JP2002110751A - 半導体集積回路装置の検査装置および製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の検査装置および製造方法

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JP2002110751A
JP2002110751A JP2000304099A JP2000304099A JP2002110751A JP 2002110751 A JP2002110751 A JP 2002110751A JP 2000304099 A JP2000304099 A JP 2000304099A JP 2000304099 A JP2000304099 A JP 2000304099A JP 2002110751 A JP2002110751 A JP 2002110751A
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Naoto Ban
直人 伴
Masaaki Nanba
正昭 難波
Akio Hasebe
昭男 長谷部
Yuji Wada
雄二 和田
Ryuji Kono
竜治 河野
Akira Kiyofuji
彰 清藤
Yasuhiro Motoyama
康博 本山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェーハレベルバーンインにおいて、分割さ
れたコンタクタをウェーハ全面に均一にコンタクトさせ
るとともに、このコンタクタ毎のリペアを可能とし、ま
たコンタクタの歩留まり向上によって製造コストを低減
し、低コスト化を図ることができる半導体集積回路装置
の検査装置および製造方法を提供する。 【解決手段】 機械的加圧方式のカセット構造におい
て、分割された複数のシリコンコンタクタブロック1
と、これらを一体化するガイド枠2などから構成され、
分割コンタクタ一体型によるウェーハ全面一括コンタク
ト方式を採用し、ウェーハレベルバーンインを行う場合
には、個別に動く各シリコンコンタクタブロック1を機
械的に加圧して、このシリコンコンタクタの各プローブ
を被検査ウェーハ4の各チップの各検査用パッドに所定
の圧力で均一に接触させ、テスト制御信号を各チップに
供給し、このテスト結果信号を取得してバーンイン検査
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置の検査および製造技術に関し、たとえばバーンイン検
査やプローブ検査に適用可能であり、特にウェーハ状態
でのバーンイン検査、いわゆるウェーハレベルバーンイ
ンに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置の検査および製造技
術に関し、バーンイン検査に関する技術について本発明
者が検討したところによれば、たとえば特開平11−9
7494号公報、特開平9−148389号公報、「日
経マイクロデバイス 2000年1月号」P148〜P
153に記載される技術などが挙げられる。
【0003】特開平11−97494号公報には、バー
ンイン検査工程において、押圧部材を用いてメンブレン
に設けられた複数のプローブをウェーハに押圧する時に
は、押圧部材のウェーハ側とは反対側の面の複数の箇所
に押圧荷重を負荷させるために、押圧部材を分割して押
圧の均一化を図る技術が開示されている。
【0004】特開平9−148389号公報には、マイ
クロマシニング技術によりシリコン基板に上下方向に弾
性を保たせた梁を形成し、この梁の先端部にウェーハの
電極と対向配列するようにマイクロコンタクトピンを先
端部に導電性薄膜処理して形成する技術が開示されてい
る。
【0005】「日経マイクロデバイス 2000年1月
号」には、多層配線基板とバンプ付き薄膜シートと異方
導電性ゴムの3つの部品からなるTPS(Three
Parts Structure)プローブを用いた方
式や、多層配線基板とプローブ端子からなり、プローブ
端子は樹脂シートに銅ポストを貫通させた構造で、加圧
するとこの銅ポストがつぶれて電極の高さばらつきを吸
収する方式が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
なバーンイン検査に関する技術について、本発明者が検
討した結果、以下のようなことが明らかとなった。
【0007】たとえば、半導体集積回路装置の検査技術
としては、高温雰囲気中で温度および電圧ストレスを加
えて将来不良に到る可能性のあるチップをスクリーニン
グするバーンイン検査と、所定の機能通りに動作するか
否かを確認する機能テストやDC動作特性およびAC動
作特性のテストを行って良品/不良品を判別するプロー
ブ検査とがある。
【0008】近年、半導体集積回路装置のバーンイン検
査においては、ウェーハ出荷対応(品質の差別化)、K
GD(Known Good Die)対応(MCP
(Multi−Chip Package)の歩留まり
向上)、バーンイン不良品の救済、バーンイン不良テス
トデータのフィードバック、トータルコスト低減、など
の要求から、ウェーハ状態でバーンイン検査を行うウェ
ーハレベルバーンインの技術が用いられてきている。
【0009】このウェーハレベルバーンインでは、ウェ
ーハ全面に均一に加圧する押圧機構、ウェーハ加熱およ
び温度制御機構、ウェーハ全面で1万ピン以上のプロー
ブが必要、ウェーハの反りやうねりとプローブの高さば
らつきの吸収、高温時の熱膨張に倣わせる、多数の配線
引き回し、入力信号を集束することが必要、ウェーハ全
面へのプローブアライメントが必要、不良チップの切り
離しと過電流遮断、ウェーハ全面のコンタクトチェッ
ク、などの技術課題の解決が必須となっている。
【0010】このような技術課題を解決するためのバー
ンイン検査に関する技術として、たとえば前記「日経マ
イクロデバイス 2000年1月号」に記載の技術など
があるが、前記文献に記載のTPSプローブを用いた方
式では、不良チップ除去用の皮膜装置が必要で、プロー
ブ検査やレーザ救済の最後にしかウェーハレベルバーン
インが実施できず、またバンプ付き薄膜シートはコンタ
クト回数と共に接触抵抗が増加しやすく、さらに一体物
で部分的リペアは不可能である上、異方導電性ゴムは寿
命が短い、などの問題点が考えられる。
【0011】また、前記「日経マイクロデバイス 20
00年1月号」に記載の、多層配線基板とプローブ端子
からなる技術を用いた方式では、樹脂シートは金パッド
専用で、1回毎の使い捨てである、などの問題が考えら
れる。
【0012】そこで、本発明の目的は、たとえばバーン
イン検査やプローブ検査、特にウェーハレベルバーンイ
ンにおいて、分割コンタクタ一体型方式を採用し、この
分割されたコンタクタをウェーハ全面に均一にコンタク
トさせるとともに、分割したコンタクタ毎のリペアを可
能とし、また分割したコンタクタの歩留まりが向上する
ことによって製造コストを低減し、低コスト化を図るこ
とができる半導体集積回路装置の検査装置および製造方
法を提供するものである。
【0013】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0015】(1)以下の構成を含む半導体集積回路装
置の検査装置である: (a)複数の半導体集積回路装置が形成されたウェーハ
の第1の主面上に設けられた複数の端子部に、接触して
電気的試験を行うための複数のテスト針部; (b)前記複数のテスト針部に接続された単層または複
数層の第1の配線層; (c)前記複数のテスト針部の各先端が、第1の主面側
に向けて突出するように前記複数のテスト針部を保持す
るとともに、前記第1の配線層をそれぞれが含む複数の
配線・針複合板。
【0016】(2)前記(1)の半導体集積回路装置の
検査装置において、前記複数の配線・針複合板の各は、
前記ウェーハの前記第1の主面上に形成された複数のチ
ップ領域を測定できるように前記テスト針部が配置され
ているものである。
【0017】(3)前記(2)の半導体集積回路装置の
検査装置において、前記ウェーハの前記第1の主面上に
形成された複数のチップ領域の内の第1のチップ領域の
複数の端子が、前記複数の配線・針複合板の内の第1お
よび第2の配線・針複合板の両方のテスト針と接触して
測定できるように前記テスト針部が配置されているもの
である。
【0018】(4)前記(3)の半導体集積回路装置の
検査装置において、前記複数の配線・針複合板の数は4
またはそれ以上であるものとする。
【0019】(5)前記(3)の半導体集積回路装置の
検査装置において、前記複数の配線・針複合板の数は9
またはそれ以上であるものとする。
【0020】(6)前記(5)の半導体集積回路装置の
検査装置において、前記複数の配線・針複合板の各が担
当する被測定チップ領域の数は9またはそれ以上である
ものとする。
【0021】(7)前記(5)の半導体集積回路装置の
検査装置において、前記複数の配線・針複合板の各が担
当する被測定チップ領域の数は16またはそれ以上であ
るものとする。
【0022】(8)前記(7)の半導体集積回路装置の
検査装置において、前記複数の配線・針複合板は、シリ
コンを主要な成分とする板状部材を主要な構成要素とし
ているものである。
【0023】(9)前記(8)の半導体集積回路装置の
検査装置において、前記ウェーハは、シリコンを主要な
成分とする板状部材を主要な構成要素としているもので
ある。
【0024】(10)前記(9)の半導体集積回路装置
の検査装置において、前記電気的試験は、バーンインテ
ストであるものとする。
【0025】(11)以下の工程を含む半導体集積回路
装置の製造方法である: (a)複数の半導体集積回路装置が形成されたウェーハ
の第1の主面上に設けられた複数の端子部に、接触して
電気的試験を行うための複数のテスト針部、前記複数の
テスト針部に接続された単層または複数層の第1の配線
層、前記複数のテスト針部の各先端が、第1の主面側に
向けて突出するように前記複数のテスト針部を保持する
とともに、前記第1の配線層をそれぞれが含む複数の配
線・針複合板を用意する工程; (b)前記複数の配線・針複合板の各の前記複数のテス
ト針部を、前記ウェーハの前記第1の主面上に形成され
た複数のチップ領域の前記複数の端子部に接触して前記
複数のチップ領域の電気的試験を行う工程。
【0026】(12)前記(11)の半導体集積回路装
置の製造方法において、前記電気的試験は、バーンイン
テストであるものとする。
【0027】(13)以下の工程を含む半導体集積回路
装置の製造方法である: (a)複数の半導体集積回路装置が形成されたウェーハ
の第1の主面上に設けられた複数の端子部に、接触して
電気的試験を行うための複数のテスト針部、前記複数の
テスト針部に接続された単層または複数層の第1の配線
層、前記複数のテスト針部の各先端が、第1の主面側に
向けて突出するように前記複数のテスト針部を保持する
とともに、前記第1の配線層をそれぞれが含む複数の配
線・針複合板を用意する工程; (b)前記ウェーハの前記第1の主面上に形成された複
数のチップ領域の内の第1のチップ領域の複数の端子
に、前記複数の配線・針複合板の内の第1および第2の
配線・針複合板の両方の前記複数のテスト針部のテスト
針を接触して電気的試験を行う工程。
【0028】(14)前記(13)の半導体集積回路装
置の製造方法において、前記電気的試験は、バーンイン
テストであるものとする。
【0029】(15)以下の工程を含む半導体集積回路
装置の製造方法である: (a)複数の半導体集積回路装置が形成されたウェーハ
の第1の主面上に設けられた複数の端子部に、接触して
電気的試験を行うための複数のテスト針部、前記複数の
テスト針部に接続された単層または複数層の第1の配線
層、前記複数のテスト針部の各先端が、第1の主面側に
向けて突出するように前記複数のテスト針部を保持する
とともに、前記第1の配線層をそれぞれが含む複数の配
線・針複合板を用意する工程; (b)前記複数の配線・針複合板の各の前記複数のテス
ト針部を、前記ウェーハの前記第1の主面上に形成され
たBIST回路を有する複数のチップ領域の前記複数の
端子部に接触して前記複数のチップ領域の電気的試験を
行う工程。
【0030】(16)前記(15)の半導体集積回路装
置の製造方法において、前記電気的試験は、バーンイン
テストであるものとする。
【0031】(17)以下の工程を含む半導体集積回路
装置の製造方法である: (a)複数の半導体集積回路装置が形成されたウェーハ
の第1の主面上に設けられた複数の端子部に、接触して
電気的試験を行うための複数のテスト針部、前記複数の
テスト針部に接続された単層または複数層の第1の配線
層、前記複数のテスト針部の各先端が、第1の主面側に
向けて突出するように前記複数のテスト針部を保持する
とともに、前記第1の配線層をそれぞれが含む複数の配
線・針複合板を用意する工程; (b)前記複数の配線・針複合板の各の前記複数のテス
ト針部を真空または減圧により加圧して、前記ウェーハ
の前記第1の主面上に形成された複数のチップ領域の前
記複数の端子部に接触して前記複数のチップ領域の電気
的試験を行う工程。
【0032】(18)前記(17)の半導体集積回路装
置の製造方法において、前記電気的試験は、バーンイン
テストであるものとする。
【0033】(19)テスト用針が複数設けられ、1枚
の被検査ウェーハに対して複数に分割されている配線・
針複合板を有するものである。
【0034】(20)前記(19)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記分割された配線・針複合板
を一体化するガイド枠を有し、1つのガイド枠に一体化
された配線・針複合板は前記1枚の被検査ウェーハに相
当する1つのウェーハ全面一括コンタクタを構成するも
のである。
【0035】(21)前記(20)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記分割された配線・針複合板
は、前記被検査ウェーハと熱膨張係数が同じ材料で形成
されているものである。
【0036】(22)前記(21)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記被検査ウェーハは、シリコ
ン基板からなり、前記分割された配線・針複合板は、シ
リコン基板からなるものである。
【0037】(23)前記(21)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記被検査ウェーハは、シリコ
ン基板からなり、前記分割された配線・針複合板は、シ
リコンメンブレンシートからなるものである。
【0038】(24)前記(20)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記ガイド枠は、前記被検査ウ
ェーハと熱膨張係数が近い材料で形成されているもので
ある。
【0039】(25)前記(24)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記被検査ウェーハは、シリコ
ン基板からなり、前記ガイド枠は、42アロイまたはニ
ッケル合金からなるものである。
【0040】(26)前記(20)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記分割された配線・針複合板
の複数のプローブのそれぞれは、異方性エッチングなど
のマイクロマシニング技術によりピラミッド状に形成さ
れているものである。
【0041】(27)前記(26)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記配線・針複合板のプローブ
のそれぞれは、周囲が圧力により変形可能であるものと
する。
【0042】(28)前記(27)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記配線・針複合板の各プロー
ブの周囲は、機械的加圧方式により変形され、この変形
状態において前記プローブが所定の圧力で前記被検査ウ
ェーハの各チップの各検査用パッドに電気的に接触され
るものである。
【0043】(29)前記(27)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記配線・針複合板の各プロー
ブの周囲は、真空または減圧加圧方式により変形され、
この変形状態において前記プローブが所定の圧力で前記
被検査ウェーハの各チップの各検査用パッドに電気的に
接触されるものである。
【0044】(30)前記(20)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記分割された配線・針複合板
の分割エリアは、前記被検査ウェーハのチップ毎のスク
ライブエリアと位置がずれているものである。
【0045】(31)前記(20)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記分割された配線・針複合板
のそれぞれは、前記被検査ウェーハの複数のチップ単位
に相当するものである。
【0046】(32)前記(20)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記分割された配線・針複合板
のそれぞれは、個別にリペア可能であるものとする。
【0047】(33)前記(20)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記分割された配線・針複合板
のそれぞれは、位置合わせ用マークを有するものであ
る。
【0048】(34)前記(20)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記被検査ウェーハのチップの
それぞれは、BIST回路を有するものである。
【0049】(35)前記(34)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記チップ上の複数の検査用パ
ッドは、他のパッドを挟み、周辺に分離されて配置され
ているものである。
【0050】(36)前記(19)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記分割された複数の配線・針
複合板と、前記分割された配線・針複合板を一体化する
ガイド枠と、前記分割された配線・針複合板に電気的に
接続される多層配線基板と、前記分割された配線・針複
合板のプローブの高さばらつきを吸収するエラストマ
と、前記配線・針複合板、前記ガイド枠、前記多層配線
基板、および前記エラストマを介し、前記被検査ウェー
ハを挟んで上下からパッキングするための上蓋および下
蓋とを有するものである。
【0051】(37)前記(36)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記多層配線基板に電気的に接
続され、前記被検査ウェーハをバーンイン検査するため
のバーンイン基板を有するものである。
【0052】(38)前記(36)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記ガイド枠、前記エラスト
マ、および前記上蓋および下蓋は、位置決め用機構によ
り位置決めされるものである。
【0053】(39)前記(36)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記多層配線基板は、多数の配
線の引き回しと入力信号の集束を行う構造を有するもの
である。
【0054】(40)前記(36)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記多層配線基板は、保護用の
抵抗およびコンデンサが実装されているものである。
【0055】(41)前記(36)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記上蓋および下蓋は、前記被
検査ウェーハの反りやうねりをならすための真空または
減圧吸着機構が設けられているものである。
【0056】(42)前記(36)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記上蓋および下蓋は、前記被
検査ウェーハの温度条件を制御するための温度制御機構
が設けられているものである。
【0057】(43)前記(37)の半導体集積回路装
置の検査装置において、前記バーンイン基板は、過電流
遮断回路が設けられているものである。
【0058】(44)テスト用針が複数設けられ、1枚
の被検査ウェーハに対して複数に分割されている配線・
針複合板を用意する工程と、前記分割された配線・針複
合板を1つのガイド枠に一体化し、このガイド枠に一体
化された各配線・針複合板の各プローブを前記1枚の被
検査ウェーハの各チップの各検査用パッドに電気的に接
触させ、前記各チップの電気的特性を検査する工程とを
有する半導体集積回路装置の製造方法である。
【0059】(45)前記(44)の半導体集積回路装
置の製造方法において、前記電気的特性を検査する工程
は、バーンイン検査を行う工程であるものとする。
【0060】(46)テスト用針が複数設けられ、1枚
の被検査ウェーハに対して複数に分割され、この分割ラ
インが前記被検査ウェーハのチップ毎のスクライブライ
ンと位置がずれている配線・針複合板を用意する工程
と、前記分割された配線・針複合板を1つのガイド枠に
一体化し、このガイド枠に一体化された各配線・針複合
板の各プローブを前記1枚の被検査ウェーハの各チップ
の各検査用パッドに電気的に接触させ、前記各チップの
電気的特性を検査する工程とを有する半導体集積回路装
置の製造方法である。
【0061】(47)前記(46)の半導体集積回路装
置の製造方法において、前記電気的特性を検査する工程
は、バーンイン検査を行う工程であるものとする。
【0062】(48)テスト用針が複数設けられ、1枚
の被検査ウェーハに対して複数に分割されている配線・
針複合板を用意する工程と、前記分割された配線・針複
合板を1つのガイド枠に一体化し、このガイド枠に一体
化された各配線・針複合板の各プローブを前記1枚の被
検査ウェーハのBIST回路を有する各チップの各検査
用パッドに電気的に接触させ、前記各チップの電気的特
性を検査する工程とを有する半導体集積回路装置の製造
方法である。
【0063】(49)前記(48)の半導体集積回路装
置の製造方法において、前記電気的特性を検査する工程
は、バーンイン検査を行う工程であるものとする。
【0064】(50)テスト用針が複数設けられ、1枚
の被検査ウェーハに対して複数に分割されている配線・
針複合板を用意する工程と、前記分割された配線・針複
合板を1つのガイド枠に一体化し、このガイド枠に一体
化された各配線・針複合板の各プローブを真空または減
圧により加圧して前記1枚の被検査ウェーハの各チップ
の各検査用パッドに電気的に接触させ、前記各チップの
電気的特性を検査する工程とを有する半導体集積回路装
置の製造方法である。
【0065】(51)前記(50)の半導体集積回路装
置の製造方法において、前記電気的特性を検査する工程
は、バーンイン検査を行う工程であるものとする。
【0066】よって、前記半導体集積回路装置の検査装
置および製造方法によれば、以下のような効果を得るこ
とができる。
【0067】(1)複数に分割されている配線・針複合
板を有し、これらの分割された配線・針複合板を1つの
ガイド枠に一体化してウェーハ全面一括コンタクタを構
成することで、1枚の被検査ウェーハに対して、配線・
針複合板を複数に分割して小さくすれば、その分製作し
易くなり、製造歩留まりは上がるので、製造コストを低
減することが可能となる。
【0068】また、分割された配線・針複合板は、被検
査ウェーハの大きさに左右されないため、大口径化に対
しても旧設備を利用できるので、ウェーハ全面一括コン
タクト方式によるコンタクタの製造コストを低減するこ
とが可能となる。
【0069】さらに、分割された配線・針複合板は、ガ
イド枠に一体化した際に個別に動くことができるので、
被検査ウェーハの反りやうねりに対して独立して倣わせ
易くすることが可能となる。
【0070】(2)分割された配線・針複合板を、被検
査ウェーハと熱膨張係数が同じ材料で形成することで、
LSIの製造設備を使用することができ、かつLSI製
造のような微細加工精度は必要とされないので、LSI
製造の旧設備を配線・針複合板の製造設備として活用す
ることができるので、製造コストを低減することが可能
となる。
【0071】また、バーンイン時の温度条件に対して
も、被検査ウェーハとシリコンコンタクタは同じように
熱膨張するので、ウェーハ全面へのプローブのアライメ
ント精度を十分に得ることが可能となる。
【0072】(3)ガイド枠を、被検査ウェーハと熱膨
張係数が近い材料で形成することで、ガイド枠も被検査
ウェーハに近い熱膨張となるので、ウェーハ全面へのプ
ローブのアライメントを許容範囲内に抑えることが可能
となる。
【0073】(4)分割された配線・針複合板のプロー
ブを、異方性エッチングなどのマイクロマシニング技術
を用いて形成することで、プローブを多ピン化および狭
ピッチ化に対応してピラミッド状に形成することが可能
となる。
【0074】(5)分割された配線・針複合板のプロー
ブの周囲を、機械的加圧方式、あるいは真空または減圧
加圧方式により変形することで、プローブを所定の圧力
で均一に被検査ウェーハに接触させることが可能とな
る。
【0075】(6)分割された配線・針複合板の分割エ
リアを、被検査ウェーハのチップ毎のスクライブエリア
と位置をずらすことで、配線・針複合板を一体化するガ
イド枠の寸法を、被検査ウェーハのスクライブエリアの
縮小化傾向に関係なく、大きく取ることが可能となる。
【0076】また、被検査ウェーハのチップ取得数向上
のため、スクライブエリアは小さくなる傾向にあるが、
これに対しても問題なく対応することが可能となる。
【0077】さらに、分割された配線・針複合板の大き
さや切り出し精度は、スクライブエリアに制約されない
ので、設計自由度を向上させることが可能となる。
【0078】(7)分割された各配線・針複合板が、被
検査ウェーハの複数のチップ単位に相当することで、チ
ップの縮小化傾向に対しても配線・針複合板をある程度
の大きさにすることができるので、各配線・針複合板の
製作を容易に行うことが可能となる。
【0079】(8)分割された各配線・針複合板を、個
別にリペアできるようにすることで、製造工程でのバー
ンインカセットの不良再生も容易に行うことができ、ま
た量産ラインで使用中の故障修理も分割された各配線・
針複合板単位で行うことができるので、製造コストやメ
ンテナンス費用を低減することが可能となる。
【0080】(9)分割された各配線・針複合板が、位
置合わせ用マークを有することで、各配線・針複合板を
ガイド枠に一体化する際の組み立てを容易に行うことが
可能となる。
【0081】(10)被検査ウェーハの各チップが、B
IST回路を有することで、各チップの内部でテストパ
ターンを発生することができるので、各チップの検査用
パッドの数を低減し、また検査用パッドの配置を最適化
することが可能となる。
【0082】また、分割された各配線・針複合板のプロ
ーブも、最小限の数となるので、プローブの配置を最適
化することが可能となる。
【0083】(11)各チップ上の検査用パッドを、他
のパッドを挟み、周辺に分離して配置することで、狭ピ
ッチ化に対しても検査用パッドをある程度の間隔をあけ
て配置することができるので、配線・針複合板の製作へ
の影響も最小限に抑えることが可能となる。
【0084】(12)分割された配線・針複合板、ガイ
ド枠、多層配線基板、およびエラストマを介し、被検査
ウェーハを挟んで上下から上蓋および下蓋によりパッキ
ングすることで、分割コンタクタ一体型によるウェーハ
全面一括コンタクト方式をカセット構造として構築する
ことが可能となる。
【0085】(13)多層配線基板に接続されるバーン
イン基板を有することで、カセット構造の検査装置に対
してバーンイン基板を容易に接続することが可能とな
る。
【0086】(14)ガイド枠、エラストマ、および上
蓋および下蓋が、位置決め用機構を有することで、これ
らを容易に位置決めすることができるので、カセット構
造の検査装置を簡単に組み立てることが可能となる。
【0087】(15)多層配線基板が、多数の配線の引
き回しと入力信号の集束を行う構造を有することで、配
線・針複合板、バーンイン基板との間の入出力信号を束
ねて入出力することができるので、多層配線基板とバー
ンイン基板との間の信号線数を低減し、この信号線の引
き回しも容易に行うことが可能となる。
【0088】(16)多層配線基板に、保護用の抵抗お
よびコンデンサを実装することで、電源変動や雑音によ
る誤動作を防止することが可能となる。
【0089】(17)上蓋および下蓋に、真空または減
圧吸着機構を設けることで、被検査ウェーハを下蓋のフ
ラット面に吸着して被検査ウェーハの反りやうねりをな
らすことが可能となる。
【0090】(18)上蓋および下蓋に、温度制御機構
を設けることで、被検査ウェーハを所定の温度に加熱す
ることができるので、被検査ウェーハの温度条件を制御
することが可能となる。
【0091】(19)バーンイン基板に、過電流遮断回
路を設けることで、被検査ウェーハの各チップ毎の過電
流を遮断することができるので、不良チップを切り離
し、またラッチアップの発生を抑制して、各チップに形
成された集積回路および配線・針複合板の損傷および破
壊を防止することが可能となる。
【0092】
【発明の実施の形態】以下の本発明の実施の形態では特
に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則
として繰り返さない。
【0093】さらに、以下の実施の形態では便宜上その
必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態
に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それ
らは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部ま
たは全部の変形例、詳細、補足説明などの関係にある。
【0094】また、以下の実施の形態において、要素の
数など(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及する
場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の
数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定さ
れるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
【0095】さらに、以下の実施の形態において、その
構成要素(要素ステップなどを含む)は、特に明示した
場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場
合などを除き、必ずしも必須のものではないことはいう
までもない。
【0096】同様に、以下の実施の形態において、構成
要素などの形状、位置関係などに言及するときは、特に
明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考え
られる場合などを除き、実質的にその形状などに近似ま
たは類似するものなどを含むものとする。このことは上
記数値および範囲についても同様である。
【0097】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための
全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号
を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0098】(1)本願で半導体集積回路装置というと
きは、シリコンウェーハ上に作られるものだけでなく、
特にそうでない旨明示された場合を除き、TFT液晶な
どの他の基板上に作られるものなども含むものとする。
【0099】(2)本願でウェーハというときは、半導
体集積回路装置の製造に使用されるほぼ円板状や長方形
のシリコン単結晶ウェーハ、SOI、その他の絶縁物な
どとの複合構造を有するもの、TFTなどの製造に用い
るガラス基板などを含むものとする。
【0100】(3)本願で配線・針複合板というとき
は、シリコンウェーハを半導体集積回路の製造に用いる
のと同様な、ウェーハプロセス、すなわちリソグラフィ
ー、CVD、スパッタ、エッチングなどを組み合わせた
パターニング手法によって、配線層およびそれに接続さ
れた先端部を有するテスト針を一体的に形成したものの
外、ポリイミドフィルム、その他のシート状絶縁膜上に
印刷配線および針を集積したものなどを含むものとす
る。
【0101】(4)本願でテスト針または単に針という
ときは、その先端が伝統的なプローブ針状のものの外、
先端が細くなった針状の接触端子、その他の形状のバン
プ電極などを含むものとする。
【0102】(5)本願で「配線・針複合板が担当する
チップ領域の数」というときは、その全部を担当する場
合の外、その一部の端子を担当する場合なども含むもの
とする。
【0103】まず、図1により、本実施の形態の半導体
集積回路装置の製造方法の一例を説明する。図1は半導
体集積回路装置の製造方法を示すフロー図である。この
半導体集積回路装置として、ここではSRAMを例に説
明するが、DRAM、フラッシュメモリなどのメモリL
SIや、ロジックLSIなどにも適用可能であることは
いうまでもない。
【0104】(1)前処理工程(ステップS1)におい
ては、半導体ウェーハに多数の素子を形成する。すなわ
ち、この工程では、SRAMの仕様に基づいて、たとえ
ばシリコン基板からなる半導体ウェーハに対して、酸化
・拡散・不純物導入、配線パターン形成、絶縁層形成、
配線層形成などの各ウェーハ処理工程を繰り返して所望
の集積回路を形成する。
【0105】(2)ウェーハレベルバーンイン工程(ス
テップS2)においては、多数の素子が形成された半導
体ウェーハをバーンイン検査(熱負荷検査)する。すな
わち、この工程では、たとえば半導体ウェーハを高温
(たとえば125〜150℃)雰囲気中において、定格
もしくはそれを超える電源電圧を印加して集積回路に電
流を流し、温度および電圧ストレスを加えて将来不良に
到る可能性のあるチップをスクリーニングする。このウ
ェーハレベルバーンイン工程において、後述する分割コ
ンタクタ一体型によるウェーハ全面一括コンタクト方式
の検査装置が用いられる。
【0106】(3)1回目のプローブ検査工程(ステッ
プS3)においては、多数の素子が形成された半導体ウ
ェーハをプローブ検査(導通検査)する。すなわち、こ
の工程では、たとえば半導体ウェーハを高温(たとえば
85〜95℃)雰囲気中において、SRAMへの書き込
みおよび読み出し動作により所定のテストパターンを用
いてメモリ機能を試験し、所定の機能通りに動作するか
否かを確認する機能テストや、入出力端子間のオープン
/ショート検査、リーク電流検査、電源電流の測定など
のDCテスト、メモリ制御のACタイミングを試験する
ACテストなどを行う。なお、この1回目のプローブ検
査工程、後述の2回目のプローブ検査工程においても、
後述する分割コンタクタ一体型によるウェーハ全面一括
コンタクト方式の検査装置を用いることが可能である。
【0107】(4)レーザ救済工程(ステップS4)に
おいては、プローブ検査の結果、不良の素子に対してレ
ーザ光を照射して救済する。すなわち、この工程では、
プローブ検査の結果を解析してSRAMの不良ビットを
見つけ出し、この不良ビットに対応する冗長救済ビット
のヒューズをレーザ光で切断し、冗長救済処理を施して
リペアを行う。
【0108】(5)2回目のプローブ検査工程(ステッ
プS5)においては、レーザ救済後に再び半導体ウェー
ハをプローブ検査(導通検査)する。すなわち、この工
程では、1回目のプローブ検査と同様のテストを行い、
冗長救済処理により不良ビットを冗長救済用ビットに切
り替えることができたことを確認する。
【0109】(6)ウェーハ出荷工程(ステップS6)
においては、レーザ救済後のプローブ検査の結果、良品
の半導体ウェーハをそのまま製品として出荷する。すな
わち、この工程では、SRAMの複数のチップが搭載さ
れた半導体ウェーハを、この半導体ウェーハの状態でユ
ーザに提供することができる。
【0110】(7)MCP組立工程(ステップS7)に
おいては、良品の半導体ウェーハをダイシングしてチッ
プ毎に分離し、このように分離されたチップを組み合わ
せてパッケージ構造にする。すなわち、この工程では、
前記各工程を経て製造されたSRAMのチップと、同じ
ように前処理工程からダイシング工程までを終了して製
造された、たとえばフラッシュメモリのチップとを実装
してMCPとして組み立てる。
【0111】具体的には、SRAMのチップとフラッシ
ュメモリのチップを基板上に搭載するダイボンディング
工程、各チップのパッドと基板上のパッドとをワイヤに
より電気的に接続するワイヤボンディング工程、各チッ
プおよびワイヤの部分を保護するためにレジンによりモ
ールドするレジンモールド工程、外部リードを成形・表
面処理するリード成形工程などを行う。なお、ワイヤボ
ンディングに限らず、フリップチップボンディングなど
も可能である。
【0112】(8)テスタ選別工程(ステップS8)に
おいては、組み立てられたMCPをテスタで選別する。
すなわち、この工程では、たとえば半導体ウェーハのプ
ローブ検査と同様のテストを行い、このMCPの良品/
不良品を選別し、良品のMCPのみを製品として出荷
し、ユーザに提供することができる。
【0113】次に、図2〜図6により、前述したウェー
ハレベルバーンインを行う検査装置の一例を説明する。
図2〜図5は機械的加圧方式の検査装置で、図2は検査
装置の要部の機械的加圧方式のウェーハレベルバーンイ
ンカセットを示す構成図、図3はシリコンコンタクタブ
ロックを示す構成図、図4はシリコンコンタクタの要部
を示す平面図(a)および拡大断面図((b)は(a)
のa−a’切断線の断面図、(c)は(b)に対する変
形時の断面図)、図5はウェーハレベルバーンインカセ
ットの要部を示す断面図である。図6は真空加圧方式の
検査装置で、この検査装置の要部の真空加圧方式のウェ
ーハレベルバーンインカセットを示す構成図である。
【0114】ウェーハレベルバーンインを行う機械的加
圧方式の検査装置は、たとえば図2に示すようにカセッ
ト構造を有し、分割された複数のシリコンコンタクタブ
ロック1と、これらのシリコンコンタクタブロック1を
一体化するガイド枠2と、シリコンコンタクタブロック
1のプローブの高さばらつきを吸収するエラストマ3
と、ガイド枠2に一体化されたシリコンコンタクタブロ
ック1、およびエラストマ3を介し、被検査ウェーハ4
を挟んで上下からパッキングするための上蓋5および下
蓋6などから構成されている。このウェーハレベルバー
ンインカセットの上部には、各シリコンコンタクタブロ
ック1の多層配線基板に電気的に接続され、被検査ウェ
ーハ4をバーンイン検査するためのバーンイン基板7が
設けられている。
【0115】このウェーハレベルバーンインカセット
は、分割コンタクタ一体型方式を採用しているため、分
割したシリコンコンタクタブロック1毎でリペアを行う
ことができることにより低コスト化を図ることが可能と
なっている。たとえば、1個のシリコンコンタクタブロ
ック1で、チップ数=9チップ×4列=36個取りで、
プローブ数=6ピン×36個=216ピン(6ピン/チ
ップ)を実現している。このウェーハレベルバーンイン
カセットでは、1枚の被検査ウェーハ4に対して、この
シリコンコンタクタブロック1がウェーハ全面で、被検
査ウェーハ4のチップ取得数に応じて、たとえば22個
必要となる。
【0116】各シリコンコンタクタブロック1は、たと
えば図3に示すように、テスト用針が複数設けられたシ
リコンコンタクタ(配線・針複合板)11と、シリコン
コンタクタ11に電気的に接続されるセラミック基板
(多層配線基板)12と、シリコンコンタクタ11とセ
ラミック基板12とを接着するACF(Anisotr
opic Conductive Film)13と、
セラミック基板12とバーンイン基板7とを電気的に接
続するコネクタ14と、これらを上部から覆うカバー1
5などから構成されている。コネクタ14には、バーン
イン基板7に電気的に接続するためのFPC(Flex
ible Printed Circuit)ケーブル
16が接続される。
【0117】各シリコンコンタクタブロック1のシリコ
ンコンタクタ11は、被検査ウェーハ4の複数のチップ
とコンタクトを取る部材であり、たとえば被検査ウェー
ハ4と熱膨張係数が同じ材料であるシリコン基板から形
成されている。このシリコンコンタクタ11の表面(図
3では下側)には、たとえば図4(a)に示すように、
プローブ(テスト針)17とこのプローブ17を支持す
る梁18からなる複数(たとえば36個のチップに対応
した216ピンのプローブ数)のプローブ部(テスト針
部)が設けられている。この各プローブ17は、被検査
ウェーハ4の各チップの検査用パッドに電気的に接触す
る突起形状からなり、たとえば異方性エッチングなどの
マイクロマシニング技術によりピラミッド状に形成され
ている。さらに、このプローブ17の周囲の梁18の部
分は、機械的加圧方式による圧力により、たとえば図4
(b)の状態から図4(c)のように変形可能となって
おり、この変形状態においてプローブ17が所定の圧力
で被検査ウェーハ4の各チップの検査用パッドに均一に
接触される。
【0118】また、シリコンコンタクタ11の表面およ
び裏面には、たとえばAu、Cu、Ni、Rh、Pdな
どの組み合わせからなるめっきによる配線層が形成さ
れ、この表面の配線層と裏面の配線層の配線パターン間
はスルーホールを通じて電気的に接続可能となってい
る。たとえば図4に示すように、シリコンコンタクタ1
1のプローブ17の突起部は、表面の配線層の配線パタ
ーン33,33a、表面から裏面に貫通するスルーホー
ル34、裏面の配線層の配線パターン35,35aを通
じてパッド36に電気的に接続されている。このシリコ
ンコンタクタ11の表面は、プローブ17の突起部が露
出するような形で絶縁膜37で覆われている。なお、表
面および裏面の配線パターン33,33a,35,35
aは、たとえば図4(a)に示すように、信号ラインの
配線パターン33,35に比べて電源、グランドライン
の配線パターン33a,35aが太い配線幅となってい
る。また、たとえば図4(b)に示すように、表面およ
び裏面の配線パターン33(33a),35(35a)
において、プローブ17の突起部は薄いめっき厚で、他
の部分は抵抗値を低くするためにそれに比べて太いめっ
き厚となっている。
【0119】セラミック基板12は、セラミック基材か
らなる多層配線層構造の基板部材であり、1個のシリコ
ンコンタクタ11の複数(たとえば36個)のチップに
対応した多数の配線が引き回されており、また複数のチ
ップからの入力信号を集束(たとえば1/10)できる
構造となっている。また、セラミック基板12の表面
(図3では上側)には、たとえば図3に示すように、電
源変動および雑音に対する保護用のチップ抵抗19、チ
ップコンデンサ20などが実装され、またコネクタ14
も実装可能となっている。このセラミック基板12は、
チップ抵抗19、チップコンデンサ20、コネクタ14
などが実装される、図示しない、ランドから、配線パタ
ーン、スルーホールを通じて裏面のパッドに電気的に接
続されている。このセラミック基板12の裏面のパッド
は、このセラミック基板12の裏面に接着されたACF
13を介してシリコンコンタクタ11のパッド36に電
気的に接続され、これによりシリコンコンタクタ11の
プローブ17から、セラミック基板12、コネクタ1
4、FPCケーブル16を通じてバーンイン基板7まで
電気的に接続される。
【0120】カバー15は、シリコンコンタクタブロッ
ク1を覆う部材であり、セラミック基板12に接着さ
れ、補強の役目をはたす。このカバー15には、たとえ
ば図3に示すように、セラミック基板12のコネクタ1
4に接続されるFPCケーブル16の通し穴21が形成
され、また内部にチップ抵抗19、チップコンデンサ2
0の逃げ空間(図示せず)も形成されている。さらに、
カバー15にはねじ穴22が形成され、このカバー15
とセラミック基板12、ACF13、シリコンコンタク
タ11とが接着されて一体となった状態で、エラストマ
3を介して、上蓋5の上部から挿入してカバー15のね
じ穴22に螺合される吊りねじ(位置決め機構)23に
より位置決めされるようになっている。
【0121】前記ウェーハレベルバーンインカセットの
ガイド枠2は、分割されたシリコンコンタクタブロック
1を一体化し、水平方向の位置を固定する部材であり、
被検査ウェーハ4と熱膨張係数が近い材料である、たと
えば42アロイまたはニッケル合金などから形成されて
いる。たとえば図2に示すように、このガイド枠2の複
数に区切られた各枠内に、分割された各シリコンコンタ
クタブロック1が位置決めされ、それぞれ個別に上下方
向に独立して動く状態で収納される。これにより、分割
コンタクタ一体型によるウェーハ全面一括コンタクト方
式が実現される。
【0122】エラストマ3は、シリコンコンタクタブロ
ック1のプローブの高さばらつきを吸収する部材であ
り、高分子材料、たとえばシリコンゴムから形成されて
いる。このエラストマ3によって、ガイド枠2に一体化
されたシリコンコンタクタブロック1はそれぞれ独立に
動くことができるので、各シリコンコンタクタ11のプ
ローブ17の高さばらつきが吸収される。
【0123】上蓋5および下蓋6は、ウェーハレベルバ
ーンインカセットを上下からパッキングするための部材
であり、たとえばSUSまたはアルミなどから形成され
ている。たとえば図2に示すように、この上蓋5および
下蓋6によって、被検査ウェーハ4を挟み、この被検査
ウェーハ4の上部にガイド枠2に一体化されたシリコン
コンタクタブロック1、およびエラストマ3を介して上
側および下側からパッキングされる。この上蓋5および
下蓋6は、上蓋5の上部から挿入して下蓋6に螺合され
る固定ねじ(位置決め機構)24で位置決めできるよう
になっている。また、下蓋6は、内側面がフラットにな
っており、被検査ウェーハ4の反りやうねりをならすよ
うに吸着するための真空保持穴25、真空保持溝26、
マイクロカプラ28などからなる真空吸着機構と、温度
条件を制御するための面ヒータ29、温度センサ30、
これらの接点31およびコネクタ32などからなる温度
制御機構が装着されている。
【0124】バーンイン基板7は、シリコンコンタクタ
ブロック1の各セラミック基板12に接続されるととも
に、図示しないバーンイン装置に接続されている。バー
ンイン検査では、バーンイン装置からテスト制御信号が
供給され、このテスト結果信号を取得することでテスト
が行われる。また、バーンイン基板7には、過電流遮断
回路(図示せず)などが設けられ、被検査ウェーハ4の
各チップ毎の過電流が遮断され、不良チップの切り離し
やラッチアップの発生が抑制されている。
【0125】以上のような機械的加圧方式の検査装置を
用いてウェーハレベルバーンインを行う場合には、ウェ
ーハレベルバーンインカセットの上蓋5と下蓋6によ
り、ガイド枠2に一体化されたシリコンコンタクタブロ
ック1、エラストマ3、被検査ウェーハ4をパッキング
した状態で、個別に動く各シリコンコンタクタブロック
1を機械的に加圧して、このシリコンコンタクタ11の
各プローブ17を被検査ウェーハ4の各チップの各検査
用パッドに所定の圧力で均一に接触させる。そして、ウ
ェーハレベルバーンインのテスト制御信号を、バーンイ
ン装置からバーンイン基板7、各セラミック基板12を
介して被検査ウェーハ4の各チップに供給し、このテス
ト結果信号を、被検査ウェーハ4の各チップからセラミ
ック基板12、バーンイン基板7を介してバーンイン装
置で取得することにより、将来不良に到る可能性のある
チップをスクリーニングすることができる。
【0126】この際に、ウェーハレベルバーンインカセ
ット内では、被検査ウェーハ4は、真空保持穴25、真
空保持溝26、マイクロカプラ28などからなる真空吸
着機構によって反りやうねりをならすように下蓋6に吸
着した後、機械的加圧でパッキングされており、また上
蓋5に設けられた接点31と下蓋6に設けられたコネク
タ32との接続によって面ヒータ29、温度センサ30
などからなる温度制御機構が動作し、被検査ウェーハ4
の温度条件を制御することができる。さらに、ウェーハ
レベルバーンイン時の高温条件に対しても、被検査ウェ
ーハ4とシリコンコンタクタ11は同じように熱膨張
し、またガイド枠2も被検査ウェーハ4に近い熱膨張と
なるので、シリコンコンタクタ11の各プローブ17と
被検査ウェーハ4の各チップの各検査用パッドとのアラ
イメント精度も十分に得ることができる。
【0127】また、前記のような機械的加圧方式の検査
装置に対して、真空加圧方式の検査装置は、シリコンコ
ンタクタをブロック構成とすることなく、たとえば図6
に示すような構成となっている。すなわち、真空加圧方
式の検査装置は、分割された複数のシリコンコンタクタ
11aと、これらのシリコンコンタクタ11aを一体化
するガイド枠2aと、ガイド枠2aに一体化されたシリ
コンコンタクタ11aに電気的に接続される電極突起部
を持ったFPC多層基板12aと、FPC多層基板12
a、およびガイド枠2aに一体化されたシリコンコンタ
クタ11aを介し、被検査ウェーハ4を挟んでマイクロ
カプラ28aから真空引きにより減圧し、大気圧でパッ
キングするための上蓋5aおよび下蓋6aなどから構成
されている。この真空加圧方式では、上蓋5aと下蓋6
aの間に真空密閉パッキン27が介在される。この構成
においても、シリコンコンタクタ11a、ガイド枠2a
などは機械的加圧方式と同様の機能を有し、またFPC
多層基板12aはセラミック基板12と同じような機能
を持っている。
【0128】この真空加圧方式の検査装置を用いてウェ
ーハレベルバーンインを行う場合にも、機械的加圧方式
と同様に、ウェーハレベルバーンインカセットの上蓋5
aと下蓋6aにより、ガイド枠2aに一体化されたシリ
コンコンタクタブロック11a、FPC多層基板12
a、被検査ウェーハ4をパッキングした状態で、個別に
動く各シリコンコンタクタ11aを大気圧により加圧し
て、このシリコンコンタクタ11aの各プローブ17を
被検査ウェーハ4の各チップの各検査用パッドに所定の
圧力で均一に接触させ、テスト制御信号の供給に対する
テスト結果信号を取得することで、将来不良に到る可能
性のあるチップをスクリーニングすることができる。
【0129】次に、図7〜図9により、分割コンタクタ
一体型によるウェーハ全面一括コンタクト方式によるウ
ェーハレベルバーンインを詳細に説明する。図7は被検
査ウェーハの各チップを示す概略ブロック図、図8は1
個のシリコンコンタクタを示す説明図、図9はシリコン
コンタクタとチップとの関係を示す説明図である。
【0130】被検査ウェーハ4の各チップ41は、たと
えば図7に示すように、メモリ回路42の他にウェーハ
レベルバーンイン用BIST(Built−in Se
lfTest)回路43を有し、このBIST回路43
にはレジスタ回路44、コントロール回路45、カウン
タ回路46、デコーダ回路47などが設けられている。
このBIST回路43の検査用パッド48として、ウェ
ーハレベルバーンイン用クロック信号、テストモードセ
ット用信号、ウェーハレベルバーンインエントリー信
号、入出力信号、電源およびグランドの6ピンが割り当
てられている。この6ピンの検査用パッド48は、チッ
プ41の周辺の1辺または2辺(1辺の方が望ましい)
に分離されて、実際には他のパッドを挟んである程度の
間隔をあけて配置されている。
【0131】このウェーハレベルバーンイン用BIST
回路43は、ウェーハレベルバーンイン用クロック信号
に同期してレジスタ回路44、コントロール回路45、
カウンタ回路46が動作する。ウェーハレベルバーンイ
ン動作は、テストモードセット用信号、ウェーハレベル
バーンインエントリー信号の入力により開始し、入力信
号としてレジスタ回路44に入力されたテストデータを
用い、コントロール回路45の制御に基づいて、カウン
タ回路46によりアドレスをインクリメントしながら、
デコーダ回路47でテストパターンにデコードしてメモ
リ回路42のバーンイン検査を行う。このバーンイン検
査の結果、メモリ回路42の良/不良の判別信号は判定
回路49を介して出力信号として出力される。また、出
力信号として、カウンタ回路46のキャリー信号がバー
ンイン動作確認用の信号として出力される。
【0132】また、各シリコンコンタクタ11(11a
を含む)は、たとえば図8に示すように、1個のシリコ
ンコンタクタ11が被検査ウェーハ4の複数のチップ単
位に相当し、たとえば36個のチップ41に対応した2
16ピンのプローブを有する大きさに形成されている。
すなわち、ウェーハレベルバーンイン用BIST回路4
3を内蔵することで、チップ数=9チップ×4列=36
個取りで、プローブ数=6ピン×36個=216ピン
(6ピン/チップ)を実現している。このシリコンコン
タクタ11が被検査ウェーハ4のチップ取得数に応じ
て、たとえば22個で1枚の被検査ウェーハ4に対応で
きるようになっている。
【0133】このシリコンコンタクタ11(11aを含
む)とチップ41との関係は、たとえば図9に示すよう
に、シリコンコンタクタ11の分割エリア50がチップ
毎のスクライブエリア51と位置がずれている。すなわ
ち、シリコンコンタクタ11の縁とチップ41の縁とは
位置がずれるようになっており、図9において垂直方向
はチップ41のほぼ中心線上にシリコンコンタクタ11
の縁が位置し、水平方向ではチップ41の検査用パッド
48と縁との間にシリコンコンタクタ11の縁が位置す
るような設計となっている。
【0134】以上のようなシリコンコンタクタ11(1
1aを含む)とチップ41との関係において、1枚のシ
リコンコンタクタ11の各プローブ17を複数単位の各
チップ41の検査用パッド48に電気的に接触させ、各
チップ41に対してウェーハレベルバーンイン用クロッ
ク信号、テストモードセット用信号、ウェーハレベルバ
ーンインエントリー信号、テストデータなどをテスト制
御信号として供給し、良/不良の判別信号をテスト結果
信号として取得することにより、各チップ毎に将来不良
に到る可能性があるか否かを判定することができる。
【0135】従って、本実施の形態によれば、以上のよ
うなウェーハレベルバーンインを行う検査装置の構成、
分割コンタクタ一体型によるウェーハ全面一括コンタク
ト方式を採用することにより、以下のような効果を得る
ことができる。
【0136】(1)1枚の被検査ウェーハ4に対して複
数に分割されたシリコンコンタクタ11(11a)の製
造歩留まりは、一体物コンタクタに比べて格段に向上で
きる。すなわち、ウェーハ全面一括コンタクト方式には
電気的なプローブとパッドが必要であり、ウェーハ全面
にコンタクトする一体物を製作することは難しく、歩留
まりは悪く、製造コストは高くなる。それを分割して小
さくすれば、その分製作し易くなり、歩留まりは上が
り、製造コストは低くなる。
【0137】(2)一体物コンタクタは、配線の引き出
しを考慮すると被検査ウェーハ4以上の大きさにならざ
るをえず、被検査ウェーハ4の大口径化に伴い、製造設
備を大型にしていく必要がある。それに対して分割され
たシリコンコンタクタ11(11a)は、被検査ウェー
ハ4の大きさに左右されないため、コンタクタの製造コ
ストを低減できる。すなわち、被検査ウェーハ4は、た
とえば8インチから12インチに大きくなる傾向にあ
り、その際、12インチ用のウェーハ全面一括コンタク
ト方式は、一体物の場合は新たな設備を含めた技術開発
が必要になるが、分割コンタクト方式では8インチ以下
の古い設備を利用できる。
【0138】(3)ウェーハ全面一括コンタクタとして
シリコンコンタクタ11(11a)を使用する場合に
は、シリコンコンタクタ11(11a)の製造設備とし
てLSIの最先端の設備を使用することは考えられず、
またシリコンコンタクタ11(11a)の加工精度は旧
設備で十分であるため、本実施の形態の分割コンタクタ
一体型方式は必須となる。すなわち、シリコンコンタク
タ11(11a)は、たとえば±2〜±5μm程度の加
工精度で良く、LSI製造のような微細加工精度は必要
とされないが、被検査ウェーハ4に合わせた一体物のウ
ェーハ全面一括コンタクタを製作する場合は、同様な拡
散やエッチングなどの前工程設備が必要になってしま
う。それを分割コンタクタ一体型方式にすることにより
解決できる。また、LSI製造工程で古くなった設備を
シリコンコンタクタ11(11a)の製造設備として活
用可能になるため、製造コストが低減できる。
【0139】(4)分割されたシリコンコンタクタ11
(11a)は個別にリペア可能となるため、製造コスト
やメンテナンス費用を低減できる。すなわち、分割コン
タクト方式はリペアが可能となるため、製造工程でのバ
ーンインカセットの不良再生も可能となり、また量産ラ
インで使用中の故障修理も分割されたコンタクタ単位に
可能となる。
【0140】(5)分割されたシリコンコンタクタ11
(11a)にすることにより、被検査ウェーハ4の反り
やうねりに倣わせ易くなる。すなわち、分割されたシリ
コンコンタクタ11(11a)は一体化した際、個別に
動くことが可能であり、被検査ウェーハ4の反りやうね
りに対して独立して倣わせることができる。
【0141】(6)分割されたシリコンコンタクタ11
(11a)によるウェーハ全面一括コンタクタをウェー
ハレベルバーンイン用として使用する場合には、高温時
の熱膨張に対して、シリコンコンタクタ11(11a)
が最適である。すなわち、バーンイン時の温度条件に対
しても、被検査ウェーハ4とシリコンコンタクタ11
(11a)は同じように熱膨張するので、ウェーハ全面
へのプローブのアライメント精度が十分に得られる。さ
らに、ガイド枠2も被検査ウェーハ4に近い熱膨張とな
るので、位置合わせ精度の許容範囲内に抑えることがで
きる。
【0142】(7)分割されたシリコンコンタクタ11
(11a)用のガイド枠2は、被検査ウェーハ4のスク
ライブエリア51の縮小化傾向に関係なく、大きく取れ
る。すなわち、分割コンタクト方式は一体化するための
ガイド枠2が必要になるが、ガイド枠2の寸法がスクラ
イブエリア51の寸法に制約されずに広く取れる。ま
た、被検査ウェーハ4のチップ取得数向上のため、スク
ライブエリア51は小さくなる傾向にあるが、問題なく
対応できる。さらに、分割されたシリコンコンタクタ1
1(11a)の大きさや切り出し精度は、スクライブエ
リア51に制約されずに設計自由度が大きく取れる。
【0143】(8)被検査ウェーハ4の各チップ41に
は、ウェーハレベルバーンイン用のBIST回路43を
設けているので、検査用パッド48の数を減らしたり、
検査用パッド48の配置を最適化することができる。す
なわち、各チップ41の内部でテストパターンを発生す
るので、外部からの入出力パッド数を最小限に抑えるこ
とができ、この結果、シリコンコンタクタ11(11
a)のプローブ17も最小限の数となる。
【0144】以上、本発明者によってなされた発明をそ
の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前
記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0145】たとえば、前記実施の形態においては、分
割コンタクタ一体型によるウェーハ全面一括コンタクト
方式としてシリコンコンタクタを使用する場合を説明し
たが、用途に応じてシリコンコンタクタの代わりに、シ
リコンメンブレンシートなどを使用することも可能であ
る。さらに、シリコンコンタクタのプローブを被検査ウ
ェーハに所定の圧力で接触させる場合には、真空に限ら
ず、減圧状態で加圧してシリコンコンタクタのプローブ
を被検査ウェーハに接触させることも可能である。
【0146】また、ウェーハレベルバーンインのカセッ
ト構造についても、前述した例に限定されるものではな
く、少なくとも1枚の被検査ウェーハに対して複数に分
割されているシリコンコンタクタを有する構造であれば
よい。さらに、1枚の被検査ウェーハに対するシリコン
コンタクタの分割数や、1個のシリコンコンタクタで対
応できるチップ数などは、種々変更可能であることはい
うまでもない。
【0147】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその属する技術分野であるSRAMの
ウェーハレベルバーンインに適用した場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、たとえばDR
AM、フラッシュメモリなどのメモリLSIや、ロジッ
クLSIなどに適用することも可能であり、さらにウェ
ーハ出荷品、MCP製品などの半導体製品を始め、ウェ
ーハレベルバーンイン全般に広く応用することができ
る。
【0148】さらに、本発明は、ウェーハレベルバーン
インに適用されるだけでなく、一般のバーンイン検査や
プローブ検査まで適用可能であり、この場合にもウェー
ハレベルバーンインに適用した場合と同様の効果を得る
ことができる。
【0149】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0150】すなわち、本発明の半導体集積回路装置の
検査装置および製造方法によれば、バーンイン検査やプ
ローブ検査に適用可能であり、特にウェーハレベルバー
ンインにおいて、分割コンタクタ一体型方式を採用し、
この分割されたコンタクタをウェーハ全面に均一にコン
タクトさせるとともに、分割したコンタクタ毎のリペア
を可能とし、また分割したコンタクタの歩留まりが向上
することによって製造コストを低減し、低コスト化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の半導体集積回路装置の
製造方法を示すフロー図である。
【図2】本発明の一実施の形態のウェーハレベルバーン
インを行う検査装置において、機械的加圧方式のウェー
ハレベルバーンインカセットを示す構成図である。
【図3】本発明の一実施の形態のウェーハレベルバーン
インを行う検査装置において、シリコンコンタクタブロ
ックを示す構成図である。
【図4】(a),(b),(c)は本発明の一実施の形
態のウェーハレベルバーンインを行う検査装置におい
て、シリコンコンタクタの要部を示す平面図および拡大
断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態のウェーハレベルバーン
インを行う検査装置において、ウェーハレベルバーンイ
ンカセットの要部を示す断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態のウェーハレベルバーン
インを行う検査装置において、真空加圧方式のウェーハ
レベルバーンインカセットを示す構成図である。
【図7】本発明の一実施の形態のウェーハレベルバーン
インにおいて、被検査ウェーハの各チップを示す概略ブ
ロック図である。
【図8】本発明の一実施の形態のウェーハレベルバーン
インにおいて、1個のシリコンコンタクタを示す説明図
である。
【図9】本発明の一実施の形態のウェーハレベルバーン
インにおいて、シリコンコンタクタとチップとの関係を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 シリコンコンタクタブロック 2,2a ガイド枠 3 エラストマ 4 被検査ウェーハ 5,5a 上蓋 6,6a 下蓋 7 バーンイン基板 11,11a シリコンコンタクタ 12 セラミック基板 12a FPC多層基板 13 ACF 14 コネクタ 15 カバー 16 FPCケーブル 17 プローブ 18 梁 19 チップ抵抗 20 チップコンデンサ 21 通し穴 22 ねじ穴 23 吊りねじ 24 固定ねじ 25 真空保持穴 26 真空保持溝 27 真空密閉パッキン 28,28a マイクロカプラ 29 面ヒータ 30 温度センサ 31 接点 32 コネクタ 33,33a 配線パターン 34 スルーホール 35,35a 配線パターン 36 パッド 37 絶縁膜 41 チップ 42 メモリ回路 43 ウェーハレベルバーンイン用BIST回路 44 レジスタ回路 45 コントロール回路 46 カウンタ回路 47 デコーダ回路 48 検査用パッド 49 判定回路 50 分割エリア 51 スクライブエリア
フロントページの続き (72)発明者 長谷部 昭男 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 和田 雄二 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 河野 竜治 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 清藤 彰 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 本山 康博 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 2G011 AA09 AB06 AC21 AE03 AF07 2G032 AA00 AB02 AF02 AL00 AL03 4M106 AA01 AA08 AB07 AC07 BA01 BA14 CA01 CA27 CA56 CA60 DD04 DD06 DD09 DD10 DH02 DH44 DH46 DJ17 DJ32 DJ38

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の構成を含む半導体集積回路装置の
    検査装置: (a)複数の半導体集積回路装置が形成されたウェーハ
    の第1の主面上に設けられた複数の端子部に、接触して
    電気的試験を行うための複数のテスト針部; (b)前記複数のテスト針部に接続された単層または複
    数層の第1の配線層; (c)前記複数のテスト針部の各先端が、第1の主面側
    に向けて突出するように前記複数のテスト針部を保持す
    るとともに、前記第1の配線層をそれぞれが含む複数の
    配線・針複合板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置の検
    査装置において、 前記複数の配線・針複合板の各は、前記ウェーハの前記
    第1の主面上に形成された複数のチップ領域を測定でき
    るように前記テスト針部が配置されていることを特徴と
    する半導体集積回路装置の検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体集積回路装置の検
    査装置において、 前記ウェーハの前記第1の主面上に形成された複数のチ
    ップ領域の内の第1のチップ領域の複数の端子が、前記
    複数の配線・針複合板の内の第1および第2の配線・針
    複合板の両方のテスト針と接触して測定できるように前
    記テスト針部が配置されていることを特徴とする半導体
    集積回路装置の検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体集積回路装置の検
    査装置において、 前記複数の配線・針複合板の数は4またはそれ以上であ
    ることを特徴とする半導体集積回路装置の検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の半導体集積回路装置の検
    査装置において、 前記複数の配線・針複合板の数は9またはそれ以上であ
    ることを特徴とする半導体集積回路装置の検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体集積回路装置の検
    査装置において、 前記複数の配線・針複合板の各が担当する被測定チップ
    領域の数は9またはそれ以上であることを特徴とする半
    導体集積回路装置の検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の半導体集積回路装置の検
    査装置において、 前記複数の配線・針複合板の各が担当する被測定チップ
    領域の数は16またはそれ以上であることを特徴とする
    半導体集積回路装置の検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の半導体集積回路装置の検
    査装置において、 前記複数の配線・針複合板は、シリコンを主要な成分と
    する板状部材を主要な構成要素としていることを特徴と
    する半導体集積回路装置の検査装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体集積回路装置の検
    査装置において、 前記ウェーハは、シリコンを主要な成分とする板状部材
    を主要な構成要素としていることを特徴とする半導体集
    積回路装置の検査装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の半導体集積回路装置の
    検査装置において、 前記電気的試験は、バーンインテストであることを特徴
    とする半導体集積回路装置の検査装置。
  11. 【請求項11】 以下の工程を含む半導体集積回路装置
    の製造方法: (a)複数の半導体集積回路装置が形成されたウェーハ
    の第1の主面上に設けられた複数の端子部に、接触して
    電気的試験を行うための複数のテスト針部、前記複数の
    テスト針部に接続された単層または複数層の第1の配線
    層、前記複数のテスト針部の各先端が、第1の主面側に
    向けて突出するように前記複数のテスト針部を保持する
    とともに、前記第1の配線層をそれぞれが含む複数の配
    線・針複合板を用意する工程; (b)前記複数の配線・針複合板の各の前記複数のテス
    ト針部を、前記ウェーハの前記第1の主面上に形成され
    た複数のチップ領域の前記複数の端子部に接触して前記
    複数のチップ領域の電気的試験を行う工程。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、 前記電気的試験は、バーンインテストであることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 以下の工程を含む半導体集積回路装置
    の製造方法: (a)複数の半導体集積回路装置が形成されたウェーハ
    の第1の主面上に設けられた複数の端子部に、接触して
    電気的試験を行うための複数のテスト針部、前記複数の
    テスト針部に接続された単層または複数層の第1の配線
    層、前記複数のテスト針部の各先端が、第1の主面側に
    向けて突出するように前記複数のテスト針部を保持する
    とともに、前記第1の配線層をそれぞれが含む複数の配
    線・針複合板を用意する工程; (b)前記ウェーハの前記第1の主面上に形成された複
    数のチップ領域の内の第1のチップ領域の複数の端子
    に、前記複数の配線・針複合板の内の第1および第2の
    配線・針複合板の両方の前記複数のテスト針部のテスト
    針を接触して電気的試験を行う工程。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、 前記電気的試験は、バーンインテストであることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 以下の工程を含む半導体集積回路装置
    の製造方法: (a)複数の半導体集積回路装置が形成されたウェーハ
    の第1の主面上に設けられた複数の端子部に、接触して
    電気的試験を行うための複数のテスト針部、前記複数の
    テスト針部に接続された単層または複数層の第1の配線
    層、前記複数のテスト針部の各先端が、第1の主面側に
    向けて突出するように前記複数のテスト針部を保持する
    とともに、前記第1の配線層をそれぞれが含む複数の配
    線・針複合板を用意する工程; (b)前記複数の配線・針複合板の各の前記複数のテス
    ト針部を、前記ウェーハの前記第1の主面上に形成され
    たBIST回路を有する複数のチップ領域の前記複数の
    端子部に接触して前記複数のチップ領域の電気的試験を
    行う工程。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、 前記電気的試験は、バーンインテストであることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 以下の工程を含む半導体集積回路装置
    の製造方法: (a)複数の半導体集積回路装置が形成されたウェーハ
    の第1の主面上に設けられた複数の端子部に、接触して
    電気的試験を行うための複数のテスト針部、前記複数の
    テスト針部に接続された単層または複数層の第1の配線
    層、前記複数のテスト針部の各先端が、第1の主面側に
    向けて突出するように前記複数のテスト針部を保持する
    とともに、前記第1の配線層をそれぞれが含む複数の配
    線・針複合板を用意する工程; (b)前記複数の配線・針複合板の各の前記複数のテス
    ト針部を真空または減圧により加圧して、前記ウェーハ
    の前記第1の主面上に形成された複数のチップ領域の前
    記複数の端子部に接触して前記複数のチップ領域の電気
    的試験を行う工程。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、 前記電気的試験は、バーンインテストであることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
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