JP2003267881A - 新規コタラヒム抽出物 - Google Patents
新規コタラヒム抽出物Info
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Abstract
阻害成分を有する健康補助食品を提供すること。 【解決手段】コタラヒム抽出物は、コタラヒムを砕片化
後120度で殺菌消毒した後、水溶液または果物ジュー
スなどの飲用可能な溶液で沸騰抽出して得ることができ
る。得られたコタラヒム抽出物は、そのまま凍結乾燥す
るかまたはサイクロデキストリンなどと凍結乾燥するこ
とができる。かかる凍結乾燥品は、その他の原料として
使用することができて、新規なダイエット、糖尿病向け
健康補助食品などに使用することができる。
Description
ットなどに用いられる新規コタラヒム抽出物に関するも
のである。
康補助食品が開発され商品化されてきた。特にα−グル
コシダーゼ阻害成分を含有する健康補助食品はダイエッ
トや糖尿病などに有効とされているため、数多くの研究
がなされている。そのうちでも、植物や果物などの天然
物からα−グルコシダーゼ阻害成分を含有する健康補助
食品として有効な物質の探索が盛んに行われている。
ダイエットなどに有効に用いることのできる天然物由来
の健康補助食品を提供することを課題としている。上記
課題を解決するため、本発明者らは、鋭意研究した結
果、ツル性植物サラシア・レテイキュラータ(コタラヒ
ム)(Salacia reticulate)が非常
に強いαーグルコシダーゼ阻害成分を含有していること
を見出し、かつ、このサラシア幹由来の抽出物が健康補
助食品としても有効に使用することができることに成功
して、この発明を完成した。
ットなどに有効な健康補助食品として使用することがで
きるサラシア・レテイキュラータの抽出物を提供するこ
とを目的とする。また、この発明は、かかるコタラヒム
抽出物を血糖を低下させるためにまたはダイエットのた
めに使用する方法を提供することを目的としている。
コタラヒムを水溶液またはその他の飲用可能な溶液で抽
出することによって得ることができるコタラヒム抽出物
を提供する。この発明の好ましい態様として、凍結乾燥
したコタラヒム抽出物を提供する。この発明の別の態様
としては、上記のようにして得られたコタラヒム抽出物
を血糖を低下させるためにおよび/またはダイエットの
ために使用することからなるコタラヒム抽出物の使用方
法を提供する。
は細菌やカビが多数付着しているため、これらの殺菌を
行った。この殺菌処理を完全に行うためには、これまで
の常識とことなって、120度で1時間以上、好ましく
は2時間以上を必要とした。次に、木片からα−グルコ
シダーゼ阻害成分などの有効成分は、水もしくは例えば
リンゴジュースなどの果物ジュースのような飲用可能な
溶液で、このましくは沸騰している状態で抽出を行うの
が好ましい。もちろん、それ以下の温度でも抽出をおこ
なうことは可能である。
は、そのまま飲用することも可能であるが、凍結乾燥し
て新規コタラヒム原料として、その他の飲料、例えばコ
ーヒーや乳酸菌飲料、ヨーグルト、果物ジュース等との
混合物として飲用することも可能であった。さらに、凍
結乾燥したコタラヒム抽出物は、その他の健康補助食品
と混合して、例えばステック状のソフト顆粒などに仕上
げて服用することも好ましい。なお、コタラヒム抽出物
の凍結乾燥は食品業界において慣用されている方法によ
って行うのがよい。また、得られたコタラヒム抽出物
は、そのまま凍結乾燥するか、またはサイクロデキスト
リンもしくはデキストリン等を添加して凍結乾燥するこ
とも可能である。
限定されるものではない。 実施例1:コタラヒム(スリランカ産サラシア・レテイ
キュラータ)を120度で4時間乾燥条件下で殺菌後、
100g当り1リットルの水もしくは単糖類を多く含ん
だ果物ジュースを添加して30分間から2時間沸騰して
抽出した。沸騰抽出後、得られた抽出液を濾過してゴミ
を取り除き、そのまま凍結乾燥した。抽出は300g当
り3回から5回ほど繰返して行った。なお、αーグルコ
シダーゼ阻害活性は、図1に示すように、三浦/五明の
方法で合成基質を用いて、遊離パラニトロアニリドをH
PLCを用いて定量して測定した。このようにして新規
コタラヒム抽出物を得ることができた。得られたコタラ
ヒム抽出物をセファデックスG25によってゲル濾過を
行ったところ、αーグルコシダーゼ阻害成分は、図2に
示すように、低分子と高分子の2種類に分離した。ま
た、得られたコタラヒム抽出物のαーグルコシダーゼ阻
害活性を測定した結果を図3に示す。なお、測定方法
は、高速液体クロマトグラフイー(HPLC)によって
得た抽出物に対するαーグルコシダーゼ阻害活性の強さ
は、図3に記載した方法によって行った。
ラヒム300gに3リットルの水を加え、約1リットル
に濃縮されるまで沸騰して抽出した。抽出液を別容器に
移した後、さらに3リットルの水を加えて1リットルに
なるまで濃縮して抽出液を得た。これを3回繰り返して
集めた抽出液3リットルを用時まで凍結保存した。
してトウモロコシ由来のサイクロデキストリンを40g
加えて凍結乾燥したところ、30000単位/g以上の
αーグルコシダーゼ阻害活性を含んだ凍結乾燥粉末41
gを得た。
しトウモロコシ由来のサイクロデキストリンを80g加
えて凍結乾燥して、15000単位/g以上のαーグル
コシダーゼ阻害活性を含んだ凍結乾燥粉末83gを得
た。
リンゴ由来凍結乾燥粉末、香料等を加え、約1.8g/
ステイックを含んだステイックを得た。
イエットや糖尿病などに用いることのできるαーグルコ
シダーゼ阻害成分を有していて、健康補助食品として有
効である。また、この発明に係るコタラヒム抽出物を含
むドリンクは健常者が服用することによってもダイエッ
ト効果も発揮することができる。更に、この発明に係る
コタラヒム抽出物を、糖尿病患者が食事前に服用する
と、血糖が低下すると共に、糖尿の消失が認められる。
その上、体内における血糖値コントロールの指標とされ
るヘモグロビンAlcの有為の低下も観察された。上記
のようにして得たこの発明に係るコタラヒム抽出物の凍
結乾燥粉末は他の食材と混合して服用することもでき
る。例えば、コーヒー、ヨーグルト、果物ジュース、乳
酸菌飲料等と混合するこができる。さらに、凍結乾燥粉
末は、例えば、錠剤、ステイック、カプセル、ドリンク
などに加工して服用することもできる。
HPLC図。
図。
害活性を示すグラフ。
Claims (4)
- 【請求項1】コタラヒムを砕片化して水溶液またはその
他の飲用可能な溶液で抽出することを特徴とするコタラ
ヒム抽出物。 - 【請求項2】請求項1に記載するコタラヒム抽出物にお
いて、前記コタラヒム抽出物を凍結乾燥していることを
特徴とするコタラヒム抽出物。 - 【請求項3】請求項1または2に記載するコタラヒム抽
出物を血糖を低下させるために使用することを特徴とす
るコタラヒム抽出物の使用方法。 - 【請求項4】請求項1または2に記載するコタラヒム抽
出物をダイエットのために使用することを特徴とするコ
タラヒム抽出物の使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002071447A JP2003267881A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | 新規コタラヒム抽出物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002071447A JP2003267881A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | 新規コタラヒム抽出物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003267881A true JP2003267881A (ja) | 2003-09-25 |
JP2003267881A5 JP2003267881A5 (ja) | 2005-11-04 |
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ID=29201720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002071447A Pending JP2003267881A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | 新規コタラヒム抽出物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003267881A (ja) |
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-
2002
- 2002-03-15 JP JP2002071447A patent/JP2003267881A/ja active Pending
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