JP2021005447A - コネクタ、嵌合位置保証部材及びワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】意図せずにコネクタの嵌合が解除されることを抑制できるコネクタ、嵌合位置保証部材及びワイヤハーネスを提供する。【解決手段】嵌合位置保証部材60は、本体部61と、本体部61の前端部から前方に突出して形成された弾性変位可能なロック部70と、本体部61の後端部から後方に突出して形成された押込抑制部材80とを有する。ハウジング30は、フード部31と、フード部31の上面に設けられたロックアーム40とを有する。ロックアーム40は、相手側ハウジング100の突起部102と係止する係止部44と、フード部31の外周面に向かって押し込まれることで係止部44を変位させる嵌合解除部45とを有する。嵌合位置保証部材60が嵌合保証位置に配置された状態において、ロック部70が係止部44に係止されるとともに、押込抑制部材80がフード部31の上面と嵌合解除部45との間に配置される。【選択図】図1

Description

本開示は、コネクタ、嵌合位置保証部材及びワイヤハーネスに関するものである。
従来のコネクタの一例として、オスコネクタと、オスコネクタと嵌合するメスコネクタと、メスコネクタの外側にスライド可能に取り付けられた嵌合位置保証(CPA:Connector Position Assurance)部材とから構成されるコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。CPA部材は、片持ち状のCPAロックを有している。
この種のコネクタでは、オスコネクタとメスコネクタが嵌合すると、メスコネクタの有するメス側ロックがオスコネクタの有するオス側ロックを乗り越えて係止する。この状態においてCPA部材を嵌合方向にスライドさせると、CPAロックがメス側ロック及びオス側ロックを乗り越える。これにより、オスコネクタとメスコネクタとの嵌合保証がなされる。
特開2012−064461号公報
ところで、上記コネクタには、メスコネクタとオスコネクタとの嵌合を解除する嵌合解除部が設けられている。そして、コネクタでは、CPA部材が嵌合保証を解除する嵌合保証解除状態にあるときに、嵌合解除部を押し込むことにより、メス側ロックとオス側ロックとの係止が解除されてオスコネクタとメスコネクタとの嵌合が解除される。一方、CPA部材が嵌合保証状態にあるときには、CPAロックがメス側ロックを覆うように配置されているため、嵌合解除部を押し込んだ場合であっても、メス側ロックの変位がCPAロックによって抑制され、メス側ロックとオス側ロックとの係止が維持される。しかし、従来のコネクタでは、CPA部材が嵌合保証状態であっても、嵌合解除部が過剰に押し込まれると、CPAロックが撓み、メス側ロックとオス側ロックとの係止が解除され、メスコネクタとオスコネクタとの嵌合が解除されるおそれがあった。
本開示の目的は、意図せずにコネクタの嵌合が解除されることを抑制できるコネクタ、嵌合位置保証部材及びワイヤハーネスを提供することにある。
本開示のコネクタは、相手側ハウジングと嵌合されるハウジングと、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの嵌合保証を行う嵌合位置保証部材と、を有し、前記嵌合位置保証部材は、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとが正常に嵌合された状態において、前記嵌合保証を行う位置である嵌合保証位置と、前記嵌合保証が解除される位置である嵌合保証解除位置との間で相互に変位可能に前記ハウジングに取り付けられており、前記嵌合位置保証部材は、本体部と、前記本体部の第1端部から第1方向に突出して形成された弾性変位可能なロック部と、前記本体部の第2端部から前記第1方向とは反対側の第2方向に突出して形成された押込抑制部材とを有し、前記ハウジングは、フード部と、前記フード部の外周面に設けられたロックアームとを有し、前記ロックアームは、前記相手側ハウジングの突起部と係止する係止部と、前記フード部の外周面に向かって押し込まれることで前記係止部を変位させる嵌合解除部とを有し、前記嵌合位置保証部材が前記嵌合保証位置に配置された状態において、前記ロック部が前記係止部に係止されるとともに、前記押込抑制部材が前記フード部の外周面と前記嵌合解除部との間に配置される。
本開示の嵌合位置保証部材は、コネクタのハウジングに取り付けられ、前記ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合保証を行う嵌合位置保証部材であって、本体部と、前記本体部の第1端部から第1方向に突出して形成された弾性変位可能なロック部と、前記本体部の第2端部から前記第1方向とは反対側の第2方向に突出して形成された押込抑制部材と、を有し、前記押込抑制部材は、平板状に形成された挿入部を有し、前記挿入部の上面は、前記本体部の上面よりも下方に形成されている。
本開示のコネクタ、嵌合位置保証部材及びワイヤハーネスによれば、意図せずにコネクタの嵌合が解除されることを抑制できるという効果を奏する。
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略斜視図である。 図2は、一実施形態のコネクタを示す概略斜視図である。 図3は、一実施形態のコネクタを示す概略斜視図である。 図4は、一実施形態のハウジングを示す概略斜視図である。 図5は、一実施形態のハウジングを示す概略斜視図である。 図6は、一実施形態の嵌合位置保証部材を示す概略斜視図である。 図7は、一実施形態の嵌合位置保証部材を示す概略斜視図である。 図8は、一実施形態の嵌合位置保証部材を示す概略斜視図である。 図9は、一実施形態のコネクタを示す概略横断面図である。 図10は、一実施形態のコネクタを示す概略横断面図である。 図11は、一実施形態の嵌合位置保証部材の動作を示す概略断面図である。図11は、図9の11−11線断面に対応する部分の断面構造を示している。 図12は、一実施形態の嵌合位置保証部材の動作を示す概略断面図である。図12は、図9の11−11線断面に対応する部分の断面構造を示している。 図13は、一実施形態の嵌合位置保証部材の動作を示す概略断面図である。図13は、図9の13−13線断面に対応する部分の断面構造を示している。 図14は、一実施形態のコネクタの嵌合解除動作を示す概略断面図である。図14は、図9の11−11線断面に対応する部分の断面構造を示している。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示のコネクタは、相手側ハウジングと嵌合されるハウジングと、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの嵌合保証を行う嵌合位置保証部材と、を有し、前記嵌合位置保証部材は、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとが正常に嵌合された状態において、前記嵌合保証を行う位置である嵌合保証位置と、前記嵌合保証が解除される位置である嵌合保証解除位置との間で相互に変位可能に前記ハウジングに取り付けられており、前記嵌合位置保証部材は、本体部と、前記本体部の第1端部から第1方向に突出して形成された弾性変位可能なロック部と、前記本体部の第2端部から前記第1方向とは反対側の第2方向に突出して形成された押込抑制部材とを有し、前記ハウジングは、フード部と、前記フード部の外周面に設けられたロックアームとを有し、前記ロックアームは、前記相手側ハウジングの突起部と係止する係止部と、前記フード部の外周面に向かって押し込まれることで前記係止部を変位させる嵌合解除部とを有し、前記嵌合位置保証部材が前記嵌合保証位置に配置された状態において、前記ロック部が前記係止部に係止されるとともに、前記押込抑制部材が前記フード部の外周面と前記嵌合解除部との間に配置される。
この構成によれば、嵌合位置保証部材がハウジングと相手側ハウジングとの嵌合保証を行う位置である嵌合保証位置に配置された場合に、嵌合位置保証部材の押込抑制部材がフード部の外周面と嵌合解除部との間に配置される。このため、嵌合位置保証部材が嵌合保証位置に配置された状態において、嵌合解除部がフード部の外周面に向かって押し込まれると、その嵌合解除部が押込抑制部材に接触し、嵌合解除部の過剰な押し込みが抑制される。これにより、ロックアームの係止部が意図せずに変位することを抑制できるため、係止部と相手側ハウジングの突起部との係止が意図せずに解除されることを抑制できる。この結果、ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合が意図せずに解除されることを好適に抑制することができる。
[2]前記ロックアームは、前記フード部の外周面から外方に突出して形成された基端部と、前記基端部の突出先端が長さ方向の中間部に連結されたロックアーム本体部とを有し、前記ロックアーム本体部の長さ方向の一端部に前記係止部が形成され、前記ロックアーム本体部の長さ方向の他端部に前記嵌合解除部が形成されており、前記嵌合位置保証部材が前記嵌合保証解除位置に配置された状態において、前記嵌合解除部と前記フード部の外周面との間に空間が形成されており、前記押込抑制部材は、前記嵌合位置保証部材が前記嵌合保証位置に配置された状態において、前記空間に配置されることが好ましい。
この構成によれば、嵌合位置保証部材が嵌合保証解除位置に配置された状態では、嵌合解除部とフード部の外周面との間に空間が形成されている。すなわち、嵌合解除部は、フード部の外周面から離れた位置に設けられている。そして、嵌合解除部がフード部の外周面に向かって押し込まれると、つまり嵌合解除部が上記空間に入り込むと、基端部を支点として係止部がフード部の外周面から離れる方向に変位する。但し、嵌合位置保証部材が嵌合保証位置に配置されると、上記空間に押込抑制部材が配置されるため、嵌合解除部が上記空間に入り込むことが抑制される。これにより、係止部がフード部の外周面から離れる方向に変位することを抑制できる。
[3]前記押込抑制部材は、前記フード部の上面に配置されており、前記押込抑制部材は、前記本体部の端部から前記嵌合位置保証部材の長さ方向に延びる枠状に形成されており、前記押込抑制部材の突出先端部には、平板状に形成された挿入部が設けられており、前記挿入部の上面は、前記本体部の上面よりも下方に設けられており、前記嵌合位置保証部材が前記嵌合保証位置に配置された状態において、前記挿入部が前記フード部の上面と前記嵌合解除部の下面との間に挿入されることが好ましい。
この構成によれば、嵌合位置保証部材が嵌合保証位置に配置されると、押込抑制部材の突出先端部に設けられた挿入部がフード部の上面と嵌合解除部の下面との間に挿入される。これにより、嵌合解除部がフード部の上面に向かって下方に押し込まれることを抑制できる。
[4]前記嵌合位置保証部材は、前記嵌合保証解除位置から前記嵌合保証位置に変位する際に、前記挿入部から前記本体部に向かうスライド方向に移動するものであり、前記挿入部の上面には、前記突出先端部側から前記挿入部の前記本体部側の端部に向かうに連れて下方に傾斜する傾斜面が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、挿入部の上面に、本体部側の端部に向かうに連れて下方に傾斜する傾斜面が形成される。すなわち、挿入部のうち、フード部の上面と嵌合解除部の下面との間にはじめに挿入される部分が傾斜面に形成される。これにより、フード部の上面と嵌合解除部の下面との間に挿入部が挿入される際に、その挿入部が嵌合解除部に接触することを好適に抑制できる。この結果、嵌合解除部が意図せずに変位することを好適に抑制できる。
[5]前記嵌合位置保証部材は、前記押込抑制部材の前記突出先端部の上面から上方に突出して形成された平板状の操作部を更に有することが好ましい。この構成によれば、嵌合位置保証部材のスライド方向に直交する平面上に広がる操作部が嵌合位置保証部材に設けられる。この操作部をスライド方向に向かって押すことにより、嵌合位置保証部材全体をスライド方向に移動させることができる。このように、操作部を一方向のみに押すことによって、嵌合位置保証部材全体をスライド方向に移動させることができ、嵌合位置保証部材を嵌合保証解除位置から嵌合保証位置に変位させることができる。これにより、嵌合位置保証部材を嵌合保証位置に変位させる作業の作業性を向上させることができる。
[6]前記操作部は、前記嵌合位置保証部材の長さ方向と直交する幅方向の全長にわたって延びるように形成されていることが好ましい。この構成によれば、操作部の表面積を広く形成することができるため、操作部をスライド方向に向かって押しやすくなる。これにより、嵌合位置保証部材を嵌合保証位置に変位させる作業の作業性をより向上させることができる。
[7]前記嵌合位置保証部材は、前記押込抑制部材の幅方向の端面と前記操作部の幅方向の端面とを接続する接続部を更に有し、前記ハウジングは、前記ロックアームを挟むように前記フード部の上面に形成された一対の側壁を更に有し、前記接続部は、前記一対の側壁の間に配置されることが好ましい。この構成によれば、嵌合位置保証部材がスライド方向に沿って移動する際などに嵌合位置保証部材が幅方向に傾いた場合に、接続部を側壁に接触させることができる。これら接続部と側壁との接触によって、嵌合位置保証部材が幅方向に傾くことを抑制できる。
[8]前記ロックアームは、開口部を有する枠状に形成されており、前記本体部のうち前記フード部側に向く面には、前記フード部に向かって突出する係合部が形成されており、
前記嵌合位置保証部材は、前記係合部が前記開口部内に嵌合されるように前記ハウジングに取り付けられることが好ましい。この構成によれば、嵌合位置保証部材の係合部がロックアームの開口部に嵌合される。このため、嵌合位置保証部材が嵌合保証解除位置と嵌合保証位置との間で変位する際に、係合部が開口部内を移動する。これにより、開口部を構成する枠部分によって係合部の移動がガイドされるため、嵌合位置保証部材が傾くことを抑制できる。
[9]本開示の嵌合位置保証部材は、コネクタのハウジングに取り付けられ、前記ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合保証を行う嵌合位置保証部材であって、本体部と、前記本体部の第1端部から第1方向に突出して形成された弾性変位可能なロック部と、前記本体部の第2端部から前記第1方向とは反対側の第2方向に突出して形成された押込抑制部材と、を有し、前記押込抑制部材は、平板状に形成された挿入部を有し、前記挿入部の上面は、前記本体部の上面よりも下方に形成されている。このような構成を有する嵌合位置保証部材を、上記[1]から上記[8]のいずれか1つに記載のコネクタのハウジングに取り付けることにより、フード部の外周面と嵌合解除部との間に挿入部を挿入させることができる。これにより、意図せずにコネクタの嵌合が解除されることを抑制できる。
[10]本開示のワイヤハーネスは、上記[1]から上記[8]のいずれか1つに記載のコネクタと、前記コネクタと接続された電線とを有する。この構成によれば、上述したコネクタと電線とを有するワイヤハーネスにおいて、意図せずにコネクタの嵌合が解除されることを抑制できる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタ及びワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」は、厳密に平行や直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね平行や直交の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(ワイヤハーネスW1の全体構成)
図1に示すように、ワイヤハーネスW1は、電線10と、電線10の端部に取り付けられたコネクタ20とを有している。電線10は、例えば、複数の導電路11と、複数の導電路11を一括して被覆する被覆部材12とを有している。
なお、各図面中のXYZ軸におけるX軸はコネクタ20の幅方向を表し、Y軸はX軸と直交するコネクタ20の前後方向を表し、Z軸はXY平面に対して直交するコネクタ20の上下方向を表している。以下の説明では、便宜上、X軸に沿って延びる方向を幅方向Xと称し、Y軸に沿って延びる方向を前後方向Yと称し、Z軸に沿って延びる方向を上下方向Zと称する。また、以下の説明では、図1におけるZ矢印方向を上方、Y矢印方向を前方、X矢印方向を右方とする。
(コネクタ20の全体構成)
コネクタ20は、ハウジング30と、ハウジング30にスライド可能に取り付けられる嵌合位置保証部材60とを有している。本実施形態のコネクタ20では、ハウジング30と嵌合位置保証部材60とが別部品で構成されている。ハウジング30は、例えば、雌型のハウジングである。ハウジング30には、例えば、雄型の相手側ハウジング100が嵌合される。本実施形態では、ハウジング30と相手側ハウジング100との嵌合方向が前後方向Yに一致している。相手側ハウジング100は、筒状をなす相手側フード部101と、相手側フード部101の上面から上方に突出する突起部102とを有している。相手側フード部101は、例えば、前方及び後方のそれぞれに開口するように形成されている。相手側フード部101は、例えば、四角筒状に形成されている。突起部102は、例えば、相手側フード部101の上面の後方寄りに形成されている。
嵌合位置保証部材60は、ハウジング30と相手側ハウジング100とが正常に嵌合されていることを検知することで嵌合保証を行う部材であって、いわゆるCPA(Connector Position Assurance)を実現するための機能部材である。
ここで、図2及び図3は、ハウジング30と相手側ハウジング100とが正常に嵌合した状態を示している。さらに、図2は、嵌合位置保証部材60が、ハウジング30と相手側ハウジング100との嵌合保証が解除される位置である嵌合保証解除位置に配置された状態を示している。また、図3は、嵌合位置保証部材60が、ハウジング30と相手側ハウジング100との嵌合保証を行う位置である嵌合保証位置に配置された状態を示している。嵌合位置保証部材60は、ハウジング30と相手側ハウジング100とが正常に嵌合された状態において、図2に示した嵌合保証解除位置と、図3に示した嵌合保証位置との間で相互に変位可能なようにハウジング30に取り付けられている。嵌合位置保証部材60は、例えば、ハウジング30に対して前後方向Yに沿ってスライド可能に取り付けられている。本実施形態の嵌合位置保証部材60のスライド方向は、前後方向Yと一致している。
(ハウジング30の構成)
図4及び図5に示すように、ハウジング30は、筒状をなすフード部31と、フード部31の外周面(ここでは、上面)に設けられたロックアーム40と、フード部31の上面の幅方向Xの両端部に設けられた一対の側壁50とを有している。フード部31は、例えば、前方及び後方のそれぞれに開口するように形成されている。
(フード部31の構成)
フード部31は、前後方向Yの前方に開口し、筒状をなす前方フード部32と、前後方向Yの後方に開口し、筒状をなす後方フード部33とを有している。前方フード部32及び後方フード部33は、例えば、四角筒状に形成されている。前方フード部32は、例えば、後方フード部33よりも外形が一回り大きく形成されている。
(ロックアーム40の構成)
ロックアーム40は、例えば、フード部31(ここでは、後方フード部33)の上面から上方に突出して形成された基端部41と、基端部41の上端に連結されたロックアーム本体部42とを有している。ロックアーム本体部42は、例えば、前後方向Yに長い矩形状をなし、枠状に開口するように形成されている。すなわち、ロックアーム本体部42は、前後方向Yに延びる開口部42Xを有している。ロックアーム本体部42の下面に基端部41の上端が接続されている。基端部41は、例えば、ロックアーム本体部42の長さ方向(ここでは、前後方向Y)の中間部に連結されている。ロックアーム本体部42は、例えば、基端部41のみによって支持されている。ロックアーム本体部42は、例えば、フード部31の上面から上方に離れた位置に設けられている。すなわち、ロックアーム本体部42の下面とフード部31の上面との間には空間が形成されている。
ロックアーム本体部42は、例えば、ロックアーム本体部42の長さ方向に延びる一対のアーム部43と、一対のアーム部43の長さ方向の一端部(ここでは、前端部)同士を接続する係止部44と、一対のアーム部43の長さ方向の他端部(ここでは、後端部)同士を接続する嵌合解除部45とを有している。ロックアーム本体部42は、例えば、一対のアーム部43と係止部44と嵌合解除部45とによって枠状に形成されている。
一対のアーム部43は、例えば、幅方向Xにおいて互いに離れた位置に形成されている。一対のアーム部43は、例えば、前後方向Yに沿って互いに平行に延びるように形成されている。例えば、各アーム部43の長さ方向の中間部の下面には、基端部41の上端が接続されている。換言すると、基端部41は、係止部44と嵌合解除部45との間における各アーム部43の下面に接続されている。
係止部44は、一対のアーム部43の間において幅方向Xに延びるように形成されている。係止部44の後方には、ロックアーム本体部42の開口部42Xが形成されている。係止部44は、例えば、図1に示した相手側ハウジング100の突起部102と係止する。例えば、ハウジング30と相手側ハウジング100とが正常に嵌合された状態では、突起部102がロックアーム本体部42の開口部42X内に嵌合し、且つ突起部102が係止部44に係止する。これら突起部102と係止部44との係止によって、ハウジング30と相手側ハウジング100との嵌合状態が維持される。
嵌合解除部45は、ロックアーム40を上方から押圧可能なように形成されている。嵌合解除部45は、例えば、平板状に形成されている。嵌合解除部45は、例えば、一方のアーム部43の後端部から他方のアーム部43の後端部にかけて幅方向Xに延びるように形成されている。嵌合解除部45の上面は、例えば、各アーム部43の上面よりも上方に設けられている。例えば、作業者が指等で嵌合解除部45をフード部31の上面に向かって下方に押すと、ロックアーム40は、基端部41を支点として、シーソー状に変位可能となっている。すなわち、嵌合解除部45が下方に押されると、ロックアーム本体部42のうち基端部41よりも前方に位置する部分が上方に変位し、係止部44が上方に変位する。例えば、嵌合解除部45が下方に押されて係止部44が上方に変位すると、係止部44と突起部102(図1参照)との係止が解除されるため、ハウジング30と相手側ハウジング100との嵌合を解除することができるようになる。
一対の側壁50は、例えば、後方フード部33の上面から上方に突出して形成されている。一対の側壁50は、例えば、ロックアーム40の側方にそれぞれ配置されている。一対の側壁50の互いに対向する対向面には、例えば、嵌合位置保証部材60(図2参照)のスライド方向(ここでは、前後方向Y)に沿って延びる一対のガイド溝51及び一対のガイド溝52が上下方向Zに並んで設けられている。一対のガイド溝52は、例えば、一対のガイド溝51の上方に設けられている。各ガイド溝51の底面は、幅方向Xにおいて対向する他方のガイド溝51に向かって下方に傾斜する傾斜面に形成されている。各ガイド溝52の底面は、幅方向Xにおいて対向する他方のガイド溝52に向かって下方に傾斜する傾斜面に形成されている。
ここで、本明細書における「対向」は、対象の面同士が互いに相手の面の正面を向いている状態と、対象の面同士が互いに相手の面に対して傾いた状態で相手の面に向いている状態との両方を含むものとする。
各側壁50は、ガイド溝51,52の形成された対向面から後方に向かって延びる延長壁53を有している。一対の延長壁53の互いに対向する対向面は、例えば、平坦面に形成されている。すなわち、一対の延長壁53の対向面には、ガイド溝51,52が形成されていない。
(嵌合位置保証部材60の構成)
図1及び図2に示すように、嵌合位置保証部材60は、例えば、フード部31の上面及びロックアーム本体部42の上面にスライド可能に取り付けられる。嵌合位置保証部材60は、一対の側壁50の間に設けられる。
図6及び図7に示すように、嵌合位置保証部材60は、本体部61と、本体部61の一端(ここでは、前端)から突出するロック部70と、本体部61の他端(ここでは、後端)から突出する押込抑制部材80とを有している。
(本体部61の構成)
本体部61は、例えば、矩形板状に形成されている。本体部61の後端部における左右両側部には、例えば、一対のアーム部62が形成されている。各アーム部62は、例えば、本体部61の幅方向Xの両端部に形成されている。各アーム部62は、例えば、可撓性を有し、幅方向Xに弾性変位可能に形成されている。各アーム部62は、例えば、片持ち状をなしており、本体部61の幅方向Xの両端部から下方に突出して形成されている。各アーム部62の突出先端部(ここでは、下端部)には、幅方向Xの外方に突出する爪部63が形成されている。
本体部61の幅方向Xの両端部には、例えば、一対のアーム部62の前方に配された一対のアーム部64が形成されている。各アーム部64は、例えば、可撓性を有し、幅方向Xに弾性変位可能に形成されている。各アーム部64は、例えば、本体部61の幅方向Xの両端部から下方に突出し、さらにU字状に折り返して上方に突出した形状をなしている。各アーム部64の突出先端部(ここでは、上端部)には、幅方向Xの外方に突出する爪部65が形成されている。爪部65は、例えば、爪部63よりも上方に設けられている。
図8に示すように、本体部61のうちフード部31(図1参照)の上面と対向する対向面(ここでは、下面)には、例えば、係合部66が形成されている。係合部66は、本体部61の下面から下方に突出するように形成されている。係合部66は、例えば、四角筒状に形成されている。係合部66は、例えば、図4及び図5に示したロックアーム本体部42の開口部42X内に嵌合可能な大きさに形成されている。
(ロック部70の構成)
図6及び図7に示すように、ロック部70は、本体部61の前端部(第1端部)から前方(第1方向)に突出するように形成されている。ロック部70は、例えば、前後方向Yに長い矩形板状に形成されている。ロック部70の幅方向Xの寸法は、例えば、本体部61の幅方向Xの寸法よりも小さく設定されている。ロック部70は、本体部61と接続された基端部を固定端とし、その基端部と嵌合位置保証部材60の長さ方向において反対側の先端部を自由端とする片持ち状に形成されている。ロック部70は、例えば、可撓性を有し、弾性変位可能に形成されている。例えば、ロック部70は、弾性変形による上下方向Zへの撓みが可能に構成されている。図8に示すように、ロック部70の先端部の下面には、上下方向Zの下方に突出する爪部71が形成されている。
(押込抑制部材80の構成)
押込抑制部材80は、本体部61の後端部(第2端部)から後方(第2方向)に突出するように形成されている。押込抑制部材80は、例えば、本体部61の後端部から嵌合位置保証部材60の長さ方向(ここでは、前後方向Y)に沿って延びるように形成された枠体である。押込抑制部材80は、例えば、上面視矩形状に開口された開口部80Xを有している。
押込抑制部材80は、例えば、嵌合位置保証部材60の長さ方向に延びる一対の延長部81と、一対の延長部81の長さ方向の一端部(ここでは、後端部)同士を接続する挿入部83とを有している。押込抑制部材80では、例えば、一対の延長部81と、挿入部83と、本体部61とによって枠状に形成されている。
一対の延長部81は、例えば、幅方向Xにおいて互いに離れた位置に形成されている。一対の延長部81は、例えば、前後方向Yに沿って互いに平行に延びるように形成されている。図7に示すように、各延長部81は、例えば、本体部61よりも下方に形成されている。各延長部81の上面は、例えば、本体部61の上面よりも下方に形成され、本体部61の下面よりも下方に形成されている。本体部61の後端部の下面には、例えば、その下面から下方に突出する柱部82が形成されている。本実施形態の各延長部81は、柱部82の後面から後方に延びるように形成されている。図3に示すように、各延長部81は、嵌合位置保証部材60が嵌合保証位置に配置された状態では、ロックアーム本体部42と各側壁50との間に配置される。
図6に示すように、挿入部83は、例えば、押込抑制部材80の突出先端部(ここでは、後端部)に設けられている。挿入部83の前方には、例えば、押込抑制部材80の開口部80Xが形成されている。挿入部83は、例えば、一対の延長部81の間において幅方向Xに延びるように形成されている。挿入部83は、例えば、平板状に形成されている。挿入部83は、例えば、本体部61よりも下方に形成されている。挿入部83の上面は、例えば、本体部61の上面よりも下方に形成され、本体部61の下面よりも下方に形成されている。図2に示すように、挿入部83の上面は、嵌合位置保証部材60がハウジング30に取り付けられた状態において、嵌合解除部45の下面よりも下方に形成されている。図6に示すように、挿入部83の上面には、例えば、押込抑制部材80の突出先端部(ここでは、後端部)側から本体部61側の端部(ここでは、前端部)に向かうに連れて下方に傾斜する傾斜面83Aが形成されている。傾斜面83Aは、例えば、挿入部83の幅方向Xの全長にわたって延びるように形成されている。傾斜面83Aは、例えば、挿入部83の長さ方向の中間部から挿入部83の前端部にかけて連続して形成されている。
図3に示すように、嵌合位置保証部材60が嵌合保証位置に配置されると、フード部31の上面と嵌合解除部45の下面との間の空間に挿入部83が挿入される。すなわち、嵌合位置保証部材60が嵌合保証位置に配置された状態では、フード部31と嵌合解除部45との間に挿入部83が介在される。
なお、押込抑制部材80の下面の一部は、例えば、後方フード部33の上面に接触している。例えば、嵌合位置保証部材60は、その下面の一部が後方フード部33の上面と摺動しながら、嵌合保証解除位置(図2参照)と嵌合保証位置(図3参照)との間をスライドする。
図6に示すように、嵌合位置保証部材60は、例えば、押込抑制部材80の突出先端(ここでは、後端)の上面から上方に突出した平板状の操作部90を有している。操作部90は、例えば、嵌合位置保証部材60の幅方向Xの全長にわたって延びるように形成されている。操作部90は、例えば、押込抑制部材80の幅方向Xの全長にわたって延びるように形成されている。例えば、操作部90は、一方の延長部81と挿入部83と他方の延長部81とにわたって幅方向Xに延びるように形成されている。操作部90は、例えば、延長部81の上面に対して垂直に立ち上がるように形成されている。操作部90の上面は、例えば、本体部61の上面と同一平面上に形成されている。図3に示すように、操作部90の上面は、嵌合位置保証部材60がハウジング30に取り付けられた状態において、嵌合解除部45の上面よりも上方に形成されている。図7に示すように、操作部90の後面90Aは、例えば、幅方向X及び上下方向Zに広がるように形成されている。
嵌合位置保証部材60は、例えば、延長部81の幅方向Xの端面と操作部90の幅方向Xの端面とを接続する接続部91を有している。接続部91は、例えば、延長部の幅方向Xの端面の一部を幅方向Xの外側から覆うように形成されている。接続部91は、例えば、延長部81の幅方向Xの端面よりも幅方向Xの外方に突出した位置に形成されている。接続部91の上面は、例えば、操作部90側から本体部61側に向かうに連れて下方に傾斜する傾斜面に形成されている。図2に示すように、嵌合位置保証部材60がハウジング30に取り付けられた状態において、接続部91の端面のうち幅方向Xの外方に向く端面は、例えば、延長壁53の対向面と対向するように設けられている。
(嵌合位置保証部材60の取付方法)
次に、ハウジング30に対して嵌合位置保証部材60を取り付ける方法について説明する。
図1に示した嵌合位置保証部材60をハウジング30に取り付けるには、まず、嵌合位置保証部材60の一対のアーム部62の爪部63を、一対の側壁50のガイド溝52に挿通する。
続いて、嵌合位置保証部材60を下方に押圧すると、各アーム部62が、ガイド溝52の底面である傾斜面と摺動し、幅方向Xにおいて対向する他方のアーム部62に向かって撓む。また、各アーム部64が、一対の側壁50の上端部と摺動し、幅方向Xにおいて対向する他方のアーム部64に向かって撓む。これらにより、一対のアーム部62が一対のガイド溝52から外れるとともに、一対のアーム部64が一対の側壁50の上端部から外れる。そして、下方に押圧された本体部61の下面がロックアーム本体部42の上面に当たって嵌合位置保証部材60の下方への変位が止まると、嵌合位置保証部材60の位置決めがなされる。
このとき、図9に示すように、一対のアーム部62の撓みが復元し、つまりアーム部62が元の形状に戻るように弾性復帰し、アーム部62の突出先端部に設けられた爪部63がガイド溝51内に入る。すると、爪部63の上面がガイド溝51の天井面に係止される。
また、図10に示すように、一対のアーム部64の撓みが復元し、つまりアーム部64が元の形状に戻るように弾性復帰し、アーム部64の突出先端部に設けられた爪部65がガイド溝52内に入る。すると、爪部65の上面がガイド溝52の天井面に係止される。また、本体部61の下面に形成された係合部66がロックアーム本体部42の開口部42X内に嵌合される。このときの嵌合位置保証部材60の位置が嵌合保証解除位置となる。以上の工程により、ハウジング30に嵌合位置保証部材60を取り付けることができる。
嵌合保証解除位置では、嵌合位置保証部材60の本体部61の下面の一部がロックアーム本体部42の上面の一部に接触している。また、アーム部64の爪部65の上面と、ガイド溝52の天井面とが接触している。すなわち、アーム部64がガイド溝52の天井面に対して、本体部61の下面からロックアーム本体部42の上面に向かう方向(ここでは、下方)と反対の方向(ここでは、上方)に接触している。これにより、嵌合位置保証部材60は、上下方向Zの変位が規制され、嵌合位置保証部材60のがたつきが抑制される。
図1に示すように、嵌合保証解除位置では、押込抑制部材80の下面の一部が後方フード部33の上面に接触している。また、ロック部70の先端は係止部44の後面に接触している。
(ハウジング30と相手側ハウジング100との嵌合)
続いて、図11に示すように、嵌合位置保証部材60が取り付けられたハウジング30に対して相手側ハウジング100が嵌合した状態について説明する。ハウジング30に相手側ハウジング100が正常に嵌合されると、相手側ハウジング100の突起部102がロックアーム40の係止部44に係止する。詳述すると、相手側ハウジング100をハウジング30に対して嵌合方向奥側に挿入すると、突起部102が係止部44の下面と摺動しながら、係止部44(ロックアーム本体部42)を上方に撓ませるように弾性変位させることで、突起部102が係止部44を乗り越えて嵌合方向奥側に移動する。突起部102が係止部44よりも嵌合方向奥側に移動すると、係止部44(ロックアーム本体部42)が元の形状に戻るように弾性復帰し、突起部102が係止部44に係止される。具体的には、突起部102の前面が係止部44の後面に係止される。これら突起部102及び係止部44が係止されると、ハウジング30と相手側ハウジング100とが正常に嵌合されたことになる。このとき、突起部102は、ロックアーム本体部42の開口部42Xの前方端に嵌合する。また、突起部102によって、嵌合位置保証部材60のロック部70が上方に撓むように弾性変形している。
(嵌合位置保証部材60のロック操作)
次に、嵌合位置保証部材60のロック操作について説明する。すなわち、嵌合位置保証部材60を嵌合保証解除位置から嵌合保証位置に変位させる動作について説明する。
ハウジング30と相手側ハウジング100が正常に嵌合された状態において、嵌合保証解除位置に配置された嵌合位置保証部材60を前後方向Yに沿って前方にスライドさせる(図中矢印参照)。すると、ロック部70の先端に設けられた爪部71が突起部102の上面及び係止部44の上面と摺動しながら、ロック部70が上方に撓むように弾性変形することで、ロック部70の爪部71が係止部44を乗り越える。
図12に示すように、ロック部70の爪部71が係止部44を乗り越えると、ロック部70が元の形状に戻るように弾性復帰し、爪部71が係止部44に係止される。具体的には、爪部71の後面が係止部44の前面に係止される。このときの嵌合位置保証部材60の位置が嵌合保証位置となる。
本実施形態の嵌合位置保証部材60では、嵌合保証解除位置から嵌合保証位置にスライドさせるときに、操作部90の後面90Aを前方に向かって押すことにより、嵌合位置保証部材60を嵌合保証位置に変位させることができる。すなわち、本実施形態の嵌合位置保証部材60では、操作部90の後面90Aを前方の一方向のみに押すという1アクションによって、嵌合位置保証部材60を嵌合保証解除位置から嵌合保証位置にスライドさせることができる。
ここで、操作部90が無い場合には、例えば、まず、1アクション目で嵌合位置保証部材60の本体部61を下方に押圧する。続いて、2アクション目で、本体部61を下方に押圧した状態のまま、嵌合位置保証部材60を前方にスライドさせる。このように、操作部90が無い場合には、嵌合位置保証部材60を嵌合保証解除位置から嵌合保証位置にスライドさせる際に2アクションが必要であった。このため、操作部90が無い場合には、嵌合位置保証部材60のロック操作が煩雑であった。これに対し、本実施形態の嵌合位置保証部材60では、操作部90を設けたことにより、嵌合位置保証部材60のロック操作の作業性を向上させることができる。
図13に示すように、嵌合位置保証部材60が嵌合保証位置に配置された状態では、嵌合位置保証部材60の押込抑制部材80のうち挿入部83が、ロックアーム40の嵌合解除部45の下面と後方フード部33の上面との間に挿入される。これにより、嵌合解除部45がフード部31の上面に向かって下方に過剰に押し込まれた場合であっても、その嵌合解除部45が挿入部83に接触するため、嵌合解除部45の下方への押し込みが抑制される。このため、係止部44が上方に変位することが抑制され、係止部44と突起部102との係止が意図せずに解除されることが抑制される。
ここで、挿入部83の上面には、本体部61側に向かうに連れて下方に傾斜する傾斜面83Aが形成されており、その傾斜面83Aがはじめに嵌合解除部45の下面と後方フード部33の上面との間に挿入される。このため、挿入部83が嵌合解除部45に接触することを好適に抑制でき、嵌合解除部45の下面と後方フード部33の上面との間に挿入部83を好適に挿入することができる。ここで、嵌合保証位置において、挿入部83の上面と嵌合解除部45の下面との間には隙間が形成されるように、挿入部83の上面の高さが設定されている。これにより、挿入部83の挿入によって嵌合解除部45が意図せずに変位することを抑制することができる。
また、図2及び図3に示すように、嵌合位置保証部材60が嵌合保証解除位置から嵌合保証位置にスライドする際には、嵌合位置保証部材60の接続部91が延長壁53の対向面に向かい合った状態で、嵌合位置保証部材60が前後方向Yに沿ってスライドする。このとき、嵌合位置保証部材60が幅方向Xに傾くと、接続部91が延長壁53に接触する。このため、接続部91と延長壁53との接触によって、嵌合位置保証部材60の幅方向Xへの傾きを抑制することができる。
以上説明したように、ハウジング30と相手側ハウジング100とが正常に嵌合している状態では、嵌合位置保証部材60を図2に示す嵌合保証解除位置から図3に示す嵌合保証位置へ変位させることができる。その一方で、ハウジング30と相手側ハウジング100とが正常に嵌合されていない状態では、嵌合位置保証部材60を嵌合保証解除位置から嵌合保証位置に変位させることができない。例えば、相手側ハウジング100の突起部102(図13参照)が係止部44の直下にあるような場合には、嵌合位置保証部材60を嵌合保証解除位置から前方にスライドさせても、ロック部70の先端が係止部44の後面に当たるため、嵌合位置保証部材60は嵌合保証位置に変位できない。
(ハウジング30と相手側ハウジング100との嵌合解除)
次に、ハウジング30と相手側ハウジング100との嵌合を解除する動作を説明する。
まず、図13に示す嵌合保証位置にある嵌合位置保証部材60を前後方向Yに沿って後方に引き、嵌合保証解除位置(図11参照)にスライドさせる。このとき、本実施形態の嵌合位置保証部材60では、操作部90が挿入部83の上面から上方に突出するように形成されており、操作部90の上面が嵌合解除部45の上面よりも上方に形成されている。すなわち、本実施形態の嵌合位置保証部材60では、操作部90の前面の一部が嵌合解除部45の上面よりも上方に突出して形成されている。このため、例えば嵌合解除部45の上面よりも上方に突出した操作部90の前面に指を引っかけて、嵌合位置保証部材60を後方に引くことができる。これにより、嵌合位置保証部材60を嵌合保証位置から嵌合保証解除位置に変位させる際の作業性を向上することができる。
次に、図14に示すように、嵌合解除部45を後方フード部33の上面に向かって下方に押す。すると、基端部41を支点として、基端部41よりも前方に位置するロックアーム本体部42が上方に変位し、係止部44が上方に変位する。これにより、係止部44と突起部102との係止が解除される。このように係止部44と突起部102との係止が解除された状態において、相手側ハウジング100を嵌合方向と反対側に引くと、ハウジング30と相手側ハウジング100との嵌合を解除することができ、ハウジング30から相手側ハウジング100を離脱することができる。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
(1)嵌合位置保証部材60が嵌合保証位置に配置された状態において、フード部31の外周面と嵌合解除部45との間に配置される押込抑制部材80(挿入部83)を嵌合位置保証部材60に設けた。この構成によれば、嵌合位置保証部材60が嵌合保証位置に配置された状態において、嵌合解除部45がフード部31の外周面に向かって押し込まれると、その嵌合解除部45が挿入部83に接触し、嵌合解除部45の過剰な押し込みが抑制される。これにより、ロックアーム40の係止部44が意図せずに変位することを抑制できるため、係止部44と相手側ハウジング100の突起部102との係止が意図せずに解除されることを抑制できる。この結果、ハウジング30と相手側ハウジング100との嵌合が意図せずに解除されることを好適に抑制することができる。
(2)挿入部83の上面に、押込抑制部材80の突出先端部(ここでは、後端部)側から挿入部83の本体部61側の端部に向かうに連れて下方に傾斜する傾斜面83Aを形成した。この構成では、挿入部83のうち、フード部31の上面と嵌合解除部45の下面との間にはじめに挿入される部分が傾斜面83Aに形成される。これにより、フード部31の上面と嵌合解除部45の下面との間に挿入部83が挿入される際に、その挿入部83が嵌合解除部45に接触することを好適に抑制できる。この結果、嵌合解除部45が意図せずに変位することを好適に抑制できる。
(3)嵌合位置保証部材60に、押込抑制部材80の突出先端部の上面から上方に突出して形成された平板状の操作部90を設けた。この構成によれば、嵌合位置保証部材60のスライド方向に直交する平面上に広がる操作部90が嵌合位置保証部材60に設けられる。この操作部90をスライド方向に向かって押すことにより、嵌合位置保証部材60全体をスライド方向に移動させることができる。このように、操作部90を一方向のみに押すことによって、嵌合位置保証部材60全体をスライド方向に移動させることができ、嵌合位置保証部材60を嵌合保証解除位置から嵌合保証位置に変位させることができる。これにより、嵌合位置保証部材60を嵌合保証位置に変位させる作業の作業性を向上させることができる。
(4)操作部90を、嵌合位置保証部材60の長さ方向と直交する幅方向の全長にわたって延びるように形成されている。この構成によれば、操作部90の表面積を広く形成することができるため、操作部90をスライド方向に向かって押しやすくなる。これにより、嵌合位置保証部材60を嵌合保証位置に変位させる作業の作業性をより向上させることができる。
(5)操作部90の上面を、嵌合解除部45の上面よりも上方に突出するように形成した。これにより、操作部90の前面の一部が、嵌合解除部45の上面よりも上方に突出して形成される。このため、例えば嵌合解除部45の上面よりも上方に突出した操作部90の前面に指を引っかけて、嵌合位置保証部材60を後方に引くことができる。これにより、嵌合位置保証部材60を嵌合保証位置から嵌合保証解除位置に変位させる際の作業性を向上することができる。
(6)嵌合位置保証部材60は、押込抑制部材80の幅方向Xの端面と操作部90の幅方向Xの端面とを接続する接続部91を有する。接続部91は、フード部31に設けられた一対の側壁50(ここでは、延長壁53)の間に配置される。この構成によれば、嵌合位置保証部材60がスライド方向に沿って移動する際などに嵌合位置保証部材60が幅方向に傾いた場合に、接続部91を側壁50に接触させることができる。これら接続部91と側壁50との接触によって、嵌合位置保証部材60が幅方向に傾くことを抑制できる。
(7)また、接続部91を、押込抑制部材80の幅方向Xの端面と操作部90の幅方向Xの端面とを接続するように形成したため、押込抑制部材80全体の剛性を高めることができる。
(8)本体部61の下面に設けられた係合部66がロックアーム40の開口部42Xに嵌合されるように、嵌合位置保証部材60をハウジング30に取り付けた。この構成によれば、嵌合位置保証部材60が嵌合保証解除位置と嵌合保証位置との間で変位する際に、開口部42X内において係合部66を移動させることができる。これにより、開口部42Xを構成する枠部分、具体的にはアーム部43によって係合部66の移動がガイドされるため、嵌合位置保証部材60が傾くことを抑制できる。
(他の実施形態)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態の嵌合位置保証部材60からアーム部62及び爪部63を省略してもよい。
・上記実施形態の嵌合位置保証部材60からアーム部64及び爪部65を省略してもよい。
・上記実施形態の嵌合位置保証部材60から係合部66を省略してもよい。
・上記実施形態の嵌合位置保証部材60から接続部91を省略してもよい。
・上記実施形態では、操作部90を、その上面が嵌合解除部45の上面よりも上方に設けられるように形成したが、これに限定されない。例えば、操作部90の上面を、嵌合解除部45の上面と同一平面上に形成してもよいし、嵌合解除部45の上面よりも下方に設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、操作部90を、押込抑制部材80の幅方向Xの全長にわたって延びるように形成したが、これに限定されない。例えば、操作部90を、押込抑制部材80の幅方向Xの一部のみに形成するようにしてもよい。
・上記実施形態の嵌合位置保証部材60から操作部90を省略してもよい。
・上記実施形態では、押込抑制部材80を、開口部80Xを有する枠状に形成したが、これに限定されない。例えば、嵌合位置保証部材60を嵌合保証位置と嵌合保証解除位置との間で変位させる際に、ロックアーム40と接触しないのであれば、開口部80Xの形成を省略し、押込抑制部材80全体を平板状に形成するようにしてもよい。
・上記実施形態の挿入部83の傾斜面83Aの形成を省略してもよい。
・上記実施形態のハウジング30から延長壁53を省略してもよい。
・今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
W1 ワイヤハーネス
10 電線
11 導電路
12 被覆部材
20 コネクタ
30 ハウジング
31 フード部
32 前方フード部
33 後方フード部
40 ロックアーム
41 基端部
42 ロックアーム本体部
42X 開口部
43 アーム部
44 係止部
45 嵌合解除部
50 側壁
51 ガイド溝
52 ガイド溝
53 延長壁
60 嵌合位置保証部材
61 本体部
62 アーム部
63 爪部
64 アーム部
65 爪部
66 係合部
70 ロック部
71 爪部
80 押込抑制部材
80X 開口部
81 延長部
82 柱部
83 挿入部
83A 傾斜面
90 操作部
90A 後面
91 接続部
100 相手側ハウジング
101 相手側フード部
102 突起部

Claims (10)

  1. 相手側ハウジングと嵌合されるハウジングと、
    前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの嵌合保証を行う嵌合位置保証部材と、を有し、
    前記嵌合位置保証部材は、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとが正常に嵌合された状態において、前記嵌合保証を行う位置である嵌合保証位置と、前記嵌合保証が解除される位置である嵌合保証解除位置との間で相互に変位可能に前記ハウジングに取り付けられており、
    前記嵌合位置保証部材は、本体部と、前記本体部の第1端部から第1方向に突出して形成された弾性変位可能なロック部と、前記本体部の第2端部から前記第1方向とは反対側の第2方向に突出して形成された押込抑制部材とを有し、
    前記ハウジングは、フード部と、前記フード部の外周面に設けられたロックアームとを有し、
    前記ロックアームは、前記相手側ハウジングの突起部と係止する係止部と、前記フード部の外周面に向かって押し込まれることで前記係止部を変位させる嵌合解除部とを有し、
    前記嵌合位置保証部材が前記嵌合保証位置に配置された状態において、前記ロック部が前記係止部に係止されるとともに、前記押込抑制部材が前記フード部の外周面と前記嵌合解除部との間に配置されるコネクタ。
  2. 前記ロックアームは、前記フード部の外周面から外方に突出して形成された基端部と、前記基端部の突出先端が長さ方向の中間部に連結されたロックアーム本体部とを有し、
    前記ロックアーム本体部の長さ方向の一端部に前記係止部が形成され、前記ロックアーム本体部の長さ方向の他端部に前記嵌合解除部が形成されており、
    前記嵌合位置保証部材が前記嵌合保証解除位置に配置された状態において、前記嵌合解除部と前記フード部の外周面との間に空間が形成されており、
    前記押込抑制部材は、前記嵌合位置保証部材が前記嵌合保証位置に配置された状態において、前記空間に配置される請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記押込抑制部材は、前記フード部の上面に配置されており、
    前記押込抑制部材は、前記本体部の端部から前記嵌合位置保証部材の長さ方向に延びる枠状に形成されており、
    前記押込抑制部材の突出先端部には、平板状に形成された挿入部が設けられており、
    前記挿入部の上面は、前記本体部の上面よりも下方に設けられており、
    前記嵌合位置保証部材が前記嵌合保証位置に配置された状態において、前記挿入部が前記フード部の上面と前記嵌合解除部の下面との間に挿入される請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記嵌合位置保証部材は、前記嵌合保証解除位置から前記嵌合保証位置に変位する際に、前記挿入部から前記本体部に向かうスライド方向に移動するものであり、
    前記挿入部の上面には、前記突出先端部側から前記挿入部の前記本体部側の端部に向かうに連れて下方に傾斜する傾斜面が形成されている請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記嵌合位置保証部材は、前記押込抑制部材の前記突出先端部の上面から上方に突出して形成された平板状の操作部を更に有する請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記操作部は、前記嵌合位置保証部材の長さ方向と直交する幅方向の全長にわたって延びるように形成されている請求項5に記載のコネクタ。
  7. 前記嵌合位置保証部材は、前記押込抑制部材の幅方向の端面と前記操作部の幅方向の端面とを接続する接続部を更に有し、
    前記ハウジングは、前記ロックアームを挟むように前記フード部の上面に形成された一対の側壁を更に有し、
    前記接続部は、前記一対の側壁の間に配置される請求項6に記載のコネクタ。
  8. 前記ロックアームは、開口部を有する枠状に形成されており、
    前記本体部のうち前記フード部側に向く面には、前記フード部に向かって突出する係合部が形成されており、
    前記嵌合位置保証部材は、前記係合部が前記開口部内に嵌合されるように前記ハウジングに取り付けられる請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のコネクタ。
  9. コネクタのハウジングに取り付けられ、前記ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合保証を行う嵌合位置保証部材であって、
    本体部と、
    前記本体部の第1端部から第1方向に突出して形成された弾性変位可能なロック部と、
    前記本体部の第2端部から前記第1方向とは反対側の第2方向に突出して形成された押込抑制部材と、を有し、
    前記押込抑制部材は、平板状に形成された挿入部を有し、
    前記挿入部の上面は、前記本体部の上面よりも下方に形成されている嵌合位置保証部材。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のコネクタと、
    前記コネクタと接続された電線と、
    を有するワイヤハーネス。
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