌合検知をより明確に行うことができる。
<請求項3の発明>
検知部材は、両ハウジングの嵌合に伴ってロックアームが傾動する過程で、撓み係止片と被係止部とによる押込み規制位置から待機位置へ後退するようになっているため、両コネクタハウジングが未嵌合のときに、押込み規制位置にある検知部材が待機位置側へ自由に後退できるようになっていると、検知部材が前後にガタ付きを生じることが懸念される。しかし本発明では、押込み規制位置にある検知部材は、撓み規制片と戻り規制部との係止によって待機位置側への移動を規制されているので、前後方向への遊動(ガタ付き)が阻止され、押し込み位置に確実に保持される。
【0012】
<請求項4の発明>
撓み規制片は、戻り規制部からの解離時に、傾動するロックアームと係合するようになっているので、ロックアームが傾動した状態で検知部材の押込みを規制する当接手段として利用することができるが、この場合、撓み規制片は、弾性撓みするため、単独では検知部材の押込みを規制するストッパとして機能させることは困難である。しかし、本発明では、撓み規制片を当接部に当接させて撓み規制しているので、ストッパとしての機能を確実に発揮させることができる。
【0013】
<請求項5の発明>
検知部材が検知位置まで押し込まれた場合に、規制面がロックアームの操作部の裏側に回り込む。従って、ロックアームが誤って傾動されてロックが解除される事態が起きることが防止される。いわゆる二重ロックされた状態となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1を図1ないし図9に基づいて説明する。
この実施形態1では、図1に示すように、互いに嵌合される雄側のコネクタハウジング10(以下、雄ハウジングという)と、雌側のコネクタハウジング20(以下、雌ハウジングという)とから構成されている。
雄ハウジング10は合成樹脂製であって、横長のフード状をなして機器の外壁から一体的に突設されており、その奥面からは、機器内に設けられたプリント回路基板等と接続されたタブ状をなす複数の雄端子11が、上下二列に整列して突出している。
【0015】
次に、雌ハウジング20側について説明する。雌ハウジング20は、同じく合成樹脂製であって、概ね上記した雄ハウジング10内に嵌合可能なブロック状に形成されており、その内部には、図2にも示すように、電線Wの端末に固着された雌端子21を後方から挿入可能とした複数のキャビティ22が、上下二段となって雄端子11の配列と対応して形成されている。各キャビティ22の天井面または底面には一次係止用のランス23が設けられている。
【0016】
雌ハウジング20の前面には、フロントタイプのリテーナ25が装着可能とされており、リテーナ25はまず、図3に示す仮係止位置に装着され、この場合は、上下両縁に設けられた突入部26がランス23の撓み空間27の前方に退避している。したがって、リテーナ25が仮係止位置にある状態から雌端子21が対応するキャビティ22内に挿入されると、ランス23を撓み空間27に向けて撓み変形させつつ押し込まれ、正規位置まで挿入されると、ランス23が復元変形してあご部21Aに掛かることで一次係止される(図1参照)。すべての雌端子21の挿入が完了したら、リテーナ25を仮係止位置から図1に示す本係止位置に押し込むと、突入部26が撓み空間27に突入することでランス23の撓み変形が規制され、雌端子21は抜け方向に間接的に二重係止されるようになっている。
【0017】
雌ハウジング20の上面には、相手の雄ハウジング10との間を正規の嵌合状態にロックするためのロックアーム30が一体的に形成されている。ロックアーム30は、図4にも示すように、雌ハウジング20の上面の前縁における幅方向の中央部から立ち上がり、間に溝31を挟んだ二股状となって後方に向けて延出しており、前縁の立ち上がり部分を支点32として、延出端側が下面側の変位空間33に向けて傾動可能となっている。ロックアーム30の延出端は一段高くなったところで連結され、ロックアーム30を強制的に傾動操作することに用いる操作部34が形成されている。
【0018】
ロックアーム30の溝31内の延出端側に寄った位置には、被係止部35が形成されている。被係止部35の延出端側(図1の右側)の面が、切り立った係止面35Aとなっている一方、反対側の面はテーパ状のガイド面35Bとなっている。この溝31のうち、被係止部35の係止面35Aから少し先の領域では、段差状に拡幅部31Aが形成されて延出端側に開口している。また、操作部34の両外側面には、短寸のほぼ円柱状をなす係合部38が突設されている。
ロックアーム30の左右両側には、前後方向に延出した左右一対の保護壁40が所定の間隔を開けて形成されている。保護壁40の後端側(図1の右側)の上面には、ロックアーム30の係合部38の上動を規制する鈎状の押さえ部41が向き合って形成され、ロックアーム30が反り返る方向に過度に傾動することを規制するようになっている。
【0019】
一方、上記した相手の雄ハウジング10の天井面には、自然状態にあるロックアーム30の上面が摺接可能な摺接面13が形成されており、この摺接面13におけるロックアーム30の溝31と対応した位置には、溝31とほぼ同じ幅を持った突条14が先端側に向けて次第に下り勾配となった形態で形成されており、この突条14の先端には、ロックアーム30の被係止部35に係止可能な係止部15が下向きに突設されている。係止部15の後面(図1の左側)が、オーバーハング状に切り立った係止面15Aとなっている一方、前面がテーパ状のガイド面15Bとなっている。
【0020】
したがって詳しくは後記するが、雌ハウジング20が雄ハウジング10内に嵌合されると、途中でロックアーム30の被係止部35と係止部15とのガイド面35B,15B同士が当たって、ロックアーム30が弾性的に傾動されつつ押し込まれ(図6参照)、雌ハウジング20が正規位置まで押し込まれると、被係止部35が係止部15を通過することで、ロックアーム30が復動して被係止部35が係止部15の裏側に嵌まり込み(図8参照)、両ハウジング10,20が嵌合状態にロックされるようになっている。
【0021】
上記したロックアーム30の変位空間33には、両ハウジング10,20の嵌合状態を検知する検知部材50が装着されている。検知部材50は、合成樹脂材によって図5に示す形状に形成されている。より詳細には、変位空間33の横幅にほぼ等しい幅を持って前後方向にやや細長い基板51を備えており、その前部側の領域には窓孔52が開口されて枠状に形成されている。枠53の前側の両角にはC面54が形成されているとともに、左右の枠53Aの外面には突起56が左右対称に突設されている。この突起56は、後面側が切り立った面で、前面側がテーパ面とされている。
【0022】
一方、変位空間33の左右の内側壁における底部側には、図4にも示すように、それぞれ突起56を摺動可能なガイド溝43が前後方向を向いて形成されている。したがって検知部材50は、両突起56をガイド溝43に嵌めて案内されつつ、変位空間33の底面に沿って前後方向に進退可能に装着されるようになっている。なお、両ガイド溝43内の後端寄りの位置には、検知部材50の突起56に係止可能な抜け止め突部44が形成されている。この抜け止め突部44は、前面側が切り立った面で、後面側がテーパ面とされている。
【0023】
検知部材50の基板51上における窓孔52の後縁の位置には、撓み係止片58が突設されている。この撓み係止片58は、ロックアーム30の溝31の拡幅部31A内に嵌合可能な幅を持ち、前方の斜め上方を向いた姿勢で形成されている。撓み係止片58の先端には、上面がほぼ半円形状となって膨出した頭部59が形成されており、常には撓み係止片58の頭部59は、自然状態にあるロックアーム30の溝31の拡幅部31A内に臨むことができる高さに位置している(図1参照)。また、この撓み係止片58の頭部59がロックアーム30の溝31の段差部36に当たることで、検知部材50の押し込みが規制されるようになっている。
【0024】
検知部材50の基板51の後部側の領域における左右の側縁には、上記した撓み係止片58よりも少し背の低い当接壁60(本発明の構成要件である当接手段)が立ち上がり形成されている。この当接壁60の手前側の端面は、前方に向けて急な下り勾配をなすカム面61となっており、後記するように、ロックアーム30が傾動した場合に、その操作部34の両外側面に突設された係合部38が係合可能となっている。また、当接壁60の上面は、上記の係合部38が当たることで操作部34の押し下げ動作を規制する規制面62となっている。
なお、雌ハウジング20の前面には、検知部材50の枠53Aを強制的に撓み変形させるべく治具の挿入口46がガイド溝43の前端に連通して形成されている。また、検知部材50の基板51の後縁には、検知部材50を押し込んだり、あるいは戻し操作する場合に指を引っ掛ける等に使用する背の高い後面壁64が立ち上がり形成されている。
【0025】
続いて、本実施形態の作用を説明する。
まず、雌ハウジング20に対して検知部材50が組み付けられる。それには、図2の矢線に示すように、左右の突起56をガイド溝43に合わせるようにして検知部材50を変位空間33の底面に沿って押し込む。途中で突起56がガイド溝43内に設けられた抜け止め突部44に当たり、左右の枠53Aを内方に撓み変形させつつ押し込まれる。突起56が抜け止め突部44を越えたところで枠53Aが元形に復元して突起56が再びガイド溝43に嵌まり、そののちなお押し込まれて、図3に示すように、撓み係止片58の頭部59がロックアーム30の溝31の段差部36に当たることで押し込みが停止される。これが、検知部材50の装着位置となる。
一方、既述したように、リテーナ25が仮係止位置に装着された状態(図3)で、雌端子21が対応するキャビティ22内に挿入されてランス23により一次係止され、さらにリテーナ25が本係止位置に押し込まれることで、図1に示すように雌端子21が二重係止されて収容される。
【0026】
このように雌ハウジング20に対して検知部材50が装着され、かつ雌端子21が収容されたら、雌ハウジング20が、図1の矢線に示すように雄ハウジング10内に嵌合される。嵌合が進むと、途中でロックアーム30の被係止部35と係止部15とのガイド面35B,15B同士が当たってロックアーム30が傾動しつつ押し込まれ、嵌合の終盤に近くなると、図6に示すように、被係止部35が係止部15を乗り越えつつ押し込まれる。また、ロックアーム30が傾動することに伴い、図7に示すように、係合部38が検知部材50の当接壁60のカム面61を押圧し、検知部材50をガイド溝43に沿って後退させる。
【0027】
このように、両ハウジング10,20の嵌合操作が終盤に近付くと、雄雌の端子金具11,21同士の接続も深くなって相当の抵抗を覚えるため、正規嵌合されたものと勘違いして嵌合操作を停止する場合があり得る。この場合、検知部材50を押し込み操作すると、図7に示すように、当接壁60のカム面61がロックアーム30の係合部38を押圧するのであるが、図6に示すように、被係止部35が係止部15の下側に潜り込んでロックアーム30が元姿勢へ向けて傾動することが規制され、すなわち固定状態にあるため、検知部材50の押し込みが規制され、これを以て両ハウジング10,20が半嵌合状態にあることが検知される。
【0028】
一方、雌ハウジング20が正規位置まで押し込まれると、被係止部35が係止部15を通過することで、ロックアーム30が元姿勢に復動し、図8に示すように、被係止部35が係止部15の裏側に嵌まることで、両ハウジング10,20が嵌合状態にロックされる。それとともにこれまでに、係合部38がカム面61を押圧することで検知部材50はさらに後退され、突起56が抜け止め突部44に係止されて抜け止めされる。これが検知部材50の待機位置であって、先の装着位置(図3)と比較すると、寸法(L1−L0)だけ検知部材50が後退したことになる。
また検知部材50が待機位置に後退した場合、撓み係止片58の先端の頭部59が、係止部15のテーパ状のガイド面15Bの直前に対向した状態となる。
【0029】
この場合、検知部材50を押し込むと、撓み係止片58の頭部59が係止部15のガイド面15Bに押し付けられ、ガイド面15Bに沿うように撓み係止片58が撓み変形して、頭部59が係止部15さらには被係止部35の下面を通過しつつ押し込まれる。図9に示すように、後面壁64の上端がロックアーム30の操作部34に当たるまで押し込まれると、撓み係止片58の頭部59が係止部15を越えるため、撓み係止片58が元姿勢に復元し、頭部59が係止部15の裏側に係止して検知部材50が抜け止めされる。これが検知位置であって、検知部材50がこの検知位置まで押し込まれたことを以て、両ハウジング10,20が正規嵌合されたことが検知される。
また、検知部材50が検知位置まで押し込まれた場合は、当接壁60の上面である規制面62が、ロックアーム30の係合部38の直下に位置するため、誤って操作部34を押圧したとしても、係合部38が規制面62に当たって操作部34の押し込み、すなわちロックアーム30の傾動が規制され、不用意にロック解除されることが防止される。
【0030】
メンテナンス等において両ハウジング10,20の嵌合を外す場合は、後面壁64の上端とロックアーム30の操作部34との間に、指の爪や治具を入れて後面壁64を後方に引くと、頭部59の上面がほぼ半円形でセミロック構造となっているから、撓み係止片58を撓み変形させて係止部15と被係止部35の下面を通過させつつ、図8に示すように、検知部材50は待機位置またはその近くまで戻される。
このとき、当接壁60の規制面62が係合部38の下面から後方に離反するから、操作部34を押圧することでロックアーム30が傾動させられ、被係止部35が係止部15の下方に外れてロックが解除された状態となる。この状態から雌ハウジング20を後方に引けば、雄ハウジング10から外される。
なお、さらに検知部材50を外す場合は、雌ハウジング20の前面の挿入口46から治具を入れて、突起56の設けられた左右の枠53Aを内方に撓み変形させることで抜け止め突部44に対する係止を解除し、引き続いて検知部材50を後方に引き抜けばよい。
【0031】
以上説明したように本実施形態によれば、検知部材50に備えられた撓み係止片58は、両ハウジング10,20の嵌合状態を検知すべく押し込み、または戻し操作された場合にのみ撓み変形し、ロックアーム30と一体的には撓み変形することがない構造となっているから、変形する際の支点部分となる撓み係止片58の付け根部分等に過剰な負荷が掛かることが回避され、もって耐久性を高めることができて、繰り返し嵌合検知機能を発揮させることができる。
また、検知部材50の押し込み操作を行うことに先立ち、検知部材50を初めの装着位置よりも後方の待機位置に後退させ、この待機位置から改めて検知部材50の押し込み操作を行うようになっているから、検知部材50を検知位置に向けてより大きなストロークで押し込むことができ、嵌合検知をより明確に行うことができる。
【0032】
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図10乃至図21を参照して説明する。
本実施形態2のコネクタは、互いに嵌合される雄側ハウジング70(本発明の構成要件である他方のコネクタハウジング)と、雌側ハウジング80(本発明の構成要件である一方のコネクタハウジング)とから構成されている。
雄側ハウジング70は合成樹脂製であって、角筒状のフード状を有しており、このフード部71内に雌側ハウジング80が嵌入されるようになっている。フード部71の奥端面からは、雄端子金具72の先端のタブ72aが前方へ突出している。フード部71の上面壁の開口縁(前端部)には、内向き(下向き)に突出する係止部73が形成され、係止部73における前側(フード部71に進入する雌側ハウジング80と対向する側)の面は、両ハウジング70,80の嵌合方向に対して斜め方向のガイド面73aとなっており、係止部73の後側の面は、両ハウジング70,80の嵌合方向に対して直角な係止面73bとなっている。
【0033】
次に、雌側ハウジング80について説明する。雌側ハウジング80は、合成樹脂製であって、全体としてフード部71に嵌合可能な略ブロック状に形成されている。雌側ハウジング80内には雌端子金具81が収容されており、雌側ハウジング80をフード部71に嵌合すると、タブ72aが雌側ハウジング80内に進入して雌端子金具81に接続されるようになっている。
雌側ハウジング80の上面には、雄側ハウジング70に対して正規の嵌合状態にロックするためのロックアーム82が一体的に形成されている。ロックアーム82は、雌側ハウジング80の上面の前縁における幅方向の中央部から立ち上がり、間に溝83を挟んだ二股状となって後方に向けて片持ち状に水平に(両ハウジング70,80の嵌合方向と平行に)延出しており、前縁の立上り部84を支点として、延出端側(後端側)が雌側ハウジング80の上面とロックアーム82の下面との間の撓み空間85内へ変位するように傾動可能となっている。ロックアーム82の延出端は一段高くなったところで連結され、この連結部分は、ロックアーム82を強制的に傾動操作することに用いる操作部86となっている。
【0034】
ロックアーム82の溝83内の延出端側に寄った位置には、溝83を介して離れている二股部分を連結した形態の被係止部87が形成されている。被係止部87の延出端側(操作部86側)の面が、両ハウジング70,80の嵌合方向と直角な平坦状の係止面87aとなっている一方、これと反対側の立上り部84側の面は両ハウジング70,80の嵌合方向に対して斜め方向のテーパ状をなすガイド面87bとなっている。また、操作部86の左右両外側面には、軸方向を左右方向(両ハウジング70,80の嵌合方向及びロックアーム82の弾性撓み方向に対して直角な方向)に向けた短寸の略円柱状をなす一対の係合部88が突出するように形成されている。
【0035】
また、雌側ハウジング80の上面には、ロックアーム82を左右両側から挟むように位置する左右一対の保護壁89が形成されている。保護壁89の後端側の上端縁からは、内向きに鈎状に突出する形態であってロックアーム82の係合部88の上動を規制する押え部90が形成され、この押え部90により、ロックアーム82が撓み空間85側とは反対の上側へ過度に弾性撓みすることが規制されるようになっている。
【0036】
さらに、上記した両保護壁89の内側面における押え部90の下方の位置には、一対の戻り規制部91が内向きに突出する形態で形成されている。この戻り規制部91の内端面はロックアーム82の係合部88の外端面よりも内側に位置するのであるが、戻り規制部91は、ロックアーム82が自由状態(弾性撓みしていない状態)にあるときに係合部88に対して斜め下後方に位置しているので、ロックアーム82が撓み空間85側へ弾性撓みしたときに係合部88が戻り規制部91に干渉しないようになっている。
【0037】
かかる雌側ハウジング80には、両ハウジング70,80の嵌合状態を検知するための検知部材100が、一部をロックアーム82の撓み空間85及び両保護壁89の間の空間に収容させた形態で装着されている。検知部材100は、合成樹脂製であり、窓孔102が上下貫通した枠状をなす水平な(雌側ハウジング80の上面と平行な)基板101を有する。この基板101の後端には、基板101の上面に対して90°に近い急勾配で斜め上後方へ壁状に立ち上がり、且つ基板101よりも僅かに幅狭の当接板103(本発明の構成要件である当接部)が一体形成されている。この当接板103は、後述する撓み規制片111と協動して本発明の当接手段を構成する。また、この当接板103の上端縁(立ち上がり端縁)には、当接板103と同じ幅であり、且つ当接板103よりも緩やかな勾配で斜め上後方へ延出する規制板104が、弧状部105を介して連なっており、この規制板104の上面は規制面104aとなっている。さらに、基板101には、その基板101の左右両側縁における後端に連なり、下面が基板101の下面に対して面一状であって前縁及び上縁を夫々当接板103の左右両側縁及び規制板104の左右両端側縁に連ねた形態の左右一対の側板106が形成されている。また、規制板104の後端縁からは、規制板104と同じ幅の後面板107が立ち上がってる。
【0038】
かかる検知部材100は、基板101の下面及び側板106の下面を雌側ハウジング80の上面(撓み空間85の底面)に摺接させつつ雌側ハウジング80に対して前後方向(両ハウジング70,80の嵌合方向及び自由状態におけるロックアーム82の延出方向と平行な方向)へ進退移動可能となっている。検知部材100の移動領域のうち、最前端の位置は検知位置(図16を参照)とされ、最後端位置は待機位置(図13,図15,図20を参照)とされ、待機位置よりも少し前方の位置は押込み規制位置(図10,図12,図19を参照)とされている。
【0039】
枠状をなす基板101の左右両外側縁には一対の突起108が形成されており、この突起108は、雌側ハウジング80に検知部材100の移動方向と平行に形成された左右一対のガイド溝92に対して後方から組み付けられている。この突起108とガイド溝92との嵌合により、雌側ハウジング80に対する検知部材100の上方への遊動及び左右方向への遊動が規制されている。また、検知部材100が最前端の検知位置にある状態では、基板101の前端がロックアーム82の立上り部84に当接することにより、検知部材100が前止まりされる。
また、検知部材100が最後端の待機位置にある状態では、突起108がガイド溝92の抜止部93に当接することにより、検知部材100がガイド溝92に対して後方へ抜け出すことが規制されている。
【0040】
また、基板101における窓孔102の後縁の位置には、撓み係止片109が斜め前上方へ片持ち状に延出する形態で一体形成されている。この撓み係止片109は、ロックアーム82の溝83内に嵌合可能な位置及び幅寸法に設定され、撓み係止片109の延出端部には、前面が検知部材100の移動方向と直角な係止面110aとされた頭部110が形成されており、この頭部110は、ロックアーム82が自由状態のときの溝83及び被係止部87と同じ高さに位置する。また、頭部110の上面から後面に亘る外面には略円弧面110bが形成されている。
【0041】
基板101の上面には、上記当接板103と協動して本発明の当接手段を構成する左右一対の撓み規制片111が形成されている。撓み規制片111は、窓孔102の後縁よりも少し前方の位置であって基板101の左右両側縁に近い位置から斜め上後方へ片持ち状に立ち上がり、基端部(下端部)を支点として下方へ弾性的に傾動し得るようになっている。また、撓み規制片111は、検知部材100を雌側ハウジング80に取り付けた状態では保護壁89の内側面に沿うとともに、左右方向においてロックアーム82の係合部88と対応するように配されている。撓み規制片111の立ち上がり端部は係止端部112となっており、検知部材100が弾性撓みしていない自由状態では、係止端部112が上記保護壁89の戻り規制部91と同じ高さとなり、撓み規制片111が下方へ弾性撓みすると、係止端部112は斜め下後方へ変位しつつ戻り規制部91の下方へ潜り込むことができるようになっている。また、撓み規制片111が下方へ弾性撓みすると、係止端部112が、当接板103の前方に向かって下り勾配となった前面に対して前方から当接し、この当接によってそれ以上の撓み規制片111の弾性撓みが規制されるようになっている。さらに、撓み規制片111の前面(後方に向かって上り勾配となった斜面)は、ロックアーム82の係合部88の当接が可能なカム面111aとなっている。
【0042】
次に、本実施形態の作用を説明する。
両ハウジング70,80の嵌合に先立ち、雄側ハウジング70と雌側ハウジング80には夫々雄端子金具72と雌端子金具81を取り付けておき、さらに、雌側ハウジング80に対して検知部材100が組み付けられておく。検知部材100の組付けに際しては、左右の突起108をガイド溝92に合わせるようにして検知部材100を後方から撓み空間85内に押し込む。押し込みの途中では、基板101における窓孔102の左右両縁部が内側へ一時的に弾性撓みしつつ突起108がガイド溝92内の抜止め部93を通過する。突起108が抜止め部93を通過した後も、さらに検知部材100を押し込むと、撓み規制片111の係止端部112が戻り規制部91に当接するので、その撓み規制片111が下方へ弾性撓みしつつ係止端部112が戻り規制部91の下を潜り抜け、図10に示すように検知部材100が押し込み規制位置に至る。
【0043】
押し込み規制位置では、撓み係止片109の頭部110の係止面110aが、ロックアーム82の被係止部87の係止面87aに対して後方から当接することにより、検知部材100の前方への変位が規制されて前止まり状態となる。同時に、撓み規制片111の係止端部112が戻り規制部91に対して前方から当接することにより、検知部材100の後方への変位が規制されて抜止め状態となる。つまり、検知部材100は、押し込み規制位置において前後方向へのガタ付きを規制された状態に保持されるのである。このとき、検知部材100の後端部分(後面板107及び規制板104)は雌側ハウジング80の後端面よりも後方へ突出した状態となっている。
【0044】
上記のように検知部材100を組み付けたら、フード部71に雌側ハウジング80を進入させることによって両ハウジング70,80の嵌合を開始する。嵌合の過程では、まず、図12に示すように、ロックアーム82の被係止部87のガイド面87bが係止部73のガイド面73aに当接し、ガイド面87b,73aの傾斜によりロックアーム82が下方へ弾性的に傾動しつつ、被係止部87が係止部73の下を通過する。また、ロックアーム82が下方へ傾動するのに伴ない、係合部88が撓み規制片111のカム面111aを斜め下後方へ押圧するが、撓み規制片111の係止端部112は戻り規制部91との当接によって後方への移動を規制されているので、撓み規制片111はロックアーム82の押圧により、後方ではなく戻り規制部91の前面に摺接しつつ下方へ弾性撓みさせられ、この下方への弾性撓みによって撓み規制片111が戻り規制部91から解離する。
この解離により検知部材100は雌側ハウジング80に対して後方へ相対移動可能な状態となるが、作業者は雌側ハウジング80に対しては前方への押し込み作業を行っている最中なので、検知部材100が作業者によって後方へ引っ張られる虞はない。また、撓み規制片111が弾性撓みして戻り規制部91から解離した状態では、撓み係止片109の頭部110がロックアーム82の被係止部87に対して同じ高さで後方から対向する状態を保つので、検知部材100が雌側ハウジング80に対して前方へ相対移動する虞はない。
【0045】
この状態から両ハウジング70,80の嵌合が更に進むと、ロックアーム82の下方への弾性撓み(傾動)がさらに進み、ロックアーム82の被係止部87が撓み係止片109の頭部110から下方へ外れるので、検知部材100の前方への相対移動が許容される。しかし、この間、ロックアーム82の係合部88が撓み規制片111のカム面111aを斜め上前方から押圧し、その押圧力によって検知部材100が後方へ押し動かされ、これにより、検知部材100は、押し込み規制位置よりも後方の待機位置(図13及び図20を参照)に移動する。検知部材100が待機位置に後退した状態では、検知部材100の突起108がガイド溝92の抜止め部93に当接するため、検知部材100のそれ以上の後退が規制されている。
【0046】
尚、ロックアーム82の係合部88が撓み規制片111を押圧して弾性撓みさせている状態では、撓み規制片111の係止端部112が戻り規制部91に対して下方へ外れているので、撓み規制片111と検知部材100は後方へ移動することができる。また、検知部材100が後退移動する際には、係止端部112が戻り規制部91を通過すると、撓み規制片111が上方へ弾性復帰し、係止端部112が戻り規制部91に対して斜め下後から当接し、この当接部分おいては撓み規制片111の弾性復元力が戻り規制部91に作用するため、この弾性復元力も検知部材100を後退させるための駆動力として機能する。
【0047】
さて、検知部材100が待機位置に到達した時点では、両ハウジング70,80は、未だ正規嵌合状態に至っておらず、図13に示すように、被係止部87が係止部73に対して下から当接しているためにロックアーム82が傾動したまま上方への復動を規制され、係合部88が撓み規制片111に対して斜め下後方へ押圧又は当接している状態である。もし、作業者が、この半嵌合状態のままで嵌合作業を終えてしまい、引き続いて検知部材100を前方へ押し込もうとしても、その押し込み操作はできないようになっている。
【0048】
即ち、検知部材100を押し込んでも、その押込みを開始した直後(このとき、検知部材100の後端部分が雌側ハウジング80の後端面から大きく後方へ突出した状態のまである)に、図14に示すように、ロックアーム82の係合部88に当接した撓み規制片111が戻り規制部91から離間するように斜め下後方へ弾性撓みさせられ、その係止端部112が当接板103に当接し、それ以上の撓み規制片111の弾性撓みが規制される。つまり、撓み規制片111と当接板103とが一体となってロックアーム82の係合部88に対して後方から突き当たった状態になるので、検知部材100をそれ以上前方へ押し込むことが規制されるのである。したがって、両ハウジング70,80が半嵌合状態のままで検知部材100が検知位置へ押し込まれる虞がなく、この検知部材100の押し込みができないことをもって、両ハウジング70,80が半嵌合状態であることが判る。
【0049】
さて、両ハウジング70,80が正規嵌合状態に至ると、図15に示すように、被係止部87が係止部73を通過するため、ロックアーム82が上方の元位置へ弾性復帰し、被係止部87が係止部73の裏側に嵌まり、被係止部87の係止面87aが係止部73の係止面73bに対して前方から係止する。これにより、雌側ハウジング80のフード部71からの後方への抜けが規制され、両ハウジング70,80が正規嵌合状態にロックされる。また、雌側ハウジング80と一体に検知部材100も前進するので、撓み係止片109の頭部110は、係止部73のガイド面73aに対して接近し且つ同じ高さで対向するようになる。
【0050】
尚、検知部材100が待機位置へ後退したときから両ハウジング70,80が正規嵌合に至る過程では、ロックアーム82の係合部88が撓み規制片111を更に後方へ押圧するのであるが、検知部材100は突起108と抜止め部93との係止によって後退を規制されているので、ロックアーム82からの押圧によって撓み規制片111は斜め下後方へ一時的に弾性撓みさせられることになる。しかし、正規嵌合状態に至ってロックアーム82が上方へ弾性復帰すると、撓み規制片111は、ロックアーム82の押圧から解放されるので斜め上前方へ弾性復帰し、これに伴って係止端部112が戻り規制部91に対して後方から当接又は対応する状態となる。
【0051】
以上のように両ハウジング70,80が正規嵌合された後は、嵌合検知のために検知部材100を待機位置から検知位置へ向けて前方へ押し込む。このとき、撓み係止片109の頭部110が係止部73のガイド面73aに押し付けられ、そのガイド面73aの傾斜により撓み係止片109が下方へ撓み変形し、頭部110が係止部73の下面さらには被係止部87の下面を通過しつつ押し込まれる。また、撓み規制片111の係止端部112が戻り規制部91に当接するので、カム面111aの傾斜により撓み規制片111が下方へ弾性撓みしつつ係止端部112が戻り規制部91の下を潜るようにして通過し、通過後は、撓み規制片111が弾性復帰する。
【0052】
さて、検知部材100が検知位置に達すると、図16に示すように、撓み係止片109の頭部110が係止部73を通過するため、撓み係止片109が元姿勢に弾性復帰し、頭部110が被係止部87に対して前方から係止する。この係止により、検知部材100の雌側ハウジング80に対する後方への移動(待機位置側への戻り)が規制され、検知部材100は検知位置に保持される。このように検知部材100が検知位置に押し込むことができることをもって、両ハウジング70,80が正規嵌合されたことが判る。
【0053】
尚、検知部材100が検知位置に押し込まれた状態では、後面板107の後端面が雌側ハウジング80の後端面に対して面一状となって検知部材100全体が両保護壁89の間の空間及び撓み空間85内に収容されるので、検知部材100が検知位置に押し込まれたか否か、即ち両ハウジング70,80が正規嵌合されたか否かを目視によって確実に検知することができる。
また、検知部材100が検知位置まで押し込まれた場合は、規制板104の上面である規制面104aの左右両端部が、ロックアーム82の係合部88に対して下方から当接する状態になる。したがって、検知部材100が検知位置に押し込まれているまま誤ってロック解除しようとして操作部86を下方へ押圧したとしても、係合部88が規制面104aに当たって操作部86の押圧、即ちロックアーム82の下方(ロック解除方向)への傾動が規制されるので、不用意にロック解除されることが防止される。
【0054】
さて、メンテナンス等のために両ハウジング70,80の嵌合を外す場合は、後面板107の上端とロックアーム82の操作部86との間に、指の爪や治具を入れて後面板107を後方に引く。このとき、頭部110の上面から後面にわたる外面が略円弧面110bとなっていて検知部材100の抜止め形態がセミロック構造となっているので、撓み係止片109が支障なく撓み変形して係止部73と被係止部87の下面を通過し、検知部材100を図15に示す待機位置にまで戻すことができる。この状態では、規制面104aが係合部88から後方へ外れて、操作部86を下方へ押し下げることが可能となるので、ロックアーム82を下方へ傾動させてロック解除し、その状態を保ったままで両ハウジング70,80を引き離せばよい。
【0055】
尚、検知部材100を戻す過程では、撓み規制片111の係止端部112が戻り規制部91に対して斜め上前方から押圧するため、戻り規制部91からの反力が撓み規制片111を上方へ撓ませようとする。もし、このまま撓み規制片111が上方へ弾性撓みしてしまうと、撓み規制片111が戻り規制部91を通過できずに検知部材100を待機位置へ戻すことができなくなるだけでなく、撓み規制片111を破損させてしまう虞もある。しかしながら、係止端部112の上面には、ロックアーム82の係合部88が上から押さえこむように当接又は接近して対向しているので、ロックアーム82の操作部86を少し下方(ロック解除方向)へ押し下げてやれば、撓み規制片111が下方へ弾性撓みして係止端部112が戻り規制部91の下を通過することができる。これにより、検知部材100の待機位置側への移動が可能となる。
【0056】
尚、規制面104aは前下がりの傾斜面となっているので、検知部材100の戻りが開始した直後に規制面104aが係合部88から離間する。したがって、撓み規制片111の係止端部112が戻り規制部91に当接した時点では、操作部86を押し下げることが可能となっている。
以上説明したように本実施形態によれば、検知部材100に備えられた撓み係止片109は、両ハウジング70,80の嵌合状態を検知すべく押し込み、または戻し操作された場合にのみ撓み変形し、ロックアーム82と一体的には撓み変形することがない構造となっているから、変形する際の支点部分となる撓み係止片109の付け根部分等に過剰な負荷が掛かることが回避され、もって耐久性を高めることができて、繰り返し嵌合検知機能を発揮させることができる。
【0057】
また、検知部材100の押し込み操作を行うことに先立ち、検知部材100を初めの装着位置(押し込み規制位置)よりも後方の待機位置に後退させ、この待機位置から改めて検知部材100の押し込み操作を行うようになっているから、検知部材100を検知位置に向けてより大きなストロークで押し込むことができ、嵌合検知をより明確に行うことができる。
また、本実施形態では、両ハウジング70,80の嵌合に伴ってロックアーム82が傾動する過程で、検知部材100が撓み係止片109と被係止部87とによる押込み規制位置から待機位置へ後退するようになっているが、両ハウジング70,80が未嵌合のときに、押込み規制位置にある検知部材100が待機位置側へ自由に後退できるようになっていると、検知部材100が前後にガタ付きを生じることが懸念される。しかし本実施形態では、押込み規制位置にある検知部材100は、撓み規制片111と戻り規制部91との係止によって待機位置側への移動を規制されているので、前後方向への遊動(ガタ付き)が阻止され、押し込み位置に確実に保持されるようになっている。
【0058】
また、本実施形態では、撓み規制片111が、戻り規制部91からの解離時に、傾動するロックアーム82と係合するようになっているので、ロックアーム82が傾動した状態で検知部材100の押込みを規制するための当接手段として利用されているのであるが、この場合、撓み規制片111は、弾性撓みするため、単独では検知部材100の押込みを規制するストッパとして機能させることは困難である。そこで、本実施形態では、撓み規制片111を当接板103に当接させて撓み規制しているので、ストッパとしての機能を確実に発揮させることができるようになっている。
【0059】
また、検知部材100が検知位置まで押し込まれた場合に、規制面104aがロックアーム82の操作部86の裏側に回り込むので、いわゆる二重ロックされた状態となり、ロックアーム82が誤って傾動されてロックが解除される事態が起きることが確実に防止される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0060】
(1)ハウジングの形状等によっては、雄ハウジング側にロックアームと検知部材とを備えるようにしてもよい。
(2)また本発明は、ワイヤ−ワイヤのコネクタにも同様に適用することが可能である。
(3)上記実施形態では検知部材の押込みが待機位置から開始されるようにしたが、本発明によれば、検知部材が待機位置へ後退せず、待機位置よりも前方の装着位置(撓み係止片と被係止部とによる押込み規制位置)から押込みが開始されるようにしてもよい。
【0061】
(4)上記実施形態2では撓み規制片を当接部に当接させることによって検知部材の待機位置への押込みを規制するようにしたが、本発明によれば、ロックアームを当接部に直接当接させることで検知部材の押込みを規制するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る両ハウジングの嵌合前の状態の縦断面図
【図2】雌ハウジング側の分解縦断面図
【図3】雌ハウジングに雌端子を挿入する前の状態を示す縦断面図
【図4】ロックアームの配設位置付近の構造を示す部分斜視図
【図5】検知部材の斜視図
【図6】両ハウジングの嵌合途中を示す縦断面図
【図7】検知部材の後退動作を説明する縦断面図
【図8】両ハウジングが正規嵌合されてロックが掛かった状態の縦断面図
【図9】検知部材が検知位置に押し込まれた状態の縦断面図
【図10】実施形態2の雌側ハウジングの縦断面図
【図11】雄側ハウジングの縦断面図
【図12】両ハウジングを嵌合過程をあらわす縦断面図
【図13】両ハウジングの嵌合過程において検知部材が押込み規制位置から待機位置へ後退した状態をあらわす縦断面図
【図14】両ハウジングが半嵌合状態のままで検知部材の押込みを行った状態をあらわす縦断面図
【図15】両ハウジングが正規嵌合した状態をあらわす縦断面図
【図16】両ハウジングが正規嵌合された後に検知部材を待機位置から検知位置へ押し込んだ状態をあらわす縦断面図
【図17】検知部材を外した状態の雌側ハウジングの背面図
【図18】検知部材を外した状態の雌側ハウジングの平面図
【図19】検知部材が押し込み規制位置にある状態の雌側ハウジングの一部切欠平面図
【図20】検知部材が待機位置にある状態の雌側ハウジングの一部切欠平面図
【図21】検知部材の斜視図
【図22】従来例の縦断面図
【符号の説明】
10…雄ハウジング(他方のコネクタハウジング)
15…係止部
15B…(係止部15の)ガイド面
20…雌ハウジング(一方のコネクタハウジング)
30…ロックアーム
34…操作部
35…被係止部
36…段差部
38…係合部
43…ガイド溝
50…検知部材
58…撓み係止片
59…頭部
60…当接壁(当接手段)
61…カム面
62…規制面
70…雄側ハウジング(他方のコネクタハウジング)
73…係止部
73a…係止部のガイド面
80…雌側ハウジング(一方のコネクタハウジング)
82…ロックアーム
86…操作部
87…被係止部
88…係合部
91…戻り規制部
100…検知部材
103…当接板(当接部、当接手段)
104a…規制面
109…撓み係止片
111…撓み規制片(当接手段)
111a…カム面

Claims (5)

  1. 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングを備え、一方のコネクタハウジングにはロックアームが、他方のコネクタハウジングには、前記ロックアームの被係止部に係止可能な係止部がそれぞれ設けられ、両コネクタハウジングは前記ロックアームを弾性的に傾動させつつ嵌合され、正規嵌合に至ると前記ロックアームが復動してその被係止部に前記係止部が係止することにより両コネクタハウジングがロックされるようになっているとともに、
    前記一方のコネクタハウジングには検知部材が進退可能に装着され、この検知部材の待機位置側から前方の検知位置に向けての押し込みの可否により両コネクタハウジングの嵌合状態を検知するようにしたコネクタにおいて、
    前記検知部材には撓み係止片と当接手段とが設けられ、前記撓み係止片は、両コネクタハウジングの嵌合前から嵌合初期には元位置にある前記ロックアームの被係止部と対向してこの検知部材の押し込みを規制し、また前記当接手段は、両コネクタハウジングの嵌合途中で傾動している前記ロックアームと対向して同検知部材の押し込みを規制するように機能し、
    かつ前記係止部には、前記ロックアームが復動して前記被係止部に係止した場合に前記撓み係止片と対向し、前記検知部材が押し込まれた場合に前記撓み係止片を当てて撓み変形させつつその押し込みを許容するガイド面が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記当接手段には、前記両コネクタハウジングの嵌合途中で前記ロックアームが傾動する際にこのロックアームと係合し、前記検知部材を前記撓み係止片と前記被係止部とによる押込み規制位置から待機位置へ後退移動させるカム面が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記一方のコネクタハウジングには戻り規制部が形成されているとともに、前記検知部材には撓み規制片が形成されており、
    前記検知部材が前記撓み係止片と前記被係止部とによる押込み規制位置にある状態では、前記撓み規制片と前記戻り規制部とが当接することで、前記検知部材の待機位置側への後退が規制され、
    前記両コネクタハウジングの嵌合過程では、傾動する前記ロックアームの係合により前記撓み規制片が弾性撓みしつつ前記戻り規制部から解離することで、前記検知部材の待機位置側への後退が許容されるようになっていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記当接手段が、前記撓み規制片と、前記一方のコネクタハウジングに形成された当接部とからなり、前記ロックアームが傾動している半嵌合状態で前記検知部材を押し込んだときには、前記ロックアームに押された前記撓み規制片が前記当接部に当接して撓み規制されることで、前記検知部材の押込みが規制されるようにしたことを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
  5. 前記検知部材には、前記検知部材が検知位置まで押し込まれた場合に、前記ロックアームを傾動操作するための操作部の裏側に入り込んでその傾動を規制する規制面が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
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