JP2002001195A - 塗布方法および塗布装置並びにカラーフィルタの製造方法およびその製造装置 - Google Patents

塗布方法および塗布装置並びにカラーフィルタの製造方法およびその製造装置

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JP2002001195A JP2000183051A JP2000183051A JP2002001195A JP 2002001195 A JP2002001195 A JP 2002001195A JP 2000183051 A JP2000183051 A JP 2000183051A JP 2000183051 A JP2000183051 A JP 2000183051A JP 2002001195 A JP2002001195 A JP 2002001195A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の隆起部分や基板表面上の異物を検知し
た時に、基板の移動を強制停止して稼働時間や生産のロ
スを起こすことなく、塗布器と基板の隆起部分や表面上
の異物との接触を回避することが可能で、さらに検知を
基板や検知部材に破損を与えないで行なうことにより、
生産性、稼働率向上によるコスト低減が可能な塗布方法
及び塗布装置、並びにこれら装置及び方法を使用したカ
ラーフィルタの製造方法および製造装置を提供する。 【解決手段】 塗布器の吐出口を被塗布部材に一定間隙
まで近接させ、塗布器の吐出口から塗布液を被塗布部材
に吐出しながら、塗布器および被塗布部材の少なくとも
一方を相対的に移動させて前記被塗布部材に塗膜を形成
する塗布方法において、あらかじめ被塗布部材表面の隆
起部分または被塗布部材上の異物を検出し、該隆起部分
または異物が塗布器に接触する前に、塗布器を退避させ
ることを特徴とする塗布方法、及び塗布装置、並びにこ
れらを用いたカラーフィルタの製造方法および製造装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばカラー液
晶ディスプレイ用カラーフィルタ、プラズマディスプレ
イ、光学フィルタ、プリント基板、集積回路、半導体等
の枚葉部材に塗布を行う製造分野の他、フィルム、金属
シート、紙等のシート状物に塗布を行う製造分野に使用
されるものであり、特にカラーフィルタのガラス基板な
どの被塗布部材に対して、その表面に塗布液を吐出しな
がら塗膜を形成する塗布方法および塗布装置並びにこれ
ら方法および装置を使用したカラーフィルタの製造方法
および製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー液晶ディスプレイ用のカラーフィ
ルタは、ガラス基板上に3原色の細かな格子模様を有し
ており、このような格子模様はガラス基板上に黒色の塗
膜を形成した後に、赤(R)、青(B)、緑(G)の塗
膜を順次形成していき、これにより、ガラス基板上を3
原色に塗り分けて得られる。
【0003】それゆえ、カラーフィルタの製造には、ガ
ラス基板上に黒、赤、青、緑の塗布液を順次塗布して、
その塗膜を形成していく形成工程が必要不可欠となる。
この種の塗膜の形成工程には、通常は塗布装置が使用さ
れ、従来はスピナー、バーコータあるいはロールコータ
などが多く利用されていたが、塗布液の消費を削減する
ことと塗膜の品位を向上する目的で、最近ではダイコー
タが使用されるようになってきている。
【0004】この種のダイコータの一例は、特開平6-33
9656号公報に開示されている。この公知のダイコータは
往復動可能なステージと、下向きの吐出口を有した塗布
器であるスリットダイとを揃え、ステージの上面はサク
ション面として構成されている。したがって、塗膜を形
成すべきガラス基板はステージ上に吸着保持可能となっ
ている。そして、ステージ上にガラス基板が吸着保持さ
れた後、ステージとともにガラス基板が塗布ヘッドの直
下を移動する時に、スリットダイの吐出口から塗布液を
吐出させて、ガラス基板上に塗膜を連続して形成するこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したダイコータで
は、スリットダイの先端部とステージに吸着されたガラ
ス基板との間の隙間であるクリアランスを、通常は80
〜300μm程度にして塗布を行っている。しかしなが
ら実際の生産工程で多数枚連続して塗布すると、ガラス
基板とステージの間に異物を挟み込んで基板の一部が隆
起したり、あるいはガラス基板表面に異物が付着したり
することがある。この基板の隆起部分や基板表面の異物
が上記のクリアランスよりも大きいと、スリットダイの
先端部分にこれらが接触し、はなはだしい場合には、ダ
イ先端部分やガラス基板を損傷して、それ以降の塗布を
中止せざるをえなくなってしまう。
【0006】こういった基板表面上の突出部分に対応し
ている公知例は多くないが、特開平12−24571号
公報では、スリットダイの前方に配置した板状部材に、
異物噛みこみによる基板の隆起部分や基板表面上の異物
が衝突したときの振動を加速度計で検知し、基板の隆起
部分や異物を検知できたときには、基板の移動を強制停
止するようにしている。しかし、塗布中に基板の移動を
強制停止させると、その復旧の時間分だけ装置の稼働時
間が減少し、生産ロスとなるので好ましくない。
【0007】また、基板の隆起部分や異物を検知するの
に、一種の検知体である固定の板状部材と基板の隆起部
分や異物を衝突させるのは衝撃力が大きく、基板や板状
部材の破損を起こす可能性が高い。基板が破損すると製
品として使用できなくなるし、板状体も破損すると交換
が必要となり、破損した基板の取り出しや清掃、さらに
は板状部材交換のために多くの時間を必要とし、稼働時
間の多大なロスによるコストアップを招く。さらにもっ
と悪いことには、破損物が周辺に飛散、残留し、塗布欠
点を引き起こす誘因異物や、以降の基板隆起を引き起こ
す異物になるなどして、2次的な障害を引き起こす可能
性もでてくる。
【0008】そのため基板の隆起を検出する手段として
は非接触式のものであることが望ましいが、特開平12
−24571号公報に記載されているようなレーザ光を
基板上を走査させて干渉波形により異物を検知する手段
では、異物や凹凸の判定に時間がかかり、高速で塗布す
るときには時間的に間に合わず、実用にたえない。
【0009】この発明は、上述の事情に基づいてなされ
たものでその目的とするところは、(1)基板の隆起部
分や基板表面上の異物を検知した時に、基板の移動を強
制停止して稼働時間や生産のロスを起こすことなく、塗
布器と基板の隆起部分や表面上の異物との接触を回避す
ること、(2)基板の隆起部分や基板表面上の異物の検
知を、確実に基板や検知部材に破損を与えないで行なう
こと、を可能とする手段を具体的に供することによっ
て、ダイコータの生産性、稼働率向上によるコスト低減
が可能な塗布方法及び塗布装置、並びにこれら装置及び
方法を使用したカラーフィルタの製造方法および製造装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的はこの発明に
よって達成される。本発明に係る塗布方法は、塗布器の
吐出口を被塗布部材に一定間隙まで近接させ、塗布器の
吐出口から塗布液を被塗布部材に吐出しながら、前記塗
布器および被塗布部材の少なくとも一方を相対的に移動
させて前記被塗布部材に塗膜を形成する塗布方法におい
て、あらかじめ被塗布部材表面の隆起部分または被塗布
部材上の異物を検出し、該隆起部分または異物が塗布器
に接触する前に、塗布器を退避させることを特徴とす
る。
【0011】ここで、前記塗布器を退避させる前あるい
は同時に、塗布器からの塗布液の吐出も停止させること
が望ましい。また、被塗布部材表面の隆起部分または被
塗布部材上の異物の検出は、塗布器の長手方向にレーザ
光束を照射し、該レーザ光束を遮るものの長さに基づい
て行なうこと、被塗布部材上に塗布器の長手方向に延び
る光の縞模様を設け、該光の縞模様の歪み量に基づいて
行うこと、検知面が塗布器の長手方向に延びる検知体
が、被塗布部材表面の隆起部分または被塗布部材上の異
物との接触を回避あるいは緩和する動作を検知すること
で行なうこと、が好ましい。さらに前記検知体として
は、ワイヤーや、エアーで浮上するエアー浮遊体である
ことが望ましい。また、前記検知体が、被塗布部材表面
の隆起部分または被塗布部材上の異物との接触を回避あ
るいは緩和する動作を、検知体を回転させることで行う
ことが望ましい。
【0012】本発明に係る塗布装置は、塗布液を供給す
る供給手段と、供給手段から供給された塗布液を吐出す
るための吐出口を有する塗布器と、塗布器または被塗布
部材の少なくとも一方を相対的に移動させる移動手段、
を備えた塗布装置において、さらに被塗布部材表面の隆
起部分または被塗布部材上の異物をあらかじめ検出する
検知手段と、検知手段からのデータに基づき、該隆起部
分または異物が塗布器に接触する前に、塗布器を退避さ
せる塗布器退避システムを備えることを特徴とする。
【0013】ここで、塗布器退避システムは、塗布器を
退避させる前あるいは同時に塗布器からの塗布液の吐出
を停止させる機能をさらに有することが好ましい。ま
た、前記被塗布部材表面の隆起部分または被塗布部材上
の異物の検出する検知手段は、塗布器の長手方向にレー
ザ光束を照射し、該レーザ光束を遮るものの長さに基づ
いて行なうもの、被塗布部材上に塗布器の長手方向に延
びる光の縞模様を設けるスリット光源と、該光の縞模様
の歪み量を測定するカメラと画像処理装置で構成される
もの、検知面が塗布器の長手方向に延びる検知体が、被
塗布部材表面の隆起部分または被塗布部材上の異物との
接触を回避あるいは緩和する動作を行なう機構と、検知
体の接触を回避あるいは緩和する動作を検出するセンサ
ーから構成されるもの、であることが好ましい。さらに
前記検知体としては、ワイヤーやエアーで浮上するエア
ー浮遊体であることが望ましい。
【0014】本発明に係るカラーフィルタの製造方法
は、前述の如き塗布方法を使用してカラーフィルタを製
造することを特徴とする方法からなる。
【0015】本発明に係るカラーフィルタの製造装置
は、前述の如き塗布装置を使用してカラーフィルタを製
造することを特徴とするものからなる。
【0016】本発明の塗布方法、塗布装置によれば、基
板の隆起部分や表面上の異物を検知して、基板や塗布器
の移動を停止せずに塗布器を退避させて衝突を回避させ
るのであるから、稼働時間や生産のロスなく塗布器の保
護を行うことが可能となる。
【0017】また、基板の隆起部分や表面上の異物の検
知を、基板や異物に接触しない手段、あるいは、検知部
材と基板の隆起部分や表面上の異物との接触を回避する
動作あるいは緩和する動作によって行うのであるから、
基板や検知部材に破損を与えないことが可能となり、基
板や検知部材の破損の他、破損した基板の取り出しや清
掃や検知部材交換のために生じる稼働時間のロスを防止
することができる。さらには破損物飛散による塗布欠
点、破損飛散物噛みこみによる新たな基板隆起等、2次
的な不具合も回避することができる。
【0018】本発明のカラーフィルタの製造方法、製造
装置によれば、上記の優れた塗布方法、塗布装置でカラ
ーフィルタを製造するのであるから、基板の隆起部分や
表面上の異物と塗布器との接触を未然に回避して、稼働
時間や生産のロスをなくし、高い生産性でカラーフィル
タを製造することができる。
【0019】
【発明の実態の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明の一
実施態様に係る塗布装置の全体概略斜視図、図2は図1
のステージ6とスリットダイ40および塗布液供給装置
回りの構成図である。
【0020】図1を参照すると、カラー液晶ディスプレ
イ用カラーフィルタの製造に適用される塗布装置いわゆ
るダイコータ1が示されている。このダイコータは基台
2を備えており、この基台2上には一対のガイド溝レー
ル4が設けられている。これらガイド溝レール4上方に
は、一対のスライド脚8を介してガイド溝レール4上を
水平方向に往復動自在となっているステージ6が配置さ
れている。このステージ6は基板Aを保持するものであ
り、そのためステージ6の上面には図示しない吸着孔が
設けられて、サクション面として作用するよう構成され
ている。
【0021】一対のガイド溝レール4間には、図2に示
す送りねじ機構とこれを内蔵するケーシング12が配置
されており、ケーシング12はガイド溝レール4に沿っ
て延びている。送りねじ機構は、図2に示されているよ
うに、ボールねじからなるフィードスクリュー14がス
テージ6の下面に固定されたナット状のコネクタ16に
ねじ込まれ、さらにこのコネクタ16を貫通して延びて
その両端部が図示しない軸受に回転自在に支持され、そ
の一端にはACサーボモータ18が連結されている。な
お、ケーシング12の上面にはコネクタ16の移動を妨
げないように開口部が形成されているが、図1にはその
開口部が省略されている。
【0022】さらに図1を見ると、基台2の上面のほぼ
中央に、逆L字形をなすダイ支柱24が配置されてい
る。ダイ支柱24の先端はステージ6の往復動経路の上
方に位置付けられており、その先端には昇降機構26が
取り付けられている。昇降機構26は昇降可能な昇降ブ
ラケット(図示しない)を備えており、この昇降ブラケ
ットはケーシング28内の一対のガイドロッドに昇降自
在に取り付けられている。また、ケーシング28内には
ガイドロッド間に位置してボールねじからなるフィード
スクリュー(図示しない)もまた回転自在にして配置さ
れており、このフィードスクリューに対してナット型の
コネクタを介して昇降ブラケットが連結されている。フ
ィードスクリューの上端にはACサーボモータ30が接
続されており、このACサーボモータ30はケーシング
28の上面に取り付けられている。
【0023】昇降ブラケットには支持軸(図示しない)
を介してダイホルダ32が取り付けられており、このダ
イホルダ32はコの字形をなしかつ一対のガイド溝レー
ル4の上方をこれらレール4間に亘って水平に延びてい
る。ダイホルダ32の支持軸は昇降ブラケット内にて回
転自在に支持されており、これにより、ダイホルダ32
は支持軸とともに垂直面内で回転することができる。
【0024】また昇降ブラケットには、ダイホルダ32
の上方に位置して水平バー36も固定されており、この
水平バー36はダイホルダ32に沿って延びている。水
平バー36の両端部には、電磁作動型のリニアアクチュ
エータ38がそれぞれ取り付けられている。これらリニ
アアクチュエータ38は水平バー36の下面から突出す
る伸縮ロッドを有しており、これら伸縮ロッドがダイホ
ルダ32の両端にそれぞれ当接されている。
【0025】ダイホルダ32内には塗布器としてのスリ
ットダイ40が、取り付けられている。図1から明らか
なようにスリットダイ40はステージ6の往復動方向と
直交する方向、つまり、ダイホルダ32の長手方向に水
平に延びており、そして、その両端にてダイホルダ32
に支持されている。
【0026】スリットダイ40は図2に概略的に示され
ているように、長尺なブロック形状のフロントリップ6
6およびリアリップ60を有している。これらリップ6
6、60はステージ6の往復動方向でみて前後に貼り合
わされ、図示しない複数の連結ボルトにより相互に一体
的に結合されている。両リップ66、60を図示しない
シムを介して貼り合わせることにより、スリットダイ4
0の下面である吐出面72には塗布液を吐出する吐出口
74が形成されている。そして塗布液が吐出口74から
吐出されると、吐出面72と基板Aとの間に塗布液ビー
ドCが形成される。
【0027】スリットダイ40内部ではその中央部分に
位置してマニホールド62が形成されており、このマニ
ホールド62はスリットダイ40の長手方向、すなわ
ち、ステージ6の往復動方向と直交する方向に水平に延
びている。マニホールド62は前述した塗布液の供給ホ
ース42に内部通路(図示しない)を介して常時接続さ
れており、これにより、マニホールド62は塗布液の供
給を受けることができる。
【0028】スリットダイ40の内部には上端がマニホ
ールド62に連通したスリット64が形成されており、
このスリット64の下端が吐出面72にて開口して、吐
出口74になっている。スリット64は上記したよう
に、フロントリップ66とリアリップ60との間に図示
しないシムを挟み込むことによってその間隙が確保され
ている。
【0029】さて、スリットダイ40からは図2に示さ
れているように塗布液の供給ホース42が延びており、
この供給ホース42の先端はシリンジポンプ44の電磁
切換え弁46の供給ポートに接続されている。電磁切換
え弁46の吸引ポートからは吸引ホース48が延びてお
り、この吸引ホース48の先端部はタンク50内に挿入
されている。なお、タンク50には塗布液70が蓄えら
れている。
【0030】シリンジポンプ44のポンプ部はピストン
型のポンプの形態をとっており、塗布液を貯蔵するシリ
ンジ80とその貯蔵した塗布液を押し出したり、逆に塗
布液を貯蔵するために吸引するピストン52より構成さ
れる。そして電磁切換え弁46の切換え作動により、シ
リンジ80内の塗布液は供給ホース42および吸引ホー
ス48の一方のいずれかに流体的に接続可能となってい
る。そして、これら電磁切換え弁46およびピストン5
2の図示しない直線駆動機構はコンピュータ54に電気
的に接続されており、このコンピュータ54からの制御
信号を受けて、電磁切換え弁46の切換方向、ならびに
ピストン52の移動速度や移動位置が制御されるように
なっている。
【0031】さらに、上記のシリンジポンプ44の作動
を制御するため、コンピュータ54にはシーケンサ56
もまた電気的に接続されている。このシーケンサ56
は、ステージ6側のフィードスクリュー14のACサー
ボモータ18、昇降機構26側のACサーボモータ3
0、リニアアクチュエータ38の作動をシーケンス制御
するものであり、そのシーケンス制御のために、シーケ
ンサ56にはACサーボモータ18、30の作動状態を
示す信号、ステージ6の移動位置を検出する位置センサ
58からの信号、スリットダイ40の作動状態を検出す
るセンサ(図示しない)からの信号などが入力され、一
方、シーケンサ56からはシーケンス動作を示す信号が
コンピュータ54に出力されるようになっている。な
お、位置センサ58を使用する代わりに、ACサーボモ
ータ18にエンコーダを組み込み、このエンコーダから
出力されるパルス信号に基づき、シーケンサ56にてス
テージ6の位置を検出することも可能である。また、シ
ーケンサ56にコンピュータ54による制御を組み込む
ことも可能である。
【0032】再度図1を参照すると、基台2の上面には
ダイ支柱24よりも手前側に逆逆L字形をなすセンサ柱
20が配置されている。このセンサ支柱20の先端は吸
着盤6の往復動経路の上方に位置付けられており、その
先端にはブラケット21を介して厚みセンサー22が取
り付けられている。この厚みセンサー22によって、ス
テージ6に載置された基板Aの厚さを測定することがで
きる。
【0033】さらに、ダイコータ1には、基板Aの隆起
部分や基板A表面上に付着した異物を検知する検知シス
テムA100が取り付けられている。この検知シムテム
A100は、上下方向に縦長のレーザ光束110を照射
するレーザ照射部104と、レーザ照射部104からの
レーザ光束110を受光するレーザ受光部106が一対
となったもので、それぞれがL型のブラケット102を
介して、コータ1の側面カバー10に取り付けられてい
る。またレーザ受光部106は長さ演算器108に電気
的に接続されている。レーザ照射部104とレーザ受光
部106は一対で機能するもので、レーザ光束110を
遮ることによって遮ったものの上下方向の長さを検知
し、長さ演算器108で実際の長さに換算するもので、
測長器として利用されているものである。図2に示すよ
うに長さ演算器108は、コンピュータ54に電気的に
接続され、長さ演算器108から送られるデータによっ
て、ダイコータ1の動作を制御することができる。
【0034】この検知システムA100による測定シス
テムと、これを用いたスリットダイ40の衝突回避シス
テムを説明する。まず基板Aを吸着保持したステージ6
がレーザ照射部104から照射されているレーザ光束1
10を遮ると、レーザ受光部106によってL1という
上下方向の長さが検知される。基板Aを載置しないでス
テージ6にレーザ光束を遮らせるとL0という長さが検
知されるので、L1−L0から基板厚さtが演算できる
が、この基板厚さtは厚みセンサー22で測定するもの
と一致する。ここで、基板Aとステージ6の吸着面の間
に異物を噛み込んでその部分で基板が隆起していたり、
基板A表面上に異物が付着している状態で、レーザ照射
部104より照射されるレーザ光束を遮ると、受光部1
06によってL2という長さが検知される。L2は、厚
みセンサー22で測定された基板Aの厚さtとステージ
6の基板吸着面位置を表す長さL0の和t+L0=LT
より大きくなっているから、L2−LTより基板Aの隆
起部分あるいは異物の上下方向の長さを知ることができ
る。L2−LTがスリットダイ40と基板Aの間のクリ
アランスから定める許容値より大きくなった時に、昇降
機構26を作動させて、スリットダイ40を上昇させ、
基板Aの隆起部分や異物との接触を未然に防止する。
【0035】次にこの塗布装置を使った塗布方法につい
て説明する。まずダイコータ1における各作動部の原点
復帰を行い、ステージ6、スリットダイ40はスタンバ
イの位置に移動する。この時、タンク50〜スリットダ
イ40まで塗布液70はすでに充満されており、ダイを
上向きにして塗布液を吐出してダイ内部の残留エアーを
排出するという、いわゆるエアー抜き作業も既に終了し
ているとともに、シリンジポンプ44もタンク50から
所定量の塗布液を吸引して貯蔵して、いつでも塗布液を
吐出できる状態で待機している。そして、ステージ6の
表面には図示しないリフトピンが上昇し、図示しないロ
ーダから基板Aが載置されるとリフトピンを下降させて
基板Aをステージ上面に載置し、基板Aを吸着する。基
板Aの吸着と同時に、厚みセンサー22で基板Aの厚さ
を測った後に、この厚さに基づいて基板A〜スリットダ
イ40の吐出面72間のクリアランスがあらかじめ与え
た値になるように、スリットダイ40を下降する。そし
て、ステージ6を塗布速度で駆動して、スリットダイ4
0の方に向かって移動させる。この移動中に基板Aは検
知システムA100のレーザ照射部104から照射され
るレーザ光束110を遮り、レーザ受光部106で検知
される長さが、ステージ6に厚みセンサー22で測定し
た厚さの基板を正常に載置してレーザ光束110を遮る
ことで得られる長さに許容値を足したものより小さいと
判断されたら、そのまま移動を継続する。そして、基板
Aの塗布開始部がスリットダイ40の吐出口74の丁度
真下に来たときに、コンピュータ54からシリンジポン
プ44に指令を出して、シリンジポンプ44の動作を開
始してスリットダイ40の吐出口74から塗布液を吐出
し、スリットダイ40の吐出面72と基板A間に塗布液
ビードCが形成されて、基板Aへの塗布が開始される。
そして、基板Aの塗布終了位置がスリットダイ40の吐
出口74の真下にきたら、シリンジポンプ44に対して
コンピュータ54から停止指令を出してスリットダイ4
0からの塗布液の吐出を停止するとともに、スリットダ
イ40を上昇させて完全に塗布液ビードCをたちきる。
【0036】これらの動作中ステージ6は動きつづけ、
基板Aが終点位置にきたら停止する。以上の工程中で、
基板Aが検知システムA100のレーザ照射部104か
ら照射されるレーザ光束110を遮り、レーザ受光部1
06で検知される長さが、通常にステージ6に厚みセン
サー22で測定した厚さの基板を正常に載置してレーザ
光束110を遮ることで得られる長さに許容値を足した
ものより大きいと判断されることがあれば、基板Aに異
物かみこみによる基板隆起や異物の付着があると判断さ
れるので、いかなる場合でも直ちに昇降機構26を駆動
してスリットダイ40を上昇させ、一方ステージ6はそ
のまま終点位置まで移動させる。また塗布中であるな
ら、スリットダイ40を上昇させると同時または前に、
シリンジポンプ44の動作を強制停止させ、ステージ6
の方はそのまま終点位置まで移動させるのが好ましい。
スリットダイ40を上昇させてから、シリンジポンプ4
4の動作を停止させると、上昇の間に無駄な塗布液が吐
出され、コストアップにつながるからである。
【0037】塗布が正常に行われたか行われないかに関
係なく、基板Aが終点位置に停止したら、吸着を解除し
てリフトピンを上昇させて基板Aを持ち上げる。この時
図示されないアンローダによって基板Aは次の工程に搬
送される。この後ステージ6はリフトピンを下降させ原
点位置に復帰する。ついで次の基板Aが来るのを待ち、
同じ動作をくりかえす。
【0038】なお検知システムA100によって異常が
検知され、塗布が行われなかったり、塗布が途中で中断
されたものは、後の塗布検査工程で異常であることが検
知される。塗布が途中で終了したものは再生工程に回さ
れて、塗布されたものが全て剥離されてガラス基板だけ
になり、再利用される。また塗布が行われなかったもの
は、異物を排除した後に、塗布の前の工程に戻されて、
塗布のところから製造を再開させる。
【0039】以上で、基板Aの移動速度が速いと、基板
Aの隆起部や表面に付着している異物の形状によって
は、レーザ照射部104から照射されるレーザ光束11
0を遮る時間が短すぎて、レーザ受光部106によって
検知し損ねることがある。この場合、レーザ光束110
に、基板Aの走行方向にも一定の長さをもたせて、面で
検知できるようにするか、レーザ照射部104を複数台
配置して、検知の確率を向上させるのが好ましい。
【0040】次に塗布器を昇降機構を用いて近接させて
塗布する前に、基板Aの隆起部分や表面に付着している
異物を検知する、別の検知システムの実施態様について
説明する。
【0041】図3は検知システムB200を示す正面
図、図4は検知システムB200使用時に発生する光の
縞模様204の発生状況を示す平面図である。検知シス
テムB200は、スリットダイ40の長手方向に延びる
数列のスリット光226を、基板Aに照射して基板Aに
基板幅方向(基板Aの進行方向に直角な方向)に延びる
光の縞模様204を発生させるスリット光源210と、
基板A上の光の縞模様204を検知するカメラ202
と、カメラ202で取り込まれた画像を画像処理する画
像処理装置220から構成される。また、スリット光源
210は、面状の光源218と、スリットダイ40の長
手方向に延びるスリット216と遮光部214を交互に
配置したスリット板212とからなる。ここで、基板A
上の光の縞模様204は、基板Aの表面に凹凸がなくま
っすぐである時は、まっすぐな縞206となっている。
一方、基板Aとステージ6の間に異物を挟み込んで基板
の隆起部分222を形成したり、基板Aの表面上に異物
224が付着していたりして、基板Aの表面に凹凸があ
ると、歪んだ縞208A、208Bになり、その歪みの
程度は凹凸の大きさに比例する。したがって、光の縞模
様204をカメラ202で取り込んで、それを画像処理
装置220で解析し、歪んだ縞208の歪み量がある許
容値を越えると、基板Aに異物噛みこみによる隆起部分
222や、基板A表面に付着する異物224があり、し
かもそれらがスリットダイ40と基板A間に設定されて
いるクリアランスより大きいことが判定できるので、ス
リットダイ40を退避させるべき基板Aの異常の検知に
使用することができる。
【0042】以上の検知システムA100、検知システ
ムB200は、非接触で基板Aの隆起部分や異物を検知
するものであるので、検知対象とする基板Aを全く損傷
させずにすますことができる。
【0043】次に、基板Aの隆起部分を回避、あるいは
緩和させる動作から、隆起部分や異物を検知するシステ
ムの実施態様について説明する。図5は検知システムC
250の正面図と、図6は図5の側面図である。
【0044】検知システムC250は、スリットダイ4
0の吐出面72と略同一高さで、これと平行にスリット
ダイ40の長手方向に延びるワイヤー254と、ワイヤ
ー254の両端を支持してスリットダイ40の長手方向
両側に取り付けられている一対のブラケット252A、
252B、ワイヤー254の振動を検知する変位計25
6より構成される。なお、変位計256は、ブラケット
252Aに取り付けられている。
【0045】次にこの検知システムCによる検知動作に
ついて説明する。まず基板Aの隆起部分や表面上の異物
がワイヤー254と接触すると、付着力の弱い異物はワ
イヤー254によってはじかれるが、はじかれない場合
はワイヤーが弦振動する。その振動を変位計で検知する
ことで、隆起部分や異物の存在を検知できる。
【0046】隆起部分や異物がワイヤーと接触するが、
ワイヤーがそれらから逃げる動作をするので、特に隆起
している基板への損傷を防止することができる。なお、
変位計256は図示の取付け方向に限らず、振動が効果
的に検知できるなら、いかなる取付け方向に設置しても
よい。また、変位計256をマイクにして、ワイヤー2
54の固有振動音を検知するようにしてもよい。
【0047】なお上記説明では、ワイヤー254の設置
位置は、スリットダイ40の吐出面72と略同一高さと
したが、スリットダイ40の吐出面72と基板Aの間な
らどこに設置してもよく、基板から、スリットダイ40
の吐出面72と基板A間のクリアランスの30%〜10
0%の位置にあるようにするのが好ましい。
【0048】次に、図7は別の検知システムである検知
システムD300の実施態様の正面図、図8は図7の平
面図である。
【0049】検知システムD300は、スリットダイ4
0の長手方向に延びる検知体302、検知体302を上
下方向にのみ移動可能に保持し、かつスリットダイ40
の長手方向に延びる保持体304、保持体304に対し
て検知体302を、スリットダイ40の長手方向の両側
2ヶ所で、上下方向に移動させる昇降ボルト308と、
昇降ボルト308を保持して保持体304に連結する固
定板306、保持体304を図7の面内で回転自在に保
持する回転軸316、回転軸316を保持してスリット
ダイ40の長手方向両側に連結するブラケット310、
保持体304の回転軸316回りの反時計方向回転、す
なわち検知体302側への回転を規制するストッパー3
18、検知体302側に加わる重さを調整する保持体3
04に取り付けられたカウンターウエイト320、保持
体304が回転軸316回りの回転によって上昇するこ
とを検知する、ブラケット310にセンサーブラケット
312を介して取り付けられた近接センサー314、か
ら構成される。
【0050】次に、この検知システムD300による検
知動作について説明する。まず検知体302の最下端面
である検知面301が、スリットダイ40の吐出面72
と略同一高さとなるように2つの昇降ボルト308を用
いて位置調整する。この調整作業は保持体304がスト
ッパー318に当接している状態で行う。これによっ
て、検知体302の検知面301は、スリットダイ40
の吐出面72より下側に位置しないことになる。
【0051】次に基板Aが検知体302に近づくと、基
板Aに所定の大きさ以上の隆起部分や異物がないと、検
知面301には何も接触せず、同様にスリットダイ40
にも何も接触しない。基板Aに所定の大きさ以上の隆起
部分や異物がある場合には、逆に検知面301に接触す
るので、検知体302と検知体302を保持している保
持体304は、回転軸316回りの時計方向回転によっ
て、上方へ移動する。この移動を近接センサー314に
よって検知し、基板Aの隆起部分や異物を検知できるこ
とになる。
【0052】検知体302が上方にどれだけ移動したら
近接センサー314によって検知できるようにするか
は、任意に設定すればよいが、好ましくは1〜100μ
mである。また、検知面301と基板の隆起部分あるい
は異物との接触力の大きさは、カウンターウエイトによ
って調整できるが、両者間の接触力が好ましくは0.1
〜1kg、より好ましくは1〜200gにする。この接
触力を小さくすることによって、検知面301と基板や
異物が接触しても、基板や検知面に損傷を起こさないこ
とが可能となる。
【0053】さらに検知体302の検知面301の一番
低い位置は、上記の説明ではスリットダイ40の吐出面
72と略同一としたが、スリットダイ40の吐出面72
と基板Aの間ならどこに設置してもよく、基板から、ス
リットダイ40の吐出面72と基板A間のクリアランス
の30%〜100%の位置にあるようにするのが好まし
い。
【0054】図9は検知システムDの別の実施態様を示
した正面図である。ここでは、上述の検知システムDに
おいて、検知体302のみを、スリットダイ40の長手
方向に延びるスリット342からエアーを吹き出す浮遊
検知体340に変更している。この浮遊検知体340に
所定の大きさ以上の基板の隆起部分や異物が近づくと、
エアーの作用によって、基板の隆起部分324や異物の
形状をなぞるようにして浮遊検知体340が保持体30
4ともども、回転軸316回りの時計方向回転により上
昇し、近接センサー314で、隆起部分や異物があるこ
とを判定できる。この手段によると、浮遊検知体340
の下面344が基板Aや異物に直接接触することがな
く、常にエアーが介在しているので、確実に基板Aや浮
遊検知体340の損傷を起こさない。また、浮遊検知体
340から吐出されるエアーによって、付着力の小さな
異物が吹き飛ばされる効果も期待できる。さらに、浮遊
検知体340から吐出されるエアーが周囲に飛散しない
ように、浮遊検知体340の前後に吸引口を設けて、吐
出したエアーを回収するようにしてもよい。吐出口34
2から吐出されるエアー風速は、浮遊検知体340の基
板隆起部や異物に対する上昇挙動から定めればよいが、
好ましくは0.1〜20m/s、より好ましくは0.5
〜5m/sである。
【0055】次に、図10は別の検知システムである検
知システムE400の実施態様の正面図、図11は図1
0の平面図である。
【0056】検知システムE400は、スリットダイ4
0の長手方向に延びるスリット402からエアーを吐出
する浮遊検知体404、浮遊検知体404の長手方向左
右両端部分に接続して、上下方向に延びる左右一対のレ
ール406に従って、上下方向のみ移動可能に保持案内
する左右2つ案内板408、各々のレール406が取り
付けられている2つのL型ブラケット416、L型ブラ
ケット416をスリットダイ40に接続する2つのブラ
ケット418、浮遊検知体404の上昇を検知し、かつ
2つのL型ブラケット416にそれぞれ配置された近接
センサー412、浮遊検知体404の下降下限位置を、
浮遊検知体404に取り付けられたブロック422との
接触によりスリットダイ40の長手方向2ヶ所で規制す
るコの字型形状のストッパー420、2つのストッパー
420を上下方向にL型ブラケット416に対して移動
と案内を行う昇降ボルト414より構成される。
【0057】この検知システムE400による検知動作
は以下の通りである。まず浮遊検知体404の最下端面
である底面426が、スリットダイ40の吐出面72と
略同一高さとなるように左右の昇降ボルト414を各々
を動かし、ストッパ420の位置を調整する。。これに
よって、底面426は、スリットダイ40の吐出面72
より下側に位置しないことになる。
【0058】次に浮遊検知体404の吐出口402より
エアーを吐出する。ここで、基板Aが浮遊検知体404
に近づくと、基板Aに隆起部分や異物がないと、浮遊検
知体404の底面426は基板のうねり以上には上昇し
ない。基板のうねりによる上昇量は、スリットダイ40
と基板の隆起部分や異物が接触しないように定めた許容
値よりはるかに小さいので、近接センサー412は反応
しない。次に、基板Aに所定の大きさ以上の隆起部分や
異物がある場合には、底面426がエアーを介してそれ
に乗り上げるので、浮遊検知体404が大きく上昇して
許容値を超え、近接センサー412で基板Aの隆起部分
や異物があることを検知できることになる。
【0059】この手段によると、浮遊検知体404は基
板や異物に直接接触することがないので、確実に基板や
浮遊検知体の損傷を起こさない。また、浮遊検知体40
4から吐出されるエアーによって、付着力の小さな異物
が吹き飛ばされる効果も期待できる。また、浮遊検知体
404から吐出されるエアーが周囲に飛散しないよう
に、浮遊検知体404の前後に吸引口を設けて、吐出し
たエアーを回収するようにしてもよい。吐出口402か
ら吐出されるエアー風速は、浮遊検知体404の基板隆
起部や異物に対する上昇挙動から定めればよいが、好ま
しくは0.1〜20m/s、より好ましくは0.5〜5
m/sである。
【0060】浮遊検知体404が上方にどれだけ移動し
たら近接センサー412によって検知できるようにする
かは、その許容値を任意に設定すればよいが、基板のう
ねりと区別するために、好ましくは5〜500μm、よ
り好ましくは20〜100μmである。
【0061】さらに底面426の一番低い位置は、上記
の説明ではスリットダイ40の吐出面72と略同一とし
たが、スリットダイ40の吐出面72と基板Aの間なら
どこに設置してもよく、基板から、スリットダイ40の
吐出面72と基板A間のクリアランスの50%〜100
%の位置にあるようにするのが好ましい。
【0062】以上説明した本発明は、ガラス基板等の枚
葉物だけではなくて、フィルムやアルミ、鉄等の金属シ
ート、紙等の連続のシート状物にスリットダイで塗布す
るときにも適用できる。図12はシート状物にスリット
ダイで塗布する場合に本発明を適用したときの実施態様
を示す概略側面図である。
【0063】図12において、シート504はバックア
ップロール500に保持されて、連続で矢印の方向に一
定速度で走行している。スリットダイ502はバックア
ップロール500上のシート504からクリアランス分
だけ離れた位置に配置されており、昇降機構510によ
って、バックアップロール500の法線方向に自在にシ
ート504に近接したり、離間したりできる。スリット
ダイ502にはタンク508からポンプ506によって
塗布液が送られ、それがスリットダイ502からバック
アップロール500上のシート504に吐出されて、塗
膜516となる。またバックアップロール500の長手
方向をはさむ形で、レーザ照射部512(図の手前側)
とレーザ受光部513(図の奥側)が配置されている。
レーザ照射部512からはバックアップロールの法線方
向に長いレーザ光束が、レーザ受光部513に向けて照
射される。そしてシート504上の異物514が、レー
ザ光束を遮ると、遮る長さから異物の大きさを検知し、
その大きさがスリットダイ502とバックアップロール
500上のシート504との間のすきまであるクリアラ
ンスより大きいと、異物514とスリットダイ502が
接触するので、異物の大きさが事前に定めた許容値以上
の時は、スリットダイ502を昇降機構510によっ
て、シート504から離れる方向に移動、退避させる。
【0064】なお、レーザ照射部512、レーザ受光部
513の検知システムでは、バックアップロール500
とシート504の間に異物を挟んで、シート504が盛
り上がる場合でも、その大きさを検知できる。さらに、
ガラス基板等の枚葉状物で示した検知システムB、C、
D、Eも、本実施態様のような連続のシート状物上の異
物の検知や、異物噛みこみによるバックアップロール5
00上でのシート504の隆起の検知に適用できる。
【0065】さらにシート504上の異物や隆起部分の
検知を行う検知システムは、スリットダイ塗布が行われ
るバックアップロール500上だけではなくて、他のガ
イドロール上、あるいはロール間のフリースパン区間
等、いかなる場所に配置してもよい。また検知システム
によって、シートとシートを接合する部分の検知を行う
ことも可能である。
【0066】なお以上の本発明が適用できる塗布液は特
に制約はないが、粘度が1cps〜100000cp
s、望ましくは10cps〜50000cpsである。
被塗布部材としてはガラスの他にアルミ等の金属板、セ
ラミック板、シリコンウェハー等の枚葉状物の他、フィ
ルム、アルミ板、鉄板、紙等のシート状物にを用いても
よい。さらに使用する塗布条件としては、クリアランス
が40〜500μm、より好ましくは80〜300μ
m、塗布速度が0.1m/分〜200m/分、より好ま
しくは0.5m/分〜10m/分、ダイのリップ間隙は
50〜1000μm、より好ましくは100〜600μ
m、塗布厚さが5〜400μm、より好ましくは20〜
250μmである。
【0067】また許容値以上の基板の隆起部分や異物を
検知したときに、スリットダイを退避させたり、塗布液
からの塗布液の吐出を停止させたりしたが、さらにステ
ージを停止させても、稼働率の低下を問題としないな
ら、別にかまわない。なおステージの停止については、
異常な基板の隆起部分や異物を検知するごとに行っても
よいし、異常な状態を何枚か連続して検知してから行な
ってもよい。
【0068】
【実施例】360×465mmで厚さ0.7mmの無ア
ルカリガラス基板上に、基板の幅方向にピッチが456
μm、基板の長手方向にピッチが152μm、線幅が3
0μm、RGB画素数が1920(基板長手方向)×4
80(基板幅方向)、全体の対角の長さが14.4イン
チ(基板幅方向に219mm、基板長手方向に292m
m)となる格子形状で、厚さが1μmとなるブラックマ
トリックス膜を作成した。ブラックマトリックス膜は、
チタン酸窒化物を遮光材、ポリアミック酸をバインダー
として用いたものであった。
【0069】続いてウェット洗浄によって基板上のパー
ティクルを除去後、ポリアミック酸をバインダー、γ−
ブチロラクトン、N−メチル−2−ピロリドンと3−メ
チル−3−メトキシブタノールの混合物を溶媒、ピグメ
ントレッド177を顔料にして固形分濃度10%で混合
し、さらに粘度を50cpsに調整したR色の塗布液
を、20μmの厚さで速度3m/分にて、ダイコータで
全面均一に塗布した。ここで、ダイコータのスリットダ
イはスリットの間隙が100μm、スリットの幅が22
0mm、スリットダイと基板との間隙は100μmであ
った。なおこのダイコータには、レーザ光束を照射、受
光するレーザ測長器((株)キーエンス製、LS−51
20)を、基板を吸着保持、移動させるステージを基板
幅方向にはさむ形で、レーザ照射部と受光部の距離が5
00mmになるよう配置した。また基板を載せないとき
にステージを移動させて、レーザ測長器のレーザ光束を
遮らさせた時のレーザ測長器の表示が50mmになるよ
うに、レーザ測長器とステージとの上下方向の相対位置
を調整した。これによって、上下方向で最小40μmの
異物や、基板の隆起が検出可能であった。
【0070】この測長器の検出によって、基板より80
μm盛り上がった隆起部分や異物がある場合にスリット
ダイを退避させることにし、30000枚の基板をつづ
けて塗布した。その結果、スリットダイを退避させた8
0μm以上の大きさの異物、基板の隆起部分は、塗布3
0000枚中2枚にあった。いずれの基板の隆起部分あ
るいは異物は塗布中に発見され、塗布液の吐出を途中で
停止して塗布が途中までしか行われなかったので、どち
らの基板も基板再生工程に送り、ガラス基板にして再利
用した。
【0071】R色の塗布液の塗布後はホットプレートを
使用した乾燥装置で100℃で20分乾燥し、固形分濃
度10%、粘度8%のレジスト液を10μm塗布後、9
0℃のホットプレートで10分乾燥後、露光・現像・剥
離を行って、R画素部にのみ色塗膜を残し、260度の
ホットプレートで30分加熱して、キュアを行った。
【0072】同様の色塗膜の形成をG、B色について
も、R色と同様にダイコータと上記の塗布条件出し手
段、その他同じ工程を用いてそれぞれの色塗膜を形成し
た。ここでG色の塗布液には、R色の塗布液で顔料をピ
グメントグリーン36にして固形分濃度10%で粘度を
40cpsに調整したもの、B色の塗布液には、R色の
塗布液で顔料をピグメントブルー15にして固形分濃度
10%で粘度を50cpsに調整したものを用いた。
【0073】そして最後にITOをスパッタリングで付
着させ、カラーフィルタを作成した。得られたカラーフ
ィルタは、顔料の凝集物や摩耗粉等の異物もなく、色度
も基板全面にわたって均一で、品質的に申し分ないもの
であった。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、異物
噛みこみ等による基板の隆起部分や表面上の異物を検知
して、基板や塗布器の移動を停止せずに塗布器を退避さ
せて接触を回避させるのであるから、稼働時間や生産の
ロスなく塗布器の保護を行うことが可能となる。さら
に、塗布器の退避にあわせて塗布器からの塗布液の吐出
も停止するのであるから、塗布液の節約も行えることに
なる。
【0075】また、基板の隆起部分や表面上の異物の検
知を、基板や異物に接触しない手段、あるいは、検知部
材と基板の隆起部や表面上の異物との接触を回避する動
作あるいは緩和する動作によって行うのであるから、基
板や検知部材に破損を与えないことが可能となり、製品
や検知部材の破損の他、破損した製品の取り出し、清掃
や検知部材交換のために生じる稼働時間のロスを防止す
ることができる。さらには破損物飛散による塗布欠点、
破損飛散物噛みこみによる新たな基板隆起等、2次的な
不具合も回避することができる。
【0076】さらに以上の優れた手段をカラーフィルタ
の製造に用いるのであるから、多量のカラーフィルタを
安定して、高い生産性で製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様におけるダイコータの概略
斜視図である。
【図2】図1のダイコータを塗布液の供給系をも含めて
示した概略構成図である。
【図3】本発明の別の実施態様に係る塗布装置における
検知システムの概略正面図である。
【図4】図4の検知システムにおける光の縞模様の発生
状況を示す平面図である。
【図5】本発明のさらに別の実施態様に係る塗布装置に
おける検知システムの概略正面図である。
【図6】図5の検知システムの側面図である。
【図7】本発明のさらに別の実施態様に係る塗布装置に
おける検知システムの概略正面図である。
【図8】図7の検知システムの平面図である。
【図9】本発明のさらに別の実施態様に係る塗布装置に
おける検知システムの概略正面図である。
【図10】本発明のさらに別の実施態様に係る塗布装置
における検知システムの概略正面図である。
【図11】図10の検知システムの平面図である。
【図12】本発明をシート状物にスリットダイで塗布す
る場合に適用した一実施態様を示す概略側面図である。
【符号の説明】
2 基台 6 ステージ 14 フィードスクリュー 18 ACサーボモータ 22 厚みセンサー 32 ダイホルダー 40 スリットダイ(塗布器) 44 シリンジポンプ 50 タンク 54 コンピュータ 62 マニホールド 64 スリット 72 吐出口面 100 検知システムA 104 レーザ照射部 106 レーザ受光部 108 長さ演算器 200 検知システムB 202 カメラ 204 光の縞模様 210 スリット光源 220 画像処理装置 250 検知システムC 254 ワイヤー 256 変位計 300 検知システムD 301 検知面 302 検知体 304 保持体 314 近接センサー 316 回転軸 318 ストッパー 320 カウンターウエイト 340 浮遊検知体 342 スリット 400 検知システムE 402 スリット 404 浮遊検知体 406 レール 408 案内板 412 近接センサー 420 ストッパー 422 ブロック 426 底面 500 バックアップロール 502 スリットダイ 504 シート 506 ポンプ 510 昇降機構 512 レーザ照射部 513 レーザ受光部 514 異物 A ガラス基板(被塗布部材) C 塗布液ビード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/20 101 G02B 5/20 101 (72)発明者 金森 浩充 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内 Fターム(参考) 2H048 BA11 BA43 BA45 BB14 BB42 4D075 AC04 AC88 AC93 CA47 DA06 DB13 DC22 EA05 4F041 AA05 AB01 BA05 BA22 BA38 BA56 4F042 AA06 BA08 BA22 BA25 BA27

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布器の吐出口を被塗布部材に一定間隙
    まで近接させ、塗布器の吐出口から塗布液を被塗布部材
    に吐出しながら、前記塗布器および被塗布部材の少なく
    とも一方を相対的に移動させて前記被塗布部材に塗膜を
    形成する塗布方法において、あらかじめ被塗布部材表面
    の隆起部分または被塗布部材上の異物を検出し、該隆起
    部分または異物が塗布器に接触する前に、塗布器を退避
    させることを特徴とする塗布方法。
  2. 【請求項2】 さらに前記塗布器を退避させる前あるい
    は同時に、塗布器からの塗布液の吐出を停止させること
    を特徴とする、請求項1に記載の塗布方法。
  3. 【請求項3】 前記被塗布部材表面の隆起部分または被
    塗布部材上の異物の検出を、塗布器の長手方向にレーザ
    光束を照射し、該レーザ光束を遮るものの長さに基づい
    て行なうことを特徴とする、請求項1または2に記載の
    塗布方法。
  4. 【請求項4】 前記被塗布部材表面の隆起部分または被
    塗布部材上の異物の検出を、被塗布部材上に塗布器の長
    手方向に延びる光の縞模様を設け、該光の縞模様の歪み
    量に基づいて行うことを特徴とする、請求項1または2
    に記載の塗布方法。
  5. 【請求項5】 前記被塗布部材表面の隆起部分または被
    塗布部材上の異物の検出を、検知面が塗布器の長手方向
    に延びる検知体が、被塗布部材表面の隆起部分または被
    塗布部材上の異物との接触を回避あるいは緩和する動作
    を検知することで行なうことを特徴とする、請求項1ま
    たは2に記載の塗布方法。
  6. 【請求項6】 前記検知体がワイヤーであることを特徴
    とする、請求項5に記載の塗布方法。
  7. 【請求項7】 前記検知体がエアーで浮上するエアー浮
    遊体であることを特徴とする、請求項5に記載の塗布方
    法。
  8. 【請求項8】 前記検知体が、被塗布部材表面の隆起部
    分または被塗布部材上の異物との接触を回避あるいは緩
    和する動作を、検知体を回転させることで行うことを特
    徴とする、請求項5〜7のいずれかに記載の塗布方法。
  9. 【請求項9】 塗布液を供給する供給手段と、供給手段
    から供給された塗布液を吐出するための吐出口を有する
    塗布器と、塗布器または被塗布部材の少なくとも一方を
    相対的に移動させる移動手段、を備えた塗布装置におい
    て、さらに被塗布部材表面の隆起部分または被塗布部材
    上の異物をあらかじめ検出する検知手段と、検知手段か
    らのデータに基づき、該隆起部分または異物が塗布器に
    接触する前に、塗布器を退避させる塗布器退避システム
    を備えていることを特徴とする塗布装置。
  10. 【請求項10】 前記塗布器退避システムは、塗布器を
    退避させる前あるいは同時に塗布器からの塗布液の吐出
    を停止させる機能を有することを特徴とする、請求項9
    に記載の塗布装置
  11. 【請求項11】 前記被塗布部材表面の隆起部分または
    被塗布部材上の異物を検出する検知手段は、塗布器の長
    手方向にレーザ光束を照射し、該レーザ光束を遮るもの
    の長さに基づいて行なうものであることを特徴とする、
    請求項9または10に記載の塗布装置。
  12. 【請求項12】 前記被塗布部材表面の隆起部分または
    被塗布部材上の異物の検出する検知手段は、被塗布部材
    上に塗布器の長手方向に延びる光の縞模様を設けるスリ
    ット光源と、該光の縞模様の歪み量を測定するカメラと
    画像処理装置で構成されることを特徴とする、請求項9
    または10に記載の塗布装置。
  13. 【請求項13】 前記被塗布部材表面の隆起部分または
    被塗布部材上の異物を検出する検知手段は、検知面が塗
    布器の長手方向に延びる検知体が、被塗布部材表面の隆
    起部分または被塗布部材上の異物との接触を回避あるい
    は緩和する動作を行なう機構と、検知体の接触を回避あ
    るいは緩和する動作を検出するセンサーから構成される
    ことを特徴とする、請求項9または10に記載の塗布装
    置。
  14. 【請求項14】 前記検知体がワイヤーであることを特
    徴とする、請求項13に記載の塗布装置。
  15. 【請求項15】 前記検知体がエアーで浮上するエアー
    浮遊体であることを特徴とする、請求項13に記載の塗
    布装置。
  16. 【請求項16】 請求項1〜8のいずれかに記載の塗布
    方法を用いてカラーフィルタを製造することを特徴とす
    るカラーフィルタの製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項9〜15のいずれかに記載の塗
    布装置を用いてカラーフィルタを製造することを特徴と
    するカラーフィルタの製造装置。
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