JP2002020302A - 抗酸化作用を有する肝保護剤 - Google Patents
抗酸化作用を有する肝保護剤Info
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Abstract
消去できる天然起源の物質を含有する、経口投与可能な
肝保護剤の提供。 【解決手段】 ニシキギ科サラシア属の植物、特にサラ
シア・レティキュラータ又はサラシア・オブロンガの根
又は幹の粉砕物或いはその根又は幹の水又はアルコール
系溶媒抽出エキスを含有する肝保護剤。前記肝保護剤を
含有する医薬組成物又は食品。
Description
ニシキギ科サラシア属の植物を含有する肝保護剤であっ
て、体内での活性酸素種の産生および蓄積を抑制でき、
肝障害を予防し、または病状の更なる悪化を防止できる
肝保護剤に関する。
性酸素種が、健康との関連において注目されてきてい
る。活性酸素種は、酸素呼吸する生体内のあらゆる部位
で必ず産生されるもので、スーパーオキサイドアニオン
(O2 -)、過酸化水素、ヒドロキシラジカル(OH・)
および一重項励起種(1O2)などの種々の形をとる。活
性酸素種は、食物などの形で生体外部からも生体内に取
りこまれることがある。例えば、食用油中に存在する過
酸化脂質も活性酸素種の一種である。活性酸素種は、生
体内に存在すると、各種細胞死、ガン、動脈硬化などの
種々の疾患の原因になると言われている。従って、活性
酸素種は、生体内ではスーパーオキシドジスムターゼ
(SOD)などの酵素の働きで除去あるいは解毒されてい
るが、老化と共に体内のSOD活性は低下し、活性酸素種
が原因となる種々の疾患の可能性が高くなる。
言われるほど多種多様の酵素の働きを有する。生体内に
有害な物質が存在すると、それは、この肝臓の働きによ
って解毒または代謝され、酸素と水として体外へ排出さ
れる。
種が産生されることもあり、それによって肝細胞膜など
が損傷を受ける。また、老化とともに、解毒作用や代謝
機能が低下して、活性酸素種が体内に蓄積すると、高血
圧症や肝障害などを発症させたり症状を悪化させる原因
となることがある。
に、肝臓を保護しながら活性酸素種を速やかに解毒また
は分解して、生体外へ排出する必要がある。
医療製剤や漢方製剤には、単独または組み合わせて使用
すると、精神障害、投薬中止後のリバウンド、間質性肺
炎の発症やそれが原因と思われる死亡例を含む種々の副
作用が報告されていることから、肝臓を保護しかつ体内
での活性酸素種の産生および蓄積を抑制でき、有効成分
として副作用の少ない天然起源物質を含有する肝保護剤
が求められている。
は、活性酸素種を速やかに解毒し代謝してその産生や蓄
積を防止するために肝臓を保護しながら、抗酸化活性を
有する肝保護剤を提供することであって、特に、従来の
医薬品に比べて副作用が少ない、天然起源の物質を含有
する経口投与可能な肝保護剤を提供することである。
シキギ科サラシア属の植物(特に、サラシア・レティキ
ュラータまたはサラシア・オブロンガ)の根または幹の
粉砕物、あるいはその水抽出エキスまたはアルコール系
溶媒抽出エキスを有効成分として含有する、抗酸化作用
を有する肝保護剤を提供する。
キギ科植物サラシアの植物は、主にスリランカ、インド
などの温暖で湿潤な地方に生育するつる性の植物で、サ
ラシア・オブロンガ(Salacia oblonga)、サラシア・エ
キスキュプタ(Salacia exculpta)、サラシア・マクロフ
ィリア(Salacia macrophylla)、サラシア・ウンデュラ
ータ(Salacia undulata)などの同属植物が存在すること
が知られている。特に、サラシア・レティキュラータ
は、現地において、抗炎症、無月経、抗潰瘍、抗糖尿病
などの治療に用いられてきた伝承薬効がある。例えば、
天然起源物質であるサラシア・レティキュラータ抽出物
は、抗糖尿病作用に有効であると考えられており、様々
な研究が報告されている(例えば、ラットおよびヒトに
おける糖質負荷時の血糖値上昇抑制作用[下田ら著、日
本栄養・食糧学会誌、51巻、第279〜287頁 (1998年)]、
およびその安全性について[下田ら著、食品衛生学雑
誌、40巻、第198〜205頁 (1999年)])。あるいは、サラ
シア・レティキュラータ抽出物の薬理活性成分や作用機
序についても詳細な研究がなされており、非常に強い二
糖類水解酵素(α-グルコシダーゼ)阻害作用を有する
チオ糖成分サラシノールが単離・構造決定されている[Y
oshikawa M.ら著、Tetrahedron Letters、38巻、第8367
〜8370頁 (1997年)]。
タを含むニシキギ科サラシア属植物からの天然起源物質
が、生体内の活性酸素種に対する抗酸化性作用を有する
こと、すなわち活性酸素種を消去するのに有効であると
いう科学的研究はこれまで報告されておらず、それらを
有効成分として含有する肝保護剤も未だ見出されていな
かった。
ア属植物の粉砕物またはその水およびメタノール抽出物
が、四塩化炭素誘発肝障害モデルに対して強い肝障害抑
制作用を示すこと、およびこの肝障害抑制作用の作用機
序が、サラシア属植物の抗酸化作用に基づくことを見出
し、本発明を達成するに至った。
利用されている天然起源物質またはそれからの抽出物を
有効成分とすることから、人体に対して安全性が非常に
高いことを特徴とする。本発明は別態様として、この肝
保護剤を含有する医薬組成物または食品も提供する。
する。本発明の第1の態様は、ニシキギ科サラシア属の
植物の根または幹を含む粉砕物そのもの、またはその水
抽出エキスまたはアルコール系溶媒抽出エキスを含有す
る抗酸化作用を有する肝保護剤である。
シア・レティキュラータまたはサラシア・オブロンガ)
の根または幹を、一般的な粉砕手法により粉砕した形態
で使用される。
らの水抽出エキスまたはアルコール系溶媒抽出エキスを
有効成分として含有していてもよい。この水抽出エキス
は、先ず粉砕物に水を加えて100℃で1〜3時間還流し
た後、水を減圧下で蒸発させて除去することにより得る
ことができる。ここで、水の蒸発による除去は、例えば
45℃以下の温度において減圧下(特に90〜750mmHg
以下=11998.98〜99991.5Pa以下)で行う。抽出溶媒
として、水の代わりにアルコール系溶媒(好ましくはメ
タノールやエタノール)を用いることにより、アルコー
ル系溶媒抽出エキスが得られる。この場合、アルコール
系溶媒の除去は、水の蒸発による除去条件と同様の条件
下で行ってよい。
溶媒抽出エキスは、本発明の肝保護剤の有効成分とし
て、最も好ましくはそのままの形態で使用することによ
り、十分な抗酸化作用に基づく肝保護作用を発揮し得
る。
エキスの抗酸化作用は、以下に説明するin vitroまたは
in vivo評価法を用いて、その効果を確認することがで
きる。
ングするための安全で簡便な方法としては、安定なフリ
ーラジカルである1,1-diphenyl-2-picrylhydrazyl(DPP
H)を用いたラジカル消去作用評価実験が挙げられる。D
PPHは通常、青紫色を呈しているが、このラジカルが抗
酸化作用により消去されると、青紫色が消色する。した
がって、この消色を、吸光度測定により確認することに
より、ラジカル消去能を確認することができる。
サンチンを基質として用いてもよい。すなわち、キサン
チンと酸素の存在下へキサンチンオキシダーゼを作用さ
せたときに産生される活性酸素種(O2 -)に、本発明の
肝保護剤を作用させて、活性酸素種(O2 -)の消去活性
を確認することもできる。この活性酸素種(O2 -)の産
生および消去に関する反応機構を模式的に図1に示す。
に対する抑制作用を調べることで、抗酸化能を決定する
ことができる。四塩化炭素誘発肝障害の発症機構は以下
の通りである。先ず、マウスに投与された四塩化炭素が
肝臓に存在する代謝酵素によりトリクロルメチルラジカ
ルに代謝され、このラジカルによるラジカル連鎖反応の
結果、過酸化脂質などが肝臓内に堆積することにより、
肝臓に重篤な障害が発症する。この肝障害に対する抑制
活性は、本発明の肝保護剤を投与した後、肝細胞が破壊
されたときに血中に放出される酵素であるトランスアミ
ナーゼ(GOT、GPT)の活性を決定することにより評価で
きる。
シア属の植物の根または幹の水抽出エキスまたはアルコ
ール系溶媒抽出エキスを含有する場合、年齢等によりそ
の投与量が変化し得るが、例えば成人の1回の服用量に
つき100〜1000mg、好ましくは250〜500mg(または
肝保護剤全重量の10重量%)の量で配合される。
剤を含有する医薬組成物を提供する。この医薬組成物
は、有効成分として、前記サラシア属の植物の根または
幹の粉砕物、またはその水抽出エキスまたはアルコール
系溶媒抽出エキスを、例えば成人の一回の服用量につ
き、100〜1,000mg、好ましくは250〜500mgの量で含
有し得る。本発明の肝保護剤において、前記有効成分の
含有量は、年齢等により変化してよい。
に、医薬分野において常用される既知の他の化合物、お
よび経口投与に適した形態に成型するのに必要な化合物
を包含していてもよい。そのような化合物としては、例
えば、乳糖、デンプン、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、カオリン、タルク、炭酸カルシウムなどが挙げられ
る。
形状(例えば、粉末、固形剤、液剤)に成型されてよ
い。
食事の際に1日3回程度服用するのが好ましい。
効成分として、前記肝保護剤を含有する食品も提供す
る。このような食品としては、例えばタブレット、ドリ
ンク、ガム、キャンディー、チュアブル、グミ、ゼリー
等が挙げられる。本発明の食品は、前記肝保護剤(例え
ば、水抽出エキスまたはアルコール系溶媒抽出エキスの
場合)を、食品全重量に対し、0.05〜10重量%の範囲の
量で含有し得る。
さらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定
されるものではない。
ア属の植物の根または幹の粉砕物から水抽出エキスを調
製し、更にこの残渣から、アルコール系溶媒抽出エキス
を調製した。続く実施例1〜3では、これら調製例で得
られた水抽出エキスおよびその残渣からのアルコール系
溶媒抽出エキスについて、抗酸化作用および肝保護作用
をそれぞれ調べた。更に実施例4および5に、調製例1
および2で得られた有効成分を含有する本発明の第2の
態様の医薬組成物、または第3の態様の食品に関する具
体的な製剤処方例または配合例をそれぞれ示す。
シア・レティキュラータ(根または幹)の粉砕物を用い
た。この粉砕物(83.5g)に水(450mL)を加えて100
℃で3時間加温抽出した。得られた抽出液を濾過後、45
℃以下で、減圧下(180mmHg以下=23997.96Pa以
下)、水を留去することにより、水抽出エキス6.0gを
得た。
タノール(300mL)を加えて80℃で3時間加温抽出し
た。得られた抽出液を濾過後、45℃以下で、減圧下(18
0mmHg以下=23997.96Pa以下)、溶媒を留去する
ことにより、水抽出物残渣からのメタノール抽出エキス
3.3gを得た。
タの根または幹の粉砕物の水抽出エキスおよびその残渣
からのメタノール抽出エキスについて、DPPH(1,1-diph
enyl-2-picrylhydrazyl)ラジカル消去能を調べた。先
ず、0.1M酢酸−酢酸ナトリウム緩衝液(pH 5.5)1.0
mLに、エタノール0.5mLと、被験物質である調製例
1または2の各エキスのエタノール溶液(濃度:1〜10
0μg/mL;0.5mL)とを混合し、これに2.0×10-4
M DPPHエタノール溶液0.5mLを加えて攪拌した後、
室温にて30分間放置した。この溶液の517nmにおける
吸光度を測定し、2値平均値をとった後、グラフ用紙上
で縦軸に吸光度、横軸に被験物質の濃度をプロットし
た。このグラフ上より1.0×10-7モル(全DPPHの半量)
のDPPHラジカルを消去するのに必要な被験物質の濃度
(SC 50)を算出した。得られた結果を表1に示す。陽
性の対照として、同様の試験による(+)-catechinの結果
を表1に示す。
の植物(サラシア・レティキュラータ)の水抽出エキス
およびその残渣から得たメタノール抽出エキスはいずれ
も、優れたラジカル消去作用を有することが分かる。
ュラータの根または幹の粉砕物の水抽出エキスおよびそ
の残渣からのメタノール抽出エキスの活性酸素消去活性
(スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)様活性)につ
いて調べた。被験物質として、予め、前記調製例1また
は2で得たエキスをそれぞれ、ジメチルスルホキシド
(DMSO)に溶解した後、蒸留水で希釈したものを調製し
た(DMSO最終濃度;0.3%)。先ず、40mM炭酸ナトリ
ウム緩衝液(pH 10.2)2.4mLに、3mMキサンチ
ン、3mM EDTA、0.15%ウシ血清アルブミン(BSA)、
0.75mMニトロブルーテトラゾリウム(NBT)および予
め調製した前記被験物質をそれぞれ0.1mLずつ加えて
混合した。次に、キサンチンオキシダーゼ溶液を0.1m
L加え、25℃で20分間インキュベートした後、反応液に
6mM CuCl2 0.1mLを加えて反応を停止させ、560n
mにおける吸光度を測定し、本反応において活性酸素と
反応したNBTのフォルマザン(formazan)の量を算出し
た。表2に示す各結果は、フォルマザンの生成を50%阻
害する濃度(IC50)を表わしている。
オキシダーゼの反応を阻害する場合には、誤って、SOD
様活性を有すると判断される恐れがあることから、キサ
ンチンオキシダーゼに対する阻害活性についても調べ
た。上記試験において、NBTを含まない反応液を調製し
たこと以外は同様の反応条件で25℃で20分間インキュベ
ートした後、この反応液に2N HCl(0.1mL)を加え
て反応を停止させた後、290nmにおける吸光度を測定
し、反応液中の尿酸の生成量を算出した。算出結果のプ
ロットから50%キサンチンオキシダーゼ反応阻止濃度
(IC50)を導き出した。結果を表2に示す。陽性の対
照として、同様の試験による(+)-catechinの結果も同様
に表2に示す。
の植物の粉砕物の水抽出エキスおよびその残渣から得た
メタノール抽出エキスがいずれも、優れた活性酸素消去
能を有することが分かる。また表2には、本発明の試料
がいずれも、キサンチンオキシダーゼを阻害しないこと
も示されている。
タの根または幹の粉砕物の水抽出エキスおよびその残渣
からのメタノール抽出エキスの肝保護作用を、四塩化炭
素により惹起された急性肝障害モデルを使用して調べ
た。
からの各エキスの5%アラビアゴム末含有水性懸濁液を
調製した。約20時間絶食したddY系雄性マウス(5週齢、
体重約20g)に、被験物質を10mL/kgの液量で経口
投与し、1時間後にエーテル麻酔下、オリーブオイルで
希釈した10%(v/v)四塩化炭素を5mL/kgの用量で
皮下投与した。20時間後に無麻酔下で、眼窩静脈叢より
採血を行った。得られた血液サンプルを遠心分離(3000
rpm、10分間)して、血清を得た。この血清中のトラ
ンスアミナーゼ活性を市販キット[エス.ティーエーテ
ストワコー(和光純薬)]を用いて測定した。測定結果
を表3に示す。
で表記し、対照群との有意差検定にはDunnettの多重比
較検定を用いて算出した。表3には、陽性の対照とし
て、同様の試験による「malotilate」(第一製薬)の結
果も示す。
び「**」は、Dunnettの多重比較検定で検定した対照
との有意差、すなわち危険率(p)がそれぞれ0.05およ
び0.01未満であったことを表す。
の植物の根または幹の粉砕物の水抽出エキスおよびその
残渣からのメタノール抽出エキスがいずれも、in vivo
において肝障害の発症を抑制することが判る。
述のように、投与された四塩化炭素が肝臓に存在する代
謝酵素によりトリクロルメチルラジカルに代謝され、こ
のラジカルに起因する連鎖反応により、肝内に過酸化脂
質が堆積することによって誘導される障害であると考え
られている。従って、この四塩化炭素によって誘発され
る肝障害を抑制するには、トリクロルメチルラジカルを
消去することと、過剰に産生される活性酸素を消去する
こと(すなわち、抗酸化作用)の両者が必要である。本
発明の肝保護剤(すなわち、サラシア属の植物の根また
は幹の粉砕物の水抽出エキスおよびその残渣からのメタ
ノール抽出エキス)は、前述の実施例1および2におい
て、DPPHラジカルの消去や活性酸素の消去作用を有する
ことを示しており、これからも、本実施例3で示された
優れた肝障害抑制作用は、これら両者の作用に基づくも
のであると考えられる。
2態様の医薬組成物としてのチュアブル錠および第3態
様の食品としてのドリンク剤に関する製剤処方例および
製造例をそれぞれ示しているが、これらは例示であっ
て、本発明は特にこれらに制限されるものではない。実施例4:チュアブル錠の製造
カ、タイム、ショ糖脂肪酸エステルを除いた材料を、ミ
ルでよく混合した後、蒸留水を加えて成型可能な適当な
粘度まで練合する。ここに、ハッカ、タイム、ショ糖脂
肪酸エステルを加えてさらに練合した後、最後に香料を
加えて、押し出し造粒にて顆粒を作製する。顆粒を40℃
で乾燥後、打錠機を用いて本発明の抗酸化作用を有する
肝保護剤含有チュアブル錠を得た。
溶解し、さらに蒸留水を加えて全量1000mLとした後、
0.22μmの除菌フィルターで滅菌し、100mLずつ褐色
びんに無菌充填することにより、実施例1の水抽出物を
1剤あたり200mg含有するドリンク剤を製造した。
は、毎日摂取することにより体内の酸化障害が予防でき
かつ活性酸素の毒性に基づく肝障害を予防でき、さらに
は病態の悪化を緩和することができる。本発明の肝保護
剤は、ニシキギ科サラシア属の天然植物、特にサラシア
・レティキュラータまたはアラシア・オブロンガから誘
導される物質、またはその水抽出物およびアルコール系
溶媒抽出物を含有することから、現在入手可能な肝保護
剤に比べて、副作用が少なく人体により安全である。本
発明の肝保護剤を医薬組成物または食品に含有させるこ
とにより、日常において、より簡易に経口摂取できる。
よる消去作用を模式的に表す反応スキームである。
Claims (4)
- 【請求項1】 ニシキギ科サラシア(Salacia)属の植物
の根または幹の粉砕物を含有する肝保護剤。 - 【請求項2】 ニシキギ科サラシア属の植物の根または
幹の水またはアルコール系溶媒抽出エキスを含有する肝
保護剤。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の肝保護剤を含有
する医薬組成物。 - 【請求項4】 請求項1または2記載の肝保護剤を含有
する食品。
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