JP2023131383A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】コネクタと相手コネクタとの嵌合を解除しやすいコネクタを提供する。【解決手段】コネクタ10は、相手ハウジング51と正規嵌合した状態で初期位置から検知位置への移動が許容される検知部材30を備え、ハウジング11は、ハウジング11の外周壁13から延びて撓み変形可能に形成され、相手ハウジング51と係止可能なロックアーム14と、ロックアーム14の先端部側に配されるロック解除部17と、を備え、検知部材30は、本体部31と、本体部31から延びて撓み変形可能に形成され、ロック解除部17と係止することで検知部材30を検知位置に保持する係止アーム36と、を備え、係止アーム36は、検知部材30が初期位置にあるときハウジング11と相手ハウジング51とが嵌合する嵌合方向についてロック解除部17と連なって配され、検知部材30が検知位置にあるとき嵌合方向と交差する方向にロック解除部17と重なって配される。【選択図】図5
Description
本開示は、コネクタに関する。
嵌合状態を検知可能なコネクタとして、従来、特開平9-92398号公報(下記特許文献1)に記載の電気コネクタが知られている。この電気コネクタは、雄型コネクタと、雄型コネクタと嵌合する雌型コネクタと、雄型コネクタと雌コネクタとの嵌合状態を確認するスライダと、を備える。スライダは、仮係止位置と本係止位置との間で移動可能に雄型コネクタハウジングに保持されている。雄型コネクタと雌型コネクタとの嵌合操作において、スライダが本係止位置に移動可能であることをもって、雄型コネクタと雌型コネクタとが完全に嵌合した状態であることを検知することができる。
上記の構成では、雄型コネクタは、雄コネクタハウジングの外周壁から突設された可撓性のロックアームを備える。ロックアームは、雌型コネクタ側に延びる一対のアーム部と、これらの自由端側を連結する連結部と、これらの自由端と基端との中間部を連結する中間連結部と、を備える。雌型コネクタは、雄コネクタハウジングが嵌合される嵌合フード部を備える。嵌合フード部には、雄型コネクタと雌型コネクタとが完全に嵌合した状態で、ロックアームの連結部と係合する係合凸部が設けられている。雄型コネクタと雌型コネクタとを離脱させる際には、中間連結部を下方に押圧してロックアームを撓ませることで、係合凸部と連結部とのロックを解除する。
上記の電気コネクタを小型化する場合、ロックアームを撓ませる際に押圧する中間連結部が小さくなり、係合凸部と連結部とのロックが解除しにくくなることが考えられる。
本開示のコネクタは、相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングに対して初期位置と検知位置との間を移動可能に保持され、前記ハウジングと前記相手ハウジングとが正規嵌合した状態で前記初期位置から前記検知位置への移動が許容される検知部材と、を備え、前記ハウジングは、前記ハウジングの外周壁から延びて撓み変形可能に形成され、前記相手ハウジングと係止可能なロックアームと、前記ロックアームの先端部側に配されるロック解除部と、を備え、前記検知部材は、本体部と、前記本体部から延びて撓み変形可能に形成され、前記ロック解除部と係止することで前記検知部材を前記検知位置に保持する係止アームと、を備え、前記係止アームは、前記検知部材が前記初期位置にあるとき前記ハウジングと前記相手ハウジングとが嵌合する嵌合方向について前記ロック解除部と連なって配され、前記検知部材が前記検知位置にあるとき前記嵌合方向と交差する方向に前記ロック解除部と重なって配される、コネクタである。
本開示によれば、コネクタと相手コネクタとの嵌合を解除しやすいコネクタを提供することができる。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
(1)本開示のコネクタは、相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングに対して初期位置と検知位置との間を移動可能に保持され、前記ハウジングと前記相手ハウジングとが正規嵌合した状態で前記初期位置から前記検知位置への移動が許容される検知部材と、を備え、前記ハウジングは、前記ハウジングの外周壁から延びて撓み変形可能に形成され、前記相手ハウジングと係止可能なロックアームと、前記ロックアームの先端部側に配されるロック解除部と、を備え、前記検知部材は、本体部と、前記本体部から延びて撓み変形可能に形成され、前記ロック解除部と係止することで前記検知部材を前記検知位置に保持する係止アームと、を備え、前記係止アームは、前記検知部材が前記初期位置にあるとき前記ハウジングと前記相手ハウジングとが嵌合する嵌合方向について前記ロック解除部と連なって配され、前記検知部材が前記検知位置にあるとき前記嵌合方向と交差する方向に前記ロック解除部と重なって配される。
このような構成によると、検知部材が初期位置に保持された状態では、係止アームとロック解除部とが嵌合方向に連なって配されるから、ハウジングと相手ハウジングとの嵌合を解除する際、作業者がロック解除部に手指等を添えやすい。また、係止アームは撓み変形可能とされるから、作業者はロック解除部を押圧してロックアームを撓ませる際、係止アームも一緒に押圧して撓ませることができる。したがって、嵌合解除の操作が行いやすい。
(2)前記ハウジングは第1ガイド部を備え、前記検知部材は、前記第1ガイド部と摺接する第2ガイド部を備え、前記第1ガイド部と前記第2ガイド部との摺接により、前記検知部材の前記初期位置と前記検知位置との間での移動が案内されることが好ましい。
このような構成によると、検知部材が初期位置と検知位置との間で移動することを案内することができる。
(3)前記第1ガイド部は第1ストッパ部を備え、前記第2ガイド部は、前記検知部材が前記初期位置にあるとき前記第1ストッパ部と係止して前記検知部材を前記ハウジングに対して抜け止めする第2ストッパ部を備えることが好ましい。
このような構成によると、第1ストッパ部と第2ストッパ部との係止により、検知部材をハウジングに対して抜け止めすることができる。
(4)前記本体部は前記ハウジングの外周壁に摺接しており、前記検知部材は、前記係止アームよりも前記相手ハウジングから離間して配され、前記嵌合方向と交差する方向に前記本体部から立ち上がる操作部を備えることが好ましい。
このような構成によると、操作部により検知部材を初期位置と検知位置との間で移動させやすい。
(5)前記操作部は、前記検知部材が前記検知位置にあるとき前記ロックアームと前記ハウジングの外周壁との間の空間に配されることで前記ロックアームの撓み変形を規制し、前記検知部材が前記初期位置にあるとき前記ロックアームの撓み変形を許容することが好ましい。
このような構成によると、検知部材が検知位置にあるときロックアームの撓み変形により嵌合が解除されることを抑制することができる。
(6)前記操作部は、前記ロックアームと前記ハウジングの外周壁との間の空間を前記嵌合方向に塞いでいることが好ましい。
このような構成によると、操作部により、ロックアームとハウジングの外周壁との間の空間に異物が進入することを抑制し、検知部材の破損等を抑制することができる。
(7)前記ハウジングは、前記ハウジングの外周壁から立ち上がり、前記ロックアームの両側方に配される一対の保護壁と、前記一対の保護壁を連結する連結部と、を備え、前記ロックアームは、前記連結部と前記ハウジングの外周壁との間に配されていることが好ましい。
このような構成によると、一対の保護壁により、ロックアームとハウジングの外周壁との間の空間に異物が進入することを抑制し、検知部材の破損等を抑制することができる。連結部により、ロック解除部と係止アームとの係止が解除されることを抑制することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下に、本開示の実施形態について説明する。本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以下に、本開示の実施形態について説明する。本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
<実施形態>
本開示の実施形態について、図1から図13を参照しつつ説明する。以下の説明においては、矢線Zの示す方向を上方、矢線Xの示す方向を前方、矢線Yの示す方向を左方として説明する。なお、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材の符号を省略する場合がある。
本開示の実施形態について、図1から図13を参照しつつ説明する。以下の説明においては、矢線Zの示す方向を上方、矢線Xの示す方向を前方、矢線Yの示す方向を左方として説明する。なお、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材の符号を省略する場合がある。
[コネクタ]
図1に示すように、本実施形態のコネクタ10は、ハウジング11と、ハウジング11に組み付けられる検知部材30と、を備える。図3に示すように、コネクタ10の嵌合相手は、相手ハウジング51を備える相手コネクタ50となっている。ハウジング11と相手ハウジング51とは、前後方向(嵌合方向の一例)に嵌合するようになっている。
図1に示すように、本実施形態のコネクタ10は、ハウジング11と、ハウジング11に組み付けられる検知部材30と、を備える。図3に示すように、コネクタ10の嵌合相手は、相手ハウジング51を備える相手コネクタ50となっている。ハウジング11と相手ハウジング51とは、前後方向(嵌合方向の一例)に嵌合するようになっている。
[相手ハウジング]
相手コネクタ50は、相手ハウジング51と、相手ハウジング51内に収容される相手端子(図示せず)と、を備える。相手ハウジング51には、ロック受け部52が凹状をなして設けられている。後述するように、ロック受け部52は、ハウジング11のロック部15を受け入れるようになっている(図5参照)。本実施形態では、相手端子はタブ状をなす雄端子とされている。
相手コネクタ50は、相手ハウジング51と、相手ハウジング51内に収容される相手端子(図示せず)と、を備える。相手ハウジング51には、ロック受け部52が凹状をなして設けられている。後述するように、ロック受け部52は、ハウジング11のロック部15を受け入れるようになっている(図5参照)。本実施形態では、相手端子はタブ状をなす雄端子とされている。
[ハウジング]
ハウジング11は、絶縁性の合成樹脂製であって、略ブロック状をなしている。図1に示すように、ハウジング11は、前後方向に貫通するキャビティ12を有する。キャビティ12内には、図示しない端子が収容されている。これらの端子は、本実施形態では、雌端子とされている。
ハウジング11は、絶縁性の合成樹脂製であって、略ブロック状をなしている。図1に示すように、ハウジング11は、前後方向に貫通するキャビティ12を有する。キャビティ12内には、図示しない端子が収容されている。これらの端子は、本実施形態では、雌端子とされている。
[ロックアーム]
ハウジング11の上側の外周壁13には、ロックアーム14が形成されている。ロックアーム14は、全体として前後方向に細長く延びた形態である。ロックアーム14は、外周壁13の前端部から後方に延びる片持ち状をなしている。ロックアーム14は、前端部を略支点として上下方向へ撓み変形可能とされている。ロックアーム14の前後方向における略中央位置には、上方へ突出するロック部15が形成されている。図5に示すように、ロック部15の下側には、ロックアーム14の下面から上方に凹むロック凹部15Aが形成されている。
ハウジング11の上側の外周壁13には、ロックアーム14が形成されている。ロックアーム14は、全体として前後方向に細長く延びた形態である。ロックアーム14は、外周壁13の前端部から後方に延びる片持ち状をなしている。ロックアーム14は、前端部を略支点として上下方向へ撓み変形可能とされている。ロックアーム14の前後方向における略中央位置には、上方へ突出するロック部15が形成されている。図5に示すように、ロック部15の下側には、ロックアーム14の下面から上方に凹むロック凹部15Aが形成されている。
図1に示すように、ロックアーム14は、前半部14Aと、前半部14Aから後方へ片持ち状に延出された左右一対の側枠部16と、一対の側枠部16の後端部(先端部)に近い部分同士を橋渡し状に連結するロック解除部17と、を備える。
[ロック解除部]
図12に示すように、ロック解除部17は略板状をなしている。ロック解除部17は、上面から下方に凹む係止受け部18を有する。係止受け部18は、ロック解除部17の前側部分に配されている。ロック解除部17の後側部分には、収容部19が前方に凹んで形成されている。収容部19の前側には、係合凹部20がさらに前方に凹んで形成されている。係合凹部20は、ロック解除部17の左右中央位置に配され、収容部19よりも左右方向の寸法が小さく設けられている。収容部19及び係合凹部20は、ロック解除部17を後方から切り欠いた形状をなしている。
図12に示すように、ロック解除部17は略板状をなしている。ロック解除部17は、上面から下方に凹む係止受け部18を有する。係止受け部18は、ロック解除部17の前側部分に配されている。ロック解除部17の後側部分には、収容部19が前方に凹んで形成されている。収容部19の前側には、係合凹部20がさらに前方に凹んで形成されている。係合凹部20は、ロック解除部17の左右中央位置に配され、収容部19よりも左右方向の寸法が小さく設けられている。収容部19及び係合凹部20は、ロック解除部17を後方から切り欠いた形状をなしている。
ロック解除部17の左右両側における後端部には、操作部受け部21が形成されている。操作部受け部21は、ロック解除部17から後方に延びる上側当接部21Aと、ロック解除部17から下方に延びる前側当接部21Bと、を有する。
[一対の保護壁、連結部]
図1及び図12に示すように、ハウジング11の上側の外周壁13の後側略三分の一の領域には、左右両端部に一対の保護壁22が形成されている。一対の保護壁22は、外周壁13から上方に立ち上がっている。一対の保護壁22は、ロックアーム14の左方と右方とに配置されている。これにより、ロックアーム14と外周壁13との間に異物が進入することを抑制することができる。一対の保護壁22の前側部分は、連結部25によって連結されている。連結部25は、各保護壁22から上方に延びる側部25Aと、左右一対の側部25Aの上端部を連結する天井部25Bと、を備える。図3に示すように、天井部25Bは、ロック解除部17よりも前方かつ上方に配されている。
図1及び図12に示すように、ハウジング11の上側の外周壁13の後側略三分の一の領域には、左右両端部に一対の保護壁22が形成されている。一対の保護壁22は、外周壁13から上方に立ち上がっている。一対の保護壁22は、ロックアーム14の左方と右方とに配置されている。これにより、ロックアーム14と外周壁13との間に異物が進入することを抑制することができる。一対の保護壁22の前側部分は、連結部25によって連結されている。連結部25は、各保護壁22から上方に延びる側部25Aと、左右一対の側部25Aの上端部を連結する天井部25Bと、を備える。図3に示すように、天井部25Bは、ロック解除部17よりも前方かつ上方に配されている。
[第1ガイド部]
図10及び図12に示すように、ハウジング11は、各保護壁22に対して1つ設けられる第1ガイド部23を有する。本実施形態では、第1ガイド部23は各保護壁22において溝状に形成されている。第1ガイド部23は、上側の外周壁13と、保護壁22と、保護壁22と接続され、上側の外周壁13と上下方向に対向する溝壁22Aと、から構成されている。溝壁22Aは、各保護壁22から左右方向についてロックアーム14側に向かって延びている。詳細には、左側の保護壁22においては、溝壁22Aは保護壁22の上端部から右方に延びている。右側の保護壁22においては、溝壁22Aは保護壁22の上端部から左方に延びている。したがって、左側の第1ガイド部23は、左方に凹状をなしている。右側の第1ガイド部23は、右方に凹状をなしている。第1ガイド部23の上下方向の寸法、すなわち溝幅は、検知部材30の本体部31の板厚(第2ガイド部32の板厚)と同一か、これよりやや大きく設定されている(図10参照)。
図10及び図12に示すように、ハウジング11は、各保護壁22に対して1つ設けられる第1ガイド部23を有する。本実施形態では、第1ガイド部23は各保護壁22において溝状に形成されている。第1ガイド部23は、上側の外周壁13と、保護壁22と、保護壁22と接続され、上側の外周壁13と上下方向に対向する溝壁22Aと、から構成されている。溝壁22Aは、各保護壁22から左右方向についてロックアーム14側に向かって延びている。詳細には、左側の保護壁22においては、溝壁22Aは保護壁22の上端部から右方に延びている。右側の保護壁22においては、溝壁22Aは保護壁22の上端部から左方に延びている。したがって、左側の第1ガイド部23は、左方に凹状をなしている。右側の第1ガイド部23は、右方に凹状をなしている。第1ガイド部23の上下方向の寸法、すなわち溝幅は、検知部材30の本体部31の板厚(第2ガイド部32の板厚)と同一か、これよりやや大きく設定されている(図10参照)。
[第1ストッパ部]
図11に示すように、第1ガイド部23の後側部分には、各保護壁22から左右方向について検知部材30側に向かって突出する突出部22Bが形成されている。突出部22Bの後側部分は、前方に向かうほど左右方向について検知部材30側に位置して傾斜する形状とされている。突出部22Bの前端面は、保護壁22から切り立った形状をなして設けられている。突出部22Bの前端面は、第1ストッパ部24とされている。
図11に示すように、第1ガイド部23の後側部分には、各保護壁22から左右方向について検知部材30側に向かって突出する突出部22Bが形成されている。突出部22Bの後側部分は、前方に向かうほど左右方向について検知部材30側に位置して傾斜する形状とされている。突出部22Bの前端面は、保護壁22から切り立った形状をなして設けられている。突出部22Bの前端面は、第1ストッパ部24とされている。
[検知部材]
検知部材30は絶縁性の合成樹脂製とされている。図1に示すように、検知部材30は、本体部31と、本体部31の前端部の左右中央位置から上斜め前方に延びる検知アーム34と、本体部31の前後及び左右の略中央位置から上方に延びる係止アーム36と、本体部31の後端部から上方(嵌合方向と交差する方向の一例)に延びる操作部41と、を備える。
検知部材30は絶縁性の合成樹脂製とされている。図1に示すように、検知部材30は、本体部31と、本体部31の前端部の左右中央位置から上斜め前方に延びる検知アーム34と、本体部31の前後及び左右の略中央位置から上方に延びる係止アーム36と、本体部31の後端部から上方(嵌合方向と交差する方向の一例)に延びる操作部41と、を備える。
[本体部、第2ガイド部、第2ストッパ部]
本体部31は、上下方向に扁平な板状をなしている。本体部31の前端部の左右両側には、左右方向における外方に突出する第2ガイド部32が形成されている。第2ガイド部32の板厚は本体部31の板厚と同一とされている。第2ガイド部32は第1ガイド部23内に進入可能とされている(図10及び図11参照)。第2ガイド部32は第1ガイド部23の内壁と摺接するようになっている。図11に示すように、第2ガイド部32の前側部分は、後方に向かうほど本体部31からの突出量が大きくなるように傾斜する形状とされている。第2ガイド部32の後端面は、本体部31の側面から切り立った形状をなして設けられている。第2ガイド部32の後端面は、第2ストッパ部33とされている。第1ストッパ部24と第2ストッパ部33とが係止した状態におけるハウジング11に対する検知部材30の位置は、初期位置とされている(図3参照)。
本体部31は、上下方向に扁平な板状をなしている。本体部31の前端部の左右両側には、左右方向における外方に突出する第2ガイド部32が形成されている。第2ガイド部32の板厚は本体部31の板厚と同一とされている。第2ガイド部32は第1ガイド部23内に進入可能とされている(図10及び図11参照)。第2ガイド部32は第1ガイド部23の内壁と摺接するようになっている。図11に示すように、第2ガイド部32の前側部分は、後方に向かうほど本体部31からの突出量が大きくなるように傾斜する形状とされている。第2ガイド部32の後端面は、本体部31の側面から切り立った形状をなして設けられている。第2ガイド部32の後端面は、第2ストッパ部33とされている。第1ストッパ部24と第2ストッパ部33とが係止した状態におけるハウジング11に対する検知部材30の位置は、初期位置とされている(図3参照)。
図3に示すように、検知アーム34の前端部上面には、突起状の前止まり部35が形成されている。図4及び図5に示すように、検知アーム34は本体部31に対して撓み変形可能とされている。検知部材30が初期位置にあるとき、前止まり部35はロック部15と前後方向に対向して配される。これにより、ハウジング11と相手ハウジング51とが未嵌合の状態(図3参照)、または半嵌合の状態(図4参照)では、検知部材30が初期位置より前方に移動することが規制される。
図5に示すように、ハウジング11と相手ハウジング51とが完全に嵌合した状態(正規嵌合の状態)では、ロック部15とロック受け部52とが係止する。相手ハウジング51のハウジング11側の端部(後端部、図示右端部)が検知部材30の検知アーム34の前止まり部35に干渉し、検知アーム34は下方に撓ませられる。これにより、前止まり部35はロック凹部15Aに臨むように配される。図5の状態から、検知部材30を前方に移動させることで、図6に示すように、検知部材30は検知位置に至る。検知部材30が検知位置にあるとき、前止まり部35はロック凹部15A内に収容されている。以上のように、検知部材30が検知位置に移動したことをもって、ハウジング11と相手ハウジング51との正規嵌合を検知できるようになっている。
[係止アーム]
図7に示すように、係止アーム36は、本体部31に対して撓み変形可能とされている。図13に示すように、係止アーム36の先端部には、上下方向に扁平な板状の係止片部37が形成されている。係止片部37は、係止アーム36の上端部から前方に延びている。係止片部37の前端部には、係止片部37の下面から下方に突出する係止突起38が形成されている。係止アーム36の上端部には、係止アーム36の前面から後方に凹む嵌入部39が形成されている。嵌入部39は溝状であって、係止片部37がこの溝の上側の壁部とされている。係止アーム36は、係止片部37の下面から下方に延びる係合凸部40を備える。係合凸部40は、係止片部37の後側部分の左右中央位置に配されている。係合凸部40は、嵌入部39を仕切るように配されている。
図7に示すように、係止アーム36は、本体部31に対して撓み変形可能とされている。図13に示すように、係止アーム36の先端部には、上下方向に扁平な板状の係止片部37が形成されている。係止片部37は、係止アーム36の上端部から前方に延びている。係止片部37の前端部には、係止片部37の下面から下方に突出する係止突起38が形成されている。係止アーム36の上端部には、係止アーム36の前面から後方に凹む嵌入部39が形成されている。嵌入部39は溝状であって、係止片部37がこの溝の上側の壁部とされている。係止アーム36は、係止片部37の下面から下方に延びる係合凸部40を備える。係合凸部40は、係止片部37の後側部分の左右中央位置に配されている。係合凸部40は、嵌入部39を仕切るように配されている。
図3及び図5に示すように、検知部材30が初期位置にあるとき、係止アーム36の係止片部37は、ロック解除部17の後方に連なって配されている。係止片部37はロック解除部17よりも上方に配され、係止片部37の下面とロック解除部17の上面が略同一の高さとされている。図2に示すように、係止片部37は、平面視においてロック解除部17の収容部19と重なる位置に配されている。作業者は係止片部37の上面及びロック解除部17の上面に上方から手指等を添えることができる。図7に示すように、係止片部37の上面及びロック解除部17の上面に添えた手指等(図では手指F1)を下方に押圧することで、ロックアーム14を下方に撓ませることができる。
図6に示すように、検知部材30が検知位置にあるとき、係止片部37は、ロック解除部17の上方(嵌合方向と交差する方向の一例)に重なるように配されている。係止突起38が係止受け部18の内壁と係止し、検知部材30が検知位置に保持されるようになっている。嵌入部39にはロック解除部17の後側部分が嵌入している。これにより、係止片部37に対してロック解除部17が上下方向に位置決めされ、係止突起38と係止受け部18との係止が外れにくくなっている。
また、係止片部37及びロック解除部17の前方には、連結部25の天井部25Bが配されている。これにより、係止片部37が前方から応力を受けることで、係止突起38と係止受け部18との係止が解除されることが抑制される。例えば、係止片部37の前側から異物が接近してきた場合、この異物は天井部25Bに遮られて、係止片部37に当たりにくくなっている。よって、係止突起38と係止受け部18との係止が維持されやすい。
図9に示すように、検知部材30が検知位置にあるとき、係止アーム36の嵌入部39の奥側の部分は、収容部19内に収容されている。図8及び図9に示すように、係合凸部40は、係合凹部20内に収容されている。これら部材の係合により、検知部材30の移動の際、係止アーム36とロック解除部17との係止が案内される。また、係止アーム36に対してロック解除部17が左右方向に位置決めされる。
[操作部]
図5に示すように、操作部41は、前後方向に扁平な板状とされている。操作部41の下側部分は、板厚が大きく形成された肉厚部41Aとなっている。肉厚部41Aにより、操作部41の本体部31に対する撓み変形が抑制されている。操作部41は、ハウジング11に対して検知部材30を移動させる際に作業者が把持することができる部分である。例えば、操作部41の後面を後方から押すことによって、検知部材30を初期位置から検知位置に移動させることができる。また、操作部41の左右両側縁を挟むように持ち、後方に引っ張ることにより、検知部材30を検知位置から初期位置に移動させることができる。
図5に示すように、操作部41は、前後方向に扁平な板状とされている。操作部41の下側部分は、板厚が大きく形成された肉厚部41Aとなっている。肉厚部41Aにより、操作部41の本体部31に対する撓み変形が抑制されている。操作部41は、ハウジング11に対して検知部材30を移動させる際に作業者が把持することができる部分である。例えば、操作部41の後面を後方から押すことによって、検知部材30を初期位置から検知位置に移動させることができる。また、操作部41の左右両側縁を挟むように持ち、後方に引っ張ることにより、検知部材30を検知位置から初期位置に移動させることができる。
図6に示すように、検知部材30が検知位置にあるとき、操作部41は操作部受け部21に受け入れられる。詳細には、操作部41の上面は上側当接部21Aと当接する。これにより、検知位置においては、ロック解除部17を下方に押圧してロックアーム14を下方に撓み変形させることが規制される。また、操作部41の前面は前側当接部21Bと当接する。これにより、操作部41が前方に移動することが規制される。図3に示すように、検知部材30が初期位置にあるときには、操作部41は、ハウジング11の外周壁13とロックアーム14との間の空間には進入していない。このため、図4に示すように、ロックアーム14の撓み変形は規制されないようになっている。
図6及び図10に示すように、操作部41は、ロックアーム14と外周壁13との間の空間を後方から閉塞可能とされている。これにより、ロックアーム14と外周壁13との間の空間に異物が進入することによる、検知部材30の破損等を抑制することができる。
[ハウジングと相手ハウジングとの嵌合操作、及び嵌合検知]
本実施形態のコネクタ10は以上のような構成であって、以下、ハウジング11(コネクタ10)と相手ハウジング51(相手コネクタ50)との嵌合操作の一例について説明する。
まず、検知部材30をハウジング11に対して初期位置に組み付ける。検知部材30の左右の第2ガイド部32をハウジング11の左右の第1ガイド部23内に進入させる。第2ガイド部32の前側の傾斜部分を、突出部22Bの後側の傾斜部分に摺接させつつ、ハウジング11に対して検知部材30を前方に押し込む。第2ガイド部32が突出部22Bを乗り越えると、検知部材30は初期位置に至る。第1ストッパ部24と第2ストッパ部33とが前後方向に係止することで、検知部材30が初期位置に保持される(図11参照)。
本実施形態のコネクタ10は以上のような構成であって、以下、ハウジング11(コネクタ10)と相手ハウジング51(相手コネクタ50)との嵌合操作の一例について説明する。
まず、検知部材30をハウジング11に対して初期位置に組み付ける。検知部材30の左右の第2ガイド部32をハウジング11の左右の第1ガイド部23内に進入させる。第2ガイド部32の前側の傾斜部分を、突出部22Bの後側の傾斜部分に摺接させつつ、ハウジング11に対して検知部材30を前方に押し込む。第2ガイド部32が突出部22Bを乗り越えると、検知部材30は初期位置に至る。第1ストッパ部24と第2ストッパ部33とが前後方向に係止することで、検知部材30が初期位置に保持される(図11参照)。
次に、ハウジング11と相手ハウジング51とが互いに向かい合わせに配置される(図3参照)。ハウジング11と相手ハウジング51とが互いに近づけられる。相手ハウジング51のハウジング11側の後端部(図示右端部)が、ロック部15に乗り上げると、ロックアーム14が下方に撓み変形する(図4参照)。
ハウジング11と相手ハウジング51とが完全に嵌合していない状態(半嵌合の状態)では、相手ハウジング51の後端部はロック部15を乗り越えず、ロックアーム14が下方に撓んだままの状態になっている。よって、ロック部15と前止まり部35とが対向する配置となるから、検知部材30を前方に移動させることができない。
ハウジング11と相手ハウジング51とが完全に嵌合した状態(正規嵌合の状態)では、相手ハウジング51の後端部がロック部15を乗り越え、ロックアーム14が自然状態に復帰変形している(図5参照)。一方、相手ハウジング51の後端部は前止まり部35を下方に押し下げて、検知アーム34を撓み変形させる。これにより、前止まり部35はロック凹部15Aに進入可能となる。ここで、検知部材30を前方に押し込むことで、検知部材30を検知位置に移動させることができる。
検知部材30が初期位置から検知位置に押し込まれる過程では、引き続き、第1ガイド部23と第2ガイド部32との係合により、検知部材30の移動が案内される。検知部材30の前方への移動が進むと、係止アーム36とロック解除部17とが係合する。まず、係止片部37がロック解除部17に乗り上げる。係合凸部40は、係合凹部20内に進入し、係合凹部20の内壁と摺接する。また、係止アーム36は、収容部19内に進入し、収容部19の内壁と摺接する。これにより、係止アーム36とロック解除部17との係止が案内される。検知部材30が検知位置まで移動すると、係止突起38が係止受け部18の内壁と係止する。これにより、検知部材30が検知位置に保持される(図6及び図8参照)。検知部材30が検知位置に移動したことをもって、ハウジング11と相手ハウジング51との正規嵌合を検知することができる。
[ハウジングと相手ハウジングとの離脱操作]
次に、ハウジング11と相手ハウジング51とが正規嵌合した状態から、ハウジング11と相手ハウジング51とを互いに離脱させる操作の一例について説明する。
図6に示すように、検知部材30が検知位置にあるとき、前止まり部35がロック凹部15A内に配されている。また、操作部41が操作部受け部21と係合し、操作部41の上面と上側当接部21Aとが当接している。このため、検知部材30が検知位置にある状態では、ロックアーム14を下方に撓ませることができない。すなわち、ロック部15とロック受け部52とのロック状態を解除できない。したがって、ハウジング11と相手ハウジング51との離脱の際には、まず検知部材30を初期位置まで移動させる。
次に、ハウジング11と相手ハウジング51とが正規嵌合した状態から、ハウジング11と相手ハウジング51とを互いに離脱させる操作の一例について説明する。
図6に示すように、検知部材30が検知位置にあるとき、前止まり部35がロック凹部15A内に配されている。また、操作部41が操作部受け部21と係合し、操作部41の上面と上側当接部21Aとが当接している。このため、検知部材30が検知位置にある状態では、ロックアーム14を下方に撓ませることができない。すなわち、ロック部15とロック受け部52とのロック状態を解除できない。したがって、ハウジング11と相手ハウジング51との離脱の際には、まず検知部材30を初期位置まで移動させる。
検知部材30が初期位置に移動したら、図5に示すように、係止アーム36の係止片部37がロック解除部17と前後方向に連なって配される。よって、作業者は、ロック解除部17の上面から係止片部37の上面にわたって、上方から手指等を接触させることができる。また係止アーム36は撓み変形可能であるから、作業者がロック解除部17を下方に押圧してロックアーム14を撓ませる際に、係止アーム36もロック解除部17とともに撓むことにより、ロック解除部17の押圧動作が阻害されにくい(図7参照)。
コネクタ10が小型化されると、ロック解除部17が小さくなることが想定されるが、本実施形態では、上記のように係止アーム36が設けられるから、ロックアーム14を撓ませる際に手指等を添える部分を大きくでき、ロック解除部17の操作性の低下を抑制することができる。また、検知部材30が検知位置にあるとき、係止アーム36はロック解除部17と上下方向に重なって配置される(図6参照)。このため、例えば、単純にロック解除部17を前後方向に長く形成する場合と比較して、本実施形態では、正規嵌合状態のコネクタ10を前後方向に小型化することができる。
図7に示すように、ロックアーム14を下方に撓ませた状態で、ハウジング11と相手ハウジング51とを互いに前後方向に離間させる。相手ハウジング51の後端部がロック部15に乗り上げた時点で、ロック解除部17の押圧を止めてもよい。ハウジング11が相手ハウジング51の外側に配されることにより、ハウジング11と相手ハウジング51との離脱操作が完了する(図3参照)。
[実施形態の作用効果]
実施形態によれば、以下の作用、効果を奏する。
実施形態にかかるコネクタ10は、相手ハウジング51に嵌合可能なハウジング11と、ハウジング11に対して初期位置と検知位置との間を移動可能に保持され、ハウジング11と相手ハウジング51とが正規嵌合した状態で初期位置から検知位置への移動が許容される検知部材30と、を備え、ハウジング11は、ハウジング11の外周壁13から延びて撓み変形可能に形成され、相手ハウジング51と係止可能なロックアーム14と、ロックアーム14の先端部側に配されるロック解除部17と、を備え、検知部材30は、本体部31と、本体部31から延びて撓み変形可能に形成され、ロック解除部17と係止することで検知部材30を検知位置に保持する係止アーム36と、を備え、係止アーム36は、検知部材30が初期位置にあるときハウジング11と相手ハウジング51とが嵌合する嵌合方向(前後方向)についてロック解除部17と連なって配され、検知部材30が検知位置にあるとき嵌合方向と交差する方向(上方)にロック解除部17と重なって配される。
実施形態によれば、以下の作用、効果を奏する。
実施形態にかかるコネクタ10は、相手ハウジング51に嵌合可能なハウジング11と、ハウジング11に対して初期位置と検知位置との間を移動可能に保持され、ハウジング11と相手ハウジング51とが正規嵌合した状態で初期位置から検知位置への移動が許容される検知部材30と、を備え、ハウジング11は、ハウジング11の外周壁13から延びて撓み変形可能に形成され、相手ハウジング51と係止可能なロックアーム14と、ロックアーム14の先端部側に配されるロック解除部17と、を備え、検知部材30は、本体部31と、本体部31から延びて撓み変形可能に形成され、ロック解除部17と係止することで検知部材30を検知位置に保持する係止アーム36と、を備え、係止アーム36は、検知部材30が初期位置にあるときハウジング11と相手ハウジング51とが嵌合する嵌合方向(前後方向)についてロック解除部17と連なって配され、検知部材30が検知位置にあるとき嵌合方向と交差する方向(上方)にロック解除部17と重なって配される。
このような構成によると、検知部材30が初期位置に保持された状態では、係止アーム36とロック解除部17とが嵌合方向に連なって配されるから、ハウジング11と相手ハウジング51との嵌合を解除する際、作業者がロック解除部17に手指等を添えやすい。また、係止アーム36は撓み変形可能とされるから、作業者はロック解除部17を押圧してロックアーム14を撓ませる際、係止アーム36も一緒に押圧して撓ませることができる。したがって、嵌合解除の操作が行いやすい。
実施形態では、ハウジング11は第1ガイド部23を備え、検知部材30は、第1ガイド部23と摺接する第2ガイド部32を備え、第1ガイド部23と第2ガイド部32との摺接により、検知部材30の初期位置と検知位置との間での移動が案内される。
このような構成によると、検知部材30が初期位置と検知位置との間で移動することを案内することができる。
実施形態では、第1ガイド部23は第1ストッパ部24を備え、第2ガイド部32は、検知部材30が初期位置にあるとき第1ストッパ部24と係止して検知部材30をハウジング11に対して抜け止めする第2ストッパ部33を備える。
このような構成によると、第1ストッパ部24と第2ストッパ部33との係止により、検知部材30をハウジング11に対して抜け止めすることができる。
実施形態では、本体部31はハウジング11の外周壁13に摺接しており、検知部材30は、係止アーム36よりも相手ハウジング51から離間して配され、嵌合方向と交差する方向(上方)に本体部31から立ち上がる操作部41を備える。
このような構成によると、操作部41により検知部材30を初期位置と検知位置との間で移動させやすい。
実施形態では、操作部41は、検知部材30が検知位置にあるときロックアーム14とハウジング11の外周壁13との間の空間に配されることでロックアーム14の撓み変形を規制し、検知部材30が初期位置にあるときロックアーム14の撓み変形を許容する。
このような構成によると、検知部材30が検知位置にあるときロックアーム14の撓み変形により嵌合が解除されることを抑制することができる。
実施形態では、操作部41は、ロックアーム14とハウジング11の外周壁13との間の空間を嵌合方向に塞いでいる。
このような構成によると、操作部41により、ロックアーム14とハウジング11の外周壁13との間の空間に異物が進入することを抑制し、検知部材30の破損等を抑制することができる。
実施形態では、ハウジング11は、ハウジング11の外周壁13から立ち上がり、ロックアーム14の両側方に配される一対の保護壁22と、一対の保護壁22を連結する連結部25と、を備え、ロックアーム14は、連結部25とハウジング11の外周壁13との間に配されている。
このような構成によると、一対の保護壁22により、ロックアーム14とハウジング11の外周壁13との間の空間に異物が進入することを抑制し、検知部材30の破損等を抑制することができる。連結部25により、ロック解除部17と係止アーム36との係止が解除されることを抑制することができる。
<他の実施形態>
(1)上記実施形態では、検知部材30が初期位置にあるとき、係止片部37はロック解除部17よりも上方に配され、係止片部37の下面とロック解除部17の上面が略同一の高さとされていたが、これに限られることはない。検知部材が初期位置にあるとき、係止アーム(係止片部)及びロック解除部の高さの差は、作業者が手指等で係止アームとロック解除部の双方に接触可能に設定されていればよい。
(2)上記実施形態では、係合凸部40と係合凹部20との係合構造、係止アーム36と収容部19との係合構造、及び嵌入部39とロック解除部17との係合構造が設けられたが、これに限られることはなく、これらの係合構造の少なくとも一部は省略してもよい。
(1)上記実施形態では、検知部材30が初期位置にあるとき、係止片部37はロック解除部17よりも上方に配され、係止片部37の下面とロック解除部17の上面が略同一の高さとされていたが、これに限られることはない。検知部材が初期位置にあるとき、係止アーム(係止片部)及びロック解除部の高さの差は、作業者が手指等で係止アームとロック解除部の双方に接触可能に設定されていればよい。
(2)上記実施形態では、係合凸部40と係合凹部20との係合構造、係止アーム36と収容部19との係合構造、及び嵌入部39とロック解除部17との係合構造が設けられたが、これに限られることはなく、これらの係合構造の少なくとも一部は省略してもよい。
10: コネクタ
11: ハウジング
12: キャビティ
13: 外周壁
14: ロックアーム
14A: 前半部
15: ロック部
15A: ロック凹部
16: 側枠部
17: ロック解除部
18: 係止受け部
19: 収容部
20: 係合凹部
21: 操作部受け部
21A: 上側当接部
21B: 前側当接部
22: 保護壁
22A: 溝壁
22B: 突出部
23: 第1ガイド部
24: 第1ストッパ部
25: 連結部
25A: 側部
25B: 天井部
30: 検知部材
31: 本体部
32: 第2ガイド部
33: 第2ストッパ部
34: 検知アーム
35: 前止まり部
36: 係止アーム
37: 係止片部
38: 係止突起
39: 嵌入部
40: 係合凸部
41: 操作部
41A: 肉厚部
50: 相手コネクタ
51: 相手ハウジング
52: ロック受け部
F1: 手指
11: ハウジング
12: キャビティ
13: 外周壁
14: ロックアーム
14A: 前半部
15: ロック部
15A: ロック凹部
16: 側枠部
17: ロック解除部
18: 係止受け部
19: 収容部
20: 係合凹部
21: 操作部受け部
21A: 上側当接部
21B: 前側当接部
22: 保護壁
22A: 溝壁
22B: 突出部
23: 第1ガイド部
24: 第1ストッパ部
25: 連結部
25A: 側部
25B: 天井部
30: 検知部材
31: 本体部
32: 第2ガイド部
33: 第2ストッパ部
34: 検知アーム
35: 前止まり部
36: 係止アーム
37: 係止片部
38: 係止突起
39: 嵌入部
40: 係合凸部
41: 操作部
41A: 肉厚部
50: 相手コネクタ
51: 相手ハウジング
52: ロック受け部
F1: 手指
Claims (7)
- 相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、
前記ハウジングに対して初期位置と検知位置との間を移動可能に保持され、前記ハウジングと前記相手ハウジングとが正規嵌合した状態で前記初期位置から前記検知位置への移動が許容される検知部材と、を備え、
前記ハウジングは、前記ハウジングの外周壁から延びて撓み変形可能に形成され、前記相手ハウジングと係止可能なロックアームと、前記ロックアームの先端部側に配されるロック解除部と、を備え、
前記検知部材は、本体部と、前記本体部から延びて撓み変形可能に形成され、前記ロック解除部と係止することで前記検知部材を前記検知位置に保持する係止アームと、を備え、
前記係止アームは、前記検知部材が前記初期位置にあるとき前記ハウジングと前記相手ハウジングとが嵌合する嵌合方向について前記ロック解除部と連なって配され、前記検知部材が前記検知位置にあるとき前記嵌合方向と交差する方向に前記ロック解除部と重なって配される、コネクタ。 - 前記ハウジングは第1ガイド部を備え、
前記検知部材は、前記第1ガイド部と摺接する第2ガイド部を備え、
前記第1ガイド部と前記第2ガイド部との摺接により、前記検知部材の前記初期位置と前記検知位置との間での移動が案内される、請求項1に記載のコネクタ。 - 前記第1ガイド部は第1ストッパ部を備え、
前記第2ガイド部は、前記検知部材が前記初期位置にあるとき前記第1ストッパ部と係止して前記検知部材を前記ハウジングに対して抜け止めする第2ストッパ部を備える、請求項2に記載のコネクタ。 - 前記本体部は前記ハウジングの外周壁に摺接しており、
前記検知部材は、前記係止アームよりも前記相手ハウジングから離間して配され、前記嵌合方向と交差する方向に前記本体部から立ち上がる操作部を備える、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。 - 前記操作部は、前記検知部材が前記検知位置にあるとき前記ロックアームと前記ハウジングの外周壁との間の空間に配されることで前記ロックアームの撓み変形を規制し、前記検知部材が前記初期位置にあるとき前記ロックアームの撓み変形を許容する、請求項4に記載のコネクタ。
- 前記操作部は、前記ロックアームと前記ハウジングの外周壁との間の空間を前記嵌合方向に塞いでいる、請求項4または請求項5に記載のコネクタ。
- 前記ハウジングは、前記ハウジングの外周壁から立ち上がり、前記ロックアームの両側方に配される一対の保護壁と、前記一対の保護壁を連結する連結部と、を備え、
前記ロックアームは、前記連結部と前記ハウジングの外周壁との間に配されている、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のコネクタ。
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JP2022036106A JP2023131383A (ja) | 2022-03-09 | 2022-03-09 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2022036106A JP2023131383A (ja) | 2022-03-09 | 2022-03-09 | コネクタ |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2022036106A Pending JP2023131383A (ja) | 2022-03-09 | 2022-03-09 | コネクタ |
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2022
- 2022-03-09 JP JP2022036106A patent/JP2023131383A/ja active Pending
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