JP2005350453A - バナバ葉の水難溶性成分 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来、バナバ葉の水可溶性成分については、効果が示されており、利用の可能性が示唆されていた。しかし、バナバ葉の水難溶性成分については、ほとんど明らかとされていなかった。
【解決手段】 バナバ葉の水難溶性成分を含む、抗酸化作用を有する組成物を提供する。さらに、この組成物は、糖尿病予防作用および体脂肪低減作用を有する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、抗酸化作用を有する組成物に関する。さらに詳細には、抗酸化作用、糖尿病予防作用、および体脂肪低減作用を有する組成物に関する。
バナバ[Lagerstroemia Speciosa、 Linn.または Pers.]は、フトモモ目ミソハギ科に属する植物で、通称「オオバナサルスベリ」とも称され、フィリピンを始め、インド、マレーシア、中国南部などの東南アジア、オーストラリアなどに広く生育している植物である。古来、フィリピンにおいては、乾燥したバナバ葉および花を煎じて飲用されており、糖尿病の民間治療剤としても広く知られている。
このバナバ葉に着目し、バナバ葉を熱水あるいは有機溶媒で抽出した濃縮乾燥物(バナバ抽出粉末エキス)を成分とする抗糖尿病剤が提案されている(特許文献1)。
特開平5−310587号公報
しかし、特許文献1では、バナバ葉の水可溶性成分についての効果が述べられているに過ぎず、バナバ葉の水難溶性成分についての効果に言及していない。したがって、バナバ葉から得られる水難溶性の抽出物が有する作用については、明らかにされていない。
そこで本発明者は、バナバ葉の水難溶性成分について鋭意検討を行ったところ、驚くべきことに、バナバ葉の水難溶性成分が、優れた抗酸化活性を有することを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、バナバ葉の水難溶性成分を含む、抗酸化作用を有する組成物である。
好ましい実施態様においては、前記組成物は、糖尿病予防作用を有する。
好ましい実施態様においては、前記組成物は、体脂肪低減作用を有する。
本発明によれば、バナバ葉の水難溶性成分は、高い抗酸化活性を示し、脂質などの酸化を防ぐので、食油などの酸化を防止することができる。さらに、脳梗塞、動脈硬化などを予防することもできる。
さらに、本発明の組成物は、抗糖尿病作用を有し、血中の血糖値上昇を抑制することができる。したがって、本発明の組成物は、血中の血糖値上昇を抑制し、糖の酸化で起こるメーラード反応および血管組織へのグリケーションを防止する。その結果、血糖値の上昇に起因した循環器系の疾患をも予防することができると考えられる。
さらに、バナバ葉の水難溶性成分は、抗酸化作用に加えて、優れた抗糖尿病作用および抗肥満作用を有するため、例えば、食品に配合することで、食品の安定性を向上させるとともに、抗糖尿病予防食品または体脂肪低減用食品とすることができる。
また、糖の代謝を促進することによる抗疲労効果、学習能力の向上および抗酸化活性に基づく抗ストレス効果をも期待できる。
(バナバ葉の水難溶性成分)
本発明の組成物に含まれるバナバ葉の水難溶性成分は、バナバ葉に溶媒を添加して抽出される。本明細書において、「バナバ葉の水難溶性成分」とは、有機溶媒(例えば、エタノールなどのアルコール、アセトンなど)または有機溶媒と水との混合溶媒(以下、「含水有機溶媒」という場合がある)を用いてバナバの葉から抽出される成分であって、水には極めて溶けにくい成分をいう。このような成分としては、例えば、コロソリン酸などが挙げられる。本発明においては、バナバ葉の水難溶性成分として、水難溶性成分を含有するバナバ葉またはその抽出物を直接用い得る。好ましくは、バナバ葉を有機溶媒または含水有機溶媒で抽出し、この抽出物から水溶性画分を除去することによって得られる、水溶性画分を除去したバナバ葉の水難溶性成分が用いられる。
以下、バナバ葉の水難溶性成分の調製方法について説明する。
上記バナバ葉の水難溶性成分を得るための原料であるバナバ葉は、採取した後にそのまま抽出に用いてもよいが、腐敗が激しいため、予め採取した後すぐに乾燥し、粉末化しておくことが好ましい。粉末化することで、溶媒による抽出効率が向上し得る。なお、粉末化は当業者が通常用いる機器など、例えばボールミル、ハンマーミル、スライサーなどを用いて破砕すればよい。
抽出に用いる溶媒としては、上述のように有機溶媒または含水有機溶媒が用いられる。有機溶媒は、特に制限されないが、好ましくは極性を有する有機溶媒、より好ましくはエタノールなどのアルコールが用いられる。得られる組成物を経口摂取する場合の安全性を考慮すると、エタノールがさらに好ましく、エタノールと水との混合溶媒(含水エタノール)が特に好ましい。含水エタノール中のエタノールの含量は、好ましくは50容量%以上、より好ましくは50〜80容量%、さらに好ましくは60〜80容量%である。
抽出は、上記バナバ葉またはその乾燥粉末を上記溶媒に浸して所定時間保持することによって行われる。抽出溶媒は、原料バナバ葉に対して5〜20質量倍、好ましくは8〜10質量倍用いられる。
抽出温度は、特に制限されないが、好ましくは50℃以上、より好ましくは約50〜85℃である。抽出温度が50℃より低いと、バナバ葉中の水難溶性成分が十分溶出し得ない場合がある。抽出時間は、特に制限されないが、好ましくは30分〜2時間程度である。高温で抽出する場合は、有機溶媒(例えば、エタノール)が蒸発して抽出効率が落ちる可能性があるため、加熱還流による抽出を行うことが好ましい。さらに、この抽出を2〜3回繰り返すことで、バナバ葉からの抽出効率をさらに高めることが可能である。
抽出後、活性炭を加えて処理することが好ましい。活性炭処理は、主に脱色の目的で行われる。さらに、活性炭処理を行うことによって、脱色とともに、本発明において不要な成分が除去され得る。活性炭処理は、バナバ葉中の色素を除去するため、様々な食品、医薬品、医薬部外品などの形態への応用を容易にすると共に、得られる組成物自体の嗜好性も改善し得る点で有効である。活性炭は、好ましくは抽出物中に5〜20質量%、より好ましくは10〜20質量%の割合で加えられる。
必要に応じて、ろ過などによって、このようにして得られたバナバ葉抽出物から固形分または活性炭が除去され得る。固形分または活性炭を除去して得られる抽出物を、そのままバナバ葉の水難溶性成分として用いてもよいが、さらに、この抽出物から水溶性成分を除去するために、精製することが好ましい。以下、精製方法について説明する。
精製は、水溶性画分を除去できる方法であれば、特に制限されない。例えば、上記の有機溶媒または含水有機溶媒で抽出して得られたバナバ葉抽出物に水を添加して、水溶性成分を水に移行させる。次いで、減圧濃縮して抽出物中の有機溶媒濃度を低下させることによって、水難溶性成分を析出させる。次いで、この析出させた水難溶性成分と水溶性成分が溶解している水とを分離して、水難溶性成分を回収する方法などが好ましく用いられる。この精製は、例えば、以下のように行われる。まず、80容量%含水エタノールで抽出したバナバ葉の抽出物をろ過してろ液を回収した。次いで、60℃以下、好ましくは50℃以下の温度で減圧濃縮する。エタノール濃度が、好ましくは50容量%未満に達すると、水難溶性成分が析出し始める。好ましくは30容量%、より好ましくは0容量%までエタノール濃度を下げることによって、水難溶性成分を十分に析出させることができる。そして、この析出した成分をろ過などによって固液分離することで、水溶性成分が除去されたバナバ葉抽出物(バナバ葉の水難溶性成分)が得られる。エタノールのみまたは高濃度の含水エタノールで抽出されたバナバ葉抽出物の場合には、単に抽出物の体積が2分の1以下になるまで濃縮して固液分離することによっても、より簡便に水難溶性成分を回収することができる。
上記バナバ葉抽出物は、さらに乾燥し、必要に応じて粉砕して粉末化され得る。
このようにして得られたバナバ葉の抽出物中には、水難溶性成分が好ましくは50質量%以上、より好ましくは60質量%以上の割合で含有される。さらに水難溶性成分であるコロソリン酸が乾燥質量換算で1質量%以上の割合で含有されることが好ましく、3質量%以上の割合で含有されることがより好ましく、9質量%以上の割合で含有されることがさらに好ましい。そして、水溶性成分の含有量は、好ましくは50質量%以下、より好ましくは40質量%以下である。バナバ葉の水難溶性成分は、水に対して難溶性を示し、有機溶媒(例えば、エタノール)および油に対して溶解性を示す。このようにして得られたバナバ葉の水難溶性成分は、高い抗酸化活性、例えば、SOD用活性(活性酸素除去能)、脂質の酸化防止効果などを有する抗酸化剤として用いることができる。
さらに、本発明に用いられるバナバ葉の水難溶性成分は、優れた抗糖尿病作用および体脂肪低減作用を有する。すなわち、本発明の組成物は、抗酸化作用を有するのみではなく、抗糖尿病効果および体脂肪低減効果も有する。特に、この抗糖尿病効果は、I型糖尿病のみならず、II型糖尿病に対する効果の一つとしてインスリンの感受性を改善したり、糖の吸収および代謝を改善する耐糖能を改善したりし得る。したがって、例えば、本発明の組成物を食品に配合すれば、優れた抗糖尿病効果および糖尿病予防効果を有する食品を得ることができる。さらに、本発明の組成物は、優れた体脂肪低減作用(体脂肪の蓄積抑制効果および蓄積された体脂肪の低減効果)を有するため、糖尿病の原因とされる肥満を抑制し得る。
このため、本発明の組成物は、食油などの油性の食品、医薬品、化粧品などに配合して、例えば脂質の酸化を防ぐだけでなく、食品、医薬品、および医薬部外品に添加して、経口摂取および静注することで、体内のLDL、HDL、コレステロール、中性脂肪、細胞膜などの酸化を防止するので、動脈硬化、脳梗塞などを予防し得る。さらに、本発明の組成物は、血中の血糖値を低下させる作用も有していることから、体内の糖が酸化されて生じるメーラード反応および血管内皮へのグリケーションを予防し、血液の循環を促すなど循環器系疾患を予防し得る。また、各組織における糖の吸収促進、抗酸化活性に基づく筋肉および脳における抗疲労効果、学習能力の向上、および抗ストレス効果も得られると考えられる。
(本発明の抗酸化作用を有する組成物)
本発明の抗酸化作用を有する組成物は、上記のバナバ葉の水難溶性成分を含み、必要に応じて、その他の成分を含み得る。例えば、本発明の組成物を食品に配合した場合、本発明の組成物は、食品中の成分の酸化を抑制するので、食品成分の変色などの保存安定性が問題となる食品の安定性を向上させ得、6ヶ月以上、好ましくは12ヶ月以上の長期保存が可能となる。したがって、本発明の組成物は、抗酸化剤として利用し得る。さらに、本発明の組成物は、糖尿病予防作用および体脂肪低減作用を有しているため、糖尿病予防用食品(例えば、血糖値上昇抑制効果を明示した食品)、体脂肪低減用食品(例えば、体脂肪の蓄積抑制効果または蓄積された体脂肪の低減効果を明示した食品)などとして利用し得る。
本発明の組成物に含まれるバナバ葉の水難溶性成分は、さまざまな食品や医薬品、化粧品に配合し得、その形態によって適宜調整される。好ましくは、その配合量(配合比率)は、0.00001質量%以上、好ましくは0.0001質量%以上である。さらに、その配合量(配合比率)は、好ましくは50質量%以下、より好ましくは30質量%以下である。0.00001質量%より少ないと、十分な抗酸化作用を得られなくなり、50質量%を超えても、それ以上の効果を望めないためである。
本発明の組成物は、通常の食品として添加し得る成分(賦形剤、増量剤、結合剤、増粘剤(例えば、寒天)、乳化剤、滑沢剤、湿潤剤、懸濁剤、着色料(色素)、食品添加物、調味料など)または医薬品、医薬部外品として添加し得る成分(基材、動植物抽出物など)が挙げられる。上記成分は、単独で含有させてもよく、組み合わせて含有させてもよい。また、本発明の組成物に含まれるバナバ葉の水難溶性成分は、抗酸化作用を有する疎水性の成分なので、抗酸化作用を有する親水性の成分(例えば、茶抽出物、ブドウ種子抽出物、リンゴ抽出物、松樹皮抽出物などの植物に含まれるポリフェノールまたはプロアントシアニジン)を本発明の組成物に添加することによって、より多様な用途に対応可能な組成物を提供し得る。特に、抗酸化作用を有する親水性の成分として、松樹皮抽出物を用いることが好ましい。
上記種々の成分のうちの食品添加物としては、例えば、ローヤルゼリー、プロポリス、ビタミン類(A、B群、C、D、E、K、葉酸、パントテン酸、ビオチン、これらの誘導体など)、ミネラル(鉄、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、セレンなど)、キチン・キトサン、レシチン、ポリフェノール(カテキン類、アントシアニン類、プロアントシアニジンなどの縮合型タンニン、ガロタンニンなどの加水分解型タンニン、フラボノイド類、これらの誘導体など)、カロテノイド(リコピン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、ルテインなど)、サポニン(イソフラボン、ジンセサノイド、グリチルリチン酸など)、キサンチン誘導体(カフェインなど)、脂肪酸、アミノ酸、タンパク質(コラーゲン、エラスチンなど)、ムコ多糖類(ヒアルロン酸、コンドロイチン、デルマタン、ヘパラン、ヘパリン、ケタラン、これらの塩など)、アミノ糖(グルコサミン、アセチルグルコサミン、ガラクトサミン、アセチルガラクトサミン、ノイラミン酸、アセチルノイラミン酸、ヘキソサミン、それらの塩など)、食物繊維(難消化性デキストリン、アルギン酸、グアガム、ペクチン、グルコマンナンなど)、オリゴ糖(イソマルトオリゴ糖、環状オリゴ糖など)リン脂質、スフィンゴ脂質、リン脂質誘導体、およびスフィンゴ脂質誘導体(フォスファチジルコリン、スフィンゴミエリン、セラミドなど)、含硫化合物(アリイン、セパエン、タウリン、グルタチオン、メチルスルホニルメタンなど)、糖アルコール、キノン類(コエンザイムQ10など)、リグナン類(セサミンなど)、これらを含有する動植物抽出物、根菜類(ウコン、ショウガなど)、麦若葉末などのイネ科植物の緑葉、ケールなどのアブラナ科植物の緑葉などが挙げられる。さらに上記食品添加物を含む飲料、例えば、植物発酵ジュース、野菜ジュース(例えば、人参ジュース)、植物抽出物、果汁なども利用され得、これらを含有させることにより機能性または栄養価の高い飲料を得ることができる。
上記種々の成分のうちの調味料としては、例えば、甘味料(グラニュー糖、蜂蜜、ソルビットなど)、酸味料(クエン酸、リンゴ酸、酒石酸など)、アルコール、および香料が挙げられる。
さらに、抗糖尿病効果および体脂肪低減効果をより増強する目的で他の抗糖尿病作用を有する成分および体脂肪の低減に関与する成分をさらに配合してもよい。
糖の代謝を促進し得る成分としては、例えば、チアミン類、ピリドキシン類、アミノ酸(イソロイシン、ロイシン、バリン、セリン、プロリン、グリシン、アラニン、スレオニンなど)、クエン酸、リンゴ酸、モリブデン、リン、イオウ、クロム、カリウム、マンガン、カプサイシノイド、ニンジンのサポニンなどの成分、レイシ、黒酢、大豆、菊芋、ビール酵母などが挙げられる。これらを配合することにより、体内での糖の蓄積を抑制し、その結果、糖の吸収によって引き起こされる体脂肪が増加することを抑制し得る。
一方、糖の吸収を抑制し得る成分としては、α―アミラーゼ阻害剤、グルコシダーゼ阻害剤などの糖分解酵素の阻害差作用を有する成分、水溶性食物繊維などの吸収抑制効果を有する成分が挙げられる。例えば、α−アミラーゼ阻害活性を有するタンパク質およびタンニンが挙げられる。α−アミラーゼ阻害タンパク質は小麦やライ麦などの中に含まれており、タンニンは大麦、茶、グァバなどに含まれている。α−グルコシダーゼ阻害物質としては、例えば1−デオキシノジリマイシン、サラシノール、1−デオキシノジリマイシン、これらを含有すサラシア・レティキュラタおよび桑葉の他に、ボタンピ、カシュウ、ゲットウ、アカメガシワ、ヒラミレモン、クダモノトケイソウ、ストレリチア、阿仙薬、サッサフラス、イエロードック、およびメドウスィートが挙げられる。α―グルコシダーゼ阻害剤としては、ウンシュウミカン、ダイダイ、ハッサク、ナツミカン、イヨカン、オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ユズ、ライムなどの柑橘類に含まれるジヒドロカルコン化合物またはフラバノン配糖体、ウラジロガシ、オオボウシバナ、芍薬、チョウジ、ラフマ、ケイヒ、ユーカリ、エゾイシゲ、カモミール、シソ、ノイチゴ、トウチ、クローブ、ヒドロキシプロリンなどが挙げられる。また、茶、グァバ、テンチャ、イチョウ葉、ブドウ種子、松樹皮抽出物などに含まれるポリフェノール、マオウ、カリン、インゲン豆、ナンバンカラスウリ、カキ葉、プーアル茶、オトギリソウ、リンゴ、タラ、アカメガシワ、サンシュユ、訶子、トチュウ葉などにも糖質消化酵素の阻害効果がある。α−アミラーゼ阻害物質、α−グルコシダーゼ阻害物質などの糖質消化酵素阻害物質としてはこれらを含んでいる上記のような物質の粉末物、抽出物などが使用され得る。さらに、糖の吸収を阻害する成分としては、サポニン(例えばギムネマ・シルベスタ、ギムネマ・イノドラム、タラ、トンブリなどに含まれるサポニン)、コンズリトールA(例えばギムネマ・シルベスタに含有されるコンズリトールA)、グルマリン(例えばギムネマ・シルベスタに含有されるグルマリン)、食物繊維(例えば難消化性デキストリン、ガラクトマンナン、可溶性アルギン酸ナトリウム、イヌリンといった食物繊維)が挙げられる。食物繊維は食餌をゲル化することで糖の腸管からの吸収を抑制すると考えられている。これらの成分と配合することにより、食後の血糖値の上昇を抑えるとともにバナバ葉の水難溶性成分により血中の糖のレベルを低下させることができる。
本発明の組成物は、目的に応じて、各種の形態に調製することができる。例えば、食品などとして利用する場合は、ハードカプセル、ソフトカプセルなどのカプセル剤、錠剤、丸剤、粉末(散剤)、顆粒、ティーバッグ、液体(飲料)、ペーストなどの当業者が通常用いる形態で利用される。さらに、上記液体などを加工して、ゼリー、シャーベット、フローズンヨーグルトあるいはアイスクリームとすることもできる。これらは、形状または好みに応じて、そのまま摂取してもよく、あるいは水、湯、牛乳などと共に飲むことができる。
以下、本発明をより詳細に説明をするが、以下の実施例に制限されず、本発明の範囲内で種々の改変が可能であることは言うまでもない。
(実施例1:ラジカル消去活性の評価)
バナバ葉の水難溶性成分を含有するバナバ葉抽出物のラジカル消去活性について、DPPH法を用いて測定を行った。
まず、バナバ葉の水難溶性成分を含有するバナバ葉抽出物(株式会社常盤植物化学研究所製:コロソリン酸を9質量%含有し、水溶性成分を40質量%以下の割合で含有)を、ジメチルスルホキシド(DMSO)に、10mg/mLとなるように溶解し、試験溶液を調製した。一方、アスタキサンチン(和光純薬工業社製)を、DMSOに10mg/mLとなるように溶解し、比較溶液を調製した。
次いで、試験溶液および比較溶液を、それぞれ10、30、60、および100μLずつ分取して、これに0.1mMのDPPH(1,1−ジフェニル−2−ピクリルヒドラジル)を含有するエタノール溶液(2mL)を添加して、室温で放置して反応させた。そして、DPPHを含有するエタノール溶液を添加してから20分後の吸光度(516nm)を測定した。測定は、6重検体で行い、測定して得られた各平均値から、DPPHラジカルが50%消失する各検体の反応溶液中の濃度(IC50)を算出した。結果を表1に示す。
Figure 2005350453
表1の結果から、ラジカル消去活性を有することが知られているアスタキサンチンより、バナバ葉の抽出物の方が、優れたラジカル消去活性を有することが分かった。この活性は、アスタキサンチンの約60倍であった。
(実施例2:脂質の酸化抑制効果の評価)
バナバ葉の水難溶性成分を含有するバナバ葉抽出物の脂質酸化抑制効果について、下記の方法によって評価した。
まず、Tris−HCl、塩化カリウム(KCl)、および硫酸ドデシルナトリウム(SDS)を用いて、pH7.4の緩衝液を調製した。次いで、リノール酸エチル、塩化鉄(FeCl)、および過酸化水素(H)をこの緩衝液に混合し、混合液を得た。
次に、水で希釈して液全体の体積を5mLにした(この希釈液を「対照液」とした)。この5mLの対照液は、リノール酸エチルを7.5mg、塩化鉄を1μmol、Tris−HClを0.25mmol、過酸化水素を0.5μmol、および塩化カリウムを0.75mmol含み、そしてSDS濃度が0.2%(質量/体積)となるように調製した。
次いで、対照液に含まれる各成分の含有量は変えず、水で希釈後のバナバ葉抽出物の濃度が、30μg/mL、70μg/mL、および200μg/mLとなるように、実施例1で用いたバナバ葉抽出物のDMSO溶液(濃度10mg/mL)を、上記の混合液に添加して、3種類の溶液を得た。これら3種類の溶液を、それぞれ水で希釈して、液全体の体積を5mLにした(これらの希釈液を「試験液A」とした)。
さらに、この試験液Aで用いたバナバ葉抽出物の代わりに、アスタキサンチンを用いた希釈液(これらの希釈液を「試験液B」とした)を、試験液Aと同様の方法で調製した。
これらの試験液A、試験液Bおよび対照液をよく撹拌した後、ウオーターバスを用いて、37℃で16時間インキュベートした。インキュベート終了後、試験液および対照液に2、6−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシトルエン(BHT:4%エタノール溶液)を50μL加えて、酸化を停止させた。
次いで、酸化を停止させた試験液および対照液0.2mLに、8%SDS(0.2mL)、1M酢酸(1.5mL)、および0.67%チオバルビツール酸(TBA)溶液(1.5mL)を加え、試験管内でよく混合した。
次いで、試験管内で混合した液を、90℃で60分間、インキュベーター内で加熱した。加熱後、室温で冷却し、それぞれの液に5mLのブタノールを加えて、遠心分離した。遠心分離後、上清のブタノール層を取り出して、532nmで吸光度を測定した(この測定においては、過酸化脂質の量が増えるに従って、吸光度の値が大きくなる)。さらに、下記に示す式で、脂質酸化阻害率(%)を計算した。なお、下記式における吸光度の値は、3検体の平均値を用いた。各試験液に含まれるバナバ葉抽出物およびアスタキサンチンの濃度ごとに、脂質酸化阻害率(%)を、図1および表2に示す。
脂質酸化阻害率(%)={1−(試験液の吸光度/対照液の吸光度)}×100
Figure 2005350453
アスタキサンチンは、一般的に、過酸化脂質の生成を抑制する能力が高いといわれている。しかし、図1および表2の結果によれば、同じ濃度における、試験液Aの結果と試験液Bとの結果を比較した場合、すべての濃度(30μg/mL、70μg/mL、および200μg/mL)において、試験液Aの方が試験液Bと比較して、脂質酸化阻害率は高かった。すなわち、試験液A(バナバ葉の水難溶性成分を含有する抽出物)は、試験液B(アスタキサンチン)よりも強い脂質酸化抑制効果を有することが分かった。
(実施例3:抗糖尿病効果1(血糖値上昇抑制効果)の評価)
バナバ葉の水難溶性成分を含有するバナバ葉抽出物の血糖値上昇抑制効果について、下記の方法によって評価した。
まず、6週齢の雄性のSDラット(九動(株))25匹を標準飼料(MF、オリエンタル酵母工業株式会社)で1週間馴化した。順化後、ストレプトゾトシンを30mg/kg体重となるように尾静脈から投与した。投与後4日目に眼窩静脈より採血し、摂食時における血糖値を測定した。次いで、血糖値が200mg/dL以上となった20匹を選定し、I型糖尿病モデルとした。さらに、この20匹を血糖値の平均値が同等になるように4群に分けた。実施例1で用いたバナバ葉抽出物を100mg/kg体重の割合で溶媒に溶解して、1群のラットに、1日1回21日間にわたり強制経口投与を行った(試験群1とした)。もう1群のラットには、試験群1で用いたバナバ葉抽出物を1000mg/kg体重の割合にして投与した(試験群2とした)。さらに、もう1群のラットには、抗糖尿病作用が知られているグァバ葉抽出物(備前化成社製)を1000mg/kg体重の割合で投与した(比較群とした)。残りの1群には、溶媒のみを投与した。各抽出物を溶解した溶媒として、0.5%Tween生理食塩水を用いた。試験中は、標準飼料を自由摂食とし、水についても自由飲水とした。投与開始から3日後および7日後に、再度摂食時に採血して、血液中の血糖値(mg/dL)を測定した。その結果を表3に示す。
Figure 2005350453
表3の結果から、バナバ葉抽出物は、グァバ葉抽出物と同様に、糖尿病における血中の血糖値の上昇を抑制し得ることが分かった。この効果は、100mg/Kg体重でもその効果が有意に得られることが分かった。
(実施例4:抗糖尿病効果2(インスリンの感受性に対する効果)の評価)
実施例3において、1000mg/Kg体重の割合でバナバ葉抽出物を投与した群、(試験群2)、グァバ葉抽出物を投与した群(比較群)、および対照群について、投与開始16日目に、各ラットに16時間絶食させた。絶食後、各ラットの眼窩静脈より採血した。次いで、各ラットの腹腔にインスリンを0.5ユニット/Kg体重となるように投与した。そして、投与後30分および60分に眼窩静脈より採血した。インスリン投与前、投与後30分、および投与後60分の血糖値を測定して平均値を求めた。結果を表4に示す。
Figure 2005350453
表4の結果から、バナバ葉抽出物を投与した群は、インスリン投与後に血糖値の低下が認められることから、インスリンの感受性が高められていることが分かった。したがって、バナバ葉抽出物は、インスリンの感受性が低下するII型糖尿病においても、優れた抗糖尿病効果を有することが分かった。
(実施例5:抗糖尿病効果3(耐糖能試験)の評価)
実施例3において、1000mg/Kg体重の割合でバナバ葉抽出物を投与した群、(試験群2)、グァバ葉抽出物を投与した群(比較群)、および対照群について、投与開始から18目に、各ラットに16時間絶食させた。絶食後、各ラットの眼窩静脈より採血した。次いで、ショ糖を1.5g/Kgの割合で強制経口投与した。そして、投与後60分および120分に眼窩静脈より採血した。ショ糖投与前、投与後60分、および投与後120分の血糖値を測定した。測定値から、投与前の血糖値を100%としたときの各時間の変化率(%)を求め、平均値を計算した。結果を表5に示す。
Figure 2005350453
表5の結果から、バナバ葉抽出物を投与した試験群2は、グァバ葉抽出物を投与した比較群と同様に糖負荷による血糖値の上昇を抑制し得ることが分かった。さらに、投与後120分の血糖値においては、バナバ葉抽出物を投与した試験群2は、グァバ葉抽出物を投与した比較群とは異なり、血糖値が減少した。すなわち、バナバ葉抽出物は、体内における糖の代謝を改善し、単に血糖値の上昇を抑制するだけではなく、耐糖能を改善することが分かった。したがって、バナバ葉抽出物は、糖尿病の症状自体を改善することが分かった。
(実施例6:II型糖尿病予防および治療効果)
バナバ葉の水難溶性成分を含有するバナバ葉抽出物のII型糖尿病予防効果および治療効果、ならびに血糖値上昇抑制および低下効果を、下記の方法によって調べた。
5週齢の雄性のII型糖尿病モデルマウス(KK−Ayマウス、日本チャールズリバー社)14匹を、標準飼料で1週間馴化した。馴化後、眼窩静脈より採血を行い、血糖値を測定した。この測定結果を「馴化後の血糖値」とする。測定後、血糖値の平均値が同等になるように、マウスを2群に分けた。
そして、1群のラットには、標準飼料(MF、オリエンタル酵母工業株式会社)に、バナバ葉抽出物(バナバ葉の水難溶性成分であるコロソリン酸を10質量%含有。株式会社常盤植物化学研究所製)を1質量%の割合で配合した試験飼料を、28日間自由摂取させた(試験群とした)。残りの1群のラットには、標準飼料を、28日間自由摂取させた(対照群とした)。いずれの群のラットも試験期間中、水については自由飲水させた。
28日間の飼料摂取後、眼窩静脈より採血して、血液中の血糖値を測定した。この測定結果を「飼料摂取後の血糖値」とする。
上記血糖値の測定結果を、表6に示す。なお、表6中の数値は、平均値±標準偏差を示している。また、血糖値の測定には、グルテストセンサー(三和化学社製)を用いた。
Figure 2005350453
表6の結果から、バナバ葉抽出物を1質量%含有する試験飼料は、インスリンの感受性が低下した状態において、血糖値の上昇抑制または低下作用を有することが分かった。さらに、飼料摂取後の血糖値のデータについてt検定を行ったところ、試験群と対照群との間において、有意水準5%で有意差が認められた。したがって、バナバ葉の水難溶性成分(バナバ葉抽出物)は、血糖値の上昇抑制作用または低下作用を有するとともに、II型糖尿病の予防および治療効果を有することが分かった。
(実施例7:体脂肪低減効果の評価)
バナバ葉の水難溶性成分を含有するバナバ葉抽出物の体脂肪低減効果を、下記の方法によって調べた。
8週例の雌性ICR系マウス(九動株式会社)14匹を、標準飼料(MF飼料、オリエンタル酵母工業株式会社)で1週間馴化後、体重を測定した。ここで測定した体重を、体重Aとした。測定後、マウスの平均体重が同等になるように、マウスを2群に分けた。
そして、1群のマウスには、標準飼料(MF飼料、オリエンタル酵母工業株式会社)に牛脂を40質量%、グラニュー糖を9質量%、およびバナバ葉抽出物(バナバ葉の水難溶性成分であるコロソリン酸を10質量%含有。株式会社常盤植物化学研究所製)を5質量%の割合で配合した試験飼料を、25日間自由摂取させた(試験群とした)。残りの1群のマウスには、試験飼料からバナバ葉抽出物のみを除いた比較飼料を、25日間自由摂取させた(比較群とした)。25日後、各群のマウスの体重を測定し、その体重を体重Bとした。
さらに、各群のマウスについて、実験動物用X線CT(商品名:LATheata、アロカ社製)を用いて、マウスの皮下脂肪量を測定した。測定後、マウスを解剖し、後腹膜の脂肪および子宮周囲の脂肪を摘出した。そして、それら脂肪の質量を測定し、後腹膜の脂肪の質量と子宮周囲の脂肪の質量とを合計して、内臓脂肪の質量とした。そして、上記体重Bと皮下脂肪量と内臓脂肪の質量とから、内臓脂肪の体脂肪率および皮下脂肪の体脂肪率を計算した。上記体重Aおよび体重Bの測定結果を、表7に示す。また、内臓脂肪の体脂肪率および皮下脂肪の体脂肪率の測定結果を、表8に示す。
Figure 2005350453
Figure 2005350453
表7の結果から、体重Bの測定結果でt検定を行ったところ、バナバ葉抽出物を含む試験飼料を摂取した試験群のマウスは、有意水準5%で有意差があり、比較飼料を摂取した比較群のマウスより、体重の増加が抑制されていることが分かった。すなわち、バナバ葉抽出物を含む試験飼料は、体重の増加を抑制する効果を有することが分かった。
さらに、表8の結果から、内臓脂肪および皮下脂肪の体脂肪率についても、バナバ葉抽出物を含む試験飼料を摂取した試験群のマウスは、比較飼料を摂取した比較群のマウスより、いずれの体脂肪率も低いことが分かった。すなわち、バナバ葉抽出物を含む試験飼料は、体脂肪(内臓脂肪および皮下脂肪)を低減する効果(体脂肪の蓄積を抑制する効果)があることが分かった。
これらの結果により、バナバ葉の水難溶性成分は、体重の増加を抑制する効果(抗肥満効果)を有しているため、抗肥満剤として利用できることが分かった。さらに、バナバ葉の水難溶性成分は、体脂肪(内臓脂肪および皮下脂肪)を低減する効果(体脂肪の蓄積を抑制する効果)があるため、体脂肪低減剤(体脂肪蓄積抑制剤)として利用できることが分かった。
(実施例8:食品の製造)
5質量部の松樹皮抽出物(松樹皮の含水エタノール抽出物、30質量%のOPCを含有:株式会社東洋新薬)と、2質量部のバナバ葉抽出物(実施例1で用いたのと同じ物)と、10質量部の結晶セルロースと、5質量部のショ糖エステルと、2質量部の二酸化ケイ素と、48質量部の卵殻カルシウムとにより、錠剤を製造した。
本発明の組成物は、食品、医薬品、医薬部外品、化粧品などの酸化を防止する効果だけでなく生体内の酸化、すなわち、LDL、HDL、コレステロール、細胞膜などの脂質の酸化を予防しえるため、単なる添加剤だけでなく、健康食品や医薬品、化粧品原料として利用することが可能である。また、本発明の抗酸化剤は、血糖値の上昇抑制作用も示すことから、抗糖尿病剤としても利用し得、さらには、糖の酸化によって生じる循環器系疾患をも予防しえると考えられるため、有用である。
図1は、バナバ葉の水難溶性成分を含む抽出物(試験液A)とアスタキサンチン(試験液B)とにおける、脂質酸化阻害率(%)を示すグラフである。

Claims (3)

  1. バナバ葉の水難溶性成分を含む、抗酸化作用を有する組成物。
  2. 糖尿病予防作用を有する、請求項1に記載の組成物。
  3. 体脂肪低減作用を有する、請求項1に記載の組成物。
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