JP2013070687A - サラシア属植物抽出物を含有する飲料の製造方法 - Google Patents

サラシア属植物抽出物を含有する飲料の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】pHが5から7付近の水溶液においてもα−グルコシダーゼ阻害活性が維持されるように加熱殺菌を行うことを特徴とする、サラシア属植物の抽出物を含有する飲料の製造方法を提供する。
【解決手段】サラシア属植物抽出物を0.01〜0.60重量%で含有する水溶液を130℃以上140℃以下の温度で加熱殺菌する工程において、F値を40以下、水溶液のpHを4.5以上7以下とし、加熱殺菌工程前の水溶液と比較して、加熱殺菌工程後の水溶液のα−グルコシダーゼ阻害活性が80%以上である製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、サラシア属植物抽出物を含有する液剤、特にサラシア属植物抽出物を含有する飲料の製造方法に関する。
サラシア・オブロンガ(Salacia oblonga)、サラシア・レティキュラータ(Salacia reticulata)、サラシア・キネンシス(Salacia chinensis;サラシア・プリノイデス(Salacia prinoides)と同種)などのサラシア属の植物は、インド、スリランカ、タイ、ベトナム、中国南部地域などに生育するニシキギ科のつる性多年生植物である。これらのサラシア属植物は、インド、スリランカ、東南アジア諸国の伝承医学では天然の薬物として利用されてきている。さらに近年になって、これらの植物の抽出物が、糖尿病および肥満に対する予防作用、血糖降下作用、リパーゼ阻害作用などの薬効を有することが報告されている(特許文献1〜5および非特許文献1)。
このようなサラシア属植物が有する健康増進または健康維持に役立つ種々の効果に注目が集まっており、サラシア属植物成分を摂取するための組成物または食品について報告されている(特許文献6〜15)。
特開平9−301882号公報 特開平11−116496号公報 特開平11−29472号公報 特開2001−261569号公報 特開2005−8572号公報 特開2010−11749号公報 特開2010−70号公報 特開2009−219370号公報 特開2009−215276号公報 特開2009−215275号公報 特開2009−60792号公報 特開2010−235544号公報 特開2010−235542号公報 特開2010−215585号公報 特開2011−178690号公報
薬理と治療(JPT)、2008年、36巻、1号、39−48頁
サラシア属植物の抽出物はα−グルコシダーゼ阻害活性を有し、血糖値上昇の抑制に寄与することから、飲食品の成分として利用されている。飲料の製造においては、通常、加熱による殺菌が行われているが、サラシア属植物の抽出物を含有する水溶液を加熱した場合にはα−グルコシダーゼ阻害活性が低下することが問題となっている。特に、弱酸性のpHにおいて、120℃、15分の加熱により、サラシア属植物の抽出物を含有する水溶液のα−グルコシダーゼ阻害活性は急激に失われることが確認されている。
通常の食事と同時に摂取できる飲料とする場合、pHは5から7付近の弱酸性から中性域に調整することが好ましく、また飲料形態の食品とする場合には加熱殺菌は必須である。そのため、pHが5から7付近の水溶液においても加熱殺菌時にα−グルコシダーゼ阻害活性が失われることなく維持される、サラシア属植物の抽出物を含有する飲料の製造方法が求められている。
本発明者は、上記の課題解決のために鋭意研究を進めたところ、サラシア属植物抽出物を含有する水溶液を特定の条件下で加熱殺菌することにより、α−グルコシダーゼ活性を維持しながら加熱殺菌を行うことができることを見いだし、本発明を完成させた。
本発明の一つの側面によれば、以下の(1)〜(5)に記載の製造方法が提供される。
(1)サラシア属植物抽出物を含有する水溶液を130℃以上140℃以下の温度で加熱殺菌する工程を含む、サラシア属植物抽出物含有飲料の製造方法。
(2)加熱殺菌工程において、F値が40以下である、上記(1)に記載の製造方法。
(3)水溶液のpHが4.5以上7以下である、上記(1)または(2)に記載の製造方法。
(4)加熱殺菌工程前の水溶液と比較して、加熱殺菌工程後の水溶液のα−グルコシダーゼ阻害活性が80%以上である、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の製造方法。
(5)該飲料がサラシア属植物抽出物を0.01〜0.60重量%で含有する、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の製造方法。
本発明のさらに一つの側面によれば、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の製造方法により製造されるサラシア属植物抽出物含有飲料が提供される。
本発明の別の側面によれば、以下の(6)〜(10)に記載のサラシア属植物抽出物含有飲料の殺菌方法が提供される。
(6)サラシア属植物抽出物を含有する水溶液を130℃以上140℃以下の温度で加熱殺菌する工程を含む、サラシア属植物抽出物含有飲料の殺菌方法。
(7)加熱殺菌工程において、F値が40以下である、上記(6)に記載の殺菌方法。
(8)水溶液のpHが4.5以上7以下である、上記(6)または(7)に記載の殺菌方法。
(9)加熱殺菌工程前の水溶液と比較して、加熱殺菌工程後の水溶液のα−グルコシダーゼ阻害活性が80%以上である、上記(6)〜(8)のいずれかに記載の殺菌方法。
(10)該飲料がサラシア属植物抽出物を0.01〜0.60重量%で含有する、上記(6)〜(9)のいずれかに記載の殺菌方法。
本発明の製造方法によれば、加熱殺菌時のα−グルコシダーゼ阻害活性の低下が抑制され、高いα−グルコシダーゼ阻害活性を維持したサラシア属植物の抽出物を含有する飲料を製造することができる。特に本発明によれば、pHが5から7付近の水溶液においても加熱殺菌時のα−グルコシダーゼ阻害活性の低下は少なく、血糖値上昇抑制効果の高いサラシア属植物抽出物含有飲料を提供することができる。
本発明で使用するサラシア属植物抽出物を含有する水溶液は、サラシア属植物を水で抽出することにより調製することができる。また、該水溶液は、予め調製されたサラシア属植物抽出物を水に溶解させるか、または水で希釈することによっても調製することができる。
抽出原料として使用するサラシア属植物としては、例えば、サラシア・キネンシス、サラシア・レティキュラータおよびサラシア・オブロンガなどのサラシア属植物を使用することができ、採取後に乾燥した幹、根、葉、果実、または幹および根部の樹皮を裁断または粉砕したものを使用することができる。抽出は慣用の方法を適宜利用して行うことができ、例えば、連続抽出、浸漬抽出、向流抽出、超臨界抽出、カラム抽出などの方法により行ってもよい。
抽出溶媒としては特に限定されないが、水、低級アルコール(メタノールおよびエタノール)、アセトンなどの親水性溶媒、またはそれらの混合溶媒を用いることが好ましく、特に水を使用することが好ましい。抽出時には加熱することが好ましく、例えば、抽出溶媒の還流温度で抽出を行うことができる。水を溶媒として使用する場合は、例えば60〜110℃、好ましくは80〜98℃の温度下、例えば1〜24時間、好ましくは1〜4時間の抽出時間で抽出を行うことができる。水抽出液は、そのまま、または必要であれば希釈して、サラシア属植物抽出物を含有する水溶液として使用することができる。
サラシア属植物抽出液を濃縮、乾燥して得られる固体をサラシア属植物抽出物として使用することができる。抽出液の濃縮方法としては従来技術を適宜利用することができ、例えば、減圧乾燥法、凍結乾燥法、噴霧乾燥法などを行うことができる。サラシア属植物抽出物を含有する水溶液は、サラシア属植物抽出液の濃縮物、特に固体化した濃縮物、さらにそれを粉末したサラシアエキス末を水に溶解させることにより調製することができる。
サラシア属植物の抽出液は精製処理に付してもよい。精製処理としては、例えば、活性炭、イオン吸着樹脂などの吸着剤による処理、液−液向流分配処理などが挙げられる。サラシア属植物抽出物は市販品を購入したものを使用してもよい。
サラシア属植物抽出物を含有する水溶液が含有するサラシア属植物抽出物の量は、摂取の効率性、製造される飲料の味などの観点から適宜設定することができる。例えば、サラシアエキス末に換算して、本発明により製造される飲料は、飲料全体に対して0.60重量%以下、好ましくは0.50重量%以下、特に0.40重量%以下のサラシア属植物抽出物を含有してもよい。また、該飲料は、例えば、飲料全体に対して0.01重量%以上、好ましくは0.02重量%以上、特に0.03重量%以上のサラシア属植物抽出物を含有してもよい。本発明の1つの態様において、サラシア属植物抽出物の量は、飲料全体に対して0.01〜0.60重量%、好ましくは0.02〜0.50重量%、特に0.03〜0.40重量%である。本発明の一つの態様において、製造される飲料と同量のサラシア属植物抽出物を含有する水溶液を加熱殺菌に付すことができる。
本発明の飲料によるサラシア属植物抽出物の摂取量は、対象の体型、年齢、体調などにより、適宜調節することができる。例えば、体重60kgの成人に対して、サラシア属植物の抽出物を150mg/日以上、好ましくは200mg/日以上、より好ましくは300mg/日以上の用量で、かつ例えば3000mg/日以下、好ましくは2400mg/日以下、より好ましくは1800mg/日以下の用量で投与することができる。
本発明の製造方法は、必要に応じ、添加剤を加える工程を含んでいてもよい。好ましくは、添加剤は加熱殺菌の前に水溶液に添加される。添加剤としては、飲料の添加剤として従来公知のものであれば特に限定されず、着色剤(例えば、カラメル、クチナシ色素など)、保存剤(例えば、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸など)、防腐剤(例えば、安息香酸など)、pH調整剤(例えば、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムなど)、矯味剤(例えば、アスパルテームなど)、香料(例えば、レモン香料など)などの成分を配合して調製することもできる。
本発明の方法における加熱殺菌は、加圧状態で高温殺菌を所定の時間行い、その後冷却することにより行われる。加熱殺菌工程は、熱交換殺菌装置を用いる連続式加熱殺菌方法、およびバッチ式の加熱殺菌方法のいずれでもよい。
連続式の加熱殺菌方法は、飲料の製造に通常用いられる熱交換殺菌装置、例えばプレート式殺菌試験装置(型式STS−100、株式会社日阪製作所製)、加熱殺菌冷却装置FSK(型式FSKII−1000、第一工業株式会社製)などを用いて行うことができる。バッチ式の加熱殺菌は、加圧殺菌に利用可能な容器にサラシア属植物抽出物を含有する水溶液を充填し、通常の方法で行うことができる。ここで容器としては、加圧殺菌に利用可能な容器であれば特に限定されず、飲料用容器として利用されるレトルトパウチ、スチール缶、アルミ缶、樹脂製の容器、ガラス製の容器などを利用することができる。本発明の一つの態様において、加熱殺菌前にサラシア属植物抽出物を含有する水溶液を容器に充填し、容器ごと加熱殺菌した後にそのまま最終製品として出荷することができる。本発明の別の態様において、バッチ式の加熱殺菌後にサラシア属植物抽出物を含有する水溶液を最終製品用の容器に充填することができる。好ましくは、本発明において加熱殺菌は熱交換殺菌装置を用いて連続的に行われる。
加熱殺菌時の加熱温度は130〜140℃の範囲の温度で行うことができ、例えば130℃以上で137℃以下または135℃以下;、132℃以上で140℃以下、137℃以下または135℃以下;135℃以上で140℃以下または137℃以下;または137℃以上で140℃以下などの条件で行うことができる。本発明における加熱温度は、殺菌効果と品質保持の両方の利点を得られる観点から、130℃以上140℃以下であることを特徴とし、135℃以上140℃以下が好ましい。加熱温度が130℃未満になると殺菌効果を得るために必要な加熱時間が長くなることにより、α−グルコシダーゼ阻害活性の低下が問題となる。また加熱温度が140℃を超えると飲料の風味の劣化などの原因となるため好ましくない。
本発明の方法によれば、加熱殺菌によるサラシア属植物抽出物を含有する水溶液のα−グルコシダーゼ阻害活性の低下を抑制することができる。例えば、加熱殺菌後のサラシア属植物抽出物を含有する水溶液は、加熱殺菌前のものと比較して、80%以上のα−グルコシダーゼ阻害活性を有する。α−グルコシダーゼ阻害活性は例えばIC50値で比較することができる。
本発明の加熱殺菌工程の加熱時間は適宜設定することができ、好ましくは、F値が40以下となるように設定される。本発明におけるF値とは、通常熱に強い食中毒菌であるボツリヌス菌を対象とし、加熱殺菌効果を表す指標として用いられ、加熱温度121℃における殺菌効果に換算した値である。F値は、殺菌温度(T)と加熱時間(分、t)から以下の式で算出される。
Figure 2013070687
F値は加熱温度と加熱時間の両方を加味した熱履歴に関する指標であり、F値が高いほど加熱殺菌が困難な微生物まで殺菌できることを意味するが、内容物の変性などに伴う品質の低下が生じる。本発明の方法によれば、特定の温度の範囲で加熱することにより、高いF値が設定可能となり、それと同時にα−グルコシダーゼ阻害活性消失の軽減も可能となり、品質の高い製品の製造が可能となる。
加熱殺菌のF値は、40以下、例えば、37以下、35以下、30以下、20以下、または13以下に設定することができる。また飲料として十分な殺菌効果を得る観点から、F値は、1以上、例えば1.5以上、4以上、7以上または10以上に設定することができる。F値の上限値は、好ましくは40以下、さらに好ましくは13以下に、下限値は好ましくは1.5以上、さらに好ましくは4以上に設定される。
上記の好ましいF値より、加熱温度が140℃の時の加熱時間の上限は、好ましくは31秒以下、さらに好ましくは10秒以下;加熱温度が135℃の時は、好ましくは96秒以下、さらに好ましくは32秒以下;加熱温度が130℃の時は、好ましくは303秒以下、さらに好ましくは99秒以下に設定される。また加熱温度が140℃の時の加熱時間の下限は、好ましくは1秒以上、さらに好ましくは3秒以上;加熱温度が135℃の時は、好ましくは3秒以上、さらに好ましくは9秒以上;加熱温度が130℃の時は、好ましくは11秒以上、さらに好ましくは30秒以上に設定することができる。
サラシア属植物抽出物を含有する水溶液のpHは、飲料として適する範囲であれば特に限定されない。例えば、該水溶液のpHは4以上、4.5以上、5以上、および7以下、6.5以下、6以下に設定することができる。サラシア属植物抽出物を含有する水溶液のpHは、例えばアスコルビン酸、炭酸水素ナトリウム、またはその他のpH調整剤を添加することにより調整することができる。サラシア属植物抽出物を含有する水溶液のpHは、好ましくは4.5以上7以下、より好ましくは5以上7以下である。
製造される飲料の風味劣化の防止およびα−グルコシダーゼ活性低下の防止の観点から、加熱殺菌後のサラシア属植物抽出物を含有する水溶液は好ましくは瞬時に冷却される。冷却温度は適宜設定することができるが、例えば98℃以下、95℃以下、90℃以下、および室温以上に設定することができる。好ましくは該水溶液は20〜90℃の範囲となるように冷却される。
サラシア属植物抽出物を含有する水溶液は1以上の追加成分を含んでいてもよく、追加成分の例としては、血糖降下剤、抗コレステロール剤、免疫賦活剤、抗酸化剤、ビタミン、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、ミネラル分(鉄、亜鉛、マグネシウム、ヨードなど)、脂肪酸(EPA、DHAなど)などを挙げることができる。また、本発明の製造方法は、1以上の追加成分を該水溶液に添加する工程を含んでいてもよい。
ここで、血糖降下剤の例としては、特に限定はされないが、難消化性デキストリン、α−リノレン酸、豆鼓エキス、小麦アルブミン、L−アラビノース、および植物由来成分(例えば、グアバ葉、桑葉、しょうが、アマチャヅル、オオムギ、キダチアロエ、セイヨウタンポポ、ダイダイ、チョウセンアザミ、ニンニク、ハトムギ、バナバ、ビルベリー、ブラックコホシュ、マコモ、杜仲葉、月見草、カイアポ、ニガウリ、マデグルシルまたはそれらの抽出物)などが挙げられる。
抗コレステロール剤の例としては、特に限定はされないが、大豆タンパク質、リン脂質結合大豆ペプチド、キトサン、植物ステロール、植物ステロールエステル、植物スタノールエステル、難消化性デキストリン、アルギン酸ナトリウム、サイリウム種皮、アスタキサンチン、イノシトール、コエンザイムA、カルシウム、マグネシウム、カルニチン、シルクプロテイン、タウリン、メチオニン、α−リノレン酸、グアガム、コンドロイチン硫酸、大豆サポニン、および植物由来成分(例えば、アマチャヅル、アルファルファ、イチョウ、オオバコ、オオムギ、オーツ麦、オリーブ、ガジュツ、ギムネマ、キャッツクロー、クコ、クロレラ、スピルリナ、西洋サンザシ、唐辛子、ニンニク、ビルベリー、ベニバナ、ユッカ、ラフマ、アガリクス、紅麹、またはそれらの抽出物)などが挙げられる。
免疫賦活剤の例としては、特に限定はされないが、ラクトフェリン、アルギニン、トリプトファン、バリン、ロイシン、キチン、キトサン、および植物由来成分(例えば、アガリクス、冬虫夏草、アロエ、キダチアロエ、エキナセア、オウギ、キャッツクロー、クコ、スピルリナ、ハトムギ、紅花、マカ、マコモ、ラフマ、またはそれらの抽出物)などが挙げられる。
抗酸化剤の例としては、特に限定はされないが、乾燥酵母、グルタチオン、リポ酸、ケルセチン、カテキン、コエンザイムQ10、エンゾジノール、プロアントシアニジン類、アントシアニジン、アントシアニン、カロチン類、リコピン、フラボノイド、リザベラトロール、イソフラボン類、亜鉛、メラトニン、および植物由来成分(例えば、イチョウ葉、月桃葉、ハイビスカス、またはそれらの抽出物)などが挙げられる。
ビタミンの例としては、特に限定はされないが、ビタミンA群に属するビタミン[例えば、レチナール、レチノール、レチノイン酸、カロチン、デヒドロレチナール、リコピンおよび薬理学的に許容されるそれらの塩類(例えば、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノールなど)など]、ビタミンB群に属するビタミン[例えば、チアミン、チアミンジスルフィド、ジセチアミン、オクトチアミン、シコチアミン、ビスイブチアミン、ビスベンチアミン、プロスルチアミン、ベンフォチアミン、フルスルチアミン、リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン、ピリドキサール、ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、メチルコバラミン、デオキシアデノコバラミン、葉酸、テトラヒドロ葉酸、ジヒドロ葉酸、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチニックアルコール、パントテン酸、パンテノール、ビオチン、コリン、イノシトール、パンガミン酸および薬理学的に許容されるそれらの塩類(例えば、塩酸チアミン、硝酸チアミン、塩酸ジセチアミン、塩酸フルスルチアミン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキサール、リン酸ピリドキサールカルシウム、塩酸ヒドロキソコバラミン、酢酸ヒドロキソコバラミン、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウムなど)など]、ビタミンC群に属するビタミン[アスコルビン酸及びその誘導体、エリソルビン酸及びその誘導体、および薬理学的に許容されるそれらの塩類(例えば、アスコルビン酸ナトリウム、エリソルビン酸ナトリウムなど)など]、ビタミンD群に属するビタミン[例えば、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロタキステロール、および薬理学的に許容されるそれらの塩類など]、ビタミンE群に属するビタミン[例えば、トコフェロール及びその誘導体、ユビキノン誘導体及びそれらの薬理学的に許容される塩類(酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、コハク酸トコフェロールカルシウムなど)など]、その他のビタミン[例えば、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロチン酸、ルチン(ビタミンP)、エリオシトリン、ヘスペリジン、および薬理学的に許容されるそれらの塩類(塩化カルニチンなど)など〕などが挙げられる。
アミノ酸の例としては、特に限定はされないが、ロイシン、イソロイシン、バリン、メチオニン、トレオニン、アラニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アスパラギン、アスパラギン酸、セリン、グルタミン、グルタミン酸、プロリン、チロシン、システイン、ヒスチジン、オルニチン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン、グリシルグリシン、アミノエチルスルホン酸(タウリン)、シスチン、または薬理学的に許容されるそれらの塩類(例えばアスパラギン酸カリウム、アスパラギン酸マグネシウム、塩酸システインなど)などが挙げられる。好ましい例は、バリン、ロイシンおよびイソロイシン等の分岐鎖アミノ酸、グルタチオン、システイン、グルタミン酸、グリシン、セリン、トリプトファン、チロシン、フェニルアラニン、ヒスチジン、メチオニン、スレオニン、リジン、シスチン、アルギニン、アラニン、アスパラギン酸、プロリン、アミノエチルスルホン酸である。
加熱殺菌後に得られるサラシア属植物抽出物を含有する水溶液は、さらに何らかの加工を加えて、またはそのままで飲料(健康食品(栄養機能食品、特定保健用食品など)、病者用食品など)として使用することができる。また、本発明の製造方法により得られる飲料は、機能性食品、健康食品、特定保健用食品、特別用途食品などの形態で本発明を実施することができる。本発明の好適な態様により、血糖値低下作用、GLP−1活性増強作用、糖尿病予防作用、膵臓保護作用を有する量のサラシア属植物またはその抽出物を含有する特定保健用食品又は特別用途食品である飲料が提供される。ここで、当該飲料の包装、パッケージ、添付文書または広告に、その作用効果(血糖値低下作用、GLP−1活性増強作用、糖尿病予防作用、膵臓保護作用など)に関する記載が付されていてもよい。
以下、本発明の好適な実施例についてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、本明細書において示されるパーセンテージは特に言及がなければ重量%を意味する。
試験に使用したサラシアエキス末は、以下の方法で調製することができるサラシア・キネンシス水抽出物を粉末化することにより調製した。サラシア・キネンシスの幹の部分を5mm角に裁断したチップ(1kg)に熱水(20kg)を加え、98℃で120分攪拌抽出した。得られた抽出液を、ロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮(濃縮温度45℃、Brix=30になるまで)し、濃縮液を凍結乾燥させてサラシア・キネンシス抽出物であるサラシアエキス末(98.5g)を得た。
表1の処方に従いサラシア抽出物含有飲料を調製し、pHを炭酸水素ナトリウム(重曹)の添加量で調整した。
Figure 2013070687
表2〜4に示す各加熱条件によりプレート式殺菌試験装置(型式STS−100、日阪製作所製)を用いて殺菌処理を行い、88℃に急冷後、25℃になるまで室温で冷却した。加熱の前後において、以下の測定方法により飲料のα−グルコシダーゼ阻害活性を測定した。
[α−グルコシダーゼ阻害活性(IC50)の測定方法]
酵素溶液:ラット小腸アセトンパウダー(SIGMA社)をマレイン酸緩衝液(0.1M、pH6.0)に溶解させ、5mg/mLとした。これを遠心分離(3000rpm、4度、5分間)し、不溶物を取り除き、上清をα−グルコシダーゼ溶液とした。
基質溶液:マルトース(ナカライテスク株式会社)をマレイン酸緩衝液(0.1M、pH6.0)に溶解させ、マルトース基質溶液(74mM)を調製した。
試料溶液:サラシアエキス末を4mg/mLの濃度で含有する各試料溶液をマレイン酸緩衝液(0.2M、pH6.0)で2倍に希釈し、さらにマレイン酸緩衝液(0.1M、pH6.0)で800、240、80、24、8μg/mLとなるように希釈を行なった。
酵素反応:基質溶液(50μL)に試料溶液(25μL)を加えた後、酵素溶液(25μL)を加え、37℃で30分間反応させた。沸騰水浴中で2分間加熱し、酵素を失活させて反応を停止させた。これを評価サンプルとした。一方、酵素溶液の代わりにマレイン酸緩衝液(0.1M、pH6.0)を加えて上記と同じ反応操作を行ったものを酵素ブランク1とした。また、試料溶液の代わりにマレイン酸緩衝液(0.1M、pH6.0)を加えて上記と同じ反応操作を行ったものを試料ブランクとした。さらに、酵素溶液の代わりにマレイン酸緩衝液(0.1M、pH6.0)および試料溶液の代わりにマレイン酸緩衝液(0.1M、pH6.0)を加えて上記と同じ反応操作を行ったものを酵素ブランク2とした。
遊離グルコースの定量:反応を停止させた上記反応液中のD−グルコースの濃度をグルコースCIIテストワコー(和光純薬工業株式会社)により測定し、酵素反応によって生成したD−グルコース濃度を以下の式により算出した。
[評価サンプルの生成D−グルコース濃度(A)]=
[評価サンプルのD−グルコース濃度]−[酵素ブランク1のD−グルコース濃度]
[試料ブランクの生成D−グルコース濃度(B)]=
[試料ブランクのD−グルコース濃度]−[酵素ブランク2のD−グルコース濃度]
さらに、上記のようにして算出した、評価サンプルの生成D−グルコース濃度(A)および試料ブランクの生成D−グルコース濃度(B)を下式にあてはめることによって、各サンプルのα−グルコシダーゼ阻害率を算出した。
α−グルコシダーゼ阻害率(%)=100−{(A/B)×100}
得られた阻害率とサラシアエキス末含有濃度を基に、検量線を作成し、α−グルコシダーゼ活性を50%阻害する濃度(IC50)値を算出した。
なお、表2〜4においては活性値は加熱前の飲料の活性(IC50)を100%とした相対値で表し、以下の式から算出した。
Figure 2013070687
Figure 2013070687
Figure 2013070687
Figure 2013070687
上記の表2〜3の結果より、本発明の方法によれば、pH5.0〜7の弱酸性から中性のサラシア抽出物含有飲料において、α−グルコシダーゼ阻害活性を80%以上維持しながら加熱殺菌(F値:1.7〜39.7)を行うことができることが確認された。表4の比較例においては実施例よりも低温で加熱殺菌を行ったにもかかわらず、α−グルコシダーゼ活性は76.8%〜15.2%に低下した。

Claims (6)

  1. サラシア属植物抽出物を含有する水溶液を130℃以上140℃以下の温度で加熱殺菌する工程を含む、サラシア属植物抽出物含有飲料の製造方法。
  2. 加熱殺菌工程において、F値が40以下である、請求項1に記載の製造方法。
  3. 水溶液のpHが4.5以上7以下である、請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 加熱殺菌工程前の水溶液と比較して、加熱殺菌工程後の水溶液のα−グルコシダーゼ阻害活性が80%以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造方法。
  5. 該飲料がサラシア属植物抽出物を0.01〜0.60重量%で含有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の製造方法により製造されるサラシア属植物抽出物含有飲料。
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