JP2009115711A - 基板処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板表面付近の大気が不安定な雰囲気である場合であっても、精度よく異物の検出を行うことができる基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板を保持するステージと、ステージに載置されたに塗布液を塗布する塗布ユニットと、発光部と受光部とを有し受光部における受光変化量から異物を検出する異物検出手段と、この異物検出手段とは別に、発光部と受光部とを有し受光部における受光変化量から前記異物検出手段の受光変化量の基準となる基準変化量を計測する基準変化量計測手段とが備えられており、前記異物検出手段の受光変化量と前記基準変化量計測手段の基準変化量との差分から異物の有無を判断するように構成する。
【選択図】図3
【解決手段】基板を保持するステージと、ステージに載置されたに塗布液を塗布する塗布ユニットと、発光部と受光部とを有し受光部における受光変化量から異物を検出する異物検出手段と、この異物検出手段とは別に、発光部と受光部とを有し受光部における受光変化量から前記異物検出手段の受光変化量の基準となる基準変化量を計測する基準変化量計測手段とが備えられており、前記異物検出手段の受光変化量と前記基準変化量計測手段の基準変化量との差分から異物の有無を判断するように構成する。
【選択図】図3
Description
本発明は、基板上に塗布液を塗布する塗布装置等の基板処理装置に関するものである。
液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイには、ガラス基板上にレジスト液が塗布されたもの(塗布基板と称す)が使用されている。この塗布基板は、レジスト液を均一に塗布する塗布装置(基板処理装置)によって形成されている。すなわち、塗布装置は、ガラス基板を載置するステージと、レジスト液を吐出する口金及びこの口金をステージ上に支持する支持部材(基板処理ユニット)を有しており、口金のスリットノズルからレジスト液を吐出させながら、支持部材とガラス基板とを相対的に移動させることにより、所定厚さのレジスト液膜が形成されたガラス基板(塗布基板)が形成されるようになっている。
このような塗布装置は、口金のスリットノズルとガラス基板との隙間が数十〜百数十μmに設定して塗布動作が行われる。そのため、ガラス基板上あるいはガラス基板とステージとの間に異物が存在する場合には、スリットノズルとガラス基板との間における異物の噛み込みの発生や、スリットノズルが異物を介してガラス基板と接触することにより、スリットノズル及びガラス基板を損傷させる虞がある。このような事態を避けるため、塗布装置には、下記特許文献1に示すように、ステージ上の異物を検知する異物検知手段が設けられている。
具体的には、異物検知手段は、レーザ発光部とレーザ受光部とを有しており、前記支持部材の微小高さ位置にそれぞれ対面するように取り付けられている。そして、レーザ発光部からレーザ光が照射されると、レーザ受光部で受光できるようになっており、基板上に異物が存在する場合には、このレーザ光が異物で遮光されることにより受光部におけるレーザ光が減光されるため、この減光による受光変化量を検出することにより異物の検出が行えるようになっている。そして、異物が検出された場合には、支持部材の移動を停止させることにより、スリットノズルやガラス基板が損傷するのを回避できるようになっている。
ここで、塗布装置に供給される前工程では、基板に対して異物除去を目的とした洗浄及び乾燥が行われる。この乾燥後の基板は完全に冷却されていない場合には、基板表面から僅かに離れた位置において大気が微妙に対流するために不安定な雰囲気(揺らぎ)になる。
また、塗布装置の上方には、塗布装置に高性能フィルターで濾過した清浄空気を吹き付けることにより、大気中の異物(パーティクル)が塗布装置に付着することを防止できるようになっている。したがって、基板が塗布装置のステージにセットされると、基板表面がこれらの影響を受けることにより、基板表面上の大気が揺らぐことになる。そのため、基板表面付近に照射されるレーザ光は、その揺らぎの影響を受け、受光部における受光量が変化する場合がある。そして、受光量の変化(検出信号等)が一定レベルを超えた場合には、基板上に異物が存在しない場合であっても、誤って異物を検出してしまうという問題がある。すなわち、この揺らぎが発生している状態では、検出精度が低下し、異物の径が小さいほど微小な検出信号の差異を検出する必要があるため、その影響は大きくなる傾向があった。
また、塗布装置の上方には、塗布装置に高性能フィルターで濾過した清浄空気を吹き付けることにより、大気中の異物(パーティクル)が塗布装置に付着することを防止できるようになっている。したがって、基板が塗布装置のステージにセットされると、基板表面がこれらの影響を受けることにより、基板表面上の大気が揺らぐことになる。そのため、基板表面付近に照射されるレーザ光は、その揺らぎの影響を受け、受光部における受光量が変化する場合がある。そして、受光量の変化(検出信号等)が一定レベルを超えた場合には、基板上に異物が存在しない場合であっても、誤って異物を検出してしまうという問題がある。すなわち、この揺らぎが発生している状態では、検出精度が低下し、異物の径が小さいほど微小な検出信号の差異を検出する必要があるため、その影響は大きくなる傾向があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、基板表面付近の大気が不安定な雰囲気である場合であっても、精度よく異物の検出を行うことができる基板処理装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明の基板処理装置は、基板を保持するステージと、前記ステージに載置された基板に対し特定方向に相対的に移動しつつ基板に対して所定の処理を行う基板処理ユニットと、前記基板処理ユニットの移動方向と交差する方向に光を照射する発光部とこの発光部から照射された光を受光する受光部とを有し、受光部における受光変化量から異物を検出する異物検出手段と、前記基板処理ユニットの移動方向と交差する方向に光を照射する発光部とこの発光部から照射された光を受光する基準受光部とを有し、この基準受光部における受光変化量から前記異物検出手段の受光変化量の基準となる基準変化量を計測する基準変化量計測手段と、を備えていることを特徴としている。
上記基板処理装置によれば、基板上の異物の検出を行う異物検出手段とは別に、異物検出手段の検出雰囲気における受光の変化量を計測する基準変化量計測手段を備えているため、異物検出手段が大気の揺らぎの影響を受けた場合であっても精度よく異物を検出することができる。すなわち、異物検出手段の発光部から照射された光は、大気の揺らぎの影響を受けて受光部にて受光される。また、その一方で、基準変化量計測手段の発光部から照射された光も同様に、大気の揺らぎの影響を受けて受光部にて受光される。したがって、基準変化量計測手段による受光変化量を基準として、異物検出手段の受光変化量を補正することにより、揺らぎの影響を除去した受光変化量を得ることができる。そして、この補正後の受光量変化に基づいて異物の有無を判断することにより、大気に揺らぎが発生している場合であっても、精度よく異物の存在を検出することができる。
具体的には、前記異物検出手段と基準変化量計測手段とが、前記基板処理ユニットに設けられている構成とすることができる。
この構成によれば、前記基板処理ユニットとステージとが相対的に移動することにより、一組の異物検出手段と基準変化量計測手段とがステージ上を走査することができる。これにより、ステージの全面に対して、大気の揺らぎの影響を回避して精度よく異物の存在を検出することができる。
また、前記異物検出手段と基準変化量計測手段とが前記ステージに設けられており、前記異物検出手段及び基準変化量計測手段における発光部及び受光部は、前記基板処理ユニットの移動方向にそれぞれ複数配列されている構成としてもよい。
この構成によれば、異物の存在を一度に検出することができる。したがって、異物検出手段と基準変化量計測手段とをステージ上を走査させる場合に比べて異物を検出するのに必要な時間を短縮することができる。
そして、前記異物検出手段と基準変化量計測手段とは、互いに隣接して設けられており、前記異物検出手段の発光部は、その照射領域が前記基準変化量計測手段の受光領域から外れる位置に配置されるとともに、前記基準変化量計測手段の発光部は、その照射領域が前記異物検出手段の受光領域から外れる位置に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、前記異物検出手段及び基準変化量計測手段の受光部が、それぞれ相手方の発光部からの光を受光することが抑えられるため、相手方の発光部に影響されることなく異物検出手段の受光変化量及び、基準変化量計測手段の基準変化量を精度よく計測することができる。
また、前記異物検出手段の発光部と基準変化量計測手段の発光部とが、基板処理ユニットの移動方向と直交する方向において、それぞれステージを挟んで反対側に取り付けられることにより、前記異物検出手段の発光部と基準変化量計測手段の発光部の光がステージを挟んで互いに逆向きに照射されるように構成されていることが好ましい。
この構成によれば、それぞれの発光部の光が互いに対向する方向に照射されるため、それぞれの受光部において、相手側の発光部の光の影響を受けずに受光することができる。
また、前記異物検出手段及び基準変化量計測手段の少なくとも一方の特定の受光部には、この特定の受光部に対応する発光部から発光された光が通過するスリットを有する遮光部が設けられており、このスリットが形成された領域が前記特定の受光部の受光領域に設定されていてもよい。
そして、前記基板処理装置は、制御装置をさらに備えており、この制御装置により、前記異物検出手段の受光変化量と前記基準変化量計測手段の基準変化量との差分から異物の有無が判断されるように構成されている。
本発明の基板処理装置によれば、基板表面付近の大気が不安定な雰囲気である場合であっても、精度よく異物の検出を行うことができる。
本発明に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における塗布装置(基板処理装置)を概略的に示す上面図であり、図2は、その側面図、図3はその正面図である。
図1〜図3に示すように、塗布装置は、基板10上に薬液やレジスト液等の液状物(以下、塗布液と称す)の塗布膜を形成するものであり、基台2と、基台2上に載置されるステージ21と、このステージ21に対し特定方向(図1において左右方向)に移動可能に構成される塗布ユニット30(本発明の基板処理ユニット)とを備えている。
なお、以下の説明では、塗布ユニット30が移動する方向をX軸方向、これと水平面上で直交する方向をY軸方向、X軸およびY軸方向の双方に直交する方向をZ軸方向として説明を進めることとする。
前記基台2には、その中央部分にステージ21が配置されている。そして、このステージ21に対してX軸方向端部(図1、図2の位置P)には、後述する塗布ユニット30が配置されている。この本実施形態では、この位置Pが塗布ユニット30の初期位置Pとなっている。この初期位置Pは、塗布ユニット30のX軸方向における移動原点位置であり、図1、図2において、右端側が塗布ユニット30の初期位置Pとなっている。
前記ステージ21は、搬入された基板10をその表面に載置して保持するものである。このステージ21には、その表面に開口する複数の吸引孔が形成されており、これらの吸引孔と真空ポンプ81(図6参照)とが連通して接続されている。そして、ステージ21の表面に基板10が載置された状態で真空ポンプ81を作動させることにより、吸引孔に吸引力が発生し基板10がステージ21の表面側に吸引されて吸着保持されるようになっている。また、ステージ21には、基板10を昇降動作させる基板昇降機構が設けられている。すなわち、ステージ21の表面には複数のピン孔が形成されており、このピン孔にはZ軸方向に昇降動作可能なリフトピンが埋設されている。そして、ステージ21の表面に基板10を載置した状態でリフトピンを上昇させることにより、リフトピンの先端部分が基板10に当接し、複数のリフトピンの先端部分で基板10を所定の高さ位置に保持できるようになっている。これにより、基板10との接触部分を極力抑えて保持することができ、基板10を損傷させることなくスムーズに交換できるようになっている。
前記塗布ユニット30は、ステージ21に載置された基板10上をX軸方向に走行するように構成されている。
前記塗布ユニット30は、塗布液を塗布することにより基板10上に塗布膜を形成するものであり、ステージ21に載置された基板10上を特定方向(X軸方向)に走行するように構成されている。この塗布ユニット30は、図3,図4に示すように、基台2と連結される支持部31とY軸方向に延びるビーム部32とを有する門型形状を有しており、基台2上のステージ21をY軸方向に跨いだ状態で走行可能に取り付けられている。
具体的には、基台2のY軸方向両端部分にはそれぞれステージ21に沿ってX軸方向に延びるレール22が設置されており、支持部31がこのレール22にスライド自在に取り付けられている。そして、支持部31にはリニアモータ33が取り付けられており、このリニアモータ33を駆動制御することにより、塗布ユニット30がX軸方向に移動し、任意の位置で停止できるようになっている。そして、本実施形態では、支持部31に位置検出器(不図示)が取り付けられており、この位置検出器により塗布ユニット30の位置が検出できるようになっている。これにより、塗布ユニット30がその初期位置P(図1において右端位置)からX軸方向−側に移動し、基板10上への塗布動作が完了する位置、すなわち塗布動作終了位置よりもさらにX軸方向−側に位置する移動終了位置まで移動及び停止できるようになっている。なお、この移動終了位置とは、塗布ユニット30がX軸方向において移動できる限界位置である。
塗布ユニット30の支持部31には、塗布液を塗布する口金部34が取り付けられている。具体的には、この支持部31にはZ軸方向に延びるレール37と、このレール37に沿ってスライドするスライダ35が設けられており、これらのスライダ35と口金部34とが連結されている。そして、スライダ35にはサーボモータ36(図6参照)により駆動されるボールねじ機構が取り付けられており、このサーボモータ36を駆動制御することにより、スライダ35がZ軸方向に移動するとともに、任意の位置で停止できるようになっている。すなわち、口金部34が、ステージ21に保持された基板10に対して昇降動作可能に支持されている。
口金部34は、塗布液を塗布することにより基板10上に塗布膜を形成するものである。この口金部34は、一方向に延びる形状を有する柱状部材であり、塗布ユニット30のビーム部32とほぼ平行をなすように設けられている。この口金部34には、ステージ21と対向する面には、口金部34の長手方向に延びるスリットノズル34aが形成されている。そして、口金部34に供給された塗布液がスリットノズル34aから長手方向に亘って一様に吐出されるようになっている。したがって、このスリットノズル34aから塗布液を吐出させた状態で塗布ユニット30をX軸方向に走行させることにより、基板10上に一定厚さの塗布膜が形成されるようになっている。
また、図3に示すように、塗布ユニット30の支持部31には、基板10上における異物を検出する異物センサ45(本発明の異物検出手段)が取り付けられている。
この異物センサ45は、レーザ光を発光する発光部45aとこのレーザ光を受光する受光部45bとを有している。この発光部45a及び受光部45bは、発光部45aの照射領域45αに受光部45bが含まれるように取り付けられている(図5参照)。すなわち、本実施形態では、一方の支持部31に発光部45a、他方の支持部31に受光部45bが、それぞれ互いに対向するように、ほぼ同一の高さ位置に設けられている。これにより発光部45aから出力された光が受光部45bで受光されるようになっている。そして、発光部45a及び受光部45bの高さ位置は、基板10の表面よりも僅かに高い位置、すなわち、検出すべき異物の大きさ(高さ寸法)に応じて取付位置が設定されている。これにより、基板10表面上に異物が存在している場合には、発光部45aから照射されたレーザ光が異物によって遮光されることにより、受光部45bで受光する光量に変化が生じ、この受光の変化量により、異物の存在を検出できるようになっている。
また、前記受光部45bの表面には、図5に示すように、遮光部45cが設けられている。この遮光部45cは、発光部45aから発光されるレーザ光を受光部45bで受光する際に、受光部45bでレーザ光の出力が一定以上の部分を受光できるようにするものである。遮光部45は、その全体が遮光性部材で形成されているとともに、そのほぼ中央部分にスリット45dが形成されている。そして、この遮光部45cは、スリット45dが受光部45bのX軸方向ほぼ中央位置になるように受光部45bの表面に取付られている。すなわち、この遮光部45cのスリット45dにより、異物センサ45の受光部45bの受光領域45βが形成されている。これにより、受光部45bにおいて一定レベル以上のレーザ光のみを受光できるようになっている。すなわち、レーザ光は、その幅方向(X軸方向)中央部分の光量が大きく、端部ほど光量は小さくなっているため、遮光部45cを設けることにより、レーザ光の出力が大きい部分のみを受光部45bによって受光できる。これにより、光量の大きい部分と小さい部分とが混在した状態で受光された時に異物を検出誤認することを回避することができる。
また、異物センサ45の直上には、基準センサ46(本発明の基準変化量計測手段)が取り付けられている。この基準センサ46は、異物センサ45の検出雰囲気におけるレーザ光の受光変化量(基準変化量)を計測するものである。すなわち、レーザ光は大気の揺らぎ等の影響を受けるため、異物センサ45の受光部45bで受光する光量が変化する。したがって、基準センサ46は、大気の揺らぎによるレーザ光の変化を基準変化量として計測するものである。なお、検出雰囲気とは、異物センサ45のレーザ光が照射される検出対象領域における雰囲気(大気の様態)のことである。
基準センサ46は、レーザ光を発光する発光部46aとこのレーザ光を受光する受光部46bとを有している。この発光部46a及び受光部46bは、図5に示すように、発光部46aの照射領域46αに受光部46bが入るように取り付けられている。具体的には、発光部46aは、一方の支持部31において異物センサ45の発光部45aの直上かつ隣接する位置に取り付けられている。また、同様にして、受光部46bは、他方の支持部31において異物センサ45の受光部45bの直上かつ隣接する位置に取り付けられている。すなわち、これら発光部46a及び受光部46bは、それぞれ互いに対向する位置に配置されており、発光部46aから出力されたレーザ光を受光部46bで受光できるようになっている。すなわち、発光部46aにより、異物センサ45の検出対象領域付近におけるレーザ光の受光変化量(基準変化量)を計測することができる。
また、前記受光部46bの表面には、遮光部46cが設けられている(図5参照)。この遮光部46cは、上記異物センサ45の遮光部45cと同様、全体が遮光性部材で形成されるとともに、そのほぼ中央部分にスリット46cが形成されている。したがって、このスリット46cを通じて発光部46aからの一定レベル以上のレーザ光を受光部46bで受光できるようになっている。すなわち、異物センサ45の検出対象領域付近を照射したレーザ光のうち、一定レベル以上の部分のみを受光することができる。これにより、発光部46aから照射されたレーザ光は、異物センサ45の検出対象領域付近の大気の影響(揺らぎの影響)を受け、受光部46bで受光されることにより、異物センサ45の検出対象領域における受光変化量(基準変化量)を精度よく計測することができるようになっている。
ここで、異物センサ45と基準センサ46とは、隣接して設けられているため、異物センサ45のレーザ光を基準センサ46で受光したり、基準センサ46のレーザ光を異物センサ45で受光することのないようにする必要がある。すなわち、それぞれの発光部45a、46aの照射領域45α、46αが、相手側受光部46b、45bの受光領域45β、46βから外れるように、発光部45a、46a及び、受光部45b、46bをそれぞれ隣接させて設置する必要がある。本実施形態では、受光部45b、46bに遮光部45c、46cが設けられているため、受光部45b、46bの受光領域45β、46βは、スリット45d、46dの領域となる。したがって、発光部45a、46aの照射領域45α、46αが、相手側受光部46b、45bのスリット45d、46dの領域(受光領域46β)を外れるように、発光部45a、46a及び、受光部45b、46bがそれぞれ配置されている。これにより、受光領域45β、46βを制限することができるため、遮光部部45c、46cがない場合に比べて、異物センサ45の発光部45aと基準センサの発光部46aとを互いに近接して配置することができる。したがって、異物センサ45の検出領域の基準変化量を基準センサ46を用いて、より精度よく計測することができる。
また、基台2のX軸方向+側端部における初期位置Pには、口金部34を清掃する清掃装置7が設けられている。この清掃装置7は、スクレーパ(不図示)とトレイ(不図示)とを有しており、スクレーパにより口金部34のスリットノズル34a付近に付着した塗布液の残留物を掻き取って、剥がれた付着物をトレイにて受け取るように構成されている。
次に、上記塗布装置の制御系の構成について図6に示すブロック図を用いて説明する。
図6は、この実装装置に設けられた制御装置90の制御系を示すブロック図である。図6に示すように、この塗布装置は、上述した各種ユニットの駆動を制御する制御装置90が設けられている。この制御装置90は、制御本体部91、駆動制御部92、検出装置制御部93、外部装置制御部94とを有している。
制御本体部91は、論理演算を実行する周知のCPU、そのCPUを制御する種々のプログラムなどを予め記憶するROM、装置動作中に種々のデータを一時的に記憶するRAM、種々のプログラムやOS、さらに生産プログラム等の各種データを記憶するHDD等を備えている。
この制御本体部91は、予め記憶されたプログラムに従って一連の塗布動作を実行すべく、駆動制御部92を介して各ユニットのサーボモータ36、リニアモータ33等の駆動装置を駆動制御するものである。本実施形態では、リニアモータ33を駆動制御して塗布動作時における塗布ユニット30の移動を制御する。また、制御本体部91は、異物センサ45からの信号に応じて、異物の存在の有無を判断する。
駆動制御部92は、制御本体部91からの制御信号に基づいて、リニアモータ33、サーボモータ36等を駆動制御するものである。具体的には、リニアモータ33及びサーボモータ36を制御することにより、塗布ユニット30の移動、及び、口金部34の昇降動作等が駆動制御されるようになっている。
検出装置制御部93は、異物センサ45、基準センサ46におけるレーザ光の出力を制御するとともに、これらから出力された信号に基づいて、異物センサ45から出力された信号からノイズを除去し、ノイズ除去後の異物検出信号を制御本体部91に出力するものである。すなわち、本実施形態の検出装置制御部93には、検出信号を処理する処理回路が備えられている。そして、この処理回路により、基準センサ46の受光部46bから出力された信号が位相反転器により反転され、その反転された信号と異物センサ45から出力された信号とが加算器で加算されることにより、異物センサ45からの信号から、検出対象領域付近の大気の揺らぎによるノイズが除去されるように構成されている。
ここで、図7及び図8は、異物センサ45による検出信号(上段)とその検出信号から大気の揺らぎによるノイズを除去した異物検出信号(下段)とを示す図であり、図7は、異物が存在している場合、図8は、異物が存在していない場合を示している。すなわち、異物センサ45により、基板10の表面における異物の有無情報と大気の揺らぎ情報とが混在した状態で異物センサ45の検出信号として検出される(図7上段、図8上段)。そして、その一方で、基準センサ46により、異物センサ45の検出対象領域付近の大気の揺らぎ情報が基準センサ46の検出信号として検出される。すなわち、異物がない状態での光を受光することにより、レーザ光が大気の揺らぎの影響を受けたレーザ光を受光することにより、異物センサ45の検出雰囲気での受光変化量の基準となる基準変化量が計測される。そして、これらの検出信号が上記検出装置制御部93の処理回路により、異物センサ45における検出信号に、基準センサ46における検出信号の逆位相が加算されることにより、図7及び図8のそれぞれの下段に示される異物検出信号に変換される。すなわち、基準センサ46により、異物センサ45の検出信号から大気の揺らぎにより生じるノイズがキャンセルされ、異物の存在の有無を表す異物検出信号を得ることができる。このようにして得られた異物検出信号は、制御本体部91に出力される。
制御本体部91は、入力装置制御部93から異物検出信号が入力されると、異物検出信号レベルと予め設定された閾値とを比較する。そして、比較した結果、異物検出信号レベルが閾値を超える場合には異物有りと判断するとともに、閾値を超えない場合には、異物無しと判断する。すなわち、図7の場合には、下段の異物検出信号が閾値を超えているため異物有りと判断される。また、図8の場合には、下段の異物検出信号が閾値を超えていないため異物なしと判断される。そして、異物有りと判断した場合には、リニアモータ33を駆動制御して塗布ユニット30の走行を停止させて塗布ユニット30の塗布動作を中止させるとともに、それと同時に異常が発生したことをタッチパネル82上に表示することによりオペレータに警告する。
外部装置制御部94は、キーボード83、タッチパネル82等の各装置を制御するものである。具体的には、前記制御本体部91から異物が検出された旨の信号を受けるとタッチパネル82上に警告を促す警告表示を行うようになっている。また、塗布動作の条件、あるいは上記異物の検出における閾値の設定等はキーボード83及びタッチパネル82から外部装置制御部94を通じて変更できるようになっている。また、制御本体部91からの制御信号に基づいて、真空ポンプ81を駆動制御できるようになっている。
次に、この塗布装置における動作について、図8に示すフローチャート及び図9に示す塗布ユニット30の位置関係を示す概略図を参照しながら説明する。
まず、ステップS1において、基板10の搬入が行われる。具体的には、ステージ21の表面から複数のリフトピンが突出した状態で待機されており、これらのリフトピンの先端部分に搬送された基板10が載置される。そして、リフトピンを下降させて基板10をステージ21の表面に載置し、この状態で真空ポンプ81を作動させて吸引孔に吸引力を発生させることにより、基板10をステージ21の表面上に吸着させて保持させる。
次に、ステップS2において、塗布ユニット30の初期位置復帰動作が行われ、塗布ユニット30を初期位置Pに位置させる。具体的には、塗布ユニット30に設けられた位置検出器により、塗布ユニット30が初期位置Pに位置しているか否かが判断される。そして、塗布ユニット30が初期位置Pに位置していないと判断した場合には、リニアモータ33を駆動制御することにより、塗布ユニット30を初期位置Pに復帰させる(ステップS2)。すなわち、塗布ユニット30は、図9(a)に示す位置に配置された状態となる。
塗布ユニット30の初期位置復帰動作が完了すると、異物検知処理が行われる(ステップS3)。具体的には、異物センサ45の発光部45aからレーザ光を照射して受光部45bで受光させることにより基板10上の異物の検出が行われるとともに、それと同時に基準センサ46の発光部46aからレーザ光を照射して受光部46bで受光させることにより、異物センサ45の検出対象領域における大気の揺らぎが検出される。そして、塗布ユニット30のリニアモータ43を駆動制御して、塗布ユニット30を基板10の一方端から他方端まで移動させることにより、基板10上全体に亘って発光部45a及び発光部46aのレーザ光が走査され、基板10上における異物の検出が行われる(図9(b))。
そして、塗布ユニット30の移動が終了すると、基板10上に異物が存在しているか否かが判断される(ステップS4)。具体的には、異物センサ45からの検出信号と基準センサ46からの検出信号が検出装置制御部93に入力されることにより、上述の処理が行われ異物の存在の有無が判断される。そして、異物が存在すると判断された場合には、タッチパネル82上に異物が存在する旨の警告が表示され、オペレータに警告を促す。(ステップS5)。
次に、異物が存在しなかった場合には、後述の塗布動作が行われるため、上述のステップS2と同様にして、塗布ユニット30の初期位置復帰動作が行われる(ステップS6)。すなわち、塗布ユニット30を初期位置Pに移動させ停止させる(図9(c))。
次に、塗布動作が行われる(ステップS7)。具体的には、塗布ユニット30を基板10上を走行させながら、口金部34から塗布液を吐出させる。すなわち、塗布ユニット30が所定の塗布開始位置に達すると、口金部34のスリットノズル34aから塗布液の吐出を開始し、塗布液を吐出した状態で塗布ユニット30を走行させる。そして、所定の塗布動作終了位置に達すると塗布を停止する(図9(d))。これにより、基板10上の所定領域に塗布膜を形成させる。
塗布動作が終了すると、初期位置復帰動作が行われる(ステップS8)。すなわち、塗布ユニット30のリニアモータ33を駆動制御することにより、塗布ユニット30をもとの初期位置Pに位置させる(図9(e))。
次に、塗布ユニット30の清掃処理が行われる(ステップS9)。具体的には、図9(f)に示すように、初期位置Pに位置した塗布ユニット30の口金部34を下降させることにより、口金部34の下方部分と清掃装置7のスクレーパ71を接触させる。この状態からスクレーパ71を口金部34の延びる方向に移動させることにより、スリットノズル34a付近の付着物が掻き取られ、口金部34のノズル部分の清掃が完了する。
次に、基板10の取出しが行われる(ステップS10)。具体的には、リフトピンを上昇させることにより、リフトピンの先端部分で基板10を保持する。そして、図示しないロボットハンドに基板10の受け渡しが行われ、ステージ21表面から基板10が排出される(図9(g))。
このように、本実施形態における塗布装置によれば、基板10上の異物の検出を行う異物センサ45とは別に、異物センサ45の検出雰囲気を計測する基準センサ46を備えているため、異物センサ45が大気の揺らぎの影響を受けた場合であっても精度よく異物を検出することができる。すなわち、異物センサ45の発光部45aから照射された光は、大気の揺らぎの影響を受けて受光部45bにて受光される。また、その一方で、基準センサ46の発光部46aから照射された光も同様に、大気の揺らぎの影響を受けて受光部46bにて受光される。したがって、基準センサ46による受光変化量を基準として、異物センサ45の受光変化量を補正することにより、揺らぎの影響を除去した受光変化量を得ることができる。そして、この補正後の受光量変化に基づいて異物の有無を判断することにより、大気に揺らぎが発生している場合であっても、精度よく異物の存在を検出することができる。
また、上記実施形態における前記異物センサ45は、その照射領域が前記基準センサ46の受光領域から外れる位置に配置されるとともに、前記基準センサ46は、その照射領域が前記異物センサ45の受光領域から外れる位置に配置されているため、前記異物センサ45及び基準センサ46の受光部45b、46bが、それぞれ他方の発光部45a、45bからの光によって影響を受けるのを抑えることができる。
また、上記実施形態における受光部45b、46bは、その受光領域が遮光部45c、46cのスリットによって設定されている。これにより、レーザ光の出力が一定以上となる部分を選択的に受光できるとともに、異物センサ45と基準センサ46とを近接して配置することができるため、受光部45b、46bにおける受光レベルが向上し、異物の検出精度を向上させることができる。
また、上記実施形態では、図11(a)に示すように、異物センサ45及び基準センサ46の発光部45a、46aを塗布ユニットの一方側の支持部31に取り付けてる例について説明したが、図11(b)に示すように、それぞれの発光部45a、46aを互いにステージ21を挟む反対側の支持部31に取り付けられるものであってもよい。具体的には、図11(b)に示すように、異物センサ45の発光部45aを右側の支持部31に取り付けて左側の支持部31に取り付けられた受光部45bで受光するとともに、基準センサ46の発光部46aを左側の支持部31に取り付けて右側の支持部31に取り付けられた受光部46bで受光する。これにより、それぞれの発光部45a、46aから発光されたレーザ光は互いに逆向きに照射されるため、相手側の発光部45a、46aからのレーザ光が相手側の受光部46b、45bで受光されることを回避することができる。したがって、上記実施形態のようにレーザ光が発光部45a、46aから同じ方向に照射される場合に比べて、異物センサ45と基準センサ46との距離sを距離s’に短くすることができるため、異物センサ45の検出雰囲気により近い領域でのレーザ光の受光変化量(基準変化量)を計測することができ、異物の検出精度を向上させることができる。
また、上記実施形態では、検出装置制御部93における異物検出信号の演算をハード的に行う例について説明したが、ソフト的に行うものであってもよい。すなわち、検出装置制御部93により、異物センサ45の検出信号と基準センサ46の検出信号との差分を演算処理し、演算結果と予め設定された閾値とを比較することにより異物の有無が判断されるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、基準センサ46を異物センサ45の直上に設ける例について説明したが、異物センサ45よりも上方であって異物センサ45と隣接して設けるのであれば、基準センサ46の設置場所について特に制限しない。ただし、塗布ユニット30の走行速度と検出信号の処理時間の関係から、異物センサ45の検出信号取得タイミングと基準センサ46の検出信号取得タイミングとにタイムラグを生じてしまう場合には、基準センサ46は、塗布ユニット30の走行方向において前方側に設置することが好ましい。
また、上記実施形態では、ステージ21上の基板10に対し、塗布ユニット30が移動する例について説明したが、塗布ユニット30に対し、ステージ21が基台2上をX軸方向に移動する構成であってもよい。この構成であっても、ステージ21が移動することにより、基準センサ46の発光部46aからのレーザ光が基板10上を走査することができる。したがって、上記実施形態と同様にして、基準センサ46により、異物センサ45が大気の揺らぎの影響を受けた場合であっても精度よく異物を検出することができる。
また、上記実施形態では、異物センサ45及び基準センサ46を塗布ユニット30に設ける例について説明したが、複数の異物センサ45及び基準センサ46をステージ21に固定して設けるものであってもよい。
具体的には、ステージ21のY軸方向一方端部に異物センサ45の発光部45aを検出すべき異物の大きさに応じた高さ位置にX軸方向に所定間隔で配列した状態で取り付ける。すなわち、発光部45aの照射範囲が基板10全体を照射するように配列する。そして、ステージ21のY軸方向他方端部に異物センサ45の受光部45bを複数の発光部45aそれぞれに対応させて配置する。
また、異物センサ45に隣接する位置には、基準センサ46を配置する。具体的には、異物センサ45の発光部45a又は受光部45bに隣接するように、基準センサ46の発光部46aを設け、この基準センサ46の発光部46aに対向するように、Y軸方向反対側に基準センサ46の受光部46bを取り付ける。
すなわち、異物センサ45の発光部45aは、その照射領域が基準センサ46の受光部46bの受光領域から外れる位置に配置されるとともに、基準センサ46の発光部46aは、その照射領域が前記異物センサ45の受光部45bの受光領域から外れる位置に配置されている。
このように複数の異物センサ45及び基準センサ46を備える実施形態によれば、異物センサ45及び基準センサ46の発光部45a、46aからレーザ光が照射されることにより、基板10上の異物検知を一度に行うことができる。
また、上記実施形態では、複数の異物センサ45の発光部45aをY軸方向一方端側に配置する例について説明したが、一の異物センサ45の発光部45aをY軸方向一方端に配置し、次の異物センサ45の発光部45aをY軸方向他方端に配置して、異物センサ45の発光部45aを交互に配置するものであってもよい。この構成によれば、基板10が大型化した場合であっても精度よく異物を検知することができる。すなわち、レーザ光はその特性上、照射距離が長くなると光が散乱して広がり生じるため、光が散乱する領域に異物が存在していても異物の検出精度が低下してその異物を検出できない場合がある。しかし、異物センサ45を交互に配置する構成であれば、Y軸方向一方端側の発光部45aのレーザ光が広がりを生じる領域に異物が存在する場合であっても、Y軸方向他方端側の発光部45aのレーザ光が広がりを生じない領域でその異物を検出することができる。
また、上記実施形態では、基板処理装置が塗布装置である場合について説明したが、基板処理装置が異物検出が必要な装置であればよい。例えば、基板処理装置がプロキシミティ方式の露光装置である場合には、図12に示すように、ステージ21と露光ユニット101(基板処理ユニット)とマスク102とを備えており、ステージ21が露光ユニット101の下方と露光ユニット101から離れた位置に移動できるように構成されている。そして、ステージ21上に基板10が載置された状態で露光ユニット101の下方に移動し、露光ユニット101からの光がマスク102を介して基板10に照射されることにより、基板10にマスクパターンが転写されるようになっている。
また、ステージ21の移動経路の途中には、異物センサ45及び基準センサ46が設けられる検出器103がステージ21の移動経路を挟んで別体として設けられており、これにより、ステージ21上に載置された基板10上の異物を大気の影響を回避して検出できるようになっている。
具体的には、検出器103の異物センサ45及び基準センサ46は、上記実施形態と同様の構成により、基板10上の異物を検出できる高さ位置に設定されている。そして、ステージ21上に基板10を載置した状態で露光ユニット101の下方にステージ21を移動させることにより、基板10上全体に亘って異物センサ45及び基準センサ46のレーザ光が走査され、基板10上における異物の検出が行われる。すなわち、異物センサ45の発光部45a(不図示)からレーザ光を照射して受光部45b(不図示)で受光させることにより基板10上の異物の検出が行われるとともに、それと同時に基準センサ46の発光部46a(不図示)からレーザ光を照射して受光部46b(不図示)で受光させることにより、異物センサ45の検出対象領域における大気の揺らぎが検出される。
これにより、基板10上の大気に揺らぎが発生している場合であっても異物を精度よく検知することができ、マスク102と基板10との間(プロキシミティ・ギャップ)に異物が入り込むことを防止することができる。
10 基板
21 ステージ
30 塗布ユニット
34 口金部
45 異物センサ
45a 発光部(異物センサ側)
45b 受光部(異物センサ側)
46 基準センサ
46a 発光部(基準センサ側)
46b 受光部(基準センサ側)
90 制御装置
21 ステージ
30 塗布ユニット
34 口金部
45 異物センサ
45a 発光部(異物センサ側)
45b 受光部(異物センサ側)
46 基準センサ
46a 発光部(基準センサ側)
46b 受光部(基準センサ側)
90 制御装置
Claims (7)
- 基板を保持するステージと、
前記ステージに載置された基板に対し特定方向に相対的に移動しつつ基板に対して所定の処理を行う基板処理ユニットと、
前記基板処理ユニットの移動方向と交差する方向に光を照射する発光部とこの発光部から照射された光を受光する受光部とを有し、受光部における受光変化量から異物を検出する異物検出手段と、
前記基板処理ユニットの移動方向と交差する方向に光を照射する発光部とこの発光部から照射された光を受光する基準受光部とを有し、この基準受光部における受光変化量から前記異物検出手段の受光変化量の基準となる基準変化量を計測する基準変化量計測手段と、
を備えていることを特徴とする基板処理装置。 - 前記異物検出手段と基準変化量計測手段とが、前記基板処理ユニットに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
- 前記異物検出手段と基準変化量計測手段とが前記ステージに設けられており、前記異物検出手段及び基準変化量計測手段における発光部及び受光部は、前記基板処理ユニットの移動方向にそれぞれ複数配列されていることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
- 前記異物検出手段と基準変化量計測手段とは、互いに隣接して設けられており、前記異物検出手段の発光部は、その照射領域が前記基準変化量計測手段の受光領域から外れる位置に配置されるとともに、前記基準変化量計測手段の発光部は、その照射領域が前記異物検出手段の受光領域から外れる位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理装置。
- 前記異物検出手段の発光部と基準変化量計測手段の発光部とが、基板処理ユニットの移動方向と直交する方向において、それぞれステージを挟んで反対側に取り付けられることにより、前記異物検出手段の発光部と基準変化量計測手段の発光部の光がステージを挟んで互いに逆向きに照射されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の基板処理装置。
- 前記異物検出手段及び基準変化量計測手段の少なくとも一方の特定の受光部には、この特定の受光部に対応する発光部から発光された光が通過するスリットを有する遮光部が設けられており、このスリットが形成された領域が前記特定の受光部の受光領域に設定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の基板処理装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の基板処理装置は、制御装置をさらに備えており、この制御装置により、前記異物検出手段の受光変化量と前記基準変化量計測手段の基準変化量との差分から異物の有無が判断されることを特徴とする基板処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007291110A JP2009115711A (ja) | 2007-11-08 | 2007-11-08 | 基板処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007291110A JP2009115711A (ja) | 2007-11-08 | 2007-11-08 | 基板処理装置 |
Publications (1)
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JP2009115711A true JP2009115711A (ja) | 2009-05-28 |
Family
ID=40782992
Family Applications (1)
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JP2007291110A Pending JP2009115711A (ja) | 2007-11-08 | 2007-11-08 | 基板処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009115711A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011192697A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Tokyo Electron Ltd | 裏面異物検出方法及び裏面異物検出装置及び塗布装置 |
CN106583157A (zh) * | 2016-12-23 | 2017-04-26 | 武汉华星光电技术有限公司 | 涂布设备 |
KR101744531B1 (ko) | 2011-05-31 | 2017-06-09 | 주식회사 케이씨텍 | 이물질에 의한 도포 불량을 방지하는 부상식 기판 코터 장치 |
JP2019184522A (ja) * | 2018-04-16 | 2019-10-24 | 横河電機株式会社 | ガス分析装置 |
-
2007
- 2007-11-08 JP JP2007291110A patent/JP2009115711A/ja active Pending
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CN110389102A (zh) * | 2018-04-16 | 2019-10-29 | 横河电机株式会社 | 气体分析装置 |
US10908082B2 (en) | 2018-04-16 | 2021-02-02 | Yokogawa Electric Corporation | Gas analyzer |
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