JP5212257B2 - コネクタ - Google Patents
コネクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5212257B2 JP5212257B2 JP2009124379A JP2009124379A JP5212257B2 JP 5212257 B2 JP5212257 B2 JP 5212257B2 JP 2009124379 A JP2009124379 A JP 2009124379A JP 2009124379 A JP2009124379 A JP 2009124379A JP 5212257 B2 JP5212257 B2 JP 5212257B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detection
- connector housing
- locking
- detection member
- stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
検知部材は、常には、検知動作用係止部と検知動作用ストッパとの係止作用により待機位置に保持される。そして、検知動作を行う際には、検知動作用係止部と検知動作用ストッパとの係止力を上回る操作力を検知部材に付与すれば、検知部材は一気に検知位置まで移動する。したがって、検知部材が待機位置と検知位置との間の中途半端な位置に留まる虞がなく、検知部材を確実に検知位置へ到達させることができ、検知動作の信頼性に優れている。
両コネクタハウジングを嵌合する前の状態では、検知動作用係止部と検知動作用ストッパとの係止代が十分確保されるとともに、前止まり用係止部と前止まり用ストッパとの係止代も十分確保されるので、検知部材は確実に待機位置に保持される。また、両コネクタハウジングの嵌合に伴い、検知動作用係止部と検知動作用ストッパとの係止代が減少するので、検知部材に検知動作を行わせる際に検知部材に付与する操作力が、過剰に大きくならずに済む。つまり、検知動作に支障を来すことなく、検知部材を確実に待機位置に保持しておくことができる。
前止まり用係止部は、比較的アーム部の延出端に近い位置に配置されているので、アーム部の弾性変位に伴う前止まり用係止部と前止まり用ストッパとの係止代の変動量、即ち検知部材を待機位置に保持しているときの前止まり用係止部と前止まり用ストッパとの係止代が大きく確保される。したがって、検知部材を確実に待機位置に保持しておくことができる。
検知部材を第1コネクタハウジングに組み付ける際に、カバーが第1コネクタハウジングに対して正しい姿勢で組み付けられていれば、検知部材の待機位置から検知位置への移動が支障なく行われる。これに対し、第1コネクタハウジングに対するカバーの組付けが不正な状態で検知部材を組み付けた場合には、検知部材と干渉部との干渉により、検知部材を支障なく検知位置へ移動させることができなくなる。したがって、検知部材を待機位置から検知位置へ支障なく移動させることができるか否かに基づいて、第1コネクタハウジングに対するカバーの組付け状態を検知することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図25を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、互いに正面同士を対向させるようにして嵌合可能な第1コネクタハウジング10と第2コネクタハウジング70とを備えている。第1コネクタハウジング10には、端子金具30とカバー40と検知部材50が組み付けられるようになっている。尚、以下の説明では、両コネクタハウジング10,70の嵌合方向を単に嵌合方向ということにする。また、嵌合方向と前後方向を同義で用い、正面側と前方を同義で用い、背面側の後方を同義で用いる。
まず、第1コネクタハウジング10に端子金具30とカバー40と検知部材50を組み付ける手順を説明する。最初は、電線33が圧着済みでホルダ34が取り付けられている状態の端子金具30を、背面側から第1コネクタハウジング10のキャビティ11に収容する。この後、カバー40を背面側から組み付ける。組付けの過程では、一対の壁状保持部41が左右方向へ拡開するように弾性変形するとともに、枠状保持部42が上方へ弾性変位する。そして、カバー40が第1コネクタハウジング10に対して正しい位置及び向きで組み付けられると、壁状保持部41が弾性復帰して保持用切欠部12に係止するとともに、枠状保持部42が保持用突部13に係止し、これらの係止作用によってカバー40が第1コネクタハウジング10に対して組み付け状態にロック(保持)される。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、検知部材を検知位置へ移動させる際に検知部材を押すための操作面を、検知部材の後端面に設けたが、操作面は、検知部材の後端面以外の位置に設けてもよい。
(2)上記実施形態では、検知動作用係止部(第3係止部)とは別に、待機位置の検知部材が検知位置へ移動するのを規制する手段として前止まり用係止部(第1係止部)を設けたが、前止まり用係止部を設けず、検知動作用係止部の係止力だけで検知部材の検知位置への自由な移動を規制するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、検知動作用係止部(第3係止部)と前止まり用係止部(第1係止部)の両係止部を1つのアーム部に形成したが、検知動作用係止部は、前止まり用係止部が形成されているアーム部とは別の部位に形成してもよい。この場合、検知動作用係止部は、弾性変位する部位にではなく、固定した位置に形成してもよい。
(4)上記実施形態では、アーム部の延出方向において、前止まり用係止部(第1係止部)を検知動作用係止部(第3係止部)よりも延出端側の位置に配置したが、検知動作用係止部を前止まり用係止部よりも延出端側の位置に配置してもよく、検知動作用係止部と前止まり用係止部をアーム部の延出方向において同じ位置に配置してもよい。
17…第1ストッパ(前止まり用ストッパ)
18…第3ストッパ(検知動作用ストッパ)
30…端子金具
40…カバー
45…干渉部
50…検知部材
56…アーム部
59…第1係止部(前止まり用係止部)
60…第3係止部(検知動作用係止部)
70…第2コネクタハウジング
Claims (4)
- 第1コネクタハウジングと、
前記第1コネクタハウジングに待機位置と検知位置との間での移動を可能に設けた検知部材と、
前記第1コネクタハウジングと嵌合可能な第2コネクタハウジングを備え、
前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングが嵌合途中の状態では、前記検知部材の待機位置から検知位置への移動が規制され、
前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングが正規の嵌合状態に至ったときにのみ、前記検知部材の待機位置から検知位置への移動が許容されるようになっているコネクタにおいて、
前記第1コネクタハウジングには、検知動作用ストッパが形成され、
前記検知部材には、前記検知部材が待機位置にある状態で前記検知動作用ストッパに係止する検知動作用係止部が形成され、
前記検知動作用係止部が前記検知動作用ストッパに係止することにより、前記検知部材の検知位置への自由な移動が規制され、
前記検知動作用係止部と前記検知動作用ストッパとの係止力を上回る操作力を前記検知部材に付与したときには、前記検知動作用係止部と前記検知動作用ストッパとの係止が解除され、付与された前記操作力により前記検知部材が一気に検知位置まで移動するようになっており、
前記第1コネクタハウジングには前止まり用ストッパが形成され、
前記検知部材には、前記検知部材が待機位置にある状態で前記前止まり用ストッパに係止することにより、前記検知部材の検知位置への移動を規制する前止まり用係止部が形成され、
前記前止まり用係止部と前記前止まり用ストッパとの係止力は、前記検知動作用係止部と前記検知動作用ストッパとの係止力を上回り、
前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングとの嵌合動作に伴って、前記前止まり用係止部と前記前止まり用ストッパとの係止が解除されるようになっていることを特徴とするコネクタ。 - 前記検知部材には、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングの嵌合過程において前記第2コネクタハウジングにより弾性変位させられるアーム部が形成され、
前記アーム部には、前記検知動作用係止部と前記前止まり用係止部とが形成され、
前記アーム部の弾性変位に伴い、前記検知動作用係止部と前記検知動作用ストッパとの係止代が減少するとともに、前記前止まり用係止部と前記前止まり用ストッパとの係止が解除されるようになっていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 前記アーム部は片持ち状に延出した形態であり、
前記アーム部の延出方向において、前記前止まり用係止部は、前記検知動作用係止部よりも延出端側の位置に配置されていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。 - 前記第1コネクタハウジングには、前記第1コネクタハウジングに取り付けた端子金具を覆うカバーが組み付けられるようになっており、
前記カバーには、前記第1コネクタハウジングに対する前記カバーの組付けが不正な状態で前記検知部材を前記第1コネクタハウジングに組み付けたときに、前記検知部材と干渉することで前記検知部材の待機位置から検知位置への移動を阻害する干渉部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009124379A JP5212257B2 (ja) | 2009-05-22 | 2009-05-22 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009124379A JP5212257B2 (ja) | 2009-05-22 | 2009-05-22 | コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010272420A JP2010272420A (ja) | 2010-12-02 |
JP5212257B2 true JP5212257B2 (ja) | 2013-06-19 |
Family
ID=43420276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009124379A Expired - Fee Related JP5212257B2 (ja) | 2009-05-22 | 2009-05-22 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5212257B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101281560B1 (ko) | 2012-02-22 | 2013-07-03 | 주식회사 프라코 | 오조립 방지 커넥터 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2907377B2 (ja) * | 1994-06-03 | 1999-06-21 | 矢崎総業株式会社 | コネクタの結合検知装置 |
JP3997858B2 (ja) * | 2002-07-24 | 2007-10-24 | 住友電装株式会社 | 嵌合検知コネクタ |
JP2006269200A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
JP4752606B2 (ja) * | 2006-05-15 | 2011-08-17 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
JP2009026590A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
-
2009
- 2009-05-22 JP JP2009124379A patent/JP5212257B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010272420A (ja) | 2010-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4770346B2 (ja) | コネクタ | |
JP5751196B2 (ja) | コネクタ | |
JP4548272B2 (ja) | コネクタ | |
KR102022073B1 (ko) | 커넥터 | |
KR101661873B1 (ko) | 커넥터 | |
JP2008016261A (ja) | コネクタ | |
JP6401752B2 (ja) | コネクタ | |
JP6839293B2 (ja) | 部材の係止構造 | |
JP6344321B2 (ja) | コネクタ | |
JP2010073532A (ja) | 電気コネクタ | |
JP4385984B2 (ja) | コネクタ | |
JP2009043648A (ja) | コネクタ | |
JPWO2019131372A1 (ja) | コネクタ | |
JP5211967B2 (ja) | コネクタ | |
JP4760686B2 (ja) | ロック構造 | |
JP5212257B2 (ja) | コネクタ | |
JP4375244B2 (ja) | コネクタ | |
JP5212256B2 (ja) | コネクタ | |
JP2020080271A (ja) | コネクタ | |
JP5482924B2 (ja) | コネクタ | |
JP2010287464A (ja) | コネクタ | |
JP5056550B2 (ja) | コネクタ | |
JP2015005490A (ja) | コネクタ | |
JP2005216810A (ja) | コネクタ | |
JP6828835B2 (ja) | コネクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110802 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130129 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130211 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5212257 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |