JP3878449B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法に係わり、半導体装置の検査工程を簡略化、効率化した半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の製造過程において、特に検査工程で用いる検査装置については、例えば、特開平7−7052号公報に単結晶Si(シリコン)からなる片持ち梁構造の表面に導通用の金属皮膜を形成し、これらを導通配線パターンを形成した絶縁基板で保持して電気的特性測定用プローブとしたものが開示されている。特開2001−56344号公報にフィルム状プローブユニットは、複数の配線をシート状部材に形成し、このプローブユニットは、矩形をした複数のプローブ領域をマトリクス状に有し、各プローブユニットが単一基板上に固定されているものが開示されている。特開2001−7165号公報には、絶縁物ボードと、複数のバンプが配設され、被測定用ウェハと同様の材質からなるプローブカードウェハとを備え、プローブカードウェハには、被測定用ウェハを真空吸着するために、被測定用ウェハとプローブカードウェハとの間をシールするスペーサと、真空引きのためのウェハ貫通孔を形成したものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開平7−7052号公報に開示された構成では、プローブ数の多数化を図ろうとすると、各配線の形成領域の確保が困難となる。配線が梁のプローブ(突起)からこのプローブが形成されている面(表面)を通って、プローブを形成する基板(一例として単結晶Si)の外周側面に形成されて二次電極に到達せねばならず、その間に存在する他の配線や素子を回避する必要があるからである。
【0004】
また、特開2001−56344号公報或いは特開2001−7165号公報に開示された構成では、多数のプローブを配置する構成が開示されているが、基板とウエハとの反りなどがあった場合等であっても、全体として良好なコンタクト或いは導通を図る構造について開示されておらず、また、各プローブユニットを基板に具体的に支持固定する方法等について開示がなされていない。
【0005】
例えば、このように、この位置精度がプローブユニット間で相対的に不十分だと、被検ウェハのパッドにプローブがコンタクトできないといった不都合を生じる恐れがある。 また、各プローブユニットは常に単一の基板(16)に実質固定される構造においては、全体構造を構成する上で基板の製造コストが莫大になるおそれがある。、さらに例えばひとつでもプローブから外部システムまでの配線系に故障が生じると、検査装置の性質上これらを全て取り替えねばならず、そのリペアにも莫大な費用を投じる必要がある。さらに、本発明において後述するような、面積(直径)の大きなウェハ中の広い面積をカバーしようとしたときに、基板とウェハとの反りを吸収できず、特定の場所では均一なコンタクトがなされないといった性能的な不都合を生じるおそれがあるので対応を図る必要がある。
【0006】
本発明の目的は、これらの問題点を解決し、ひとつの検査装置内に、例えば被検ウェハの全面積などといった広い面積を一括にカバーするに十分な数のプローブを配置し、ならびにそれらを良好に被検ウェハに対してコンタクトさせることができる半導体検査工程を実施して、簡略・効率的に半導体装置を製造できる半導体製造装置の製造法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、半導体装置の製造方法であって、ウエハの一主面に半導体装置を形成する形成工程、前記ウエハに形成された半導体装置の不良を検査する検査工程とを有し、前記検査工程は、被検査半導体装置の検査電極に接触するプローブを複数備え、前記プローブと電気的に接続し前記プローブの反対側面に配置される二次電極と、を備えた複数のコンタクタを有する複数のコンタクタユニットと、前記コンタクタユニットと導通装置により電気的に連絡される電極が形成された基板と、前記複数のコンタクタユニットを収納し、前記コンタクタユニットの外周端を含む領域で前記コンタクタユニットを上下方向に可動的に設置する位置決め枠と、前記位置決め枠を上下方向に可動的に設置する位置決め枠支持構造とを有し、前記コンタクタユニットが前記被検査半導体装置に接触した際に前記コンタクタと前記位置決め枠の間の位置変動を許容しうるよう形成された検査装置を前記半導体装置の検査電極に接触させることにより行う工程を含むことを特徴とする。
【0012】
または、半導体装置の製造方法であって、ウエハの一主面に半導体装置を形成する形成工程、前記ウエハに形成された半導体装置の不良を検査する検査工程とを有し、前記検査工程は、被検査半導体装置の検査電極に接触するプローブを複数備え、前記プローブと電気的に接続し前記プローブの反対側面に配置される二次電極と、を備えたコンタクタを有する複数のコンタクタユニットと、前記コンタクタユニットと導通装置により電気的に連絡される電極が配置された基板と、を有し、前記導通装置は、前記被検査半導体装置に前記プローブが接触していない状態で、前記導通装置と前記基板上の電極或いは前記コンタクタ上の二次電極との間に間隙を有し、前記被検査半導体装置に前記プローブが接触している状態で、前記導通装置は前記コンタクタと前記基板とを電気的に連絡するように構成する。
【0017】
または、半導体装置の製造方法であって、ウエハの一主面に半導体装置を形成する形成工程、前記ウエハに形成された半導体装置の不良を検査する検査工程とを有し、前記検査工程は、被検査半導体装置の検査電極に接触するプローブを複数備え、前記プローブと電気的に接続し前記プローブの反対側面に配置される二次電極と、を備えたコンタクタを有する複数のコンタクタユニットと、を有し、前記コンタクタユニットの外側端部に形成される第一のプローブに対応する前記二次電極或いは前記貫通孔は前記プローブに対して第一の相対位置に配置され、前記外側端部に形成される前記プローブより内側に形成される第二のプローブに対応する前記二次電極或いは前記貫通孔は前記プローブに対して第二の相対位置に配置されるよう形成された検査装置を前記半導体装置の検査電極に接触させることにより行う工程を含むことを特徴とする。
【0018】
また、前記半導体装置の製造方法において、前記第一のプローブの前記貫通孔或いは前記二次電極は、プローブに対して片側、或いは前記コンタクタユニットの外側端と反対側及び前記コンタクタユニットの外側端と隣接する側に形成され、前記第二のプローブの前記貫通孔或いは前記二次電極は、プローブに対して両側に配置されることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、それぞれ図を用いて説明する。
【0023】
まず、半導体装置の製造方法について、図を用いながら以下に概要を説明する。
【0024】
半導体装置の製造工程は、いわゆる前工程と呼ばれる、ウェハ上へ多数のLSI(狭義には異なるが、本文中では以下、チップと記す)を形成する工程と、これらチップに対する各種の検査工程と、各チップを最終的な製品形態に仕上げる組立工程とに大別できる。以下、それらを詳細に説明する。
▲1▼前工程
前工程を図2を用いて説明する。この図2は、チップが形成された様子を示すウェハの外観図である。この前工程は、例えば、直径20cm、あるいは30cm程度のSiウェハ1aの表面に多数のチップ1bを形成する工程である。この前工程は、さらに多くの工程に細別されるが、ここではその詳細は省略する。
【0025】
この前工程を実行した結果、ウェハ表面には数百程度のチップ1bが形成される。
【0026】
ここで、各チップの表面には、電源、グランド、各種シグナルなどのパッド(電極)1c群が形成・配置される。このパッド1cについて、図3を用いて説明する。
【0027】
図3は、図2に示したチップ1bのうちのひとつを取り出して拡大した外観斜視図である。図3において。各パッド1cはチップ1b中の配線の一部を表面に露出させたものであり、最表層には通常アルミニウム、金、などを主材とする材質が用いられる。各パッド1cの寸法は通常、一辺長が数十ないし百数十μm程度であり、また、配列のピッチも数十ないし百数十μm程度である。これらパッド1cは、後の組立工程の段階で必要に応じ半導体装置の外部端子に接続される。
【0028】
図4および図5は、ウェハ1a内のチップおよびパッドのレイアウト例を示したものである。図4では、図2および図3で説明したと同様に、チップ1bの長手方向に実質一列にパッド1c群がレイアウトされている。一方、図5では、パッド1cがチップ1bの周縁部全体にレイアウトされている。
▲2▼検査工程
この検査工程は、ウェハ1a上に形成した各チップ1bの基本的特性および最終的な実性能を検査する工程である。また、さらにはチップ1bの潜在不良を加速的に選別し摘出する工程である。行われる検査の段階、性質、内容等から、これらはウェハテスト、選別、バーンイン等、種々の名称が存在する。またこれら各々の検査工程は、通常70℃ないし120℃程度の比較的高温中で行われる場合が多い。
▲3▼組立工程
組立工程は、ウェハ1a内の各チップ1bを個々の単位に切断し、必要に応じてリードフレームへの接合や外周の樹脂封止、およびリードフレームの成形等、いわゆる組立を行って半導体装置の製品としての構造・形態を形成する工程である。
【0029】
ここでは、上記した検査工程、組立工程が、その順序で行われるように記したが、実際には、また近年の半導体装置製品の多様化を受けて、その順序は一様ではなく、例えば検査工程、組立工程の順序が逆転する場合、あるいはそれら各工程の項で述べたさらに細分化した工程が順序的に複雑に入り交じって行われる場合もある。
【0030】
図1は、本発明で用いる検査装置の概断面図である。簡単のため、例えばプローブや配線の数などは実際よりも大幅に少なく記している。
【0031】
図1において、検査装置3には、複数のコンタクタユニット4が存在している。各コンタクタユニット4は、複数のプローブ10、二次電極(図示せず)、プローブ10と二次電極とを各々電気的に接続する配線(図示せず)を有するコンタクタ5すなわちプローブの集合体と、補助プレート6と、各二次電極の位置に合致したポゴピン7群を備えたピンベッド8と、これら各々の機械的接続手段、すなわち接着材9とねじなど、から構成されている。
【0032】
複数のコンタクタユニット4は、コンタクタ支持部材である位置決め枠11に載置されることによりそれぞれの相対位置(間隔)が決定されている。なお、場合によってはただ載置するのみではなく、例えば磁力によって、あるいはねじなどによって機械的に固定される。通常、各コンタクタユニット4はいずれも実質同一形状および同一構成のものを用いる。
【0033】
コンタクタ支持部材である位置決め枠11は、さらに支持部材である位置決め枠支持構造12上に載置されている。位置決め枠支持構造12は、基板2に対して固定されていることが好ましい。位置決め枠11は、位置決め枠支持構造12上にZ軸方向(上下方向)に可動的に設置され、コンタクタユニット4は、位置決め枠11上にZ軸方向
(上下方向)に可動的に設置される。
【0034】
基板2は、紙面上その下面にて各ポゴピン7に合致する位置にパッド(図示せず)が存在しており、それらは必要に応じて基板2内に設けた多層の配線21層を通じて基板2の紙面上、上面へ電気的に接続される。基板2の上面では、それらがコンデンサ、抵抗、その他の実装部品に接続される。それらを受け、配線21は最終的に基板の外周部へと引き延ばされ外部システム(図示せず)へ接続するためのパッドへ通じる。
【0035】
基板2の紙面上上面には、補強板14が接合されている。これは、被検ウェハ1aとプローブ10がコンタクトしたときの荷重によって基板2に生じる反りを低減するためのものである。
【0036】
ピンベッド8において、ポゴピン7群は筐体15の中で、ポゴピンの長手方向ならびに直径方向に適度な遊びを持つよう構成される。また、ポゴピン7群は、基板2(のパッド)との接触面に、初期、すなわち検査を行う以前の状態にて適度な空隙を持つよう構成される。
【0037】
一方、ウェハプローバ(図示せず)内の一構成要素であるウェハステージ16には、被検ウェハ1aが所定の位置に載置される。また、ウェハステージ16の、ウェハ1aの外周には、ウェハ1aの厚さとほぼ同等の座ぐり17が形成されている。さらに、ウェハステージ16の内部にはウェハを所定の検査温度に制御するためのヒータ18が内蔵される。
【0038】
次に、図6を用いて、本検査装置の組立および特定のコンタクタ(ユニット)のリペアの手順を説明する。
【0039】
図6は、図1で示した検査装置の分解図である。
【0040】
まず、コンタクタユニット4の組立について説明する。
【0041】
コンタクタユニット4は、まずコンタクタ5と補助プレート6とを、接着材9によって特にx、y方向の相対位置に注意しながら接合する。接着材9には、熱硬化性、熱可塑性いずれかの性質を有するものが用いられ、硬化後ゴム弾性的性質を生じるものを選定してもよい。あるいは、コンタクタ5と補助プレートとを一体化する上で、溶融接合の手法を採る場合もある。
【0042】
次に、コンタクタ5と補助プレート6とを一体化したものに対して、ピンベッドを接合する。これに際しては、その両者をねじ止めすることがよい。以上により、コンタクタユニット4の構成が終了する。
【0043】
コンタクタユニット4を必要な個数構成した後、これらを位置決め枠11に紙面上、上方向より載置する。
【0044】
次に、位置決め枠11を位置決め枠支持構造12に、紙面上、上方向より載置する。
【0045】
次に、位置決め枠支持構造12を、基板2に紙面上、下方向よりねじなどで機械的に固定する。
【0046】
一方、基板2には、予め補強板14が接合されている。また、実装部品13がはんだ付け等により実装されている。
【0047】
以上の作業により、本発明の検査装置の組立が完了する。特定のコンタクタユニット4のリペアの際には、これに準じた手順を採る。
【0048】
図7、図8、図9は、上述したコンタクタユニット4の具体的形状の一例であり、図7は、図1の検査装置に用いたコンタクタユニットの概断面図、また図8はその斜視図、さらに図9はその分解図である。
【0049】
前記コンタクタユニット4はコンタクタ5と補助プレート6を介してピンヘッド8と接続されている。 なおここでは、その代表的形態として、コンタクタ5とピンベッド8との間に補助プレート6を介したが、補助プレート6により、
▲1▼コンタクタ5の剛性向上(補強)
▲2▼コンタクタ5の製造プロセス上止むを得ず生じる反りの矯正(平坦化)
▲3▼ポゴピン7の筐体15からの突出部を確保するためのコンタクタ5とピンベッド8とのスペーサ
を図ることができる。よって、これらが実質的に満足できるのであれば、例えばピンベッド8の筐体15の形状を、筐体15と補助プレート6とが一体化したように変更することによりその代替、すなわち補助プレート6の省略も可能である。あるいはコンタクタ5に同様の措置を施して補助プレート6を省略してもよい。
【0050】
続いて、コンタクタ5の一例の詳細を説明する。
【0051】
図10は、本発明で用いたコンタクタ5の上面方向からの斜視図であり、また図11は下面方向からの斜視図である。
【0052】
本コンタクタ5は、複数のプローブ10を単一のSi基板(ウェハ)内に、エッチングの手法により形成し、プローブ10形成面の反対面の二次電極、ないしはその両者を電気的に接続する配線(図示せず)を、めっきおよびスパッタリングにより形成したものである。プローブ10形成面とその反対面とを配線で繋ぐために、ここではコンタクタ5の基板に貫通孔19を予め形成し、各貫通孔19内を配線が通るようにしてある。貫通孔19は、ここでは配線の数(すなわちプローブ10あるいは二次電極の数)と同等設けたが、ひとつの貫通孔19に複数の配線を通すことも可能であり、この目的に対しては貫通孔19の形状、数、レイアウトに多くのバリエーションが存在する。またさらに、貫通孔19を異方性エッチングにより形成した場合、その側壁は原理的に所定角度を持った斜面をなす(図10の貫通孔19を参照)ので、また前述のようにこの斜面にも配線の一部が敷設されることになるから、この斜面を二次電極とみなしてポゴピンを挿入するよう相互をレイアウトしてもよい。この措置によって、
▲1▼別途改めて図10のように二次電極を形成する必要がなくなるため、二次電極のレイアウトスペースが十分に確保できない場合でもポゴピンとの接続が可能になる
▲2▼斜面に対してポゴピンを挿入することになるから、両者の相対位置が強制的に拘束される、すなわちセルフアライメントされることになるため、位置決め性が向上し、結果、電気的接続信頼性が向上する
といった利点が享受される。
【0053】
本コンタクタ5において、配線は、通常複数の材質の積層構造を採る。それらは、めっき配線とSi基板との相互接着性を向上させるためのスパッタリングによる下地膜、できる限り低抵抗を得る主配線、および配線表面を酸化ないしは機械的衝撃から保護する保護膜に大別される。それぞれの厚さは数十nmから数μm程度の値とするのがよい。
【0054】
本発明のコンタクタ5では、各プローブ10は通常それぞれ独立の梁上に設けられる。各梁20、プローブ10、および上述の貫通孔19は、周囲のSi基板を厚さ方向にエッチングすることにより得られる立体である。それぞれの寸法はおおよそ次の程度に設定される。
▲1▼梁
梁は、幅を被検ウェハのコンタクトすべきパッドの最小間隔を基にして、それよりも小さくする。例えば最小間隔が80μmであれば75μm程度、150μmであれば140μm程度とする。また、厚さは数十μmとし、定めた幅と厚さ、およびこの梁を所定値たわませたときに得るべき荷重の必要値から長さが決定される。通常、長さは0.5mmないし2mm程度の値を採る。
▲2▼プローブ
プローブは、その高さを、最低限プローブ形成プロセスにおいて止むを得ず生じる個々の高さばらつきよりも高くする必要がある。理想的には、高さを前記高さばらつきに所望の梁たわみ量を加えた値に設定するのがよい。このことにより、梁が規定量だけたわんだときにコンタクタ5のプローブ10形成側主面が被検ウェハに接触し、結果、与える押圧荷重がそれ以上の値であれば梁のたわみは常に一定値となるため、各プローブ10と被検ウェハのパッドとのコンタクト荷重が一定値に自動制御され、特に慎重な荷重制御を施さなくても梁が破損するといった不都合を回避することができる。これらを満足するプローブの高さは通常10から50μm程度の範囲に含まれる。
▲3▼貫通孔
貫通孔は、上述したように異方性エッチングにより所定の斜面を有するよう形成することにより、Si基板の厚さ方向への配線の敷設(スパッタリング)の信頼性を向上させることができる。この結果、通常は最も大きい部分においてその一辺長が0.4mmから1.0mm程度の値になる。また、その反対表面の最も小さな部分は、Si基板の両面で配線が確実に接続されることを条件としてその最低寸法が決定される。通常、一辺長数十μm程度の寸法が必要である。
【0055】
ここでは、コンタクタ5をSiを基材として構成した場合に限り説明したが、例えば既存の有機薄膜を基材とするもの、もしくはセラミックを基材とするものでも、補助プレートに対して高精度に一体化させることを条件として代用することができる。
【0056】
続いて、補助プレートの詳細を、図12、図13を用いて説明する。
【0057】
図12は、本発明で用いた補助プレートの上面方向からの斜視図であり、また図13は下面方向からの斜視図である。
【0058】
図から明らかなように、補助プレート6には多くの貫通孔22が存在する。この貫通孔22は、補助プレート6を介してコンタクタの二次電極とポゴピンとが接触することができるようにするために採る措置である。図12、図13の例では、図10、図11に示したコンタクタ5の貫通孔19にポゴピンが挿入できるようその位置をレイアウトしている場合の例である。 他にポゴピンの配置によっては、図10、図11で示した二次電極26の位置に合致するよう貫通孔22をレイアウトしてもよい。
【0059】
補助プレート6は、コンタクタが上述のSiを基材とするものを前提とした場合、それにできる限り線膨張係数を合致させることが好ましい。そのため、材質として42ニッケル合金、もしくはパイレックスガラス等を採用することができる。基材を42ニッケル合金とする場合は、その製法としてフォトファブリケーションを採用するのがよく、これにより形状を高精度に構成することができる。この製法を採る場合は、複数の薄板を熱圧着して結果的に一枚の厚板を得る手法を採る。ただし、注意すべき点として、コンタクタの配線同士が短絡せぬよう、配線と本補助プレート6が直接接しないような形状的処理を施す、もしくは補助プレート6およびコンタクタの配線表面を絶縁処理する、等の対策をすべきである。また、大きな面積を一括にカバーすべく、ひとつの検査装置内に多くのコンタクタユニットを用いると、その自重により位置決め枠にたわみが生じる等の不都合が生じるので、それを軽減するために補助プレートはできる限り軽量化されることが望ましい。そのためには、図13でわかるように、コンタクタと直接接する部分21の面積を少なくし、その他の部分は肉厚を薄くするといった措置を講じることが好ましい。さらに、補助プレート6は、前述したようにプロセス上止むを得ない反りを生じたコンタクタを平坦に矯正する役割も有するので、特にコンタクタとの接合面の平坦性には気を遣うべきである。
【0060】
続いて、ピンベッドの詳細を、図14、図15、図16を用いて説明する。
【0061】
図14は、図1の検査装置に用いたコンタクタユニット中の特にピンベッドの概断面図、また図15はその斜視図、さらに図16はその分解図である。
【0062】
ピンベッド8は、これまでの記述から明らかなように、コンタクタと基板(ひいては外部システム)との電気的接続を果たすインタフェース部品である。その構成は、ポゴピン7および筐体15よりなる。また筐体15は、特に図16からわかるように上板15a、本体15b、下板15cの3つの部品よりなる。これらは樹脂モールドにより形成されることが多い。本体15bにはポゴピン7群が入る貫通孔が複数設けられており、その上下より、本体15bの貫通孔よりも小さな貫通孔を有する上板15a、下板15cをねじ止めしてポゴピン7の脱落を防止する。
【0063】
なお、ここではポゴピン7を用いた場合に限り記述したが、そのコスト、電気的信頼性等によってはこれを例えばプレスにより一体成形した金属ピンに置き換えてもよい。
【0064】
続いて、位置決め枠について説明する。
【0065】
図17は、図1の検査装置に用いた位置決め枠の概断面図、また図18はその上面方向からの斜視図、さらに図19はその下面方向からの斜視図、さらに図20はその分解図である。
【0066】
位置決め枠11は、複数のコンタクタ(ユニット)を被検ウェハのパッドレイアウトに合致するよう相対的に位置決めする上で重要な構成部品である。位置決め枠11には、コンタクタに予め設けられた位置決め用のエッジ(図29にて後述)をはめるための、相応の寸法精度を有する貫通孔24が設けられている。貫通孔24を設ける部分の板厚25は、コンタクタのエッジ部分がこれを貫通して検査装置表面に露出するようその高さよりも小さくする必要があり、その結果通常位置決め枠11の周囲よりも大幅に薄くされる。一方、周囲は、前述したようなコンタクタユニットの自重によるたわみを低減する上で相応の厚さが必要になる。
【0067】
このように、部分によって板厚が異なり、かつ特に貫通孔24に相応の位置精度を要求するような形状を実現するためには、フォトファブリケーションおよび熱圧着の製法を採ることが有効である。このことを、図20を用いて説明する。各々断面形状の異なる複数の薄板11a、11b、11c(、あるいはさらに多くの薄板)をフォトファブリケーション(エッチング)により作製し、それらを熱圧着により一体化している。
【0068】
位置決め枠11は、検査工程における温度によって被検ウェハとの間に生じる熱膨張差をできる限り小さくすることが好ましい。これは、両者の熱膨張差によってプローブと被検ウェハのパッドとの間に位置ずれを生じ、当該の双方がコンタクトできなくなる不都合を回避するためである。そのため、上述の製法を採ることが可能でかつ被検ウェハ(シリコン)との線膨張係数の差が小さな42ニッケル合金を材質に用いるのが好ましい。
【0069】
なお、位置決め枠11に、コンタクタユニットと同数のサブ基板を構成し、コンタクタユニットをこのサブ基板に搭載した後位置決め枠11に紙面上、下方向より取り付けてもよい。この措置により、コンタクタユニットのリペア性をさらに向上させることができる。
【0070】
図21は、本発明の検査装置の位置決め枠支持構造に対して位置決め枠を配置し、さらに位置決め枠に対して複数のコンタクタユニットを配置した状態の、上面方向からの斜視図である。
【0071】
図22、図23は、複数のコンタクタを再配置することによってウェハ内の広い面積をカバーする構造を達成しようとしたときに考えられるユニットの形態例を示す検査装置の概断面図である。そのうち図22は、コンタクタ、補助プレート、ピンベッド、さらに必要に応じて設けるインタポーザのそれぞれを、同種の部品ごとに一体化してユニットとした例(平面ユニット構成)を示す図であり、また図23は各部品をコンタクタの単位で一体化してユニットとした例(立体ユニット構成)を示す図である。本発明では、これまでの記述から明らかなように後者の立体ユニット構成を採っている。これは、立体ユニット構成の方が平面ユニット構成に比して次の点が有利であるためである。
▲1▼特に被検ウェハをカバーする上で非常に多くのコンタクタを用いる必要がある場合、ユニット当たりの部品数が少なく、したがってユニットの製造歩留が高い
▲2▼特定のユニットが万一破損した際、リペアすることによる実損が少ない
▲3▼ユニットごとの動作のフレキシビリティが高い(図27にて後述)
▲4▼被検ウェハとの熱膨張差が小さい
よって、本発明では後者の立体ユニット構成を採るものであり、本発明の特徴のひとつである。
【0072】
続いて、本発明の検査装置における機構的な作用について順次説明する。
【0073】
図24は、本発明のように複数のコンタクタ(ユニット)を用いて被検ウェハ内の大面積をカバーしようとしたときに、各プローブごとに押圧荷重の不均一を生じ、結果、必要なコンタクト信頼性が得られなくなる原因を示す、検査装置および被検ウェハの構造概念図である。よって、言い換えれば、図24に示す各原因を各々解決することにより上述の目的が達せられることになる。
【0074】
まず、押圧不均一の各原因を、図24中▲1▼から(10)に示す。それぞれは以下のとおりである。
▲1▼1コンタクタ内のプローブ高さの個体差
▲2▼コンタクタのプローブ形成面の凹凸(例えば反り)
▲3▼被検ウェハのパッド形成面の凹凸(例えば反り)
▲4▼基板のz方向の変形(例えば押圧時の反力による反り、あるいは熱変形)
▲5▼コンタクタごとの不連続な高さばらつき
▲6▼コンタクタごとの、x、y方向の相対的位置ばらつき
▲7▼コンタクタとウェハとの相対的勾配
▲8▼熱膨張に伴う、各プローブと各々当該するパッドとのx、y方向の位置ずれ
▲9▼ウェハプローバのz方向ストローク(押圧量)ばらつき
(10)コンタクタ面の凹凸(例えばコンタクタユニットの自重による位置決め枠の反り)
これらのうち、▲6▼および▲9▼を除いてはいずれも、結果的に各プローブと各々当該するパッドとの相対距離が各ペアごとに見かけ上変化してしまい、さらにその結果コンタクト時の押圧量がばらついてしまう(最悪の場合押圧量が0、すなわちコンタクトしない)現象を誘発するものである。本発明における、上述の各不均一要因への機構的対応を、図を用いながら以下順序に沿って示す。
▲1▼1コンタクタ内のプローブ高さの個体差 への対応
図25は、本発明で用いるコンタクタのプローブ近傍の概断面図である。
【0075】
本コンタクタ5では、各プローブ10は各々独立の梁20の上に設けられている。このプローブ10を、被検ウェハ1aのパッド1cにコンタクトさせると、そのとき生じる荷重によって梁20が図示のようにたわみを生じる。このため、各プローブ10の高さに個体差が存在しても、それを吸収することができる。
▲2▼コンタクタのプローブ形成面の凹凸(例えば反り) への対応
図26は、本発明で用いるコンタクタユニットの補助プレートと、反りを生じたコンタクタの接合直前の概断面図である。
【0076】
これまで述べたような、シリコンの基板に対してエッチングによりプローブ、梁、その他の立体を形成し、かつその表層に配線を施すコンタクタ5を用いる場合には、コンタクタ5の基材であるシリコンウェハ内に予め存在する残留応力が部分的に開放される作用、ならびに配線を形成するプロセス的な応力等により、コンタクタ5に反りを生じる場合がある。その量は、コンタクタ5の形状や寸法にも左右されるが、通常数ないし数十μm程度となることが多い。このことは、先に述べたように各プローブ10の見かけ上の高さばらつきを生じることになるから、コンタクトの不均一の要因となる。
【0077】
これを回避するため、本発明では、所定の平坦性を予め確保した補助プレート6にコンタクタ5を接触させ、コンタクタ5を補助プレート6の接合面の平坦度に倣わせるという措置を採る。よって、本発明においては、コンタクタ5の曲げ剛性は補助プレート6に比して小さくする。
▲3▼被検ウェハのパッド形成面の凹凸(例えば反り) への対応
図27は、本発明のコンタクタが、反りを有するウェハに対してコンタクトしている状態を示す概断面図である。
【0078】
本発明では、ひとつの検査装置についてコンタクタ5は必ず複数存在し、またひとつのコンタクタ5の外形は常に被検ウェハ1aの外形よりも小さくなっている。さらに、各コンタクタ5はウェハ1aにコンタクトした状態で実質それぞれが独立なz方向移動量および傾きを持つことができる(本作用は図30、図31の説明時に詳述する)。この結果、各コンタクタ5は被検ウェハ1a内の自らの直下部の凹凸に自在に対応できることを意味する。すなわち、コンタクタ5の外形を被検ウェハ1aに比して小さくすることにより、マクロ的に反りを有するウェハは反りが見かけ上ある値の直線的な勾配に変換され(コンタクタ5の微分効果)、それに対して図26の措置によって平面を保証されたコンタクタ5が任意の勾配で接することを可能にする。よって、題記の対応が可能になる。
▲4▼基板のz方向の変形(例えば押圧時の反力による反り、あるいは熱変形) への対応
図28は、反りを有する基板の様子を示す概断面図である。
【0079】
大きな面積内の多くのプローブを一活にコンタクトさせようとすると、それに要する荷重の総和は単一のプローブのコンタクトに必要な値にプローブ数を乗じた値となり、例えば直径30cmのウェハでは、その値は1000ないし2000Nと大きなものになる。このとき、検査装置の基板2には、その押圧力の総和に等しい反力がかかるため、通常用いられるガラスエポキシなどの材料では相当の反りを生じる。この反りに伴う基板2の個々の点における勾配は、これまでの記載と同様にプローブ高さを見かけ上変化させてしまうため、やはりコンタクト不均一の要因となる。
【0080】
このため本発明では、基板2に対して部分的に金属および相応の剛性を有する材質で補強板を構成し、基板の曲げ変形を抑制する。
▲5▼コンタクタごとの不連続な高さばらつき への対応
図29は、複数のコンタクタと、それを再配置するのに用いる位置決め枠の概断面図である。
【0081】
各コンタクタ5は、位置決め枠11の貫通孔24の外形と相対的に合致する形状の段差27を有している。コンタクタ5の段差27および位置決め枠11の貫通孔24は、それぞれが主にエッチングの手法で形成されることが好ましい。そうすることにより、その結果通常の機械加工等の手法に比べ高い寸法精度を有している。この状態で位置決め枠11に対してコンタクタ5を載置(搭載)することにより、両者が接触した段階で自動的に各コンタクタのz方向の高さが定まる。ここで、コンタクタ5を図26の措置によって平坦化し、かつ位置決め枠11の平坦性を保証し、さらにコンタクタ5の段差27相応の寸法公差で規定することにより題記の対応が可能になる。
▲6▼コンタクタごとの、x、y方向の相対的位置ばらつき への対応
再度図29を用いて説明する。
【0082】
▲5▼と同様の措置によって、題記ばらつきを所定値まで低減することができる。
▲7▼コンタクタとウェハとの相対的勾配 への対応
コンタクタ5と被検ウェハ1aは、ウェハプローバの検査装置取り付け部とウェハステージとの相対的勾配、あるいはそれらに検査装置ならびに被検ウェハをセットしたときの誤差によりある程度の相対的勾配を有する。この勾配は、これまでの記述と同様にプローブと被検ウェハの当該パッドとの相対距離にばらつきを生じさせることになるから、押圧不均一の一要因となる。
【0083】
図30は、本発明の検査装置と被検ウェハとがコンタクトする際の機構的作用の流れを示すフローチャートであり、また図31はその機構的作用を示す本発明の検査装置の主要部断面図である。両図を用いてこのことに対応する本発明の機構的作用を説明する。
▲1▼ウェハプローバに被検ウェハをセット(ロード)し、検査装置3のプローブ10と被検ウェハ1aのパッド(図示せず)とのx、y位置をアライメントする(図31(a))。
【0084】
次に、検査装置3とウェハステージ16とを相対的に接近させる。一般にはウェハステージ16が紙面上、上方に移動する。
【0085】
そのとき、経時的に、
▲2▼まず、プローブ10と被検ウェハ1aとが接触し、結果としてコンタクタユニット4が位置決め枠11から紙面上上方に離脱し、かつ図31(a)における基板2とポゴピン7の空隙28が減少もしくは消滅する(図31(b))。このことにより、各コンタクタユニット4は被検ウェハ1a上のしかるべき位置に自らの自重および若干のポゴピン7のばね力のみによって一時的に固定されることになり、結果、図27で述べたように各コンタクタユニット4がその直下のウェハ1aの傾斜に沿う、すなわちz方向のプリアライメントがなされる。
▲3▼次に、位置決め枠11とウェハステージ16もしくは被検ウェハ1aとが接触し、結果として位置決め枠11が位置決め枠支持構造12から離脱し、かつポゴピン7と基板2とがポゴピン7の縮み変形量に対応した荷重で接触し、かつその荷重でコンタクタ5のプローブ10と被検ウェハ1a(のパッド)とがコンタクトする(プロービングされる)(図31(c))。このことにより、コンタクタ5と被検ウェハ1a、およびコンタクタ5とポゴピン7、およびポゴピン7と基板2がそれぞれ電気的に接続され、検査が行われることになる。
【0086】
上記の一連の動作からわかるように、本発明の検査装置では、被検ウェハとプローブがコンタクトしていない状態では、プローブから基板までの導通はされておらず、被検ウェハにコンタクトし、検査装置内部にポゴピンのばね力による荷重が作用して初めてそれらの導通が確保されることになる。この措置を採る理由を、図32を用いて説明する。
【0087】
図32は、位置決め枠がコンタクタユニットの自重によって紙面上、下に凸に反った上体を示す当該部分の概断面図である。
検査装置内部を予め導通させるために必要な荷重を検査装置内部に与えることは、その荷重が前述のように膨大なために、図32に破線で示したように検査装置(のうち特に位置決め枠、あるいは基板2)にたわみを生じてしまうことにつながる。本措置はこの不都合を回避するためのものである。
【0088】
図33によってこのことをさらに説明する。
【0089】
図33は、本発明で用いるポゴピンの、内蔵されたコイルばねの縮み変形量とそのときばねが発生する荷重との関係、および本発明における当該ポゴピンの用い方を示すグラフである。
【0090】
ポゴピンに内蔵されたばね(あるいはばね機構)は、使用する縮み変形量の範囲で線形(弾性)挙動を示す。プローブと被検ウェハがコンタクトしていない状態では、ポゴピンは基板との間に空隙を有するから、ばねの縮み変形のエネルギはポゴピン内部にのみ作用しており、結果、検査装置に与える荷重はほぼ0である。プローブと被検ウェハとを相対的に近づけるとそれに伴ってばねが縮み、応じて荷重が増加する。ウェハプローバのオーバードライブ量、すなわち押し付け量を、結果的に導通が保証される荷重値に達するまでばねを縮ませるように設定することにより、初期的にはたわみを生じず、検査の段階で導通する検査装置の機械系が成立することになる。
【0091】
なお、図30のフローチャートでは、それぞれの処理がフィードバック制御のもとに行われるのではなく、一連の動作が連続的に、しかも一瞬のうちに行われるものであっても良い。
▲8▼熱膨張に伴う、各プローブと各々当該するパッドとのx、y方向の位置ずれ への対応
位置決め枠を例えば42ニッケル合金などのように、線膨張係数が比較的被検ウェハに近い値をもつ材質で構成する(図17、図18、図19、図20の説明で前述)ことができる。
▲9▼ウェハプローバのz方向ストローク(押圧量)ばらつき への対応
この現象による荷重ばらつきは、本発明の機構によればポゴピンの縮み変形量のばらつきに伴う値と等価である。よって、この現象が懸念されるときには、用いる各ポゴピンのばね定数を小さくする。
(10)コンタクタ面の凹凸(例えばコンタクタユニットの自重による位置決め枠の反り) への対応
・図32、図33にて説明したようにすることができる。
・位置決め枠の厚い部分の厚さをできる限り厚く構成し、曲げ剛性を高めることも考えられる。
・ポゴピンのばね力で反りを生じぬよう、初期的に基板とポゴピンとの間に空隙を設ける。
【0092】
続いて、図24で示した以外の押圧時の不都合、ならびに本発明でのそれへの対応を、図34、図35および図36を用いて説明する。
【0093】
図34は、一般的なウェハステージそれに設置された被検ウェハ、および本発明の検査装置の主要部断面図であり、また図35は図34の構成における不都合を示す主要部断面図である。さらに、図36は本発明のウェハステージを用いた場合の主要部断面図である。
【0094】
本発明の検査装置では、用いる複数のコンタクタユニット4はその互換性を高める上からも実質同一のものを用いる。その結果、一般に略円形の被検ウェハに対して全面を一括にカバーできるようこれらを再配置しようとすると、通常被検ウェハの外周にコンタクタユニット4一部がはみ出す場合が多い。このこと自体は、検査に際して特に悪影響を与えるものではなく、はみ出した部分はそれを無視すればよい。しかし、この状態でコンタクタユニット4に押し付け荷重を与えると、図35のようにコンタクタユニット4が傾いてしまう場合がある。
【0095】
そこで、このような現象を回避するため、本発明では図36に示したように、ウェハステージ16の被検ウェハ1a外周部に、被検ウェハ1aの厚さとできる限り等しい座ぐり17を設ける。
【0096】
続いて、本発明におけるコンタクタのひとつの実施形態について述べる。
【0097】
図37は、本発明の検査装置における被検ウェハの輪郭と、その全体をカバーすべく再配置された複数のコンタクタのレイアウトを示す略上面図であり、図38はここで用いた各コンタクタの一例を示す上面図である。
【0098】
図37において、各矩形はコンタクタ(ユニット)の上面形状を、また円形の一点鎖線は被検ウェハの上面形状を示すものである。各コンタクタ(ユニット)はできる限り外形を小さくし、隣接間に隙間29を確保することが必要である。この隙間29には、例えば図8で示したようなコンタクタユニットのねじ止めのためのリブ30その他必要な機能を配置する。また、コンタクタ(ユニット)の使用数量を必要最小限に留めるため、被検ウェハの紙面上上下部は他に比べコンタクタ(ユニット)配置数を少なくしてもよい。このことは同時に、検査装置の外形を小さく留める上でも有効である。
【0099】
複数のコンタクタ(ユニット)を再配置する上では、ひとつのコンタクタの面積は当該コンタクタがカバーするチップの総面積よりも小さいことが幾何学的必要条件である。コンタクタには外形を小さくするためのレイアウト的な措置が必要になる。図38からわかるように、各チップのコンタクトすべきパッドに対応する梁20(およびプローブ)の配置は被検ウェハの形状に依存するため変更は不可能であるが、コンタクタ5のその他の構成部品、すなわち貫通孔19や二次電極26などは、上記に応じてレイアウトを変更する。図38において採られた措置は、まずコンタクタ5の紙面上、上下の貫通孔191は、その内側にある貫通孔19と異なり、コンタクタ5の内側へ配置してある。 なお、最外周に配置するコンタクタの形成されるプローブと二次電極を連絡する貫通孔は、その内側に位置するコンタクタに形成される貫通孔と異なる配置(プローブと貫通孔との相対的配置)をとる。内側に位置するコンタクタに形成される貫通孔は、対応するプローブの複数の側に形成される。一方、最外側に位置するコンタクタに形成される貫通孔は、対応するプローブの片側、或いは内側及び外側と隣接する側に形成される。つまり、外側を除く側に形成されることが好ましい。
【0100】
また二次電極26は、それがコンタクタ5の外周部に位置せぬよう可能な限り内側に纏めて配置してある。これらの結果、コンタクタ5の外形は、当該コンタクタ5がカバーすべきチップの総面積よりも小さくなっており、さらにこの結果、複数のコンタクタを実質同一面上にある隙間を持って再配置することが幾何学的に可能になっている。
【0101】
【発明の効果】
本発明により、ひとつの検査装置内に、例えば被検ウェハの全面積などといった広い面積を一括にカバーするに十分な数のプローブを配置し、ならびにそれらを良好に被検ウェハに対してコンタクトさせることができる半導体検査工程を実施して、簡略・効率的に半導体装置を製造できる半導体製造装置の製造法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】検査装置の概断面図
【図2】被検体であるウェハの一例
【図3】ウェハ内に複数形成されているチップの拡大図
【図4】図2および図3で示したと同様のチップの例
【図5】パッドが各チップの外周に配置されているチップの例
【図6】図1で示した検査装置の分解図
【図7】図1の検査装置に用いたコンタクタユニットの概断面図
【図8】図7に関する斜視図
【図9】図7に関する分解図
【図10】コンタクタの上面方向からの斜視図
【図11】下面方向からの斜視図
【図12】補助プレートの上面方向からの斜視図
【図13】下面方向からの斜視図
【図14】図1の検査装置に用いたコンタクタユニット中の特にピンベッドの概断面図
【図15】図14に関する斜視図
【図16】図14に関する分解図
【図17】図1の検査装置に用いた位置決め枠の概断面図
【図18】図17に関する上面方向からの斜視図
【図19】図17に関する下面方向からの斜視図
【図20】図17に関する分解図
【図21】検査装置の位置決め枠支持構造に対して位置決め枠を配置し、さらに位置決め枠に対して複数のコンタクタユニットを配置した状態の、上面方向からの斜視図
【図22】ウェハ内の広い面積をカバーする構造の形態例を示す検査装置の概断面図
【図23】ウェハ内の広い面積をカバーする構造の形態例を示す検査装置の概断面図
【図24】検査装置および被検ウェハの構造概念図
【図25】コンタクタのプローブ近傍の概断面図
【図26】コンタクタユニットの補助プレートとコンタクタの接合直前の概断面図
【図27】コンタクタが、反りを有するウェハに対してコンタクトしている状態を示す概断面図
【図28】反りを有する基板の様子を示す概断面図
【図29】複数のコンタクタと、それを再配置するに用いる位置決め枠の概断面図
【図30】検査装置と被検ウェハとがコンタクトする際の機構的作用の流れを示すフローチャート
【図31】検査装置の主要部断面図
【図32】位置決め枠がコンタクタユニットの自重によって紙面上、下に凸に反った上体を示す当該部分の概断面図
【図33】ポゴピンの、内蔵されたコイルばねの縮み変形量とそのときばねが発生する荷重との関係を示すグラフ
【図34】ウェハステージそれに設置された被検ウェハ、および本発明の検査装置の主要部断面図
【図35】図34の構成における不都合を示す主要部断面図
【図36】ウェハステージを用いた場合の主要部断面図
【図37】被検ウェハの輪郭と、その全体をカバーすべく再配置された複数のコンタクタのレイアウトを示す略上面図
【図38】各コンタクタの一例を示す上面図
【符号の説明】
1a:ウェハ、1b:チップ、1c:パッド、2:基板、21:配線、10:プローブ、3:検査装置、4:コンタクタユニット、5:コンタクタ、6:補助プレート、7:ポゴピン、8:ピンベッド、9:接着材、10:ねじ、11:位置決め枠、11a、11b、11c:薄板、12:位置決め枠支持構造、13:実装部品、14:補強板、15:筐体、15a:上板、15b:本体、15c:下板、16:ウェハステージ、17:座ぐり、18:ヒータ、19:貫通孔、191:貫通孔、20:梁、21:コンタクタと直接接する部分、22:貫通孔、23:電極、24:貫通孔、25:板厚、26:二次電極、27:段差、28:空隙、29:隙間、30:リブ

Claims (4)

  1. 半導体装置の製造方法であって、ウエハの一主面に半導体装置を形成する形成工程、前記ウエハに形成された半導体装置の不良を検査する検査工程とを有し、前記検査工程は、被検査半導体装置の検査電極に接触するプローブを複数備え、前記プローブと電気的に接続し前記プローブの反対側面に配置される二次電極と、を備えた複数のコンタクタを有する複数のコンタクタユニットと、前記コンタクタユニットと導通装置により電気的に連絡される電極が形成された基板と、前記複数のコンタクタユニットを収納し、前記コンタクタユニットの外周端を含む領域で前記コンタクタユニットを上下方向に可動に設置する位置決め枠と、前記位置決め枠上下方向に可動に設置する位置決め枠支持構造とを有し、前記コンタクタユニットが前記被検査半導体装置に接触した際に前記コンタクタと前記位置決め枠との間の位置変動を許容しうるよう形成された検査装置を前記半導体装置の検査電極に接触させることにより行う工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体装置の製造方法であって、ウエハの一主面に半導体装置を形成する形成工程、前記ウエハに形成された半導体装置の不良を検査する検査工程とを有し、前記検査工程は、被検査半導体装置の検査電極に接触するプローブを複数備え、前記プローブと電気的に接続し前記プローブの反対側面に配置される二次電極と、を備えたコンタクタを有する複数のコンタクタユニットと、前記コンタクタユニットと導通装置により電気的に連絡される電極が配置された基板と、を有し、前記導通装置は、前記被検査半導体装置に前記プローブが接触していない状態で、前記導通装置と前記基板上の電極或いは前記コンタクタ上の二次電極との間に間隙を有し、前記被検査半導体装置に前記プローブが接触している状態で、前記導通装置は前記コンタクタと前記基板とを電気的に連絡することを特徴とすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 半導体装置の製造方法であって、ウエハの一主面に半導体装置を形成する形成工程、前記ウエハに形成された半導体装置の不良を検査する検査工程とを有し、前記検査工程は、被検査半導体装置の検査電極に接触するプローブを複数備え、前記プローブと電気的に接続し前記プローブの反対側面に配置される二次電極と、を備えたコンタクタを有する複数のコンタクタユニットと、を有し、前記コンタクタユニットの外側端部に形成される第一のプローブに対応する前記二次電極或いは貫通孔は前記プローブに対して第一の相対位置に配置され、前記外側端部に形成される前記プローブより内側に形成される第二のプローブに対応する前記二次電極或いは前記貫通孔は前記プローブに対して第二の相対位置に配置されるよう形成された検査装置を前記半導体装置の検査電極に接触させることにより行う工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項3の半導体装置の製造方法において、前記第一のプローブの前記貫通孔或いは前記二次電極は、プローブに対して片側、或いは前記コンタクタユニットの外側端と反対側及び前記コンタクタユニットの外側端と隣接する側に形成され、前記第二のプローブの前記貫通孔或いは前記二次電極は、プローブに対して両側に配置されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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