JP2002158300A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2002158300A
JP2002158300A JP2000353423A JP2000353423A JP2002158300A JP 2002158300 A JP2002158300 A JP 2002158300A JP 2000353423 A JP2000353423 A JP 2000353423A JP 2000353423 A JP2000353423 A JP 2000353423A JP 2002158300 A JP2002158300 A JP 2002158300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
insulating film
integrated circuit
circuit device
semiconductor integrated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000353423A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002158300A5 (ja
JP4053232B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Ikeda
良広 池田
Tsutomu Okazaki
勉 岡崎
Keisuke Tsukamoto
恵介 塚本
Hiroshi Yanagida
博史 柳田
Daisuke Okada
大介 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000353423A priority Critical patent/JP4053232B2/ja
Priority to US09/987,884 priority patent/US6808951B2/en
Publication of JP2002158300A publication Critical patent/JP2002158300A/ja
Publication of JP2002158300A5 publication Critical patent/JP2002158300A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4053232B2 publication Critical patent/JP4053232B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region
    • H10B41/35Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region with a cell select transistor, e.g. NAND

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュメモリの大容量化、微細化を推進
する。 【解決手段】 コントロールゲート電極9の上部を保護
する絶縁膜を酸化シリコン膜15で構成し、ゲート酸化
膜6やその下部の基板1に及ぼすストレスを低減する。
また、酸化シリコン膜15の側壁に窒化シリコン膜から
なるエッチング防止膜17を形成し、ゲート電極加工後
のフッ酸洗浄工程で酸化シリコン膜15の側壁がエッチ
ングされるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特に、電気的に一括消去
・再書き込み可能な不揮発性半導体記憶装置(フラッシ
ュメモリ)を含んだ半導体集積回路装置に適用して有効
な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の製造プロセスで
は、半導体基板上に堆積した酸化シリコン膜をエッチン
グしてコンタクトホールを形成する際、コンタクトホー
ルの底部に露出した下層の酸化シリコン膜が過剰にエッ
チングされるのを防止する対策として、コンタクトホー
ルを形成する上層の酸化シリコン膜と下層の酸化シリコ
ン膜との間に窒化シリコン膜を設け、これをエッチング
のストッパとして利用することにより、上層の酸化シリ
コン膜のみをエッチングする技術が使用されている(例
えば特開平11−26574号公報など)。
【0003】また、近年の大容量DRAM(Dynamic Ra
ndom Access Memory)の製造プロセスでは、微細化され
たゲート電極のスペースにビット線や容量素子と半導体
基板とを接続するコンタクトホールを形成する際、ゲー
ト電極の上部を覆う絶縁膜(キャップ絶縁膜または保護
絶縁膜などと呼ばれる)と側壁を覆う絶縁膜(側壁絶縁
膜)とを窒化シリコン膜で構成し、酸化シリコン膜と窒
化シリコン膜とのエッチングレート差を利用することに
よって、上記コンタクトホールをゲート電極のスペース
に対して自己整合的に形成するセルフアライン・コンタ
クト(Self Align Contact;SAC)技術が採用されて
いる(例えば特開平9−252098号公報など)。
【0004】また近年は、DRAM以外の半導体記憶装
置の製造プロセスにも上記SAC技術が採用されつつあ
る。例えば特開平10−289951号公報には、EE
PROM(Electrically Erasable Programmable Read
Only Memory)の製造プロセスにSAC技術を適用した
発明が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フラッシュメモリの一
種にNOR型フラッシュメモリがある。NOR型フラッ
シュメモリのメモリセルは、ゲート酸化膜とその上部の
コントロールゲート電極(ワード線)との間に設けら
れ、周囲と電気的に絶縁されたフローティング(浮遊)
ゲート電極を電荷の蓄積領域とする、いわゆるフローテ
ィングゲート型MISFET(Metal Insulator Semico
nductor Field Effect Transistor)で構成される。フ
ローティングゲート型MISFETは、半導体基板主表
面に形成された薄いゲート絶縁膜を介して形成されたフ
ローティングゲート電極の上部にコントロールゲート電
極(ワード線)を積層することから、メモリセルサイズ
を比較的小さくすることができ、大容量化に適したメモ
リセル構造といえる。
【0006】上記NOR型フラッシュメモリの場合、メ
モリセルへの書き込み動作の代表的な方法として、フロ
ーティングゲート電極中に電子を注入し、コントロール
ゲート電極から見たトランジスタのしきい値電圧(Vth)
を電子の蓄積のない状態に比較して上昇させることが行
なわれている。フローティングゲート電極への電子の注
入は、代表的な例として、ソース・ドレイン通路に流れ
るチャネル電流をドレイン近傍でホットエレクトロンと
することによって、正電圧にバイアスされたコントロー
ルゲート電極の電界によりフローティングゲート電極へ
引き込む方式があり、その他の例として、アバランシェ
・ブレークダウンによって発生するドレイン近傍のホッ
トエレクトロンをコントロールゲート電極に印加した正
電圧によってフローティングゲート電極へ引き込む方式
がある。一方、消去動作の代表的な例としては、フロー
ティングゲート電極に蓄積された電子をフローティング
ゲート電極下のゲート絶縁膜にFNトンネルリング(Fo
wler-Nordheim Tunneling)させることにより、半導体
基板のソース或いはドレイン領域に放出させる方式が行
われている。
【0007】また、NOR型フラッシュメモリは、一方
向に並行して延在する所定数のワード線と、これらのワ
ード線と直交する方向に並行して延在する所定数のデー
タ線との各交点に格子状にメモリセルを配置し、これら
のメモリセルを構成するMISFETのドレイン領域に
データ線を接続し、ソース領域にソース線を接続する。
従って、NOR型フラッシュメモリを大容量化するため
にメモリセルサイズを微細化した場合は、ドレイン領域
にデータ線を接続するためのコンタクトホールや、ソー
ス領域にソース線を接続するためのコンタクトホールを
形成する際に前述したSAC技術が不可欠となる。
【0008】しかし、SAC技術は、コントロールゲー
ト電極の上部を保護する絶縁膜を窒化シリコン膜で形成
するため、この技術をフラッシュメモリの製造プロセス
に導入した場合は、コントロールゲート電極上の窒化シ
リコン膜がゲート酸化膜やその下部の基板に大きなスト
レスを及ぼし、ゲート酸化膜中に結晶欠陥を引き起こす
結果、フローティングゲート電極に蓄積された電荷が基
板にリークし易くなる、というフローティングゲート型
MISFETに特有の問題が生じることが本発明者らの
検討によって明らかとなった。
【0009】そこで、本発明者らは、コントロールゲー
ト電極上の保護絶縁膜を窒化シリコン膜に替えて酸化シ
リコン膜、または酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との
積層膜で形成し、側壁絶縁膜を窒化シリコン膜で形成す
ることによって、ゲート酸化膜やその下部の基板へのス
トレスを抑制しつつ、SAC技術を利用してメモリセル
の微細加工を実現することを検討した。
【0010】ところが、コントロールゲート電極上の保
護絶縁膜を酸化シリコン膜で形成した場合は、MISF
ETの製造工程で次のような問題が生じることが明らか
となった。これを図45〜図50を用いて説明する。
【0011】フローティングゲート電極とコントロール
ゲート電極とを有する2層ゲート構造のMISFETを
形成するには、まず図45に示すように、半導体基板1
00の主面に形成したゲート酸化膜101上にフローテ
ィングゲート用の多結晶シリコン膜102A、酸化シリ
コン膜、窒化シリコン膜および酸化シリコン膜からなる
ONO膜103、コントロールゲート用の多結晶シリコ
ン膜104A、保護絶縁膜である酸化シリコン膜105
をこの順に堆積する。
【0012】次に、図46に示すように、フォトレジス
ト膜106をマスクにして酸化シリコン膜105をドラ
イエッチングする。続いてフォトレジスト膜106を除
去した後、図47に示すように、酸化シリコン膜105
をマスクにして下層の多結晶シリコン膜104A、ON
O膜103および多結晶シリコン膜102Aを順次ドラ
イエッチングすることにより、多結晶シリコン102A
からなるフローティングゲート電極102および多結晶
シリコン膜104Aからなるコントロールゲート電極1
04(ワード線WL)を形成する。
【0013】次に、図48に示すように、ゲート電極
(フローティングゲート電極102およびコントロール
ゲート電極104)のスペース領域の半導体基板100
に不純物をイオン注入し、続いて半導体基板100を熱
処理して上記不純物を拡散させることにより、MISF
ETのソース領域およびドレイン領域を構成する不純物
導入領域107を形成する。
【0014】次に、図49に示すように、上記ゲート電
極の加工工程や不純物のイオン注入工程でゲート酸化膜
101に生じたダメージを除去するために、フッ酸水溶
液を使ってゲート酸化膜101をエッチング(ウェット
洗浄)する。ゲート酸化膜101に生じたダメージは、
フローティングゲート電極102に注入された電子がフ
ローティングゲート電極102の端部から半導体基板1
00にリークするパスとなるなど、ゲート酸化膜101
の膜質を劣化させる原因となるので、このエッチング
(ウェット洗浄)で十分に除去しておく必要がある。
【0015】ところが、フッ酸水溶液を使ってゲート酸
化膜101を洗浄すると、コントロールゲート電極10
4の上部を覆う保護絶縁膜である酸化シリコン膜105
の表面も同時にエッチングされ、図示したように、酸化
シリコン膜105の側壁がゲート電極の中心方向に後退
する。
【0016】そのため、図50に示すように、次の工程
で半導体基板100上に側壁絶縁膜である窒化シリコン
膜108を堆積した際に、コントロールゲート電極10
4と酸化シリコン膜105との境界部近傍の窒化シリコ
ン膜108に段差が発生する。その結果、SAC技術を
使ってゲート電極(フローティングゲート電極102お
よびコントロールゲート電極104)のスペース領域に
コンタクトホールを形成する際、上記段差部の窒化シリ
コン膜108が削れてその膜厚が薄くなるために、その
後、コンタクトホールに埋め込まれるメタル膜とコント
ロールゲート電極104とが上記段差部近傍で極めて接
近し、場合によっては両者が短絡する不良が発生する。
なお、このような問題は、コントロールゲート電極10
4の上部を覆う保護絶縁膜を酸化シリコン膜と窒化シリ
コン膜との積層膜で形成した場合にも生じる。
【0017】このように、窒化シリコン膜に起因するゲ
ート酸化膜やその下部の基板へのストレスを抑制するた
めに、コントロールゲート電極の上部を覆う保護絶縁膜
の一部または全部を酸化シリコン膜で形成した場合は、
SAC技術を利用したMISFETの微細加工を実現す
ることが極めて困難になることが本発明者らの検討によ
って明らかとなった。
【0018】本発明の目的は、窒化シリコン膜によるゲ
ート酸化膜やその下部の基板へのストレスを抑制しつ
つ、SAC技術を利用したMISFETの微細加工を実
現することのできる技術を提供することにある。
【0019】本発明の他の目的は、フラッシュメモリの
大容量化、微細化を推進することのできる技術を提供す
ることにある。
【0020】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0021】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的な実施態様について説明すれば、次
のとおりである。
【0022】本発明の一つの態様によれば、半導体基板
の主面上に互いに隣接して形成され、それぞれが第1ゲ
ート絶縁膜と、フローティングゲート電極と、第2ゲー
ト絶縁膜と、コントロールゲート電極と、第1保護絶縁
膜とからなり、それらの順で積層された少なくとも一対
の積層構造体によって少なくとも二辺が区画される接続
孔(コンタクトホール)を含む半導体集積回路装置を対
象とし、上記第1保護絶縁膜の両側壁部にはエッチング
防止膜を有している。このエッチング防止膜は、上記第
1保護絶縁膜とともに前記第1ゲート絶縁膜のエッチン
グ工程に曝されたとき、第1保護絶縁膜に比べ、エッチ
ングしにくいもの、すなわち、エッチング選択比が異な
るものであり、或いは実質的にエッチングされないもの
である。好ましい態様において、上記第1保護絶縁膜は
酸化シリコン膜を含み、その側壁部に形成される上記エ
ッチング防止膜は窒化シリコン膜である。
【0023】SAC技術により、一対の上記積層構造体
間に存在する酸化シリコン膜のような層間絶縁膜に接続
孔を形成する場合、まず、サイドスペーサ用の薄い窒化
シリコン膜を積層構造体表面全体に沿って形成し、その
上面に積層構造体間の溝を埋めるように層間絶縁膜を形
成する。そして、この酸化シリコン膜のような層間絶縁
膜に対し、エッチングされにくい下地のサイドスペーサ
用絶縁膜である窒化シリコン膜をエッチングの停止層
(ストッパー)として使用して、上記層間絶縁膜をエッ
チング除去する。この場合、上記第1保護絶縁膜を覆う
サイドスペーサ用窒化シリコン膜にエッチング停止層と
して充分な厚さを確保できないとき、上記層間絶縁膜の
接続孔形成のために必要なエッチング量に耐え得るよう
に、第1保護絶縁膜は酸化シリコン膜の上層に窒化シリ
コン膜を積層した多層膜としても良い。これによって、
上記第1保護絶縁膜の窒化シリコン膜をエッチング停止
層の一部として使用できる。上記態様によれば、コント
ロールゲート電極に積層される半導体基板にストレスを
与える窒化シリコン材料のような保護絶縁膜材料の使用
を省略または低減できる。
【0024】本発明の他の態様によれば、半導体基板主
面にMISトランジスタ構造を含む半導体集積回路装置
の製造方法を対象とし、半導体基板の主面の活性領域を
覆って形成された第1ゲート絶縁膜を形成する工程と、
フローティングゲート電極と、第2ゲート絶縁膜と、コ
ントロールゲート電極と、第1保護絶縁膜とからなり、
それらの順で積層された少なくとも一対の積層構造体に
形成する工程と、前記一対の積層構造体間に露出する前
記第1ゲート絶縁膜を通してソースまたはドレインを形
成するための不純物を導入する工程と、上記不純物導入
工程によってダメージを受けた前記第1ゲート絶縁膜の
露出部分を除去或いは洗浄する工程とを含み、前記除去
または洗浄工程において上記第1保護絶縁膜の側壁部が
後退しないように、上記積層構造体の形成工程におい
て、上記第1保護絶縁膜の側壁部にエッチング防止膜を
形成することを特徴とする。好ましい態様において、上
記第1保護絶縁膜は酸化シリコン膜を含み、上記と同様
な理由により、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜の多層
膜にしても良い。一方、第1保護絶縁膜の側壁部を覆う
上記エッチング保護膜は窒化シリコン膜である。これに
よって、コントロールゲート電極に積層される半導体基
板にストレスを与える窒化シリコン材料のような保護絶
縁膜材料の使用を省略または低減できる。また、上記第
1ゲート絶縁膜の露出部分を除去或いは洗浄する工程に
おいて、フローティングゲート電極下から露出する第1
ゲート絶縁膜の除去或いは洗浄を、通常のMISトラン
ジスタの製造工程において行われる洗浄に比べ、十分な
除去或いは洗浄とすることができる。従って、特に、第
1ゲート絶縁膜のダメージ部分を除去することができる
ので、フラッシュメモリの書き込み情報の保持特性を良
好なものとすることができる。
【0025】本発明のさらに他の態様によれば、フラッ
シュメモリのMISトランジスタ構造を含む次の工程を
含む半導体集積回路装置の製造方法に向けられている。
すなわち、(a)半導体基板の主面に酸化シリコン膜か
らなる第1ゲート絶縁膜を形成し、前記第1ゲート絶縁
膜上に第1導電膜、第2ゲート絶縁膜および第2導電膜
をこの順に形成する工程、(b)前記第2導電膜上に酸
化シリコン膜の単層膜、または酸化シリコン膜上に窒化
シリコン膜を形成した積層膜からなる第1保護絶縁膜を
形成する工程、(c)前記第1保護絶縁膜をパターニン
グすることにより、前記第1保護絶縁膜からなるエッチ
ングマスクを形成する工程、(d)前記エッチングマス
クをマスクに用いたドライエッチングで前記第2導電
膜、前記第2ゲート絶縁膜および前記第1導電膜をこの
順にパターニングすることにより、前記第1導電膜から
なるフローティングゲート電極と前記第2導電膜からな
るコントロールゲート電極とを有し、前記コントロール
ゲート電極の上部が前記第1保護絶縁膜で覆われた積層
構造のゲート電極を複数形成する工程、(e)前記
(c)工程の後、前記(d)工程に先立って、または前
記(d)工程の後、パターニングされた前記第1保護絶
縁膜の両側壁部に窒化シリコン膜からなるエッチング防
止膜を形成する工程、(f)前記複数のゲート電極の互
いに対向する側壁部間に位置する前記半導体基板の主面
に不純物を導入することによって、ソース領域およびド
レイン領域を形成する工程、(g)前記(f)工程の
後、フッ酸を含んだエッチング液を用いて前記半導体基
板の表面を処理することにより、前記複数のゲート電極
の互いに対向する側壁部間に位置する前記第1ゲート絶
縁膜を洗浄する工程、(h)前記(g)工程の後、前記
複数のゲート電極のそれぞれの上部および両側壁部を覆
い、前記複数のゲート電極の互いに対向する側壁部間を
埋め込まない程度の膜厚を有する窒化シリコン膜からな
る第2保護絶縁膜を形成する工程、(i)前記第2保護
絶縁膜の上部に酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜を形
成し、前記複数のゲート電極の互いに対向する側壁部間
を前記層間絶縁膜で埋め込む工程、(j)前記複数のゲ
ート電極の互いに対向する側壁部間に位置する前記層間
絶縁膜および前記第2保護絶縁膜をエッチングすること
により、前記ソース領域の表面を露出する第1接続孔お
よび前記ドレイン領域の表面を露出する第2接続孔を形
成する工程、および(k)前記第1接続孔の内部に、前
記ソース領域と電気的に接続される第3導電膜を形成
し、前記第2接続孔の内部に、前記ドレイン領域と電気
的に接続される第4導電膜を形成する工程を含む。この
ような形態によれば、コントロールゲート電極の上部を
覆う第1保護絶縁膜を酸化シリコン膜で構成することに
より、第1ゲート酸化膜やその下部の半導体基板に及ぼ
すストレスが低減され、第1ゲート酸化膜中に結晶欠陥
が発生するのを抑制することができる。
【0026】また、上記酸化シリコン膜からなる第1保
護絶縁膜の両側壁部に窒化シリコン膜からなるエッチン
グ防止膜を形成することにより、フッ酸を含んだエッチ
ング液で第1ゲート絶縁膜を洗浄する際に第1保護絶縁
膜がエッチングされて後退する不具合を防止することが
できる。
【0027】さらに、第1保護絶縁膜の後退が防止さ
れ、従って、上記第2保護絶縁膜である窒化シリコン膜
の異方性エッチング処理時における該第2保護絶縁膜の
側壁部の不要なエッチング除去も防止される。これによ
って、図50を参照した上述のような、ドレイン領域或
いはソース領域にコンタクトする導電膜とコントロール
ゲート電極との間の耐圧低下の問題、或いはそれら導体
間短絡の問題を防止することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0029】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態であるフラッシュメモリ(電気的に一括消去・再
書き込み可能な不揮発性半導体記憶装置)の主要部を示
すブロック図である。
【0030】フラッシュメモリは、単結晶シリコンから
なる1個の半導体チップの主面に形成されており、記憶
部を構成するメモリアレイ(MARY)とその周囲に配
置された周辺回路部とを有している。
【0031】メモリアレイ(MARY)は、図の左右方
向に並行して延在する所定数のワード線WLと、図の上
下方向に並行して延在する所定数のデータ線DLと、こ
れらのワード線WLおよびデータ線DLの各交点に格子
状に配置された多数のメモリセルMCを含んでいる。メ
モリセルMCは、フローティングゲート電極とコントロ
ールゲート電極とを有する2層ゲート構造のMISFE
Tで構成されている。このMISFETの構造および製
造方法については、後に詳述する。
【0032】本実施形態のフラッシュメモリは、例えば
NOR型のメモリアレイ構造を採用している。NOR型
のフラッシュメモリは、同一行に配置される所定数(例
えば16個)のメモリセルMCを単位としてセルユニッ
トを構成する。セルユニットを構成する各メモリセルM
Cのコントロールゲート電極は、対応するワード線WL
に接続される。また、各メモリセルMCのドレイン領域
は、対応するデータ線DLに接続され、ソース領域は、
図の上下方向に延在するソース線SLに接続される。
【0033】上記ワード線WLは、Xアドレスデコーダ
XDに接続され、ソース線SLは、ソース電圧制御回路
SVCに接続される。また、データ線DLは、センスア
ンプSAおよびYスイッチ回路YSを介して入出力回路
IOに接続される。
【0034】XアドレスデコーダXDには、Xアドレス
バッファXBから内部Xアドレス信号が供給されると共
に、タイミング発生回路TGから各種内部制御信号が供
給され、内部電圧発生回路VGから各種内部電圧が供給
される。また、ソース電圧制御回路SVCには、Yアド
レスバッファYBから内部Yアドレス信号が供給される
と共に、タイミング発生回路TGから各種内部制御信号
が供給され、内部電圧発生回路VGから各種内部電圧が
供給される。さらに、Yスイッチ回路YSには、Yアド
レスデコーダYDからデータ線選択信号が供給され、Y
アドレスデコーダYDには、YアドレスバッファYBか
ら内部Yアドレス信号が供給される。Xアドレスバッフ
ァXBには、外部装置からXアドレス信号が供給され、
YアドレスバッファYBには、Yアドレス信号が供給さ
れる。
【0035】XアドレスバッファXBは、供給されたX
アドレス信号をもとに内部Xアドレス信号を形成し、こ
れをXアドレスデコーダXDに供給する。また、Xアド
レスデコーダXDは、XアドレスバッファXBから供給
される内部Xアドレス信号をデコードし、メモリアレイ
(MARY)のワード線WLを選択または非選択レベル
とする。
【0036】一方、YアドレスバッファYBは、供給さ
れたYアドレス信号をもとに内部Yアドレス信号を形成
し、これをソース電圧制御回路SVCおよびYアドレス
デコーダYDに供給する。また、ソース電圧制御回路S
VCは、YアドレスバッファYBから供給される内部Y
アドレス信号をデコードし、メモリアレイ(MARY)
のソース線SLを選択または非選択レベルとする。Yア
ドレスデコーダYDは、YアドレスバッファYBから供
給される内部Yアドレス信号をデコードし、Yスイッチ
回路YSに対するデータ線選択信号を選択レベルとす
る。さらに、Yスイッチ回路YSは、Yアドレスデコー
ダYDから供給されるデータ線選択信号のハイレベルを
受けてセンスアンプSAの対応する回路と入出力回路I
Oとの間を選択的に接続する。
【0037】タイミング発生回路TGは、外部装置から
起動制御信号として供給されるチップイネーブル信号
(CEB)、ライトイネーブル信号(WEB)および出
力イネーブル信号(OEB)をもとに各種内部制御信号
を選択的に形成し、フラッシュメモリの各部に供給す
る。また、内部電圧発生回路VGは、外部装置から供給
される電源電圧(VccおよびVss)をもとに各種内部電
圧を生成し、フラッシュメモリの各部に供給する。電源
電圧Vccは、例えば3.3Vのような正電位である。ま
た、内部電圧発生回路VGにより生成される内部電圧に
は、書き込み、消去あるいは読み出し動作に必要な、例
えば10V、3Vあるいは1Vといった各種電位が含ま
れる。
【0038】図2は、上記メモリアレイ(MARY)の
要部平面図、図3は、図2のA−A線に沿った断面図、
図4は、図2のB−B線に沿った断面図、図5は、図4
の拡大断面図である。
【0039】p型の単結晶シリコンからなる半導体基板
(以下、基板という)1にはp型ウエル4が形成されて
いる。このp型ウエル4には、周囲が素子分離溝2で囲
まれた多数の活性領域Lが形成されている。これらの活
性領域Lは、図2の左右方向に並行して延在する長い帯
状の平面パターンを有している。
【0040】メモリアレイ(MARY)の基板1上に
は、図2の左右方向に並行して延在する多数のワード線
WLと、図2の上下方向、すなわちワード線WLと直交
する方向に並行して延在する多数のデータ線DLとが形
成され、これらのワード線WLとデータ線DLとの交点
に多数のメモリセルMCが格子状に配置されている。
【0041】上記メモリセルMCを構成するMISFE
Tは、p型ウエル4の表面に形成されたゲート酸化膜
(第1ゲート絶縁膜)6と、ゲート酸化膜6上に形成さ
れたフローティングゲート電極7と、フローティングゲ
ート電極7上に形成されたONO膜(第2ゲート絶縁
膜)8と、ONO膜8上に形成されたコントロールゲー
ト電極9と、ゲート電極(フローティングゲート電極7
およびコントロールゲート電極9)の両側のp型ウエル
4に形成されたn型不純物導入領域(ソース領域、ドレ
イン領域)20とを含んでいる。
【0042】上記MISFETのコントロールゲート電
極9は、活性領域L以外の領域ではワード線WLを構成
している。また、MISFETのn型不純物導入領域2
0の一方(ドレイン領域)には、その上部に形成された
コンタクトホール(接続孔)27を通じてデータ線DL
が接続され、他方(ソース領域)には、その上部に形成
されたコンタクトホール(接続孔)28を通じてソース
線SLが接続されている。
【0043】図5に示すように、メモリセルMCを構成
するMISFETのコントロールゲート電極9(ワード
線WL)上には、酸化シリコン膜(第1保護絶縁膜)1
5が形成されており、この酸化シリコン膜15の側壁に
は窒化シリコン膜からなるエッチング防止膜17が形成
されている。このエッチング防止膜17の機能について
は後述する。また、ゲート電極(フローティングゲート
電極7およびコントロールゲート電極9)の側壁および
酸化シリコン膜15の上面には、窒化シリコン膜(第2
保護絶縁膜)22が形成されている。この窒化シリコン
膜22は、後述するように、前記コンタクトホール2
7、28をゲート電極(フローティングゲート電極7お
よびコントロールゲート電極9)に対して自己整合(セ
ルフアライン)で形成するために使用される。
【0044】メモリセルMCへの書き込み動作は、選択
したメモリセルMCのドレイン領域に6Vの電圧、コン
トロールゲート電極9に9Vの電圧をそれぞれ印加し、
一方、ソース領域およびウエル4を基準電位(ゼロ電
位)とする。これにより、ドレイン領域の端部に電界強
度のピークが生じ、チャネル電流がこの領域でホットエ
レクトロン(e-)となって、ゲート酸化膜6を通じて
フローティングゲート電極7に注入されることにより、
書き込みが行われる。
【0045】また、読み出し動作は、選択したメモリセ
ルMCのドレイン領域に1Vの電圧を、コントロールゲ
ート電極9に5Vの電圧をそれぞれ印加し、ソース領域
およびウエル4を基準電位(ゼロ電位)にする。これに
より、選択トランジスタのドレイン電流の有無を検出す
ることにより、蓄積情報を検知する。一方、消去動作
は、メモリセルMCのドレイン領域およびウエル領域を
フローティング状態とし、コントロールゲート電極9に
0Vの電圧、ソース領域に14Vの電圧を印加し、フロ
ーティングゲート電極7中に蓄積された電子を、ゲート
酸化膜6のFNトンネリングによって、ソース領域側へ
放出することにより行う。
【0046】次に、本実施形態のフラッシュメモリの製
造方法を図6〜図38を用いて工程順に説明する。これ
らの図のうち、符号A−Aを付した断面図は、前記図2
のA−A線に沿った断面図、符号B−Bを付した断面図
は、前記図2のB−B線に沿った断面図である。
【0047】まず、図6(メモリアレイ領域の要部平面
図)および図7に示すように、基板1の主面の素子分離
領域に複数の素子分離溝2を形成する。素子分離溝2
は、基板1の主面をエッチングして深さ250nm程度
の溝を形成し、続いてこの溝の内部を含む基板1上にC
VD法で膜厚600nm程度酸化シリコン膜3を堆積し
た後、溝の外部の不要な酸化シリコン膜3を化学機械研
磨(Chemical MechanicalPolishing;CMP)法で研磨、
除去することによって形成する。図6に示すように、こ
れらの素子分離溝2を形成することにより、メモリアレ
イ領域の基板1には、図の左右方向に並行して延在する
長い帯状の平面パターンを有する多数の活性領域Lが形
成される。
【0048】次に、図8に示すように、基板1の表面に
p型不純物、例えばB(ホウ素)をイオン注入した後、
基板1を1000℃程度で熱処理してp型不純物を基板
1内に拡散させることにより、p型ウエル4を形成す
る。続いて、基板1を800℃〜900℃で湿式酸化す
ることにより、p型ウエル4の表面に膜厚10nm程度
のゲート酸化膜6を形成する。
【0049】次に、図9および図10に示すように、基
板1上にCVD法で膜厚70nm〜100nm程度の多
結晶シリコン膜7Aを堆積する。多結晶シリコン膜7A
には、その堆積工程中にn型不純物、例えばリン(P)
をドープする。あるいは、ノンドープの多結晶シリコン
膜7Aを堆積した後にイオン注入法でn型不純物をドー
プしてもよい。多結晶シリコン膜7Aは、メモリセルを
構成するMISFETのフローティングゲート電極7と
して使用される。
【0050】次に、図11、図12および図13に示す
ように、フォトレジスト膜をマスクにして多結晶シリコ
ン膜7Aをドライエッチングすることにより、活性領域
Lの上部に、その延在方向に沿って延在する長い帯状の
平面パターンを有する多結晶シリコン膜7Bを形成す
る。
【0051】次に、図14および図15に示すように、
多結晶シリコン膜7Bが形成された基板1上に酸化シリ
コン膜、窒化シリコン膜および酸化シリコン膜からなる
ONO膜8を形成する。ONO膜8は、メモリセルを構
成するMISFETの第2ゲート絶縁膜として使用さ
れ、例えば基板1上にCVD法で膜厚5nmの酸化シリ
コン膜、膜厚7nmの窒化シリコン膜および膜厚4nm
の酸化シリコン膜を順次堆積することによって形成す
る。
【0052】次に、図16および図17に示すように、
ONO膜8の上部に膜厚200nm程度の多結晶シリコ
ン膜9Aを形成し、続いて多結晶シリコン膜9Aの上部
に膜厚300nm程度の酸化シリコン膜15を形成す
る。多結晶シリコン膜9Aは、CVD法で堆積し、その
後、イオン注入法で膜中にn型不純物をドープする。酸
化シリコン膜15は、例えばテトラエトキシシランガス
を700℃程度で熱分解する熱CVD法で堆積する。多
結晶シリコン膜9Aは、メモリセルを構成するMISF
ETのコントロールゲート電極9およびワード線WLと
して使用される。また、酸化シリコン膜15は、コント
ロールゲート電極9の上部を保護する絶縁膜として使用
される。
【0053】このように、本実施形態では、コントロー
ルゲート電極9の上部を保護する絶縁膜を酸化シリコン
膜15で構成するので、この絶縁膜を窒化シリコン膜で
構成した場合のように、ゲート酸化膜6やその下部の基
板1に大きなストレスが生じることはない。これによ
り、ゲート酸化膜6中に結晶欠陥が発生するのを抑制す
ることができるので、リーク電流が極めて少ない高品質
のゲート酸化膜6を実現することができる。
【0054】次に、図18に示すように、フォトレジス
ト膜16をマスクにして酸化シリコン膜15をドライエ
ッチングすることにより、多結晶シリコン膜9Aの一部
を露出させる。ドライエッチング後の酸化シリコン膜1
5は、活性領域Lの延在方向と直交する方向に延在する
長い帯状の平面パターンを有している。
【0055】次に、フォトレジスト膜16を除去した
後、図19に示すように、基板1上にCVD法で膜厚1
5nm〜30nm程度の薄い窒化シリコン膜17Aを堆
積し、続いて図20に示すように、上記窒化シリコン膜
17Aを異方的にドライエッチングして酸化シリコン膜
15の側壁のみに残すことにより、この側壁に窒化シリ
コン膜17Aからなるエッチング防止膜17を形成す
る。
【0056】次に、図21に示すように、側壁にエッチ
ング防止膜17が形成された酸化シリコン膜15をマス
クにして多結晶シリコン膜9Aをドライエッチングし、
さらに図22に示すように、多結晶シリコン膜9Aの下
層のONO膜8および多結晶シリコン膜7Bを順次ドラ
イエッチングすることにより、多結晶シリコン7Bから
なるフローティングゲート電極7および多結晶シリコン
膜9Aからなるコントロールゲート電極9(ワード線W
L)を形成する。図23に示すように、コントロールゲ
ート電極9(ワード線WL)は、活性領域Lの延在方向
と直交する方向(図の上下方向)に並行して延在する長
い帯状の平面パターンを有している。
【0057】次に、図24に示すように、メモリセルを
構成するMISFETのソース領域およびドレイン領域
を形成するために、ゲート電極(フローティングゲート
電極7およびコントロールゲート電極9)のスペース領
域のp型ウエル4にn型不純物(例えばヒ素(As))
をイオン注入する。続いて、図25に示すように、メモ
リセルを構成するMISFETの短チャネル効果を抑制
するために、上記スペース領域のp型ウエル4にp型不
純物(ホウ素(B))をイオン注入する。p型不純物の
イオン注入は、斜めイオン注入法を用い、n型不純物よ
りも広い領域に導入する。
【0058】次に、図26に示すように、基板1を約9
00℃で熱処理し、上記n型不純物およびp型不純物を
p型ウエル4内に拡散させることにより、MISFET
のソース領域およびドレイン領域を構成するn型不純物
導入領域20と、n型不純物導入領域20を取り囲むパ
ンチスルーストッパ用のp型不純物導入領域21とを形
成する。
【0059】ここまでの工程で、ゲート電極(フローテ
ィングゲート電極7およびコントロールゲート電極9)
のスペース領域のゲート酸化膜6には、ゲート電極の加
工工程や不純物のイオン注入工程で生じたダメージが残
っている。このダメージは、フローティングゲート電極
7に注入された電子がフローティングゲート電極7の端
部から基板1にリークするパスとなるなど、ゲート酸化
膜6の品質を劣化させるため、十分に除去しておく必要
がある。
【0060】そこで、図27に示すように、フッ酸水溶
液(HF:H2O=1:99)を使ってゲート酸化膜6
をエッチングする。ゲート酸化膜6中のダメージを十分
に除去するためには、図28に拡大して示すように、フ
ローティングゲート電極7の側壁端部下のゲート酸化膜
6(矢印で示す箇所)が、少なくともその膜厚分程度、
後退するまでエッチングすることが望ましい。
【0061】前述したように、本実施形態では、コント
ロールゲート電極9の上部を保護する酸化シリコン膜1
5の側壁に窒化シリコン膜からなるエッチング防止膜1
7を形成する。そのため、上記したゲート酸化膜6中の
ダメージを除去するためのエッチング工程で酸化シリコ
ン膜15の側壁がエッチングされ、ゲート電極の中心方
向に後退することはない。
【0062】次に、図29および図30(図29の拡大
図)に示すように、基板1を約850℃で湿式酸化する
ことによって、ゲート電極(フローティングゲート電極
7およびコントロールゲート電極9)のスペース領域す
なわちn型不純物導入領域(ソース領域、ドレイン領
域)20の表面と、フローティングゲート電極7の側壁
端部下とに膜厚10nm程度の清浄で、ダメージのない
高品質のゲート酸化膜6を再形成する。
【0063】次に、図31に示すように、基板1上にC
VD法で膜厚130nm程度の窒化シリコン膜22を堆
積し、続いてその上部にCVD法で膜厚200nm程度
の酸化シリコン膜23を堆積する。窒化シリコン膜22
の膜厚は、ゲート電極(フローティングゲート電極7お
よびコントロールゲート電極9)のスペースの半分以下
とし、このスペース領域が窒化シリコン膜22で完全に
埋まらないようにする。一方、酸化シリコン膜23は、
このスペース領域を完全に埋め込むように堆積する。
【0064】次に、図32に示すように、酸化シリコン
膜23の上部にCVD法で膜厚800nm程度の酸化シ
リコン膜24を堆積し、続いて酸化シリコン膜24を化
学機械研磨法で研磨してその表面を平坦化した後、酸化
シリコン膜24の上部にCVD法で膜厚90nm程度の
酸化シリコン膜25を堆積する。酸化シリコン膜24の
研磨、平坦化は、メモリアレイと他の領域(周辺回路
部)の段差を低減するために行う。また、酸化シリコン
膜25は、上記研磨工程で酸化シリコン膜24の表面に
生じたスクラッチを埋めるために堆積する。
【0065】次に、図33に示すように、酸化シリコン
膜25の上部に形成したフォトレジスト膜26をマスク
にして、ゲート電極(フローティングゲート電極7およ
びコントロールゲート電極9)のスペース領域の酸化シ
リコン膜25、24、23をドライエッチングする。こ
のエッチングは、窒化シリコンに対する酸化シリコンの
エッチング選択比が大きくなるような条件で行い、窒化
シリコン膜22の表面が露出した段階でエッチングを停
止する。
【0066】次に、図34に示すように、ゲート電極
(フローティングゲート電極7およびコントロールゲー
ト電極9)のスペース領域の窒化シリコン膜22および
その下層の薄いゲート酸化膜6をドライエッチングする
ことにより、n型不純物導入領域(ソース領域、ドレイ
ン領域)20の表面を露出するコンタクトホール27、
28を形成する。窒化シリコン膜22のエッチングは、
異方性エッチング法を用い、ゲート電極(フローティン
グゲート電極7およびコントロールゲート電極9)の側
壁に窒化シリコン膜22を残すようにする。これによ
り、ゲート電極(フローティングゲート電極7およびコ
ントロールゲート電極9)に対して自己整合(セルフア
ライン)でコンタクトホール27、28を形成すること
ができる。
【0067】図35は、コンタクトホール27、28の
平面パターンを示している。図示のように、n型不純物
導入領域(ソース領域、ドレイン領域)20の一方(ド
レイン領域)の上部に形成されるコンタクトホール27
は、活性領域L毎に分離された穴状のパターンを有して
いる。すなわち、コンタクトホール27は、活性領域L
の延在方向に隣接する2個のMISFET(メモリセル
MC)に1個の割合で形成される。
【0068】これに対し、n型不純物導入領域(ソース
領域、ドレイン領域)20の他方(ソース領域)の上部
に形成されるコンタクトホール28は、コントロールゲ
ート電極9(ワード線WL)の延在方向に沿って延在す
る長い帯状の平面パターンを有している。すなわち、コ
ンタクトホール28は、コントロールゲート電極9(ワ
ード線WL)の延在方向に沿った多数のMISFET
(メモリセルMC)に共通のコンタクトホールとなる。
【0069】次に、図36に示すように、コンタクトホ
ール27、28を通じてn型不純物導入領域(ソース領
域、ドレイン領域)20にn型不純物(PまたはAs)
をイオン注入することによって、n型不純物導入領域
(ソース領域、ドレイン領域)20を低抵抗化する。こ
のイオン注入は、後の工程でコンタクトホール27、2
8の内部に形成されるプラグ30とn型不純物導入領域
(ソース領域、ドレイン領域)20とのコンタクト抵抗
を低減するために行う。
【0070】次に、図37に示すように、コンタクトホ
ール27、28の内部にプラグ30を形成する。プラグ
30を形成するには、例えばコンタクトホール27、2
8の内部を含む酸化シリコン膜25上にスパッタリング
法で膜厚10nm程度のTi膜および膜厚80nm程度
のTiN膜を堆積し、続いてTiN膜の上部にCVD法
で膜厚350nm程度のW膜を堆積した後、コンタクト
ホール27、28の外部のTi膜、TiN膜およびW膜
を化学的機械研磨法で除去する。ソース領域の上部のコ
ンタクトホール28内に形成されたプラグ30は、コン
トロールゲート電極9(ワード線WL)の延在方向に沿
った多数のMISFET(メモリセルMC)に共通のソ
ース線SLを構成する。
【0071】次に、図38に示すように、酸化シリコン
膜25の上部にCVD法で膜厚300nm程度の酸化シ
リコン膜を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにし
たドライエッチングでコンタクトホール27の上部の酸
化シリコン膜25を除去し、プラグ30の表面を露出す
るスルーホール32を形成する。
【0072】その後、スルーホール32の内部を含む酸
化シリコン膜25上にスパッタリング法とCVD法とで
膜厚350nm程度のW膜を堆積し、続いてフォトレジ
スト膜をマスクにしたドライエッチングでW膜をパター
ニングしてデータ線DLを形成することにより、前記図
2〜図4に示すメモリセルMCが略完成する。その後、
データ線DLの上部には層間絶縁膜を介して2層程度の
Al配線が形成されるが、その図示は省略する。
【0073】本実施形態によれば、メモリセルMCを構
成するMISFETの特性を劣化させることなく、SA
C技術を利用した微細加工を実現できるので、NOR型
フラッシュメモリの大容量化、微細化を推進することが
できる。
【0074】(実施の形態2)前記実施の形態1では、
メモリセルMCを構成するMISFETのゲート酸化膜
6中に結晶欠陥が発生するのを抑制するために、コント
ロールゲート電極9の上部を保護する絶縁膜を酸化シリ
コン膜15のみで構成したが、本実施形態では、図39
に示すように、コントロールゲート電極9上の保護絶縁
膜を酸化シリコン膜15とその上部に堆積した窒化シリ
コン膜18とで構成する。
【0075】これにより、メモリセルMCのサイズの微
細化と共に、隣接するメモリセルMCとのスペースが縮
小し、このスペースよりもコンタクトホール27(2
8)の径が相対的に大きくなった場合でも、図40に示
すように、コンタクトホール27(28)を形成する際
のエッチングでコントロールゲート電極9上の酸化シリ
コン膜15が深く削れる不具合を防止することができ
る。この場合でも、ゲート酸化膜6中に結晶欠陥が発生
するのを抑制するため、窒化シリコン膜18の膜厚は最
小限に止めることが望ましい。
【0076】また、この場合でも、保護絶縁膜(酸化シ
リコン膜15および窒化シリコン膜18)の側壁に窒化
シリコン膜からなるエッチング防止膜17を形成するこ
とにより、前述したフッ酸洗浄工程で酸化シリコン膜1
5の側壁がエッチングされて後退する不具合を防止する
ことができる。
【0077】また、前記実施の形態1では、前記図18
〜図22に示したように、酸化シリコン膜15をドライ
エッチングして多結晶シリコン膜9Aの一部を露出させ
た後、酸化シリコン膜15の側壁にエッチング防止膜1
7を形成し、次いで側壁にエッチング防止膜17が形成
された酸化シリコン膜15をマスクにして多結晶シリコ
ン膜9A、ONO膜8および多結晶シリコン膜7Bを順
次ドライエッチングしたが、図41および図42に示す
ように、酸化シリコン膜15をマスクにして多結晶シリ
コン膜9A、ONO膜8および多結晶シリコン膜7Bを
ドライエッチングした後、それらの側壁にエッチング防
止膜17を形成してもよい。この場合も、前述したフッ
酸洗浄工程で酸化シリコン膜15の側壁がエッチングさ
れて後退する不具合を防止することができる。
【0078】以上、本発明者によってなされた発明を前
記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0079】前記実施の形態では、NOR型フラッシュ
メモリに適用した場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、例えばNAND型フラッシュメモ
リやAND型フラッシュメモリのように、フローティン
グゲート電極とコントロールゲート電極とを有する2層
ゲート構造のMISFETでメモリセルを構成する他の
フラッシュメモリに適用することもできる。すなわち、
図43に示すようなNAND型フラッシュメモリの選択
MISFET(BDS)のドレイン領域とデータ線DL
とを接続するコンタクトホール40を自己整合で形成す
る場合や、図44に示すような、AND型フラッシュメ
モリの選択MISFET(BDS)のドレイン領域とデ
ータ線DLとを接続するコンタクトホール41を自己整
合で形成する場合などに適用することで、NAND型フ
ラッシュメモリやAND型フラッシュメモリの微細化、
大容量化を推進することができる。
【0080】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0081】本発明によれば、メモリセルを構成するM
ISFETの特性を劣化させることなく、SAC技術を
利用した微細加工を実現することができる。
【0082】本発明によれば、フラッシュメモリの大容
量化、微細化を推進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるNOR型フラッシ
ュメモリの主要部を示すブロク図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモリ
のメモリアレイを示す要部平面図である。
【図3】図2のA−A線に沿った半導体基板の要部断面
図である。
【図4】図2のB−B線に沿った半導体基板の要部断面
図である。
【図5】図4の拡大断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモリ
の製造方法を示す要部平面図である。
【図7】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモリ
の製造方法を示す要部断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモリ
の製造方法を示す要部断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモリ
の製造方法を示す要部断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部平面図である。
【図12】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図14】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図15】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図16】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図17】本発明の実施の形態1であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図18】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図19】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図20】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図21】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図22】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図23】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部平面図である。
【図24】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図25】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図26】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図27】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図28】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部拡大断面図である。
【図29】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図30】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部拡大断面図である。
【図31】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図32】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図33】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図34】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図35】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部平面図である。
【図36】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図37】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図38】本発明の一実施の形態であるフラッシュメモ
リの製造方法を示す要部断面図である。
【図39】本発明の他の実施の形態であるフラッシュメ
モリを示す要部拡大断面図である。
【図40】本発明の他の実施の形態であるフラッシュメ
モリの製造方法を示す要部拡大断面図である。
【図41】本発明の他の実施の形態であるフラッシュメ
モリの製造方法を示す要部断面図である。
【図42】本発明の他の実施の形態であるフラッシュメ
モリの製造方法を示す要部断面図である。
【図43】本発明の他の実施の形態であるNAND型フ
ラッシュメモリの概略回路図である。
【図44】本発明の他の実施の形態であるAND型フラ
ッシュメモリの概略回路図である。
【図45】本発明者らが検討した課題を説明する断面図
である。
【図46】本発明者らが検討した課題を説明する断面図
である。
【図47】本発明者らが検討した課題を説明する断面図
である。
【図48】本発明者らが検討した課題を説明する断面図
である。
【図49】本発明者らが検討した課題を説明する拡大断
面図である。
【図50】本発明者らが検討した課題を説明する拡大断
面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 素子分離溝 3 酸化シリコン膜 4 p型ウエル 6 ゲート酸化膜(第1ゲート絶縁膜) 7 フローティングゲート電極 7A 多結晶シリコン膜 8 ONO膜(第2ゲート絶縁膜) 9A 多結晶シリコン膜 9 コントロールゲート電極 15 酸化シリコン膜(第1保護絶縁膜) 16 フォトレジスト膜 17 エッチング防止膜 17A 窒化シリコン膜 18 窒化シリコン膜 20 n型不純物導入領域(ソース領域、ドレイン領
域) 21 p型不純物導入領域 22 窒化シリコン膜(第2保護絶縁膜) 23、24、25 酸化シリコン膜 26 フォトレジスト膜 27、28 コンタクトホール 30 プラグ 31 酸化シリコン膜 32 スルーホール 40、41 コンタクトホール 100 半導体基板 101 ゲート酸化膜 102 フローティングゲート電極 102A 多結晶シリコン膜 103 ONO膜 104 コントロールゲート電極 104A 多結晶シリコン膜 105 酸化シリコン膜 106 フォトレジスト膜 107 不純物導入領域(ソース領域、ドレイン領域) 108 窒化シリコン膜 DL データ線 IO 入出力回路 MARY メモリアレイ MC メモリセル SA センスアンプ SL ソース線 SVC ソース電圧制御回路 TG タイミング発生回路 VG 内部電圧発生回路 WL ワード線 XB Xアドレスバッファ XD Xアドレスデコーダ YB Yアドレスバッファ YD Yアドレスデコーダ YS Yスイッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚本 恵介 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 柳田 博史 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 岡田 大介 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5F001 AA43 AA60 AA63 AB08 AC06 AD05 AD52 AD53 AD60 AD61 AE02 AE03 AE08 AG07 AG10 AG11 AG12 AG28 5F083 EP23 EP55 EP56 EP63 EP64 EP68 EP69 EP76 EP77 EP79 ER02 ER09 ER16 ER22 GA06 JA04 JA39 JA40 MA03 MA05 MA06 MA19 MA20 NA01 PR03 PR05 PR06 PR07 PR10 PR29 PR37 PR40 5F101 BA29 BA33 BA36 BB05 BC11 BD31 BD33 BD34 BD35 BD36 BE02 BE05 BE07 BH08 BH09 BH13 BH14 BH19

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性半導体記憶装置を含む半導体集
    積回路装置であって、 主面を有する半導体基板と、 前記半導体基板の主面上に互いに隣接して形成され、そ
    れぞれが第1ゲート絶縁膜と、フローティングゲート電
    極と、第2ゲート絶縁膜と、コントロールゲート電極
    と、両側壁部にエッチング防止膜を有する第1保護絶縁
    膜とからなり、それらの順で積層された少なくとも一対
    の積層構造体と、 前記一対の積層構造体の互いに対向する側壁部間に位置
    する前記半導体基板の主面に形成され、ソース領域また
    はドレイン領域として作用する第1不純物導入領域と、 前記一対の積層構造体のそれぞれの側壁部を覆って形成
    され、その底部が前記第1不純物導入領域の一表面部に
    延在する第2保護絶縁膜と、 前記一対の積層構造体の互いに対向する前記側壁部を覆
    う前記第2保護絶縁膜によって規定された接続孔を埋め
    るように形成され、前記第1不純物導入領域に電気的に
    接続された第1導体層と、を有することを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記第1ゲート絶縁膜は、酸化シリコン膜からな
    り、前記第1保護絶縁膜は、少なくともその一部に酸化
    シリコン膜を含み、前記エッチング防止膜および前記第
    2保護絶縁膜は、窒化シリコン膜からなることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記第1保護絶縁膜は、酸化シリコン膜とその上
    部に積層された窒化シリコン膜とからなることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記第1不純物導入領域は、ドレイン領域として
    作用し、前記第1導体層は、データ線の一部として作用
    することを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記少なくとも一対の積層構造体の上部には、少
    なくとも一層以上の酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜
    が形成され、前記データ線は、前記層間絶縁膜上に形成
    されていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記一対の積層構造体の前記第1不純物導入領域
    が形成された側壁部とは反対側の側壁部に位置する前記
    半導体基板の主面には、ソース領域として作用する第2
    不純物領域が形成され、前記第2不純物領域には、ソー
    ス線の一部として作用する第2導体層が電気的に接続さ
    れていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記ソース領域として作用する第2導体層は、前
    記第2不純物領域を挟む前記一対の積層構造体の互いに
    対向する前記側壁部を覆う前記第2保護絶縁膜によって
    規定された接続孔を埋めるように形成されていることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記第2ゲート絶縁膜は、酸化シリコン膜と窒化
    シリコン膜とを交互に3層以上積層した絶縁膜からなる
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記少なくとも一対の積層構造体のそれぞれは、
    フラッシュメモリのメモリセルを構成し、前記メモリセ
    ルの書き込みは、前記フローティングゲート電極に電荷
    を注入して行うことを特徴とする半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の半導体集積回路装置に
    おいて、前記フラッシュメモリは、NOR型フラッシュ
    メモリであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 MISトランジスタ構造を含む半導体
    集積回路装置の製造方法であって、(a)半導体基板の
    主面にMISトランジスタ構造を形成するための第1ゲ
    ート絶縁膜を形成する工程、(b)前記第1ゲート絶縁
    膜上の一部を覆う第1ゲート電極と、前記第1ゲート電
    極上を覆う第1絶縁膜との2層を含み、前記第1絶縁膜
    の側壁部にエッチング防止膜が形成された少なくとも一
    対の積層構造体を形成する工程、(c)前記積層構造体
    によって覆われていない領域の前記第1ゲート絶縁膜を
    通じて前記半導体基板に不純物を導入することによっ
    て、前記積層構造体に自己整合した第1不純物導入領域
    を前記半導体基板の主面に形成する工程、(d)前記
    (c)工程の後、前記積層構造体によって覆われていな
    い領域の前記第1ゲート絶縁膜を除去する工程、(e)
    前記(d)工程の後、前記積層構造体の上部および側壁
    部を覆う第2絶縁膜を形成する工程、を有することを特
    徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記(d)工程と前記(e)工程
    との間に、(d−2)前記第1ゲート絶縁膜が除去され
    た領域の前記半導体基板の主面を酸化することによっ
    て、前記主面に絶縁膜を形成する工程、をさらに有する
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記(e)工程の後、(f)前記
    第2絶縁膜によって覆われた前記積層構造体を覆い、か
    つ前記積層構造体間のスペースを埋めるように、前記第
    2絶縁膜上に第3絶縁膜を形成する工程、(g)前記第
    3絶縁膜上にコンタクトホール用マスクを形成し、前記
    マスクを用いた異方性エッチングで前記第3絶縁膜およ
    び前記第2絶縁膜をそれらの積層方向に選択的に除去す
    ることによって、前記第3絶縁膜および前記第2絶縁膜
    を貫通して前記第1不純物導入領域の表面に達するコン
    タクトホールを形成する工程、をさらに含むことを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記(g)工程の後、(h)前記
    コンタクトホールを埋め込み、かつ前記第1不純物導入
    領域と電気的に接続される配線用導体層を形成する工
    程、をさらに含むことを特徴とする半導体集積回路装置
    の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記積層構造体を構成する前記第
    1ゲート電極と前記第1絶縁膜との間には、第2ゲート
    絶縁膜とその上部に積層された第2ゲート電極とが介在
    していることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記第1ゲート絶縁膜、前記第1
    絶縁膜および前記第3絶縁膜は、酸化シリコン膜からな
    り、前記エッチング防止膜および前記第2絶縁膜は、窒
    化シリコン膜からなることを特徴とする半導体集積回路
    装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記第1ゲート電極および前記第
    2ゲート電極は、多結晶シリコン膜からなり、前記第2
    ゲート絶縁膜は、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜およ
    び酸化シリコン膜がそれらの順に積層された3層膜から
    なることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記第1絶縁膜は、酸化シリコン
    膜および窒化シリコン膜がそれらの順に積層された2層
    膜からなり、前記エッチング防止膜は、前記2層膜の側
    壁部を覆うように形成されていることを特徴とする半導
    体集積回路装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 以下の工程を有する半導体集積回路装
    置の製造方法:(a)半導体基板の主面に酸化シリコン
    膜からなる第1ゲート絶縁膜を形成し、前記第1ゲート
    絶縁膜上に第1導電膜、第2ゲート絶縁膜および第2導
    電膜をこの順に形成する工程、(b)前記第2導電膜上
    に酸化シリコン膜の単層膜、または酸化シリコン膜上に
    窒化シリコン膜を形成した積層膜からなる第1保護絶縁
    膜を形成する工程、(c)前記第1保護絶縁膜をパター
    ニングすることにより、前記第1保護絶縁膜からなるエ
    ッチングマスクを形成する工程、(d)前記エッチング
    マスクをマスクに用いたドライエッチングで前記第2導
    電膜、前記第2ゲート絶縁膜および前記第1導電膜をこ
    の順にパターニングすることにより、前記第1導電膜か
    らなるフローティングゲート電極と前記第2導電膜から
    なるコントロールゲート電極とを有し、前記コントロー
    ルゲート電極の上部が前記第1保護絶縁膜で覆われた積
    層構造のゲート電極を複数形成する工程、(e)前記
    (c)工程の後、前記(d)工程に先立って、または前
    記(d)工程の後、パターニングされた前記第1保護絶
    縁膜の両側壁部に窒化シリコン膜からなるエッチング防
    止膜を形成する工程、(f)前記複数のゲート電極の互
    いに対向する側壁部間に位置する前記半導体基板の主面
    に不純物を導入することによって、ソース領域およびド
    レイン領域を形成する工程、(g)前記(f)工程の
    後、フッ酸を含んだエッチング液を用いて前記半導体基
    板の表面を処理することにより、前記複数のゲート電極
    の互いに対向する側壁部間に位置する前記第1ゲート絶
    縁膜を洗浄する工程、(h)前記(g)工程の後、前記
    複数のゲート電極のそれぞれの上部および両側壁部を覆
    い、前記複数のゲート電極の互いに対向する側壁部間を
    埋め込まない程度の膜厚を有する窒化シリコン膜からな
    る第2保護絶縁膜を形成する工程、(i)前記第2保護
    絶縁膜の上部に酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜を形
    成し、前記複数のゲート電極の互いに対向する側壁部間
    を前記層間絶縁膜で埋め込む工程、(j)前記複数のゲ
    ート電極の互いに対向する側壁部間に位置する前記層間
    絶縁膜および前記第2保護絶縁膜をエッチングすること
    により、前記ソース領域の表面を露出する第1接続孔お
    よび前記ドレイン領域の表面を露出する第2接続孔を形
    成する工程、(k)前記第1接続孔の内部に、前記ソー
    ス領域と電気的に接続される第3導電膜を形成し、前記
    第2接続孔の内部に、前記ドレイン領域と電気的に接続
    される第4導電膜を形成する工程。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記第1接続孔の内部に形成され
    た前記第3導電膜は、ソース線の一部として作用し、前
    記第2接続孔の内部に形成された前記第4導電膜は、デ
    ータ線の一部として作用することを特徴とする半導体集
    積回路装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記複数のゲート電極のそれぞれ
    は、フラッシュメモリのメモリセルを構成し、前記メモ
    リセルの書き込みは、前記フローティングゲート電極に
    電荷を注入して行い、前記メモリセルの消去は、前記フ
    ローティングゲート電極に注入された前記電荷を前記半
    導体基板に放出して行うことを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
JP2000353423A 2000-11-20 2000-11-20 半導体集積回路装置およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4053232B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000353423A JP4053232B2 (ja) 2000-11-20 2000-11-20 半導体集積回路装置およびその製造方法
US09/987,884 US6808951B2 (en) 2000-11-20 2001-11-16 Semiconductor integrated circuit device and manufacturing method thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000353423A JP4053232B2 (ja) 2000-11-20 2000-11-20 半導体集積回路装置およびその製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002158300A true JP2002158300A (ja) 2002-05-31
JP2002158300A5 JP2002158300A5 (ja) 2005-02-03
JP4053232B2 JP4053232B2 (ja) 2008-02-27

Family

ID=18826193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000353423A Expired - Fee Related JP4053232B2 (ja) 2000-11-20 2000-11-20 半導体集積回路装置およびその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6808951B2 (ja)
JP (1) JP4053232B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006294841A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法
US7557401B2 (en) 2005-04-18 2009-07-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method of manufacturing the same
KR100953034B1 (ko) 2008-02-21 2010-04-14 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자 및 이의 제조 방법
US7737508B2 (en) 2001-01-31 2010-06-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor memory device and method of manufacturing the same
JPWO2008126177A1 (ja) * 2007-03-14 2010-07-15 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JP2016039329A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置の製造方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4173672B2 (ja) * 2002-03-19 2008-10-29 株式会社ルネサステクノロジ 半導体装置及びその製造方法
KR100958618B1 (ko) * 2002-12-31 2010-05-20 동부일렉트로닉스 주식회사 반도체 장치의 제조 방법
KR100508090B1 (ko) * 2003-03-25 2005-08-17 삼성전자주식회사 반도체 소자의 테스트 패턴 및 그 형성방법
KR100638966B1 (ko) * 2004-12-30 2006-10-26 동부일렉트로닉스 주식회사 플래시 메모리 소자의 게이트 형성 방법
JP4215787B2 (ja) * 2005-09-15 2009-01-28 エルピーダメモリ株式会社 半導体集積回路装置およびその製造方法
US7799637B2 (en) * 2006-06-26 2010-09-21 Sandisk Corporation Scaled dielectric enabled by stack sidewall process
TWI440168B (zh) * 2011-09-14 2014-06-01 Inotera Memories Inc 快閃記憶體結構
CN103811406B (zh) * 2012-11-05 2016-12-21 上海华虹宏力半导体制造有限公司 改善sonos器件自对准接触孔漏电的方法
US9378968B2 (en) * 2014-09-02 2016-06-28 United Microelectronics Corporation Method for planarizing semiconductor device
CN105655343A (zh) * 2016-03-03 2016-06-08 上海格易电子有限公司 一种闪存存储器及其制作方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5461250A (en) * 1992-08-10 1995-10-24 International Business Machines Corporation SiGe thin film or SOI MOSFET and method for making the same
US5927992A (en) * 1993-12-22 1999-07-27 Stmicroelectronics, Inc. Method of forming a dielectric in an integrated circuit
SG54456A1 (en) * 1996-01-12 1998-11-16 Hitachi Ltd Semconductor integrated circuit device and method for manufacturing the same
JPH09252098A (ja) 1996-01-12 1997-09-22 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP3702038B2 (ja) * 1996-05-14 2005-10-05 株式会社ルネサステクノロジ 遅延回路
JPH10112531A (ja) * 1996-08-13 1998-04-28 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置の製造方法
JP3869089B2 (ja) * 1996-11-14 2007-01-17 株式会社日立製作所 半導体集積回路装置の製造方法
US6057184A (en) * 1997-03-21 2000-05-02 International Business Machines Corporation Semiconductor device fabrication method using connecting implants
KR100669996B1 (ko) * 1997-03-28 2007-01-16 가부시끼가이샤 르네사스 테크놀로지 불휘발성 반도체 기억장치 및 그 제조방법 및 반도체 장치및 그 제조방법
JPH10289951A (ja) 1997-04-15 1998-10-27 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
JP3127955B2 (ja) 1997-06-30 2001-01-29 日本電気株式会社 半導体装置及びその製造方法
JP3461277B2 (ja) * 1998-01-23 2003-10-27 株式会社東芝 半導体装置及びその製造方法
JP2978467B2 (ja) * 1998-03-16 1999-11-15 株式会社日立製作所 半導体集積回路装置の製造方法
US6052323A (en) * 1998-07-22 2000-04-18 Texas Instruments Incorporated Memory circuit including reduced area sense amplifier circuitry
JP2001093888A (ja) * 1999-09-27 2001-04-06 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
US6483176B2 (en) * 1999-12-22 2002-11-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor with multilayer wiring structure that offer high speed performance

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7737508B2 (en) 2001-01-31 2010-06-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor memory device and method of manufacturing the same
US8338252B2 (en) 2001-01-31 2012-12-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor memory device and method of manufacturing the same
JP2006294841A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法
US7557401B2 (en) 2005-04-18 2009-07-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method of manufacturing the same
JPWO2008126177A1 (ja) * 2007-03-14 2010-07-15 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
KR100953034B1 (ko) 2008-02-21 2010-04-14 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자 및 이의 제조 방법
JP2016039329A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20020060332A1 (en) 2002-05-23
US6808951B2 (en) 2004-10-26
JP4053232B2 (ja) 2008-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100697291B1 (ko) 비휘발성 반도체 메모리 장치 및 그 제조방법
US5936274A (en) High density flash memory
US5973356A (en) Ultra high density flash memory
JP3983094B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
US6323088B1 (en) Dual floating gate programmable read only memory cell structure and method for its fabrication an operation
US7550809B2 (en) Semiconductor integrated circuit device having deposited layer for gate insulation
US6882572B2 (en) Method of operating a semiconductor memory array of floating gate memory cells with horizontally oriented edges
US7452775B2 (en) Non-volatile memory device and manufacturing method and operating method thereof
US6373095B1 (en) NVRAM cell having increased coupling ratio between a control gate and floating gate without an increase in cell area
JP4053232B2 (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP2001156188A (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
JP2003258128A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法ならびにその動作方法
KR100364040B1 (ko) 반도체 기억 장치 및 그 제조 방법
TWI427771B (zh) 半導體裝置及其之製造方法
JP2956549B2 (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法とデータ消去方法
US7064377B2 (en) Flash memory cell with buried floating gate and method for operating such a flash memory cell
JP3558580B2 (ja) セルアレイ、その動作方法及びその製造方法
US20070069275A1 (en) Bi-directional read/program non-volatile floating gate memory array, and method of formation
JP4394177B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2009071325A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP4427431B2 (ja) 半導体記憶装置、半導体記憶装置の製造方法および半導体記憶装置の動作方法
JP3578243B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP2004342881A (ja) 半導体記憶装置および半導体装置およびicカードおよび携帯電子機器および半導体記憶装置の製造方法
EP1069620A1 (en) A flash memory array
JPH1145985A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040301

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131214

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees