JP5290025B2 - 基板塗布装置 - Google Patents

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本発明は、有機EL表示装置用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、PDP用ガラス基板、半導体ウエハ、磁気/光ディスク用のガラス/セラミック基板などの各種基板に対して、塗布液を塗布する基板塗布装置に関する。
基板の製造工程では、基板の上面に種々の塗布液を塗布する基板塗布装置が使用されている。例えば、有機EL表示装置の製造工程では、有機EL表示装置用のガラス基板の上面に有機EL液を塗布する基板塗布装置が使用されている。従来の基板塗布装置は、例えば特許文献1に開示されているように、基板の上面に向けて塗布液を吐出するためのノズルと、ノズルと基板とを相対的に移動させるための移動機構とを備えている。基板塗布装置は、ノズルに形成された細孔から塗布液を液柱状に吐出させ、このような塗布液の吐出を継続しつつノズルと基板とを相対的に移動させることにより、基板の上面に塗布液を塗布する。
特開2008−307465号公報
上記のような基板塗布装置では、ノズルの詰まりなどにより塗布液が正常に吐出されない状態になると、塗布処理後の基板の表面に色斑が発生したり、基板の表面における膜厚が不均一になったりする問題が発生する。このため、基板塗布装置において、ノズルから正常に塗布液が吐出されているか否かを監視することは、品質管理上極めて重要である。
ノズルからの塗布液の吐出を監視する技術として、上記の特許文献1には、ノズルから吐出される塗布液をレーザセンサで検出することが記載されている。しかしながら、特許文献1で検出対象としている塗布液の液柱は、ノズルから下方へ離れるほど、その形状が崩れる。このため、レーザセンサの検出精度を向上させるためには、レーザセンサの検出位置を、ノズルの吐出孔になるべく接近した高さに設定することが好ましい。また、装置各部のレイアウトの都合上、レーザセンサの検出位置を、ノズルの吐出孔に接近した高さに設定せざるを得ない場合もある。
一方、ノズルの先端においては、塗布液の乾燥等により、塗布液が液柱状に吐出されず、吐出孔の下部に液溜まりが形成されている場合もある。そして、上記のようにレーザセンサの検出位置がノズルの吐出孔に接近した高さに設定されていると、レーザセンサは、このような液溜まりも検出してしまう。この場合、ノズルから塗布液が正常に吐出されていないにもかかわらず、正常と判断されて塗布処理が進行してしまうおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、ノズルから塗布液が液柱状に吐出されている状態と、ノズルの吐出孔に液溜まりが形成されている状態とを区別して認識し、不正常な状態での塗布処理を防止することができる基板塗布装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、基板に塗布液を塗布する基板塗布装置において、基板を載置するステージと、塗布液を液柱状に吐出する塗布液ノズルと、前記ステージに沿って前記塗布液ノズルを移動させる移動手段と、前記塗布液ノズルから吐出される塗布液に光を照射するとともに照射後の光を受光し、その受光量に応じて受光信号を出力するセンサと、前記センサから出力された受光信号の変化に基づいて、前記塗布液ノズルから塗布液が液柱状に吐出されている第1の状態と、前記塗布液ノズルの吐出孔に液溜まりが形成されている第2の状態と、を判別する判別手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の基板塗布装置において、前記判別手段は、前記センサから出力された受光信号が変化する時間に基づいて、前記第1の状態と前記第2の状態とを判別することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の基板塗布装置において、前記判別手段は、前記センサから出力された受光信号が変化する時間と、前記塗布液ノズルの移動速さとに基づいて、前記第1の状態と前記第2の状態とを判別することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の基板塗布装置において、前記判別手段は、受光信号の変化量に基づいて、前記第1の状態と前記第2の状態とを判別することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の基板塗布装置において、前記塗布液ノズルは、その移動方向の位置が異なる複数の吐出孔を有しており、前記判別手段は、前記センサから出力された受光信号が示す複数回の変化のそれぞれについて、第1の状態と第2の状態とを判別することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の基板塗布装置において、前記判別手段により第1の状態と判別された回数をカウントするカウント手段と、前記カウント手段のカウント値と所定の設定値とを比較し、前記カウント値が前記設定値に満たない場合に警告表示を行う警告手段と、を更に備えることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6までのいずれかに記載の基板塗布装置において、前記センサは、前記ステージの側方に配置され、前記センサの検出位置における前記塗布液ノズルの移動速さは、前記ステージの上方における前記塗布液ノズルの移動速さよりも小さいことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1から請求項7までのいずれかに記載の基板塗布装置において、前記判別手段は、前記第1の状態と、前記第2の状態と、前記塗布液ノズルの下方に液柱も液溜まりも形成されていない第3の状態と、を判別することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1から請求項8までのいずれかに記載の基板塗布装置において、前記塗布液ノズルは、有機EL表示装置用の発光物質と所定の溶媒とを混合させた有機EL液、又は、有機EL表示装置の正孔輸送層を形成する正孔輸送材料を、塗布液として吐出することを特徴とする。
請求項1〜9に記載の発明によれば、基板塗布装置は、センサから出力された受光信号の変化に基づいて、塗布液ノズルから塗布液が液柱状に吐出されている第1の状態と、塗布液ノズルの吐出孔に液溜まりが形成されている第2の状態と、を判別する。このため、正常な第1の状態と不正常な第2の状態とを区別して認識し、不正常な状態での塗布処理を防止することができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、液柱と液溜まりとのサイズの違いを利用して、第1の状態と第2の状態とを良好に区別して認識することができる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、塗布液ノズルの移動速さに関わらず、第1の状態と第2の状態とをより正確に判別することができる。
特に、請求項4に記載の発明によれば、液柱と液溜まりとのサイズの違いを利用して、第1の状態と第2の状態とを良好に区別して認識することができる。
特に、請求項5に記載の発明によれば、塗布液ノズルが有する複数の吐出孔について、第1の状態と第2の状態とを区別して認識することができる。
特に、請求項6に記載の発明によれば、塗布液を液柱状に吐出する吐出孔の数が設定値に満たない場合に警告表示を行い、作業者に通知することができる。
特に、請求項7に記載の発明によれば、検出位置におけるノズル部の移動速さを抑制することにより、センサの検出精度を更に向上させることができる。
特に、請求項8に記載の発明によれば、第1の状態〜第3の状態を区別して認識することができる。これにより、各状態に応じた対処を行うことができる。
特に、請求項9に記載の発明によれば、有機EL液又は正孔輸送材料の吐出に関して、第1の状態と第2の状態とを区別して認識することができる。
基板塗布装置の上面図である。 基板塗布装置を図1のII−II位置から見た断面図である。 ノズル部付近の詳細な構成を示した図である。 有機EL液の液柱が検出位置を通過するときの様子を示した図である。 有機EL液の液柱が検出位置を通過するときの受光信号の変化を示したグラフである。 有機EL液の液溜まりが検出位置を通過するときの様子を示した図である。 有機EL液の液溜まりが検出位置を通過するときの受光信号の変化を示したグラフである。 制御部と基板塗布装置内の各部との間の接続構成を示したブロック図である。 基板塗布装置の動作の流れを示したフローチャートである。 検出・判別処理の詳細な流れを示したフローチャートである。 各位置におけるノズル部の移動の速さを示したグラフである。 受光器に遮光板を取り付けた様子を示した斜視図である。 ノズル毎に吐出状態を表示した検出盤の例を示した図である。 反射式のレーザセンサの例を示した図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照される各図には、各部材の位置関係や動作方向を明確化するために、共通のXYZ直交座標系が付されている。
<1.基板塗布装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る基板塗布装置1の上面図である。また、図2は、基板塗布装置1を図1のII−II位置から見た断面図である。この基板塗布装置1は、有機EL表示装置を製造する工程において、矩形のガラス基板(以下、単に「基板」という。)9の上面に発光物質と所定の溶媒とを混合させた有機EL液を塗布するための装置である。図1および図2に示したように、基板塗布装置1は、主として、ステージ10、ステージ移動機構20、ノズル部30、ノズル移動機構40、待機ポッド50、回収トレイ60、検出部70、および制御部80を備えている。
ステージ10は、平板状の外形を有し、その上面に基板9を水平姿勢に載置して保持する保持部である。ステージ10の上面には、複数の吸引孔(図示省略)が形成されている。このため、ステージ10上に基板9を載置したときには、吸引孔の吸引圧により基板9はステージ10の上面に固定保持される。ステージ10上に載置される基板9の上面には、有機EL液が塗布される位置に予め多数本の平行な溝9aが形成されている。基板9は、これらの溝9aが主走査方向(X軸方向)を向くようにステージ10上に載置される。
また、ステージ10の上方には、基板9の−X側および+X側の側部を覆うマスク板11,12が配置されている。マスク板11,12は、後述するノズル部30から吐出される有機EL液が、基板9の+X側および−X側の側部に塗布されることを防止し、主走査方向に関して有機EL液の塗布範囲を規定する役割を果たす。マスク板11,12は、所定の接続部材(図示省略)を介してステージ10又は基板9に固定的に取り付けられている。
ステージ移動機構20は、ステージ10を副走査方向(Y軸方向)に移動させるための機構である。ステージ移動機構20は、床面上に副走査方向に沿って延設された一対のガイドレール21と、ステージ10の下面側に固設された一対の移動子22とを有している。一対の移動子22は、例えば、リニアモータの駆動力により、ガイドレール21上を副走査方向に摺動可能となっている。ステージ10上に基板9を載置した状態で、ステージ移動機構20を動作させると、ステージ10、マスク板11,12、および基板9が、一体として副走査方向に移動する。
ノズル部30は、ステージ10上に保持された基板9の上面に有機EL液を吐出する吐出部である。ノズル部30は、赤色用、緑色用、および青色用の有機EL液を吐出する3つのノズル31,32,33を有している。図3は、ノズル部30付近の詳細な構成を示した図である。図3に示したように、各ノズル31,32,33の下端部には、微小な(例えば、直径5〜70μm程度の)吐出孔31a,32a,33aが形成されている。また、各ノズル31,32,33にはそれぞれ配管31b,32b,33bが接続されており、配管31b,32b,33bの上流側の端部には、それぞれ赤色用、緑色用、および青色の有機EL液を供給するための有機EL液供給源31c,32c,33cが接続されている。また、配管31b,32b,33bの経路途中には、それぞれバルブ31d,32d,33dが介挿されている。
バルブ31d,32d,33dを開放すると、有機EL液供給源31c,32c,33cから配管31b,32b,33bを介して各ノズル31,32,33に有機EL液が供給され、各ノズル31,32,33の吐出孔31a,32a,33aから下方へ向けて赤色用、緑色用、および青色用の有機EL液が吐出される。各ノズル31,32,33から吐出された有機EL液は、各ノズル31,32,33の下方において細い(例えば、直径100μm程度の)液柱38を形成する。
ノズル部30の3つのノズル31,32,33は、図1に示したように、主走査方向に所定の間隔(例えば、数mmピッチ)で配列される一方、副走査方向の位置も少しずつずらして配置されている。各ノズル31,32,33の副走査方向の位置の違いは、処理対象となる基板9の上面に形成された溝9aのピッチ幅に対応している。このため、ノズル部30は、3つのノズル31,32,33から同時に有機EL液を吐出することにより、基板9上の隣り合う3本の溝に対して、同時に有機ELを塗布することができる。
このように、この基板塗布装置1は、3つのノズル31,32,33を使用して基板9上に3列ずつ有機EL液を塗布することができる。このため、基板9の上面に効率よく有機EL液を塗布することができる。また、3つのノズル31,32,33の主走査方向および副走査方向の位置をいずれも相違させていることにより、各ノズル31,32,33自体を極端に小型化することなく、狭小な間隔で有機EL液を塗布することができる。
3つのノズル31,32,33は、上述の通り、正常時には、有機EL液を液柱状に吐出する。このように、ノズル31(又は32,33)から有機EL液が液柱状に吐出されている状態を、以下では「第1の状態」という。一方、ノズルの乾燥や詰まり等により、ノズル31(又は32,33)の先端に有機EL液の液溜まり39(図6参照)が形成される場合もある。液溜まり39が形成された場合には、基板9に対して正常に有機EL液を塗布することができない。このように、ノズル31(又は32,33)の先端に有機EL液の液溜まり39が形成された状態を、以下では「第2の状態」という。
ノズル移動機構40は、ノズル部30を主走査方向に移動させるための機構である。図1に示したように、ノズル移動機構40は、ノズル部30を支持するための支持部41と、支持部41を主走査方向に移動させるための移動部42とを有している。移動部42は、例えば、モータとボールねじとを組み合わせた機構や、あるいは、リニアモータを利用した機構により構成される。ノズル移動機構40は、待機ポッド50の上方位置とステージ10よりも+X側の上方位置との間の任意の位置の間で、ノズル部30を主走査方向に移動させることができる。
待機ポッド50は、ステージ10の−X側の側方において、ノズル部30を洗浄しつつ待機させるための部位である。図1に示したように、待機ポッド50には、3つの開口部51,52,53が形成されている。待機ポッド50の上方位置にノズル部30を移動させると、3つの開口部51,52,53の上方に3つのノズル31,32,33がそれぞれ配置される。待機ポッド50は、3つの開口部51,52,53から各ノズル31,32,33に洗浄液を供給するとともに、供給後の洗浄液を吸引することにより、各ノズル31,32,33の吐出孔31a,32a,33aおよびその周囲を洗浄する。
回収トレイ60は、ステージ10の+X側および−X側の側方においてノズル部30から吐出された有機EL液を回収するための容器である。回収トレイ60は、ステージ10の−X側(ステージ10と待機ポッド50との間)およびステージ10の+X側において、ノズル部30の移動経路の下方となる位置に配置されている。また、回収トレイ60は、上記のマスク板11,12と主走査方向に関して部分的に重複するように配置されている。このため、ステージ10の側方においてノズル部30から吐出される有機EL液は、マスク板11,12および回収トレイ60に連続的に回収される。
検出部70は、検出位置Pにおいて有機EL液の液柱38又は液溜まり39を検出するとともに、有機EL液が液柱状に吐出されている「第1の状態」と、有機EL液の液溜まり39が形成された「第2の状態」とを判別するための処理部である。図1および図2に示したように、検出部70は、レーザセンサ71、レーザセンサコントローラ72,および検出盤73を有している。
レーザセンサ71は、投光器71aおよび受光器71bを有する透過式のセンサである。投光器71aおよび受光器71bは、ステージ10と待機ポッド50との間に配置されており、その高さ位置は、ノズル31,32,33の下端部より僅かに下方の位置とされている。また、投光器71aおよび受光器71bは、検出位置Pの+Y側および−Y側に互いに対向するように配置されている。投光器71aは、所定波長(例えば600〜700nm)のレーザ光を出射する機能を有する。また、受光器71bは、投光器71aから出射されたレーザ光を受光して、その受光量に応じた受光信号を出力する機能を有する。
図4は、「第1の状態」において、有機EL液の液柱38が検出位置Pを通過するときの様子を示した図である。また、図5は、有機EL液の液柱38が検出位置Pを通過するときの受光信号の変化を示したグラフである。有機EL液の液柱38が検出位置Pを通過するときには、投光器71aから出射されたレーザ光が、液柱38により部分的に遮蔽される。このため、液柱38の通過時には、図5に示したように、受光信号の値が低下する。
図6は、「第2の状態」において、有機EL液の液溜まり39が検出位置Pを通過するときの様子を示した図である。また、図7は、有機EL液の液溜まり39が検出位置Pを通過するときの受光信号の変化を示したグラフである。有機EL液の液溜まり39が検出位置Pを通過するときには、投光器71aから出射されたレーザ光が、液溜まり39により部分的に遮蔽される。このため、液溜まり39の通過時にも、図7に示したように、受光信号の値が低下する。
図4と図6とを比較して分かる通り、液溜まり39の水平方向のサイズd2は、液柱38の水平方向の径d1より大きい。このため、液溜まり39により受光信号が低下する時間(図7中のt2)は、液柱38により受光信号が低下する時間(図5中のt1)より長くなる。また、液溜まり39による受光信号の低下量(図7中のs2)は、液柱38による受光信号の低下量(図5中のs1)よりも大きくなる。
図1に戻る。レーザセンサコントローラ72は、投光器71aおよび受光器71bと電気的に接続されている。レーザセンサコントローラ72は、投光器71aに対して駆動信号を与えることにより、投光器71aからレーザ光を出射させる。また、レーザセンサコントローラ72は、受光器71bから出力された受光信号を受信する。
また、レーザセンサコントローラ72は、受光器71bから受信した受光信号の変化に基づいて、有機EL液の液柱38又は液溜まり39を検出する。具体的には、受光信号が図5又は図7のような低下を示したときに、有機EL液の液柱38又は液溜まり39が通過したことを検出する。また、更に、レーザセンサコントローラ72は、受光信号の変化に基づいて、検出された有機EL液の吐出状態が「第1の状態」であるか「第2の状態」であるかを判別する。
例えば、レーザセンサコントローラ72は、受光信号が低下した時間tを計測し、当該時間tを予め設定された閾値Tと比較する。そして、時間tが閾値T未満であるときには「第1の状態」であると判別し、時間tが閾値T以上であるときには「第2の状態」であると判別する。また、他の方法として、レーザセンサコントローラ72は、受光信号の低下量sを計測し、当該低下量sを予め設定された閾値Sと比較する。そして、低下量sが閾値S未満であるときには「第1の状態」であると判別し、低下量sが閾値S以上であるときには「第2の状態」であると判別する。
このように、レーザセンサコントローラ72は、受光信号が低下した時間t又は受光信号の低下量sの少なくとも一方に基づいて、「第1の状態」と「第2の状態」とを判別する。なお、レーザセンサコントローラ72は、受光信号が低下した時間tと受光信号の低下量sとの双方を考慮して、「第1の状態」と「第2の状態」とを判別してもよい。
レーザセンサコントローラ72は、上記の検出結果および判別結果を示す結果信号を、検出盤73に送信する。
検出盤73は、レーザセンサコントローラ72から受けた結果信号に基づき、レーザセンサコントローラ72において「第1の状態」と判別された回数をカウントする。そして、当該カウント値を表示部73aに表示させる。例えば、ノズル部30の3本のノズル31,32,33が、全て有機EL液を液柱状に吐出していれば、検出盤73の表示部73aには数値「3」が表示されることとなる。また、ノズル部30のいずれか1つのノズルから有機EL液が液柱状に吐出されていない場合には、検出盤73の表示部73aに表示される数値は「2」となる。
また、検出盤73には、正常時のノズル部30から吐出される有機EL液の液柱の数に相当する数値(ここでは「3」)が予め設定されている。検出盤73は、上記のカウント値が予め設定された数値に達しているかどうかをチェックし、達していない場合には表示部73aに所定の警告表示を行う機能も有している。
このように、検出部70は、有機EL液の液柱38又は液溜まり39を検出し、有機EL液が液柱状に吐出されている「第1の状態」と、有機EL液の液溜まりが形成された「第2の状態」とを判別する。そして、「第1の状態」と判別された回数をカウントし、当該カウント値を表示部73aに表示させる。このため、作業者は、表示部73aに表示された数値を確認することにより、ノズル部30の3本のノズル31,32,33から有機EL液が液柱状に吐出されているか否かを、容易に監視することができる。
なお、レーザセンサコントローラ72および検出盤73による上記の処理は、例えば、レーザセンサコントローラ72および検出盤73の内部に構成された電子回路の電気的処理により実現することができる。また、レーザセンサコントローラ72および検出盤73をコンピュータ装置により構成し、コンピュータの演算処理によりレーザセンサコントローラ72および検出盤73の処理を実現するようにしてもよい。
制御部80は、基板塗布装置1内の各部を動作制御するための処理部である。図8は、制御部80と基板塗布装置1内の各部との間の接続構成を示したブロック図である。図8に示したように、制御部80は、上記のステージ移動機構20、バルブ31d,32d,33d、ノズル移動機構40、待機ポッド50、レーザセンサコントローラ72、および検出盤73と電気的に接続されており、これらの動作を制御する。制御部80は、例えばCPUやメモリを有するコンピュータによって構成され、コンピュータにインストールされたプログラムおよびユーザからの操作入力に従ってコンピュータが動作することにより、上記各部の動作制御を行う。
<2.基板塗布装置の動作>
続いて、上記の基板塗布装置1を使用して基板9の上面に有機EL液を塗布するときの動作について、図9のフローチャートを参照しつつ説明する。
この基板塗布装置1において基板9に対する塗布処理を行うときには、まず、作業者は、ステージ10の上面に基板9を載置する。基板9は、その上面に形成された複数の溝9aが主走査方向を向くように、ステージ10上に載置される。そして、基板塗布装置1の制御部80において作業者が所定のスタート操作を行うと、制御部80による装置各部の動作制御が開始される。
基板塗布装置1のノズル部30は、予め待機ポッド50の上方位置で待機している。上記のスタート操作が行われると、まず、待機ポッド50の3つの開口部51,52,53から各ノズル31,32,33に対する洗浄液の供給と、供給後の洗浄液の吸引とが行われる。これにより、各ノズル31,32,33の吐出孔31a,32a,33aおよびその周囲が洗浄される(ステップS1)。
ノズル31,32,33の洗浄が終了すると、次に、基板塗布装置1は、各ノズル31,32,33からの有機EL液の吐出を開始する(ステップS2)。具体的には、バルブ31d,32d,33dが開放されることより、有機EL液供給源31c,32c,33cから配管31b,32b,33bを介して各ノズル31,32,33へ、赤色用、緑色用、および青色用の有機EL液が供給される。そして、各ノズル31,32,33の吐出孔31a,32a,33aから有機EL液が吐出される。
続いて、基板塗布装置1は、ノズル移動機構40を動作させることにより、ノズル部30を+X側へ移動させる。ノズル部30は、各ノズル31,32,33から有機EL液を吐出しつつ+X側へ移動する。移動途中に吐出された有機EL液は、回収トレイ60やマスク板11の上面に落下して回収される。
ノズル部30が待機ポッド50の上方位置からステージ10の上方位置へ向けて移動する途中に、検出部70は、有機EL液の液柱38又は液溜まり39を検出する。そして、有機EL液が液柱状に吐出されている「第1の状態」と、有機EL液の液溜まりが形成された「第2の状態」とを判別する(ステップS3)。
ここで、ステップS3における処理の詳細な流れを、図10のフローチャートを参照しつつ説明する。ステップS3においては、投光器71aが連続的にレーザ光を出射するとともに、受光器71bがレーザ光を受光して受光信号を出力する(ステップS31)。レーザセンサコントローラ72は、受光器71bから受信した受光信号が低下したことに基づいて、有機EL液の液柱38又は液溜まりを検出する(ステップS32)。また、レーザセンサコントローラ72は、受光信号が低下した時間および受光信号の低下量の少なくとも一方を、予め設定された閾値と比較する。これにより、検出した有機EL液の吐出状態が「第1の状態」であるか「第2の状態」であるかを判別する(ステップS33)。
図9に戻る。検出盤73は、レーザセンサコントローラ72から受けた結果信号に基づき、レーザセンサコントローラ72において「第1の状態」と判別された回数をカウントする(ステップS4)。そして、検出盤73は、カウント値を表示部73aに表示させる。
また、検出盤73は、カウント値が予め設定された数値「3」に達しているかどうかをチェックし(ステップS5)、カウント値が設定値よりも低い場合には(ステップS5においてNo)、制御部80に対して「異常」を示す信号を送信するとともに、表示部73aに警告表示を行う(ステップS6)。この場合には、基板塗布装置1は、ノズル部30の移動を停止させ、作業者による対処を待つ。
一方、上記のステップS4においてカウント値が設定値に達していた場合には(ステップS5においてYes)、検出盤73は、制御部80に対して「正常」を示す信号を送信し、ステップS7以降の基板塗布装置1の動作を継続させる。この場合には、基板塗布装置1は、ノズル31,32,33からの有機EL液の吐出を継続しつつ、ノズル部30を更に+X側に移動させる。これにより、基板9の上面に形成された複数本の溝9aのうち、最も+Y側の3本の溝9a上に有機EL液が塗布される。
基板塗布装置1は、ノズル部30を+X側のマスク板12の上部まで移動させると、次に、3つのノズル31,32,33の塗布幅分(すなわち、溝9aの3列分)だけステージ10および基板9を+Y側に移動させる。そして、引き続きノズル31,32,33から有機EL液を吐出しつつ、ノズル部30を−X側へ移動させる。これにより、基板9上の次の3本の溝9a上に有機EL液が塗布される。
このように、基板塗布装置1は、ノズル部30の+X側への移動、ステージ10の+Y側への移動、及びノズル部30の−X側への移動、を行うことにより、一往復分の(6本の溝9aに対する)塗布処理を行う(ステップS7)。
一往復分の塗布処理の後、制御部80は、基板9上の全ての溝9aに有機EL液を塗布したか否かを判断する(ステップS8)。そして、全ての溝9aに対する有機EL液の塗布が完了していない場合には(ステップS8においてNo)、ノズル部30を検出位置Pの−X側の位置まで移動させ、検出部70による液柱38又は液溜まり39の検出と、その検出信号に基づく判別処理とを行う。そして、「第1の状態」と判別された回数が数値「3」に達していれば、基板9に対して、次の一往復分の塗布処理を行う。すなわち、ステップS8においてNoの場合には、ステップS3に戻り、ステップS3以降の処理を繰り返す。このように、本実施形態では、一往復分の塗布処理を行うたびに、ステップS3の検出・判別処理を行う。
一方、ステップS8において、基板9上の全ての溝9aに有機EL液が塗布されたと判断されると(ステップS8においてYes)、基板塗布装置1は、ノズル移動機構40を更に動作させ、待機ポッド50の上方位置までノズル部30を移動させる。ノズル部30がステージ10の上方位置から待機ポッド50の上方位置に向けて移動する途中に、検出部70は、有機EL液の液柱38又は液溜まり39を検出する。そして、有機EL液が液柱状に吐出されている「第1の状態」と、有機EL液の液溜まりが形成された「第2の状態」とを判別する(ステップS9)。
なお、ステップS9における検出・判別処理の詳細は、図10に示したステップS31〜S33と同等であるため、重複説明を省略する。
その後、検出盤73は、レーザセンサコントローラ72から受けた結果信号に基づき、レーザセンサコントローラ72において「第1の状態」と判別された回数をカウントする(ステップS10)。そして、検出盤73は、カウント値を表示部73aに表示させる。
また、検出盤73は、カウント値が予め設定された数値「3」に達しているかどうかをチェックし(ステップS11)、カウント値が設定値よりも低い場合には(ステップS11においてNo)、制御部80に対して「異常」を示す信号を送信するとともに、表示部73aに警告表示を行う(ステップS6)。
ノズル部30が待機ポッド50の上方位置まで移動すると、作業者は、塗布処理後の基板9をステージ10から取り外す。以上をもって、一枚の基板9に対する有機EL液の塗布処理が終了する。
以上のように、本実施形態の基板塗布装置1は、レーザセンサ71により有機EL液の通過を検出するだけではなく、受光信号の変化に基づいて、有機EL液が液柱状に吐出されている「第1の状態」と、ノズルの吐出孔に液溜まり39が形成されている「第2の状態」とを判別する。このため、正常な状態である「第1の状態」と不正常な状態である「第2の状態」とを区別して認識することができ、不正常な状態での塗布処理を適切に防止することができる。
なお、この基板塗布装置1の各位置におけるノズル部30の移動の速さは、概ね図11のようになっている。図11の横軸は基板塗布装置1内における主走査方向の位置を示しており、図11の縦軸はノズル部30の移動の速さを示している。図11に示したように、検出位置Pにおけるノズル部30の移動の速さは、ステージ10の上方において塗布処理を行っているときのノズル部30の移動の速さよりも小さくなっている。基板塗布装置1は、このようにノズル部30の移動が比較的低速となる検出位置Pにおいて液柱の通過を検出する。このため、より高い精度で液柱の通過を検出することができる。
<3.変形例>
以上、本発明の主たる実施形態について説明したが、本発明は上記の例に限定されるものではない。
例えば、図12に示したように、受光器71bの受光面にスリット71cを有する遮光板71dを取り付け、受光器71bに入射する光束を制限するようにしてもよい。このようにすれば、有機EL液の液柱38又は液溜まり39が検出位置Pを通過したときの、受光器71bにおける受光量の変化の割合を大きくすることができる。このため、有機EL液の液柱38又は液溜まり39が検出位置Pを通過したことを、より高精度に検出することができる。スリット71cの形状は、図12の例に限定されるものではないが、図12のように液柱の移動方向(X軸方向)に幅の細いスリット71cであれば、受光量の変化率をより大きくすることができるため望ましい。
また、基板塗布装置1は、レーザセンサ71から出力された受光信号が低下する時間と、そのときのノズル部30の移動速さとに基づいて、受光信号が低下したときにノズルが移動した距離を算出し、当該距離に基づいて「第1の状態」と「第2の状態」とを判別してもよい。このようにすれば、ノズル部30の移動の速さに関わらず、「第1の状態」と「第2の状態」とをより正確に判別することができる。
また、基板塗布装置1は、受光信号が低下した時刻と、そのときのノズル移動機構40によるノズル部30の位置とに基づいて、有機EL液の吐出状態をノズル毎に特定するようにしてもよい。このようにすれば、「第1の状態」及び「第2の状態」だけではなく、ノズル31(又は32,33)の下方に液柱38も液溜まり39も形成されていない(すなわち、受光信号の低下が生じない)「第3の状態」も、ノズル毎に判別することができる。従って、図13に示したように、検出盤73の表示部73aに、各ノズルがいずれの状態であるかを表示させることも可能となる。
上記の「第3の状態」では、吐出孔31a(又は32a,33a)より上流側において詰まりが発生している可能性が高い。このため、「第3の状態」となったノズルは、待機ポッド50上の洗浄だけで「第1の状態」に回復することは難しい。これに対し、「第2の状態」のノズルは、待機ポッド50上の洗浄で液溜まり39を除去すれば、「第1の状態」に回復する可能性が高い。このため、判別結果に「第2の状態」を含み、かつ「第3の状態」を含まないときには、待機ポッド50上にノズル部30を移動させて、自動的にノズルの洗浄処理を行うようにしてもよい。
なお、「第3の状態」は、レーザセンサ71の受光信号とは別の情報に基づいて判別してもよい。例えば、ノズル部30に接続された配管31b,32b,33bの途中に流量計を取り付け、当該流量計の計測値がほぼ0となった場合に「第3の状態」と判別するようにしてもよい。
また、上記の基板塗布装置1は、透過式のレーザセンサ71を使用していたが、このような透過式のレーザセンサ71に代えて、反射式のレーザセンサを使用してもよい。図14は、反射式のレーザセンサの例を示した図である。図14に示した反射式のレーザセンサ74は、ノズル部30の移動経路の一側方に並列配置された投光器74aと受光器74bとを有している。投光器74a及び受光器74bの高さ位置は、ノズル31,32,33の下端部より僅かに下方の位置とされている。投光器74aは、所定波長のレーザ光を出射する機能を有する。また、受光器74bは、検出対象物において反射したレーザ光を受光して、その受光量に応じた受光信号を出力する機能を有している。
反射型のレーザセンサ74では、有機EL液の液柱38又は液溜まり39が検出位置Pを通過したときに、受光器74bから出力される受光信号の値が増加する。そして、液溜まり39により受光信号が増加する時間や受光信号の増加量は、液柱38により受光信号が増加する時間や受光信号の増加量よりも大きくなる。このため、反射型のレーザセンサ74を使用する場合にも、受光信号が増加した時間および受光信号の増加量の少なくとも一方に基づいて、有機EL液が液柱状に吐出されている「第1の状態」と、ノズルの吐出孔に液溜まり39が形成されている「第2の状態」とを判別することができる。
また、上記の例では、ノズル部30が主走査方向に一往復するたびに、検出部70による検出・判別処理を行っていたが、この検出・判別処理は、他のタイミングで行ってもよい。例えば、基板9に有機EL液を塗布する前と、基板9の全面に有機EL液を塗布した後の2回だけ、検出部70による検出・判別処理を行ってもよい。また、基板9に有機EL液を塗布する前にのみ、検出部70による検出・判別処理を行ってもよい。また、ステージ10の+X側と−X側の2箇所に検出部70を配置し、ステージ10の+X側と−X側との双方において、検出部70による検出・判別処理を行ってもよい。
また、上記の例では、ノズル部30の3つのノズル31,32,33から、赤色用、緑色用、および青色用の有機EL液が吐出されていたが、3つのノズル31,32,33は、同色用の有機EL液を吐出するものであってもよい。また、上記の例では、1つのノズル部30に3つのノズル31,32,33が搭載されていたが、ノズル部30に搭載されるノズルの数は、1つや2つであってもよく、4つ以上であってもよい。
また、上記の例では、基板9の上面に多数本の平行な溝9aが形成されていたが、本発明の基板塗布装置は、このような溝が形成されていない基板に対して塗布処理を行うものであってもよい。
また、上記の基板塗布装置1は、有機EL表示装置の発光層を形成する有機EL材料を基板9の上面に塗布するための装置であったが、本発明の基板塗布装置は、他の塗布液を基板の上面に塗布するものであってもよい。例えば、有機EL表示装置の正孔輸送層を形成する正孔輸送材料を基板の上面に塗布するための装置であってもよい。
1 基板塗布装置
9 基板
10 ステージ
20 ステージ移動機構
30 ノズル部
31,32,33 ノズル
31a,32a,33a 吐出孔
38 液柱
39 液溜まり
40 ノズル移動機構
50 待機ポッド
60 回収トレイ
70 検出部
71,74 レーザセンサ
71a,74a 投光器
71b,74b 受光器
72 レーザセンサコントローラ
73 検出盤
80 制御部
P 検出位置

Claims (9)

  1. 基板に塗布液を塗布する基板塗布装置において、
    基板を載置するステージと、
    塗布液を液柱状に吐出する塗布液ノズルと、
    前記ステージに沿って前記塗布液ノズルを移動させる移動手段と、
    前記塗布液ノズルから吐出される塗布液に光を照射するとともに照射後の光を受光し、その受光量に応じて受光信号を出力するセンサと、
    前記センサから出力された受光信号の変化に基づいて、
    前記塗布液ノズルから塗布液が液柱状に吐出されている第1の状態と、
    前記塗布液ノズルの吐出孔に液溜まりが形成されている第2の状態と、
    を判別する判別手段と、
    を備えることを特徴とする基板塗布装置。
  2. 請求項1に記載の基板塗布装置において、
    前記判別手段は、前記センサから出力された受光信号が変化する時間に基づいて、前記第1の状態と前記第2の状態とを判別することを特徴とする基板塗布装置。
  3. 請求項2に記載の基板塗布装置において、
    前記判別手段は、前記センサから出力された受光信号が変化する時間と、前記塗布液ノズルの移動速さとに基づいて、前記第1の状態と前記第2の状態とを判別することを特徴とする基板塗布装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の基板塗布装置において、
    前記判別手段は、受光信号の変化量に基づいて、前記第1の状態と前記第2の状態とを判別することを特徴とする基板塗布装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の基板塗布装置において、
    前記塗布液ノズルは、その移動方向の位置が異なる複数の吐出孔を有しており、
    前記判別手段は、前記センサから出力された受光信号が示す複数回の変化のそれぞれについて、第1の状態と第2の状態とを判別することを特徴とする基板塗布装置。
  6. 請求項5に記載の基板塗布装置において、
    前記判別手段により第1の状態と判別された回数をカウントするカウント手段と、
    前記カウント手段のカウント値と所定の設定値とを比較し、前記カウント値が前記設定値に満たない場合に警告表示を行う警告手段と、
    を更に備えることを特徴とする基板塗布装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の基板塗布装置において、
    前記センサは、前記ステージの側方に配置され、
    前記センサの検出位置における前記塗布液ノズルの移動速さは、前記ステージの上方における前記塗布液ノズルの移動速さよりも小さいことを特徴とする基板塗布装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の基板塗布装置において、
    前記判別手段は、
    前記第1の状態と、
    前記第2の状態と、
    前記塗布液ノズルの下方に液柱も液溜まりも形成されていない第3の状態と、
    を判別することを特徴とする基板塗布装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の基板塗布装置において、
    前記塗布液ノズルは、有機EL表示装置用の発光物質と所定の溶媒とを混合させた有機EL液、又は、有機EL表示装置の正孔輸送層を形成する正孔輸送材料を、塗布液として吐出することを特徴とする基板塗布装置。
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