JPH05121116A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH05121116A
JPH05121116A JP3281383A JP28138391A JPH05121116A JP H05121116 A JPH05121116 A JP H05121116A JP 3281383 A JP3281383 A JP 3281383A JP 28138391 A JP28138391 A JP 28138391A JP H05121116 A JPH05121116 A JP H05121116A
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Takayuki Yamamoto
隆幸 山本
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4364Insertion of locking piece from the front

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 合成樹脂製の端子抜取具を備えたコネクタに
関し、端子抜取りに際して、端子に疵をつけずに円滑に
抜取をする。 【構成】 両端が開口した端子収容室4,4′を有し、
収容室の対向する内壁6′,7′の一方に内壁との間に
撓み空間を存して前方開口端側にのびる可撓係止アーム
を設けた合成樹脂製のコネクタハウジングA、端子収容
室内において可撓係止アームにより係止されて後抜けが
阻止される端子C、およびアーム解除片12を備えて端
子収容室の前方開口端からロック位置とアーム解除位置
の二段階を以て進退可能に装着される合成樹脂製の端子
抜取具Bとから成る。アーム解除片12は自由端部にテ
ーパ状のアーム解除面12aを有し、端子抜取具Bのロ
ック位置からアーム解除位置への移動によりアーム解除
面12aが可撓係止アームの先端部と摺接して係止アー
ムが一方の内壁(底壁6′)側に弾性変位し、端子Cと
の係止状態が解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線相互間あるいは電
線と電気機器との接続に用いられるコネクタにおいて、
ハウジングの端子収容室に挿入係止される端子の抜取り
具を備えたコネクタおよび端子の固定を兼用する抜取り
具を備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】コネクタにおける端子の係止方法とし
て、図11のように、端子収容室aの内壁a1 に可撓係
止アームbを設け、アームbの係止突起b1 を端子cの
電気接触部c1 における係止孔c2 に係合させて、その
後抜けを阻止する方法がある。更に、端子保持力を強化
するため、アームbと内壁a1 との撓み空間v内に二点
鎖線で示されるようなスペーサ(撓み防止片)dを挿入
し、アームbの矢線p方向への撓みを防止するようにし
たものがある。
【0003】端子cの抜取りは、端子抜き治具eを用い
て可撓係止アームbと端子cとの係合を解除することに
より行う。即ち、端子抜き治具eの金属製の解除ピンe
1 を端子cと可撓係止アームbとの間に差し込んで、そ
の先端を該アームbの凹みb 2 に突き当て、該ピンe1
をこじるようにしてアームbを内壁a1 に撓ませて係合
を解除する。また、スペーサdを装着してある場合に
は、図11(A)に示すように、スペーサdを一旦前方
に引き出して仮ロック位置とした後、図11(B)のよ
うに、解除ピンe1 をスペーサdと電気接触部c1 との
狭い間隙から差し込んで、前記と同様にその先端を可撓
係止アームbの凹みb2 に突き当て、端子cを抜き取
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の端子抜取りで
は、端子抜き治具のような工具を必要とし、その金属製
の解除ピンで端子の電気接触部やプラスチック製の可撓
係止アームを直接こじるために損傷しやすい欠点があ
り、さらにスペーサが付いていると、仮ロック位置への
移動など作業が面倒であり、スペーサのために端子収容
室内が見え難く、工具に過大の力がかかり、端子や可撓
係止アームの損傷が一層ひどくなる、という問題があっ
た。
【0005】本発明は、上記従来公知技術の有する問題
点を解決するためになされたものであり、端子の抜取り
にとくに工具を必要とせず、作業も簡単で、端子や可撓
係止アームの損傷を回避できる構造のコネクタを提供す
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明のコネクタは、請求項1に記載のように、両
端が開口した端子収容室を有し、該収容室の対向する内
壁の一方に該内壁との間に撓み空間を存して前方開口端
側にのびる可撓係止アームを設けた合成樹脂製のコネク
タハウジングと、前記端子収容室内において前記可撓係
止アームにより係止されて後抜けが阻止される端子と、
アーム解除片を備えて前記端子収容室の前方開口端から
ロック位置とアーム解除位置の二段階を以て進退可能に
装着される合成樹脂製の端子抜取具とから成り、該アー
ム解除片は自由端部にテーパ状のアーム解除面を有し、
端子抜取具の前記ロック位置からアーム解除位置への移
動により該アーム解除面が可撓係止アームの先端部と摺
接して該係止アームを前記一方の内壁側に弾性変位さ
せ、以て端子との係止状態を解除せしめるようにしたこ
とを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載のように、両端が開
口した端子収容室を有し、該収容室の対向する内壁の一
方に該内壁との間に撓み空間を存して前方開口端側にの
びる可撓係止アームを設けた合成樹脂製のコネクタハウ
ジングと、前記端子収容室内において前記可撓係止アー
ムにより係止されて後抜けが阻止される端子と、アーム
解除片を備えて前記端子収容室の前方開口端から仮ロッ
ク位置とアーム解除位置および仮ロック位置と本ロック
位置の三段階を以て上下および進退可能に装着される合
成樹脂製の端子抜取具とから成り、該アーム解除片は自
由端部にテーパ状のアーム解除面を有し、端子抜取具の
前記仮ロック位置からアーム解除位置への移動により該
アーム解除面が可撓係止アームの先端部と摺接して該係
止アームを前記一方の内壁側に弾性変位させ、以て端子
との係止状態を解除せしめ、仮ロック位置から本位置へ
の移動によりアーム解除片が前記撓み空間内に挿入され
て可撓性係止アーム解除片撓みを阻止するようにしたこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明にあっては、請求項1に記載のように、
コネクタが端子収容室内の可撓係止アームと端子との係
止を解除するアーム解除片を備えた合成樹脂製の端子抜
取具を備えているので、従来のように金属製の解除ピン
を有する端子抜き治具を使用しなくとも済むから、端子
や可撓係止アームを損傷することがなくなる。また、請
求項2に記載のように、端子抜取具のアーム解除片が本
ロック位置において上記可撓係止アームの撓み空間に進
入して、該アームの撓みを阻止するようにすることによ
り、端子抜取の他に端子の係止保持力を強化することが
できる。
【0009】
【実施例】図1において、Aは合成樹脂製の雄コネクタ
ハウジング(以下、単にハウジングという)、Bはその
前部から挿着される合成樹脂製の端子抜取具を示す。ハ
ウジングAは相手方の雌コネクタハウジング(図示せ
ず)と嵌合されるもので、外周部に雌ハウジングに対す
るロッキングアーム1と共に防水フード2が設けられ、
また、外周部と防水フード2との間隙の奥部には防水パ
ッキン3(図3参照)が嵌着されている。
【0010】ハウジングAの内部には、両端が開口した
左右一対の端子収容室4,4′が並設され、各収容室の
隣合う側壁5,5′間に適宜間隙Vが設けられている。
端子収容室4,4′は、図4(A)に示されるように、
対向する底壁6と上壁7とを有し、底壁6の前半部は外
部に向けて僅かに拡がる径大の底壁6′として形成さ
れ、上壁7の前半部は内部に向けて僅かに狭まる径小の
上壁7′として形成されている。端子収容室4(4′)
の中央部において、底壁6には前方開口端側にのびる可
撓係止アーム8が設けられている。可撓係止アーム8は
上記底壁6′との間に適宜の撓み空間V′を存して形成
され、その自由端部には突片状の端子押え8aを介して
係止突起8bが形成され、その両側には該係止突起8b
の後部に位置して三角板状の係止爪8cが突設されると
共に、端子押え8aの反対面にもテーパ面8a′(図5
参照)を有し、先細に形成されている。この係止突起8
bは雌端子cの係止孔18に、係止爪8cは係止片19
にそれぞれ係合して端子の後抜けを阻止する。
【0011】図1に戻って説明すると、底壁6′の前半
部において、その中央部には切欠9が設けられ、内面両
側に端子固定具Bに対する位置決め突条10がコネクタ
嵌合方向に沿って横設されている。図中、2aは前記雌
ハウジングに対する嵌合ガイド溝であって、逆嵌合を防
止する作用がある。
【0012】端子抜取具Bは、連結板11の左右前方に
それぞれ端子収容室4,4′に対するアーム解除片1
2,12を形成し、中央にロック板13を設けて成る。
連結板11の左右両側には肉抜き部11aを介して挿入
ガイド部11b,11bが翼状に形成され、該ガイド部
11bの外面には前記位置決め突条10に係合する横溝
11cが設けられ、また連結板11の下面後端にはロッ
ク解除用の引掛片11dが突設されている。アーム解除
片12は、可撓係止アーム8の雌端子Cに対する係止状
態を解除するものであり、その先端部にはテーパ状のア
ーム解除面12aが形成されている。ロック板13は、
アーム解除片12と直交して、これよりも長く前方に突
出して形成され、その一側面の前方に第1のロック突起
14が突設されている。また、引掛片11dは上記切欠
9に係合して端子抜取具BのハウジングAへの挿入深度
を規制するストッパーとして機能する。
【0013】雌端子Cは、図4(A)に示すように、基
板部16の前部に電気接触部C1 、後部に電線接続部C
2 を連成した既知の構成のものであり、17は弾性接触
片、18は係止孔、19は係止片、20は防水ゴム栓、
21は接続電線を示す。
【0014】次に、図1乃至図4を参照して端子抜取具
Bの使用方法について説明する。最初に端子抜取具Bを
端子収容室4,4′の前方開口端側から挿入してロック
する。すなわち、ロック板13の先端を端子収容室4,
4′間の間隙Vに差し込み、連結板11の両側の挿入ガ
イド部11b,11bを底壁6′の両側の突条10,1
0の下側に位置させる(図2参照)。この状態で、端子
抜取具Bを軽く挿圧すると、側壁5,5′間の間隙V内
に進入するロック板13は、その第1のロック突起14
が、図3に見るように、一方の側壁5′の後端面を乗り
越えて後ろ抜けが阻止され、引掛片11dが切欠9と係
合して過度の進入も阻止されるので、前後への動きが規
制されたロック状態となる。
【0015】このロック状態では、図4(A)に見るよ
うに、アーム解除片12が底壁6′に接触し、その先端
は可撓係止アーム8の先端と僅かに離れ、かつ該アーム
8の撓み空間V′と対向している。そこで、端子収容室
4,4′の後方開口端側から雌端子Cを挿入すると、図
4(B)に見るように、可撓係止アーム8は雌端子Cの
進入によって一旦底壁6′側に撓み、更に押し込むと図
4(C)のように、電気接触部C1 の先端が端子収容室
前方のストッパ4aに衝合して前抜けが阻止される。同
時に可撓係止アーム8が弾性復帰して、その係止突起8
bが係止孔18に係合し、さらに両側の係止片19に係
止爪18cが係合するから、雌端子Cの後方への抜けは
二重に阻止される。
【0016】次に、図5(A)〜(C)を参照して、端
子抜取具Bによる端子抜き方法を説明する。図5(A)
は、図4(C)における雌端子Cの係止状態において、
端子抜取具Bを僅かに上げた状態を示す。即ち、端子抜
取具Bを上壁7′側に移行させ、アーム解除片12の先
端のポイントPを、可撓係止アーム8の先端のポイント
Rより上側に移行させ、ポイントRをアーム解除片12
のテーパ状のアーム解除面12aの中間と対向させた、
アーム解除位置を示す。このアーム解除位置は、図2に
おいて端子抜取具Bを押し上げることにより達成され、
位置決め突条10が横溝11cと係合するので、端子抜
取具Bはアーム解除位置に保持される。
【0017】図5(B)は、可撓係止アーム8と雌端子
Cとの係止解除の途中を示す。即ち、端子抜取具Bをド
ライバーDや指先などで押し込むことにより、可撓係止
アーム8のポイントRがアーム解除面12aと摺接し
て、該アーム8は矢線Sのように底壁6′側に撓み、係
止突起8bと係止孔18との係合、および係止片19と
係止爪8cとの係合が解除されつつある状態を示す。
【0018】図5(C)は、可撓係止アーム8が撓み空
間V′内で撓みきって雌端子Cとの係止が解除され、雌
端子Cを後方から抜き取った状態を示す。この状態で、
端子抜取具Bを僅かに引き出して下方に移行させると、
図4(A)の状態に戻るから、繰り返して使用すること
ができる。
【0019】図6乃至図10は本発明の他の実施例を示
し、端子抜取具B′が端子固定具を兼用するように構成
されている。図6において、ハウジングAは図1に記載
のものと同じであり、端子抜取具B′は前記の端子抜取
具Bに比べて全長Lを長く形成し、ロック板13′の一
側面前方の第1のロック突起14′と共にその反対面の
後方に第2のロック突起15を設けてある点が異なる。
この全長Lは、後に詳述するように、端子抜取具B′が
ハウジングAに対して仮ロック位置から本ロック位置に
移動したときに、アーム解除片12′が端子収容室4,
4′における前記撓み空間V′内に進入することにより
可撓係止アーム8の底壁6′側への撓みを阻止し、該ア
ーム8による端子の係止保持力を強化するようにしたも
のである。
【0020】即ち、端子抜取具B′は、前記と同様に連
結板11′の左右前方にそれぞれ端子収容室4,4′に
対するアーム解除片12′を形成し、中央にロック板1
3′を設けて成る。11a′は肉抜き部、11b′は挿
入ガイド部、11c′は横溝、11d′は引掛片であ
り、アーム解除片12′の先端部にはテーパ状のアーム
解除面12a′が形成されている。ロック板13′の両
側面には前述のように前後に位置をずらして第1のロッ
ク突起14′と第2のロック突起15が突設されてい
る。
【0021】次に、図6ないし図9を参照して端子抜取
具B′による端子の保持力向上作用について説明する。
最初に端子抜取具B′を端子収容室4,4′の前方開口
端側から挿入して仮ロックする。すなわち、ロック板1
3′の先端を端子収容室4,4′間の間隙Vに差し込
み、連結板11′の両側の挿入ガイド部11b′を底壁
6′の両側の突条10,10の下側に位置させる(図2
参照)。この状態で、端子抜取具B′を挿圧すると、側
壁5,5′間の間隙V内にロック板13′が進入して、
その第2のロック突起15が、図7に見るように、一方
の側壁5の前端面に突き当り、同時に第1のロック突起
14′が他方の側壁5′の後端面を乗り越え、前後へ動
きが抑えられた仮ロック状態となる。
【0022】この仮ロック状態では、図8(A)に見る
ように、アーム解除片12′が底壁6′に接触し、その
先端が進入すべき撓み空間V′と対向している。即ち、
端子抜取具B′を更に強圧すれば、アーム解除片12′
がそのまゝ撓み空間V′内に進入可能な位置(アーム固
定位置)にある。そこで、雌端子Cを挿入すると、図4
(C)の場合と同様に二重に係止される(図8
(B))。
【0023】次に、端子抜取具B′を強圧すると、図8
(C)に見るように、アーム解除片12′が撓み空間
V′に進入して、可撓係止アーム8の底壁6′側への撓
みを阻止すると共に、雌端子Cの電気接触部を上壁7′
側に押しつけるから、端子保持力が強化される。このと
き、端子抜取具B′は、図9にみるように、第2のロッ
ク突起15が側壁5の後端面に係合して本ロックされ
る。
【0024】なお、図8(B)において、雌端子Cの挿
入が不完全であれは、可撓係止アーム8が底壁6′側に
撓んで、前記撓み空間V′が狭まる。その結果、アーム
解除片12′の先端が該アーム8の係止突起8bと対向
して衝合し、端子抜取具B′の差し込みができなくなる
から、雌端子Cの半挿入の有無を検知することができ
る。
【0025】図10(A)〜(D)は端子抜取過程を示
す。図10(A)は、図8(B)における雌端子Cの挿
入後における端子抜取具Bの仮ロック状態と同じであ
る。即ち、図8(C)の本ロック後に、図6に示す切欠
9から前述のドライバーのような工具を差し込んで、引
掛片11d′を利用して端子抜取具B′を引き出し、仮
ロック位置に戻す。この仮ロック位置において、アーム
解除片12′のポイントPは、可撓係止アーム8の底面
Qとほゞ同一面内にあるが、このポイントPは可撓係止
アーム8の先端のポイントR、すなわち端子押え8aと
反対側のテーパ面8a′の先端との間に位置してもよ
い。
【0026】図10(B)は、図5(A)の場合と同様
に端子抜取具B′を僅かに上げて、アーム解除片12′
のポイントPを、ポイントRより上側に移行させ、ポイ
ントRをアーム解除面12a′の中間と対向させた、ア
ーム解除位置を示す。このアーム解除位置では、位置決
め突条10が横溝11c′と係合して、端子抜取具Bは
アーム解除位置に保持される。
【0027】図10(C)および(D)は、可撓係止ア
ーム8と雌端子Cとの係止解除状態およびその抜取り後
の状態を示す。作用は図5(B),(C)の場合と同様
であるから、説明を省略する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コネクタが端子の可撓係止アームによる係止状態を解除
するアーム解除片を有する合成樹脂製の端子抜取具を備
えているので、従来のように端子抜き治具を使用する必
要がなく、端子や可撓係止アームを損傷することもなく
なる。また、上記端子抜取具を若干長く形成し、アーム
解除片が本ロック位置において可撓係止アームの撓み空
間に進入し、その撓みを阻止するようにすることによ
り、端子の係止保持力が強化され、電気的接続の信頼性
が向上する。上記二種の端子抜取具は、コネクタにロッ
クまたは仮ロックにより常時保持しておくことができる
ので、取扱作業も便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコネクタの一実施例を示す雄コネ
クタハウジングと端子抜取具の分離した状態の斜視図で
ある。
【図2】図1の端子抜取具をロックした状態のコネクタ
の正面図である。
【図3】図2のα−α線断面図である。
【図4】(A)〜(C)は、それぞれ端子抜取具Bを装
着したハウジングに雌端子を挿入係止する過程を示す断
面図である。
【図5】(A)〜(C)は、それぞれ端子抜取具Bによ
る雌端子抜取過程を示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す雄コネクタハウジン
グと端子抜取具の分離した状態の斜視図である。
【図7】図6で端子抜取具を仮ロックした状態のβーβ
線に沿う断面図である。
【図8】(A)〜(C)は、それぞれ端子抜取具の仮ロ
ック状態から本ロック状態への移行を示すコネクタの縦
断面図である。
【図9】図6で雌端子を係止しかつ端子抜取具を本ロッ
クした状態のβ−β線に沿う断面図である。
【図10】(A)〜(D)は、それぞれ端子抜取具によ
る端子の抜取過程を示す断面図である。
【図11】従来のコネクタの端子抜き方法を説明するた
めの要部の斜視図である。
【図12】(A),(B)は、それぞれ図11のコネク
タにおいてスペーサを備えている場合の端子抜き取り過
程を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
A 雄コネクタハウジング B,B′ 端子抜取具 C 雌端子 4,4′ 端子収容室 5,5′ 側壁 6,6′ 底壁 7,7′ 上壁 8 可撓係止アーム 10 位置決め突条 11,11′ 連結板 11b,11b′ 挿入ガイド部 12,12′ アーム解除片 12a,12a′ アーム解除面 14,14′ 第1のロック突起 15 第2のロック突起 18 係止孔 19 係止片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が開口した端子収容室を有し、該収
    容室の対向する内壁の一方に該内壁との間に撓み空間を
    存して前方開口端側にのびる可撓係止アームを設けた合
    成樹脂製のコネクタハウジングと、前記端子収容室内に
    おいて前記可撓係止アームにより係止されて後抜けが阻
    止される端子と、アーム解除片を備えて前記端子収容室
    の前方開口端からロック位置とアーム解除位置の二段階
    を以て進退可能に装着される合成樹脂製の端子抜取具と
    から成り、該アーム解除片は自由端部にテーパ状のアー
    ム解除面を有し、端子抜取具の前記ロック位置からアー
    ム解除位置への移動により該アーム解除面が可撓係止ア
    ームの先端部と摺接して該係止アームを前記一方の内壁
    側に弾性変位させ、以て端子との係止状態を解除せしめ
    るようにしたことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 両端が開口した端子収容室を有し、該収
    容室の対向する内壁の一方に該内壁との間に撓み空間を
    存して前方開口端側にのびる可撓係止アームを設けた合
    成樹脂製のコネクタハウジングと、前記端子収容室内に
    おいて前記可撓係止アームにより係止されて後抜けが阻
    止される端子と、アーム解除片を備えて前記端子収容室
    の前方開口端から仮ロック位置とアーム解除位置および
    仮ロック位置と本ロック位置の三段階を以て上下および
    進退可能に装着される合成樹脂製の端子抜取具とから成
    り、該アーム解除片は自由端部にテーパ状のアーム解除
    面を有し、端子抜取具の前記仮ロック位置からアーム解
    除位置への移動により該アーム解除面が可撓係止アーム
    の先端部と摺接して該係止アームを前記一方の内壁側に
    弾性変位させ、以て端子との係止状態を解除せしめ、仮
    ロック位置から本位置への移動によりアーム解除片が前
    記撓み空間内に挿入されて可撓性係止アーム解除片撓み
    を阻止するようにしたことを特徴とするコネクタ。
JP3281383A 1991-10-28 1991-10-28 コネクタ Expired - Lifetime JP2651395B2 (ja)

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