JP3558580B2 - セルアレイ、その動作方法及びその製造方法 - Google Patents

セルアレイ、その動作方法及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、セルアレイ、その動作方法及びその製造方法に関する。更に詳しくは、本発明は、スプリットゲート(SPG)構造セルを有する高集積可能な仮想接地型のセルアレイ、その動作方法及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
不揮発性メモリセルが集積したセルアレイのサイズを縮小する手法として、仮想接地型セルアレイが提案されている。この仮想接地型セルアレイはビットラインとドレインとしての不純物拡散層へのコンタクトを必要としない上、あるセルのソースとそのセルと隣接するセルのドレインを共有できることから、ビットラインを1本セーブすることができる。そのため、セルスケーリングが容易であり、NOR構造で最もセル面積を小さくできるので、大容量化に適している。
【0003】
しかしながら、上記のような仮想接地型構造は、あるセルの読み出し時にそのセルに隣接するセルの影響を受けやすいことが知られている。そのため、読み出し精度が悪く、また多値化が困難であるという問題がある。
この問題に対して、SPG構造セルを用いた仮想接地型セルアレイが提案されている。この仮想接地型セルアレイの等価回路図を図34に示す。以下にこの図を説明する。
【0004】
図34において、メモリセル341はSPGトランジスタ342と制御ゲート343がシリアル接続された構成を有している。このメモリセルがチャネル方向に平行なX方向(ワードライン方向:単にX方向という)及び、X方向に垂直なY方向(ビットライン方向:単にY方向という)に複数個マトリクス状に配列されている。X方向に並んでいる各セルの制御ゲートは共通接続されており、WLnで示されるワードライン(WL)を形成している。更に、各セルのドレイン、ソース及びSPGは、ビットラインBL1〜BL5により、各々Y方向に共通接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構造のセルアレイでは、BL及びWL以外に余分なSPGをY方向に共通接続された各セルに対し制御する必要がある。そのため、例え1個のセル面積を小さくすることができても以下のような問題があった。
即ち、図34では、Y方向に配置された各セルのSPGは、共通に接続されている。それに加えて、電圧を制御するためのSPG1〜SPG4に対し、周辺回路としてのデコーダー351がそれぞれ必要となる(図35参照)。図中、352は電圧供給部を意味する。その結果、アレイ面積のスケーリングが困難であるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かくして本発明によれば、半導体基板上に、第1絶縁膜を介して形成された浮遊ゲートと、
第2絶縁膜を介して浮遊ゲートと所定の間隔おいて形成されたスプリットゲートと、
少なくとも浮遊ゲート上に第3絶縁膜を介して形成された制御ゲートと、
チャネル方向に平行なX方向におけるスプリットゲートと反対側の浮遊ゲートの端部において浮遊ゲートと容量結合する半導体基板表面層に形成された不純物拡散層とからなる不揮発性メモリセルが、X方向及びX方向に垂直なY方向に2つ以上マトリクス状に配列され、
【0007】
浮遊ゲートとスプリットゲートが、X方向において交互に配置されており、かつ、一のセルの不純物拡散層が、X方向に隣接する他のセルのスプリットゲートと容量結合しており、
各セルのX方向に並ぶ制御ゲートがX方向に共通接続されており、各セルのY方向に並ぶ不純物拡散層がY方向に共通接続されており、各セルのY方向に並ぶスプリットゲートがY方向に共通接続され、Y方向に共通接続されているスプリットゲートが少なくとも1本の導電層を介してX方向にも共通接続されており、
さらに、前記スプリットゲートが半導体基板に埋め込まれて1対の前記不純物拡散層の間に配置され、かつ、スプリットゲート上に、隣接する浮遊ゲートを分離する絶縁膜が形成されていることを特徴とするセルアレイが提供される。
更に、本発明によれば、上記セルアレイの動作方法が提供される。
【0008】
また、本発明によれば、(a)半導体基板上に、複数の不揮発性メモリセルを形成するための浮遊ゲートを、チャネル方向に平行なX方向及びX方向に垂直なY方向に2つ以上マトリクス状に、第1絶縁膜を介して、X方向及びY方向に所定の間隔をおいて形成する工程と、
(b)各浮遊ゲートの少なくとも一方側の半導体基板上で、X方向に、第2絶縁膜を介してスプリットゲートをY方向のセルと共通接続するように形成する工程と、
(c)一のセルの浮遊ゲートと、該一のセルとX方向に隣接する他のセルのスプリットゲートとの間の半導体基板表面層に、一のセルの浮遊ゲート及び他のセルのスプリットゲートの双方と容量結合し、Y方向のセルと共通接続するように不純物拡散層を形成する工程と、
(d)浮遊ゲート上に第3絶縁膜を介してX方向のセルと共通接続するように制御ゲートを形成すると同時に、Y方向に共通接続されているスプリットゲートをX方向にも共通接続するように、少なくとも1本の導電層を形成する工程とからなることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】
上述したように本発明によれば、各セルに対してSPGの電圧を各々制御しなくても、書き込み、読み出し、書き換え等の動作を行う上で何ら問題がない構造のセルアレイを提供することができる。更に、SPGのデコーダーを減らすことができるので、セルアレイ面積を小さくすることができる。その結果、大容量のセルアレイを提供することができる。
【0010】
また、本発明のセルアレイを構成する各セルの書き換え方法として、FNトンネル電流を用いる方法やCHEを用いる方法を利用することができる。そのため、高信頼性、高速書き込み可能な不揮発性メモリセルを備えたセルアレイを提供することができる。
以下、本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0011】
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態1及び実施の形態2のセルアレイの等価回路図である。図1及び図2に示すセルアレイは、例えば、図3に示すような構成のセルがX方向及びY方向に複数個マトリクス状に配列された構成を有している。更に、セル同士はX方向にシリアル接続されている。なお、図3の等価回路図を図4に示す。
【0012】
図1及び図2をより具体的に説明すると、メモリセルC11、C12、C13、C14の制御ゲート1はWL1に共通接続されている。メモリセルCn1、Cn2、Cn3、Cn4(nは1以上の整数)のソース又はドレインとしての不純物拡散層は、各々Y方向に伸びるBL1〜BL5に共通接続されている。SPGは、Y方向に共通接続されている。図中、2はSPGトランジスタを意味する。更に、Y方向に共通接続したSPGは、X方向のSPGの電位が同電位となるように、少なくとも1本の導電層により共通に接続されている。
【0013】
図1の実施の形態1のセルアレイでは、全てのSPGが、1本の導電層であるSPG1に共通接続されている。一方、図2の実施の形態2のセルアレイでは、1列おきにSPGが、2本の導電層であるSPG1及びSPG2に共通接続されている。このような構成により、図5に示すように、従来SPG毎に必要であった周辺回路としてのデコーダー3の数を少なくすることが可能となる。図5中、4は電圧供給部を意味する。
なお、図2の構造のセルアレイの場合、同じWL上において、互いに隣接するセルに異なる電圧を印加することができる。
次に、図1及び図2の動作方法である読み出しの条件を表1に、書き込みの条件を表2に示す。なお、下記動作方法は一例であって、この条件により本発明が限定されるものではない。
【0014】
【表1】
Figure 0003558580
【0015】
【表2】
Figure 0003558580
【0016】
以下、本発明の動作方法について説明する。
1)読み出し方法
1−1)図1の場合
今、選択セルをC12とした場合、表1のREAD1に示すように、全てのセルに接続されている導電層であるSPG1に、SPGトランジスタの閾値電圧より高い電圧3Vを印加する。これと同時に、選択セルC12のソースとしての不純物拡散層と接続するBL3に1V、ドレインとしての不純物拡散層と接続するBL2を接地させる。更に、選択WL1に3Vを印加すると、制御ゲート下のトランジスタの閾値が、3V以上ならOFF状態となり、3V未満ならON状態となる。このように選択セルの読み出しを行うことができる。
【0017】
このとき、選択セルC12に隣接する非選択セルのリーク電流を抑制する方法として以下の方法がある。即ち、隣接する一方の非選択セルC13及びC14の各BL4及びBL5には、1Vの電圧を印加し、隣接する他方の非選択セルC11のBL1を接地させる方法である。
また、表1のREAD1の括弧中に示すように、選択セルC12のソースとしての不純物拡散層と接続するBL3を接地させ、ドレインとしての不純物拡散層と接続するBL2に1Vを印加しても、上記と同様の読み出しが可能である。
【0018】
1−2)図2の場合
(a)選択セルをC12とした場合、表1のREAD2に示すように、SPG1及びSPG2にSPGトランジスタの閾値電圧より高い電圧3Vを印加する。その他の動作条件については、READ1と同一とし、選択セルC12の読み出しを行うことができる。
(b)選択セルをC12及びC14とした場合、表1のREAD3に示すように、隣接する非選択セルC11及びC13のSPGと接続するSPG2を接地し、OFF状態とすることで、セルC12及びC14を同時に読み出すことができる。
【0019】
この場合、上記方法のように非選択セルの誤読み出しを防止するためのBLへの電圧の印加を行う必要がない。つまり、WL上の全てのセルをCYCLE1及びCYCLE2の2サイクルで読み出しができるので、高速読み出しに適している。また、この読み出し方法は、隣接するセルの影響を受けないため、選択セルの制御ゲート下のトランジスタの状態を正確に読み出すことができる。このことは、セルアレイの多値化を図る上で有利である。
【0020】
2)書き込み方法
2−1)チャネルを介したFNトンネル電子による書き込み
図1の書き込み機構を表2のWRITE1の上段に、図2の書き込み機構を表2のWRITE1の下段にそれぞれ示す。
即ち、図1の場合SPG1、図2の場合SPG1及びSPG2、基板を接地することでOFF状態とする。この状態で選択セルC12が接続するWL1に20V印加することで、WL1上の全てのセルの制御ゲート下のチャネルを強反転状態にする。更に、選択セルC12が接続するBL2を接地し、浮遊ゲートとチャネル間に10MV/cm以上の高電界を印加する。これにより基板から浮遊ゲートへ電子をトンネリングさせ、制御ゲート下のトランジスタの閾値を高くすることにより書き込みを行うことができる。
なお、非選択セルのBL1、BL3〜BL5には6V印加することで、上記高電界の印加によるトンネリングが起こらないようにしておくことが好ましい。
【0021】
2−2)ソースとなる不純物拡散層側からのホットエレクトロン注入による書き込み
図1の書き込み機構を表2のWRITE2に、図2の書き込み機構を表2のWRITE3にそれぞれ示す。
即ち、図1の場合SPG1、図2の場合SPG1及びSPG2に、SPGトランジスタの閾値に近い2Vを印加することで、SPGトランジスタのチャネルを弱反転状態にしておく。
【0022】
選択セルC12のWL1に12Vを印加する。これと共にBL2に4Vを印加し、BL3を接地する。これにより、SPG下の弱反転したチャネル部から浮遊ゲートへホットエレクトロンが注入され、制御ゲート下のトランジスタの閾値を高くすることにより書き込みを行うことができる。このとき非選択セルへの誤書き込みを防ぐために、隣接する不純物拡散層の電位をそれぞれ同程度となるように電圧を印加しておくことが好ましい。
【0023】
また、図2の場合、非選択セルのSPGを共通接続するSPG2を接地し、オフ状態とすることで、セルC12及びC14に同時に書き込みすることができる。この場合、上記方法のように非選択セルへの誤書き込みを防止するためのBLへの電圧の印加を行う必要がない。つまり、WL上の全てのセルをCYCLE1及びCYCLE2の2サイクルで書き込みできるので、高速書き込みに適している。
【0024】
2−3)ドレインとしての不純物拡散層と浮遊ゲートとのオーバーラップ領域を介したトンネル電流による書き込み
図2の書き込み機構を表2のWRITE4に示す。
即ち、SPG1及びSPG2を接地させ、OFF状態にしておき、WL1に−12Vを印加することで、制御ゲート下のチャネルを蓄積状態にしておく。
【0025】
選択セルC12が接続するBL2に4Vを印加する。浮遊ゲートとチャネル部間に10MV/cm以上の高電界を印加する。これにより基板から浮遊ゲートへ電子をトンネリングさせ、制御ゲート下のトランジスタの閾値を低くすることにより書き込みを行うことができる。
なお、非選択セルのBL1、BL3〜BL5は接地させることで、上記高電界の印加によるトンネリングが起こらないようにしておくことが好ましい。
【0026】
上記のように、従来の書き込み方法では、高い閾値のときに書き込んでいたが、本発明の動作方法では、低い閾値のときの書き込みが可能となる。更に、上記書き込み方法を組み合わせることにより、EEPROMと同様に、バイト単位での書き込みが可能となる。
【0027】
2−4)ドレインとしての不純物拡散層側からのホットエレクトロン注入による書き込み
図1の書き込み機構を表2のWRITE5に、図2の書き込み機構を表2のWRITE6にそれぞれ示す。
即ち、図1の場合SPG1、図2の場合SPG1及びSPG2に8Vを印加することでSPGトランジスタのチャネルを強反転状態にしておく。
【0028】
選択セルC12のWL1に12Vを印加する。これと共にBL2に5Vを印加し、BL3を接地する。これにより、ドレイン領域で高エネルギーを得たホットエレクトロンが発生し、浮遊ゲートへ注入され、書き込みが行われる。このとき非選択セルへの誤書き込みを防ぐために、隣接する不純物拡散層の電位がそれぞれ同程度となるように電圧を印加しておくことが好ましい。
【0029】
また、図2の場合、選択セルをC12及びC14とした場合、表2のWRITE6に示すように、非選択セルのSPGを共通接続するSPG2を接地し、OFF状態にすると共に、選択セルに接続されたSPG1に8Vを印加し強反転状態にすることにより、セルC12及びC14をドレインとしての不純物拡散層から浮遊ゲートへホットエレクトロンが注入され、同時に書き込みをすることができる。この場合、上記のように非選択セルへの誤書き込みを防止するためのBLへの電圧の印加を行う必要がない。この場合においても、WL上の全てのセルをCYCLE1及びCYCLE2の2サイクルで書き込みが可能となる。
次に、図1及び図2の実施の形態1及び2毎にセルアレイの構成を説明する。
【0030】
実施の形態1
図1のセルアレイは、例えば、図3に示すセルが複数集まった構成を有している。図3のメモリセルは、第1導電型(N型又はP型)のシリコンからなる半導体基板11上に、トレンチ18が形成され、トレンチ18の側壁には第2導電型(P型又はN型)の不純物拡散層12及び13が形成されている。トレンチ18にはSiOからなるゲート酸化膜16を介してポリシリコンからなるSPG17が埋め込まれている。また、トレンチ18に挟まれた平坦な半導体基板11の表面上には、トンネル酸化膜14を介してポリシリコンからなる浮遊ゲート15と、浮遊ゲート上にONO膜19からなる第3絶縁膜を介して制御ゲート20が形成されている。
なお、第1〜第3絶縁膜は、上記例示以外に、酸化膜、窒化膜及びそれらの積層体であってもよい。また、メモリセル自体がウエル中に形成されていてもよい。
【0031】
ここで、一のセルの不純物拡散層12はソースとして機能し、隣接する他のセルにおいてドレインとして機能する。
このメモリセルの面積は、次のように計算される。
メモリセルのX方向の寸法は、浮遊ゲートが位置する領域Fと埋め込みSPGが位置する領域のFからなり、X方向の寸法2Fとなる。一方、Y方向の寸法は、浮遊ゲートと制御ゲートが2層重なっている領域Fと、メモリセル間の分離領域がFとなり、メモリセルのY方向寸法は2Fとなる。従って、図3のメモリセルは、物理的な最小値であるメモリセル面積4Fの実現が可能となる。
【0032】
なお、本発明のセルアレイを構成するセルは、トレンチ内にSPGが形成されているが、トレンチを形成せず、半導体基板上にSPGを形成してもよい。この場合、トレンチにSPGを形成する場合より、メモリセルの面積は大きくなる。更に、浮遊ゲートの側壁にサイドウォーススペーサーを設けることで、不純物拡散層の幅を広げてもよい。また、一のセルの浮遊ゲートとSPGとの間に、浮遊不純物拡散層を設けてもよい。
【0033】
図6(a)及び(b)は、図1のセルアレイの概略平面図及びその等価回路図の一例である。図6(a)のセルアレイは、その等価回路図である図6(b)から分るように、全てのセルのSPGに同一電圧を印加するために、全てのセルのSPGが共通接続されている。
次に、上記セルアレイを構成するメモリセルの製造方法を、図7〜19及び図20〜32を用いて説明する。なお、図7〜19は、図6(a)のA−A′断面図で表されるメモリセルの製造工程断面図である。図20〜32は、図6(a)のB−B′断面図で表されるメモリセルの製造工程断面図である。
【0034】
まず、第1導電型の半導体基板30上に熱酸化によって3〜10nm(例えば、9nm)のトンネル酸化膜31を形成する。次いで、トンネル酸化膜31上の全面に10〜200nm(例えば、50nm)のポリシリコン層32a、5〜50nm(例えば、20nm)の酸化膜33、10〜500nm(例えば、200nm)の窒化膜34を順次積層する。更にレジストマスク35aを形成した後、窒化膜34、酸化膜33、ポリシリコン層32aの所定部分をエッチング除去する(図7及び20参照)。
【0035】
レジストマスク35aの除去後、窒化膜34をマスクとしてトンネル酸化膜31の所定部分をエッチング除去する。レジストマスク35aを除去した後、更に例えば砒素の斜めイオン注入をおこない、少なくともX方向で片側のポリシリコン層32aとオフセットになるように不純物拡散層36a及び37aを形成する(図8及び21参照)。
このときの注入条件としては、加速電圧は5〜30(例えば、15keV)、注入量は1×1013〜1×1016cm−2(例えば、1×1014cm−2)である。
【0036】
次いで、600〜1100℃(例えば、800℃)の熱処理をし、注入領域の再結晶化を図る。なお、ポリシリコン層32a上の絶縁膜として酸化膜/窒化膜の積層膜を用いたが、窒化膜のみであってもよい。
窒化膜34をマスクとして、半導体基板をエッチングすることでトレンチ38を形成する。このとき、不純物拡散層は、ゲートとオーバーラップした領域のみ残存し不純物拡散層36及び37となる(図9及び22参照)。
【0037】
トレンチ38の表面を熱酸化してゲート酸化膜39を形成した後、トレンチ38が埋まる程度(例えば100nm)のポリシリコン層40を堆積した後、CMP法により平坦化を図る(図10及び23参照)。なお、ゲート酸化膜39形成時に、ポリシリコン層32aの側壁には絶縁部39aが形成される。この絶縁部39aは、浮遊ゲートとSPG間にリーク電流が流れることを防止する役割を果たす。
【0038】
続いて、酸化膜41及び窒化膜42を堆積後、SPGを共通接続するための導電層を形成する領域を覆い、メモリセル形成領域に開口を有するレジストマスク35bを形成する。このレジストマスク35bを用いて、メモリセル形成領域の酸化膜41及び窒化膜42を除去する(図11及び24参照)
【0039】
その後、メモリセル形成領域の露出したポリシリコン層40をエッチバックにより除去するが、この時の除去量は、残存するポリシリコン層40が半導体基板30の表面と同一高さかそれより低くなるように行うことがこのましい(図12参照)。一方、導電層を形成する領域は、酸化膜41及び窒化膜42によりポリシリコン層40が覆われているため、ポリシリコン層40はエッチバックされない(図25参照)。なお、この工程により、ポリシリコン層40からなるSPGが形成される。
【0040】
その後、600〜1100℃(例えば、800℃)にてSPG上端を熱酸化した後、HDP酸化膜(絶縁膜)43を堆積し、CMP法あるいはエッチバック法により窒化膜34上のHDP酸化膜を取り除く(図13参照)。この時、窒化膜11はエッチストッパとなる。なお、この酸化膜除去方法として、CMP法やエッチバック法以外にウエットエッチ法も使用することができる。なお、導電層を形成する領域は、窒化膜42がエッチストッパとなるため、図25と変わりがない(図26参照)。
【0041】
次いで、熱リン酸又はケミカルドライエッチングにより窒化膜11及び42を除去する(図14及び27参照)。このとき導電層を形成する領域には、酸化膜41が残存している。
次に、メモリセル形成領域が開口し、導電層を形成する領域を覆うレジストマスク35cを形成する。このレジストマスク35cを介して、ポリシリコン層32a上の酸化膜33をHF溶液に軽く浸すことにより除去する(図15及び28参照)。このとき、HDP酸化膜43は熱酸化膜等に比べ、エッチレートが大きいため、テーパー角を大きくすることができる。この処理は浮遊ゲートパターン間に埋め込んだ酸化膜エッジの垂直な段差を斜めにすることにより、後に形成する制御ゲートと浮遊ゲートを加工しやすくするために行うものである。
【0042】
その後、10〜200nm(例えば、50nm)のポリシリコン層32bを堆積する。更に、メモリセル形成領域に形成を所望する浮遊ゲート以外の領域が開口したレジストマスク35cにより、ポリシリコン層32bのパターニングをおこなう(図16及び29参照)。この工程は、浮遊ゲートと制御ゲートのオーバーラップ面積を増やすためにおこなったもので、その結果、ゲート容量カップリングレシオが増大し低電圧化が可能となる。なお、この実施の形態では、ポリシリコン層32bを上記理由から形成したが、このポリシリコン層32bはかならずしも必要ではない。
【0043】
レジストマスク35cを除去する。次いで、ONO膜44からなる第3絶縁膜を堆積する(図17及び30参照)。
続いて、メモリセル形成領域を覆い、導電層を形成する領域に開口を有するレジストマスク35dを形成する。このレジストマスク35dを用いて、ONO膜44及び酸化膜42を除去し、導電層を形成する領域のポリシリコン層32aを露出させる(図18及び31参照)。
【0044】
レジストマスク35dを除去後、導電層形成用のポリサイド膜45を堆積する。これにより、導電層を形成する領域のポリシリコン層32aとポリサイド膜45とが電気的に接続される。その後、導電層を形成する領域と制御ゲートを形成する領域を覆うレジストマスク35eを形成する。このレジストマスク35eを用いて、ポリサイド膜45、ONO膜44、ポリシリコン層32a及び32bを順次エッチングすることで、自己整合的に浮遊ゲート及び制御ゲートを作製する(図19及び32参照)。
最後にBPSGのような保護膜(図示せず)を堆積する。
以上の工程を経て、本発明のセルアレイを構成するセルを形成することができる。
【0045】
実施の形態2
図33(a)及び(b)は、図2のセルアレイの概略平面図及びその等価回路図の一例である。図33(a)のセルアレイは、その等価回路図である図33(b)から分るように、Y方向に共通接続されたSPGが、X方向に1つおきに共通接続されている。この構成により、X方向に1つおきのSPGに同一電圧を印加することができる。
なお、実施の形態2のセルアレイを構成するセルは、実施の形態1と同様のセルを使用することができる。更に、セルの製造方法は、ポリサイド層45の形成を2回行うこと以外は、実施の形態1と同様の製造方法を採用することができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、ワードラインとビットラインのみにより制御されているセルアレイと同程度に、SPGの制御回路を簡略化できる。更に、セルのスケーリングが、SPGを共通接続する導電層により規制されることを抑制できるため、周辺回路を少なくすることができる。よって、本発明は、セルアレイの大容量化に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のセルアレイの等価回路図である。
【図2】本発明の実施の形態2のセルアレイの等価回路図である。
【図3】本発明のセルアレイを構成するセルの概略断面図である。
【図4】図3のセルの等価回路図である。
【図5】周辺回路を含む本発明のセルアレイの等価回路図である。
【図6】本発明の実施の形態1のセルアレイの概略平面図及び等価回路図である。
【図7】本発明の実施の形態1のセルアレイの概略工程断面図である。
【図8】本発明の実施の形態1のセルアレイの概略工程断面図である。
【図9】本発明の実施の形態1のセルアレイの概略工程断面図である。
【図10】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図11】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図12】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図13】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図14】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図15】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図16】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図17】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図18】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図19】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図20】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図21】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図22】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図23】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図24】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図25】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図26】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図27】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図28】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図29】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図30】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図31】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図32】本発明の実施の形態1のメモリセルの製造方法の概略工程断面図である。
【図33】本発明の実施の形態2のセルアレイの概略平面図及び等価回路図である。
【図34】従来のセルアレイの等価回路図である。
【図35】周辺回路を含む従来のセルアレイの等価回路図である。
【符号の説明】
1、20、343 制御ゲート
2、342 SPGトランジスタ
3、351 デコーダー
4、352 電圧供給部
11、30 半導体基板
12、13、36、36a、37、37a 不純物拡散層
14、31 トンネル酸化膜
15 浮遊ゲート
16、39 ゲート酸化膜
17 SPG
18、38 トレンチ
19、44 ONO膜
32a、32b、40 ポリシリコン層
33、41 酸化膜
34、42 窒化膜
35a、35b、35c、35d、35e レジストマスク
39a 絶縁部
43 HDP酸化膜
45 ポリサイド膜
341 メモリセル

Claims (16)

  1. 半導体基板上に、第1絶縁膜を介して形成された浮遊ゲートと、
    第2絶縁膜を介して浮遊ゲートと所定の間隔おいて形成されたスプリットゲートと、
    少なくとも浮遊ゲート上に第3絶縁膜を介して形成された制御ゲートと、
    チャネル方向に平行なX方向におけるスプリットゲートと反対側の浮遊ゲートの端部において浮遊ゲートと容量結合する半導体基板表面層に形成された不純物拡散層とからなる不揮発性メモリセルが、X方向及びX方向に垂直なY方向に2つ以上マトリクス状に配列され、
    浮遊ゲートとスプリットゲートが、X方向において交互に配置されており、かつ、一のセルの不純物拡散層が、X方向に隣接する他のセルのスプリットゲートと容量結合しており、
    各セルのX方向に並ぶ制御ゲートがX方向に共通接続されており、各セルのY方向に並ぶ不純物拡散層がY方向に共通接続されており、各セルのY方向に並ぶスプリットゲートがY方向に共通接続され、Y方向に共通接続されているスプリットゲートが少なくとも1本の導電層を介してX方向にも共通接続されており、
    さらに、前記スプリットゲートが半導体基板に埋め込まれて1対の前記不純物拡散層の間に配置され、かつ、スプリットゲート上に、隣接する浮遊ゲートを分離する絶縁膜が形成されていることを特徴とするセルアレイ。
  2. 導電層が1本又は2本からなる請求項1に記載のセルアレイ。
  3. 導電層が第1及び第2導電層からなり、第1導電層が、Y方向に共通接続されている1セル毎にスプリットゲートがX方向に共通接続するように配置され、第2導電層が、第1導電層によりX方向に共通接続したスプリットゲート間のスプリットゲートがX方向に共通接続するように配置される請求項1又は2に記載のセルアレイ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のセルアレイの動作方法であって、読み出し時に、導電層に電圧を印加することで、スプリットゲートとスプリットゲートのX方向に配置された2つの不純物拡散層とからなるスプリットゲートトランジスタがON状態に維持されることを特徴とするセルアレイの動作方法。
  5. 請求項3に記載のセルアレイの動作方法であって、読み出し時に、読み出しを所望する選択セルに接続された第1導電層に電圧を印加し、読み出しを所望しない非選択セルに接続された第2導電層を接地することを特徴とするセルアレイの動作方法。
  6. 請求項3に記載のセルアレイの動作方法であって、第1導電層によりスプリットゲートがX方向に共通接続したセルから読み出し、続いて第2導電層によりスプリットゲートがX方向に共通接続したセルから読み出すことで、読み出しを2工程で行うことを特徴とするセルアレイの動作方法。
  7. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のセルアレイの動作方法であって、書き込み時に、スプリットゲートとスプリットゲートのX方向に配置された2つの不純物拡散層とからなるスプリットゲートトランジスタをOFF状態とすることで、チャネル領域を介して、基板から浮遊ゲートへトンネル電子を注入することを特徴とするセルアレイの動作方法。
  8. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のセルアレイの動作方法であって、書き込み時に、スプリットゲートとスプリットゲートのX方向に配置された2つの不純物拡散層とからなるスプリットゲートトランジスタをOFF状態とすることで、浮遊ゲートから不純物拡散層へ電子を抽出することを特徴とするセルアレイの動作方法。
  9. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のセルアレイの動作方法であって、書き込み時に、スプリットゲートとスプリットゲートのX方向に配置された2つの不純物拡散層とからなるスプリットゲートトランジスタの全てのスプリットゲートに、スプリットゲートトランジスタの閾値に近い電圧を印加することで、スプリットゲート側の不純物拡散層から浮遊ゲートに電子を注入することを特徴とするセルアレイの動作方法。
  10. 請求項3に記載のセルアレイの動作方法であって、書き込み時に、書き込みを所望する選択セルに接続された第1導電層に閾値に近い電圧を印加することで、スプリットゲートとスプリットゲートのX方向に配置された2つの不純物拡散層とからなるスプリットゲートトランジスタをON状態とし、書き込みを所望しない非選択セルに接続された第2導電層を接地することで、非選択セルのスプリットゲートトランジスタをOFF状態とすることにより、スプリットゲート側の不純物拡散層から浮遊ゲートに電子を注入することを特徴とするセルアレイの動作方法。
  11. 請求項3に記載のセルアレイの動作方法であって、第1導電層によりスプリットゲートがX方向に共通接続したセルから書き込み、続いて第2導電層によりスプリットゲートがX方向に共通接続したセルを書き込むことで、書き込みを2工程で行うことを特徴とするセルアレイの動作方法。
  12. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のセルアレイの動作方法であって、書き込み時に、スプリットゲートとスプリットゲートのX方向に配置された2つの不純物拡散層とからなるスプリットゲートトランジスタの全てのスプリットゲートに電圧を印加することで、不純物拡散層から浮遊ゲートに電子を注入することを特徴とするセルアレイの動作方法。
  13. 請求項3に記載のセルアレイの動作方法であって、書き込み時に、書き込みを所望する選択セルに接続された第1導電層に電圧を印加することで、スプリットゲートとスプリットゲートのX方向に配置された2つの不純物拡散層からなるスプリットゲートトランジスタをON状態とし、書き込みを所望しない非選択セルに接続された第2導電層を接地することで、非選択セルのスプリットゲートトランジスタをOFF状態とすることにより、不純物拡散層から浮遊ゲートに電子を注入することを特徴とするセルアレイの動作方法。
  14. 請求項3に記載のセルアレイの動作方法であって、第1導電層によりスプリットゲートがX方向に共通接続したセルから書き込み、続いて第2導電層によりスプリットゲートがX方向に共通接続したセルを書き込むことで、書き込みを2工程で行うことを特徴とするセルアレイの動作方法。
  15. 請求項7〜13のいずれか1つに記載の方法で書き込んだ後、所望する選択セルの浮遊ゲートと半導体基板間、又は選択セルの浮遊ゲートと不純物拡散層間に流れるFNトンネル電流を用いて消去を行うことを特徴とするセルアレイの動作方法。
  16. (a)半導体基板上に、複数の不揮発性メモリセルを形成するための浮遊ゲートを、チャネル方向に平行なX方向及びX方向に垂直なY方向に2つ以上マトリクス状に、第1絶縁膜を介して、X方向及びY方向に所定の間隔をおいて形成する工程と、
    (b)各浮遊ゲートの少なくとも一方側の半導体基板上で、X方向に、第2絶縁膜を介してスプリットゲートをY方向のセルと共通接続するように形成する工程と、
    (c)一のセルの浮遊ゲートと、該一のセルとX方向に隣接する他のセルのスプリットゲートとの間の半導体基板表面層に、一のセルの浮遊ゲート及び他のセルのスプリットゲートの双方と容量結合し、Y方向のセルと共通接続するように不純物拡散層を形成する工程と、
    (d)浮遊ゲート上に第3絶縁膜を介してX方向のセルと共通接続するように制御ゲートを形成すると同時に、Y方向に共通接続されているスプリットゲートをX方向にも共通接続するように、少なくとも1本の導電層を形成する工程とからなることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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