JP2003185695A - 配線パターン検査方法および配線パターン検査装置 - Google Patents

配線パターン検査方法および配線パターン検査装置

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JP2003185695A
JP2003185695A JP2001388387A JP2001388387A JP2003185695A JP 2003185695 A JP2003185695 A JP 2003185695A JP 2001388387 A JP2001388387 A JP 2001388387A JP 2001388387 A JP2001388387 A JP 2001388387A JP 2003185695 A JP2003185695 A JP 2003185695A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線パターンの損傷を防止し、且つ断線等の
検査精度を向上すること。 【解決手段】 この検査装置100は、配線パターン5
0に第一プローブ1の電極1aを対向させ、この電極1
aと配線パターン50との間の静電容量を静電容量計測
部11により計測する。配線パターン50に断線が生じ
た場合、当該配線パターン50の面積が小さくなると共
に検出される静電容量も小さくなるから、判定部12は
断線と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶パネルや回
路基板等の配線パターンの断線や短絡を検査するもので
あり、これらの配線パターンに損傷を与えず、且つ断線
等の検査精度を向上できる配線パターン検査方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、液晶パネル等に形成される電極パ
ターンの断線を検査する技術として、複数のプローブを
配線パターンに接触させ、電極パターンと対向する電極
との間に形成する静電容量を計測することで断線を検出
するものが知られている。図6は、従来の検査装置の一
例を示す構成図である。この検査装置500は、配線パ
ターン501に対向する対向電極502と、配線パター
ン501の計測針504aに接触する端子503を備え
た計測アーム504と、対向電極502と配線パターン
501との間の静電容量Cを計測する静電容量計505
と、理論的に計算した配線パターン501の静電容量値
を予め格納する良否判定条件格納部506と、静電容量
計505による計測結果から良否を判定する良否判定部
507と、良否判定結果を表示する良否表示部508と
から構成されている。
【0003】この検査装置500では、配線パターン5
01の上方に所定間隔を以って対向電極502を位置さ
せると共に、計測アーム504の端子503を計測対象
である配線パターン501に接触させる。そして、対向
電極502と配線パターン501との間の静電容量Cを
静電容量計505で計測する。良否判定部507は、静
電容量Cの計測値と良否判定条件格納部506の理論容
量値とを比較し、その差が所定の範囲内であるか否かを
判断する。その結果は、良否表示部508に表示され
る。
【0004】
【発明が解決短絡する課題】しかしながら、上記従来の
検査装置500では、計測アーム504に取り付けた計
測針504aを配線パターン501上の端子503に接
触させる必要があるため、配線パターン501を損傷さ
せる恐れがある。また、配線パターン501に対する端
子503の接触不良が生じ易いため、検査精度が低下す
るという問題点がある。
【0005】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、配線パターンを損傷させず、且つ検査
精度を向上できる配線パターン検査方法および配線パタ
ーン検査装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明による配線パターン検査方法は、被検査
対象である配線パターンに対向する電極を有するプロー
ブを当該配線パターンに沿ってトレースし、電極と配線
パターンとの間の静電容量を非接触で計測し、この静電
容量から配線パターンの断線または短絡を検査するもの
である。
【0007】静電容量を用いて非接触で配線の断線また
は短絡を検査することで、配線に損傷を与えない。ま
た、非接触であるため接触不良等の問題がなく、検査精
度を向上できる。
【0008】つぎの発明による配線パターン検査方法
は、被検査対象である配線パターンに対向する電極を有
する第一プローブを当該配線パターンに沿ってトレース
する一方、この第一プローブとともに、被検査対象であ
る配線パターンに対向する電極を有する第二プローブを
配線パターンに沿ってトレースし、第二プローブにより
配線パターンと電極との間隔を非接触で計測し、この計
測結果に基づいて第一プローブの電極と配線パターンと
の間隔を一定に制御しつつ、第一プローブの電極と配線
パターンとの間の静電容量を非接触で計測し、この静電
容量から配線パターンの断線または短絡を検査するもの
である。
【0009】非接触で第二プローブの電極と配線パター
ンとの間隔を計測し、この計測結果により第一プローブ
の電極と配線パターンとの間隔を一定に制御するので、
被検査対象のうねり等に起因して距離が変化することで
計測される静電容量に影響が及び、計測結果に誤差とし
て加わることを防止できる。このため、配線パターンの
断線または短絡を更に精度よく検査できる。また、非接
触で距離制御を行うため、配線パターンを損傷させるこ
とがない。
【0010】つぎの発明による配線パターン検査方法
は、被検査対象である配線パターンに対向する電極を有
するプローブを当該配線パターンに沿ってトレースし、
プローブの電極と配線パターンとの間の静電容量を非接
触で計測し、静電容量の変化量が、所定閾値以下の場
合、前記出力信号に基づいて配線パターンと電極との間
隔を計測し、この計測結果に基づいてプローブの電極と
配線パターンとの間隔を一定に制御し、所定閾値より大
きい場合、この出力信号に基づいて配線パターンの断線
または短絡を検査するものである。
【0011】通常は被検査対象のうねり等に起因した静
電容量の変動は比較的緩やかであり、断線や短絡に起因
した静電容量の変動は比較的急である。このため、静電
容量の変化量が所定閾値(実験等により決定)以下の場
合、配線パターンと電極と間隔が変化したものと判定し
て、当該間隔を一定に制御する。一方、静電容量の変化
量が所定閾値より大きい場合、断線または短絡が発生し
ていると判定する。このようにすれば、一つのプローブ
により前記間隔の制御および断線等の判定を行うことが
でき、検査精度をより向上できる。
【0012】つぎの発明による配線パターン検査方法
は、被検査対象である配線パターンに対向する電極を有
するプローブを当該配線パターンに沿ってトレースし、
プローブの電極と配線パターンとの間の静電容量を非接
触で計測して、その出力信号を所定周期で連続的に切り
換えて分岐出力し、一方で、この出力信号に基づいて配
線パターンと電極との間隔を計測し、この計測結果に基
づいてプローブの電極と配線パターンとの間隔を一定に
制御しつつ、他方で、この出力信号に基づいてプ配線パ
ターンの断線または短絡を検査するものである。
【0013】即ち、この発明では、一つのプローブによ
り間隔の制御と、断線または短絡の判定を行う。このた
め、プローブの出力信号を周期的に分岐出力し、一方で
出力信号に基づいて配線パターンと電極との間隔を制御
しつつ、他方で出力信号に基づいて断線または短絡を検
査する。
【0014】つぎの発明による配線パターン検査方法
は、被検査対象である配線パターンに対向する電極を有
する第一プローブを当該配線パターンに沿ってトレース
する一方、この第一プローブとともに、被検査対象であ
る配線パターンに対する間隔を静電容量以外の手段をも
って非接触で計測する第二プローブを配線パターンに沿
ってトレースし、第二プローブにより配線パターンとの
間隔を非接触で計測し、この計測結果に基づいて第一プ
ローブの電極と配線パターンとの間隔を一定に制御しつ
つ、第一プローブの電極と配線パターンとの間の静電容
量を非接触で計測し、この静電容量から配線パターンの
断線または短絡を検査するものである。
【0015】即ち、静電容量以外の手段(例えばレーザ
光等)を用いて配線パターンとの間隔を計測し、この計
測結果に基づいて第一プローブの電極と配線パターンと
の間隔を制御する。断線や短絡については、第一プロー
ブによる静電容量の計測により判定を行う。このように
すれば、第一プローブと第二プローブとが干渉すること
なく併用でき、より検査精度を向上できる。また、いず
れも非接触で計測を行うので、配線パターンを損傷する
ことがない。
【0016】つぎの発明による配線パターン検査装置
は、被検査対象である配線パターンに非接触で対向する
電極を有するプローブと、プローブの出力信号から電極
と配線パターンとの間の静電容量を計測する静電容量計
測手段と、配線パターンに沿って前記プローブを移動制
御する水平移動制御手段と、前記静電容量から配線パタ
ーンの断線または短絡を判定する判定手段とを備えたも
のである。
【0017】この発明では、プローブは水平移動制御手
段により配線パターンに沿って移動制御される。この
間、静電容量計測手段は、プローブに設けた電極とこれ
に対向する配線パターンとの間の静電容量を計測する。
判定手段は、配線パターンに断線や短絡が生じた場合
は、静電容量が変化するので、これを捉えて断線等を判
定する。このように、静電容量を用いて非接触で配線の
断線または短絡を検査すれば、配線に損傷を与えず、検
査精度を向上できる。
【0018】つぎの発明による配線パターン検査装置
は、被検査対象である配線パターンに非接触で対向する
電極を有する第一プローブおよび第二プローブと、第一
プローブおよび第二プローブの出力信号から電極と配線
パターンとの間の静電容量を計測する静電容量計測手段
と、第二プローブを配線パターンに対して垂直方向に移
動すると共に第二プローブの計測した静電容量に基づい
て配線パターンと電極との間隔を取得し、当該間隔が一
定になるように第一プローブを移動制御する垂直制御制
御手段と、第一プローブを配線パターンに沿って移動制
御する水平移動制御手段と、第一プローブの計測した静
電容量から配線パターンの断線または短絡を判定する判
定手段とを備えたものである。
【0019】即ち第二プローブにより配線パターンとの
間隔を計測し、被検査対象のうねり等に起因した間隔の
変動を取得し、これに基づき、当該間隔が一定になるよ
うに第一プローブを制御する。これにより、第一プロー
ブは間隔変動による誤差を解消した状態で断線等の判定
を行うことができ、検査精度をより向上できる。
【0020】つぎの発明による配線パターン検査装置
は、被検査対象である配線パターンに非接触で対向する
電極を有するプローブと、プローブを配線パターンに沿
って移動制御する水平移動制御手段と、プローブにより
計測した静電容量が所定閾値以下の場合、配線パターン
と電極との間隔が変化したと判定し、所定閾値より大き
い場合、断線または短絡が発生したと判定する判定手段
と、プローブを配線パターンに対して垂直方向に移動す
ると共に配線パターンと電極との間隔が変化したと判定
した場合、当該間隔が一定になるようにプローブを移動
制御する垂直移動制御手段とを備えたものである。
【0021】この発明では、判定手段がプローブにより
計測した静電容量が所定閾値以下の場合、配線パターン
と電極との間隔が変化したと判定し、垂直移動制御手段
により当該間隔が一定になるように制御を行う。一方、
静電容量の変化量が所定閾値より大きい場合、断線また
は短絡が発生していると判定する。このようにすれば、
一つのプローブにより前記間隔の制御および断線等の判
定を行うことができ、検査精度をより向上できる。
【0022】つぎの発明による配線パターン検査装置
は、被検査対象である配線パターンに非接触で対向する
電極を有するプローブと、プローブの出力信号を所定周
期で切り換えて分岐出力する切換手段と、プローブを配
線パターンに対して垂直方向に移動すると共に分岐出力
した一方の静電容量に基づいて配線パターンと電極との
間隔を取得し、当該間隔が一定になるようにプローブを
移動制御する垂直移動制御手段と、プローブを配線パタ
ーンに沿って移動制御する水平移動制御手段と、分岐出
力した他方の静電容量から配線パターンの断線または短
絡を判定する判定手段とを備えたものである。
【0023】即ち、プローブの出力信号を分岐出力し、
一つのプローブにより間隔の制御と、断線または短絡の
判定を行うと共に、垂直移動制御と断線等の判定とを同
時に行わないようにしたので、相互に干渉が起こらなく
なる。このため、検査精度を向上することができる。ま
た、一つのプローブで計測可能であるから、構成を簡略
化できる。
【0024】つぎの発明による配線パターン検査装置
は、被検査対象である配線パターンに非接触で対向する
電極を有する第一プローブと、被検査対象である配線パ
ターンとの間隔を静電容量以外の手段をもって非接触で
計測する第二プローブと、第一プローブの出力信号から
電極と配線パターンとの間の静電容量を計測する静電容
量計測手段と、第二プローブの出力信号から第一プロー
ブの電極と配線パターンとの間隔を計測する間隔計測手
段と、第二プローブを配線パターンに対して垂直方向に
移動すると共に第二プローブの計測結果に基づいて配線
パターンと電極との間隔が一定になるように第一プロー
ブを移動制御する垂直移動制御手段と、第一プローブを
配線パターンに沿って移動制御する水平移動制御手段
と、第一プローブの計測した静電容量から配線パターン
の断線または短絡を判定する判定手段とを備えたもので
ある。
【0025】この発明では、第二プローブに静電容量以
外の手段を採用して非接触で計測を行うようにしたの
で、第一プローブと干渉を起こさない。このため、検査
精度を向上できる。
【0026】つぎの発明による配線パターン検査装置
は、上記構成において、更に、前記水平移動制御手段ま
たは垂直移動制御手段は、ボールネジ等の直動送り手段
と、圧電素子により構成した微小送り手段との組み合わ
せから構成される。
【0027】微細な配線パターンの断線や短絡を確実に
検査するには、プローブが配線パターン上を正確にトレ
ースしている必要がある。一方、機械的な直動送り手段
では、その分解能に限界があるため、配線パターンの線
幅が小さくなると対応が困難になる。このため、微小送
りは圧電素子により行うことで分解能を高めれば、線幅
の小さい配線パターンにも対応できる。また、電極を配
線パターンに対向させることができるので、検査精度を
より高めることができる。垂直方向についても、分解能
が低いと誤差が計測時のノイズとなるが、圧電素子によ
り分解能を高めることにより、検査精度をより高くでき
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、この実施の形
態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、
或いは実質的に同一のものが含まれる。
【0029】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に係る検査装置を示す構成図である。この検査
装置100は、液晶パネルのTFTガラス基板51等の
配線パターン50に対向し、非接触で当該配線パターン
50の静電容量を検出する第一プローブ1および第二プ
ローブ2と、第一プローブ1を支持すると共にZ方向
(垂直方向)で微小位置決めを行うPZT等からなる圧
電素子3と、この圧電素子3を保持する移動部材4と、
移動部材4に取り付けた位置検出器5と、移動部材4を
配線パターン50と平行方向に微小位置決めする圧電素
子6と、この圧電素子6をナット7に固定したボールネ
ジ8と、ボールネジ8のネジ9に回転軸を連結したモー
タ10とを備えている。なお、移動部材4はXYテーブ
ル構造のようにXY方向(水平方向)に移動可能であ
り、図示しないがY軸方向に移動するためのボールネジ
および圧電素子(構造は上記X軸方向の移動用のものと
同じである)を更に有する。
【0030】また、第一プローブ1の出力信号から静電
容量を計測する静電容量計測部11と、計測した静電容
量から配線パターン50の断線または短絡の有無を判定
する判定部12と、判定部12における断線等の条件を
格納する判定条件格納部13と、判定結果を表示する表
示部14と、モータ10および圧電素子2,6を駆動制
御する制御部15(静電容量計測機能を含む)と、検査
手順等の命令を出すコントローラー16とを備えてい
る。
【0031】圧電素子2,6には、グリーンシート法等
により製造される積層型の圧電素子を用いるのが好まし
い。当該積層型の圧電素子は、印加電圧に対して数μm
レベルで調整でき、応答力・発生力が極めて大きいた
め、フィードバック制御における安定性を高くできる。
【0032】第一および第二プローブ1,2の先端に
は、配線パターン50に対向するように電極1a、2a
が設けられている。なお、同図では移動部材4をブロッ
ク構造のように記載したが、アーム構造等の被検査対象
に応じた形状を適宜採用できる。前記第一プローブ1
は、断線を判定するためのものであり、第二プローブ2
は、第一プローブ1と配線パターン50との間隔を所定
範囲に維持するための位置決め用のものである。第二プ
ローブ2の出力信号は制御部15に送られる。制御部
は、出力信号から静電容量を計測し、その結果に基づい
て圧電素子3に所定の電圧を印加し、第一プローブ1と
配線パターン50との間隔を一定に保つようにフィード
バック制御する。
【0033】第二プローブ2の先端の電極2aと配線パ
ターン50との間の静電容量Cと、距離dとの関係は、
次式(1)で表される。 C=ε・ε・s/d …(1) εは真空の誘電率、εは空気の比誘電率、sは電極の
面積である。
【0034】(1)式から判るように、静電容量Cによ
り距離dが変化するから、計測した静電容量Cに基いて
距離dを求め、当該距離dが一定になるように第一プロ
ーブ1の圧電素子3を制御することで、第一プローブ1
の先端の電極1aと配線パターン50との間隔を一定に
保つことができる。なお、Z軸方向にも、モータおよび
ボールネジからなる位置決め装置を設けても良い(図示
省略)。
【0035】コントローラー16は、図示しない記憶装
置に配線パターン50のパターン形状データを格納して
おり、この配線パターン50のパターン形状に沿って第
一プローブ1をトレースするように、制御部15に命令
する。第一プローブ1は、当該命令に従って配線パター
ン50上を移動し、その過程で静電容量の変化を計測
し、断線や短絡を非接触で検査する。
【0036】第一プローブ1の電極1aと配線パターン
50との間の静電容量Cと、電極面積sとの関係は、次
式(2)で表される。 s=C・d/ε・ε …(2) εは真空の誘電率、εは空気の比誘電率、dは電極と
配線パターンとの距離である。距離dは、上記のように
一定に制御される。
【0037】具体的には、配線パターン50に断線が生
じた場合、当該配線パターン50の面積が電極1aに比
べて小さくなるから、これと共に検出される静電容量も
小さくなる。また、配線パターン50が短絡している場
合は、検出される静電容量が大きくなる。これらの判断
は、判定部12により行われるが、静電容量の変化は配
線パターン50の形成精度に影響されるので、断線や短
絡と判断する静電容量の変化量を閾値して設定し、これ
らの条件を判定条件格納部13に格納しておく。
【0038】なお、第一プローブ1は、TFTガラス基
板51上に形成される初期位置マークを基準にしてトレ
ースを行う。図2は、初期位置設定の方法を示す説明図
である。TFTガラス基板51上の任意位置には、XY
軸方向の基準となるマーク53x、53yが形成され
る。各マーク53x、53yは、2本の金属性の矩形パ
ターンで形成される。第一プローブ1によりこれらマー
ク53x、53yの静電容量を検出すると、同図に示す
ように、2つの出力信号が取得される。制御部15は、
この2つの出力信号のピーク値(54)からこれらの中
間位置55を演算し、初期位置として決定する。これを
XY軸方向で行うことにより、初期位置56を決定でき
る。このように、TFTガラス基板51に直接初期位置の
マーク53を設けることで、検査用のテーブル等(図示
省略)に対するTFTガラス基板51の位置決め精度を緩
和できる。このため、検査工程を簡単にできる。また、
配線パターンのトレース精度が向上するので、検査精度
をより向上できる。なお、マーク53x、53yは、T
FTガラス基板51に形成されている配線パターン50
を利用しても良い。
【0039】移動部材4のボールネジ8による位置決め
精度は、バックラッシュ、ピッチング、ヨーイング、水
平または垂直真直度等の影響を受け、位置検出器5とし
てリニアスケールを用いてクローズド制御を行っても、
100nm程度が限界である。このため、この検査装置
100では、X軸およびY軸の制御において、圧電素子
6により当該位置決めを補完する。具体的には、コント
ローラー16からの命令により制御部15がモータ10
を制御し、ボールネジ送りにより例えば10μm程度の
分解能で位置決めを行う。そして、位置検出器5の出力
信号に基づいて制御部15が圧電素子6を移動制御し、
数nm程度の分解能で詳細な位置決めを行う。このよう
にすれば、幅細の配線パターン50であっても、確実な
トレースが可能になり、配線パターン50の断線や短絡
を検査することができる。また、高い分解能で配線パタ
ーン50に電極1aを正確に対向させられるので、検査
精度をより向上できる。
【0040】なお、図示しないが、第二プローブ2とし
て光学式距離センサを用いても良い。光源としては、半
導体レーザやLED等を用いることができる。半導体レ
ーザを用いる場合、レーザ光をTFTガラス基板51や
CFガラス基板に照射し、この反射光を受光素子により
受光する。なお、受光される反射光は、被計測対象が透
明電極であるため、全反射角を持ってレーザ光を照射す
るようにするが好ましい。反射光は、被計測対象が変位
することで受光素子における受光位置が変化する。受光
素子は当該変化に応じた信号を出力し、制御部15に送
る。制御部15では、圧電素子3に駆動電圧を印加し、
配線パターン50と第一プローブ1の電極1aとの間隔
dが一定になるように制御する。
【0041】このように、静電容量以外の方法により距
離制御を行うようにすれば、第一プローブ1による静電
容量の計測と干渉しない。具体的には、配線パターン5
0の断線の存在によりその断線付近の静電容量が変化
し、この変化を距離変化と誤って認識して距離制御する
ような状態を回避できる。
【0042】以上、この検査装置100によれば、非接
触で配線パターン50の断線や短絡を検査できるので、
配線パターン50を損傷させず、且つ検査精度を向上で
きる。なお、この検査装置100は、液晶パネルのみな
らず、一般的な回路基板の配線パターン等の断線検査に
も適用できる。
【0043】(実施の形態2)図3は、この発明の実施
の形態2に係る検査装置を示す構成図である。この検査
装置200は、一つのプローブ201により検査および
距離制御を行う点に特徴がある。この他の構成は、上記
実施の形態1の検査装置100と略同一であるので、そ
の説明を省略する。プローブ201は、コントローラー
16からの命令に基づいて配線パターン50をトレース
し、プローブ201の電極201aに対向する配線パタ
ーン50の静電容量を計測している。このプローブ20
1の出力信号は静電容量計測部11にて監視されてお
り、判定部202では、配線パターン50の断線或いは
短絡が原因により静電容量が変化しているのか、配線パ
ターン50と電極201aとの距離dが変化して静電容
量が変化しているのかを判断する。
【0044】図4は、プローブの位置と検出される静電
容量との関係を示すグラフ図である。一般的に、電極2
01aと配線パターン50との間隔dは緩やかに変化す
る傾向があり、一方、断線或いは短絡の場合は(例えば
図中断線203)、配線面積が比較的急に変化する傾向
にある。このため、電極201aと配線パターン50と
の間隔dが変化すると検出される静電容量も基準静電容
量Crに対して緩やかに変化するので、プローブ201
の出力信号の変化量は小さくなる(図中区間A)。一
方、配線パターン50に断線や短絡が発生した場合は、
配線面積が比較的急に変化するので、プローブ201の
出力信号も急に変化する(図中区間B)。
【0045】判定部202は、出力信号を微分して変化
量が所定閾値より大きくなった時点で配線パターン50
に断線や短絡が発生していると判定する。一方、プロー
ブ201の出力信号が所定閾値以下の場合には、断線等
は発生しておらず、電極201aと配線パターン50と
の間隔dが変化したものと判定して、出力信号を制御部
15に分岐して出力する。制御部15は、当該出力信号
に基づいて圧電素子3を駆動制御し、電極201aと配
線パターン50との間隔dを一定に制御する。断線等の
判定基準となる閾値は、その配線パターン50における
静電容量の変化を予め計測して決定し、判定条件格納部
13に格納しておく。
【0046】以上の検査装置200によれば、一つのプ
ローブ201により断線等の検査を非接触で行うことが
可能である。また、一つのプローブ201で計測するの
で、装置の構成が簡略化される。
【0047】また、図5は、実施の形態2に係る検査装
置の変形例を示す構成図である。この検査装置250
は、切換部204によりプローブ201の出力信号を所
定周期(例えば50Hz)で切り換え、制御部15およ
び静電容量計測部11に交互に分岐して出力する。制御
部15は、プローブ201の出力信号に基づいて上記同
様に圧電素子6の制御を行う。一方、判定部12は、プ
ローブ201の出力信号に基づいて配線パターン50の
断線または短絡の判定を行う。係る構成の検査装置25
0であっても、一つのプローブ201により非接触で位
置制御および断線等の判定を行える。また、同時に同じ
プローブからの出力信号に基づいて制御を行わないの
で、相互の干渉を防止できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の配線パ
ターン検査方法では、被検査対象である配線パターンに
対向する電極を有するプローブを当該配線パターンに沿
ってトレースし、電極と配線パターンとの間の静電容量
を非接触で計測し、この静電容量から配線パターンの断
線または短絡を検査するので、配線に損傷を与えること
なく、検査精度を向上できる。
【0049】また、この発明の配線パターン検査方法で
は、被検査対象である配線パターンに対向する電極を有
する第一プローブを当該配線パターンに沿ってトレース
する一方、この第一プローブとともに、被検査対象であ
る配線パターンに対向する電極を有する第二プローブを
配線パターンに沿ってトレースし、第二プローブにより
配線パターンと電極との間隔を非接触で計測し、この計
測結果に基づいて第一プローブの電極と配線パターンと
の間隔を一定に制御しつつ、第一プローブの電極と配線
パターンとの間の静電容量を非接触で計測し、この静電
容量から配線パターンの断線または短絡を検査するの
で、配線パターンの断線や短絡を精度よく検査でき、且
つ配線パターンの損傷を防止できる。
【0050】また、この発明の配線パターン検査方法で
は、被検査対象である配線パターンに対向する電極を有
するプローブを当該配線パターンに沿ってトレースし、
プローブの電極と配線パターンとの間の静電容量を非接
触で計測して、その出力信号が、静電容量の変化量を基
準として、所定閾値以下の場合、前記出力信号に基づい
て配線パターンと電極との間隔を計測し、この計測結果
に基づいてプローブの電極と配線パターンとの間隔を一
定に制御し、所定閾値より大きい場合、この出力信号に
基づいて配線パターンの断線または短絡を検査するの
で、一つのプローブにより前記間隔の制御および断線等
の判定を行うことができ、検査精度をより向上できる。
また、前記間隔を制御するためのプローブが不要である
ため、装置構成を簡単にできる。
【0051】また、この発明の配線パターン検査方法で
は、プローブの電極と配線パターンとの間の静電容量を
非接触で計測し、その出力信号を所定周期で連続的に切
り換えて分岐出力し、一方で、この出力信号に基づいて
配線パターンと電極との間隔を計測し、この計測結果に
基づいてプローブの電極と配線パターンとの間隔を一定
に制御しつつ、他方で、この出力信号に基づいてプ配線
パターンの断線または短絡を検査するので、一つのプロ
ーブにより電極と配線パターンとの間隔を一定に制御し
つつ、当該配線パターンの断線や短絡を精度よく検査で
きる。また、非接触であるため、配線パターンを損傷さ
せることがない。
【0052】また、この発明の配線パターン検査方法で
は、第一プローブとともに、被検査対象である配線パタ
ーンに対する間隔を静電容量以外の手段をもって非接触
で計測する第二プローブを配線パターンに沿ってトレー
スし、第二プローブにより配線パターンとの間隔を非接
触で計測し、この計測結果に基づいて第一プローブの電
極と配線パターンとの間隔を一定に制御しつつ、第一プ
ローブの電極と配線パターンとの間の静電容量を非接触
で計測し、この静電容量から配線パターンの断線または
短絡を検査するので、検査精度を向上でき、且つ配線パ
ターンを損傷することがない。
【0053】また、この発明の配線パターン検査装置で
は、被検査対象である配線パターンに非接触で対向する
電極を有するプローブと、プローブの出力信号から電極
と配線パターンとの間の静電容量を計測する静電容量計
測手段と、配線パターンに沿って前記プローブを移動制
御する水平移動制御手段と、前記静電容量から配線パタ
ーンの断線または短絡を判定する判定手段とを備えたの
で、配線に損傷を与えず、検査精度を向上できる。
【0054】また、この発明の配線パターン検査装置で
は、被検査対象である配線パターンに非接触で対向する
電極を有する第一プローブおよび第二プローブと、第一
プローブおよび第二プローブの出力信号から電極と配線
パターンとの間の静電容量を計測する静電容量計測手段
と、第二プローブを配線パターンに対して垂直方向に移
動すると共に第二プローブの計測した静電容量に基づい
て配線パターンと電極との間隔を取得し、当該間隔が一
定になるように第一プローブを移動制御する垂直制御制
御手段と、第一プローブを配線パターンに沿って移動制
御する水平移動制御手段と、第一プローブの計測した静
電容量から配線パターンの断線または短絡を判定する判
定手段とを備えたので、検査精度を向上し、配線パター
ンの損傷を防止できる。
【0055】また、この発明の配線パターン検査装置で
は、被検査対象である配線パターンに非接触で対向する
電極を有するプローブと、プローブを配線パターンに沿
って移動制御する水平移動制御手段と、プローブにより
計測した静電容量が所定閾値以下の場合、配線パターン
と電極との間隔が変化したと判定し、所定閾値より大き
い場合、断線または短絡が発生したと判定する判定手段
と、プローブを配線パターンに対して垂直方向に移動す
ると共に配線パターンと電極との間隔が変化したと判定
した場合、当該間隔が一定になるようにプローブを移動
制御する垂直移動制御手段とを備えたので、一つのプロ
ーブにより前記間隔の制御および断線等の判定を行うこ
とができ、検査精度をより向上できる。
【0056】また、この発明の配線パターン検査装置で
は、被検査対象である配線パターンに非接触で対向する
電極を有するプローブと、プローブの出力信号を所定周
期で切り換えて分岐出力する切換手段と、プローブを配
線パターンに対して垂直方向に移動すると共に分岐出力
した一方の静電容量に基づいて配線パターンと電極との
間隔を取得し、当該間隔が一定になるようにプローブを
移動制御する垂直移動制御手段と、プローブを配線パタ
ーンに沿って移動制御する水平移動制御手段と、分岐出
力した他方の静電容量から配線パターンの断線または短
絡を判定する判定手段とを備えたので、相互干渉を防止
し、より検査精度を高めることができる。また、一つの
プローブで計測できるので、構成が簡略化される。
【0057】また、この発明の配線パターン検査装置で
は、被検査対象である配線パターンに非接触で対向する
電極を有する第一プローブと、 被検査対象である配線
パターンとの間隔を静電容量以外の手段をもって非接触
で計測する第二プローブと、第一プローブの出力信号か
ら電極と配線パターンとの間の静電容量を計測する静電
容量計測手段と、第二プローブの出力信号から第一プロ
ーブの電極と配線パターンとの間隔を計測する間隔計測
手段と、第二プローブを配線パターンに対して垂直方向
に移動すると共に第二プローブの計測結果に基づいて配
線パターンと電極との間隔が一定になるように第一プロ
ーブを移動制御する垂直制御制御手段と、第一プローブ
を配線パターンに沿って移動制御する水平移動制御手段
と、第一プローブの計測した静電容量から配線パターン
の断線または短絡を判定する判定手段とを備えたので、
第一プローブと第二プローブとが干渉を起こさないの
で、検査精度を向上できる。
【0058】また、この発明の配線パターン検査装置
は、水平移動制御手段または垂直移動制御手段は、ボー
ルネジ等の直動送り手段と、圧電素子により構成した微
小送り手段との組み合わせから構成されるので、検査精
度をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る検査装置を示す
構成図である。
【図2】初期位置設定の方法を示す説明図である。
【図3】この発明の実施の形態2に係る検査装置を示す
構成図である。
【図4】プローブの位置と検出される静電容量との関係
を示すグラフ図である。
【図5】この発明の実施の形態2に係る検査装置の変形
例を示す構成図である。
【図6】従来の検査装置の一例を示す構成図である。
【符号の説明】 100 検査装置 50 配線パターン 1 第一プローブ 2 第二プローブ 3 圧電素子 4 移動部材 5 位置検出器 6 圧電素子 8 ボールネジ 10 モータ 11 静電容量計測部 12 判定部 13 判定条件格納部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査対象である配線パターンに対向す
    る電極を有するプローブを当該配線パターンに沿ってト
    レースし、電極と配線パターンとの間の静電容量を非接
    触で計測し、この静電容量から配線パターンの断線また
    は短絡を検査する配線パターン検査方法。
  2. 【請求項2】 被検査対象である配線パターンに対向す
    る電極を有する第一プローブを当該配線パターンに沿っ
    てトレースする一方、この第一プローブとともに、被検
    査対象である配線パターンに対向する電極を有する第二
    プローブを配線パターンに沿ってトレースし、 第二プローブにより配線パターンと電極との間隔を非接
    触で計測し、この計測結果に基づいて第一プローブの電
    極と配線パターンとの間隔を一定に制御しつつ、第一プ
    ローブの電極と配線パターンとの間の静電容量を非接触
    で計測し、この静電容量から配線パターンの断線または
    短絡を検査する配線パターン検査方法。
  3. 【請求項3】 被検査対象である配線パターンに対向す
    る電極を有するプローブを当該配線パターンに沿ってト
    レースし、 プローブの電極と配線パターンとの間の静電容量を非接
    触で計測し、静電容量の変化量が、 所定閾値以下の場合、前記出力信号に基づいて配線パタ
    ーンと電極との間隔を計測し、この計測結果に基づいて
    プローブの電極と配線パターンとの間隔を一定に制御
    し、 所定閾値より大きい場合、この出力信号に基づいて配線
    パターンの断線または短絡を検査する配線パターン検査
    方法。
  4. 【請求項4】 被検査対象である配線パターンに対向す
    る電極を有するプローブを当該配線パターンに沿ってト
    レースし、 プローブの電極と配線パターンとの間の静電容量を非接
    触で計測して、その出力信号を所定周期で連続的に切り
    換えて分岐出力し、一方で、この出力信号に基づいて配
    線パターンと電極との間隔を計測し、この計測結果に基
    づいてプローブの電極と配線パターンとの間隔を一定に
    制御しつつ、他方で、この出力信号に基づいてプ配線パ
    ターンの断線または短絡を検査する配線パターン検査方
    法。
  5. 【請求項5】 被検査対象である配線パターンに対向す
    る電極を有する第一プローブを当該配線パターンに沿っ
    てトレースする一方、この第一プローブとともに、被検
    査対象である配線パターンに対する間隔を静電容量以外
    の手段をもって非接触で計測する第二プローブを配線パ
    ターンに沿ってトレースし、 第二プローブにより配線パターンとの間隔を非接触で計
    測し、この計測結果に基づいて第一プローブの電極と配
    線パターンとの間隔を一定に制御しつつ、第一プローブ
    の電極と配線パターンとの間の静電容量を非接触で計測
    し、この静電容量から配線パターンの断線または短絡を
    検査する配線パターン検査方法。
  6. 【請求項6】 被検査対象である配線パターンに非接触
    で対向する電極を有するプローブと、 プローブの出力信号から電極と配線パターンとの間の静
    電容量を計測する静電容量計測手段と、 配線パターンに沿って前記プローブを移動制御する水平
    移動制御手段と、 前記静電容量から配線パターンの断線または短絡を判定
    する判定手段と、を備えた配線パターン検査装置。
  7. 【請求項7】 被検査対象である配線パターンに非接触
    で対向する電極を有する第一プローブおよび第二プロー
    ブと、 第一プローブおよび第二プローブの出力信号から電極と
    配線パターンとの間の静電容量を計測する静電容量計測
    手段と、 第二プローブを配線パターンに対して垂直方向に移動す
    ると共に第二プローブの計測した静電容量に基づいて配
    線パターンと電極との間隔を取得し、当該間隔が一定に
    なるように第一プローブを移動制御する垂直制御制御手
    段と、 第一プローブを配線パターンに沿って移動制御する水平
    移動制御手段と、 第一プローブの計測した静電容量から配線パターンの断
    線または短絡を判定する判定手段と、を備えた配線パタ
    ーン検査装置。
  8. 【請求項8】 被検査対象である配線パターンに非接触
    で対向する電極を有するプローブと、 プローブを配線パターンに沿って移動制御する水平移動
    制御手段と、 プローブにより計測した静電容量が所定閾値以下の場
    合、配線パターンと電極との間隔が変化したと判定し、
    所定閾値より大きい場合、断線または短絡が発生したと
    判定する判定手段と、 プローブを配線パターンに対して垂直方向に移動すると
    共に配線パターンと電極との間隔が変化したと判定した
    場合、当該間隔が一定になるようにプローブを移動制御
    する垂直移動制御手段と、 を備えた配線パターン検査装置。
  9. 【請求項9】 被検査対象である配線パターンに非接触
    で対向する電極を有するプローブと、 プローブの出力信号を所定周期で切り換えて分岐出力す
    る切換手段と、 プローブを配線パターンに対して垂直方向に移動すると
    共に分岐出力した一方の静電容量に基づいて配線パター
    ンと電極との間隔を取得し、当該間隔が一定になるよう
    にプローブを移動制御する垂直移動制御手段と、 プローブを配線パターンに沿って移動制御する水平移動
    制御手段と、 分岐出力した他方の静電容量から配線パターンの断線ま
    たは短絡を判定する判定手段と、を備えた配線パターン
    検査装置。
  10. 【請求項10】 被検査対象である配線パターンに非接
    触で対向する電極を有する第一プローブと、 被検査対象である配線パターンとの間隔を静電容量以外
    の手段をもって非接触で計測する第二プローブと、 第一プローブの出力信号から電極と配線パターンとの間
    の静電容量を計測する静電容量計測手段と、 第二プローブの出力信号から第一プローブの電極と配線
    パターンとの間隔を計測する間隔計測手段と、 第二プローブを配線パターンに対して垂直方向に移動す
    ると共に第二プローブの計測結果に基づいて配線パター
    ンと電極との間隔が一定になるように第一プローブを移
    動制御する垂直移動制御手段と、 第一プローブを配線パターンに沿って移動制御する水平
    移動制御手段と、 第一プローブの計測した静電容量から配線パターンの断
    線または短絡を判定する判定手段と、を備えた配線パタ
    ーン検査装置。
  11. 【請求項11】 更に、前記水平移動制御手段または垂
    直移動制御手段は、ボールネジ等の直動送り手段と、圧
    電素子により構成した微小送り手段との組み合わせから
    構成される請求項6〜10のいずれか一つに記載の配線
    パターン検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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