JP2002043538A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置Info
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Abstract
ばらつきを抑制でき、かつ耐圧の低下を防止できる不揮
発性半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 本発明の不揮発性半導体記憶装置は、誘
電体の電荷量により記憶情報の書換を行なうものであっ
て、電束密度Dと電界Eとの依存性において履歴特性を
有する強誘電体膜1と、その強誘電体膜1と電気的に接
続された非線形要素2とを備えている。この非線形要素
2は、電束密度Dと電界Eとの依存性において電界Eに
対する正の電束密度Dの増加量が低電界領域において小
さく高電界領域において大きい。
Description
憶装置に関し、より具体的には、強誘電体の分極反転に
より記憶情報の書換を行なう不揮発性半導体記憶装置に
関するものである。
換を行なう不揮発性の強誘電体メモリは、一般にFRA
M(Ferroelectric Random Access Memory)と呼ばれて
いる。このFRAMのメモリセルは、2種類に大別でき
る。
Access Memory)型の構造であり、DRAMのメモリセ
ルと同様、蓄積容量に情報としての電荷をため込む構造
である。この構造は、図65に示すように強誘電体キャ
パシタとスイッチングトランジスタとで構成されるメモ
リセルをマトリックス状に配置して、各トランジスタに
接続されるビット線およびワード線によりアドレシング
を行なって、分極反転に伴う電荷を検出する構造であ
る。このような構造のFRAMメモリセルにおける動作
原理は以下のとおりである。
Vとの関係は、図66に示すように履歴曲線を描く。そ
して、不揮発性動作の記憶情報は、印加電圧“0V”で
の2つの状態A点とB点に記憶される。ここで、蓄積容
量の分極状態がA点にあったとする。プレート線とビッ
ト線にそれぞれ5Vと0Vを印加すると、分極値はC点
に移動し、印加電圧を0Vに戻すと、A点に戻る。しか
し、プレート線とビット線にそれぞれ0Vと5Vを印加
すると、分極値は分極反転によりD点に移動し、印加電
圧を0Vに戻した後はB点に移動する。すなわち、記憶
情報がA点からB点に書換えられたことを意味する。こ
のようにプレート線とビット線との印加電圧を変えるこ
とにより記憶状態を書換えることができ、この記憶情報
を分極電流として外部から判別することができる。
Transistor)型の構造であり、図67に示すように通
常のMOS(Metal Oxide Semiconductor)FETのゲ
ート絶縁膜をシリコン酸化膜から強誘電体膜に置換えた
構造であり、MFSFETと呼ばれている。またこの構
造の変形として、図68に示すようにゲート電極とチャ
ネル間に浮遊ゲートを挿入したMFSMISFET型の
メモリセルも提案されている。
においても、通常、FRAMには一種類の強誘電体が用
いられている。
いて記憶情報の書換回数が増大すると履歴特性が劣化
し、それにより読出電荷量が低下する。また、大規模な
メモリセルにおける強誘電体キャパシタの履歴特性のば
らつき、特に抗電界のばらつきによる書込および読出不
良も存在する。このようにFRAMには、記憶情報の安
定した書込および読出動作が得られず、十分な書込電圧
で駆動する必要があり、駆動時間および駆動電圧に制限
が存在するという欠点がある。
に示すように2T2C方式のメモリセルが存在する。つ
まり、2T2C方式は、センスアンプへの2つの差動入
力として、相補型にデータを書込んだ2つのメモリセル
からの相補信号を入力し、データを検出するものであ
る。このため、1つのメモリセル内の2つの蓄積容量に
は同じ回数の書込が行なわれるため、強誘電体膜の劣化
量が等しくなり安定動作が可能となる。しかしながら、
メモリセル面積が倍増となるため、チップ面積が増大す
るという欠点がある。
電体膜の膜厚を薄くすることも考えられる。しかし、こ
の場合には、電極間の耐圧が低くなり、絶縁破壊を起こ
すという欠点がある。
1対の電極間に1つの強誘電体膜を挟み込む構成とされ
るが、以下のように強誘電体膜と他の膜との積層構造を
挟み込む構成も存在する。
板上に直接強誘電体膜が接触した場合、シリコン基板表
面でのトラップ準位の発生またはSiO2などの誘電体
の形成のためにトランジスタの安定動作が困難になる。
このため、シリコン基板上に誘電体膜と強誘電体膜との
積層構造を用いることがある。しかし、この場合の誘電
体膜は常誘電体であり履歴特性を持たないコンデンサと
して動作するものであり、上記の抗電界のばらつきなど
の欠点を克服するものではない。
とえば特開平5−259391号公報に開示されてい
る。この公報には、図70に示すように底部電極102
と上部電極104との間に3層の強誘電体膜103a、
103b、103cが積層された構成が示されている。
そしてこの強誘電体膜103a、103b、103cの
積層構造をとることで、薄膜のランダム欠陥を低減する
効果があると公報に記載されているが、この構造は上記
の抗電界のばらつきなどの欠点を克服するものではな
い。
71に示すように1対の電極111、113と強誘電体
膜112とからなる強誘電体キャパシタ110と、1対
の電極121、123と強誘電体膜122とからなる強
誘電体キャパシタ120とを並列(a)または直列
(b)に接続した構成が示されている。そして、この構
成をとることにより、図72に示すような合成の履歴特
性が得られ、これにより非破壊読出が実現し特性劣化を
回避できると公報に記載されているが、この構造もまた
上記の抗電界のばらつきなどの欠点を克服するものでは
ない。
2つの強誘電体膜の履歴特性を調整し図73に示す合成
履歴特性とすることにより、3値の記憶が可能になるこ
とが記されている。
積を増大させることなく、抗電界のばらつきを抑制で
き、かつ耐圧の低下を防止できる不揮発性半導体記憶装
置を提供することである。
動方式を変更することにより、特開平7−14380号
公報に記載の方式とは異なる、4値以上を記憶する不揮
発性半導体記憶装置を提供することである。
記憶装置は、誘電体の電荷量により記憶情報の書換を行
なうものであって、電束密度Dと電界Eとの依存性にお
いて履歴特性を有する強誘電体膜と、強誘電体膜と電気
的に接続されかつ電束密度Dと電界Eとの依存性におい
て電界Eに対する正の電束密度Dの増加量が低電界領域
において小さく高電界領域において大きい特性と、電流
Iと電界Eあるいは印加電圧Vとの依存性において正の
電流Iの増加量が低電界もしくは低電圧領域において小
さく高電界もしくは高電圧領域において大きい特性との
少なくともいずれかの特性を有する非線形要素とを備え
ることを特徴とする。
ば、低電界領域において非線形要素は電界Eに対する正
の電束密度Dの増加量が小さいため、低電界領域では強
誘電体膜に作用する電界が小さく強誘電体膜の分極反転
を抑制する。一方、高電界領域では、非線形要素は、電
界Eに対する電束密度Dの増加量が大きいため、高電界
領域では強誘電体膜に作用する電界が急に増大し、強誘
電体膜の分極反転を促進する。このように高電界領域に
おいて強誘電体膜の分極反転が急激に促進されるため、
強誘電体膜に抗電界のばらつきが存在していても、非線
形要素によりそのばらつきが抑制されてメモリセルの読
出・書込動作が安定する。
非線形要素は電界Eあるいは印加電圧Vに対する正の電
流Iの増加量が小さいため、低電界もしくは低電圧領域
では強誘電体膜に作用する電界もしくは電圧が小さく強
誘電体膜の分極反転を抑制する。一方、高電界もしくは
高電圧領域では、非線形要素は、電界Eあるいは印加電
圧Vに対する電流Iの増加量が大きいため、高電界もし
くは高電圧領域では強誘電体膜に流れる電流Iが急に増
大し、強誘電体膜の分極反転を促進する。このように高
電界あるいは高電圧領域において強誘電体膜の分極反転
が急激に促進されるため、上記と同様、強誘電体膜に抗
電界のばらつきが存在していても、非線形要素によりそ
のばらつきが抑制されてメモリセルの読出・書込動作が
安定する。
減すべく強誘電体膜を薄膜化しても、非線形要素により
電極間隔を所定値に保つことができる。このため、電極
間隔が小さくなりすぎることにより生じる絶縁破壊を防
止することができる。
だけでよいため、チップ面積が増大することはない。
ましくは、非線形要素は二重履歴特性を有する誘電体で
ある。このように二重履歴特性を有する誘電体を強誘電
体膜に積層することによって、チップ面積を増大させる
ことなく、抗電界のばらつきを抑制できるとともに絶縁
破壊を防止することができる。
ましくは、非線形要素は反強誘電体である。これによっ
ても、チップ面積を増大させることなく、抗電界のばら
つきを抑制できるとともに、絶縁破壊を防止することが
できる。
ましくは、非線形要素は常誘電相にある強誘電体であ
る。これによっても、チップ面積を増大させることな
く、抗電界のばらつきを抑制できるとともに絶縁破壊を
防止することができる。
ましくは、その不揮発性半導体記憶装置は4値以上を記
憶することができる。このように、強誘電体膜と非線形
要素とを組合せることで、1つのメモリセルにおける4
値以上の記憶を実現することができる。
ましくは、強誘電体膜と非線形要素に大きさの異なる少
なくとも2つの電圧パルスを印加できるような構成が採
られている。これにより、4値以上を安定して記憶する
ことが可能となる。
ましくは、非線形要素はバリスタである。このようにバ
リスタを強誘電体膜に積層することによって、チップ面
積を増大させることなく、抗電界のばらつきを抑制でき
るとともに絶縁破壊を防止することができる。
ましくは、非線形要素は非線形な電流の電圧依存性を有
する素子である。このように、非線形な電流の電圧依存
性を有する素子を強誘電体膜に積層することによって、
チップ面積を増大させることなく、抗電界のばらつきを
抑制できるとともに絶縁破壊を防止することができる。
ましくは、非線形要素は、強誘電体膜と電気的に接続さ
れ、かつ電束密度Dと電界Eとの依存性において電界E
に対する正の電束密度Dの増加量が低電界領域において
小さく高電界領域において大きい特性、もしくは電流I
と電界Eあるいは印加電圧Vとの依存性において正の電
流Iの増加量が低電界もしくは低電圧領域において小さ
く高電界もしくは高電圧領域において大きい特性を有す
る2つ以上の膜を有している。これによっても、チップ
面積を増大させることなく、抗電界のばらつきを抑制で
きるとともに絶縁破壊を防止することができる。
ましくは、絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、絶縁
ゲート型電界効果トランジスタの1対のソース/ドレイ
ン領域の一方に電気的に接続されたキャパシタとがさら
に備えられており、キャパシタに含まれる1対の電極間
に強誘電体膜と非線形要素とが挟まれている。このよう
にDRAM型のFRAMメモリセルに本発明を適用する
ことができる。
ましくは、絶縁ゲート型電界効果トランジスタがさらに
備えられ、絶縁ゲート型電界効果トランジスタの1対の
ソース/ドレイン領域に挟まれる領域と制御用ゲート電
極との間に強誘電体膜と非線形要素とが挟まれている。
このようにMFSFET型のFRAMメモリセルに本発
明を適用することができる。
ましくは、絶縁ゲート型電界効果トランジスタがさらに
備えられている。絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
は、1対のソース/ドレイン領域と、1対のソース/ド
レイン領域に挟まれる領域上に形成された浮遊ゲート電
極および制御用ゲート電極とを有している。制御用ゲー
ト電極と浮遊ゲート電極との間に強誘電体膜と非線形要
素とが挟まれている。このようにMFMISFET型の
FRAMメモリセルに本発明を適用することができる。
て図に基づいて説明する。
形態1における不揮発性半導体記憶装置の構成を概略的
に示す断面図であり、具体例として不揮発性記憶を実現
しているキャパシタ部分を示す図である。
記憶を実現するキャパシタ5は、強誘電体膜1と、非線
形要素2と、1対の電極3とを有している。強誘電体膜
1は、自発分極を持つ結晶に外部から電界を加えると
き、自発分極の方向が反転する性質を有するものであ
り、図2に示すように分極反転によって電束密度Dと電
界E(電圧V)とにおける依存性7が履歴曲線を描くも
のである。
接続されている。この非線形要素2は、図3に示すよう
に電束密度Dと電界E(電圧V)との依存性8において
電界Eに対する正の電束密度Dの増加量がしきい値P以
下の低電界領域において小さく、しきい値P以上の高電
界領域において大きい特性を有している。この非線形要
素2は、たとえば図3に示すように二重履歴特性を有し
ている。なお、D−E特性とD−V特性とはほぼ同じ特
性を有している。
よび非線形要素2を挟み込み、かつ強誘電体膜1と非線
形要素2とを電界に関して結合させる役割をなす。
素2内に記された記号「+」、「−」は分極状態を示し
ており、電極3内に記された記号「+」、「−」の各々
は電極3中に蓄積された正負の真電荷を示している。
に電気的に接続されているとは、非線形要素2が強誘電
体膜1に電界に関して接続されていること、非線形要素
2が導体を介して強誘電体膜1に電気的に接続されてい
ることなどを含む。
界に関して接続されているとは、たとえば図1に示すよ
うに1対の電極3に挟まれる非線形要素2と強誘電体膜
1とが直接接していることを意味する。
介して電気的に接続されているとは、図4(a)〜
(d)に示すように強誘電体膜1と非線形要素2とが、
中間電極3aや導電性プラグ3bなどを介して電気的に
接続されていることを意味する。
る、電極電圧変化により発生する電気変位および分割電
圧を求めるための図である。図5を参照して、縦軸(y
軸)は電極における真電荷、つまり電束密度Dであり、
横軸(x軸)は電圧Vまたは電界Eである。強誘電体膜
1の依存性7および非線形要素2の依存性8の各々は、
それぞれが接する電極3の電圧を基点として描かれ、か
つ非線形要素2の依存性8は左右反転して示される。
3の電位を0とした場合、x軸切片10は電極3間の電
圧を示すことになる。このため、電極3間の電位が変化
すると、非線形要素2の依存性8が横軸方向に水平移動
することになる。また、2つの依存性7、8の交点11
のx座標は、強誘電体膜1および非線形要素2との境界
の電位(すなわち強誘電体膜1に作用する電圧:分割電
圧)を表わし、y座標はそのときの電極3における真電
荷を表わすことになる。
とにより、強誘電体膜1に作用する電圧およびその電圧
における真電荷を求める方法は以下の理論による。
2の素子31、32が直列に接続された場合、図7に示
すように電流−電圧(I−V)特性における負荷曲線に
より、分割電圧V1および回路の電流値I0を求める方
法がある。この方法によれば、第1素子31のI−V特
性曲線31cは0Vを基点として描かれ、第2素子32
のI−V特性曲線32cは印加電圧V0を基点として描
かれる。なぜなら、第1素子31cは0Vに接続されて
おり、かつ第2素子32はV0に接続されているからで
ある。
印加される電圧V2を考えた場合、印加電圧V2はV1
−V0であり負となる。このように印加電圧V2は第1
素子31の印加電圧と符号が反対になるため、第2素子
32については電圧に関し反転したI−V特性曲線32
cを用いる必要がある。
流I0はI−V特性曲線31c上にあり、かつ第2素子
の印加電圧V2および電流I0はI−V特性曲線32c
上にある。つまり、第1素子31および第2素子32の
双方の印加電圧および電流を満たす点は、I−V特性曲
線31cと32cとの交点になる。したがって、この交
点から分割電圧V1および電流I0を求めることができ
る。
+V2、V1=f1(I0)、V2=f2(I0)の関
係から分割電圧V1および回路の電流値I0を求める方
法であるが、この方法は、図5の電束密度−電圧(D−
V)特性においても同様に用いることができる。
特性(通常は、電束密度−電界(D−E)特性が用いら
れるが、ここではV=εE(ただしεは誘電率)の関係
から説明の便宜上D−V特性が採用されている)は、D
−E特性と同様に、図2および図3に示す履歴を持つ非
線形な特性となる。この強誘電体膜1および非線形要素
2とを直列に接続する場合、V=V1+V2、V1=f
1(D0)、V2=f2(D0)(ただし電束密度D0
は共通)の関係が存在する。このため、上記のI−V特
性における方法と同様に、図5に示すように強誘電体膜
1のD−V特性曲線7を0Vを基点として描き、かつ非
線形要素2の反転したD−V特性曲線8をV0を基点と
して描いた状態の交点11から分割電圧および共通の電
束密度を求めることができる。
形要素2が電束密度Dと電界Eとの依存性において電界
Eに対する正の電束密度Dの増加量が低電界領域におい
て小さく高電界領域において大きい。このように電界E
に対する正の電束密度Dの増加量が低電界領域において
小さいため、低電界領域では強誘電体膜1に作用する電
界が小さく、強誘電体膜1の分極反転が抑制される。一
方、高電界領域においては電界Eに対する正の電束密度
Dの増加量が大きくなるため、高電界領域では強誘電体
膜1に作用する電界が急に増大し、強誘電体膜1の分極
反転が促進される。このように高電界領域において強誘
電体膜1の分極反転が急激に促進されるため、強誘電体
膜1に抗電界のばらつきが存在しても、非線形要素2に
よりそのばらつきが抑制されてメモリセルの読出・書込
動作が安定する。
低減すべく強誘電体膜1を薄膜化しても、非線形要素2
により電極3の間隔を所定値に保つことができる。この
ため、電極3の間隔が小さくなりすぎることによる絶縁
破壊を防止することもできる。
するだけでよいため、チップ面積が増大することもな
い。
図8に示すD−V特性を持つ線形なコンデンサと非線形
要素とを直列接続した場合について考える。なお、この
図におけるD−V特性曲線41cおよび42cの傾きは
ε/dであり静電容量に相当する。つまり、非線形要素
はVsまでは低容量のコンデンサと同等の特性を持ち、
Vs以上では無限大の静電容量を持つことになる。
くと、図9に示すようにV0が0からVt1の間ではV
0のほとんどが非線形要素にかかり、コンデンサに印加
される電圧(分割電圧)はわずかに(0−V1b)であ
る。しかし、印加電圧V0がVt1以上になると、非線
形要素の勾配が無限大であるため、印加電圧V0の増加
分はすべてコンデンサに印加されることになり、分割電
圧V1は(V1b−V1a)となり急激に上昇すること
となる。なお、図9における太線43は印加電圧V0に
対する分割電圧V1の変化を示すものである。
の電束密度の増加量が低電圧領域において小さく高電圧
領域において大きい場合には、高電圧領域では強誘電体
膜1に作用する電圧が急に増大することがわかる。
列接続された場合の各D−E特性曲線の交点における電
束密度量と印加電圧V0との関係を、上記と同様に図1
0〜図18に示す作図により求める。図10〜図18に
おいて、強誘電体膜1のD−E特性曲線7と非線形要素
2のD−E特性曲線8とは単純化されており、これら
7、8から電束密度量と印加電圧V0との関係を示す曲
線21が得られる。
を直列接続した場合の各D−E特性曲線の交点における
電束密度量と印加電圧V0との関係を図19〜図23に
示す作図により求める。図19〜図23においても強誘
電体膜のD−V特性曲線7は単純化されており、強誘電
体膜と線形要素との各D−V特性曲線7、9より電束密
度量と印加電圧V0との関係を示す曲線22が得られ
る。
に線形要素を組合せた場合(図23)、D−V特性曲線
22のx軸に交差する部分の傾きは緩やかである。これ
に対し、非線形要素を組合せた場合(図18)、D−V
特性曲線21のしきい値以上の電圧では傾きが急になっ
ている。このことより、線形要素を強誘電体膜に組合せ
た構成よりも、非線形要素を強誘電体膜に組合せた構成
の方が抗電界のばらつきを抑制できることがわかる。
電界Eとの依存性において電界Eに対する正の電束密度
Dの増加量が低電界領域において大きく高電界領域にお
いて小さいものを強誘電体膜と組合せた場合には、低電
界領域において強誘電体膜の分割電圧が急激に増加し、
しきい値以上の高電界領域が緩やかに増加することにな
るため、分極反転のばらつきがかえって増大してしま
う。
るためには、非線形要素であって、かつ電束密度Dと電
界Eとの依存性において電界Eに対する正の電束密度D
の増加量が低電界領域において小さく高電界領域におい
て大きい非線形要素を強誘電体膜に組合せる必要がある
ことがわかる。
た場合と強誘電体膜のみの場合とにおける各D−V特性
を比較する。
断面図である。図24を参照して、比較に用いたもの
は、1対の電極3の間に、厚い厚みT1の強誘電体膜2
を挟んだ構成(a)、薄い厚みT2の強誘電体膜2を挟
んだ構成(b)、および全体で厚みT3となるように積
層された強誘電体膜1と非線形要素2とを挟んだ構成
(c)である。構成(a)の厚みT1は構成(c)の厚
みT3と同じであり、構成(b)の厚みT2は構成
(c)の厚みT4と同じである。これらの各D−V特性
を比較した様子を図25に示す。
する構成(b)では、D−V特性曲線7のように傾きが
急であるが、厚い強誘電体膜1を有する構成(a)で
は、D−V特性曲線22のように傾きが緩やかになると
ともに電界Eを0にするための印加電圧Vが大きくな
る。
体膜1を有する構成(a)と全体として同じ膜厚を有し
ながらも、そのD−V特性曲線21はD−V特性曲線2
2よりも急な傾きを有している。このため、非線形要素
2を組合せることにより、同一膜厚の強誘電体膜1のみ
よりなる場合よりも、抗電界のばらつきを抑制すること
ができる。
誘電体膜1を有する構成(a)よりも、電界Eを0にす
るための印加電圧Vが小さい。このため、厚い強誘電体
膜1を有する構成(a)よりも低電圧での動作が可能と
なる。
り、強誘電体膜1の厚みを薄くしても非線形要素2によ
り電極3の間隔を所定値(T3)に保つことができる。
このため、電極3の間隔を大きく維持したまま、強誘電
体膜1の厚みを薄くすることにより抗電界のばらつきを
抑制できる。よって、薄い強誘電体膜1のみからなる構
成(b)よりも電極3間の耐圧を高めることができ、絶
縁破壊を防止することができる。
て、図3に示す電束密度Dと電界Eとの依存性について
説明したが、非線形要素2は、図26に示されるよう
に、電流Iと電界Eあるいは印加電圧Vとの依存性にお
いて正の電流Iの増加量が低電界もしくは低電圧領域に
おいて小さく、高電界もしくは高電圧領域において大き
いものであっても上記と同様の効果を得ることができ
る。
えばPb(Zr0.5Ti0.5)O3を用いることができ、
非線形要素2としてたとえば反強誘電体であるPbZr
O3を用いることができる。
るものではなく、たとえば変位型強誘電体として、Pb
(ZrxTi(1-x))O3(0≦x≦1)、PbxLa
(1-x)ZryTi(1-y)O3(0≦x≦1、0≦y≦1)、
BaTiO3、PbTiO3などのチタン酸バリウム型、
LiNbO3、KTaO3、NaNb5O15、SrBi2T
a2O9、Bi4Ti3O12、(Ba、Sr)Nb2O6、S
rBi2Ta2O9、Bi4Ti3O12や、秩序無秩序型強
誘電体としてNaNO2(NH2CH2COOH)3・H2
SO4、ロッシェル塩などおよびこれらの物質の一部を
イオンに置換した固溶体が用いられてもよい。
限られず、他の反強誘電体の材質であってもよく、また
常誘電相にある強誘電体の材質であってもよく、また非
線形な電流の電界依存性を有する伝導体や非線形な電流
の電圧依存性を有する素子であってもよい。
ては、たとえばRbNO3、NaNbO3、PbZr
O3、PbHfO3、Pb(Mg1/2W1/2)O3、Pb
(Cd1/2W1/2)O3、Pb(Mn1/2W1/2)O3、Pb
(Y1/2Nb1/2)O3、Pb(Ho 1/2Nb1/2)O3、P
b(Lu1/2Nb1/2)O3、Pb(Yb1/2Ta1/2)
O3、Pb(Lu1/2Ta1/2)O3、Pb(Mn
2/3W1/3)O3の各材質およびこれらの任意の組合せよ
りなる固溶体を用いることができる。
ある強誘電体の材質としては、たとえばBa(Mg1/2
Te1/2)O3、Pb(Co1/2W1/2)O3、Pb(Fe
1/2Ta1/2)O3、Pb(Mg1/3Nb2/3)O3、Pb
(Mg1/3Ta2/3)O3、Pb(Co1/3Ta2/3)O3、
Ba2LiTa5O15、Pb2KTa5O15、Ba3NaY
Nb10O30、Ba3NaLaNb10O30、Ba3NaGd
Nb10O30、Ba2Na3YNb10O30、Ba2Na3Gd
Nb10O30、Ba2Na3LaNb10O30、Ba2Na3E
uNb10O30、(Ba、Sr)Nb2O6、Cd2Nb2O
6、Sr2Ta2O7、Co3B7O13I、SbSI、SbS
Br、Rb2ZnCl4、Rb2ZnBr4の各材質および
これらの任意の組合せよりなる固溶体を用いることがで
きる。
流の電界依存性を有する伝導体または非線形な電流の電
圧依存性を有する素子としては、たとえばバリスタ、ダ
イオード、フラッシュメモリに用いるトンネル酸化膜を
用いることができる。またバリスタとしては、シリコン
カーバイドバリスタ、酸化亜鉛バリスタなどの焼結体型
や、pnダイオード、ショットキーダイオードなどのダ
イオード型のいずれが用いられてもよい。
ードを用いる場合には、正負の駆動電圧に対する非線形
性が必要であるため、図27に示すように強誘電体に2
つのツェナーダイオードを直列に接続する必要がある。
また非線形要素2にpnダイオードを用いる場合には、
図28に示すように正負の駆動電圧に対する非線形性が
必要であるため並列に配置された2つのpnダイオード
を強誘電体に直列に接続する必要がある。
には、図29に示すように強誘電体膜1とバリスタ11
との間に中間電極3aを挟んだ構造を1対の電極3で挟
むような構成とすることが好ましい。
形要素が組合されて使用されても同様の効果が得られ
る。この場合、2つ以上の非線形要素2により強誘電体
膜1が挟み込まれてもよい。
半導体記憶装置の構成は、図1に示す構造を有し、さら
に非線形要素2が図3に示すように二重履歴特性を有し
ている。
与えられていない状態では、図30に示すように強誘電
体膜1のD−E特性曲線12と非線形要素2のD−E特
性曲線13とは、4つの点14〜17で交わることにな
る。このように4つの交点14〜17が存在するため、
表1に示すような4つの電気変位における安定状態が存
在することとなり、1つのFRAMのメモリセルに4値
の記憶が可能となる。
密度Dおよび印加電圧V0の関係を図10〜図18およ
び図19〜図23と同様の作図により求めると図31に
示すような合成履歴特性61が得られる。なお、この作
図の様子を図32〜図51に示す。
を持つ履歴特性となる。また、表1に示す4つの安定点
P11、P01、P10、P00は、この合成履歴特性
61において印加電圧V0が0Vのときの各点で表わさ
れることになる。
説明する。まずP11状態の書込については、図52
(a)に示すように電極3間に正の比較的大きな電圧が
印加される。この状態では、図53(a)に示すように
非線形要素2の特性曲線8は原点位置から印加電圧分だ
けx軸の正方向に位置した状態にある。この状態から、
図52(b)に示すように電極3間の電圧を0Vにする
と、図53(b)に示すように非線形要素2の特性曲線
8は原点位置へ移動する。これにより、交点14でP1
1の書込が行なわれる。
(a)に示すように電極3間に正の比較的大きな電圧が
印加された後に負の比較的小さな電圧が印加される。こ
の状態では、図55(a)に示すように非線形要素2の
特性曲線8は原点位置から印加電圧分だけx軸の負方向
へ少し移動した状態にある。この状態から、図54
(b)に示すように電極3間の電圧を0Vにすると、図
55(b)に示すように非線形要素2の特性曲線8は原
点位置へ移動する。これにより、交点15でP10の書
込が行なわれる。なおこの場合、強誘電体の履歴特性は
電圧を充分に掃引しないため、図示しないインナールー
プを辿ることとなる。インナーループの形状は強誘電体
および第二の印加電圧の大きさに依存するが、いずれに
せよP10(P01)書き込み後の電束密度は図55
(b)に示す交点15と同じ値または小さい正(負)の
値を取ることになる。
(a)に示すように電極3間に負の比較的大きな電圧が
印加される。この状態では、図57(a)に示すように
非線形要素2の特性曲線8は原点位置から印加電圧分だ
けx軸の負方向に位置した状態にある。この状態から、
図56(b)に示すように電極3間の電圧を0Vにする
と、図57(b)に示すように非線形要素2の特性曲線
8は原点位置へ移動する。これにより、交点17でP0
0の書込が行なわれる。
(a)に示すように電極3間に負の比較的大きな電圧が
印加された後に正の比較的小さな電圧が印加される。こ
の状態では、図59(a)に示すように非線形要素2の
特性曲線8は原点位置から印加電圧分だけx軸の正方向
に少し移動した状態にある。この状態から、図58
(b)に示すように、電極3間の電圧を0Vとすると、
図59(b)に示すように非線形要素2の特性曲線8は
原点位置へ移動する。これにより、交点16でP01の
書込が行なわれる。なおこの場合、強誘電体の履歴特性
は電圧を充分に掃引しないため、図示しないインナール
ープを辿ることとなる。インナーループの形状は強誘電
体および第二の印加電圧の大きさに依存するが、いずれ
にせよP10(P01)書き込み後の電束密度は図59
(b)に示す交点16と同じ値または小さい正(負)の
値を取ることになる。
形要素2に大きさの異なる2つの電圧パルスを印加する
ことにより、P11、P10、P01およびP00状態
の書込を行なうことができ、1つのFRAMのメモリセ
ルに4値の記憶が可能となる。
成は、FRAMメモリセルのDRAM型およびFET型
の双方に適用することができる。
メモリセルに適用した構成を示す概略断面図である。図
60を参照して、DRAM型はスイッチングトランジス
タ50と強誘電体キャパシタ5とを有している。スイッ
チングトランジスタ50は、シリコン基板51の表面に
形成された1対のソース/ドレイン領域52と、1対の
ソース/ドレイン領域52に挟まれる領域上にゲート絶
縁層53を挟んで形成されたゲート電極層54とを有し
ている。
ース/ドレイン領域52にはビット線55が電気的に接
続されている。このスイッチングトランジスタ50およ
びビット線55などを覆うようにシリコン基板51の表
面全面に層間絶縁層56が形成されている。
様、1対の電極3に強誘電体膜1と非線形要素2とが挟
まれた構成を有している。1対の電極3の一方は、たと
えばプラグ層57などを介してスイッチングトランジス
タ50の他方のソース/ドレイン領域52に電気的に接
続されている。
ては下層に強誘電体膜1が設けられ、上層に非線形要素
2が設けられた構成について説明したが、下層に非線形
要素2が設けられ、上層に強誘電体膜1が設けられても
よい。
型メモリセルに適用した構成を示す概略断面図である。
図61を参照して、このMFSFET55aは、シリコ
ン基板51の表面に形成された1対のソース/ドレイン
領域52と、1対のソース/ドレイン領域52に挟まれ
る領域上に強誘電体膜1と非線形要素2とを介在して形
成されたゲート電極層54とを有している。
が直接接触した場合、シリコン基板51の表面でのトラ
ップ準位などの制御ができなくなり、トランジスタの安
定動作上多くの困難が予想される。このため、シリコン
基板51と強誘電体膜1との間にシリコン酸化膜などの
追加の絶縁膜が設けられてもよい。またこのような追加
の膜を用いる代わりに、強誘電体膜1と非線形要素2と
の位置が入替えられてもよい。つまり、シリコン基板5
1の表面に接するように非線形要素2が形成され、非線
形要素2とゲート電極層54との間に強誘電体膜1が形
成されてもよい。
ET構造に適用した構成を示す概略断面図である。図6
2を参照して、MFMISFET55bは、シリコン基
板51の表面に形成された1対のソース/ドレイン領域
52と、1対のソース/ドレイン領域52に挟まれる領
域上にゲート絶縁層53を介して形成された浮遊ゲート
電極層58と、浮遊ゲート電極層58上に強誘電体膜1
および非線形要素2を介在して形成された制御用ゲート
電極層54とを有している。
体膜1を設け、上層に非線形要素2を設けた構成につい
て説明したが、下層に非線形要素2が設けられ、上層に
強誘電体膜1が設けられてもよい。
りも多くの記憶が可能な不揮発性半導体記憶装置に関す
るものである。
不揮発性半導体記憶装置の構成を概略的に示す断面図で
あり、具体例として不揮発性記憶を実現しているキャパ
シタ部分を示す図である。
性記憶を実現するキャパシタは、強誘電体膜1と、2つ
の非線形要素2a、2bと、1対の電極3と、中間電極
3aとを有している。強誘電体膜1は、自発分極を持つ
結晶に外部から電界を加えるとき、自発分極の方向が反
転する性質を有するものであり、図2に示すように分極
反転によって電束密度Dと電界E(電圧V)とにおける
依存性7が履歴曲線を描くものである。
電体である。この非線形要素2a、2bは、図3に示す
ように電束密度Dと電界Eとの依存性8において電界E
に対する正の電束密度Dの増加量がしきい値P以下の低
電界領域において小さく、しきい値P以上の高電界領域
において大きい特性を有している。
続されている。この強誘電体膜1と非線形要素2aとは
中間電極3aと一方の電極3との間に挟まれており、非
線形要素2bは中間電極3aと他方の電極3との間に挟
まれている。
D−V特性は図31の履歴曲線と同様の履歴特性を有す
る。また、非線形要素2bは非線形要素2aとは異なる
二重履歴特性を有している。
れていない状態では、図64に示すように強誘電体膜1
および非線形要素2aの合成履歴特性61と非線形要素
2bの二重履歴特性62とは6つの点で交わることにな
る。このように6つの交点が存在するため6つの電気変
位における安定状態が存在することとなり、1つのFR
AMメモリセルに6値の記憶が可能になる。
きさの異なる2つの電圧パルスが用いられる。パルス電
圧の大きさは正負各3レベルで十分である。
は2つの二重履歴特性を有する非線形要素が用いられる
ことにより、それぞれ4値および6値の多値不揮発性記
憶が実現される。さらに非線形要素を用いることで、8
値、10値またはそれ以上の多値不揮発性記憶装置を得
ることができる。
は、図60に示すDRAM型だけではなく、図61に示
すMFSFET型や図62に示すMFMISFET型に
適用されてもよい。また強誘電体膜1および非線形要素
2a,2bには、実施の形態1に記した材質または素子
が用いられてもよい。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
ば、低電界領域において非線形要素は電界Eに対する正
の電束密度Dの増加量が小さいため、低電界領域では強
誘電体膜に作用する電界が小さく強誘電体膜の分極反転
を抑制する。一方、高電界領域では、非線形要素は、電
界Eに対する電束密度Dの増加量が大きいため、高電界
領域では強誘電体膜に作用する電界が急に増大し、強誘
電体膜の分極反転を促進する。このように高電界領域に
おいて強誘電体膜の分極反転が急激に促進されるため、
強誘電体膜に抗電界のばらつきが存在していても、非線
形要素によりそのばらつきが抑制されてメモリセルの読
出・書込動作が安定する。
非線形要素は電界Eあるいは印加電圧Vに対する正の電
流Iの増加量が小さいため、低電界もしくは低電圧領域
では強誘電体膜に作用する電界もしくは電圧が小さく強
誘電体膜の分極反転を抑制する。一方、高電界もしくは
高電圧領域では、非線形要素は、電界Eあるいは印加電
圧Vに対する電流Iの増加量が大きいため、高電界もし
くは高電圧領域では強誘電体膜に流れる電流Iが急に増
大し、強誘電体膜の分極反転を促進する。このように高
電界あるいは高電圧領域において強誘電体膜の分極反転
が急激に促進されるため、上記と同様、強誘電体膜に抗
電界のばらつきが存在していても、非線形要素によりそ
のばらつきが抑制されてメモリセルの読出・書込動作が
安定する。
減すべく強誘電体膜を薄膜化しても、非線形要素により
電極間隔を所定値に保つことができる。このため、電極
間隔が小さくなりすぎることにより生じる絶縁破壊を防
止することができる。
だけでよいため、チップ面積が増大することはない。
ましくは、非線形要素は二重履歴特性を有する誘電体で
ある。このように二重履歴特性を有する誘電体を強誘電
体膜に積層することによって、チップ面積を増大させる
ことなく、抗電界のばらつきを抑制できるとともに絶縁
破壊を防止することができる。
ましくは、非線形要素は反強誘電体である。これによっ
ても、チップ面積を増大させることなく、抗電界のばら
つきを抑制できるとともに、絶縁破壊を防止することが
できる。
ましくは、非線形要素は常誘電相にある強誘電体であ
る。これによっても、チップ面積を増大させることな
く、抗電界のばらつきを抑制できるとともに絶縁破壊を
防止することができる。
ましくは、その不揮発性半導体記憶装置は4値以上を記
憶することができる。このように、強誘電体膜と非線形
要素とを組合せることで、1つのメモリセルにおける4
値以上の記憶を実現することができる。
ましくは、強誘電体膜と非線形要素に大きさの異なる少
なくとも2つの電圧パルスを印加できるような構成を有
している。これにより、4値以上を安定して記憶するこ
とが可能となる。
ましくは、非線形要素はバリスタである。このようにバ
リスタを強誘電体膜に積層することによって、チップ面
積を増大させることなく、抗電界のばらつきを抑制でき
るとともに絶縁破壊を防止することができる。
ましくは、非線形要素は非線形な電流の電圧依存性を有
する素子である。このように、非線形な電流の電圧依存
性を有する素子を強誘電体膜に積層することによって、
チップ面積を増大させることなく、抗電界のばらつきを
抑制できるとともに絶縁破壊を防止することができる。
ましくは、非線形要素は、強誘電体膜と電気的に接続さ
れ、かつ電束密度Dと電界Eとの依存性において電界E
に対する正の電束密度Dの増加量が低電界領域において
小さく高電界領域において大きい特性、もしくは電流I
と電界Eあるいは印加電圧Vとの依存性において正の電
流Iの増加量が低電界もしくは低電圧領域において小さ
く高電界もしくは高電圧領域において大きい特性を有す
る2つ以上の膜を有している。これによっても、チップ
面積を増大させることなく、抗電界のばらつきを抑制で
きるとともに絶縁破壊を防止することができる。
ましくは、絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、絶縁
ゲート型電界効果トランジスタの1対のソース/ドレイ
ン領域の一方に電気的に接続されたキャパシタとがさら
に備えられており、キャパシタに含まれる1対の電極間
に強誘電体膜と非線形要素とが挟まれている。このよう
にDRAM型のFRAMメモリセルに本発明を適用する
ことができる。
ましくは、絶縁ゲート型電界効果トランジスタがさらに
備えられ、絶縁ゲート型電界効果トランジスタの1対の
ソース/ドレイン領域に挟まれる領域と制御用ゲート電
極との間に強誘電体膜と非線形要素とが挟まれている。
このようにMFSFET型のFRAMメモリセルに本発
明を適用することができる。
ましくは、絶縁ゲート型電界効果トランジスタがさらに
備えられている。絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
は、1対のソース/ドレイン領域と、1対のソース/ド
レイン領域に挟まれる領域上に形成された浮遊ゲート電
極および制御用ゲート電極とを有している。制御用ゲー
ト電極と浮遊ゲート電極との間に強誘電体膜と非線形要
素とが挟まれている。このようにMFMISFET型の
FRAMメモリセルに本発明を適用することができる。
体記憶装置の構成を概略的に示す断面図である。
る。
る。
的に接続された構成の具体例を示す図である。
線を併せて示す図である。
る。
を示す図である。
を示す図である。
を変化させた場合の様子を示す図である。
おける電束密度Dと電界Eとの関係を示す第1図であ
る。
おける電束密度Dと電界Eとの関係を示す第2図であ
る。
おける電束密度Dと電界Eとの関係を示す第3図であ
る。
おける電束密度Dと電界Eとの関係を示す第4図であ
る。
おける電束密度Dと電界Eとの関係を示す第5図であ
る。
おける電束密度Dと電界Eとの関係を示す第6図であ
る。
おける電束密度Dと電界Eとの関係を示す第7図であ
る。
おける電束密度Dと電界Eとの関係を示す第8図であ
る。
おける電束密度Dと電界Eとの関係を示す第9図であ
る。
ける電束密度Dと電界Eとの関係を示す第1図である。
ける電束密度Dと電界Eとの関係を示す第2図である。
ける電束密度Dと電界Eとの関係を示す第3図である。
ける電束密度Dと電界Eとの関係を示す第4図である。
ける電束密度Dと電界Eとの関係を示す第5図である。
構成(a)、1対の電極間に薄い強誘電体膜を形成した
構成(b)、1対の電極間に強誘電体膜と非線形要素と
を形成した構成(c)を示す図である。
を示す図である。
存性において正の電流Iの増加量が低電界もしくは低電
圧領域において小さく、高電界もしくは高電圧領域にお
いて大きい非線形要素のI−V(E)特性曲線を示す図
である。
様子を示す図である。
を示す図である。
構成を示す概略断面図である。
曲線との4つの交点を説明するための図である。
を示す図である。
の作図における第1図である。
の作図における第2図である。
の作図における第3図である。
の作図における第4図である。
の作図における第5図である。
の作図における第6図である。
の作図における第7図である。
の作図における第8図である。
の作図における第9図である。
の作図における第10図である。
の作図における第11図である。
の作図における第12図である。
の作図における第13図である。
の作図における第14図である。
の作図における第15図である。
の作図における第16図である。
の作図における第17図である。
の作図における第18図である。
の作図における第19図である。
の作図における第20図である。
図である。
線の状態を示す図である。
図である。
線の状態を示す図である。
す図である。
線の状態を示す図である。
す図である。
線の状態を示す図である。
モリセルに適用した構造を示す概略断面図である。
Mメモリセルに適用した構成を示す概略断面図である。
RAMメモリセルに適用した構成を示す概略断面図であ
る。
導体記憶装置の構成を概略的に示す断面図である。
線形要素の二重履歴とを併せて示す図である。
ル構成を示す回路図である。
ある。
を示す回路図である。
構成を示す回路図である。
ル構成を示す回路図である。
た強誘電体の積層構造を示す図である。
強誘電体キャパシタを並列または直列に接続した構成を
示す図である。
履歴を示す図である。
めの図である。
間電極、11 バリスタ、51 シリコン基板、52
ソース/ドレイン領域、53 ゲート絶縁層、54 ゲ
ート電極、55 ビット線、56 層間絶縁層、57
プラグ層、58浮遊ゲート電極。
Claims (12)
- 【請求項1】 誘電体の電荷量により記憶情報の書換を
行なう不揮発性半導体記憶装置であって、 電束密度Dと電界Eとの依存性において履歴特性を有す
る強誘電体膜と、 前記強誘電体膜と電気的に接続され、かつ電束密度Dと
電界Eとの依存性において電界Eに対する正の電束密度
Dの増加量が低電界領域において小さく高電界領域にお
いて大きい特性と、電流Iと電界Eあるいは印加電圧V
との依存性において正の電流Iの増加量が低電界もしく
は低電圧領域において小さく高電界もしくは高電圧領域
において大きい特性との少なくともいずれかの特性を有
する非線形要素とを備えた、不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項2】 前記非線形要素は、二重履歴特性を有す
る誘電体である、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶
装置。 - 【請求項3】 前記非線形要素は、反強誘電体である、
請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項4】 前記非線形要素は、常誘電相にある強誘
電体である、請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装
置。 - 【請求項5】 4値以上を記憶できることを特徴とす
る、請求項2〜4のいずれかに記載の不揮発性半導体記
憶装置。 - 【請求項6】 前記強誘電体膜と前記非線形要素とに大
きさの異なる少なくとも2つの電圧パルスを印加できる
構成を有する、請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装
置。 - 【請求項7】 前記非線形要素はバリスタである、請求
項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項8】 前記非線形要素は、非線形な電流の電圧
依存性を有する素子である、請求項1に記載の不揮発性
半導体記憶装置。 - 【請求項9】 前記非線形要素は、前記強誘電体膜と電
気的に接続され、かつ電束密度Dと電界Eとの依存性に
おいて電界Eに対する正の電束密度Dの増加量が低電界
領域において小さく高電界領域において大きい特性、も
しくは電流Iと電界Eあるいは印加電圧Vとの依存性に
おいて正の電流Iの増加量が低電界もしくは低電圧領域
において小さく高電界もしくは高電圧領域において大き
い特性を有する2つ以上の膜を有している、請求項1ま
たは5に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項10】 絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
と、前記絶縁ゲート型電界効果トランジスタの1対のソ
ース/ドレイン領域の一方に電気的に接続されたキャパ
シタとをさらに備え、 前記キャパシタに含まれる1対の電極間に前記強誘電体
膜と前記非線形要素とが挟まれている、請求項1に記載
の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項11】 絶縁ゲート型電界効果トランジスタを
さらに備え、 前記絶縁ゲート型電界効果トランジスタの1対のソース
/ドレイン領域に挟まれる領域と制御用ゲート電極との
間に前記強誘電体膜と前記非線形要素とが挟まれてい
る、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項12】 絶縁ゲート型電界効果トランジスタを
さらに備え、 前記絶縁ゲート型電界効果トランジスタは、1対のソー
ス/ドレイン領域と、前記1対のソース/ドレイン領域
に挟まれる領域上に形成された浮遊ゲート電極および制
御用ゲート電極とを有し、 前記制御用ゲート電極と前記浮遊ゲート電極との間に前
記強誘電体膜と前記非線形要素とが挟まれている、請求
項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP2000226803A JP2002043538A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 不揮発性半導体記憶装置 |
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Publications (1)
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