JPH09262066A - 高脂血症を抑制するための食品および医薬組成物 - Google Patents
高脂血症を抑制するための食品および医薬組成物Info
- Publication number
- JPH09262066A JPH09262066A JP8072014A JP7201496A JPH09262066A JP H09262066 A JPH09262066 A JP H09262066A JP 8072014 A JP8072014 A JP 8072014A JP 7201496 A JP7201496 A JP 7201496A JP H09262066 A JPH09262066 A JP H09262066A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- extract
- life
- blood
- grass
- prolonging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K36/00—Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
- A61K36/18—Magnoliophyta (angiosperms)
- A61K36/185—Magnoliopsida (dicotyledons)
- A61K36/53—Lamiaceae or Labiatae (Mint family), e.g. thyme, rosemary or lavender
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/06—Antihyperlipidemics
Abstract
(57)【要約】
【課題】 動脈硬化などの各種疾患の原因となる高脂血
症を抑制するための、安全性が高く、かつ優れた効果を
有する食品組成物および医薬組成物を提供する。 【解決手段】 延命草または延命草抽出物を有効成分と
して含有する食品組成物および医薬組成物により上記課
題が解決される。
症を抑制するための、安全性が高く、かつ優れた効果を
有する食品組成物および医薬組成物を提供する。 【解決手段】 延命草または延命草抽出物を有効成分と
して含有する食品組成物および医薬組成物により上記課
題が解決される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、動脈硬化などの各
種疾患の原因となる高脂血症を抑制(予防および／また
は治療)するための食品組成物および医薬組成物に関す
る。更に詳しくは、延命草または延命草抽出物を有効成
分として含有することを特徴とする高脂血症を抑制する
ための食品組成物および医薬組成物に関する。
種疾患の原因となる高脂血症を抑制(予防および／また
は治療)するための食品組成物および医薬組成物に関す
る。更に詳しくは、延命草または延命草抽出物を有効成
分として含有することを特徴とする高脂血症を抑制する
ための食品組成物および医薬組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】経済発展に伴なって先進国の人々の食生
活が豊かになり、脂肪摂取量は増加の一途を辿ってい
る。しかし、過度の脂肪摂取は血中脂質量のバランスを
崩し、高脂血症を引き起こす(本明細書において高脂血
症とは、血清中の脂質成分であるコレステロール、トリ
グリセリド、リポタンパクおよびリン脂質のいずれか１
つまたはそれ以上が増加した状態、即ち、高コレステロ
ール血症、高トリグリセリド血症などを意味する)。高
脂血症と動脈硬化を始めとする循環器系の成人病の間に
は強い相関性がある。近年、これら疾患にかかる人が非
常に多くなっており、社会問題の一つとなっている。
活が豊かになり、脂肪摂取量は増加の一途を辿ってい
る。しかし、過度の脂肪摂取は血中脂質量のバランスを
崩し、高脂血症を引き起こす(本明細書において高脂血
症とは、血清中の脂質成分であるコレステロール、トリ
グリセリド、リポタンパクおよびリン脂質のいずれか１
つまたはそれ以上が増加した状態、即ち、高コレステロ
ール血症、高トリグリセリド血症などを意味する)。高
脂血症と動脈硬化を始めとする循環器系の成人病の間に
は強い相関性がある。近年、これら疾患にかかる人が非
常に多くなっており、社会問題の一つとなっている。
【０００３】現在、クロフィブラートやプロブコール、
ニコチン酸などが高脂血症治療薬として用いられている
が、これらにはいずれも副作用があり、副作用の少ない
安全な治療薬が求められていた。
ニコチン酸などが高脂血症治療薬として用いられている
が、これらにはいずれも副作用があり、副作用の少ない
安全な治療薬が求められていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、動脈
硬化などの各種疾患の原因となる高脂血症を抑制するた
めの、安全性が高く、かつ優れた効果を有する食品組成
物および医薬組成物を提供することである。
硬化などの各種疾患の原因となる高脂血症を抑制するた
めの、安全性が高く、かつ優れた効果を有する食品組成
物および医薬組成物を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、血中総コレステロール、血中トリグ
リセリド、血中β-リポタンパクおよび／または血中リ
ン脂質の降下作用を有する成分を鋭意探索した。その結
果、延命草およびその抽出物が、上記の各作用において
優れた効果を有することを見い出した。
を解決するために、血中総コレステロール、血中トリグ
リセリド、血中β-リポタンパクおよび／または血中リ
ン脂質の降下作用を有する成分を鋭意探索した。その結
果、延命草およびその抽出物が、上記の各作用において
優れた効果を有することを見い出した。
【０００６】即ち、本発明は、延命草または延命草抽出
物を有効成分として含有することを特徴とする高脂血症
を抑制するための食品組成物および医薬組成物を提供す
るものである。
物を有効成分として含有することを特徴とする高脂血症
を抑制するための食品組成物および医薬組成物を提供す
るものである。
【０００７】延命草は、苦味健胃薬として古来より民間
療法で使われている。また、その抗菌効果(特開平１−
１７２３３３)、抗腫瘍効果(特開昭５９−５１７６)、
抗潰瘍効果(特開昭４８−５９１１)、および育毛効果
(特開平５−３１０５３７)などが開示されている。しか
し、延命草またはその抽出物に抗高脂血症効果があるこ
とはこれまで知られていなかった。
療法で使われている。また、その抗菌効果(特開平１−
１７２３３３)、抗腫瘍効果(特開昭５９−５１７６)、
抗潰瘍効果(特開昭４８−５９１１)、および育毛効果
(特開平５−３１０５３７)などが開示されている。しか
し、延命草またはその抽出物に抗高脂血症効果があるこ
とはこれまで知られていなかった。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明において用いる延命草と
は、しそ科ヤマハッカ属に属する一般に延命草と呼ばれ
る一群の植物を意味し、例えば、ヒキオコシ(Isodon ja
ponisus)、クロバナヒキオコシ(Isodon trichocarpu
s)、タカクマヒキオコシ(Isodon sikokianus var. inte
rmodius)などを挙げることができる。これら延命草を生
のまま、または乾燥した状態で用いることができる。乾
燥品として市販されている生薬「延命草」(葉および茎)
を用いるのが好都合である。これら延命草を裁断または
粉砕してそのまま食品または医薬組成物に配合すること
ができる。
は、しそ科ヤマハッカ属に属する一般に延命草と呼ばれ
る一群の植物を意味し、例えば、ヒキオコシ(Isodon ja
ponisus)、クロバナヒキオコシ(Isodon trichocarpu
s)、タカクマヒキオコシ(Isodon sikokianus var. inte
rmodius)などを挙げることができる。これら延命草を生
のまま、または乾燥した状態で用いることができる。乾
燥品として市販されている生薬「延命草」(葉および茎)
を用いるのが好都合である。これら延命草を裁断または
粉砕してそのまま食品または医薬組成物に配合すること
ができる。
【０００９】また、上記延命草の抽出物を本発明の食品
または医薬組成物に配合することができる。この延命草
抽出物は、どのような手段を用いて抽出したものであっ
てもよいが、通常は水もしくは有機溶媒またはそれらの
混合物を使用して溶媒抽出したものを用いる。この抽出
液をそのまま、濃縮もしくは希釈して、または溶媒を留
去して用いることができる。従って、抽出物の形態とし
ては、抽出液それ自体、その濃縮液、希釈液、乾燥物、
または顆粒物などであることができる。
または医薬組成物に配合することができる。この延命草
抽出物は、どのような手段を用いて抽出したものであっ
てもよいが、通常は水もしくは有機溶媒またはそれらの
混合物を使用して溶媒抽出したものを用いる。この抽出
液をそのまま、濃縮もしくは希釈して、または溶媒を留
去して用いることができる。従って、抽出物の形態とし
ては、抽出液それ自体、その濃縮液、希釈液、乾燥物、
または顆粒物などであることができる。
【００１０】抽出に用いる有機溶媒としては、例えば、
メタノール、エタノール、n-プロパノール、アセトン、
酢酸エチル、エーテル、塩化メチレン、クロロホルム、
ベンゼン、四塩化炭素、石油エーテルなどが用いられる
が、特にメタノールまたはエタノールが好ましい。抽出
は室温で行うこともできるが、加熱還流下に行うのが望
ましい。抽出時間は抽出温度によって変化するが、通常
は２〜４８時間で終了する。抽出終了後、濾過または遠
心分離することにより粗抽出液を得、所望により、濃
縮、希釈または乾燥などの後処理を行う。
メタノール、エタノール、n-プロパノール、アセトン、
酢酸エチル、エーテル、塩化メチレン、クロロホルム、
ベンゼン、四塩化炭素、石油エーテルなどが用いられる
が、特にメタノールまたはエタノールが好ましい。抽出
は室温で行うこともできるが、加熱還流下に行うのが望
ましい。抽出時間は抽出温度によって変化するが、通常
は２〜４８時間で終了する。抽出終了後、濾過または遠
心分離することにより粗抽出液を得、所望により、濃
縮、希釈または乾燥などの後処理を行う。
【００１１】本発明の延命草または延命草抽出物を含有
する食品組成物としては、顆粒、錠菓、ゼリー、飴、飲
料などの形態を例示することができ、これらを必要に応
じて摂取することができる。
する食品組成物としては、顆粒、錠菓、ゼリー、飴、飲
料などの形態を例示することができ、これらを必要に応
じて摂取することができる。
【００１２】食品組成物を調製する際に用いる原料はこ
の分野で普通に使用されるものであってよく、例えば、
ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトー
ル、マンニトール、リンゴファイバー、大豆ファイバ
ー、肉エキス、黒酢エキス、ゼラチン、コーンスター
チ、蜂蜜、動植物油脂類、多糖類などを挙げることがで
きる。
の分野で普通に使用されるものであってよく、例えば、
ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトー
ル、マンニトール、リンゴファイバー、大豆ファイバ
ー、肉エキス、黒酢エキス、ゼラチン、コーンスター
チ、蜂蜜、動植物油脂類、多糖類などを挙げることがで
きる。
【００１３】医薬組成物としては、外用剤として軟膏、
貼付剤などの形態を、また、内用剤として錠剤、丸剤、
粉剤、シロップ剤、乳濁剤、液剤、懸濁剤、ゼラチンカ
プセル剤などの形態を挙げることができ、更に注射剤、
スプレー剤などの形態も例示することができる。これら
を経皮、経口、注射、鼻内などの経路によって投与する
ことができる。
貼付剤などの形態を、また、内用剤として錠剤、丸剤、
粉剤、シロップ剤、乳濁剤、液剤、懸濁剤、ゼラチンカ
プセル剤などの形態を挙げることができ、更に注射剤、
スプレー剤などの形態も例示することができる。これら
を経皮、経口、注射、鼻内などの経路によって投与する
ことができる。
【００１４】医薬組成物を調製する際に用いる担体とし
ては、例えば、ラクトース、デキストロース、スクロー
ス、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシア
ゴム、リン酸カルシウム、アルギン酸塩、珪酸カルシウ
ム、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、セル
ロース誘導体、トラガカント、ゼラチン、シロップ、ヒ
ドロキシ安息香酸メチル、タルク、ステアリン酸マグネ
シウム、水、鉱油などを挙げることができる。
ては、例えば、ラクトース、デキストロース、スクロー
ス、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシア
ゴム、リン酸カルシウム、アルギン酸塩、珪酸カルシウ
ム、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、セル
ロース誘導体、トラガカント、ゼラチン、シロップ、ヒ
ドロキシ安息香酸メチル、タルク、ステアリン酸マグネ
シウム、水、鉱油などを挙げることができる。
【００１５】本発明の食品および医薬組成物は、さらに
潤沢剤、乳化剤、懸濁化剤、酸化防止剤、防腐剤、甘味
剤および／または香味剤などを含んでいてよく、また、
他の有効成分(水溶性ビタミン類および油溶性ビタミン
類などを含む)を含んでいてもよい。このような成分か
らなる本発明の食品および医薬組成物を、当分野で周知
の方法に従って製造してよい。
潤沢剤、乳化剤、懸濁化剤、酸化防止剤、防腐剤、甘味
剤および／または香味剤などを含んでいてよく、また、
他の有効成分(水溶性ビタミン類および油溶性ビタミン
類などを含む)を含んでいてもよい。このような成分か
らなる本発明の食品および医薬組成物を、当分野で周知
の方法に従って製造してよい。
【００１６】本発明の食品および医薬組成物に用いる延
命草抽出物は、広い用量範囲にわたって有効である。従
って、延命草抽出物の１日あたりの用量としては、通
常、体重１ｋｇに対して約０.０１ｍｇ〜１,０００ｍ
ｇ、好ましくは約０.１ｍｇ〜５００ｍｇ、さらに好ま
しくは１ｍｇ〜２００ｍｇの範囲内であってよい。この
量を１回または数回に分けて摂取させるかまたは投与す
る。しかし、実際の用量は、処置を受ける対象の年齢、
体重および症状の重篤度、ならびに選択した投与経路な
どを配慮した上で決定する。
命草抽出物は、広い用量範囲にわたって有効である。従
って、延命草抽出物の１日あたりの用量としては、通
常、体重１ｋｇに対して約０.０１ｍｇ〜１,０００ｍ
ｇ、好ましくは約０.１ｍｇ〜５００ｍｇ、さらに好ま
しくは１ｍｇ〜２００ｍｇの範囲内であってよい。この
量を１回または数回に分けて摂取させるかまたは投与す
る。しかし、実際の用量は、処置を受ける対象の年齢、
体重および症状の重篤度、ならびに選択した投与経路な
どを配慮した上で決定する。
【００１７】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。実施例１ 延命草抽出物の製造 延命草(全草・粗切)３２０ｋｇに常水１０倍量を加え
て、９５℃以上で１時間温浸した。６５℃に放冷した
後、遠心分離し、抽出液を得た。残渣に再び常水８倍量
を加え、同様に温浸し、抽出液を得た。この抽出液を前
の抽出液と合わせ、４０℃にて減圧濃縮し、濃縮抽出液
１３０Ｌを得た。この抽出液を噴霧乾燥して、延命草抽
出物３８ｋｇを得た。
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。実施例１ 延命草抽出物の製造 延命草(全草・粗切)３２０ｋｇに常水１０倍量を加え
て、９５℃以上で１時間温浸した。６５℃に放冷した
後、遠心分離し、抽出液を得た。残渣に再び常水８倍量
を加え、同様に温浸し、抽出液を得た。この抽出液を前
の抽出液と合わせ、４０℃にて減圧濃縮し、濃縮抽出液
１３０Ｌを得た。この抽出液を噴霧乾燥して、延命草抽
出物３８ｋｇを得た。
【００１８】実施例２ 延命草抽出物の高脂血症に対す
る効果 高脂血症に対する効果の測定は、トリトン(Triton)ＷＲ
-１３３９誘発の高脂血症モデルを用いて行った。実施
例１で調製した延命草抽出物を２００ｍｇ／ｋｇの投与
量で１日１回、Ｓｌｃ；ウィスター(Wister)ラット群
(オス、７週齡)に７日間連続して経口投与した。投与前
ならびに投与の６、１２、２４、４８および７２時間
後、エーテル麻酔下に腹部大動脈より採血した。血清を
分取し、総コレステロール、トリグリセリドおよびリン
脂質は酵素法で、β-リポタンパクは比濁法で測定し
た。対照として、プロブコール２００ｍｇ／ｋｇを投与
したラット群も同様に評価した。測定結果を表１〜表４
に示す。この測定結果から、高脂血症の原因物質である
総コレステロール、トリグリセリド、β-リポタンパク
およびリン脂質の血清中の濃度が、延命草抽出物の投与
によって減少することが明らかである。
る効果 高脂血症に対する効果の測定は、トリトン(Triton)ＷＲ
-１３３９誘発の高脂血症モデルを用いて行った。実施
例１で調製した延命草抽出物を２００ｍｇ／ｋｇの投与
量で１日１回、Ｓｌｃ；ウィスター(Wister)ラット群
(オス、７週齡)に７日間連続して経口投与した。投与前
ならびに投与の６、１２、２４、４８および７２時間
後、エーテル麻酔下に腹部大動脈より採血した。血清を
分取し、総コレステロール、トリグリセリドおよびリン
脂質は酵素法で、β-リポタンパクは比濁法で測定し
た。対照として、プロブコール２００ｍｇ／ｋｇを投与
したラット群も同様に評価した。測定結果を表１〜表４
に示す。この測定結果から、高脂血症の原因物質である
総コレステロール、トリグリセリド、β-リポタンパク
およびリン脂質の血清中の濃度が、延命草抽出物の投与
によって減少することが明らかである。
【００１９】
【表１】
【００２０】
【表２】
【００２１】
【表３】
【００２２】
【表４】
【００２３】実施例３ 延命草抽出物の毒性試験 延命草抽出物２,０００および４,０００ｍｇ／ｋｇ／日
を、５週齢のＣｒｊ：ＣＨ(ＳＤ)雄性ラットの群(１１
匹／群)に２８日間反復径口投与した。その結果、ラッ
トの一般状態、体重、摂餌量推移、尿所見、血液学的所
見、血液化学的所見、臓器重量所見、病理解剖学的所見
および病理組織学的所見に異常は認められなかった。即
ち、雄性ラットに対する延命草抽出物の無毒性量は４,
０００ｍｇ／ｋｇ／日以上であった。
を、５週齢のＣｒｊ：ＣＨ(ＳＤ)雄性ラットの群(１１
匹／群)に２８日間反復径口投与した。その結果、ラッ
トの一般状態、体重、摂餌量推移、尿所見、血液学的所
見、血液化学的所見、臓器重量所見、病理解剖学的所見
および病理組織学的所見に異常は認められなかった。即
ち、雄性ラットに対する延命草抽出物の無毒性量は４,
０００ｍｇ／ｋｇ／日以上であった。
【００２４】実施例４ 食品Ａ 実施例１で得た延命草抽出物を用いて、以下の組成を有
する食品を調製した。
する食品を調製した。
【表５】成 分 重量（ｋｇ） 延命草抽出物 ０.０４ 大豆サポニン ２.０ 黒酢エキス ２.０ リンゴファイバー ２.０ レシチン １.０ フラクトオリゴ糖 ２.０ 果糖 １.０ 粉末酢 ０.１ シクロデキストリン １.０ 蜂蜜 １.０ 骨粉 １.０デキストリン ４.９ 各成分を流動造粒装置中で混合した後、水を噴霧して造
粒を行い、入風温度８０℃で乾燥した。
粒を行い、入風温度８０℃で乾燥した。
【００２５】実施例５ 食品Ｂ 実施例１で得た延命草抽出物を用いて、以下の組成を有
する食品を調製した。
する食品を調製した。
【表６】成 分 重量（ｋｇ） 延命草抽出物 ０.０１ 大豆サポニン ０.５ 黒酢エキス ０.５ リンゴファイバー ０.５ 大豆ファイバー ０.５ 果糖 １.０ シクロデキストリン ３.０ゼラチン ３.５ 上記の成分を水１０ｋｇと十分に混合した後、６０℃に
加温してペースト状とした。これを、予め７０℃に加温
しておいた大豆油５０ｋｇ中に投入し、イカリ型撹拌羽
根(２枚)を装着した撹拌機で十分に混合した。大豆油中
にペーストが分散されたのを確認した後、混合物を５℃
まで冷却し、濾過を行って生成した粒子を分離した。得
られた粒子をｎ−ヘキサンで洗浄した後、乾燥して上記
成分を包含したマイクロカプセルを得た。
加温してペースト状とした。これを、予め７０℃に加温
しておいた大豆油５０ｋｇ中に投入し、イカリ型撹拌羽
根(２枚)を装着した撹拌機で十分に混合した。大豆油中
にペーストが分散されたのを確認した後、混合物を５℃
まで冷却し、濾過を行って生成した粒子を分離した。得
られた粒子をｎ−ヘキサンで洗浄した後、乾燥して上記
成分を包含したマイクロカプセルを得た。
【００２６】実施例６ 硬ゼラチンカプセル 以下の成分を用いて硬ゼラチンカプセルを調製した。
【表７】 成 分 量（ｍｇ／カプセル） 延命草抽出物 ２５０ デンプン １００ セルロース １００ ステアリン酸マグネシウム １０ 合 計 ４６０ｍｇ
【００２７】実施例７ 錠剤 以下の成分を用いて錠剤を調製した。
【表８】 成 分 量（ｍｇ／錠剤） 延命草抽出物 ２５０ セルロース ４００ 二酸化ケイ素 １０ ステアリン酸 ５ 合 計 ６６５ｍｇ
【００２８】実施例８ 懸濁液 以下の成分を用いて懸濁液を調製した。
【表９】 成 分 使用量 延命草抽出物 ５０ｍｇ カルボキシメチルセルロースナトリウム ５０ｍｇ シロップ １.２５ｍｌ 安息香酸溶液 ０.１０ｍｌ 香味剤 適量 着色剤 適量 純水 全量５ｍｌまで
【００２９】実施例９ 静脈内用製剤 以下の成分を用いて静脈内用製剤を調製した。
【表１０】 成 分 使用量 延命草抽出物 １００ｍｇ 等張食塩水 １０００ｍｌ
【００３０】以上のように、延命草抽出物を、高脂血症
に起因する種々の疾患を抑制するための有効成分として
食品および医薬組成物に配合した。これらの食品および
医薬組成物を動物に適用したところ、良好な結果が得ら
れた。
に起因する種々の疾患を抑制するための有効成分として
食品および医薬組成物に配合した。これらの食品および
医薬組成物を動物に適用したところ、良好な結果が得ら
れた。
【００３１】
【発明の効果】本発明の延命草または延命草抽出物を有
効成分として含有する食品および医薬組成物は、安全性
が高く、血中総コレステロール、血中トリグリセリド、
血中β-リポタンパクおよび血中リン脂質の降下作用に
優れている。従って、高脂血症の結果として引き起こさ
れる動脈硬化などの各種疾患の抑制に有効である。
効成分として含有する食品および医薬組成物は、安全性
が高く、血中総コレステロール、血中トリグリセリド、
血中β-リポタンパクおよび血中リン脂質の降下作用に
優れている。従って、高脂血症の結果として引き起こさ
れる動脈硬化などの各種疾患の抑制に有効である。
Claims (4)
- 【請求項１】 延命草または延命草抽出物を含有するこ
とを特徴とする高脂血症を抑制するための食品組成物。 - 【請求項２】 延命草抽出物が水および／または極性有
機溶媒で抽出されたものである請求項１に記載の食品組
成物。 - 【請求項３】 延命草または延命草抽出物を含有するこ
とを特徴とする高脂血症を抑制するための医薬組成物。 - 【請求項４】 延命草抽出物が水および／または極性有
機溶媒で抽出されたものである請求項３に記載の医薬組
成物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8072014A JPH09262066A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 高脂血症を抑制するための食品および医薬組成物 |
| US08/986,405 US5885583A (en) | 1996-03-27 | 1997-12-08 | Method for inhibiting hyperlipemia with emmeisou or an extract thereof |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8072014A JPH09262066A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 高脂血症を抑制するための食品および医薬組成物 |
| US08/986,405 US5885583A (en) | 1996-03-27 | 1997-12-08 | Method for inhibiting hyperlipemia with emmeisou or an extract thereof |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09262066A true JPH09262066A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=26413143
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8072014A Pending JPH09262066A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 高脂血症を抑制するための食品および医薬組成物 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5885583A (ja) |
| JP (1) | JPH09262066A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5885583A (en) * | 1996-03-27 | 1999-03-23 | Nagase & Company, Ltd. | Method for inhibiting hyperlipemia with emmeisou or an extract thereof |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5855583A (en) * | 1996-02-20 | 1999-01-05 | Computer Motion, Inc. | Method and apparatus for performing minimally invasive cardiac procedures |
| US6496099B2 (en) * | 1996-06-24 | 2002-12-17 | Computer Motion, Inc. | General purpose distributed operating room control system |
| US6132441A (en) | 1996-11-22 | 2000-10-17 | Computer Motion, Inc. | Rigidly-linked articulating wrist with decoupled motion transmission |
| US8527094B2 (en) | 1998-11-20 | 2013-09-03 | Intuitive Surgical Operations, Inc. | Multi-user medical robotic system for collaboration or training in minimally invasive surgical procedures |
| US6398726B1 (en) | 1998-11-20 | 2002-06-04 | Intuitive Surgical, Inc. | Stabilizer for robotic beating-heart surgery |
| US6659939B2 (en) * | 1998-11-20 | 2003-12-09 | Intuitive Surgical, Inc. | Cooperative minimally invasive telesurgical system |
| US6852107B2 (en) * | 2002-01-16 | 2005-02-08 | Computer Motion, Inc. | Minimally invasive surgical training using robotics and tele-collaboration |
| EP2441394B1 (en) | 2000-11-28 | 2017-04-05 | Intuitive Surgical Operations, Inc. | Irrigator for an endoscopic instrument |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS595176A (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-12 | Nippon Shoji Kk | 抗腫瘍剤 |
| JP2599151B2 (ja) * | 1987-12-26 | 1997-04-09 | 日清製粉株式会社 | 豚の溶連菌感染症の予防及び治療剤 |
| JPH05310537A (ja) * | 1992-05-06 | 1993-11-22 | Advanced Sukin Res Kenkyusho:Kk | 養毛料 |
| FR2708466B1 (fr) * | 1993-06-30 | 1995-10-27 | Lvmh Rech | Utilisation d'un extrait de champignons Poria cocos Wolf pour la préparation d'une composition cosmétique ou pharmaceutique, notamment dermatologique pour le traitement de l'acné ou des peaux grasses. |
| JP3223404B2 (ja) * | 1993-10-30 | 2001-10-29 | 日本ソシア株式会社 | 育毛・養毛剤 |
| JPH09262066A (ja) * | 1996-03-27 | 1997-10-07 | Nagase & Co Ltd | 高脂血症を抑制するための食品および医薬組成物 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP8072014A patent/JPH09262066A/ja active Pending
-
1997
- 1997-12-08 US US08/986,405 patent/US5885583A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5885583A (en) * | 1996-03-27 | 1999-03-23 | Nagase & Company, Ltd. | Method for inhibiting hyperlipemia with emmeisou or an extract thereof |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5885583A (en) | 1999-03-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH07274894A (ja) | 胃潰瘍予防飲食品 | |
| US7767236B2 (en) | Plant seed extract composition and process for producing the same | |
| JPH09262066A (ja) | 高脂血症を抑制するための食品および医薬組成物 | |
| KR101369060B1 (ko) | 아카시아속 나무 껍질 유래물을 함유하는 항비만 조성물 | |
| JPH053453B2 (ja) | ||
| WO2008018142A1 (fr) | Composition antioxydante contenant un composant issu de l'écorce d'un arbre appartenant au genre acacia | |
| JP2002020302A (ja) | 抗酸化作用を有する肝保護剤 | |
| JP3549997B2 (ja) | リパーゼ阻害効果を有する食品組成物および医薬組成物 | |
| CA2149170C (en) | Agent for prevention or alleviation of allergy symptoms | |
| CN107019778B (zh) | 一种具有减肥和降血脂作用的组合物及其制备方法与用途 | |
| KR101030922B1 (ko) | 동맥경화 예방용 조성물 | |
| JP3243879B2 (ja) | 抗高脂血症剤 | |
| JP2000072685A (ja) | 消化器潰瘍を抑制するための食品および医薬組成物 | |
| KR101373493B1 (ko) | 톳을 유효성분으로 함유하는 비만 또는 고지혈증 및 동맥경화성 혈관계 질환의 예방 및 치료용 조성물 | |
| JP3142192B2 (ja) | 血中脂質改善剤及びこれを含有する組成物 | |
| EP0112621B1 (en) | Plant extracts and their therapeutic use | |
| AU2006347124B2 (en) | Composition for preventing and/or treating itching containing component originating in the bark of tree belonging to the genus Acacia | |
| JP3183754B2 (ja) | 動脈硬化抑制剤及びこれを含有する組成物 | |
| KR102642550B1 (ko) | 강아지풀 추출물을 유효성분으로 포함하는 근력 약화 관련 질환 예방, 개선, 또는 치료용 조성물 | |
| AU2006347121B2 (en) | Hypoglycemic composition containing component originating in the bark of tree belonging to the genus Acacia | |
| JP3183758B2 (ja) | 血中中性脂肪改善剤及びその製造方法並びにこれを含有する組成物 | |
| KR0148462B1 (ko) | 두뇌활성제 연질캡슐의 제조방법 | |
| RU2122419C1 (ru) | Гиполипидемическое и гепатопротекторное средство | |
| CN117940141A (en) | Composition for preventing, alleviating or treating diseases associated with muscle weakness comprising celery seed extract as active ingredient | |
| CN117835837A (zh) | 用于预防、改善或治疗退行性关节炎的包含作为活性成分的蒸制姜提取物或从其分离的1-脱氢-6-姜二酮的组合物 |