JP2907377B2 - コネクタの結合検知装置 - Google Patents

コネクタの結合検知装置

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JP2907377B2
JP2907377B2 JP6122483A JP12248394A JP2907377B2 JP 2907377 B2 JP2907377 B2 JP 2907377B2 JP 6122483 A JP6122483 A JP 6122483A JP 12248394 A JP12248394 A JP 12248394A JP 2907377 B2 JP2907377 B2 JP 2907377B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/64Means for preventing incorrect coupling
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6271Latching means integral with the housing
    • H01R13/6272Latching means integral with the housing comprising a single latching arm

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ワイヤーハー
ネス等の接続に用いられるコネクタが、正常に結合され
ているか否かを検知するコネクタの結合検知装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のエアバッグ等の配線系統に使用
されるコネクタでは、コネクタが完全に結合しているか
否かを特に厳重にチェックする必要がある。
【0003】従来、結合検知機能を持つコネクタとし
て、特開平3−285280号公報に記載のものが知ら
れている。図10、図11、図12は同公報に記載のコ
ネクタの構成図である。図において、1は雌型コネク
タ、2はそれと結合される雄型コネクタである。雌型コ
ネクタ1の外面にはロック室3が形成され、雄型コネク
タ2の外面には、両コネクタ1、2を結合したとき、前
記ロック室3内に進入する可撓性のロックアーム4が設
けられている。
【0004】ロックアーム4の先端およびロック室3の
前端には、両コネクタ1、2が完全結合状態にあると
き、相互にロックし合うロック突起5、6が設けられて
いる。7はスライダであり、ロックアーム4に沿ってス
ライド自在に装着される。このスライダ7は、前方にロ
ック検知アーム8を延ばし、その先端に、前記ロックア
ーム4のロック突起5に係合するストッパ9と、その更
に先端に延びた支持ガイド10とを有する。また、ロッ
ク検知アーム8の下面には、雄型コネクタ2の外面の突
起11と係合する突起12が設けられている。なお、図
11において、雌型コネクタ1および雄型コネクタ2に
は、それぞれ電線22の先端に接続された雄端子21お
よび雌端子23が収容されている。
【0005】このコネクタを用いる場合、スライダ7を
予め図11に示すように装着しておく。即ち、スライダ
7をロックアーム4に沿った通路に進入させ、ロック検
知アーム8のストッパ9を、ロックアーム4のロック突
起5に衝合させる。この状態で、支持ガイド10がロッ
ク突起5を下から支え、スライダ7の下面の突起12が
雄型コネクタ2の外面の突起11を乗り越えて係止され
る。
【0006】この状態から雌型コネクタ1、または雄型
コネクタ2に係止させたスライダ7を結合方向に前進さ
せる。そうすると、ロックアーム4は、その先端が雌型
コネクタ1側のロック突起6の案内面に摺接して、下側
に撓みながら前進する。このとき、スライダ7のロック
アーム4のロック突起5には、ロック検知アーム8のス
トッパ9と支持ガイド10が係合しているので、ロック
検知アーム8も下側に一緒に撓み、ストッパ9も雌型コ
ネクタ1側のロック突起6の下側にもぐり込む状態とな
る。
【0007】図13(a)に示すように、ロックアーム
4のロック突起5が、雌型コネクタ1側のロック突起6
よりもさらに奥へ進むと、図13(b)に示すようにロ
ックアーム4が弾性復元して上方に反り返り、ロックア
ーム4のロック突起5が雌型コネクタ1側のロック突起
6と係合する。これにより、雄雌コネクタ1、2の完全
嵌合およびロックが同時に達成され、雄端子21と雌端
子23の電気的接続が達成される。このとき、雌型コネ
クタ1側のロック突起6がストッパ9を上から押さえて
おり、しかもストッパ9の前方に、障害物であるロック
アーム4のロック突起5が存在しなくなるので、スライ
ダ7の前進が可能となる。
【0008】そこで、スライダ7を押すと、ロック検知
アーム8が前進し、ストッパ9がロックアーム4のロッ
ク突起5よりも奥に達するに及んで、図13(c)に示
すように、ロック検知アーム8が弾性復帰し、これによ
りスライダ7がロック確認位置に移動する。
【0009】このように、スライダ7は、両コネクタ
1、2の結合およびロックが完全に行われ、ロックアー
ム4とロック検知アーム8との係合が解除されたとき
に、初めて動くようになる。それまでは動かない。した
がって、コネクタが完全に結合されているか否かの検知
を、スライダ7の動作状態により確実に確認することが
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
コネクタでは、スライダ7の前進を阻止するストッパ
(ロック突起5、ストッパ9)が1箇所のみしかなく、
しかも外にスライダ7のロック検知アーム(可撓アーム
8)が出ていた。したがって、無理な力でスライダ7が
押された場合、スライダ7が傾くなどして、ロック検知
アームの突き当たり面積が減少し、コネクタの結合状態
に関係なく、簡単にスライダ7が移動できるようになっ
てしまい、結合状態を検知できなくなる可能性があっ
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、相対
向して結合される一対のコネクタハウジングと、これら
一対のコネクタハウジングを完全結合状態でロックする
ロック機構と、一方のコネクタハウジングにスライド自
在に装着され、不完全結合時に本係止位置まで移動不可
能となって仮係止位置に止められ、完全結合時に本係止
位置まで移動可能となるスライダと、前記一方のコネク
タハウジングに設けられ、前記スライダの本係止位置へ
の移動を阻止して該スライダを前記仮係止位置に止める
第1、第2のストッパと、前記コネクタハウジングの完
全結合時に、前記第1、第2のストッパの前記スライダ
に対する移動阻止作用をそれぞれ解除する第1、第2の
解除操作部とを備え、前記第1、第2のストッパの少な
くとも一方が前記一方のコネクタハウジングの内部に設
けられていることを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載のコネク
タの結合検知装置であって、前記スライダに、それぞれ
前記第1、第2のストッパに対する係合突部を有した第
1、第2の可撓アームを設け、前記第1、第2の解除操
作部が、完全結合状態でスライダを移動させる際に、前
記第1、第2の可撓アームを撓ませることで、前記各係
合突部を第1、第2のストッパとの衝合を避ける位置に
導くことを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、請求項2記載のコネク
タの結合検知装置であって、前記第2のストッパが一方
のコネクタハウジングの内部に設けられると共に、前記
第1のストッパが前記ロック機構の一方のロック部とし
て設けられ、前記ロック機構の他方のロック部が前記第
1の解除操作部として設けられ、前記一方のロック部に
他方のロック部がロックしたとき、前記第1の可撓アー
ムを撓ませ、該第1の可撓アームの係合突部を前記一方
のロック部との衝合を避ける位置に導くことを特徴とす
る。
【0014】請求項4の発明は、請求項2または3記載
のコネクタの結合検知装置であって、前記第1、第2の
可撓アームは互いに略平行に形成され、前記第1、第2
の可撓アームの各係合突部が、それぞれ各可撓アームの
反対側の面に形成されていることを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、請求項4記載のコネク
タの結合検知装置であって、前記第1、第2の可撓アー
ムの各係合突部が、前記スライダの移動方向にずれた位
置に形成されていることを特徴とする。
【0016】請求項6の発明は、請求項2〜5のいずれ
かに記載のコネクタの結合検知装置であって、前記第1
の可撓アームの係合突部と第1のストッパの衝合面およ
び前記第2の可撓アームの係合突部と第2のストッパの
衝合面の少なくとも一方に、本係止位置に向けて前記ス
ライダを押した際に、当該衝合面の係合状態を強化する
方向の力を発生する傾斜面が形成されていることを特徴
とする。
【0017】請求項7の発明は、請求項1〜6記載のコ
ネクタの結合検知装置であって、前記ロック機構の一方
のロック部としての第1のストッパと、前記ロック機構
の他方のロック部との衝合面に、前記両コネクタハウジ
ングに引き離し方向の力が作用した際に、当該衝合面の
係合状態を強化する方向の力を発生する傾斜面が形成さ
れていることを特徴とする。
【0018】請求項8の発明は、請求項3記載のコネク
タの結合検知装置であって、前記第1の可撓アームの係
合突部と第1のストッパの衝合面に、本係止位置に向け
て前記スライダを押した際に、当該衝合面の係合状態を
強化する方向の力を発生する傾斜面が形成され、前記第
2の可撓アームの係合突部と第2のストッパの衝合面
に、本係止位置に向けて前記スライダを押した際に、当
該衝合面の係合状態を強化する方向の力を発生する傾斜
面が形成され、さらに、前記ロック機構の一方のロック
部としての第1のストッパと、前記ロック機構の他方の
ロック部との衝合面に、前記両コネクタハウジングに引
き離し方向の力が作用した際に、当該衝合面の係合状態
を強化する方向の力を発生する傾斜面が形成されている
ことを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1の発明では、2つのストッパによっ
て、スライダが仮係止位置に確実に止められる。この場
合、少なくとも1つのストッパはコネクタハウジングの
内部にあるので、それに衝合するスライダの可撓アーム
も、コネクタハウジングの内部に隠れる。したがって、
何らかの原因でその可撓アームに外力が加わるおそれが
ほとんどなくなる。
【0020】請求項2の発明では、両コネクタハウジン
グを完全に結合したときに、解除操作部が第1の可撓ア
ームおよび第2の可撓アームを、第1、第2のストッパ
との衝合を避ける位置にそれぞれ導く。したがって、完
全結合時にのみスライダが動かせるようになり、そのこ
とで完全結合を確認することができる。
【0021】請求項3の発明では、コネクタハウジング
が完全結合してロック機構がロック状態になったとき、
第1の可撓アームの移動阻止作用が解除され、スライダ
が移動できるようになる。
【0022】請求項4の発明では、2つの可撓アームの
係合突部を互いに反対側に設けたので、スライダが傾い
た場合でも、どちらかの係合突部が、第1、第2のスト
ッパに対して大きな面積で突き当たる。従って、スライ
ダがどのような状態になっても、確実にスライダの移動
を阻止できる。
【0023】請求項5の発明では、第1、第2の可撓ア
ームの係合突部の位置が可撓アームの長さ方向にずれて
いるので、両可撓アームの大きく撓む位置が重ならない
でずれる。よって、両可撓アームが共用の撓み空間内で
互いに干渉しないように撓むことが可能になり、撓み空
間の寸法つまり第1の可撓アームと第2の可撓アームの
間の空間を小さくすることができる。
【0024】請求項6の発明では、第1の可撓アームの
係合突部と第1のストッパの衝合面が相互に係合し、第
2の可撓アームの係合突部と第2のストッパの衝合面が
相互に係合することで、スライダを仮係止位置に止める
が、その状態で更にスライダを本係止位置に向けて押し
た場合、いずれかの衝合面に形成された傾斜面の作用
で、当該衝合面の係合状態を強化する方向の力が発生す
る。従って、スライダを本係止位置に移動しようとする
力を加えるほど、スライダが仮係止状態から外れ難くな
る。
【0025】請求項7の発明では、ロック機構の一方の
ロック部である第1のストッパと他方のロック部の衝合
面が相互に係合しロックした状態で、両コネクタハウジ
ングに引き離し方向の力が作用した際には、衝合面に形
成された傾斜面の作用で、当該衝合面の係合状態を強化
する方向の力が発生する。従って、両コネクタハウジン
グを引き離そうとする力を加えれば加えるほど、ロック
が強固になり、外れ難くなる。
【0026】請求項8の発明では、第1の可撓アームの
係合突部と第1のストッパの衝合面が相互に係合し、第
2の可撓アームの係合突部と第2のストッパの衝合面が
相互に係合することで、スライダを仮係止位置に止める
が、その状態で更にスライダを本係止位置に向けて押し
た場合、各衝合面に形成された傾斜面の作用で、各衝合
面の係合状態を強化する方向の力が発生する。この場
合、両方の衝合面で係合状態を強化する力が発生するの
で、スライダを本係止位置に移動しようとする力を加え
た場合、さらに強固にスライダが仮係止状態から外れ難
くなる。また、ロック機構の一方のロック部である第1
のストッパと他方のロック部の衝合面が相互に係合しロ
ックした状態で、両コネクタハウジングに引き離し方向
の力が作用した際には、衝合面に形成された傾斜面の作
用で、衝合面の係合状態を強化する方向の力が発生す
る。従って、両コネクタハウジングを引き離そうとする
力を加えれば加えるほど、ロックが強固になり、外れ難
くなる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0028】図1は本発明の一実施例のコネクタの分解
斜視図である。このコネクタは、相対向して結合される
雄型コネクタハウジング100および雌型コネクタハウ
ジング200と、雄型コネクタハウジング100にスラ
イド自在に装着されるスライダ300とからなる。雄型
コネクタハウジング100の複数の端子挿入孔102に
は雌端子23が収容され、雌型コネクタハウジング20
0の端子挿入孔(図示せず)には雄端子21が収容され
ている。
【0029】雄型コネクタハウジング100は、後端側
中央部にスライダ300を収容するためのスライダ収容
溝130を有し、その周囲に、複数の端子挿入孔102
を有している。
【0030】図2、図3は雄型コネクタハウジング10
0の前面側から見た図であり、端子挿入孔102は後端
が開放され、前端が図2に示すように相手端子接続口1
02aに通じている。
【0031】雄型コネクタハウジング100の上面には
可撓ロックアーム105が設けられている。可撓ロック
アーム105は、前方に延びる平行な2本のアーム部1
07を有し、各アーム部107の先端が雄型コネクタハ
ウジング100の前部に一体化されることにより、片持
支持されている。この可撓ロックアーム105には、前
方に延びるアーム部107、107間に位置して、雌型
コネクタハウジング200とロックするためのロック機
構の係合部112が設けられている。この係合部112
は、第1スライダストッパを兼ねている。
【0032】雄型コネクタハウジング100の前端側に
は、図2、図3に示すように、解除操作突部収容溝14
0が形成されている。解除操作突部収容溝140はスラ
イダ収容溝130に通じており、その両側壁には、一対
の第2スライダストッパ150が突設されている。第2
スライダストッパ150のスライダ収容溝130側の端
面には、傾斜面150aが形成されている。これら第2
スライダストッパ150の相互間には、後述する雌型コ
ネクタハウジング200側の解除操作突部206の案内
突部208が進入し得る程度の間隔が確保されている。
【0033】スライダ300は、図1、図4(a)に示
すように、本体部302の前端の上下に、それぞれ前方
に略平行に突出した第1の可撓アーム340および第2
の可撓アーム320を有する。第1の可撓アーム340
の長さは、第2の可撓アーム320よりも短い。第1の
可撓アーム340の上面には、雄型コネクタハウジング
100のロック機構の係合部112に突き当たる係合突
部342が突設され、その先には支持壁344が形成さ
れている。支持壁344と係合突部342は、側方から
見た場合、L字形をなしている。
【0034】図4(b)に示すように、第1の可撓アー
ム340の係合突部342の前端面中央には傾斜面34
2aが形成され、前端面左右には傾斜面342bが形成
されている。中央の傾斜面342aは、第1の可撓アー
ム340の延長方向(即ち、スライダ300のスライド
方向)に対して垂直な面を基準にした場合、それよりも
後傾した斜面より構成されている。また、左右の傾斜面
342bは、中央の傾斜面342aとは反対に前傾した
斜面より構成されている。傾斜面342aと傾斜面34
2bとの境界には段差がある。
【0035】また、図5(a)、(b)に示すように、
この係合突部342の衝合する雄型コネクタハウジング
100側の係合部112の端面には、前記係合突部34
2側の傾斜面342a、342bと対応するように、中
央の傾斜面112aおよび左右の傾斜面112bが形成
されている。コネクタハウジング100の係合部112
側では、中央の傾斜面112aが、第1の可撓アーム3
40の係合突部342側の後傾した中央の傾斜面342
aと衝合するように、前傾した斜面で構成されている。
また、左右の傾斜面112bが、第1の可撓アーム34
0の係合突部342側の前傾した左右の傾斜面342b
と衝合するように、後傾した斜面で構成されている。な
お、ここで「前傾した斜面」とは、上端が下端よりも前
方に突き出した形の斜面を言う。また、「後傾した斜
面」とは、上端が下端よりも後方に引っ込んだ形の斜面
を言う。
【0036】また、第1の可撓アーム340よりも長く
形成された第2の可撓アーム320の先端下面には、図
4(c)に示すように係合突部321が突設され、その
先には支持壁326が形成されている。支持壁326と
係合突部321は、側方から見た場合、L字形をなして
いる。第1の可撓アーム340の係合突部342と第2
の可撓アーム320の係合突部321の位置は、両可撓
アーム340、320の長さの違いに応じて、スライダ
300の移動方向つまり第1、第2の可撓アーム34
0、320の長手方向にずれている。この第2の可撓ア
ーム320の係合突部321の先端面左右には、前記第
2スライダストッパ150に衝合する衝合壁322が形
成され、両衝合壁322の間には、案内斜面324が形
成されている。
【0037】左右の衝合壁322は、第2の可撓アーム
320の延長方向(即ち、スライダ300のスライド方
向)に対して垂直な面を基準にした場合、それよりも下
端側に行くほど前に突き出た斜面よりなる。また、案内
斜面324は、衝合壁322とは反対に、下端側に行く
ほど後ろに引っ込んだ斜面よりなる。これら衝合壁32
2は、第2スライダストッパ150の端面に設けた傾斜
面150aと衝合する面である。
【0038】図1に示すように、雌型コネクタハウジン
グ200は、雄型コネクタハウジング100を受け入れ
る雄型コネクタ収容室202を有している。雌型コネク
タ収容室202の奥壁中央には、前方に向かって突出す
る解除操作突部(第2解除操作部)206が設けられて
いる。この解除操作突部206は、雄型コネクタハウジ
ング100の解除操作突部収容溝140内に挿入される
ものである。
【0039】この解除操作突部206には、スライダ3
00の第2の可撓アーム320の先端の案内斜面324
と摺接することにより第2の可撓アーム320を上方に
撓ませ、第2スライダストッパ150を乗り越える位置
に導く案内面208aを有した案内突部208が設けら
れている。この案内突部208の幅寸法は、第2スライ
ダストッパ150間を通過できる大きさに設定されてい
る。
【0040】また、雄型コネクタ収容室202の上壁内
面には、雄型コネクタハウジング100の可撓ロックア
ーム105の係合部112と係合するロック機構の係合
部210が突設されている。この係合部210の内側の
端面には、図6(a)および図7に示すように、可撓ロ
ックアーム105の係合部112の前傾した傾斜面11
2aと衝合する衝合面210aが、前記傾斜面112a
と同じ方向に傾斜した面として形成されている。この係
合部210は、第1解除操作部として兼用されている。
【0041】次に作用を説明する。
【0042】雄型コネクタハウジング100と雌型コネ
クタハウジング200を結合するのに先だって、スライ
ダ300をスライダ収容溝130内に挿入する。する
と、図6(a)に示すように、スライダ300の第1の
可撓アーム340の係合突部342が、雄型コネクタハ
ウジング100の可撓ロックアーム105の係合部11
2に衝合し、スライダ300が前進を阻止される。ま
た、同時に第2の可撓アーム320の先端に設けた係合
突部321の衝合壁322が、第2スライダストッパ1
50に突き当たり、これによりスライダ300が前進を
阻止される。この状態がスライダ300の仮係止状態で
ある。
【0043】このときの衝合の様子を、図6(b)、図
6(c)に拡大して示す。図6(b)は、第1の可撓ア
ーム340の係合突部342を左右の傾斜面342b
(図4参照)の位置で切り、第2の可撓アーム320の
係合突部321を左右の衝合壁322(図4参照)の位
置で切った場合の断面を示す。図6(c)は、第1の可
撓アーム340の係合突部342を中央の傾斜面342
a(図4参照)の位置で切り、第2の可撓アーム320
の係合突部321を中央の案内斜面324(図4参照)
の位置で切った場合の断面を示す。
【0044】これらの図に示すように、仮係止状態で
は、第1の可撓アーム340の係合突部342の左右の
傾斜面342bが、雄型コネクタハウジング100側の
係合部112の左右の傾斜面112bに当たり、中央の
傾斜面342aが、係合部112の中央の傾斜面112
aに当たる(実際には、図示のように完全に当たらなく
てもよい)。また、第2の可撓アーム320の係合突部
321の左右の衝合壁322が第2スライダストッパ1
50の傾斜面150aに当たる。
【0045】したがって、この仮係止状態で、もしスラ
イダ300に押し込み力(前進させようとする力)が働
いた場合、図6(b)に示すように、第1の可撓アーム
320の傾斜面342bと係合部112の112bの作
用で、傾斜面342bと支持壁344とでできるL字形
の鋭角の隅部に、係合部112の鋭角の先端部が食い込
み、係合状態がより強化されることになって、仮係止状
態が外れ難くなる。また、第2の可撓アーム320の衝
合壁322と第2スライダストッパ150の傾斜面15
0aの作用で、衝合壁322と支持壁326とでできる
L字形の鋭角の隅部に、第2スライダストッパ150の
鋭角の先端部が食い込み、係合状態がより強化されるこ
とになって、仮係止状態が外れ難くなる。したがって、
スライダ300を前進させようとすればするほど、仮係
止の係合状態が強化されて、係合が外れ難くなり、スラ
イダ300の誤挿入が防止される。
【0046】また、この場合、スライダ300は、第1
の可撓アーム340の上面側に設けた係合突部342
と、第2の可撓アーム320の下面側に設けた係合突部
321とが、それぞれ係合部112と第2スライダスト
ッパ150に突き当たることで仮係止されているので、
もし無理な力が加わって傾いた場合でも、どちらかが大
きな面で係合部112または第2スライダストッパ15
0に突き当たることになるため、確実に前進が阻止され
る。よって、スライダ300がどんな状態にあっても、
誤挿入を防止することができる。また、第1の可撓アー
ム340の係合突部342と雄型コネクタハウジング1
00側の係合部112が衝合する際、図4および図5に
示した傾斜面342a、112a同士、傾斜面342
b、112b同士が互いに突き当たることになるため、
横ずれしにくくなり、スライダ300の姿勢が安定す
る。
【0047】この状態から、雌型コネクタハウジング2
00を雄型コネクタハウジング100に結合させると、
図7に示すように、雌型コネクタハウジング200の係
合部210が、雄型コネクタハウジング100の可撓ロ
ックアーム105の係合部112を乗り越えて、反対側
に係合し、両コネクタハウジング100、200が完全
係合され、雄端子21と雌端子23とが電気的に接続さ
れる。このとき、可撓ロックアーム105の係合部11
2の前傾した傾斜面112aと、雌型コネクタハウジン
グ200側の係合部210の衝合面210aとが相互に
衝合することによって、ロック状態が達成される。した
がって、両コネクタハウジング100、200を引き離
そうとした場合、傾斜面112aと衝合面210aの斜
面の作用により、係合が深まる方向に傾斜面112aと
衝合面210aがスライドし、より係合状態が強化され
ることになる。このため、両コネクタハウジング10
0、200が離脱し難くなる。
【0048】上述のように、雌型コネクタハウジング2
00側の係合部210が、可撓アーム105側の係合部
112を乗り越えてロックすると、雌型コネクタハウジ
ング200側の係合部210が移動した場所に先に係合
していたスライダ300の第1の可撓アーム340の係
合突部342が、下方に押されて、第1の可撓アーム3
40が下方に撓む。
【0049】また、解除操作突部206の先端の案内突
部208が第2スライダストッパ150間を前進するこ
とにより、案内突部208の案内面208aが第2の可
撓アーム320の先端の案内斜面324に摺接し、第2
の可撓アーム320を上方に撓ませる。
【0050】図7に示すように、この両可撓アーム34
0、320が撓んだ状態では、両可撓アーム340、3
20の長さに差がある上、係合突部342、321の位
置が可撓アーム340、320の長手方向にずれている
ので、大きく撓む位置が互いにずれて、重ならなくな
る。したがって、両方の可撓アーム340、320の間
に大きな撓み空間を確保しないでも、可撓アーム34
0、320同士の干渉を避けることができる。
【0051】このように第1、第2の可撓アーム34
0、320が撓むことにより、第1の可撓アーム340
の係合突部342が、可撓ロックアーム105の係合部
112との衝合を避ける位置に導かれ、第2の可撓アー
ム320の衝合壁322が、第2スライダストッパ15
0との衝合を避ける位置に導かれる。したがって、スラ
イダ300が仮係止位置から前進できるようになる。
【0052】そこで、スライダ300を前進させる。そ
うすると、図8に示すように、第1の可撓アーム340
の係合突部342が、雄型コネクタハウジング100の
係合部112の下側を潜り抜け、第2の可撓アーム32
0の係合突部321が、雌型コネクタハウジング200
の案内突部208を乗り越える。そして、図9に示すよ
うに第1の可撓アーム340の係合突部342が、ロッ
ク機構の係合部112の反対側に出て、ここで第1の可
撓アーム340が弾性復帰することで、係合突部342
と係合部112とが係合して、スライダ300がロック
される。
【0053】この実施例のコネクタによれば、第1と第
2の2つのスライダストッパ(係止部112、第2スラ
イダストッパ150)によって、スライダ300を確実
に仮停止位置に止めることができる。また、第2スライ
ダストッパ150と第2の可撓アーム320は雄型コネ
クタハウジング100の内部にあるので、第2の可撓ア
ーム320に外力が加わるおそれがなく、間違ってスラ
イダ300の前進阻止作用が解除される心配がない。し
たがって、不完全結合状態であるにも拘らず、スライダ
300を仮係止位置から動かしてしまうようなことがな
い。
【0054】また、コネクタハウジング100、200
が完全結合して、ロック機構の係合部112、210が
確実にロック状態になったとき、第1の可撓アーム34
0の移動阻止作用が解除され、スライダ300が移動で
きるようになるので、コネクタの完全結合とロックの確
認を同時に行うことができる。また、2つの可撓アーム
340、320の係合突部342、321を逆向きに付
けたので、スライダ300が傾いた場合にも、確実に仮
係止位置にスライダ300を止めることができ、スライ
ダ300の誤挿入を有効に防止できる。
【0055】なお、スライダ300の仮係止を解除する
際に、上記実施例では、両方の係合突部342、321
を完全に、係合部210、第2のスライダストッパ15
0と衝合しない位置に導くようにしたが、僅かに衝合す
る部分を残すように解除してもよい。そうした場合、次
にスライダ300を押し込む際に、衝合している部分を
強引に変形させるだけの力を加えながら、スライダを押
し込む必要が生じるため、その力の慣性によってスライ
ダを押し移動することができる。従って、スライダが中
途半端な位置で止まらなくなり、慣性ロックフィーリン
グが得られるようになる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、2つのストッパによってスライダを仮係止位置
に止めるので、不完全結合時に確実にスライダを移動不
可能な状態に保持することができる。また、スライダを
仮係止位置に止める2つのストッパのうち、少なくとも
1つをコネクタハウジングの内部に配置したので、この
ストッパに衝合するスライダの可撓アームに外力が作用
する可能性がほとんどなくなり、不完全結合状態である
にも拘らず、可撓アームに外力が作用して、スライダを
仮係止位置から動かせるようになってしまうといったこ
とがなくなる。よって、確実にコネクタの結合状態を検
知することができ、検知の信頼性を高めることができ
る。
【0057】請求項2の発明によれば、完全結合時にス
ライダの可撓アームが撓むことにより、スライダが動く
ようになり、そのことにより完全結合か否かを確認する
ことができる。
【0058】請求項3の発明によれば、コネクタハウジ
ングが完全結合してロック機構がロック状態になったと
きに、初めてスライダが移動できるようになるので、コ
ネクタの完全結合とロックの確認を同時に行うことがで
きる。
【0059】請求項4の発明によれば、2つの可撓アー
ムの係合突部を互いに反対側に設けているので、スライ
ダが傾いた場合にも、確実に仮係止位置にスライダを止
めることができ、スライダの誤挿入を有効に防止でき
る。
【0060】請求項5の発明によれば、第1、第2の可
撓アームの大きく撓む位置をずらすことができ、両可撓
アーム間に確保する撓み空間の寸法を小さくすることが
可能となる。従って、スライダの厚さ方向に2つの可撓
アームを並べて配置した場合は、スライダの厚さを小さ
くすることができるようになり、それに対応してコネク
タハウジングの厚さを小さくして、コネクタ全体のコン
パクト化を図ることができる。
【0061】請求項6の発明によれば、仮係止状態でス
ライダを本係止位置に移動しようとした場合、力を加え
るほど仮係止の強度が増して、係合が外れ難くなる。し
たがって、スライダの誤挿入防止を図ることができる。
【0062】請求項7の発明によれば、両コネクタハウ
ジングのロック機構を一旦ロックした場合、コネクタハ
ウジングを引き離そうとするほど、ロック力が増して、
ロックが外れ難くなる。したがって、コネクタハウジン
グの離脱防止を図ることができる。
【0063】請求項8の発明によれば、請求項6と請求
項7の発明の効果を共に奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す分解斜視図
である。
【図2】本発明の一実施例における雄型コネクタハウジ
ングの斜め前方から見た斜視図である。
【図3】本発明の一実施例における雄型コネクタハウジ
ングの前から見た正面図である。
【図4】(a)は本発明の一実施例のスライダの斜視
図、(b)は第1の可撓アーム340の先端部の詳細を
示す拡大図、(c)は第2の可撓アーム320の先端部
の詳細を示す拡大図である。
【図5】(a)は図1のV−V矢視断面位置での可撓ロ
ックアーム105の構成を示す斜視図、(b)は係合部
112の詳細図である。
【図6】本発明の一実施例の動作説明図であり、(a)
は不完全結合時の状態を示す縦断面図、(b)は可撓ア
ーム側の係合突部と雄型コネクタハウジング側の係合部
の係合状態をある位置で切って示す断面図、(c)は
(b)と異なる位置で切った断面図である。
【図7】本発明の一実施例の動作説明図であり、完全結
合時のスライダを前進させる前の状態を示す縦断面図で
ある。
【図8】本発明の一実施例の動作説明図であり、完全結
合時のスライダを本係止位置まで前進させる途中の状態
を示す縦断面図である。
【図9】本発明の一実施例の動作説明図であり、完全結
合時のスライダを本係止位置まで前進させた状態を示す
縦断面図である。
【図10】従来の結合検知機構を備えたコネクタの分解
斜視図である。
【図11】図10のコネクタにおける完全嵌合前の状態
を示す縦断面図である。
【図12】図11のXII−XII矢視断面図である。
【図13】図10のコネクタの動作を(a)、(b)、
(c)と順をおって示す縦断面図である。
【符号の説明】
100 雄型コネクタハウジング 112 係合部(ロック機構、第1のストッパ) 112a,112b 傾斜面 150 第2のスライダストッパ(第2のストッパ) 150a 傾斜面 200 雌型コネクタハウジング 206 第2の解除操作突部(第2の解除操作部) 210 係合部(ロック機構、第1の解除操作部) 210a 衝合面 300 スライダ 320 第2の可撓アーム 321,342 係合突部 322 衝合壁(傾斜面) 340 第1の可撓アーム 342b 傾斜面
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−285280(JP,A) 実開 平1−111480(JP,U) 実開 平1−166977(JP,U) 実開 平4−5067(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/56 - 13/72

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向して結合される一対のコネクタハ
    ウジングと、 これら一対のコネクタハウジングを完全結合状態でロッ
    クするロック機構と、 一方のコネクタハウジングにスライド自在に装着され、
    不完全結合時に本係止位置まで移動不可能となって仮係
    止位置に止められ、完全結合時に本係止位置まで移動可
    能となるスライダと、 前記一方のコネクタハウジングに設けられ、前記スライ
    ダの本係止位置への移動を阻止して該スライダを前記仮
    係止位置に止める第1、第2のストッパと、 前記コネクタハウジングの完全結合時に、前記第1、第
    2のストッパの前記スライダに対する移動阻止作用をそ
    れぞれ解除する第1、第2の解除操作部とを備え、 前記第1、第2のストッパの少なくとも一方が前記一方
    のコネクタハウジングの内部に設けられていることを特
    徴とするコネクタの結合検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタの結合検知装置
    であって、 前記スライダに、それぞれ前記第1、第2のストッパに
    対する係合突部を有した第1、第2の可撓アームを設
    け、 前記第1、第2の解除操作部が、 完全結合状態でスライダを移動させる際に、前記第1、
    第2の可撓アームを撓ませることで、前記各係合突部を
    第1、第2のストッパとの衝合を避ける位置に導くこと
    を特徴とするコネクタの結合検知装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコネクタの結合検知装置
    であって、 前記第2のストッパが一方のコネクタハウジングの内部
    に設けられると共に、 前記第1のストッパが前記ロック機構の一方のロック部
    として設けられ、 前記ロック機構の他方のロック部が前記第1の解除操作
    部として設けられ、 前記一方のロック部に他方のロック部がロックしたと
    き、前記第1の可撓アームを撓ませ、該第1の可撓アー
    ムの係合突部を前記一方のロック部との衝合を避ける位
    置に導くことを特徴とするコネクタの結合検知装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載のコネクタの結合
    検知装置であって、 前記第1、第2の可撓アームは互いに略平行に形成さ
    れ、 前記第1、第2の可撓アームの各係合突部が、それぞれ
    各可撓アームの反対側の面に形成されていることを特徴
    とするコネクタの結合検知装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のコネクタの結合検知装置
    であって、 前記第1、第2の可撓アームの各係合突部が、前記スラ
    イダの移動方向にずれた位置に形成されていることを特
    徴とするコネクタの結合検知装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載のコネク
    タの結合検知装置であって、 前記第1の可撓アームの係合突部と第1のストッパの衝
    合面および前記第2の可撓アームの係合突部と第2のス
    トッパの衝合面の少なくとも一方に、本係止位置に向け
    て前記スライダを押した際に、当該衝合面の係合状態を
    強化する方向の力を発生する傾斜面が形成されているこ
    とを特徴とするコネクタの結合検知装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6記載のコネクタの結合検知
    装置であって、 前記ロック機構の一方のロック部としての第1のストッ
    パと、前記ロック機構の他方のロック部との衝合面に、
    前記両コネクタハウジングに引き離し方向の力が作用し
    た際に、当該衝合面の係合状態を強化する方向の力を発
    生する傾斜面が形成されていることを特徴とするコネク
    タの結合検知装置。
  8. 【請求項8】 請求項3記載のコネクタの結合検知装置
    であって、 前記第1の可撓アームの係合突部と第1のストッパの衝
    合面に、本係止位置に向けて前記スライダを押した際
    に、当該衝合面の係合状態を強化する方向の力を発生す
    る傾斜面が形成され、 前記第2の可撓アームの係合突部と第2のストッパの衝
    合面に、本係止位置に向けて前記スライダを押した際
    に、当該衝合面の係合状態を強化する方向の力を発生す
    る傾斜面が形成され、 さらに、前記ロック機構の一方のロック部としての第1
    のストッパと、前記ロック機構の他方のロック部との衝
    合面に、前記両コネクタハウジングに引き離し方向の力
    が作用した際に、当該衝合面の係合状態を強化する方向
    の力を発生する傾斜面が形成されていることを特徴とす
    るコネクタの結合検知装置。
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