JP2003124271A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2003124271A JP2001318814A JP2001318814A JP2003124271A JP 2003124271 A JP2003124271 A JP 2003124271A JP 2001318814 A JP2001318814 A JP 2001318814A JP 2001318814 A JP2001318814 A JP 2001318814A JP 2003124271 A JP2003124271 A JP 2003124271A
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    • G01R1/07314Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card the body of the probe being perpendicular to test object, e.g. bed of nails or probe with bump contacts on a rigid support

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】検査装置内に、例えば被検ウェハの全面積など
といった広い面積を一括にカバーするに十分な数のプロ
ーブを配置し、ならびにそれらを良好に被検ウェハに対
してコンタクトさせることができる半導体検査工程を実
施して、簡略・効率的に半導体装置を製造できる半導体
製造装置の製造法を提供する。 【解決手段】ウエハ1aの一主面に形成された半導体装
置の検査電極に接触するプローブ10を複数備え、前記
プローブ10と電気的に接続し前記プローブ10の反対
側面に配置される二次電極と、を備えたコンタクタ5
と、複数の前記コンタクタ5と導通装置により電気的に
連絡される電極が配置された基板2とを有し、前記導通
装置は、前記プローブが前記検査電極に接触する状態に
おける前記導通装置に加わる応力が、前記プローブ10
が前記検査電極に接触しない状態における前記導通装置
に加わる応力より大きくなるよう形成された検査装置3
を前記半導体装置の検査電極に接触させることにより行
う工程を含むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に係わり、半導体装置の検査工程を簡略化、効率化
した半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造過程において、特に検
査工程で用いる検査装置については、例えば、特開平7
−7052号公報に単結晶Si(シリコン)からなる片持
ち梁構造の表面に導通用の金属皮膜を形成し、これらを
導通配線パターンを形成した絶縁基板で保持して電気的
特性測定用プローブとしたものが開示されている。特開
2001−56344号公報にフィルム状プローブユニ
ットは、複数の配線をシート状部材に形成し、このプロ
ーブユニットは、矩形をした複数のプローブ領域をマト
リクス状に有し、各プローブユニットが単一基板上に固
定されているものが開示されている。特開2001−7
165号公報には、絶縁物ボードと、複数のバンプが配
設され、被測定用ウェハと同様の材質からなるプローブ
カードウェハとを備え、プローブカードウェハには、被
測定用ウェハを真空吸着するために、被測定用ウェハと
プローブカードウェハとの間をシールするスペーサと、
真空引きのためのウェハ貫通孔を形成したものが開示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平7−7
052号公報に開示された構成では、プローブ数の多数
化を図ろうとすると、各配線の形成領域の確保が困難と
なる。配線が梁のプローブ(突起)からこのプローブが
形成されている面(表面)を通って、プローブを形成す
る基板(一例として単結晶Si)の外周側面に形成されて
二次電極に到達せねばならず、その間に存在する他の配
線や素子を回避する必要があるからである。
【0004】また、特開2001−56344号公報或
いは特開2001−7165号公報に開示された構成で
は、多数のプローブを配置する構成が開示されている
が、基板とウエハとの反りなどがあった場合等であって
も、全体として良好なコンタクト或いは導通を図る構造
について開示されておらず、また、各プローブユニット
を基板に具体的に支持固定する方法等について開示がな
されていない。
【0005】例えば、このように、この位置精度がプロ
ーブユニット間で相対的に不十分だと、被検ウェハのパ
ッドにプローブがコンタクトできないといった不都合を
生じる恐れがある。 また、各プローブユニットは常に
単一の基板(16)に実質固定される構造においては、
全体構造を構成する上で基板の製造コストが莫大になる
おそれがある。、さらに例えばひとつでもプローブから
外部システムまでの配線系に故障が生じると、検査装置
の性質上これらを全て取り替えねばならず、そのリペア
にも莫大な費用を投じる必要がある。さらに、本発明に
おいて後述するような、面積(直径)の大きなウェハ中
の広い面積をカバーしようとしたときに、基板とウェハ
との反りを吸収できず、特定の場所では均一なコンタク
トがなされないといった性能的な不都合を生じるおそれ
があるので対応を図る必要がある。
【0006】本発明の目的は、これらの問題点を解決
し、ひとつの検査装置内に、例えば被検ウェハの全面積
などといった広い面積を一括にカバーするに十分な数の
プローブを配置し、ならびにそれらを良好に被検ウェハ
に対してコンタクトさせることができる半導体検査工程
を実施して、簡略・効率的に半導体装置を製造できる半
導体製造装置の製造法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体装置の
製造方法であって、ウエハの一主面に半導体装置を形成
する形成工程、前記ウエハに形成された半導体装置の不
良を検査する検査工程とを有し、前記検査工程は、被検
査半導体装置の検査電極に接触するプローブを複数備
え、前記プローブと電気的に接続し前記プローブの反対
側面に配置される二次電極と、を備えた複数のコンタク
タを有する複数のコンタクタユニットと、前記コンタク
タユニットと導通装置により電気的に連絡される電極が
形成された基板と、前記複数のコンタクタユニットを収
納し、前記コンタクタユニットの外周端を含む領域で前
記コンタクタユニットを支持するコンタクタ支持部材を
有し、前記コンタクタユニットが前記被検査半導体装置
に接触した際に前記コンタクタと前記コンタクタ支持部
材との間の位置変動を許容しうるよう形成された検査装
置を前記半導体装置の検査電極に接触させることにより
行う工程を含むことを特徴とする。
【0008】前記コンタクタ支持部材は、例えば各コン
タクタユニットのプローブを有する面側の外側端部で支
持していることができる。また、前記コンタクタ支持部
材は、コンタクタユニットのXY軸方向のずれを抑制し、
Z軸方向の動きを許容するものであることが好ましい。
例えば、いわゆる枠体によりコンタクタユニットを支持
するようにしてもよい。また、前記コンタクタユニット
を横断する梁を有するものであることができる。なお、
前記梁は、前記コンタクタユニットに形成されるプロー
ブとそれに対応する貫通孔を結ぶ領域の外側に位置する
よう形成されることが好ましい。 検査すべき半導体装
置(ウェハ)にプローブが接触していない状態では、前
記導通装置には、それに接触する部材との導通に必要な
荷重よりも小なる荷重が作用している。
【0009】具体的には例えば、プローブの集合体と、
プローブの集合体の形成面の反対面に設けた二次電極の
集合体と、プローブと二次電極とを電気的に接続する配
線とを備えたコンタクタと、コンタクタの各二次電極の
位置に合致するよう設けた、金属導体の部品からなる導
通手段の集合体を備えたピンベッドと、からなるコンタ
クタユニットを複数備えることができる。また、各コン
タクタユニットの相対位置を規定する位置決め枠と、複
数の配線層を有する基板と、位置決め枠と基板との相対
位置を規定する拘束手段と、を備えることができる。
【0010】なお、ひとつのコンタクタの外形は被検ウ
ェハの外形よりも小さいように形成する。
【0011】たとえば、コンタクタ支持材はコンタクタ
を下方から支持し、上方への移動を許容する構造。枠体
構造の上にコンタクタを配置している。検査すべき半導
体装置(ウェハ)と接触することによって各コンタクタ
ないしコンタクタユニットが前記コンタクタ支持部材か
ら離脱させる工程を有することができる。
【0012】または、半導体装置の製造方法であって、
ウエハの一主面に半導体装置を形成する形成工程、前記
ウエハに形成された半導体装置の不良を検査する検査工
程とを有し、前記検査工程は、被検査半導体装置の検査
電極に接触するプローブを複数備え、前記プローブと電
気的に接続し前記プローブの反対側面に配置される二次
電極と、を備えたコンタクタを有する複数のコンタクタ
ユニットと、前記コンタクタユニットと導通装置により
電気的に連絡される電極が配置された基板と、を有し、
前記導通装置は、前記被検査半導体装置に前記プローブ
が接触していない状態で、前記導通装置と前記基板上の
電極或いは前記コンタクタ上の二次電極との間に間隙を
有し、前記被検査半導体装置に前記プローブが接触して
いる状態で、前記導通装置は前記コンタクタと前記基板
とを電気的に連絡するように構成する。
【0013】前記導通装置は、前記プローブが前記検査
電極に接触する状態における前記導通装置に加わる応力
が、前記プローブが前記検査電極に接触しない状態にお
ける前記導通装置に加わる応力より大きくなる。
【0014】前記導通装置は、前記コンタクタに対して
半導体装置の反対側に位置し、前記プローブが前記検査
電極に接触する状態における前記導通装置に加わる応力
が、前記プローブが前記検査電極に接触しない状態にお
ける前記導通装置に加わる応力より大きくなるよう形成
される。
【0015】または、前記の半導体装置の製造方法にお
いて、前記導通装置は、応力緩和機構を備えることを特
徴とする。基板とコンタクタとの間の間隔の変動に対応
して自信の外形上の長さを変動させる機構を備える。具
体的には、弾性体を備えることができる。例えば、ばね
を備えたいわゆるポゴピンや板ばねを有することができ
る。前記導通装置は前記二次電極に対応する位置に配置
されることができる。
【0016】または、前記の半導体装置の製造方法にお
いて、前記検査装置は、前記前記コンタクタ支持部材を
支持する支持部材を有する。また、前記コンタクタ支持
部材が枠体に収納されるようにしてもよい。
【0017】または、半導体装置の製造方法であって、
ウエハの一主面に半導体装置を形成する形成工程、前記
ウエハに形成された半導体装置の不良を検査する検査工
程とを有し、前記検査工程は、被検査半導体装置の検査
電極に接触するプローブを複数備え、前記プローブと電
気的に接続し前記プローブの反対側面に配置される二次
電極と、を備えたコンタクタを有する複数のコンタクタ
ユニットと、を有し、前記コンタクタユニットの外側端
部に形成される第一のプローブに対応する前記二次電極
或いは前記貫通孔は前記プローブに対して第一の相対位
置に配置され、前記外側端部に形成される前記プローブ
より内側に形成される第二のプローブに対応する前記二
次電極或いは前記貫通孔は前記プローブに対して第二の
相対位置に配置されるよう形成された検査装置を前記半
導体装置の検査電極に接触させることにより行う工程を
含むことを特徴とする。
【0018】また、前記半導体装置の製造方法におい
て、前記第一のプローブの前記貫通孔或いは前記二次電
極は、プローブに対して片側、或いは前記コンタクタユ
ニットの外側端と反対側及び前記コンタクタユニットの
外側端と隣接する側に形成され、前記第二のプローブの
前記貫通孔或いは前記二次電極は、プローブに対して両
側に配置されることを特徴とする。
【0019】また、前記半導体装置の製造方法におい
て、前記検査装置は、前記前記コンタクタ支持部材を支
持する支持部材を有し、前記コンタクタ支持部材が前記
位置決め枠体に収納されるようにすることができる。こ
れによって位置決めをすることができる。
【0020】本発明により、ひとつの検査装置内に、例
えば被検ウェハの全面積などといった広い面積を一括に
カバーするに十分な数のプローブを配置し、ならびにそ
れらを良好に被検ウェハに対してコンタクトさせること
ができる半導体検査工程を実施して、簡略・効率的に半
導体装置を製造できる半導体製造装置の製造法を提供す
ることができる。
【0021】また、例えば不測の事態によってプローブ
から外部システムに通じる配線系に何らかの故障を生じ
ても、最小限の単位で容易にその部分のリペアを施すこ
とが可能な検査装置を提供できる。前記検査装置を検査
工程に適用して半導体装置を検査・製造し、結果的に半
導体装置の検査工程を簡略化、効率化しかつ検査コスト
の削減を可能ならしめることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、そ
れぞれ図を用いて説明する。
【0023】まず、半導体装置の製造方法について、図
を用いながら以下に概要を説明する。
【0024】半導体装置の製造工程は、いわゆる前工程
と呼ばれる、ウェハ上へ多数のLSI(狭義には異なる
が、本文中では以下、チップと記す)を形成する工程
と、これらチップに対する各種の検査工程と、各チップ
を最終的な製品形態に仕上げる組立工程とに大別でき
る。以下、それらを詳細に説明する。 前工程 前工程を図2を用いて説明する。この図2は、チップが
形成された様子を示すウェハの外観図である。この前工
程は、例えば、直径20cm、あるいは30cm程度のSiウ
ェハ1aの表面に多数のチップ1bを形成する工程であ
る。この前工程は、さらに多くの工程に細別されるが、
ここではその詳細は省略する。
【0025】この前工程を実行した結果、ウェハ表面に
は数百程度のチップ1bが形成される。
【0026】ここで、各チップの表面には、電源、グラ
ンド、各種シグナルなどのパッド(電極)1c群が形成
・配置される。このパッド1cについて、図3を用いて
説明する。
【0027】図3は、図2に示したチップ1bのうちの
ひとつを取り出して拡大した外観斜視図である。図3に
おいて。各パッド1cはチップ1b中の配線の一部を表面
に露出させたものであり、最表層には通常アルミニウ
ム、金、などを主材とする材質が用いられる。各パッド
1cの寸法は通常、一辺長が数十ないし百数十μm程度で
あり、また、配列のピッチも数十ないし百数十μm程度
である。これらパッド1cは、後の組立工程の段階で必
要に応じ半導体装置の外部端子に接続される。
【0028】図4および図5は、ウェハ1a内のチップ
およびパッドのレイアウト例を示したものである。図4
では、図2および図3で説明したと同様に、チップ1b
の長手方向に実質一列にパッド1c群がレイアウトされ
ている。一方、図5では、パッド1cがチップ1bの周縁
部全体にレイアウトされている。 検査工程 この検査工程は、ウェハ1a上に形成した各チップ1bの
基本的特性および最終的な実性能を検査する工程であ
る。また、さらにはチップ1bの潜在不良を加速的に選
別し摘出する工程である。行われる検査の段階、性質、
内容等から、これらはウェハテスト、選別、バーンイン
等、種々の名称が存在する。またこれら各々の検査工程
は、通常70℃ないし120℃程度の比較的高温中で行
われる場合が多い。 組立工程 組立工程は、ウェハ1a内の各チップ1bを個々の単位に
切断し、必要に応じてリードフレームへの接合や外周の
樹脂封止、およびリードフレームの成形等、いわゆる組
立を行って半導体装置の製品としての構造・形態を形成
する工程である。
【0029】ここでは、上記した検査工程、組立工程
が、その順序で行われるように記したが、実際には、ま
た近年の半導体装置製品の多様化を受けて、その順序は
一様ではなく、例えば検査工程、組立工程の順序が逆転
する場合、あるいはそれら各工程の項で述べたさらに細
分化した工程が順序的に複雑に入り交じって行われる場
合もある。
【0030】図1は、本発明で用いる検査装置の概断面
図である。簡単のため、例えばプローブや配線の数など
は実際よりも大幅に少なく記している。
【0031】図1において、検査装置3には、複数のコ
ンタクタユニット4が存在している。各コンタクタユニ
ット4は、複数のプローブ10、二次電極(図示せ
ず)、プローブ10と二次電極とを各々電気的に接続す
る配線(図示せず)を有するコンタクタ5すなわちプロ
ーブの集合体と、補助プレート6と、各二次電極の位置
に合致したポゴピン7群を備えたピンベッド8と、これ
ら各々の機械的接続手段、すなわち接着材9とねじな
ど、から構成されている。
【0032】複数のコンタクタユニット4は、コンタク
タ支持部材である位置決め枠11に載置されることによ
りそれぞれの相対位置(間隔)が決定されている。な
お、場合によってはただ載置するのみではなく、例えば
磁力によって、あるいはねじなどによって機械的に固定
される。通常、各コンタクタユニット4はいずれも実質
同一形状および同一構成のものを用いる。
【0033】コンタクタ支持部材である位置決め枠11
は、さらに支持部材である位置決め枠支持構造12上に
載置されている。位置決め枠支持構造12は、基板2に
対して固定されていることが好ましい。位置決め枠11
は、位置決め枠支持構造12上にZ軸方向(上下方向)
に可動的に設置され、コンタクタユニット4は、位置決
め枠11上にZ軸方向(上下方向)に可動的に設置され
る。
【0034】基板2は、紙面上その下面にて各ポゴピン
7に合致する位置にパッド(図示せず)が存在してお
り、それらは必要に応じて基板2内に設けた多層の配線
21層を通じて基板2の紙面上、上面へ電気的に接続さ
れる。基板2の上面では、それらがコンデンサ、抵抗、
その他の実装部品に接続される。それらを受け、配線2
1は最終的に基板の外周部へと引き延ばされ外部システ
ム(図示せず)へ接続するためのパッドへ通じる。
【0035】基板2の紙面上上面には、補強板14が接
合されている。これは、被検ウェハ1aとプローブ10
がコンタクトしたときの荷重によって基板2に生じる反
りを低減するためのものである。
【0036】ピンベッド8において、ポゴピン7群は筐
体15の中で、ポゴピンの長手方向ならびに直径方向に
適度な遊びを持つよう構成される。また、ポゴピン7群
は、基板2(のパッド)との接触面に、初期、すなわち
検査を行う以前の状態にて適度な空隙を持つよう構成さ
れる。
【0037】一方、ウェハプローバ(図示せず)内の一
構成要素であるウェハステージ16には、被検ウェハ1
aが所定の位置に載置される。また、ウェハステージ1
6の、ウェハ1aの外周には、ウェハ1aの厚さとほぼ同
等の座ぐり17が形成されている。さらに、ウェハステ
ージ16の内部にはウェハを所定の検査温度に制御する
ためのヒータ18が内蔵される。
【0038】次に、図6を用いて、本検査装置の組立お
よび特定のコンタクタ(ユニット)のリペアの手順を説
明する。
【0039】図6は、図1で示した検査装置の分解図で
ある。
【0040】まず、コンタクタユニット4の組立につい
て説明する。
【0041】コンタクタユニット4は、まずコンタクタ
5と補助プレート6とを、接着材9によって特にx、y方
向の相対位置に注意しながら接合する。接着材9には、
熱硬化性、熱可塑性いずれかの性質を有するものが用い
られ、硬化後ゴム弾性的性質を生じるものを選定しても
よい。あるいは、コンタクタ5と補助プレートとを一体
化する上で、溶融接合の手法を採る場合もある。
【0042】次に、コンタクタ5と補助プレート6とを
一体化したものに対して、ピンベッドを接合する。これ
に際しては、その両者をねじ止めすることがよい。以上
により、コンタクタユニット4の構成が終了する。
【0043】コンタクタユニット4を必要な個数構成し
た後、これらを位置決め枠11に紙面上、上方向より載
置する。
【0044】次に、位置決め枠11を位置決め枠支持構
造12に、紙面上、上方向より載置する。
【0045】次に、位置決め枠支持構造12を、基板2
に紙面上、下方向よりねじなどで機械的に固定する。
【0046】一方、基板2には、予め補強板14が接合
されている。また、実装部品13がはんだ付け等により
実装されている。
【0047】以上の作業により、本発明の検査装置の組
立が完了する。特定のコンタクタユニット4のリペアの
際には、これに準じた手順を採る。
【0048】図7、図8、図9は、上述したコンタクタ
ユニット4の具体的形状の一例であり、図7は、図1の
検査装置に用いたコンタクタユニットの概断面図、また
図8はその斜視図、さらに図9はその分解図である。
【0049】前記コンタクタユニット4はコンタクタ5
と補助プレート6を介してピンヘッド8と接続されてい
る。 なおここでは、その代表的形態として、コンタク
タ5とピンベッド8との間に補助プレート6を介した
が、補助プレート6により、 コンタクタ5の剛性向上(補強) コンタクタ5の製造プロセス上止むを得ず生じる反り
の矯正(平坦化) ポゴピン7の筐体15からの突出部を確保するための
コンタクタ5とピンベッド8とのスペーサ を図ることができる。よって、これらが実質的に満足で
きるのであれば、例えばピンベッド8の筐体15の形状
を、筐体15と補助プレート6とが一体化したように変
更することによりその代替、すなわち補助プレート6の
省略も可能である。あるいはコンタクタ5に同様の措置
を施して補助プレート6を省略してもよい。
【0050】続いて、コンタクタ5の一例の詳細を説明
する。
【0051】図10は、本発明で用いたコンタクタ5の
上面方向からの斜視図であり、また図11は下面方向か
らの斜視図である。
【0052】本コンタクタ5は、複数のプローブ10を
単一のSi基板(ウェハ)内に、エッチングの手法により
形成し、プローブ10形成面の反対面の二次電極、ない
しはその両者を電気的に接続する配線(図示せず)を、
めっきおよびスパッタリングにより形成したものであ
る。プローブ10形成面とその反対面とを配線で繋ぐた
めに、ここではコンタクタ5の基板に貫通孔19を予め
形成し、各貫通孔19内を配線が通るようにしてある。
貫通孔19は、ここでは配線の数(すなわちプローブ1
0あるいは二次電極の数)と同等設けたが、ひとつの貫
通孔19に複数の配線を通すことも可能であり、この目
的に対しては貫通孔19の形状、数、レイアウトに多く
のバリエーションが存在する。またさらに、貫通孔19
を異方性エッチングにより形成した場合、その側壁は原
理的に所定角度を持った斜面をなす(図10の貫通孔1
9を参照)ので、また前述のようにこの斜面にも配線の
一部が敷設されることになるから、この斜面を二次電極
とみなしてポゴピンを挿入するよう相互をレイアウトし
てもよい。この措置によって、 別途改めて図10のように二次電極を形成する必要が
なくなるため、二次電極のレイアウトスペースが十分に
確保できない場合でもポゴピンとの接続が可能になる 斜面に対してポゴピンを挿入することになるから、両
者の相対位置が強制的に拘束される、すなわちセルフア
ライメントされることになるため、位置決め性が向上
し、結果、電気的接続信頼性が向上するといった利点が
享受される。
【0053】本コンタクタ5において、配線は、通常複
数の材質の積層構造を採る。それらは、めっき配線とSi
基板との相互接着性を向上させるためのスパッタリング
による下地膜、できる限り低抵抗を得る主配線、および
配線表面を酸化ないしは機械的衝撃から保護する保護膜
に大別される。それぞれの厚さは数十nmから数μm程度
の値とするのがよい。
【0054】本発明のコンタクタ5では、各プローブ1
0は通常それぞれ独立の梁上に設けられる。各梁20、
プローブ10、および上述の貫通孔19は、周囲のSi基
板を厚さ方向にエッチングすることにより得られる立体
である。それぞれの寸法はおおよそ次の程度に設定され
る。 梁 梁は、幅を被検ウェハのコンタクトすべきパッドの最小
間隔を基にして、それよりも小さくする。例えば最小間
隔が80μmであれば75μm程度、150μmであれ
ば140μm程度とする。また、厚さは数十μmとし、
定めた幅と厚さ、およびこの梁を所定値たわませたとき
に得るべき荷重の必要値から長さが決定される。通常、
長さは0.5mmないし2mm程度の値を採る。 プローブ プローブは、その高さを、最低限プローブ形成プロセス
において止むを得ず生じる個々の高さばらつきよりも高
くする必要がある。理想的には、高さを前記高さばらつ
きに所望の梁たわみ量を加えた値に設定するのがよい。
このことにより、梁が規定量だけたわんだときにコンタ
クタ5のプローブ10形成側主面が被検ウェハに接触
し、結果、与える押圧荷重がそれ以上の値であれば梁の
たわみは常に一定値となるため、各プローブ10と被検
ウェハのパッドとのコンタクト荷重が一定値に自動制御
され、特に慎重な荷重制御を施さなくても梁が破損する
といった不都合を回避することができる。これらを満足
するプローブの高さは通常10から50μm程度の範囲
に含まれる。 貫通孔 貫通孔は、上述したように異方性エッチングにより所定
の斜面を有するよう形成することにより、Si基板の厚さ
方向への配線の敷設(スパッタリング)の信頼性を向上
させることができる。この結果、通常は最も大きい部分
においてその一辺長が0.4mmから1.0mm程度の
値になる。また、その反対表面の最も小さな部分は、Si
基板の両面で配線が確実に接続されることを条件として
その最低寸法が決定される。通常、一辺長数十μm程度
の寸法が必要である。
【0055】ここでは、コンタクタ5をSiを基材として
構成した場合に限り説明したが、例えば既存の有機薄膜
を基材とするもの、もしくはセラミックを基材とするも
のでも、補助プレートに対して高精度に一体化させるこ
とを条件として代用することができる。
【0056】続いて、補助プレートの詳細を、図12、
図13を用いて説明する。
【0057】図12は、本発明で用いた補助プレートの
上面方向からの斜視図であり、また図13は下面方向か
らの斜視図である。
【0058】図から明らかなように、補助プレート6に
は多くの貫通孔22が存在する。この貫通孔22は、補
助プレート6を介してコンタクタの二次電極とポゴピン
とが接触することができるようにするために採る措置で
ある。図12、図13の例では、図10、図11に示し
たコンタクタ5の貫通孔19にポゴピンが挿入できるよ
うその位置をレイアウトしている場合の例である。 他
にポゴピンの配置によっては、図10、図11で示した
二次電極26の位置に合致するよう貫通孔22をレイア
ウトしてもよい。
【0059】補助プレート6は、コンタクタが上述のSi
を基材とするものを前提とした場合、それにできる限り
線膨張係数を合致させることが好ましい。そのため、材
質として42ニッケル合金、もしくはパイレックス(登
録商標)ガラス等を採用することができる。基材を42
ニッケル合金とする場合は、その製法としてフォトファ
ブリケーションを採用するのがよく、これにより形状を
高精度に構成することができる。この製法を採る場合
は、複数の薄板を熱圧着して結果的に一枚の厚板を得る
手法を採る。ただし、注意すべき点として、コンタクタ
の配線同士が短絡せぬよう、配線と本補助プレート6が
直接接しないような形状的処理を施す、もしくは補助プ
レート6およびコンタクタの配線表面を絶縁処理する、
等の対策をすべきである。また、大きな面積を一括にカ
バーすべく、ひとつの検査装置内に多くのコンタクタユ
ニットを用いると、その自重により位置決め枠にたわみ
が生じる等の不都合が生じるので、それを軽減するため
に補助プレートはできる限り軽量化されることが望まし
い。そのためには、図13でわかるように、コンタクタ
と直接接する部分21の面積を少なくし、その他の部分
は肉厚を薄くするといった措置を講じることが好まし
い。さらに、補助プレート6は、前述したようにプロセ
ス上止むを得ない反りを生じたコンタクタを平坦に矯正
する役割も有するので、特にコンタクタとの接合面の平
坦性には気を遣うべきである。
【0060】続いて、ピンベッドの詳細を、図14、図
15、図16を用いて説明する。
【0061】図14は、図1の検査装置に用いたコンタ
クタユニット中の特にピンベッドの概断面図、また図1
5はその斜視図、さらに図16はその分解図である。
【0062】ピンベッド8は、これまでの記述から明ら
かなように、コンタクタと基板(ひいては外部システ
ム)との電気的接続を果たすインタフェース部品であ
る。その構成は、ポゴピン7および筐体15よりなる。
また筐体15は、特に図16からわかるように上板15
a、本体15b、下板15cの3つの部品よりなる。これ
らは樹脂モールドにより形成されることが多い。本体1
5bにはポゴピン7群が入る貫通孔が複数設けられてお
り、その上下より、本体15bの貫通孔よりも小さな貫
通孔を有する上板15a、下板15cをねじ止めしてポゴ
ピン7の脱落を防止する。
【0063】なお、ここではポゴピン7を用いた場合に
限り記述したが、そのコスト、電気的信頼性等によって
はこれを例えばプレスにより一体成形した金属ピンに置
き換えてもよい。
【0064】続いて、位置決め枠について説明する。
【0065】図17は、図1の検査装置に用いた位置決
め枠の概断面図、また図18はその上面方向からの斜視
図、さらに図19はその下面方向からの斜視図、さらに
図20はその分解図である。
【0066】位置決め枠11は、複数のコンタクタ(ユ
ニット)を被検ウェハのパッドレイアウトに合致するよ
う相対的に位置決めする上で重要な構成部品である。位
置決め枠11には、コンタクタに予め設けられた位置決
め用のエッジ(図29にて後述)をはめるための、相応
の寸法精度を有する貫通孔24が設けられている。貫通
孔24を設ける部分の板厚25は、コンタクタのエッジ
部分がこれを貫通して検査装置表面に露出するようその
高さよりも小さくする必要があり、その結果通常位置決
め枠11の周囲よりも大幅に薄くされる。一方、周囲
は、前述したようなコンタクタユニットの自重によるた
わみを低減する上で相応の厚さが必要になる。
【0067】このように、部分によって板厚が異なり、
かつ特に貫通孔24に相応の位置精度を要求するような
形状を実現するためには、フォトファブリケーションお
よび熱圧着の製法を採ることが有効である。このこと
を、図20を用いて説明する。各々断面形状の異なる複
数の薄板11a、11b、11c(、あるいはさらに多く
の薄板)をフォトファブリケーション(エッチング)に
より作製し、それらを熱圧着により一体化している。
【0068】位置決め枠11は、検査工程における温度
によって被検ウェハとの間に生じる熱膨張差をできる限
り小さくすることが好ましい。これは、両者の熱膨張差
によってプローブと被検ウェハのパッドとの間に位置ず
れを生じ、当該の双方がコンタクトできなくなる不都合
を回避するためである。そのため、上述の製法を採るこ
とが可能でかつ被検ウェハ(シリコン)との線膨張係数
の差が小さな42ニッケル合金を材質に用いるのが好ま
しい。
【0069】なお、位置決め枠11に、コンタクタユニ
ットと同数のサブ基板を構成し、コンタクタユニットを
このサブ基板に搭載した後位置決め枠11に紙面上、下
方向より取り付けてもよい。この措置により、コンタク
タユニットのリペア性をさらに向上させることができ
る。
【0070】図21は、本発明の検査装置の位置決め枠
支持構造に対して位置決め枠を配置し、さらに位置決め
枠に対して複数のコンタクタユニットを配置した状態
の、上面方向からの斜視図である。
【0071】図22、図23は、複数のコンタクタを再
配置することによってウェハ内の広い面積をカバーする
構造を達成しようとしたときに考えられるユニットの形
態例を示す検査装置の概断面図である。そのうち図22
は、コンタクタ、補助プレート、ピンベッド、さらに必
要に応じて設けるインタポーザのそれぞれを、同種の部
品ごとに一体化してユニットとした例(平面ユニット構
成)を示す図であり、また図23は各部品をコンタクタ
の単位で一体化してユニットとした例(立体ユニット構
成)を示す図である。本発明では、これまでの記述から
明らかなように後者の立体ユニット構成を採っている。
これは、立体ユニット構成の方が平面ユニット構成に比
して次の点が有利であるためである。 特に被検ウェハをカバーする上で非常に多くのコンタ
クタを用いる必要がある場合、ユニット当たりの部品数
が少なく、したがってユニットの製造歩留が高い 特定のユニットが万一破損した際、リペアすることに
よる実損が少ない ユニットごとの動作のフレキシビリティが高い(図2
7にて後述) 被検ウェハとの熱膨張差が小さいよって、本発明では
後者の立体ユニット構成を採るものであり、本発明の特
徴のひとつである。
【0072】続いて、本発明の検査装置における機構的
な作用について順次説明する。
【0073】図24は、本発明のように複数のコンタク
タ(ユニット)を用いて被検ウェハ内の大面積をカバー
しようとしたときに、各プローブごとに押圧荷重の不均
一を生じ、結果、必要なコンタクト信頼性が得られなく
なる原因を示す、検査装置および被検ウェハの構造概念
図である。よって、言い換えれば、図24に示す各原因
を各々解決することにより上述の目的が達せられること
になる。
【0074】まず、押圧不均一の各原因を、図24中
から(10)に示す。それぞれは以下のとおりである。 1コンタクタ内のプローブ高さの個体差 コンタクタのプローブ形成面の凹凸(例えば反り) 被検ウェハのパッド形成面の凹凸(例えば反り) 基板のz方向の変形(例えば押圧時の反力による反
り、あるいは熱変形) コンタクタごとの不連続な高さばらつき コンタクタごとの、x、y方向の相対的位置ばらつき コンタクタとウェハとの相対的勾配 熱膨張に伴う、各プローブと各々当該するパッドとの
x、y方向の位置ずれ ウェハプローバのz方向ストローク(押圧量)ばらつ
き (10)コンタクタ面の凹凸(例えばコンタクタユニットの
自重による位置決め枠の反り) これらのうち、およびを除いてはいずれも、結果的
に各プローブと各々当該するパッドとの相対距離が各ペ
アごとに見かけ上変化してしまい、さらにその結果コン
タクト時の押圧量がばらついてしまう(最悪の場合押圧
量が0、すなわちコンタクトしない)現象を誘発するも
のである。本発明における、上述の各不均一要因への機
構的対応を、図を用いながら以下順序に沿って示す。 1コンタクタ内のプローブ高さの個体差 への対応 図25は、本発明で用いるコンタクタのプローブ近傍の
概断面図である。
【0075】本コンタクタ5では、各プローブ10は各
々独立の梁20の上に設けられている。このプローブ1
0を、被検ウェハ1aのパッド1cにコンタクトさせる
と、そのとき生じる荷重によって梁20が図示のように
たわみを生じる。このため、各プローブ10の高さに個
体差が存在しても、それを吸収することができる。 コンタクタのプローブ形成面の凹凸(例えば反り)
への対応 図26は、本発明で用いるコンタクタユニットの補助プ
レートと、反りを生じたコンタクタの接合直前の概断面
図である。
【0076】これまで述べたような、シリコンの基板に
対してエッチングによりプローブ、梁、その他の立体を
形成し、かつその表層に配線を施すコンタクタ5を用い
る場合には、コンタクタ5の基材であるシリコンウェハ
内に予め存在する残留応力が部分的に開放される作用、
ならびに配線を形成するプロセス的な応力等により、コ
ンタクタ5に反りを生じる場合がある。その量は、コン
タクタ5の形状や寸法にも左右されるが、通常数ないし
数十μm程度となることが多い。このことは、先に述べ
たように各プローブ10の見かけ上の高さばらつきを生
じることになるから、コンタクトの不均一の要因とな
る。
【0077】これを回避するため、本発明では、所定の
平坦性を予め確保した補助プレート6にコンタクタ5を
接触させ、コンタクタ5を補助プレート6の接合面の平
坦度に倣わせるという措置を採る。よって、本発明にお
いては、コンタクタ5の曲げ剛性は補助プレート6に比
して小さくする。 被検ウェハのパッド形成面の凹凸(例えば反り) へ
の対応 図27は、本発明のコンタクタが、反りを有するウェハ
に対してコンタクトしている状態を示す概断面図であ
る。
【0078】本発明では、ひとつの検査装置についてコ
ンタクタ5は必ず複数存在し、またひとつのコンタクタ
5の外形は常に被検ウェハ1aの外形よりも小さくなっ
ている。さらに、各コンタクタ5はウェハ1aにコンタ
クトした状態で実質それぞれが独立なz方向移動量およ
び傾きを持つことができる(本作用は図30、図31の
説明時に詳述する)。この結果、各コンタクタ5は被検
ウェハ1a内の自らの直下部の凹凸に自在に対応できる
ことを意味する。すなわち、コンタクタ5の外形を被検
ウェハ1aに比して小さくすることにより、マクロ的に
反りを有するウェハは反りが見かけ上ある値の直線的な
勾配に変換され(コンタクタ5の微分効果)、それに対
して図26の措置によって平面を保証されたコンタクタ
5が任意の勾配で接することを可能にする。よって、題
記の対応が可能になる。 基板のz方向の変形(例えば押圧時の反力による反
り、あるいは熱変形) への対応 図28は、反りを有する基板の様子を示す概断面図であ
る。
【0079】大きな面積内の多くのプローブを一活にコ
ンタクトさせようとすると、それに要する荷重の総和は
単一のプローブのコンタクトに必要な値にプローブ数を
乗じた値となり、例えば直径30cmのウェハでは、その
値は1000ないし2000Nと大きなものになる。こ
のとき、検査装置の基板2には、その押圧力の総和に等
しい反力がかかるため、通常用いられるガラスエポキシ
などの材料では相当の反りを生じる。この反りに伴う基
板2の個々の点における勾配は、これまでの記載と同様
にプローブ高さを見かけ上変化させてしまうため、やは
りコンタクト不均一の要因となる。
【0080】このため本発明では、基板2に対して部分
的に金属および相応の剛性を有する材質で補強板を構成
し、基板の曲げ変形を抑制する。 コンタクタごとの不連続な高さばらつき への対応 図29は、複数のコンタクタと、それを再配置するのに
用いる位置決め枠の概断面図である。
【0081】各コンタクタ5は、位置決め枠11の貫通
孔24の外形と相対的に合致する形状の段差27を有し
ている。コンタクタ5の段差27および位置決め枠11
の貫通孔24は、それぞれが主にエッチングの手法で形
成されることが好ましい。そうすることにより、その結
果通常の機械加工等の手法に比べ高い寸法精度を有して
いる。この状態で位置決め枠11に対してコンタクタ5
を載置(搭載)することにより、両者が接触した段階で
自動的に各コンタクタのz方向の高さが定まる。ここ
で、コンタクタ5を図26の措置によって平坦化し、か
つ位置決め枠11の平坦性を保証し、さらにコンタクタ
5の段差27相応の寸法公差で規定することにより題記
の対応が可能になる。 コンタクタごとの、x、y方向の相対的位置ばらつき
への対応 再度図29を用いて説明する。
【0082】と同様の措置によって、題記ばらつきを
所定値まで低減することができる。 コンタクタとウェハとの相対的勾配 への対応 コンタクタ5と被検ウェハ1aは、ウェハプローバの検
査装置取り付け部とウェハステージとの相対的勾配、あ
るいはそれらに検査装置ならびに被検ウェハをセットし
たときの誤差によりある程度の相対的勾配を有する。こ
の勾配は、これまでの記述と同様にプローブと被検ウェ
ハの当該パッドとの相対距離にばらつきを生じさせるこ
とになるから、押圧不均一の一要因となる。
【0083】図30は、本発明の検査装置と被検ウェハ
とがコンタクトする際の機構的作用の流れを示すフロー
チャートであり、また図31はその機構的作用を示す本
発明の検査装置の主要部断面図である。両図を用いてこ
のことに対応する本発明の機構的作用を説明する。 ウェハプローバに被検ウェハをセット(ロード)し、
検査装置3のプローブ10と被検ウェハ1aのパッド
(図示せず)とのx、y位置をアライメントする(図31
(a))。
【0084】次に、検査装置3とウェハステージ16と
を相対的に接近させる。一般にはウェハステージ16が
紙面上、上方に移動する。
【0085】そのとき、経時的に、 まず、プローブ10と被検ウェハ1aとが接触し、結
果としてコンタクタユニット4が位置決め枠11から紙
面上上方に離脱し、かつ図31(a)における基板2と
ポゴピン7の空隙28が減少もしくは消滅する(図31
(b))。このことにより、各コンタクタユニット4は
被検ウェハ1a上のしかるべき位置に自らの自重および
若干のポゴピン7のばね力のみによって一時的に固定さ
れることになり、結果、図27で述べたように各コンタ
クタユニット4がその直下のウェハ1aの傾斜に沿う、
すなわちz方向のプリアライメントがなされる。 次に、位置決め枠11とウェハステージ16もしくは
被検ウェハ1aとが接触し、結果として位置決め枠11
が位置決め枠支持構造12から離脱し、かつポゴピン7
と基板2とがポゴピン7の縮み変形量に対応した荷重で
接触し、かつその荷重でコンタクタ5のプローブ10と
被検ウェハ1a(のパッド)とがコンタクトする(プロ
ービングされる)(図31(c))。このことにより、
コンタクタ5と被検ウェハ1a、およびコンタクタ5と
ポゴピン7、およびポゴピン7と基板2がそれぞれ電気
的に接続され、検査が行われることになる。
【0086】上記の一連の動作からわかるように、本発
明の検査装置では、被検ウェハとプローブがコンタクト
していない状態では、プローブから基板までの導通はさ
れておらず、被検ウェハにコンタクトし、検査装置内部
にポゴピンのばね力による荷重が作用して初めてそれら
の導通が確保されることになる。この措置を採る理由
を、図32を用いて説明する。
【0087】図32は、位置決め枠がコンタクタユニッ
トの自重によって紙面上、下に凸に反った上体を示す当
該部分の概断面図である。検査装置内部を予め導通させ
るために必要な荷重を検査装置内部に与えることは、そ
の荷重が前述のように膨大なために、図32に破線で示
したように検査装置(のうち特に位置決め枠、あるいは
基板2)にたわみを生じてしまうことにつながる。本措
置はこの不都合を回避するためのものである。
【0088】図33によってこのことをさらに説明す
る。
【0089】図33は、本発明で用いるポゴピンの、内
蔵されたコイルばねの縮み変形量とそのときばねが発生
する荷重との関係、および本発明における当該ポゴピン
の用い方を示すグラフである。
【0090】ポゴピンに内蔵されたばね(あるいはばね
機構)は、使用する縮み変形量の範囲で線形(弾性)挙
動を示す。プローブと被検ウェハがコンタクトしていな
い状態では、ポゴピンは基板との間に空隙を有するか
ら、ばねの縮み変形のエネルギはポゴピン内部にのみ作
用しており、結果、検査装置に与える荷重はほぼ0であ
る。プローブと被検ウェハとを相対的に近づけるとそれ
に伴ってばねが縮み、応じて荷重が増加する。ウェハプ
ローバのオーバードライブ量、すなわち押し付け量を、
結果的に導通が保証される荷重値に達するまでばねを縮
ませるように設定することにより、初期的にはたわみを
生じず、検査の段階で導通する検査装置の機械系が成立
することになる。
【0091】なお、図30のフローチャートでは、それ
ぞれの処理がフィードバック制御のもとに行われるので
はなく、一連の動作が連続的に、しかも一瞬のうちに行
われるものであっても良い。 熱膨張に伴う、各プローブと各々当該するパッドとの
x、y方向の位置ずれ への対応 位置決め枠を例えば42ニッケル合金などのように、線
膨張係数が比較的被検ウェハに近い値をもつ材質で構成
する(図17、図18、図19、図20の説明で前述)
ことができる。 ウェハプローバのz方向ストローク(押圧量)ばらつ
き への対応 この現象による荷重ばらつきは、本発明の機構によれば
ポゴピンの縮み変形量のばらつきに伴う値と等価であ
る。よって、この現象が懸念されるときには、用いる各
ポゴピンのばね定数を小さくする。 (10)コンタクタ面の凹凸(例えばコンタクタユニットの
自重による位置決め枠の反り) への対応 ・図32、図33にて説明したようにすることができ
る。 ・位置決め枠の厚い部分の厚さをできる限り厚く構成
し、曲げ剛性を高めることも考えられる。 ・ポゴピンのばね力で反りを生じぬよう、初期的に基板
とポゴピンとの間に空隙を設ける。
【0092】続いて、図24で示した以外の押圧時の不
都合、ならびに本発明でのそれへの対応を、図34、図
35および図36を用いて説明する。
【0093】図34は、一般的なウェハステージそれに
設置された被検ウェハ、および本発明の検査装置の主要
部断面図であり、また図35は図34の構成における不
都合を示す主要部断面図である。さらに、図36は本発
明のウェハステージを用いた場合の主要部断面図であ
る。
【0094】本発明の検査装置では、用いる複数のコン
タクタユニット4はその互換性を高める上からも実質同
一のものを用いる。その結果、一般に略円形の被検ウェ
ハに対して全面を一括にカバーできるようこれらを再配
置しようとすると、通常被検ウェハの外周にコンタクタ
ユニット4一部がはみ出す場合が多い。このこと自体
は、検査に際して特に悪影響を与えるものではなく、は
み出した部分はそれを無視すればよい。しかし、この状
態でコンタクタユニット4に押し付け荷重を与えると、
図35のようにコンタクタユニット4が傾いてしまう場
合がある。
【0095】そこで、このような現象を回避するため、
本発明では図36に示したように、ウェハステージ16
の被検ウェハ1a外周部に、被検ウェハ1aの厚さとでき
る限り等しい座ぐり17を設ける。
【0096】続いて、本発明におけるコンタクタのひと
つの実施形態について述べる。
【0097】図37は、本発明の検査装置における被検
ウェハの輪郭と、その全体をカバーすべく再配置された
複数のコンタクタのレイアウトを示す略上面図であり、
図38はここで用いた各コンタクタの一例を示す上面図
である。
【0098】図37において、各矩形はコンタクタ(ユ
ニット)の上面形状を、また円形の一点鎖線は被検ウェ
ハの上面形状を示すものである。各コンタクタ(ユニッ
ト)はできる限り外形を小さくし、隣接間に隙間29を
確保することが必要である。この隙間29には、例えば
図8で示したようなコンタクタユニットのねじ止めのた
めのリブ30その他必要な機能を配置する。また、コン
タクタ(ユニット)の使用数量を必要最小限に留めるた
め、被検ウェハの紙面上上下部は他に比べコンタクタ
(ユニット)配置数を少なくしてもよい。このことは同
時に、検査装置の外形を小さく留める上でも有効であ
る。
【0099】複数のコンタクタ(ユニット)を再配置す
る上では、ひとつのコンタクタの面積は当該コンタクタ
がカバーするチップの総面積よりも小さいことが幾何学
的必要条件である。コンタクタには外形を小さくするた
めのレイアウト的な措置が必要になる。図38からわか
るように、各チップのコンタクトすべきパッドに対応す
る梁20(およびプローブ)の配置は被検ウェハの形状
に依存するため変更は不可能であるが、コンタクタ5の
その他の構成部品、すなわち貫通孔19や二次電極26
などは、上記に応じてレイアウトを変更する。図38に
おいて採られた措置は、まずコンタクタ5の紙面上、上
下の貫通孔191は、その内側にある貫通孔19と異な
り、コンタクタ5の内側へ配置してある。 なお、最外
周に配置するコンタクタの形成されるプローブと二次電
極を連絡する貫通孔は、その内側に位置するコンタクタ
に形成される貫通孔と異なる配置(プローブと貫通孔と
の相対的配置)をとる。内側に位置するコンタクタに形
成される貫通孔は、対応するプローブの複数の側に形成
される。一方、最外側に位置するコンタクタに形成され
る貫通孔は、対応するプローブの片側、或いは内側及び
外側と隣接する側に形成される。つまり、外側を除く側
に形成されることが好ましい。
【0100】また二次電極26は、それがコンタクタ5
の外周部に位置せぬよう可能な限り内側に纏めて配置し
てある。これらの結果、コンタクタ5の外形は、当該コ
ンタクタ5がカバーすべきチップの総面積よりも小さく
なっており、さらにこの結果、複数のコンタクタを実質
同一面上にある隙間を持って再配置することが幾何学的
に可能になっている。
【0101】
【発明の効果】本発明により、ひとつの検査装置内に、
例えば被検ウェハの全面積などといった広い面積を一括
にカバーするに十分な数のプローブを配置し、ならびに
それらを良好に被検ウェハに対してコンタクトさせるこ
とができる半導体検査工程を実施して、簡略・効率的に
半導体装置を製造できる半導体製造装置の製造法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】検査装置の概断面図
【図2】被検体であるウェハの一例
【図3】ウェハ内に複数形成されているチップの拡大図
【図4】図2および図3で示したと同様のチップの例
【図5】パッドが各チップの外周に配置されているチッ
プの例
【図6】図1で示した検査装置の分解図
【図7】図1の検査装置に用いたコンタクタユニットの
概断面図
【図8】図7に関する斜視図
【図9】図7に関する分解図
【図10】コンタクタの上面方向からの斜視図
【図11】下面方向からの斜視図
【図12】補助プレートの上面方向からの斜視図
【図13】下面方向からの斜視図
【図14】図1の検査装置に用いたコンタクタユニット
中の特にピンベッドの概断面図
【図15】図14に関する斜視図
【図16】図14に関する分解図
【図17】図1の検査装置に用いた位置決め枠の概断面
【図18】図17に関する上面方向からの斜視図
【図19】図17に関する下面方向からの斜視図
【図20】図17に関する分解図
【図21】検査装置の位置決め枠支持構造に対して位置
決め枠を配置し、さらに位置決め枠に対して複数のコン
タクタユニットを配置した状態の、上面方向からの斜視
【図22】ウェハ内の広い面積をカバーする構造の形態
例を示す検査装置の概断面図
【図23】ウェハ内の広い面積をカバーする構造の形態
例を示す検査装置の概断面図
【図24】検査装置および被検ウェハの構造概念図
【図25】コンタクタのプローブ近傍の概断面図
【図26】コンタクタユニットの補助プレートとコンタ
クタの接合直前の概断面図
【図27】コンタクタが、反りを有するウェハに対して
コンタクトしている状態を示す概断面図
【図28】反りを有する基板の様子を示す概断面図
【図29】複数のコンタクタと、それを再配置するに用
いる位置決め枠の概断面図
【図30】検査装置と被検ウェハとがコンタクトする際
の機構的作用の流れを示すフローチャート
【図31】検査装置の主要部断面図
【図32】位置決め枠がコンタクタユニットの自重によ
って紙面上、下に凸に反った上体を示す当該部分の概断
面図
【図33】ポゴピンの、内蔵されたコイルばねの縮み変
形量とそのときばねが発生する荷重との関係を示すグラ
【図34】ウェハステージそれに設置された被検ウェ
ハ、および本発明の検査装置の主要部断面図
【図35】図34の構成における不都合を示す主要部断
面図
【図36】ウェハステージを用いた場合の主要部断面図
【図37】被検ウェハの輪郭と、その全体をカバーすべ
く再配置された複数のコンタクタのレイアウトを示す略
上面図
【図38】各コンタクタの一例を示す上面図
【符号の説明】
1a:ウェハ、1b:チップ、1c:パッド、2:基板、2
1:配線、10:プローブ、3:検査装置、4:コンタ
クタユニット、5:コンタクタ、6:補助プレート、
7:ポゴピン、8:ピンベッド、9:接着材、10:ね
じ、11:位置決め枠、11a、11b、11c:薄板、
12:位置決め枠支持構造、13:実装部品、14:補
強板、15:筐体、15a:上板、15b:本体、15
c:下板、16:ウェハステージ、17:座ぐり、1
8:ヒータ、19:貫通孔、191:貫通孔、20:
梁、21:コンタクタと直接接する部分、22:貫通
孔、23:電極、24:貫通孔、25:板厚、26:二
次電極、27:段差、28:空隙、29:隙間、30:
リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金丸 昌敏 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 清水 浩也 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 青木 英之 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 2G011 AA16 AA21 AB10 AC06 AE03 2G132 AA00 AB03 AE03 AE04 AF02 AL12 4M106 AA01 BA01 BA14 DD03 DD04 DD13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体装置の製造方法であって、ウエハの
    一主面に半導体装置を形成する形成工程、前記ウエハに
    形成された半導体装置の不良を検査する検査工程とを有
    し、前記検査工程は、被検査半導体装置の検査電極に接
    触するプローブを複数備え、前記プローブと電気的に接
    続し前記プローブの反対側面に配置される二次電極と、
    を備えた複数のコンタクタを有する複数のコンタクタユ
    ニットと、前記コンタクタユニットと導通装置により電
    気的に連絡される電極が形成された基板と、前記複数の
    コンタクタユニットを収納し、前記コンタクタユニット
    の外周端を含む領域で前記コンタクタユニットを支持す
    るコンタクタ支持部材を有し、前記コンタクタユニット
    が前記被検査半導体装置に接触した際に前記コンタクタ
    と前記コンタクタ支持部材との間の位置変動を許容しう
    るよう形成された検査装置を前記半導体装置の検査電極
    に接触させることにより行う工程を含むことを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】半導体装置の製造方法であって、ウエハの
    一主面に半導体装置を形成する形成工程、前記ウエハに
    形成された半導体装置の不良を検査する検査工程とを有
    し、前記検査工程は、被検査半導体装置の検査電極に接
    触するプローブを複数備え、前記プローブと電気的に接
    続し前記プローブの反対側面に配置される二次電極と、
    を備えたコンタクタを有する複数のコンタクタユニット
    と、前記コンタクタユニットと導通装置により電気的に
    連絡される電極が配置された基板と、を有し、前記導通
    装置は、前記被検査半導体装置に前記プローブが接触し
    ていない状態で、前記導通装置と前記基板上の電極或い
    は前記コンタクタ上の二次電極との間に間隙を有し、前
    記被検査半導体装置に前記プローブが接触している状態
    で、前記導通装置は前記コンタクタと前記基板とを電気
    的に連絡することを特徴とすることを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1の半導体装置の製造方法におい
    て、前記導通装置は、応力緩和機構を備えることを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1の半導体装置の製造方法におい
    て、前記検査装置は、前記前記コンタクタ支持部材を支
    持する支持部材を備えることを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】半導体装置の製造方法であって、ウエハの
    一主面に半導体装置を形成する形成工程、前記ウエハに
    形成された半導体装置の不良を検査する検査工程とを有
    し、前記検査工程は、被検査半導体装置の検査電極に接
    触するプローブを複数備え、前記プローブと電気的に接
    続し前記プローブの反対側面に配置される二次電極と、
    を備えたコンタクタを有する複数のコンタクタユニット
    と、を有し、前記コンタクタユニットの外側端部に形成
    される第一のプローブに対応する前記二次電極或いは前
    記貫通孔は前記プローブに対して第一の相対位置に配置
    され、前記外側端部に形成される前記プローブより内側
    に形成される第二のプローブに対応する前記二次電極或
    いは前記貫通孔は前記プローブに対して第二の相対位置
    に配置されるよう形成された検査装置を前記半導体装置
    の検査電極に接触させることにより行う工程を含むこと
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項5の半導体装置の製造方法におい
    て、前記第一のプローブの前記貫通孔或いは前記二次電
    極は、プローブに対して片側、或いは前記コンタクタユ
    ニットの外側端と反対側及び前記コンタクタユニットの
    外側端と隣接する側に形成され、前記第二のプローブの
    前記貫通孔或いは前記二次電極は、プローブに対して両
    側に配置されることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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