JP2024058367A - Cpa付コネクタ及びワイヤーハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】本係止状態から仮係止状態へのCPA部材の意図しない戻りを抑制することができるCPA付コネクタ及びワイヤーハーネスを提供する。【解決手段】CPA付コネクタ1aが、コネクタ本体11と、CPA部材12と、を備え、コネクタ本体11が、CPA部材12の仮係止部112と、相手方コネクタとの嵌合前にはCPA部材の本係止を規制するとともに嵌合時には相手方コネクタによって規制が解除される本係止部113と、本係止状態のCPA部材12の一部を庇状に覆うフード部114と、を備え、CPA部材12が、CPA本体121と、CPA本体121に設けられ、本係止状態でも一部がフード部114から露出するとともに、その露出部分に、フード部114から離れるにつれてコネクタ本体11の中心軸側に傾斜する傾斜面122aが形成された指掛かり部122と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図4
Description
本発明は、相手方コネクタとの嵌合を保証するCPA部材を備えたCPA付コネクタ及びワイヤーハーネスに関するものとなっている。
従来、相手方コネクタとの嵌合を保証するCPA部材を備えたCPA付コネクタが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1のCPA付コネクタは、相手方コネクタとの嵌合前には仮係止状態でコネクタ本体に保持されているCPA部材が、嵌合時に本係止することで嵌合が保証される。
ここで、上記のCPA付コネクタでは、CPA部材が、相手方コネクタに対するコネクタ本体の嵌合解除を禁止する役割も担っている。嵌合解除の際には、まず、CPA部材が本係止状態から仮係止状態に戻されることで嵌合解除が許可され、その後に、嵌合解除が行われる。このとき、本係止状態のCPA部材に手が触れる等といったことはしばしば起こり得ることである。しかしながら、このような不意の接触等が原因でCPA部材が仮係止状態に戻されてしまい、相手方コネクタに対するコネクタ本体の嵌合が意図せずに解除される等といったことは望ましいものではない。
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、本係止状態から仮係止状態へのCPA部材の意図しない戻りを抑制することができるCPA付コネクタ及びワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、CPA付コネクタは、筒状の外壁を有し、相手方コネクタに嵌合されるコネクタ本体と、前記コネクタ本体に仮係止状態で取り付けられ、当該コネクタ本体と前記相手方コネクタとの嵌合時に本係止して嵌合を保証するとともに嵌合解除を禁止し、前記嵌合解除に先立って前記仮係止状態に戻されて前記嵌合解除を許可するCPA部材と、を備え、前記コネクタ本体が、前記周壁に設けられて前記CPA部材が前記仮係止状態で取り付けられる仮係止部と、前記周壁に設けられて前記嵌合時に前記CPA部材が本係止する部位であって、嵌合前には前記CPA部材の本係止を規制するとともに前記嵌合時には前記相手方コネクタによって規制が解除される本係止部と、前記周壁に設けられて本係止状態の前記CPA部材の一部を庇状に覆うフード部と、を備え、前記CPA部材が、前記仮係止部に対する仮係止及び前記本係止部に対する本係止を行うCPA本体と、前記仮係止状態では前記フード部から露出するように前記CPA本体に設けられて前記本係止状態への遷移時の指掛かりとなる部位であって、前記本係止状態でも一部が前記フード部から露出するとともに、その露出部分に、前記フード部から離れるにつれて前記コネクタ本体の中心軸側に傾斜する傾斜面が形成された指掛かり部と、を備えたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、ワイヤーハーネスは、上述のCPA付コネクタと、前記コネクタ本体から延出した電線と、を備えたことを特徴とする。
上述のCPA付コネクタ及びワイヤーハーネスによれば、本係止状態から仮係止状態へのCPA部材の意図しない戻りを抑制することができる。
以下、CPA付コネクタ及びワイヤーハーネスの一実施形態について説明する。
図1は、一実施形態に係るCPA付コネクタ及びワイヤーハーネスを、相手方コネクタとの嵌合前の状態で示す斜視図であり、図2は、図1に示されているCPA付コネクタ及びワイヤーハーネスを、相手方コネクタとの嵌合状態で示す斜視図である。
本実施形態のワイヤーハーネス1は、例えば自動車等に搭載されて各種機器間を繋ぐためのものであり、相手方ワイヤーハーネス2にコネクタ接続されて設置される。ワイヤーハーネス1は、CPA付コネクタ1aと、このCPA付コネクタ1aから延出する電線1bとを備えている。相手方ワイヤーハーネス2も、相手方コネクタ2aと電線2bとを備えており、ワイヤーハーネス1と相手方ワイヤーハーネス2とのコネクタ接続は、CPA付コネクタ1aと相手方コネクタ2aとの嵌合によって行われる。
ここで、ワイヤーハーネス1におけるCPA付コネクタ1aは、コネクタ本体11と、CPA部材12とを備えている。コネクタ本体11は、概ね円筒状の周壁111aを有する樹脂製のコネクタハウジング111に、電線1bの端部に接続されたコネクタ端子が収容されたものである。コネクタ本体11は、その中心軸1cに沿った嵌合方向D11に相手方コネクタ2aと嵌合する。
CPA部材12は、コネクタハウジング111の外壁に、仮係止状態で取り付けられる。コネクタ本体11と相手方コネクタ2aとの嵌合時には、CPA部材12は、嵌合方向D11に指で押し込まれてスライドされ、コネクタハウジング111に本係止する。図1にはCPA部材12が仮係止状態で示され、図2にはCPA部材12が本係止状態で示されている。CPA部材12は、このように仮係止状態から本係止状態へと遷移したことを以てコネクタ本体11と相手方コネクタ2aとの嵌合を保証する。また、詳細については後述するが、このCPA部材12は、嵌合時には、上述の嵌合保証とともに、相手方コネクタ2aからのコネクタ本体11の嵌合解除を禁止する役割も担っている。嵌合解除の際には、この嵌合解除に先立って、CPA部材12は、嵌合方向D11とは逆向きの解除方向D12にスライドされて図2示されている本係止状態から図1に示されている仮係止状態に戻される。CPA部材12が仮係止状態に戻されることで嵌合解除の禁止が解かれて、相手方コネクタ2aからのコネクタ本体11の嵌合解除が許可される。
図3は、CPA部材を示す斜視図であり、図4は、図3に示されているCPA部材が、コネクタ本体に取り付けられる様子を、当該コネクタ本体の中心軸を通る断面で示した断面図である。
CPA部材12は、仮係止及び本係止を行うCPA本体121と、仮係止状態から本係止状態への遷移時の指掛かりとなる指掛かり部122と、を備えている。このCPA部材12は、コネクタ本体11におけるコネクタハウジング111の周壁111aに嵌合方向D11と交差する取付け方向D13から取り付けられる。
他方、コネクタ本体11におけるコネクタハウジング111の周壁111aには、図1及び図2にも示されているように、CPA部材12を取付け方向D13に受け入れるCPA受入れ部111bが設けられている。CPA受入れ部111bは、周壁111aの一部をなす長方形板状の底板部111b-1と、この底板部111b-1における嵌合方向D11に沿った一対の側縁に立設された一対の側板リブ111b-2と、を備えている。CPA受入れ部111bは、これらの部位を有し、嵌合方向D11に対する交差断面が略U字状となった取付け方向D13に対して開放された部分となっている。本実施形態では、このCPA受入れ部111bの内側に、CPA部材12の保持に携わる部位として、仮係止部112と、本係止部113と、が設けられている。また、CPA受入れ部111bの一対の側板リブ111b-2における嵌合方向D11の前方側を部分的に繋いで、CPA受入れ部111bを部分的に塞ぐフード部114が設けられている。
仮係止部112は、コネクタハウジング111の周壁111aに設けられてCPA部材12におけるCPA本体121が仮係止状態で取り付けられる部位である。ここにいう仮係止状態とは、相手方コネクタ2aとコネクタ本体11との嵌合時には、嵌合方向D11に移動可能となる状態のことである。本実施形態では、仮係止部112は、CPA受入れ部111bにおける一対の側板リブ111b-2それぞれの内壁面に嵌合方向D11に沿うように突設された案内レールとなっている。仮係止部112は、CPA部材12が仮係止するとともに当該CPA部材12の嵌合方向D11に沿ったスライドを案内する。
本係止部113は、コネクタハウジング111の周壁111aにおけるCPA受入れ部111bの底板部111b-1に設けられ、相手方コネクタ2aとコネクタ本体11との嵌合時にCPA部材12が本係止する部位である。この本係止部113は、嵌合前にはCPA部材12のスライドによる本係止を規制するとともに嵌合時には相手方コネクタ2aによって規制が解除される。本実施形態では、本係止部113が、コネクタハウジング111の中心軸1c(図1及び図2)に沿って延在し、取付け方向D13からの平面視で略長方形の外形を有する部位である。本係止部113は、長手方向の中央部で底板部111b-1に連結され、その連結部分113aを中心に、図4中に矢印で示された揺動方向D14に揺動可能となっている。
また、この本係止部113は、上記の連結部分113aから嵌合方向D11の前後に延出した一対の本係止用アーム113bと、これら一対の本係止用アーム113bの嵌合方向D11の前方側の端部間を繋ぐ本係止用ブリッジ部113cと、を備えている。CPA部材12は、本係止状態では本係止用ブリッジ部113cに係止する。
更に、本係止部113における本係止用ブリッジ部113cは、相手方コネクタ2aとコネクタ本体11との嵌合時には、相手方コネクタ2aの外壁に設けられた突起部211(図1)を嵌合方向D11に乗り越えて係止する。また、本係止用ブリッジ部113cは、嵌合解除の際にはこの突起部211を解除方向D12に乗り越えて当該突起部211から外れる部位となっている。本係止部113には、この嵌合解除の際に、本係止用ブリッジ部113cを突起部211の乗り上げ側へと持ち上げて乗り上げを補助する補助レバー113dが、一対の本係止用アーム113bの嵌合方向D11の後方側の端部間を繋いで設けられている。図1及び図2にも示されているように、この補助レバー113dは、仮係止状態のCPA部材12よりも嵌合方向D11の後方側に露出している。嵌合解除の際には、作業者が補助レバー113dを取付け方向D13に押し込むことで、本係止用ブリッジ部113cを突起部211の乗り上げ側へと持ち上げられて乗り上げが補助されることとなる。
フード部114は、図1及び図2にも示されているように、CPA受入れ部111bの一対の側板リブ111b-2における嵌合方向D11の前方側を繋いでCPA受入れ部111bを部分的に塞いだ部位となっている。このフード部114は、本係止部113における本係止用ブリッジ部113cとともに本係止状態のCPA部材12における嵌合方向D11の前方側の一部を庇状に覆う。また、フード部114は、取付け方向D13についてCPA部材12を受け入れ可能な受入れスペースを嵌合方向D11の後方側に開けつつCPA受入れ部111bを塞いでいる。
CPA受入れ部111bの内側に設けられた以上の保持構造によって保持されるCPA部材12のCPA本体121は、横梁部121aと、一対の側腕部121bと、アーム部121cと、一対の解除禁止部121dと、を備えている。
横梁部121aは、嵌合方向D11及び取付け方向D13の双方に交差する幅方向D15に延在する梁状の部位である。
一対の側腕部121bは、横梁部121aの両端部に嵌合方向D11及び取付け方向D13の双方へと延在するように設けられた一対のリブ壁状の部位である。そして、これら一対の側腕部121bの各外面に、CPA受入れ部111bの一対の側板リブ111b-2の各内壁面に案内レールとして設けられた仮係止部112が内側に嵌り込むように、当該仮係止部112と係止する溝レール121b-1が設けられている。CPA部材12が取付け方向D13にCPA受入れ部111bへと押し込まれると、一対の側腕部121bにおける溝レール121b-1が、一対の側板リブ111b-2の仮係止部112に係止する。この溝レール121b-1と仮係止部112とが係止した状態が仮係止状態である。
アーム部121cは、横梁部121aにおける幅方向D15の中央部から、嵌合方向D11の前方側へとカンチレバー状に延出し、フック状に曲がったレバー先端部121c-1が設けられた部位である。アーム部121cは、本係止部113における本係止用ブリッジ部113cに係止することでCPA部材12を本係止状態とする部位である。嵌合前には本係止部113における本係止用ブリッジ部113cにレバー先端部121c-1が当接することで本係止が規制されて上述の仮係止状態が維持される。他方、嵌合時には相手方コネクタ2aによってレバー先端部121c-1が本係止用ブリッジ部113cを乗り越え可能に押し上げられることで規制が解除される。この状態で、CPA部材12が嵌合方向D11に押し込まれることで、レバー先端部121c-1が本係止用ブリッジ部113cを乗り越えて係止することで本係止状態となる。
一対の解除禁止部121dは、本係止状態のときに本係止部113における一対の本係止用アーム113bを取付け方向D13に押さえるリブ状の部位となっている。本係止用アーム113bが取付け方向D13に押さえられると、補助レバー113dが取付け方向D13に押し込まれても本係止用ブリッジ部113cが、相手方コネクタ2aの突起部211を乗り越える方向に動けなくなる。一対の解除禁止部121dは、本係止状態のときに本係止用ブリッジ部113cを動けなくして突起部211に対する乗越えを禁止することで、相手方コネクタ2aからの嵌合解除を禁止する部位となっている。本実施形態では、一対の解除禁止部121dが、相互間にアーム部121cを挟むように、一対の側腕部121bの内側に配置されている。また、各解除禁止部121dは、その先端が、アーム部121cのレバー先端部121c-1よりも嵌合方向D11の若干後方側となる位置まで、横梁部122から嵌合方向D11の前方側へとリブ状に延出している。このような位置に設けられることで、一対の解除禁止部121dは、本係止状態のときには、本係止用ブリッジ部113cよりも嵌合方向D11の若干後方側の位置で、本係止用アーム113bにおける幅方向D15の両脇を押さえることとなる。
また、CPA部材12における指掛かり部122は、CPA本体121における嵌合方向D11の後方にCPA本体121と一体に設けられ、上述したように、仮係止状態から本係止状態への遷移時の指掛かりとなる部位である。そして、その取付け方向D13側の上面には、CPA本体121との境界を頂部とし、解除方向D12について、頂部から離れるにつれて取付け方向D13へと下降する傾斜面122aが形成されている。更に、指掛かり部122には、頂部とは反対側で傾斜低位側の端縁に頂部側へと円弧凹状に切り欠かれた切欠き凹部122bが形成されている。
また、CPA受入れ部111bにおいて、上記のようなCPA部材12の受入れスペースの嵌合方向D11の前方側を画定するフード部114の、嵌合方向D11の後方側の端縁には次のような3つの凹部が形成されている。即ち、図4に示される取付け時にアーム部121cが取付け方向D13に通過する矩形凹部114aが、フード部114の端縁における幅方向D15の中央に設けられている。更に、一対の解除禁止部121dが取付け方向D13に通過する一対のスリット凹部114bが、矩形凹部114aを挟む位置に設けられている。
次に、コネクタ本体11に対するCPA部材12の仮係止状態及び本係止状態について、ここまでの説明と重複する部分はあるが、別図を用いて更に説明する。まず、仮係止状態について説明する。
図5は、CPA部材がコネクタ本体に仮係止された仮係止状態を、図4と同等の断面図及び取付け方向から見た平面図で示した図である。図5(A)に仮係止状態の断面図が示されており、図5(B)に仮係止状態の平面図が示されている。図6は、図5に示されているCPA部材とCPA受入れ部を、図5中のV11-V11線に沿った断面で示した断面図である。また、図7は、図6に示されているCPA部材とCPA受入れ部を、図6中のV12-V12線に沿った断面で示した断面図である。
仮係止状態では、図6に示すように、CPA部材12におけるCPA本体121の側腕部121bの溝レール121b-1に、コネクタ本体11におけるCPA受入れ部111bの側板リブ111b-2の仮係止部112が嵌り込んで係止する。また、図5に示すように、嵌合方向D11の前方側は、アーム部121cのレバー先端部121c-1が本係止部113における本係止用ブリッジ部113cに当接して本係止への移動が規制されている。更に、図7に示すように、嵌合方向D11の後方側は、CPA本体121の側腕部121bの後端が、側板リブ111b-2における仮係止部112の後方から突出したストッパ突起115に当接して解除方向D12への脱落が規制されている。
本実施形態では、この仮係止状態は、図4に示すようにCPA部材12がCPA受入れ部111bへと取付け方向D13に押し込まれ、その押し込まれた先で係止した状態となっている。また、嵌合方向D11及び解除方向D12については、本係止用ブリッジ部113cとストッパ突起115との相互間距離が、CPA部材12におけるレバー先端部121c-1から側腕部121bの後端までの長さよりも若干長くなっている。この寸法関係により、仮係止状態では、CPA受入れ部111bの中で、CPA部材12が、嵌合方向D11及び解除方向D12に若干のガタを持って動けるようになっている。仮係止状態では、CPA本体121及び指掛かり部122を含むCPA部材12の略全体がCPA受入れ部111bの中で露出した状態となる。このときアーム部121c及び一対の解除禁止部121dは、フード部114の端縁における矩形凹部114a及び一対のスリット凹部114bから覗いた状態で露出している。
以上に説明した仮係止状態において、コネクタ本体11と相手方コネクタ2aが嵌合し、CPA部材12が、指掛かり部122の切欠き凹部122bに指を掛けられて嵌合方向D11に押し込まれると本係止状態に遷移する。CPA部材12は、この本係止状態への遷移を以て嵌合を保証する。また、本係止状態では、上述したように、CPA部材12における一対の解除禁止部121dが本係止部113における本係止用ブリッジ部113cの両脇を押さえることで、コネクタ本体11と相手方コネクタ2aとの嵌合の解除が禁止される。以下、この本係止状態について説明する。
図8は、CPA部材がコネクタ本体に本係止された本係止状態を、図5と同等の断面図及び平面図で示した図である。図8(A)に本係止状態の断面図が示されており、図8(B)に本係止状態の平面図が示されている。また、図9は、CPA部材における一対の解除禁止部によって、コネクタ本体と相手方コネクタとの嵌合の解除が禁止される様子を示す図である。
コネクタ本体11と相手方コネクタ2aが嵌合すると、図1にも示されている相手方コネクタ2aの外壁に設けられた突起部211がコネクタ本体11におけるフード部114の内側に進入してくる。この突起部211におけるコネクタ本体11との嵌合側には斜面211aが形成されている。嵌合時には、フード部114の内側で、まず、本係止部113における本係止用ブリッジ部113cが、斜面211aに当接して押し上げられるようにして突起部211を乗り越えて係止する。このとき、仮係止状態で本係止用ブリッジ部113cの嵌合方向D11の後方に位置するCPA部材12のアーム部121cのレバー先端部121c-1の下方に突起部211が潜り込む。この突起部211によって、レバー先端部121c-1が本係止用ブリッジ部113cを乗り越え可能な位置まで押し上げられることで、CPA部材12の嵌合方向D11の前方側への移動が可能となる。つまり、仮係止状態では本係止用ブリッジ部113cへのレバー先端部121c-1の当接によって規制されていた本係止が、相手方コネクタ2aとの嵌合によって規制が解除されて可能となる。この規制解除状態で、CPA部材12が、嵌合方向D11の前方側へ押し込まれると、図8に示されているように、アーム部121cのレバー先端部121c-1が本係止用ブリッジ部113cの嵌合方向D11の前方側まで進んで本係止する。また、このときには、CPA本体121の横梁部121aにおける嵌合方向D11の前方側の端縁が、フード部114の内側の壁面に当接して、それ以上の押込みが規制される。このようにCPA部材12がコネクタ本体11に本係止した本係止状態へと遷移することを以て、相手方コネクタ2aとの嵌合が保証される。
相手方コネクタ2aとの嵌合解除の際には、後述するように、嵌合解除に先立ってCPA部材12が図5~図7に示されている仮係止状態に戻される。この状態で、本係止部113における補助レバー113dが取付け方向D13に押し込まれると、本係止用ブリッジ部113cが突起部211の乗り上げ側へと持ち上げられて相手方コネクタ2aとの嵌合が解除されることとなる。
本実施形態では、本係止状態において、CPA部材12の指掛かり部122がコネクタ本体11のフード部114から全体的に露出した状態となる。そして、この指掛かり部122における露出部分において、傾斜面122aは、フード部114から離れるにつれてコネクタ本体11の中心軸1c(図1及び図2)側に傾斜する面となっている。更に、本実施形態では、指掛かり部122における傾斜面122aは、本係止状態において、フード部114における指掛かり部122の露出側の端縁の直下に位置する頂部から中心軸1c側への傾斜を開始するように構成されている。
また、図9に示すように、本係止状態では、CPA部材12における一対の解除禁止部121dによって、コネクタ本体11と相手方コネクタ2aとの嵌合の解除が禁止される。即ち、一対の解除禁止部121dは、本係止部113において本係止用ブリッジ部113cの両脇に位置する一対の本係止用アーム113bを取付け方向D13に押さえる。この状態では、補助レバー113dが取付け方向D13に押し込まれても本係止用ブリッジ部113cが、突起部211を乗り越え可能な位置へと動けなくなる。一対の解除禁止部121dは、このように本係止用ブリッジ部113cの突起部211に対する乗越えを禁止して嵌合解除を禁止する。この嵌合解除の禁止状態は、CPA部材12が仮係止状態へと戻されて解除禁止部121dが本係止用ブリッジ部113cから離されるまで維持される。
ここで、この嵌合解除の禁止状態の解除のためにCPA部材12を本係止状態から仮係止状態へと戻す際には、CPA部材12を解除方向D12に牽引する治具が使われる。この治具としては、先端がCPA部材12の横梁部121aに係止可能なフック状となった棒状治具等が挙げられる。
このとき、本実施形態では、フード部114における指掛かり部122の露出側の端縁には、CPA部材12の取付けの際に、アーム部121cを通過させるための矩形凹部114aが切り欠かれて形成されている。この矩形凹部114aは、CPA部材12の取付け後は、フード部114の内側へのアクセスが可能な開口となる。そして、この矩形凹部114aが、CPA部材12を牽引する治具をCPA部材12に係止させるための治具係止用凹部として利用される。治具は、矩形凹部114aからフード部114の内側に挿入され、フック状の先端がCPA部材12の横梁部121aに係止される。この状態で、治具が解除方向D12に引かれると、アーム部121cのレバー先端部121c-1の内側に形成された斜面が本係止用ブリッジ部113cを摺擦するようにレバー先端部121c-1が本係止用ブリッジ部113cを乗り越えて外される。これに引き続いてCPA部材12が解除方向D12に引かれることで、CPA部材12は、図5~図7に示される仮係止状態へと戻されることとなる。
以上に説明した実施形態のCPA付コネクタ1a及びワイヤーハーネス1によれば、CPA部材12の本係止状態でフード部114から露出する指掛かり部122の露出部分に傾斜面122aが形成されている。この傾斜面122aにより、本係止状態のCPA部材12に手が触れたとしても指掛かり部122に指が掛かり難くなっており、本係止状態から仮係止状態へのCPA部材12の意図しない戻りを抑制することができる。
ここで、本実施形態では、指掛かり部122の傾斜面122aは、本係止状態において、フード部114の端縁の直下に位置する頂部からコネクタ本体11の中心軸1c側への傾斜を開始する。この構成によれば、指掛かり部122における本係止状態での露出部分に占める傾斜面122aの割合が多く、指掛かり部122に指が一層掛かり難くなることから、CPA部材12の意図しない戻りを更に抑制することができる。
また、本実施形態では、指掛かり部122には、フード部114とは反対側の端縁に切欠き凹部122bが形成されている。この構成によれば、本係止状態で指掛かり部122の露出部分へと指が接触可能な面積が、切欠き凹部122bによって低減されて指掛かり部122に指が一層掛かり難くなることから、CPA部材12の意図しない戻りを更に抑制することができる。また、CPA部材12を本係止状態へと押し込む際には、この切欠き凹部122bが指掛かり部122への指掛けの目印となる。このため、上述のように接触可能面積を低減して意図しない指掛けを起こり難くしつつも、切欠き凹部122bを目印とした良好な作業性の下で、CPA部材12を仮係止状態から本係止状態へと遷移させることができる。
また、本実施形態では、CPA本体121には、カンチレバー状のアーム部121cが設けられ、相手方コネクタ2aとの嵌合前には本係止部113の本係止用ブリッジ部113cにレバー先端部121c-1が当接することで本係止が規制される。嵌合時には相手方コネクタ2aによってレバー先端部121c-1が本係止用ブリッジ部113cを乗り越え可能に押し上げられることで規制が解除される。そして、レバー先端部121c-1が本係止部113を乗り越えて本係止することで、CPA部材12が本係止状態へと遷移する。この構成によれば、CPA本体121におけるカンチレバー状のアーム部121cが撓ませ易いことから、本係止状態へのCPA部材12の遷移を、抵抗を抑えてスムーズに行うことができる。
また、本実施形態では、コネクタ本体11における本係止部113の本係止用ブリッジ部113cは、嵌合時には相手方コネクタ2aの突起部211を乗り越えて係止する。嵌合解除の際にも、本係止用ブリッジ部113cは、突起部211を乗り越えて当該突起部211から外れる。そして、CPA本体121には、本係止状態では本係止部113を、突起部211に対する本係止用ブリッジ部113cの乗越えを禁止する方向に押さえることで嵌合解除を禁止する解除禁止部121dが設けられている。この構成によれば、CPA部材12が本係止状態にあるときに意図せずに相手型コネクタとの嵌合が解除されてしまう等といった事態を、解除禁止部121dによる本係止部113の押えによって効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、CPA部材12は、CPA本体121が解除方向D12に引かれて仮係止状態へと戻される。そして、コネクタ本体11のフード部114の端縁には、CPA部材12を解除方向D12に牽引する治具を当該CPA部材12に係止させるために利用可能な矩形凹部114a(治具係止用凹部)が形成されている。この構成によれば、嵌合解除には、フード部114に設けられた矩形凹部114a(治具係止用凹部)を介し、良好な作業性の下で治具をCPA部材12に係止させて仮係止状態へと戻すことができる。
尚、以上に説明した実施形態はCPA付コネクタ及びワイヤーハーネスの代表的な形態を示したに過ぎない。CPA付コネクタ及びワイヤーハーネスは、これに限定されるものではなく種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、CPA付コネクタ及びワイヤーハーネスの一例として、自動車等に搭載されて各種機器間を繋ぐためのCPA付コネクタ1a及びワイヤーハーネス1が例示されている。しかしながら、CPA付コネクタ及びワイヤーハーネスはこれに限るものではなく、その具体的な搭載対象を問うものではない。
また、上述した実施形態では、CPA付コネクタ及びワイヤーハーネスの相手方コネクタの一例として、相手方ワイヤーハーネス2の端部に設けられた相手方コネクタ2aが例示されている。しかしながら、相手方コネクタはこれに限るものではなく、例えば機器の筐体に設けられた機器コネクタ等であってもよい。
また、上述した実施形態では、CPA付コネクタの一例として、概ね円筒状の周壁111aを有するコネクタハウジング111にコネクタ端子が収容されたCPA付コネクタ1aが例示されている。しかしながら、CPA付コネクタはこれに限るものではなく、そのハウジング形状等は任意の筒状に設定し得るものである。
また、上述した実施形態では、CPA付コネクタの一例として、コネクタハウジング111の周壁111aに嵌合方向D11と交差する取付け方向D13からCPA部材12が取り付けられるCPA付コネクタ1aが例示されている。しかしながら、CPA付コネクタはこれに限るものではなく、相手方コネクタとの嵌合方向に沿った取付け方向からCPA部材が取り付けられるもの等であってもよい。
また、上述した実施形態では、指掛かり部の傾斜面の一例として、本係止状態で、フード部114の端縁の直下の頂部から傾斜を開始する傾斜面122aが例示されている。しかしながら、指掛かり部の傾斜面は、これに限るものではなく、指掛かり部におけるフード部からの露出部分の途中位置を頂部として傾斜を開始するものであってもよい。ただし、フード部114の端縁の直下の頂部から傾斜を開始する傾斜面122aによれば、本係止状態での露出部分に占める傾斜面122aの割合を多くしてCPA部材12の意図しない戻りを更に抑制することができる点は上述した通りである。尚、指掛かり部の傾斜面の頂部位置については、フード部の端縁よりもフード部の内側としてもよく、この場合にも、端縁の直下の場合と同様にCPA部材12の意図しない戻りを更に抑制することができる。
また、上述した実施形態では、指掛かり部の一例として、端縁に切欠き凹部122bが形成された指掛かり部122が例示されている。しかしながら、指掛かり部は、これに限るものではなく、如何なる凹部も形成されていない直線状の端縁を有するもの等であってもよい。ただし、指掛かり部122の端縁に切欠き凹部122bを設けることで、CPA部材12の意図しない戻りを更に抑制することができるとともに、良好な作業性の下で、CPA部材12を本係止状態へと遷移させることができる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態では、CPA本体の一例として、本係止状態においてカンチレバー状のアーム部121cのレバー先端部121c-1を本係止部113の本係止用ブリッジ部113cに本係止させるCPA本体121が例示されている。しかしながら、CPA本体は、これに限るものではなく、コネクタ本体における本係止部との具体的な係止態様を問うものではない。ただし、カンチレバー状のアーム部121cを用いた係止態様によれば、本係止状態へのCPA部材12の遷移を、抵抗を抑えてスムーズに行うことができる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態では、CPA付コネクタの一例として、本係止部113の本係止用ブリッジ部113cが相手方コネクタ2aの突起部211を乗り越えて係止するCPA付コネクタ1aが例示されている。このCPA付コネクタ1aでは、嵌合解除の際にも本係止用ブリッジ部113cが突起部211を乗り越えて外れる。そして、CPA本体121には、本係止状態で本係止部113を押さえることで嵌合解除を禁止する解除禁止部121dが設けられている。しかしながら、相手方コネクタとの嵌合態様は、突起部への本係止部の係止を伴う態様以外のものであってもよく、その時の嵌合解除の禁止態様も、本係止部を押さえる解除禁止部を設ける態様以外のものであってもよい。ただし、解除禁止部121dで本係止部113を押さえる禁止態様によれば、CPA部材12の本係止状態で意図せずに相手型コネクタとの嵌合が解除されてしまう等といった事態を効果的に抑制することができる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態では、CPA付コネクタの一例として、フード部114の端縁にCPA部材12を牽引する治具のための矩形凹部114a(治具係止用凹部)が形成されたCPA付コネクタ1aが例示されている。しかしながら、CPA付コネクタは、これに限るものではなく、フード部114の端縁に如何なる凹部も形成されていないものであってもよく、仮係止状態への戻しに如何なる治具も用いないこととしてもよい。ただし、フード部114の端縁に矩形凹部114a(治具係止用凹部)を設けることで、良好な作業性の下で治具をCPA部材12に係止させて仮係止状態へと戻すことができる点は上述した通りである。
1 ワイヤーハーネス
1a CPA付コネクタ
1b,2b 電線
1c 中心軸
2 相手方ワイヤーハーネス
2a 相手方コネクタ
11 コネクタ本体
12 CPA部材
111 コネクタハウジング
111a 周壁
111b CPA受入れ部
111b-1 底板部
111b-2 側板リブ
112 仮係止部
113 本係止部
113a 連結部分
113b 本係止用アーム
113c 本係止用ブリッジ部
113d 補助レバー
114 フード部
114a 矩形凹部(治具係止用凹部)
114b スリット凹部
121 CPA本体
121a 横梁部
121b 側腕部
121b-1 溝レール
121c アーム部
121c-1 レバー先端部
121d 解除禁止部
122 指掛かり部
122a 傾斜面
122b 切欠き凹部
211 突起部
211a 斜面
D11 嵌合方向
D12 解除方向
D13 取付け方向
D14 揺動方向
D15 幅方向
1a CPA付コネクタ
1b,2b 電線
1c 中心軸
2 相手方ワイヤーハーネス
2a 相手方コネクタ
11 コネクタ本体
12 CPA部材
111 コネクタハウジング
111a 周壁
111b CPA受入れ部
111b-1 底板部
111b-2 側板リブ
112 仮係止部
113 本係止部
113a 連結部分
113b 本係止用アーム
113c 本係止用ブリッジ部
113d 補助レバー
114 フード部
114a 矩形凹部(治具係止用凹部)
114b スリット凹部
121 CPA本体
121a 横梁部
121b 側腕部
121b-1 溝レール
121c アーム部
121c-1 レバー先端部
121d 解除禁止部
122 指掛かり部
122a 傾斜面
122b 切欠き凹部
211 突起部
211a 斜面
D11 嵌合方向
D12 解除方向
D13 取付け方向
D14 揺動方向
D15 幅方向
Claims (7)
- 筒状の周壁を有し、相手方コネクタに嵌合されるコネクタ本体と、
前記コネクタ本体に仮係止状態で取り付けられ、当該コネクタ本体と前記相手方コネクタとの嵌合時に本係止して嵌合を保証するとともに嵌合解除を禁止し、前記嵌合解除に先立って前記仮係止状態に戻されて前記嵌合解除を許可するCPA部材と、を備え、
前記コネクタ本体が、
前記周壁に設けられて前記CPA部材が前記仮係止状態で取り付けられる仮係止部と、
前記周壁に設けられて前記嵌合時に前記CPA部材が本係止する部位であって、嵌合前には前記CPA部材の本係止を規制するとともに前記嵌合時には前記相手方コネクタによって規制が解除される本係止部と、
前記周壁に設けられて本係止状態の前記CPA部材の一部を庇状に覆うフード部と、
を備え、
前記CPA部材が、
前記仮係止部に対する仮係止及び前記本係止部に対する本係止を行うCPA本体と、
前記仮係止状態では前記フード部から露出するように前記CPA本体に設けられて前記本係止状態への遷移時の指掛かりとなる部位であって、前記本係止状態でも一部が前記フード部から露出するとともに、その露出部分に、前記フード部から離れるにつれて前記コネクタ本体の中心軸側に傾斜する傾斜面が形成された指掛かり部と、
を備えたことを特徴とするCPA付コネクタ。 - 前記指掛かり部における前記傾斜面は、前記本係止状態において、前記フード部における前記指掛かり部の露出側の端縁の直下又は当該端縁よりも前記フード部の内側に位置する頂部から前記中心軸側への傾斜を開始することを特徴とする請求項1に記載のCPA付コネクタ。
- 前記指掛かり部には、前記フード部とは反対側の端縁に当該フード部側へと凹状に切り欠かれた切欠き凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のCPA付コネクタ。
- 前記CPA本体には、前記コネクタ本体と前記相手方コネクタとの嵌合方向にカンチレバー状に延出し、前記嵌合前には前記本係止部にレバー先端部が当接することで前記本係止が規制され、前記嵌合時には前記相手方コネクタによって前記レバー先端部が前記本係止部を乗り越え可能に押し上げられることで規制が解除され、前記レバー先端部が前記本係止部を乗り越えて本係止するアーム部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のCPA付コネクタ。
- 前記コネクタ本体における前記本係止部は、前記嵌合時には前記相手方コネクタの外壁に設けられた突起部を乗り越えて係止するとともに、前記嵌合解除の際にも前記突起部を乗り越えて当該突起部から外れるものであり、
前記CPA本体には、前記本係止状態では前記本係止部を前記突起部に対する乗越えを禁止する方向に押さえることで前記嵌合解除を禁止する解除禁止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のCPA付コネクタ。 - 前記CPA部材は、前記CPA本体が前記嵌合方向とは逆向きの解除方向に引かれて前記仮係止状態へと戻されるものであり、
前記コネクタ本体の前記フード部における前記指掛かり部の露出側の端縁には、前記CPA部材を前記解除方向に牽引する治具を当該CPA部材に係止させるために凹状に切り欠かれた治具係止用凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のCPA付コネクタ。 - 請求項1~6のうち何れか一項に記載のCPA付コネクタと、
前記コネクタ本体から延出した電線と、
を備えたことを特徴とするワイヤーハーネス。
Priority Applications (4)
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JP2022165680A JP2024058367A (ja) | 2022-10-14 | 2022-10-14 | Cpa付コネクタ及びワイヤーハーネス |
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US18/485,567 US20240128683A1 (en) | 2022-10-14 | 2023-10-12 | Cpa-attached connector and wire harness |
CN202311327691.1A CN117895265A (zh) | 2022-10-14 | 2023-10-13 | 装接有cpa的连接器和线束 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022165680A JP2024058367A (ja) | 2022-10-14 | 2022-10-14 | Cpa付コネクタ及びワイヤーハーネス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024058367A true JP2024058367A (ja) | 2024-04-25 |
Family
ID=88308391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022165680A Pending JP2024058367A (ja) | 2022-10-14 | 2022-10-14 | Cpa付コネクタ及びワイヤーハーネス |
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CN (1) | CN117895265A (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2022
- 2022-10-14 JP JP2022165680A patent/JP2024058367A/ja active Pending
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2023
- 2023-10-11 EP EP23202934.8A patent/EP4354674A1/en active Pending
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- 2023-10-13 CN CN202311327691.1A patent/CN117895265A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP4354674A1 (en) | 2024-04-17 |
CN117895265A (zh) | 2024-04-16 |
US20240128683A1 (en) | 2024-04-18 |
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