JP4490779B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、保持面に保持された基板に処理液を塗布する基板処理装置に関する。
液晶用ガラス角形基板、半導体基板、フィルム液晶用フレキシブル基板、フォトマスク用基板、カラーフィルター用基板など各種基板の製造工程においては、基板の表面に処理液を塗布する基板処理装置である塗布処理装置が用いられている。このような塗布処理装置としては、スリットノズルから処理液を吐出しつつ該スリットノズルを基板に対して移動させることにより基板全体に処理液を塗布するスリットコートを行うスリットコータや、スリットコートの後に基板を回転させるスリット・スピンコータなどが知られている。
これらの塗布処理装置においてスリットコートを行なう際には、スリットノズルの先端部と基板とが近接された状態で、スリットノズルが基板に対して相対的に移動される。このため、基板の表面に異物が付着していたり、基板とそれを保持する保持面との間の異物により基板に隆起部があると、これらの異物や隆起部とスリットノズルとが接触し、スリットノズルの損傷、基板の損傷、あるいは、塗布不良などが生じるおそれがある。
したがって従来より、このようなスリットノズルと異物等との接触を防止するため、スリットノズルの進行の前方側に長尺状のプレートを配置しておき、このプレートと異物等との接触によって生じるプレートの振動に基づいて異物等を検出する技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開2000−24571号公報 特開2002−1195号公報
しかしながら、上述した従来技術は、異物等の被検出体をプレートの振動(振れ動き)に基づいて検出するものであるため、例えばスリットノズルの移動や外部装置の動作に伴う振動など、プレートと被検出体との接触以外によって生じる外乱振動によって被検出体を検出したと誤検出することがあり、被検出体を検出する精度が低かった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、外乱振動の影響を受けずに被検出体を高精度に検出できる基板処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、保持面に保持された基板に処理液を塗布する基板処理装置であって、前記保持面に略平行な第1方向に沿って延びるスリット状の吐出口から前記基板に処理液を吐出可能なノズルと、前記保持面に略平行で前記第1方向に直交する第2方向に前記基板に対して前記ノズルを相対的に移動させることにより、前記基板に対する前記ノズルによる吐出走査を行わせる移動手段と、前記ノズルに対して前記吐出走査の前記ノズルの進行における前方側に相対固定され、前記第1方向に沿って延びる検出用部材と、前記検出用部材が前記前方側へ変位することを規制する変位規制部材と、前記変位規制部材に対して、前記検出用部材を付勢する付勢部材と、前記吐出走査における被検出体と前記検出用部材との接触により生じる、前記前方側とは逆向きの後方側への前記ノズルに対する前記検出用部材の相対移動を検出する検出手段と、を備えている。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の基板処理装置において、前記検出手段は、前記ノズルに対して相対固定され、前記相対移動の際の前記検出用部材の移動経路の少なくとも一部に対してレーザ光を投光する投光部と、前記レーザ光を受光する受光部と、を備えている。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の基板処理装置において、前記検出用部材は、非透明材である。
また、請求項4の発明は、請求項2または3に記載の基板処理装置において、前記検出用部材は、可撓性を有する。
また、請求項5の発明は、請求項2ないし4のいずれかに記載の基板処理装置において、前記受光部は、スポット型の受光センサである。
また、請求項6の発明は、請求項2ないし4のいずれかに記載の基板処理装置において、前記受光部は、前記第2方向に沿って延びるライン型の受光センサである。
また、請求項7の発明は、請求項2ないし4のいずれかに記載の基板処理装置において、前記受光部は、前記投光部からの前記レーザ光の直接光を受光可能な位置に配置される。
また、請求項8の発明は、請求項4に記載の基板処理装置において、前記受光部は、前記投光部からの前記レーザ光の直接光を受光せず、かつ、前記相対移動した前記検出用部材の部分において反射した前記レーザ光の反射光を受光可能な位置に配置される。
また、請求項9の発明は、請求項4に記載の基板処理装置において、前記検出用部材は、前記第1方向における複数の位置で前記ノズルに対して相対固定される。
また、請求項10の発明は、請求項1に記載の基板処理装置において、前記検出手段は、前記ノズルに対する前記検出用部材の相対移動量を検出する変位計、を備えている。
また、請求項11の発明は、請求項10に記載の基板処理装置において、前記検出手段は、複数の前記変位計を備え、複数の前記変位計は、前記検出用部材の前記第1方向における複数の位置のそれぞれに配置される。
また、請求項12の発明は、請求項11に記載の基板処理装置において、前記検出用部材は、前記第1方向に沿って配列され、かつ、互いに独立して前記後方側への前記ノズルに対する相対移動が可能な複数の部分材から構成され、複数の前記変位計は、前記複数の部分材のそれぞれに配置される。
また、請求項13の発明は、請求項1に記載の基板処理装置において、前記検出用部材は、導体で構成され、前記検出手段は、前記検出用部材との間に絶縁材を挟んで前記検出用部材の前記後方側に配置され、導体で構成され、かつ、前記第1方向に沿って延びるスイッチ部材と、前記検出用部材と前記スイッチ部材との接触を電気的に検出する手段と、を備えている。
また、請求項14の発明は、請求項13に記載の基板処理装置において、前記検出用部材は、可撓性を有する。
請求項1ないし14の発明によれば、検出用部材の振動ではなく、検出用部材の移動を検出するため、外乱振動の影響を受けずに被検出体を高精度に検出できる。
また、特に請求項2ないし9の発明によれば、受光部の受光量の変化に基づいて、検出用部材の相対移動を容易に検出できる。
また、特に請求項3の発明によれば、レーザ光を確実に遮蔽することができ、検出精度を向上できる。
また、特に請求項4の発明によれば、検出用部材が可撓性を有するため、検出用部材と被検出体とが接触した場合であってもその部分のみが撓み変形することになり、検出用部材の破損を防止できる。また、レーザ光を遮蔽する領域を比較的大きくすることができ、検出精度を向上できる。
また、特に請求項5の発明によれば、検出手段を小型化できる。
また、特に請求項6の発明によれば、ライン型の受光センサがレーザ光の移動経路にほぼ沿うために、レーザ光の受光量の変化を確実に検出できる。
また、特に請求項7の発明によれば、検出手段を小型化できる。
また、特に請求項8の発明によれば、受光部と投光部とを高精度に対向配置する必要がないため、受光部の配置の調整作業における負担が軽減される。
また、特に請求項9の発明によれば、検出用部材の自重による撓みを防止でき、検出精度を向上できる。
また、特に請求項10ないし12の発明によれば、変位計により、検出用部材の相対移動を容易に検出できる。
また、特に請求項11の発明によれば、検出用部材の相対移動を複数の変位計によって検出できるため、被検出体を検出する精度を向上できる。
また、特に請求項12の発明によれば、検出用部材が、互いに独立して相対移動が可能な複数の部分材から構成され、それぞれに変位計が配置されることから、被検出体を検出する精度をさらに向上できる。
また、特に請求項13及び14の発明によれば、比較的単純な構造で、検出用部材の相対移動を容易に検出できる。
また、特に請求項14の発明によれば、検出用部材が可撓性を有するため、検出用部材と被検出体とが接触した場合であってもその部分のみが撓み変形することになり、検出用部材の破損を防止できる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.基板処理装置の概要>
図1は、本発明の実施の形態に係る基板処理装置であるスリットコータ1の概略構成を示す斜視図である。スリットコータ1は、基板90の表面に処理液であるレジスト液を塗布するスリットコートと呼ばれる塗布処理を行う塗布処理装置であり、基板90の表面に形成された電極層などを選択的にエッチングするプロセスなどに利用される。スリットコータ1の塗布対象となる基板90は、代表的には液晶表示装置の画面パネルを製造するための角形のガラス基板であるが、半導体基板、フィルム液晶用フレキシブル基板、フォトマスク用基板、カラーフィルター用基板などの他の基板であってもよい。
図1に示すように、スリットコータ1は、塗布処理を実施する塗布処理部2と、塗布処理部を制御する制御部8とに大別される。さらに塗布処理部2は、基板90を保持するためのステージ3と、ステージ3に保持された基板90に対してレジスト液を吐出する吐出機構4と、吐出機構4を所定の方向に移動させる移動機構5とに大別される。
なお、以下の説明においては、方向及び向きを示す際に、適宜、図中に示す3次元のXYZ直交座標を用いる。このXYZ軸はステージ3に対して相対的に固定される。ここで、X軸及びY軸方向は水平方向、Z軸方向は鉛直方向(+Z側が上側)である。また、便宜上、X軸方向を奥行方向(+X側が正面側)とし、Y軸方向を左右方向(+Y側が右側)とする。
ステージ3は略直方体の形状を有する花崗岩等の石材で構成されており、その上面は略水平に平坦に加工されて基板90の保持面30として機能する。保持面30には多数の真空吸着口が分散して形成されている。これらの真空吸着口により基板90が吸着されることにより、塗布処理の際に基板90が所定の位置に水平状態に保持される。また、保持面30には、鉛直方向(Z軸方向)に沿って昇降可能な複数のリフトピンLPが、互いに所定の距離を隔てて設けられている。
吐出機構4は主として、レジスト液を吐出するスリットノズル41と、スリットノズルを支持するノズル支持部42と、ノズル支持部42の両端を支持して昇降させる2つの昇降機構43とから構成される。
スリットノズル41は、図外の供給機構から供給されるレジスト液を、スリット状の吐出口から基板90の上面へ吐出する。このスリットノズル41は、その吐出口が保持面30に対して略平行なY軸方向に沿って延び、かつ、鉛直下方(−Z側)に向けてレジスト液を吐出可能に、ノズル支持部42によって支持される。ノズル支持部42は、Y軸方向を長手方向とするカーボンファイバ補強樹脂等の板状部材で構成される。
2つの昇降機構43は、ノズル支持部42の左右両端部に連結されている。これらの昇降機構43はそれぞれ、ACサーボモータ及びボールネジ等を備え、ノズル支持部40及びそれに支持されたスリットノズル41を鉛直方向(Z軸方向)に昇降可能となっている。これら2つの昇降機構43により、スリットノズル41と基板90との間隔(ギャップ)や、基板90に対するスリットノズル41の姿勢等が調整される。
図1に示すように、これらのスリットノズル41、ノズル支持部42及び2つの昇降機構43を含む吐出機構4の全体により、ステージ3の左右両端部をY軸方向に沿って掛け渡す架橋構造が形成される。移動機構5は、このような架橋構造を有する吐出機構4の全体をX軸方向に沿って移動させる。
図に示すように移動機構5は、左右対称(+Y側と−Y側とでの対称)構造となっており、左右のそれぞれにおいて、吐出機構4の移動をX軸方向に案内する走行レール51と、吐出機構4を移動するための移動力を発生するリニアモータ52と、吐出機構4の位置を検出するためのリニアエンコーダ53とを備えている。
2つの走行レール51はそれぞれ、ステージ3のY軸方向の端部(左右端部)にX軸方向に沿って延設されている。これら2つの走行レール51に沿って2つの昇降機構43の下端部がそれぞれ案内されることにより、吐出機構4の移動方向がX軸方向に規定される。
2つのリニアモータ52はそれぞれ、固定子52aと移動子52bとを有するACコアレスリニアモータとして構成される。固定子52aは、ステージ3のY軸方向の側面(左右側面)にX軸方向に沿って設けられている。一方、移動子52bは、昇降機構43の外側に対して固設されている。リニアモータ52は、これら固定子52aと移動子52bとの間に生じる磁力によって吐出機構4を移動する。
また、2つのリニアエンコーダ53はそれぞれ、スケール部53aと検出部53bとを有している。スケール部53aはステージ3に固設されたリニアモータ52の固定子52aの下部にX軸方向に沿って設けられている。一方、検出部53bは、昇降機構43に固設されたリニアモータ52の移動子52bのさらに外側に固設され、スケール部53aに対向配置される。リニアエンコーダ53は、スケール部53aと検出部53bとの相対的な位置関係に基づいて、X軸方向における吐出機構4の位置(より具体的には、スリットノズル41の吐出口の位置)を検出する。
以上のような構成によって、スリットノズル41は、基板90が保持される保持面30の上部空間を、保持面30に対して平行なX軸方向に、保持面30に対して相対的に移動可能とされる。塗布処理を行う際には、吐出口からレジスト液を吐出した状態でX軸方向に所定の速度でスリットノズル41が移動され、基板90の略全面に対するスリットノズル41による走査(吐出走査)がなされる。このような塗布処理によって、基板90の略全面にわたって均一にレジスト液が塗布され、基板90の表面上に所定の膜厚のレジスト液の層が形成されることになる。本実施の形態のスリットコータ1では、塗布処理(吐出走査)におけるスリットノズル41の移動の向きは+X向きとなっている。
また、このような塗布処理部2の各部は制御部8と電気的に接続されており、塗布処理部2の各部の動作は制御部8によって統括的に制御される。制御部8は、CPU、RAM及びROMなどから構成されるマイクロコンピュータを備えており、制御部8による制御機能は、CPUが所定のプログラムやデータに従ってRAMを利用しつつ演算処理を行うことにより実現される。また、制御部8の正面側には、オペレータからの入力操作を受け付ける操作部82と各種データを表示する表示部83とが設けられており、これらはユーザインタフェースとして機能する。
<2.異物検出部>
また、スリットコータ1は、塗布処理の際にスリットノズル41と接触する可能性のある異物等を検出する機能を有している。
図2及び図3は、塗布処理におけるスリットノズル41と基板90との関係を示す−Y側からの側面図である。塗布処理においては、スリットノズル41は、その下端部が基板90に対して例えば50μm〜200μmのギャップを隔るように基板90の上方に配置され、この状態を維持したまま+X向きへ移動される。
塗布処理においてスリットノズル41が移動すべき領域(以下、「移動対象領域」という。)には、図2に示すように基板90の上面に付着した異物Fmや、図3に示すように基板90の隆起部(基板90と保持面30との間に異物Fmが挟まって生じる他の部分よりも盛り上がった部分)90aが存在することがある。このような異物Fmや隆起部90aが存在したまま塗布処理を強行した場合、これらの異物等Fm,90aとスリットノズル41の下端部(先端部)とが接触し、スリットノズル41の破損などが生じるおそれがある。
このような現象を回避するためスリットコータ1には、図1に示すように、スリットノズル41の+X側に異物等Fm,90aを検出するための異物検出部6が、スリットノズル41に相対固定して設けられている。なお以下、異物検出部6の検出対象となる異物Fm及び隆起部90aを総称して「被検出体」NGという。
図4は異物検出部6の構成を示す斜視図であり、図5及び図6は異物検出部6の−Y側からの側面図である。これらの図に示すように、異物検出部6は、スリットノズル41の移動対象領域に存在する被検出体NGがスリットノズル41と接触する前の段階で、当該被検出体NGと接触させるためのプレート61を備えている。
プレート61は、基板90のY軸方向のサイズよりも長い長尺状で可撓性を有する非透明材であり、例えば、厚み0.05〜0.3mm程度の金属製シムや樹脂フィルムで構成される。プレート61はY軸方向を長手方向とする角棒状のプレート支持材62に対して垂下するように固定され、このプレート支持材62はスリットノズル41の+X側に固設される。このため、プレート61は、スリットノズル41に対して+X側(塗布処理におけるスリットノズル41の進行の前方側)に所定の間隔を隔てた状態で相対的に固定される。
プレート61は、スリットノズル41の吐出口が延びるY軸方向のいずれであっても、スリットノズル41の下端部から+X向きに延ばした仮想線を必ず遮断するように配置される。より具体的には、プレート61の長手方向がY軸方向に沿い、かつ、プレート61の下端部がスリットノズル41の吐出口の下端部よりも例えば10μm程度下方に位置するようにプレート61が配置される。
また図4に示すように、プレート61はプレート支持材62に対してY軸方向の複数の箇所61fで所定の間隔ごとに固定される。プレート61は可撓性を有するため、自重によって部分的に下方に撓む可能性があるが、このような固定手法を採用することで自重による部分的な撓みを防止でき、プレート61の下端部の全体をY軸方向に略平行に配置することができる。
ここで、図5に示すようにスリットノズル41の移動対象領域に被検出体NGが存在した場合を想定する。スリットノズル41が図5の状態からさらに+X側へ移動すると、スリットノズル41よりも+X側にプレート61が配置されていることから、図6に示すように、被検出体NGはスリットノズル41と接触する前にプレート61と接触する。そして、このようにプレート61と被検出体NGとが接触すると、プレート61は可撓性を有するため、プレート61のうちの接触した部分が撓んで、元の位置から相対的に−X側(塗布処理におけるスリットノズル41の進行の後方側)へ移動する。このようなプレート61の後方側への移動は、あくまでスリットノズル41に対する相対移動である。異物検出部6は、このプレート61の後方側への相対移動を検出することによって被検出体NGを検出する。
本実施の形態の異物検出部6は、このようなプレート61の相対移動をレーザ光の照射状態に基づいて検出する。このため、図4に示すように、異物検出部6は、レーザ光を投光する投光部63と、レーザ光を受光する受光部64とをさらに備えている。
投光部63は、略円形状のレーザ光を照射するスポット型の半導体レーザである。投光部63は、略L字状の補助支持材63aを介してプレート支持材62に対して固設され、プレート61の−Y側端部よりもさらに−Y側に配置される。一方、受光部64は、複数のフォトダイオード等で構成されて略円形状に受光感度を有するスポット型の受光センサである。受光部64も、略L字状の補助支持材64aを介してプレート支持材62に対して固設され、プレート61の+Y側端部よりもさらに+Y側に配置される。これにより、投光部63及び受光部64の双方もスリットノズル41に対して相対的に固定される。
投光部63と受光部64とは基板90の上部空間を挟んでY軸方向に対向配置される。すなわち、投光部63はY軸方向に沿ってレーザ光を投光可能なように+Y側に向けて配置され、一方、受光部64は投光部63からのレーザ光の直接光を受光可能なように−Y側に向けて配置される。
また、図5に示すように、投光部63は、プレート61の−X側(塗布処理におけるスリットノズル41の進行の後方側)に対してY軸方向に沿ってレーザ光を投光するようになっている。すなわち、レーザ光は、被検出体NGとの接触時にプレート61が相対移動する際の移動経路となるプレート61の後方側(−X側)を通過することになる。
したがって、プレート61と被検出体NGとの非接触状態(図5の状態)では、投光部63からのレーザ光はプレート61によって全く遮蔽されずに受光部64に受光される。そして一方、プレート61と被検出体NGとの接触状態(図6の状態)では、投光部63からのレーザ光はその一部がプレート61によって遮蔽されることになる。したがって、図5の状態と図6の状態とを比較すると、プレート61が被検出体NGと接触した図6の状態の方が受光部64によるレーザ光の受光量が減少する。このため、受光部64による受光量が減少すれば、被検出体NGが存在すると判定できるわけである。
本実施の形態のスリットコータ1では、このような原理に基づいて被検出体NGが制御部8によって検出される。図4に示すように、投光部63と受光部64とは制御部8に電気的に接続されており、制御部8によって制御されるようになっている。また、受光部64によって得られた受光信号は制御部8に入力され、制御部8はこの受光信号に基づいて受光部64の受光量を導出する。塗布処理において制御部8は、このような受光部64の受光量を常に監視し、受光量が所定値よりも減少した場合は上述した原理に基づいて被検出体NGの存在を検出することになる。
<3.塗布処理>
次に、このような被検出体NGの検出を伴った塗布処理の詳細について説明する。図7は、基板90に対してレジスト液を塗布するスリットコータ1の動作の流れを示す図である。この動作は、塗布対象となる一の基板90ごとに実施されるものである。以下、この図を参照してスリットコータ1の動作を説明する。なお、この説明における各部の動作制御は特に言及しない限り制御部8により行われる。
まず、塗布処理部2の外部の搬送機構により、基板90が塗布処理部2に搬入され、リフトピンLPに受け渡される。この基板90を受け取りに応答して、リフトピンLPが下降してステージ3内に埋没する。これにより、搬入された基板90は、ステージ3の保持面30の所定位置に載置され、さらに、真空吸着口により吸着されて保持される。このような基板90の搬入の際には、スリットノズル41は図1に示す待避位置に待機されている(ステップS1)。
次に、スリットノズル41の吐出口の高さが昇降機構43によって調整されるとともに、スリットノズル41が移動機構5によりレジスト液の吐出を開始すべき所定の開始位置(より具体的には、基板90の−X側の端部の直上位置)まで移動される(ステップS2)。
次に、スリットノズル41の吐出口から基板90に向けてレジスト液の吐出が開始される(ステップS3)。またこれと同時に、移動機構5により+X側へ向けて所定速度でのスリットノズル41の移動が開始される(ステップS4)。すなわち、スリットノズル41が、基板90上を移動しつつ基板90へレジスト液を吐出する塗布処理(吐出走査)が開始される。
このような塗布処理は、スリットノズル41が所定の終了位置(より具体的には、基板90の+X側の端部の直上位置)まで移動するまで継続される(ステップS6)。そして、このような塗布処理が継続されている間においては、スリットノズル41の移動対象領域に被検出体NGが存在するか否かが監視される。すなわち、制御部8により、受光部64の受光量が所定値よりも減少するか否かが監視される(ステップS5)。
この監視により被検出体NGが検出された場合は(ステップS5にてYes)、塗布処理がその時点において強制的に停止される。すなわち、スリットノズル41からのレジスト液の吐出、及び、スリットノズル41の移動が停止される。さらに、警報として、制御部8の表示部83に被検出体NGが検出されたことを示す警告画面が表示される(ステップS7)。
被検出体NGと接触するプレート61は、スリットノズル41の進行の前方側に所定の間隔をおいて配置されることから、被検出体NGが検出された時点で直ちにスリットノズル41の移動を停止することにより、スリットノズル41と被検出体NGとの接触を事前に防止することができる。これにより、被検出体NGとの接触により、スリットノズル41が破損することを有効に防止できる。
また、警報を出力することにより、オペレータに異常を知らせることができることから、復旧作業等を効率的に行うことができる。なお、警報はオペレータに異常事態の発生を知得させることができるものであれば、例えば、スピーカからの警報音の出力、警告ランプの点灯など、他の手法でなされてもよい。
このようなステップS7が実行された後は、移動機構5によりスリットノズル41が待避位置に移動される(ステップS9)。続いて、リフトピンLPの上昇により基板90が保持面30から押し上げられ、この状態で外部の搬送機構により、基板90が塗布処理部2から搬出される(ステップS10)。この基板90は塗布処理が完了していないため、塗布処理が完了した他の基板90と区別される。また、この場合においては図3に示すように、異物Fmがステージ3に付着していることも考えられるため、ステージ3のクリーニングをするなどの復旧作業を行うことが好ましい。
また一方、塗布処理において被検出体NGが検出されずに、スリットノズル41が所定の終了位置まで移動したときは(ステップS6にてYes)、塗布処理は正常に完了し、正常時の終了処理がなされる。すなわち、スリットノズル41からのレジスト液の吐出が停止され(ステップS8)、移動機構5によりスリットノズル41が待避位置に移動される(ステップS9)。そして、塗布処理が完了した基板90が、塗布処理部2から搬出されることになる(ステップS10)。
以上説明したように、スリットコータ1においては、スリットノズル41の+X側(吐出走査におけるスリットノズル41の進行の前方側)に長尺状のプレート61が固定され、このプレート61と被検出体NGとの接触により生じるプレート61の−X側(吐出走査におけるスリットノズル41の進行の後方側)への相対移動が検出される。すなわち、プレート61の振動ではなく、プレート61の後方側への相対移動を検出するため、外乱振動の影響を受けることなく被検出体NGを検出でき、被検出体NGの検出精度を向上することができる。
また、プレート61と被検出体NGとの接触により生じるプレート61の移動経路に対してレーザ光を投光し、そのレーザ光の受光量に基づいてプレート61の相対移動を検出するため、被検出体NGとの接触に係るプレート61の相対移動を容易に検出できる。
また、プレート61は非透明体であるため、被検出体NGとの接触に係るプレート61の相対移動においてレーザ光を確実に遮蔽することができ、被検出体NGとの接触に係るプレート61の相対移動の検出精度を向上できる。また、レーザ光によって直接的に被検出体NGを検出する場合は透明な被検出体NGを検出できないことがあるが、本実施の形態では被検出体NGと接触したプレート61を検出するため、透明な被検出体NGであっても確実に検出できる。
また、プレート61が可撓性を有するため、プレート61と被検出体とが接触した場合であっても、接触した部分のみが撓み変形する。このため、プレート61と被検出体との接触によりプレート61が損傷することがないため、被検出体を検出するごとにプレート61を交換する必要がなく、復旧作業を容易にでき、また、ランニングコストも低減できる。
また、プレート61と被検出体NGとが接触すると、プレート61においては接触部分が撓むとともにその周辺部分までもが移動して、プレート61の移動経路の全体に渡ってレーザ光を遮蔽する。このため、例えば可撓性のないプレートを採用するよりも、レーザ光を遮蔽する部分が拡大され、プレート61の移動によって生じるレーザ光の受光量の減少を明確にすることができる。
<4.他の実施の形態>
スリットコータ1は、上記の説明における実施の形態(以下、「第1形態」という。)に限定されるものではない。以下では、他の実施の形態について説明する。
<4−1.第2形態:ライン型>
第1形態では受光部としてスポット型の受光センサを採用していたが、ライン型の受光センサを採用してもよい。図8及び図9は、受光部としてライン型の受光センサを採用した第2形態における異物検出部6の−Y側からの側面図である。
図に示すように第2形態では、直線状のレーザ光(スリット光)を照射するライン型のレーザである投光部63Lと、直線状に受光感度を有するライン型の受光センサである受光部64Lとが、基板90の上部空間を挟んでY軸方向に対向配置される。受光部64Lは、被検出体NGとの接触時におけるプレート61の移動経路にほぼ沿うように、長手方向がX軸方向に沿って配置される。また、レーザ光も、その長手方向がX軸方向に沿って投光部63Lから投光される。
このように受光部64Lとしてライン型の受光センサを採用すると、図9に示すように、被検出体NGとの接触時におけるプレート61の移動経路の全体に渡ってのレーザ光の遮蔽を検出することができ、プレート61が相対移動する際のレーザ光の受光量の変化を確実に検出できる。このため、被検出体の検出精度をさらに向上することができる。
なお一方で、ライン型の受光センサはスポット型の受光センサと比較して多くの配置スペースが必要となるため、異物検出部6としての小型化を企図する場合は、第1形態のようにスポット型の受光センサを採用することが好ましい。
<4−2.第3形態:反射光の受光>
第1形態では投光部63と受光部64とが対向配置され、受光部64はレーザ光の直接光を受光可能とされていたが、受光部64はレーザ光の反射光を受光可能に配置してもよい。図10及び図11は、レーザ光の反射光を受光可能に受光部64を配置した第3形態における異物検出部6の−Y側からの側面図である。
図に示すように第3形態では、投光部63は第1形態と同一配置である一方で、受光部64は、投光部63により照射されたレーザー光のうちの直接光を受光する位置から−X側に外れて配置されている。この場合における受光部64も、スリットノズル41に対して相対的に固定される。
このような配置を採用することにより、プレート61と被検出体NGとの非接触状態では、図10に示すように、投光部63からのレーザ光(直接光)は受光部64に受光されない。一方で、プレート61と被検出体NGとの接触状態では、図11に示すように、投光部63からのレーザー光はプレート61の相対移動した部分において乱反射し、乱反射によって生じる反射光の一部が受光部64に受光されることになる。
したがって、図10の状態と図11の状態とを比較すると、プレート61が被検出体NGと接触した図11の状態の方が受光部64によるレーザ光の受光量が上昇する。このためこの第3形態では、受光部64による受光量が上昇すれば、被検出体NGが存在すると判定できるわけである。
このような受光部64の配置を採用すると受光部64は反射光の一部のみを受光すればよいため、投光部63と受光部64とを厳密に対向配置するなど、受光部64の配置に関しての高い精度が必要とならない。したがって、受光部64の配置作業が容易となり、また、使用によって受光部64の配置に多少の狂いが生じたとしても、ある程度の狂いであれば許容され、被検出体NGの検出精度が低下することもない。
なお一方で、この第3形態では第1形態と比較して受光部64の配置に関して多くの配置スペースが必要となるため、異物検出部6としての小型化を企図する場合は、第1形態のように投光部63と受光部64とを対向配置することが好ましい。
<4−3.第4形態:非可撓性の部材>
第1形態ではプレートとして可撓性の部材が採用されていたが、非可撓性の部材を採用してもよい。図12及び図13は、プレートとして非可撓性の部材を採用した第4形態における異物検出部6の−Y側からの側面図である。
図に示すように第4形態では、第1形態のプレート61の代わりにプレート65が配置されている。このプレート65は、非可撓性である以外はプレート61と同様のものである。より具体的には、プレート65は、例えば、金属、セラミックス等の被検出体NGと接触しても破損しない程度の比較的堅い材質の部材で構成され、基板90のY軸方向のサイズよりも長い長尺状の非透明材となっている。
このプレート65も、第1形態と同様に、スリットノズル41の下端部から+X向きに延ばした仮想線を必ず遮断するように配置される。ただしプレート65は、Y軸方向に沿った支持軸67を中心にXZ平面において回転可能に、当該支持軸67を介してプレート支持材66に対して支持される。これとともに、プレート65の支持軸67よりも上部はバネ68によって−X側へ付勢されるとともに、プレート65の支持軸67よりも下部はストッパ69によって+X側への回転が規制されている。これにより、プレート65の支持軸67よりも下部は−X側(吐出走査におけるスリットノズル41の進行の後方側)のみに回転が可能とされる。
図12に示すように、プレート65と被検出体NGとの非接触状態では、プレート65はバネ68による付勢力により鉛直方向に沿った状態に保持される。一方で、図13に示すように、プレート65と被検出体NGとが接触すると、プレート65の下部が、バネ68による付勢力に逆らって−X側へ、スリットノズル41に対して相対的に回転移動する。投光部63は、このようなプレート65の相対的な回転移動における移動経路に対してレーザ光を投光するように配置される。このため、第4形態でも受光部64による受光量が減少すれば、プレート65の相対移動を検出でき、被検出体NGが存在すると判定できることになる。
なお、この第4形態のようにプレートとして非可撓性の部材を採用し、さらに第2形態のように受光部としてライン型の受光センサを採用した場合には、プレート65の相対移動により、レーザ光が入射しない受光センサ上の位置が変化する。このため、この場合には、レーザ光が入射しない受光センサ上の位置の変化に基づいて、プレート65の相対移動を検出してもよい。
<4−4.第5形態:変位計>
第4形態では、プレート65の−X側への相対移動をレーザ光によって検出するようにしていたが、プレート65の相対移動量を検出する変位計によって検出してもよい。図14及び図15は、変位計によってプレート65の相対移動を検出する第5形態における異物検出部6の−Y側からの側面図である。
図に示すように、第5形態では、投光部63及び受光部64は配置されておらず、変位計であるピックテスタ(ピックアップゲージ)7が設けられている。その他の構成は、第4形態と同様である。
ピックテスタ7は、本体部71と本体部71に対して回転可能な棒状の検出子72とで構成され、検出子72の回転に基づいて検出子72の先端の変位量を検出するものである。ピックテスタ7の本体部71はプレート支持材66に対して固設される一方、検出子72の先端はプレート65の支持軸67より下部の−X側(吐出走査におけるスリットノズル41の進行の後方側)に当接されている。このような配置によって、ピックテスタ7は、プレート65のスリットノズル41に対する相対的な移動量を検出することができる。ピックテスタ7は、制御部8に電気的に接続されており、検出子72の先端の変位量、すなわち、プレート65の相対移動量を示す信号は、制御部8に入力されるようになっている。
図14に示すように、プレート65と被検出体NGとの非接触状態では、プレート65はバネ68による付勢力により鉛直方向に沿った状態に保持され、ピックテスタ7ではプレート65の相対移動量は検出されない。一方で、図15に示すように、プレート65と被検出体NGとが接触すると、プレート65が相対的に−X側へ回転移動するため、ピックテスタ7においてプレート65の相対移動量が検出される。制御部8は、ピックテスタ7から入力されるプレート65の相対移動量に基づいて、プレート65の相対移動を検出でき、被検出体NGが存在すると判定できることになる。
第5形態では、レーザ光を用いないため投光部63と受光部64とを厳密に配置させるなどの作業が必要が無く、プレート65の相対移動を容易に検出できる。なお、第5形態では、レーザ光を用いないためプレート65は透明材であってもよい。
<4−5.第6形態:複数の変位計>
第5形態のピックテスタ7は、Y軸方向における複数の位置に配置するようにしてもよい。図16は、複数のピックテスタ7を配置した第6形態における異物検出部6の構成を示す斜視図である。なお、図16では、プレート65及びピックテスタ7の配置関係を明示するために、便宜上、異物検出部6の一部の構成は省略しているが、省略した構成は第5形態と同様である。
図に示すように、第6形態では、Y軸方向において互いに所定の間隔を隔てて複数のピックテスタ7(図中では4つ)が配置されている。これらのピックテスタ7で検出されたプレート65の相対移動量はそれぞれ制御部8に入力されるようになっている。制御部8は、少なくとも1つのピックテスタ7からの信号に基づいてプレート65の相対移動が検出された時点で、被検出体NGが存在すると判定する。このように、複数のピックテスタ7をY軸方向に沿って配置することで被検出体NGを検出する精度を向上できる。
また、図の例に示すプレート65は、4つの部分材65aから構成されている。これら4つの部分材65aは、Y軸方向に沿って配列されており、互いに独立して−X側へのスリットノズル41に対する相対的な回転移動が可能とされている。そして、これら4つの部分材65aのそれぞれに対してピックテスタ7が配置されており、部分材65aそれぞれの相対移動量がピックテスタ7によって検出されるようになっている。
このようにプレート65を複数の部分材65aから構成すれば、プレート65を一つの部材で構成するよりも、被検出体NGとの接触に対して敏感に移動するようになることから、微小な被検出体NGの検出が可能となり、被検出体NGを検出する精度をさらに向上できる。
<4−6.第7形態:電気回路>
第1形態では、プレート65の−X側への相対移動をレーザ光によって検出するようにしていたが、電気的に検出するようにしてもよい。図17は、プレート65の相対移動を電気的に検出する第7形態の異物検出部6の構成を示す斜視図である。また、図18及び図19は、第7形態における異物検出部6の−Y側からの側面図である。
これらの図に示すように、第7形態では、第1形態のプレート61の代わりに第1プレート73が配置されている。この第1プレート73は、導体である以外は第1形態のプレート61と同様のものであり可撓性を有している。ただし、第1プレート73は、非透明体である必要はなく透明体であってもよい。
また、第1プレート73は、第1形態のプレート61と同様に、スリットノズル41の下端部から+X向きに延ばした仮想線を必ず遮断するようにプレート支持材75に対して垂下するように固定されている。このプレート支持材75は、Y軸方向を長手方向とする角棒状の絶縁材でありスリットノズル41の+X側に固設される。
また、第7形態では、第1プレート73とは別に、第1プレート73と同一のサイズの導体で構成される第2プレート74が、第1プレート73の−X側(塗布処理におけるスリットノズル41の進行の後方側)に配置されている。第2プレート74は、その長手方向がY軸方向に沿い、かつ、その下端部の高さが第1プレート73の下端部と略同一となるようにプレート支持材62に対して垂下するように固定される。これにより、第1プレート73と第2プレート74とは、絶縁材を挟んで、互いに平行にY軸方向に沿って配置される。
図17に示すように、第1プレート73と第2プレート74とは電気回路76の一部となっており、第1プレート73と第2プレート74との間には直流の電圧(電位差)が印加されている。また、電気回路76には、第1プレート73と第2プレート74との非接触状態でオフ、第1プレート73と第2プレート74との接触状態でオンとなるリレー回路77が設けられている。つまり、第1プレート73と第2プレート74とは、リレー回路77のオン/オフを切り替えるスイッチ部材として機能することになる。
リレー回路77のオン/オフは、信号として制御部8に入力される。これにより、制御部8は、第1プレート73と第2プレート74との接触/非接触状態を電気的に検出できるようになっている。
図18に示すように、第1プレート73と被検出体NGとの非接触状態では、第1プレート73と第2プレート74とは接触せずに平行に配置された状態とされ、リレー回路77はオフとなる。一方で、図19に示すように、第1プレート73と被検出体NGとが接触すると、第1プレート73がスリットノズル41に対して相対的に−X側へ移動し、第2プレート74と接触する。そして、この接触によりリレー回路77がオンとなり、制御部8にその旨が信号として入力される。これにより、制御部8は、プレート65の相対移動を検出でき、被検出体NGが存在すると判定できることになる。
第7形態でも、レーザ光を用いないため投光部63と受光部64とを厳密に配置させるなどの作業が必要が無く、比較的簡易な構成でプレート65の相対移動を容易に検出できる。
また、第7形態でも、第4形態と同様に第1プレート73として非可撓性の部材を採用してもよい。ただし、被検出体NGと接触した場合であっても破損する可能性が低いため、第1プレート73は可撓性を有することが好ましい。また、第2プレート74も、可撓性/非可撓性のいずれであってもよいが、同様の理由により可撓性を有することが好ましい。
<5.その他変形例>
上記の実施の形態では、被検出体NGと接触させるための部材として長尺状のプレート61,65,73が用いられていたが、例えば、Y軸方向に沿って延びるように張力を与えたピアノ線などを用いてもよい。
また、上記第1、第2及び第4形態においては、プレート61,65の後方側にレーザー光が照射されていたが、例えば、プレート61,65が相対移動する前の元の位置に対してレーザ光を照射し、レーザ光の受光量が上昇したことに基づいてプレート61,65の相対移動を検出してもよい。つまりは、プレート61,65の相対移動によってレーザ光の遮断状態(レーザ光の受光量)が変化すればよいため、プレート61,65の相対移動の際のプレート61,65の移動経路であれば、いずれの位置に対してレーザ光を投光してもよい。
また、上記第1〜第4及び第7形態においても、第6形態と同様に、互いに独立して−X側への相対移動可能な複数の部分材でプレートを構成してもよい。
また、上記の異物検出部6は、レーザ光によって被検出体NGを検出するなどの他の異物検出手段と併用してもよい。
スリットコータの概略構成を示す斜視図である。 被検出体の一例を示す図である。 被検出体の一例を示す図である。 第1形態における異物検出部の斜視図である。 第1形態における異物検出部の側面図である。 第1形態における異物検出部の側面図である。 スリットコータの動作の流れを示す図である。 第2形態における異物検出部の側面図である。 第2形態における異物検出部の側面図である。 第3形態における異物検出部の側面図である。 第3形態における異物検出部の側面図である。 第4形態における異物検出部の側面図である。 第4形態における異物検出部の側面図である。 第5形態における異物検出部の側面図である。 第5形態における異物検出部の側面図である。 第6形態における異物検出部の斜視図である。 第7形態における異物検出部の斜視図である。 第7形態における異物検出部の側面図である。 第7形態における異物検出部の側面図である。
符号の説明
41 スリットノズル
6 異物検出部
61 プレート
63 投光部
64 受光部
65 プレート
7 ピックテスタ
73 第1プレート
74 第2プレート
90 基板
NG 被検出体

Claims (14)

  1. 保持面に保持された基板に処理液を塗布する基板処理装置であって、
    前記保持面に略平行な第1方向に沿って延びるスリット状の吐出口から前記基板に処理液を吐出可能なノズルと、
    前記保持面に略平行で前記第1方向に直交する第2方向に前記基板に対して前記ノズルを相対的に移動させることにより、前記基板に対する前記ノズルによる吐出走査を行わせる移動手段と、
    前記ノズルに対して前記吐出走査の前記ノズルの進行における前方側に相対固定され、前記第1方向に沿って延びる検出用部材と、
    前記検出用部材が前記前方側へ変位することを規制する変位規制部材と、
    前記変位規制部材に対して、前記検出用部材を付勢する付勢部材と、
    前記吐出走査における被検出体と前記検出用部材との接触により生じる、前記前方側とは逆向きの後方側への前記ノズルに対する前記検出用部材の相対移動を検出する検出手段と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記検出手段は、
    前記ノズルに対して相対固定され、前記相対移動の際の前記検出用部材の移動経路の少なくとも一部に対してレーザ光を投光する投光部と、
    前記レーザ光を受光する受光部と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項2に記載の基板処理装置において、
    前記検出用部材は、非透明材であることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項2または3に記載の基板処理装置において、
    前記検出用部材は、可撓性を有することを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項2ないし4のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記受光部は、スポット型の受光センサであることを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項2ないし4のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記受光部は、前記第2方向に沿って延びるライン型の受光センサであることを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項2ないし4のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記受光部は、前記投光部からの前記レーザ光の直接光を受光可能な位置に配置されることを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項4に記載の基板処理装置において、
    前記受光部は、前記投光部からの前記レーザ光の直接光を受光せず、かつ、前記相対移動した前記検出用部材の部分において反射した前記レーザ光の反射光を受光可能な位置に配置されることを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項4に記載の基板処理装置において、
    前記検出用部材は、前記第1方向における複数の位置で前記ノズルに対して相対固定されることを特徴とする基板処理装置。
  10. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記検出手段は、前記ノズルに対する前記検出用部材の相対移動量を検出する変位計、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  11. 請求項10に記載の基板処理装置において、
    前記検出手段は、複数の前記変位計を備え、
    複数の前記変位計は、前記検出用部材の前記第1方向における複数の位置のそれぞれに配置されることを特徴とする基板処理装置。
  12. 請求項11に記載の基板処理装置において、
    前記検出用部材は、前記第1方向に沿って配列され、かつ、互いに独立して前記後方側への前記ノズルに対する相対移動が可能な複数の部分材から構成され、
    複数の前記変位計は、前記複数の部分材のそれぞれに配置されることを特徴とする基板処理装置。
  13. 請求項1に記載の基板処理装置において、
    前記検出用部材は、導体で構成され、
    前記検出手段は、
    前記検出用部材との間に絶縁材を挟んで前記検出用部材の前記後方側に配置され、導体で構成され、かつ、前記第1方向に沿って延びるスイッチ部材と、
    前記検出用部材と前記スイッチ部材との接触を電気的に検出する手段と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  14. 請求項13に記載の基板処理装置において、
    前記検出用部材は、可撓性を有することを特徴とする基板処理装置。
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